JPWO2005088611A1 - 情報記録媒体、情報記録装置及び方法、情報再生装置及び方法、並びにコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
情報記録媒体(100)は、予め定められる範囲内の回転速度で回転駆動される情報記録媒体であって、許容可能な回転速度の範囲を示す許容情報が記録されている。
Description
本発明は、例えばDVD等の情報記録媒体、例えばDVDレコーダ等の情報記録装置及び方法、例えばDVDプレーヤ等の情報再生装置及び方法、並びにコンピュータをこのような情報記録装置や情報再生装置として機能させるコンピュータプログラムの技術分野に関する。
CD(Compact Disc)やDVD等の光ディスクが一般化している。これらの光ディスクは、光ピックアップから照射されるレーザにより、該光ディスク上に情報を記録し、また記録されている情報を読み取る。そして、このときの記録動作及び再生動作は、光ディスク上において例えばスパイラル状に形成されるトラックに沿って、光ピックアップが移動することでなされる。また、光ピックアップより照射されるレーザは、トラック上に形成された情報ピットにその焦点が合わさることで、該情報ピットが示す情報内容を読み取ることとなる。
また、これらの光ディスクに対してデータを記録するための記録速度或いはデータを再生するための再生速度は技術の進歩と共に増加しており、例えば光ディスクの規格(或いは、仕様)に応じて光ディスクの回転速度を増加させたり或いはレーザの照射パターンを適宜調整することによって、例えば2倍速、4倍速、8倍速等の記録速度或いは再生速度等が実現されている。
一方で、このように光ディスクの回転速度を増加させることによっても、光ディスクの構造上の特性や、或いは光ディスクを回転させるスピンドルモータ等の性能等によっては、限界となる回転速度が存在する。従って、情報を記録或いは再生する対象となる光ディスクによっては、例えば16倍速の記録速度等を実現するために要求される秒間10000回転を超える回転速度を実現できない光ディスクも存在する。更には、光ディスクによっては、光ディスクの一部の記録領域以外において情報を記録或いは再生する場合には、10000回転を超える回転速度を実現できない光ディスクも存在する。
このような場合、データを記録する情報記録装置やデータを再生する再生装置において例えば10000回転を超えて光ディスクを回転させることが可能であるかを認識することができず、高速な記録速度等が理論的に或いは技術水準的に可能になったとしても、実際の製品上は高速な記録速度等を安定的に実現することができないという技術的な問題点を有している。
本発明は、例えば上述した従来の問題点に鑑みなされたものであり、例えば情報記録媒体の回転速度を適切に制御することを可能ならしめる情報記録媒体、情報記録装置及び方法、情報再生装置及び方法、並びにコンピュータをこのような情報記録装置又は情報再生装置として機能させるコンピュータプログラムを提供することを課題とする。
(情報記録媒体)
本発明の情報記録媒体は上記課題を解決するために、予め定められる範囲内の回転速度で回転駆動される情報記録媒体であって、許容可能な前記回転速度の範囲を示す許容情報が記録されている。
本発明の情報記録媒体は上記課題を解決するために、予め定められる範囲内の回転速度で回転駆動される情報記録媒体であって、許容可能な前記回転速度の範囲を示す許容情報が記録されている。
本発明の情報記録媒体によれば、予め定められる範囲内の回転速度で、例えば回転速度を固定して或いは回転速度を変化させながら、情報記録媒体が回転駆動される。
本発明では特に、情報記録媒体には許容情報が記録されている。この許容情報は、許容可能な回転速度の範囲を示している。即ち、許容情報は、情報記録媒体を実際に回転駆動させ得る回転速度の範囲を示している。
従って、後述の情報記録装置や情報再生装置は、この許容情報を参照することで、情報記録媒体を好適に回転駆動させることが可能となる。例えば、本来回転駆動させることができない(或いは、回転駆動させてはいけない)回転速度にて、情報記録媒体が回転駆動されるような不都合を効果的に防止することができる。特に、本来より大きな回転速度にて情報記録媒体が回転駆動されることができるにも係わらず、例えば情報記録媒体の規格上の制限等により、より小さな回転速度にて情報記録媒体が回転駆動される状態を効果的に防止することができる。従って、情報記録装置等は、より大きな回転速度にて(或いは、可能な限りの大きな回転速度にて)情報記録媒体を回転駆動することができ、それに伴って、相対的に高速な記録速度にて記録情報を記録したり、或いは相対的に高速な再生速度にて記録情報を再生することが可能となる。
尚、現在市場に流通している情報記録媒体には、本発明に係る情報記録媒体のように、許容可能な回転速度の範囲を示す許容情報の如き情報は記録されていない。従って、例えば情報記録媒体の規格上の制限等に応じて情報記録媒体が回転駆動される。このため、情報記録媒体の現行の規格に従うと、本来より大きな回転速度にて情報記録媒体が回転駆動されることができるにも係わらず、規格上の制限等に応じたより小さな回転速度にて情報記録媒体が回転駆動され得る。これでは、相対的に高速な記録速度や再生速度を実現できない。しかるに、本発明に係る情報記録媒体は許容情報が記録されているため、このような問題が生ずることは殆ど或いは全くなく、相対敵意高速な記録速度や再生速度を好適に実現することができるという大きな利点を有している。
以上の結果、本発明の情報記録媒体によれば、許容情報により情報記録媒体の回転速度を好適に制御することができる。それに伴って、相対的に高速な記録速度等を適切に実現することが可能となる。
本発明の情報記録媒体の一の態様は、前記許容情報は、記録情報を記録する記録領域の位置を示すアドレス情報と共に記録されている。
この態様によれば、通常の記録動作等の際に参照されるアドレス情報を取得する際に、合わせて許容情報を取得することができる。従って、通常の記録動作等に大きな影響を与えることなく或いは通常の記録動作の進行に合わせて、適切に情報記録媒体の回転速度を制御することが可能となる。
本発明の情報記録媒体の他の態様は、少なくとも半径位置に応じて前記回転速度が変化するように回転駆動される。
この態様によれば、半径位置に応じて回転速度が変化するように回転駆動される情報記録媒体(例えば、後述のCLV記録方式やZCLV記録方式やZCAV記録方式に係る情報記録媒体等)であっても、許容情報に基づいて好適に回転駆動させることが可能となる。即ち、許容情報に基づいて、例えば半径位置に応じて好適に回転速度が変化するように、情報記録媒体が回転駆動される。
上述の如く半径位置に応じて回転速度が変化する情報記録媒体の態様では、前記許容情報は、前記半径位置に応じた複数の前記許容可能な回転速度の範囲を示す。
このように構成すれば、半径位置に応じて回転速度が変化する情報記録媒体であっても、許容情報に基づくことで、情報記録媒体の回転速度を好適に制御することが可能となる。
上述の如く半径位置に応じて回転速度が変化する情報記録媒体の態様では、前記許容情報は、前記回転速度が変化する前記半径位置毎に少なくとも1つずつ記録されている。
このように構成すれば、半径位置に応じて回転速度が変化する情報記録媒体であっても、許容情報に基づくことで、変化する回転速度に対応して情報記録媒体の回転速度を好適に制御することが可能となる。
本発明の情報記録媒体の他の態様は、前記許容情報は、前記許容される回転速度が、所定の前記回転速度以上であるか否かを示すフラグ情報を含む。
この態様によれば、フラグ情報を参照することで比較的容易に情報記録媒体の回転速度を制御することができる。
本発明の情報記録媒体の他の態様は、前記許容情報は、前記許容可能な回転速度を示すことに加えて又は代えて、記録情報を記録する際に許容可能な記録速度及び前記記録情報を再生する際に許容可能な再生速度の少なくとも一方の範囲を示す。
この態様によれば、許容情報に基づいて、適切に記録速度や再生速度を制御することができる。
上述の如く許容情報が許容可能な記録速度の範囲を示す情報記録媒体の態様では、当当該情報記録媒体は、少なくとも半径位置に応じて前記記録速度及び前記再生速度の少なくとも一方が変化し、前記許容情報は、前記半径位置に応じた前記許容可能な記録速度及び前記許容可能な再生速度の少なくとも一方を示す。
このように構成すれば、半径位置に応じて記録速度や再生速度が変化する情報記録媒体であっても、許容情報に基づくことで、記録速度や再生速度を好適に制御することが可能となる。即ち、必然的に情報記録媒体の回転速度を好適に制御することが可能となる。
本発明の情報記録媒体の他の態様は、前記許容情報は、書換可能である。
この態様によれば、必要に応じて許容情報を適宜書き換えることができるため、許容情報の信頼性をより向上させることが可能となる。従って、この信頼性の向上した許容情報に基づいて、情報記録媒体の回転速度を好適に制御することが可能となる。
(情報記録装置)
本発明の情報記録装置は上記課題を解決するために、上述した本発明の情報記録媒体(但し、各種態様を含む)に記録情報を記録する第1記録手段と、前記情報記録媒体を回転駆動させる回転駆動手段と、前記許容情報を読み取る読取手段と、前記読み取られた許容情報に基づいて、前記回転駆動手段を制御する第1制御手段とを備える。
本発明の情報記録装置は上記課題を解決するために、上述した本発明の情報記録媒体(但し、各種態様を含む)に記録情報を記録する第1記録手段と、前記情報記録媒体を回転駆動させる回転駆動手段と、前記許容情報を読み取る読取手段と、前記読み取られた許容情報に基づいて、前記回転駆動手段を制御する第1制御手段とを備える。
本発明の情報記録装置によれば、第1記録手段の動作により、コンテンツデータ等を含む記録情報を情報記録媒体に記録することが可能である。また、回転駆動手段の動作により情報記録媒体の回転速度を制御することが可能である。即ち、情報記録媒体の回転速度を任意に変更することが可能である。
本発明では特に、読取手段の動作により情報記録媒体に記録されている許容情報を読み取ることができる。そして、読取手段により読み取られた許容情報に基づいて、第1制御手段の動作により回転駆動手段が制御される。即ち、許容情報に基づいて、情報記録媒体の回転速度が制御される。具体的には、許容情報が示す許容可能な回転速度の範囲内において情報記録媒体を好適に回転駆動することができる。
