JPH07220380A - 情報記憶装置 - Google Patents

情報記憶装置

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JPH07220380A
JPH07220380A JP1117294A JP1117294A JPH07220380A JP H07220380 A JPH07220380 A JP H07220380A JP 1117294 A JP1117294 A JP 1117294A JP 1117294 A JP1117294 A JP 1117294A JP H07220380 A JPH07220380 A JP H07220380A
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JP
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medium
trigger
case
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JP1117294A
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Hideya Yokouchi
秀弥 横内
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスク装置のメディア挿入検出において、
メディアの検出不良を防止する。また、検出位置を正確
に設定し、ディスクが排出された事を知ると共に、ディ
スク装置の初期化時間を確保する。 【構成】 メディア1の検出を検出レバー103を介し
てスイッチ105で検出する。また、トリガー110の
作動範囲にメディア1の検出位置を設定する。さらに、
メディア受け部101cを検出レバー103の近傍に設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報記録装置であるディ
スク装置に於ける、ケースに収納されたディスク状記憶
媒体であるメディアの挿入検出に関し、より詳しくはJ
IS130mmフレキシブルディスクに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のディスク装置のメディア検出は、
公開実用新案公報昭62−73351号に記載され、図
9,図10,図11に示す構造が知られていた。
【0003】図9は従来のディスク装置の斜視図であ
り、図10,図11はメディア検出センサーの平面図で
ある。図9に於いて、ディスク装置の本体となるメイン
フレーム2の上にクランプ機構(図示せず)を搭載した
サブフレーム4を取付け、メディア1を該メンイフレー
ム2とサブフレーム4の間に挿入し、メディア1の挿入
によりスイッチカム5を作動させ、スイッチカム5近傍
に取り付けたスイッチ6を作動させていた。
【0004】この構成に於いては、スイッチカム5はカ
ムバネ7によって常にスイッチカム5がメディア1を排
出方向に付勢していた。
【0005】また、図10及び図11はこのスイッチカ
ム5の作動状態を示すもので、図10はメディア1が十
分にディスク装置に挿入される前の状態を示す。この状
態ではメディア1はスイッチカム5に力を与えておら
ず、スイッチカム5はカムバネ7により、初期位置に固
定されている。また、スイッチカム5のカム部5a近傍
に設けたスイッチ6のプランジャー6aも押されない状
態にある。
【0006】次に図11に示すごとく、メディア1を図
中矢印8方向に更に押し込む事により、スイッチカム5
のカム部5aがスイッチ6のプランジャー6aをガイド
しながら押し、スイッチ6が信号を発するものである。
【0007】また、別の従来例では特許公報昭63−6
3979号に記載され、図12に示す様なメディアの検
出を光によって行うものが知られていた。
【0008】図12は従来のディスク装置の斜視図であ
る。図12に於いて、メディア1の書き込み禁止切り欠
き1aの状態を検出する光センサー10,10a、メデ
ィア1の一回転に一回のインデックス信号を発生する光
センサー11,11a、メディア1の挿入を検出するメ
ディア検出光センサー12,12aが設けてあり、光セ
ンサーの発光素子と受光素子の間をメディア1により遮
光し、メディア1がディスク装置内に挿入された事を知
る物であった。
【0009】そして、この例ではメディア1を装置内に
挿入する事により、メディア1内にあるディスク回転駆
動用のプーリーが回転し、ディスクをプーリーにクラン
プする時にセンタリングを容易にするものであった。
【0010】また、従来のディスク装置のクランプ機構
は例えば、特許公報昭62−18981号に示されてい
る。
【0011】本発明で説明しているメディアはJIS1
