JPWO2005098850A1 - 記録媒体再生装置 - Google Patents

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Abstract

ディスク形記録媒体を保持トレイに確実に案内できる記録媒体再生装置を提案する。CDチェンジャ1は機器本体3と保持トレイ19と案内機構91を備えている。機器本体3にはCD2を出し入れする挿入口10が設けられている。保持トレイ19はトレイ本体80と係止部材82を備えている。トレイ本体80はC字状の保持部84とフランジ部85を備えている。係止部材82はトレイ本体80の端部80bに設けられCD2に係止する。案内機構91はアーム本体92と案内部94を備えている。アーム本体92は回転自在に設けられている。案内部94はCDを挿入するとフランジ部85の内縁85aより内側に突出する。案内部94は一対の案内突起96を備えている。案内突起96は互いの間にCDの外縁部と係止部材82を位置付ける。案内突起96則ち案内機構91はCDを保持トレイ19に案内する。

Description

本発明は、例えば、CDなどのディスク形記録媒体を機器本体内に収容し、この記録媒体に記録された情報を再生する記録媒体再生装置に関する。
例えば、コンパクトディスク(以下、CDと記す)などのディスク形記録媒体を複数枚収容し、これら複数のディスク形記録媒体から任意の一つのディスク形記録媒体の情報を再生する記録媒体再生装置が用いられている(例えば、特許文献1参照)。この種の記録媒体再生装置は、例えば、自動車などに搭載されるとともに、機器本体と、複数の保持トレイと、駆動機構と、光ピックアップなどを備えている。
機器本体は、箱状に形成されている。保持トレイは、それぞれ、平板状に形成されており、ディスク形記録媒体を保持する。複数の保持トレイは、互いに重ねられている。さらに、複数の保持トレイは、互いに接離自在に設けられている。複数の保持トレイは、機器本体内に収容されている。
駆動機構は、複数の保持トレイを前述した互いに重なる方向に沿って移動して、挿入されたディスク形記録媒体を保持する又は保持したディスク形記録媒体を排出する保持トレイを他の保持トレイから離す。また、駆動機構は、再生するディスク形記録媒体を保持した保持トレイを他の保持トレイから離す。
光ピックアップは、複数の保持トレイのうち任意に選択された一つの保持トレイに保持されたディスク形記録媒体の情報を再生する。
前述した構成の記録媒体再生装置は、より小型であることが望まれている。このため、本発明の出願人は、略C状のトレイ本体と、このトレイ本体の両端部及び中央部に設けられかつディスク形記録媒体の外縁部に係止する係止部材とを備えた保持トレイを提案している。
特開2002−304800号公報
しかしながら、前述した略C状のトレイ本体と複数の係止部材とを備えた保持トレイを用いると、挿入口と保持トレイのトレイ本体との間隔が大きくなり、挿入口を通して挿入したディスク形記録媒体を正しく保持トレイに案内できない場合が考えられる。
本発明の目的は、例えば、ディスク形記録媒体を保持トレイに確実に案内できる記録媒体再生装置を提案することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の記録媒体再生装置は、ディスク形記録媒体を通す挿入口を設けた機器本体と、前記機器本体内に設けられかつ前記ディスク形記録媒体を保持する保持トレイと、を備えた記録媒体再生装置において、前記挿入口を通して前記ディスク形記録媒体を機器本体内に挿入する際に、機器本体内に挿入されたディスク形記録媒体を前記保持トレイに案内する案内手段を備えたことを特徴としている。
本発明の一実施例にかかる記録媒体再生装置としてのCDチェンジャの外観を示す斜視図である。 図1に示されたCDチェンジャの互いに組み付けられた固定シャーシとディスク搬送部とディスク再生部とディスク収容部と分離機構を示す斜視図である。 図2に示された固定シャーシとディスク再生部とディスク収容部との一部を分解して示す斜視図である。 図3に示されたディスク収容部と駆動シャーシとの組み付け状態を示す斜視図である。 図2に示されたディスク収容部のホルダと離間溝拡縮機構とを示す斜視図である。 図5に示された離間溝拡縮機構を拡大して示す斜視図である。 図6に示された離間溝拡縮機構の移動部材が第2壁から最も離れて一つのホルダの突起と案内溝とが相対した状態を示す斜視図である。 図7に示された状態の離間溝拡縮機構のカム部材等を回転して突起を案内溝の再生部に位置付けた状態を示す斜視図である。 図6に示された離間溝拡縮機構のカム部材が第2壁に最も近づいて一つのホルダの突起と案内溝とが相対した状態を示す斜視図である。 図9に示された状態の離間溝拡縮機構のカム部材等を回転して突起を案内溝のローディング部に位置付けた状態を示す斜視図である。 図6に示された離間溝拡縮機構を拡大して示す斜視図である。 図11に示された離間溝拡縮機構のカム部材と移動部材が最も上方に位置した状態を示す斜視図である。 図11に示された離間溝拡縮機構の移動部材が最も上方に位置しカム部材が中央部に位置した状態を示す斜視図である。 図11に示された離間溝拡縮機構を分解して示す斜視図である。 図1に示されたCDチェンジャの保持トレイを示す斜視図である。 図1に示されたCDチェンジャの保持トレイと案内機構の要部を拡大して示す斜視図である。 図16中のA−A線に沿う断面図である。 図16中のB−B線に沿う断面図である。 図6に示された離間溝拡縮機構のカム部材、回転部材及び移動部材をこれらの周方向に展開して示す展開図である。 図19に示されたカム部材の案内溝を一つのホルダの突起と相対させた状態を模式的に示す展開図である。 図20に示された状態からカム部材等を回転して、案内溝内に突起を挿入し始めた状態を模式的に示す展開図である。 図21に示された状態からカム部材等を更に回転して、案内溝のローディング部内に突起が位置した状態を模式的に示す展開図である。 図22に示された状態からカム部材等を更に回転して、案内溝のピックアップ侵入部内に突起が位置した状態を模式的に示す展開図である。 図23に示された状態からカム部材等を更に回転して、案内溝のクランプ部内に突起を位置付けた状態を模式的に示す展開図である。 図24に示された状態からカム部材等を更に回転して、案内溝の再生部内に突起を位置付けた状態を模式的に示す展開図である。 図25に示された下から2つ目のホルダの突起を案内溝の再生部内に位置付けた状態を模式的に示す展開図である。 図25に示された上から2つ目のホルダの突起を案内溝の再生部内に位置付けた状態を模式的に示す展開図である。 図19に示されたカム部材を第2壁に最も近づけた状態を模式的に示す展開図である。 図28に示されたカム部材の案内溝に一つのホルダの突起を相対させた状態を模式的に示す展開図である。 図29に示された状態からカム部材等を回転して、案内溝内に突起を挿入し始めた状態を模式的に示す展開図である。 図30に示された状態からカム部材等を更に回転して、案内溝のローディング部内に突起を位置付けた状態を模式的に示す展開図である。 図31に示された上から2つ目のホルダの突起を案内溝のローディング部内に位置付けた状態を模式的に示す展開図である。 図31に示された下から2つ目のホルダの突起を案内溝のローディング部内に位置付けた状態を模式的に示す展開図である。 図19に示された状態の連動移動機構を示す平面図である。 図20に示された状態の連動移動機構を示す平面図である。 図26に示された状態の連動移動機構を示す平面図である。 図27に示された状態の連動移動機構を示す平面図である。 図28に示された状態の連動移動機構を示す平面図である。 図29に示された状態の連動移動機構を示す平面図である。 図32に示された状態の連動移動機構を示す平面図である。 図33に示された状態の連動移動機構を示す平面図である。 図1に示されたCDチェンジャの保持トレイと案内機構を示す平面図である。 図42に示されたCDチェンジャ内にCDが挿入され始めた状態を示す平面図である。 図43に示された状態からCDが更にCDチェンジャ内に挿入された状態を示す平面図である。 図44に示されたCDが保持トレイに保持された状態を示す平面図である。 図18に示された案内突起のテーパ面にCDが接触した状態を示す断面図である。 図46に示されたCDが案内突起間に位置付けられた状態を示す断面図である。
符号の説明
1 CDチェンジャ(記録媒体再生装置)
2 CD(ディスク形記録媒体)
3 機器本体
10 挿入口
19 保持トレイ
80b 他端部(端部)
82 第2の係止部材(係止部材)
85a 内縁(縁部)
91 案内機構(案内手段)
92 アーム本体
92a 一端部
92b 他端部
93 当接部
94 案内部
95 コイルばね(付勢手段)
96 案内突起(位置決め手段)
97 テーパ面
以下、本発明の一実施形態にかかる記録媒体再生装置を説明する。本発明の一実施形態にかかる記録媒体再生装置は、挿入口を通して機器本体に挿入されたディスク形記録媒体を保持トレイに案内する案内手段を設けたことで、機器本体の小型化のために保持トレイを小型化して、挿入口と保持トレイとの間隔が拡がっても、保持トレイにディスク形記録媒体を確実に案内でき保持できるようにしたものである。
また、案内手段が、保持トレイの縁部より内側に突出する案内部を備えても良い。
さらに、案内部が、互いの間のディスク形記録媒体の外縁部とディスク形記録媒体の表面に交差する方向に沿って間隔をあけた案内突起を備えても良い。
また、案内部が、ディスク形記録媒体の中央に向かうにしたがって、徐々にディスク形記録媒体の表面から離れるテーパ面を備えても良い。
さらに、案内部と保持トレイとを位置決めする位置決め手段を備えても良い。
さらに、案内手段が、回転自在なアーム本体と、アーム本体の端部に設けられた案内部とを備え、ディスク形記録媒体が挿入されるのに連動して案内部が保持トレイの縁部より内側に突出する方向にアーム本体を回転しても良い。
以下、本発明の一実施例にかかる記録媒体再生装置の一例としてのCDチェンジャ1を、図1ないし図47に基づいて説明する。
図1などに示すCDチェンジャ1は、自動車などの移動体に装備されて、ディスク形記録媒体としてのCD2(図2などに示す)を複数収容して、これらのCD2から任意のCD2に記録された情報を読み出(再生)して、音声として出力する装置である。本明細書に記したディスク形記録媒体即ちCD2は、勿論、円板状即ちディスク状に形成されており、コンピュータなどの電子機器で読みとることのできる情報を記録した記録媒体である。