このため、例えば上述したように、より大きな回転速度にて(或いは、可能な限りの大きな回転速度にて)情報記録媒体を回転駆動することができ、それに伴って、相対的に高速な記録速度にて記録情報を記録したり、或いは相対的に高速な再生速度にて記録情報を再生することが可能となる。
以上の結果、本発明の情報記録装置によれば、許容情報に基づいて、情報記録媒体の回転速度を好適に制御することができる。それに伴って、相対的に高速な記録速度等を適切に実現することが可能となる。
本発明の情報記録装置の一の態様は、前記情報記録媒体のクラックを検出する検出手段を更に備え、前記第1制御手段は、前記クラックが検出されない場合には、前記許容情報に基づいて前記回転速度を制御し、前記クラックが検出された場合には、所定の回転速度となるように前記回転速度を制御する。
この態様によれば、クラックの検出の有無に応じて情報記録媒体の回転速度を制御することが可能となる。即ち、クラックが検出されない場合は、情報記録媒体の状態は正常であるため、許容情報に基づいて情報記録媒体の回転速度を好適に制御できる。一方、クラックが検出される場合は、情報記録媒体の状態は正常とはいえないため、許容情報に基づくことなく、所定の回転速度(より好ましくは、クラックが存在していても安定的に記録情報の記録や再生が可能回転速度)となるように情報記録媒体の回転速度を制御できる。従って、クラックは検出されようがされまいが、いずれにせよ情報記録媒体の回転速度を好適に制御することが可能となる。
上述の如く検出手段を備える情報記録装置の態様では、前記検出手段は、前記情報記録媒体の振動及び音の少なくとも一方を検出することで前記クラックを検出する。
このように構成すれば、クラックが生じていれば、クラックが生じていない場合と比較して情報記録媒体を回転させたときの振動(即ち、ノイズ的な振動)が増加し、或いは異音が発生するため、適切にクラックの有無(或いは、その程度)を検出することが可能となる。
上述の如く検出手段を備える情報記録装置の態様では、前記検出手段は、前記情報記録媒体に記録される前記記録情報のエラーレートを検出することで、前記クラックを検出する。
このように構成すれば、クラックが生じていれば、クラックが生じていない場合と比較して記録情報のエラーレートが悪化するため、適切にクラックの有無(或いは、その程度)を検出することが可能となる。
上述の如く検出手段を備える情報記録装置の態様では、前記検出手段は、前記情報記録媒体に記録される前記記録情報の再生が可能か否かを検出することで、前記クラックを検出する。
このように構成すれば、クラックが生じていれば、クラックが生じていない場合と比較して記録情報の再生が困難或いは不可能となるため、適切にクラックの有無(或いは、その程度)を検出することが可能となる。
本発明の情報記録装置の他の態様は、前記許容情報を前記情報記録媒体に記録する第2記録手段を更に備える。
この態様によれば、必要に応じて許容情報を適宜書き換えまたは追記することができるため、許容情報の信頼性をより向上させることが可能となる。従って、許容情報が示す許容可能な回転速度が変化し得る場合には、適宜許容情報を更新することが可能となる。
上述の如く第2記録手段を備える情報記録装置の態様では、前記情報記録媒体のクラック及び所定量以上の偏芯の少なくとも一方の存在に応じて前記許容可能な回転速度の範囲を決定する決定手段を更に備え、前記第2記録手段は、前記決定手段により決定される前記許容可能な回転速度の範囲を示す前記許容情報、並びに前記クラック及び前記所定量以上の偏芯の存在の少なくとも一方の存在を示すフラグ情報の少なくとも一方を記録する。
このように構成すれば、クラックの存在や所定量以上の偏芯に応じて許容情報を適宜書き換えることが可能となる。従って、情報記録媒体に生ずる経時的な変化や製造上生ずるバラツキに関わらず、好適な許容情報を維持することができ、その結果適切に情報記録媒体の回転速度を制御することが可能となる。
本発明の情報記録装置の他の態様は、許容可能な記録速度の範囲を示す許容情報が記録されている情報記録媒体に前記記録情報を記録する情報記録装置であって、前記許容情報に基づいて、前記第1記録手段が前記記録情報を記録する際の前記記録速度を制御する第2制御手段を更に備える。
この態様によれば、許容情報に基づいて、適切に記録速度を制御することができる。
(情報記録方法)
本発明の情報記録方法は上記課題を解決するために、上述した本発明の情報記録媒体(但し、各種態様を含む)に記録情報を記録する記録手段を備える情報記録装置における情報記録方法であって、前記回転速度情報を読み取る読取工程と、前記読み取られた回転速度情報に基づいて、前記情報記録媒体を回転駆動させる回転駆動工程とを備える。
本発明の情報記録方法は上記課題を解決するために、上述した本発明の情報記録媒体(但し、各種態様を含む)に記録情報を記録する記録手段を備える情報記録装置における情報記録方法であって、前記回転速度情報を読み取る読取工程と、前記読み取られた回転速度情報に基づいて、前記情報記録媒体を回転駆動させる回転駆動工程とを備える。
本発明の情報記録方法によれば、上述した本発明の情報記録装置と同様の利益を享受することができる。
尚、上述した本発明の情報記録装置における各種態様に対応して、本発明の情報記録方法も各種態様を採ることが可能である。
(情報再生装置)
本発明の情報再生装置は上記課題を解決するために、上述した本発明の情報記録媒体(但し、各種態様を含む)に記録される記録情報を再生する再生手段と、前記情報記録媒体を回転駆動させる回転駆動手段と、前記許容情報を読み取る読取手段と、前記読み取られた許容情報に基づいて、前記回転駆動手段を制御する第1制御手段とを備える。
本発明の情報再生装置は上記課題を解決するために、上述した本発明の情報記録媒体(但し、各種態様を含む)に記録される記録情報を再生する再生手段と、前記情報記録媒体を回転駆動させる回転駆動手段と、前記許容情報を読み取る読取手段と、前記読み取られた許容情報に基づいて、前記回転駆動手段を制御する第1制御手段とを備える。
本発明の情報再生装置によれば、上述した本発明に係る情報記録装置と同様に、読取手段に読み取られた許容情報に基づいて、制御手段の動作により情報記録媒体の回転速度を適切に制御することができる。従って、情報記録媒体の回転速度を適切に制御しつつ、記録情報を好適に再生することが可能となる。即ち、上述した本発明に係る情報記録装置が有する各種利益と同様の利益を享受することが可能となる。
尚、上述した本発明の情報記録媒体における各種態様に対応して、本発明の情報再生装置も各種態様を採ることが可能である。
尚、上述した本発明の情報記録装置における各種態様に対応して、本発明の情報再生装置も各種態様を採ることが可能である。
本発明の情報再生装置は、許容可能な再生速度の範囲を示す許容情報が記録されている情報記録媒体に記録されている前記記録情報を再生する情報再生装置であって、前記許容情報に基づいて、前記再生手段が前記記録情報を再生する際の前記再生速度を制御する第2制御手段を更に備える。
この態様によれば、許容情報に基づいて、適切に再生速度を制御することができる。
(情報再生方法)
本発明の情報再生方法は上記課題を解決するために、上述した本発明の情報記録媒体(但し、各種態様を含む)に記録される記録情報を再生する再生手段を備える情報再生装置における情報再生方法であって、前記許容情報を読み取る読取工程と、前記読み取られた許容情報に基づいて、前記情報記録媒体を回転駆動させる回転駆動工程とを備える。
本発明の情報再生方法は上記課題を解決するために、上述した本発明の情報記録媒体(但し、各種態様を含む)に記録される記録情報を再生する再生手段を備える情報再生装置における情報再生方法であって、前記許容情報を読み取る読取工程と、前記読み取られた許容情報に基づいて、前記情報記録媒体を回転駆動させる回転駆動工程とを備える。
本発明の情報再生方法によれば、上述した本発明の情報再生装置と同様の利益を享受することができる。
尚、上述した本発明の情報再生装置における各種態様に対応して、本発明の情報再生方法も各種態様を採ることが可能である。
(コンピュータプログラム)
本発明の第1コンピュータプログラムは上記課題を解決するために、上述した本発明の情報記録装置(但し、各種態様を含む)に備えられたコンピュータを制御する記録制御用のコンピュータプログラムであって、該コンピュータを、前記第1記録手段、前記読取手段、前記回転駆動及び前記第1制御手段のうち少なくとも一部として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
本発明の第1コンピュータプログラムは上記課題を解決するために、上述した本発明の情報記録装置(但し、各種態様を含む)に備えられたコンピュータを制御する記録制御用のコンピュータプログラムであって、該コンピュータを、前記第1記録手段、前記読取手段、前記回転駆動及び前記第1制御手段のうち少なくとも一部として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
本発明に係る第1コンピュータプログラムによれば、当該コンピュータプログラムを格納するROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラムをコンピュータに読み込んで実行させれば、或いは、当該コンピュータプログラムを、通信手段を介してコンピュータにダウンロードさせた後に実行させれば、上述した本発明の情報記録装置を比較的簡単に実現できる。
尚、上述した本発明の情報記録装置における各種態様に対応して、本発明の第1コンピュータプログラムも各種態様を採ることが可能である。
本発明の第2コンピュータプログラムは上記課題を解決するために、上述した本発明の情報再生装置(但し、各種態様を含む)に備えられたコンピュータを制御する再生制御用のコンピュータプログラムであって、該コンピュータを、前記再生手段、前記読取手段、前記回転駆動及び前記第1制御手段のうち少なくとも一部として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
本発明に係る第2コンピュータプログラムによれば、当該コンピュータプログラムを格納するROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラムをコンピュータに読み込んで実行させれば、或いは、当該コンピュータプログラムを、通信手段を介してコンピュータにダウンロードさせた後に実行させれば、上述した本発明の情報再生装置を比較的簡単に実現できる。