30mmフレキシブルディスクであり、フレキシブルな
ジャケットの内部に磁性粉を塗布した円盤状のディスク
を抱持し、該ディスクには中心にクランプ用のセンター
ホールを持ち、センターホールから偏心した位置に一カ
所小径の穴が明いており、これを光センサーで検出して
一回転の基準信号であるインデックス信号を発生させい
てる。
【0012】このディスクを回転駆動するためにはセン
ターホールにコレットと呼ばれるテーパ状のコーンを挿
入し、ディスクの反対側を内径精度の高い例えばアルミ
等で造られたプーリーで受け、プーリーの内径にディス
クのセンターホールの内径をコレットで拡張しながらな
らわせ、センタリングを行うと共に、コレットとプーリ
ーでディスクをサンドイッチし、摩擦によりプーリーと
一体にディスクをクランプする。このプーリーは高精度
に位置決めしたスピンドルであり、モーターと一体に構
成したり、または、ベルト等によりモーターの動力を伝
達されて、ディスクの回転駆動を行うものであった。
【0013】図13は従来のディスク装置の平面図であ
り、ディスクのクランプの為にクランプレバー20をク
ランプ軸21を中心に回動させる。すると、偏心ピン2
2によりてこ23がてこ軸24を中心に回動してコレッ
ト(不図示)の中心のコレット軸25を取り付けたコレ
ットレバー26を紙面方向に作動させ、ディスクをクラ
ンプするものである。
【0014】コレットレバー26はメインフレーム2に
板バネ27によって回動可能に取り付けて有る。
【0015】この時のてこ23の動きを示したものが図
14であり、図14は従来のディスク装置のクランプ部
の正面図であり、図13のP矢視図である。クランプ軸
21を図中矢印30方向に右回転すると、偏心した位置
にある偏心ピン22はてこ23に設けた穴23a内に突
出しており、てこ23はてこ軸24を中心に図中矢印3
1方向に左回転する。すると、てこ23に植設してある
作動軸32とコレットレバー26が係合しており、コレ
ットレバー26は図中矢印33方向下方に作動し、プー
リーとコレットでディスクをクランプするものであっ
た。
【0016】そのため、メディア1をディスク装置に挿
入してからクランプ迄の間に時間があり、メディア1の
挿入を検知してから検知信号が出て、その後一定の時間
を置いてディスクがクランプされる物であった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】前述の図9,図10,
図11に示す従来技術では、スイッチカム5はカムバネ
7によって常にスイッチカム5がメディア1を排出方向
に付勢しているため、メディア1を挿入してもメディア
1が排出方向に移動し易く、例えば、振動衝撃によって
メディア1が移動してしまい、コレットがメディア1内
のディスクのセンターホールを傷付けてしまい、ディス
クを破壊するという、致命欠点につながる可能性が高か
った。
【0018】また、スイッチカム5を付勢するためにカ
ムバネ7が必要であり、部品点数も多く、コスト高にな
っていた。
【0019】また、図12に示す従来技術では、メディ
ア1の検出を光センサーで行っているため、メディア1
の外壁であるジャケットが光を十分に遮る部材で造られ
ていれば問題ないが、最近のジャケットは各種の色が付
けられている例が多く、十分に光を遮光できない物も市
場に出回っている。もちろんJIS等で遮光特性は規定
されているのであるが、測定も難しく、世界中で製造さ
れているジャケットがこの基準を満たしている保証はな
く、検出不良の発生の可能性が高かった。
【0020】光センサーの検出は発光ダイオードを発光
させるために発光ダイオードに常時電流が流れており、
消費電流が大きいものであった。
【0021】さらに、メディア1の検出位置については
今まで明確に述べられた物は見あたらないが、これは従
来のクランプ機構が図13に示すごとくメディア1を挿
入した後、操作者がクランプレバー20を操作してクラ
ンプを行う物であり、メディア1がディスク装置内に挿
入された後、ディスクがクランプされるまでには十分な
時間があり、ディスク装置がメディア1の挿入からクラ
ンプまでの間に所定の準備動作を行うのに十分な時間が
有ったためである。しかし、本発明のディスク装置の場
合は、後述するがメディア1の挿入によりクランプ機構
を係止していたトリガーが作動し、メディア1をディス
ク装置の中に挿入終了すると同時にクランプ機構の係止
が解かれ、ディスクをクランプする構造である。
【0022】このため、メディア1の挿入検出からディ
スクのクランプ迄の時間が非常に短く、ディスク装置が
メディア1挿入からディスクのクランプまでの間に準備
動作を実施する時間が取れない事になる。
【0023】具体的にはいくつかの準備動作があるが、
その1例としては前述特公昭63−63979号公報の