CDチェンジャ1は、図2に示すように、機器本体3(図1に示す)と、図示しない操作部と、ディスク搬送部4と、ディスク再生部5と、収容部としてのディスク収容部6と、分離手段としての分離機構7と、案内手段としての案内機構91(図42に示す)を備えている。
なお、以下、図2中の矢印XをCDチェンジャ1の幅方向と記し、矢印YをCDチェンジャ1の奥行き方向と記し、矢印ZをCDチェンジャ1の厚み方向と記す。
機器本体3は、板金からなる図1に示す外側ケース8と、板金などからなる図2などに示す固定シャーシ9などを備えている。外側ケース8は、扁平な箱状に形成されている。外側ケース8には、CD2を出し入れ可能な挿入口10が設けられている。挿入口10は、外側ケース8の外壁を貫通している。挿入口10は、内側にCD2を通すことができる。挿入口10を通して、前記CD2は、外側ケース8即ち機器本体3内に収容されたり、該機器本体3内から排出される。
固定シャーシ9は、外側ケース8内に収容されているとともに、該外側ケース8に固定されている。固定シャーシ9は、図3に示すように、板状の底板11と、この底板11の外縁から立設した周板12とを備えている。底板11は、外側ケース8の図1中下側に位置する壁上に重ねられている。
操作部は、機器本体3と別体でかつこの機器本体3に接続している。操作部は、CDチェンジャ1の使用者により押圧されるなどして操作される。操作部は、使用者に操作されることで、挿入口10を通して機器本体3内に挿入されるCD2を保持する後述の保持トレイ19を設定するために用いられる。操作部は、使用者に操作されることで、挿入口10を通して機器本体3外に排出されるCD2を保持した保持トレイ19を設定するために用いられる。操作部は、使用者に操作されることで、複数の保持トレイ19に保持されたCD2のうち情報を読み出すCD2を設定するために用いられる。
ディスク搬送部4は、機器本体3内に収容されており、図2に示すように、ローラアーム13と、ローラ14とを備えている。ローラアーム13は、板金などからなり、長手方向が機器本体3の幅方向Xに沿った帯状に形成されている。ローラアーム13は、挿入口10の近傍に配され、機器本体3の固定シャーシ9に昇降自在に指示された移動シャーシ16に固定されたロードフレーム100(図2などに示す)に取り付けられている。
ローラ14は、ローラアーム13に軸芯周りに回転自在に支持されている。ローラ14の軸芯即ち長手方向は、CDチェンジャ1の幅方向Xに沿っている。ローラ14は、外周面に挿入口10内を通されるCD2が接触する。ローラ14は、複数の歯車15などを介して後述の駆動源としてのモータ41により、軸芯周りに回転される。ローラ14の外周面にCD2が接触し、ローラ14がモータ41により回転駆動されることで、ディスク搬送部4は、挿入口10内にCD2を通す。
ディスク再生部5は、機器本体3内に収容されており、図3に示すように、移動シャーシ16と、揺動シャーシ17と、移動手段としての移動機構60と、図示しないピックアップ再生部と、を備えている。移動シャーシ16は、板金などからなり、枠状に形成されている。移動シャーシ16は、ディスク収容部6の保持トレイ19の配列方向(互いに重なる方向)K(図2などに矢印で示す)に沿って移動自在に、固定シャーシ9の周板12などに支持されている。
揺動シャーシ17は、板金などからなり、帯板状に形成されている。揺動シャーシ17は、一端部を中心として回動自在に移動シャーシ16に支持されている。揺動シャーシ17は、一端部を中心として回動することで、ディスク収容部6に収容される複数のCD2間に他端部が侵入する状態と、ディスク収容部6に収容される複数のCD2間から他端部が抜け出る状態とに亘って変位自在になっている。
移動機構60は、図3などに示すように、第1のスライドシャーシ61と、第2のスライドシャーシと、揺動アーム63とを備えている。第1のスライドシャーシ61は、板金からなり、水平部64と、鉛直片65とを一体に備えている。水平部64は、平板状に形成され、かつ固定シャーシ9の板状の底板11上に重ねられている。
水平部64は、他端部が複数のCD2間から抜け出た状態の揺動シャーシ17の長手方向に沿ってスライド自在に前記底板11に支持されている。水平部64は、分離機構7の後述するモータ20の駆動力により、他端部が複数のCD2間から抜け出た状態の揺動シャーシ17の長手方向に沿って移動する。鉛直片65は、水平部64の縁から上方即ち第2のスライドシャーシに向かって延びている。
第2のスライドシャーシは、板金からなり、平板状に形成されている。第2のスライドシャーシは、移動シャーシ16と底板11との間に配されているとともに、移動シャーシ16に重ねられている。第2のスライドシャーシは、他端部が複数のCD2間から抜け出
た状態の揺動シャーシ17の長手方向に沿ってスライド自在に移動シャーシ16に支持されている。
また、第2のスライドシャーシには、前述した鉛直片65が係止している。このため、第2のスライドシャーシは、鉛直片65とともに、モータ20の駆動力により、他端部が複数のCD2間から抜け出た状態の揺動シャーシ17の長手方向に沿って移動する。
揺動アーム63は、板金からなり、平板状に形成されている。揺動アーム63の平面形状は、図3に示すように、略く字状に形成されている。揺動アーム63は、前述した移動シャーシ16に中央部を中心として回転自在に支持されている。揺動アーム63は、一端部が前述した第2のスライドシャーシに連結している。揺動アーム63は、他端部が揺動シャーシ17に回転自在に連結している。揺動アーム63は、第2のスライドシャーシが前述した長手方向に沿ってスライドすると、中央部を中心として回転して、揺動シャーシ17の一端部を中心として、該揺動シャーシ17を揺動させる。
移動機構60は、モータ20の駆動力により、第1のスライドシャーシ61と第2のスライドシャーシを移動させるとともに、揺動アーム63を回転して、一端部を中心として揺動シャーシ17を揺動させる。移動機構60は、一端部を中心として揺動シャーシ17を揺動することで、保持トレイ19に保持されたCD2の情報記録面と対向する位置に後述の光ピックアップ66を移動する。
ピックアップ再生部は、揺動シャーシ17にダンパやばねなどにより防振支持されたCRGシャーシ上に設けられている。ピックアップ再生部は、ターンテーブルと、ピックアップ部などを備えている。ターンテーブルは、回転テーブルと、スピンドルモータと、複数のクランプ爪とを備えている。回転テーブルは、CRGシャーシの他端部に回転自在に支持されている。回転テーブルは、円板状に形成されており、表面上にCD2が置かれる。
スピンドルモータは、CRGシャーシの他端部と回転テーブルとの間に設けられている。スピンドルモータは、回転テーブルを回転する。クランプ爪は、回転テーブルの表面から突没自在に設けられている。クランプ爪は、回転テーブルの表面から突出すると、回転テーブル上のCD2の中央孔内に突出して、回転テーブルとの間にCD2を挟む。クランプ爪は、回転テーブルとの間に挟むことで、CD2をクランプする。
ピックアップ部は、図3中に二点鎖線で示す再生手段としての光ピックアップ66と、ピックアップ移動部とを備えている。光ピックアップ66は、ターンテーブルに接離する方向に移動自在にCRGシャーシに支持されている。光ピックアップ66は、ターンテーブルに支持されたCD2から情報を読み出す。即ち、光ピックアップ66は、保持トレイ19に保持されていたCD2を再生する。再生時、CD2は、保持トレイ19から厚み方向Zに退避する。ピックアップ移動部は、光ピックアップ66をターンテーブルに接離させる。なお、接離とは、互いに近づいたり離れたりすることである。
ディスク再生部5は、揺動シャーシ17の他端部がCD2間に侵入して、ターンテーブルのクランプ爪がCD2をクランプするとともに、ターンテーブルの回転テーブルがCD2を回転する。ディスク再生部5は、ピックアップ部の光ピックアップ66が、ターンテーブルにより回転されたCD2から情報を読み出す。
ディスク収容部6は、機器本体3内に収容されており、図3に示すように、第1壁としての移動シャーシ18と、複数の保持トレイ19とを備えている。移動シャーシ18は、板金などからなり、板状に形成されている。移動シャーシ18は、固定シャーシ9の底板
11と間隔をあけて平行に配されている。移動シャーシ18は、固定シャーシ9の底板11との間にディスク再生部5を位置付けている。移動シャーシ18は、前述した矢印Kに沿って移動自在に固定シャーシ9の周板12などに支持されている。
保持トレイ19は、底板11と移動シャーシ18との双方と平行な状態で、固定シャーシ9に昇降自在に支持されている。複数の保持トレイ19は、底板11と移動シャーシ18とが互いに重なる方向(前述した矢印K)に沿って、後述のトレイ本体80が互いに重ねられている。
保持トレイ19は、図15などに示すように、トレイ本体80と、第1の係止部材81と、第2の係止部材82と、第3の係止部材83とを備えている。トレイ本体80は、合成樹脂からなり、板状に形成されている。トレイ本体80は、保持部84と、フランジ部85とを一体に備えている。
保持部84は、平板状に形成されている。保持部84の平面形状は、(略)C字状(半環状、半リング状ともいう)に形成されている。このため、トレイ本体80の平面形状は、(略)C字状に形成されている。また、保持部84は、表面上にCD2を位置付ける。このため、トレイ本体80は、表面上にCD2を位置付ける。
フランジ部85は、保持部84の外周側の外縁から立設しているとともに、該保持部84の外周方向に延びている。このため、保持部84上に位置付けられたCD2は、フランジ部85の縁部としての内縁85aと当接することで、保持部84上に位置決めされる。このため、保持トレイ19は、保持したCD2の外縁と当接する内縁85aを備えている。トレイ本体80は、保持部84のC字状に形成された開口部が挿入口10と相対する状態に配されている。
第1の係止部材81は、合成樹脂からなり、帯板状でかつアーム状に形成されている。第1の係止部材81は、トレイ本体80の図15中の左側に位置する一端部80aに位置するフランジ部85にその長手方向の中央部81cを中心として回転自在に支持されている。このため、第1の係止部材81は、トレイ本体80の一端部80aに回転自在に設けられている。
第1の係止部材81は、図15中手前側(トレイ本体80の端側)に位置する一端部81aに係止部としての係止爪86を設けている。第1の係止部材81は、係止爪86がフランジ部85の内縁から保持部84上に突出する図15に示す係止位置と、係止爪86がフランジ部85の内縁に没して保持部84上から退避する図示しない非係止位置とに亘って、回転自在である。