尚、上述した本発明の情報再生装置における各種態様に対応して、本発明の第2コンピュータプログラムも各種態様を採ることが可能である。
コンピュータ読取可能な媒体内の第1コンピュータプログラム製品は上記課題を解決するために、本発明の情報記録装置(但し、その各種態様を含む)に備えられたコンピュータにより実行可能なプログラム命令を明白に具現化し、該コンピュータを、前記第1記録手段、前記読取手段、前記回転駆動及び前記第1制御手段のうち少なくとも一部として機能させる。
本発明の第1コンピュータプログラム製品によれば、当該コンピュータプログラム製品を格納するROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラム製品をコンピュータに読み込めば、或いは、例えば伝送波である当該コンピュータプログラム製品を、通信手段を介してコンピュータにダウンロードすれば、上述した本発明の前記第1記録手段、前記読取手段、前記回転駆動及び前記第1制御手段のうち少なくとも一部を比較的容易に実施可能となる。更に具体的には、当該コンピュータプログラム製品は、上述した前記第1記録手段、前記読取手段、前記回転駆動及び前記第1制御手段のうち少なくとも一部として機能させるコンピュータ読取可能なコード(或いはコンピュータ読取可能な命令)から構成されてよい。
コンピュータ読取可能な媒体内の第2コンピュータプログラム製品は上記課題を解決するために、本発明の情報記録装置(但し、その各種態様を含む)に備えられたコンピュータにより実行可能なプログラム命令を明白に具現化し、該コンピュータを、前記再生手段、前記読取手段、前記回転駆動及び前記第1制御手段のうち少なくとも一部として機能させる。
本発明の第2コンピュータプログラム製品によれば、当該コンピュータプログラム製品を格納するROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク等の記録媒体から、当該コンピュータプログラム製品をコンピュータに読み込めば、或いは、例えば伝送波である当該コンピュータプログラム製品を、通信手段を介してコンピュータにダウンロードすれば、上述した本発明の前記再生手段、前記読取手段、前記回転駆動及び前記第1制御手段のうち少なくとも一部を比較的容易に実施可能となる。更に具体的には、当該コンピュータプログラム製品は、上述した前記再生手段、前記読取手段、前記回転駆動及び前記第1制御手段のうち少なくとも一部として機能させるコンピュータ読取可能なコード(或いはコンピュータ読取可能な命令)から構成されてよい。
本発明のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施例から明らかにされる。
以上説明したように、本発明の情報記録媒体によれば、許容可能な回転数を示す許容情報が記録されている。従って、情報記録媒体の回転速度を適切に制御することができる。
また、本発明の情報記録装置又は方法によれば、第1記録手段、読取手段、回転駆動手段及び第1制御手段、又は読取工程、回転駆動工程を備える。従って、情報記録媒体の回転速度を適切に制御しながら、記録情報の記録を適切に行なうことが可能となる。
また、本発明の情報再生装置又は方法によれば、再生手段、読取手段、回転駆動手段及び第1制御手段、又は読取工程、回転駆動工程を備える。従って、情報記録媒体の回転速度を適切に制御しながら、記録情報の再生を適切に行なうことが可能となる。
1 情報記録再生装置
100 光ディスク
104 リードインエリア
108 リードアウトエリア
501 光ピックアップ
502 スピンドルモータ
503 ヘッドアンプ
524 ドロップアウト検出器
525 エラーレート検出器
526 振動/音センサ
540 サーボユニット
560 CPU
100 光ディスク
104 リードインエリア
108 リードアウトエリア
501 光ピックアップ
502 スピンドルモータ
503 ヘッドアンプ
524 ドロップアウト検出器
525 エラーレート検出器
526 振動/音センサ
540 サーボユニット
560 CPU
以下、本発明を実施するための最良の形態について実施例毎に順に図面に基づいて説明する。
(情報記録媒体の実施例)
はじめに、図1から図11を参照して、本発明の情報記録媒体に係る実施例としての光ディスクについて説明を進める。
はじめに、図1から図11を参照して、本発明の情報記録媒体に係る実施例としての光ディスクについて説明を進める。
先ず、図1を参照して、本実施例に係る光ディスクの基本構造について説明を進める。ここに、図1は、上側に複数のエリアを有する光ディスクの構造を概略平面図で示すと共に、下側にその径方向におけるエリア構造を概念図で対応付けて示すものである。
図1に示すように、光ディスク100は、例えば、記録(書き込み)が複数回又は1回のみ可能な、光磁気方式、相変化方式等の各種記録方式で記録可能とされており、DVDと同じく直径12cm程度のディスク本体上の記録面に、センターホール102を中心として内周から外周に向けて、例えばCLV(Constant Liner Velocity)でリードインエリア104、データ記録エリア106及びリードアウトエリア108が設けられている。そして、各エリアには、例えば、センターホール102を中心にスパイラル状或いは同心円状に、グルーブトラック及びランドトラックが交互に設けられており、このグルーブトラックはウオブリングされてもよいし、これらのうち一方又は両方のトラックにプリピットが形成されていてもよい。尚、本発明は、このような三つのエリアを有する光ディスクには特に限定されない。例えば、リードインエリア104やリードアウトエリア108が存在せずとも、以下に説明するファイル構造は構築可能である。また、後述するように、リードインエリア104やリードアウトエリア108は更に細分化された構成であってもよい。
続いて、図2から図7を参照して、本実施例に係る光ディスク100についてより詳細に、特に当該光ディスク100に記録されている許容情報についてより詳細に説明を進める。ここに、図2から図7は、許容情報の具体例を概念的に示すテーブルやその許容情報に基づいて制御される光ディスクの回転数(回転速度)或いは記録速度或いは再生速度を概念的に示すグラフである。
通常光ディスクへのデータの記録或いはデータの再生に当たっては、光ディスクの線速度への依存性があり、ある線速度を基準とした場合の基準となる記録速度(再生速度)である1x、倍速の2xさらに高速の4xなどと決まった値を有する記録速度で記録し、または再生速度で再生するのが一般的である。これはそれぞれの線速度(或いは、記録速度等)における記録ストラテジと呼ばれている、記録パラメータや、その他の再生パラメータが異なるのが原因であり、1xから4xまで連続的に可変とすることは、あまりない。
図2に、データを記録する際の線速度を3.4m/secとした場合の、半径位置とそれぞれの半径位置での光ディスクの回転数を示す。またそれぞれのグラフは、1x、2x、4x、8x、12x、16xの記録速度(再生速度)に対応している。
ここで、本実施例に係る光ディスク100には、当該光ディスク100の回転数の最大許容値である最大許容回転数を示す許容情報が記録されている。具体的には、図3に示す許容情報であれば、光ディスク100の回転数は15000回転を上限とする旨を定めている。このとき、最大許容回転数は、図3に示すように、光ディスク100のアドレス(例えば、光ディスク100の最内周に相当するアドレス“A”から光ディスク100のアドレス“D”)を指定して示されるように構成してもよい。或いは、光ディスク100全体に対する最大許容回転数を指定すれば足りる場合には、このアドレスを指定して最大許容回転数を示さなくともよい。従って、図3に示す許容情報に基づいて光ディスク100にデータを記録し、或いは光ディスク100に記録されているデータを再生する際には、図2の太い実線に示すように、内周から半径位置が30mm弱までは8xの記録速度(再生速度)にてデータを記録したり或いは再生することができ、半径位置30mm弱から35mm程度までは12xの記録速度(再生速度)にてデータを記録したり或いは再生することができ、残りの半径位置(即ち、半径位置35mm以上)では、16xの記録速度(再生速度)でデータを記録し或いは再生することができる。
一方、従来のDVDのようにこのような許容情報が記録されていなければ、後述の情報記録再生装置は、例えば光ディスク100の規格上推奨される回転数、10000rpmにて光ディスク100を回転駆動することになる。この場合、図2の太い鎖線で示すように、内周から半径位置30mm弱までは4xの記録速度(再生速度)にてデータを記録し或いは再生し、半径位置30mm弱から40mm程度までは8xの記録速度(再生速度)にてデータを記録し或いは再生し、半径位置40mm程度から52mm程度までは12xの記録速度(再生速度)にてデータを記録し或いは再生し、そして残りの半径位置(即ち、半径位置52mmから最外周59mm)までしか16xで記録することが出来ない。
すなわち、例えば技術の進歩と共に、規格上推奨される回転数を超える回転数を実現できるようになったとしても、この規格上推奨される回転数を超える回転数にて光ディスク100を回転駆動することができず、それに伴い相対的に高速な(例えば、16倍速や24倍速等)記録速度或いは再生速度(以降、適宜“記録速度等”と称する)を実現することが困難或いは不可能となってしまう。或いは、光ディスク100の一部の記録領域にデータを記録したり或いは再生する場合においてのみ規格上推奨される回転数を超える回転数にて光ディスク100を回転駆動することができるにとどまり、その一部の記録領域、16xの場合最外周の8mm程度においてしか相対的に高速な記録速度等を実現できないという技術的な問題点を有している。しかるに、本実施例では、光ディスク100自体に、許容される回転数(即ち、最大許容回転数)を示す許容情報が記録されている。このため、許容情報を参照してデータの記録や再生を行えば、規格上推奨される回転数(例えば10000rpm等)を超える回転数にて回転駆動させることが可能な光ディスク100であるか否かを、例えば後述の情報記録再生装置をして比較的容易に識別させることができる。従って、相対的に高速な記録速度等を好適に実現できるという大きな利点を有している。特に、許容情報に基づけば、光ディスク100全体として規格上推奨される回転速度を超える回転速度にて回転駆動させることが可能な光ディスク100であるか否かを識別することができるため、光ディスク100全体の記録領域において相対的に高速な記録速度等を好適に実現できるという大きな利点を有している。
