JPWO2004066529A1 - パストレース機能を有する光伝送装置 - Google Patents

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Abstract

光伝送装置は、同期光伝送網におけるパスの導通確認を行うためのパストレース機能を有する光伝送装置であって;パストレースデータに包含されている第1の特定コードの検出に応じて、従前規格のパストレースフォーマットを判定する第1の判定手段と;パストレースデータに包含されている第2の特定コードの検出に応じて、新たな規格のパストレースフォーマットを判定する第2の判定手段とを備える。この光伝送装置は、前記パストレースデータに前記第2の特定コードとともに包含されている第3の特定コードの内容に応じて、複数の前記新たな規格のパストレースフォーマットの内の1つを特定する第3の判定手段を更に備える。

Description

本発明は同期光伝送網におけるパスの導通確認を行うためのパストレース機能を有する光伝送装置に関する。
同期光伝送網の通信ノードを構成する光伝送装置においては、保守者のプロビジョニング誤設定などによるパス(伝送路における論理的経路)の誤接続を発見するために、通信ノード間での転送フレームのパスオーバヘッド(POH:Path Overhead)に位置するJ1バイト(先頭バイト)を利用してパストレースメッセージ(この明細書では、パストレースデータ(PTD:Path Trace Data)に含まれるメッセージ)を連続的に送受信し、パスの導通確認を行うパストレース機能を持つことが要求されている。
従来のパストレース機能を有するSONET(Synchronous Optical Network:同期光伝送網)系光伝送装置では、GR−253Issue(Iss.)02規格で提唱されているパストレースフォーマットに従い、構築したいパスを通してパストレースメッセージを送受信している。
このため、送信側光伝送装置では、パストレースフォーマットに従ってパストレースメッセージを送信する。一方、受信側光伝送装置では、送信されてきたパストレースメッセージを受信後、パストレースフォーマットに基づいてこのメッセージを抽出し、受信すべきメッセージであるか否かを判定することにより、パスが正しく構築されていることを確認する必要がある。
このSONET系光伝送装置においては、図1に示すGR−253Iss.02規格で提唱されているパストレースフォーマットでパストレースメッセージを送受信している。このパストレースフォーマットは、62バイト(byte)分の印字または表示可能なASCII(American Standard Code for Information Interchange)キャラクタコードで表現された任意のパストレースメッセージと、キャリッジリターン(CR(Carriage Return):0Dh)コードと、ラインフィード(LF(Line Feed):0Ah)コードとの64バイト分のパストレースデータ構成となっている。この明細書では、このパストレースフォーマットのことをSONET64バイトフォーマットと称する。
SONET64バイトフォーマットの検出方法については、図2に示す手法が、特開平11−261513号公報(パストレースチェック方法及び装置:特許文献1)において提案されている。
この手法においては、まず転送フレームからパスオーバヘッド(POH)を抽出し、このパスオーバヘッドのJ1バイトからパストレースデータ(PTD)を取り出す。次に、取り出したパストレースデータからCRコードを検出する。このCRコードはSONET64バイトフォーマットの63バイト目に定義されていることが分かっているため、CRコードが検出できれば、その2バイト後にパストレースデータの1バイト目が存在していることになり、64バイト分を1バイト目から順に取り出すことが可能である。
ところが、GR−253Iss.03規格において、ANSI(American National Standards Institute)T1.269−2000規格が発行されたことが追記された。ANSI T1.269−2000規格には、パストレースフォーマットのSONET/SDH(Synchronous Digital Hierarchy)共通化を目指した図3及び図4に示すパストレースフォーマットが提唱されている。
図3に示すパストレースフォーマットは、1バイト分のヘッダバイトと、15バイト分のITU−T勧告T.50キャラクタコード、すなわち印字または表示可能なASCIIキャラクタコードで表現された任意のパストレースメッセージとの16バイト分のパストレースデータ構成からなる。
このヘッダバイトにおいては、MSB(Most Significant Bit)にフレームスタートマーカ(Frame Start Marker)”1”が挿入され、残りの7ビット分には前フレームの巡回冗長検査CRC−7演算結果が挿入されている。このフォーマットはITU−T勧告G.707(SDH)におけるセクショントレース及びパストレースフォーマットそのものである。この明細書においては、これを16バイトフレームフォーマットと称する。
また、図4に示すパストレースフォーマットは、1バイト分のヘッダバイトと、63バイト分のITU−T勧告T.50キャラクタコード、すなわち印字または表示可能なASCIIキャラクタコードで表現された任意のパストレースメッセージとの64バイト分のパストレースデータ構成からなる。
このヘッダバイトは、16バイトフレームフォーマットと同じく、フレームスタートマーカと、前フレームのCRC−7演算結果とから構成されている。この明細書においては、これを64バイトフレームフォーマットと称する。
上述したように、GR−253Iss.03規格においてANSI T1.269−2000が提唱されていることから、パストレース機能を有する光伝送装置は、従前規格のパストレースフォーマットと共に、新たな規格のパストレースフォーマットをサポートする必要がある。
しかし、従来の光伝送装置では、SONET64バイトフォーマットを検出することを前提にしているため、16バイトフレームフォーマット及び64バイトフレームフォーマットを検出することができず、別途新しいフォーマットを検出する機能を追加しなければならないという問題を生じる。
単純には、それぞれのパストレースフォーマットに対応する検出回路を含む光伝送装置を構成することが想定されるが、この構成は装置(回路)規模の増大を免れないため、改善の余地がある。
また、従来の光伝送装置では、どのフォーマットでパストレースメッセージ(パストレースデータ)の送受信を行うかを自動的に判別することができないため、送信側と受信側とでどのフォーマットでパストレースメッセージの送受信を行うかを保守者の介在により、光伝送装置に予め設定しなければならないという問題などを生じる。
特開平11−261513号公報 特開平11−122241号公報 特開2002−101121号公報 ANSI T1.269−2000
文献名:Information Interchange Structure and Representation of Trace Message Formats for the North American Telecommunications System
発行所:Alliance for Telecommunications Industry Solutions American National Standards Institute,Inc.
