JPWO2005078720A1 - 記録媒体駆動装置、および記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
Description
35…検知部としての検知レバー
111…スイッチ部
112…スイッチ本体
113…スイッチピン
351…検知部としてのレバー頭部
352…検知部としてのレバーピン
353…弾性部材としての板ばね。
図1は、本実施形態の記録媒体駆動装置の分解斜視図である。図1において、100は記録媒体駆動装置である。この記録媒体駆動装置100は、内部に記録媒体を収納して記録媒体に情報を記録し、または記録された情報の再生を行う。この記録媒体駆動装置100に収納される記録媒体としては、例えばCD(Compact
Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスクをそのままの状態で用いるベアディスクタイプの記録媒体や、これらの光ディスクをカートリッジに収納して用いるカートリッジタイプの記録媒体を使用することができる。また、光ディスクに限らず、フレキシブルディスクなどの磁気ディスクを用いる場合にも好適なものである。そして、このような記録媒体駆動装置100は、例えばパーソナルコンピュータなどの端末機器やオーディオ機器などに収納可能とされるものや、これらの端末機器やオーディオ機器の外部に外付け用ドライブとして設置するものなどがある。なお、この記録媒体駆動装置は、上記のような端末機器やオーディオ機器の周辺機器としての利用に限られず、ポータブルCDプレイヤなどのように単一で利用可能な装置や、その他光ディスクあるいは磁気ディスクを用いた記録媒体を駆動する様々な装置を対象とすることができる。
フレーム10は、合成樹脂などから形成される部材である。このフレーム10は底部11が略平面長方形の平板状となる略箱型形状に形成されている。この底部11の短辺側周縁部の一方に一体形成された背面部12と、底部11の周縁部の短辺側の他方に底部11から立ち上がって一体形成される前面部14と、底部11の周縁部の両長辺側に一体形成される2つの側面部15と、を備え、これらの側面部15及び背面部12とで囲まれ底部11と対向する上面開口部13が形成されている。
ベース部材20は金属製の板材をプレス成型等することで形成されている。ベース部材20は、フレーム10の側面部15の背面側において回動自在に取り付けられ、上下方向に対して進退可能に設けられている。このベース部材20の前面側から所定距離離れ、かつ、側面方向において略中心となる位置には、上下方向を回転軸として回転可能となる平面円形のディスクテーブル23が取り付けられている。このディスクテーブル23は、ベース部材20の回動に連動して、上下方向に進退可能となっている。ディスクテーブル23はベース部材20の上面より上面側に突出して設けられている。このディスクテーブル23に下面側にはモータ等の図示しない回転駆動機構が設けられていて、この回転駆動機構は前記電気回路とパターン配線が埋め込まれた合成樹脂製のフレキシブル基板等によって電気的に接続されている。前記電気回路から駆動命令の電気信号が伝達されると、この回転駆動機構がディスクテーブル23を高速回転させる。
図3はトレイ30の斜視図である。図4は、記録媒体駆動装置100の進退方向に沿って上下方向を断面した断面図である。
34の孔面積よりも大きく設定されていて、レバー頭部351は、検出孔部34から載置面31側に突出しない構成となっている。
図5は、図4においてトレイ30に情報孔部95が開いている状態のカートリッジタイプの記録媒体90を載置したときの断面図である。図6Aは、図4においてトレイ30に情報孔部95が閉鎖している状態のカートリッジタイプの記録媒体90を載置し、トレイ30をフレーム10内に格納したときの断面図である。図6Bは、図4においてトレイ30に情報孔部95が閉鎖している状態のカートリッジタイプの記録媒体90を載置し、トレイ30をフレーム10の前面側から排出したときの断面図である。
フレーム10の上面開口部13には、クランプ機構40が取り付けられていて、このクランプ機構40は、ディスクテーブル23で係合された記録媒体がディスクテーブル23から外れないように保持する機構である。クランプ機構40は、ディスクテーブル23と対向する位置にクランパ41を備え、このクランパ41は、クランパホルダー42に支持されている。クランパ41は、合成樹脂で形成されていて中心部の上面側に図示しない円盤状金属部材が嵌めこまれている。クランパホルダー42には、図示しない板ばねが設けられていて、クランパホルダー42を下面側に付勢するように働いている。
図1,図4において、ベース部材20の前面側には連動機構500が設けられている。この連動機構500はベース部材20と係合するドライブカム50と、ドライブカム50に一体形成されている第一ラック52と、この第一ラック52に噛合し第一歯車531から第四歯車534を有する歯車機構53と、この歯車機構53に噛合し前記電気回路からの制御によって駆動されるモータ部54と、トレイ30の下面側に設けられ歯車機構53に噛合する図示しない第二ラックとを備えている。
第一歯車531はモータ部54のモータ歯車542に噛合している。モータ歯車542は、ホイール541と合成樹脂製のリング状のベルト543によって連結されている。ホイール541の下面側ではフレーム10を介して図示しないモータ本体が設けられていて、このモータ本体から直接駆動力を与えられている。モータ本体は前記電気回路と電気的に接続されており、電気回路によってモータ本体の回転が制御されている。
