JPWO2005079887A1 - 翼状針の安全器材 - Google Patents

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Abstract

重ね合わされた翼部32の基部が通過する切欠部23と、切欠部23に挿入された翼部32の離脱を防止する爪部24とを備えた保護キャップ20と、保護キャップ20を複数本、収納および保持する扁平状のケース本体10とを有し、ケース本体10の底面に、粘着層を設けた翼状針の安全器材。粘着層としては、剥離紙を設けた両面テープを用いることができる。ケース本体10を、患者の傍の任意の場所に粘着層により固定し、注射や点滴後に、翼部32を持って翼状針30を患部から抜き、そのまま針31を保護キャップ20に挿入し、ケース本体10から引き抜くことで、針31に保護キャップ20が被さる。これにより、他方の手に針刺しの危険がなくなり、また他方の手で、翼状針を抜いた後の止血処置などを行うことができる。これにより、翼状針の翼部を持った手のみで、保護キャップに翼状針を確実に挿入できる翼状針の安全器材を提供することができる。

Description

本発明は、使用済みの翼状針が誤って指などを刺す針刺し事故を未然に防ぐことのできる翼状針の安全器材に関する。
近年、医師や看護師、病院清掃従事者等が、患者に使用した注射針を誤って指などに刺してしまう、いわゆる「針刺し事故」が問題となっている。この針刺し事故により、患者の血液からHIV(Human Immunodeficiency Virus、いわゆるエイズウイルス)、HCV(C型肝炎ウイルス)、HBV(B型肝炎ウイルス)等に医療従事者や医療廃棄物処理者が感染し、長い闘病生活を強いられたり、死に至ったりしている。
注射針には、ディスポ注射器の先端に装着する針と、静脈注射や採血、点滴に使うチューブつきの注射針である翼状針というのがある。この翼状針は、刺すときに指先で持つ部分が翼の形に似ているのでこのように名付けられている。
翼状針における針刺し事故は、使用後から廃棄までに事故が集中していることが報告されている。それは、翼状針は、とぐろを巻いたり針先の支持が不安定であるという構造の特性からである。
このような翼状針の針刺し事故を防止するために、使用直後に、翼状針に保護キャップを被せること(リキャップ)が行われているが、このリキャップ時にも針刺し事故が多い。
このような問題点を解消するために、特許文献1には、注射器に取り付ける注射針あるいは翼状針の針キャップの一端に、折り畳むことのできる、刀のつば様の突起を設けた針刺し事故防止用針キャップが提案されている。
また、特許文献2には、注射用の針と、その針の先端部に針の内部と連通する針ハブと、細長い棒状の本体とその先端側に設けられた、針上を摺動する中空の筒体である針先保護部とを有するプロテクタとからなる針組立体であって、針ハブの先端側には内部に針および針先保護部を収納可能な内部通路を有する筒状のハブカバーが設けられ、針ハブおよびハブカバーは接合されたときに外部とハブカバーの内部通路とを連通しうる側孔が形成される形状を有しており、プロテクタ本体は側孔内に連通された状態で先端側または基端側へ移動しうる針組立体が開示されている。
特許文献3には、翼状針の翼部を折り畳んだときに外側となる面に鋸歯状の凹凸を形成し、筒状のキャップ本体の開口端部から軸線方向に切欠部あるいはスリットを形成した注射針保護キャップの前記切欠部またはスリットに前記翼部を挟み込んだときに、前記切欠部またはスリットとの間に摩擦力を増加させる構成とした翼状注射針が開示されている。
特許文献4には、少なくとも一端に挿入口を有し注射針を保持可能な筒状体からなる注射針保護キャップであって、前記挿入口を含む周壁を挿入口側から先端側に向かって縦長状に切欠するとともに、切欠部の先端側に挿入口側へ指向する翼状針係止用の係止片を形成した注射針保護キャップと、この注射針保護キャップを複数本収納可能なケース本体とが開示されている。
