JPH0315481A - 安全後退用針を備えたカニューレ挿入装置 - Google Patents

安全後退用針を備えたカニューレ挿入装置

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JPH0315481A
JPH0315481A JP63107382A JP10738288A JPH0315481A JP H0315481 A JPH0315481 A JP H0315481A JP 63107382 A JP63107382 A JP 63107382A JP 10738288 A JP10738288 A JP 10738288A JP H0315481 A JPH0315481 A JP H0315481A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般に医療器具に関し、更に詳細には静脈カニ
ューレ等のカニューレを患者の身体に挿入するための装
置に関する。
周知のごとく、静脈および動脈内管ならびに他の内在的
カテーテルには無数のきわめて重要な医学的用途がある
。また、このような装置すべてに関連して厳しい問題が
進展してきていることも医学界では知られている。
その問題は恐るべき病気、特に人々の間での身体物質の
交換により伝わる後天性免疫不全症候群(「エイズ」)
や肝炎等の致命的にして現在では不治の病気の現在続い
ている存在から生じるものである。これらの病気は医療
機関を注射用およびカテーテルまたはカニューレ押入用
に使い捨て針を専用するように仕向けた。
しかし、医療関係者自体にとっては感染した患者から引
き抜いた後で針先端に不用意に触れることにおいて厳し
い危険が残る。医療8 用針は極端に鋭利となるように且つ僅かな圧力のみで皮
膚や肉を刺すように特定的に設計され製造される。
その結果、普通ならば取るに足りないかすり傷やちくり
と刺す傷にすぎないものが多くの医療者その他に厳しい
病気あるいは死さえももたらす恐れがあるし、また実際
にもたらしている。言うまでもなく、健康管理の専門家
たちはこの危険によく気付いており、かかる不用意な刺
しを避けるためにかなりの用心をしている。かくて、こ
の危険は「確率」ベースではきわめて小さな値に低下し
ている。
それにもかかわらず,現場の医師や看護婦や技術者たち
にとって危険にさらされる恐れはきわめて広範囲にわた
るので時として刺しは避けがたい。実際問題として、こ
のような個人が偶発的な刺しの発生率を例えば1年に1
回、あるいは多分2,3年に1回以下に低下させること
は事実上不可能である。
もちろん、すべてのかかる刺しが伝染可能な致命的病気
をもつ患者による針の汚染を招来するとは限らない。に
もかかわらず、これらの偶発事故で有為な数の医療職員
が死ぬそしてもちろんより多数の人々が重病になるに充
分な医療関係者や充分なかかる患者がいるのである。
この問題の議論においては、注射器と併用される型式の
針が普通目立ってくる。「皮下」という話は医療界での
現在の用法からやや変化してきているが、本発明者は明
確と簡単のために注射を与えるために注射器と併用され
る釦を「皮下針」と称することにする。血液を抜く場合
に用いられる針を「刺將針」と呼ふことにする。この用
語法により、本発明者はす人でのかかる針をカニューレ
挿入、即ち、本発明の分野に用いられる針と明瞭に区別
するつもりである。
皮トおよび刺賂針は顕著に且つ大量に使用されるためし
ばしば論議される。しかし、興味深いことには、皮下お
よび刺將針を使用するに当たって伴う実際の手動操作は
刺し事故を避けるには比較的好都合である。
更に具体的には、皮下針を患者から引抜いた後では、そ
の釦を使用している人はある状況(例えば筋肉注射)に
おいては両手をその針の適正な処理に利用しうる。通常
の状況では彼または彼女は更に患者に注意する前にすば
やくそれを包んで捨てることができる。
他の多くの状況(例えば静脈注射)においては皮下針を
使用する人はほとんど常に、針が適正に蔽われうるまで
その針を少なくとも保持すべく片手は自由である。また
器用さをもっと必要とするある状況(例えば採血)では
、刺將針を使用する人は安全な処置に時間があるまでそ
の針を邪魔にならない所に一時的に置くのに通常少なく
とも1秒程度の時間は見出すことができる。
(ここでの本発明者の議論はカニューレ挿入の手順と対
照した場合の、注射または採血の手順における比較的低
い危険に向けられていることが理解されよう。従って本
発明者は筋肉注射に用いられたいったん適正に蔽われた
皮下針は必然的に安全であると言うつもりはない。即ち
、もちろん不用意な開包その他多くの種類の事故のある
程度の可能性は残るのである。) もちろん、注射および刺將手順はカニューレ揮入手順よ
りも比較的危険が少ないという1二記の一般的主張には
例外がある。即ち、学習状況や緊急事態や、そして通常
の操作が患者の精神的または肉体的状態によって複雑化
する状況がある。しかし、これらは恐らく、皮下および
刺III’F針のすべての使用例の10%から20%の
間にすぎない。
静脈または他のカニューレの挿入の手順は偶発的な刺し
の回避にはそれほど好都合ではない。例えば患者の血管
内にカニューレを据え付けた場合、カニューレは患者の
血液を身体外部に搬送するための開いた経路を潜在的に
形成する。
12 それ故、患者の血管はこの経路が典型的には患者の身体
内へ注入されるべき流体で加圧されている嵌合川チュー
ブに連結されるまでそして連結されている間はしっかり
と閉塞されねばならない。実際には、医師、看護婦また
は技術者は通常、ちょうどカニューレの先端において患
者の身体の外部に手動で押圧することにより血管を閉塞
するものである。
この圧力はチューブがカニューレに取付けられるまで継
続的に維持される。このことから理解されるように、医
療者の両手が自由になる前に、両手が自由でない中間的
な時間がある。
ある場合には、カニューレを据え付けるのに用いられる
針は中空であり、チューブはその針の背に一時的に連結
させればよい。しかし これは実際には一時的な安心で
しかない、何故なら結局チューブを針から除去し、剣を
患者から除去し,チューブをカニューレに再連結せねば
ならないからである。
またある場合には、針を使用する人は開包された釧を一
時的に置くための皿(トレー)を、患者の腕の届かない
ところに移動することなく予め身近に置くことができる
。しかし、この選択は常に利用しうるわけではなく、い
ずれにせよこのような1−レーを使用することはそれ自
体危険な提案である。
その結果、静脈チューブ等を頻繁に始動させる医療者は
典型的には針を片手で蔽うことに熟達してくる。従来こ
れは継続する問題への最も問題の少ない解決法であった
それにもかかわらず、それはきわめて貧弱な解決法であ
る。それは精密には遅かれ早かれ堕落する種類の措置で
あり、偶然のかすり傷や刺しに至るものであり、それに
よって統計的には厳しい病気や死に至るものである。
第16図は現代の市販されている標準カニューレ押入キ
ットを一般的に代表する装置を示す。健康管理業におい
てかかる従来装置に対して親しい用語はrI.V.挿入
セット」j ntravenous”なる語のイニシャ
ルーである。
針はステンレス鋼であり第l6図で左端であるその前端
においてきわめて鋭い。釦のシャンクは或形されたプラ
スチック円筒の前端内に永久的に固着され、剣の鋭い端
は図示のように円筒から前方へ突出している。円筒は典
型的にはポリカーボネ−1−で作ってよい。
後に明らかになる理由から、針は中空であることが、好
