JPWO2004109694A1 - インタリーブデータに対する誤り訂正方法および装置 - Google Patents

インタリーブデータに対する誤り訂正方法および装置 Download PDF

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Abstract

メインデータにインタリーブがかけられた誤り訂正単位ブロックに対して誤り訂正を行う誤り訂正方法において、符号列を誤り訂正順に並び替えた上で、メインデータ領域とサブデータ領域またはSY領域の境界部分の符号列の全Byte位置に対してのみ、対応する消失位置情報がデータの消失を示すか否かを判定し、新たに消失位置情報を取得する箇所のみ、消失位置情報を設定する。それ以外のByte位置に対しては、誤り訂正順序が前の符号列の同じByte位置の消失位置情報を設定する。ただし、前の符号列が誤り訂正不能符号列の場合は、誤り訂正順序がその誤り訂正不能符号列の坎の符号列の全Byte位置に対して消失位置情報を設定し、それ以降の符号列に対しては、対象Byte位置がメインデータ領域とサブデータ領域またはSY領域の次の境界部分になるまで、その消失位置情報を設定する。これにより、誤り訂正処理の時間を短縮することができる。

Description

本発明は、誤り訂正方法および誤り訂正装置に関し、特にインタリーブデータに対する誤り訂正方法及び誤り訂正回路に関する。
従来、デジタルデータの記録/再生を行うシステムでは、再生時もしくは記録時に、データ中に誤りが発生することがあることから、その誤りを検出して訂正を行う処理が必要になる。このような誤りの訂正処理に用いられる誤り訂正符号としてリードソロモン符号が公知である。
以下、リードソロモン符号を用いて、光媒体であるDVDに記録されているデータを誤り訂正する場合を例にとり、従来の誤り訂正方法について第1図を用いて説明する。第1図は、DVDに記録されたデータを誤り訂正単位ブロック(ECCブロック)に分けたことを示す図である。
まず、リードソロモン符号化されたデータをリードソロモン復号し、第1図に示すC1方向もしくはC2方向について誤り訂正を行う。このとき、リードソロモン復号したデータから位置多項式及び数値多項式を生成し、それらの根を求めることにより誤り位置及び誤り数値を算出する。そして、各符号列において誤り訂正能力を超える誤りが存在する場合は、その符号列を訂正不能符号列とし、この訂正不能符号列に関する情報を消失位置情報として記憶しておく。C1方向もしくはC2方向について、1ECCブロック中の全ての符号列に対する誤り訂正が完了した後、前回と異なる方向について、前記消失位置情報を用いて誤り訂正を行う。このように、予め誤りデータの位置が分かっている場合には、誤りデータの位置を示す消失位置情報を利用することで、前記多項式を生成する際には、数値多項式のみを求めれば良いことになる。その結果、誤り訂正能力を向上させることができる。なお、これは、DVDにおいては、データの記録順序と符号列順序とが、同じC1方向であるため、消失位置情報設定は1ECCブロック内で全て同じとなることを利用している。
例えば、第2図に示すように、最初に、C1方向について誤り訂正を行い、50、90、130、200符号列目が訂正不能符号列であったとする。この場合、第3図に示すように、次回の誤り訂正方向であるC2方向の誤り訂正を行うときに、前回の訂正不能符号列を示す消失位置情報をもとに50、90、130、200Byte目を消失位置と指定することで、C2方向の誤り訂正能力を向上させることができる。
しかしながら、DVDのように記録されているデータの記録順序と符号化順序とが同じであれば、記録データの高密度化が進むにつれ、ディスク表面についた汚れが原因で生じる連続したデータ誤り(バースト誤り)に対する誤り訂正能力が低下してしまう。従って、データ中に大規模なバースト誤りが発生した場合においても誤り訂正能力を落とさないために、誤り訂正を行うデータに対してインタリーブをかける誤り訂正方式が提案されている(特表2002−521789(P2002−521789A))。
この誤り訂正方式では、ECCブロック中のデータの記録順序と符号化順序とを直交させた上で、誤り訂正を行うデータを、情報を記録するメインデータ(MD)と、メインデータの消失位置情報を算出するために用いるサブデータ(SD)とに分け、メインデータにインタリーブをかける。このようにインタリーブをかけたデータを記録する高密度光ディスクのRewritable領域のECCブロックを第4(a)〜(c)図に示す。第4(a)図に示すように、ECCブロックには32Byteのパリティデータ領域が付与されているため、メインデータの誤り訂正時には、1符号列毎に32個所までの消失位置情報設定が可能である。なお、第4(b)図中の“SY”はSYNC検出に用いる位置情報を記録する符号列を示す。また、第4(a)〜(c)図に示すメインデータのサイズ及びパリティデータのサイズは、あくまでも一例であり、これに限るものではない。
以下、第4図に示すECCブロックに対する誤り訂正処理について説明する。まず、サブデータに対して誤り訂正を行い、その訂正結果を元にメインデータの消失位置情報を算出する。そして、この消失位置情報をメインデータの誤り訂正時に使用する。これにより、メインデータに対する誤り訂正能力を向上させることができる。なお、サブデータ間、またはSYとサブデータ間の領域のメインデータは、全て同じ消失位置情報となる。例えば、第4(b)図のサブデータAとサブデータBに誤りが存在し、誤り訂正が行われたときは、サブデータAとBに挟まれたメインデータ領域αにバースト誤りが発生していると見なす。そして、メインデータの誤り訂正時には、サブデータAとBから算出した消失位置情報をα領域のメインデータの消失位置情報として設定する。なお、第4図に示すECCブロックでは、メインデータに対して、行方向(データ記録順序)についてインタリーブがかけられているため、列方向(符号化順序)に対する消失位置情報の設定は、第1図に示すECCブロックとは異なり、1ECCブロック内で全て同じとはならない。従って、1符号列毎に消失位置情報を設定する必要がある。このため、ECCブロック内のメインデータを一度訂正するために9,728(32×304)回の消失位置情報設定が必要となる。
以上のように、予め分かっている消失位置情報を用いて誤り訂正を行う誤り訂正方式を実現する誤り訂正装置も提案されている。この種の誤り訂正装置としては、中央演算装置(CPU)が誤り訂正回路に消失位置情報を設定するもの(第1の誤り訂正装置)と、消失位置情報を格納するメモリ回路に誤り訂正回路自体がアクセスして消失位置情報を取得するもの(第2の誤り訂正装置)とが提案されている。
しかしながら、上述に示す誤り訂正装置では、以下に示す問題が生じる。まず、第1の誤り訂正装置では、第4図に示すようなインタリーブをかけたデータに対して誤り訂正を行う場合、CPUから誤り訂正回路に対して、9,728回の消失位置設定が必要となる。このため、CPUの全処理に対する誤り訂正処理の処理時間が他の処理に比べて長くなり、誤り訂正装置を集積回路で構成する際に、集積回路全体のパフォーマンスが著しく低下する。
また、第2の誤り訂正装置では、予め消失位置情報が格納されたメモリ回路に誤り訂正回路自身がアクセスして消失位置情報を取得することから、第4図に示すようなインタリーブをかけたデータに対して誤り訂正を行う場合、消失位置情報を取得するためのアクセスが1符号列につき248回発生する。すなわち、全てのメインデータを誤り訂正するのに75,392回のアクセスが発生し、誤り訂正処理に膨大な時間を費やすことになる。
以上のように、上記第1、2の誤り訂正装置では、誤り訂正処理に膨大な時間がかかるという問題が生じる。
このことから、本発明では、インタリーブがかけられたデータを誤り訂正する方法において、誤り訂正処理にかかる時間の短縮化を図ることを目的とする。さらに、インタリーブがかけられたデータを誤り訂正する装置において、誤り訂正処理にかかる時間の短縮化を図ることを目的とする。
