JP2000244434A - ネットワーク,回線設定方法及び伝送装置 - Google Patents

ネットワーク,回線設定方法及び伝送装置

Info

Publication number
JP2000244434A
JP2000244434A JP11042405A JP4240599A JP2000244434A JP 2000244434 A JP2000244434 A JP 2000244434A JP 11042405 A JP11042405 A JP 11042405A JP 4240599 A JP4240599 A JP 4240599A JP 2000244434 A JP2000244434 A JP 2000244434A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
line
transmission device
unit
setting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11042405A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoshi Miyazaki
智志 宮崎
Yoshiya Oshio
禎也 大塩
Toshiaki Asai
利章 浅井
Hiroyuki Matsuo
浩之 松尾
Tsuneji Takeguchi
恒次 竹口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP11042405A priority Critical patent/JP2000244434A/ja
Publication of JP2000244434A publication Critical patent/JP2000244434A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 TSI機能を利用したネットワークにおい
て、ネットワーク全体での回線の設定を、ネットワーク
上の一つの伝送装置に外部から指示を与えるだけで、他
の伝送装置を含めて回線設定を容易に行なえるようにす
る。 【解決手段】 外部から回線設定の指示を受けるネット
ワーク10上の第1の伝送装置10−Aに、指示を受信
すると装置内部へ出力するインタフェース部と、インタ
フェース部にて受信された指示を基に第2の伝送装置と
の間の回線設定のための回線捕捉処理を行なう第1の捕
捉処理部と、少なくとも第1の捕捉処理部にて捕捉され
た回線を示す捕捉情報を第2の伝送装置へ向けて送信す
る第1の送信部とをそなえて構成するとともに、第2の
伝送装置10−Bに、捕捉情報を受信する第1の捕捉情
報受信部と、第1の捕捉情報受信部にて受信された捕捉
情報を基に、回線捕捉処理を行なう第2の捕捉処理部と
をそなえて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術(図45) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態(図1〜図44及び46) 発明の効果
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回線の設定を柔軟
に行なえるネットワーク、回線設定方法及び伝送装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高速の通信技術の開発が進み、例
えば、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)方式に
準拠したデジタル伝送装置等が創作されている。それと
ともに、このデジタル伝送装置を設けるネットワークの
構築も進展してきている。
【0003】ここで、図45に模式的に示すSDHネッ
トワーク100Aは、高速伝送路上の複数の伝送装置1
00A−1〜100A−N(Nは自然数)をそなえて構
成されている。このSDHネットワーク100Aは、T
SI(Time Slot Interchange)機能をそなえた伝送装置
100A−1〜100A−N間でSDHフレームを送受
信し、この送受信されるSDHフレームは、ペイロード
部分に複数のチャンネル分の信号が搭載される。
【0004】これらの複数のチャンネル分の信号は、各
伝送装置100A−1〜100A−Nでクロスコネクト
処理により、他のチャンネルに切り替えられたり、ドロ
ップ(drop)する他、空きチャンネルに下位階層の他のネ
ットワークからの信号を搭載して伝送装置間での送受信
に用いられるようになっている。各伝送装置100A−
1〜100A−Nでのクロスコネクト処理は、クロスコ
ネクト部100Bにより行なわれ、各伝送装置100A
−1〜100A−Nは、クロスコネクト部100Bで如
何なるクロスコネクト処理を行なうかをクロスコネクト
情報を基に行なうようになっている。
【0005】これらのチャンネル毎の信号は、例えば、
複数の伝送装置を経由して、目的の伝送装置へ送信され
る。また、高速伝送路上で伝送装置を通過する際に、ク
ロスコネクト処理により、他のチャンネルに切り替えら
れたりするようにもなっている。たとえば、図45に示
す伝送装置100A−(N−1)のクロスコネクト部1
00Bでは、チャンネル(♯X1)の信号をチャンネル
(♯X2)にクロスコネクト処理して伝送装置100A
−Nへ送信するようになっている。
【0006】ここで、上述のチャンネル毎の回線の設定
(クロスコネクト処理の設定)は、伝送装置100A−
1〜100A−N毎に、外部から装置の保守者等により
個々に行なわれるようになっている(外部設定)。例え
ば、ネットワークの新規構築時や回線変更時等に、外部
から保守者が、回線計画に基づいて行なう。また、他の
回線の設定の方法としては、ネットワーク管理システム
(NMS;Network Management System)等により、監視
/制御装置から個々の伝送装置100A−1〜100A
−Nに対するクロスコネクト設定が行なわれるタイプの
回線設定も案出されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】伝送装置100A−1
〜100A−Nが上記のようなクロスコネクト処理を実
現させるために、個々の伝送装置100A−1〜100
A−N毎に回線設定を行なわなければならない。この回
線の設定の方法としては、例えば、回線設定時には、保
守者が、個々の伝送装置100A−1〜100A−Nの
クロスコネクト情報を参照して、空きチャンネルを確認
の上、回線設定用の情報を外部入力するとともに、伝送
装置100A−1〜100A−N内部ではソフト処理に
より新規設定〔TSI機能を実現させる為の回線設定用
のメモリ(タイムスロットメモリ)の書き加え〕を行な
わなければならず、回線設定の負担が大きいとの課題が
ある。
【0008】また、ネットワーク全体としての回線の管
理運用も困難であるとの課題もある。本発明は、このよ
うな課題に鑑み創案されたもので、TSI機能を利用し
たネットワークにおいて、ネットワーク上の一つの伝送
装置に回線設定(クロスコネクト設定)のための指示を
与えるだけで、他の伝送装置に対する回線設定も一括し
て行なえる、ネットワーク,回線設定方法及び伝送装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の本発明のネットワークは、外部から
回線設定若しくは回線解除の指示を受けるネットワーク
上の第1の伝送装置に、指示を受信するインタフェース
部と、インタフェース部にて指示として回線設定が受信
されると、第2の伝送装置との間の空き回線の捕捉処理
を行なう一方、指示として回線解除が受信されると、第
2の伝送装置との間の解除対象の回線の捕捉処理を行な
う第1の捕捉処理部と、少なくとも第1の捕捉処理部に
て捕捉された回線を示す捕捉情報を第2の伝送装置へ向
けて送信する第1の送信部とをそなえて構成されるとと
もに、第2の伝送装置に、捕捉情報を受信する第1の捕
捉情報受信部と、第1の捕捉情報受信部にて受信された
捕捉情報を基に、回線捕捉処理を行なう第2の捕捉処理
部とをそなえて構成されている。
【0010】さらに、第2の伝送装置が、第3の伝送装
置との間の回線を設定する場合には、第2の伝送装置
に、第2の捕捉処理部により捕捉された回線を示す捕捉
情報を第3の伝送装置へ送信する第2の送信部が付加さ
れているとともに、第3の伝送装置に、第2の伝送装置
から送られてくる捕捉情報を受信する第2の捕捉情報受
信部と、第2の捕捉情報受信部にて受信された捕捉情報
を基に、回線捕捉処理を行なう第3の捕捉処理部とをそ
なえて構成してもよい(請求項2)。
【0011】これにより、第2の伝送装置は、第3の伝
送装置へ捕捉情報を送信することができ、第3の伝送装
置も第2の伝送装置からの捕捉情報を受信して回線捕捉
処理を行なえるので、複数の伝送装置間で回線を設定す
る際に、複数の伝送装置間で順次に捕捉情報が伝送され
ることで、各伝送装置で自らの設定を行なえる。一方、
請求項3記載の本発明の回線設定方法によれば、第1の
伝送装置が、外部から回線設定の指示が受信されると、
第2の伝送装置との間の空き回線の捕捉処理を行なう一
方、回線解除の指示が受信されると、第2の伝送装置と
の間の解除対象の回線の捕捉処理を行なって、少なくと
も捕捉処理にて捕捉された回線を示す捕捉情報を第2の
伝送装置へ向けて送信する一方で、第2の伝送装置が、
捕捉情報を受信すると、回線捕捉処理を行なうように構
成されている。
【0012】さらに、第2の伝送装置が第3の伝送装置
との間の回線設定若しくは回線解除を行なう場合には、
第2の伝送装置が、回線設定として、第3の伝送装置と
の間の空き回線の捕捉処理を行なう一方、回線解除とし
て、第3の伝送装置との間の解除対象の回線の捕捉処理
を行なって、捕捉した回線を示す捕捉情報を第3の伝送
装置へ送信する一方で、第3の伝送装置が、第2の伝送
装置から送られてくる捕捉情報を基に、回線捕捉処理を
行なうのが望ましい(請求項4)。
【0013】これにより、第2の伝送装置は、第3の伝
送装置へ捕捉情報を送信することができ、第3の伝送装
置も第2の伝送装置からの捕捉情報を受信して回線捕捉
処理を行なえるので、複数の伝送装置間で回線を設定す
る際に、複数の伝送装置間で順次に捕捉情報が伝送され
ることで、各伝送装置で自らの設定を行なえる。さら
に、第2の伝送装置が、第3の伝送装置との間の回線設
定若しくは回線解除を行なう際に、捕捉処理により回線
を捕捉することができないときは、少なくとも回線設定
に対する応答を示す応答情報と回線を捕捉できないこと
を示す捕捉不能情報と受信した捕捉情報とを第1の伝送
装置へ送り返すとともに、第1の伝送装置が、少なくと
も第2の伝送装置から応答情報と捕捉不能情報と捕捉情
報とを受信すると、捕捉した回線の設定を不成立として
取り扱うのが望ましい(請求項5)。
【0014】または、捕捉情報を受信する第2の伝送装
置が終端局である場合、第2の伝送装置が、少なくとも
受信した捕捉情報とともに回線設定に対する応答を示す
応答情報と回線設定の確定を許容する旨の許容情報と受
信した捕捉情報とを第1の伝送装置へ向けて送り返し、
第1の伝送装置が、少なくとも折り返して送られてくる
捕捉情報と応答情報と許容情報とを受信すると、捕捉し
た回線を設定すべき回線として確定させるのが望ましい
(請求項6)。
【0015】他方、請求項7記載の伝送装置は、複数の
伝送装置をそなえるとともに、伝送装置間で接続される
複数の回線を用いて信号を送受信するネットワークの第
1の伝送装置であって、外部から回線設定若しくは回線
解除の指示を受信するインタフェース部と、インタフェ
ース部にて指示として回線設定が受信されると、第2の
伝送装置との間の空き回線の捕捉処理を行なう一方、指
示として回線解除が受信されると、第2の伝送装置との
間の解除対象の回線の捕捉処理を行なう第1の捕捉処理
部と、少なくとも第1の捕捉処理部にて捕捉された回線
を示す捕捉情報を第2の伝送装置へ向けて送信する第1
の送信部とをそなえて構成されていることを特徴とす
る。
【0016】さらに、第1の送信部が、少なくとも捕捉
情報を搭載した回線設定情報を送信するように構成され
ているとともに、第1の捕捉処理部に、回線の接続関係
を示すクロスコネクト情報を保持する第1のデータベー
ス部と、インタフェース部にて受信された指示を解析す
る第1の解析部と、第1の解析部で解析された結果を基
に、第1のデータベース部に保持されているクロスコネ
クト情報を参照して、第2の伝送装置間で捕捉すべき回
線を判断する第1の判断部と、第1の判断部にて判断さ
れた結果を基に、第1のデータベース部に記憶されてい
るクロスコネクト情報を編集する第1のクロスコネクト
情報編集部と、第1の判断部にて判断された捕捉する回
