JP3773699B2 - 光記憶装置及びカートリッジ保持機構 - Google Patents

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    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
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    • G11B17/0436Direct insertion, i.e. without external loading means with opening mechanism of the cartridge shutter

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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般的に光記憶装置に関し、特に、光記憶装置用カートリッジ保持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ディスクは近年急速に発展するマルチメディア化の中で中核となるメモリ媒体として脚光を浴びており、通常カートリッジの中に収容された状態で使用される。
【0003】
光ディスクカートリッジが光ディスク装置内にローディングされ、光ピックアップ(光学ヘッド)により光ディスクへのデータ(情報)のライト/リードが行われる。
【0004】
最近の光ディスク装置は小型化を実現するため、レーザダイオードモジュール、レーザビームの反射及び透過を行うビームスプリッタ、光ディスクからの反射光を受光する光検出器等を含んだ固定光学アセンブリと、キャリッジ及びキャリッジに取り付けられた対物レンズを有する光学ヘッドを含んだ移動光学アセンブリとから構成される。
【0005】
キャリッジはボイスコイルモータにより一対のレールに沿って光ディスクの半径方向に移動される。固定光学アセンブリに取り付けられたレーザダイオードモジュールから出射されたライトパワーのレーザビームはコリメータレンズによりコリメートされた後偏光ビームスプリングを透過し、光学ヘッドのビーム立ち上げミラーにより反射されて対物レンズにより光ディスク上にフォーカスされ、光ディスクにデータが書き込まれる。
【0006】
一方、データの読み出しは、光ディスクにリードパワーのレーザビームを照射することにより行われる。光ディスクからの反射光は対物レンズによりコリメートビームにされた後、固定光学アセンブリの偏光ビームスプリッタにより反射され、この反射光が光検出器で検出されて電気信号に変換される。
【0007】
一般的に、光ディスクカートリッジを光ディスク装置内で保持するためにカートリッジホルダが使用される。更に、振動・衝撃によるカートリッジホルダ内でのカートリッジの遊び(暴れ)を防ぐために、カートリッジホルダにはカートリッジを保持するための別部品からなるバネ機構が取り付けられている。
【0008】
しかし、光ディスクはリムーバブル媒体であるため、カートリッジの製造メーカーの違いによる若干の寸法ばらつき、材料の違い、表面の仕上げ具合の違い、カートリッジの使用頻度(挿抜回数)の違い等によるカートリッジ表面と、カートリッジホルダ及びドライブベース等の摺動部材との間で発生する摩擦力のばらつきにより、同一装置においてもカートリッジの排出量にばらつきが発生しやすい問題を有している。
【0009】
このカートリッジ排出量のばらつきを抑えるために、従来技術では、カートリッジを保持するためのバネ機構のバネ力の変化をできるだけ小さくするよう工夫したり、排出途中でカートリッジを引っ掛けて止めるフック機構やブレーキ機構を設けて対応している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
このような別部品からなるバネを用いた従来のカートリッジ保持機構においては、部品点数の増加、部品取り付けによる工数の増加、部品管理工数の増加等によりコスト高になるという問題を有していた。
【0011】
