JP2526478B2 - 光学ディスクプレ―ヤ - Google Patents

光学ディスクプレ―ヤ

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JP2526478B2
JP2526478B2 JP5061460A JP6146093A JP2526478B2 JP 2526478 B2 JP2526478 B2 JP 2526478B2 JP 5061460 A JP5061460 A JP 5061460A JP 6146093 A JP6146093 A JP 6146093A JP 2526478 B2 JP2526478 B2 JP 2526478B2
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cassette
shutter
opening
optical
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正之 鈴木
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/121Protecting the head, e.g. against dust or impact with the record carrier

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Head (AREA)
  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な光学ディスクプレ
ーヤに関し、詳しくは、光学ディスクが収納されたカセ
ットケースに光学ディスクの一部を外部に臨ませるため
の開口部が形成されかつ該開口部を開閉するシャッター
が設けられた光学ディスクカセットが挿入されると共
に、光学ディスクが着脱自在に装着されるターンテーブ
ルと光学ディスクに対してレーザービームを照射する光
学ピックアップを有する光学ディスクプレーヤ、特に、
光学ディスクカセットのシャッターを開放するシャッタ
ー開放手段を備えた光学ディスクプレーヤに関するもの
であり、上記シャッター開放手段の動きを利用して光学
ピックアップの対物レンズのクリーニングを行なうこと
ができるようにした新規な光学ディスクプレーヤを提供
しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】所謂コンパクトディスクあるいはレーザ
ーディスク等の光学ディスクに記録された信号の読取
は、一般に、レーザー光源を備えた光学ピックアップに
より光学ディスクの記録面にレーザービームを照射する
と共にそのレーザービームの上記記録面において反射し
た戻り光を検出することによって行なわれるようになっ
ている。
【0003】そして、レーザー光源から発せられたレー
ザービームは光学ピックアップの光学ディスクとの対向
部に位置した対物レンズによって光束を絞られることに
より光学ディスクの記録面にミクロン単位の所定の径の
スポットで集光され、また、個々の信号の内容は戻り光
の光量の違いを検出することによって検出される。
【0004】従って、光学ピックアップの対物レンズの
出光面に埃が付いていたりすると、対物レンズから射出
するレーザービームの指向性もしくは集光性等レーザー
ビームに対する光制御機能が損なわれ、あるいはその埃
によって乱反射して光学ディスクの記録面に照射される
べき光量が不足し、更には戻り光に対する光制御機能が
損なわれることになり、信号の読取に誤りが生じ易くな
ることになる。
【0005】特に、埃の多い環境に置かれている光学デ
ィスクプレーヤ、例えば、車載用の光学ディスクプレー
ヤにおいては、その対物レンズに埃が付着する可能性が
極めて高いので、信号の読取の誤りが多く生じることに
なる。
【0006】従って、光学ピックアップの対物レンズの
出光面は常に清浄な状態に保持されている必要があり、
そのためには、上記出光面を随時拭く等クリーニングす
れば良いのであるが、光学ディスクプレーヤの内部構
造、特に、光学ピックアップの構造は極めて高度なメカ
ニズムを有しているので、一般のユーザーが光学ピック
アップ等に手を触れることは好ましく無く、また、そう
かと言って、そのクリーニングをいちいち専門技術者に
依頼することも煩わしいものである。
【0007】そこで、光学ディスクプレーヤの中には対
物レンズのクリーニングを行なうためのクリーニング手
段を備えたものがある。
【0008】例えば、光学ディスクが着脱自在に載置さ
れると共に光学ディスクの一部が光学ピックアップの上
方に来る引込位置と光学ディスクの載置及び取出が行な
われる引出位置との間を略水平に移動するディスク載置
テーブルを備えた光学ディスクプレーヤにおいて、上記
ディスク載置テーブルに適宜なクリーニング部材を取着
し、ディスク載置テーブルが移動する際上記クリーニン
グ部材が光学ピックアップの対物レンズの出光面と接触
することにより、あるいは光学ピックアップが移動する
ことによってその対物レンズがクリーニング部材に接触
して対物レンズの出光面がクリーニングされるようにし
たものがある。
【0009】尚、このようなクリーニング部材を有する
クリーニング手段を備えた光学ディスクプレーヤとして