また、第1の係止部材81は、トレイ本体80に、係止位置と非係止位置とに亘る回転が許容されているとともに、前記係止位置と非係止位置を越えて回転することが規制されている。係止爪86は、前述した係止位置で前記保持部84即ちトレイ本体80との間にCD2の外縁部を位置付けて、該CD2の外縁部に係止する。このため、第1の係止部材81は、トレイ本体80の保持部84上に位置付けられるCD2の外縁部に係止する。
第2の係止部材82は、合成樹脂からなり、帯板状でかつアーム状に形成されている。第2の係止部材82は、トレイ本体80の図15中の右側に位置する他端部80bに位置するフランジ部85にその長手方向の中央部82cを中心として回転及びスライド自在に支持されている。このため、第2の係止部材82は、トレイ本体80の他端部80bに回転及びスライド自在に設けられている。
第2の係止部材82は、図15中手前側(トレイ本体80の端側)に位置する一端部82aに係止部としての係止爪87を設けている。第2の係止部材82は、係止爪87がフランジ部85の内縁から保持部84上に突出する図15に示す係止位置と、係止爪87がフランジ部85の内縁に没して保持部84上から退避する図示しない非係止位置とに亘って、回転及びスライド自在である。
また、第2の係止部材82は、トレイ本体80に、係止位置と非係止位置とに亘る回転が許容されているとともに、前記係止位置と非係止位置を越えて回転することが規制されている。係止爪87は、前述した係止位置で前記保持部84即ちトレイ本体80との間にCD2の外縁部を位置付けて、該CD2の外縁部に係止する。このため、第2の係止部材82は、トレイ本体80の保持部84上に位置付けられるCD2の外縁部に係止する。
さらに、第2の係止部材82は、トレイ本体80のフランジ部85に取り付けられたねじりコイルばね88により、前記係止爪87がフランジ部85の内縁から保持部84上に突出する方向即ち係止位置に向かって付勢されている。すなわち、第2の係止部材82は、係止爪87がトレイ本体80上のCD2の外縁部に係止する(保持部84の内側に向かう)方向に付勢されている。
第3の係止部材83は、合成樹脂からなり、帯板状でかつアーム状に形成されている。第3の係止部材83は、トレイ本体80の前述した一端部80aと他端部80bとの間の中央部80cに位置するフランジ部85にその長手方向の中央部83cを中心として回転自在に支持されている。このため、第3の係止部材83は、トレイ本体80の一端部80aと他端部80bとの間に回転自在に設けられている。
第3の係止部材83は、図15中奥側(トレイ本体80の中央側)に位置する一端部83aに係止部としての係止爪89を設けている。第3の係止部材83は、係止爪89がフランジ部85の内縁から保持部84上に突出する図15に示す係止位置と、係止爪89がフランジ部85の内縁に没して保持部84上から退避する図示しない非係止位置とに亘って、回転自在である。
また、第3の係止部材83は、トレイ本体80に、係止位置と非係止位置とに亘る回転が許容されているとともに、前記係止位置と非係止位置を越えて回転することが規制されている。係止爪89は、前述した係止位置で前記保持部84即ちトレイ本体80との間にCD2の外縁部を位置付けて、該CD2の外縁部に係止する。このため、第3の係止部材83は、トレイ本体80の保持部84上に位置付けられるCD2の外縁部に係止する。
さらに、第3の係止部材83の他端部83bは、第1の係止部材81の他端部81bより保持部84寄り即ちトレイ本体80の内側に配されているとともに、前記第1の係止部材81の他端部81bに当接する。また、第3の係止部材83は、トレイ本体80のフランジ部85に取り付けられたねじりコイルばね90により、前記係止爪89がフランジ部85の内縁から保持部84上に突出する方向即ち係止位置に向かって付勢されている。すなわち、第3の係止部材83は、係止爪89がトレイ本体80上のCD2の外縁部に係止する(保持部84の内側に向かう)方向に付勢されている。
また、第3の係止部材83の他端部83bが第1の係止部材81の他端部81bよりトレイ本体80の内側に位置しかつ第1の係止部材81の他端部81bに当接しているので、前述したねじりコイルばね90は、第1の係止部材81を前記係止爪86がフランジ部85の内縁から保持部84上に突出する方向即ち係止位置に向かって付勢している。このため、第1の係止部材81は、係止爪86がトレイ本体80上のCD2の外縁部に係止する(保持部84の内側に向かう)方向に付勢されている。
さらに、第1の係止部材81と、第3の係止部材83は、同一のねじりコイルばね90により付勢されている。このため、第3の係止部材83と、第1の係止部材81と第2の係止部材82とのうち一方とは、同一のねじりコイルばね90により付勢されている。
保持トレイ19は、挿入口10を通して機器本体3に挿入されたCD2がトレイ本体80の開口部を通して内側に侵入して保持部84上に位置し、係止爪86,87,89がCD2の外縁部に係止することで、このCD2を保持する。複数の保持トレイ19は、各々が保持するCD2の表面が互いに平行になるように、互いに重ねられて配されている。保持トレイ19は、前記矢印Kに沿って昇降自在に固定シャーシ9などに支持されている。各々の保持トレイ19のトレイ本体80には、外方向に向かって突出した突起29(図15ないし図25に示す)が設けられている。ディスク収容部6は、CD2を保持可能な複数の保持トレイ19を積層配列して収容する。
分離機構7は、機器本体3内に収容されており、モータ20(図3に示す)と、離間溝拡縮機構21(図6ないし図10に示す)と、連動移動機構22(図34ないし図41に示す)とを備えている。モータ20は、図3に示すように、固定シャーシ9に固定されている。
離間溝拡縮機構21は、図5に示すように、3つ設けられており、機器本体3の隅部に設けられている。離間溝拡縮機構21は、図6ないし図14に示すように、円柱状に形成されており、回転部材25と、移動部材26と、カム部材24とを備えている。
回転部材25は、図12ないし図14に示すように、互いに同軸に配された円板部68と、円柱部69とを一体に備えている。円板部68は、円板状に形成され、固定シャーシ9の底板11に軸芯周りに回転自在に支持されている。円柱部69は、円柱状に形成されており、円板部68から立設している。
回転部材25の軸芯は、前述した矢印Kと平行に配されている。回転部材25は、円板部68の外縁部に設けられた歯が底板11に回転自在に設けられた複数の歯車67に噛み合っている。回転部材25は、歯車67を介してモータ20のピニオンと接続されたカム67b上のカム67aにより、モータ20の駆動力により軸芯周りに回転される。回転部材25がモータ20の駆動力により軸芯周りに回転されることは、本明細書に記した回転部材25がモータ20の駆動力により移動されることを示している。回転部材25は、移動部材26とカム部材24の各々を同軸的に配するとともに、移動部材26とカム部材24の各々を回転させる。
移動部材26は、図11ないし図14に示すように、円管状に形成されており、回転部材25の外周に取り付けられてこの回転部材25と同軸に配されている。移動部材26と回転部材25とは、回転部材25に設けられた突起70と、移動部材26に設けられたキー溝とからなるキーにより互いに取り付けられている。移動部材26は、前述した矢印Kに沿って移動自在に回転部材25に取り付けられている。移動部材26は、カム部材24とは独立して、矢印Kに沿って、移動可能である。さらに、移動部材26の底板11から離れた側の縁(上端)には、係止溝71が設けられている。また、移動部材26は、前述した回転部材25と一体に(連動して)前述した軸芯周りに回転する。
また、移動部材26は、図6、図19ないし図33に示すように、第1壁としての移動シャーシ18に取り付けられているとともに、第2壁27bが設けられている。移動シャーシ18と第2壁27bは、移動部材26の軸芯方向の両縁に設けられており、矢印Kと平行な軸芯に沿って互いに常に一定の間隔をあけて配されている。移動シャーシ18と第2壁27bは、移動部材26の両縁から外周方向に突出している。
移動部材26は、固定シャーシ9の底板11から離れた側の縁に設けられた係止溝71により移動シャーシ18に取り付けられている。このことを、本発明では、第1壁としての移動シャーシ18は、移動部材26の上端に設けられているという。このため、移動部材26は、移動シャーシ18と一体に(連動して)矢印Kに沿って移動する。また、移動シャーシ18は、移動部材26などが軸芯周りに回転することを許容する(妨げない)。移動シャーシ18は、前述した矢印Kに対し直交する方向に沿った平板状に形成されている。
第2壁27a,27bは、回転部材25と移動部材26とに亘って設けられている。回転部材25では、第2壁27aは、図11ないし図14に示すように、円板部68の外縁から立設しており、断面形状が回転部材25の軸芯を中心とした円弧状に形成されている。このため、第2壁27aは、円板部68の外周に配されている。
移動部材26では、第2壁27bは、図11ないし図14に示すように、固定シャーシ9の底板11寄りの縁(即ち、移動部材26の下端)に設けられている。第2壁27bは、移動部材26の外周に配され、移動部材26と同軸に配されている。第2壁27a,27bは、回転部材25と移動部材26とに亘って、面一に形成されている。第2壁27a,27bは、移動部材26から回転部材25に向かうにしたがって、移動シャーシ18から徐々に離れる方向に、前述した矢印Kとこの矢印Kに対し直交する方向との双方に交差した方向に延びている。
また、前述した移動シャーシ18と第2壁27a,27bとの間において、矢印Kに沿って互いの間にカム部材24の後述のくさび部30が位置付けられていない部分では、前述した移動シャーシ18と第2壁27a,27bとの間隔は、保持トレイ19の数と突起29の矢印K方向の溝幅との積に等しい又は略等しい。
回転部材25と移動部材26は、前述した移動シャーシ18と第2壁27との間に、突起29を位置付けて、前述した保持トレイ19を保持する。また、回転部材25と移動部材26は、軸芯周りに回転することで、前述した移動シャーシ18と第2壁27との間で突起29が後述の連結壁28から接離するように矢印Kに対し交差する方向に沿って移動することを許容する。このため、カム部材24と回転部材25と移動部材26は、モータ20の駆動力により、後述の離間溝39,40の奥に向かって突起29が侵入する方向に移動される。さらに、カム部材24と回転部材25と移動部材26は、後述の収容位置で、すべての保持トレイ19の突起29を、移動シャーシ18と第2壁27a,27bとの間に位置付ける。
