JPH054344U - デイスクイジエクト用工具 - Google Patents
デイスクイジエクト用工具Info
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- JPH054344U JPH054344U JP5637391U JP5637391U JPH054344U JP H054344 U JPH054344 U JP H054344U JP 5637391 U JP5637391 U JP 5637391U JP 5637391 U JP5637391 U JP 5637391U JP H054344 U JPH054344 U JP H054344U
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ディスクプレーヤ装置10において緊急時の
マニュアルイジェクトを行うときに、筺体11内に挿入
されるべき棒状工具の先端側挿入部2bを着色し、挿入
した長さが判別されるようにした。 【効果】 棒状工具の挿入代が確認でき、誤操作を防止
できる。
マニュアルイジェクトを行うときに、筺体11内に挿入
されるべき棒状工具の先端側挿入部2bを着色し、挿入
した長さが判別されるようにした。 【効果】 棒状工具の挿入代が確認でき、誤操作を防止
できる。
Description
【0001】
本考案は、ディスクカートリッジをローディング操作するディスクローディン グ装置を手動によりイジェクト操作させるときに用いるディスクイジェクト用工 具に関する。
【0002】
従来、記録ディスク、例えば、光ディスク、光磁気ディスク及び磁気ディスク 等に対して、情報信号の書込み及び/又は読出しを行うディスクプレーヤ装置が 提案されている。このようなディスクプレーヤ装置は、上記記録ディスクを回転 操作するためのスピンドルモータと、このスピンドルモータにより回転操作され る記録ディスクに近接配設されて該記録ディスクに情報信号の書込み及び/又は 読出しを行うヘッド装置とを有して構成されている。このヘッド装置としては、 上記記録ディスクが磁気ディスクである場合には磁気ヘッド装置が用いられ、上 記記録ディスクが光ディスクである場合には光学ヘッド装置が用いられる。
【0003】 そして、上記記録ディスクとしては、非使用状態における塵埃の付着や手指等 の接触等よりの保護を図るため、カートリッジに収納されたものが提案されてい る。このカートリッジは、上記記録ディスクを収納し得るように、該記録ディス クの大きさに対応した薄い筺体状に形成されている。このカートリッジの主面部 には、信号記録面となる上記記録ディスクの主面部の一部を内外周に亘って外方 側に臨ませるための記録再生用開口部が形成されている。また、このカートリッ ジの主面部の中央部には、上記スピンドルモータにより回転操作されるときに保 持される上記記録ディスクの中央部を外方側に臨ませるためのチャッキング用開 口部が形成されている。すなわち、上記ディスクプレーヤ装置は、上記チャッキ ング用開口部を介して上記スピンドルモータにより上記記録ディスクを回転操作 するとともに、上記記録再生用開口部を介して上記記録ディスクの信号記録面に 対して情報信号の書込み及び/又は読出しを行う。また、上記カートリッジには 、これら各開口部を、非使用状態において閉蓋し、使用状態において開蓋するた めのシャッタ部材が取付けられている。
【0004】 そして、このように記録ディスクがカートリッジに収納されてなるディスクカ ートリッジを用いて情報信号の記録及び/又は再生を行うディスクプレーヤ装置 は、このディスクプレーヤ装置内において、上記ディスクカートリッジを移送操 作するディスクローディング装置を有している。このディスクローディング装置 は、上記ディスクプレーヤ装置の筺体内に挿入操作されたディスクカートリッジ をこのディスクカートリッジの記録ディスクが上記スピンドルモータにより回転 操作され得る位置であるローディング位置まで移送するとともに上記シャッタ部 材を上記カートリッジに対して移動操作して上記各開口部を開蓋させるローディ ング操作を行うように構成されている。
【0005】 このようなディスクローディング装置は、上記ディスクカートリッジが上記カ ートリッジの主面部に平行な方向に挿入操作されるカートリッジホルダを有して いる。このカートリッジホルダに所定位置まで挿入操作されたディスクカートリ ッジの記録ディスクは、中心部を上記スピンドルモータの駆動軸の直上位置とな している。そして、このディスクローディング装置は、上記ディスクカートリッ ジが所定位置まで挿入操作されたカートリッジホルダを、該ディスクカートリッ ジのカートリッジの主面部に直交する方向に移動させ、このカートリッジに収納 された記録ディスクを上記スピンドルモータの駆動軸に取付けられたディスクテ ーブル上に載置装着させるように構成されている。