実開昭60−173133号公報に示されたものがあ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記したクリーニング
手段によると、ディスク載置テーブルあるいは光学ピッ
クアップが移動することによって対物レンズのクリーニ
ングが行なわれるので、クリーニング部材を駆動するた
めの特別な駆動手段を必要としないという利点がある。
【0011】ところが、このようなクリーニング手段、
特に、ディスク載置テーブルが移動するときクリーニン
グ部材が対物レンズの出光面と接触するものにおいて
は、ディスク載置テーブルが引込位置に来たときそのク
リーニング部材が少なくとも光学ピックアップの信号読
取時の移動範囲外に逃げて位置しなければならないの
で、通常、クリーニング部材はディスク載置テーブルの
引込方向における一端部から引込方向へ突出するように
設けられる必要があり、このため、そのクリーニング部
材の長さ分ディスク載置テーブルの形状が大きくなると
いう問題がある。
【0012】また、光学ピックアップを移動させてその
対物レンズにクリーニング部材を接触させるものにおい
ては、光学ピックアップの移動範囲を信号読取時の移動
範囲よりかなり大きくとる必要があるので、その分光学
ピックアップのガイド手段が大きくなるという問題があ
り、更には、そのクリーニングのタイミングは、通常、
信号の読取を開始する前にあるいは光学ディスクの取出
が為されるとき行なうようにプログラムされるので、信
号読取の開始や光学ディスクのイジェクト動作の開始に
時間がかかるという問題がある。
【0013】ところで、光学ディスクの中でも信号の記
録密度が高いものは、比較的硬質な何らかのカセットケ
ースに収納された状態のまま使用されるようになってお
り、このような光学ディスク、即ち、光学ディスクカセ
ットのカセットケースには、通常、光学ディスクの一部
をカセットケース外に臨ませるための開口部が形成され
ると共に該開口部を開閉するシャッターが設けられてい
る。
【0014】そして、上記シャッターは、一般に、光学
ディスクカセットが使用されていない状態においては前
記開口部が不用意に開放されることの無いようにロック
されており、光学ディスクカセットが光学ディスクプレ
ーヤに装着されることによって開口部を開放する位置へ
と移動されるようになっている。
【0015】従って、このようなシャッターを備えた光
学ディスクカセットが挿入される光学ディスクプレーヤ
には、上記シャッターを開放するための何らかのシャッ
ター開放手段が設けられており、このシャッター開放手
段は光学ディスクカセットの光学ディスクプレーヤに対
する装着及び取出が為される度に動作することになる。
【0016】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明光学ディ
スクプレーヤは、上記した点に鑑み、前記課題を解決す
るために、光学ディスクが収納されたカセットケースに
光学ディスクの一部を外部に臨ませるための開口部が形
成されかつ該開口部を開閉するシャッターが設けられた
光学ディスクカセットが挿入されると共に、光学ディス
クが着脱自在に装着されるターンテーブルと光学ディス
クに対してレーザービームを照射する光学ピックアップ
と前記シャッターを開放するシャッター開放手段とを備
えた光学ディスクプレーヤにおいて、前記シャッター開
放手段に取り付けられてシャッター開放手段と一体的に
移動し、その移動の際に前記光学ピックアップの対物レ
ンズの出光面を拭くクリーニング部材を設けたものであ
る。
【0017】
【作用】従って、本発明光学ディスクプレーヤによれ
ば、クリーニング部材は光学ディスクカセットの装着及
び取出が為される度にシャッター開放手段と一体的に移
動するので、光学ディスクの装着と取出しを行なう際に
必ず光学ピックアップの対物レンズの出光面に対するク
リーニングが行なわれることになり、しかも、クリーニ
ング部材を移動するための特別な駆動手段を用いなくて
も、更には、光学ピックアップをわざわざ移動させなく
ても、また、クリーニングのためのこれといった待時間
を設けなくても対物レンズに対するクリーニングを行な
うことができる。
【0018】
【実施例】以下に、本発明光学ディスクプレーヤの詳細
を添付図面に示した実施例に従って説明する。
【0019】先ず、光学ディスクプレーヤに使用する光
学ディスクカセットの一例について説明し、その後で光
学ディスクプレーヤについて説明する。
【0020】1は光学ディスクカセットである。
【0021】2は光学ディスクカセット1のカセットケ
ースであり、該カセットケース2は合成樹脂から成る扁
平な2つのケースハーフ3及び4が一体的に結合される
ことにより比較的薄い略長方形状の箱形に形成されると
共に、各ケースハーフ3及び4の主部3a、4aには開
口部5、5′が形成されており、該開口部5、5′は中
央部から長手方向における一端(図1に示す向きにおい
て左側の端)近くにかけて形成され、そして、主部3
a、4aの中央部に形成された略円形のターンテーブル
挿入部5a、5′aとその余の略長方形状を為す対物レ
ンズ対向部5b、5′bとから成る。
【0022】そして、ケースハーフ3、4の各外表面の
上記開口部5、5′を含んでそこから幅方向における一
側端(図1に示す向きにおける下側の側端)寄りの位置
までの間の部分と長手方向における一端部の略大部分に