尚、許容情報が記録されているからといって、必ずしも図2の太い実線で示すように記録速度(再生速度)を変化させなくともよい。例えば、許容情報が記録されていても、例えばデータの記録時間(再生時間)や或いは後述の情報記録再生装置の安定的な動作の実現という点を考慮して、図2の太い鎖線で示すように記録速度(再生速度)を変化させてもよい。
許容情報は、上述のように最大許容回転数の絶対値を示すように構成しなくとも、図4(a)及び図4(b)に示すように、所定の回転数を超える回転数にて光ディスク100を回転させることが可能か否かを示すフラグであってもよい。例えば、所定の回転数を10000rpmとして予め定めたとすると、10000rpmを超える回転数にて光ディスク100を回転駆動させることが可能であれば、図4(a)に示すように、例えば“OK”或いは“1”フラグを許容情報として光ディスク100に記録してもよい。他方10000rpmを超える回転数にて光ディスク100を回転駆動させることが不可能であれば、図4(b)に示すように、例えば“NG”或いは“0”フラグを許容情報として光ディスク100に記録してもよい。このとき、この所定の回転数を示す情報も例えば許容情報の一部として、或いは独立した情報として光ディスク100に記録されていることが好ましい。
そして、このフラグにより示される許容情報に基づいて光ディスク100が回転駆動されても、上述した最大許容回転数の絶対値により示される許容情報に基づいて光ディスク100が回転駆動される場合と同様の利益を享受することができる。
尚、フラグにより示される許容情報は、ある1種類の回転数に対するフラグでなくとも、例えば2以上の複数種類の回転数に対するフラグを有するように構成してもよい。例えば、所定の回転数を10000rpm及び15000rpmとして予め定めたとすると、許容情報として10000rpmを超える回転数にて光ディスク100を回転駆動することが可能か否かを示すフラグと15000rpmを超える回転数にて光ディスク100を回転駆動することが可能か否かを示すフラグとを有するように構成してもよい。
そして、この許容情報により、例えば10000rpmを超える回転数にて光ディスク100を回転駆動することは可能であるが、他方15000rpmを超える回転数にて光ディスク100を回転駆動することができないことが示されていれば、例えば後述の情報記録再生装置による回転数の上限の設定動作の際に、10000rpm以上で且つ15000rpm以下の回転数を上限として設定することができる。即ち、単に1種類の回転数に対するフラグを有する許容情報と比較して、情報記録再生装置は、回転数の上限をより好適に認識することができ、その結果、光ディスク100をより好適に回転駆動することができる。
また、図5に示すように、光ディスク100の記録領域毎に(例えば、半径位置毎に)最大許容回転数を示すような許容情報であってもよい。例えば、図5に示すように、アドレス“A”からアドレス“B”にて示される記録領域においては、最大許容回転数が15000rpmであり、アドレス“B+1”からアドレス“C”にて示される記録領域においては、最大許容回転数が8000rpmであり、アドレス“C+1”からアドレス“D”にて示される記録領域においては、最大許容回転数が6000rpmであることを示す許容情報であってもよい。もちろん、この記録領域の区分の手法はアドレスに基づくものに限らず、光ディスク100における記録領域を適切に区分できる手法であれば、本発明の範囲に含まれるものである。
また、許容情報は、許容可能な最大となる回転数(即ち、最大許容回転数)を必ずしも示す必要はなく、例えば図6(a)に示すように、許容可能な回転数の範囲を示すように構成してもよい。図6(a)に示す許容情報は、アドレス“A”からアドレス“B”にて示される記録領域においては、許容される回転数の範囲が6000rpmから15000rpmであり、アドレス“B+1”からアドレス“C”にて示される記録領域においては、許容される回転数の範囲が6000rpmから9000rpmであり、アドレス“C+1”からアドレス“D”にて示される記録領域においては、許容される回転数の範囲が3000rpmから6000rpmであることを示している。
このような許容情報に基づいて光ディスク100が回転駆動されることで、図6(b)に示すように、光ディスク100の記録領域毎に、実際に回転させることができる回転数を比較的容易に識別することが可能となる。それに伴い、上述したように、相対的に高速な記録速度等を好適に実現できるという大きな利点を有している。
更に、許容情報は、許容可能な最大となる回転数(即ち、最大許容回転数)を必ずしも示す必要はなく、例えば図7(a)に示すように、実現可能な(即ち、許容可能な)記録速度等を示すように構成してもよい。図7(a)に示す許容情報は、アドレス“A”からアドレス“B”にて示される記録領域においては、実現可能な記録速度等が6x(即ち、6倍速)であり、アドレス“B+1”からアドレス“C”にて示される記録領域においては、実現可能な記録速度等が8x(即ち、8倍速)であり、アドレス“C+1”からアドレス“D”にて示される記録領域においては、実現可能な記録速度が16x(即ち、16倍速)であることを示している。即ち、この許容情報は、図7(b)に示すように、内周側から外周側に向かうにつれて、記録速度等が増加することを示している。
このような許容情報に基づいて光ディスク100に対してデータを記録したり、或いは光ディスク100に記録されているデータを再生すれば、記録速度を適切に制御することができ、相対的に高速な記録速度等を実現することが可能となる。更に、記録速度を制御することは即ち光ディスク100の回転数を制御しながら光ディスク100を回転駆動することをも含んでいるため、例えば情報記録再生装置は、好適に光ディスク100を回転駆動することができる。即ち、後述の情報記録再生装置をして、例えば10000rpmを超えるような回転数にて光ディスク100を回転駆動することが可能であると比較的容易に識別させることが可能となり、上述した各種利益を享受することが可能となる。
もちろん、光ディスク100の記録領域毎に実現可能な記録速度等を示す許容情報でなくとも、光ディスク100全体毎に実現可能な記録速度を示す許容情報であってもよいことはいうまでもない。更に、実現可能な記録速度として、実現可能な記録速度の最大値を示す情報であってもよいし、或いは実現可能な記録速度の範囲を示す情報であってもよい。
尚、許容情報が示す情報としては上述した実施例に示した例に限らず、直接的に或いは間接的に許容可能な回転数や実現可能な記録速度を示す情報であれば足りる。
ここで、このような許容情報が光ディスク100上に実際に記録される態様について、図8を参照しながら具体的に説明を進める。ここに、図8は、光ディスク100上における許容情報の記録の態様を概念的に示すデータ構造図である。
図8(a)に示すように、リードインエリア104内の所定の記録領域に許容情報が記録されるように構成してもよい。このように構成することで、例えば後述の情報記録再生装置に光ディスク100がローディングされたときに、データの記録或いは再生に必要な各種管理用データをリードインエリア104から取得する際に、合わせてこの許容情報を取得することができる。従って、通常の記録動作或いは再生動作に影響を与えることなく、許容情報に基づいて記録動作或いは再生動作を適切に行うことが可能となる。
また、図8(b)に示すように、データ記録エリア106の全体に或いは少なくとも一部に許容情報が分布して記録されるように構成してもよい。具体的には、例えば光ディスク100の一の具体例たるDVD−R/RW等においては、例えばランドトラック上に形成されるLPP(Land Pre Pit)により許容情報が記録されるように構成してもよい。この場合、LPPにより示されるアドレス情報と共に許容情報(より好ましくは、アドレス情報に応じた最大許容回転数等)が記録されることが好ましい。或いは、例えば光ディスク100の他の具体例たるDVD+R/RW等においては、例えばランドトラックやグルーブトラックのうねりに相当するウォブル(Wobble)に所定の変調を施すことで許容情報が記録されるように構成してもよい。
また、上述の図5、図6及び図7において示したように、記録領域毎の最大許容回転数等を示す許容情報であれば、記録領域毎に対応する最大許容回転数が(或いは、許容情報全体が)記録されているように構成してもよい。
このように、データ記録エリア106に許容情報を記録することで、例えば後述の情報記録再生装置は、データを記録し或いは再生する動作を行なうと共に、許容情報に基づいて光ディスク100を回転駆動することが可能となる。即ち、データ記録或いは再生動作に付随するアドレス情報の取得を行いながら、許容情報を取得できるため、記録動作或いは再生動作の進行に合わせて好適に光ディスク100を回転駆動することができる。
もちろん、許容情報が記録されるのがリードインエリア104やデータ記録エリア106に限定されることなく、例えばリードアウトエリア108や或いはその他のエリアに許容情報を記録するように構成してもよい。
続いて、光ディスク100へのデータの記録方式(具体的には、例えばCLV(Constant Liner Velocity)記録方式、Z−CLV(Zone-CLV)記録方式、Z−CAV(Zone-Constant Angular Velocity)記録方式)毎の許容情報の具体例について、図9から図11を参照して説明する。尚、上述した図3では夫々の記録方式に関する説明が同時に記載されている。ここに、図9は、CLV記録方式による光ディスク100に記録される許容情報の一例を概念的に示すテーブル或いはグラフであり、図10は、Z−CLV記録方式による光ディスク100に記録される許容情報の一例を概念的に示すテーブル或いはグラフであり、図11は、Z−CAV記録方式による光ディスク100に記録される許容情報の一例を概念的に示すテーブル或いはグラフである。