【0006】 そして、このようなディスクローディング装置においては、いわゆるパワー・ ローディングが可能となされたものがある。このパワー・ローディングとは、上 記ディスクローディング装置における上記ローディング操作及び上記ディスクカ ートリッジを上記ディスクプレーヤ装置より排出させるイジェクト操作を、モー タ等の電磁的駆動装置の駆動力により行うものである。すなわち、このようなパ ワー・ローディングが可能となされたディスクローディング装置においては、モ ータ等の駆動力により、上記ディスクカートリッジが移送操作されて、上記ロー ディング操作及び上記イジェクト操作が行われる。
【0007】
ところで、上述のようにパワー・ローディングが可能となされたディスクロー ディング装置においては、上記ディスクカートリッジのローディング操作が完了 した状態で、上記モータ等に対する電源供給が遮断された場合には、上記ディス クプレーヤ装置より上記ディスクカートリッジを排出させることができなくなる 。上記電源供給の遮断は、該電源供給が電池により行われている場合にはこの電 池の放電による消耗等、該電源供給がいわゆる電灯線を介して行われている場合 には停電等により起こる。
【0008】 このように上記パワー・ローディングのための電源供給が手段されたときに、 上記ディスクカートリッジを上記ディスクプレーヤより排出させるためには、手 動操作によって、上記イジェクト操作を行うためのイジェクト板を移動させて、 上記イジェクト操作を行わしめる必要がある。上記イジェクト板は、カム部を有 しており、上記ディスクローディング装置のシャーシに対してスライドされるこ とにより、該カム部によって、上記カートリッジホルダを所定方向に移動させる ように構成されている。上記ディスクプレーヤ装置の筺体内に配設された上記デ ィスクローディング装置のイジェクト板を手動操作により移動させるには、該筺 体より該ディスクローディング装置を取出す必要がある。
【0009】 そして、このような上記イジェクト板に対する手動操作を、上記筺体より上記 ディスクローディング装置を取出すという煩雑な操作をなすことなく行えるよう にするため、上記ディスクプレーヤ装置においては、上記イジェクト板に対応す る位置に開口部を設けたものがある。この開口部は、上記イジェクト板を押圧操 作するための棒状のディスクイジェクト用工具が上記ディスクプレーヤ装置の筺 体内へ挿入されることを可能となすためのものである。すなわち、このような開 口部が設けられたディスクプレーヤ装置においては、上記イジェクト板を手動操 作により移動させるときには、上記ディスクイジェクト用工具の先端側を該開口 部を介して上記筺体内に挿入し、この棒状工具の先端部により該イジェクト板を 押圧することにより、該イジェクト板を移動させることができる。
【0010】 ここで、上記イジェクト操作を確実に行うためには、上記イジェクト板を所定 の距離だけ移動させる必要がある。そして、上記イジェクト板の移動量は、上記 ディスクイジェクト用工具の上記筺体に対する挿入量によって規定される。とこ ろが、このディスクイジェクト用工具の上記筺体への挿入量は、該ディスクイジ ェクト用工具の上記筺体内に挿入された先端側部分は該筺体内に存するため外方 より見えないので、視覚的に確認することが困難である。上記ディスクイジェク ト用工具の上記筺体への挿入量が足りないと、上記イジェクト操作が確実に行わ れず、また、上記挿入量が多すぎると、上記ディスクローディング装置や該ディ スクイジェクト用工具の破損を招来する虞れがある。
【0011】 そこで、本考案は、上述の実情に鑑みて提案されるものであって、ディスクプ レーヤ装置を構成するディスクローディング装置をして、このディスクプレーヤ 装置の筺体の外方側より、該ディスクローディング装置等の破損を招来すること なく、かつ、確実に、手動操作によるイジェクト操作を行わしめることができる ディスクイジェクト用工具を提供することを目的とする。
【0012】
上述の課題を解決し上記目的を達成するため、本考案に係るディスクイジェク ト用工具は、記録ディスクがカートリッジに収納されてなるディスクカートリッ ジをローディングするディスクローディング装置が収納された筺体内にこの筺体 に設けられた開口部を介して先端側より挿入され先端部が該ディスクローディン グ装置のイジェクト板に当接しこのイジェクト板を押圧して移動させる棒状部と 、上記棒状部の基端側を支持する把手部とを備え、上記棒状部は、上記イジェク ト板をイジェクト位置となすための上記筺体内への挿入量を標示する挿入代標示 手段が設けられてなるものである。