カム部材24は、図11ないし図14に示すように、円管状に形成されており、移動部材26の外周に取り付けられて、回転部材25及び移動部材26等と同軸に配されている。カム部材24と移動部材26とは、カム部材24に設けられた突起72と、移動部材26に設けられた突起とからなるキーにより互いに取り付けられている。カム部材24は、前述した矢印Kに沿って移動自在に移動部材26に取り付けられている。また、カム部材24は、前述した回転部材25及び移動部材26と一体(連動して)に前述した軸芯周りに回転する。
さらに、カム部材24の底板11から離れた側の縁に係止溝73が設けられている。カム部材24の係止溝73には、ディスク再生部5の移動シャーシ16が係止して、取り付けられている。このため、カム部材24は、移動シャーシ16即ち前述した光ピックアップ66と一体に(連動して)矢印Kに沿って移動する。このため、カム部材24は、矢印
Kに沿って、移動可能である。また、移動シャーシ16は、カム部材24などが軸芯周りに回転することを許容する(妨げない)。
さらに、カム部材24は、くさび部30と、案内溝31と、連結壁28とを備えている。くさび部30は、前述した移動シャーシ18と、第2壁27との間に位置しているとともに、連結壁28と間隔をあけて配されている。このため、カム部材24のくさび部30は、前述した移動シャーシ18と第2壁27との間を矢印Kに沿って移動する。くさび部30は、移動部材26に向かうにしたがって、矢印Kに沿う溝幅が徐々に細くなるように形成されている。
案内溝31は、くさび部30に設けられている。案内溝31は、カム部材24のくさび部30の外周面に形成されている。即ち、案内溝31は、カム部材24のくさび部30の外周面から凹に形成されている。案内溝31の矢印Kに沿う溝幅は、一つの突起29の矢印Kに沿う幅と略等しい。案内溝31は、図19ないし図33に示すように、連結壁28に相対する開口部32と、ローディング部33と、ピックアップ侵入部34と、第1連結部35と、クランプ部36と、第2連結部37と、再生部38とを備えている。ローディング部33と、ピックアップ侵入部34と、クランプ部36と、再生部38とは、矢印Kに対し直交する方向に沿って延びている。第1連結部35と、第2連結部37とは、矢印Kとこの矢印Kに対し直交する方向との双方に対し交差する方向に沿って延びている。
ローディング部33は、開口部32に連なり、この開口部32の連結壁28から離れた側に配されている。ピックアップ侵入部34は、ローディング部33に連なり、このローディング部33の連結壁28から離れた側に配されている。さらに、ピックアップ侵入部34は、ローディング部33より回転部材25の第2壁27から離れた側に配されている。
第1連結部35は、ピックアップ侵入部34に連なり、このピックアップ侵入部34の連結壁28から離れた側に配されている。第1連結部35は、ピックアップ侵入部34から離れるのにしたがって徐々に回転部材25の第2壁27に近づく方向に延びている。クランプ部36は、第1連結部35に連なり、この第1連結部35の連結壁28から離れた側に配されている。第2連結部37は、クランプ部36に連なり、このクランプ部36の連結壁28から離れた側に配されている。第2連結部37は、クランプ部36から離れるのにしたがって徐々に回転部材25の第2壁27に近づく方向に延びている。再生部38は、第2連結部37に連なり、この第2連結部37の連結壁28から離れた側に配されている。
案内溝31は、開口部32を通して、突起29が侵入することを許容する。即ち、案内溝31内には、突起29即ち保持トレイ19が摺動可能である。さらに、案内溝31は、ローディング部33と、ピックアップ侵入部34と、第1連結部35と、クランプ部36と、第2連結部37と、再生部38内に順に突起29が移動することを許容する。
ローディング部33内に位置付けられた突起29を設けた保持トレイ19は、挿入口10と矢印Yに沿って相対する。そして、ローディング部33内に位置付けられた突起29を設けた保持トレイ19は、挿入口10を通して挿入されたCD2を保持できるとともに、挿入口10を通して保持したCD2を機器本体3外に排出できる。
ピックアップ侵入部34内に位置付けられた突起29を設けた保持トレイ19は、図2中下方に位置する他の保持トレイ19から離れて、この図中下方に位置する保持トレイ19との間に揺動シャーシ17の他端部即ちピックアップ再生部が侵入することを許容する。クランプ部36内に位置付けられた突起29を設けた保持トレイ19は、保持したCD2をディスク再生部5のターンテーブルがクランプすることを許容する。再生部38内に位置付けられた突起29を設けた保持トレイ19は、ターンテーブルにクランプされたCD2から離されて、ターンテーブルにより回転されるCD2に干渉(接触)しない。即ち、CD2が回転することを許容する。
連結壁28は、前述した矢印Kに沿って直線状に延びている。連結壁28は、くさび部30に設けられた案内溝31の開口部32と矢印Kに対し直交する方向に沿って、間隔をあけて相対している。連結壁28は、移動シャーシ18と第2壁27とを互いに連結する格好になっている。
こうして、カム部材24は、一つのCD2を保持する保持トレイ19の突起29が摺動可能に係合する案内溝31を有している。
前述した構成の回転部材25と、移動部材26と、カム部材24とは、図11に示すように、互いに同軸に配されている。また、移動部材26と、カム部材24とは、図11ないし図13に示すように、互いに独立して、矢印Kに沿って移動可能である。
また、前述した移動シャーシ18とカム部材24のくさび部30との間は、本明細書に記した第1離間溝39をなしている。第1離間溝39は、移動シャーシ18と、カム部材24のくさび部30の底板11から離れた側の上面部とで構成されている。第1離間溝39は、案内溝31に係合する一つのCD2を保持する保持トレイ19より上方(矢印K1側)に位置する他の保持トレイ19と係合する。
さらに、前述した第2壁27とカム部材24のくさび部30との間は、本明細書に記した第2離間溝40をなしている。第2離間溝40は、第2壁27とカム部材24のくさび部30の底板11寄りの下面部とで構成されている。第2離間溝40は、案内溝31に係合する一つのCD2を保持する保持トレイ19より下方(矢印K2側)に位置する他の保持トレイ19と係合する。
第1離間溝39と第2離間溝40は、案内溝31に係合する一つのCD2を保持する保持トレイ19の他の保持トレイ19の突起29が侵入することを許容する(他の保持トレイ19が係合する)。第1離間溝39と第2離間溝40は、本明細書に記した離間溝をなしている。第1離間溝39と第2離間溝40即ち離間溝は、一つのCD2を保持する保持トレイ19の他の保持トレイ19が摺動可能に係合するとともに、カム部材24と移動部材26との相対的な移動により形成される。
第1離間溝39と第2離間溝40とは、カム部材24と移動部材との相対的に矢印Kに沿って移動することで、互いに連動して矢印Kに沿った溝幅が可変する(拡がったり狭くなる)。カム部材24が矢印Kに沿ってスライドした際に、第1離間溝39の溝幅が拡がると第2離間溝40の溝幅が狭くなり、第2離間溝40の溝幅が拡がると第1離間溝39の溝幅が狭くなる。
また、第1離間溝39の溝幅と第2離間溝40の溝幅との和は、保持トレイ19の数から1を引いて得られる数と一つの突起29の矢印K方向の幅との積に等しい又は略等しい。前述した第1及び第2離間溝39,40即ち離間溝は、カム部材24と移動部材26との相対的な移動により矢印Kに沿った溝幅が可変する。即ち、第1及び第2離間溝39,40は、カム部材24と移動部材26との相対的な移動により矢印Kに沿った溝幅が相対的に可変する。
前述した構成によれば、移動シャーシ18と第2壁27との間に位置付けられたすべての保持トレイ19の突起29は、モータ20の駆動力が複数の歯車67を介して伝達されて、回転部材25と移動部材26とカム部材24とが一体に(連動して)回転(移動)することで、一つの突起29が案内溝31内に侵入する。残りの突起29のうち案内溝31に侵入した突起29より矢印K1(図6などに示す)側に位置する保持トレイ19の突起29が第1離間溝39内に侵入し、案内溝31に侵入した突起29より矢印K2(図6などに示す)側に位置する保持トレイ19の突起29が第2離間溝40内に侵入する。なお、矢印K1は、前述した矢印Kの一方側をなしているとともに、矢印K2は、前述した矢印Kの他方側をなしている。
すべての保持トレイ19の突起29が、案内溝31に侵入することなく連結壁28に近づいて移動シャーシ18と第2壁27との間に位置する状態は、本明細書では、保持トレイ19が収容位置に位置するという。また、カム部材24のくさび部30が連結壁28と間隔をあけているため、収容位置では、第1離間溝39と第2離間溝40とは、一体になっている。したがって、収容位置では、複数の保持トレイ19が互いに近接する。
突起29が、案内溝31の再生部38内と、第1及び第2離間溝39,40の奥に侵入する状態は、本明細書では、保持トレイ19が再生位置に位置するという。再生位置では、カム部材24のくさび部30により、前記案内溝31内に突起29が侵入した保持トレイ19は、収容位置より他の保持トレイ19から離れる。再生位置では、情報を再生するCD2を保持した保持トレイ19が他の保持トレイ19から離れるとともに、情報を再生するCD2を保持した保持トレイ19と他の保持トレイ19との間に光ピックアップ66が侵入可能になる。
突起29が、移動部材26の第2壁27と移動シャーシ18との間に位置し、案内溝31のローディング部33内と、第1及び第2離間溝39,40に侵入した状態は、本明細書では、保持トレイ19がローディング位置に位置するという。
また、前述した再生位置では、第1離間溝39内に情報を再生するCD2を保持した保持トレイ19の矢印K1側の保持トレイ19の突起29が侵入する。第1離間溝39は、前記矢印K1側の保持トレイ19を、情報を再生するCD2を保持した保持トレイ19から離す。
さらに、再生位置とローディング位置では、第2離間溝40内に情報を再生するCD2を保持した保持トレイ19の矢印K2側の保持トレイ19の突起29が侵入する。第2離間溝40は、前記矢印K2側の保持トレイ19を、情報を再生するCD2を保持した保持トレイ19から離す。
連動移動機構22は、図34などに示すように、駆動源としてのモータ41(図3に示す)と、駆動シャーシ42(図3及び図4に示す)と、第2駆動シャーシ53(図3及び図4に示す)と、第1突起43と、第1孔44と、第2突起45と、第2孔46とを備えている。なお、図3には、駆動シャーシ42と第2駆動シャーシ53を2つずつ示しているが、実際には、駆動シャーシ42と第2駆動シャーシ53は一つずつ設けられている。