浅いシャッター配置用凹部6、6′が形成されており、
また、カセットケース2の長手方向における一端面には
カセットケース2の幅方向に沿って略溝状に延びる凹部
7が形成されている。
【0023】8はその大部分が上記凹部7の一端(図1
に示す向きにおける上側の端)部に位置したロック子
(図1参照)であり、該ロック子8は稍弾性を有する合
成樹脂により形成されており、その基端部、即ち、カセ
ットケース2の奥側に位置した部分がカセットケース2
に固定され、かつ、前記凹部7が延びる方向と略平行な
方向に延びる可撓部8aの長手方向における略中央部に
係合切欠9が形成されており、上記可撓部8aはカセッ
トケース2の奥へ向う方向(以下、「ロック解除方向」
と言う。)へ押圧されていない状態においてその一側面
が凹部7の開口面上に略位置するように保持されてい
る。
【0024】10、10′はカセットケース2の反凹部
7側の端面寄りの部分の幅方向における両側寄りの位置
に形成された位置決め孔である。
【0025】11は板金材料により略薄いコ字形に形成
されたシャッターであり、互いに対向する2つの閉塞片
12、12′は前記開口部5、5′より稍大きな板状に
形成され、また、その閉塞片12、12′の各一端縁間
を連結している中間片13の一端(図1に示す向きにお
ける上側の端)部に閉塞片12、12′間へ向けて突出
した係合片14(図1参照)が切起状に形成され、更
に、中間片13の上記係合片14に近接した位置にその
一側部が2つの閉塞片12、12′の一方12に及んだ
切欠部15が形成されている。
【0026】そして、シャッター11は、その2つの閉
塞片12、12′がカセットケース2に形成された前記
シャッター配置用凹部6、6′に位置する状態で、カセ
ットケース2にその幅方向へ摺動自在に支持されると共
に図示しない弾発手段によってカセットケース2の幅方
向における他側端側への移動力、即ち、上記開口部5、
5′を閉じる方向への移動力を付勢された状態とされて
いる。
【0027】従って、シャッター11は上記移動力に抗
する方向へ押圧されていない状態においてその閉塞片1
2、12′が開口部5、5′を閉塞する閉塞位置に保持
され、かつ、該閉塞位置に来たときその係合片14がロ
ック子8の係合切欠9に係合することによって閉塞位置
からの移動を阻止される、即ち、ロックされると共に、
ロック子8の可撓部8aが前記ロック解除方向へ押圧さ
れることによって上記ロックが解除され、また、ロック
が解除された状態から前記移動力に抗する方向へ押圧さ
れることによって開口部5、5′を開放する開放位置へ
と移動される。
【0028】尚、シャッター11が閉塞位置に来ている
状態においてその中間片13に形成された切欠部15が
ロック子8の可撓部8aの先端部に対向して位置され
る。
【0029】16は光学ディスクである。
【0030】17は光学ディスク16の円板部であり、
その両面17a、17bが記録面にになっている。
【0031】そして、記録面17a、17bの中心部に
略円板状の磁性体から成る吸着板18、18′が固定さ
れており、また、記録面17a、17bのうち吸着板1
8、18′から稍離間した位置と外周縁から稍中心側へ
寄った位置との間の部分が記録領域になっており、この
記録領域にピットが多数配列されて成る記録トラックが
略渦巻状に形成されている。
【0032】そして、光学ディスク16はカセットケー
ス2内に回転自在なる状態で収納されており、その吸着
板18、18′がカセットケース2の開口部5、5′の
ターンテーブル挿入部5a、5′aに対向する状態で位
置している。
【0033】しかして、シャッター11が開放位置へと
移動することによって光学ディスク16の一部がカセッ
トケース2外へ臨まされることになる。
【0034】19は上記した光学ディスクカセット1を
使用する光学ディスクプレーヤである。
【0035】20は光学ディスクプレーヤ19の外筐で
あり、該外筐20の前面の上端寄りの位置に左右方向に
細長いカセット挿入口21が形成されている。
【0036】光学ディスクプレーヤ19の内部は、大別
すると、前記光学ディスク16が着脱自在に装着される
ターンテーブル22、光学ディスク16に記録された信
号の読取を行なう光学ピックアップ装置23及び図示し
ない回路により構成される再生部と、光学ディスクカセ
ット1が着脱自在に装填されるカセットホルダ24、該
カセットホルダ24に挿入されて来る光学ディスクカセ
ット1のシャッター11を開放位置へと移動させるシャ
ッター開放レバー25、25′、カセットホルダ24を
上下方向へ移動する昇降機構26等から構成されるカセ
ットローディング部とから成る。
【0037】そして、カセット挿入口21から外筐20
内に挿入された光学ディスクカセット1はカセットホル
ダ24に挿入されて該カセットホルダ24に保持され、
かつ、そのシャッター11がシャッター開放レバー25
又は25′によって開放位置へと移動されて開口部5、
5′が開放され、また、その状態から昇降機構26によ
ってカセットホルダ24が下方へ移動されて光学ディス
クカセット1が再生部に装着され、それによって光学デ
ィスク16がターンテーブル22に装着されると共に光
学ディスク16の記録面17a又は17bに光学ピック
アップ装置23の対物レンズ27が比較的近接して対向
されることになり、この状態からターンテーブル22が