【0013】
本考案に係るディスクイジェクト用工具においては、ディスクローディング装 置が収納された筺体内にこの筺体に設けられた開口部を介して先端側より挿入さ れて先端部が該ディスクローディング装置のイジェクト板に当接しこのイジェク ト板を押圧して移動させる棒状部は、上記イジェクト板をイジェクト位置となす ための上記筺体内への挿入量を標示する挿入代標示手段が設けられているので、 この挿入代標示手段に基づき、正確な挿入代だけ上記筺体内に挿入されることが できる。
【0014】
以下、本考案の具体的な実施例を図面を参照しながら説明する。
【0015】 この例は、本考案に係るディスクイジェクト用工具を、図5乃至図10に示す ような、カートリッジに記録ディスクを収納してなるディスクカートリッジ10 1を用いて情報信号の記録及び/又は再生を行うディスクプレーヤ装置10のデ ィスクローディング装置に対して用いられるように構成した例である。
【0016】 この例において、上記記録ディスクは、光磁気ディスクであって、合成樹脂等 の材料によりなるディスク基板と、このディスク基板の一方側あるいは両面側の 主面部に形成された磁性材料によりなる信号記録層とを有して構成されている。 上記カートリッジは、上記記録ディスクを収納し得るように、薄い筺体状に構成 されている。このカートリッジの主面部には、上記記録ディスクの信号記録面と なる主面部の一部を、内外周に亘って外方側に臨ませるための記録再生用開口部 と、該記録ディスクの被チャッキング部となる中央部を外方側に臨ませるための チャッキング用開口部とが形成されている。
【0017】 本考案に係るディスクイジェクト用工具は、図1に示すように、金属等の材料 により略々円柱状に形成された棒状部2と、この棒状部2の基端側を支持する把 手部1とを備えて構成されている。上記把持部1は、手指等により把持するに適 当な太さ及び長さを有して、合成樹脂等の材料により、略々円筒状に形成されて いる。上記棒状部2は、図1中矢印Lで示す先端側の長さLの部分が挿入部2b となされ、この挿入部2bの後端部より上記把手部1の前端部に亘る基端側部分 が非挿入部2aとなされている。上記挿入部2bは、上記ディスクローディング 装置の後述するイジェクト板18をイジェクト位置となすための上記ディスクプ レーヤ装置10の筺体11内への挿入量を標示するため、挿入代標示手段として 表面部が着色されている。この着色は、種々の塗料の塗装等の手段により、行わ れている。
【0018】 そして、上記ディスクプレーヤ装置10は、図5及び図6に示すように、筺体 11を有し、この筺体11内に、図7乃至図10に示すディスクローディング装 置を収納して構成されている。上記筺体11は、上記ディスクローディング装置 及びその他の所定の機構を収納し得るような大きさを有して、前方側が開放され て形成されている。この筺体11の開放された前方部には、前面パネル12が、 該前方部を閉蓋するようにして取付けられている。この前面パネル12には、後 述するイジェクト状態におけるディスクローディング装置のカートリッジホルダ 17に対応する位置に、上記ディスクカートリッジ101が挿通され得るカート リッジ挿通スリット13が設けられている。また、この前面パネル12には、後 述するイジェクト板18の前端部に対応する位置に、上記ディスクイジェクト用 工具の挿入部2bが挿入されるイジェクト用工具挿入孔14が設けられている。
【0019】 上記ディスクプレーヤ装置10は、上記筺体11内に配設されるシャーシ15 を有して構成される。このシャーシ15には、上記ディスクカートリッジ101 の記録ディスクを回転操作するためのスピンドルモータ20、該記録ディスクの 信号記録層に対し光束を照射するための光学ピックアップ装置21及び該信号記 録層に対して磁界を印加するための磁気ヘッド装置22等が取付けられている。
【0020】 上記スピンドルモータ20は、駆動軸を上記シャーシ15上に突出されて該シ ャーシ15に取付けられている。この駆動軸には、上記記録ディスクが載置装着 されるディスクテーブル19が取付けられている。このスピンドルモータ20は 、上記ディスクテーブル19上に載置装着された記録ディスクを、回転操作する 。
【0021】 上記光学ピックアップ装置21は、半導体レーザ等からなる光源、この光源よ り発せられる光束を導き集光させる所定の光学デバイス及び該光束の上記記録デ ィスクによる反射光を検出する光検出器等を有して構成されている。この光学ピ ックアップ装置21は、上記記録ディスクの信号記録面に対して上記光束を集光 させて照射するとともに、上記光検出器により、該信号記録面による該光束の反 射光束の光量や偏光状態を検出できるように構成されている。