連動移動機構22は、ディスク収容部6の保持トレイ19を収容位置と再生位置とに亘って移動させる際には、移動部材26を、回転部材25に対し矢印Kに沿って移動して、回転部材25から最も遠ざけておく。そして、連動移動機構22は、再生位置に位置付けるCD2を保持した保持トレイ19の突起29が案内溝31に侵入できる位置に、カム部材24を位置付ける。
連動移動機構22は、ディスク収容部6の保持トレイ19を再生位置とローディング位
置とに亘って移動させる即ちCD2を機器本体3内に出し入れする際には、カム部材24を、移動部材26に対し矢印Kに沿って移動して、回転部材25に最も近づけておく。そして、連動移動機構22は、ローディング位置に位置付けられた即ち出し入れされたCD2を保持する保持トレイ19の突起29が案内溝31に侵入できる位置に、移動部材26を位置付ける。連動移動機構22は、駆動源としてのモータ41の駆動力により、前述したように、カム部材24即ちディスク再生部5の移動シャーシ16と、移動部材26即ちディスク収容部6の移動シャーシ18とを連動して、矢印Kに沿って移動する。
モータ41は、固定シャーシ9の底板11などに取り付けられている。駆動シャーシ42は、板金からなり、板状に形成されている。駆動シャーシ42の平面形状は、矩形状に形成されている。駆動シャーシ42は、機器本体3の固定シャーシ9の周板12に、矢印Kに対し直交(交差)する方向に沿って移動自在に支持されている。
第2駆動シャーシ53は、板金からなり、板状に形成されている。第2駆動シャーシ53の平面形状は、矩形状に形成されている。第2駆動シャーシ53は、機器本体3の固定シャーシ9の周板12に、矢印Kに対し直交(交差)する方向に沿って移動自在に支持されている。第2駆動シャーシ53には、モータ41の駆動力により回転される歯車48と噛み合ったラック47が形成されている。
第1突起43は、ディスク収容部6の移動シャーシ18から駆動シャーシ42と第2駆動シャーシ53に向かって突出している。第1孔44は、駆動シャーシ42と第2駆動シャーシ53に設けられている。勿論、第1孔44は、駆動シャーシ42と第2駆動シャーシ53を貫通している。第1孔44には、図4に示すように、第1突起43が侵入する。
第1孔44は、図34ないし図41に示すように、第1平行部49と第1傾斜部50とを備えている。第1平行部49は、前述した矢印Kに対し直交する方向に沿って直線状に延びている。第1傾斜部50は、第1平行部49の端に連なりかつ前述した矢印Kと該矢印Kに対し直交する方向との双方に対し交差する方向に沿って直線状に延びている。第1傾斜部50は、第1平行部49から離れるにしたがって徐々に固定シャーシ9の底板11に近づく方向に傾斜している。
第2突起45は、ディスク再生部5の移動シャーシ16から駆動シャーシ42に向かって突出している。第2孔46は、駆動シャーシ42に設けられている。勿論、第2孔46は、駆動シャーシ42を貫通している。第2孔46には、第2突起45が侵入する。
第2孔46は、第2傾斜部51と第2平行部52とを備えている。第2傾斜部51は、前述した矢印Kと該矢印Kに対し直交する方向との双方に対し交差する方向に沿って直線状に延びている。第2傾斜部51は、第2平行部52から離れるにしたがって、徐々に固定シャーシ9の底板11から離れる方向に傾斜している。第2傾斜部51は、第1傾斜部50と平行である。第2平行部52は、第2傾斜部51の端に連なりかつ前述した矢印Kに対し直交する方向に沿って直線状に延びている。
第1突起43が第1傾斜部50内に位置付けられると、第2突起45が第2平行部52内に位置付けられる。第1突起43が第1平行部49内に位置付けられると、第2突起45が第2傾斜部51内に位置付けられる。
前述した連動移動機構22は、駆動源としてのモータ41の駆動力により、第2駆動シャーシ53を矢印Kに対し直交する方向に沿って移動する。第2駆動シャーシ53の動きに連動して、図3に示すリンクアーム101により第2駆動シャーシ53と連結された駆動シャーシ42は矢印Kに対し直交する方向に沿って移動する。
このため、連動移動機構22即ち分離機構7は、カム部材24と移動部材26との各々を矢印Kに沿って駆動(移動)する単一の駆動源としてのモータ41を備えている。
連動移動機構22は、駆動源としてのモータ41の駆動力により、保持トレイ19をローディング位置に位置付ける際即ちCD2を機器本体3内に出し入れする際には、第2突起45が第2平行部52内を移動し、第1突起43が第1傾斜部50内を移動する位置に駆動シャーシ42を位置付ける。前述した連動移動機構22は、駆動源としてのモータ41の駆動力により、保持トレイ19を再生位置と収容位置とに亘って移動する際には、第2突起45が第2傾斜部51内を移動し、第1突起43が第1平行部49内を移動する位置に駆動シャーシ42を位置付ける。
なお、連動移動機構22により、第2突起45が第2平行部52内に位置付けられると、カム部材24が最も回転部材25の第2壁27aに近づく。最も回転部材25の第2壁27aに近づいたカム部材24の案内溝31のローディング部33内に突起29が位置付けられた保持トレイ19は、前述した挿入口10を通して出し入れされるCD2を保持できる位置に位置付けられる。
案内機構91は、図42に示すように、アーム本体92と、当接部93と、案内部94と、付勢手段としてのコイルばね95と、を備えている。
アーム本体92は、棒状に形成されており、移動シャーシ16に固定されたロードフレーム100にその長手方向の中央部を中心として矢印C(図42に示す)に沿って回転自在に支持されている。アーム本体92は、ロードフレーム100に取り付けられたレバーにより回動される。
アーム本体92は、揺動シャーシ17が複数のCD2即ち保持トレイ19間から退避した状態で、挿入口10寄りの一端部92aが挿入口10を通して機器本体3内に挿入されたCD2の外縁部と当接できる位置(図42及び図43に示す)と、アーム本体92の挿入口10から離れた側の他端部92bが保持トレイ19のフランジ部85の内縁85aより機器本体3即ちCD2の内側に突出した位置(図44に示す)と、に亘って回転自在になっている。また、アーム本体92は、前述した図42及び図43に示す位置と図44に示す位置とから越えて回転することが前述したロードフレーム100に取り付けられたレバー上のカムなどに規制されている。
当接部93は、アーム本体92の前述した一端部92aに設けられている。当接部93は、挿入口10を通して機器本体3内に挿入されたCD2が当接する。
案内部94は、アーム本体92の前述した他端部92bに設けられている。案内部94は、図16ないし図18に示すように、一対の案内突起96と、一対のテーパ面97とを備えている。案内突起96は、アーム本体92の前述した他端部92bに連なっているとともに、機器本体3内に挿入されるCD2の表面に直交(交差)する方向に沿って、互いに間隔をあけて配されている。また、一対の案内突起96は、前記挿入口10を通してCD2が出し入れされる方向に沿うように曲線状に延びている。
さらに、揺動シャーシ17が複数の保持トレイ19即ちCD2間から退避した状態で、一対のテーパ面97は、案内突起96それぞれの保持トレイ19(若しくはCD2)寄りの端部に設けられている。テーパ面97は、揺動シャーシ17が複数の保持トレイ19即ちCD2間から退避した状態で、保持トレイ19(若しくはCD2)に向かうにしたがって、一対の案内突起96間の間隔を徐々に拡げる方向に傾斜している。このため、図44
に示すCD2を機器本体3内に挿入する際には、テーパ面97は、挿入口10に向かうにしたがって、一対の案内突起96間の間隔を徐々に拡げることとなり、CD2の中央に向かうにしたがって徐々にCD2の表面から離れる方向に傾斜している。
一対の案内突起96は、当接部93にCD2が当接して、当接部93が機器本体3の外側に向かう方向にアーム本体92が矢印C1(図43に示す)に沿って回転すると、図44に示すように、保持トレイ19のフランジ部85の内縁85aより機器本体3の内側に向かって突出する。一対の案内突起96は、フランジ部85の内縁85aより機器本体3の内側に向かって突出すると、挿入口10を通して機器本体3内に挿入されたCD2を互いの間に位置付ける。さらに、案内突起96は、CD2を機器本体3内に挿入する際に、CD2の表面に直交(交差)する方向に沿って、該CD2の外縁部と間隔をあけて配されている。
さらに、一対の案内突起96は、フランジ部85の内縁85aより機器本体3の内側に向かって突出すると、前述したトレイ本体80の他端部80bに設けられた第2の係止部材82を互いの間に位置付ける。即ち、一対の案内突起96は、フランジ部85の内縁85aより機器本体3の内側に向かって突出すると、前述したトレイ本体80の他端部80bを互いの間に位置付ける。なお、他端部80bは、本明細書に記した保持トレイ19の端部をなしているとともに、第2の係止部材82は、本明細書に記した係止部材をなしている。このように、案内突起96は、案内部94がCD2を保持トレイ19に案内可能な位置に、案内部94と保持トレイ19とを位置決めする本明細書に記した位置決め手段をなしている。
コイルばね95は、一端がロードフレーム100に取り付けられ、他端がアーム本体92に取り付けられている。コイルばね95は、アーム本体92を案内部94即ち一対の案内突起96が機器本体3即ちCD2の外側に向かう方向に付勢している。即ち、コイルばね95は、案内部94即ち一対の案内突起96が内縁85aより機器本体3の外側に向かう方向に、アーム本体92を矢印C2(図42に示す)に沿って付勢している。
前述した構成のCDチェンジャ1は、機器本体3内に収容した複数のCD2のうち前述した操作部などにより任意に選択された一つのCD2の情報を読み出す際には、図19に示すように、モータ20の駆動力によりすべての保持トレイ19の突起29を第2壁27b上の水平部A(図14、図19及び図20などに示す)上に位置付けておく。さらに、ディスク再生部5の揺動シャーシ17の他端部即ちターンテーブルとピックアップ再生部を、複数のCD2間から退避させておく。また、駆動源としてのモータ41の駆動力により、図34に示すように、第1突起43が第1孔44の第1平行部49内に位置する位置に駆動シャーシ42を位置付ける。そして、図19に示すように、移動シャーシ18を回転部材25の第2壁27aから最も遠ざけておく。