よって本発明の目的は、カートリッジを装置内で安定して保持できると共に、カートリッジ排出の際に安定した摩擦力を得ることのできる光記憶装置のカートリッジ保持機構を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、カートリッジに収納された光記録媒体に記録された情報を読み出し可能な光記憶装置であって、ベースと;前記ベースに搭載された光源と;前記光源からの光を前記光記録媒体上に集光する対物レンズを有する光学ヘッドと;前記光記録媒体からの反射光から再生信号を検出する前記ベースに搭載された光検出器と;前記光記憶装置内に挿入された前記カートリッジを保持する主面を有するカートリッジホルダと;前記カートリッジホルダの第1側近傍に、前記主面と実質上平行な回動軸回りに回動可能に取り付けられた、該カートリッジホルダの概略縦方向に伸長する第1カートリッジ押さえバネと;前記カートリッジホルダの第1の側と反対側の第2の側近傍に、前記主面と実質上平行な回動軸回りに回動可能に取り付けられた、該カートリッジホルダの概略縦方向に伸長する第2カートリッジ押さえバネとを具備し;前記第1及び第2カートリッジ押さえバネはそれぞれ両端に突起を有しているとともに、前記第1及び第2カートリッジ押さえバネはそれぞれ回動軸に対してカートリッジ挿入方向手前側が奥側より軽い重量バランスを有していることを特徴とする光記憶装置が提供される。
【0014】
第1カートリッジ押さえバネはそれぞれ穴を有する一対の第1立ち曲げ部を有しており、第2カートリッジ押さえバネはそれぞれ穴を有する一対の第2立ち曲げ部を有している。カートリッジホルダにはそれぞれ穴を有する一対の第3立ち曲げ部と、それぞれ穴を有する一対の第4立ち曲げ部が形成されている。
【0015】
第1ピンを第1及び第3立ち曲げ部の穴中に挿入することにより、第1カートリッジ押さえバネが回動可能に支持されている。第2ピンを第2及び第4立ち曲げ部の穴中に挿入することにより、第2カートリッジ押さえバネが回動可能に支持されている。
【0016】
第1及び第2カートリッジ押さえバネはステンレス鋼、リン青銅などの金属から形成されるのが望ましい。樹脂モールドにより、第1及び第2カートリッジ押さえバネを形成することもできる。この場合には、第1ピンは第1カートリッジ押さえバネと一体的に成形し、第2ピンは第2カートリッジ押さえバネと一体的に成形する。
【0017】
本発明の他の側面によると、記憶装置のカートリッジ保持機構であって、ベースと;前記ベースと協働して前記記憶装置内に挿入された記録媒体カートリッジを保持する主面を有するカートリッジホルダと;前記カートリッジホルダの第1の側近傍に、前記主面と実質上平行な回動軸回りに回動可能に取り付けられた、該カートリッジホルダの概略縦方向に伸長する第1カートリッジ押さえバネと;前記カートリッジホルダの第1の側と反対側の第2の側近傍に、前記主面と実質上平行な回動軸回りに回動可能に取り付けられた、該カートリッジホルダの概略縦方向に伸長する第2カートリッジ押さえバネとを具備し;前記第1及び第2カートリッジ押さえバネはそれぞれ両端に突起を有しているとともに、前記第1及び第2カートリッジ押さえバネはそれぞれ回動軸に対してカートリッジ挿入方向手前側が奥側より軽い重量バランスを有していることを特徴とするカートリッジ保持機構が提供される。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1を参照すると、本発明が適用される光磁気ディスク装置10の上面側の斜視図が示されている。図2は光磁気ディスク装置10の裏面側斜視図である。
【0020】
この光磁気ディスク装置10には光磁気ディスクがカートリッジ内に収納された光磁気ディスクカートリッジ14が挿入され、光磁気ディスク装置10はこの光磁気ディスクカートリッジ14内の光磁気ディスクに対してデータのライト/リードを行う。
【0021】
光磁気ディスク装置10内には光磁気ディスクカートリッジ14のロード/イジェクト機構、光磁気ディスクを回転させるスピンドルモータ、バイアス磁界発生機構、ポジショナ、固定光学アセンブリ及び移動光学アセンブリが内蔵されている。
【0022】
光磁気ディスクカートリッジ14は光磁気ディスク装置10の挿入口12から光磁気ディスク装置10内に挿入される。符号13は光磁気ディスクカートリッジを排出するためのイジェクトボタンである。
【0023】
図3(A)及び図3(B)は光磁気ディスク装置10に挿入される光磁気ディスクカートリッジ14の構造を示すものである。図1に示した光磁気ディスクカートリッジ14は表側であり、図3(A)及び図3(B)は光磁気ディスクカートリッジ14の裏側を示している。
【0024】
図3(A)に示すように、光磁気カートリッジ14のカートリッジケース16にはシャッター18が設けられており、このシャッター18の端部にはシャッター開アーム20が取り付けられている。カートリッジケース16の一端には光磁気ディスクへの書き込みを禁止するライトプロテクタ22が設けられている。
【0025】