ましいが必すしもそうでなくてもよい。本発明者はこれ
らの物品の製造細部には通していないが、針は圧嵌また
は縮み嵌合により、あるいはプラスチック円筒を引上の
定位置に或形することにより、円筒に固着させてよいと
思われる。
別個のカテーテル組立体または「カニューレ」が針の前
方突起部分上にきわめてきっちりと、しかし除去可能に
、嵌合している。カニューレのテーパした前部は患者の
皮膚および肉を貫通して針と共に摺動する。
15 カニューレの後部またはハブは半径方向に拡大されて、
静脈内供給管等の標準直径管のためのごく僅かにテーパ
した後方容器を画成するべく形成されている。カニュー
レ、または少なくともその針のシャンク上にきっちり嵌
合されている部分は周知の商品名「テフロン」の下に市
販されているごとき生物学的には不活性だがきわめてつ
るつるした材料でできている。ハブは典型的には高分子
重量ポリプロピレン等でできている。
使用に当たっては、針およびカニューレを共に患者の血
管内にーあるいは場合によっては身体腔内、または膿瘍
内、または流体連通を確立すべき個所ならどこへでも一
挿入する。前述したように、次いで装置を使用する医療
者は通常針先端のすぐ前方で患者の身体の外部に圧力を
加えて血液の流出を防止する。
次いで医療者は釦を引抜き、カニューレを身体内の定位
置に残す。最後にカニューレの16 後端における容器内へ標準直径チューブを押入すること
により流体連通が完了する。
典型的なカニューレ押入セットにおいては、円筒の後部
は円筒とカニューレの材料の性質上の違いを参酌して、
カニューレの後端ときわめて同様に形威されている。こ
の戊形によりカニューレではなく円筒への標準チューブ
の取付けが可能となる。
使用に当たって、管状部を取付けたままカニューレだけ
を患者の身体内に残すのが必要でないか望ましくない場
合にはーあるいはすぐそうすることが望ましくない場合
には、鋼製の針を介して静脈内等の連結を行なえばよい
。剣を有利には中空にしたのはこのためである。
各挿入セット上には定位置に別個の安全力バー(不図示
〉を典型的には供給する。この別個の安全カバーは円筒
をしっかりと把持すると共に針をすっかり蔽い、偶発的
な刺しを防止し且つ使用前における環境内の諸物質によ
る針の偶発的な汚染を防止する。
押入セツ1〜を用いるには、この安全カバーを完全に除
去して傍らに置かねばならない。
すでに概説したように、我々の関心の中心は次に、針が
使用時に、患者内の物質により汚染されつるという可能
性に移る。従って安全カバーを針の鋭い端上に再びかぶ
せて偶発的な刺しを防止し、特に、患者以外の人々と針
上のありう人き汚染物との接触を防止すへきである。
ここが従来技術が有効でありえない点である。何故なら
安全カバーを再びかぶせる過程は前述した危険を受けや
すいからである。本発明者の知る限り、医療品市場はこ
の問題を解決することを目指した器具または装置を欠い
ている。
かりにも適切でありうる最も近い安全装置は、実際には
異なる分野、即ち皮下針の分野にある。その装置はIC
Uメディカル株式会社なる会社から“I C U Hj
.gh Risk Needle”の商品名の下に市販
されている特殊な形態の皮下注射針である。
このICU装置には皮下針自体の軸上に担持された摺動
外被が取付けられている。使用後に、この外被は針先端
上で前進せしめられる。
この装置は疑いもなく有用な目的に役立つものであり、
ここで関心のある問題に微かに類似した問題に向けられ
た明らかに唯一の商業的努力であるものを批判すること
は勿論本発明者の望むところではない。一方、その装置
は明らかに言及しておくべき制約を有している。
第工に、I CU High Risk Needle
は” h i g h r i s k ”の(高い危
険の)患者であることが分かっている患者にのみ使用す
るために、特別の価格で特別の品目として提供されてい
るものである。伝染可能な致命的病気をもつすべての患
者が高い危険であると分かっているわけではない。
19 第2に、外被は針をぶつつと取外すに充分なてこの作用
でもって横方向の力を不用意に加える恐れがあると思わ
れる、針の途中に取付けられている。もし外被を完全に
前進させないうちにそれが起きたら、偶発的な刺しの可
能性はかなりのものとなる恐れがある。
第3に、外被が前進時に定位置にロックすること −あ
るいは、もしそうであっても、それが仕事場での正常な
震動に耐えるに充分なほどしっかりとロックすることは
、この製品についての使用説明書からは明らかではない
。このような特徴がなければ、この装置はきわめて限定
された保護を提供するとしか思えない。
最後に、すでに示唆したように、このICU製品はカニ
ューレ等の挿入に用いるものとして設計されているので
もなく、また提供されているものでもない。それはかか
る使用のためにはかなりの修正を要するものと思われる
20 医療用針を遮蔽する装置のために多数の特許が発行され
ているが、それらは事実上すべて皮下または刺將釦用の
ものである。これらの特許のうちただlつのものが静脈
内カニューレを据え付ける際に用いられる針に言及して
いるだけである。それは1986年6月3日にジャニン
・シー・ジャガー等に特許された米国特許第4,592
,74.4号である。このジャガー特許の導入部は例え
ば以下のように言及している。
「針後退手段、特に後退可能な針を有 する皮下針を有する安全静脈穿刺装置、後退可能な針を
有する真空管刺將システム、および後退可能な針を有す
る静脈注射装置。」 しかし、ひとたびこの特許の導入部を過ぎると、ジャガ
ー等は彼等の開示を皮下および刺將用途に絞っている。
彼等はその発明を静脈注射装置に適用する可能性につい
て二度と言及していないのである。
換言すれば、ジャガー特許は本発明の分野内の開示を包
含していることを表わしているが、それがそうとは見え
ないのである。ジャガーの開示はカニューレを患者内に
安全に挿入することに向けられたなんらの具体的な開示
をも含んではいない。
ジャガー等は皮下針の医療者保護封入物内への後退を容
易にする装置を図示説明はしている。彼等はまた刺將針
の同様な封入物内への後退を同様に容易にする他の装置
をも図示説明している。これらの装置のいずれにおいて
も、後退手順は比較的厄介である。
皮下装置において、針はハンドル内に嵌合される注射器
の前端に比較的きっちりした圧嵌により装着される。ま
た針はハンドルの前部の穴を介して比較的緩い圧嵌状態
で延びている。
使用後に、注射器をハンドルの後端からまるごと引抜き
、針をハンドルとの前端圧嵌状態からハンドル内の空洞
内へ後方に運ばねばならない。そしてハンドルの後端か
ら逃げるには広すぎるフランジ内に針を担持し、従って
注射器の前端とのきっちりした圧嵌状態から引抜く。こ
うして針はハンドル内に捕捉される。
刺將装置においては、血液回収容器は使用時に初期には
外側ハウジング及び/又はハンドル内に封入されている
。針の後端はきっちりした摩擦嵌合状態で該容器上の弾
性栓を貫通する。
しかる後、この容器を道具として用いて針をハンドルの
前端からはずす。そして容器栓を針の後端から引抜き、
これで血液サンプルを入れた容器をハンドルから取外す
ことができる。容器を引抜くにつれて、針はそのフラン
ジによりハンドル内に捕捉される。
かくして上述したジャガー発明の2つの形態は使用者が
ハンドルの穴を介して実際に針をずっと引戻すことを必
要とすることになる。
そして針がハンドル空洞内に完全に収まるま23 でこの運動を続けねばならない。