そして、駆動源としてのモータ41の駆動力により、図35に示すように、第2突起45が第2孔46の第2傾斜部51内を移動して、情報が読み出される任意に選択された一つのCD2を保持した保持トレイ19の突起29が案内溝31に矢印Kに対し直交する方向に沿って相対する位置に、駆動シャーシ42を位置付ける。そして、図7及び図20に示すように、カム部材24の案内溝31の開口部32を、矢印Kに対し直交する方向に沿って、情報が読み出される任意に選択された一つのCD2を保持した保持トレイ19の突起29と相対させる。なお、図7及び図20では、図中上から四つ目の保持トレイ19の突起29とカム部材24に設けられた案内溝31とを相対させている。
そして、モータ20の駆動力により、回転部材25と移動部材26及びカム部材24を一体に回転させる。そして、すべての保持トレイ19の突起29が、連結壁28から徐々
に離れる。すると、図21に示すように、情報が読み出される任意に選択された一つのCD2を保持した保持トレイ19の突起29が、案内溝31の開口部32に侵入する。さらに、他のCD2を保持した保持トレイ19の突起29が、カム部材24のくさび部30に接触するとともに、くさび部30などにより、第1及び第2離間溝39,40内を移動する。
さらに、モータ20の駆動力により、回転部材25と移動部材26及びカム部材24を一体に回転させると、図22に示すように、情報が読み出される任意に選択された一つのCD2を保持した保持トレイ19の突起29がローディング部33内に位置する。
その後、図23に示すように、前述した一つのCD2を保持した保持トレイ19の突起29が案内溝31のピックアップ侵入部34内に位置する。このとき、揺動シャーシ17が、一端部を中心として回転して、他端部即ちターンテーブルとピックアップ再生部が前述した一つのCD2と他のCD2との間に侵入する。
そして、前述した一つのCD2を保持した保持トレイ19の突起29が、第1連結部35内を通り、図24に示すように、クランプ部36内に位置する。このとき、ディスク再生部5のターンテーブルが前述した一つのCD2をクランプする。この後、図15に示す保持トレイ19上の係止爪86,87,89がフランジ部85より外側に退避する。そして、前述した一つのCD2を保持した保持トレイ19の突起29が、第2連結部37内を通り、図8及び図25に示すように、再生部38内に位置する。
さらに、前述した一つのCD2の矢印K1側に位置するCD2を保持した保持トレイ19の突起29が、カム部材24のくさび部30により第1離間溝39の奥即ち連結壁28から離れた側に移動する。さらに、前述した一つのCD2の矢印K2側に位置するCD2を保持した保持トレイ19の突起29が、カム部材24のくさび部30により第2離間溝40の奥即ち連結壁28から離れた側に移動する。
そして、図8及び図25に示すように、カム部材24のくさび部30に設けられた案内溝31により、前述した一つのCD2を保持した保持トレイ19が位置決めされる。さらに、カム部材24のくさび部30と、移動シャーシ18及び第2壁27とにより即ち第1及び第2離間溝39,40により、前述した一つのCD2を保持した保持トレイ19を他の保持トレイ19から離す。さらに、他の保持トレイ19を、第1及び第2離間溝39,40により、位置決めする。
さらに、前述した一つのCD2を保持した保持トレイ19の突起29が再生部38内に位置すると、該保持トレイ19が、ディスク再生部5のターンテーブルによりクランプされたCD2から遠ざけられる。そして、保持トレイ19にCD2の回転が妨げられることが防止される。ターンテーブルがクランプしたCD2を回転するとともに、ピックアップ再生部の光ピックアップ66がCD2の所望の位置から情報を読み出す。前述した一つのCD2からの情報の読み出しを停止する際には、モータ20の駆動力により、回転部材25と移動部材26及びカム部材24を先ほどと逆向きに回転する。
前述したように、分離機構7は、カム部材24を矢印Kに沿って移動して、第1離間溝39の溝幅と第2離間溝40の溝幅とを連動して拡縮することで、所望のCD2を保持した保持トレイ19を位置決めするとともに他の保持トレイ19から離す。このように、分離機構7は、一つのCD2を保持した保持トレイ19と他の保持トレイ19とを、矢印Kに沿って、離間する。
例えば、図26に示すように、図中下から二番目のCD2を保持した保持トレイ19を
再生位置に位置付ける際や、図27に示すように、図中上から二番目のCD2を保持した保持トレイ19を再生位置に位置付ける際も同様である。なお、図26及び図27に示す状態では、図36及び図37に示すように、第1突起43が第1平行部49内に位置するとともに、第2突起45が第2傾斜部51内に位置する。
また、前述した構成のCDチェンジャ1は、操作部などに命令により、機器本体3内に収容した複数のCD2のうち任意に選択された一つのCD2を機器本体3外に排出したり、CD2を機器本体3内に挿入して任意に選択された一つの保持トレイ19に保持させる際には、図6、図9及び図28に示すように、モータ20の駆動力によりすべての保持トレイ19の突起29を第2壁27b上の水平部A上に位置付けておく。さらに、ディスク再生部5の揺動シャーシ17の他端部即ちターンテーブルとピックアップ再生部を、複数のCD2間から退避させておく。
そして、図38に示すように、駆動源としてのモータ41の駆動力により第2突起45が第2孔46の第2平行部52内に位置する位置に駆動シャーシ42を位置付ける。そして、図6、図9及び図28に示すように、カム部材24を回転部材25の第2壁27に最も近づけておく。
そして、駆動源としてのモータ41の駆動力により、図39に示すように、第1突起43が第1孔44の第1傾斜部50内を移動して、機器本体3内に挿入されたCD2を保持する又は保持したCD2を機器本体3外に排出する一つの保持トレイ19の突起29が案内溝31の開口部32に矢印Kに対し直交する方向に沿って相対する位置に、駆動シャーシ42を位置付ける。
そして、図6、図9及び図29に示すように、カム部材24の案内溝31を、矢印Kに対し直交する方向に沿って、前述した一つの保持トレイ19の突起29と相対させる。なお、図6、図9及び図29では、図中上から四つ目の保持トレイ19の突起29とカム部材24に設けられた案内溝31とを相対させている。
そして、モータ20の駆動力により、回転部材25と移動部材26及びカム部材24を一体に回転させる。そして、すべての保持トレイ19の突起29が、連結壁28から徐々に離れる。すると、図30に示すように、前述した一つの保持トレイ19の突起29が、案内溝31の開口部32に侵入する。さらに、前述した他の保持トレイ19の突起29が、カム部材24のくさび部30に接触するとともに、くさび部30などにより、第1及び第2離間溝39,40内を移動する。
さらに、モータ20の駆動力により、回転部材25と移動部材26及びカム部材24を一体に回転させると、図10及び図31に示すように、前述した一つの保持トレイ19の突起29が、案内溝31のローディング部33内に位置する。さらに、前述した他の保持トレイ19の突起29が、カム部材24のくさび部30により第1離間溝39及び第2離間溝40の奥即ち連結壁28から離れた側に移動する。
そして、図10及び図31に示すように、カム部材24のくさび部30に設けられた案内溝31により、前述した一つの保持トレイ19がローディング位置に位置決めされる。さらに、カム部材24のくさび部30と移動シャーシ18及び第2壁27とにより即ち第1及び第2離間溝39,40により、前述した一つの保持トレイ19を他の保持トレイ19から離す。さらに、第1及び第2離間溝39,40により、他の保持トレイ19を位置決めする。
そして、駆動源としてのモータ41の駆動力によりローラ14がCD2を出し入れする
方向に応じて回転する。ローラ14が回転することで、挿入口10を通して機器本体3内にCD2の出し入れが行われる。CD2を挿入する際には、CD2がローラ14から離れた後アーム本体92の一端部92aでCD2を押し込む。CD2を排出する際には、図示しないEJアームでCD2を挿入口10に向かって押し出して、ローラ14にくわえ込ませる。前述したCD2の出し入れを停止する際には、ローラ14の回転を停止するとともに、モータ20の駆動力により、回転部材25と移動部材26及びカム部材24を先ほどと逆向きに回転する。
前述したように、カム部材24を矢印Kに沿って移動することで、第1離間溝39の溝幅と第2離間溝40の溝幅とを連動して拡縮することで、所望の保持トレイ19をローディング位置に位置決めするとともに他の保持トレイ19から離す。例えば、図32に示すように、図中上から二番目の保持トレイ19をローディング位置に位置付ける際や、図33に示すように、図中下から二番目の保持トレイ19をローディング位置に位置付ける際も同様である。なお、図32及び図33に示す状態では、図40及び図41に示すように、第2突起45が第2平行部52内に位置するとともに、第1突起43が、第1傾斜部50内に位置する。
さらに、前述した構成のCDチェンジャ1は、特に、操作部などに命令により、CD2を機器本体3内に挿入して任意に選択された一つの保持トレイ19に保持させる際には、図28に示すように、カム部材24を回転部材25の第2壁27aに最も近づけて、移動シャーシ16の案内機構91を最も第2壁27a即ち底板11寄りに位置付けておく。前述した構成の案内機構91は、挿入口10を通してCD2を出し入れしていない状態では、図42に示すように、コイルばね95の付勢力により、案内部94即ち一対の案内突起96が内縁85aより機器本体3の外側に位置している。ただし、案内機構91のアーム−本体92の一端部92aは、CD2を外径から隙間をあけて外側にロードフレーム100に取り付けられたレバーのカムにて位置付けられる。
そして、機器本体3内に挿入されたCD2を保持する一つの保持トレイ19の突起29を案内溝31に矢印Kに対し直交する方向に沿って相対させる。すると、案内機構91の一対の案内突起96間が、挿入口10を通して機器本体3内に挿入されるCD2の移動方向に沿って前述した一つの保持トレイ19の保持部84上と並ぶ。
そして、モータ20の駆動力により、回転部材25と移動部材26及びカム部材24を一体に回転させると、前述した一つの保持トレイ19の突起29が、案内溝31のローディング部33内に位置する。さらに、前述した他の保持トレイ19の突起29が、カム部材24のくさび部30により第1離間溝39及び第2離間溝40の奥即ち連結壁28から離れた側に移動する。こうして、保持トレイ19を位置決めする。
そして、アーム本体92を駆動するロードフレーム100に取り付けられたレバーが動き、アーム本体92はコイルばね95に付勢されて時計方向に回動する。ただし、アーム本体92は、コイルばね95により時計方向に付勢されながらも反時計方向に回動自在となっている。そして、モータ41の駆動力によりローラ14がCD2を機器本体3内に挿入する方向に回転する。ローラ14が回転することで、挿入口10を通して機器本体3内にCD2が徐々に挿入される。挿入口10を通して機器本体3内にCD2が挿入されると、図43に示すように、当接部93にCD2が当接する。そして、CD2が機器本体3の奥に侵入するにしたがって、コイルばね95の付勢力に抗して、アーム本体92が矢印C1に沿って回転する。