シャッター開アーム20の端部20aが後述するスライダによって押されると、シャッター18がカートリッジケース16の上をスライドして開く。図3(B)はシャッター18が全開された状態の光磁気ディスクカートリッジ14を示している。
【0026】
カートリッジケース16の中には、データの記録媒体である光磁気ディスク24が収納されている。この光磁気ディスク24はその中央部にあるハブ26が後述するスピンドルモータにチャッキングされて回転するようになっている。
【0027】
カートリッジケース26の底面側の後端部近傍の両側には、光磁気ディスクカートリッジ14の光磁気ディスク装置10内の位置決めを行うために2つの基準穴28,30が設けられている。一方の基準穴28は丸穴であり、他方の基準穴30は長穴である。
【0028】
図4はカートリッジ挿入口12から光磁気ディスクカートリッジ14が挿入された直後の状態を示す平面図である。ドライブベース32上に装置内に挿入された光磁気ディスクカートリッジ14を収容するカートリッジホルダ34が取り付けられている。
【0029】
ドライブベース32には一対の磁気回路36、一対のガイドレール38、レーザダイオード及び光検出器等を有する固定光学アセンブリ40、スピンドルモータ42等が搭載されている。符号44は対物レンズを有する光学ヘッド46を担持したキャリッジであり、磁気回路36に対応する位置に一対のコイル48を具備している。
【0030】
磁気回路36とコイル48とでボイスコイルモータ(VCM)が構成され、コイル48に電流を流すと、キャリッジ44が一対のガイドレール38に案内されて光磁気ディスク24の半径方向に移動する。
【0031】
符号50はバックヨーク52、図示しないセンターヨーク、コイル等から構成されたバイアス磁界発生機構であり、光学ヘッド46の移動範囲をカバーするようにカートリッジホルダ34に取り付けられている。
【0032】
カートリッジホルダ34にガイド溝54が形成されている。ガイド溝54はカートリッジ挿入口12の端部から内側に向かって斜めに形成され、途中から曲げられて光磁気ディスク装置10の長手方向に平行になっている。
【0033】
ガイド溝54には第1のスライダー56と第2のスライダー58とが摺動可能にはめ込まれている。第2のスライダー58はカートリッジ排出バネ60で第1のスライダー56と連結されている。
【0034】
第2のスライダー58とカートリッジホルダ34との間にも図示しないカートリッジ排出バネが設けられている。第2のスライダー58は第1のスライダー56の移動に伴って装置の奥側へ移動して行く。
【0035】
光磁気ディスクカートリッジ14がカートリッジ挿入口12から光磁気ディスク装置10内に挿入されると、光磁気ディスクカートリッジ14のシャッター18に取り付けられたシャッター開アーム20の端部20aに第1のスライダー56が当接する。
【0036】
この状態から光磁気ディスクカートリッジ14が押されて光磁気ディスク装置10の中に挿入されていくと、挿入されるにつれて第1のスライダー56が内側に移動し、この第1のスライダー56の移動によってシャッター開アーム20が押され、シャッター18が開いていく。
【0037】
図5は、図4の状態から光磁気ディスク装置10に光磁気ディスクカートリッジ14が完全に挿入され、シャッター18が全開になった状態を示している。
【0038】
このように、光磁気ディスクカートリッジ14が光磁気ディスク装置10の中に挿入されると、光磁気ディスクカートリッジ14のシャッターは第1のスライダー56によって自動的に開かれる。
【0039】
図6を参照すると、カートリッジホルダ34の平面図が示されている。カートリッジホルダ34の右サイド近傍には開口64が形成されている。
【0040】
図8に最も良く示されるように、カートリッジホルダ34は開口64を挟んでそれぞれ穴を有する一対の立ち曲げ部66を有している。符号68はカートリッジ押さえバネであり、それぞれ穴を有する一対の立ち曲げ部70を有している。
【0041】
カートリッジホルダ34の立ち曲げ部66及びカートリッジ押さえバネ68の立ち曲げ部70の穴中にピン72を挿入することにより、カートリッジ押さえバネ68は回動可能に支持される。ピン72と立ち曲げ部66の間は固定しても良い。或いは、ピン72と立ち曲げ部70との間を固定しても良い。
【0042】
カートリッジ押さえバネ68の両端部にはそれぞれカートリッジホルダ34の下側に突出する突起74,76が形成されている。突起74,76の高さは約1.2〜1.5mmである。
【0043】