後にすぐわかるように、長さ約1インチ(2.54cm
)を超える針の場合この操作は片手のみを用いて行なう
のは困難である。この困難さは、よくあるように使用者
の注意の一部のみをもって操作を行なうとすれば倍加す
る。
大抵の場合、必要な手動操作は次々と幾つかの運動を含
まねばならない。必要とされるのは複雑な運動であり、
その各段階は典型的には針の長さおよび使用者の手の大
きさに比して比較的大きな振幅のものである。
生化学の問題としては、このような大振幅で複雑な運動
の必要は明確で確実な、それ故安全な後退にとって本来
的に不利である。これは煩瑣な状供下では医療者にとっ
て特にそうである。
ジャガーの発明の皮下および刺將適用に特定的な他の要
因は手順を皿に厄介で困難にする。ます、ジャガーの皮
下針については、適24 正な後退は2つの摩擦レベル間の設計関係の維持に依存
する。これらの関係はあまりにも容易に覆えされるもの
である。
例えば、それらは装置を使用する人の知識を超えて、保
管中の温度変化により乱されうる。それらはまたハンド
ルの後部の大きな開口を介してハンドルと針フランジ間
の露出した継目内への、血液やサッ力ロース溶液等の凝
結性または粘着性物質の漏れによっても乱されうる。
そして必要な摩擦関係はまた注射器先端の、針フランジ
の後部におけるその嵌合容器内への不完全な挿入によっ
ても乱されうる。その手順は、多くの場合製造家側の人
によってではなくて現場の医療技術者により行なわれる
ものであって、少なくとも原理的には摩擦嵌合表面のい
ずれかを破損する恐れがある。
かかる状況において、針を後退させる−後退のための適
正な手段を残すことなく一前に、注射器を針フランジか
ら抜取ることができる。
ジャガーの刺賂針については、後退のための配置は確実
な操作にとって更に不利である。
刺Il8釦のフランジはそれをハンドル内へ引戻しうる
前に実際には外さなければならない。
いすれにせよ、カニューレ挿入装置に用いるためにジャ
ガーの発明がどのように構或されるか、あるいはどのよ
うに機能するかは示唆されていない。前述したように、
それは本発明の分野である。
他の幾つかの先行技術は皮下注射器の自動的または半自
動的再外装のための装置を記載している。しかし、これ
らは静脈内カニューレの使用の可能性について言及さえ
していない。
ハラーの米国特許第4,026,287号はこれらのう
ちでは比較的秀れたものの1つである。というのはそれ
は使用済みの針を一体的な頑丈な構体内の空洞内へ後退
させることを少なくとも規定しているからである。しか
し、ハラーの装置は使用後に注射器ブランジャを釧フラ
ンジの背中の中へ螺入して、フランジのまわりのもろい
密封具を破壊してから針を後退させることを必要とする
ハラー特釣はまた注射器筒内への指先の不用意な挿入に
対しての保護もしていない。ハラーの注射器プランジャ
が筒の後部における戻り止めによってのみ保持されて定
位置に残る恐れがあるということはもっと容易ならない
ことである。
かくしてハラー特許のプランジャは注射器が戻り止めを
過ぎて偶発的に震動すると危険にも針を再び前進させ易
い。加えて、ハラ特許の装置および以下に論じる他の装
置の大部分は、その使用後の外被構戊が初期または使用
前の構戊と少なくとも同し長さ ーあるいは場合によっ
てはより長いーであることにおいて不利である。
捨てるべき装置、特にこじ開けると危険なものは、それ
ほど突出させるへきではなく、z7 また多段階構造を有すべきではない。このような構或は
破損や潜在的には重大な事故を招く。
(なおついでに、ここの文脈ではハラー特許の発明の名
称はやや誤解を招く恐れがある。
その名称は「後退可能なカニューレを備えた注射器」で
あるー しかし、彼女の用語「カニューレ」は内在的カ
テーテル・カニューレを指すのではなくて、注射器本体
の前部を単に指すものである。) ミッチェルの米国特許第4,6 3 1,0 5 7号
も針を外被の密封されていない前端を介して指先に接近
しうる状態に残すものである。
ミッチェルの装置もハラーの装置と共に、装置をその安
全戻り止めから震動ではみ出させることへの望ましくな
い感度と、加えて、使用後の同様な望ましくない突出し
た構或とを共有している。
戻り止めから震動ではみ出してしまうことへの同槌な弱
みおよび使用後の同様な突出し28 た構戊を持つが、指先柿人に対してはより良好な前部遮
蔽を少なくとも設けている他の特許された装置としては
米国特許第4,573,976号(サンプソン)、第4
. , 6 4 3 , 1 9 9 号(ジェニング
ズ,ジュニア一等)および第4− , 6 4. 3 
, 2 0 0号(ジェニングズ,ジュニアー)がある
針の後退位置からの震動によるはみ出しに対するもっと
積極的な抵抗を与えることで言及に価するのは、サンプ
ソン等の米国特許第4,4 2 5,↓20号である。
その装置は使用に当たって手動操作が必要とされる複雑
さでそのより良好な安全ロックに苦しむものである。
同様な観察は、リーソンの米国特許第 3,8 9 0,9 7 1号にも当てはまるが、この
特許は使用後の比較的コンパクトで安定した構成を、し
かし再外装を行なうために比較的複雑な機構および大振
幅の運動を代価にして提供するものである。
皮下注射器の単に視覚的な遮蔽または蔽いを与えるため
の数多くの装置も特許されている。これらの中には米国
特許第2,876,770号(ホワイト)、第2,6 
74,24 6号(バウアー)および第3,134,3
80号(アーマオ)がある。かかる装置は危険なほどに
鋭くて汚染される可能性のある針の存在を効果的に隠す
ので、ここでの目的に関しては実際には逆効果である。
従って従来技術は本発明の分野一医療用内在的カニュー
レ挿入−において現代的な条件下での使用に適した安全
装置を提供できなかった。いかなる従来装置も患者内に
あった装置部分との接触から人々を適切に保護するもの
ではない。特に、いかなる従来装置もかかる保護の有効
性にとって本質的な必要な確実で容易な操作を与えるも
のではない。
本発明はカニューレを患者内に挿入するに当たって使用
される安全装置である。それはまたその後で、医療者や
、屑取扱い者や、使用後の装置と偶然の接触を有するか
もしれない他の人々を保護するのにも役立つものである
。この装置は患者内にあった装置部分との接触からかか
る個人のすべてを保護するものである。
本発明の装置は患者に突き刺し、且つカニューレを患者
内の定位置に案内し運ぶための針を含む。この針は少な
くとも↓つの鋭い端を備えた軸を有する。
また本発明は少なくとも針の鋭い端を封入するようにな
された中空ハンドルを有する。
このハンドルは特に人々の指の届かないように鋭い端を
そのように封入するようになされている。
加えて、本発明は鋭い端がハンドルから突出した状態で
針の軸をハンドルに固着させるための幾つかの手段を含
む。記述の一般性のために、本発明者はこれらの手段を
「固着手段」と称することにする。
本発明は更に、固着手段を解除し且つ針の;;1 鋭い端をハンドル内に後退させるための幾つかの手段を
含む。一般性のために、本発明者はこれらの手段を「解
除および後退手段」と呼ふことにする。これらの手段に
よる剣の後退は実質的に永久的である。
本発明の解除および後退手段は簡単な一体的運動により
手動で作動可能である。「簡単な一体的」運動により、
本発明者は複合的でない運動、即ち、ただ1つの方向で
の単一段階の行程または移動を必然的に伴う運動を意味
する。
この運動の振幅は針の長さよりも実質的に短い。あるい
は、それは一般に使用者の指または手の大きさに比較し