すると、図44に示すように、案内部94即ち一対の案内突起96が、フランジ部85の内縁85aより機器本体3の内側に突出する。すると、図16ないし図18に示すよう
に、案内機構91は、一対の案内突起96間に第2の係止部材82即ち保持トレイ19のトレイ本体80の他端部80bを位置付ける。即ち、案内機構91の一対の案内突起96は、第2の係止部材82即ち他端部80bを互いの間に挟む。
更にCD2が機器本体3内に挿入されると、図47に示すように、一対の案内突起96間にCD2の外縁部が侵入する。そして、CD2は、一対の案内突起96により、保持トレイ19の保持部84上に案内される。こうして、一対の案内突起96、案内部94則ち案内機構91は、挿入口10を通してCD2を機器本体3内に挿入する際に、機器本体3内に挿入されたCD2を保持トレイ19に案内する。
そして、係止部材81,82,83がCD2の外縁部に係止して、保持トレイ19は、保持部84上にCD2を保持する。図45に示すように、CD2の保持トレイ19への保持が完了した後、アーム本体92を駆動するロードフレーム100に取り付けられたレバーが動き、アーム本体92がその両端部92a,92bとCD2の外径に隙間を保つように位置付けられる。こうして、保持トレイ19にCD2が保持された状態では、一対の案内突起96則ち案内部94及び当接部93は、内縁85aより内側に突出せずに、保持トレイ19が矢印Kに沿って移動することを妨げない(移動することを許容する)。このように、挿入口10を通して機器本体3にCD2が挿入されるのに連動してアーム本体92が回転して、案内部94がフランジ部85の内縁85aより機器本体3の内側に突出する。
本実施例によれば、案内機構91が、機器本体3内に挿入されたCD2を保持トレイ19に案内する。このため、保持トレイ19を小型化して挿入口10と保持トレイ19との間隔が拡がっても、CD2を保持トレイ19に確実に案内でき、該保持トレイ19で確実に保持できる。
案内機構91は、保持トレイ19のフランジ部85の内縁85aより内側に突出する案内部94を備え、この案内部94でCD2を保持トレイ19に案内する。案内機構91の案内部94の一対の案内突起96が、互いの間にCD2を位置付けかつCD2の表面に直交(交差)する方向に沿って間隔をあけている。さらに、案内突起96がCD2の外縁部と、CD2の表面に直交(交差)する方向に沿って間隔をあけている。このため、案内部94則ち案内機構91は、案内突起96間にCD2を位置付けることで、このCD2を確実に保持トレイ19に案内できる。したがって、保持トレイ19を小型化して挿入口10と保持トレイ19との間隔が拡がっても、CD2を保持トレイ19でより確実に保持できる。
テーパ面97により案内突起96間の間隔が挿入口10に向かうにしたがって、徐々に拡がっている。このため、挿入口10を通して挿入されたCD2と案内機構91の案内突起96とが位置ずれしても、図46に示すように、テーパ面97にCD2が当接する。そして、テーパ面97により一対の案内突起96間にCD2が案内される。このため、一対の案内突起96即ち案内機構91は、CD2を保持トレイ19に確実に案内できる。したがって、保持トレイ19を小型化して挿入口10と保持トレイ19との間隔が拡がっても、CD2を保持トレイ19でより確実に保持できる。
案内突起96が、互いの間に保持トレイ19のトレイ本体80の他端部80b及びこの他端部80bに取り付けられた第2の係止部材82を位置付けるので、案内機構91の案内部94と、保持トレイ19とが相対的に位置決めされる。これにより、一対の案内突起96即ち案内機構91は、CD2を保持トレイ19に確実に案内できる。したがって、保持トレイ19を小型化して挿入口10と保持トレイ19との間隔が拡がっても、CD2を保持トレイ19でより確実に保持できる。
中央部を中心として回転自在に設けられたアーム本体92の一端部92aに当接部93が設けられ、アーム本体92の他端部92bに案内部94即ち一対の案内突起96が設けられている。このため、挿入されたCD2が当接部93に当接して、案内部94がフランジ部85の内縁85aより内側に突出する方向にアーム本体92が回転する。このため、CD2を機器本体3に挿入すると、案内部94が確実にCD2を保持トレイ19に案内できる。
任意に選択されたCD2を保持した保持トレイ19の突起29を案内溝31に係合させる。選択された保持トレイ19の矢印K1側(上方)の他の保持トレイ19の突起29を第1離間溝39に係合させ、かつ矢印K2側(下方)の他の保持トレイ19の突起29を第2離間溝40に係合させる。こうして、突起29を案内溝31と第1離間溝39と第2離間溝40に係合させて、選択されたCD2を他のCD2から離して、選択されたCD2から情報を読み出す。
また、離間溝拡縮機構21により、第1及び第2離間溝39,40の溝幅が互いに連動して(相対的に)変化するとともに、第1離間溝39の溝幅と第2離間溝40の溝幅の和が保持トレイ19の数から1を引いて得られた数と突起29の幅との積に略等しい。このため、がたつくことなく、前述した選択されたCD2を保持した保持トレイ19と、他の保持トレイ19を位置決めできる。
このため、コイルばねを設けることなく、離間溝拡縮機構21が第1及び第2離間溝39,40の溝幅を連動して(相対的に)変化することで、選択された任意のCD2を保持した保持トレイ19を、他の保持トレイ19から離すことができる。これにより、CDチェンジャ1が自動車などに搭載されて、走行中などの振動が作用しても、保持トレイ19が振動することを防止できる。したがって、確実に任意に選択されたCD2を保持した保持トレイ19を確実に再生位置に位置付けることができる。自動車などに搭載されて、走行中などの振動が作用しても、任意に選択されたCD2の情報を確実に再生することができる。
離間溝拡縮機構21が、移動部材26と、この移動部材26に矢印Kに沿って移動自在に設けられたカム部材24とを備えている。移動部材26に取り付けられた移動シャーシ18とカム部材24のくさび部30との間が第1離間溝39を形成し、移動部材26の第2壁27とカム部材24のくさび部30との間が第2離間溝40を形成し、カム部材24のくさび部30に案内溝31が形成されている。
このため、カム部材24を矢印Kに沿ってスライドすることで、第1及び第2離間溝39,40の溝幅を確実に連動して(相対的に)変化できる。さらに、任意に選択された情報が再生されるCD2を保持した保持トレイ19の位置に応じて、カム部材24がスライドする。したがって、確実に任意に選択されたCD2を保持した保持トレイ19を確実に再生位置に位置付けることができる。
カム部材24と光ピックアップ66とが一体に(連動して)移動するので、カム部材24と光ピックアップ66との相対的な位置が常に一定に保たれる。このため、カム部材24に設けられた案内溝31により再生位置に位置決めされた保持トレイ19に保持されたCD2から光ピックアップ66で情報を確実に再生することができる。
CD2から情報を読み出す際には、移動部材26を矢印K1側に移動させて、選択された情報を再生するCD2を保持した保持トレイ19の位置に応じて、カム部材24をスライドさせる。このため、CD2から情報を読み出す際には、任意のCD2を再生位置に位置付けることができる。したがって、任意のCD2から情報を読み出して再生できる。
また、CD2を出し入れする際には、カム部材24を矢印K2側に移動させて、このカム部材24の位置と出し入れするCD2に対応した保持トレイ19の位置に応じて、移動部材26をスライドさせる。このため、機器本体3に出し入れされるCD2を保持する又は保持した保持トレイ19と機器本体3との相対的な位置を一定に保つことができる。このため、CD2を挿入口10内を通して確実に出し入れすることができるとともに、機器本体3内に挿入されたCD2を保持トレイ19に確実に保持できる。
また、連動移動機構22により、保持トレイ19を収容位置と再生位置とに亘って移動することと、保持トレイ19をローディング位置に位置決めすることを一連の動作で行うことができる。このため、部品点数の削減とコストの低減を図ることができる。さらに、保持トレイ19を収容位置と再生位置とに亘って移動する状態とCD2を出し入れする状態とをスムーズに切り換えることができる。
連動移動機構22が、第1孔44と第2孔46が設けられた駆動シャーシ42と、ディスク収容部6の移動シャーシ18に設けられた第1突起43と、ディスク再生部5の移動シャーシ16に設けられた第2突起45とを備えている。第1孔44は、第1傾斜部50と第1平行部49とからなり、第2孔46は、第2傾斜部51と第2平行部52とからなる。
CD2を出し入れする際には、第2突起45が第2平行部52内を移動し、第1突起43が第1傾斜部50内を移動する。これにより、CD2を出し入れする際には、ディスク再生部5の移動シャーシ16即ちカム部材24が、スライドせずに、位置決めされる。さらに、CD2を出し入れする際には、ディスク収容部6の移動シャーシ18と移動部材26即ち保持トレイ19が、矢印Kに沿って移動する。
このため、機器本体3に出し入れされるCD2を保持する又は保持した保持トレイ19と機器本体3との相対的な位置を一定に保つことができる。したがって、挿入口10内を通して、CD2を確実に出し入れすることができるとともに、機器本体3内に挿入したCD2を保持トレイ19に確実に保持できる。
保持トレイ19を収容位置と再生位置とに亘って移動する際には、第1突起43が第1平行部49内を移動し、第2突起45が第2傾斜部51内を移動する。これにより、保持トレイ19を収容位置と再生位置とに亘って移動する際には、ディスク収容部6の移動シャーシ18と移動部材26即ち保持トレイ19を、スライドせずに位置決めできる。さらに、保持トレイ19を収容位置と再生位置とに亘って移動する際には、ディスク再生部5の移動シャーシ16即ちカム部材24が、矢印Kに沿って移動する。
このため、CD2から情報を読み出す際には、任意のCD2を再生位置に確実に位置決めすることができる。したがって、任意のCD2から情報を読み出して再生できる。