発行年月日:May 19,2000
URL:https://www.atis.org/atis/docstore/searchform.asp
GR−253 Iss.03
文献名:Synchronous Optical Network(SONET)Transport Systems:Common Generic Criteria GR−253−CORE Issue 3
発行所:Telcordia Technologies
発行年月:September 2000
URL:http://telecom−info.telcordia.com/site−cgi/ido/index.html
本発明の課題は、従前規格のパストレースフォーマットと共に、新たな規格のパストレースフォーマットをサポートすることが可能なパストレース機能を有する光伝送装置を提供することにある。
本発明の他の課題は、構成要素の共用化による装置(回路)規模の低減を実現することが可能な光伝送装置を提供することにある。
本発明の別の課題は、保守者がパストレースフォーマットに関して何も設定することなく、本来のパストレースメッセージの一致/不一致によるパスの導通確認を行うことが可能な光伝送装置を提供することにある。
本発明の更に別の課題は、保護段数を設定することにより、パストレースデータの送受信が安定してからパストレースフォーマットの判別及びパストレースメッセージの一致/不一致判定を行える光伝送装置を提供することにある。
本発明の第1の光伝送装置は、同期光伝送網におけるパスの導通確認を行うためのパストレース機能を有する光伝送装置であって;
パストレースデータに包含されている第1の特定コードの検出に応じて、従前規格のパストレースフォーマットを判定する第1の判定手段と;
パストレースデータに包含されている第2の特定コードの検出に応じて、新たな規格のパストレースフォーマットを判定する第2の判定手段とを備える。
本発明の第2の光伝送装置は、前記パストレースデータに前記第2の特定コードとともに包含されている第3の特定コードの内容に応じて、複数の前記新たな規格のパストレースフォーマットの内の1つを特定する第3の判定手段を更に備える。
本発明の第3の光伝送装置においては、前記第1の判定手段により前記第1の特定コードが検出されないとき、前記第2の判定手段は前記第2の特定コードを検出する。
本発明の第4の光伝送装置においては、前記第1の判定手段により前記第1の特定コードが検出されないとき、前記第2の判定手段は前記第2の特定コードを検出し;
前記第2の判定手段により前記第2の特定コードが検出されたとき、前記第3の判定手段は前記第3の特定コードを検出する。
本発明の第5の光伝送装置においては、前記第1の特定コードはキャリッジリターンコードであり;
前記第2の特定コードはフレームスタートマーカである。
本発明の第6の光伝送装置においては、前記第1の特定コードはキャリッジリターンコードであり;
前記第2の特定コードはフレームスタートマーカであり;
前記第3の特定コードは前のフレームの16バイト分または64バイト分の前記パストレースデータの巡回冗長検査の演算結果である。
本発明の第7の光伝送装置においては、前記従前規格のパストレースフォーマットにおける前記パストレースデータは、62バイト分の印字または表示可能なASCIIキャラクタコードで表現されるパストレースメッセージと、1バイト分の前記キャリッジリターンコードと、1バイト分のラインフィードコードとの64バイト構成であり;
前記新たな規格のパストレースフォーマットにおける前記パストレースデータは、前記第2の特定コードを含む1バイト分のヘッダバイトと、15バイト分の印字または表示可能なASCIIキャラクタコードで表現されるパストレースメッセージとの16バイト構成、または前記第2の特定コードを含む1バイト分のヘッダバイトと、63バイト分の印字または表示可能なASCIIキャラクタコードで表現されるパストレースメッセージとの64バイト構成である。
本発明の第8の光伝送装置においては、前記従前規格のパストレースフォーマットにおける前記パストレースデータは、62バイト分の印字または表示可能なASCIIキャラクタコードで表現されるパストレースメッセージと、1バイト分の前記キャリッジリターンコードと、1バイト分のラインフィードコードとの64バイト構成であり;
前記新たな規格のパストレースフォーマットにおける前記パストレースデータは、前記第2の特定コード及び前記第3の特定コードを含む1バイト分のヘッダバイトと、15バイト分の印字または表示可能なASCIIキャラクタコードで表現されるパストレースメッセージとの16バイト構成、または前記第2の特定コード及び前記第3の特定コードを含む1バイト分のヘッダバイトと、63バイト分の印字または表示可能なASCIIキャラクタコードで表現されるパストレースメッセージとの64バイト構成である。
本発明の第9の光伝送装置は、前記従前規格のパストレースフォーマット及び前記新たな規格のパストレースフォーマットの前記パストレースデータを保持可能な保持手段を更に備える。
本発明の第10の光伝送装置においては、前記第2の判定手段及び前記保持手段は、前記従前規格のパストレースフォーマット及び前記新たな規格のパストレースフォーマットの前記パストレースデータを処理するために共用される。
本発明の第11の光伝送装置においては、前記第3の判定手段は、前記従前規格のパストレースフォーマット及び前記新たな規格のパストレースフォーマットの前記パストレースデータを処理するために共用される。
本発明の第12の光伝送装置は、複数回数の検出結果に応じて前記パストレースフォーマットの正常受信を判定する保護段数機能手段を更に備える。