例のごとく、メディア1の挿入によりディスクを保持す
るカップを回転させ、コレットがディスクのセンターホ
ールに係合してディスクをクランプする時に既にカップ
が回転していて、ディスクの中心出しを行い易くしてい
た。
【0024】また、図12に示す従来例ではメディア1
を装置内に挿入すればメディア1が検出されてしまい、
メディア1が完全に奥まで挿入されてディスクがクラン
プされていなくても、検出されてしまうという問題点も
あった。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のメディア検出センサーは 1)ケースに収納されたディスク状記憶媒体に信号の記
録及び/又は再生を行う情報記憶装置に於いて、前記ケ
ースの挿入により作動するトリガーと、前記ケースが前
記情報記憶装置の所定の位置に挿入されたことを検出す
る記憶媒体センサとを有し、該記憶媒体センサは前記ト
リガーの作動範囲内に於いて前記ケースの検出を開始す
るように構成されてなること。 2)前記トリガーと係合し前記ケースのクランプを行う
クランプ機構を更に有し、前記トリガーは前記ケースが
前記所定位置まで挿入された時に前記クランプ機構のク
ランプ動作を開始せしめ、前記ケースの排出動作時には
前記ケースを前記情報記憶装置から排出する方向に駆動
するように構成されてなること。 3)前記ケースを排出する排出機構を少なくとも取り付
けてなるサブフレームと、電子回路基板とを更に有し、
前記記憶媒体センサはスイッチ部分と該スイッチ部分を
操作する検出レバー部とを有してなり、該検出レバー部
は前記サブフレームに、前記スイッチ部分は前記電子回
路基板にそれぞれ取り付けられたこと。 4)前記検出レバー部は前記スイッチ部分の作動中は、
前記ケースの面に対して、ほぼ垂直な作動反力を与える
よう構成してなること。 5)前記記憶媒体センサの前記スイッチ部分は機械的な
接点を有するメカスイッチとしたこと。 6)前記記憶媒体センサの近傍に、前記ケースを載置す
るケース受けを配置したこと。以上を特徴とする。
【0026】
【作用】上記のごとく構成されたメディア検出センサー
は、メディアの挿入によってメディアの検出を行う物で
あり、検出をスイッチによって行う事により、光センサ
ーによって検出する物と異なり、メディアの外装の色、
光の透過度等によって左右される事無く、安定した検出
を行う事ができる物である。
【0027】また、メディアによって作動する検出レバ
ーはメディアの挿入によって作動するトリガーと同一部
材に取り付けてあるため、メディアの検出位置とトリガ
ーの作動位置の位置関係が正確に得られ、メディアを途
中まで挿入してもトリガーが作動しなければメディアの
検出は行われず、また、メディアをトリガーで排出した
場合もメディアが排出された事を正確に検知する事がで
きる。
【0028】さらに、メディアを検出レバーで検出する
事により、メディアに機械的な負荷が加わり、メディア
がレバーに押されて逃げてしまい、検出レバーが作動し
ない事を防止するため、メディア検出センサーの近傍に
はメディア受けを設け、検出レバーによってメディアが
押されてもメディアが逃げないようにメディアを受け、
検出レバーを正確に作動させることができる。これによ
り、メディアが排出方向に常時付勢されている事がな
く、正確なクランプが行えるものである。
【0029】
【実施例】以下図面に基づき本発明を説明する。図1は
本発明におけるディスク装置の斜視図である。また、図
2は本発明に於けるディスク装置のメディア検出センサ
ー部の詳細斜視図である。図3は本発明に於けるメディ
ア検出センサー部の平面図であり、図4,図5は本発明
に於けるメディア検出センサー部の側面図である。
【0030】図1に於いて、メディア1をフロントベゼ
ル100に設けた挿入口からサブフレーム101下部と
メインフレーム102間に挿入する。メディア1が挿入
終了手前で検出レバー103に当接し、これを検出す
る。この図では、サブフレーム101上にはスイッチ
(不図示)を取り付けた基板104が取り付けて有る。
【0031】図2は検出レバー103部分の詳細斜視図
である。サブフレーム101には検出レバー103の回
動支点部101aが構成してある。検出レバー103に
も回動支点部101aと係合して検出レバー103が回
動するための支点凸103aを設けて有る。この支点凸
103aが回動支点部101aに設けた穴101bに係
合している。
【0032】図3は図2の検出レバー103部の平面図
であり、図4,図5は検出レバー103部の側面図であ
る。
【0033】図4に於いて、サブフレーム101の回動
支点部101aに設けた穴101b部分を中心に検出レ
バー103が回動可能に取り付けてある。サブフレーム
101上には基板104が取り付けて有る。この基板1
04にはスイッチ105が取り付けて有る。このスイッ
