JPWO2005104108A1 - 光ディスク装置および光ディスク半導体 - Google Patents

光ディスク装置および光ディスク半導体 Download PDF

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Abstract

中点制御のゲイン及びオフセットを精度良く短時間に調整する光ディスク装置を提供することを目的とする。本発明の光ディスク装置は、半導体レーザ(11)と、集光レンズ(13)と、トラッキングアクチュエータ(15)と、メインTE生成器(20)と、サブTE生成器(21)と、LE生成器(40)と、中点フィルタ(42)と、回路オフセット検出器(50)、迷光オフセット検出器(51)、オフセット補正器(53)と、装置指令器(56)と、オフセット指令器(54)とを備えている。回路オフセット検出器(50)、迷光オフセット検出器(51)、オフセット補正器(53)は、LE生成器(40)からの信号のオフセットを補正する。装置指令器(56)は、装置状態を検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれかで示す信号を出力する。オフセット指令器(54)は、装置指令器(56)からの信号が他の状態から検索動作に切替わるタイミングで回路オフセット補正を行うように指令を与える。

Description

本発明は、記録を行うことのできる円盤状の情報担体(以下光ディスクと呼ぶ)に記録あるいは再生を行う際に、目的トラックへ安定した検索を行う光ディスク装置に関するものである。
従来の光ディスク装置では、信号を再生する場合、比較的弱い一定の光量の光ビームを情報担体である光ディスクの上に照射し、光ディスクによって強弱に変調された反射光を検出して行う。また、信号を記録する場合、記録する信号に応じて光ビームの光量を強弱に変調して光ディスクの上の記録材料膜に情報を書き込む。(例えば特許文献1参照)。
再生専用の光ディスクは、ピットによる情報があらかじめスパイラル状に記録されている。また、記録および再生可能である光ディスクは、スパイラル状の凹凸構造のトラックを有する基材表面に、光学的に記録、再生可能な材料膜を蒸着等の手法で形成して作製される。光ディスクに情報を記録する、または記録された情報を再生するために、光ビームが記録材料膜上で常に所定の収束状態となるように光ディスクの面の法線方向(以下フォーカス方向と呼ぶ)に制御するフォーカス制御、および光ビームが常に所定のトラック上に位置するように光ディスクの半径方向(以下トラッキング方向と呼ぶ)に制御するトラッキング制御が必要となる。
従来の光ディスク装置の動作について図6を参照して説明する。図6において収束照射手段は半導体レーザ11、集光レンズ13である。トラック移動手段はトラッキングアクチュエータ15である。メイントラック誤差検出手段はメインTE生成器20である。サブトラック誤差検出手段はサブTE生成器21である。レンズシフト誤差生成手段はLE生成器40である。中点制御手段は中点フィルタ42、中点ゲイン43である。オフセット補正手段はオフセット補正器53、オフセット検出器52である。オフセット指令手段はオフセット指令器55である。トラック誤差検出手段はTE生成器30である。
光ヘッド10には半導体レーザ11および集光レンズ13、ビームスプリッタ12、フォーカスアクチュエータ14、トラッキングアクチュエータ15、光検出器16が取り付けられている。半導体レーザ11より発生した光ビームはビームスプリッタ12を通過し、集光レンズ13で円盤状の光ディスク1の上に収束される。そこで反射した光ビームは集光レンズ13を再び通過してビームスプリッタ12で反射されて、光検出器16に照射される。集光レンズ13は弾性体(図示せず)で支持されており、フォーカスアクチュエータ14に電流を流すと電磁気力によりフォーカス方向に移動する。トラッキングアクチュエータ15に電流を流すと電磁気力によりトラッキング方向に移動する。光検出器16は検出された各光量信号をメインTE生成器20、サブTE生成器21へ送る。
光ディスク装置のトラッキング誤差検出方法として、プッシュプル(以下、PPと称する)法と呼ばれる1ビーム方式が知られている。この方式は、3ビーム方式に比べて構成が簡単であり、レーザ光量の利用効率が高いために、大きなレーザ出力を必要とする記録可能な光ディスク装置に適している。しかし、集光レンズ13がトラッキング方向にレンズシフトするとトラッキング誤差信号(以下、TE信号と称する)にオフセットを生じるという問題が起こり、オフセット除去のために、高速応答が可能なメカニズムが必要となり、コストアップの原因になっている。
集光レンズ変位時のTE信号のオフセットを低減する改良型PP(以下、APPと称する)法が提案されている(例えば特許文献2参照)。
図7に光検出器16の詳細を示す。光検出器16は、6つの領域に分割され、それぞれの領域において受光した光量に応じた信号を発生する。分割された領域C、Dでは光ディスク1の記録面上で回折しないで反射した0次回折光と、光ディスク1の記録面上のトラック形状によって回折し反射した±1次回折光が重なって干渉を起こす。分割された領域A、Bは光ディスク1の記録面上で回折しないで反射した0次回折光のみを受光する。
PP法では(A+C)−(B+D)という演算でTE信号を求めているため、集光レンズ13のレンズシフトによって光検出器上の光ビームの位置が図7において横方向に変位し、0次回折光がアンバランスになりオフセットが生じていた。
APP法では(C−D)−K(A−B)という演算でTE信号を求めている。メインTE生成器20においてC−Dの演算を行い、サブTE生成器21においてA−Bの演算を行う。メインTE生成器20からの信号はPP法で求めた信号と同様に集光レンズ13のレンズシフトによってオフセットが発生する。サブTE生成器21からの信号にも同様のオフセットが発生する。TE生成器30において、領域A,Bと領域C、Dに入る光量比に応じた混合比をサブTE生成器21からの信号に乗じて、メインTE生成器20から減じることにより、集光レンズ13のレンズシフトによってオフセットを発生しないTE信号を生成することができる。
LE生成器40はサブTE生成器21からの信号に応じてLE信号を生成しオフセット補正器53、オフセット検出器52へ送る。オフセット指令器55は、起動時のオフセット調整を行うタイミングに、立ち上がりエッジの発生する信号をオフセット検出器52へ送る。オフセット検出器52はオフセット指令器55からの信号の立ち上がりエッジを検出するとLE生成器40からの信号を取得して記憶し、その後記憶したレベルをオフセット補正器53へ送りつづける。オフセット補正器53はLE生成器40からの信号とオフセット検出器52からの信号の差分を演算し中点フィルタ42、中点ゲイン調整器80へ送る。中点フィルタ42はオフセット補正器53からの信号が0になるような駆動信号を生成し中点ゲイン43、セレクタ33を介してトラッキングアクチュエータ15へ送る。中点ゲイン調整器80は調整のための駆動信号をセレクタ33を介してトラッキングアクチュエータ15へ送り、その際のオフセット補正器53からの信号を取得してゲイン値を演算し中点ゲイン43へ送る。中点ゲイン43は中点フィルタ42からの信号に対して中点ゲイン調整器80からのゲイン値に基づいて増幅しセレクタ33へ送る。セレクタ33は中点ゲイン43からの信号あるいは中点ゲイン調整器80からの信号を選択してトラッキングアクチュエータ15へ送る。
光ディスク装置では、同一平面状に情報トラックが並んでいるという特徴を生かし、光ビームの焦点を半径方向に移動させ、所望の情報を検索するという、いわゆる高速ランダムアクセスが重要な機能の一つとなっている。高速ランダムアクセスを行う際、光ビームの焦点が横切る情報トラックの本数、いわゆるアクセス本数が数十本程度であれば、光ヘッド10の中の集光レンズ13の移動のみでアクセスを行うことが可能である。しかし、たとえば、数百本以上になると、光ヘッド10の中で集光レンズ13が移動できる範囲以上の光ビームの焦点の移動が必要となり、光ヘッド10そのものを移動させることが必要となる。
光ディスク装置において粗検索動作を行うと、光ヘッド10にかかる加速度によって集光レンズ13が振られてしまい、目的トラック到着後に集光レンズ13がレンズシフトした状態となる。集光レンズ13のレンズシフトが発生しているとアクチュエータ感度が悪化あるいはアクチュエータの発振を励起し、また記録再生信号の劣化等を生じる。そのため、粗検索動作中は集光レンズ13が光ヘッド10に対してレンズシフトしないように、LE生成器40などによってレンズシフト量を検出し、検出した信号が0になるように中点フィルタ42は中点ゲイン43、セレクタ33を介してトラッキングアクチュエータ15を駆動する。この中点制御が安定した粗検索動作、記録再生信号の劣化防止を保証する(例えば特許文献3参照)。
図8を用いて背景技術における中点制御に関するオフセットおよびゲインの補正を説明する。図8(a)に中点ゲイン調整器80からセレクタ33への信号を示し、図8(b)にLE生成器40からの信号を示す。図8において、横軸は時間である。
LE生成器40によって生成された信号には回路等の影響によりオフセットが存在し、信号が0であっても集光レンズ13のレンズシフト量が0であるとは限らない。このオフセット変動を補正するため、まずセレクタ33は中点ゲイン調整器80からの信号を選択しトラッキングアクチュエータ15へ送る。図8のタイミング8Aにおいて中点ゲイン調整器80がセレクタ33を介してトラッキングアクチュエータ15へ送る信号が0である際のLE生成器40からの信号をオフセット検出器52が取得しオフセット補正器53へ送ることでオフセットの補正を行う。
LE生成器40によって生成された信号の検出感度は装置のばらつきによって変化するため、固定ゲインでは中点制御のループゲインを一定に保つことができない。このゲイン変動を補正するため、まずセレクタ33は中点ゲイン調整器80からの信号を選択しトラッキングアクチュエータ15へ送る。図8のタイミング8Bにおいて中点ゲイン調整器80はセレクタ33を介してトラッキングアクチュエータ15へ送る信号が正値である際のLE生成器40からのオフセット補正器53を介して得られる信号を取得する。また、図8のタイミング8Cにおいて中点ゲイン調整器80はセレクタ33を介してトラッキングアクチュエータ15へ送る信号が負値である際のLE生成器40からのオフセット補正器53を介して得られる信号を取得する。中点ゲイン調整器80は得られた2つの測定値によって集光レンズ13のレンズシフトに対するLE生成器40からの信号の検出感度を求め、中点制御のループゲインが所定値になるようなゲイン値を中点ゲイン43へ送ることでゲインの補正を行う。
特開昭52−80802号公報 特願平9−194895号公報 特開1991−292576号公報
光ディスク装置におけるオフセットは光学系に発生する迷光オフセットと回路系に発生する回路オフセットに分類できる。光ディスク1の高転送レート化によって、記録感度を向上するため記録膜の吸収率は上がる傾向にある。その影響で記録膜の反射率が低下し、小さな信号を大きく増幅して扱う必要がある。増幅率の増加によって、オフセットが検出信号に与える影響は大きくなり、特に温度変化による回路オフセット変動の影響が大きくなる。したがって、中点制御においてもLE生成器40からの信号のオフセット補正の高精度化、温度変化追従が要求される。
また、光ディスク1の高密度化が進むにつれて、集光レンズ13のレンズシフトが記録再生信号の劣化に与える影響が大きくなる。この影響を低減するため、より精度のよい中点制御が必要となり、中点制御のオフセット補正、ゲイン補正にも高精度化が要求される。
上記のように補正の高精度化が必要であるが、装置の起動時間をあまり長くするとユーザが記録したい時になかなか記録できなかったり、温度変化追従のための調整に時間がかかり、記録再生信号が途切れたりすることがある。そのため中点制御のオフセット補正、ゲイン補正については短時間で実行できることが要求される。
本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、中点制御のゲイン及びオフセットを精度良く短時間に調整する光ディスク装置を提供することを目的とする。
本発明に係る光ディスク装置では、情報を記録あるいは再生するためのトラックを有する情報担体に光ビームを収束照射する収束照射手段と、収束照射手段によって収束された光ビームをトラックを横切る方向に移動させるトラック移動手段と、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、トラック移動手段がシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号からトラック移動手段のシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、トラック移動手段のシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号のオフセットを補正するオフセット補正手段と、装置状態を検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれかで示す信号を出力する装置状態出力手段と、装置状態出力手段からの信号が他の状態から検索動作に切替わるタイミングで回路オフセット補正を行うようにオフセット補正手段へ指令を与えるオフセット指令手段とを備えたことを特徴とする。
ここで、装置状態出力手段からの信号が他の状態から検索動作に切替わるタイミングとは、例えば、検索動作直前を意味している。
本発明に係る光ディスク装置では、情報を記録あるいは再生するためのトラックを有する情報担体に光ビームを収束照射する収束照射手段と、収束照射手段によって収束された光ビームをトラックを横切る方向に移動させるトラック移動手段と、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、トラック移動手段がシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号からトラック移動手段のシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、トラック移動手段のシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号のオフセットを補正するオフセット補正手段と、装置状態を検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれかで示す信号を出力する装置状態出力手段と、装置状態出力手段からの信号が検索動作から他の状態に切替わるタイミングで回路オフセット補正を行うようにオフセット補正手段へ指令を与えるオフセット指令手段とを備えたことを特徴とする。
ここで、装置状態出力手段からの信号が検索動作から他の状態に切替わるタイミングとは、例えば、検索動作直後を意味している。
本発明に係る光ディスク装置では、情報を記録あるいは再生するためのトラックを有する情報担体に光ビームを収束照射する収束照射手段と、収束照射手段によって収束された光ビームをトラックを横切る方向に移動させるトラック移動手段と、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、トラック移動手段がシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号からトラック移動手段のシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、トラック移動手段のシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号のオフセットを補正するオフセット補正手段と、装置状態を検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれかで示す信号を出力する装置状態出力手段と、装置状態出力手段からの信号が記録動作または再生動作から他の状態に切替わるタイミングで回路オフセット補正を行うようにオフセット補正手段へ指令を与えるオフセット指令手段とを備えたことを特徴とする。
ここで、装置状態出力手段からの信号が記録動作または再生動作から他の状態に切替わるタイミングとは、例えば、記録あるいは再生動作直後を意味している。
本発明に係る光ディスク装置では、オフセット補正手段は、起動時に迷光オフセット値と回路オフセット値の差分を検出してオフセットを補正する迷光補正手段を有することを特徴とする。
本発明に係る光ディスク装置では、オフセット指令手段は、検索本数が所定本数以上である場合にのみ回路オフセット補正を行うように指令を与えることを特徴とする。
本発明に係る光ディスク装置では、オフセット指令手段は、検索本数が所定本数以下である場合にのみ回路オフセット補正を行うように指令を与えることを特徴とする。
本発明に係る光ディスク装置では、収束照射手段によって収束された光ビームの焦点を情報担体の情報面の法線方向に移動させるフォーカス移動手段と、情報担体の各情報面に対する光ビームの焦点の位置ずれに応じた信号を発生するフォーカス誤差検出手段と、フォーカスずれ信号検出手段の信号に応じて、光ビームの焦点が情報担体の情報面を追従するように、フォーカス移動手段への駆動を発生するフォーカス制御手段と、回路オフセット調整時にフォーカス制御手段をホールドするフォーカスホールド手段とをさらに備えたことを特徴とする。
本発明に係る光ディスク装置では、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号に基づいて光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、トラック誤差検出手段からの出力に基づいてトラック移動手段を駆動し、情報担体のトラックを正しく走査するように制御するトラッキング制御手段と、回路オフセット調整時にトラッキング制御手段をホールドするトラックホールド手段とをさらに備えたことを特徴とする。
本発明に係る光ディスク装置では、情報を記録あるいは再生するためのトラックを有する情報担体に光ビームを収束照射する収束照射手段と、収束照射手段によって収束された光ビームをトラックを横切る方向に移動させるトラック移動手段と、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、トラック移動手段がシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段が用いる信号の総和を検出するメイン光量検出手段と、サブトラック誤差検出手段が用いる信号の総和を検出するサブ光量検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号からトラック移動手段のシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、トラック移動手段のシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、メイン光量検出手段からの信号とサブ光量検出手段からの信号のレベル比を検出する光量比検出手段と、光量比検出手段からの信号に基づいて中点制御のゲインを演算するゲイン演算手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る光ディスク装置では、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号に基づいて光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、トラック誤差検出手段からの出力に基づいてトラック移動手段を駆動し、情報担体のトラックを正しく走査するように制御するトラッキング制御手段と、トラッキング制御手段の帯域が所定値になるようにトラッキング制御手段のゲインを調整するトラッキング制御ゲイン調整手段と、トラッキング制御ゲイン調整手段が求めたゲインを中点制御のゲインに反映するゲイン反映手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る光ディスク装置では、情報を記録あるいは再生するためのトラックを有する情報担体に光ビームを収束照射する収束照射手段と、収束照射手段によって収束された光ビームをトラックを横切る方向に移動させるトラック移動手段と、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、トラック移動手段がシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号からトラック移動手段のシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、トラック移動手段のシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号がトラック移動手段のシフト量に応じて変化するDC成分を検出するメイントラック誤差調査手段と、メイントラック誤差調査手段からの信号に基づいて中点制御のゲインを演算するゲイン演算手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る光ディスク装置では、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号に基づいて光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、トラック移動手段をシフトさせ、トラック誤差検出手段からの信号のDCレベルを測定してメモリに蓄えることでトラック移動手段のシフト量に応じて出力信号が変化しないようなメイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号の混合比を調整するトラック誤差混合比調整手段とをさらに備え、メイントラック誤差調査手段は、トラック誤差混合比調整手段が蓄えたメモリ内容に応じてメイントラック誤差検出手段からの信号がトラック移動手段のシフト量に応じて変化するDC成分を検出することを特徴とする。