本発明の請求の範囲第1項に係る誤り訂正方法は、インタリーブがかけられ、複数の符号列からなるデータに対して誤り訂正を行う誤り訂正方法において、前記各符号列中の誤りをつきとめるための手掛かりを与えるステップと、前記符号列を誤り訂正を行う順序に並び替える並び替えステップと、誤り訂正を行う符号列を対象符号列とし、前記手掛かりを与えるステップにて与えられた前記対象符号列の前記手掛かりと、誤り訂正順序が前記対象符号列より前の符号列を誤り訂正するときに用いた前記手掛かりとの比較を行い、その比較結果に従って、前記対象符号列の誤りをつきとめるために用いる前記手掛かりとして、前記対象符号列の前記手掛かりを用いるか、誤り訂正順序が前記対象符号列より前の符号列を誤り訂正するときに用いた前記手掛かりを再び用いるかを判定する判定ステップと、前記手掛かりを用いて、前記データを符号列毎に誤り訂正する誤り訂正ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、誤りをつきとめるための手掛かりを用いてインタリーブがかけられたデータを誤り訂正する誤り訂正方法において、前記データの誤り訂正処理時間を短縮することができる。
また、本発明の請求の範囲第2項に係る誤り訂正方法は、請求の範囲第1項に記載の誤り訂正方法において、前記対象符号列の誤りをつきとめる手掛かりは、前記対象符号列に対して誤り訂正を行う前に決定することを特徴とする。
また、本発明の請求の範囲第3項に係る誤り訂正方法は、請求の範囲第1項に記載の誤り訂正方法において、前記並び替えステップでは、前記データの符号列順序を少なくとも2列以上の間隔で入れ替えることを特徴とする。
また、本発明の請求の範囲第4項に係る誤り訂正方法は、請求の範囲第1項に記載の誤り訂正方法において、前記手掛かりから、前記対象符号列が誤り訂正不能か否かを判定する第1の誤り訂正不能判定ステップを含み、前記第1の誤り訂正不能判定ステップでの判定結果が誤り訂正不能を示す場合、前記手掛かりを用いずに誤り訂正を行うことを特徴とする。
また、本発明の請求の範囲第5項に係る誤り訂正方法は、請求の範囲第4項に記載の誤り訂正方法において、誤り訂正順序が前記対象符号列より前の符号列が誤り訂正不能であったか否かを判定する第2の誤り訂正不能判定ステップを含み、前記第2の誤り訂正不能判定ステップでの判定結果が誤り訂正不能を示す場合、前記対象符号列を、前記対象符号列の前記手掛かりを用いて誤り訂正することを特徴とする。
また、本発明の請求の範囲第6項に係る誤り訂正方法は、請求の範囲第1項に記載の誤り訂正方法において、前記データは、光媒体に記憶されているデータであることを特徴とする。
また、本発明の請求の範囲第7項に係る誤り訂正装置は、インタリーブがかけられ、複数の符号列からなるデータに対して誤り訂正を行う誤り訂正装置において、誤り訂正を行うデータを格納する第1のメモリ回路と、前記第1のメモリ回路から前記誤り訂正回路へ転送されるデータを誤り訂正の順序に並び替える制御を行う第1の制御回路と、前記第1のメモリ回路に格納されたデータを、前記符号列中の誤りをつきとめるための手掛かりを用いて符号列毎に誤り訂正する誤り訂正回路と、前記誤り訂正回路がデータの誤り訂正時に用いた手掛かりを記憶する記憶装置と、前記対象符号列の前記手掛かりと、誤り訂正順序が前記対象符号列より前の符号列を誤り訂正するときに用いられ前記記憶装置に保持されている前記手掛かりとを比較する比較器と、前記制御回路は、誤り訂正を行う符号列順序を少なくとも2列以上の間隔で入れ替え、前記誤り訂正回路は、前記比較器の比較結果に従って、前記対象符号列の誤りをつきとめるための前記手掛かりとして、前記対象符号列の前記手掛かり、または、前記誤り訂正順序が前記対象符号列より前の符号列を誤り訂正するときに用いた前記手掛かりを用いて、前記対象符号列を誤り訂正することを特徴とする。
本発明によれば、誤りをつきとめるための手掛かりを用いてインタリーブがかけられたデータを誤り訂正する誤り訂正装置において、前記データの誤り訂正処理時間を短縮することができる。
また、本発明の請求の範囲第8項に係る誤り訂正装置は、請求の範囲第7項に記載の誤り訂正装置において、前記手掛かりを格納する第2のメモリ回路と、前記第2のメモリ回路から前記手掛かりを読み出して転送する制御を行う第2の制御回路とを備えることを特徴とする。
また、本発明の請求の範囲第9項に係る誤り訂正装置は、請求の範囲第7項に記載の誤り訂正装置において、前記記憶装置は、レジスタ群を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求の範囲第10項に係る誤り訂正装置は、請求の範囲第9項に記載の誤り訂正装置において、前記レジスタ群は、前記第2のメモリ回路から前記第2の制御回路を介して取得した前記手掛かりを保持することを特徴とする。
また、本発明の請求の範囲第11項に係る誤り訂正装置は、請求の範囲第10項に記載の誤り訂正装置において、前記レジスタ群は、前記第2のメモリ回路から取得した前記手掛かりの個数を保持する第1のレジスタと、前記第2のメモリ回路から取得した前記手掛かりを保持する第2のレジスタとを備えることを特徴とする。
また、本発明の請求の範囲第12項に係る誤り訂正装置は、請求の範囲第11項に記載の誤り訂正装置において、前記第2のレジスタは、シフトレジスタであることを特徴とする。
また、本発明の請求の範囲第13項に係る誤り訂正装置は、請求の範囲第8項に記載の誤り訂正装置において、前記第2の制御回路は、前記レジスタ群に格納されている情報を元に前記第2のメモリ回路から前記手掛かりを読み出す際に用いるアドレスを生成することを特徴とする。
また、本発明の請求の範囲第14項に係る誤り訂正装置は、請求の範囲第8項に記載の誤り訂正装置において、前記データ比較器は、前記第2のメモリ回路に保持されている前記手掛かりと、前記第2のレジスタに保持されている前記手掛かりとを比較することを特徴とする。
また、本発明の請求の範囲第15項に係る誤り訂正装置は、請求の範囲第7項に記載の誤り訂正装置において、前記第1の制御回路は、前記第1のメモリ回路から前記誤り訂正回路に対して、誤り訂正を行うデータを2符号列以上同時に転送するような制御を行い、前記誤り訂正回路は、データを2符号列以上同時に受信可能な手段を有することを特徴とする。
また、本発明の請求の範囲第16項に係る誤り訂正装置は、請求の範囲第7項に記載の誤り訂正装置において、前記データは光媒体に記憶されているデータであることを特徴とする。
第1図は、DVD上のECCブロックの構成例を示す図である。
第2図は、第1図に示すECCブロックのC1方向についての誤り訂正実施例を示す図である。
第3図は、第1図に示すECCブロックのC2方向についての誤り訂正実施例を示す図である。
第4(a)〜(c)図は、インタリーブをかけたデータを記録する高密度光ディスク上のRewritable領域のECCブロックの構成例を示す図である。
第5図は、第4図に示すECCブロック中のメインデータに対して行う誤り訂正処理の手順を示すフローチャート図である
第6図は、本発明の実施の形態1にかかる誤り訂正装置の構成例を示す概略図である。
第7図は、第6図に示す誤り訂正装置内でのメインデータの転送順序を示す模式図である。
第8図は、第6図に示す誤り訂正装置内でのメインデータの誤り訂正処理順序を示す模式図である。
(実施の形態1)
本発明の実視の形態1について、第5図〜第8図を用いて説明する。本実施の形態1に係る誤り訂正方法は、第4図に示すインタリーブがかけられたECCブロック内のデータに対して誤り訂正を行う誤り訂正方法である。よって、まず、従来例で説明したように、サブデータに対して誤り訂正を行い、次に、その訂正結果を元にメインデータの消失位置情報を算出し、それの情報をメインデータの誤り訂正時に使用する。すなわち、この消失位置情報がメインデータの各符号列の誤りをつきとめるための手掛かりとなる。なお、ECCブロック中のデータがリードソロモン符号化されている場合は、リードソロモン復号時に算出される位置多項式から得られる誤り位置情報を元に特定のアルゴリズムで計算した結果が消失位置情報となる。