て小さいと言ってもよい。
」二記は最も一般的な形態での本発明についての説明で
ある。しかし、理解されるように、本発明の効力を特に
最適化するために本発明者が本発明に組みたい付加的な
特徴がある。
かかる望ましく且つ好ましい特徴としては、32 ハンドル内に画成され保護すべき人々の指に比較して小
さいが針を通すには充分に大きい穴がある。もう工つの
好ましい特徴はハンドルの外部から操作可能で解除およ
び後退手段の一部をなすトリガー機構である。
解除および後退手段はまた好ましくは、針の鋭い端をハ
ンドル内へ後退させるように積極的に付勢するための例
えばコイルばね等の幾つかの手段を含む。実際に後退が
生した後で、これらの付勢手段は好ましくは、釦の鋭い
端をハンドル内に後退された状態に保持するために作動
し続ける。
本発明は好ましくは、釦から延び針に固定され、且つ固
着手段の一部をなすブロックを含む。このブロックは、
針の鋭い端がハン1・ルから突出した状態で、ハンドル
内に係止されるようになされている。
このブロックは、その存在時に、また解除および後退手
段に応答して針をハン1−ル内へ引込ませる。解除およ
び後退手段は好ましくは装置使用者の片手により作動可
能である。
また、使用者が作動時に装置を見ることなしにこれらの
手段を作動することができるのも特に好ましい。
更に具体的には、ハンドル内およびブロック上にそれぞ
れ画成されるストッパ要素を設けることが好ましい。こ
れらの要素は互いに係合してブロックが針を後退させる
のを制止する。
また、手動操作可能な解除部材を含むトリガー機構を設
けることが好ましい。このトリガー機構はストッパ要素
を互いに係脱させてブロックを解除しこれによって針を
後退させる。
前述したように、本発明の装置はカニューレと併用され
るためのものである。カニューレは針上に嵌合しそれに
よって患者の身体内へ案内される。
従ってカニューレは本発明の環境の一部とみなしてもよ
い。しかし、幾つかの目的のためには、特許請求の範囲
に示した程度まで、カニューレを本発明自体の一部とみ
なすことが適切である。
本発明の上記作動原理および利点のす人では添付図面を
参照して以下の詳細な説明を考察することにより更に充
分に理解されるであろう。
第1図および第2図に示すように、本発明の好ましい一
実施例は戊形された中空ハンドル10を含む。この実施
例はまたハンドル10の前端にしっかり固定された鼻部
片20と、ハンドル10内に摺動自在に配置されたキャ
リャブロック30とを含む。
第1図および第2図の実施例はまた鼻部片20に近接し
てキャリャブロック30をハンドルの前端近くに固着す
るラッチ40と、ブロック30により担持されハンドル
10から鼻部片20を貫通して延びる針50とを含む。
本発明のこの実施例の各部は、特に製造の容易および経
済性のために構威されている。
35 従ってこの実施例の説明では構或の多くの細部を挙げて
おく。つまり、かかる細部のすべては当業者が本発明を
現在もくろまれているごとく最上の態様で、特にきわめ
てコスト有効に実施しうるように含まれているものとす
る。
ハンドル10は好ましくはポリカーボネート等のプラス
チックから射出成形されたものだが、必ずしもそうでな
くてもよい。それはつまみストッパ15を形或すべく前
端近くで半径方向に拡大された長い、全体的に真円筒形
の外側クリップ表面上1を含む。
そしてつまみストッパは第2図により良く見られるよう
にラッチ・ハウジング部15〜19の後部である。つま
みストッパ■5は外側グリップ表面11よりずっと短い
がそれと同軸状の真円筒である。
ラッチ・ハウジング部15〜19の残余部分もその前端
において幅広い横断方向ラッチ案内スロット↓6,工8
により二等分されて36 いることを除けば、円形的に対称である。横断方向ラッ
チ案内スロット16.18は底面18と2つの対向側壁
l6とを有する。
装置の端から見て、 ラッチ案内スロット16.18の
各側壁l6はつまみストッパ15の円形の弦に沿って形
成されている。従って事実上ラッチ案内スロット16.
18は第2図に明瞭に見られるようにラッチハウジング
15〜19の前部を2つの同一の直立柱に分割すること
になる。各柱は弦上の線分として形或されている。
同じく第2図により良く見られるように、ラッチハウジ
ング15〜19の前端近くには周方向溝19が形威され
ている。この溝19はラッチ案内スロット16.18の
底面から離隔している。ラッチハウジングの端部にはつ
まみストッパl5の直径よりも小さな直径のフランジ1
7がある。
溝19もフランジ17も縦断面を矩形として形或するの
は好ましくない。むしろ、射出型からの除去を容易にす
ると共に鼻部片20とのスナップ組付けを容易にするた
めに、溝19とフランジ17は縦断面を円弧として形或
するのが好ましい。
ハンドル].O内にはラッチ案内スロット16.18の
底面で露出して縦方向中心孔12が形成されている。こ
の孔はごく一般的には真円筒形であるが、好ましくは型
からのハンドルの除去を容易にするためにハンドルの後
端に向けて広がるごく僅かなテーパもしくはドラフトを
有する。
しかし、孔工2の後端の近くには、内方に円錐台状のス
トッパ表面14が形成されて孔12を僅かに狭めている
。孔l2の極端には、ハンドル10の後端にて開口する
短い端部13がある。
前記孔の端部l3は好ましくは後方に向かって外方に僅
かにテーパしており、そして(図面にもかかわらす)針
案内22と同じ長さ且つテーパである。円錐台状のスト
ッパ表面14のテーパは保かであり、該孔の長い部分1
2から該孔の端部工3への直径方向総合差し込みはごく
僅かである。
これらの構威細部のおかげで、ハンドルは後端の僅かな
変形(膨脹)により射出または他の型からぽんと抜くこ
とができる。即ち、型内の別個のコア片は不要である。
鼻部片20は2つの主要部分、即ち、比較的細長い前方
針案内22と半径方向に拡大された後方天蓋2工とを備
えた真円的に対称な物品である。針案内22は針50の
直径よりもやや大きな中心孔を有する。
針案内22の先端でこの中心孔は細い穴23に狭まって
いる。この端部穴23の直径は(1)針の完全な安定化
と(2)案内22と針との間の摺動空隙内での最小摩擦
とのトレードオフとして選ばれている。
天蓋21は好ましくはつまみストッパ15の外面と合致
する真円筒形外面を有する。この天蓋の後端にはラッチ
ハウジング15〜1939 の輪郭としっかり嵌合するような内部形状をもつ空洞が
形威されている。
更に詳細には、この空洞の端にはラッチハウジング15
〜19の溝19内に正確に嵌合しそれと係合する内向き
フランジまたはリップ24(第1図)がある。前述した
ラッチ案内スロット16の底面18からの溝19の離隔
により、鼻部片20の内向きリップ24も底面18から
同様に離隔している。その結果生じる隙間はラッチ40
の作動のための軌道を画成する。
鼻部片は商品名「デルリン」の下に市販されているプラ
スチックで作ることができる。
その材料は主としてそれが形威し易いから選択されるも
のである。
キャリャブロック30はきわめて狭い中心穴を有し、こ
の穴の中に針50がきっちりと把持されている。同じく
デルリン製のブロック30は針上に圧嵌、縮嵌および/
または接合するか、あるいは定位置に或形してよい。
40 キャリャブロック30の外側は円形的に対称である。そ
れは真円筒形でもよい突出筒31を有する。この筒31
の後端には前端が筒31に対して半径方向に拡大された
円錐台状のストッパ部分32がある。このストツバ部分
はブロック30の後端に向けて内方にテーパしている。
