JP2001000546A - 針保護カバー付きコネクター - Google Patents

針保護カバー付きコネクター

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JP2001000546A
JP2001000546A JP11174288A JP17428899A JP2001000546A JP 2001000546 A JP2001000546 A JP 2001000546A JP 11174288 A JP11174288 A JP 11174288A JP 17428899 A JP17428899 A JP 17428899A JP 2001000546 A JP2001000546 A JP 2001000546A
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JP
Japan
Prior art keywords
connector
needle
protection cover
tubular case
needle protection
Prior art date
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Pending
Application number
JP11174288A
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English (en)
Inventor
Yuuya Ueda
裕弥 植田
Kazuo Era
和雄 江良
Yoshitaka Yasuda
良隆 安田
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Hanaco Medical Co Ltd
Original Assignee
Hanaco Medical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用等における収納ケースの紛失を防止し、指
や手に刺す誤穿刺針事故をなくすことができる誤穿刺針
防止用管状ケース及び簡単な構造で安価に製造できる管
状ケースを有するコネクター 【課題を解決する手段】図1において、コネクター10
は、開口部4には蓋6を有し、通常は蓋6で蓋されてい
る。このコネクター部1には、該コネクター部1と平行
に管状ケース2が結合して二連管を構成している。前記
管状ケース2には、その端部11は閉塞され、管状体の
一端から針の直径よりわずかに大きい巾を有するスリッ
ト3を軸線方向に設けることができる。これにより使用
済の穿刺針を管状ケース2の収納方向に針先端に向けて
このスリット3を通して収納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用具に用いら
れる針保護カバー付きコネクターに関するもので、更に
詳しくは、本発明は、輸液・輸血セットや血液回路等の
医療用具において、針保護カバーの紛失や針による誤刺
事故等を防止した針保護カバー付きコネクターに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、血液回路、点滴用セット、輸液・
輸血セット等の医療用具には、穿刺針、回路用ビニール
管、コネクター等を有しており、特に輸液等に用いられ
る穿刺針は、図4に示されるように、ビニール管45の
一端に翼型形状のウイング41を介して穿刺針部47を
有し、他端にコネクター49を有する構造からなり、こ
の穿刺針は、通常の採血穿刺針に比較して極細口径の針
を使用しているため、穿刺手技を容易に行うために穿刺
針摘みの構造は翼型形状となし、この翼型形状のウイン
グに穿刺針を嵌め込み固定されているのが一般的であ
る。このような採血用穿刺針47においては、危険防止
のために穿刺針47の保護に収納ケースとして管状ケー
ス43が用いられており、使用に際し、穿刺針47を管
状ケース43から外して使用すると共に、使用後は穿刺
針47を、いわゆる管状ケース43に収納し安全な状態
にしてから破棄することが一般的に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示される如き従来の穿刺針47の保護は、該穿刺針47
と管状ケース43とが分離した状態で用いられているた
め、使用中、管状ケース43を紛失したり、また使用後
に穿刺針47を管状ケース43に差し込んで収納する
際、目視の誤りにより指または手に刺してしまったり、
また特に危険なことは治療現場の緊急処置等により慌た
だしい中での作業で使用後の穿刺針を身体から抜去した
後の血液等により汚染された穿刺針を収納する際、誤っ
て手技者が管状ケース43を持っている指や手に刺して
しまう、いわゆる誤針事故につながる場合が多く、その
結果、ウイルス性肝炎やエイズ等に対する感染を引き起
こす危険がある。
【0004】このような誤針事故は保菌者の採血や輸液
等による穿刺手技に携わる医療従事者にとって最も危険
度の高い行為であり、更に輸液等の穿刺針47ならびに
管状ケース43はかなり細いため使用後の収納手技は繁
雑となり易くまた危険頻度の高い点で問題であった。そ
こで、本発明者等は、前記の如き管状ケースからなる収
納ケースの紛失や誤針事故を未然に防ぐために穿刺針部
とその収納ケースとを一体化すること並びに穿刺針を収
納ケースに収納する際、穿刺針の先端方向に向かってケ
ースを持ってくる形式でない構造及び機構とすることを
念頭にして種々検討し、穿刺針部と収納ケースとを一体
化すると共に、穿刺針の収納を収納ケースの側面から行
うことにより使用時の収納ケースの紛失が防止されるこ
とはもちろんのこと、誤針事故を皆無にすることができ
ることを見出し、先に特願平10−238365号とし
て特許出願した。