以下、メインデータの誤り訂正処理手順について第5図のフローチャート図を用いて詳細に説明する。まず、符号列0の全Byte位置についての消失位置情報を設定し、符号列0中のデータ消失個数Sをカウントする(ステップS104)。なお、ステップS104の処理前に、符号列が誤り訂正不能か否かを示す誤り訂正不能フラグを初期化しておく(ステップS103)。ステップS104でカウントしたデータ消失個数Sが32個以下の場合は、消失位置情報を用いて誤り訂正を行う(ステップS106)。一方、データ消失個数Sが32個以上の場合は、誤り訂正不能フラグを0から1にし(ステップS107)、消失位置情報を用いずに誤り訂正を行う(ステップS108)。これは、第4図に示すようにECCブロックでは、パリティデータ部分が32Byteであることから、データ消失個数Sが32個以下の場合は消失位置情報を用いてデータを誤り訂正することができるが、データ消失個数Sが32個以上の場合は消失位置情報を用いてデータを誤り訂正することができないからである。次に、誤り訂正が終了した符号列数を2インクリメントする(ステップS109)。これは、誤り訂正を行う符号列の順序が1つ飛ばしになるようにインタリーブがかけられているため、符号列を誤り訂正順に並び替える。すなわち、符号列0の誤り訂正後、偶数符号列(符号列2,4,6,8,…,304)の誤り訂正を行い、その後で、奇数符号列(符号列1,3,7,9,…,303)の誤り訂正を行う、というように符号列の順序に並び替える。符号列を誤り訂正順に並び替えると符号列1は152番目の誤り訂正順序になる。なお、本実施の形態においては、第4図に示すECCブロックに対して誤り訂正を行う場合について説明するため、ステップS109で2インクリメントするが、インクリメントする数は、誤り訂正を行う符号列が誤り訂正順序でいくつ飛ばしで並んでいるかに依存する。例えば、誤り訂正を行う符号列が2つ飛ばしに並んでいる場合は、ステップS109で符号列を3インクリメントする。ステップS109の処理後、インクリメントした符号列数が305のとき(n=305)、すべての符号列に対して消失位置情報の設定が終了したと判定する(ステップS110)。一方、インクリメントした数が305でなかったとき、偶数符号列に対する消失位置情報の設定が終了したか否かを判定する(ステップS111)。ステップS111の判定結果が“Yes”のとき、符号列1の全Byte位置についての消失位置情報の設定を開始する。一方ステップS111の判定結果が“No”のとき、前回誤り訂正処理した符号列が訂正不能であったかどうかを判定する(ステップS113)。本実施の形態1では、1つ前の符号列、すなわち、ステップS109のインクリメントの結果がn=2であれば、符号列0が誤り不能符号列か否かを判定する。ステップS113の判定結果が“Yes”のときはステップS103〜ステップ108の処理を繰り返して、対象符号列の消失位置情報を設定するとともに、データ消失個数をカウントする。一方、ステップS113の判定結果が“No”のときは、対象符号列のすべてのByte位置に対してByte位置i=0から順に(ステップS114)、サブデータ領域またはSY領域との境界を示すか否かを判定する(ステップS115)。これは、サブデータ間、またはサブデータとSYの間の領域のメインデータは消失位置情報が同じであることから、メインデータ領域とサブデータ領域またはSY領域との境界のみの消失位置情報を設定するためである。具体的には、符号列を誤り訂正順に並び替えたとき、符号列0、符号列38、符号列76、符号列114、符号列152、符号列190、符号列228、及び符号列266の符号列のByte位置が、サブデータ領域またはSY領域との境界であると判定する。ステップS115の判定結果が“No”のときは、前の符号列の同じByte位置の消失位置情報を用いることから、ステップS119に進み、次のByte位置がサブデータ領域またはSY領域との境界であるかを判定する。一方、ステップS115の判定結果が“Yes”のとき、すなわち、Byte位置がサブデータ領域との境界であるときは、対象符号列の対象Byte位置の消失位置情報が消失を示しているか否かを判定する(ステップS116)。ステップS116の判定結果が、消失を示していた場合は、消失個数をインクリメントし(ステップS117)、消失を示していなかった場合は、消失個数をデクリメントする(ステップS118)。以上のステップS115〜S118の動作を1符号列の最終Byte(i=248)まで繰り返し(ステップS119)、1符号列の最終Byteまで消失情報設定が終了したら(ステップS120)、ステップS105の処理に進み、誤り訂正を行う。
以上のように、本実施の形態1に係る誤り訂正方法では、ECCブロック中の符号列0と符号列1に対しては、対応する消失位置情報をすべてのByte位置に対して設定する。そして、符号列を誤り訂正順に並び替えた上で、メインデータ領域とサブデータ領域またはSY領域の境界部分の符号列の全Byte位置に対して、対応する消失位置情報がデータの消失を示すか否かを判定し、新たに消失位置情報を取得する箇所のみ、消失位置情報を設定する。それ以外のByte位置に対しては、誤り訂正順序が前の符号列の同じByte位置の消失位置情報を設定する。ただし、前の符号列が誤り訂正不能符号列の場合は、誤り訂正順序がその誤り訂正不能符号列の次の符号列の全Byte位置に対して消失位置情報を設定し、それ以降の符号列においては、対象Byte位置がメインデータ領域とサブデータ領域またはSY領域の境界部分になるまで、その消失位置情報を再設定する。これにより、全符号列の全箇所について消失位置情報を設定する場合に較べて、消失位置情報設定回数を低減して、誤り訂正処理の時間を短縮することができる。
続いて、以上のような誤り訂正方式を実現する誤り訂正装置について第6図〜第8図を用いて説明する。第6図は誤り訂正装置の構成例を示すブロック図である。第6図に示すように、誤り訂正装置は、第1のメモリ回路61と、第2のメモリ回路62と、第1の制御回路63と、第2の制御回路64と、誤り訂正回路65と、データ比較器66と、レジスタ群67と、第3の制御回路68とを備える。レジスタ群67は、第1のレジスタ67aと、第2のレジスタ67bと、第3のレジスタ67cと、第4のレジスタ67dとを備える。第1のメモリ回路61は誤り訂正を行うデータを格納する。第1の制御回路63は第1のメモリ回路61から誤り訂正回路65へのデータ転送を制御する。誤り訂正回路65は第1の制御回路63から転送されるデータを誤り訂正する。なお、誤り訂正回路65は、2符号列以上のデータを受信する受信手段(図示せず)を備える。例えば、受信手段として2符号列以上のデータを保持する保持回路を備える。第2のメモリ回路62は誤り訂正に関する情報を格納する。本実施の形態1においては消失位置情報を格納する。第2の制御回路64は第2のメモリ回路62からレジスタ群67への情報の転送を制御する。第1のレジスタ67aは第2のメモリ回路64から取得した情報(パラメータ値)の個数を保持する。パラメータ値とは消失位置情報のことを指すことから、パラメータ値の個数とは消失位置情報の個数のことを意味する。第2のレジスタ67bは、シフトレジスタであり、第2のメモリ回路62から取得した消失位置情報をパラメータ値として保持する。データ比較器66は、第2のレジスタ67bに格納されているパラメータ値と、第2のメモリ回路62から転送されるパラメータ値とを比較する。なお、第2のレジスタ67bをシフトレジスタとすることで、パラメータ値毎にデータ比較器66を備える必要がなく、シフトさせた1つのパラメータ値毎に比較を行えばよいため、誤り訂正装置の回路規模を削減することができる。第3のレジスタ67cは第3の制御回路68がカウントした符号列数を保持する。第4のレジスタ67dは第3の制御回路68がカウントしたByte数を保持する。
また、上述の各回路は内部バスによって相互に接続される。内部バスは、アドレスバス、データバスの他、リードストローブ、ライトストローブ、リセット信号等の制御バスによって構成される。
以上のように構成される誤り訂正装置で、第4図に示すECCブロックに対して誤り訂正を行う場合の動作について、以下説明する。
まず、第1のメモリ回路61に格納されているデータが第1の制御回路63の制御に基づいて誤り訂正回路65に転送される。第7図に誤り訂正回路65へのデータ転送順序設定例を示す。第7図に示すように、データ転送順序は、1符号列づつ(0符号列目,1符号列目,2符号列目,…,303符号列目)ではなく間の1符号列を飛ばした順序(0符号列目,2符号列目,4符号列目,…,302符号列目,1符号列目、3符号列目,…,303符号列目)に設定される。これは、第4図に示すECCブロックでは、符号列が、符号化した順に対して2つ飛ばしになるように、データにインタリーブがかけられているためである。すなわち、第1の制御回路63は、符号列を2列以上間隔で並び替える。