【0022】 上記磁気ヘッド装置22は、磁界発生用のコイル及びこのコイルが巻装される 磁気コア等を有して構成され、磁気ヘッド支持アーム23により、上記シャーシ 15上に支持されている。この磁気ヘッド装置22は、上記光学ピックアップ装 置21の光束の射出部となる対物レンズに対向されて支持されている。また、こ の磁気ヘッド装置22は、上記磁気ヘッド支持アーム23が上記シャーシ15に 対する接離方向に移動操作可能となされていることにより、上記対物レンズに対 する接離方向に移動可能となされている。この磁気ヘッド装置22は、上記磁気 ヘッド支持アーム23が後述するディスクローディング装置によってローディン グ操作に連動して移動操作されることにより、該ローディング操作に連動して、 上記対物レンズに対して接離するように移動操作される。
【0023】 また、上記シャーシ15上には、上記ディスクカートリッジ101の記録ディ スクが上記ディスクテーブル19に載置装着されたときに、該ディスクカートリ ッジ101のカートリッジを位置決めして支持するためのそれぞれ一対の位置決 めピン26,27が設けられている。
【0024】 そして、上記ディスクローディング装置は、上記シャーシ15上に固定して取 付けられるローディングフレーム16を有して構成される。このローディングフ レーム16は、金属板等の材料が屈曲形成されることにより、天板部と、この天 板部の両側側より垂下された一対の側板部とを有して、前方側、後方側及び下方 側が開放された略々筺体状に構成されている。このローディングフレーム16は 、上記各側板部の下端側に一対ずつ設けられた取付け部39,39が、ネジ止め 等の手段によって上記シャーシ15上に固定されることにより、上記シャーシ1 5上に取付けられる。このローディングフレーム16は、上記ディスクカートリ ッジが挿入操作されてこのディスクカートリッジを保持するカートリッジホルダ 17を上記シャーシ15に対する接離方向に移動可能に支持するとともに、イジ ェクト板18を上記シャーシ15に対して平行な方向にスライド可能に支持して いる。
【0025】 上記カートリッジホルダ17は、上記ディスクカートリッジ101が前方側よ り挿入操作され得るように、金属板等の材料により、前方側が開放された薄い筺 体状に形成されている。このカートリッジホルダ17は、上記ローディングホル ダ16の内方側、すなわち、このローディングホルダ16の天板部と上記シャー シ15との間に配設され、上記シャーシ15に対して略々平行となされて支持さ れる。また、このカートリッジホルダ17には、上記上側磁気ヘッド装置22が このカートリッジホルダ17内に進入するための上面側の開口部と、上記光学ピ ックアップ装置21及び上記ディスクテーブル19がこのカートリッジホルダ1 7内に進入するための下面側の開口部とが設けられている。
【0026】 上記カートリッジホルダ17の両側面部には、左右各一対の支持ピン29,3 0が植立されている。これら支持ピン29,30は、上記ローディングホルダ1 6の各側板部に設けられたガイド溝28に嵌入することにより、上記カートリッ ジホルダ17を、上記シャーシ15に対する接離方向に移動可能に支持している 。上記ガイド溝28は、上記シャーシ15の上面部に対して略々垂直な方向とな されて形成されている。
【0027】 そして、上記ローディングフレーム16の天板上には、上記イジェクト板18 が配設されている。このイジェクト板18は、上記ローディングフレーム16の 外側に覆い被され得るように、該ローディングフレームよりやや大型であって該 ローディングフレームと略々同様の形状に形成されている。このイジェクト板1 8は、上記ローディングフレーム16の天板部に対応する部分に複数のガイドス リット38を有し、これらガイドスリット38に上記ローディングフレーム16 の天板部上に植立された複数のガイドピン37を対応させて挿通させることによ り、該ローディングフレーム16により、上記シャーシ15に対する前後方向に スライド可能に支持されている。このイジェクト板18の両側側の側板部には、 上記各支持ピン29,30に対応するそれぞれ左右一対のカム溝33,34が形 成されている。これらカム溝33,34は、上記シャーシ15の上面部に略々平 行な水平部分と、この水平部分の後端部と上記シャーシ15の上面部に近接する 位置とに亘る傾斜部分とを有している。そして、上記各支持ピン29,30は、 上記各カム溝33,34に対応して挿通されている。