回転されることによって光学ディスク16がこれと一体
的に回転し、かつ、光学ピックアップ装置23から射出
されたレーザービームが対物レンズ27を透して光学デ
ィスク16に照射されることにより光学ディスク16上
の信号の読取が行なわれることになる。
【0038】また、2つのシャッター開放レバー25、
25′の左側のもの25の先端部の下面にはクリーニン
グ部材28が取着されており、シャッター開放レバー2
5が光学ディスクカセット1のシャッター11を開放す
るとき、即ち、図1に実線で示す位置(以下、「待機位
置」と言う。)と2点鎖線で示す位置(以下、「開放完
了位置」と言う。)との間を移動する間に上記クリーニ
ング部材28が光学ピックアップ装置23の対物レンズ
27の出光面27aに該出光面27aを拭くように接触
し、それによって該出光面27aのクリーニングが行な
われるようになっている。
【0039】29は再生部のメカシャーシ(図3及び図
4にのみ示してある。)であり、該メカシャーシ29は
外筐20に固定されると共に、その前端部の左右両端部
から位置決めピン30、30′が上方へ向けて突設さ
れ、また、大きな開口部29aが形成されている。
【0040】31はメカシャーシ29の下面に固定され
たディスク回転用のモータであり、その回転軸31aが
上記開口部29aを通してメカシャーシ29の上方へ突
出されており、該回転軸31aにターンテーブル22が
固定されている。
【0041】尚、ターンテーブル22は上面が開口した
軸方向に短い略円筒状に形成されると共に、その内部に
マグネット32が取着されている。
【0042】光学ピックアップ装置23は図示しないレ
ーザー光源や光学部品等が設けられた光学ブロック33
と該光学ブロック33の上面に支持された2軸駆動体3
4とから成り、該2軸駆動体34の上端部に対物レンズ
27がその光軸が上下方向に延びる向きで取着されてお
り、レーザー光源から発せられたレーザービームは所定
の光学系を経て対物レンズ27から上方へ射出されるよ
うになっている。
【0043】35はガイド軸、36は螺軸であり、これ
らガイド軸35及び螺軸36はメカシャーシ29の下方
に前後方向へ互いに平行に延びる状態で設けられてお
り、光学ピックアップ装置は、その上端部がメカシャー
シ29の開口部29aを通してメカシャーシ29から上
方へ突出した状態で、これらガイド軸35及び螺軸36
に沿って前後方向へ移動自在なるように支持されると共
に、螺軸36が図示しないモータによって回転されるこ
とにより前後方向へ移動されるようになっている。
【0044】尚、光学ピックアップ装置23は図2に実
線で示す位置と2点鎖線で示す位置との間を移動され、
この移動範囲の長さは少なくとも光学ディスク16の記
録面17a、17bの前記記録領域の幅、即ち、光学デ
ィスク16の中心からの放射方向に沿う長さをカバーす
ることができる長さになっている。
【0045】37はカセットローディング部のシャーシ
であり、該シャーシ37は上方から見て前後方向に長い
略長方形の枠状に形成されて成る。
【0046】即ち、38、38′はシャーシ37の側
板、39は上記側板38、38′の後端部間を連結して
いる後面板、40は側板38、38′の前端部の上端部
間を連結した桟、41は側板38、38′の前端縁の下
端部間を連結した前面板であり、該前面板41の大部分
は側方から見て逆L字形に形成されており、これによ
り、シャーシ37はその上下両面及び前面の大部分が開
口した略枠形に形成されている。
【0047】尚、シャーシ37は前記メカシャーシ29
に固定されている。
【0048】42、42は後面板39の上縁の互いに左
右方向に離間した位置から前方へ突出したばね掛片であ
る。
【0049】43、44及び43′、44′はカセット
ホルダ24を上下方向へ移動自在に支持したホルダ支持
アームであり、これら4本のホルダ支持アーム43、4
4及び43′、44′は互いに略左右対称の構造を有す
ると共に左側の2本43、44(図面では左側のホルダ
支持アーム43、44のうち下側に位置しているもの4
4の図示を省略してあるが、このホルダ支持アーム44
は右側のホルダ支持アームのうち下側に位置しているも
の44′と同じ形状を有し、かつ、同じ高さに位置され
ている。)はシャーシ37の左側板38の内面に支持さ
れ、右側の2本43′、44′はシャーシ37の右側板
38′の内面に支持されている。
【0050】ホルダ支持アーム43、44及び43′、
44′はいずれも略同じ長さを有する左右方向に細長い
板状に形成されると共に、上側の2本43、43′の前
端部がシャーシ37の側板38、38′の前端寄りの部
分の上縁に近い位置に軸45、45′により回動自在に
支持され、下側の2本44、44′の後端部が側板3
8、38′の後端寄りの部分の下縁に近い位置に軸4
6、46′(左側の軸46は図示を省略してある。)に
より回動自在に支持されており、上側のホルダ支持アー
ム43、43′と下側のホルダ支持アーム44、44′
のそれぞれの略中間部が連結片47、47′の上下両端
部にピン48、49及び48′、49′(左側の連結板
47の下端部に設けられたピン49は図示していな
い。)により回動自在に連結されている。
【0051】従って、これらホルダ支持アーム43、4
4及び43′、44′はシャーシ37に略上下方向へ回
動自在なるように支持されており、また、それぞれの回