線を示す捕捉情報を、第2の伝送装置へ送信する回線設
定情報に含まれるように編集して、第1の送信部へ送る
第1の回線情報編集部とをそなえて構成されるのが望ま
しい(請求項8)。
【0017】並びに、請求項9記載の本発明の伝送装置
は、複数の伝送装置をそなえるとともに、伝送装置間で
接続される複数の回線を用いて信号を送受信するネット
ワークの第2の伝送装置であって、第1の伝送装置から
送られてくる捕捉情報を受信する第1の捕捉情報受信部
と、第1の捕捉情報受信部にて受信された捕捉情報を基
に、第3の伝送装置との間の空き回線の捕捉処理を行な
うか、第3の伝送装置との間の解除対象の回線の捕捉処
理を行なう第2の捕捉処理部と、少なくとも第2の捕捉
処理部にて捕捉された回線を示す捕捉情報を第3の伝送
装置へ向けて送信する第2の送信部とをそなえて構成さ
れている。
【0018】さらに、第2の送信部に、少なくとも捕捉
情報を搭載した回線設定情報を送信させるとともに、第
1の捕捉情報受信部を、少なくとも捕捉情報を搭載した
回線設定情報を受信するように構成するとともに、第2
の捕捉処理部に、回線の接続関係を示すクロスコネクト
情報を保持する第2のデータベース部と、第1の捕捉情
報受信部において受信された捕捉情報を解析する第2の
解析部と、第2の解析部で解析された結果を基に、第2
のデータベース部に保持されているクロスコネクト情報
を参照して、第3の伝送装置間で捕捉すべき回線を判断
する第2の判断部と、第2の判断部にて判断された結果
を基に、第2のデータベース部に記憶されているクロス
コネクト情報を編集する第2のクロスコネクト情報編集
部と、第2の判断部にて判断された捕捉する回線を示す
情報を、第3の伝送装置へ送信する回線設定情報に含ま
れるように編集して、第2の送信部へ送る第2の回線情
報編集部とをそなえて構成されている(請求項10)。
【0019】さらに、請求項11記載の本発明の回線設
定方法によれば、第1の伝送装置が、外部から回線設定
の指示が受信されると、第2の伝送装置との間の空き回
線の捕捉・設定処理を行なって、少なくとも捕捉・設定
処理にて捕捉・設定された回線を示す設定回線情報を第
2の伝送装置へ向けて送信する一方で、第2の伝送装置
が、設定回線情報を受信すると、設定回線情報に基づい
て空き回線の捕捉・設定処理を行なう。
【0020】さらに、第1の伝送装置が、外部から回線
解除の指示が受信されると、第2の伝送装置との間にお
いて捕捉・設定処理により捕捉・設定済みの解除対象の
回線の捕捉・解除処理を行なって、少なくとも捕捉・解
除処理にて捕捉・解除された回線を示す解除回線情報を
第2の伝送装置へ向けて送信する一方で、第2の伝送装
置が、解除回線情報を受信すると、解除回線情報に基づ
いて回線捕捉・解除処理を行なう(請求項12)。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて発明の実施の
形態を説明する。 (1)ネットワークの説明 図1は、本発明の実施の形態に係るSDHネットワーク
を示すブロック図であり、この図1に示すSDHネット
ワーク(以下、単に「ネットワーク」と言う)10は、
複数の伝送装置10−A(A局と言う場合がある)〜1
0−C(C局と言う場合がある)を設け、各伝送装置1
0−A〜10−C間でSDHフレーム〔STM(Synchro
nous Transfer Mode)−nフレーム〕を単位とした信号
の送受信を行なうものである。なお、ネットワーク10
には、伝送装置10−A〜10−C以外の伝送装置を設
けてもよく、図1には、他の伝送装置は表示されていな
い。
【0022】ここで、伝送装置10−A〜10−Cは、
高速伝送路を送られてくる信号を下位階層にある他のネ
ットワーク等に向けてドロップしたり、下位階層にある
他のネットワーク等から送られてくる信号を高速伝送路
にアッドすることができるとともに、隣接する伝送装置
から送られてくる信号をスルー制御してその他の伝送装
置へ送信することもできるようになっている。
【0023】これらの各伝送装置10−A〜10−C間
で送受される複数の信号〔パス信号;VC(Virtual Contai
ner)-n〕は、SDHフレームのペイロードに搭載されて
おり、各伝送装置10−A〜10−Cでは、受信した信
号をクロスコネクト(以下、X.C.と言う場合があ
る)処理して、所望のチャンネルに切り替えて、ドロッ
プしたりスルーしたりするようになっている。
【0024】具体的には、各伝送装置10−A〜10−
Cは、高速伝送路を送られてくるSDHフレームを受信
すると、受信したSDHフレームのペイロード部分に多
重されている信号(チャンネル毎)を下位階層にある他
のネットワーク等にドロップしたり、他の伝送装置へ向
けて送信するSDHフレームのペイロード部分に、下位
階層にある他のネットワーク等から送られてくる信号を
アッドするようになっている。
【0025】ところで、各伝送装置10−A〜10−C
におけるチャンネル毎の切り替え制御は、各伝送装置1
0−A〜10−C内で設定(クロスコネクト設定)され
ている情報を基に行なわれるようになっており、下記表
1に各伝送装置10−A〜10−Cに保持されるクロス
コネクト設定例を示すが、例えば、表1に示すようにW
EST側のチャンネル(♯X2)と接続されるADD/
DROP側のチャンネル(♯X1)とを関連付けて保持
するようになっている。
【0026】
【表1】
【0027】なお、伝送装置10−A〜10−Cは、新
規に回線を設定する際には、新たなクロスコネクト情報
を保持する一方、既存の回線を解除する設定を行なうと
きは、保持するクロスコネクト情報の内、解除の対象の
クロスコネクト情報を、削除するようになっている。と
ころで、本実施形態に係るネットワーク10において、
伝送装置10−A〜10−Cに対する回線設定(新規の
回線設定,既存の回線解除)は、ネットワーク10内の
1つの伝送装置10−A〜10−Cに指示を与えれば、
他の伝送装置も含めて回線設定を行なうことができるよ
うになっている。
【0028】例えば、図1に示す伝送装置10−Aと伝
送装置10−B(B局と言う場合がある)との間の回線
の設定を中継局としての伝送装置10−Cを含めて、伝
送装置10−Aから一括して設定できるようになってい
る。このため、回線設定に際し、各伝送装置10−A〜
10−Cは、パス経路情報(回線設定情報)を送受信す
るようになっている。図2は、パス経路情報例を示す図
であり、この図2に示すパス経路情報は、フレームを構
成する。
【0029】このパス経路情報は、MSOH(Multiplex
Section Overhead)中の空きバイトに搭載されるように
なっており、例えば、MSOH中の1バイト(空きバイ
ト)を用いてパス経路情報を送信する場合に、パス経路
情報が1バイトより大きいときは、一つのパス経路情報
は、複数の伝送フレームを用いて送信されて、マルチフ
レーム構造をとるようになっている。なお、このマルチ
フレームでパス経路情報を送信する際に、MSOH中の
同じ空きバイトが使用されるようになっており、使用す
る空きバイトの大きさやいずれの空きバイトを使用する
かは、装置の保守者等の設定による。
【0030】パス経路情報は、1バイトの“ヘッダフラ
グ(HEADER FLAG;H.F. と言う場合もある)”,それぞれ
1バイトの“発信局(終端局)ID”,それぞれ1バイ
トの“発信局(終端局)A/D ch ID(ADD/DROP側のチャン
ネルID)”,1バイトの“前ノードch ID(捕捉情報)
”,各種設定情報を格納する1バイトのペイロード
部、15バイトの“パストレースバイト受信期待値情
報”で構成される。
【0031】以下、パス経路情報が、上記の如く構成さ
れている場合を例に説明する。“ヘッダフラッグ”はパ
ス経路情報の先頭を示すフラグであり、“発信局ID”
はパス経路情報の発信元のID(片方向通信の場合に
は、パスADD局、双方向通信の場合はADD/DRO
P局の一方)、“終端局ID”はパス経路情報の送信先
の局ID(片方向通信の場合には、パスDROP局、双
方向通信の場合はパスADD/DROP局のもう片方)
である。
【0032】“発信局A/D ch ID ”は、パスADD(A
DD/DROP)設定を行なう発信局のADD/DRO
P側のチャンネルIDであり、“終端局A/D ch ID ”
は、パスDROP(ADD/DROP)設定を行なう終
端局のADD/DROP側のチャンネルIDである。ネ
ットワーク10中の回線設定(新規の回線設定,既存の
回線解除)は、この“発信局A/D ch ID ”と“終端局A/
D ch ID ”との間の経路の確定を行なうことになる。
【0033】また、“前ノードch ID ”には、“発信局
A/D ch ID ”と“終端局A/D ch ID”との間の経路の確
定において、中継局等で、TSIによる伝送装置内でチ
ャンネル切り替えが生じる時、次の伝送装置に設定すべ
きパスチャンネルのID情報を与えるものであり、この
情報は伝送装置毎に変更され得る。次に、図4は、図2
に示すペイロードに搭載されるデータ構成を示す図であ
り、この図4に示すペイロード中の“コマンド情報”に
は、パス経路情報が“設定コマンド情報(Command ) ”
又は“応答情報(Response)”を示す情報が搭載される。
なお、ここで、応答情報とは、設定コマンドに対する応
答を示す情報を意味する。
【0034】また、図4に示す“設定情報”には、新規
の回線を確立する要求“Set ”又は既存の回線を解除す
る要求“既存解除(Remove)”が搭載されるようになって
おり、“設定方法情報”には設定する回線が片方向通信
設定“1way”又は双方向通信設定“2way”であるかが搭
載される。さらに、図4に示す“コマンド情報結果”に
は、回線設定(新規の回線設定或いは既存の回線解除)
が正常に実行されたこと“O.K.(許容情報)”又は正常
に実行されなかったこと“N.G.(捕捉不能情報)”のい
ずれかが搭載される。
【0035】なお、“O.K.”は、回線設定の確定を許容
する旨の信号として用いられ、また、“N.G.”は、回線
を捕捉することができない事を示す信号として用いられ
る。なお、上記の“コマンド情報”,“コマンド情報結
果”は、状況に応じて、各伝送装置10−A〜10−C
において変更され得る。ところで、図2に示す“パスト
レースバイト(PTB)受信期待値情報”は、アッド側の伝
送装置とドロップ側の伝送装置との間の回線接続が継続
していることを確認(パスの導通確認)する為に割り当
てられているパスオーバーヘッド(PathOverhead;VC-n P
OH)中のパストレースバイトの監視結果を検証するため
の受信期待値を与える為のものであり、新規に“発信局
A/D ch ID ”と“終端局A/D ch ID ”との間にある回線
の設定を行なった場合に、“発信局A/D ch ID ”と“終
端局A/D ch ID ”との間にある回線について同じパスト
レースバイト受信期待値が設定されるようになってい
る。
【0036】例えば、図46に示すように、ネットワー
ク10内で新規の回線αを伝送装置10−Aと伝送装置
10−Bとの間で設定した場合、各伝送装置10−A〜
10−Cでは、回線設定時に送受信したパス経路情報中
のパストレースバイト受信期待値情報“AAA(15バ
イト)”を保持し、且つ伝送装置毎にこの回線αのパス
トレースバイト受信期待値として設定される。
【0037】導通確認が行なわれる際に、各伝送装置1
0−A〜10−Cは回線αで送られてくるVC−n信号
中のオーバヘッドのJ1バイト(パストレースバイト;
1バイト)部に16マルチフレームで送信される15バ
イト(15アスキー文字)のデータをモニタし、このパ
ストレースバイト受信期待値情報と比較することでVC
−n信号(パス)の導通確認を行なうことが出来る。
【0038】なお、図3にJ1バイトで送信される16
マルチフレーム(16バイト)の構造を示す。なお、1
6マルチフレームのうち1フレーム(1バイト)はCR
Cチェック用に用いられる。各伝送装置10−A〜10
−Cでは、上述の如く構成されたフレームを回線設定時
に受信することで、新規回線を設定したり、既存の回線
を解除するようになっている。
【0039】なお、“回線設定”とは、別段の定めを除
き、新規の回線設定や既存の回線解除を包括している意
味の用語として使用する。以下、回線設定の説明を場合
を分けて説明する。 (1−1)新規回線の設定時の説明 新規に伝送装置10−Aと伝送装置10−Bとの間で回
線を設定する場合で且つ、伝送装置10−Aがネットワ
ーク10の外部の保守者等から回線設定の指示(即ち、
パス経路情報)を受ける場合を説明する。
【0040】ここで、図5は、外部入力されるネットワ
ーク10の保守者等から送られてくる回線設定の指示
(パス経路情報)例を示しており、このパス経路情報