本発明に係る光ディスク装置では、メイントラック誤差調査手段は、測定した点から1次直線近似式を求めることでメイントラック誤差検出手段からの信号がトラック移動手段のシフト量に応じて変化するDC成分を検出することを特徴とする。
本発明に係る光ディスク装置では、メイントラック誤差調査手段は、混合比の小さい2点における測定結果から直線を求めることでメイントラック誤差検出手段からの信号がトラック移動手段のシフト量に応じて変化するDC成分を検出することを特徴とする。
本発明に係る光ディスク装置では、メイントラック誤差検出手段からの信号の変動に応じて中点制御のゲインを補正するゲイン光量補正手段をさらに備えたことを特徴とする。
本発明に係る光ディスク半導体では、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、光ビームが光ヘッド内でシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号から光ビームの光ヘッド内でのシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、光ビームの光ヘッド内でのシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号のオフセットを補正するオフセット補正手段と、装置状態を検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれかで示す信号が他の状態から検索動作に切替わるタイミングで回路オフセット補正を行うようにオフセット補正手段へ指令を与えるオフセット指令手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る光ディスク半導体では、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、光ビームが光ヘッド内でシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号から光ビームが光ヘッド内でのシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、光ビームが光ヘッド内でのシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号のオフセットを補正するオフセット補正手段と、装置状態を検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれかで示す信号が検索動作から他の状態に切替わるタイミングで回路オフセット補正を行うようにオフセット補正手段へ指令を与えるオフセット指令手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る光ディスク半導体では、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、光ビームが光ヘッド内でシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号から光ビームが光ヘッド内でのシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、光ビームが光ヘッド内でのシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号のオフセットを補正するオフセット補正手段と、装置状態を検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれかで示す信号が記録動作または再生動作から他の状態に切替わるタイミングで回路オフセット補正を行うようにオフセット補正手段へ指令を与えるオフセット指令手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る光ディスク半導体では、オフセット補正手段は、起動時に迷光オフセット値と回路オフセット値の差分を検出してオフセットを補正する迷光補正手段を有することを特徴とする。
本発明に係る光ディスク半導体では、オフセット指令手段は、検索本数が所定本数以上である場合にのみ回路オフセット補正を行うように指令を与えることを特徴とする。
本発明に係る光ディスク半導体では、オフセット指令手段は、検索本数が所定本数以下である場合にのみ回路オフセット補正を行うように指令を与えることを特徴とする。
本発明に係る光ディスク半導体では、情報担体の各情報面に対する光ビームの焦点の位置ずれに応じた信号を発生するフォーカス誤差検出手段と、フォーカスずれ信号検出手段の信号に応じて、光ビームの焦点が情報担体の情報面を追従するように、光ビームの収束状態を変化させる駆動を発生するフォーカス制御手段と、回路オフセット調整時にフォーカス制御手段をホールドするフォーカスホールド手段とをさらに備えたことを特徴とする。
本発明に係る光ディスク半導体では、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号とに基づいて光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、トラック誤差検出手段からの出力に基づいて光ビームの焦点を情報担体の面と平行に駆動し、情報担体のトラックを正しく走査するように制御するトラッキング制御手段と、回路オフセット調整時にトラッキング制御手段をホールドするトラックホールド手段とをさらに備えたことを特徴とする。
本発明に係る光ディスク半導体では、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、光ビームが光ヘッド内でシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段が用いる信号の総和を検出するメイン光量検出手段と、サブトラック誤差検出手段が用いる信号の総和を検出するサブ光量検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号から光ビームの光ヘッド内でのシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、光ビームの光ヘッド内でのシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、メイン光量検出手段からの信号とサブ光量検出手段からの信号のレベル比を検出する光量比検出手段と、光量比検出手段からの信号に基づいて中点制御のゲインを演算するゲイン演算手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る光ディスク半導体では、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号に基づいて光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、トラック誤差検出手段からの出力に基づいて光ビームの焦点を情報担体の面と平行に駆動し、情報担体のトラックを正しく走査するように制御するトラッキング制御手段と、トラッキング制御手段の帯域が所定値になるようにトラッキング制御手段のゲインを調整するトラッキング制御ゲイン調整手段と、トラッキング制御ゲイン調整手段が求めたゲインを中点制御のゲインに反映するゲイン反映手段とをさらに備えたことを特徴とする。
本発明に係る光ディスク半導体では、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、光ビームが光ヘッド内でシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号から光ビームの光ヘッド内でのシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、光ビー厶の光ヘッド内でのシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号がシフト量に応じて変化するDC成分を検出するメイントラック誤差調査手段と、メイントラック誤差調査手段からの信号に基づいて中点制御のゲインを演算するゲイン演算手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る光ディスク半導体では、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号とに基づいて光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、光ビームを情報担体の面に平行にシフトさせ、トラック誤差検出手段からの信号のDCレベルを測定してメモリに蓄えることで光ビームのシフト量に応じて出力信号が変化しないようなメイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号の混合比を調整するトラック誤差混合比調整手段とをさらに備え、メイントラック誤差調査手段は、トラック誤差混合比調整手段が蓄えたメモリ内容に応じてメイントラック誤差検出手段からの信号がシフト量に応じて変化するDC成分を検出することを特徴とする。
本発明に係る光ディスク半導体では、メイントラック誤差調査手段は、測定した点から1次直線近似式を求めることでメイントラック誤差検出手段からの信号がシフト量に応じて変化するDC成分を検出することを特徴とする。
本発明に係る光ディスク半導体では、メイントラック誤差調査手段は混合比の小さい2点における測定結果から直線を求めることでメイントラック誤差検出手段からの信号がシフト量に応じて変化するDC成分を検出することを特徴とする。
本発明に係る光ディスク半導体では、メイントラック誤差検出手段からの信号の変動に応じて中点制御のゲインを補正するゲイン光量補正手段をさらに備えたことを特徴とする。
本発明に係る光ディスク装置では、情報を記録あるいは再生するためのトラックを有する情報担体に光ビームを収束照射する収束照射手段と、収束照射手段によって収束された光ビームをトラックを横切る方向に移動させるトラック移動手段と、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、トラック移動手段がシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号からトラック移動手段のシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、トラック移動手段のシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号のオフセットを補正するオフセット補正手段と、装置状態を検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれかで示す信号を出力する装置状態出力手段と、装置状態出力手段からの信号が他の状態から検索動作に切替わるタイミングで回路オフセット補正を行うようにオフセット補正手段へ指令を与えるオフセット指令手段とを備えたので、回路オフセットの変動を抑制することができる。
本発明に係る光ディスク装置では、情報を記録あるいは再生するためのトラックを有する情報担体に光ビームを収束照射する収束照射手段と、収束照射手段によって収束された光ビームをトラックを横切る方向に移動させるトラック移動手段と、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、トラック移動手段がシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号からトラック移動手段のシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、トラック移動手段のシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号のオフセットを補正するオフセット補正手段と、装置状態を検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれかで示す信号を出力する装置状態出力手段と、装置状態出力手段からの信号が検索動作から他の状態に切替わるタイミングで回路オフセット補正を行うようにオフセット補正手段へ指令を与えるオフセット指令手段とを備えたので、回路オフセットの変動を抑制することができる。
本発明に係る光ディスク装置では、情報を記録あるいは再生するためのトラックを有する情報担体に光ビームを収束照射する収束照射手段と、収束照射手段によって収束された光ビームをトラックを横切る方向に移動させるトラック移動手段と、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、トラック移動手段がシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号からトラック移動手段のシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、トラック移動手段のシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号のオフセットを補正するオフセット補正手段と、装置状態を検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれかで示す信号を出力する装置状態出力手段と、装置状態出力手段からの信号が記録動作または再生動作から他の状態に切替わるタイミングで回路オフセット補正を行うようにオフセット補正手段へ指令を与えるオフセット指令手段とを備えたので、回路オフセットの変動を抑制することができる。
本発明に係る光ディスク装置では、オフセット補正手段は、起動時に迷光オフセット値と回路オフセット値の差分を検出してオフセットを補正する迷光補正手段を有するので、迷光によるオフセットが大きい場合の補正ずれを抑制することができる。
本発明に係る光ディスク装置では、オフセット指令手段は、検索本数が所定本数以上である場合にのみ回路オフセット補正を行うように指令を与えるので、調整時間を含めた検索時の期待値を低減することができる。
本発明に係る光ディスク装置では、オフセット指令手段は、検索本数が所定本数以下である場合にのみ回路オフセット補正を行うように指令を与えるので、調整時間を含めた検索時間の最大値を低減することができる。
本発明に係る光ディスク装置では、収束照射手段によって収束された光ビームの焦点を情報担体の情報面の法線方向に移動させるフォーカス移動手段と、情報担体の各情報面に対する光ビームの焦点の位置ずれに応じた信号を発生するフォーカス誤差検出手段と、フォーカスずれ信号検出手段の信号に応じて、光ビームの焦点が情報担体の情報面を追従するように、フォーカス移動手段への駆動を発生するフォーカス制御手段と、回路オフセット調整時にフォーカス制御手段をホールドするフォーカスホールド手段とをさらに備えたので、フォーカス制御の再引込時間を短縮し短時間で回路オフセット調整を行うことができる。
本発明に係る光ディスク装置では、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号に基づいて光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、トラック誤差検出手段からの出力に基づいてトラック移動手段を駆動し、情報担体のトラックを正しく走査するように制御するトラッキング制御手段と、回路オフセット調整時にトラッキング制御手段をホールドするトラックホールド手段とをさらに備えたので、トラッキング制御の再引込時間を短縮し短時間で回路オフセット調整を行うことができる。
本発明に係る光ディスク装置では、情報を記録あるいは再生するためのトラックを有する情報担体に光ビームを収束照射する収束照射手段と、収束照射手段によって収束された光ビームをトラックを横切る方向に移動させるトラック移動手段と、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、トラック移動手段がシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段が用いる信号の総和を検出するメイン光量検出手段と、サブトラック誤差検出手段が用いる信号の総和を検出するサブ光量検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号からトラック移動手段のシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、トラック移動手段のシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、メイン光量検出手段からの信号とサブ光量検出手段からの信号のレベル比を検出する光量比検出手段と、光量比検出手段からの信号に基づいて中点制御のゲインを演算するゲイン演算手段とを備えたので、測定時にレンズシフトすることなく短時間で中点制御ゲインを得ることができる。
本発明に係る光ディスク装置では、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号に基づいて光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、トラック誤差検出手段からの出力に基づいてトラック移動手段を駆動し、情報担体のトラックを正しく走査するように制御するトラッキング制御手段と、トラッキング制御手段の帯域が所定値になるようにトラッキング制御手段のゲインを調整するトラッキング制御ゲイン調整手段と、トラッキング制御ゲイン調整手段が求めたゲインを中点制御のゲインに反映するゲイン反映手段とを備えたので、駆動系ばらつき等に対応した中点制御ゲインを測定することなく得ることができる。