特許文献5には、一端に挿入口を有し注射針を保持可能な筒状体からなる注射針保護キャップであって、前記挿入口を含む周壁を挿入口側から先端側に向かって縦長状に切欠するとともに、この切欠部の先端側から筒状体の他端側に向けて翼状針係止用のスリットを形成した注射針保護キャップと、この注射針保護キャップを複数本収納し、使用済みの注射針ないし翼状針を挿入口から挿入可能な姿勢に保護キャップを保持するケース本体と、このケース本体に取り付けた注射針保護キャップの抜け出しを防止する開閉蓋とを備えた注射針処理具が開示されている。
また、市販品として、翼部を設けた管状のウイングプロテクタの内部に注射針を収納し、針の使用後に針をウイングプロテクタ内部に引き込んで針の先端が露出しないようにした針刺し防止器材が提供されている(例えば、ニプロ株式会社製、製品名「セーフタッチPSVセット」)。
特開2003−93507号公報 特開2003−33435号公報 特開2000−84076号公報 特開平11−47276号公報 特開2000−14781号公報
前記の特許文献1に開示された針刺し事故防止用針キャップは、刀のつば様の突起に、翼状針の針先が接触するため、翼状針の先端に付着した血液が突起に付着する可能性が高く、その血液に皮膚が触れることにより感染のおそれがある。
特許文献2に開示された針組立体では、針とプロテクタを組み立てた構造であるので、既存の翼状針には適用できないという問題がある。
特許文献3に開示された翼状注射針では、翼状針の翼部に鋸歯状の凹凸を形成する構造であるので、既存の翼状針には適用できないという問題がある。
特許文献4に開示された保護キャップ注射針処理具では、ケース本体に設けた把手を空いた方の手で持って翼状針を保護キャップに挿入するので、針刺しの危険性はないが、両手を使用する必要がある。
特許文献5に開示された翼状針処理具も、基本的には注射器を持った手とは別の方の手でケース本体を持つので、両手を使用する必要がある。
前述のウイングプロテクタ内部に針を引き込む方式の針刺し防止器材では、針をウイングプロテクタ内部に引き込む際、引き込む方の手と、翼部を持つ方の手の両方を使用する必要があることと、翼部の近くに針先があるので、翼部を持っている手に針先の血液が付着する危険性もある。
医師や看護師等が注射や点滴を行った後、翼状針を患者の体から抜くと、翼状針を刺した皮膚の穴から血が出るので、アルコールを浸した脱脂綿等でしばらく注射穴を押さえて血が凝固して止まるのを待つ必要がある。通常は、患者に自分で押さえるように指示するが、患者が弱っている場合や、意識がない場合は、注射等をした医師等が、抜いた翼状針を持っている手とは反対の手で押さえておく必要がある。そうすると、保護キャップを挿入するのに両手を用いる特許文献1〜5ないしウイングプロテクタを備えた器具は、使用することができなくなる。脱脂綿を押さえるのを、付添人や看護師に頼むと、まだむき出しになっている翼状針の近辺で人が動くので、針刺しの危険性が高まる。
なお、特許文献4および5の器具では、別のスタンドをテーブル等に備えて、片手(注射器を持った方の手)だけで翼状針を保護キャップに挿入することができるように工夫されているが、注射や点滴をする現場は、必ずしも近辺にスタンドを置く場所があるとは限らない。ベッドのシーツの上では、スタンドは安定せず、シーツから落ちたりする。落ちたスタンドを拾い上げる際に、翼状針が医師等や周囲の人に刺さる可能性もある。
そこで本発明は、翼状針の翼部を持った手のみで、保護キャップに翼状針を確実に挿入できる翼状針の安全器材を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の第1の構成に係る翼状針の安全器材は、一対の翼部を設けた翼状針の前記翼部を垂直に曲げて一つに重ね合わせた状態で翼状針の針を挿入する際に前記重ね合わされた翼部の基部が通過する切欠部と、前記切欠部に挿入された翼部の離脱を防止する爪部とを備えた保護キャップと、前記保護キャップを少なくとも1本、収納および保持するケース本体とを有し、前記ケース本体を支持体に安定に保持するケース保持手段を設けたことを特徴とする。