誤り訂正回路65は、第1の制御回路63を介して転送される順にデータを誤り訂正する。以下、誤り訂正処理について第8図を用いて説明する。第8図はメインデータの誤り訂正順序イメージ図を示す。まず、サブデータに対して誤り訂正を行い、その誤り訂正結果をもとにメインデータの消失位置情報を算出する。その消失位置情報は第2のメモリ回路62に格納される。サブデータの誤り訂正後、誤り訂正回路65には、第1のメモリ回路61から第1の制御回路63を介して、まず、メインデータの符号列0が転送される。誤り訂正回路65は、符号列0が転送されると同時に、第2のメモリ回路62から第2の制御回路64を介して符号列0に対応した248Byte全ての消失位置情報を取得する。そして、誤り訂正回路65は符号列0から順に誤り訂正を行う。このとき、第3の制御回路68は、消失位置情報を元にデータ消失個数をカウントする。カウント結果は第1のレジスタ67aに格納される。消失個数が32個を超えなかった場合、消失位置情報を用いて誤り訂正を行う。誤り訂正回路65が用いた消失位置情報はレジスタ67bに格納される。一方、消失個数が32個を超えた場合、誤り訂正不能として、消失位置情報を用いずに誤り訂正を行う。誤り訂正時に設定された消失位置情報は第2のレジスタ67bが保持する。
次に、第1の制御回路63は、実際の記録ディスクに格納される符号列の順序とは異なり、1符号列分を飛ばした符号列2を誤り訂正回路65に転送する。誤り訂正回路65は、符号列2を誤り訂正するとき、符号列0の誤り訂正時に第2のレジスタ67bに格納した消失位置情報を再利用して誤り訂正を行う。これは、第4(b)図に示したように、0符号列〜37符号列までは消失位置情報が同じであるからである。ただし、メインデータ領域とサブデータ領域またはSY領域との境界部分の符号列のときは、すでに取得済みの消失位置情報を再利用することができないため、新たに、第2のメモリ回路62から第2の制御回路64を介して対象符号列に対応した消失位置情報を取得して誤り訂正を行う。なお、消失位置情報を読み出すために必要なアドレスは、レジスタ群67に格納されている情報を元に第2の制御回路64が生成する。第4図に示すECCブロックにおいては、誤り訂正順序に符号列を並び替えたとき、38符号列、76符号列、114符号列、152符号列、190符号列、228符号列、及び266符号列が境界部分の符号列にあたる。境界部分の符号列であるか否かは、第3の制御回路68が判定する。また、対象符号列の前の符号列中のデータ消失箇所が32個を超えていた場合、誤り訂正順序が次の符号列(対象符号列)に対して、新たに、第2のメモリ回路62から第2の制御回路64を介して消失位置情報を取得する。
データ比較器66は、第2のメモリ回路64から読み出す必要のある符号列の全Byte位置、ずなわち、第8図に示す消失位置情報を取得する必要がある箇所について、第2のメモリ回路62に格納されているパラメータ値と、第2のレジスタ67bに保持されているパラメータ値を比較する。なお、比較したByte数については、第3の制御回路68がカウントし、カウント結果は第4のレジスタ67dが保持する。さらに、消失位置情報から得られるデータの消失個数についても第3の制御回路68がカウントし、カウント結果は第1のレジスタ67aが保持する。第3の制御回路68は、この比較結果に基づいて、すでに第2のレジスタ67bに保持されている消失位置情報については、消失位置情報を第2のメモリ回路62から読み出す必要はないと判定し、誤り訂正回路65は第2のレジスタ67bに保持されている消失位置情報を用いて誤り訂正を行う。
以上のように、本実施の形態1に係る誤り訂正装置は、ECCブロック中の符号列0と符号列1に対しては、対応する消失位置情報をすべて第2のメモリ回路62から読み出す。そして、符号列を誤り訂正順に並び替えた上で、メインデータ領域とサブデータ領域またはSY領域の境界部分の符号列の全Byte位置に対して、第2のメモリ回路62と第2のレジスタ67bとに格納されている消失位置情報を比較し、新たに消失位置情報を取得する箇所のみ、第2のメモリ回路62にアクセスして消失位置情報を取得する。ただし、対象符号列の前の符号列が誤り訂正不能符号列の場合は、誤り訂正順序が次の符号列(対象符号列)に対応する消失位置情報を第2のメモリ回路62から読み出す。これにより、全符号列の全箇所について消失位置情報を設定する場合に較べて、消失位置情報設定回数を低減して、誤り訂正処理の時間を短縮することができる。
なお、第6図に示す誤り訂正装置は、2つのメモリ回路と、3つの制御回路と、2つのレジスタとを備えるようにしたが、これらの数は第6図に示す数に限るものではない。例えば、1つの回路で構成するようにしても良いし、2つ以上の回路で構成するようにしても良い。
また、実施の形態1においては、第6図に示す第2のレジスタ67bはシフトレジスタであることとして説明したが、本発明はこれに限るものではない。
インタリーブがかけられたデータを記録または再生する高密度光ディスク記録再生装置の利用に適している。
【書類名】 明細書
【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は、誤り訂正方法および誤り訂正装置に関し、特にインタリーブデータに対する
誤り訂正方法及び誤り訂正装置に関する。
【0002】
【背景技術】
従来、デジタルデータの記録/再生を行うシステムでは、再生時もしくは記録時に、デ
ータ中に誤りが発生することがあることから、その誤りを検出して訂正を行う処理が必要
になる。このような誤りの訂正処理に用いられる誤り訂正符号としてリードソロモン符号
が公知である。
【0003】
以下、リードソロモン符号を用いて、光媒体であるDVDに記録されているデータを誤
り訂正する場合を例にとり、従来の誤り訂正方法について図1を用いて説明する。図1は
、DVDに記録されたデータを誤り訂正単位ブロック(ECCブロック)に分けたことを
示す図である。
【0004】
まず、リードソロモン符号化されたデータをリードソロモン復号し、図1に示すC1方
向もしくはC2方向について誤り訂正を行う。このとき、リードソロモン復号したデータ
から位置多項式及び数値多項式を生成し、それらの根を求めることにより誤り位置及び誤
り数値を算出する。そして、各符号列において誤り訂正能力を超える誤りが存在する場合
は、その符号列を訂正不能符号列とし、この訂正不能符号列に関する情報を消失位置情報
として記憶しておく。C1方向もしくはC2方向について、1ECCブロック中の全ての
符号列に対する誤り訂正が完了した後、前回と異なる方向について、前記消失位置情報を
用いて誤り訂正を行う。このように、予め誤りデータの位置が分かっている場合には、誤
りデータの位置を示す消失位置情報を利用することで、前記多項式を生成する際には、数
値多項式のみを求めれば良いことになる。その結果、誤り訂正能力を向上させることがで
きる。なお、これは、DVDにおいては、データの記録順序と符号列順序とが、同じC1
方向であるため、消失位置情報設定は1ECCブロック内で全て同じとなることを利用し
ている。
【0005】
例えば、図2に示すように、最初に、C1方向について誤り訂正を行い、50、90、
130、200符号列目が訂正不能符号列であったとする。この場合、図3に示すように
、次回の誤り訂正方向であるC2方向の誤り訂正を行うときに、前回の訂正不能符号列を
示す消失位置情報をもとに50、90、130、200Byte目を消失位置と指定する
ことで、C2方向の誤り訂正能力を向上させることができる。
【0006】
しかしながら、DVDのように記録されているデータの記録順序と符号化順序とが同じ
であれば、記録データの高密度化が進むにつれ、ディスク表面についた汚れが原因で生じ
る連続したデータ誤り(バースト誤り)に対する誤り訂正能力が低下してしまう。従って
、データ中に大規模なバースト誤りが発生した場合においても誤り訂正能力を落とさない
ために、誤り訂正を行うデータに対してインタリーブをかける誤り訂正方式が提案されて
いる(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
この誤り訂正方式では、ECCブロック中のデータの記録順序と符号化順序とを直交さ
せた上で、誤り訂正を行うデータを、情報を記録するメインデータ(MD)と、メインデ
ータの消失位置情報を算出するために用いるサブデータ(SD)とに分け、メインデータ