本発明に係る光ディスク装置では、情報を記録あるいは再生するためのトラックを有する情報担体に光ビームを収束照射する収束照射手段と、収束照射手段によって収束された光ビームをトラックを横切る方向に移動させるトラック移動手段と、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、トラック移動手段がシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号からトラック移動手段のシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、トラック移動手段のシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号がトラック移動手段のシフト量に応じて変化するDC成分を検出するメイントラック誤差調査手段と、メイントラック誤差調査手段からの信号に基づいて中点制御のゲインを演算するゲイン演算手段とを備えたので、LEのレンズシフト特性を個別に測定することなく中点制御ゲインを得ることができる。
本発明に係る光ディスク装置では、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号に基づいて光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、トラック移動手段をシフトさせ、トラック誤差検出手段からの信号のDCレベルを測定してメモリに蓄えることでトラック移動手段のシフト量に応じて出力信号が変化しないようなメイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号の混合比を調整するトラック誤差混合比調整手段とをさらに備え、メイントラック誤差調査手段は、トラック誤差混合比調整手段が蓄えたメモリ内容に応じてメイントラック誤差検出手段からの信号がトラック移動手段のシフト量に応じて変化するDC成分を検出するので、LEのレンズシフト特性を個別に測定することなく中点制御ゲインを得ることができる。
本発明に係る光ディスク装置では、メイントラック誤差調査手段は、測定した点から1次直線近似式を求めることでメイントラック誤差検出手段からの信号がトラック移動手段のシフト量に応じて変化するDC成分を検出するので、複数点から精度の良いゲイン推定を行うことができる。
本発明に係る光ディスク装置では、メイントラック誤差調査手段は、混合比の小さい2点における測定結果から直線を求めることでメイントラック誤差検出手段からの信号がトラック移動手段のシフト量に応じて変化するDC成分を検出するので、直線性の低い特性であっても精度の良いゲイン推定を行うことができる。
本発明に係る光ディスク装置では、メイントラック誤差検出手段からの信号の変動に応じて中点制御のゲインを補正するゲイン光量補正手段とをさらに備えたので、シンプルなAGCシステムを構成できる。
本発明に係る光ディスク半導体では、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、光ビームが光ヘッド内でシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号から光ビームの光ヘッド内でのシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、光ビームの光ヘッド内でのシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号のオフセットを補正するオフセット補正手段と、装置状態を検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれかで示す信号が他の状態から検索動作に切替わるタイミングで回路オフセット補正を行うようにオフセット補正手段へ指令を与えるオフセット指令手段とを備えたので、回路オフセットの変動を抑制することができる。
本発明に係る光ディスク半導体では、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、光ビームが光ヘッド内でシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号から光ビームの光ヘッド内でのシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、光ビームの光ヘッド内でのシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号のオフセットを補正するオフセット補正手段と、装置状態を検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれかで示す信号が検索動作から他の状態に切替わるタイミングで回路オフセット補正を行うようにオフセット補正手段へ指令を与えるオフセット指令手段とを備えたので、回路オフセットの変動を抑制することができる。
本発明に係る光ディスク半導体では、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、光ビームが光ヘッド内でシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号から光ビームが光ヘッド内でのシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、光ビームが光ヘッド内でのシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号のオフセットを補正するオフセット補正手段と、装置状態を検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれかで示す信号が記録動作または再生動作から他の状態に切替わるタイミングで回路オフセット補正を行うようにオフセット補正手段へ指令を与えるオフセット指令手段とを備えたので、回路オフセットの変動を抑制することができる。
本発明に係る光ディスク半導体では、オフセット補正手段は起動時に迷光オフセット値と回路オフセット値の差分を検出してオフセットを補正する迷光補正手段を有するので、迷光によるオフセットが大きい場合の補正ずれを抑制することができる。
本発明に係る光ディスク半導体では、オフセット指令手段は、検索本数が所定本数以上である場合にのみ回路オフセット補正を行うように指令を与えるので、調整時間を含めた検索時の期待値を低減することができる。
本発明に係る光ディスク半導体では、オフセット指令手段は、検索本数が所定本数以下である場合にのみ回路オフセット補正を行うように指令を与えるので、調整時間を含めた検索時間の最大値を低減することができる。
本発明に係る光ディスク半導体では、情報担体の各情報面に対する光ビームの焦点の位置ずれに応じた信号を発生するフォーカス誤差検出手段と、フォーカスずれ信号検出手段の信号に応じて、光ビームの焦点が情報担体の情報面を追従するように、光ビームの収束状態を変化させる駆動を発生するフォーカス制御手段と、回路オフセット調整時にフォーカス制御手段をホールドするフォーカスホールド手段とをさらに備えたので、フォーカス制御の再引込時間を短縮し短時間で回路オフセット調整を行うことができる。
本発明に係る光ディスク半導体では、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号とに基づいて光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、トラック誤差検出手段からの出力に基づいて光ビームの焦点を情報担体の面と平行に駆動し、情報担体のトラックを正しく走査するように制御するトラッキング制御手段と、回路オフセット調整時にトラッキング制御手段をホールドするトラックホールド手段とをさらに備えたので、トラッキング制御の再引込時間を短縮し短時間で回路オフセット調整を行うことができる。
本発明に係る光ディスク半導体では、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、光ビームが光ヘッド内でシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段が用いる信号の総和を検出するメイン光量検出手段と、サブトラック誤差検出手段が用いる信号の総和を検出するサブ光量検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号から光ビームの光ヘッド内でのシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、光ビームの光ヘッド内でのシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、メイン光量検出手段からの信号とサブ光量検出手段からの信号のレベル比を検出する光量比検出手段と、光量比検出手段からの信号に基づいて中点制御のゲインを演算するゲイン演算手段とを備えたので、測定時にレンズシフトすることなく短時間で中点制御ゲインを得ることができる。
本発明に係る光ディスク半導体では、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号に基づいて光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、トラック誤差検出手段からの出力に基づいて光ビームの焦点を情報担体の面と平行に駆動し、情報担体のトラックを正しく走査するように制御するトラッキング制御手段と、トラッキング制御手段の帯域が所定値になるようにトラッキング制御手段のゲインを調整するトラッキング制御ゲイン調整手段と、トラッキング制御ゲイン調整手段が求めたゲインを中点制御のゲインに反映するゲイン反映手段とをさらに備えたので、駆動系ばらつき等に対応した中点制御ゲインを測定することなく得ることができる。
本発明に係る光ディスク半導体では、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、光ビームが光ヘッド内でシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号から光ビームの光ヘッド内でのシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、光ビームの光ヘッド内でのシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号がシフト量に応じて変化するDC成分を検出するメイントラック誤差調査手段と、メイントラック誤差調査手段からの信号に基づいて中点制御のゲインを演算するゲイン演算手段とを備えたので、LEのレンズシフト特性を個別に測定することなく中点制御ゲインを得ることができる。
本発明に係る光ディスク半導体では、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号とに基づいて光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、光ビームを情報担体の面に平行にシフトさせ、トラック誤差検出手段からの信号のDCレベルを測定してメモリに蓄えることで光ビームのシフト量に応じて出力信号が変化しないようなメイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号の混合比を調整するトラック誤差混合比調整手段とをさらに備え、メイントラック誤差調査手段は、トラック誤差混合比調整手段が蓄えたメモリ内容に応じてメイントラック誤差検出手段からの信号がシフト量に応じて変化するDC成分を検出するので、LEのレンズシフト特性を個別に測定することなく中点制御ゲインを得ることができる。
本発明に係る光ディスク半導体では、メイントラック誤差調査手段は、測定した点から1次直線近似式を求めることでメイントラック誤差検出手段からの信号がシフト量に応じて変化するDC成分を検出するので、複数点から精度の良いゲイン推定を行うことができる。
本発明に係る光ディスク半導体では、メイントラック誤差調査手段は、混合比の小さい2点における測定結果から直線を求めることでメイントラック誤差検出手段からの信号がシフト量に応じて変化するDC成分を検出するので、直線性の低い特性であっても精度の良いゲイン推定を行うことができる。
本発明に係る光ディスク半導体では、メイントラック誤差検出手段からの信号の変動に応じて中点制御のゲインを補正するゲイン光量補正手段をさらに備えたので、シンプルなAGCシステムを構成できる。
実施の形態1の構成を示すブロック図 (a)実施の形態1におけるオフセット指令器から半導体レーザへの信号の出力の一例を示す図(b)実施の形態1におけるLE生成器からの信号の出力の一例を示す図(c)実施の形態1における回路オフセット検出器からの信号の出力の一例を示す図 実施の形態2の構成を示すブロック図 実施の形態3の構成を示すブロック図 実施の形態3における混合比調整器が測定、および特性推定器が推定するTE信号の特性を示す図 背景技術の構成を示すブロック図 背景技術における光検出器の詳細を示す図 (a)背景技術における中点ゲイン調整器からセレクタへの信号の出力の一例を示す図(b)背景技術におけるLE生成器からの信号の出力の一例を示す図
符号の説明
1 光ディスク
10 光ヘッド
11 半導体レーザ
12 ビームスプリッタ
13 集光レンズ
14 フォーカスアクチュエータ
15 トラッキングアクチュエータ
16 光検出器
20 メインTE生成器
21 サブTE生成器
30 TE生成器
31 Tkフィルタ
32 Tkゲイン
33 セレクタ
40 LE生成器
41 LEゲイン
42 中点フィルタ
43 中点ゲイン
50 回路オフセット検出器
51 迷光オフセット検出器
52 オフセット検出器
53 オフセット補正器
54 オフセット指令器
55 オフセット指令器
56 装置指令器
60 メインAS生成器
61 サブAS生成器
62 比検出器
63 ゲイン演算器
64 ゲイン反映器
70 混合比調整器
71 メモリ
72 特性推定器
73 ゲイン演算器
80 中点ゲイン調整器
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態1である光ディスク装置のブロック図を図1に示す。図1において背景技術である図6の構成要素と同じものには同一の番号を付して説明を省略する。オフセット補正手段は回路オフセット検出器50、迷光オフセット検出器51、オフセット補正器53である。オフセット指令手段はオフセット指令器54である。迷光補正手段は迷光オフセット検出器51である。装置状態出力手段は装置指令器56である。
LE生成器40はオフセット補正器53、回路オフセット検出器50、迷光オフセット検出器51へ信号を送る。装置指令器56は装置状態に応じて検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれを示す信号をオフセット指令器54へ送る。オフセット指令器54は回路オフセット調整を行うタイミングに半導体レーザ11に消光指令を送り、立ち上がりエッジの発生する信号を回路オフセット検出器50へ送る。また、オフセット指令器54は迷光オフセット調整を行うタイミングに立ち上がりエッジの発生する信号を迷光オフセット検出器51へ送る。回路オフセット検出器50はオフセット指令器54からの信号の立ち上がりエッジを検出するとLE生成器40からの信号を取得して記憶し、その後記憶したレベルをオフセット補正器53、迷光オフセット検出器51へ送りつづける。迷光オフセット検出器51はオフセット指令器54からの信号の立ち上がりエッジを検出するとLE生成器40からの信号と回路オフセット検出器50からの信号の差分を取得して記憶し、その後記憶したレベルをオフセット補正器53へ送りつづける。
図2を用いて実施の形態1における中点制御に関するオフセットの補正を説明する。図2(a)にオフセット指令器54から半導体レーザ11への信号を示し、図2(b)にLE生成器40からの信号を示し、図2(c)に回路オフセット検出器50からの信号を示す。図2において、横軸は時間である。半導体レーザ11はオフセット指令器54からの信号がHであるときに点灯し、Lであるときに消灯する。図2のタイミング2Aにおいて半導体レーザ11が消灯時にLE生成器40からの信号を回路オフセット検出器50が取得し、オフセット補正器53へ送ることで回路分のオフセットの補正を行う。図2のタイミング2Bにおいて半導体レーザ11が点灯時にLE生成器40からの信号を迷光オフセット検出器51が取得し、回路オフセット検出器50が先ほど取得した回路分のオフセットを減算し、オフセット補正器53へ送ることで迷光分のオフセットの補正を行う。オフセット補正器53がLE生成器40からの信号に対して回路分、迷光分のオフセット和を除去することでオフセット補正が実現できる。図2(b)に示すように補正実行後、温度変化によって回路分のオフセットが変化する。装置指令器56からの信号が検索動作へ切替わる図2のタイミング2Cにおいて半導体レーザ11を短時間消灯し、その間にLE生成器40からの信号を回路オフセット検出器50が取得しオフセット補正器53へ送ることで回路分のオフセットの温度変化にも対応することができる。
このようにして、LE生成器40からの信号のオフセットを回路分、迷光分に切り分けて、実際に中点制御を行う粗検索動作の直前に温度変化の大きい回路分を補正しなおすことで、精度のよい中点制御を実現することができる。また、半導体レーザ11の消光時間を短縮し、短時間に回路分のオフセット温度変化を補正することができる。
なお、本実施の形態1では粗検索動作直前に回路オフセット調整を実行するとしたが、検索本数が所定本数以上である場合にのみ回路オフセット調整を実行してもよい。あるいは、検索本数が所定本数以下である場合にのみ回路オフセット調整を実行してもよい。また、本実施の形態1ではサブTE生成器21のみから集光レンズ13のレンズシフト量を示す信号をLE生成B40において生成していたが、メインTE生成器20からの信号とサブTE生成器21からの信号の両方を用いて生成してもよい。また、半導体レーザ11を消灯する際にフォーカス制御、トラッキング制御をホールドすることで制御再引込を行う時間を短縮することができる。
また、装置指令器56が検索動作を示す信号を出力してから実際に検索動作が開始するまでの間に回路オフセット調整を行うとしたが、回路オフセット調整終了前に並行して検索動作を行ってもよい。すなわち、回路オフセット調整は、装置指令器56からの信号が他の状態から検索動作を示す状態に切り替わるタイミングで行われてもよいし、検索動作を示す状態から他の状態に切り替わるタイミングで行われてもよい。さらに、装置指令器56からの信号が記録動作または再生動作から他の状態に切替わるタイミングで行われてもよい。以上のようなタイミングで回路オフセット調整を行うことで、温度変化が回路オフセットに与える影響を適切なタイミングで補正することが可能となる。
(実施の形態2)
本実施の形態2である光ディスク装置のブロック図を図3に示す。図3において背景技術である図6の構成要素と同じものには同一の番号を付して説明を省略する。中点制御手段は中点フィルタ42、LEゲイン41、中点ゲイン43である。メイン光量検出手段はメインAS生成器60である。サブ光量検出手段はサブAS生成器61である。ゲイン演算手段はゲイン演算器63である。光量比検出手段は比検出器62である。トラッキング制御手段はTkフィルタ31、Tkゲイン32である。ゲイン反映手段はゲイン反映器64である。
メインAS生成器60はメインTE生成器20が使用する光検出器16からの信号の総和を演算し比検出器62へ送る。サブAS生成器61はサブTE生成器21が使用する光検出器16からの信号の総和を演算し比検出器62へ送る。比検出器62はメインAS生成器60からの信号とサブAS生成器61からの信号との比を演算し、ゲイン演算器63へ送る。ゲイン演算器63は比検出器62からの比情報に基づいてゲイン値を演算し、LEゲイン41へ送る。LEゲイン41はLE生成器40からの信号をゲイン演算器63からのゲイン値に基づいて増幅し中点フィルタ42へ送る。TE生成器30はTkフィルタ31へ信号を送る。Tkフィルタ31はTE生成器30からの信号が0になるような駆動信号を生成し、Tkゲイン32、セレクタ33を介してトラッキングアクチュエータ15へ送る。Tkゲイン32はTkフィルタ31からの信号を増幅してセレクタ33へ送る。また、Tkゲイン32はそのゲイン値をゲイン反映器64へ送る。ゲイン反映器64はTkゲイン32からのゲイン値を取得し中点ゲイン43へ送る。中点ゲイン43は中点フィルタ42からの信号を、ゲイン反映器64からのゲイン値に基づいて増幅し、セレクタ33へ送る。セレクタ33は中点ゲイン43からの信号あるいはTkゲイン32からの信号を選択してトラッキングアクチュエータ15へ送る。