移動部材26が円管状に形成され、カム部材24が円管状に形成されている。移動シャーシ18と第2壁27bは移動部材26の両縁に設けられている。移動部材26とカム部材24と回転部材25は、同軸に配され、モータ20の駆動力により一体に回転する。このように、移動部材26とカム部材24と回転部材25を回転することで、保持トレイ19を収容位置と再生位置とに亘って移動できる。したがって、移動部材26とカム部材24と回転部材25の移動軌跡を最小限にすることができ、機器本体3即ちCDチェンジャ1の小型化を図ることができる。
さらに、カム部材24と移動部材26とを矢印Kに沿ってスライドすることを単一のモータ41で行っている。このため、部品点数を抑制でき、CDチェンジャ1の小型化と低コスト化を図ることができる。
前述した実施例では、ディスク形記録媒体としてのCD2を複数収容するCDチェンジャ1を示している。しかしながら、本発明では、例えば、ディスク形記録媒体としてのMD(Mini Disc)を複数収容するMDチェンジャや、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)などの他のディスク形記録媒体を複数収容する記録媒体再生装置に適用しても良い。さらに、本発明は、前述したMDやDVDなどの記録媒体を1枚だけ収容して、収容した1枚の記録媒体の情報を読み出す記録媒体再生装置に適用しても良いことは勿論である。
また、前述した実施例では、付勢手段としてコイルばね95を用いている。しかしながら、本発明では、付勢手段として種々のばねやゴムなどの周知の弾性体を用いても良い。さらに、前述した実施例では、一対の案内突起96間に第2の係止部材82を位置付けている。しかしながら、本発明では、一対の案内突起96間に第1及び第3の係止部材81,83を位置付けても良く、一対の案内突起96間に保持トレイ19のトレイ本体80の端部80a,80bなどの一部分を直接位置付けても良い。
前述した実施例では、案内突起96を一対設けている。しかしながら、本発明では、案内突起96を少なくとも一つ設ければ良い。また、前述した実施例では、当接部93にCD2が当接することで、案内部94がフランジ部85の内縁85aより内側に突出する。しかしながら、本発明では、カム機構などの他の機構などを用いて、CD2を挿入するのに連動して、案内部94がフランジ部85の内縁85aより内側に突出するようにしても良い。
また、前述した実施例では、カム部材24と回転部材25と移動部材26等を円柱状に形成し、軸芯周りに回転することで、これらを移動している。しかしながら、本発明では、カム部材24と回転部材25と移動部材26等を例えば板状などの円管及び円管状以外の形状に形成し、例えば、スライドなどの軸芯周りの回転以外の方向にこれらを移動しても良い。
さらに、前述した実施例では、カム部材24と光ピックアップ66とを一体に移動している。しかしながら、本発明では、カム部材24と光ピックアップ66とを必ずしも一体に移動しなくても良い。要するに、本発明では、カム部材24と光ピックアップ66とを連動させて移動することで、これらの相対的な位置間隔を一定に保つことができれば良い。
また、前述した実施例では、連動移動機構22により、カム部材24の移動と、移動部材26の移動とを、一つの駆動源により行えるようにしている。しかしながら、本発明では、カム部材24の移動と、移動部材26の移動とを、互いに独立した駆動源により行っても良い。
前述した実施例によれば、以下のCDチェンジャ1が得られる。
(付記1) CD2を通す挿入口10を設けた機器本体3と、
前記機器本体3内に設けられかつ前記CD2を保持する保持トレイ19と、を備えたCDチェンジャ1において、
前記挿入口10を通して前記CD2を機器本体3内に挿入する際に、機器本体3内に挿入されたCD2を前記保持トレイ19に案内する案内機構91を備えたことを特徴とするCDチェンジャ1。
(付記2) 前記保持トレイ19は、前記CD2を保持すると、このCD2の外縁と当接する内縁85aを備え、
前記案内機構91は、前記挿入口10を通して前記CD2を機器本体3内に挿入する際に、前記内縁85aより機器本体3の内側に突出して、前記CD2を前記保持トレイ19に案内する案内部94を備えたことを特徴とする付記1記載のCDチェンジャ1。
(付記3) 前記案内部9は、前記CD2を前記保持トレイ19に案内する際に、前記CD2の外縁部と、このCD2の表面に対し交差する方向に沿って間隔をあけて配された案内突起96を備えたことを特徴とする付記2記載のCDチェンジャ1。
(付記4) 前記案内部94は、前記CD2の中央に向かうにしたがって、前記CD2の表面から徐々に離れるテーパ面97を備えたことを特徴とする付記3記載のCDチェンジャ1。
(付記5) 前記案内機構91は、前記CD2を前記保持トレイ19に案内する際に、前記案内部94が前記CD2を前記保持トレイ19に案内可能な位置に、前記案内部94と前記保持トレイ19とを位置決めする位置決め手段を備えたことを特徴とする付記3又は付記4に記載のCDチェンジャ1。
(付記6) 前記案内機構91は、機器本体3に回動自在に設けられたアーム本体92と、
前記アーム本体92の他端部92bに設けられた前記案内部94とを備え、
前記挿入口10を通して前記機器本体3に前記CD2が挿入されるのに連動して、前記案内部94が前記内縁85aより機器本体3の内側に突出することを特徴とする付記2乃至付記6のいずれか一項に記載のCDチェンジャ1。
なお、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
[0007]
しかしながら、前述した略C状のトレイ本体と複数の係止部材とを備えた保持トレイを用いると、挿入口と保持トレイのトレイ本体との間隔が大きくなり、挿入口を通して挿入したディスク形記録媒体を正しく保持トレイに案内できない場合が考えれる。
[0008]
本発明の目的は、例えば、ディスク形記録媒体を保持トレイに確実に案内できる記録媒体再生装置を提案することにある。
【課題を解決するための手段】
[0009]
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の記録媒体再生袈置は、ディスク形記録媒体を通す挿入口を設けた機器本体と、前記機器本体内に設けられかつ前記ディスク形記録媒体を保持する保持トレイと、を備えた記録媒体再生装置において、前記挿入口を通して前記ディスク形記録媒体を機器本体内に挿入する際に、機器本体内に挿入されたディスク形記録媒体を前記保侍トレイに案内する案内手段を備え、前記案内手段は、前記ディスク形記録媒体の表面に交差する方向に沿って互いに間隔をあけた一対の案内突起を含む案内部を有し、前記案内突起は、前記ディスク形記録媒体を前記保持トレイに案内する際には、当該保持トレイを互いの間に位置付けることを特徴としている。
【図面の簡単な説明】
[0010]
[図1]本発明の一実施例にかかる記録媒体再生装置としてのCDチェンジャの外観を示す斜視図である。
[図2]図1に示されたCDチェンジャの互いに組み付けられた固定シャーシとディスク搬送部とディスク再生部とディスク収容部と分離機構を示す斜視図である。
[図3]図2に示された固定シャーシとディスク再生部とディスク収容部との一部を分解して示す斜視図である。
[図4]図3に示されたディスク収容部と駆動シャーシとの組み付け状態を示す斜視図である。
[図5]図2に示されたディスク収容部のホルダと離間溝拡縮機構とを示す斜視図である。
[図6]図5に示された離間溝拡縮機構を拡大して示す斜視図である。
[図7]図6に示された離間溝拡縮機構の移動部材が第2壁から最も離れて一つのホルダの突起と案内溝とが相対した状態を示す斜視図である。
[図8]図7に示された状態の離間溝拡縮機構のカム部材等を回転して突起を案内構
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の記録媒体再生装置は、ディスク形記録媒体を通す挿入口を設けた機器本体と、前記機器本体内に設けられかつ前記ディスク形記録媒体を保持する保持トレイと、を備えた記録媒体再生装置において、前記挿入口を通して前記ディスク形記録媒体を機器本体内に挿入する際に、機器本体内に挿入されたディスク形記録媒体を前記保持トレイに案内する案内手段を備え、前記案内手段は、前記ディスク形記録媒体の表面に交差する方向に沿って互いに間隔をあけた一対の案内突起を含む案内部を有し、前記案内突起は、前記ディスク形記録媒体を前記保持トレイに案内する際には、当該保持トレイを互いの間に挿入させることにより前記ディスク形記録媒体の表面に交差する方向への当該保持トレイの移動を規制することを特徴としている。

Claims (6)

  1. ディスク形記録媒体を通す挿入口を設けた機器本体と、
    前記機器本体内に設けられかつ前記ディスク形記録媒体を保持する保持トレイと、を備えた記録媒体再生装置において、
    前記挿入口を通して前記ディスク形記録媒体を機器本体内に挿入する際に、機器本体内に挿入されたディスク形記録媒体を前記保持トレイに案内する案内手段を備えたことを特徴とする記録媒体再生装置。
  2. 前記保持トレイは、前記ディスク形記録媒体を保持すると、このディスク形記録媒体の外縁と当接する縁部を備え、
    前記案内手段は、前記挿入口を通して前記ディスク形記録媒体を機器本体内に挿入する際に、前記縁部より機器本体の内側に突出して、前記ディスク形記録媒体を前記保持トレイに案内する案内部を備えたことを特徴とする請求項1記載の記録媒体再生装置。
  3. 前記案内部は、前記ディスク形記録媒体を前記保持トレイに案内する際に、前記ディスク形記録媒体の外縁部と、このディスク形記録媒体の表面に対し交差する方向に沿って間隔をあけて配された案内突起を備えたことを特徴とする請求項2記載の記録媒体再生装置。
  4. 前記案内部は、前記ディスク形記録媒体の中央に向かうにしたがって、前記ディスク形記録媒体の表面から徐々に離れるテーパ面を備えたことを特徴とする請求項3記載の記録媒体再生装置。
  5. 前記案内手段は、前記ディスク形記録媒体を前記保持トレイに案内する際に、前記案内部が前記ディスク形記録媒体を前記保持トレイに案内可能な位置に、前記案内部と前記保持トレイとを位置決めする位置決め手段を備えたことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の記録媒体再生装置。
  6. 前記案内手段は、機器本体に回動自在に設けられたアーム本体と、
    前記アーム本体の端部に設けられた前記案内部とを備え、
    前記挿入口を通して前記機器本体に前記ディスク形記録媒体が挿入されるのに連動して前記案内部が前記縁部より機器本体の内側に突出することを特徴とする請求項2ないし請求項5のうちいずれか一項に記載の記録媒体再生装置。
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