本発明の第13の光伝送装置は、前記保護段数機能手段から受信した前記パストレースメッセージと、保守者端末から予め設定され期待値として保持されている前記パストレースメッセージとを比較する比較手段を更に備える。
本発明の第14の光伝送装置は、前記パストレースフォーマットの検出不可能状態が発生した場合、その状態発生を保守者端末に通知する手段を更に備える。
本発明の第15の光伝送装置は、前記パスとしての双方向伝送経路構成時または中間パストレース実施時に、対向局からの前記パストレースフォーマットを自動的に判別した結果に基づき、
前記双方向伝送経路構成時には前記対向局に対して、また前記中間パストレース実施時には中間位置に存在するパストレース受信局に対して、受信可能な前記パストレースフォーマットを自動選択し、前記パストレースデータを送信する手段を更に備える。
本発明の第16の光伝送装置は、保守者端末から設定された送信対象の前記パストレースメッセージの文字数が前記パストレースフォーマットによって取り扱える文字数を超えた場合、文字数超過状態及び送信可能な最大文字数を前記保守者端末に通知する手段を更に備える。
本発明の第17の光伝送装置は、前記パストレースフォーマットの判定結果と、SONET/SDHフレームのH1バイト内のSSビットに基づくSONET/SDHモードとを保守端末装置に通知する手段を更に備える。
図1はSONET64バイトフォーマットを示す。
図2は従来のSONET64バイトフォーマットの検出方法を説明するための図である。
図3は16バイトフレームフォーマットを示す。
図4は64バイトフレームフォーマットを示す。
図5はフォーマット毎に処理機能を有することを想定した場合の光伝送装置の構成例を示す。
図6は本発明の一実施の形態の光伝送装置の構成例を示すブロック図である。
図7は各種フォーマット使用時のリング型同期光伝送網の構成例を示す。
図8は本発明の一実施の形態の光伝送装置の動作を説明するための図である。
図9は本発明の一実施の形態の光伝送装置の動作を説明するための図である。
図10は本発明の一実施の形態の光伝送装置の動作を説明するための図である。
図11は本発明の一実施の形態の光伝送装置の動作を説明するための図である。
〔光伝送装置の機能〕
本発明の一実施の形態のパストレース機能を有する光伝送装置について、図5及び図6を参照して説明する。
〈光伝送装置の受信側構成要素〉
図6に示すパストレース機能を有する光伝送装置10は、同期光伝送網(SONET)における伝送路に対する受信側構成要素として、オーバヘッド終端部11、キャリッジリターン(CR)検出部12、フレームスタートマーカ検出部13、CRC演算部14、データ保持部15、保護段数機能部16、比較部17、期待値保持部18、及び制御部19を備えている。
ここで、オーバヘッド終端部11、CR検出部12、フレームスタートマーカ検出部13、CRC演算部14、データ保持部15、比較部17、及び制御部19は、内部バス20を通して相互接続されている。
詳述すると、受信側構成要素としてのオーバヘッド終端部11は、同期光伝送網における伝送路から受信した9行×270列のSTM−1(Synchronous Transport Module Level−1)フレーム、つまりSONET/SDHフレームのペイロードに含まれる9行×85列の各VC−3(Virtual Container−3)に基づいて、パスオーバヘッド(POH)を終端し、各パスオーバヘッドの先頭位置のJ1バイトからパストレースデータ(PTD)を抽出する。このSTM−1フレームの詳細については、上記特許文献2の図3を参照可能である。
CR検出部(SONET64バイトフォーマット判定部)12は、オーバヘッド終端部11により抽出されたパストレースデータ中のキャリッジリターン(CR)コードの有無状態に応じて、SONET64バイトフォーマットであるか否かを判定する。パストレースフォーマットにおけるASCIIキャラクタコード部には、印字または表示可能なASCIIキャラクタコードの入力が定義されており、制御コードが入る(格納される)ことはないので、CRコードが発見できれば、SONET64バイトフォーマットであると判断できる。
フレームスタートマーカ検出部(16バイトフレームフォーマット、64バイトフレームフォーマット判定部)13は、パストレースフォーマットにおけるフレームスタートマーカの有無状態に応じて、16バイトフレームフォーマットもしくは64バイトフレームフォーマットであるか否かを判定する。印字または表示可能なASCIIキャラクタコードのMSBは”0”であり、かつCRコード及びラインフィード(LF)コードのMSBも”0”であることから、フレームスタートマーカ(MSB=1)の有無により、16バイトフレームフォーマットまたは64バイトフレームフォーマットであると判断できる。
CRC演算部(16バイトフレームフォーマット/64バイトフレームフォーマット判別部)14は、巡回冗長検査CRC−7演算結果と一致する範囲が16バイトであるか64バイトであるかを検出することにより、16バイトフレームフォーマットと64バイトフレームフォーマットとを判別する。つまり、受信したパストレースデータのCRC−7演算結果が次フレームのヘッダバイトに格納されていることから、16バイト範囲での演算結果と64バイト範囲での演算結果とを比較することにより、16バイトフレームフォーマットと64バイトフレームフォーマットとを判別できる。
データ保持部15は先頭バイトから16バイト分もしくは64バイト分のパストレースデータを保持可能である。