ストッパ部分の円錐台状の後面は針を完全に後退させた
時にハンドル10の前述した内側円錐台状ストッパ部分
13に対して着座するようになされている。ストッパ部
分32の前端は後述の目的上、筒31から半径方向外方
への全体的に平板な環状段部を形成している。
ブロック30の前端部分33は筒部分31と同じ直径を
有する。前端部分33と筒3lとの間には、しかし、周
方向ラッチ溝が形或されている。従って前端部分33は
ラッチ溝に隣接し且つラッチ溝からすぐ前方にフランジ
を形或することになる。
ラッチ40は平坦なスライド部分41を有し、該スライ
ドの一端には該スライド41に対して直角に屈曲または
形成された短い押しボタン部分42を有する。スライド
内には鍵穴形の切抜き43.44が画成されている。
この切抜きの拡大部43は押しボタン42により−層近
い。押しボタン42と反対側のスライド4上の端45は
切抜き43.44の狭まった部分44をすぐ過ぎた所に
位置する。
ラッチは適当に選択された300シリーズのテンレス鋼
で作ることができる。
軸51、鋭い先端52および後端53を備えた針50は
一般に公知のものであり、同じくステンレス鋼製である
。それはキャリャブロック30内に進入してこれを貫通
するに必要とされる余分の長さを見越して通常よりも長
くされている。ブロック30は針の後端53のごく近傍
で針軸51上に固定されている。
最後に、第1図および第2図の好ましい実施例はキャリ
ャブロック筒3↓の外径を囲むような大きさのコイルば
ね6工を含む。このばねは機構を完全に後退させた状態
に保持するに充分長くあるべきである。ハンドル孔12
の最小直径はこのばねの自由な膨脹を有意に限定するこ
となく、ばね61をちょうど囲むように選択されている
装置を組立てるには、まずキャリャブロック30を前述
したように針50に固定する。
次いで、キャリャブロック30がばねに達するまで針5
0をばね61を介して挿入する。
そしてこの同じ全体的運動を継続して、キャリャブロッ
クのフランジ33および筒3↓をばね61を介して挿入
する。
この手順の結果、ばねの一端はキャリャブロック筒31
の後端における前記段部に対して着座する。
次に、キャリャブロック30がスライド41に達するま
で針をスライド41内の鍵穴形切抜き4.3.44内に
挿入する。そしてこの同4:3 じ全体的運動を継続し、キャリャブロックの前端におい
てフランジ33をスライド4l内の軸穴形切抜き43.
44の拡大部分43に通す。
この手順の結果、スライド41はキャリャブロック30
内の周方向溝(筒31とフランシ33の間の)と縦方向
に心合する。次に、鍵穴形切抜き4.3.44の狭い部
分44がブロック30の周方向溝内に捕捉されるように
スライ+:4Xを押しボタン42に向けて横方向に移動
させる。
次いで、剣50、ばね60およびラッチ40を前述した
ようにキャリャブロック30上に事実上螺合させた状態
で、キャリャブロック30をハンドル10の孔l2の前
端内へ後端から先に押入する。
かくしてスライド4工はラッチ案内スロット16.18
の2つの側壁上6間に嵌合して該スロットの底面l8に
当接する。次いで針什孔29および鼻部片20の空隙穴
23から44 挿入し、次いでラッチ案内の成形された前端↓6,17
.19を鼻部片20の天蓋2↓内に定位置に嵌め込む。
ここで鼻部片20の付加された長さによってハンドル1
0は事実上長くなっている。このようにして組立てたな
らば、ラッチ40のスライド部分41をラッチ案内スロ
ッ1〜16,18の底面18(第2図)と鼻部片22の
内側リップ↓9 (第1図)との間に画戒されている前
記「軌道」内に位置せしめる。
押しボタン42をラッチ案内ハウジング15〜19(あ
るいはもっと完全に言えば、1.5〜21)から半径方
向に外方へ充分に引く。
これで針50は定位置にしっかりと固着されて、効果的
に長くされたハンドルから前方へ延びる。
鼻部片20をハンドル10の端部上に定位置に嵌め込ん
だら、これら2部品を好ましくは音波溶接等により互い
に固着させる(好ましければ、組立て前に自然に適用さ
れたセメン1〜により、あるいは貫通ピン等により、そ
れらを互いに保持させればよい)。この手順は取付けの
永久性一従って後退後の針の捕捉の永久性一 を保訂す
るために望ましい。
本発明は第16図に示した従来のものと大体同様なカニ
ューレを用いる。図に見られることく、本発明の安全揮
入セットは従来の幾つかの押入セットよりも僅かに長い
ので、カユーレハブを僅かに短くして本発明の全長を最
小にすることが好ましい。
本発明の前方部分の精密な戊形によっては、本発明と併
用されるカニューレはかくて全く公知のものでもよく、
あるいは有利にはハブの短縮により適合させてもよい。
本発明の図面の簡単化および明瞭化のために、図面から
カニューレは省略した。しかし、第1図ないし第15図
のすべては、第16図を参照することにより、釧シャン
ク上に位置するカニューレを組込んだものとして受取る
へきである。
ハンドル10の最後部孔13は好ましくはカニューレハ
ブの内径と同し直径を与えられるべきである。そして第
l図ではそのように図示してはいないが、それはまた同
じ全長を与えられるべきである。かくして中空釦50を
介しての一時的な流体連結性という従来の特徴は本装置
においても保つことができる。
加えて、偶発的な破壊や使用前の釦の汚染に対して保護
するために、本発明の釧のためのごく一般的に公知の安
全カバーをも設けるべきである。このカバーは押しボタ
ン42をトリガーすることなく該押しボタン上に嵌合す
るようになされねばならないし、また好ましくは、出荷
その他の取扱いにおける振動によるスライト4工の移動
を妨げるために押しボタン42と天蓋2lとの間にも嵌
合するようになされねばならない。
しかし使用者には、この安全カバーは捨ててよい。特に
、針はそのカバーなしに自動的に包まれているから、カ
バーは本発明と一緒47 にかあるいは別々に捨ててよい。
この好ましい実施例の鼻部片針案内22および後部孔1
3の寸法は標準チューブと嵌合するように標準カニュー
レの寸法と同じにすへきである。両方とも長さ約0.6
985cmで、前部において0.38↓Cmから後部に
おいて0.508cmまでテーパすべきである。
第1図の好ましい実施例の他の寸法は大略以下の通りで
ある(c m)。
長さ              5.842鼻部片天
蓋の外径       1.27ハンドルグリップ表面
の外径  0.8 8 9後端近傍でのハンドル孔の内
径0.4 3 1 8キャリャブロックの長さ    
1..5875キャリャブロック・ストッパ部 分の外径           0.4 1 9 1キ
ャリャブロック筒の外径   0.304848 上述の実施例はきわめて望ましいと考えられるが、原理
的には種々の特徴を省略することができ、それでもなお
本装置は最も広範にもくろまれるごとき本発明に対応す
る。例えば、引張ばね(図示のような圧縮はねではなく
て)を針の後端近くの小穴またはフックに固着させて、
キャリャブロックを介することなしに針を閉鎖されたハ
ンドル内へ引き込んでもよい。
あるいは、前記ばねを省略し、針をラッチ解除時に重力
の影響でハンドル内へ落ち込むようにしてもよい。更に
は、釦を中空にすることは厳密には必要でなく、それは
釦を介して一時的な流体連結を行なうべく使用者の選択
を維持したい場合にのみ重要である。
しかも、針の後端が初期にハンドル内にあることも必要
でない。その代わりにラッチ解除時に装置の何らかの他
の要素が釧の後端をハンドル内へ引張り込めばよい。