にインタリーブをかける。このようにインタリーブをかけたデータを記録する高密度光デ
ィスクのRewritable領域のECCブロックを第4(a)〜(c)図に示す。図
4(a)に示すように、ECCブロックには32Byteのパリティデータ領域が付与さ
れているため、メインデータの誤り訂正時には、1符号列毎に32個所までの消失位置情
報設定が可能である。なお、図4(b)中の“SY”はSYNC検出に用いる位置情報を
記録する符号列を示す。また、第4(a)〜(c)図に示すメインデータのサイズ及びパ
リティデータのサイズは、あくまでも一例であり、これに限るものではない。
【0008】
以下、図4に示すECCブロックに対する誤り訂正処理について説明する。まず、サブ
データに対して誤り訂正を行い、その訂正結果を元にメインデータの消失位置情報を算出
する。そして、この消失位置情報をメインデータの誤り訂正時に使用する。これにより、
メインデータに対する誤り訂正能力を向上させることができる。なお、サブデータ間、ま
たはSYとサブデータ間の領域のメインデータは、全て同じ消失位置情報となる。例えば
、図4(b)のサブデータAとサブデータBに誤りが存在し、誤り訂正が行われたときは
、サブデータAとBに挟まれたメインデータ領域αにバースト誤りが発生していると見な
す。そして、メインデータの誤り訂正時には、サブデータAとBから算出した消失位置情
報をα領域のメインデータの消失位置情報として設定する。なお、図4に示すECCブロ
ックでは、メインデータに対して、行方向(データ記録順序)についてインタリーブがか
けられているため、列方向(符号化順序)に対する消失位置情報の設定は、図1に示すE
CCブロックとは異なり、1ECCブロック内で全て同じとはならない。従って、1符号
列毎に消失位置情報を設定する必要がある。このため、ECCブロック内のメインデータ
を一度訂正するために9,728(32×304)回の消失位置情報設定が必要となる。
【0009】
以上のように、予め分かっている消失位置情報を用いて誤り訂正を行う誤り訂正方式を
実現する誤り訂正装置も提案されている。この種の誤り訂正装置としては、中央演算装置
(CPU)が誤り訂正回路に消失位置情報を設定するもの(第1の誤り訂正装置)と、消
失位置情報を格納するメモリ回路に誤り訂正回路自体がアクセスして消失位置情報を取得
するもの(第2の誤り訂正装置)とが提案されている。
【0010】
しかしながら、上述に示す誤り訂正装置では、以下に示す問題が生じる。まず、第1の
誤り訂正装置では、図4に示すようなインタリーブをかけたデータに対して誤り訂正を行
う場合、CPUから誤り訂正回路に対して、9,728回の消失位置設定が必要となる。
このため、CPUの全処理に対する誤り訂正処理の処理時間が他の処理に比べて長くなり
、誤り訂正装置を集積回路で構成する際に、集積回路全体のパフォーマンスが著しく低下
する。
【0011】
また、第2の誤り訂正装置では、予め消失位置情報が格納されたメモリ回路に誤り訂正
回路自身がアクセスして消失位置情報を取得することから、図4に示すようなインタリー
ブをかけたデータに対して誤り訂正を行う場合、消失位置情報を取得するためのアクセス
が1符号列につき248回発生する。すなわち、全てのメインデータを誤り訂正するのに
75,392回のアクセスが発生し、誤り訂正処理に膨大な時間を費やすことになる。
【0012】
以上のように、上記第1、2の誤り訂正装置では、誤り訂正処理に膨大な時間がかかる
という問題が生じる。
【0013】
このことから、本発明では、インタリーブがかけられたデータを誤り訂正する方法にお
いて、誤り訂正処理にかかる時間の短縮化を図ることを目的とする。さらに、インタリー
ブがかけられたデータを誤り訂正する装置において、誤り訂正処理にかかる時間の短縮化
を図ることを目的とする。
【特許文献1】 特表2002−521789号公報
【0014】
【発明の開示】
本発明の請求項1に係る誤り訂正方法は、インタリーブがかけられ、複数の符号列から
なるデータに対して誤り訂正を行う誤り訂正方法において、前記各符号列中の誤りをつき
とめるための手掛かりを与えるステップと、前記符号列を誤り訂正を行う順序に並び替え
る並び替えステップと、誤り訂正を行う符号列を対象符号列とし、前記手掛かりを与える
ステップにて与えられた前記対象符号列の前記手掛かりと、誤り訂正順序が前記対象符号
列より前の符号列を誤り訂正するときに用いた前記手掛かりとの比較を行い、その比較結
果に従って、前記対象符号列の誤りをつきとめるために用いる前記手掛かりとして、前記
対象符号列の前記手掛かりを用いるか、誤り訂正順序が前記対象符号列より前の符号列を
誤り訂正するときに用いた前記手掛かりを再び用いるかを判定する判定ステップと、前記
手掛かりを用いて、前記データを符号列毎に誤り訂正する誤り訂正ステップと、を含むこ
とを特徴とする。
【0015】
本発明によれば、誤りをつきとめるための手掛かりを用いてインタリーブがかけられた
データを誤り訂正する誤り訂正方法において、前記データの誤り訂正処理時間を短縮する
ことができる。
【0016】
また、本発明の請求項2に係る誤り訂正方法は、請求項1に記載の誤り訂正方法におい
て、前記対象符号列の誤りをつきとめる手掛かりは、前記対象符号列に対して誤り訂正を
行う前に決定することを特徴とする。
【0017】
また、本発明の請求項3に係る誤り訂正方法は、請求項1に記載の誤り訂正方法におい
て、前記並び替えステップでは、前記データの符号列順序を少なくとも2列以上の間隔で
入れ替えることを特徴とする。
【0018】
また、本発明の請求項4に係る誤り訂正方法は、請求項1に記載の誤り訂正方法におい
て、前記手掛かりから、前記対象符号列が誤り訂正不能か否かを判定する第1の誤り訂正
不能判定ステップを含み、前記第1の誤り訂正不能判定ステップでの判定結果が誤り訂正
不能を示す場合、前記手掛かりを用いずに誤り訂正を行うことを特徴とする。
【0019】
また、本発明の請求項5に係る誤り訂正方法は、請求項4に記載の誤り訂正方法におい
て、誤り訂正順序が前記対象符号列より前の符号列が誤り訂正不能であったか否かを判定
する第2の誤り訂正不能判定ステップを含み、前記第2の誤り訂正不能判定ステップでの
判定結果が誤り訂正不能を示す場合、前記対象符号列を、前記対象符号列の前記手掛かり
を用いて誤り訂正することを特徴とする。
【0020】
また、本発明の請求項6に係る誤り訂正方法は、請求項1に記載の誤り訂正方法におい
て、前記データは、光媒体に記憶されているデータであることを特徴とする。
【0021】
また、本発明の請求項7に係る誤り訂正装置は、インタリーブがかけられ、複数の符号
列からなるデータに対して誤り訂正を行う誤り訂正装置において、誤り訂正を行うデータ
を格納する第1のメモリ回路と、前記第1のメモリ回路から前記誤り訂正回路へ転送され
るデータを誤り訂正の順序に並び替える制御を行う第1の制御回路と、前記第1のメモリ
回路に格納されたデータを、前記符号列中の誤りをつきとめるための手掛かりを用いて符
号列毎に誤り訂正する誤り訂正回路と、前記誤り訂正回路がデータの誤り訂正時に用いた
手掛かりを記憶する記憶装置と、前記対象符号列の前記手掛かりと、誤り訂正順序が前記
対象符号列より前の符号列を誤り訂正するときに用いられ前記記憶装置に保持されている
前記手掛かりとを比較する比較器と、前記制御回路は、誤り訂正を行う符号列順序を少な
くとも2列以上の間隔で入れ替え、前記誤り訂正回路は、前記比較器の比較結果に従って
、前記対象符号列の誤りをつきとめるための前記手掛かりとして、前記対象符号列の前記
手掛かり、または、前記誤り訂正順序が前記対象符号列より前の符号列を誤り訂正すると
きに用いた前記手掛かりを用いて、前記対象符号列を誤り訂正することを特徴とする。
【0022】
本発明によれば、誤りをつきとめるための手掛かりを用いてインタリーブがかけられた
データを誤り訂正する誤り訂正装置において、前記データの誤り訂正処理時間を短縮する
ことができる。
【0023】
また、本発明の請求項8に係る誤り訂正装置は、請求項7に記載の誤り訂正装置におい
て、前記手掛かりを格納する第2のメモリ回路と、前記第2のメモリ回路から前記手掛か
りを読み出して転送する制御を行う第2の制御回路とを備えることを特徴とする。
【0024】