CLV記録方式は、光ディスク100全体において線速度が一定になるように該光ディスク100が回転駆動される記録方式である。この場合、光ディスク100の内周側から外周側に向かうにつれて回転数が減少するように、光ディスク100は回転駆動される。
このとき、図9(a)に示すように、例えば光ディスク100全体における最大許容回転数を示す許容情報が当該光ディスク100に記録されていることが好ましい。これにより、後述の情報記録再生装置は、例えば図9(b)のグラフに示すように、CLV記録方式にてデータを記録等すると共に、許容情報に基づいて、例えば15000rpmを超えないような回転数にて光ディスク100を回転駆動することができる。
また、図9(c)に示すように、実現可能な記録速度を示す許容情報が更に記録されていてもよい。
ZCLV記録方式は、ある記録領域(即ち、ゾーン)毎に線速度が一定となるように光ディスク100が回転駆動される記録方式である。
このとき、図10(a)に示すように、例えば光ディスク100全体における最大許容回転数を示す許容情報が当該光ディスク100に記録されていてもよい。もちろん、線速度が一定となるゾーン毎における最大許容回転数を示す許容情報が光ディスク100に記録されていてもよい。これにより、後述の情報記録再生装置は、例えば図10(b)に示すように、ZCLV記録方式にてデータを記録等すると共に、許容情報に基づいて、例えば15000rpmを超えないような回転数にて光ディスク100を回転駆動することができる。
尚、ZCLV記録方式に係る光ディスク100においては、図10(c)に示すように、ゾーン毎の実現可能な記録速度を示す許容情報が記録されていることがより好ましい。この許容情報を参照しながらデータの記録等の動作を行なうことで、ゾーン毎の記録速度を好適に切り替えることが可能となり、より適切な記録動作を実現することが可能となる。
尚、このようなゾーン毎の実現可能な記録速度は、ゾーン毎に(例えば、ゾーンが切り替わる記録領域の夫々に)許容情報が記録されていてもよい。即ち、アドレス“A”からアドレス“B”にて示されるゾーン、アドレス“B+1”からアドレス“C”にて示されるゾーン及びアドレス“C+1”からアドレス“D”にて示されるゾーンの夫々毎に、図10(c)に示す許容情報が記録されていてもよい。或いはゾーン毎に対応する記録速度(即ち、実現可能な記録速度)が記録されていてもよい。即ち、アドレス“A”からアドレス“B”にて示されるゾーンには、対応する記録速度である“6x”を示す許容情報が記録され、アドレス“B+1”からアドレス“C”にて示されるゾーンには、対応する記録速度である“8x”を示す許容情報が記録され、アドレス“C+1”からアドレス“D”にて示されるゾーンには、対応する記録速度である“16x”を示す許容情報が記録されてもよい。
ZCAV記録方式は、光ディスク100におけるある記録領域(即ち、ゾーン)毎に回転数(即ち、角速度)が一定となるように回転速度が制御される記録方式である。
このとき、図11(a)に示すように、ゾーン毎の最大許容回転数を示す許容情報が当該光ディスク100に記録されていることが好ましい。もちろん、光ディスク100全体における最大許容回転数を示す許容情報が光ディスク100に記録されていてもよい。これにより、後述の情報記録再生装置は、例えば図11(b)に示すように、ZCAV記録方式にてデータを記録等すると共に、許容情報に基づいて、例えばアドレス“A”からアドレス“B”にて示されるゾーンにデータを記録等する際には、15000rpmを超えないような回転数(或いは、15000rpmなる回転数)にて、アドレス“B+1”からアドレス“C”にて示されるゾーンにデータを記録等する際には、10000rpmを超えないような回転数(或いは、10000rpmなる回転数)にて、アドレス“C+1”からアドレス“D”にて示されるゾーンにデータを記録等する際には、8000rpmを超えないような回転数(或いは、8000rpmなる回転数)にて光ディスク100を回転駆動することができる。
尚、ZCAV記録方式に係る光ディスク100においては、図11(c)に示すように、ゾーン毎の(或いは、光ディスク100全体において)実現可能な記録速度を示す許容情報が記録されていてもよい。この許容情報を参照しながらデータの記録等の動作を行なうことで、記録速度を好適に切り替える(或いは、好適な記録速度にてデータの記録等を行う)ことが可能となり、より適切な記録動作を実現することが可能となる。
(情報記録再生装置の実施例)
続いて、図12から図16を参照して、本発明の情報記録装置或いは情報再生装置に係る実施例としての情報記録再生装置について説明する。
続いて、図12から図16を参照して、本発明の情報記録装置或いは情報再生装置に係る実施例としての情報記録再生装置について説明する。
(1)基本構成
先ず、図12を参照して本実施例に係る情報記録再生装置の基本構成について説明する。ここに、図12は、本実施例に係る情報記録再生装置の基本構成を概念的に示すブロック図である。
先ず、図12を参照して本実施例に係る情報記録再生装置の基本構成について説明する。ここに、図12は、本実施例に係る情報記録再生装置の基本構成を概念的に示すブロック図である。
図12に示すように、情報記録再生装置1は、光ピックアップ501と、スピンドルモータ502と、ヘッドアンプ503と、ドライバ/ストラテジ回路504と、バッファ505と、スクランブル回路506と、データECC(Error Correction Code)生成器507と、インターリーブド回路508と、バッファ509と、インタフェース510と、総和生成器520と、デスクランブル回路521と、ピットデータECC回路522と、デインターリーブド回路523と、ドロップアウト検出器524と、エラーレート検出器525と、振動/音センサ526と、プッシュプル生成器530と、TE(Tracking Error)検出器534と、ウォブル検出器535と、LPP(Land Pre Pit)検出器536と、FE(Focus Error)検出器537と、サーボユニット540と、CPU560と、メモリ570とを有している。
光ピックアップ501は、本発明における「第1記録手段」、「第2記録手段」及び「再生手段」の一具体例であって、光ディスク100へのデータの記録又は再生を行う。光ピックアップ501は、半導体レーザ装置、各種レンズ、アクチュエータ等から構成される。より詳細には、光ピックアップ501は、光ディスク100に対してレーザ光等の光ビームBを、再生時には読み取り光として第1のパワーで照射し、記録時には書き込み光として第2のパワーで且つ変調させながら照射する。光ピックアップ501は、サーボユニット540の制御により駆動される図示しないアクチュエータ、スライダ等により、トラッキングサーボに応じて光ディスク100の半径方向等に移動できるように構成されている。加えて、サーボユニット540の制御により、フォーカスサーボに応じて光ビームBの焦点を変化させ、フォーカス制御可能に構成されている。
更に、光ピックアップ501は、図示しない4分割検出回路を備える。4分割検出回路は、光ビームBの反射光を図12の上方に示す領域A、B、C、Dに4分割し、各領域の光量に応じた信号を各々出力する。
スピンドルモータ502は、本発明における「回転駆動手段」の一具体例であって、サーボユニット540等によりスピンドルサーボを受けつつ所定速度で光ディスク100を回転駆動させるように構成されている。
ヘッドアンプ503は、本発明における「読取手段」の一具体例であって、光ピックアップ501の各出力信号(即ち、光ビームBの反射光)を各々増幅し、領域Aに対応する分割読取信号a、領域Bに対応する分割読取信号b、領域Cに対応する分割読取信号c、及び領域Dに対応する分割読取信号dを出力する。
ドライバ/ストラテジ回路504は、最適な記録レーザパワーの決定が行えるように、光ピックアップ501内に設けられた半導体レーザを駆動する。その後、ドライバ/ストラテジ回路504は、データ記録時には、例えばOPC(Optical Power Calibration)処理により決定された最適な記録レーザパワーで、光ピックアップ501の半導体レーザを駆動するように構成されている。このデータ記録時には、最適レーザパワーは、記録データに応じて変調される。
尚、OPC処理とは、最適な記録レーザパワーの検出(即ち、記録レーザパワーのキャリブレーション)処理である。より具体的には、例えばリードインエリア104内に設けられるPCA(Power Calibration Area)に、例えば3Tパルスに相当する短ピット及び11Tパルスに相当する長ピットを夫々同一の長さの無記録区間と共に交互に形成し、これを例えば16個の異なるレーザパワーにて行うことで、アシンメトリ(Asymmetry)の影響を最小にし、最も優れた再生品質が得られるように記録するための記録レーザパワーを算出する。
バッファ505は、スクランブル回路506より変調された記録データを格納し、ドライバ/ストラテジ回路504に出力可能に構成されている。
スクランブル回路506は、記録データの順序を予め定められた規則に従って並べ換えるスクランブル処理を行い、またこのスクランブル処理が行われた記録データに対して例えばDVD変調を施し、バッファ505に出力可能に構成されている。DVD変調として、例えば8−16変調が施されてもよい。
データECC生成器507は、インターリーブド回路508においてインターリーブド処理が施された記録データに対してエラー訂正用の符号を付加する。具体的には、所定のブロック単位(例えば、ECCクラスタ単位)毎にECCコードを付加し、スクランブル回路508へ出力する。
インターリーブド回路508は、インタフェース510より入力される記録データに対してインターリーブド処理を実施可能に構成されている。尚、インターリーブド処理の一具体例として、データ誤りが分散するように記録データの配置を適宜変更する処理が挙げられる。
バッファ509は、インタフェース510より入力される記録データをバッファリングし、適宜インターリーブド回路508に出力する。また、デインターリーブド回路523より出力される再生データをバッファリングし、適宜インタフェース510を介して外部出力機器に出力する。
インタフェース510は、外部入力機器より記録データの入力を受け付け、また外部出力機器に対して再生データを出力可能に構成されている。