この第1の構成においては、ケース保持手段により、ケース本体を診察室のデスクや、患者のベッドサイド、患者のシーツの上など、任意の場所に保持して使用する。使用に際しては、保護キャップを収納した本発明の安全器材を患者に近い任意の場所に貼り付けておく。医師や看護師は、静脈注射や点滴後に翼状針を抜く際、脱脂綿等で翼状針が刺さっている部位を一方の手で押さえた状態で、他方の手で翼状針の両翼部をつまみ上げて翼状針を抜き、そのまま翼状針を保護キャップの開口から差し込む。そうすると、翼状針の翼部が切欠部内を通過し、所定の位置まで挿入した段階で、爪部により翼部の離脱ができなくなる。その時点で翼状針を引き抜くと、保護キャップがケース本体から離脱するので、保護キャップが被さった翼状針の状態となる。この間、ケース本体はケース保持手段により所定の場所に保持されているため、翼状針を保護キャップに差し込むときや、保護キャップを抜き取るときに、ケース本体に前後方向の力がかかってもケース本体が翼状針とともに移動することがなく、確実に保護キャップ装着を行うことができる。翼状針はその後、保護キャップとともに所定の安全容器に捨てられる。ケース本体は、保護キャップを1本収納および保持する構成のものとすることができる。これは、病院のベッドや往診などで静脈注射や点滴をする場合に、1回だけ使用する場合に、その都度廃棄処理をするのに便利である。ケース本体に複数の保護キャップを収納および保持する構成とすることもできる。これは、同室で、複数の患者に静脈注射や点滴をする場合に、複数の保護キャップをまとめて処理するのに便利であり、また経済的である。
本発明の第2の構成は、前記ケース保持手段は、前記ケース本体の裏面に設けられ、前記支持体の表面との間で摩擦を増大させる滑り止め層であることを特徴とする。
この第2の構成においては、ケース本体の底面に滑り止め層を設けているため、ケース本体を、患者のベッドサイド、患者のシーツの上など、任意の場所に置いたときに、水平方向に容易に移動しない状態で設置することができる。静脈注射や点滴後に翼状針に保護キャップを被せるとき、ケース本体は滑り止め層により所定の場所に保持されているため、保護キャップに差し込むときや、保護キャップを抜き取るときに、ケース本体に前後方向の力がかかってもケース本体が翼状針とともに移動することがなく、確実に保護キャップ装着を行うことができる。
本発明の第3の構成は、前記滑り止め層はシリコンゴム層であることを特徴とする。
この第3の構成により、ケース本体と設置面との間の摩擦抵抗が大きくなり、翼状針を保護キャップに挿入する時に、ケース本体に前後左右方向の力が加わっても、ケース本体が移動するのを阻止することができる。
本発明の第4の構成は、前記滑り止め層は粘着層であることを特徴とする。
この第4の構成では、医師や看護師は、粘着層を底部に形成したケース本体を、静脈注射や点滴前に任意の場所に貼り付けておくことができる。粘着層は繊維の表面に有効に付着するので、固定する相手がシーツなどの布であっても、固定は万全である。ケース本体に複数の保護キャップを収納および保持している場合、粘着層の粘着力は、所定の場所に貼り付けたり剥がしたりするうちに弱くなるが、このケース本体は、保護キャップを使い終わった状態で廃棄されるため、保護キャップの数だけの回数の貼着が可能であればよい。
本発明の第5の構成は、前記粘着層の表面に、剥離紙を貼着したことを特徴とする。これにより、粘着層の表面を保護し、使用時に剥離紙を剥がして貼着することができる。
本発明の第6の構成は、前記粘着層は、両面テープであることを特徴とする。これにより、容易に粘着層を形成することができる。
本発明の第7の構成は、前記滑り止め層が設けられる前記ケース本体の底面と、前記ケース本体に保持された保護キャップの中心軸線とが、前記保護キャップの開口側が高くなるように傾斜していることを特徴とする。
この第7の構成においては、ケース本体を所定の場所に貼着した後、翼状針を保護キャップに挿入する時に、貼着面に沿って翼状針を挿入するよりも、ある傾斜角をもって翼状針を挿入することができるため、保護キャップの開口を狙いやすく、装着を容易に行うことができる。
本発明の第8の構成は、前記ケース保持手段は、前記支持体上に載置され、少なくとも1箇所に縁を有し、前記縁の面に対してほぼ平行に形成された突起または溝を有する基板と、前記ケース本体の前方下部に形成された弾性を有する脚部とで構成され、前記ケース本体の後方を前記基板の前記縁に当て、前記ケース本体の前方の前記脚部を前記基板の突起または溝に保持することにより、前記ケース本体を前記基板に保持するようにしたことを特徴とする。