保護段数機能部16は、パストレースフォーマット受信時に、例えば連続2回受信してどちらも正しくフォーマットを検出できれば、正しくそのフォーマットを受信したと判断したり、連続5回受信して5回とも正しいフォーマットを受信できなければ、そのフォーマットが検出できないと判断したりといった、保護段数を設けてパストレースフォーマットを検出する。この保護段数機能部16により、受信パストレースデータが安定した後、パストレースフォーマットの判別及びパストレースメッセージの一致/不一致判定が行えるので、検出結果のバタツキ(揺らぎ)を防止することができる。
期待値保持部18は、保守者が保守者端末30から予め設定したパストレースメッセージを制御部19から受信して保持する。比較部17は、保護段数機能部16から受信したパストレースメッセージと、保守者から予め設定され期待値保持部18で保持されているパストレースメッセージとを比較する。
制御部19は、各部の判定結果に基づいて最終的にパストレースフォーマットがどれであるかを判定するフォーマット判定機能と、後述する各機能とを有する。
この光伝送装置10は、これらの受信側構成要素の協働により、受信したパストレースフォーマットの種類を自動的に判別することが可能となる。
上述したような受信側構成要素を採る光伝送装置10においては、図5に示した改善対象の光伝送装置と比較した場合、フレームスタートマーカ検出部、16バイト/64バイトデータ保持部、及び16バイト範囲用/64バイト範囲用CRC演算部を共用化している。この共用構成を採ることにより、装置規模を小さくすることを可能としている。
つまり、フレームスタートマーカ検出部は、16バイトフレームフォーマット及び64バイトフレームフォーマットで全く同じ機能を有するものであるため、単純に1つで共用可能である。
16バイト/64バイトデータ保持部については、差異はデータサイズの違いであることから、64バイトデータ保持部を16バイトデータでも利用することにより、16バイトデータ保持部の個別配設を不要としている。
16バイト範囲用/64バイト範囲用CRC演算部については、差異はCRC−7演算範囲が16バイトか64バイトかであることから、どちらの演算範囲でも演算できるようにすることで共用化している。また、CRC−7演算結果が16バイト範囲で一致するのか、64バイト範囲で一致するのかを判別することで、パストレースフォーマットが16バイトフレームフォーマットと64バイトフレームフォーマットとを判別することができるため、本来構成要素を共用することで必要となるはずであった16バイトフレームフォーマットと64バイトフレームフォーマットとの判別機能を不要にしている。
〈光伝送装置の送信側構成要素〉
また、図6に示すパストレース機能を有する光伝送装置10は、同期光伝送網における伝送路に対する送信側構成要素として、内部バス20を通して相互接続される上記制御部19の他に、フォーマット設定部21、データ設定部22、フォーマット生成部23、及びオーバヘッド生成部24を備えている。
詳述すると、送信側構成要素としてのフォーマット設定部21は、同期光伝送網における対向局(厳密には、対向通信ノード内の光伝送装置10)から伝送路を通して送信されてきたパストレースフォーマットを自局(厳密には、自通信ノード内の光伝送装置10)の上記受信側構成要素で自動的に判別した結果に基づき、自局から対向局に送信するためのパストレースフォーマットを選択する。
データ設定部22は、自局の光伝送装置10の保守者がパーソナルコンピータなどの保守者端末30から設定した送信対象のパストレースメッセージをフォーマット設定部21によって選択されたフォーマットにマッピング(付加)する。
フォーマット生成部23は、データ設定部22によってパストレースメッセージがマッピングされたフォーマットにフレームスタートマーカ及びCRC−7演算結果、またはCRコード及びLFコードを付加したパストレースデータ(図1、図3、図4参照)を生成する。
オーバヘッド生成部24はパストレースデータをJ1バイトに送出する。つまり、生成されたフレームフォーマットのパストレースデータは、オーバヘッド生成部24により、各VC−3のパスオーバヘッドの先頭位置に存在するJ1バイトに1バイトずつ挿入される。この後、パストレースデータはSTM−1フレームとして通信ノードから伝送路に送信される。
このような送信側構成要素を備える光伝送装置10においては、後に詳述する双方向伝送経路構成時または中間パストレース(Intermediate Path Trace)実施時、対向局またはパストレース受信局(中継局)はパストレースフォーマットを受信できるため、自局受信側で自動判別したパストレースフォーマットを対向局またはパストレース受信局に対して送信することで、保守者はパストレースフォーマットの種類を意識することなく、パス導通確認を行うことが可能である。
なお、複数回数の検出を行う保護段数を設けてパストレースフォーマットを検出した結果、正しく検出できなかった場合など、保守者は保守者端末30を通して光伝送装置10に手動でパストレースフォーマットを設定することが可能である。
〈光伝送装置の同期光伝送網への適用例〉
図7は、図6に示す光伝送装置10及び保守者端末30をそれぞれ備える4個の通信ノードA,B,C,Dを伝送路(光ファイバ伝送路)TLによりリング状に接続したリング型同期光伝送網において、各種パストレースフォーマットを利用してパストレースデータに含まれるパストレースメッセージの送受信を行っている例を示している。