一方、ラッチの起動後に、剣の後端がハン1<ル内にく
るようになることも必要ではなく、原理的には針の「背
」はハンドルの後端から突出してもよい。しかし、この
場合には、針が鼻部片を貫通して偶発的に前方へ再突出
されるのを防止するための適正な手段を講じねばならな
い。
これらの変形例の大部分またはすべては、後にわかるよ
うに、第3図ないし第15図に示され以下に述べる本発
明の他の実施例に適用可能である。確実な、最大限に安
全な操作のためには、先の4つのパラグラフで述べた変
形例のいずれをも採用しないことが好ましい。それにも
かかわらず、それらのうちの幾つかまたはすべては注意
深い設計により多分安全且つ便利なものとすることがで
きるし、それらは従って本発明の特許請求の範囲のある
幾つかのものの範囲内にある。
本発明者は第1図および第2図実施例の実物模型を作ら
せたが、その作動はすぐれていることが判明した。しか
し、その実施例は改良を必要とするかもしれない。
例えば、第3図および第3a図に例示した変形例は好ま
しいと信じるが、本発明者は直接比較のために実物模型
を構或したのではない。第3図および第3a図において
、押しボタンはすべり止め周面146を備えて形或され
た環状線分プラスチック片142であり、鼻部片はその
押しボタン146を収容すべく切抜かれた部分126,
1.27を有する。
この構戒は操作の容易のためには多分好ましいと思える
。装置を使用する人間の指は常時はつまみストッパエ5
(第↓図および第2図)の背後に保たれるので、偶発的
にボタン146を作動することはありそうにない。
このような偶発事に際しても、患者または医療者には害
はない。主な悪結果は経済的なものである。即ち、もう
1つの挿入セットを入手しなければならない。装置の規
則的な使用者はラッチの不用意なトリガーを回避するこ
とをすばやく知るだろう。
51 第3図に示したもう1つの工夫はラチェット形の戻り止
め147を案内スロット16,18の側壁16に形威し
た対応する特徴部分(図示せず)と相互作用するように
スライドの縁上に設けたことである。これらの戻り止め
147はトリガーがリセットされるのを防止し、それに
よりその針を再使用しようとする試みを思い止まらせる
多分明瞭には図示されていないこの好ましい実施例のも
う1つの望ましい特徴を次に挙げておく。トリガーが作
動されていない時にハンドル10の内側孔12に対して
流体密封を与えるように、キャリャブロックの円錐台状
ストッパ部分32の大きな端の直径を僅かに増大させる
ことが好ましい。
この配置は、ストッパ部分32の前方にあるばね、内部
空洞等の多くの複雑な表面における衛生の維持への信頼
を最小限に抑えることにより中空針を介しての効果的な
流体連通を容易にする。
52 以下において具体的には示さなかった種々の特徴部分ま
たは要素が第3図および第3a図には現われている。そ
れらの特徴部分または要素は第1図および第2図中で対
応する参照数字一即ち、第3図および第3a図で接頭字
「1」を付加したことによってのみ異なる数字一 を有
する品目と実質的に同一である。
第4図は本発明の他の実施例を示す。ここで対応する部
分は接頭字「2」を付加したことで変化する参照数字を
有する。
第4図ないし第6図の実施例において、ラッチはハンド
ルの後端を任意の表面、即ち、テーブル上面、使用者の
腕、または患者の腕の一部に対して押しつけることによ
りトリガーされる。本発明のこの形態はテーブル上面そ
の他の適当な積極作動表面を利用しうる環境において好
ましいであろう。
しかし、寝具または患者の身体等のより柔らかい表面し
か使用できない場合にはそれは不満足と判明するかもし
れない。この実施例で望ましくないと判明するかもしれ
ないもう1つの面はグリップ表面211の外径が僅かに
より大きくなっていることである。
第4図ないし第6図のキャリャブロック231〜232
は全体的に第l図のものと同様である。しかし、ここで
は、ばね261は鼻部片222の内側表面に対して直接
に着座している。
ハンドル210の後部を介して孔212内にラッチシリ
ンダ241を挿入する。ラッチシリンダ241の大略前
3分の1または半分は2つ(またはそれ以上)の可撓性
フィンガ245に分割されており、これらはその前端に
おいて半径方向外方を指すリップまたはフランジ246
となって終端している。
ハンドル210の内側の孔212は拡大されて、2つの
明確な段部をなして装置の前部へ向かっている。孔21
2c (第5図および第6図)に対して外方の第工の段
部はリップまたはフランジ246の捕捉のための棚とな
ってラッチシリンダ241がハンドル211から後方へ
落下するのを妨げる。
前記フィンガが孔212cに対して定位置にある時には
、キャリャブロックの円錐台状ストッパ部分232はフ
ィンガ245の端部の内側により形威されるブリトリガ
ーストッパ表面に対してはね261により押しつけられ
る。これが第4図に示すプリトリガ状態である。
孔212aに対して外方の第2の段部はキャリャブロッ
ク・ストッパ部232からのフィンガの膨脹のための半
径方向逃げ場を与える。従って、ラッチシリンダ241
の後端がその第4図位置から前方へ押圧されると、それ
はまずリップ246が第2の段部に達するまでキャリャ
ブロックおよび針を前方へきわめて僅かに駆動する。次
いでリップ246は第5図に示した位置へ孔212aに
対して外方にはねる。
55 これでもはやキャリャブロック・ストッパ部分232は
フィンガ245の端により形成されるプリトリガ・スト
ッパ表面に邪魔されることはなくなる。従ってブロック
23l,232は針250と共にコイルばね261によ
り後方に推進される。
第5図はこの運動の開始直後におけるブロック231,
232および針250を示す。図示のごとく、それらは
ラッチシリンダ241の孔242内へと後方に始動され
たばかりである。
その結果、第6図に示すように、キャリャブロック・ス
トッパ部分232はラッチシリンダ241の後部におけ
る内側ストッパ表面244と係合する。次いで針はハン
ドル210およびラッチシリンダ240内に完全に後退
した状態に保持される。
第7図および第8図の実施例は中実の(即ち、中空でな
い)針350を採用しうる場合に有用である。かかる針
は、前述したように、56 針を介して一時的な流体連結を予め1−リガーすること
の望ましさを考慮に入れる必要がなければ満足である。
中実の針を使用することによりいくらかのコスト節約が
もたらされ、この節約は内側で流体密且つ清潔でなくて
もよい機構を使用することにより更に高めることができ
る。かかる1つの機構を第7図および第8図に示す。
ここで針キャリャブロックは簡単なスプール、即ち、2
つのフランジ332を分離する短い、首部縮小した筒3
31である。言い換えると、キャリャ・ブロック筒3 
3 1,3 3 2に沿って一部に周方向溝331が形
威されている。
針後退スリーブ340がシリンダ311の外部上を摺動
する。後退スリーブ340からはハンドル310の壁3
11,312のスロット311sを介してキャリャブロ
ック330の溝331内へと後退作動ピン342が延ス
している。
第7図および第8図の実施例でカニューレの挿入前およ
び挿入時には,堅い戻り止め(不図示)かブロック33
0、針350およびスリーブ340をハンドル310の
前に保持する。第7図に示したこの状態はカニューレが
患者の身体中の定位置にくるまで継続する。
そして装置の使用者はハンドル3]Oの後端を中実表面
に対してしっかりと保持し、手で後退スリーブ3 4.