【0028】 上記イジェクト板18は、上記シャーシ15との間に張架された引っ張りコイ ルバネ35により、該シャーシ15に対する前方方向に弾性付勢されている。ま た、このイジェクト板18は、上記ローディングフレーム16に設けられる係止 機構によって上記引っ張りコイルバネ35の付勢力に抗して後方側位置において 係止されるようになされている。この係止機構は、上記カートリッジホルダ17 に上記ディスクカートリッジ101が挿入操作されることにより、上記イジェク ト板18に対する係止を解除するように構成されている。
【0029】 このディスクローディング装置においては、上記イジェクト板18を図9中矢 印Aで示す後方方向に、上記引っ張りコイルバネ35の付勢力に抗して後方側に スライドさせると、上記各支持ピン29,30が上記各カム溝33,34の水平 部分に支持され、上記カートリッジホルダ17は、図9中矢印Bで示すように、 上記シャーシ15より離間する上方方向に移動される。このとき、上記イジェク ト板18は、上記係止機構により、該後方側位置において係止される。
【0030】 そして、このディスクローディング装置においては、上記係止機構による係止 が解除されて上記引っ張りコイルバネ35の付勢力により上記イジェクト板18 が図10中矢印Cで示す前方方向にスライドされると、上記各支持ピン29,3 0が上記各カム溝33,34の傾斜部分に支持され、上記カートリッジホルダ1 7は、図10中矢印Dで示すように、上記シャーシ15に接近する方向に移動さ れる。
【0031】 そして、上記磁気ヘッド装置22は、上記カートリッジホルダ17の上記シャ ーシ15に対する接離方向の移動、すなわち、昇降移動によって、上記光学ピッ クアップ装置21の対物レンズに対して接離操作される。
【0032】 このディスクローディング装置においては、図9に示すように、上記カートリ ッジホルダ17が上記シャーシ15より離間する上方方向に移動操作されたとき が、いわゆるイジェクト状態であって、図9中矢印E及び矢印Fで示すように、 上記カートリッジ挿通スリット13を介しての該カートリッジホルダ17に対す る上記ディスクカートリッジ101の挿入及び排出操作が可能となされている。 このイジェクト状態においては、上記イジェクト板18の前端部と、上記前面パ ネル12の前面部との間の距離は、本考案に係るディスクイジェクト用工具の挿 入部2bの長さLに等しくなされている。
【0033】 また、このディスクローディング装置においては、図10に示すように、上記 カートリッジホルダ17が上記シャーシ15に接近する下方方向に移動操作され たときが、いわゆるローディング状態であって、該カートリッジホルダ17に収 納されたディスクカートリッジ101の記録ディスクに対する情報信号の書込み 及び/又は読出しを可能となしている。すなわち、このとき、上記記録ディスク は、上記ディスクテーブル19上に載置装着されて上記スピンドルモータ20に よる回転操作が可能となされており、また、上記光学ピックアップ装置21及び 磁気ヘッド装置22による上記信号記録層に対する情報信号の書込み及び/又は 読出しが可能となされている。
【0034】 そして、上記イジェクト板18は、後端部に、イジェクト操作孔36が穿設さ れたイジェクト操作片を有している。このイジェクト操作孔36は、上記シャー シ15の後方部に設けられたパワーイジェクトギヤ24に対向している。このパ ワーイジェクトギヤ24は、上記シャーシ15上に配設されるイジェクトモータ 及びこのイジェクトモータの駆動力を該パワーイジェクトギヤ24に伝達する複 数の減速ギヤとともに、パワーイジェクト機構を構成している。すなわち、この パワーイジェクトギヤ24は、このディスクローディング装置がイジェクト操作 を行うときに、上記イジェクトモータにより回転操作される。このパワーイジェ クトギヤ24の上面部には、支軸より偏心した位置に、上記イジェクト操作孔3 6内に挿通係合されるイジェクト操作ピン25が植立されている。
【0035】 このディスクローディング装置において、上記パワーイジェクトギヤ24が回 転操作されると、上記イジェクト操作ピン25は、上記イジェクト操作孔36内 を該イジェクト操作孔36の中心に対して後方側に偏心した位置を中心とする円 弧軌跡上を移動されて、上記イジェクト板18を後方側にスライドさせる。この イジェクト板18のスライドにより、イジェクト操作がなされる。