この第8の構成においては、ケース本体の前方下部に脚部を設けたものを用い、卓上やベッドサイドに置くことのできる基板に縁と突起または溝を設け、その縁と突起または溝の間に、後部が縁に当たるように、前方の脚部が突起または溝に係止するような状態でケース本体を装着すると、ケース本体を基板に保持することができる。基板としては、使用後に何度も洗浄したり高温殺菌または薬液で滅菌できるように、ステンレスのような耐熱性、耐薬品性を有するものが好ましい。基板は、病院で通常用いる縁付きのトレイ状のものとすることができるが、単に、一箇所に縁を有する基板でも良い。
本発明によれば、一対の翼部を設けた翼状針の前記翼部を垂直に曲げて一つに重ね合わせた状態で翼状針の針を挿入する際に前記重ね合わされた翼部の基部が通過する切欠部と、前記切欠部に挿入された翼部の離脱を防止する爪部とを備えた保護キャップと、前記保護キャップを少なくとも1本、収納および保持するケース本体とを有し、前記ケース本体を支持体に安定に保持するケース保持手段を設けた構成であるため、翼状針の翼部を持った手のみで、保護キャップに翼状針を確実に挿入することができるため、他方の手に針刺しが生じることがないとともに、空いた方の手で、患者の止血等の処置をすることができる。
本発明の実施の形態1に係る翼状針の安全器材におけるケース本体の構成を示すもので、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は(a)におけるA−A断面図、(d)は正面図、(e)は(a)および(c)におけるB−B断面図である。 本発明の実施の形態1に係る翼状針の安全器材におけるケース本体の構成を示す底面図である。 本実施の形態1に係る安全器材における保護キャップの構成を示すものであり、(a)は平面図、(b)は断面図、(c)は斜視図である。 本実施の形態1の使用状態を示す斜視図である。 本実施の形態1における翼状針を保護キャップに装着した状態の断面図である。 本発明の実施の形態2に係る翼状針の安全器材を示す斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る翼状針の安全器材におけるケース本体の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態4に係るケース保持手段を示す斜視図である。 本発明の実施の形態4に係るケース保持手段を示す断面図である。
符号の説明
10 ケース本体、11 天板、11a 舌片、11b 突起、12 底板、13 側板、14 隔壁、15 保護キャップ端部受け、16 粘着層、17 脚部、20 保護キャップ、21 キャップ本体、22 凹部、23 切欠部、24 爪部、30 翼状針、31 針、32 翼部、40 ケース本体、41 天板、41a 舌片、42 底板、43 側板、44 保護キャップ端部受け、45 脚部、50 トレイ、51 底板、52 縁、53 突起、54 滑り止め層
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて具体的に説明する。
[実施の形態1]
図1および図2は、本発明の実施の形態1に係る翼状針の安全器材におけるケース本体の構成を示すもので、図1(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は(a)におけるA−A断面図、(d)は正面図、(e)は(a)および(c)におけるB−B断面図、図2は底面図である。また、図3は本実施の形態1に係る安全器材における保護キャップの構成を示すものであり、(a)は平面図、(b)は断面図、(c)は斜視図である。
これらの図において、ケース本体10は、天板11と、底板12と、側板13と、隔壁14と、保護キャップ端部受け15とを備えている。隔壁14および保護キャップ端部受け15は、その間に保護キャップ20(後述)を装着する保護キャップ装着空間を形成するものである。また、底板12には、両面テープを貼り付けるなどして形成された粘着層16が設けられており、通常は未使用時には剥離紙が貼着されている。