は、前記のパス経路情報(図2参照)と同じフレーム構
成をしているが、“前ノードch ID ”,や“コマンド情
報結果”には情報が伴っていない状態である。なお、外
部から回線設定の指示の他、例えば、伝送装置10−A
(第1の伝送装置)に、EAST側にパス経路情報を送
信させる事も外部入力されるようになっている。
【0041】そして、伝送装置10−Aは、受信したパ
ス経路情報(図5参照)中の“ommand(コマンド情
報)”,“Set(設定情報)”でかつ“発信局ID”から自
ノードで新規に回線設定する事と、“1way(2way)[設定
情報方法]”から片方向(双方向)通信の設定である事
を確認する。また、伝送装置10−Aは、パス経路情報
(図5参照)中の“発信局A/D ch ID ”を基に、新規に
X.C.設定するADD/DROP側のパスチャンネル
を確認するとともに、また“パストレースバイト受信期
待値情報”を確認する。
【0042】なお、パストレースバイト受信期待値情報
が“AAAA”である場合を前提に説明するが、“AA
AA”は、15バイトのデータである。また、伝送装置
10−Aは、自装置のクロスコネクト情報(EAST
側,WEST側,A/D側のチャンネルの切り替え情
報)を基に、使用済みチャンネルを回避したEAST側
の空きチャンネルIDを検出する〔他の伝送装置との空
き回線の捕捉処理(捕捉・設定処理)を行なう〕。
【0043】ここで、仮に、伝送装置10−Aが、EA
ST側の空きチャンネルとしてチャンネル(♯X1)を
検出したと仮定する。また、伝送装置10−Aは、設定
予定の回線の切り替え情報等をクロスコネクト情報とし
て記憶する。クロスコネクト情報として登録するものと
しては、発信局ADD/DROPチャンネルID(♯X
1)と検出したEAST側の空きチャンネルID(♯X
1)と設定方法情報とパストレースバイト受信期待値
(AAAA)とがあり、例えば、クロスコネクト設定と
パストレースバイト受信期待値とを関連づけたクロスコ
ネクト情報〔A/D♯X1──EAST♯X1 AAA
A〕を保持するようになっている。
【0044】なお、上記のクロスコネクト情報〔A/D
♯X1──EAST♯X1 AAAA〕には、“設定方
法情報”が記載されていなが、“設定方法情報”も関連
付けて保持されるようになっていてもよい。また、伝送
装置10−Aは、外部から受信したパス経路情報中の
“前ノードchID”の欄に、捕捉したEAST側のチャン
ネル(♯X1)〔捕捉情報(設定回線情報)〕を記入し
て、図6に示すパス経路情報に編集し、編集したパス経
路情報(図6参照)をSDHフレームのMSOHに搭載
して、終端局へ向けて送信する。
【0045】次に、伝送装置10−C(第2の伝送装
置)は、WEST側からパス経路情報(図6参照)を搭
載したSDHフレームをWEST側から受信した際、M
SOHを終端し、パス経路情報(図6参照)の内容を確
認する。即ち、伝送装置10−Cは、受信したパス経路
情報(図6参照)中の“Command(コマンド情報) ”,
“Set(設定情報) ”でかつ、“発信局ID”,“終端局
ID”を基に、自ノード(C局)での新規のスルー(THR
OUGH)設定である事を確認する。
【0046】ここで、“スルー設定”とは、EAST側
のチャンネルとWEST側のチャンネルとを接続させ
て、所定の信号を通過させることを言う。また、伝送装
置10−Cは、パス経路情報(図6参照)中の“前ノー
ドch ID〔捕捉情報(設定回線情報)〕”からWEST
側の新規に設定するチャンネルをチャンネル(♯X1)
である事、“1way(2way)[ 設定方法情報 ]”を基に、片
方向(双方向)通信設定である事、同時に“パストレー
スバイト受信期待値情報”を確認する。
【0047】そして、伝送装置10−Cは、自装置(C
局)内で保持するクロスコネクト情報を基に、使用済み
チャンネルを回避したEAST側のチャンネルIDを検
出する(回線捕捉処理)。ここで、EAST側のチャン
ネルとして、チャンネル(♯X2)を検出したと仮定す
る。
【0048】また、伝送装置10−Cは、設定予定の回
線の切り替え情報等をクロスコネクト情報として記憶す
る。クロスコネクト情報として登録するものとしては、
WEST側のパスチャンネルIDと上記で検出したEA
ST側の空きチャンネルID,設定方法情報,パストレ
ースバイト受信期待値情報があり、伝送装置10−C
は、伝送装置10−Aと同様に、クロスコネクト情報
〔EAST♯X1──WEST♯X2 AAAA〕を保
持するようになっている。
【0049】また、伝送装置10−Cは、伝送装置10
−Aから送られてくるパス経路情報(図6参照)中の
“前ノードch ID ”の欄を、自装置(C局)で捕捉した
回線を示すEAST側の空きチャンネル(♯X2)に変
更する。この時点では、新規のクロスコネクト設定は行
なわれない(仮設定中となる)。
【0050】そして、伝送装置10−Cは、編集したパ
ス経路情報(図7参照)をSDHフレームのMSOHに
搭載してEAST側に送信する。次に、伝送装置10−
B(第3の伝送装置)は、伝送装置10−Cと同様に、
WEST側で受信したSDHフレームのMSOHを終端
するとともに、パス経路情報(図7参照)を抽出する。
【0051】伝送装置10−Bは、受信したパス経路情
報(図7参照)中の“Command(コマンド情報)”,“Se
t(設定情報)”,“終端局ID”を基に自装置(B局)
での新規の回線設定である事と、“1way(2way)[設定方
法情報]”から片方向(双方向)通信設定であることを
確認する。また、伝送装置10−Bは、“終端局A/D ch
ID ”を基に新規にクロスコネクト設定するADD/D
ROP側のチャンネルを判断するとともに、“前ノード
chID”を基にWEST側のチャンネル(♯X2)を判断
する他、“パストレースバイト受信期待値情報”も確認
する。
【0052】そして、上記の判断を基に、伝送装置10
−Bは、自装置(B局)が保持するクロスコネクト情報
を参照して、パス経路情報(図7参照)中の“終端局A/
D chID(チャンネル♯X1)”により示されるADD/
DROP側のチャンネルが空いている(未設定)かを確
認する(回線捕捉処理)。上記確認の結果、ADD/D
ROP側のチャンネル(♯X1)が空いている時は、伝
送装置10−Bは、回線の切り替え情報等をクロスコネ
クト情報として登録する。
【0053】クロスコネクト情報として登録するものと
しては、WEST側のチャンネルID(♯X2)とAD
D/DROP側のチャンネル(♯X1)、“設定方法情
報”、パストレースバイト受信期待値情報があり、伝送
装置10−Bは、伝送装置10−A等と同様にクロスコ
ネクト情報〔WEST♯X2──A/D♯X1 AAA
A〕を保持するようになっている。
【0054】そして、伝送装置10−Bは、受信したパ
ス経路情報(図7参照)中の“Command(コマンド情
報)”を“Response”に書き換えるとともに、“コマン
ド情報結果”に“O.K.”を記入する。そして、前記の発
信局としての伝送装置10−Aや中継局としての伝送装
置10−Cと異なり、新規に設定したクロスコネクト設
定を有効にするとともに、パストレースバイト受信期待
値情報の新規設定も行なう。
【0055】その後、伝送装置10−Bは、編集したパ
ス経路情報(図8参照)をSDHフレームのMSOHに
挿入し、伝送装置10−Cへ折り返して送信する。次
に、中継局として伝送装置10−Cは、終端局(伝送装
置10−B)から送り返されてくるパス経路情報(図8
参照)が搭載されたSDHフレームをEAST側で受信
した際、MSOHを終端し、パス経路情報(図8参照)
を抽出する。
【0056】そして、伝送装置10−Cは、受信したパ
ス経路情報(図8参照)中の“Response(コマンド情
報)”を基に、自ノードのEAST側のチャンネル(前
ノードch ID )で行なった新規のスルー設定(仮設定)
に対する返信情報であることを確認する。なお、返信情
報とは、“Command (コマンド情報)”を搭載したパス
経路情報に対する“Response(コマンド情報)”を搭載
したパス経路情報を言い、終端局と場合により中継局と
から折り返して送られてくる情報である。
【0057】また、伝送装置10−Cは、“O.K.”を基
に、EAST側の設定が正常にクロスコネクト設定され
たことを確認する。また、伝送装置10−Cは、自装置
内に保持するクロスコネクト情報を参照して、EAST
側のチャンネル(♯X2)とクロスコネクトされるWE
ST側のチャンネルを検索する。ここで、検出されるW
EST側のチャンネルは、チャンネル(♯X1)であ
る。
【0058】そして、伝送装置10−Cは、“Respons
e”や“O.K.”を基に、仮設定中のスルー設定を実行可
能にさせる他、パストレースバイト受信期待値情報の新
規設定も行なう。また、伝送装置10−Cは、受信した
パス経路情報(図8参照)中の“前ノードch ID ”を
“WEST側のチャンネル(♯X2)”に編集する(図
9参照)。
【0059】そして、伝送装置10−Cは、編集したパ
ス経路情報(図9参照)をSDHフレームのMSOHに
挿入し、伝送装置10−Aへ送信する。次に、伝送装置
10−Aは、伝送装置10−Cと同様に、パス経路情報
(図9参照)が搭載されたSDHフレームをEAST側
で受信した際、MSOHを終端し、パス経路情報(図9
参照)を抽出する。
【0060】伝送装置10−Aは、受信したパス経路情
報(図9参照)中の“Response(コマンド情報)”を基
に、EAST側のチャンネル〔前ノードch ID(♯X
1)〕とADD/DROP側のチャンネルとを接続させ
る新規の回線設定に対する返信情報であると確認する。
また、伝送装置10−Aは、“O.K.”から中継局も含め
て正常にクロスコネクト設定されたことを確認すると、
自装置(A局)でのクロスコネクト設定やパストレース
バイト受信期待値情報の新規設定を行なう。
【0061】また、伝送装置10−Aは、正常にクロス
コネクト設定が完了したことを、装置外部に通知する。
以上で新規の回線設定が中継局、終端局まで含めて、伝
送装置10−Aに回線設定の指示を与えるだけで、他の
伝送装置10−B,10−Cを含めて回線設定できる。
【0062】(1−2)既存回線解除時(解除設定)の
説明 以下、前記(1−1)にて説明したネットワーク10内
に設定した回線(単に、パス1と言う場合がある)を用
いて、回線設定(既存の回線解除の設定)について説明
する。ここで、パス1とは、伝送装置10−AのADD
/DROPチャンネル(♯X1)から伝送装置10−B
のADD/DROPチャンネル(♯X1)を含めて複数
の回線の総称を意味する。
【0063】ネットワーク10に接続された伝送装置1
0−A〜10−Cであって、パス1のADD/DROP
局である伝送装置10−A或いは伝送装置10−Bに、
ネットワーク10の保守者等が、既存回線を解除する設
定の指示を外部入力する(装置外部から入力する)。以
下、例として、保守者が伝送装置10−Aに指示を与え
る場合を前提に説明する。
【0064】なお、外部入力される情報内には、伝送装
置10−Aにパス経路情報をEAST側に送信するよう
な指示が含まれている。ここで、既存の回線を解除する
際に、ネットワーク10の保守者が、伝送装置10−A
に外部入力するパス経路情報を図10に示す。ここで、
図10に示すパス経路情報は、前記図5に示す新規回線
設定用のパス経路情報と異なり、“設定情報”に“Remo
ve”が搭載されたデータ構成となっている。
【0065】伝送装置10−A(第1の伝送装置)は、
外部入力されたパス経路情報(図10参照)中の“Comm
and”,“Remove”,“ A(発信局ID)”を基に、自
局(A局)の既存回線を解除する指示である事、また、
“♯X1(発信局A/D ch ID)”を確認する他、“設定
方法情報”,“パストレースバイト受信期待値情報”も
確認する。
【0066】また、伝送装置10−Aは、自装置(A
局)のクロスコネクト情報を基に、ADD/DROP側
のチャンネル(♯X1)と接続されているEAST側の
チャンネルのID(♯X1)を検出する〔他の伝送装置
との間の解除対象の回線の捕捉処理(捕捉・設定処理に
より捕捉・設定済みの解除対象の回線の捕捉・解除処
理)〕とともに、同時にパス経路情報中の“設定方法情
報”,“パストレースバイト受信期待値情報”が一致す
るかを確認する。
【0067】伝送装置10−Aは、クロスコネクト情報
を参照して検出したEAST側のチャンネル(♯X1)
の情報(解除回線情報)をパス経路情報(図10参照)
中の“前ノードch ID ”に記入する編集を行ない(図1
1参照)、編集したパス経路情報(図11参照)をSD
HフレームのMSOHに搭載してこれから解除するパス
の終端局側(EAST側)へ送信する。
【0068】この時点では、また解除予定のパスのX.