好ましくは、カートリッジ押さえバネ68は、回動中心に対してカートリッジ挿入方向手前側が奥側より軽い重量バランスを有している。よって、カートリッジ押さえバネ68はカートリッジホルダ34内にカートリッジが挿入されていないときには、図8で反時計回り方向に回動する。
【0044】
しかし、上述したカートリッジ押さえバネ68の重量バランスは本発明の必須構成要件ではない。即ち、カートリッジ排出時に突起76がカートリッジから外れると、カートリッジを押さえようとするバネ力が解除されるため、カートリッジ押さえバネ68が十分に軽い場合には、カートリッジ排出の際のカートリッジ押さえバネ68とカートリッジとの間の摺動摩擦が非常に小さくなるため、カートリッジの安定した排出量を得ることが出来る。
【0045】
カートリッジ押さえバネ68は、好ましくはステンレス鋼から形成されている。リン青銅等の他の金属も採用可能であり、樹脂モールドから形成するようにしても良い。樹脂のモールド成形の場合には、一対の立ち曲げ部70及び突起74,76も一体的に成形する。
【0046】
カートリッジホルダ34の左サイド近傍には比較的大きな開口78が形成されている。カートリッジホルダ34は更に、開口78を間に挟んでそれぞれ穴を有する一対の立ち曲げ部80を有している。符号82はカートリッジ押さえバネであり、それぞれ穴を有する一対の立ち曲げ部84を有している。
【0047】
カートリッジホルダ34の立ち曲げ部80及びカートリッジ押さえバネ82の立ち曲げ部84の穴中にピン86を挿入することにより、カートリッジ押さえバネ82は回動可能に支持される。
【0048】
カートリッジ押さえバネ68の回動支持と同様に、ピン86と立ち曲げ部80との間は固定しても良い。或いは、ピン86と立ち曲げ部84との間を固定しても良い。
【0049】
カートリッジ押さえバネ82の両端部にはカートリッジホルダ34の裏側に突出する突起88,90が形成されている。突起88,90の高さは約1.2〜1.5mmである。
【0050】
好ましくは、カートリッジ押さえバネ82は、回動中心に対してカートリッジ挿入方向手前側が奥側よりも軽い重量バランスを有している。よって、カートリッジホルダ34内にカートリッジが挿入されていない状態においては、突起88側が上昇されている。しかし、カートリッジ押さえバネ68についての説明と同様に、カートリッジ押さえバネ82の上述した重量バランスは本発明では必須ではない。
【0051】
符号62は、バイアス磁界発生装置取り付け部を示しており、ここにバックヨーク52、センターヨーク及びコイル等からなるバイアス磁界発生装置50が搭載される。
【0052】
図5は光磁気ディスク装置10内へのカートリッジ14の挿入完了状態を示しており、この状態ではスピンドルモーター42が上昇して光磁気ディスク24のハブ26をチャッキングする。
【0053】
カートリッジ押さえバネ68の突起74,76及びカートリッジ押さえバネ82の突起88,90はカートリッジ14に圧接し、カートリッジ14は光磁気ディスク装置10のベース32に押しつけられる。
【0054】
この状態でスピンドルモーター42により光磁気ディスク24を回転させながら、光磁気ディスク24に対するデータのライト/リードは行われる。カートリッジ14を光磁気ディスク装置10から排出したい場合には、オペレーターはイジェクトボタン13を押す。
【0055】
これにより、図示しないロックは解除され、光磁気ディスクカートリッジ14はカートリッジ排出バネ60の付勢力により排出される。カートリッジの排出時の作用を図9(A)及び図9(B)を参照して説明する。
【0056】
図9(A)はカートリッジ14がロードされ、カートリッジ押さえバネ68に設けられた突起74,76によりカートリッジ14をベース32に対して押え付けている状態を示している。特に図示しないが、カートリッジ押さえバネ82も同様にカートリッジ14をベース32に対して押え付けている。
【0057】
このとき、装置仕様で規定されている振動及び衝撃に対してカートリッジ14がカートリッジホルダ34内で暴れないだけの力が、カートリッジ押さえバネ68,82の撓み量によりカートリッジ14に加わる設定となっている。
【0058】
図9(B)は、カートリッジ14が排出され出し、カートリッジ押さえバネ68の奥側〈後ろ側〉の突起76がカートリッジ14から外れた状態を示している。
【0059】
この状態では、本発明の好ましい実施形態によると、カートリッジ押さえバネ68は回動中心に対して手前側〈前側〉が軽いため、前側が浮きカートリッジ14にはカートリッジ押さえバネ68の力が全く加わらない状態にある。
【0060】