従って、通常のデータの記録時においては、バッファ508を介してインタフェースより入力される記録信号に対して、データECC生成器507においてECCが付加され、その後スクランブル回路506においてスクランブル処理やDVD変調がかけられる。そして、バッファ505を介してドライバ/ストラテジ回路504に出力されることで、最適記録パワーで光ピックアップを駆動し、光ディスク100に記録していく。即ち、光ピックアップ501、ドライバ/ストラテジ回路504、バッファ505、スクランブル回路506、データECC生成器507、インターリーブド回路508、バッファ509及びインタフェース510を含んでなる回路系が、本発明における「情報記録装置」の一具体例を構成する。
総和生成回路520は、分割読取信号a、b、c、及びdを加算して、総和読取信号SRFを出力する加算回路からなる。なお、総和読取信号SRFは、記録マークの長短を表す信号である。
デスクランブル回路521は、総和読取信号SRFに基づいてピットデータを再生する。より具体的にはデスクランブル回路521は、例えば再生用の同期信号を基準位置として、再生されたピットデータを所定のテーブルを用いて復調して再生データを生成する。例えば、変調方式として8−16変調が採用される場合には、16ビットのピットデータを8ビットの再生データに変換する処理が施される。そして、再生データの順序を予め定められた規則に従って並べ換えるデスクランブル処理が実行されて、処理済の再生データが出力される。
ピットデータECC回路522は、デスクランブル回路521において生成された再生データに対してエラー訂正処理や補間処理等を施す。その後、当該再生データは、バッファ509を介してインタフェース510に出力され、例えばスピーカやディスプレイ等の外部出力機器において再生されることとなる。
デインターリーブド回路523は、ピットデータECC回路522においてエラー訂正処理等が施された再生データに対して、デインターリーブド処理を実施可能に構成されている。具体的には、インターリーブド回路508におけるインターリーブド処理とは逆に、変更されたデータの配置を元に戻す処理が再生データに施される。
即ち、光ピックアップ501、ヘッドアンプ503、デスクランブル回路521、ピットデータECC回路522、デインターリーブド回路523、バッファ509及びインタフェース510を含んでなる回路系が、本発明における「情報再生装置」の一具体例を構成する。
ドロップアウト検出器524は、総和生成器520より総和読取信号SRFが出力されているか否かを検出可能に構成されている。そして、その検出結果、即ち、総和読取信号SRFが出力されている、又は出力されていない旨を、例えばCPU560に出力する。
エラーレート検出器525は、再生されるデータのエラーレートを検出可能に構成されている。具体的には、ピットデータECC回路522により行われるエラー訂正処理や補間処理の結果に基づいて、再生されるデータのエラーレートを検出する。
振動/音センサ526は、光ディスク100の振動(或いは、その振動量)を検出可能に構成されている。同時に、光ディスク100の回転による音(或いは、その音の音質・音程・音域・音量等)を例えばマイクロフォン等により検出可能に構成されている。
尚、このドロップアウト検出器524、エラーレート検出器525及び振動/音センサ526の夫々は、本発明における「検出手段」の一具体例に相当する。これらの構成における詳細な動作については後に詳述する(図16参照)。
プッシュプル信号生成器530は、分割読取信号を用いて、(a+d)−(b+c)を算出して、プッシュプル信号を生成する。成分(a+d)は、読取方向に対して左側の領域A及びDに対応する一方、成分(b+c)は、読取方向に対して右側の領域B及びCに対応する。そして、プッシュプル信号の値は光ビームBとピットの相対的な位置関係を表している。
TE検出器534は、プッシュプル生成器530より入力されるプッシュプル信号のうちのトラッキングエラー信号成分より、トラッキングエラーを検出する。そして、トラッキングエラー信号をサーボユニット540へ出力する。
ウォブル検出器535は、プッシュプル生成器530より入力されるプッシュプル信号のうちのウォブル信号成分を検出可能に構成されている。また、ウォブル信号の周期に基づいて、例えば、ウォブル信号の一周期の自然数倍の長さに相当するスロット単位を基準とした相対位置情報を検出する。この相対位置情報は、サーボユニット540及びLPP検出器536へも出力されてもよい。
LPP検出器536は、プッシュプル生成器530より入力されるプッシュプル信号のうちのLPP信号成分を検出するとともに、当該LPP信号に基づいて、LPP(ランドプリピット)により示されたプリフォーマットアドレス情報を検出する。そして、このプリフォーマットアドレス情報に基づいて、記録動作のタイミングを規定する記録クロックが生成される。
FE検出器537は、総和生成器520より出力される総和読取信号SRFより、4分割ディテクターにおける信号強度の分布に基づいてフォーカスエラーを検出する。そして、フォーカスエラー信号をサーボユニット540へ出力する。
サーボユニット540は、本発明における「第1制御手段」の一具体例であって、光ピックアップ501の受光結果を処理して得られるトラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号、ウォブル信号及びLPP信号等に基づいて、光ピックアップ501の対物レンズを移動し或いはスピンドルモータ502の動作を制御し、これによりトラッキング制御、フォーカス制御或いはスピンドル制御等の各種サーボ処理を実行する。
CPU560は、システムコマンドを出力することで、情報記録再生装置1全体の制御を行う。通常、CPU560が動作するためのソフトウェアは、内部又は外部のメモリ(例えば、ROM)内に格納されている。
メモリ570は、例えばRAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリ等の半導体メモリを含んでなり、情報記録装置1の動作に必要な各種データを一時的に記録可能に構成されている。
(2)第1動作例
続いて、図13及び図14を参照して、本実施例に係る情報記録再生装置1の記録及び再生動作のうち第1の動作例について説明する。ここに、図13は、本実施例に係る情報記録再生装置の第1動作例全体の流れを示すフローチャートであり、図14は、本実施例に係る情報記録再生装置の第1動作例のうち回転数の上限設定動作の流れを示すフローチャートである。
続いて、図13及び図14を参照して、本実施例に係る情報記録再生装置1の記録及び再生動作のうち第1の動作例について説明する。ここに、図13は、本実施例に係る情報記録再生装置の第1動作例全体の流れを示すフローチャートであり、図14は、本実施例に係る情報記録再生装置の第1動作例のうち回転数の上限設定動作の流れを示すフローチャートである。
図13に示すように、先ず光ディスク100が情報記録再生装置1にローディングされ、メディア種別が判別される(ステップS101)。即ち、ローディングされた光ディスク100が記録用の(或いは、データを記録するための)光ディスクであるか再生用の(或いは、データを再生するための)光ディスクであるかが判別される(ステップS102)。
この判別の結果、記録用の光ディスク100であると判別された場合(ステップS102:Yes)、続いて、OPCを行うことで最適な記録レーザパワーを算出したり、或いは光ディスク100上の記録エリア(特に、データ記録エリア106)を、好適な記録動作を行なうことができるようにチェックする(ステップS103)。続いて、記録動作中における光ディスク100の回転数の上限を設定する(ステップS104)。この回転数の上限設定動作については後に詳述する(図14参照)。
その後、データの記録を行なう(ステップS105)。このとき、サーボユニット540やスピンドルモータ502等の制御の下に、ステップS104にて設定された回転数の上限以下の回転数にて光ディスク100が回転駆動される。更に、後述の如く、記録速度が設定される場合には、例えば本発明における「第2制御手段」の一具体例たるCPU560の制御の下に、データの記録速度が制御されることが好ましい。
その後、CPU560の制御の下に、データの記録動作を終了するか否かが判定される(ステップS106)。例えば、この記録動作において記録すべきデータが全て光ディスク100に記録された場合や、或いは情報記録再生装置1のユーザにより例えば記録停止の指示がなされた場合に、データの記録動作を終了すると判定してもよい。この判定の結果、データの記録動作を終了しないと判定された場合(ステップS106:No)、再びステップS105へ戻り、データの記録動作を継続する。他方、データの記録動作を終了すると判定された場合(ステップS106:Yes)、必要に応じて各種制御情報を例えばリードインエリア104やリードアウトエリア108に記録する(ステップS107)。そして、記録動作を終了する。このとき、必要に応じて、再生専用の光ディスク(例えば、DVD−ROM等)との互換性を保つためのファイナライズ処理を施したり、或いは光ディスク100を情報記録再生装置1からイジェクトするように構成してもよい。
他方、ステップS102における判別の結果、記録用の光ディスク100でない(即ち、再生用の光ディスク100である)と判別された場合(ステップS102:No)、続いて、再生動作中における光ディスク100の回転数の上限を設定する(ステップS108)。
その後、データの再生を行なう(ステップS109)。このとき、サーボユニット540やスピンドルモータ502等の制御の下に、ステップS108にて設定された回転数の上限以下の回転数にて光ディスク100が回転駆動される。更に、後述の如く、再生速度が設定される場合には、例えば本発明における「第2制御手段」の一具体例たるCPU560の制御の下に、データの再生速度が制御されることが好ましい。
その後、CPU560の制御の下に、データの再生動作を終了するか否かが判定される(ステップS110)。例えば、この再生動作において再生すべきデータ(或いはタイトル)の再生が終了した場合や、或いは情報記録再生装置1のユーザにより例えば再生停止の指示がなされた場合に、データの再生動作を終了すると判定してもよい。この判定の結果、データの再生動作を終了しないと判定された場合(ステップS110:No)、再びステップS109へ戻り、データの再生動作を継続する。他方、データの再生動作を終了すると判定された場合(ステップS110:Yes)、再生動作を終了する。このとき、必要に応じて、光ディスク100を情報記録再生装置1からイジェクトするように構成してもよい。