 0を戻り止めから後方へ引張る。使用者が後退スリー
ブを動かすにつれて、その後退ピン342がキャリャブ
ロック330および針をそれに対応して後方へ移動させ
る。
スリーブ340がハンドル3 1. 0の後部まで完全
に作動されると、確実動作ラチェット型戻り止めがスリ
ーブが前進するのを防止するようになる。かくてこれら
の戻り止めが針をその後退位置にロックする。
第9図および第工0図に更に他の実施例を示す。第1図
ないし第6図の可動ラッチ要素は図示の装置のそれぞれ
のハンドルに装着され、そして第7図および第8図では
かくのごときラッチはないが、第9図および第10図の
可動ラッチ要素はキャリャブロックに装着されている。
更に詳細には、キャリャブロックの外側の案内大内には
半径方向に延びるラッチ耳435(第10図)が係止さ
れているか、ばね436により半径方向外方に付勢され
ている。これらのラッチ耳435はハンドル壁4 1 
]. , 4 ] 2の厚い部分412cと係合してキ
ャリャブロック431および針の後方への運動を防止す
る。
使用後に、使用者はラッチ作動フィンガ446をハンド
ル外部411の両側で絞る。
これらのフィンガの先端には内方に延びる小さなボス4
47が形威されている。
使用者がフィンガ446を内方に絞ると、ボス447は
ラッチ耳435をばね436の59 作用に抗して内方へ強制して、該耳を厚い壁部分4↓2
cから係脱させる。次いでコイルばね46]が第l図な
いし第6図の実施例と同様にキャリャブロックおよび針
を後方に推進する。
厚い壁部分412Cを過ぎたら,ラッチ耳は再びキャリ
ャブロックから半径方向外方に付勢される。従って、ブ
ロックがハンドルの後端に達し針が完全に蔽われると、
ラッチ耳は後部ストッパ4↓4と係合して後退を停止さ
せる。
第11図および第12図は本発明のキャリャブロックお
よびばね実施例が図示の一般的性格のいかなる機械的配
置をも一般的に含みうろことを概略的に示すために含ま
れているものである。これらの図面において、解除自在
なラッチ要Si544はキャリャブロック530をハン
ドル・シリンダ511の前端に一時的に固着させる。
図示の一般的配置において、針の鋭い端60 552は前方穴523を貫通してハンドルの前端521
から突起している。ばね561がキャリャブロック53
0を後方に付勢している。
いかなるこのような構成も(図示の−・般的関係内には
ない他のものも)現在のところ本発明の範囲内にあると
信じる。可動ラッチ要素をキャリャブロック530に装
着するかハンドル510に装着するか、あるいはその双
方に装着するかは重要でない。
一般的に言って,かかる装置の全長は2つの距離の和で
ある。この2つの距離のうち第工の距離はカニューレの
狭い部分の長さの2倍一カニューレの必要長により本質
的に固定される距離である。
第2の距離は鼻部片の前部から針の後部までの距離であ
る。鼻部片の前部から針の後部までの距離はカニューレ
ハブと完全に圧縮されたばねとキャリャブロックの後部
ストッパ表面との長さの和に等しい。
これらの長さは、一般的に言って、注意深い設訓により
 ある程度まで制御可能である。
それらは最小限に抑えるべきである。
第13図、第13a図および第13b図は2つのラッチ
要素638,644をそれぞれキャリャブロック630
およびハンドル壁6l↓に装着した構或を示す。要素6
38も644も半径方向または縦方向には移動しない。
しかし、ブロック630およびハンドルの相対回転を与
える作動機構は存在する。この機構が作動されると,そ
れは2つの要素638,644を相殺してキャリャブロ
ック630を後退のために解除する。
この作動機構はキャリャブロック630の後部周の両側
内へ切り込まれた1対の螺旋表面637を含む。これら
の構体に必要な盛上げが図示のような平板端壁638お
よび円筒形内壁639により与えられている。
作動機構はまたハンドルの端壁(不図示)の穴を介して
前記螺旋表面に対して強制される1対の作動ピン641
を含む。使用者が作動ピン641を操作すると、ブロッ
クは第」−3b図に矢印で示したようにハンドル内で回
転する。
本発明の他の実施例を第■4図および第15図に示す。
ここで可動ラッチ要素はハンドル壁711自体の一部か
ら切抜きとして形威された可撓性フィンガ744である
。これらのラッチフィンガ744 はキャリャブロック
730の後側と係合して、それをコイルはね761の作
用に抗して係止する。
ブロック730を後退のために解除するには、使用者は
ハンドルの後部の作動ボタン749を前方へ押す。これ
はあるいはまた、第4図ないし第6図で説明したように
、ハンドルを反作用表面に対して後方へ押すことによっ
て行なってもよい。
ここでボタン749は作動ピン741を案内路712d
,712e内でハンドルに対して前方へ相対移動させる
。そして作動ピンは03 ラッチフィンガ744を半径方向外方へ強制して、ブロ
ック730を解除する。図面の説明で述八たように、こ
れらの図面は単に概略的なものにすぎない。
」二記の開示は単に例示的なものにすぎず、特許請求の
範囲によって決定される本発明の範囲を限定するもので
はないことが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
第↓図は本発明の好ましい一実施例の、主として縦断面
による側立面図であって、カニューレを始動させるため
の突出位置に針を固着させて示す図、 第2図は第1図実施例の各部の一端で遮断して描いた拡
大分解斜視図、 第3図は第2図の各部の若干の変形形態の同様の図、 第3a図は第3図各部を組立てた場合の概略的な端立面
図、 第4図は本発明の第2実施例の主として縦−64 断面による側立面図であって、カニューレを始動させる
に当たって使用される突出位置に釧を示す図、 第5図は第4図の実施例の同様の図であって、解除機構
を作動してから数分の1秒後における装置を、針が第4
図位置から後退位置へごく僅かに移動された状態で示す
図、第6図は第4図の実施例の同様の図であって、針を
完全に後退せしめた状態で示す図、第7図は本発明の第
3実施例の同様の図であって、カニューレを始動させる
に当たって使用される突出位置に針を示す図、 第8図は第7図実施例の同様の図であって、針を完全に
後退させた状態で示す図、 第9図は本発明の第4実施例の主として縦断面によると
共に2つの領域で遮断して描いた概略的な拡大側立面図
、 第10図は同実施例の第9図の10−↓0線に沿って見
た概略的な拡大立面断面図、第1王図は本発明のある一
群の実施例の概念的に一般化された形態の主として縦断
面によると共に2つの領域で遮断して描いた概略的な拡
大側立面図であって、カニューレを始動させるに当たっ
て使用される突出位置に針を示す図である。本発明の他
の多くの実施例一そのうちのすべてではないが幾つかの
ものは本明細書中に図示説明されている一が第11図に
より一般化された形態で表わされている実施例群外であ
ることに注意されたい。 同じ注意はある一群の実施例の第11図の一般化された
形態の概略的斜視図である第12図にも等しく適用され
る。 第13図は本発明の第5実施例のきわめて概略的な拡大
斜視図、 第13a図および第13b図はそれぞれ第l3図実施例
の同様な概略的側立面図および端立面図、 第14図は本発明の第5実施例の主として縦断面による
と共に2つの領域で遮断して描いたやや概略的な拡大側
立面図であって、カニューレを始動させるに当って使用
される突出位置に針を示す図、 第15図は第l4図の15−15線に沿って見た断面に
よる同実施例の概略的な拡大立面図であるが、針を後退
させた状態で示す図、第16図は従来技術を表わす縦断
面による概略的な拡大立面図である。 [主要部分の符号の説明] 10; 210; 310; 510・・・・・・・・
・中空ハンドル14; 414・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・ス1−ツハ表面23; 123; 5