また、本発明の請求項9に係る誤り訂正装置は、請求項7に記載の誤り訂正装置におい
て、前記記憶装置は、レジスタ群を備えることを特徴とする。
【0025】
また、本発明の請求項10に係る誤り訂正装置は、請求項9に記載の誤り訂正装置にお
いて、前記レジスタ群は、前記第2のメモリ回路から前記第2の制御回路を介して取得し
た前記手掛かりを保持することを特徴とする。
【0026】
また、本発明の請求項11に係る誤り訂正装置は、請求項10に記載の誤り訂正装置に
おいて、前記レジスタ群は、前記第2のメモリ回路から取得した前記手掛かりの個数を保
持する第1のレジスタと、前記第2のメモリ回路から取得した前記手掛かりを保持する第
2のレジスタとを備えることを特徴とする。
【0027】
また、本発明の請求項12に係る誤り訂正装置は、請求項11に記載の誤り訂正装置に
おいて、前記第2のレジスタは、シフトレジスタであることを特徴とする。
【0028】
また、本発明の請求項13に係る誤り訂正装置は、請求項8に記載の誤り訂正装置にお
いて、前記第2の制御回路は、前記レジスタ群に格納されている情報を元に前記第2のメ
モリ回路から前記手掛かりを読み出す際に用いるアドレスを生成することを特徴とする。
【0029】
また、本発明の請求項14に係る誤り訂正装置は、請求項8に記載の誤り訂正装置にお
いて、前記データ比較器は、前記第2のメモリ回路に保持されている前記手掛かりと、前
記第2のレジスタに保持されている前記手掛かりとを比較することを特徴とする。
【0030】
また、本発明の請求項15に係る誤り訂正装置は、請求項7に記載の誤り訂正装置にお
いて、前記第1の制御回路は、前記第1のメモリ回路から前記誤り訂正回路に対して、誤
り訂正を行うデータを2符号列以上同時に転送するような制御を行い、前記誤り訂正回路
は、データを2符号列以上同時に受信可能な手段を有することを特徴とする。
【0031】
また、本発明の請求項16に係る誤り訂正装置は、請求項7に記載の誤り訂正装置にお
いて、前記データは光媒体に記憶されているデータであることを特徴とする。
【0032】
【発明を実施するための最良の形態】
(実施の形態1)
本発明の実視の形態1について、図5〜図8を用いて説明する。本実施の形態1に係る
誤り訂正方法は、図4に示すインタリーブがかけられたECCブロック内のデータに対し
て誤り訂正を行う誤り訂正方法である。よって、まず、従来例で説明したように、サブデ
ータに対して誤り訂正を行い、次に、その訂正結果を元にメインデータの消失位置情報を
算出し、それの情報をメインデータの誤り訂正時に使用する。すなわち、この消失位置情
報がメインデータの各符号列の誤りをつきとめるための手掛かりとなる。なお、ECCブ
ロック中のデータがリードソロモン符号化されている場合は、リードソロモン復号時に算
出される位置多項式から得られる誤り位置情報を元に特定のアルゴリズムで計算した結果
が消失位置情報となる。
【0033】
以下、メインデータの誤り訂正処理手順について図5のフローチャート図を用いて詳細
に説明する。まず、符号列0の全Byte位置についての消失位置情報を設定し、符号列
0中のデータ消失個数Sをカウントする(ステップS104)。なお、ステップS104
の処理前に、符号列が誤り訂正不能か否かを示す誤り訂正不能フラグを初期化しておく(
ステップS103)。ステップS104でカウントしたデータ消失個数Sが32個以下の
場合は、消失位置情報を用いて誤り訂正を行う(ステップS106)。一方、データ消失
個数Sが33個以上の場合は、誤り訂正不能フラグを0から1にし(ステップS107)
、消失位置情報を用いずに誤り訂正を行う(ステップS108)。これは、図4に示すよ
うにECCブロックでは、パリティデータ部分が32Byteであることから、データ消
失個数Sが32個以下の場合は消失位置情報を用いてデータを誤り訂正することができる
が、データ消失個数Sが33個以上の場合は消失位置情報を用いてデータを誤り訂正する
ことができないからである。次に、誤り訂正が終了した符号列数を2インクリメントする
(ステップS109)。これは、誤り訂正を行う符号列の順序が1つ飛ばしになるように
インタリーブがかけられているため、符号列を誤り訂正順に並び替える。すなわち、符号
列0の誤り訂正後、偶数符号列(符号列2,4,6,8,…,304)の誤り訂正を行い
、その後で、奇数符号列(符号列1,3,7,9,…,303)の誤り訂正を行う、とい
うように符号列の順序に並び替える。符号列を誤り訂正順に並び替えると符号列1は15
2番目の誤り訂正順序になる。なお、本実施の形態においては、図4に示すECCブロッ
クに対して誤り訂正を行う場合について説明するため、ステップS109で2インクリメ
ントするが、インクリメントする数は、誤り訂正を行う符号列が誤り訂正順序でいくつ飛
ばしで並んでいるかに依存する。例えば、誤り訂正を行う符号列が2つ飛ばしに並んでい
る場合は、ステップS109で符号列を3インクリメントする。ステップS109の処理
後、インクリメントした符号列数が305のとき(n=305)、すべての符号列に対し
て消失位置情報の設定が終了したと判定する(ステップS110)。一方、インクリメン
トした数が305でなかったとき、偶数符号列に対する消失位置情報の設定が終了したか
否かを判定する(ステップS111)。ステップS111の判定結果が“Yes”のとき
、符号列1の全Byte位置についての消失位置情報の設定を開始する。一方ステップS
111の判定結果が“No”のとき、前回誤り訂正処理した符号列が訂正不能であったか
どうかを判定する(ステップS113)。本実施の形態1では、1つ前の符号列、すなわ
ち、ステップS109のインクリメントの結果がn=2であれば、符号列0が誤り不能符
号列か否かを判定する。ステップS113の判定結果が“Yes”のときはステップS1
03〜ステップ108の処理を繰り返して、対象符号列の消失位置情報を設定するととも
に、データ消失個数をカウントする。一方、ステップS113の判定結果が“No”のと
きは、対象符号列のすべてのByte位置に対してByte位置i=0から順に(ステッ
プS114)、サブデータ領域またはSY領域との境界を示すか否かを判定する(ステッ
プS115)。これは、サブデータ間、またはサブデータとSYの間の領域のメインデー
タは消失位置情報が同じであることから、メインデータ領域とサブデータ領域またはSY
領域との境界のみの消失位置情報を設定するためである。具体的には、符号列を誤り訂正
順に並び替えたとき、符号列0、符号列38、符号列76、符号列114、符号列152
、符号列190、符号列228、及び符号列266の符号列のByte位置が、サブデー
タ領域またはSY領域との境界であると判定する。ステップS115の判定結果が“No
”のときは、前の符号列の同じByte位置の消失位置情報を用いることから、ステップ
S119に進み、次のByte位置がサブデータ領域またはSY領域との境界であるかを
判定する。一方、ステップS115の判定結果が“Yes”のとき、すなわち、Byte
位置がサブデータ領域との境界であるときは、対象符号列の対象Byte位置の消失位置
情報が消失を示しているか否かを判定する(ステップS116)。ステップS116の判
定結果が、消失を示していた場合は、消失個数をインクリメントし(ステップS117)
、消失を示していなかった場合は、消失個数をデクリメントする(ステップS118)。
以上のステップS115〜S118の動作を1符号列の最終Byte(i=248)まで
繰り返し(ステップS119)、1符号列の最終Byteまで消失情報設定が終了したら
(ステップS120)、ステップS105の処理に進み、誤り訂正を行う。
【0034】
以上のように、本実施の形態1に係る誤り訂正方法では、ECCブロック中の符号列0
と符号列1に対しては、対応する消失位置情報をすべてのByte位置に対して設定する
。そして、符号列を誤り訂正順に並び替えた上で、メインデータ領域とサブデータ領域ま
たはSY領域の境界部分の符号列の全Byte位置に対して、対応する消失位置情報がデ
ータの消失を示すか否かを判定し、新たに消失位置情報を取得する箇所のみ、消失位置情
報を設定する。それ以外のByte位置に対しては、誤り訂正順序が前の符号列の同じB
yte位置の消失位置情報を設定する。ただし、前の符号列が誤り訂正不能符号列の場合