続いて、図13のステップS104及びステップS108における「回転数の上限設定動作」について、図14を参照してより詳細に説明する。
図14に示すように、先ず光ディスク100に許容情報(この場合、最大許容回転数を示す情報)が記録されているか否かを判定する(ステップS201)。例えば、リードインエリア104の所定の記録領域をサーチすることで、許容情報が記録されているか否かを判定してもよい。
この判定の結果、許容情報が記録されていると判定された場合(ステップS201:Yes)、記録動作或いは再生動作における光ディスク100の回転数の上限を、許容情報が示す最大許容回転数に設定する(ステップS202)。例えば、上述の図3に示すように、最大許容回転数の絶対値が許容情報に記録されていれば、この最大許容回転数の絶対値そのものを回転数の上限として設定してもよい。上述の図4に示すように、フラグが許容情報に記録されていれば、このフラグにより許容される所定の回転数を回転数の上限として設定してもよい。或いは、上述の図5に示すように、光ディスク100のアドレスに応じた最大許容回転数の絶対値が許容情報に記録されていれば、アドレス位置に応じて複数の回転数の上限を設定してもよい。尚、この場合は”データ記録”時にアドレスなどのプリ記録情報を読んでいるが、そのとき一緒に回転数の上限を読み、変更があれば情報記録再生装置にて認識する上限を変更するように構成してもよい。
他方、許容情報が記録されていないと判定された場合(ステップS201:No)、記録動作或いは再生動作における光ディスク100の回転数の上限を、上限として予め定められているデフォールトとしての所定の回転数に設定する(ステップS203)。この上限としての所定の回転数を示す情報は、情報記録再生装置1のメモリ570等に予め記録されていてもよいし、或いは情報記録再生装置1のユーザにより指定されるものであってもよい。
尚、上述した図13及び図14におけるフローチャートでは、回転数の上限を設定する動作について説明しているが、これに限定されるものではない。例えば、上述の図6に示すように、許容される回転数の範囲を示す許容情報が記録されている場合には、回転数の上限を設定することに加えて又は代えて、回転数の範囲を設定するように構成してもよい。或いは、上述の図7に示すように、許容される記録速度等を示す許容情報が記録されている場合には、記録速度等を設定するように構成してもよい。そして、この場合、記録速度等に関係して定まる回転数(或いは、回転数の上限)を合わせて設定するように構成してもよい。
以上の結果、本実施例に係る情報記録再生装置1によれば、許容情報に基づいて光ディスク100の回転数の上限等を好適に設定することができる。言い換えれば、規格上推奨される回転速度を超える回転数にて回転駆動させることが可能な光ディスク100であるか否かを比較的容易に識別することができる。従って、場合によっては規格上推奨される回転数を超える回転数にて光ディスク100を回転させることができ、相対的に高速な記録速度等を好適に実現することが可能という大きな利点を有している。即ち、上述した本実施例に係る情報記録媒体が有する各種利益と同様の利益を享受することが可能となる。
(2)第2動作例
続いて、図15及び図16を参照して、本実施例に係る情報記録再生装置1の第2動作例について説明を進める。ここに、図15は、本実施例に係る情報記録再生装置1の第2動作例のうち回転数の上限設定動作の流れを概念的に示すフローチャートであり、図16は、第2動作例に係るクラックチェック動作の流れを概念的に示すフローチャートである。
続いて、図15及び図16を参照して、本実施例に係る情報記録再生装置1の第2動作例について説明を進める。ここに、図15は、本実施例に係る情報記録再生装置1の第2動作例のうち回転数の上限設定動作の流れを概念的に示すフローチャートであり、図16は、第2動作例に係るクラックチェック動作の流れを概念的に示すフローチャートである。
尚、第2動作例では、回転数の上限を設定する動作以外は第1動作例における動作と共通しているため、その説明を省略する。従って、以下には第2動作例における回転数の上限を設定する動作について詳細な説明を進める。
図15に示すように、先ず光ディスク100に許容情報(この場合、最大許容回転数を示す情報)が記録されているか否かを判定する(ステップS201)。
このステップS201における判定の結果、許容情報が記録されていると判定された場合(ステップS201:Yes)、続いて、クラック情報が光ディスク100に記録されているか否かを判定する(ステップS301)。このクラック情報は、当該記録動作或いは再生動作以前の記録動作或いは再生動作において、光ディスク100にクラック等が生じていることが検出されている場合に、その検出されたクラックに関する情報を示す。
このステップS301における判定の結果、クラック情報が記録されていると判定された場合(ステップS301:Yes)、記録動作或いは再生動作における光ディスク100の回転数の上限を、上限として予め定められているデフォールトとしての所定の回転数に設定する(ステップS203)。ここでは、この上限としての所定の回転数は、第1動作例における上限としての所定の回転数と同様であってもよいが、より好ましくは、光ディスク100にクラックが生じていても安定的に当該光ディスク100を回転駆動させることができる程度の回転数であることが好ましい。
他方、ステップS301における判定の結果、クラック情報が記録されていないと判定された場合(ステップS301:No)、記録動作或いは再生動作における光ディスク100の回転数の上限を、許容情報が示す最大許容回転数に設定する(ステップS202)。
続いて、光ディスク100のクラックをチェックする(ステップS302)。このクラックチェック動作について、図16を参照してより詳細に説明する。
図16に示すように、先ず光ディスク100を回転させることで生ずる振動量を、振動/音センサ526の動作により検出する。そして、CPU560の制御の下に、検出された振動量が所定値以上であるか否かを判定する(ステップS401)。
この判定の結果、振動量が所定値以上であると判定された場合(ステップS401:Yes)、光ディスク100にクラックが発生していると判断される(ステップS406)。尚、クラックが発生していると判定された場合には、このクラックを示す情報(例えば、クラックの存在を示す情報等)を光ディスク100に記録するように構成することが好ましい。他方、振動量が所定値以上でないと判定された場合(ステップS401:No)、続いて、光ディスク100の回転をさせることで生ずる音を、振動/音センサ526の動作により検出する。そして、CPU560の制御の下に、異音が検出されたか否かが判定される。(ステップS402)。この異音が検出されたか否かの判定は、定性的に行われてもよいし、或いは定量的に行われてもよい。
この判定の結果、異音が検出されたと判定された場合(ステップS402:Yes)、光ディスク100にクラックが発生していると判断される(ステップS406)。他方、異音が検出されないとは判定された場合(ステップS402:No)、続いてSRF信号の検出が可能か否かが判定される(ステップS403)。この判定は、ドロップアウト検出器524の動作により検出されるドロップアウト数が所定数以下である場合に、SRF信号の検出が可能であると判定されてもよい。
この判定の結果、SRF信号の検出が可能でないと判定された場合(ステップS403:No)、光ディスク100にクラックが発生していると判断される(ステップS406)。他方、SRF信号の検出が可能であると判定された場合(ステップS403:Yes)、続いて、再生データのエラーレートがエラーレート検出器525の動作により検出される。そして、CPU560の制御の下に、エラーレートが所定値よりも大きいか否かが判定される(ステップS404)。
この判定の結果、エラーレートが所定値よりも大きいと判定された場合(ステップS404:Yes)、光ディスク100にクラックが発生していると判断される(ステップS406)。他方、エラーレートが所定値よりも大きくないと判定された場合(ステップS404:No)、光ディスク100にはクラックが発生していないと判断される(ステップS405)。
尚、上述した振動量、異音、ドロップアウト数及びエラーレートに基づくクラック検出の基準となる所定値、所定数或いは異音の判断は、光ディスク100に生ずるクラックの特性に応じて、実験的、経験的、数学的又は理論的に、若しくはシミュレーション等を用いて個別具体的に(例えば、光ディスクの回転数の大小や記録動作或いは再生動作が行なわれている諸条件等に応じて)より適切な値、数値或いは性質等を指定することが好ましい。
尚、図16において説明したフローチャートでは、振動量、異音、ドロップアウト数及びエラーレートのいずれか一つがクラックの存在を示し得る状態にあればクラックが生じていると判定しているが、これらの情報のうち2つ以上の組合せがクラックの存在を示し得る状態にあればクラックが発生していると判断するように構成してもよい。また、図16における振動量、異音、ドロップアウト数及びエラーレートの判断の順番はこれに限られるものでなく、適宜入れ替えてもよい。
また、図16における説明では、SRF信号を用いてドロップアウトがあるか否かを検出することで、クラックの有無を判定しているが、他にも例えばフォーカス信号やトラッキング信号やウォブルやLPPから検出されるサーボ信号の品質を測定することで、光ディスク100にクラックが発生しているか否かを判定するように構成してもよい。
再び図15において、ステップS302におけるクラックチェックの結果、光ディスク100にクラックが生じているか否かが判定される(ステップS303)。
このステップS303における判定の結果、クラックが生じていると判定された場合(ステップS303:Yes)、記録動作或いは再生動作における光ディスク100の回転数の上限を、予め定められているデフォールトとしての所定の回転数に設定する(ステップS203)。この場合の所定の回転数も、光ディスク100にクラックが生じていても安定的に当該光ディスク100を回転させることができる程度の回転数であることが好ましい。