【0036】 なお、上記カートリッジホルダ17には、このカートリッジホルダ17に上記 ディスクカートリッジ101が挿入操作されたとき、該ディスクカートリッジ1 01のカートリッジに取付けられたシャッタ部材を移動操作し、上記記録再生用 開口部及び上記チャッキング用開口部を開蓋させるための、シャッタ開放アーム 31が取付けられている。このシャッタ開放アーム31は、上記カートリッジホ ルダ17の上面部に基端側を回動可能に支持され、先端側を該カートリッジホル ダ17の内方側に進入させている。このシャッタ開放アーム31は、上記カート リッジホルダ17との間に張架された引っ張りコイルバネにより、初期位置に戻 るように付勢されて該初期位置に位置決めされている。このシャッタ開放アーム 31は、上記カートリッジホルダ17に上記ディスクカートリッジ101が挿入 操作されると、先端側を上記カートリッジに取付けられたシャッタ部材に当接さ せ、該カートリッジに押圧されて回動されることにより、該シャッタ部材を移動 させて上記各開口部を開蓋させる。
【0037】 上述のように構成されたディスクプレーヤ装置10のディスクローディング装 置において、上記パワーイジェクト機構を用いることなく、本考案に係るディス クイジェクト用工具を用いてイジェクト操作を行うには、図5に示すように、上 記棒状部2を、先端側より上記イジェクト用工具挿入孔14に挿入する。このと き、上記ディスクローディング装置が上記ローディング状態となっていると、上 記棒状部2の先端部が上記イジェクト板18の前端部に当接する。そして、上記 棒状部2をさらに上記筺体11の内方側に挿入操作すると、この棒状部2は、上 記イジェクト板18を後方側に押圧して移動させる。
【0038】 そして、上記挿入部2bと上記非挿入部2aとの表面部の色彩の差異に基づき 、図6に示すように、上記挿入部2bのみを上記筺体11内に挿入させると、上 記イジェクト板18の前端部と上記前面パネル12の前面部との距離が、該挿入 部2bの長さLに等しい距離となされる。すると、上記ディスクローディング装 置は、上記イジェクト状態となされ、上記ディスクカートリッジ101が上記カ ートリッジ挿通スリット13を介して外方に排出される。
【0039】 なお、本考案に係るディスクイジェクト用工具は、上述の実施例に示した構成 に限定されず、上記挿入代標示手段は、図2に示すように、上記挿入部2bと上 記非挿入部2aとの太さを異ならせることにより設けるようにしてもよい。この 例においては、上記非挿入部2aは、上記挿入部2bよりも大径となされている 。この場合、上記挿入部2bを上記イジェクト用工具挿入孔14に挿入し、上記 非挿入部2aの前端部を上記前面パネル12の前面部の該イジェクト用工具挿入 孔14の周囲部に当接させたとき、上記挿入部2bが全て上記筺体11内に挿入 されている。また、このディスクイジェクト用工具においては、上記非挿入部2 aの前端部が上記前面パネル12の前面部に当接することにより、この非挿入部 2aが上記筺体11内に挿入されることが防止されている。
【0040】 さらに、本考案に係るディスクイジェクト用工具は、上記挿入代標示手段とし て、図3に示すように、上記棒状部2に、上記挿入部2bの後端部に相当する位 置となるように、フランジ部材3を取付けて構成してもよい。この例においては 、上記挿入部2bを上記イジェクト用工具挿入孔14に挿入し、上記フランジ部 材3の前面部を上記前面パネル12の前面部の該イジェクト用工具挿入孔14の 周囲部に当接させたとき、上記挿入部2bが全て上記筺体11内に挿入されてい る。また、このディスクイジェクト用工具においては、上記フランジ部材3の前 面部が上記前面パネル12の前面部に当接することにより、上記非挿入部2aが 上記筺体11内に挿入されることが防止されている。
【0041】 そして、本考案に係るディスクイジェクト用工具は、上記挿入代標示手段とし て、図4に示すように、上記棒状部2を上記挿入部2bの後端部に相当する位置 においていわゆるクランク状に屈曲し、該位置に屈曲部2cを形成して構成して もよい。この例においては、上記挿入部2bを上記イジェクト用工具挿入孔14 に挿入し、上記屈曲部2cを上記前面パネル12の前面部の該イジェクト用工具 挿入孔14の周囲部に当接させたとき、上記挿入部2bが全て上記筺体11内に 挿入されている。また、このディスクイジェクト用工具においては、上記屈曲部 2cが上記前面パネル12の前面部に当接することにより、上記非挿入部2aが 上記筺体11内に挿入されることが防止されている。
【0042】
上述のように、本考案に係るディスクイジェクト用工具においては、ディスク ローディング装置が収納された筺体内にこの筺体に設けられた開口部を介して先 端側より挿入されて先端部が該ディスクローディング装置のイジェクト板に当接 しこのイジェクト板を押圧して移動させる棒状部は、上記イジェクト板をイジェ クト位置となすための上記筺体内への挿入量を標示する挿入代標示手段が設けら れている。そのため、このディスクイジェクト用工具においては、上記挿入代標 示手段に基づいて、容易に、正確な挿入代だけ上記筺体内に挿入することができ る。