このリング型同期光伝送網においては、通信ノード(単に、ノードと記載することもある)AからノードBへはSONET64バイトフォーマット(図1参照)を利用し、ノードBからノードCへは16バイトフレームフォーマット(図3参照)を利用し、ノードCからノードDへは64バイトフレームフォーマット(図4参照)を利用してパストレースメッセージの伝送を行っている。ただし、厳密には、パストレースメッセージは上記STM−1フレームに多重化された形態で伝送路TL上を伝送される。
ノードA〜Dにおけるパストレースメッセージの受信側では、パストレースフォーマットを自動で判別し、パストレースメッセージを抽出しており、パストレース本来の機能であるパス(伝送路TLにおける論理的経路)の導通確認が、パストレースフォーマットの種類に拘わりなく行える。すなわち、上述した機能を有する光伝送装置10をノードA〜Dに配設したリング型同期光伝送網においては、複数のパストレースフォーマットを利用してパストレースメッセージの送受信を行うことを可能としている。
このリング型同期光伝送網は、基幹網を構成することが可能である。また、ノードA〜Dは、光/電気変換及び電気/光変換機能、更には多重・多重分離機能を有する回線終端装置(LTE:Line Terminate Equipment)などを更に備えると共に、交換機などを含むアクセス系ネットワークに接続される。
〈光伝送装置と保守者端末との連携〉
図6に示す光伝送装置10においては、パストレースフォーマット受信時に、例えば保護段数機能部16によって保護段数5段でパストレースフォーマットの検出を行った結果、正しく検出できなかった場合、制御部19は、送信側(対向局)から正しいパストレースフォーマットで送信されていないと判断し、受信側(自局)の光伝送装置10の保守者に保守者端末30を通してパストレースフォーマット検出不可であることを通知する。これにより、保守者がパストレース処理状況を把握できるようにしている。
また、光伝送装置10においては、対向局またはパストレース受信局(中継局)に対して送信するパストレースフォーマットを自動的に選択した際、制御部19は、選択したフォーマットにおいて送信できるパストレースメッセージの最大許容文字数を把握する。そして、制御部19は、保守者が保守者端末30において送信対象のパストレースメッセージを設定する際、最大許容文字数を超過しないようにチェックする。制御部19は、最大許容文字数を超過したことを検出した場合、保守者端末30を通して保守者にその旨を通知すると共に、自動選択したパストレースフォーマットの最大許容文字数を併せて通知する。これにより、最大許容文字数を超過したパストレースメッセージが送信されることを防止できる。
さらに、STM−1フレームのセクションオーバヘッド(SOH)における4行目(AUポインタ)のH1バイトの5ビット目及び6ビット目に定義されているSSビットは、SONETでは”00”、SDHでは”01”に設定されていることから、光伝送装置10の制御部19は、自局の回線終端装置(LTE)よりH1バイトのSSビットの情報を収集し、SONET信号であるか、SDH信号であるかを判断する。そして、制御部19は、受信パストレースフォーマットを判別した結果と併せて、保守者端末30を通して保守者にそれらの情報を提示する。これにより、保守者は、自局で取り扱っているパストレースフォーマットがSONET信号からのものであるか、SDH信号からのものであるかを把握することが可能である。
〔パストレース機能を有する光伝送装置の動作〕
次に、図6、図8及び図9を併せ参照して、本発明の一実施の形態の光伝送装置の具体的動作例について説明する。なお、この動作説明においては、特に限定を要しない場合、通信ノードとその通信ノード内に配設されている光伝送装置とを区別しない。
ここでは、図8に示すリング型同期光伝送網において、通信ノードAは64バイトフレームフォーマットのパストレースフォーマットの送受信が可能であるが、上述したパストレース機能を有する光伝送装置10を配設していない。また、通信ノードCは上述したパストレース機能を有する光伝送装置10を配設している。パストレースメッセージとしては、通信ノードAから通信ノードCへは”ABC”、かつ通信ノードCから通信ノードAへは”CBA”がそれぞれ伝送される。
ノードAの保守者は、保守者端末を通してノードC向けのパスに対してパストレースメッセージ”ABC”を設定する。ノードAはパストレースメッセージ転送のために64バイトフレームフォーマットを採用しているので、64バイトフレームフォーマットの2バイト目から64バイト目のASCIIキャラクタコード部にパストレースメッセージを挿入し、前フレームのCRC−7演算結果をフレームスタートマーカと共に、1バイト目のヘッダバイトに挿入してパストレースフォーマットが生成される。ノードAで生成されたパストレースフォーマットは図9に示すとおりである。
生成されたパストレースフォーマットのパストレースデータは、各VC−3のパスオーバヘッドの先頭位置に存在するJ1バイトに1バイトずつ挿入され、STM−1フレームとして、ノードAから伝送路TL1を通してノードC向けに送信される。
ノードC向けに送信されたパストレースフォーマットのパストレースデータは、ノードCの光伝送装置10におけるオーバヘッド終端部11で終端され、パスオーバヘッドのJ1バイトから1バイトずつ抽出される。抽出されたパストレースデータに、CRコードが存在するか、フレームスタートマーカが存在するかをCR検出部12またはフレームスタートマーカ検出部13により検出する。ここでは、パストレースのために64バイトフレームフォーマットを採用しているので、フレームスタートマーカがフレームスタートマーカ検出部13により検出される。