実施の形態2における中点制御に関するゲインの補正を説明する。図7で示すように光ビームが光検出器16での焦点の上下端を用いるため焦点の大きさや光検出器16の分割線の位置ずれによってサブTE生成器21で用いる光量は変化する。サブTE生成器21からの信号をLE生成40で用いているため、サブTE生成器21で用いた光量の大きさによってLE生成器40からの信号の検出感度は変化する。メインTE生成器20で用いる光量とサブTE生成器21で用いる光量の比を求めるため比検出器62はメインAS生成器60からの信号に対するサブAS生成器61からの信号の割合を演算する。ゲイン演算器63は、メインAS生成器60からの信号に対するサブAS生成器61からの信号の割合が1倍である場合の設計ゲインを予め有し、設計ゲインに比検出器62からの割合を乗じたゲイン値を演算する。こうして求めた光量の比に応じたゲインをゲイン演算器63がLEゲイン41に送ることで、このゲインばらつきを補正することができる。
また、トラッキングアクチュエータ15の感度ばらつきによって同じ駆動信号に対する集光レンズ13のレンズシフト量は変化する。中点制御はトラッキング制御と同じトラッキングアクチュエータ15を用いるため、トラッキング制御で用いるゲイン値をゲイン反映器64が中点ゲイン43に送ることで、このゲインばらつきを補正することができる。
このようにして、中点制御のゲインばらつきを光量分、アクチュエータ分に切り分けて補正することでゲイン補正することができる。また、光量ばらつきの測定は和信号の比を測定するのみなので、メインTE生成器20からの信号のようにDC成分とAC成分との両方を有するのではなく、DC成分のみを有する。このため測定時間を短縮することができる。またアクチュエータばらつきの補正はトラッキング制御のゲインを流用することで補正のための測定を一切行わず短時間で補正を実行することができる。
なお、本実施の形態2ではサブTE生成器21のみから集光レンズ13のレンズシフト量を示す信号をLE生成器40において生成していたが、メインTE生成器20からの信号とサブTE生成器21からの信号との両方を用いて生成してもよい。また、本実施の形態2では起動時に中点制御ゲインを補正しているが、メインAS生成器60からの信号の変化に応じてリアルタイムにLEゲイン41を補正してもよい。
(実施の形態3)
本実施の形態3である光ディスク装置のブロック図を図4に示す。図4において背景技術である図6の構成要素と同じものには同一の番号を付して説明を省略する。レンズシフト誤差生成手段はLE生成器40である。トラック誤差混合比調整手段は混合比調整器70、メモリ71である。メイントラック誤差調査手段は特性推定器72である。ゲイン演算手段はゲイン演算器73である。
TE生成器30は混合比調整器70からの混合比を用いてTE信号を生成し混合比調整器70へ送る。混合比調整器70は調整のための駆動信号をセレクタ33を介してトラッキングアクチュエータ15へ送り、TE生成器30へいくつか混合比を送る度にTE生成器30からの信号を取得してメモリ71に蓄え、それら測定結果から最適な混合比を演算しTE生成器30、LEゲイン41へ送る。LEゲイン41はLE生成器40からの信号を混合比調整器70からの混合比に基づいて増幅し、中点フィルタ42へ送る。特性推定器72はメモリ71に蓄えられた測定点に基づいて、メインTE生成器20からの信号において集光レンズ13のレンズシフトにより発生するオフセット量を推定し、ゲイン演算器73へ送る。ゲイン演算器73は特性推定器72からの情報に基づいてゲイン値を演算し中点ゲイン43へ送る。中点ゲイン43は中点フィルタ42からの信号をゲイン演算器73からのゲイン値に基づいて増幅し、セレクタ33へ送る。セレクタ33は中点ゲイン43からの信号あるいは混合比調整器70からの信号を選択してトラッキングアクチュエータ15へ送る。
図5を用いて実施の形態3における中点制御に関するゲインの補正を説明する。図5は混合比調整器70が測定するTE生成器30からの信号のDCレベルであり、白丸が測定点を示し2重丸は混合比最適点を示し、黒丸は特性推定器72が推定するメインTE生成器20からの信号における焦点レンズがレンズシフトした際のDCレベル推定値を示す。横軸は混合比であり縦軸はTE信号のDCレベルである。図7で示すように光ビームが光検出器16での焦点の上下端を用いるため焦点の大きさや光検出器16の分割線の位置ずれによってサブTE生成器21で用いる光量は変化する。サブTE生成器21からの信号をLE生成器40で用いているため、サブTE生成器21で用いた光量の大きさによって検出感度は変化する。混合比調整器70はセレクタ33を介してトラッキングアクチュエータ15へ正値の信号を送り、図5に示すように混合比毎のTE生成器30からの信号のDCレベルを測定する。また、混合比調整器70はセレクタ33を介してトラッキングアクチュエータ15へ負値の信号を送り、図5に示すように混合比毎のTE生成器30からの信号のDCレベルを測定する。レンズシフト毎に測定値を1次近似して得られた2本の直線の交わる点が最適な混合比となる。混合比調整器70はこの最適な混合比をTE生成器30、LEゲイン41に送る。この調整によってメインTE生成器20で用いる光量とサブTE生成器21で用いる光量の比を求めたこととなり、LEゲイン41によって光量によるLE生成器40からの信号の検出感度のばらつきを補正することができる。
光量以外にもトラッキングアクチュエータ15の感度等のばらつきによって中点制御のゲインは変動する。特性推定器72はメモリ71に蓄えられた混合比調整器70の測定点から1次近似を行うことで、メインTE生成器20からの信号に集光レンズ13のレンズシフトにより発生するオフセット量を図5の黒丸にあるように推定する。この2つの黒丸の差が集光レンズ13が混合比調整時にレンズシフトした量に対するメインTE生成器20からの信号のDC変動量であり、LEゲイン41からの信号に集光レンズ13のレンズシフトにより発生するオフセットの特性はメインTE生成器20からの信号と同等となる。中点制御のルーブゲインが所定値になるように、ゲイン演算器73はメインTE生成器20からの信号に集光レンズ13のレンズシフトにより発生するオフセットが1である場合の設計ゲインを予め有し、設計ゲインを特性推定器72によって推定されたオフセットに乗じたゲインを演算し、中点ゲイン43に送る。
このようにして、メインTE生成器20からの信号とサブTE生成器21からの信号との特性比とメインTE生成器20からの信号の特性とを切り分けて補正することでゲイン補正することができる。また、混合比調整器70はTE生成器30の調整に必須なものであり、中点制御のために測定を追加することはなく短時間で補正を実行することができる。
なお、本実施の形態3では、LE生成器40において、サブTE生成器21のみから集光レンズ13のレンズシフト量を示す信号を生成していたが、メインTE生成器20からの信号とサブTE生成器21からの信号との両方を用いて生成してもよい。また、本実施の形態3では特性推定器72はメモリ71の測定点から1次近似で直線を求めていたが、混合比の小さい2点を結ぶ直線を求めてもよい。
(その他)
また、上記実施形態で図を用いて説明した光ディスク装置において、各ブロックは、LSIなどの半導体装置により個別に1チップ化されても良いし、一部又は全部を含むように1チップ化されても良い。
具体的には、図1、図3、図4において、光ディスク1および光ヘッド10以外の各ブロックは、個別に1チップ化されても良いし、一部又は全部を含むように1チップ化されても良い。
なお、ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用しても良い。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。
本発明は、記録を行うことのできる円盤状の情報担体(以下光ディスクと呼ぶ)に記録あるいは再生を行う際に、目的トラックへ安定した検索を行う光ディスク装置に利用可能である。
本発明は、記録を行うことのできる円盤状の情報担体(以下光ディスクと呼ぶ)に記録あるいは再生を行う際に、目的トラックへ安定した検索を行う光ディスク装置に関するものである。
従来の光ディスク装置では、信号を再生する場合、比較的弱い一定の光量の光ビームを情報担体である光ディスクの上に照射し、光ディスクによって強弱に変調された反射光を検出して行う。また、信号を記録する場合、記録する信号に応じて光ビームの光量を強弱に変調して光ディスクの上の記録材料膜に情報を書き込む。(例えば特許文献1参照)。
再生専用の光ディスクは、ピットによる情報があらかじめスパイラル状に記録されている。また、記録および再生可能である光ディスクは、スパイラル状の凹凸構造のトラックを有する基材表面に、光学的に記録、再生可能な材料膜を蒸着等の手法で形成して作製される。光ディスクに情報を記録する、または記録された情報を再生するために、光ビームが記録材料膜上で常に所定の収束状態となるように光ディスクの面の法線方向(以下フォーカス方向と呼ぶ)に制御するフォーカス制御、および光ビームが常に所定のトラック上に位置するように光ディスクの半径方向(以下トラッキング方向と呼ぶ)に制御するトラッキング制御が必要となる。
従来の光ディスク装置の動作について図6を参照して説明する。図6において収束照射手段は半導体レーザ11、集光レンズ13である。トラック移動手段はトラッキングアクチュエータ15である。メイントラック誤差検出手段はメインTE生成器20である。サブトラック誤差検出手段はサブTE生成器21である。レンズシフト誤差生成手段はLE生成器40である。中点制御手段は中点フィルタ42、中点ゲイン43である。オフセット補正手段はオフセット補正器53、オフセット検出器52である。オフセット指令手段はオフセット指令器55である。トラック誤差検出手段はTE生成器30である。
光ヘッド10には半導体レーザ11および集光レンズ13、ビームスプリッタ12、フォーカスアクチュエータ14、トラッキングアクチュエータ15、光検出器16が取り付けられている。半導体レーザ11より発生した光ビームはビームスプリッタ12を通過し、集光レンズ13で円盤状の光ディスク1の上に収束される。そこで反射した光ビームは集光レンズ13を再び通過してビームスプリッタ12で反射されて、光検出器16に照射される。集光レンズ13は弾性体(図示せず)で支持されており、フォーカスアクチュエータ14に電流を流すと電磁気力によりフォーカス方向に移動する。トラッキングアクチュエータ15に電流を流すと電磁気力によりトラッキング方向に移動する。光検出器16は検出された各光量信号をメインTE生成器20、サブTE生成器21へ送る。
光ディスク装置のトラッキング誤差検出方法として、プッシュプル(以下、PPと称する)法と呼ばれる1ビーム方式が知られている。この方式は、3ビーム方式に比べて構成が簡単であり、レーザ光量の利用効率が高いために、大きなレーザ出力を必要とする記録可能な光ディスク装置に適している。しかし、集光レンズ13がトラッキング方向にレンズシフトするとトラッキング誤差信号(以下、TE信号と称する)にオフセットを生じるという問題が起こり、オフセット除去のために、高速応答が可能なメカニズムが必要となり、コストアップの原因になっている。
集光レンズ変位時のTE信号のオフセットを低減する改良型PP(以下、APPと称する)法が提案されている(例えば特許文献2参照)。
図7に光検出器16の詳細を示す。光検出器16は、6つの領域に分割され、それぞれの領域において受光した光量に応じた信号を発生する。分割された領域C、Dでは光ディスク1の記録面上で回折しないで反射した0次回折光と、光ディスク1の記録面上のトラック形状によって回折し反射した±1次回折光が重なって干渉を起こす。分割された領域A、Bは光ディスク1の記録面上で回折しないで反射した0次回折光のみを受光する。
PP法では(A+C)−(B+D)という演算でTE信号を求めているため、集光レンズ13のレンズシフトによって光検出器上の光ビームの位置が図7において横方向に変位し、0次回折光がアンバランスになりオフセットが生じていた。
APP法では(C−D)−K(A−B)という演算でTE信号を求めている。メインTE生成器20においてC−Dの演算を行い、サブTE生成器21においてA−Bの演算を行う。メインTE生成器20からの信号はPP法で求めた信号と同様に集光レンズ13のレンズシフトによってオフセットが発生する。サブTE生成器21からの信号にも同様のオフセットが発生する。TE生成器30において、領域A,Bと領域C、Dに入る光量比に応じた混合比をサブTE生成器21からの信号に乗じて、メインTE生成器20から減じることにより、集光レンズ13のレンズシフトによってオフセットを発生しないTE信号を生成することができる。
LE生成器40はサブTE生成器21からの信号に応じてLE信号を生成しオフセット補正器53、オフセット検出器52へ送る。オフセット指令器55は、起動時のオフセット調整を行うタイミングに、立ち上がりエッジの発生する信号をオフセット検出器52へ送る。オフセット検出器52はオフセット指令器55からの信号の立ち上がりエッジを検出するとLE生成器40からの信号を取得して記憶し、その後記憶したレベルをオフセット補正器53へ送りつづける。オフセット補正器53はLE生成器40からの信号とオフセット検出器52からの信号の差分を演算し中点フィルタ42、中点ゲイン調整器80へ送る。中点フィルタ42はオフセット補正器53からの信号が0になるような駆動信号を生成し中点ゲイン43、セレクタ33を介してトラッキングアクチュエータ15へ送る。中点ゲイン調整器80は調整のための駆動信号をセレクタ33を介してトラッキングアクチュエータ15へ送り、その際のオフセット補正器53からの信号を取得してゲイン値を演算し中点ゲイン43へ送る。中点ゲイン43は中点フィルタ42からの信号に対して中点ゲイン調整器80からのゲイン値に基づいて増幅しセレクタ33へ送る。セレクタ33は中点ゲイン43からの信号あるいは中点ゲイン調整器80からの信号を選択してトラッキングアクチュエータ15へ送る。
光ディスク装置では、同一平面状に情報トラックが並んでいるという特徴を生かし、光ビームの焦点を半径方向に移動させ、所望の情報を検索するという、いわゆる高速ランダムアクセスが重要な機能の一つとなっている。高速ランダムアクセスを行う際、光ビームの焦点が横切る情報トラックの本数、いわゆるアクセス本数が数十本程度であれば、光ヘッド10の中の集光レンズ13の移動のみでアクセスを行うことが可能である。しかし、たとえば、数百本以上になると、光ヘッド10の中で集光レンズ13が移動できる範囲以上の光ビームの焦点の移動が必要となり、光ヘッド10そのものを移動させることが必要となる。
光ディスク装置において粗検索動作を行うと、光ヘッド10にかかる加速度によって集光レンズ13が振られてしまい、目的トラック到着後に集光レンズ13がレンズシフトした状態となる。集光レンズ13のレンズシフトが発生しているとアクチュエータ感度が悪化あるいはアクチュエータの発振を励起し、また記録再生信号の劣化等を生じる。そのため、粗検索動作中は集光レンズ13が光ヘッド10に対してレンズシフトしないように、LE生成器40などによってレンズシフト量を検出し、検出した信号が0になるように中点フィルタ42は中点ゲイン43、セレクタ33を介してトラッキングアクチュエータ15を駆動する。この中点制御が安定した粗検索動作、記録再生信号の劣化防止を保証する(例えば特許文献3参照)。
図8を用いて背景技術における中点制御に関するオフセットおよびゲインの補正を説明する。図8(a)に中点ゲイン調整器80からセレクタ33への信号を示し、図8(b)にLE生成器40からの信号を示す。図8において、横軸は時間である。
LE生成器40によって生成された信号には回路等の影響によりオフセットが存在し、信号が0であっても集光レンズ13のレンズシフト量が0であるとは限らない。このオフセット変動を補正するため、まずセレクタ33は中点ゲイン調整器80からの信号を選択しトラッキングアクチュエータ15へ送る。図8のタイミング8Aにおいて中点ゲイン調整器80がセレクタ33を介してトラッキングアクチュエータ15へ送る信号が0である際のLE生成器40からの信号をオフセット検出器52が取得しオフセット補正器53へ送ることでオフセットの補正を行う。
LE生成器40によって生成された信号の検出感度は装置のばらつきによって変化するため、固定ゲインでは中点制御のループゲインを一定に保つことができない。このゲイン変動を補正するため、まずセレクタ33は中点ゲイン調整器80からの信号を選択しトラッキングアクチュエータ15へ送る。図8のタイミング8Bにおいて中点ゲイン調整器80はセレクタ33を介してトラッキングアクチュエータ15へ送る信号が正値である際のLE生成器40からのオフセット補正器53を介して得られる信号を取得する。また、図8のタイミング8Cにおいて中点ゲイン調整器80はセレクタ33を介してトラッキングアクチュエータ15へ送る信号が負値である際のLE生成器40からのオフセット補正器53を介して得られる信号を取得する。中点ゲイン調整器80は得られた2つの測定値によって集光レンズ13のレンズシフトに対するLE生成器40からの信号の検出感度を求め、中点制御のループゲインが所定値になるようなゲイン値を中点ゲイン43へ送ることでゲインの補正を行う。
特開昭52−80802号公報 特願平9−194895号公報 特開1991−292576号公報
(発明が解決しようとする課題)
光ディスク装置におけるオフセットは光学系に発生する迷光オフセットと回路系に発生する回路オフセットに分類できる。光ディスク1の高転送レート化によって、記録感度を向上するため記録膜の吸収率は上がる傾向にある。その影響で記録膜の反射率が低下し、小さな信号を大きく増幅して扱う必要がある。増幅率の増加によって、オフセットが検出信号に与える影響は大きくなり、特に温度変化による回路オフセット変動の影響が大きくなる。したがって、中点制御においてもLE生成器40からの信号のオフセット補正の高精度化、温度変化追従が要求される。
また、光ディスク1の高密度化が進むにつれて、集光レンズ13のレンズシフトが記録再生信号の劣化に与える影響が大きくなる。この影響を低減するため、より精度のよい中点制御が必要となり、中点制御のオフセット補正、ゲイン補正にも高精度化が要求される。
上記のように補正の高精度化が必要であるが、装置の起動時間をあまり長くするとユーザが記録したい時になかなか記録できなかったり、温度変化追従のための調整に時間がかかり、記録再生信号が途切れたりすることがある。そのため中点制御のオフセット補正、ゲイン補正については短時間で実行できることが要求される。
本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、中点制御のゲイン及びオフセットを精度良く短時間に調整する光ディスク装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
本発明に係る光ディスク装置では、情報を記録あるいは再生するためのトラックを有する情報担体に光ビームを収束照射する収束照射手段と、収束照射手段によって収束された光ビームをトラックを横切る方向に移動させるトラック移動手段と、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、トラック移動手段がシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号からトラック移動手段のシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、トラック移動手段のシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号のオフセットを補正するオフセット補正手段と、装置状態を検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれかで示す信号を出力する装置状態出力手段と、装置状態出力手段からの信号が他の状態から検索動作に切替わるタイミングで回路オフセット補正を行うようにオフセット補正手段へ指令を与えるオフセット指令手段とを備えたことを特徴とする。