は、誤り訂正順序がその誤り訂正不能符号列の次の符号列の全Byte位置に対して消失
位置情報を設定し、それ以降の符号列においては、対象Byte位置がメインデータ領域
とサブデータ領域またはSY領域の境界部分になるまで、その消失位置情報を再設定する
。これにより、全符号列の全箇所について消失位置情報を設定する場合に較べて、消失位
置情報設定回数を低減して、誤り訂正処理の時間を短縮することができる。
【0035】
続いて、以上のような誤り訂正方式を実現する誤り訂正装置について図6〜図8を用い
て説明する。図6は誤り訂正装置の構成例を示すブロック図である。図6に示すように、
誤り訂正装置は、第1のメモリ回路61と、第2のメモリ回路62と、第1の制御回路6
3と、第2の制御回路64と、誤り訂正回路65と、データ比較器66と、レジスタ群6
7と、第3の制御回路68とを備える。レジスタ群67は、第1のレジスタ67aと、第
2のレジスタ67bと、第3のレジスタ67cと、第4のレジスタ67dとを備える。第
1のメモリ回路61は誤り訂正を行うデータを格納する。第1の制御回路63は第1のメ
モリ回路61から誤り訂正回路65へのデータ転送を制御する。誤り訂正回路65は第1
の制御回路63から転送されるデータを誤り訂正する。なお、誤り訂正回路65は、2符
号列以上のデータを受信する受信手段(図示せず)を備える。例えば、受信手段として2
符号列以上のデータを保持する保持回路を備える。第2のメモリ回路62は誤り訂正に関
する情報を格納する。本実施の形態1においては消失位置情報を格納する。第2の制御回
路64は第2のメモリ回路62からレジスタ群67への情報の転送を制御する。第1のレ
ジスタ67aは第2のメモリ回路64から取得した情報(パラメータ値)の個数を保持す
る。パラメータ値とは消失位置情報のことを指すことから、パラメータ値の個数とは消失
位置情報の個数のことを意味する。第2のレジスタ67bは、シフトレジスタであり、第
2のメモリ回路62から取得した消失位置情報をパラメータ値として保持する。データ比
較器66は、第2のレジスタ67bに格納されているパラメータ値と、第2のメモリ回路
62から転送されるパラメータ値とを比較する。なお、第2のレジスタ67bをシフトレ
ジスタとすることで、パラメータ値毎にデータ比較器66を備える必要がなく、シフトさ
せた1つのパラメータ値毎に比較を行えばよいため、誤り訂正装置の回路規模を削減する
ことができる。第3のレジスタ67cは第3の制御回路68がカウントした符号列数を保
持する。第4のレジスタ67dは第3の制御回路68がカウントしたByte数を保持す
る。
【0036】
また、上述の各回路は内部バスによって相互に接続される。内部バスは、アドレスバス
、データバスの他、リードストローブ、ライトストローブ、リセット信号等の制御バスに
よって構成される。
【0037】
以上のように構成される誤り訂正装置で、図4に示すECCブロックに対して誤り訂正
を行う場合の動作について、以下説明する。
【0038】
まず、第1のメモリ回路61に格納されているデータが第1の制御回路63の制御に基
づいて誤り訂正回路65に転送される。図7に誤り訂正回路65へのデータ転送順序設定
例を示す。図7に示すように、データ転送順序は、1符号列づつ(0符号列目,1符号列
目,2符号列目,…,303符号列目)ではなく間の1符号列を飛ばした順序(0符号列
目,2符号列目,4符号列目,…,302符号列目,1符号列目、3符号列目,…,30
3符号列目)に設定される。これは、図4に示すECCブロックでは、符号列が、符号化
した順に対して2つ飛ばしになるように、データにインタリーブがかけられているためで
ある。すなわち、第1の制御回路63は、符号列を2列以上間隔で並び替える。
【0039】
誤り訂正回路65は、第1の制御回路63を介して転送される順にデータを誤り訂正す
る。以下、誤り訂正処理について図8を用いて説明する。図8はメインデータの誤り訂正
順序イメージ図を示す。まず、サブデータに対して誤り訂正を行い、その誤り訂正結果を
もとにメインデータの消失位置情報を算出する。その消失位置情報は第2のメモリ回路6
2に格納される。サブデータの誤り訂正後、誤り訂正回路65には、第1のメモリ回路6
1から第1の制御回路63を介して、まず、メインデータの符号列0が転送される。誤り
訂正回路65は、符号列0が転送されると同時に、第2のメモリ回路62から第2の制御
回路64を介して符号列0に対応した248Byte全ての消失位置情報を取得する。そ
して、誤り訂正回路65は符号列0から順に誤り訂正を行う。このとき、第3の制御回路
68は、消失位置情報を元にデータ消失個数をカウントする。カウント結果は第1のレジ
スタ67aに格納される。消失個数が32個を超えなかった場合、消失位置情報を用いて
誤り訂正を行う。誤り訂正回路65が用いた消失位置情報はレジスタ67bに格納される
。一方、消失個数が32個を超えた場合、誤り訂正不能として、消失位置情報を用いずに
誤り訂正を行う。誤り訂正時に設定された消失位置情報は第2のレジスタ67bが保持す
る。
【0040】
次に、第1の制御回路63は、実際の記録ディスクに格納される符号列の順序とは異な
り、1符号列分を飛ばした符号列2を誤り訂正回路65に転送する。誤り訂正回路65は
、符号列2を誤り訂正するとき、符号列0の誤り訂正時に第2のレジスタ67bに格納し
た消失位置情報を再利用して誤り訂正を行う。これは、図4(b)に示したように、0符
号列〜37符号列までは消失位置情報が同じであるからである。ただし、メインデータ領
域とサブデータ領域またはSY領域との境界部分の符号列のときは、すでに取得済みの消
失位置情報を再利用することができないため、新たに、第2のメモリ回路62から第2の
制御回路64を介して対象符号列に対応した消失位置情報を取得して誤り訂正を行う。な
お、消失位置情報を読み出すために必要なアドレスは、レジスタ群67に格納されている
情報を元に第2の制御回路64が生成する。図4に示すECCブロックにおいては、誤り
訂正順序に符号列を並び替えたとき、38符号列、76符号列、114符号列、152符
号列、190符号列、228符号列、及び266符号列が境界部分の符号列にあたる。境
界部分の符号列であるか否かは、第3の制御回路68が判定する。また、対象符号列の前
の符号列中のデータ消失箇所が32個を超えていた場合、誤り訂正順序が次の符号列(対
象符号列)に対して、新たに、第2のメモリ回路62から第2の制御回路64を介して消
失位置情報を取得する。
【0041】
データ比較器66は、第2のメモリ回路64から読み出す必要のある符号列の全Byt
e位置、ずなわち、図8に示す消失位置情報を取得する必要がある箇所について、第2の
メモリ回路62に格納されているパラメータ値と、第2のレジスタ67bに保持されてい
るパラメータ値を比較する。なお、比較したByte数については、第3の制御回路68
がカウントし、カウント結果は第4のレジスタ67dが保持する。さらに、消失位置情報
から得られるデータの消失個数についても第3の制御回路68がカウントし、カウント結
果は第1のレジスタ67aが保持する。第3の制御回路68は、この比較結果に基づいて
、すでに第2のレジスタ67bに保持されている消失位置情報については、消失位置情報
を第2のメモリ回路62から読み出す必要はないと判定し、誤り訂正回路65は第2のレ
ジスタ67bに保持されている消失位置情報を用いて誤り訂正を行う。
【0042】
以上のように、本実施の形態1に係る誤り訂正装置は、ECCブロック中の符号列0と
符号列1に対しては、対応する消失位置情報をすべて第2のメモリ回路62から読み出す
。そして、符号列を誤り訂正順に並び替えた上で、メインデータ領域とサブデータ領域ま
たはSY領域の境界部分の符号列の全Byte位置に対して、第2のメモリ回路62と第
2のレジスタ67bとに格納されている消失位置情報を比較し、新たに消失位置情報を取
得する箇所のみ、第2のメモリ回路62にアクセスして消失位置情報を取得する。ただし
、対象符号列の前の符号列が誤り訂正不能符号列の場合は、誤り訂正順序が次の符号列(
対象符号列)に対応する消失位置情報を第2のメモリ回路62から読み出す。これにより
、全符号列の全箇所について消失位置情報を設定する場合に較べて、消失位置情報設定回
数を低減して、誤り訂正処理の時間を短縮することができる。
【0043】