天板11の前方には、各保護キャップ装着空間の中心に位置するように舌片11aが延出されており、舌片11aの中央下部には突起11bが形成されている。
保護キャップ20は、図3に示すようにキャップ本体21と、前記ケース本体10の突起11bが係合する凹部22と、翼状針(後述)の翼部を通過させる切欠部23と、切欠部23に挿入された翼部の抜け止めとなる爪部24が形成されている。
図4は本実施の形態1の使用状態を示す斜視図、図5は翼状針を保護キャップに装着した状態の断面図である。本実施の形態のケース本体10は、本例では6個の保護キャップ20を凹部22が舌片11a下部の突起11bに嵌り込むようにセットした状態で、翼状針を患者から抜き取るのに先立ち、底板12の下に貼り付けられている粘着層16の剥離紙を剥がし、たとえば患者のシーツの上に貼り付ける。
次いで、静脈注射や点滴終了後、患者の患部に刺さっている翼状針30の両翼部32を指でつまんで重ね合わせて抜き取り、そのままの状態で、翼状針30の先端の針31を保護キャップ20の内部に挿入する。そうすると、翼状針30の翼部32が爪部24を押し広げて切欠部23内部に挿入される(図5参照)。その状態で翼状針30を引き抜くと、翼部32が爪部24に引っかかる。ケース本体10の舌片11a下部の突起11bと保護キャップ20の凹部22との係合は弱いのと、ケース本体10がシーツ等に固定されているため、翼状針30を引き抜くと、翼状針30に保護キャップ20が装着された状態で保護キャップ20はケース本体10から引き抜かれる。
このようにして、医師等は、翼部32を持って翼状針30を患部から抜いた手の姿勢を変えることなく保護キャップ20を翼状針30の針31に被せることができる。この操作は翼部32を持った方の片手でできるため、他方の手で止血のための絆創膏を押さえる等の処置を行うことができるし、また翼状針30の先端に他方の手を回す必要がないので、安全性を保持することができる。
ケース本体10は、翼状針30を抜いて保護キャップ20を装着後に、貼り付けていた箇所から剥がし、剥離紙を付けて、保護キャップ20の数だけ再使用する。本例では、6個の保護キャップ20をケース本体10に装着しているので、6回使用した後、ケース本体10は廃棄処分する。保護キャップ20を被せられた翼状針30も、所定の基準に従って廃棄処分される。
なお、本実施の形態1においては、ケース本体10の底面に粘着層16を設けた例を示したが、粘着層16に代えて、シリコンゴム層等の、設置面との間で摩擦抵抗を増大させる滑り止め層を全面ないし一部に設けてもよい。
[実施の形態2]
図6は、本発明の実施の形態2に係る翼状針の安全器材を示す斜視図である。本実施の形態2においては、実施の形態1のケース本体10の前方下部に、下方に向けて湾曲した脚部17が形成されており、ケース本体10が傾斜して設置面に置かれるようになっている。底板12の後端部は、ケース本体10が傾斜した状態で、設置面に密着するように水平になっている。その底板12の面に、実施の形態1と同様に粘着層16が設けられている。
この実施の形態2においては、脚部17を設けることによりケース本体10に装着される保護キャップ20の傾きを大きくすることができ、翼状針を挿入する際に、保護キャップ20の開口が上方から見やすくなる。そのため、翼状針を確実に挿入できる。
[実施の形態3]
図7は、本発明の実施の形態3に係る翼状針の安全器材におけるケース本体の構成を示す斜視図である。
これらの図において、ケース本体40は、舌片41aを有する天板41と、底板42と、側板43と、保護キャップ端部受け44とを備えている。ケース本体40の前方底部には下方に向けて湾曲した脚部45が形成されており、ケース本体40が傾斜して設置面に置かれるようになっている。底板42は、ケース本体40が傾斜した状態で、設置面に密着するようになっている。保護キャップ端部受け44は、その間に、実施の形態1と同様の保護キャップ20を装着する保護キャップ装着空間を形成するものである。また、底板42の底面には、両面テープを貼り付けるなどして形成された粘着層(図示せず)が設けられており、通常は未使用時には剥離紙が貼着されている。