【0005】この特許出願は、先端部におけるセフティ
ーケースであるが、今回研究開発したものは、点滴セッ
ト等のコネクターに針保護カバーを一体化した構造のも
のである。即ち、本発明者等は、穿刺針ではなくビニー
ル管に接続されたコネクターに注目し、このコネクター
部に収納ケースをとりつけられないかを検討したとこ
ろ、コネクターと平行に取り付けることにより針保護カ
バーの紛失事故がなくなることはもちらんのこと、針に
よる誤穿刺事故等の防止も十分に果たせることを見出
し、この知見に基づいて本発明はなされたものである。
【0006】したがって、本発明が解決しようとする第
1の課題は、使用等における収納ケースの紛失を防止
し、指や手に刺す誤穿刺針事故をなくすことができる誤
穿刺防止用管状ケースを有するコネクターを提供するこ
とにある。また本発明が解決しようとする第2の課題
は、簡単な構造で安価に製造できる管状ケースを有する
コネクターを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記各課題は、
以下の各発明によってそれぞれ達成される。
【0008】(1)長形の筒状体からなる針保護カバー
と管状コネクターとが該コネクターと平行に連着した二
連管からなることを特徴とする針保護カバー付きコネク
ター。 (2)針保護カバーの筒状体の一端から針の直径よりわ
ずかに大きい巾を有するスリットを軸線方向に設けたこ
とを特徴とする前記第1項に記載の針保護カバー付きコ
ネクター。 (3)コネクター部の端部開口部に蓋を有することを特
徴とする前記第1項又は第2項に記載の針保護カバー付
きコネクター。 (4)コネクター部又は針保護カバーの管外周の少なく
とも一部にすべり止めを設けたことを特徴とする前記第
1項乃至第3項のいずれかに記載の医療用具用針保護カ
バー付きコネクター。
【0009】本発明の針保護カバー付きコネクターは、
長形の筒状体からなる針保護カバーと管状コネクターと
が該コネクターと平行に連着した二連管からなることを
特徴とするもので、これにより穿刺時における作業がわ
ずらしさがなく、しかも構造が簡単となることにより安
価に製造でき経済的である。またこの針保護カバー付き
コネクターは、針保護カバーの筒状体の一端から針の直
径より大きい巾を有するスリットを軸線方向に設けたこ
とにより、使用済の穿刺針を簡単に収納できるばかりで
なく手や指に針を刺してしまう事故が回避される。本発
明では、コネクター部の端部開口部に蓋を有することに
より使用時以外は蓋でカバーされており、ゴミやチリ等
の付着を防止することができる。更に本発明では、コネ
クター部又は針保護カバーの管外周の少なくとも一部に
すべり止めを設けたことにより穿刺操作時等において滑
ることがなく確実に穿刺針を把握できるので、穿刺操作
が容易である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、発明の実施の形態を詳し
く説明するが、本発明は、これらに限定されるものでは
ない。
【0011】本発明の針保護カバー付きコネクターは、
長形の筒状体からなる針保護カバーと管状コネクターと
が該コネクターと平行に連着した二連管からなることを
特徴とするものである。図1は、本発明の針保護カバー
付きコネクターを示す斜視図である。図1では、コネク
ターに蓋を有する場合のものが示されている。図1にお
いて、コネクター10は、その一端の接続部5にはビニ
ール管(図示せず)が接続されており、また他端の開口
部4には蓋6を有している。この開口部4から薬液、輸
血等を必要に応じて注入することができる。通常は蓋6
で蓋されている。このコネクター部1には、該コネクタ
ー部1と平行に管状ケース2が結合して二連管を構成し
ている。このようにコネクター部に管状ケース2を設け
たので、後述の管状ケースの作用効果を有することはも
ちろんのこと、穿刺作業時に扱いが穿刺針の付近に管状
ケース2からなる収納ケースがないので、煩わしくな
く、穿刺作業も容易に行うことができるという優れた効
果を奏するものである。
【0012】本発明では、前記管状ケース2には、その
端部11は閉塞されている。また管状ケース2には、管
状体の一端から針の直径よりわずかに大きい巾を有する
スリット3を軸線方向に設けることができる。これによ
り使用済の穿刺針を管状ケース2の収納方向に針先端に
向けてこのスリット3を通して収納する。したがって、
管状ケース2にはスリット3は設けなくてもよいが、好
ましくはスリット3は設けた方がよい。このようにスリ
ット3を設けることにより、使用中、管状ケースを紛失
したり、また使用後に穿刺針を管状ケースに差し込んで
収納する際、目視の誤りにより指または手に刺してしま
ったりする誤針事故を防止することができる。
【0013】図2は、本発明の別の実施の形態のコネク
ターを示す斜視図である。図2のコネクター20におい
て、コネクター部21には、該コネクター部21と平行
に管状ケース22が結合して二連管を構成している。こ
のようにコネクター部に管状ケース22を設けたので、
穿刺作業時に扱いが穿刺針の付近に管状ケース2からな
る収納ケースがないので、煩わしくなく、穿刺作業も容
易に行うことができるという優れた効果を奏するもので
ある。この管状ケース22には、管状体の一端から針の
直径よりわずかに大きい巾を有するスリット23を軸線
方向に設けられている。また前記コネクター部21のビ
ニール管の接続部26は、開口部29を有しており、更
にこの接続部26は薄い管状部27からできているの
で、補強部28で補強されている。また他端の開口部2
9にはネジ山24を有し、蓋(図示せず)をすることが
できる。
【0014】本発明では、更に血液回路等においては、
二本の針を使用する場合が多く、一方の針が使用中で、
他方の針が使用済となる場合には、使用済の針の保持す
る場所がなく、したがって、針を取り外してその場で処