23・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
穴トツパ部分 ラ  ッ チ 針 ・・・・・・コイルばね 針後退スリーブ 後退作動ビン ラッチ耳 ラッチフィンガ 32; 132; 232; 332・・・・・・・・
・ス40;  140;  240  ・・・・・・・
・・・・・・・・・・・50;  250;  350
;  55061;  261:  361;  46
1;  561340 342 435 744 67 68 手続補正書 (方式) (11 別紙の如く、 第3a図l通を提出致しまず。 平成2年 3月 S日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、カニューレを患者の中に挿入しその後で患者内にあ
    った装置部分との接触から人々を保護するに当たって使
    用される安全装置であって、 前記患者に突き刺し前記カニューレを前記患者内の定位
    置に案内し運ぶための針であって、少なくとも1つの鋭
    い端を備えた軸を有する針と、 前記人々の指が届かないように前記針の少なくとも鋭い
    端を封包するようになされた中空ハンドルと、 前記鋭い端がハンドルから突出した状態で前記軸をハン
    ドルに固着するための手段と、前記固着手段を解除し且
    つ前記人々の指が届かないように前記針の鋭い端をハン
    ドル内へ実質的に永久的に後退させるための手段とから
    成り、 前記解除および後退手段は針の軸よりも実質的に短い振
    幅の単純な一体運動により手動で作動可能であることを
    特徴とする安全装置。 2、請求項1において、ハンドルは前記人々の指に比較
    して小さいが針を通すには充分に大きい穴を画成する安
    全装置。 3、請求項1において、解除および後退手段はハンドル
    の外部から操作可能なトリガー機構から成る安全装置。 4、請求項1において、解除および後退手段は針の鋭い
    端をハンドル内へ後退するように確実に付勢する手段か
    ら成る安全装置。 5、請求項4において、付勢手段はまた針の鋭い端をハ
    ンドル内に後退した状態に保持するようにも作動する安
    全装置。 6、請求項1において、固着手段は針から延びて針に固
    定され、針の鋭い端がハンドルから突出した状態でハン
    ドル内に係止されるようになされ、且つハンドル内を運
    動するようになされ、解除および後退手段に応答して針
    をハンドル内へ引っ込めさせるブロックから成る安全装
    置。 7、針を患者から除去した後に患者の身体と患者の身体
    外部の装置との間に液体を通すために、標準サイズの後
    部チューブ取付具を有するようなカニューレと併用され
    る請求項1の安全装置において、 針は前記患者内にある間に前記液体を通すために中空で
    あり、 中空ハンドルは針が患者内にある間に前記チューブを取
    付けるための標準サイズの後部取付具を有し、 これにより針が患者内にある間に一時的に針およびハン
    ドル後部取付具を経て前記液体がチューブと患者の間を
    通る安全装置。 8、請求項1において、解除および後退手段は装置使用
    者の片手によって作動可能である安全装置。 9、請求項1において、解除および後退手段は装置使用
    者が片手を用いて装置を見ることなしに手動で作動可能
    である安全装置。 10、請求項1において、更に前記カニューレと組合わ
    せた安全装置。 11、静脈内カニューレを患者の血管中に挿入しその後
    で患者内にあった装置部分との接触から人々を保護する
    に当たって使用される安全装置であって、 前記患者に突き刺して前記カニューレを前記患者の血管
    内の定位置に案内し運ぶための中空針であって少なくと
    も1つの鋭い端を備えた中空軸を有する中空針と、 前記人々の指に比較して小さいが針を通すには充分に大
    きい穴を画成しそれ以外の時には針の少なくとも前記鋭
    い端を封包するようになされた中空ハンドルと、 針から延び針に固定され、針の鋭い端が前記穴を介して
    ハンドルから突出した状態でハンドル内に係止され、そ
    してハンドル内を運動して針をハンドル内へ引っ込ませ
    るようになされたブロックと、 該ブロックを解除するためにハンドルの外部から作動可
    能であり、そして前記ブロックをハンドル内で強制的に
    移動せしめて前記人々の指が届かないように針の鋭い端
    をハンドル内に実質的に永久的に後退させるための確実
    な付勢手段を含むトリガー機構とから成る安全装置。 12、請求項11において、トリガー機構は装置使用者
    の片手によって作動可能である安全装置。 13、請求項11において、トリガー機構はブロックを
    解除するために装置使用者により手動作動するようにな
    されたハンドルからの突起を含む安全装置。 14、請求項11において、ハンドル内にはブロックを
    穴から後方へ案内するために案内路が画成されている安
    全装置。 15、請求項11において、ハンドル内には穴とは反対
    側に、トリガー機構の作動後にブロックの運動を停止さ
    せるためのストッパが画成されており、これによりブロ
    ックおよび針はハンドル内に保持される安全装置。 16、針を患者から除去した後に患者の身体と患者の身
    体外部の装置との間に液体を通すために、標準サイズの
    後部チューブ取付具を有するようなカニューレと併用さ
    れる請求項11の安全装置において、 針は前記患者内にある間に前記液体を通すために中空で
    あり、 中空ハンドルは針が患者内にある間に前記チューブを取
    付けるための標準サイズの後部取付具を有し、 これにより針が患者内にある間に一時的に針およびハン
    ドル後部取付具を経て前記液体がチューブと患者の間を
    通る安全装置。 17、請求項11において、更に前記カニューレと組合
    わせた安全装置。 18、請求項11において、更にブロックから横方向に
    延びるストッパ要素と、 該ストッパ要素をブロックから外方に付勢するための手
    段と、 ハンドル内に画成され、ストッパ要素と係合してブロッ
    クがハンドル内を移動するのを制止するストッパ表面と
    から成り、 ハンドルは外面を有し、 トリガー機構はハンドルの外面においてまたはそれを介
    して接近可能で、前記外方付勢手段の作用に抗して前記
    横方向に延びるストッパ要素を強制してブロックを解除
    するための手動操作可能な解除部材を含む安全装置。 19、請求項11において、更にハンドル内で横方向に
    延びるストッパ要素と、 該横方向に延びるストッパ要素をハンドルから内方に付
    勢するための手段と、 ブロック上に画成され、前記横方向に延びるストッパ要
    素と係合してブロックがハンドル内を移動するのを制止
    するストッパ表面とから成り、 ハンドルは外面を有し、 トリガー機構はハンドルの外面においてまたはそれを介
    して接近可能で、前記内方付勢手段の作用に抗して前記
    横方向に延びるストッパ要素を強制してブロックを解除
    するための手動操作可能な解除部材を含む安全装置。 20、請求項11において、更にハンドル内とブロック
    上とにそれぞれ画成されハンドル内でのブロックの制限
    された角位置範囲にわたって互いに係合してブロックが
    針を後退させるのを制止するためのストッパ要素から成
    り、 ハンドルは外面を有し、 トリガー機構はハンドルの外面においてまたはそれを介
    して接近可能で、ブロックを前記角位置範囲から強制的
    に回転させてブロックを解除するための手動操作可能な
    解除部材を含む安全装置。
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