なお、図6に示す誤り訂正装置は、2つのメモリ回路と、3つの制御回路と、2つのレ
ジスタとを備えるようにしたが、これらの数は図6に示す数に限るものではない。例えば
、1つの回路で構成するようにしても良いし、2つ以上の回路で構成するようにしても良
い。
【0044】
また、実施の形態1においては、図6に示す第2のレジスタ67bはシフトレジスタで
あることとして説明したが、本発明はこれに限るものではない。
【0045】
【産業上の利用可能性】
インタリーブがかけられたデータを記録または再生する高密度光ディスク記録再生装置
の利用に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 DVD上のECCブロックの構成例を示す図である。
【図2】 図1に示すECCブロックのC1方向についての誤り訂正実施例を示す図で
ある。
【図3】 図1に示すECCブロックのC2方向についての誤り訂正実施例を示す図で
ある。
【図4(a)】 インタリーブをかけたデータを記録する高密度光ディスク上のRew
ritable領域のECCブロックの構成例を示す図である。
【図4(b)】 インタリーブをかけたデータを記録する高密度光ディスク上のRew
ritable領域のECCブロックの構成例を示す図である。
【図4(c)】 インタリーブをかけたデータを記録する高密度光ディスク上のRew
ritable領域のECCブロックの構成例を示す図である。
【図5】 図4に示すECCブロック中のメインデータに対して行う誤り訂正処理の手
順を示すフローチャート図である
【図6】 本発明の実施の形態1にかかる誤り訂正装置の構成例を示す概略図である。
【図7】 図6に示す誤り訂正装置内でのメインデータの転送順序を示す模式図である

【図8】 図6に示す誤り訂正装置内でのメインデータの誤り訂正処理順序を示す模式
図である。
また、本発明の請求項16に係る誤り訂正装置は、請求項7に記載の誤り訂正装置において、前記データは光媒体に記憶されているデータであることを特徴とする。
また、本発明の請求項17に係る誤り訂正方法は、訂正対象列の要素のひとつである第1のデータと、前回の訂正列において第1のデータと同じ位置に存在する第2のデータとがデインタリーブ前に同じサブデータ間に存在していたか否かを判定するステップと、同じサブデータ間に存在していた場合は、第2のデータの消失情報を、第1のデータの消失情報として設定するステップと、を含むことを特徴とする。

Claims (16)

  1. インタリーブがかけられ、複数の符号列からなるデータに対して誤り訂正を行う誤り訂正方法において、
    前記各符号列中の誤りをつきとめるための手掛かりを与えるステップと、
    前記符号列を誤り訂正を行う順序に並び替える並び替えステップと、
    誤り訂正を行う符号列を対象符号列とし、前記手掛かりを与えるステップにて与えられた前記対象符号列の前記手掛かりと、誤り訂正順序が前記対象符号列より前の符号列を誤り訂正するときに用いた前記手掛かりとの比較を行い、その比較結果に従って、前記対象符号列の誤りをつきとめるために用いる前記手掛かりとして、前記対象符号列の前記手掛かりを用いるか、誤り訂正順序が前記対象符号列より前の符号列を誤り訂正するときに用いた前記手掛かりを再び用いるかを判定する判定ステップと、
    前記手掛かりを用いて、前記データを符号列毎に誤り訂正する誤り訂正ステップと、を含むことを特徴とする誤り訂正方法。
  2. 請求の範囲第1項に記載の誤り訂正方法において、
    前記対象符号列の誤りをつきとめる手掛かりは、前記対象符号列に対して誤り訂正を行う前に決定することを特徴とする誤り訂正方法。
  3. 請求の範囲第1項に記載の誤り訂正方法において、
    前記並び替えステップでは、前記データの符号列順序を少なくとも2列以上の間隔で入れ替えることを特徴とする誤り訂正方法。
  4. 請求の範囲第1項に記載の誤り訂正方法において、
    前記手掛かりから、前記対象符号列が誤り訂正不能か否かを判定する第1の誤り訂正不能判定ステップを含み、
    前記第1の誤り訂正不能判定ステップでの判定結果が誤り訂正不能を示す場合、前記手掛かりを用いずに誤り訂正を行うことを特徴とする誤り訂正方法。
  5. 請求の範囲第4項に記載の誤り訂正方法において、
    誤り訂正順序が前記対象符号列より前の符号列が誤り訂正不能であったか否かを判定する第2の誤り訂正不能判定ステップを含み、
    前記第2の誤り訂正不能判定ステップでの判定結果が誤り訂正不能を示す場合、前記対象符号列を、前記対象符号列の前記手掛かりを用いて誤り訂正することを特徴とする誤り訂正方法。
  6. 請求の範囲第1項に記載の誤り訂正方法において、
    前記データは、光媒体に記憶されているデータであることを特徴とする誤り訂正方法。
  7. インタリーブがかけられ、複数の符号列からなるデータに対して誤り訂正を行う誤り訂正装置において、
    誤り訂正を行うデータを格納する第1のメモリ回路と、
    前記第1のメモリ回路から前記誤り訂正回路へ転送されるデータを誤り訂正の順序に並び替える制御を行う第1の制御回路と、
    前記第1のメモリ回路に格納されたデータを、前記符号列中の誤りをつきとめるための手掛かりを用いて符号列毎に誤り訂正する誤り訂正回路と、
    前記誤り訂正回路がデータの誤り訂正時に用いた手掛かりを記憶する記憶装置と、
    前記対象符号列の前記手掛かりと、誤り訂正順序が前記対象符号列より前の符号列を誤り訂正するときに用いられ前記記憶装置に保持されている前記手掛かりとを比較する比較器と、
    前記制御回路は、誤り訂正を行う符号列順序を少なくとも2列以上の間隔で入れ替え、
    前記誤り訂正回路は、前記比較器の比較結果に従って、前記対象符号列の誤りをつきとめるための前記手掛かりとして、前記対象符号列の前記手掛かり、または、前記誤り訂正順序が前記対象符号列より前の符号列を誤り訂正するときに用いた前記手掛かりを用いて、前記対象符号列を誤り訂正することを特徴とする誤り訂正装置。
  8. 請求の範囲第7項に記載の誤り訂正装置において、
    前記手掛かりを格納する第2のメモリ回路と、
    前記第2のメモリ回路から前記手掛かりを読み出して転送する制御を行う第2の制御回路とを備えることを特徴とする誤り訂正装置。
  9. 請求の範囲第7項に記載の誤り訂正装置において、
    前記記憶装置は、レジスタ群を備えることを特徴とする誤り訂正装置。
  10. 請求の範囲第9項に記載の誤り訂正装置において、
    前記レジスタ群は、前記第2のメモリ回路から前記第2の制御回路を介して取得した前記手掛かりを保持することを特徴とする誤り訂正装置。
  11. 請求の範囲第10項に記載の誤り訂正装置において、
    前記レジスタ群は、前記第2のメモリ回路から取得した前記手掛かりの個数を保持する第1のレジスタと、
    前記第2のメモリ回路から取得した前記手掛かりを保持する第2のレジスタとを備えることを特徴とする誤り訂正装置。
  12. 請求の範囲第11項に記載の誤り訂正装置において、
    前記第2のレジスタは、シフトレジスタであることを特徴とする誤り訂正装置。
  13. 請求の範囲第8項に記載の誤り訂正装置において、
    前記第2の制御回路は、前記レジスタ群に格納されている情報を元に前記第2のメモリ回路から前記手掛かりを読み出す際に用いるアドレスを生成することを特徴とする誤り訂正装置。
  14. 請求の範囲第8項に記載の誤り訂正装置において、
    前記データ比較器は、前記第2のメモリ回路に保持されている前記手掛かりと、前記第2のレジスタに保持されている前記手掛かりとを比較することを特徴とする誤り訂正装置。
  15. 請求の範囲第7項に記載の誤り訂正装置において、
    前記第1の制御回路は、前記第1のメモリ回路から前記誤り訂正回路に対して、誤り訂正を行うデータを2符号列以上同時に転送するような制御を行い、
    前記誤り訂正回路は、データを2符号列以上同時に受信可能な手段を有することを特徴とする誤り訂正装置。
  16. 請求の範囲第7項に記載の誤り訂正装置において、
    前記データは光媒体に記憶されているデータであることを特徴とする誤り訂正装置。
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