C.解除は行なわれない。一方、伝送装置10−C(第
2の伝送装置)は、パス経路情報(図11参照)が搭載
されたSDHフレームをWEST側から受信すると、M
SOHを終端し、パス経路情報(図11参照)を抽出す
る。そして、伝送装置10−Cは、パス経路情報(図1
1参照)中の“Command ”,“Remove”から既存のパス
を解除する指示である事、また“A(発信局ID),
“B(終端局ID)”から自局(C局)のスルー(THROU
GH) 設定を解除する指示である事、“♯X1(前ノード
ch ID )”から自装置(C局)内のクロスコネクト情報
を参照して、解除するWEST側のチャンネル(♯X
2)を確認するとともに、“設定方法情報”,“パスト
レースバイト受信期待値情報”を確認する。
【0069】ここで、伝送装置10−Cは、パス経路情
報(図11参照)中の“前ノードchID (解除回線情
報)”を基に、自装置内のクロスコネクト情報を参照し
て、WEST側のチャンネル(♯X1)と接続されてい
るEAST側のチャンネルのID(♯X2)を検出する
〔回線捕捉処理(回線捕捉・解除処理)〕とともに、パ
ス経路情報(図11参照)中の“設定方法情報”,“パ
ストレースバイト受信期待値情報”が保持されているク
ロスコネクト情報と一致するかを確認する。
【0070】そして、伝送装置10−Cは、パス経路情
報(図11参照)中の“前ノードchID ”に検出したE
AST側チャンネルID(♯X2)を書き込む。なお、
この時点では、伝送装置10−Cは、解除予定のパスの
X.C.解除を行なわない。伝送装置10−Cは、編集
したパス経路情報(図12参照)をSDHフレームのM
SOHに搭載して終端局(C局)側(EAST側)へ送
信する。
【0071】次に、伝送装置10−B(第3の伝送装
置)は、パス経路情報(図12参照)を搭載したSDH
フレームをWEST側から受信すると、MSOHを終端
し、パス経路情報(図12参照)をMSOHから抽出す
る。そして、伝送装置10−Bは、受信したパス経路情
報(図12参照)中の“Commannd”,“Remove”を基
に、既存のパスを解除する指示である事、また“B(終
端局ID)”から自局(B局)の既存回線を解除する指
示である事も確認する。
【0072】また、“終端局ADD/DROPチャンネ
ルID”,“前ノードch ID ”を基に、ADD/DRO
P側のチャンネルID(♯X1)とWEST側のチャン
ネルID(♯X2)とを確認するとともに、“設定方法
情報”,“パストレースバイト受信期待値情報”を確認
する(回線捕捉処理)。ここで、伝送装置10−Bは、
自装置(B局)が保持するクロスコネクト情報を参照し
て、パス経路情報(図12参照)中の“終端局A/D ch I
D ”と“前ノードch ID ”とが既にクロスコネクト設定
されているかを確認する他、パス経路情報( 図12参
照)中の“設定方法情報”,“パストレースバイト受信
期待値情報”がクロスコネクト情報として保持されてい
る“設定方法情報”や“PTB受信期待値情報”と一致
するかを確認する。
【0073】以下、パス経路情報(図12参照)中の
“終端局A/D ch ID ”と“前ノードchID”とが既にクロ
スコネクト設定されており、パス経路情報( 図12参
照)中の“設定方法情報”,“パストレースバイト受信
期待値情報”がクロスコネクト情報として保持されてい
る“設定方法情報”や“PTB受信期待値情報”と一致
する場合を前提に説明する。
【0074】なお、終端局としての伝送装置10−B
は、発信局としての伝送装置10−Aや中継局としての
伝送装置10−Cと異なり、解除予定の回線に関わるク
ロスコネクト情報の登録を削除する。即ち、“終端局A/
D ch ID(♯X1)”,“前ノードチャンネルID(♯X
2)”,“設定方法情報〔1way(2way)〕”,“パストレ
ースバイト受信期待値情報”が削除される。
【0075】伝送装置10−Bは、解除する回線のクロ
スコネクト情報を削除する一方で、受信したパス経路情
報(図12参照)中の“Command ”を“Response”に書
き換える他、“コマンド情報結果”の空欄を“O.K.”に
編集する。そして、伝送装置10−Bは、解除する回線
のX.C.設定を解除するとともに、パストレースバイ
ト受信期待値情報の設定の解除も行なうが、この際、受
信期待値情報はパストレースバイト受信期待値情報の初
期設定情報に変更される。
【0076】また、伝送装置10−Bは、編集したパス
経路情報(図13参照)をSDHフレームのMSOHに
挿入して、先のWEST側の伝送装置10−Cへ送り返
す。次に、伝送装置10−Cは、パス経路情報(図13
参照)を搭載したSDHフレームをEAST側から受信
すると、MSOHを終端し、パス経路情報(図13参
照)を抽出し、パス経路情報(図13参照)中の“Resp
onse” を基に、自局(C局)のEAST側のチャンネ
ル(前ノードch ID)のスルー設定の解除予定を受けた
パス経路情報(図11参照)の返信情報である事を確認
する。
【0077】また、伝送装置10−Cは、パス経路情報
(図13参照)中の“O.K.”を基に、EAST側の伝送
装置10−B(B局)で正常にX.C.解除が行なわれ
たことを確認する他、“前ノードch ID(♯X2;C局の
EAST側のチャンネルID)”を基に、自装置(C
局)内に保持するクロスコネクト情報を参照して、EA
ST側のチャンネル(♯X2)とクロスコネクト設定さ
れているWEST側のチャンネル(♯X1)を検出す
る。
【0078】そして、伝送装置10−Cは、クロスコネ
クト情報として登録しているクロスコネクト情報の内
で、解除予定の回線のクロスコネクト情報の登録の削除
を行なう。ここで、登録の削除の対象としては、EAS
T側のチャンネルID〔前ノードチャンネルID(♯X
2)〕,検出されたWEST側のチャンネルID(♯X
1),設定方法情報,パトレースバイト受信期待値情報
である。
【0079】そして、伝送装置10−Cは、受信したパ
ス経路情報(図13参照)中の“前ノードch ID(♯X
2)”をEAST側のチャンネル(♯X2)とクロスコ
ネクト設定されているWEST側のチャンネル(♯X
1)に編集する。さらに、伝送装置10−Cは、終端局
から送られてくる応答情報とコマンド情報結果(O.K.)
を基に、X.C.設定を解除するとともに、パストレー
スバイト受信期待値情報の設定を行なうが、この際、受
信期待値はパストレースバイト受信期待値情報の初期設
定情報に変更される。
【0080】また、伝送装置10−Cは、編集したパス
経路情報(図14参照)をSDHフレームのMSOHに
挿入して、WEST側の伝送装置10−Aへ向けてSD
Hフレームを送信する。次に、伝送装置10−Aは、パ
ス経路情報(図14参照)を搭載したSDHフレームを
EAST側から受信すると、MSOHを終端し、パス経
路情報(図14参照)を抽出し、パス経路情報(図14
参照)中の“Response”を基に、自装置(A局)の既存
回線を解除する要求に対する返信情報である事を確認す
る他、パス経路情報(図14参照)中の“O.K.”を基
に、中継局も含めて他の伝送装置10−B,10−Cに
て正常にX.C.設定の解除が行なわれたことを確認す
る。
【0081】また、伝送装置10−Aは、解除する予定
の回線に関するクロスコネクト情報の登録の削除を行な
う。ここで、登録の削除の対象としては、EAST側の
チャンネルID〔前ノードチャンネルID(♯X
1)〕,ADD/DROP側のチャンネルID(♯X
1),設定方法情報,パストレースバイト受信期待値情
報である。
【0082】さらに、伝送装置10−Aは、受信した
“応答情報(Response)”と“コマンド情報結果(O.