他方ステップS303における判定の結果、クラックが生じていないと判定された場合(ステップS303:No)、そのまま記録動作或いは再生動作を行なう(図13のステップS105及びステップS109参照)。
一方、ステップS201の判定の結果、許容情報が記録されていないと判定された場合(ステップS201:No)、記録動作或いは再生動作における光ディスク100の回転数の上限を、予め定められているデフォールトとしての所定の回転数に設定する(ステップS203)。
このように、第2動作例では、光ディスク100のクラックの有無に応じて回転数の上限を設定することができる。従って、好適に回転数を制御しながら光ディスク100を回転駆動することができると共に、クラックによる記録動作や再生動作への悪影響を排除してより好適な記録動作或いは再生動作を実現することができる。
尚、クラックの存在等によって、許容情報を書き換えるように構成してもよい。即ち、例えばクラック等が存在していても安定的に光ディスク100を回転駆動することができるような最大許容回転数等を示す許容情報を光ディスク100に記録(或いは、上書き)するように構成してもよい。このとき、例えば本発明における「決定手段」の一具体例たるCPU560の動作により安定的に光ディスク100を回転駆動することができると算出された回転数を、この最大許容回転数等としてもよい。或いは、上述した上限としての所定の回転数を、この最大許容回転数等としてもよい。
また、クラックの存在によらず、その他記録動作や再生動作等に影響を与え得る要素(例えば、光ディスク100の偏芯の存在やその程度等)に応じて、適宜許容情報を書き換えるように構成してもよい。例えば、所定量以上(例えば、50μm以上)の偏芯が検出されれば、許容情報を書き換えるように構成してもよい。この場合、書き換えた後の許容情報により示される最大許容回転数(或いは、上限として設定される回転数)は、光ディスク100に所定量以上の偏芯が存在していても安定的に当該光ディスク100を回転させることができる程度の回転数であることが好ましい。
もちろん、第1動作例においても許容情報を適宜書き換えるように構成してもよいことはいうまでもない。
また、第1及び第2動作例において述べた回転数の上限の設定動作は、記録動作或いは再生動作の前に行うように構成しているが、これに限らず、例えば記録動作或いは再生動作の途中に適宜行なうように構成してもよい。例えば、所定の期間毎に周期的に行ってもよいし、不定期に行ってもよい。また、CPU560の制御の下に所定のタイミングで行ってもよいし、或いは例えばリモコンや操作ボタン等を用いて入力される当該情報記録再生装置1のユーザの指示により行ってもよい。
また、単一の記録層を有する情報記録媒体でなくとも、例えば2層以上の複数の記録層を有する情報記録媒体にも当然に本発明を適用することは可能である。
また、上述の実施例では、情報記録媒体の一例として光ディスク100及び情報記録装置若しくは情報再生装置の一例として光ディスク100に係るプレーヤ又はレコーダについて説明したが、本発明は、光ディスク及びそのプレーヤやレコーダに限られるものではなく、他の高密度記録或いは高転送レート対応の各種情報記録媒体並びにそのプレーヤやレコーダにも適用可能である。
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴なう情報記録媒体、情報記録装置及び方法、情報再生装置及び方法、並びに、記録制御及び再生制御用のコンピュータプログラムもまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
本発明に係る情報記録媒体、情報記録装置及び方法、情報再生装置及び方法、並びにコンピュータプログラムは、例えば、民生用或いは業務用の、DVD等の高密度光ディスクに利用可能であり、更にDVDレコーダ等の情報記録装置に利用可能である。また、例えば民生用或いは業務用の各種コンピュータ機器に搭載される又は各種コンピュータ機器に接続可能な情報記録装置等にも利用可能である。
Claims (23)
- 予め定められる範囲内の回転速度で回転駆動される情報記録媒体であって、
許容可能な前記回転速度の範囲を示す許容情報が記録されている情報記録媒体。 - 前記許容情報は、記録情報を記録する記録領域の位置を示すアドレス情報と共に記録されていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の情報記録媒体。
- 少なくとも半径位置に応じて前記回転速度が変化するように回転駆動されることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の情報記録媒体。
- 前記許容情報は、前記半径位置に応じた複数の前記許容可能な回転速度の範囲を示すことを特徴とする請求の範囲第3項に記載の情報記録媒体。
- 前記許容情報は、前記回転速度が変化する前記半径位置毎に少なくとも1つずつ記録されていることを特徴とする請求の範囲第3項に記載の情報記録媒体。
- 前記許容情報は、前記許容される回転速度が、所定の前記回転速度以上であるか否かを示すフラグ情報を含むことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の情報記録媒体。
- 前記許容情報は、前記許容可能な回転速度を示すことに加えて又は代えて、記録情報を記録する際に許容可能な記録速度及び前記記録情報を再生する際に許容可能な再生速度の少なくとも一方の範囲を示すことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の情報記録媒体。
- 当該情報記録媒体は、少なくとも半径位置に応じて前記記録速度及び前記再生速度の少なくとも一方が変化し、
前記許容情報は、前記半径位置に応じた前記許容可能な記録速度及び前記許容可能な再生速度の少なくとも一方を示すことを特徴とする請求の範囲第7項に記載の情報記録媒体。 - 前記許容情報は、書換可能であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の情報記録媒体。
- 請求の範囲第1項に記載の情報記録媒体に記録情報を記録する第1記録手段と、
前記情報記録媒体を回転駆動させる回転駆動手段と、
前記許容情報を読み取る読取手段と、
前記読み取られた許容情報に基づいて、前記回転駆動手段を制御する第1制御手段と
を備えることを特徴とする情報記録装置。 - 前記情報記録媒体のクラックを検出する検出手段を更に備え、
前記第1制御手段は、前記クラックが検出されない場合には、前記許容情報に基づいて前記回転速度を制御し、前記クラックが検出された場合には、所定の回転速度となるように前記回転速度を制御することを特徴とする請求の範囲第10項に記載の情報記録装置。 - 前記検出手段は、前記情報記録媒体の振動及び音の少なくとも一方を検出することで前記クラックを検出することを特徴とする請求の範囲第11項に記載の情報記録装置。
- 前記検出手段は、前記情報記録媒体に記録される前記記録情報のエラーレートを検出することで、前記クラックを検出することを特徴とする請求の範囲第11項に記載の情報記録装置。
- 前記検出手段は、前記情報記録媒体に記録される前記記録情報の再生が可能か否かを検出することで、前記クラックを検出することを特徴とする請求の範囲第11項に記載の情報記録装置。
- 前記許容情報を前記情報記録媒体に記録する第2記録手段を更に備えることを特徴とする請求の範囲第10項に記載の情報記録装置。
- 前記情報記録媒体のクラック及び所定量以上の偏芯の少なくとも一方の存在に応じて前記許容可能な回転速度の範囲を決定する決定手段を更に備え、
前記第2記録手段は、前記決定手段により決定される前記許容可能な回転速度の範囲を示す前記許容情報、並びに前記クラック及び前記所定量以上の偏芯の少なくとも一方の存在を示すフラグ情報の少なくとも一方を記録することを特徴とする請求の範囲第15項に記載の情報記録装置。 - 請求の範囲第7項の情報記録媒体に前記記録情報を記録する情報記録装置であって、
前記許容情報に基づいて、前記第1記録手段が前記記録情報を記録する際の前記記録速度を制御する第2制御手段を更に備えることを特徴とする請求の範囲第10項に記載の情報記録装置。 - 請求の範囲第1項に記載の情報記録媒体に記録情報を記録する情報記録装置における情報記録方法であって、
前記回転速度情報を読み取る読取工程と、
前記読み取られた回転速度情報に基づいて、前記情報記録媒体を回転駆動させる回転駆動工程と
を備えることを特徴とする情報記録方法。 - 請求の範囲第1項に記載の情報記録媒体に記録される記録情報を再生する再生手段と、
前記情報記録媒体を回転駆動させる回転駆動手段と、
前記許容情報を読み取る読取手段と、
前記読み取られた許容情報に基づいて、前記回転駆動手段を制御する第1制御手段と
を備えることを特徴とする情報再生装置。 - 請求の範囲第7項に記載の情報記録媒体に記録される前記記録情報を再生する情報再生装置であって、
前記許容情報に基づいて、前記再生手段が前記記録情報を再生する際の前記再生速度を制御する第2制御手段を更に備えることを特徴とする請求の範囲第19項に記載の情報再生装置。 - 請求の範囲第1項に記載の情報記録媒体に記録される記録情報を再生する情報再生装置における情報再生方法であって、
前記許容情報を読み取る読取工程と、
前記読み取られた許容情報に基づいて、前記情報記録媒体を回転駆動させる回転駆動工程と
を備えることを特徴とする情報再生方法。 - 請求の範囲第10項に記載の情報記録装置に備えられたコンピュータを制御する記録制御用のコンピュータプログラムであって、該コンピュータを、前記第1記録手段、前記読取手段、前記回転駆動及び前記第1制御手段のうち少なくとも一部として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
- 請求の範囲第19項に記載の情報再生装置に備えられたコンピュータを制御する再生制御用のコンピュータプログラムであって、該コンピュータを、前記再生手段、前記読取手段、前記回転駆動手段及び前記第1制御手段のうち少なくとも一部として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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