動端部は互いに同期して上下方向へ変位することにな
る。
【0052】50は連結板であり、該連結板50は左右
方向に細長い板状に形成されると共に、シャーシ37の
前面板41の下片41aの内面に略接触するように位置
した状態で、その左右両端部が下側のホルダ支持アーム
44、44′の前端部に固定されており、その互いに左
右方向に離間した2つの位置に左右方向に延びる係合長
孔51、51(図5参照)が形成されている。
【0053】カセットホルダ24は、シャーシ37の平
面形状の大きさよりほんの少し小さい略長方形状の天板
52と該天板52の左右両側縁から下方へ突出した側壁
53、53′とにより、前方から見て左右方向に長い略
形に形成されると共に、側壁53、53′の下縁から
その長手方向における数箇所が途切れた底片54、5
4′が互いに対向する側に向けて突設されており、該底
片54、54′と天板52との間の間隔は光学ディスク
カセット1の厚みと略等しい長さになっている。
【0054】また、底片54、54′の後端部に立上片
54a、54′aが形成されている。
【0055】そして、側壁53、53′の後端部上縁か
ら突片55、55′が上方へ向けて突設され、また、下
縁の前端寄りの位置から突片56、56′(左側壁の突
片56については図示してない。)が下方へ向けて突出
されており、後側の突片55、55′の上端部が前記上
側のホルダ支持アーム43、43′の回動端部にピン5
7、57′によって回動自在に連結され、前側の突片5
6、56′の下端部が下側のホルダ支持アーム44、4
4′の回動端部にピン58、58′(左側のもの58に
ついては図示していない。)により回動自在に連結され
ている。
【0056】従って、カセットホルダ24はホルダ支持
アーム43、44及び43′、44′を介してシャーシ
37に上下方向へ移動自在に支持されており、その上下
方向への移動は、常時、水平な姿勢を保持した状態で為
されることになる。
【0057】59、59は引張スプリングであり、該引
張スプリング59、59はシャーシ37の後面板39に
設けられた前記ばね掛片42、42とカセットホルダ2
4の天板52の後端部との間に張設されており、カセッ
トホルダ24には、この引張スプリング59、59の引
張力による上方への移動力が常時付勢されている。
【0058】尚、カセットホルダ24の上下方向への移
動は昇降機構26によって行なわれ、図3に示すように
外筐20のカセット挿入口21と略同じ高さに位置した
イジェクト位置と図4に示すように上記イジェクト位置
より稍低いローディング完了位置との間を移動されるよ
うになっている。
【0059】60は天板52に形成された大きな開口
部、61、61′は天板52のうち上記開口部60の後
端寄りの部分の左右に近接した位置から立ち上げられた
ばね掛片、62は天板52の下面の後端部から前方へ向
けて略L字形に突出した突当ストッパであり、該突当ス
トッパ62の前端部62aは上方へ向けて略直角に屈曲
されている。
【0060】シャッター開放レバー25、25′は略左
右対称を為す構造を有している。
【0061】即ち、63、63′はシャッター開放レバ
ー25、25′の主部であり、該主部63、63′は上
方から見て略前後方向に細長い板状に形成されると共
に、その長手方向における略中間部が側方から見て略ク
ランク状に屈曲され、それにより、左側のシャッター開
放レバー25の主部63はその中間部から前側の部分が
他の部分より稍低く位置し、右側のシャッター開放レバ
ー25′の主部63′はその中間部から前側の部分が他
の部分よりカセットホルダ24の高さと同じ程度高く位
置するように形成されている。
【0062】尚、左側のシャッター開放レバー25の主
部63の前記中間部から前側の部分の長さは右側のシャ
ッター開放レバー25′の主部63′の中間部から前側
の部分の長さより稍長くなっている。
【0063】そして、左側のシャッター開放レバー25
の主部63の前端寄りの位置からピン64が上方へ向け
て突設され、また、右側のシャッター開放レバー25′
の主部63′の前端部からピン64′が下方へ向けて突
設されており、これらピン64、64′に押圧ローラ6
5、65′が回転自在に支持されている。
【0064】また、主部63、63′の互いに対向する
一側縁の後端部から主部63、63′の長手方向から見
て略逆L字形を為す被支持片66、66′が折曲形成さ
れており、これら被支持片66、66′の上片と主部6
3、63′の上記上片が対向する部分に挿通孔67、6
7、・・・が形成されている。
【0065】68、68′は上記被支持片66、66′
の下片の後端縁から互いに内側へ向けて突出した突片で
あり、該突片68、68′はシャッター開放レバー2
5、25′を側方から見て略L字形に形成されると共
に、その上端部はカセットホルダ24の天板52より稍
高いところまで延びており、この上端部にばね掛部68
a、68′aが形成されている。
【0066】69、69′は主部63の他側縁の後端寄
りの位置から主部63が延びる方向と略直交する方向へ
向けて突出したストッパ片である。
【0067】70、70′はカセットホルダ24の天板
52の後端部の左右両端部から下方へ向けて突設された
支持軸であり、シャッター開放レバー25、25′は、
その挿通孔67、67、・・・に上記支持軸70、7