K.)”を基に、X.C.設定を解除するとともに、パス
トトースバイト受信期待値情報の設定を行なうが、この
際、受信期待値はパストレースバイト受信期待値情報の
初期設定情報に変更される。そして、発信局としての伝
送装置10−Aは、装置外部に、X.C.設定の解除が
他の伝送装置10−B,10−Cも含めて正常に完了し
た事を通知する。
【0083】(1−3)エラー発生時の説明 以下、前記(1−1)にて説明した、ネットワーク10
内の新規に回線を設定する場合において、ある伝送装置
10−A〜10−Cにおいて、回線設定を行なえない事
態が発生した場合について、伝送装置10−CがEAS
T側の空きチャンネルを検出できない場合を例に説明す
る。
【0084】伝送装置10−C(第2の伝送装置)は、
伝送装置10−Aから送られてくるパス経路情報(図6
参照)を受信した後に、パス経路情報(図6)中の情報
を基に、自装置(C局)において新規にスルー設定を行
なう際に、自装置が保持するクロスコネクト情報を参照
して、EAST側の空きチャンネルを検出する作業を行
なう。
【0085】EAST側の空きチャンネルを検出する作
業において、伝送装置10−CがEAST側の空きチャ
ンネルを検出できなかったとき、伝送装置10−Cは、
受信したパス経路情報(図6参照)中の“Command”を
“Response ”に編集するとともに、“コマンド情報結
果”の欄を“N.G.”に編集する(図15参照)。伝送装
置10−Cは、編集したパス経路情報(図15参照)を
SDHフレームに挿入して、伝送装置10−Aへ送り返
す。
【0086】伝送装置10−Aは、パス経路情報(図1
5参照)を搭載したSDHフレームを受信すると、パス
経路情報(図15参照)を抽出し、パス経路情報(図1
5参照)中の“Response(コマンド情報結果)”を基
に、自装置(A局)のEAST側のチャンネル〔前ノー
ドチャンネルID(♯X1)〕で新規に設定を行なった
パスの返信情報であることを確認するとともに、“N.
G.”を基に、自装置(A局)のEAST側の他の伝送装
置10−C,10−Bにおいて、X.C.設定が正常に
行なわれなかったことを確認する。
【0087】また、伝送装置10−Aは、受信したパス
経路情報(図15参照)中のEAST側のチャンネルI
D〔前ノードch ID(♯X1)〕を基に、自装置(A局)
内のクロスコネクト情報を参照して、EAST側のチャ
ンネル(♯X1)とクロスコネクトされる自装置のAD
D/DROPのチャンネルID(♯X1)を確認する。
【0088】そして、伝送装置10−Aは、設定不可能
であるパスに関するX.C.設定の登録の削除を行な
う。ここで、登録の削除の対象は、EAST側のチャン
ネルID(♯X1),ADD/DROPのチャンネルI
D(♯X1),設定方法情報,パストレースバイト受信
期待値情報である。
【0089】また、伝送装置10−Aは、他の伝送装置
10−B,10−Cを含めて新規にパスの設定を正常に
行なえなかった事を装置外部に通知する。以上の詳述し
たネットワーク10での回線設定を行なうための各伝送
装置10−A〜10−Cの構成を以下に説明する。 (2)ネットワークに設けられる伝送装置の説明 ここで、図16は、本発明の実施の形態に係る伝送装置
の機能ブロック図であり、この図16に示す伝送装置1
0−A〜10−Cは、外部パス経路情報インタフェース
部1(インタフェース部)とパス経路設定機能部2(第
1の捕捉処理部,第2の捕捉処理部)とパス経路情報挿
入/抽出部3W,3EとMST(Multiplex Section Ter
mination) 部4W,4EとMSA(Multiplex Section
Adaptation)部5W,5EとPTB受信期待値メモリ6
とPOM(Path Overhead Monitor) 部7とクロスコネ
クト部(X.C.部と言う場合もある)8と外部入力装
置11と出力装置12とをそなえて構成されている。
【0090】なお、各符号に付する“E”は、主にEA
ST側に関わるものであることを意味し、“W”は、主
にWEST側に関わるものであること意味する。ここ
で、外部パス経路情報インタフェース部1は、ネットワ
ーク管理者からのパス経路情報の外部入力、設定結果を
外部出力するもので、外部入力装置11から送られてく
るパス経路情報を受信すると、装置内部へ出力する一方
で、装置内部から送られてくる情報を装置外部の出力装
置12へ出力するようになっている。
【0091】パス経路情報挿入/抽出部3W,3Eは、
パス経路情報をMSOHに挿入する他、MSOHからパ
ス経路情報を抽出するものであり、場合によりパス経路
情報挿入/抽出部3W,3Eを挿入と抽出との機能に着
目して、パス経路情報挿入部3W,3E或いはパス経路
情報抽出部3W,3Eと言う場合がある。そして、MS
T部4W,4Eは、SDHフレーム中のMSOH(Multi
plex Section Overhead)を終端するものであり、PO
M(Path Overhead Monitor) 部は、パスオーバヘッド
(Path Overhead;POH) を検出するもので、MSA5W,
5Eは、多重されたVC−n信号を分離する一方で、個
々のVC−n信号を多重するものである。
【0092】さらに、PTBモニタ7aをそなえて構成
されており、このPTBモニタ7aは、POH中のパス
トレースバイトを検出するものである。PTB受信期待
値メモリ6は、パストレースバイト受信期待値情報を保
持するものである。ところで、パス経路情報挿入/抽出
部3WとMST4Wとは、他の伝送装置へ向けて、パス
経路情報を搭載したSDHフレームを送信することから
第1の送信部,第2の送信部として機能する。
【0093】また、EAST側のパス経路情報挿入/抽
出部3EとMST4Eも、第1の送信部,第2の送信部
としても機能するようになっている。また、クロスコネ
クト部8は、EAST側,WESTA側及びADD/D
ROP側間でそれぞれ入力されてくる信号(VC−n信
号)を切り替え制御するものであり、パス経路設定機能
部2から送られてくるクロスコネクト設定を基に、チャ
ンネルの切り替え制御を行なうTSI機能をそなえてい
る。
【0094】ここで、クロスコネクト部8は、回線設定
情報メモリ8aをそなえて構成されており、回線設定情
報メモリ8aは、クロスコネクト部8にて切り替え制御
される信号の切り替え情報(クロスコネクト設定)を保
持しており、切り替え情報は、入力された信号をいずれ
のチャンネル信号として切り替える情報である。例え
ば、回線設定情報メモリ8aには、EAST側のチャン
ネル(♯X1)とWEST側のチャンネル(♯X2)と
が接続されている場合には、EAST側からチャンネル
(♯X1)で送られてくる信号をWEST側のチャンネ
ル(♯X2)に切り替える情報が保持されている。
【0095】なお、この切り替え情報(クロスコネクト
設定)はパス経路設定機能部2から送られてくる。次
に、外部入力装置11は、ネットワーク10の保守者が
装置へパス経路情報を入力するための装置であり、出力
装置12は、外部パス経路情報インタフェース部1から
送られてくる回線設定の結果等の情報を外部へ表示,出
力するための装置である。
【0096】ここで、パス経路設定機能部2は、受信し
たパス経路情報を基に、他の伝送装置との間の回線設定
若しくは解除設定のための捕捉処理を行なうものであ
り、外部入力,SDHフレーム中から受けたパス経路情
報の処理を行ない、それを基にクロスコネクト情報(ク
ロスコネクト設定,パストレースバイト受信期待値情
報)の設定変更の指示を施すものである。
【0097】このため、パス経路設定機能部2は、図1
7に示すように、パス経路情報解析部(第1の解析部,
第2の解析部)21W,21EとX.C.設定判定部
(第1の判断部,第2の判断部)22W,22EとX.
C.情報編集部(第1のクロスコネクト情報編集部,第
2のクロスコネクト情報編集部)23W,23EとX.
C.情報データベース(X.C.情報D.B)部(第1
のデータベース部,第2のデータベース部)24とパス
経路情報編集部(第1のパス経路情報編集部,第2のパ
ス経路情報編集部)25W,25EとX.C.設定変更
指示部26とPTB受信期待値設定変更指示部27とを
そなえて構成されている。
【0098】ここで、パス経路情報解析部21W,21
Eは、外部パス経路情報インタフェース部1にて受信さ
れた指示や他の伝送装置から受信したパス経路情報を解
析するものである。X.C.情報D.B.部24は、回
線の接続関係を示すクロスコネクト情報を保持するもの
であり、自局のクロスコネクト情報(設定チャンネル、
それに対応するパストレースバイト受信期待値情報)を
保持するようになっている。
【0099】下記の表2に、X.C.情報D.B.部2
4に保持されるクロスコネクト情報例を示すが、EAS
T側のチャンネル(♯X2)とWEST側のチャンネル
(♯X3)とが接続される事と、それらのチャンネルの
パストレースバイト受信期待値情報(DDDD)を保持
するようになっている。
【0100】
【表2】
【0101】X.C.設定判定部22Wは、パス経路情
報解析部21Wで解析された結果を基に、X.C.情報
D.B.部24に保持されているクロスコネクト情報を
参照して、隣接する伝送装置との間で捕捉すべき回線を
判断するものであり、自局のクロスコネクト設定の判定
を行なうようになっている。また、X.C.判定部22
Eも、同様に、パス経路情報解析部21Eで解析された
パス経路情報の内容を用いて、X.C.情報D.B.部
24を参照してクロスコネクト設定の判定を行なうよう
になっている。
【0102】X.C.情報編集部23Wは、X.C.設
定判定部22Wにて判断された結果を基に、X.C.情
報D.B.部24に記憶されているクロスコネクト情報
を編集するものであり、X.C.情報D.B.部24の
内容を必要に応じてローカルに編集するようになってい
る。また、X.C.情報編集部23Eも、X.C.情報
編集部23Wと同様に、X.C.設定判定部22Eにて
判断された結果を基に、X.C.情報D.B部24を必
要に応じてローカルに編集するものである。
【0103】パス経路情報編集部25W,25Eは、
X.C.設定判定部22W或いはX.C.設定判定部2
2Eにて判断された結果を基に、パス経路情報中の“前
ノードch ID ”や“ コマンド情報”,“コマンド情報
結果”の内容を変更するようになっている。X.C.設
定変更指示部26は、終端局から送られてくる“コマン
ド情報結果(O.K.)”を基に、捕捉した回線を設定すべ
き回線として確定させるものであり、クロスコネクト設
定の変更のタイミングを与えるようになっている。具体
的には、X.C.設定変更指示部26は、“Response”
と“O.K.”を基に、クロスコネクト設定の確定を行なう
ものである。
【0104】ここで、図43は、X.C.設定変更指示
部26の処理を説明するための図であり、X.C.設定
変更指示部26は、“Response”と“O.K.”を受信する
と、クロスコネクト部8に設けられる読み出し書き込み
回路8b(図43参照)に“Response”と“O.K.”を受
信した旨を通知し、読み出し書き込み回路8bがX.