ここで、装置状態出力手段からの信号が他の状態から検索動作に切替わるタイミングとは、例えば、検索動作直前を意味している。
本発明に係る光ディスク装置では、情報を記録あるいは再生するためのトラックを有する情報担体に光ビームを収束照射する収束照射手段と、収束照射手段によって収束された光ビームをトラックを横切る方向に移動させるトラック移動手段と、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、トラック移動手段がシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号からトラック移動手段のシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、トラック移動手段のシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号のオフセットを補正するオフセット補正手段と、装置状態を検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれかで示す信号を出力する装置状態出力手段と、装置状態出力手段からの信号が検索動作から他の状態に切替わるタイミングで回路オフセット補正を行うようにオフセット補正手段へ指令を与えるオフセット指令手段とを備えたことを特徴とする。
ここで、装置状態出力手段からの信号が検索動作から他の状態に切替わるタイミングとは、例えば、検索動作直後を意味している。
本発明に係る光ディスク装置では、情報を記録あるいは再生するためのトラックを有する情報担体に光ビームを収束照射する収束照射手段と、収束照射手段によって収束された光ビームをトラックを横切る方向に移動させるトラック移動手段と、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、トラック移動手段がシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号からトラック移動手段のシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、トラック移動手段のシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号のオフセットを補正するオフセット補正手段と、装置状態を検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれかで示す信号を出力する装置状態出力手段と、装置状態出力手段からの信号が記録動作または再生動作から他の状態に切替わるタイミングで回路オフセット補正を行うようにオフセット補正手段へ指令を与えるオフセット指令手段とを備えたことを特徴とする。
ここで、装置状態出力手段からの信号が記録動作または再生動作から他の状態に切替わるタイミングとは、例えば、記録あるいは再生動作直後を意味している。
本発明に係る光ディスク装置では、オフセット補正手段は、起動時に迷光オフセット値と回路オフセット値の差分を検出してオフセットを補正する迷光補正手段を有することを特徴とする。
本発明に係る光ディスク装置では、オフセット指令手段は、検索本数が所定本数以上である場合にのみ回路オフセット補正を行うように指令を与えることを特徴とする。
本発明に係る光ディスク装置では、オフセット指令手段は、検索本数が所定本数以下である場合にのみ回路オフセット補正を行うように指令を与えることを特徴とする。
本発明に係る光ディスク装置では、収束照射手段によって収束された光ビームの焦点を情報担体の情報面の法線方向に移動させるフォーカス移動手段と、情報担体の各情報面に対する光ビームの焦点の位置ずれに応じた信号を発生するフォーカス誤差検出手段と、フォーカスずれ信号検出手段の信号に応じて、光ビームの焦点が情報担体の情報面を追従するように、フォーカス移動手段への駆動を発生するフォーカス制御手段と、回路オフセット調整時にフォーカス制御手段をホールドするフォーカスホールド手段とをさらに備えたことを特徴とする。
本発明に係る光ディスク装置では、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号に基づいて光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、トラック誤差検出手段からの出力に基づいてトラック移動手段を駆動し、情報担体のトラックを正しく走査するように制御するトラッキング制御手段と、回路オフセット調整時にトラッキング制御手段をホールドするトラックホールド手段とをさらに備えたことを特徴とする。
本発明に係る光ディスク装置では、情報を記録あるいは再生するためのトラックを有する情報担体に光ビームを収束照射する収束照射手段と、収束照射手段によって収束された光ビームをトラックを横切る方向に移動させるトラック移動手段と、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、トラック移動手段がシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段が用いる信号の総和を検出するメイン光量検出手段と、サブトラック誤差検出手段が用いる信号の総和を検出するサブ光量検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号からトラック移動手段のシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、トラック移動手段のシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、メイン光量検出手段からの信号とサブ光量検出手段からの信号のレベル比を検出する光量比検出手段と、光量比検出手段からの信号に基づいて中点制御のゲインを演算するゲイン演算手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る光ディスク装置では、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号に基づいて光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、トラック誤差検出手段からの出力に基づいてトラック移動手段を駆動し、情報担体のトラックを正しく走査するように制御するトラッキング制御手段と、トラッキング制御手段の帯域が所定値になるようにトラッキング制御手段のゲインを調整するトラッキング制御ゲイン調整手段と、トラッキング制御ゲイン調整手段が求めたゲインを中点制御のゲインに反映するゲイン反映手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る光ディスク装置では、情報を記録あるいは再生するためのトラックを有する情報担体に光ビームを収束照射する収束照射手段と、収束照射手段によって収束された光ビームをトラックを横切る方向に移動させるトラック移動手段と、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、トラック移動手段がシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号からトラック移動手段のシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、トラック移動手段のシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号がトラック移動手段のシフト量に応じて変化するDC成分を検出するメイントラック誤差調査手段と、メイントラック誤差調査手段からの信号に基づいて中点制御のゲインを演算するゲイン演算手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る光ディスク装置では、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号に基づいて光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、トラック移動手段をシフトさせ、トラック誤差検出手段からの信号のDCレベルを測定してメモリに蓄えることでトラック移動手段のシフト量に応じて出力信号が変化しないようなメイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号の混合比を調整するトラック誤差混合比調整手段とをさらに備え、メイントラック誤差調査手段は、トラック誤差混合比調整手段が蓄えたメモリ内容に応じてメイントラック誤差検出手段からの信号がトラック移動手段のシフト量に応じて変化するDC成分を検出することを特徴とする。
本発明に係る光ディスク装置では、メイントラック誤差調査手段は、測定した点から1次直線近似式を求めることでメイントラック誤差検出手段からの信号がトラック移動手段のシフト量に応じて変化するDC成分を検出することを特徴とする。
本発明に係る光ディスク装置では、メイントラック誤差調査手段は、混合比の小さい2点における測定結果から直線を求めることでメイントラック誤差検出手段からの信号がトラック移動手段のシフト量に応じて変化するDC成分を検出することを特徴とする。
本発明に係る光ディスク装置では、メイントラック誤差検出手段からの信号の変動に応じて中点制御のゲインを補正するゲイン光量補正手段をさらに備えたことを特徴とする。
本発明に係る光ディスク半導体では、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、光ビームが光ヘッド内でシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号から光ビームの光ヘッド内でのシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、光ビームの光ヘッド内でのシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号のオフセットを補正するオフセット補正手段と、装置状態を検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれかで示す信号が他の状態から検索動作に切替わるタイミングで回路オフセット補正を行うようにオフセット補正手段へ指令を与えるオフセット指令手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る光ディスク半導体では、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、光ビームが光ヘッド内でシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号から光ビームが光ヘッド内でのシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、光ビームが光ヘッド内でのシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号のオフセットを補正するオフセット補正手段と、装置状態を検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれかで示す信号が検索動作から他の状態に切替わるタイミングで回路オフセット補正を行うようにオフセット補正手段へ指令を与えるオフセット指令手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る光ディスク半導体では、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、光ビームが光ヘッド内でシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号から光ビームが光ヘッド内でのシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、光ビームが光ヘッド内でのシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号のオフセットを補正するオフセット補正手段と、装置状態を検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれかで示す信号が記録動作または再生動作から他の状態に切替わるタイミングで回路オフセット補正を行うようにオフセット補正手段へ指令を与えるオフセット指令手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る光ディスク半導体では、オフセット補正手段は、起動時に迷光オフセット値と回路オフセット値の差分を検出してオフセットを補正する迷光補正手段を有することを特徴とする。
本発明に係る光ディスク半導体では、オフセット指令手段は、検索本数が所定本数以上である場合にのみ回路オフセット補正を行うように指令を与えることを特徴とする。
本発明に係る光ディスク半導体では、オフセット指令手段は、検索本数が所定本数以下である場合にのみ回路オフセット補正を行うように指令を与えることを特徴とする。
本発明に係る光ディスク半導体では、情報担体の各情報面に対する光ビームの焦点の位置ずれに応じた信号を発生するフォーカス誤差検出手段と、フォーカスずれ信号検出手段の信号に応じて、光ビームの焦点が情報担体の情報面を追従するように、光ビームの収束状態を変化させる駆動を発生するフォーカス制御手段と、回路オフセット調整時にフォーカス制御手段をホールドするフォーカスホールド手段とをさらに備えたことを特徴とする。
本発明に係る光ディスク半導体では、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号とに基づいて光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、トラック誤差検出手段からの出力に基づいて光ビームの焦点を情報担体の面と平行に駆動し、情報担体のトラックを正しく走査するように制御するトラッキング制御手段と、回路オフセット調整時にトラッキング制御手段をホールドするトラックホールド手段とをさらに備えたことを特徴とする。
本発明に係る光ディスク半導体では、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、光ビームが光ヘッド内でシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段が用いる信号の総和を検出するメイン光量検出手段と、サブトラック誤差検出手段が用いる信号の総和を検出するサブ光量検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号から光ビームの光ヘッド内でのシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、光ビームの光ヘッド内でのシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、メイン光量検出手段からの信号とサブ光量検出手段からの信号のレベル比を検出する光量比検出手段と、光量比検出手段からの信号に基づいて中点制御のゲインを演算するゲイン演算手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る光ディスク半導体では、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号に基づいて光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、トラック誤差検出手段からの出力に基づいて光ビームの焦点を情報担体の面と平行に駆動し、情報担体のトラックを正しく走査するように制御するトラッキング制御手段と、トラッキング制御手段の帯域が所定値になるようにトラッキング制御手段のゲインを調整するトラッキング制御ゲイン調整手段と、トラッキング制御ゲイン調整手段が求めたゲインを中点制御のゲインに反映するゲイン反映手段とをさらに備えたことを特徴とする。
本発明に係る光ディスク半導体では、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、光ビームが光ヘッド内でシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号から光ビームの光ヘッド内でのシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、光ビームの光ヘッド内でのシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号がシフト量に応じて変化するDC成分を検出するメイントラック誤差調査手段と、メイントラック誤差調査手段からの信号に基づいて中点制御のゲインを演算するゲイン演算手段とを備えたことを特徴とする。
本発明に係る光ディスク半導体では、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号とに基づいて光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、光ビームを情報担体の面に平行にシフトさせ、トラック誤差検出手段からの信号のDCレベルを測定してメモリに蓄えることで光ビームのシフト量に応じて出力信号が変化しないようなメイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号の混合比を調整するトラック誤差混合比調整手段とをさらに備え、メイントラック誤差調査手段は、トラック誤差混合比調整手段が蓄えたメモリ内容に応じてメイントラック誤差検出手段からの信号がシフト量に応じて変化するDC成分を検出することを特徴とする。
本発明に係る光ディスク半導体では、メイントラック誤差調査手段は、測定した点から1次直線近似式を求めることでメイントラック誤差検出手段からの信号がシフト量に応じて変化するDC成分を検出することを特徴とする。
本発明に係る光ディスク半導体では、メイントラック誤差調査手段は混合比の小さい2点における測定結果から直線を求めることでメイントラック誤差検出手段からの信号がシフト量に応じて変化するDC成分を検出することを特徴とする。
本発明に係る光ディスク半導体では、メイントラック誤差検出手段からの信号の変動に応じて中点制御のゲインを補正するゲイン光量補正手段をさらに備えたことを特徴とする。
(発明の効果)
本発明に係る光ディスク装置では、情報を記録あるいは再生するためのトラックを有する情報担体に光ビームを収束照射する収束照射手段と、収束照射手段によって収束された光ビームをトラックを横切る方向に移動させるトラック移動手段と、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、トラック移動手段がシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号からトラック移動手段のシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、トラック移動手段のシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号のオフセットを補正するオフセット補正手段と、装置状態を検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれかで示す信号を出力する装置状態出力手段と、装置状態出力手段からの信号が他の状態から検索動作に切替わるタイミングで回路オフセット補正を行うようにオフセット補正手段へ指令を与えるオフセット指令手段とを備えたので、回路オフセットの変動を抑制することができる。