0′が挿通されることによって、その後端部がカセット
ホルダ24の後端部に回動自在に支持されている。
【0068】71、71′は引張スプリングであり、該
引張スプリング71、71′はシャッター開放レバー2
5、25′の前記ばね掛部68a、68′aとカセット
ホルダ25の天板52に形成された前記ばね掛片61、
61′との間に張設されている。
【0069】従って、左側のシャッター開放レバー25
は、そのばね掛部68aが支持軸70より稍右側に位置
しているため、引張スプリング71の引張力によって、
常時、図1における時計回り方向への回動力を付勢さ
れ、右側のシャッター開放レバー25′は、そのばね掛
部68′aが支持軸70′より稍左側に位置しているた
め、引張スプリング71′の引張力によって、常時、図
1における反時計回り方向への回動力を付勢されてお
り、左側のシャッター開放レバー25はこれを反時計回
り方向へ回動させる押圧力が加えられていない状態にお
いてそのストッパ片69がカセットホルダ24の左側壁
53の後端部下端に当接することによりそれ以上時計回
り方向へ回動するのを阻止され、また、右側のシャッタ
ー開放レバー25′はこれを時計回り方向へ回動させる
押圧力が加えられていない状態においてそのストッパ片
69′がカセットホルダ24の右側壁53′の後端部下
端に当接することによりそれ以上反時計回り方向へ回動
するのを阻止されている。
【0070】しかして、左側のシャッター開放レバー2
5は反時計回り方向へ押圧されていない状態において、
図2に実線で示すように、その押圧ローラ65がカセッ
トホルダ24の前後方向における略中間部において中央
より稍左に寄った位置(以下、左側のシャッター開放レ
バー25についての「待機位置」と言う。)に保持さ
れ、右側のシャッター開放レバー25′は時計回り方向
へ押圧されていない状態において、同図に実線で示すよ
うに、その押圧ローラ65′がカセットホルダ24の前
後方向における略中間部において中央より稍右に寄った
位置(以下、右側のシャッター開放レバー25′につい
ての「待機位置」と言う。)に保持されることになる。
【0071】しかして、光学ディスクカセット1のカセ
ットホルダ24への装填及びシャッター開放レバー2
5、25′によるシャッター11の開放位置への移動等
は次のように行なわれる。
【0072】尚、光学ディスクカセット1はそのカセッ
トケース2の一端面、即ち、ロック子8が設けられてい
る面が後方を向く向きで外筐20内に挿入され、また、
その厚み方向における向きは光学ディスク16の一方の
記録面17aについての読取を行なうときは上記記録面
17aが下方を向く向き(以下、「第1の向き」と言
う。)とし、光学ディスク16の他方の記録面17bに
ついての読取を行なうときは第1の向きと反対の向き
(以下、「第2の向き」と言う。)とする。
【0073】そこで、カセットホルダ24が前記イジェ
クト位置に来ている状態から光学ディスクカセット1を
カセット挿入口21から外筐20内に挿入して行くと、
光学ディスクカセット1がカセットホルダ24内に挿入
されて行くと共にその挿入が半分程度為されたところ
で、図1に実線で示すように、シャッター開放レバー2
5、25′の押圧ローラ65、65′が光学ディスクカ
セット1のカセットケース2の一端面に相対的に当接さ
れる。
【0074】そして、この場合、光学ディスクカセット
1が前記第1の向きでカセットホルダ24に挿入された
ときは左側のシャッター開放レバー25の押圧ローラ6
5がシャッター11の中間片13に形成された前記切欠
部15を通してロック子8の可撓部8aの先端部に当接
して該先端部を前記ロック解除方向へ押圧し、また、光
学ディスクカセット1が第2の向きでカセットホルダ2
4に挿入されたときは右側のシャッター開放レバー2
5′の押圧ローラ65′がロック子8の可撓部8aの先
端部に当接して(図1の状態)該先端部をロック解除方
向へ押圧することになり、それによって、ロック子8に
よるシャッター11に対するロックが解除されることに
なる。
【0075】また、この状態から光学ディスクカセット
1が更にカセットホルダ24の奥へ向けて挿入されて行
くと、カセットケース2が左側の押圧ローラ65を略後
ろ斜め右側へ向けて、また、右側の押圧ローラ65′を
略後ろ斜め左側へ向けて、それぞれ押圧することになる
ので、左側のシャッター開放レバー25が反時計回り方
向へ、右側のシャッター開放レバー25′が時計回り方
向へそれぞれ回動されることになり、このとき、シャッ
ター11の切欠部15に位置している押圧ローラ65又
は65′が上記切欠部15の側縁を側方へ向けて押圧し
ながら移動するため、シャッター11が開放位置へ向け
て移動されて行くことになる。
【0076】しかして、図1に2点鎖線で示すように、
シャッター11が開放位置に到達するのと略同時に、押
圧ローラ65、65′がカセットホルダ24に設けられ
た突当ストッパ62の前端部62aに当接されてシャッ
ター開放レバー25、25′の回動が阻止されると共に
カセットケース2がカセットホルダ24の底片54、5
4′の立上片54a、54′aに当接し、この状態にお
いて光学ディスクカセット1のカセットホルダ24への
挿入が完了することになる。
【0077】尚、光学ディスクカセット1がカセットホ
ルダ24の所定の挿入完了位置まで挿入されると、カセ