次に、CRC演算部14は、パストレースデータのCRC−7演算を行い、16バイトで演算した結果が一致するか、64バイトで演算した結果が一致するかを判別する。ここでは、64バイトフレームフォーマットを採用しているので、64バイトで演算した結果が一致する。したがって、CRC演算部14は64バイトフレームフォーマットのパストレースデータを受信したことを判別して制御部19にその旨を通知する。
データ保持部15はCRC演算部14から送出されたパストレースデータを取り込んで保持する。このとき、データ保持部15はフレームスタートマーカの検出された1バイト目から64バイト分を取り込んで保持する。
検出結果の揺らぎを防止するために保護段数機能部16が設けられている場合、保護段数機能部16は、パストレースフォーマット受信時に、例えば連続2回受信してどちらも正しくフォーマットを検出できれば、正しくそのフォーマットを受信したと判断する。
保護段数機能部16により正しいフォーマット受信と判断されたとき、比較部17は、保護段数機能部16を通して、データ保持部15に保持されているパストレースデータからパストレースメッセージ(ASCIIキャラクタコード)を取り出す。64バイトフレームフォーマットでは、2バイト目から64バイト目までがパストレースメッセージが格納されているエリアであるので、比較部17はこれに対応する位置からパストレースメッセージを取り出す。
期待値保持部18は、ノードCの保守者が保守者端末30を通して予め設定した受信すべきパストレースメッセージを制御部19の指示により保持している。比較部17は、この期待値保持部18に保持されているパストレースメッセージと、データ保持部15から取り出したパストレースメッセージとを比較する。この比較の結果、パストレースメッセージが一致した場合、ノードAからノードCへのパスは正しく構築できていることになる。
また、ノードCで受信したパストレースフォーマットがどの種類のものであるか、またSSビットが何であったかを制御部19から保守者端末30に通知することで、保守者はパストレースフォーマットの種類(回線種別)を知ることができる。
一方、ノードCからノードAにパストレースメッセージを送信する場合、ノードCの保守者は、保守者端末30を通してノードA向けのパスに対してパストレースメッセージ”CBA”を設定する。ノードCはノードAからパストレースメッセージ”ABC”を既に受信しているので、ノードAが64バイトフレームフォーマットでパストレースメッセージを送信してきたことを上記受信側構成要素により自動的に判別している。
したがって、ノードCにおける送信側構成要素のフォーマット設定部21は、ノードCの保守者が保守者端末30を通して設定したパストレースメッセージ”CBA”をノードAに送信するフォーマットとして、64バイトフレームフォーマットを自動的に選択する。
次に、データ設定部22は64バイトフレームフォーマットの2バイト目から64バイト目のASCIIキャラクタコード部にパストレースメッセージを挿入する。また、フォーマット生成部23は前フレームのCRC−7演算結果をフレームスタートマーカと共に1バイト目のヘッダバイトに挿入してパストレースフォーマットを生成する。
生成された64バイトフレームフォーマットのパストレースデータは、オーバヘッド生成部24により、各VC−3のパスオーバヘッドの先頭位置に存在するJ1バイトに1バイトずつ挿入され、STM−1フレームとして、ノードCから伝送路TL2を通してノードA向けに送信される。
図5に示す受信側構成要素RE1を有する光伝送装置を配設しているノードAは、ノードCから送信された64バイトフレームフォーマットのパストレースデータをオーバヘッド抽出部、フレームスタートマーカ検出部、及びCRC演算部により受信し、データ保持部に保持する。比較部は、期待値保持部に保持されているノードAの保守者が予め設定した受信すべきパストレースメッセージと、受信したパストレースメッセージとを比較し、その比較結果が一致していれば、ノードCからノードAへのパスが正しく構築されていることを確認できる。
次に、図8、図10及び図11を参照して、双方向伝送経路構成及び中間パストレース(Intermediate Path Trace)について詳述する。
この明細書では、図8に示すようにリング型同期光伝送網において、ノードAとノードCとの間で信号(パストレースデータ)が双方向に送受信される構成を双方向伝送経路構成(2Way構成)と称する。具体的には、オーバヘッド(SOH,POH)の生成が行われるノードからオーバヘッドの終端を行うノードへの信号伝送を双方向(つまり、ノードAからノードC、及びノードCからノードA)で行っている構成のことを言う。
パストレースは、本来パスオーバヘッドを終端する装置でオーバヘッドを終端し、パストレースデータを抽出する。例えば、図8に示すリング型同期光伝送網においては、ノードAからノードCへのパストレースデータの伝送に関しては、ノードCでパスオーバヘッドを終端している。また、ノードBは伝送経路上にあるノードであり、パスオーバヘッドは終端しない。
中間パストレースは、本来パストレースデータを終端しないノードでパスオーバヘッドにあるパストレースデータを取り出してモニタしたり、パスオーバヘッドを生成しないノードからパストレースデータを挿入したりすることで、パス設定が正しく行われていることを確認するための手法である。図8に示すリング型同期光伝送網においては、ノードBで中間パストレースを実施することになる。
例えば、図10に示すように、リング型同期光伝送網におけるノードAとノードCとの間で双方向伝送経路TL1,TL2を構成しているが、パストレースデータの受信がうまくできていない場合を想定する。問題箇所を切り分けるために、図11に示すように、ノードBで中間パストレース機能を用いる。