この使用方法は、実施の形態1,2と同様であるので説明を省略する。
この実施の形態3は、病院のベッドで静脈注射や点滴をする場合など、1本だけ患者に翼状針を使用し、使用後に保護キャップ20を被せて、その都度廃棄処理をするのに便利である。
[実施の形態4]
図8および図9は、本発明の実施の形態4に係るケース保持手段を示す斜視図および断面図である。
この実施の形態4では、通常、病院などで使用するステンレス製トレイ50の底板51に、縁52に平行な突起または溝(図示の例では突起53)を設け、この縁52と突起53の間に、実施の形態2のケース本体10または実施の形態3のケース本体40を装着して、ケース本体10または40(図示の例では、実施の形態2のケース本体10)を保持するようにしたものである。また、底板51の底面の一部には、滑り止めのためのシリコンゴム等の、薬物や温度に耐えることができ、載置面との間に摩擦を生じさせる滑り止め層54を設けている。
実施の形態1〜3では、ケース本体10,40を卓上や患者のベッドのシーツに保持・固定するのに粘着層16を用いたが、本実施の形態4では、病院において、注射時にベッドサイドに静脈注射器や点滴の薬剤や器具を入れて持参するトレイに、ケース本体10,40を保持できる構成を設けることにより、粘着層16を不要とするものである。
すなわち、実施の形態2,3におけるケース本体10,40には前方下部に弾性を有する脚部17,45が形成されているので、ケース本体10,40の後方をトレイ50の縁52に当て、ケース本体10,40の前方の脚部17,45をトレイ50の突起53または溝に装着することにより、脚部17,45を少し撓ませ、その弾性により、ケース本体10,40をトレイ50に保持する。
なお、トレイ50には、突起53または溝を数箇所設け、種類やサイズの異なる複数のケース本体を保持できるようにしてもよい。
なお、この実施の形態4においては、トレイ50を示したが、トレイに限らず、一箇所に縁があり、その縁と平行に突起または溝を形成した基板を用いてもよい。
本発明は、使用済みの翼状針が誤って指などを刺す針刺し事故を未然に防ぐことのできる翼状針の安全器材として、医療の分野およびその製造分野において利用することができる。

Claims (8)

  1. 一対の翼部を設けた翼状針の前記翼部を垂直に曲げて一つに重ね合わせた状態で翼状針の針を挿入する際に前記重ね合わされた翼部の基部が通過する切欠部と、前記切欠部に挿入された翼部の離脱を防止する爪部とを備えた保護キャップと、前記保護キャップを少なくとも1本、収納および保持するケース本体とを有し、前記ケース本体を支持体に安定に保持するケース保持手段を設けたことを特徴とする翼状針の安全器材。
  2. 前記ケース保持手段は、前記ケース本体の裏面に設けられ、前記支持体の表面との間で摩擦を増大させる滑り止め層であることを特徴とする請求項1記載の翼状針の安全器材。
  3. 前記滑り止め層はシリコンゴム層である請求項2記載の注射針の安全器材。
  4. 前記滑り止め層は粘着層である請求項2記載の注射針の安全器材。
  5. 前記粘着層の表面に、剥離紙を貼着したことを特徴とする請求項4記載の翼状針の安全器材。
  6. 前記粘着層は、両面テープである請求項4または5記載の翼状針の安全器材。
  7. 前記滑り止め層が設けられる前記ケース本体の底面と、前記ケース本体に保持された保護キャップの中心軸線とが、前記保護キャップの開口側が高くなるように傾斜していることを特徴とする請求項2から6のいずれかの項に記載の翼状針の安全器材。
  8. 前記ケース保持手段は、前記支持体上に載置され、少なくとも1箇所に縁を有し、前記縁の面に対してほぼ平行に形成された突起または溝を有する基板と、前記ケース本体の前方下部に形成された弾性を有する脚部とで構成され、前記ケース本体の後方を前記基板の前記縁に当て、前記ケース本体の前方の前記脚部を前記基板の突起または溝に保持することにより、前記ケース本体を前記基板に保持するようにしたことを特徴とする請求項1記載の翼状針の安全器材。
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