分するか一時保管する等の処置が採られていた。また従
来、針保護カバーが長かったために上記滅菌等の際、熱
による曲がり等の問題が出て、見栄えが悪く、また曲が
りの度合いが大きいと針保護カバーの役割が減少し製品
価値を下げる結果となっていた。本発明は、二連管を構
成することにより上述の問題点を解決したものである。
【0015】図3は、本発明の二連管からなるキャップ
を示す斜視図である。図3の二連管キャップ30におい
て、キャップ31には、該キャップ31と平行に管状ケ
ース32が結合して二連管を構成している。このキャッ
プ31には、通常、プラスチック針が収納され、また針
保護カバー32には、エアー針を収納して針の保護が行
われるが、これらの針は、いずれのケースに収納しても
よいことは言うまでもない。このようにキャップ31に
更にもう一つの管状ケースからなる針保護カバー32を
設けたので、針保護カバーの役割はもちろんのこと製品
としての見栄えのよいものが得られるという優れた効果
を奏するものである。管状ケース32の針収納側の反対
側の端部は閉塞部33を有している。この端部は開口し
ていてもよいが、好ましくは閉塞していることが、ゴミ
やチリ等の付着防止の点で好ましい。この管状ケース3
2には、針の種類(例えば、穿刺針の如き取り扱い上危
険である場合)によっては、図1又は図2に示されるよ
うなスリット3及び23を設けることができる。
【0016】またキャップ31は、開口部37を有し、
他端部36は閉塞している方がよいが、開口していても
かまわない。更にキャップ31と針保護カバー32に
は、管状部周囲に滑り止め部38を有しており、これに
より二連管キャップ30を確実に持つことができ、作業
等が着実かつ容易に行うことができる。この滑り止め部
38としては、この例では波型が用いられているが、こ
れに限定されるものではなく、この技術分野において通
常用いられる形状が用いられる。この滑り止め部は、キ
ャップ31又は針保護カバー32のいずれかに設けても
よい。またこの滑り止め部は、図1及び図2に示されて
いるコネクター10及び20にも設けることができる。
このように本発明の針保護カバー付きコネクターは、血
液回路、点滴用セット、輸液・輸血セット等の医療用具
並びに穿刺針を有する医療用具において応用活用するこ
とができる。
【0017】
【発明の効果】本発明の針保護カバー付きコネクター
は、長形の筒状体からなる針保護カバーと管状コネクタ
ーとが該コネクターと平行に連着した二連管からなるこ
とにより、使用等における収納ケースの紛失を防止し、
指や手に刺す誤針事故をなくすことができ、また簡単な
構造で安価に製造できるという格別顕著な効果を奏する
ものである。また本発明では、管状ケースからなる針保
護カバーの筒状体の一端から針の直径よりわずかに大き
い巾を有するスリットを軸線方向に設けたことにより、
使用時に、指や手に刺す誤針事故をなくすことができ
る。更に本発明では、二連管からなるキャップの管外周
にすべり止めを設けたことにより、着実にかつ容易にコ
ネクターを持つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の針保護カバー付きコネクターを示す斜
視図である。
【図2】本発明の別の実施の形態である針保護カバー付
きコネクターを示す斜視図である。
【図3】本発明の更に別の実施の形態である針保護カバ
ー付きキャップを示す斜視図である。
【図4】従来の穿刺針と保護キャップを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1、21 コネクター部 27 接続部の
薄い管状部 2、22 収納ケース(管状ケース) 28 補強部 3、23 スリット 30 二連管キ
ャップ 4、29、34、37 開口部 31 キャップ 5、26 接続部 32 針保護カ
バー(管状ケース) 6、46 蓋 38 滑り止め
部 7 蓋係留部 41 ウイング 10、20、49 コネクター 43 管状ケー
ス 11、33、36 閉塞部 45 ビニール
管 24 ネジ山 47 穿刺針部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安田 良隆 埼玉県浦和市元町2丁目24番11号 ハナコ メディカル株式会社内 Fターム(参考) 4C066 AA07 BB01 FF04 JJ04 NN07 NN09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長形の筒状体からなる針保護カバーと管状
    コネクターとが該コネクターと平行に連着した二連管か
    らなることを特徴とする針保護カバー付きコネクター。
  2. 【請求項2】針保護カバーの筒状体の一端から針の直径
    よりわずかに大きい巾を有するスリットを軸線方向に設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の針保護カバー付
    きコネクター。
  3. 【請求項3】コネクター部の端部開口部に蓋を有するこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の針保護カ
    バー付きコネクター。
  4. 【請求項4】長形の筒状体からなる針保護カバーが平行
    に連着した二連管からなり、これらの針保護カバーの管
    外周の少なくとも一部にすべり止めを有すると共にいず
    れか一方の端部が閉塞されていることを特徴とする医療
    用具用針保護カバー。
JP11174288A 1999-06-21 1999-06-21 針保護カバー付きコネクター Pending JP2001000546A (ja)

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