ノードAから送信されているパストレースデータをノードBで受信したとき、パストレースメッセージ”ABC”が受信できていれば問題はないが、何も受信できていないなど、期待するパストレースメッセージを受信していなければ、ノードAとノードBとの間のパスに何らかの問題があることを切り分けられる。図11に示す例では、正常受信できていないので、ノードAとノードB間のパスに何らかの問題があることになる。
また、ノードBからノードCへのパスにパストレースメッセージ”BBC”を送信して、ノードCでこのメッセージ”BBC”を受信できていれば、ノードBとノードC間のパスには問題がないことを切り分けられる。図11に示す例では、正常受信できているので、ノードBとノードC間のパスには問題がないことを切り分けられる。
同様に、ノードCからノードB、及びノードBからノードAへのパスに対しても、ノードBで中間パストレース機能を用いれば、ノードBからノードAへのパスに問題があることを切り分けることができる。
ここに例示したリング型同期光伝送網においては、ノードAとノードCとの間に1個のノードしか存在しないが、ノードAとノードCとの間の双方向伝送経路間に多数のノードが存在する場合、問題箇所の切り分けにこの中間パストレース機能が有効になる。
〔効果〕
上述したパストレース機能を有する光伝送装置によれば、SONET64バイトフォーマット、16バイトフレームフォーマット及び64バイトフレームフォーマットのいずれのパストレースフォーマットで送受信が行われているかを自動判別することができる。
また、この光伝送装置によれば、SONET64バイトフォーマット、16バイトフレームフォーマット及び64バイトフレームフォーマットのいずれのパストレースフォーマットも検出できる構成を採り、その中でパストレースデータを保持するデータ保持部、フレームスタートマーカ検出部及びCRC演算部を共用化することにより、装置(回路)規模を低減できる。
また、この光伝送装置によれば、同期光伝送網において各ノードでそれぞれ異なるパストレースフォーマットを用いても、受信側で自動的にフォーマットを判別し、パストレースデータの送受信を行うことができる。
また、この光伝送装置によれば、保護段数を設けてパストレースフォーマットの判別及びパストレースメッセージの一致/不一致判定を行うことで、パストレースデータの送受信が安定してから判別及び判定を行える。
また、この光伝送装置によれば、パストレースフォーマットを検出した結果、フォーマットが正しく送受信されていないためにパストレースフォーマットが検出できない場合に、保守者にフォーマット検出不可能状態であることを通知できる。
また、この光伝送装置によれば、双方向伝送経路構成時または中間パストレース実施時に、対向局からのパストレースフォーマットが対向局で受信できるフォーマットであるとして、受信側で判別したパストレースフォーマットを採用し、自動でパストレースデータを対向局もしくはパストレース受信局(中継局)に送信できる。
また、対向局またはパストレース受信局に送信するパストレースフォーマットを自動で選択し、パストレースメッセージを送信するが、選択されたフォーマットにより、パストレースメッセージの文字制限数が15バイトであったり、62バイトであったり、63バイトであったりする。この光伝送装置によれば、自動選択したパストレースフォーマットに、保守者がパストレースメッセージを設定する際、フォーマットで許容するメッセージ文字数を超えた場合、その旨を保守者に通知し、かつ送信可能な最大文字数も併せて通知できる。
さらに、従来の北米向け光伝送装置においては、SONET準拠の信号を前提としていた。ANSI T1.269−2000にもあるように、今後はSONET/SDHを共通化していく動きがあり、ANSI T1.269−2000をサポートすることにより、SONET系光伝送装置から16バイトフレームフォーマット及び64バイトフレームフォーマットでパストレースデータが送信されてくることから、パストレースフォーマットの判別結果と、SONET/SDHフレームのH1バイト内のSSビットの情報とを基に、SONET/SDHモードとパストレースフォーマットの種別とを保守者に提示できる。
本発明によれば、従前規格のパストレースフォーマットと共に、新たな規格のパストレースフォーマットをサポートすることが可能なパストレース機能を有する光伝送装置を提供できる。
また、本発明によれば、構成要素の共用化による装置(回路)規模の低減を実現することが可能な光伝送装置を提供できる。これにより、光伝送装置の小型化、低消費電力化、及びコストダウン化に寄与するところが大きい。
また、本発明によれば、保守者がパストレースフォーマットに関して何も設定することなく、本来のパストレースメッセージの一致/不一致によるパスの導通確認を行うことが可能な光伝送装置を提供できる。
さらに、本発明によれば、保護段数を設定することにより、パストレースデータの送受信が安定してからパストレースフォーマットの判別及びパストレースメッセージの一致/不一致判定を行える光伝送装置を提供できる。
また、本発明によれば、今後のSONET/SDH共通化の一助となる。

Claims (17)

  1. 同期光伝送網におけるパスの導通確認を行うためのパストレース機能を有する光伝送装置であって;
    パストレースデータに包含されている第1の特定コードの検出に応じて、従前規格のパストレースフォーマットを判定する第1の判定手段と;
    パストレースデータに包含されている第2の特定コードの検出に応じて、新たな規格のパストレースフォーマットを判定する第2の判定手段と;