図6を参照すると明らかなように、カートリッジ押さえバネ68の突起76とカートリッジ押さえバネ82の突起90とはカートリッジ34の幅方向に概略整列して配置されている。
【0061】
よって、カートリッジ14の排出時にカートリッジ押さえバネ68の突起76がカートリッジから外れるのとほぼ同時に、カートリッジ押さえバネ82の突起90もカートリッジから外れることになる。その結果、カートリッジ14がある位置まで排出されると、カートリッジ14にはカートリッジ押さえバネ68及び82の力が全く加わらない状態になる。
【0062】
従来のカートリッジ保持機構では、カートリッジが光ディスク装置から取り出される直前までカートリッジにバネ力が加わっていたが、本実施形態ではカートリッジ14が僅かに排出され出した時点で、カートリッジに加わるバネ力は無くなり、カートリッジとカートリッジ押さえバネとの間の摩擦力の働く距離を短くすることができる。その結果、摩擦力のばらつきの影響を抑えられ、カートリッジの排出安定性が向上する。
【0063】
図10(A)および(B)はカートリッジ押さえバネの他の実施形態を示している。図10(A)はカートリッジ押さえバネ92とピン94を一体化した板金製カートリッジ押さえバネの一例を示すものであり、両端部に突起96,98を有している。
【0064】
カートリッジ押さえバネ92の板厚をt、ピン94の幅をw1とすると、板厚tは0.5mm以下が好ましく,w1≦3tとすることにより、カートリッジ押さえバネ92はピン94回りに回動可能となる。
【0065】
アウトサートモールドによりピン94に樹脂を被覆すると、カートリッジ押さえバネ92はピン94回りにより回動しやすくなる。
【0066】
図10(B)はカートリッジ押さえバネ100をカートリッジホルダ34と一体的に形成した例を示している。カートリッジホルダ34に一対のブリッジ部104を残してスリット102を切ることにより、カートリッジホルダ34と一体的なカートリッジ押さえバネ100が画成される。カートリッジ押さえバネ100の両端部には突起106,108が形成されている。
【0067】
カートリッジ押さえバネ100の板厚をt、ブリッジ部104の幅をw2とすると、板厚tは0.5mm以下が好ましく、w2≦3tと設定する。さらに、突起106側が僅かばかり上昇するように、カートリッジ押さえバネ100をブリッジ部104を中心にして僅かばかりねじっておく。
【0068】
このように設定すると、カートリッジがロードされた状態では、カートリッジ押さえバネ100がカートリッジをドライブベース32に対して押さえつけてこれを保持することができる。
【0069】
カートリッジが所定位置まで排出され、突起108がカートリッジから外れると、カートリッジ押さえバネ100の力がカートリッジに全く加わらなくなるため、上述した実施形態と同様にカートリッジ排出の際の摩擦力のばらつきを押さえられ、カートリッジの排出安定性が向上する。
【0070】
【発明の効果】
本発明は以上詳述したように構成したので、カートリッジ排出の際の安定した所望の摩擦力を得ることができるため、カートリッジの排出安定性が向上する。さらに、部品点数を削減した安価なカートリッジ保持機構を提供可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】光磁気ディスク装置の上面側外観斜視図である。
【図2】光磁気ディスク装置の裏面側外観斜視図である。
【図3】図3(A)はシャッターが閉じた状態の光磁気ディスクカートリッジの斜視図であり、図3(B)はシャッターが開いた状態の光磁気ディスクカートリッジの斜視図である。
【図4】光磁気ディスクカートリッジの挿入開始直後の光磁気ディスク装置の平面図である。
【図5】光磁気ディスクカートリッジの挿入完了状態の光磁気ディスク装置の平面図である。
【図6】本発明実施形態のカートリッジホルダ平面図である。
【図7】図7(A)はカートリッジホルダの正面図であり、図7(B)はカートリッジホルダの左側面図である。
【図8】カートリッジ押さえバネを示す斜視図である。
【図9】図9(A)はカートリッジ装填時の作用説明図であり、図9(B)はカートリッジ排出時の作用説明である。
【図10】図10(A)及び図10(B)はカートリッジ押さえバネの他の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
14 光磁気ディスクカートリッジ
32 ベース
34 カートリッジホルダ
54 ガイド溝
68,82 カートリッジ押さえバネ
72,86 ピン
74,76,88,90 突起

Claims (10)