チ105はプランジャー105aを押す事により内部に
設けた接点が接触し、メディア1の有無を検出できるも
のである。検出レバー103の先端103bはサブフレ
ーム101と当接して初期位置の位置決めがされてい
る。検出レバー103にはメディア1を検出するための
検出凸部103cとスイッチ105を作動させるための
スイッチ押し部103dが設けて有る。また、サブフレ
ーム101にはメディア受け101cが設けて有る。
【0034】メディア1をディスク装置の内部まで挿入
すると図5に示すごとく、検出レバー103が左回転
し、スイッチ105のプランジャー105aを押し、ス
イッチ105が作動し、メディア1がディスク装置にセ
ットされた事を検知している。
【0035】この時、スイッチ105内部に設けてある
リターンスプリングの力によってプランジャー105a
が元に戻ろうとする。この力は検出レバー103の検出
部103cによってメディア1を図中矢印106方向に
押す力になる。
【0036】JIS130mmフレキシブルディスクで
あるメディア1はフレキシブルなディスクをフレキシブ
ルなジャケットで包んであるため、図中矢印106方向
の力によって簡単に曲げる事ができる。そのため、この
図中矢印106方向の力によってメディア1が逃げてし
まい、スイッチ105が作動しなくなる事を防止するた
め、サブフレーム101にはメディア受け101cが設
けてあり、メディア1を受けている。
【0037】図2、図3に示すごとく、検出レバー10
3の近傍にメディア受け101cを設けて、メディア1
のスイッチ105の反力による変形を極力少なくしてい
る。
【0038】また、検出レバー103はサブフレーム1
01に支点凸103aと先端103bで初期位置が位置
決めされており、またメディア受け101cもサブフレ
ーム101に構成してあるため、部品のばらつきがサブ
フレーム101のみであり、検出位置のばらつきが少な
く、正確な検出位置を得られる。
【0039】次にメディアの検出位置について説明す
る。図6,図7,図8は本発明のディスク装置の平面図
である。
【0040】図6に於いて、メディア1は図中下方向か
らディスク装置に挿入する。トリガー110はトリガー
支点110aを中心に回動可能に構成してあり、図中矢
印111方向にトリガーバネ112により付勢してあ
る。この時、トリガー110はサブフレーム101に設
けたストッパー124に当接しており、初期位置を決め
ている。さらにトリガー110にはメディア1の挿入に
よってメディア1と係合する検出部110cが設けてあ
る。
【0041】また、コレットレバー115にはメディア
1内にあるディスクのセンターホールをクランプする為
のコレット114がコレットレバー115の先端に回動
可能に設けてある。コレットレバー115はコレットレ
バー支点115aによって回動可能に構成してある。さ
らに、コレットレバー115のもう一方の先端にはカム
115bを構成してある。
【0042】コレットレバー115の作動の為に、メデ
ィア1のイジェクトの為のボタン116を取り付けたス
ライダー117が図中矢印118方向に移動可能に構成
してある。そして、スライダー117はスライダーバネ
119によって、図中矢印118方向に常時付勢してい
る。しかし、スライダー117は切り欠き117a部分
がトリガー110に設けた係合部110bと係合してお
り、スライダー117を図6の位置に係止している。
【0043】また、スライダー117にはローラー12
0が取り付けてあり、スライダー117が図中矢印11
8方向に移動した場合に前述のカム115bと係合して
コレットレバー115を作動させる構成になっている。
【0044】さらに、スライダー117にはラック部1
17cが設けてあり、回転式のダンパー121と噛み合
っていて、スライダー117の移動速度を制限する構成
である。
【0045】次に図7に示すごとく、メディア1の挿入
によって検出部110bがメディア1により押され、ト
リガー110は図中右回転方向にトリガー支点110a
を中心に回転移動する構造である。この時点ではまだト
リガー110の係合部110bとスライダー117の切
り欠き部117aとの係合はまだ外れていない。
【0046】図8に示すごとく、メディア1をディスク
装置の奥まで挿入する。すると、トリガー110はさら
に右に回転し、係合部110bとスライダー117の切
り欠き部117aの係合が外れ、スライダー117はス
ライダーバネ119によって図中矢印118方向に移動
する。同時にボタン116がディスク装置から突出す
る。スライダー117が図中矢印118方向に移動する
事により、スライダー117に設けたローラー120が
カム115bの下にもぐり込みカム115bを持ち上
げ、クランプレバー115の反対の端部に設けたコレッ
ト114がメディア1内のディスクをクランプするもの