C.情報D.B.部24にクロスコネクト設定を読み出
すとともに、読み出したクロスコネクト設定を回線設定
情報メモリ8aに書き込むようになっている。なお、回
線を削除する設定のときは、読み出し書き込み回路8b
は、パス経路情報解析部21W,21Eから受信した
“前ノードch ID ”を基に、回線設定情報メモリ8aに
保持されている解除対象のクロスコネクト設定を削除す
るようになっている。
【0105】PTB受信期待値設定変更指示部27も、
X.C.設定変更指示部26と同様に、折り返して終端
局からの“Response”と“O.K.”を基に、パストレース
バイト受信期待値情報の変更のタイミングを与えるもの
である。ここで、図44は、PTB設定変更指示部27
の処理を説明するための図であり、PTB設定変更指示
部27は、新規の回線設定の場合、パス経路情報解析部
21W,21Eから“Response”と“O.K.”とを受信す
ると、読み出し書き込み回路6a(図44参照)に“Re
sponse”と“O.K.”と“前ノードch ID ”とを受信した
旨を通知し、読み出し書き込み回路6aが“ 前ノードc
h ID ”を基に、X.C.情報D.B.部24から新規
に設定するクロスコネクト情報(クロスコネクト設定,
PTB受信期待値情報)を読み出すとともに、読み出し
たパストレースバイト受信期待値情報をクロスコネクト
設定中のチャンネルのパストレースバイト受信期待値と
して、パストレースバイト受信期待値メモリ6に書き込
むようになっている。
【0106】なお、既存の回線解除のとき、PTB設定
変更指示部27はパス経路情報解析部21W,21Eか
ら“Response”と“O.K.”と“PTB受信期待値情報”
とを受信すると、読み出し書き込み回路6aに“Respon
se”と“O.K.”と“PTB受信期待値情報”とを受信し
た旨を通知し、読み出し書き込み回路6aは、“PTB
受信期待値情報”を基に、パストレースバイト受信期待
値メモリ6に保持されているPTB受信期待値情報を削
除し、解除された回線パストレースバイト受信期待値は
初期値に変更される。
【0107】以下、回線設定の処理動作を場合を分けて
フローチャート(図18〜34,図41,図42)を用
いて説明する。なお、各フローチャート(図18〜3
4,図41,図42)は、WEST側のパス経路情報解
析部21Wから処理を始める場合を前提に説明している
ため、EAST側のパス経路情報解析部21Eが処理す
る場合は、各図18〜図34,図41,図42内に表記
或いは内在する「WEST」を対称の「EAST」とし
て、「EAST」を「WEST」としてそれぞれ置き換
えればよい。
【0108】(2−1)新規に回線設定を行なう場合 伝送装置10−Aの外部パス経路情報インタフェース部
1は、回線設定のパス経路情報(図5参照)を受信する
と、受信した内容の解析をスタートさせて(図18中の
ステップT1)、受信した情報がどこから送られてきた
のかを判断する(ステップT2)。
【0109】ここで、装置外部のネットワーク10の保
守者からの指示は、外部入力装置11から送られてくる
ので、外部入力装置11から送られてきたと判断し、さ
らに外部入力装置11から送られてきた(外部入力時に
指示された)パス経路情報の送信方向を判断する(ステ
ップT3)。以下、外部入力されたパス経路情報をEA
ST側に送信させる指示がある(ステップT4)場合を
前提に説明するが、この場合、外部パス経路情報インタ
フェース部1は、パス経路情報解析部21Wに受信した
パス経路情報を送信する(ステップT4)。
【0110】次に、パス経路情報解析部21Wは、外部
パス経路情報インタフェース部1からパス経路情報(図
5参照)を受信すると(図19中のステップS1)、受
信したパス経路情報の解析をスタートする(ステップS
2)。ここで、パス経路情報解析部21Wは、受信した
パス経路情報(図5参照)中のコマンド情報が“Comman
d”であるかを判断し(ステップS3)、“Command”に
該当することから“設定情報”が“Set ” であるかを
判断する(ステップS3のYESルートからステップS
4)。また、パス経路情報解析部21Wは、“Set ”で
ある事から発信局IDが自局(A局)を示すIDである
かを判断する(ステップS4のYESルートからステッ
プS5)。ここで、パス経路情報解析部21Wは、“A
(発信局ID)”から自局であると判断し、“発信局I
D”,“設定方法情報”,“PTB受信期待値情報”を
確認後、X.C.設定判定部22Wに送信する(ステッ
プS5のYESルートからステップS6)。
【0111】そして、X.C.設定判定部22Wは、パ
ス経路情報解析部21Wから解析した内容を受信する
と、設定判定の処理をスタートし(ステップS7)、
“発信局A/D ch ID ”で指定されたチャンネル(♯X
1)の空きがあるか〔A/D ch ID (♯X1)が使用され
ていない〕を確認する(ステップS8)。ここで、X.
C.設定判定部22Wは、X.C.情報D.B.部24
に保持されているクロスコネクト情報を参照して、チャ
ンネル(♯X1)が使用されていないかを確認するが、
例として、チャンネル(♯X1)が使用されていない場
合を前提に説明する。
【0112】X.C.設定判定部22Wは、“発信局A/
D ch ID ”で指定されたチャンネル(♯X1)が未使用
である場合、更に、“発信局A/D ch ID ”と接続される
EAST側の空きチャンネルを検出する(ステップS8
のYESルートからステップS9)。ここで、X.C.
設定判定部22Wが、X.C.情報D.B.部24に保
持されているクロスコネクト情報を参照して、EAST
側に未使用のチャンネル(♯X1)を検出した場合を例
に説明する。
【0113】X.C.設定判定部22Wが、EAST側
の空きチャンネル(♯X1)を検出すると、“発信局I
D”,“設定方法情報”,“PTB受信期待値情報”及
び検出したEAST側のチャンネル(♯X1)をX.
C.情報編集部23Wに通知する(ステップS9のYE
SルートからステップS10)。次に、X.C.情報編
集部23Wは、X.C.設定判定部22Wから受信した
情報〔“発信局ID”,“設定方法情報”,“PTB受
信期待値情報”及び検出したEAST側のチャンネル
(♯X1)〕を基に、X.C.情報D.B.部24の編
集を行ない(ステップS11)、その後、X.C.情報
編集部23Wは、X.C.設定判定部22Wに、X.
C.情報D.B.部24に保持されているクロスコネク
ト情報の編集が終了した事を示す通知を行なう(図20
中のステップS12)。
【0114】また、X.C.設定判定部22Wは、パス
経路情報解析部21Wに設定可能の通知及び接続チャン
ネル〔EAST側のチャンネル(♯X1)〕を通知する
(図20中のステップS13)。パス経路情報解析部2
1Wは、パス経路情報編集部25Eに設定可能の通知と
検出された接続チャンネル(♯X1)と受信した時点の
パス経路情報(図5参照)を送信する(ステップS1
4)。
【0115】パス経路情報編集部25Eは、パス経路情
報解析部21Wから受信したパス経路情報(図5参照)
に検出された接続チャンネル〔EAST側のチャンネル
(♯X1)〕を“前ノードch ID ”に記入する(ステッ
プS15)。パス経路情報編集部25Eは、変更された
パス経路情報(図6参照)をパス経路情報挿入部3Eに
送信する(ステップS16)。
【0116】ここで、パス経路情報挿入/抽出部3E
は、パス経路設定機能部2中のパス経路情報編集部25
Eからパス経路情報(図6参照)を受信すると(図42
中のステップQ1)、SDHフレームのMSOH中にパ
ス経路情報のヘッダフラグを挿入し(ステップQ2)、
ヘッダフラグ(図6中の“H.F.”)に続くパス経路
情報をMSOH中に挿入する(ステップQ3)。
【0117】そして、MST4Eが、このパス経路情報
をSDHフレームのMSOHに搭載して、EAST側の
伝送路へ送出する。一方、伝送装置10−Cが伝送装置
10−Aから送られくるSDHフレームをWEST側で
受信すると、伝送装置10−CのMST部4W(図16
参照)は、MSOHを終端する。
【0118】すると、パス経路情報挿入/抽出部3W
は、SDHフレームのMSOH中のパス経路情報(図6
中のH.F.)のヘッダフラグを検出し(図41に示ス
テップP1 )、ヘッダフラグ以降のパス経路情報を抽出
する(ステップP2)。その後、パス経路情報挿入/抽
出部3Wは、さらに抽出したパス経路情報(図6参照)
をパス経路設定機能部2中のパス経路情報解析部21W
に送信する(ステップP3)。
【0119】次に、パス経路情報解析部21Wは、前記
の伝送装置10−Aのパス経路情報解析部21Wと同様
に、パス経路情報(図6参照)を受信すると(図19中
のステップS1)、受信したパス経路情報の解析をスタ
ートする(図19中のステップS2)。また、パス経路
情報解析部21Wは、パス経路情報(図6参照)中の
“Command ”,“Set ”であることから、“発信局I
D”が自局であるか否かを判断する(ステップS5)。
【0120】ここで、パス経路情報(図6参照)中の
“発信局ID”がA局を示しているので、伝送装置10
−C(C局)のパス経路情報解析部21Wは、さらに、
“終端局ID”が自局(C局)を示しているかを判断し
(ステップS5のNOルートからステップS22)、
“終端局ID”がB局を示しているので、“前ノードch
ID ”,“設定方法情報”,“PTB受信期待値情報”
を確認後、X.C.設定判定部22Wに送信する(ステ
ップS22のNOルートからステップS38)。
【0121】その後、X.C.設定判定部22Wは、設
定判定の処理をスタートし(ステップS39)、パス経
路情報(図6参照)中の“前ノードch ID(♯X1)”と
接続されるEAST側の空きチャンネルを検出する(ス
テップS40)。ここで、EAST側の空きチャンネル
としてチャンネル(♯X2)を検出した場合を仮定す
る。
【0122】X.C.設定判定部22Wは、EAST側
の空きチャンネル(♯X2)を検出したことから、“前
ノードch ID ”,“設定方法情報”,“PTB受信期待
値情報”に加えて、検出したEAST側の空きチャンネ
ル(♯X2)をX.C.情報編集部23Wに送出する
(ステップS40のYESルートからステップS4
1)。
【0123】次に、X.C.情報編集部23Wは、X.
C.情報D.B.部24に保持されているクロスコネク
ト情報の編集を行ない(ステップS42)、編集が終了
すると、X.C.設定判定部22Wに編集終了の通知を
行なう(図21中のステップS43)。また、X.C.