本発明に係る光ディスク装置では、情報を記録あるいは再生するためのトラックを有する情報担体に光ビームを収束照射する収束照射手段と、収束照射手段によって収束された光ビームをトラックを横切る方向に移動させるトラック移動手段と、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、トラック移動手段がシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号からトラック移動手段のシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、トラック移動手段のシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号のオフセットを補正するオフセット補正手段と、装置状態を検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれかで示す信号を出力する装置状態出力手段と、装置状態出力手段からの信号が検索動作から他の状態に切替わるタイミングで回路オフセット補正を行うようにオフセット補正手段へ指令を与えるオフセット指令手段とを備えたので、回路オフセットの変動を抑制することができる。
本発明に係る光ディスク装置では、情報を記録あるいは再生するためのトラックを有する情報担体に光ビームを収束照射する収束照射手段と、収束照射手段によって収束された光ビームをトラックを横切る方向に移動させるトラック移動手段と、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、トラック移動手段がシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号からトラック移動手段のシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、トラック移動手段のシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号のオフセットを補正するオフセット補正手段と、装置状態を検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれかで示す信号を出力する装置状態出力手段と、装置状態出力手段からの信号が記録動作または再生動作から他の状態に切替わるタイミングで回路オフセット補正を行うようにオフセット補正手段へ指令を与えるオフセット指令手段とを備えたので、回路オフセットの変動を抑制することができる。
本発明に係る光ディスク装置では、オフセット補正手段は、起動時に迷光オフセット値と回路オフセット値の差分を検出してオフセットを補正する迷光補正手段を有するので、迷光によるオフセットが大きい場合の補正ずれを抑制することができる。
本発明に係る光ディスク装置では、オフセット指令手段は、検索本数が所定本数以上である場合にのみ回路オフセット補正を行うように指令を与えるので、調整時間を含めた検索時の期待値を低減することができる。
本発明に係る光ディスク装置では、オフセット指令手段は、検索本数が所定本数以下である場合にのみ回路オフセット補正を行うように指令を与えるので、調整時間を含めた検索時間の最大値を低減することができる。
本発明に係る光ディスク装置では、収束照射手段によって収束された光ビームの焦点を情報担体の情報面の法線方向に移動させるフォーカス移動手段と、情報担体の各情報面に対する光ビームの焦点の位置ずれに応じた信号を発生するフォーカス誤差検出手段と、フォーカスずれ信号検出手段の信号に応じて、光ビームの焦点が情報担体の情報面を追従するように、フォーカス移動手段への駆動を発生するフォーカス制御手段と、回路オフセット調整時にフォーカス制御手段をホールドするフォーカスホールド手段とをさらに備えたので、フォーカス制御の再引込時間を短縮し短時間で回路オフセット調整を行うことができる。
本発明に係る光ディスク装置では、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号に基づいて光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、トラック誤差検出手段からの出力に基づいてトラック移動手段を駆動し、情報担体のトラックを正しく走査するように制御するトラッキング制御手段と、回路オフセット調整時にトラッキング制御手段をホールドするトラックホールド手段とをさらに備えたので、トラッキング制御の再引込時間を短縮し短時間で回路オフセット調整を行うことができる。
本発明に係る光ディスク装置では、情報を記録あるいは再生するためのトラックを有する情報担体に光ビームを収束照射する収束照射手段と、収束照射手段によって収束された光ビームをトラックを横切る方向に移動させるトラック移動手段と、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、トラック移動手段がシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段が用いる信号の総和を検出するメイン光量検出手段と、サブトラック誤差検出手段が用いる信号の総和を検出するサブ光量検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号からトラック移動手段のシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、トラック移動手段のシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、メイン光量検出手段からの信号とサブ光量検出手段からの信号のレベル比を検出する光量比検出手段と、光量比検出手段からの信号に基づいて中点制御のゲインを演算するゲイン演算手段とを備えたので、測定時にレンズシフトすることなく短時間で中点制御ゲインを得ることができる。
本発明に係る光ディスク装置では、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号に基づいて光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、トラック誤差検出手段からの出力に基づいてトラック移動手段を駆動し、情報担体のトラックを正しく走査するように制御するトラッキング制御手段と、トラッキング制御手段の帯域が所定値になるようにトラッキング制御手段のゲインを調整するトラッキング制御ゲイン調整手段と、トラッキング制御ゲイン調整手段が求めたゲインを中点制御のゲインに反映するゲイン反映手段とを備えたので、駆動系ばらつき等に対応した中点制御ゲインを測定することなく得ることができる。
本発明に係る光ディスク装置では、情報を記録あるいは再生するためのトラックを有する情報担体に光ビームを収束照射する収束照射手段と、収束照射手段によって収束された光ビームをトラックを横切る方向に移動させるトラック移動手段と、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、トラック移動手段がシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号からトラック移動手段のシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、トラック移動手段のシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号がトラック移動手段のシフト量に応じて変化するDC成分を検出するメイントラック誤差調査手段と、メイントラック誤差調査手段からの信号に基づいて中点制御のゲインを演算するゲイン演算手段とを備えたので、LEのレンズシフト特性を個別に測定することなく中点制御ゲインを得ることができる。
本発明に係る光ディスク装置では、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号に基づいて光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、トラック移動手段をシフトさせ、トラック誤差検出手段からの信号のDCレベルを測定してメモリに蓄えることでトラック移動手段のシフト量に応じて出力信号が変化しないようなメイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号の混合比を調整するトラック誤差混合比調整手段とをさらに備え、メイントラック誤差調査手段は、トラック誤差混合比調整手段が蓄えたメモリ内容に応じてメイントラック誤差検出手段からの信号がトラック移動手段のシフト量に応じて変化するDC成分を検出するので、LEのレンズシフト特性を個別に測定することなく中点制御ゲインを得ることができる。
本発明に係る光ディスク装置では、メイントラック誤差調査手段は、測定した点から1次直線近似式を求めることでメイントラック誤差検出手段からの信号がトラック移動手段のシフト量に応じて変化するDC成分を検出するので、複数点から精度の良いゲイン推定を行うことができる。
本発明に係る光ディスク装置では、メイントラック誤差調査手段は、混合比の小さい2点における測定結果から直線を求めることでメイントラック誤差検出手段からの信号がトラック移動手段のシフト量に応じて変化するDC成分を検出するので、直線性の低い特性であっても精度の良いゲイン推定を行うことができる。
本発明に係る光ディスク装置では、メイントラック誤差検出手段からの信号の変動に応じて中点制御のゲインを補正するゲイン光量補正手段とをさらに備えたので、シンプルなAGCシステムを構成できる。
本発明に係る光ディスク半導体では、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、光ビームが光ヘッド内でシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号から光ビームの光ヘッド内でのシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、光ビームの光ヘッド内でのシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号のオフセットを補正するオフセット補正手段と、装置状態を検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれかで示す信号が他の状態から検索動作に切替わるタイミングで回路オフセット補正を行うようにオフセット補正手段へ指令を与えるオフセット指令手段とを備えたので、回路オフセットの変動を抑制することができる。
本発明に係る光ディスク半導体では、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、光ビームが光ヘッド内でシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号から光ビームの光ヘッド内でのシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、光ビームの光ヘッド内でのシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号のオフセットを補正するオフセット補正手段と、装置状態を検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれかで示す信号が検索動作から他の状態に切替わるタイミングで回路オフセット補正を行うようにオフセット補正手段へ指令を与えるオフセット指令手段とを備えたので、回路オフセットの変動を抑制することができる。
本発明に係る光ディスク半導体では、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、光ビームが光ヘッド内でシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号から光ビームが光ヘッド内でのシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、光ビームが光ヘッド内でのシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号のオフセットを補正するオフセット補正手段と、装置状態を検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれかで示す信号が記録動作または再生動作から他の状態に切替わるタイミングで回路オフセット補正を行うようにオフセット補正手段へ指令を与えるオフセット指令手段とを備えたので、回路オフセットの変動を抑制することができる。
本発明に係る光ディスク半導体では、オフセット補正手段は起動時に迷光オフセット値と回路オフセット値の差分を検出してオフセットを補正する迷光補正手段を有するので、迷光によるオフセットが大きい場合の補正ずれを抑制することができる。
本発明に係る光ディスク半導体では、オフセット指令手段は、検索本数が所定本数以上である場合にのみ回路オフセット補正を行うように指令を与えるので、調整時間を含めた検索時の期待値を低減することができる。
本発明に係る光ディスク半導体では、オフセット指令手段は、検索本数が所定本数以下である場合にのみ回路オフセット補正を行うように指令を与えるので、調整時間を含めた検索時間の最大値を低減することができる。
本発明に係る光ディスク半導体では、情報担体の各情報面に対する光ビームの焦点の位置ずれに応じた信号を発生するフォーカス誤差検出手段と、フォーカスずれ信号検出手段の信号に応じて、光ビームの焦点が情報担体の情報面を追従するように、光ビームの収束状態を変化させる駆動を発生するフォーカス制御手段と、回路オフセット調整時にフォーカス制御手段をホールドするフォーカスホールド手段とをさらに備えたので、フォーカス制御の再引込時間を短縮し短時間で回路オフセット調整を行うことができる。
本発明に係る光ディスク半導体では、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号とに基づいて光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、トラック誤差検出手段からの出力に基づいて光ビームの焦点を情報担体の面と平行に駆動し、情報担体のトラックを正しく走査するように制御するトラッキング制御手段と、回路オフセット調整時にトラッキング制御手段をホールドするトラックホールド手段とをさらに備えたので、トラッキング制御の再引込時間を短縮し短時間で回路オフセット調整を行うことができる。
本発明に係る光ディスク半導体では、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、光ビームが光ヘッド内でシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段が用いる信号の総和を検出するメイン光量検出手段と、サブトラック誤差検出手段が用いる信号の総和を検出するサブ光量検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号から光ビームの光ヘッド内でのシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、光ビームの光ヘッド内でのシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、メイン光量検出手段からの信号とサブ光量検出手段からの信号のレベル比を検出する光量比検出手段と、光量比検出手段からの信号に基づいて中点制御のゲインを演算するゲイン演算手段とを備えたので、測定時にレンズシフトすることなく短時間で中点制御ゲインを得ることができる。
本発明に係る光ディスク半導体では、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号に基づいて光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、トラック誤差検出手段からの出力に基づいて光ビームの焦点を情報担体の面と平行に駆動し、情報担体のトラックを正しく走査するように制御するトラッキング制御手段と、トラッキング制御手段の帯域が所定値になるようにトラッキング制御手段のゲインを調整するトラッキング制御ゲイン調整手段と、トラッキング制御ゲイン調整手段が求めたゲインを中点制御のゲインに反映するゲイン反映手段とをさらに備えたので、駆動系ばらつき等に対応した中点制御ゲインを測定することなく得ることができる。
本発明に係る光ディスク半導体では、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、光ビームが光ヘッド内でシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比がメイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号から光ビームの光ヘッド内でのシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、光ビームの光ヘッド内でのシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、メイントラック誤差検出手段からの信号がシフト量に応じて変化するDC成分を検出するメイントラック誤差調査手段と、メイントラック誤差調査手段からの信号に基づいて中点制御のゲインを演算するゲイン演算手段とを備えたので、LEのレンズシフト特性を個別に測定することなく中点制御ゲインを得ることができる。
本発明に係る光ディスク半導体では、メイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号とに基づいて光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、光ビームを情報担体の面に平行にシフトさせ、トラック誤差検出手段からの信号のDCレベルを測定してメモリに蓄えることで光ビームのシフト量に応じて出力信号が変化しないようなメイントラック誤差検出手段からの信号とサブトラック誤差検出手段からの信号の混合比を調整するトラック誤差混合比調整手段とをさらに備え、メイントラック誤差調査手段は、トラック誤差混合比調整手段が蓄えたメモリ内容に応じてメイントラック誤差検出手段からの信号がシフト量に応じて変化するDC成分を検出するので、LEのレンズシフト特性を個別に測定することなく中点制御ゲインを得ることができる。
本発明に係る光ディスク半導体では、メイントラック誤差調査手段は、測定した点から1次直線近似式を求めることでメイントラック誤差検出手段からの信号がシフト量に応じて変化するDC成分を検出するので、複数点から精度の良いゲイン推定を行うことができる。
本発明に係る光ディスク半導体では、メイントラック誤差調査手段は、混合比の小さい2点における測定結果から直線を求めることでメイントラック誤差検出手段からの信号がシフト量に応じて変化するDC成分を検出するので、直線性の低い特性であっても精度の良いゲイン推定を行うことができる。
本発明に係る光ディスク半導体では、メイントラック誤差検出手段からの信号の変動に応じて中点制御のゲインを補正するゲイン光量補正手段をさらに備えたので、シンプルなAGCシステムを構成できる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態1である光ディスク装置のブロック図を図1に示す。図1において背景技術である図6の構成要素と同じものには同一の番号を付して説明を省略する。オフセット補正手段は回路オフセット検出器50、迷光オフセット検出器51、オフセット補正器53である。オフセット指令手段はオフセット指令器54である。迷光補正手段は迷光オフセット検出器51である。装置状態出力手段は装置指令器56である。
LE生成器40はオフセット補正器53、回路オフセット検出器50、迷光オフセット検出器51へ信号を送る。装置指令器56は装置状態に応じて検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれを示す信号をオフセット指令器54へ送る。オフセット指令器54は回路オフセット調整を行うタイミングに半導体レーザ11に消光指令を送り、立ち上がりエッジの発生する信号を回路オフセット検出器50へ送る。また、オフセット指令器54は迷光オフセット調整を行うタイミングに立ち上がりエッジの発生する信号を迷光オフセット検出器51へ送る。回路オフセット検出器50はオフセット指令器54からの信号の立ち上がりエッジを検出するとLE生成器40からの信号を取得して記憶し、その後記憶したレベルをオフセット補正器53、迷光オフセット検出器51へ送りつづける。迷光オフセット検出器51はオフセット指令器54からの信号の立ち上がりエッジを検出するとLE生成器40からの信号と回路オフセット検出器50からの信号の差分を取得して記憶し、その後記憶したレベルをオフセット補正器53へ送りつづける。