ットホルダ24に設けられた図示しないロック機構がカ
セットケース2の所定の係合部に係合して光学ディスク
カセット1の前方への移動が阻止されるようになってお
り、それによって、光学ディスクカセット1がカセット
ホルダ24に保持されることになる。
【0078】ところで、左側のシャッター開放レバー2
5が待機位置と開放完了位置との間を移動するときその
主部63の先端部は、その移動軌跡を示した図2の矢印
を見て良く解るように、前記光学ピックアップ装置23
の対物レンズ27の上方を通って移動することになる。
そして、このような先端部の下面にクリーニング部材2
8が取着されている。
【0079】このクリーニング部材28は、例えば、起
毛した比較的厚手の布もしくは適宜な植毛ベースに柔軟
な繊維等を植毛して成る略ブラシ状のものが用いられて
おり、主部63の下面に接着等の固定手段により固定さ
れている。
【0080】そして、クリーニング部材28はその下面
が光学ピックアップ装置23の対物レンズ27の出光面
27aと略同じ高さに位置すると共にシャッター開放レ
バー25が移動する際光学ピックアップ装置23が前記
移動範囲のいずれの位置に来ている場合でもその一部が
対物レンズ27と接触することのできる大きさを有して
いる。
【0081】従って、左側のシャッター開放レバー25
が移動するときはこれと一体的にクリーニング部材28
が移動され、該シャッター開放レバー25が待機位置と
その押圧ローラ65が突当ストッパ62に当接した開放
完了位置との間を移動する間にクリーニング部材28が
対物レンズ27の出光面27aにここを拭くように接触
することになり、これによって、上記出光面27aに対
するクリーニングが行なわれることになる。
【0082】尚、シャッター開放レバー25、25′
は、光学ディスクカセット1がカセットホルダ24に挿
入されるときは待機位置から開放完了位置へと移動さ
れ、光学ディスクカセット1がカセットホルダ24から
取り出されて行くときは開放完了位置から待機位置へと
移動されるので、クリーニング部材28による対物レン
ズ27に対するクリーニングは光学ディスクカセット1
のカセットホルダへの挿入が為されるときとカセットホ
ルダ24からの取出が為されるときのいずれの場合にも
行なわれることになる。
【0083】しかして、光学ディスクカセット1のカセ
ットホルダ24に対する挿入及び取出が為される度に対
物レンズ27の出光面27aがクリーニング部材28に
よって必ずクリーニングされることになり、このクリー
ニングによって、出光面27aに付着していた埃等が除
去されることになる。
【0084】72は第1のスライダーであり、該第1の
スライダー72はそれに形成された左右方向に長い長孔
73、73にシャーシ37の前面板41の下片41aの
前面から突出されたガイドピン74、74が摺動自在に
係合されることによって左右方向へ一定の範囲内で移動
自在なように支持されると共に、上記前面板41との間
に張設された引張スプリング75の引張力により常時右
方への移動力を付勢されている。
【0085】76は第2のスライダーであり、該第2の
スライダー76には互いに左右方向に離間して位置した
被ガイド長孔77、77が形成されており、該被ガイド
長孔77、77にシャーシ37の前面板41の下片41
aのうち後面の下端部から突出されたガイドピン78、
78が摺動自在に係合されている。
【0086】そして、上記被ガイド長孔77、77は、
前方から見て、上下方向に対して略45°右下がりに傾
斜した方向へ延びるように形成されており、従って、第
2のスライダー76は右方へ移動するときは下方へ変位
し、左方へ移動するときは上方へ変位することになる。
【0087】また、第2のスライダー76の上端部から
連結ピン79、79が後方へ向けて突設されており、該
連結ピン79、79が前記ホルダ支持アーム44、4
4′の前端部間に架渡状に設けられた連結板50に形成
された係合長孔51、51に摺動自在に係合されてい
る。
【0088】従って、第2のスライダー76が右方へ移
動するときは上記連結板50が下方へ向けて押圧される
のでホルダ支持アーム44、44′が図3における時計
回り方向へ回動されてカセットホルダ24が下方へ移動
され、また、第2のスライダー76が左方へ移動すると
きは連結板50が上方へ向けて押圧されるのでホルダ支
持アーム44、44′が図3における反時計回り方向へ
回動されてカセットホルダ24が上方へ移動されること
になる。
【0089】80は第1のスライダー72と第2のスラ
イダー76とを連結する連結子であり、該連結子80は
その右端部が第1のスライダー72の右端部から前方へ
突設された連結ピン81と回動自在に連結されると共
に、その左端部から後方へ向けて突設された連結ピン8
2の後端部が第2のスライダー76の下縁の右端寄りの
部分に形成された切欠部83に上下方向に摺動自在に係
合されており、これによって、第1のスライダー72と
第2のスライダー76とが左右方向へ一体的に移動する
ように連結されている。
【0090】そこで、光学ディスクカセット1がカセッ
トホルダ24の所定の挿入位置まで挿入されると、図示
しない駆動手段によって第1のスライダー72が右方へ
移動され、それによってカセットホルダ24がローディ
ング完了位置へと移動されると共に光学ディスクカセッ
ト1のカセットケース2に形成された前記位置決め孔1