である。
【0047】次にメディア1のイジェクトについて説明
すると、図8に於いてディスク装置から突出したボタン
116を図中矢印122方向に操作する。すると、スラ
イダー117が図中矢印122方向に移動する。これに
よりディスクをクランプしていたクランプレバー115
が復帰する。さらにボタン116を押す事によりスライ
ダー117に設けた切り欠き部117aがトリガー11
0に設けた係合部110bと係合し、それまでスライダ
ー117の壁117dで復帰を妨げられていたトリガー
110がトリガー支点110aを中心に図中左回転し、
図6に示す初期位置に復帰する。これによりトリガー1
10の検出部110bがメディア1を押し、メディア1
は所定量図中矢印118方向に排出され、先端部がディ
スク装置の外に突出する。ディスク装置の使用者はこの
突出したメディア1をつかんでディスク装置から取り出
す事ができる。
【0048】そして、前述のメディア検出センサーによ
るメディア1の検出位置は、トリガー110によりメデ
ィア1が排出された時にメディア1が無い事を確認で
き、また、メディア1が挿入され、トリガー110が押
され始めてからトリガー110が作動してスライダー1
10が作動する間にメディア1を検出するタイミングに
してある。
【0049】このとき、検出位置があまり奥にあると、
つまり、メディア1を挿入していき、トリガー110の
作動が終了する直前に検出が行われるタイミングでは、
ディスク装置の初期準備の時間が取れなくなるため、メ
ディア1の検出タイミングはできる限りトリガー110
の作動初期に持ってくる方がディスク装置の初期準備時
間が長く取れるため、有利になる。
【0050】そのため、本発明では検出センサーのスイ
ッチ105と検出レバー103を別体構造にし、検出レ
バー103とトリガー110の支点110a及びトリガ
ー110の初期位置のストッパー124を同一部材(サ
ブフレーム101)に構成してある。これにより、トリ
ガー110の検出部110bと検出タイミングの精度が
出るため、検出位置をトリガー110の作動直後に設定
でき、ディスク装置の初期準備時間を長く取る事ができ
る。この検出タイミングの値としては、トリガー110
が作動開始してから1mm以上移動した時点からトリガ
ー110が作動終了する2mm以上手前の範囲が適して
いる。これは、メディア1の形状のばらつきや、トリガ
ー110の作動ばらつきを配慮したもので、この範囲な
らメディア1を誤って検出する事もなく、ディスク装置
の初期準備時間も十分取れる物である。さらに、設計上
の余裕を取るにはトリガー110が作動開始してから3
mm以上移動した時点からトリガー110が作動終了す
る5mm以上手前の範囲が良い。また、これらの組み合
わせとして、初期位置1mm作動終了位置5mm、初期
位置3mm作動終了位置2mmでも良い。
【0051】
【発明の効果】本発明の情報記憶装置の記憶媒体センサ
は、以上説明したようにメディアの挿入によってトリガ
ーが作動しトリガーの作動によってディスクを自動クラ
ンプするディスク装置に於いて、メディアの検出センサ
ーの検知位置をメディアの挿入により作動するトリガー
の作動範囲にする事によりメディアが挿入されてもトリ
ガーが作動しなければメディアがセットされていない無
い事を検知でき、また、メディアの挿入によりトリガー
が作動する位置になればメディアを検知することができ
る。さらに、メディアをトリガーにより排出することに
よりメディアがイジェクトされた事を知る事ができ、デ
ィスク装置にメディアがセットされたり、イジェクトさ
れた事を正確に知る事ができるのである。
【0052】さらに、トリガーは排出時にメディアをデ
ィスク装置の外に突出させディスクの取り出しを容易に
させると共に、メディアを検出センサーの検出位置から
外し、前述のごとくメディアのイジェクトを検知する事
ができるのである。
【0053】また、メディア検出センサーをスイッチ部
分と検出レバーに分離し、検出レバーをイジェクターと
同一のサブフレームに取り付ける事により検出レバーと
イジェクターの位置関係を正確に出す事ができ、検出位
置を正確に出す事ができるのである。
【0054】また、検出レバーによりスイッチの作動中
はメディアの平面方向にスイッチの反力が働く構造であ
り、メディアの排出方向にはスイッチの反力は発生しな
い。これにより、メディアは排出方向に付勢される事が
なく、メディアを挿入してもメディアが排出方向に移動
せず、例えば振動衝撃によってメディアが平面方向に移
動してしまい、コレットがメディア内のディスクのセン
ターホールを傷付けてしまい、ディスクを破壊するとい
う、致命欠点を防止できるのである。
【0055】また、メディア検出センサーを機械的な接
点により検出することにより、光で検出する場合と異な