図2を用いて実施の形態1における中点制御に関するオフセットの補正を説明する。図2(a)にオフセット指令器54から半導体レーザ11への信号を示し、図2(b)にLE生成器40からの信号を示し、図2(c)に回路オフセット検出器50からの信号を示す。図2において、横軸は時間である。半導体レーザ11はオフセット指令器54からの信号がHであるときに点灯し、Lであるときに消灯する。図2のタイミング2Aにおいて半導体レーザ11が消灯時にLE生成器40からの信号を回路オフセット検出器50が取得し、オフセット補正器53へ送ることで回路分のオフセットの補正を行う。図2のタイミング2Bにおいて半導体レーザ11が点灯時にLE生成器40からの信号を迷光オフセット検出器51が取得し、回路オフセット検出器50が先ほど取得した回路分のオフセットを減算し、オフセット補正器53へ送ることで迷光分のオフセットの補正を行う。オフセット補正器53がLE生成器40からの信号に対して回路分、迷光分のオフセット和を除去することでオフセット補正が実現できる。図2(b)に示すように補正実行後、温度変化によって回路分のオフセットが変化する。装置指令器56からの信号が検索動作へ切替わる図2のタイミング2Cにおいて半導体レーザ11を短時間消灯し、その間にLE生成器40からの信号を回路オフセット検出器50が取得しオフセット補正器53へ送ることで回路分のオフセットの温度変化にも対応することができる。
このようにして、LE生成器40からの信号のオフセットを回路分、迷光分に切り分けて、実際に中点制御を行う粗検索動作の直前に温度変化の大きい回路分を補正しなおすことで、精度のよい中点制御を実現することができる。また、半導体レーザ11の消光時間を短縮し、短時間に回路分のオフセット温度変化を補正することができる。
なお、本実施の形態1では粗検索動作直前に回路オフセット調整を実行するとしたが、検索本数が所定本数以上である場合にのみ回路オフセット調整を実行してもよい。あるいは、検索本数が所定本数以下である場合にのみ回路オフセット調整を実行してもよい。また、本実施の形態1ではサブTE生成器21のみから集光レンズ13のレンズシフト量を示す信号をLE生成器40において生成していたが、メインTE生成器20からの信号とサブTE生成器21からの信号の両方を用いて生成してもよい。また、半導体レーザ11を消灯する際にフォーカス制御、トラッキング制御をホールドすることで制御再引込を行う時間を短縮することができる。
また、装置指令器56が検索動作を示す信号を出力してから実際に検索動作が開始するまでの間に回路オフセット調整を行うとしたが、回路オフセット調整終了前に並行して検索動作を行ってもよい。すなわち、回路オフセット調整は、装置指令器56からの信号が他の状態から検索動作を示す状態に切り替わるタイミングで行われてもよいし、検索動作を示す状態から他の状態に切り替わるタイミングで行われてもよい。さらに、装置指令器56からの信号が記録動作または再生動作から他の状態に切替わるタイミングで行われてもよい。以上のようなタイミングで回路オフセット調整を行うことで、温度変化が回路オフセットに与える影響を適切なタイミングで補正することが可能となる。
(実施の形態2)
本実施の形態2である光ディスク装置のブロック図を図3に示す。図3において背景技術である図6の構成要素と同じものには同一の番号を付して説明を省略する。中点制御手段は中点フィルタ42、LEゲイン41、中点ゲイン43である。メイン光量検出手段はメインAS生成器60である。サブ光量検出手段はサブAS生成器61である。ゲイン演算手段はゲイン演算器63である。光量比検出手段は比検出器62である。トラッキング制御手段はTkフィルタ31、Tkゲイン32である。ゲイン反映手段はゲイン反映器64である。
メインAS生成器60はメインTE生成器20が使用する光検出器16からの信号の総和を演算し比検出器62へ送る。サブAS生成器61はサブTE生成器21が使用する光検出器16からの信号の総和を演算し比検出器62へ送る。比検出器62はメインAS生成器60からの信号とサブAS生成器61からの信号との比を演算し、ゲイン演算器63へ送る。ゲイン演算器63は比検出器62からの比情報に基づいてゲイン値を演算し、LEゲイン41へ送る。LEゲイン41はLE生成器40からの信号をゲイン演算器63からのゲイン値に基づいて増幅し中点フィルタ42へ送る。TE生成器30はTkフィルタ31へ信号を送る。Tkフィルタ31はTE生成器30からの信号が0になるような駆動信号を生成し、Tkゲイン32、セレクタ33を介してトラッキングアクチュエータ15へ送る。Tkゲイン32はTkフィルタ31からの信号を増幅してセレクタ33へ送る。また、Tkゲイン32はそのゲイン値をゲイン反映器64へ送る。ゲイン反映器64はTkゲイン32からのゲイン値を取得し中点ゲイン43へ送る。中点ゲイン43は中点フィルタ42からの信号を、ゲイン反映器64からのゲイン値に基づいて増幅し、セレクタ33へ送る。セレクタ33は中点ゲイン43からの信号あるいはTkゲイン32からの信号を選択してトラッキングアクチュエータ15へ送る。
実施の形態2における中点制御に関するゲインの補正を説明する。図7で示すように光ビームが光検出器16での焦点の上下端を用いるため焦点の大きさや光検出器16の分割線の位置ずれによってサブTE生成器21で用いる光量は変化する。サブTE生成器21からの信号をLE生成器40で用いているため、サブTE生成器21で用いた光量の大きさによってLE生成器40からの信号の検出感度は変化する。メインTE生成器20で用いる光量とサブTE生成器21で用いる光量の比を求めるため比検出器62はメインAS生成器60からの信号に対するサブAS生成器61からの信号の割合を演算する。ゲイン演算器63は、メインAS生成器60からの信号に対するサブAS生成器61からの信号の割合が1倍である場合の設計ゲインを予め有し、設計ゲインに比検出器62からの割合を乗じたゲイン値を演算する。こうして求めた光量の比に応じたゲインをゲイン演算器63がLEゲイン41に送ることで、このゲインばらつきを補正することができる。
また、トラッキングアクチュエータ15の感度ばらつきによって同じ駆動信号に対する集光レンズ13のレンズシフト量は変化する。中点制御はトラッキング制御と同じトラッキングアクチュエータ15を用いるため、トラッキング制御で用いるゲイン値をゲイン反映器64が中点ゲイン43に送ることで、このゲインばらつきを補正することができる。
このようにして、中点制御のゲインばらつきを光量分、アクチュエータ分に切り分けて補正することでゲイン補正することができる。また、光量ばらつきの測定は和信号の比を測定するのみなので、メインTE生成器20からの信号のようにDC成分とAC成分との両方を有するのではなく、DC成分のみを有する。このため測定時間を短縮することができる。またアクチュエータばらつきの補正はトラッキング制御のゲインを流用することで補正のための測定を一切行わず短時間で補正を実行することができる。
なお、本実施の形態2ではサブTE生成器21のみから集光レンズ13のレンズシフト量を示す信号をLE生成器40において生成していたが、メインTE生成器20からの信号とサブTE生成器21からの信号との両方を用いて生成してもよい。また、本実施の形態2では起動時に中点制御ゲインを補正しているが、メインAS生成器60からの信号の変化に応じてリアルタイムにLEゲイン41を補正してもよい。
(実施の形態3)
本実施の形態3である光ディスク装置のブロック図を図4に示す。図4において背景技術である図6の構成要素と同じものには同一の番号を付して説明を省略する。レンズシフト誤差生成手段はLE生成器40である。トラック誤差混合比調整手段は混合比調整器70、メモリ71である。メイントラック誤差調査手段は特性推定器72である。ゲイン演算手段はゲイン演算器73である。
TE生成器30は混合比調整器70からの混合比を用いてTE信号を生成し混合比調整器70へ送る。混合比調整器70は調整のための駆動信号をセレクタ33を介してトラッキングアクチュエータ15へ送り、TE生成器30へいくつか混合比を送る度にTE生成器30からの信号を取得してメモリ71に蓄え、それら測定結果から最適な混合比を演算しTE生成器30、LEゲイン41へ送る。LEゲイン41はLE生成器40からの信号を混合比調整器70からの混合比に基づいて増幅し、中点フィルタ42へ送る。特性推定器72はメモリ71に蓄えられた測定点に基づいて、メインTE生成器20からの信号において集光レンズ13のレンズシフトにより発生するオフセット量を推定し、ゲイン演算器73へ送る。ゲイン演算器73は特性推定器72からの情報に基づいてゲイン値を演算し中点ゲイン43へ送る。中点ゲイン43は中点フィルタ42からの信号をゲイン演算器73からのゲイン値に基づいて増幅し、セレクタ33へ送る。セレクタ33は中点ゲイン43からの信号あるいは混合比調整器70からの信号を選択してトラッキングアクチュエータ15へ送る。
図5を用いて実施の形態3における中点制御に関するゲインの補正を説明する。図5は混合比調整器70が測定するTE生成器30からの信号のDCレベルであり、白丸が測定点を示し2重丸は混合比最適点を示し、黒丸は特性推定器72が推定するメインTE生成器20からの信号における焦点レンズがレンズシフトした際のDCレベル推定値を示す。横軸は混合比であり縦軸はTE信号のDCレベルである。図7で示すように光ビームが光検出器16での焦点の上下端を用いるため焦点の大きさや光検出器16の分割線の位置ずれによってサブTE生成器21で用いる光量は変化する。サブTE生成器21からの信号をLE生成器40で用いているため、サブTE生成器21で用いた光量の大きさによって検出感度は変化する。混合比調整器70はセレクタ33を介してトラッキングアクチュエータ15へ正値の信号を送り、図5に示すように混合比毎のTE生成器30からの信号のDCレベルを測定する。また、混合比調整器70はセレクタ33を介してトラッキングアクチュエータ15へ負値の信号を送り、図5に示すように混合比毎のTE生成器30からの信号のDCレベルを測定する。レンズシフト毎に測定値を1次近似して得られた2本の直線の交わる点が最適な混合比となる。混合比調整器70はこの最適な混合比をTE生成器30、LEゲイン41に送る。この調整によってメインTE生成器20で用いる光量とサブTE生成器21で用いる光量の比を求めたこととなり、LEゲイン41によって光量によるLE生成器40からの信号の検出感度のばらつきを補正することができる。
光量以外にもトラッキングアクチュエータ15の感度等のばらつきによって中点制御のゲインは変動する。特性推定器72はメモリ71に蓄えられた混合比調整器70の測定点から1次近似を行うことで、メインTE生成器20からの信号に集光レンズ13のレンズシフトにより発生するオフセット量を図5の黒丸にあるように推定する。この2つの黒丸の差が集光レンズ13が混合比調整時にレンズシフトした量に対するメインTE生成器20からの信号のDC変動量であり、LEゲイン41からの信号に集光レンズ13のレンズシフトにより発生するオフセットの特性はメインTE生成器20からの信号と同等となる。中点制御のルーブゲインが所定値になるように、ゲイン演算器73はメインTE生成器20からの信号に集光レンズ13のレンズシフトにより発生するオフセットが1である場合の設計ゲインを予め有し、設計ゲインを特性推定器72によって推定されたオフセットに乗じたゲインを演算し、中点ゲイン43に送る。
このようにして、メインTE生成器20からの信号とサブTE生成器21からの信号との特性比とメインTE生成器20からの信号の特性とを切り分けて補正することでゲイン補正することができる。また、混合比調整器70はTE生成器30の調整に必須なものであり、中点制御のために測定を追加することはなく短時間で補正を実行することができる。
なお、本実施の形態3では、LE生成器40において、サブTE生成器21のみから集光レンズ13のレンズシフト量を示す信号を生成していたが、メインTE生成器20からの信号とサブTE生成器21からの信号との両方を用いて生成してもよい。また、本実施の形態3では特性推定器72はメモリ71の測定点から1次近似で直線を求めていたが、混合比の小さい2点を結ぶ直線を求めてもよい。
(その他)
また、上記実施形態で図を用いて説明した光ディスク装置において、各ブロックは、LSIなどの半導体装置により個別に1チップ化されても良いし、一部又は全部を含むように1チップ化されても良い。
具体的には、図1、図3、図4において、光ディスク1および光ヘッド10以外の各ブロックは、個別に1チップ化されても良いし、一部又は全部を含むように1チップ化されても良い。
なお、ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用しても良い。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。
本発明は、記録を行うことのできる円盤状の情報担体(以下光ディスクと呼ぶ)に記録あるいは再生を行う際に、目的トラックへ安定した検索を行う光ディスク装置に利用可能である。
実施の形態1の構成を示すブロック図 (a)実施の形態1におけるオフセット指令器から半導体レーザへの信号の出力の一例を示す図 (b)実施の形態1におけるLE生成器からの信号の出力の一例を示す図 (c)実施の形態1における回路オフセット検出器からの信号の出力の一例を示す図 実施の形態2の構成を示すブロック図 実施の形態3の構成を示すブロック図 実施の形態3における混合比調整器が測定、および特性推定器が推定するTE信号の特性を示す図 背景技術の構成を示すブロック図 背景技術における光検出器の詳細を示す図 (a)背景技術における中点ゲイン調整器からセレクタへの信号の出力の一例を示す図 (b)背景技術におけるLE生成器からの信号の出力の一例を示す図
符号の説明
1 光ディスク
10 光ヘッド
11 半導体レーザ
12 ビームスプリッタ
13 集光レンズ
14 フォーカスアクチュエータ
15 トラッキングアクチュエータ
16 光検出器
20 メインTE生成器
21 サブTE生成器
30 TE生成器
31 Tkフィルタ
32 Tkゲイン
33 セレクタ
40 LE生成器
41 LEゲイン
42 中点フィルタ
43 中点ゲイン
50 回路オフセット検出器
51 迷光オフセット検出器
52 オフセット検出器
53 オフセット補正器
54 オフセット指令器
55 オフセット指令器
56 装置指令器
60 メインAS生成器
61 サブAS生成器
62 比検出器
63 ゲイン演算器
64 ゲイン反映器
70 混合比調整器
71 メモリ
72 特性推定器
73 ゲイン演算器
80 中点ゲイン調整器

Claims (30)

  1. 情報を記録あるいは再生するためのトラックを有する情報担体に光ビームを収束照射する収束照射手段と、
    前記収束照射手段によって収束された光ビームをトラックを横切る方向に移動させるトラック移動手段と、
    光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、
    前記トラック移動手段がシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比が前記メイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、
    前記メイントラック誤差検出手段からの信号と前記サブトラック誤差検出手段からの信号から前記トラック移動手段のシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、
    前記レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、前記トラック移動手段のシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、
    前記レンズシフト誤差生成手段からの信号のオフセットを補正するオフセット補正手段と、
    装置状態を検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれかで示す信号を出力する装置状態出力手段と、
    前記装置状態出力手段からの信号が他の状態から検索動作に切替わるタイミングで回路オフセット補正を行うように前記オフセット補正手段へ指令を与えるオフセット指令手段と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 情報を記録あるいは再生するためのトラックを有する情報担体に光ビームを収束照射する収束照射手段と、
    前記収束照射手段によって収束された光ビームをトラックを横切る方向に移動させるトラック移動手段と、
    光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、
    前記トラック移動手段がシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比が前記メイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、
    前記メイントラック誤差検出手段からの信号と前記サブトラック誤差検出手段からの信号から前記トラック移動手段のシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、
    前記レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、前記トラック移動手段のシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、
    前記レンズシフト誤差生成手段からの信号のオフセットを補正するオフセット補正手段と、
    装置状態を検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれかで示す信号を出力する装置状態出力手段と、
    前記装置状態出力手段からの信号が検索動作から他の状態に切替わるタイミングで回路オフセット補正を行うように前記オフセット補正手段へ指令を与えるオフセット指令手段と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 情報を記録あるいは再生するためのトラックを有する情報担体に光ビームを収束照射する収束照射手段と、
    前記収束照射手段によって収束された光ビームをトラックを横切る方向に移動させるトラック移動手段と、
    光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、
    前記トラック移動手段がシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比が前記メイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、
    前記メイントラック誤差検出手段からの信号と前記サブトラック誤差検出手段からの信号から前記トラック移動手段のシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、
    前記レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、前記トラック移動手段のシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、
    前記レンズシフト誤差生成手段からの信号のオフセットを補正するオフセット補正手段と、
    装置状態を検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれかで示す信号を出力する装置状態出力手段と、