  1. カートリッジに収納された光記録媒体に記録された情報を読み出し可能な光記憶装置であって、
    ベースと;
    前記ベースに搭載された光源と;
    前記光源からの光を前記光記録媒体上に集光する対物レンズを有する光学ヘッドと;
    前記光記録媒体からの反射光から再生信号を検出する前記ベースに搭載された光検出器と;
    前記光記憶装置内に挿入された前記カートリッジを保持する主面を有するカートリッジホルダと;
    前記カートリッジホルダの第1側近傍に、前記主面と実質上平行な回動軸回りに回動可能に取り付けられた、該カートリッジホルダの概略縦方向に伸長する第1カートリッジ押さえバネと;
    前記カートリッジホルダの第1の側と反対側の第2の側近傍に、前記主面と実質上平行な回動軸回りに回動可能に取り付けられた、該カートリッジホルダの概略縦方向に伸長する第2カートリッジ押さえバネとを具備し;
    前記第1及び第2カートリッジ押さえバネはそれぞれ両端に突起を有しているとともに、
    前記第1及び第2カートリッジ押さえバネはそれぞれ回動軸に対してカートリッジ挿入方向手前側が奥側より軽い重量バランスを有していることを特徴とする光記憶装置。
  2. 前記第1カートリッジ押さえバネはそれぞれ穴を有する一対の第1立ち曲げ部を有し、前期第2カートリッジ押さえバネはそれぞれ穴を有する一対の第2立ち曲げ部を有しており、
    前記カートリッジホルダはそれぞれ穴を有する一対の第3立ち曲げ部と、それぞれ穴を有する一対の第4立ち曲げ部とを有しており、
    前記第1カートリッジ押さえバネは前記第1及び第3立ち曲げ部の穴中に挿入された第1ピンにより回動可能に支持されており、前記第2カートリッジ押さえバネは前記第2及び第4立ち曲げ部の穴中に挿入された第2ピンにより回動可能に支持されている請求項1記載の光記憶装置。
  3. 前記第1ピンは前記第3立ち曲げ部に固定されており、前記第2ピンは前記第4立ち曲げ部に固定されている請求項記載の光記憶装置。
  4. 前記第1ピンは前記第1立ち曲げ部に固定されており、前記第2ピンは前記第2立ち曲げ部に固定されている請求項記載の光記憶装置。
  5. 前記第1及び第2カートリッジ押さえバネはそれぞれ樹脂モールドから形成されており、
    前記第1ピンは前記第1カートリッジ押さえバネに樹脂モールドにより一体成形されており、前記第2ピンは前記第2カートリッジ押さえバネに樹脂モールドにより一体成形されている請求項記載の光記憶装置。
  6. 前記第1及び第2カートリッジ押さえバネはそれぞれ金属から形成されており、
    前記第1ピンは前記第1カートリッジ押さえバネと一体的に形成され、前記第2ピンは前記第2カートリッジ押さえバネと一体的に形成されている請求項記載の光記憶装置。
  7. 前記第1及び第2カートリッジ押さえバネの板厚はそれぞれ0.5mm以下であり、前記第1及び第2ピンの幅はそれぞれ前記板厚の3倍以下である請求項記載の光記憶装置。
  8. 前記第1カートリッジ押さえバネは一対の第1ブリッジ部分を残して形成された第1スリットにより前記カートリッジホルダと一体的に形成されており、
    前期第2カートリッジ押さえバネは一対の第2ブリッジ部分を残して形成された第2スリットにより前記カートリッジホルダと一体的に形成されている請求項1記載の光記憶装置。
  9. 前記カートリッジホルダの板厚は0.5mm以下であり、前期第1および第2ブリッジ部分の幅はそれぞれ前記板厚の三倍以下である請求項記載の光記憶装置。
  10. 記憶装置のカートリッジ保持機構であって、
    ベースと;
    前記ベースと協働して前記記憶装置内に挿入された記録媒体カートリッジを保持する主面を有するカートリッジホルダと;
    前記カートリッジホルダの第1の側近傍に、前記主面と実質上平行な回動軸回りに回動可能に取り付けられた、該カートリッジホルダの概略縦方向に伸長する第1カートリッジ押さえバネと;
    前記カートリッジホルダの第1の側と反対側の第2の側近傍に、前記主面と実質上平行な回動軸回りに回動可能に取り付けられた、該カートリッジホルダの概略縦方向に伸長する第2カートリッジ押さえバネとを具備し;
    前記第1及び第2カートリッジ押さえバネはそれぞれ両端に突起を有しているとともに、
    前記第1及び第2カートリッジ押さえバネはそれぞれ回動軸に対してカートリッジ挿入方向手前側が奥側より軽い重量バランスを有していることを特徴とするカートリッジ保持機構。
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