り、発光素子に常時電流を流して於く必要がなく、少な
い電流でメディアを検出できるのである。
【0056】また、メディア検出センサーの近傍にメデ
ィア受けを配置することにより、前述のスイッチの反力
によりメディアが変形し、スイッチが作動しないことを
防止でき、スイッチの動作不良を防止できるのである。
【0057】この様に情報記憶装置に最適な記憶媒体セ
ンサを提供でき、ディスク装置の初期準備時間を十分に
得る事ができ、またメディアのジャケットの材質、透明
度等に左右される事無く、安定した検出を行う事がで
き、各種のメディアに対応できると共に検出不良の発生
を防止できる物である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるディスク装置の斜視図である。
【図2】本発明に於けるディスク装置のメディア検出セ
ンサー部の詳細斜視図である。
【図3】本発明に於けるメディア検出センサー部の平面
図である。
【図4】本発明に於けるメディア検出センサー部の側面
図である。
【図5】本発明に於けるメディア検出センサー部の側面
図である。
【図6】本発明のディスク装置の平面図である。
【図7】本発明のディスク装置の平面図である。
【図8】本発明のディスク装置の平面図である。
【図9】従来のディスク装置の斜視図である。
【図10】従来のメディア検出センサーの平面図であ
る。
【図11】従来のメディア検出センサーの平面図であ
る。
【図12】従来のディスク装置の斜視図である。
【図13】従来のディスク装置の平面図である。
【図14】従来のディスク装置のクランプ部の正面図で
ある。
【符号の説明】
1 メディア 101 サブフレーム 103 検出レバー 104 基板 105 スイッチ 110 トリガー 117 スライダー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースに収納されたディスク状記憶媒体
    に信号の記録及び/又は再生を行う情報記憶装置に於い
    て、前記ケースの挿入により作動するトリガーと、前記
    ケースが前記情報記憶装置の所定の位置に挿入されたこ
    とを検出する記憶媒体センサとを有し、該記憶媒体セン
    サは前記トリガーの作動範囲内に於いて前記ケースの検
    出を開始するように構成されてなることを特徴とする情
    報記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記トリガーと係合し前記ケースのクラ
    ンプを行うクランプ機構を更に有し、前記トリガーは前
    記ケースが前記所定位置まで挿入された時に前記クラン
    プ機構のクランプ動作を開始せしめ、前記ケースの排出
    動作時には前記ケースを前記情報記憶装置から排出する
    方向に駆動するように構成されてなることを特徴とする
    請求項1記載の情報記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記ケースを排出する排出機構を少なく
    とも取り付けてなるサブフレームと、電子回路基板とを
    更に有し、前記記憶媒体センサはスイッチ部分と該スイ
    ッチ部分を操作する検出レバー部とを有してなり、該検
    出レバー部は前記サブフレームに、前記スイッチ部分は
    前記電子回路基板にそれぞれ取り付けられたことを特徴
    とする、請求項1又は請求項2記載の情報記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記検出レバー部は前記スイッチ部分の
    作動中は、前記ケースの面に対して、ほぼ垂直な作動反
    力を与えるよう構成してなることを特徴とする請求項3
    記載の情報記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶媒体センサの前記スイッチ部分
    は機械的な接点を有するメカスイッチとしたことを特徴
    とする、請求項3または請求項4記載の情報記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶媒体センサの近傍に、前記ケー
    スを載置するケース受けを配置したことを特徴とする請
    求項1、請求項3または請求項4記載の情報記憶装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005078720A1 (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Pioneer Corporation 記録媒体駆動装置、および記録再生装置
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