    前記装置状態出力手段からの信号が記録動作または再生動作から他の状態に切替わるタイミングで回路オフセット補正を行うように前記オフセット補正手段へ指令を与えるオフセット指令手段と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  4. 前記オフセット補正手段は、起動時に迷光オフセット値と回路オフセット値の差分を検出してオフセットを補正する迷光補正手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光ディスク装置。
  5. 前記オフセット指令手段は、検索本数が所定本数以上である場合にのみ回路オフセット補正を行うように指令を与える、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光ディスク装置。
  6. 前記オフセット指令手段は、検索本数が所定本数以下である場合にのみ回路オフセット補正を行うように指令を与える、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光ディスク装置。
  7. 前記収束照射手段によって収束された光ビームの焦点を情報担体の情報面の法線方向に移動させるフォーカス移動手段と、
    情報担体の各情報面に対する光ビームの焦点の位置ずれに応じた信号を発生するフォーカス誤差検出手段と、
    フォーカスずれ信号検出手段の信号に応じて、光ビームの焦点が情報担体の情報面を追従するように、前記フォーカス移動手段への駆動を発生するフォーカス制御手段と、
    回路オフセット調整時に前記フォーカス制御手段をホールドするフォーカスホールド手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光ディスク装置。
  8. 前記メイントラック誤差検出手段からの信号と前記サブトラック誤差検出手段からの信号とに基づいて、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、
    前記トラック誤差検出手段からの出力に基づいて、前記トラック移動手段を駆動し、情報担体のトラックを正しく走査するように制御するトラッキング制御手段と、
    回路オフセット調整時に前記トラッキング制御手段をホールドするトラックホールド手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光ディスク装置。
  9. 情報を記録あるいは再生するためのトラックを有する情報担体に光ビームを収束照射する収束照射手段と、
    前記収束照射手段によって収束された光ビームをトラックを横切る方向に移動させるトラック移動手段と、
    光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、
    前記トラック移動手段がシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比が前記メイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、
    前記メイントラック誤差検出手段が用いる信号の総和を検出するメイン光量検出手段と、
    前記サブトラック誤差検出手段が用いる信号の総和を検出するサブ光量検出手段と、
    前記メイントラック誤差検出手段からの信号と前記サブトラック誤差検出手段からの信号から前記トラック移動手段のシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、
    前記レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、前記トラック移動手段のシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、
    前記メイン光量検出手段からの信号と前記サブ光量検出手段からの信号のレベル比を検出する光量比検出手段と、
    前記光量比検出手段からの信号に基づいて中点制御のゲインを演算するゲイン演算手段と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  10. 前記メイントラック誤差検出手段からの信号と前記サブトラック誤差検出手段からの信号とに基づいて、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、
    前記トラック誤差検出手段からの出力に基づいて前記トラック移動手段を駆動し、情報担体のトラックを正しく走査するように制御するトラッキング制御手段と、
    前記トラッキング制御手段の帯域が所定値になるように前記トラッキング制御手段のゲインを調整するトラッキング制御ゲイン調整手段と、
    前記トラッキング制御ゲイン調整手段が求めたゲインを中点制御のゲインに反映するゲイン反映手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項9に記載の光ディスク装置。
  11. 情報を記録あるいは再生するためのトラックを有する情報担体に光ビームを収束照射する収束照射手段と、
    前記収束照射手段によって収束された光ビームをトラックを横切る方向に移動させるトラック移動手段と、
    光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、
    前記トラック移動手段がシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比が前記メイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、
    前記メイントラック誤差検出手段からの信号と前記サブトラック誤差検出手段からの信号から前記トラック移動手段のシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、
    前記レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、前記トラック移動手段のシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、
    前記メイントラック誤差検出手段からの信号が前記トラック移動手段のシフト量に応じて変化するDC成分を検出するメイントラック誤差調査手段と、
    前記メイントラック誤差調査手段からの信号に基づいて中点制御のゲインを演算するゲイン演算手段と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  12. 前記メイントラック誤差検出手段からの信号と前記サブトラック誤差検出手段からの信号とに基づいて、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、
    前記トラック移動手段をシフトさせ、前記トラック誤差検出手段からの信号のDCレベルを測定してメモリに蓄えることで前記トラック移動手段のシフト量に応じて出力信号が変化しないような前記メイントラック誤差検出手段からの信号と前記サブトラック誤差検出手段からの信号との混合比を調整するトラック誤差混合比調整手段と、
    をさらに備え、
    前記メイントラック誤差調査手段は、前記トラック誤差混合比調整手段が蓄えたメモリ内容に応じて前記メイントラック誤差検出手段からの信号が前記トラック移動手段のシフト量に応じて変化するDC成分を検出する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の光ディスク装置。
  13. 前記メイントラック誤差調査手段は、測定した点から1次直線近似式を求めることでメイントラック誤差検出手段からの信号がトラック移動手段のシフト量に応じて変化するDC成分を検出する、
    ことを特徴とする請求項12に記載の光ディスク装置。
  14. 前記メイントラック誤差調査手段は、混合比の小さい2点における測定結果から直線を求めることでメイントラック誤差検出手段からの信号がトラック移動手段のシフト量に応じて変化するDC成分を検出する、
    ことを特徴とする請求項12に記載の光ディスク装置。
  15. 前記メイントラック誤差検出手段からの信号の変動に応じて中点制御のゲインを補正するゲイン光量補正手段、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項9または請求項11に記載の光ディスク装置。
  16. 光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、
    光ビームが光ヘッド内でシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比が前記メイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、
    前記メイントラック誤差検出手段からの信号と前記サブトラック誤差検出手段からの信号から光ビームの光ヘッド内でのシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、
    前記レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、光ビームの光ヘッド内でのシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、
    前記レンズシフト誤差生成手段からの信号のオフセットを補正するオフセット補正手段と、
    装置状態を検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれかで示す信号が他の状態から検索動作に切替わるタイミングで回路オフセット補正を行うように前記オフセット補正手段へ指令を与えるオフセット指令手段と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク半導体。
  17. 光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、
    光ビームが光ヘッド内でシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比が前記メイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、
    前記メイントラック誤差検出手段からの信号と前記サブトラック誤差検出手段からの信号から光ビームの光ヘッド内でのシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、
    前記レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、光ビームの光ヘッド内でのシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、
    前記レンズシフト誤差生成手段からの信号のオフセットを補正するオフセット補正手段と、
    装置状態を検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれかで示す信号が検索動作から他の状態に切替わるタイミングで回路オフセット補正を行うように前記オフセット補正手段へ指令を与えるオフセット指令手段と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク半導体。
  18. 光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、
    光ビームが光ヘッド内でシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比が前記メイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、
    前記メイントラック誤差検出手段からの信号と前記サブトラック誤差検出手段からの信号から光ビームの光ヘッド内でのシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、
    前記レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、光ビームの光ヘッド内でのシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、
    前記レンズシフト誤差生成手段からの信号のオフセットを補正するオフセット補正手段と、
    装置状態を検索動作、記録動作、再生動作、待機のいずれかで示す信号が記録動作または再生動作から他の状態に切替わるタイミングで回路オフセット補正を行うように前記オフセット補正手段へ指令を与えるオフセット指令手段と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク半導体。
  19. 前記オフセット補正手段は、起動時に迷光オフセット値と回路オフセット値の差分を検出してオフセットを補正する迷光補正手段を有する、
    ことを特徴とする請求項16〜18のいずれかに記載の光ディスク半導体。
  20. 前記オフセット指令手段は、検索本数が所定本数以上である場合にのみ回路オフセット補正を行うように指令を与える、
    ことを特徴とする請求項16〜18のいずれかに記載の光ディスク半導体。
  21. 前記オフセット指令手段は、検索本数が所定本数以下である場合にのみ回路オフセット補正を行うように指令を与える、
    ことを特徴とする請求項16〜18のいずれかに記載の光ディスク半導体。
  22. 情報担体の各情報面に対する光ビームの焦点の位置ずれに応じた信号を発生するフォーカス誤差検出手段と、
    フォーカスずれ信号検出手段の信号に応じて、光ビームの焦点が情報担体の情報面を追従するように、光ビームの収束状態を変化させる駆動を発生するフォーカス制御手段と、
    回路オフセット調整時に前記フォーカス制御手段をホールドするフォーカスホールド手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項16〜18のいずれかに記載の光ディスク半導体。
  23. 前記メイントラック誤差検出手段からの信号と前記サブトラック誤差検出手段からの信号とに基づいて、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、
    前記トラック誤差検出手段からの出力に基づいて光ビームの焦点を情報担体の面と平行に駆動し、情報担体のトラックを正しく走査するように制御するトラッキング制御手段と、
    回路オフセット調整時に前記トラッキング制御手段をホールドするトラックホールド手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項16〜18のいずれかに記載の光ディスク半導体。
  24. 光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、
    光ビームが光ヘッド内でシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比が前記メイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、
    前記メイントラック誤差検出手段が用いる信号の総和を検出するメイン光量検出手段と、
    前記サブトラック誤差検出手段が用いる信号の総和を検出するサブ光量検出手段と、
    前記メイントラック誤差検出手段からの信号と前記サブトラック誤差検出手段からの信号から光ビームの光ヘッド内でのシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、
    前記レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、光ビームの光ヘッド内でのシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、
    前記メイン光量検出手段からの信号と前記サブ光量検出手段からの信号のレベル比を検出する光量比検出手段と、
    前記光量比検出手段からの信号に基づいて中点制御のゲインを演算するゲイン演算手段と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク半導体。
  25. 前記メイントラック誤差検出手段からの信号と前記サブトラック誤差検出手段からの信号とに基づいて、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、
    前記トラック誤差検出手段からの出力に基づいて光ビームの焦点を情報担体の面と平行に駆動し、情報担体のトラックを正しく走査するように制御するトラッキング制御手段と、
    前記トラッキング制御手段の帯域が所定値になるように前記トラッキング制御手段のゲインを調整するトラッキング制御ゲイン調整手段と、
    前記トラッキング制御ゲイン調整手段が求めたゲインを中点制御のゲインに反映するゲイン反映手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項24に記載の光ディスク半導体。
  26. 光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するメイントラック誤差検出手段と、
    光ビームが光ヘッド内でシフトすることによるDC成分とトラック位置に応じたAC成分の比が前記メイントラック誤差検出手段からの信号と異なる信号を検出するサブトラック誤差検出手段と、
    前記メイントラック誤差検出手段からの信号と前記サブトラック誤差検出手段からの信号から光ビームの光ヘッド内でのシフト量に応じた信号を生成するレンズシフト誤差生成手段と、
    前記レンズシフト誤差生成手段からの信号に基づいて、光ビームの光ヘッド内でのシフト量を所定値に制御する中点制御手段と、
    前記メイントラック誤差検出手段からの信号が、前記シフト量に応じて変化するDC成分を検出するメイントラック誤差調査手段と、
    前記メイントラック誤差調査手段からの信号に基づいて中点制御のゲインを演算するゲイン演算手段と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク半導体。
  27. 前記メイントラック誤差検出手段からの信号と前記サブトラック誤差検出手段からの信号とに基づいて、光ビームとトラックとの位置に応じた信号を検出するトラック誤差検出手段と、
    光ビームを情報担体の面に平行にシフトさせ、前記トラック誤差検出手段からの信号のDCレベルを測定してメモリに蓄えることで光ビームの前記シフト量に応じて出力信号が変化しないような前記メイントラック誤差検出手段からの信号と前記サブトラック誤差検出手段からの信号との混合比を調整するトラック誤差混合比調整手段と、
    をさらに備え、
    前記メイントラック誤差調査手段は、前記トラック誤差混合比調整手段が蓄えたメモリ内容に応じて前記メイントラック誤差検出手段からの信号が前記シフト量に応じて変化するDC成分を検出する、
    ことを特徴とする請求項26に記載の光ディスク半導体。
  28. 前記メイントラック誤差調査手段は、測定した点から1次直線近似式を求めることで前記メイントラック誤差検出手段からの信号が前記シフト量に応じて変化するDC成分を検出する、
    ことを特徴とする請求項27に記載の光ディスク半導体。
  29. 前記メイントラック誤差調査手段は、混合比の小さい2点における測定結果から直線を求めることで前記メイントラック誤差検出手段からの信号が前記シフト量に応じて変化するDC成分を検出する、
    ことを特徴とする請求項27に記載の光ディスク半導体。
  30. 前記メイントラック誤差検出手段からの信号の変動に応じて中点制御のゲインを補正するゲイン光量補正手段、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項24または請求項26に記載の光ディスク半導体。
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