0、10′にメカシャーシ29に設けられた位置決めピ
ン30、30′が相対的に挿入されて光学ディスクカセ
ット1の再生部に対する位置決めが為され、また、これ
と略同時に光学ディスク16の中心部がターンテーブル
22上に載置され、かつ、その吸着板18又は18′が
ターンテーブル22に設けられたマグネット32に吸引
されることによって円板部17がターンテーブル22に
圧着されることになる。
【0091】しかして、この状態から再生動作が開始す
ると、光学ディスク16がターンテーブル22と一体的
に回転すると共に、光学ピックアップ装置23が光学デ
ィスク16の前記記録面17a又は17bの記録領域の
うち読取を行なおうとする信号が記録されている位置と
対向する位置へと移動し、また、対物レンズ27から射
出したレーザービームが記録面17a又は17bに照射
され、かつ、その戻り光が光学ブロック33によって検
出され、これにより、記録信号の読取が行なわれる。
【0092】尚、カセットホルダ24がローディング完
了位置に来ている状態から光学ディスクカセット1の取
出動作が開始すると、第1のスライダー72が左方へ移
動されてカセットホルダ24がイジェクト位置に戻され
ると共に、図示しないロック機構による光学ディスクカ
セット1の前方への移動の阻止が解除され、それによっ
て、シャッター開放レバー25、25′が待機位置へと
戻って光学ディスクカセット1を前方へ押し出すことに
なり、光学ディスクカセット1の略半分が外筐20のカ
セット挿入口21から前方へ突出せしめられることにな
る。
【発明の効果】
【0093】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明光学ディスクプレーヤは、光学ディスクが収
納されたカセットケースに光学ディスクの一部を外部に
臨ませるための開口部が形成されかつ該開口部を開閉す
るシャッターが設けられた光学ディスクカセットが挿入
されると共に、光学ディスクが着脱自在に装着されるタ
ーンテーブルと光学ディスクに対してレーザービームを
照射する光学ピックアップと前記シャッターを開放する
シャッター開放手段とを備えた光学ディスクプレーヤで
あって、前記シャッター開放手段に取り付けられてシャ
ッター開放手段と一体的に移動し、その移動の際に前記
光学ピックアップの対物レンズの出光面を拭くクリーニ
ング部材を設けたことを特徴とするものである。
【0094】従って、本発明光学ディスクプレーヤによ
れば、クリーニング部材は光学ディスクカセットの装着
及び取出が為される度にシャッター開放手段と一体的に
移動するので、光学ディスクの装着と取出しが行われる
度に、必ず光学ピックアップの対物レンズの出光面に対
するクリーニングが行なわれることになり、しかも、ク
リーニング部材を移動するための特別な駆動手段を用い
なくても、更には、光学ピックアップをわざわざ移動さ
せなくても、また、クリーニングのための特別な待ち時
間を設けなくても対物レンズに対するクリーニングを行
なうことができる。
【0095】
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図6と共に本発明光学ディスクプレー
ヤの実施の一例を示すものであり、本図はシャッター開
放レバーによる光学ディスクカセットのシャッターの開
放と光学ピックアップの対物レンズに対するクリーニン
グ動作を説明するための要部の平面図である。
【図2】平面図である。
【図3】光学ディスクカセットがイジェクト位置に来て
いるカセットホルダに挿入された状態における図2のI
II−III線に沿う断面図である。
【図4】カセットホルダがローディング完了位置に来た
状態における図2のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】正面図である。
【図6】1のシャッター開放レバーの斜視図である。
【図7】光学ディスクカセットの一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 光学ディスクカセット 2 カセットケース 5、5′ 開口部 11 シャッター 16 光学ディスク 19 光学ディスクプレーヤ 22 ターンテーブル 23 光学ピックアップ 25、25′ シャッター開放手段 27 対物レンズ 27a 出光面 28 クリーニング部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学ディスクが収納されたカセットケー
    スに光学ディスクの一部を外部に臨ませるための開口部
    が形成されかつ該開口部を開閉するシャッターが設けら
    れた光学ディスクカセットが挿入されると共に、 光学ディスクが着脱自在に装着されるターンテーブルと
    光学ディスクに対してレーザービームを照射する光学ピ
    ックアップと前記シャッターを開放するシャッター開放
    手段とを備えた光学ディスクプレーヤであって、 前記シャッター開放手段に取り付けられてシャッター開
    放手段と一体的に移動し、その移動の際に前記光学ピッ
    クアップの対物レンズの出光面を拭くクリーニング部材
    を設けたことを特徴とする光学ディスクプレーヤ。
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