【0043】 すなわち、本考案は、ディスクプレーヤ装置を構成するディスクローディング 装置をして、このディスクプレーヤ装置の筺体の外方側より、該ディスクローデ ィング装置等の破損を招来することなく、かつ、確実に、手動操作によるイジェ クト操作を行わしめることができるディスクイジェクト用工具を提供することが できるものである。
【図1】本考案に係るディスクイジェクト用工具の構成
を示す拡大側面図である。
を示す拡大側面図である。
【図2】上記ディスクイジェクト用工具の構成の第2の
例を示す拡大側面図である。
例を示す拡大側面図である。
【図3】上記ディスクイジェクト用工具の構成の第3の
例を示す拡大側面図である。
例を示す拡大側面図である。
【図4】上記ディスクイジェクト用工具の構成の第4の
例を示す拡大側面図である。
例を示す拡大側面図である。
【図5】上記ディスクイジェクト用工具の使用状態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図6】上記ディスクイジェクト用工具を使用してマニ
ュアルイジェクト操作を完了した状態を示す斜視図であ
る。
ュアルイジェクト操作を完了した状態を示す斜視図であ
る。
【図7】上記ディスクイジェクト用工具を使用してマニ
ュアルイジェクト操作をなされるディスクローディング
装置の構成を示す斜視図である。
ュアルイジェクト操作をなされるディスクローディング
装置の構成を示す斜視図である。
【図8】上記ディスクローディング装置の構成を示す縮
小分解斜視図である。
小分解斜視図である。
【図9】上記ディスクローディング装置のイジェクト状
態を示す側面図である。
態を示す側面図である。
【図10】上記ディスクローディング装置のローディン
グ状態を示す側面図である。
グ状態を示す側面図である。
1・・・・・・・・・・・・把手部 2・・・・・・・・・・・・棒状部 2a・・・・・・・・・・非挿入部 2b・・・・・・・・・・挿入部 2c・・・・・・・・・・屈曲部 3・・・・・・・・・・・・フランジ部材
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 記録ディスクがカートリッジに収納され
てなるディスクカートリッジをローディングするディス
クローディング装置が収納された筺体内に、この筺体に
設けられた開口部を介して先端側より挿入され、先端部
が該ディスクローディング装置のイジェクト板に当接
し、このイジェクト板を押圧して移動させる棒状部と、 上記棒状部の基端側を支持する把手部とを備え、 上記棒状部は、上記イジェクト板をイジェクト位置とな
すための上記筺体内への挿入量を標示する挿入代標示手
段が設けられてなるディスクイジェクト用工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991056373U JP2562594Y2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | ディスクカートリッジのイジェクト用工具 |
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JP1991056373U JP2562594Y2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | ディスクカートリッジのイジェクト用工具 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|---|
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JPH0197443U (ja) * | 1987-12-21 | 1989-06-28 |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP1991056373U patent/JP2562594Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6231061A (ja) * | 1985-07-31 | 1987-02-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | フロツピ−デイスク装置 |
JPH0197443U (ja) * | 1987-12-21 | 1989-06-28 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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