第四歯車534はトレイ30の下面側に設けられている図示しない第二ラックと噛み合っている。
の入力などによって、トレイ進退命令が前記電子回路に伝えられると、電子回路はモータ本体を駆動させる。モータ本体が回転すると、回転がホイール541、モータ歯車542を介して歯車機構53の第一歯車531に伝達される。そして、第一歯車531から第二歯車532に回転動力が伝達され、この第二歯車と一体的に設けられる第三歯車533及び第三歯車533と噛合する第四歯車534が回転する。第三歯車533の回転によって、この第三歯車533と第一ラック52で噛合するドライブカム50が側面方向に運動し、ドライブカム50と係合するベース部材20が上面側、あるいは下面側に移動する。また、第四歯車534の回転によって、第四歯車534と第二ラックで噛合するトレイ30が背面側、あるいは前面側に移動する。
以上のような本実施の形態の記録媒体駆動装置では、カートリッジタイプの記録媒体90を載置して収納するトレイ30に、カートリッジ92の情報孔部95の位置に合わせた位置に検出孔部34が設けられ、この検出孔部34の下面側において検知レバー35がトレイ30の裏面に設けられている。そして、トレイ30がフレーム10内に収納された状態において、検知レバー35の下面側には、フレーム10の底部11にスイッチ本体112が設けられている。これにより、検知レバー35のレバー頭部351が下面側に押し下げられるとスイッチ本体112のスイッチピン113に当接し、スイッチピン113をスイッチ本体112に押し込んで所定の信号を出力することができる。従って、従来では、ベース部材とスイッチ部とを連動させてカートリッジの情報孔部を検知していたため、スイッチ部の移動軌跡の範囲のスペースを設ける必要があったが、本実施の形態では、スイッチ部111をフレーム10に固定することでベース部材の動作と切り離すことができる。このため、簡単な構成でカートリッジ92の情報孔部95を検知できるとともにスペース効率を良好にできる。また、スイッチ部をフレーム10に固定しているため、従来のごとく上下動するベース部材20にスイッチ部を設置されていた場合に比してケーブルの引き回しが複雑化することなく、断線の恐れも低減でき、検出精度が上昇する。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
カートリッジタイプの記録媒体90を載置するトレイ30に、カートリッジ92の情報孔部95に合わせた位置に検出孔部34が設けられ、この検出孔部34の下面側において検知レバー35がトレイ30の裏面に設けられている。そして、トレイ30がフレーム10内に収納された状態において、検知レバー35の下面側のフレーム10の底部11にスイッチ部111が設けられている。これにより、スイッチ部111をフレーム10に固定することでベース部材の動作と切り離すことができ、簡単な構造でカートリッジ92の情報孔部95を検知できるとともにスペース効率を良好にできる。
Claims (6)
- カートリッジに収納された記録媒体本体の状態に関する情報を前記カートリッジに形成される情報孔部の開閉により検知可能な記録媒体を駆動する記録媒体駆動装置であって、
前記記録媒体を載置する載置面を有してこの記録媒体をフレームの内部に収納可能とするトレイと、
前記トレイの前記載置面において出没自在とされるとともに前記トレイの載置面から突出して前記情報孔部の開孔を検知する検知部と、
前記フレーム側に配置されて前記検知部の出没状態を検知して前記記録媒体の状態に関する情報を取得するスイッチ部と、
を具備したことを特徴とした記録媒体駆動装置。 - 請求項1に記載の記録媒体駆動装置であって、
前記検知部は、前記情報孔部を検出するピン部材と、前記ピン部材を支持する支持部とを備え、
前記トレイは、前記ピン部材を挿通する検出孔部を有し、
前記検知部の支持部を、前記トレイの載置面と反対側面となる裏面側から前記載置面側の方向に常時付勢する弾性部材を備えた
ことを特徴とした記録媒体駆動装置。 - 請求項2に記載の記録媒体駆動装置であって、
前記弾性部材は、一端が前記支持部に固定され、他端が前記トレイに固定される板ばねである
ことを特徴とした記録媒体駆動装置。 - 請求項1に記載の記録媒体駆動装置であって、
前記検知部は、前記スイッチ部の略直上に配置され、
前記スイッチ部は、前記トレイに対して略上下に進退するとともに前記トレイ側に前記検知部の自重よりも大きい付勢力で付勢されるスイッチピン部材を具備した
ことを特徴とした記録媒体駆動装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の記録媒体駆動装置であって、
前記トレイは、ベアディスクタイプの記録媒体を載置可能であり、
前記検知部は、前記ベアディスクタイプの記録媒体を位置決めする
ことを特徴とした記録媒体駆動装置。 - 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の記録媒体駆動装置を備え、
前記記録媒体を記録および/または再生する
ことを特徴とした記録再生装置。
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