設定判定部22Wは、設定可能の通知及び接続チャンネ
ル〔検出したEAST側のチャンネル(♯X2)〕をパ
ス経路情報解析部21Wに通知する(ステップS4
4)。
【0124】パス経路情報解析部21Wは、設定可能の
通知,検出された接続チャンネル(♯X2)及び受信し
た時点でのパス経路情報(図6参照)をパス経路情報編
集部25Eに送信する(ステップS45)。パス経路情
報編集部25Eは、受信したパス経路情報(図6参照)
中の“前ノードch ID ”を検出された接続チャンネル
(♯X2)に変更し(ステップS46;図7参照)、変
更されたパス経路情報をパス経路情報挿入部3Eへ送信
する(ステップS47)。
【0125】ここで、パス経路情報挿入/抽出部3Eが
前記の伝送装置10−Aのパス経路情報挿入/抽出部3
Eと同様の処理(図42に示すステップQ1〜Q3)を
行なって、MST4E(図16参照)は、パス経路情報
(図7参照)を搭載したMSOHをSDHフレームに搭
載した後に、EAST側の伝送路へ送出する(パス経路
情報は、伝送装置10−Bへ向けて送信される)。
【0126】他方、伝送装置10−Bが伝送装置10−
Cから送られくるSDHフレームをWEST側で受信す
ると、伝送装置10−BのMST部4W(図16参照)
は、MSOHを終端する。すると、パス経路情報挿入/
抽出部3Wが前記の伝送装置10−Cのパス経路情報挿
入/抽出部3Wと同様の処理(図41に示ステップP1
〜P3)を行なって、パス経路情報(図7参照)は、パ
ス経路設定機能部2中のパス経路情報解析部21Wに送
信される。
【0127】次に、パス経路情報解析部21Wは、前記
の伝送装置10−Cのパス経路情報解析部21Wと同様
に、パス経路情報(図7参照)を受信すると(図19中
のステップS1)、受信したパス経路情報の解析をスタ
ートする(図19中のステップS2)。また、パス経路
情報解析部21Wは、パス経路情報(図7参照)中の
“Command ”,“Set ”であることから、“発信局I
D”が自局であるか否かを判断する(ステップS5)。
【0128】ここで、パス経路情報(図7参照)中の
“発信局ID”がA局を示しているので、伝送装置10
−B(B局)のパス経路情報解析部21Wは、さらに、
“終端局ID”が自局(B局)を示しているかを判断し
(ステップS5のNOルートからステップS22)、
“終端局ID”がB局(自局)を示しているので、“終
端局A/D ch ID ”,“前ノードch ID ”,“設定方法情
報”,PTB受信期待値情報”を確認後、X.C.設定
判定部22Wに送信する(ステップS22のYESルー
トからステップS23)。
【0129】その後、X.C.設定判定部22Wは、設
定判定の処理をスタートし(ステップS24)、“終端
局A/D ch ID ”で指定されたADD/DROP側のチャ
ンネル(♯X1)の空きをX.C.情報D.B.部24
に保持されているクロスコネクト情報を参照して確認す
る(ステップS25)。ここで、B局のADD/DRO
P側のチャンネル(♯X1)が、未使用である場合を仮
定する。
【0130】X.C.設定判定部22Wは、B局のAD
D/DROP側のチャンネル(♯X1)が空いている
(未使用である)ことを確認できると、“終端局A/D ch
ID ”,“前ノードch ID ”,“設定方法情報”,“P
TB受信期待値情報”をX.C.情報編集部23Wに送
信する(ステップS25のYESルートからステップS
26)。
【0131】X.C.情報編集部23Wは、X.C.情
報D.B.部24に保持されているクロスコネクト情報
の編集を行なう(ステップS27)。具体的には、X.
C.情報編集部23Wは、新たに設定される回線の“終
端局A/D ch ID ”,“前ノードch ID ”,“設定方法情
報”,“PTB受信期待値情報”をX.C.情報D.
B.部24に書き込む。
【0132】X.C.情報編集部23Wは、X.C.情
報D.B.部24に保持されているクロスコネクト情報
の編集が終了すると、X.C.設定判定部22Wに編集
終了の通知を行ない(図22中のステップS28)、そ
れを受信したX.C.設定判定部22Wは、設定可能の
通知をパス経路情報解析部21Wに送信する(ステップ
S29)。
【0133】次に、パス経路情報解析部21Wは、WE
ST側のパス経路情報編集部25Wに設定可能の通知及
び受信した時点でのパス経路情報(図7参照)を送信す
る(ステップS30)。ここで、WEST側のパス経路
情報編集部25Wは、受信したパス経路情報(図7参
照)中の“Command” を“Response”に変更し、“コマ
ンド情報結果”の欄を“O.K.”と編集する(ステップS
31)。
【0134】また、X.C.設定変更指示部26は、パ
ス経路情報解析部21Wから送られてくる“前ノードch
ID ”を基に、新規のクロスコネクト設定を可能にさ
せ、PTB受信期待値設定変更指示部27は、パス経路
情報解析部21Wから送られてくる“ 前ノードch ID”
基に、パストレースバイト受信期待値情報を設定する
(ステップS32)。
【0135】そして、パス経路情報編集部25Wは、変
更されたパス経路情報(図8参照)をWEST側のパス
経路情報挿入部3Wに送信する(ステップS33)。こ
こで、パス経路情報挿入/抽出部3Wが、前記の伝送装
置10−Cのパス経路情報挿入/抽出部3Eと同様の処
理(図42中のステップQ1〜Q3)を行なって、MS
T4W(図16参照)は、パス経路情報(図8参照)を
搭載したMSOHをSDHフレームに搭載した後に、W
EST側の伝送路へ送出する(パス経路情報は、伝送装
置10−Cへ送り返される)。
【0136】次に、伝送装置10−Cが伝送装置10−
Bから送り返されてくるSDHフレームをEAST側で
受信すると、伝送装置10−CのMST部4E(図16
参照)は、MSOHを終端する。ここで、EAST側の
パス経路情報挿入/抽出部3Eが、前記の伝送装置10
−Bのパス経路情報挿入/抽出部3Wと同様の処理(図
41に示すステップP1〜P3)を行なって、パス経路
情報(図8参照)は、パス経路設定機能部2中のパス経
路情報解析部21Eに送信される。
【0137】次に、パス経路情報解析部21Eは、パス
経路情報(図8参照)を受信すると(図19中のステッ
プS1)、受信したパス経路情報の解析をスタートする
(図19中のステップS2)。また、パス経路情報解析
部21Eは、パス経路情報(図8)中のコマンド情報が
“Command” であるかを判断し(ステップS3)、“Re
sponse”であることから、設定情報が“Set ” である
かを判断する(ステップS3のNOルートから図23中
のステップS48)。
【0138】また、パス経路情報解析部21Eは、“Se
t ” であることから“発信局ID”が自局(C局)を
示すIDであるかを判断する(図23に示すステップS
48のYESルートからステップS49)。ここで、パ
ス経路情報解析部21Eは、パス経路情報(図8参照)
中の“A(発信局ID)”を基に、自局(C局)に該当
しないと判断し、“コマンド情報結果”が“O.K.”であ
るかを判断する(ステップS49のNOルートからステ
ップS59)。
【0139】パス経路情報(図8参照)中の“コマンド
情報結果”が“O.K.”であることから、パス経路情報解
析部21Eは、パス経路情報(図8参照)中の“前ノー
ドchID”を確認した後に、X.C.設定判定部22Eに
“♯X2(前ノードch ID)”を送信する(ステップS
59のYESルートからステップS60)。次に、X.
C.設定判定部22Eは、EAST側のチャンネル(♯
X2;前ノードch ID )を基に、X.C.情報D.B.
部24に保持されているクロスコネクト情報を参照し
て、WEST側のチャンネル(♯X1)を検出する(ス
テップS61)。
【0140】X.C.設定判定部22Eは、WEST側
のチャンネル(♯X1)を検出した後、検出したチャン
ネル(♯X1)をパス経路情報解析部21Eに送信する
(ステップS62)。パス経路情報解析部21Eは、
X.C.設定判定部22Eにて検出された接続チャンネ
ル〔WEST側のチャンネル(♯X1)〕と受信した時
点のパス経路情報(図8参照)をパス経路情報編集部2
5Wに送信する(ステップS63)。
【0141】次に、パス経路情報編集部25Wは、“前
ノードch ID ”の欄に、検出されたWEST側のチャン
ネルID(♯X1)を記入する(図24中のステップS
64)。また、X.C.設定変更指示部26は、パス経
路情報解析部21Eから送られてくる“前ノードch ID
”を基に、新規のクロスコネクト設定を可能にさせ、
PTB受信期待値設定変更指示部27は、パス経路情報
解析部21Eから送られてくる“前ノードch ID ”を基
に、パストレースバイト受信期待値情報を設定する(ス
テップS65)。
【0142】そして、パス経路情報編集部25Wは、変
更されたパス経路情報(図9参照)をWEST側のパス
経路情報挿入部3Wに送信する(ステップS66)。こ
こで、パス経路情報挿入/抽出部3Wは、前記の伝送装
置10−Cのパス経路情報挿入/抽出部3Eと同様の処
理(図42中のステップQ1〜Q3)を行なって、MS
T4W(図16参照)は、パス経路情報(図9参照)を
搭載したMSOHをSDHフレームに搭載した後に、W
EST側の伝送路へ送出する(MSOHは、伝送装置1
0−Aへ送り返される)。
【0143】次に、伝送装置10−Aが伝送装置10−
Cから送られてくるSDHフレームをEAST側で受信
すると、伝送装置10−AのMST部4E(図16参
照)は、MSOHを終端する。すると、EAST側のパ
ス経路情報挿入/抽出部3Eが前記の伝送装置10−B
のパス経路情報挿入/抽出部3Eと同様の処理(図41
に示ステップP1 〜P3)を行なって、パス経路情報
(図9参照)は、パス経路設定機能部2中のパス経路情
報解析部21Eに送信される。
【0144】次に、パス経路情報解析部21Eは、伝送
装置10−Cのパス経路情報解析部21Eと同様に、パ
ス経路情報(図9参照)を受信すると(図19中のステ
ップS1)、受信したパス経路情報の解析をスタートす
る(図19中のステップS2)。パス経路情報(図9参
照)の“コマンド情報”,“設定情報”が“Respons
e”,“Set ”であることから、“発信局ID”が自局
を示すものかを判断する(図19に示すステップS3の
NOルートから図23中のステップS48且つステップ
S48のYESルートからステップS49)。
【0145】ここで、パス経路情報(図9参照)中の
“発信局ID”が自局(A局)を示すことから、パス経
路情報解析部21Eは、“コマンド情報結果”が“O.
K.”であるかを判断する(ステップS49のYESルー
トからステップS50)。パス経路情報解析部21E
は、“コマンド情報結果”が“O.K.”であることから、
X.C.設定変更指示部26に“Response”と“O.K.”
と“前ノードch ID”とを送信し、X.C.設定変更指
示部26は、“前ノードch ID ”を基に新規のクロスコ
ネクト設定を可能にさせ、PTB受信期待値変更指示部
27もパス経路情報解析部21Eから送られてくる“前
ノードch ID ”を基に、パストレースバイト受信期待値
情報を設定する(ステップS50のYESルートからス
テップS51)。
【0146】また、パス経路情報解析部21Eは、外部
パス経路情報インタフェース部1にクロスコネクト設定
完了の通知と受信したパス経路情報(図9参照)を送信
する(ステップS52)。ここで、外部パス経路情報イ
ンタフェース部1は、パス経路情報(図9参照)を受信
すると、受信した情報の内容の解析をスタートし(図1
8に示すステップT1)、受信した情報がどこから送ら
れてきたのかを判断する(ステップT2)。
【0147】ここで、パス経路情報(図9参照)がパス
経路情報解析部21Eから送られてきたことで、外部パ
ス経路情報インタフェース部1は、パス経路情報(図9
参照)を出力装置12に送信する(ステップT6)。そ
して、出力装置12は、他の伝送装置10−B,10−
Cを含めて新規に回線を設定することができた事を、外
部の保守者に知らせることができる。
【0148】例えば、外部の保守者は、出力装置12に
より出力されたパス経路情報を見ることで、新規に回線
を設定できたことを知り得る。以上、詳述したように、
本実施形態に係る伝送装置10−Aによれば、パス経路
設定機能部2が、外部パス経路情報インタフェース部1
から送られてくるパス経路情報を基に、伝送装置10−
Cとの間の回線を自ら捕捉して回線設定を行なうととも
に、パス経路情報挿入/抽出部3EとMST4Eとが、
少なくともパス経路設定機能部2にて捕捉された回線を
示す“前ノードch ID ”を伝送装置10−Cへ向けて送
信する。
【0149】従って、伝送装置10−Aでは、外部から
の指示を基に、伝送装置10−Cとの間で設定すべき回
線を捕捉することができ、伝送装置10−Cでも、伝送
装置10−Aから送られてくる“前ノードch ID ”を基
に、捕捉処理を行なうので、伝送装置10−Aは、他の
伝送装置10−Cを含めた一括した新規の回線設定にも
寄与する。
【0150】また、本実施形態に係る伝送装置10−C
も、伝送装置10−Aと同様に、パス経路設定機能部2
が、パス経路情報挿入/抽出部3WとMST4Wとで受
信された“前ノードch ID ”を基に、伝送装置10−B
との間の回線を自ら捕捉できるとともに、パス経路情報
挿入/抽出部3WとMST4Wとが、少なくともパス経
路設定機能部2にて捕捉された回線を示す“前ノードch
ID ”を伝送装置10−Bへ送信する。
【0151】従って、伝送装置10−Cでは、外部から
の指示を受けた伝送装置10−Aから送られてくる“前
ノードch ID ”を基に、捕捉処理を行なえるので、伝送
装置10−Cは、他の伝送装置10−Bを含めた一括し
た新規の回線設定にも寄与する。さらに、本実施形態に
係る伝送装置10−Aのパス経路設定機能部2が、パス
経路情報解析部21WとX.C.設定判定部22Wと
X.C.情報編集部23WとX.C.情報D.B.部2
4とパス経路情報編集部25EとX.C.設定変更指示
部26とPTB受信期待値変更指示部27とをそなえて
構成されているので、確実に伝送装置10−Cとの間の
空き回線を捕捉することができ、また、パス経路情報挿
入/抽出部3EとMST4Eとを経由して、“前ノード
ch ID ”を送信することができ、他の伝送装置10−C
を含めた一括した新規の回線設定にも寄与する。
【0152】また、伝送装置10−Cも同様に、パス経
路設定機能部2に、パス経路情報解析部21WとX.