    を備える光伝送装置。
  2. 前記パストレースデータに前記第2の特定コードとともに包含されている第3の特定コードの内容に応じて、複数の前記新たな規格のパストレースフォーマットの内の1つを特定する第3の判定手段を更に備える
    請求項1記載の光伝送装置。
  3. 前記第1の判定手段により前記第1の特定コードが検出されないとき、前記第2の判定手段は前記第2の特定コードを検出する
    請求項1記載の光伝送装置。
  4. 前記第1の判定手段により前記第1の特定コードが検出されないとき、前記第2の判定手段は前記第2の特定コードを検出し;
    前記第2の判定手段により前記第2の特定コードが検出されたとき、前記第3の判定手段は前記第3の特定コードを検出する
    請求項2記載の光伝送装置。
  5. 前記第1の特定コードはキャリッジリターンコードであり;
    前記第2の特定コードはフレームスタートマーカである
    請求項1記載の光伝送装置。
  6. 前記第1の特定コードはキャリッジリターンコードであり;
    前記第2の特定コードはフレームスタートマーカであり;
    前記第3の特定コードは前のフレームの16バイト分または64バイト分の前記パストレースデータの巡回冗長検査の演算結果である
    請求項2記載の光伝送装置。
  7. 前記従前規格のパストレースフォーマットにおける前記パストレースデータは、62バイト分の印字または表示可能なASCIIキャラクタコードで表現されるパストレースメッセージと、1バイト分の前記キャリッジリターンコードと、1バイト分のラインフィードコードとの64バイト構成であり;
    前記新たな規格のパストレースフォーマットにおける前記パストレースデータは、前記第2の特定コードを含む1バイト分のヘッダバイトと、15バイト分の印字または表示可能なASCIIキャラクタコードで表現されるパストレースメッセージとの16バイト構成、または前記第2の特定コードを含む1バイト分のヘッダバイトと、63バイト分の印字または表示可能なASCIIキャラクタコードで表現されるパストレースメッセージとの64バイト構成である
    請求項5記載の光伝送装置。
  8. 前記従前規格のパストレースフォーマットにおける前記パストレースデータは、62バイト分の印字または表示可能なASCIIキャラクタコードで表現されるパストレースメッセージと、1バイト分の前記キャリッジリターンコードと、1バイト分のラインフィードコードとの64バイト構成であり;
    前記新たな規格のパストレースフォーマットにおける前記パストレースデータは、前記第2の特定コード及び前記第3の特定コードを含む1バイト分のヘッダバイトと、15バイト分の印字または表示可能なASCIIキャラクタコードで表現されるパストレースメッセージとの16バイト構成、または前記第2の特定コード及び前記第3の特定コードを含む1バイト分のヘッダバイトと、63バイト分の印字または表示可能なASCIIキャラクタコードで表現されるパストレースメッセージとの64バイト構成である
    請求項6記載の光伝送装置。
  9. 前記従前規格のパストレースフォーマット及び前記新たな規格のパストレースフォーマットの前記パストレースデータを保持可能な保持手段を更に備える
    請求項1または2記載の光伝送装置。
  10. 前記第2の判定手段及び前記保持手段は、前記従前規格のパストレースフォーマット及び前記新たな規格のパストレースフォーマットの前記パストレースデータを処理するために共用される
    請求項9記載の光伝送装置。
  11. 前記第3の判定手段は、前記従前規格のパストレースフォーマット及び前記新たな規格のパストレースフォーマットの前記パストレースデータを処理するために共用される
    請求項10記載の光伝送装置。
  12. 複数回数の検出結果に応じて前記パストレースフォーマットの正常受信を判定する保護段数機能手段を更に備える
    請求項1または2記載の光伝送装置。
  13. 前記保護段数機能手段から受信した前記パストレースメッセージと、保守者端末から予め設定され期待値として保持されている前記パストレースメッセージとを比較する比較手段を更に備える
    請求項12記載の光伝送装置。
  14. 前記パストレースフォーマットの検出不可能状態が発生した場合、その状態発生を保守者端末に通知する手段を更に備える
    請求項1または2記載の光伝送装置。
  15. 前記パスとしての双方向伝送経路構成時または中間パストレース実施時に、対向局からの前記パストレースフォーマットを自動的に判別した結果に基づき、
    前記双方向伝送経路構成時には前記対向局に対して、また前記中間パストレース実施時には中間位置に存在するパストレース受信局に対して、受信可能な前記パストレースフォーマットを自動選択し、前記パストレースデータを送信する手段を更に備える
    請求項1または2記載の光伝送装置。
  16. 保守者端末から設定された送信対象の前記パストレースメッセージの文字数が前記パストレースフォーマットによって取り扱える文字数を超えた場合、文字数超過状態及び送信可能な最大文字数を前記保守者端末に通知する手段を更に備える
    請求項15記載の光伝送装置。
  17. 前記パストレースフォーマットの判定結果と、SONET/SDHフレームのH1バイト内のSSビットに基づくSONET/SDHモードとを保守端末装置に通知する手段を更に備える
    請求項1または2記載の光伝送装置。
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