C.設定判定部22WとX.C.情報編集部23Wと
X.C.情報D.B.部24とパス経路情報編集部25
Eとをそなえて構成されているので、伝送装置10−C
は、確実に伝送装置10−Bとの間の空き回線を捕捉で
きるとともに、また、パス経路情報挿入/抽出部3Eと
MST4Eとで伝送装置10−Bへ向けて“前ノードch
ID ”を送信できるので、他の伝送装置10−Bを含め
た一括した新規の回線設定にも寄与する。
【0153】さらに、本実施形態に係る伝送装置10−
Aが、外部から送られてくるパス経路情報中のパスの導
通確認用の“パストレースバイト受信期待値情報”を保
持するとともに、パス経路情報挿入/抽出部3EとMS
T4Eとが伝送装置10−Cへ向けて送信するので、伝
送装置10−Aは、他の伝送装置10−Cを含めて一括
した“パストレースバイト受信期待値情報”の設定にも
寄与する。
【0154】また、本実施形態に係る伝送装置10−C
によれば、伝送装置10−Aから送られてくるパス経路
情報中のパスの導通確認用の“パストレースバイト受信
確認情報”を保持するとともに、パス経路情報挿入/抽
出部3EとMST4Eとが伝送装置10−Bへ向けて送
信するので、伝送装置10−Cは、他の伝送装置10−
Bを含めて一括した“パストレースバイト受信期待値情
報”の設定にも寄与する。
【0155】または、本実施形態に係る伝送装置10−
Bによれば、パス経路情報挿入/抽出部3EとMST4
Eとが、パス経路情報編集部25Wにて編集されたパス
経路情報(“Response”,“O.K.”)を伝送装置10−C
へ向けて送り返すので、例えば、伝送装置10−A,1
0−Cがクロスコネクト設定を確定した後に設定したチ
ャンネルの運用信号(設定した回線のVC−n信号のペ
イロードに搭載されて送受信される信号)を送出するこ
とで、確定前に運用信号を送出したが、他の伝送装置1
0−C,10−Bで新規の回線設定を行なえない事によ
り生ずる運用信号の消滅を回避できるので、伝送装置1
0−Bは、運用信号の確保に貢献できる。
【0156】さらに、本実施形態に係る伝送装置10−
A,10−Cが、X.C.設定変更指示部26が、パス
経路情報挿入/抽出部3EとMST4Eとで受信された
“O.K.”,“Response”を基に、新規に設定したクロス
コネクト設定を確定させることで、例えば、クロスコネ
クト設定を確定した後に設定したチャンネルの運用信号
を送出することで、確定前に運用信号を送出したが、他
の伝送装置10−C,10−Bで新規の回線設定を行な
えない事により生ずる運用信号の消滅を回避できるの
で、運用信号の確保に貢献できる。
【0157】(2−2)既存の回線を解除する解除設定
を行なう場合 前記(2−1)で述べた各伝送装置10−A〜10−C
において設定した回線を解除する場合であって、伝送装
置10−Aにその回線を解除する指示が入力された場合
を例に説明する。伝送装置10−Aの外部パス経路情報
インタフェース部1は、回線設定(即ち、解除)のパス
経路情報(図10参照)を受信すると、前記の(1−
1)にて説明した伝送装置10−Aと同様の処理(図1
8中のステップT1,T3)を行なうが、以下、外部入
力されたパス経路情報をEAST側に送信させる指示が
ある(ステップT4)場合を前提に説明するが、この場
合、外部パス経路情報インタフェース部1は、パス経路
情報解析部21Wに受信したパス経路情報(図10参
照)を送信する(ステップT4)。
【0158】次に、パス経路情報解析部21Wは、外部
パス経路情報インタフェース部1からパス経路情報(図
10参照)を受信すると(図19中のステップS1)、
受信したパス経路情報の解析をスタートする(ステップ
S2)。ここで、パス経路情報解析部21Wは、受信し
たパス経路情報(図10参照)中のコマンド情報が“Co
mmand”であるかを判断し(ステップS3)、“Comman
d”に該当することから設定情報が“Set ” であるかを
判断する(ステップS3のYESルートからステップS
4)。
【0159】パス経路情報解析部21Wは、パス経路情
報(図10参照)中の“設定情報”が“Remove”である
事から、“発信局ID”が自局(A局)を示すIDであ
るかを判断する(ステップS4のNOルートから図25
に示すステップS76)。ここで、パス経路情報解析部
21Wは、パス経路情報(図10参照)中の“A(発信
局ID)”から自局(A局)であると判断し、“発信局
A/D ch ID ”,“設定方法情報”,“PTB受信期待値
情報”を確認後、X.C.設定判定部22Wに送信する
(ステップS76のYESルートからステップS7
7)。
【0160】そして、X.C.設定判定部22Wは、パ
ス経路情報解析部21Wから解析した内容を受信する
と、設定判定の処理をスタートし(ステップS78)、
“発信局A/D ch ID ”で指定されたチャンネル(♯X
1)に接続されているEAST側のチャンネルを検出す
る(ステップS79)。具体的には、X.C.設定判定
部22Wは、パス経路情報解析部21Wから受信した
“発信局A/D ch ID (♯X1)”を基に、X.C.情報
D.B.部24に保持されているクロスコネクト情報を
参照して、“発信局A/D ch ID (♯X1)”に接続され
ているEAST側のチャンネル(♯X1)を検出する。
【0161】その後、X.C.設定判定部22Wは、パ
ス経路情報解析部21Wから送られてくる“発信局A/D
ch ID”,“設定方法情報”,“PTB受信期待値情
報”が、X.C.情報D.B.部24に保持されている
内容と一致するかを確認する(ステップS80)。ここ
で、X.C.情報D.B.部24に保持されている内容
とパス経路情報解析部21Wから送られてくる“発信局
A/D ch ID”,“設定方法情報”,“PTB受信期待値
情報”とが、一致すると仮定して説明する。
【0162】X.C.設定判定部22Wは、X.C.情
報D.B.部24に保持されている内容とパス経路情報
解析部21Wから送られてくる“発信局A/D ch ID”,
“設定方法情報”,“PTB受信期待値情報”との一致
を確認できると、パス経路情報解析部21Wに設定(即
ち、解除)可能の通知と検出されたチャンネル(♯X
1;EAST側のチャンネル)とを送信する(ステップ
S80のYESルートからステップS81)。
【0163】次に、パス経路情報解析部21Wは、パス
経路情報編集部25Eに設定可能(即ち、解除可能)の
通知と検出されたチャンネル(♯X1;EAST側のチ
ャンネル)と受信した時点のパス経路情報(図10参
照)とを送信する(ステップS82)。また、パス経路
情報編集部25Eは、受信したパス経路情報(図10参
照)中の“前ノードch ID”の欄に、検出されたチャン
ネル(♯X1;EAST側のチャンネル)を記入し(ス
テップS83)、変更されたパス経路情報(図11参
照)をパス経路情報挿入部3Eに送信する(ステップS
84)。
【0164】ここで、パス経路情報挿入/抽出部3Eが
前記(2−1)の伝送装置10−Aのパス経路情報挿入
/抽出部3Eと同様の処理(図42中のステップQ1〜
Q3)を行ない、MST4E(図16参照)は、パス経
路情報(図11参照)を搭載したMSOHをSDHフレ
ームに搭載した後に、EAST側の伝送路へ送出する
(パス経路情報は、伝送装置10−Cへ向けて送信す
る)。
【0165】一方、伝送装置10−Cが伝送装置10−
Aから送られくるSDHフレームをWEST側で受信す
ると、伝送装置10−CのMST部4W(図16参照)
は、MSOHを終端する。ここで、パス経路情報挿入/
抽出部3Wが、前記(2−1)の伝送装置10−Cのパ
ス経路情報挿入/抽出部3Wと同様の処理(図41に示
ステップP1〜P3)を行ない、パス経路情報(図11
参照)は、パス経路設定機能部2中のパス経路情報解析
部21Wに送信される。
【0166】次に、パス経路情報解析部21Wは、前記
の伝送装置10−Aのパス経路情報解析部21Wと同様
に、パス経路情報(図11参照)を受信すると(図19
中のステップS1)、受信したパス経路情報の解析をス
タートする(図19中のステップS2)。また、パス経
路情報解析部21Wは、パス経路情報(図11参照)中
の“Command ”,“Set ” であることから、“発信局
ID”が自局(C局)であるか否かを判断する(ステッ
プS3のYESルートからステップS4且つステップS
4のNOルートから図25に示すステップS76)。
【0167】ここで、パス経路情報(図11参照)中の
“発信局ID”がA局を示しているので、伝送装置10
−C(C局)のパス経路情報解析部21Wは、さらに、
“終端局ID”が自局(C局)を示しているかを判断し
(図25に示すステップS76のNOルートからステッ
プS90)、“終端局ID”がB局を示しているので、
“前ノードch ID”,“設定方法情報”,“PTB受信
期待値情報”を確認後、X.C.設定判定部22Wに送
信する(ステップS90のNOルートからステップS1
03)。
【0168】その後、X.C.設定判定部22Wは、設
定判定の処理をスタートし(ステップS104)、パス
経路情報解析部21Wから受信した“前ノードch ID(♯
X1)”を基に、X.C.情報D.B.部24に保持さ
れているクロスコネクト情報を参照して、“前ノードch
ID(♯X1)”に接続されているEAST側のチャンネ
ル(♯X2)を検出する(ステップS105)。
【0169】その後、X.C.設定判定部22Wは、パ
ス経路情報解析部21Wから送られてくる“前ノードch
ID”,“設定方法情報”,“PTB受信期待値情報”
が、X.C.情報D.B.部24に保持されている内容
と一致するかを確認する(ステップS106)。ここ
で、X.C.情報D.B.部24に保持されている内容
とパス経路情報解析部21Wから送られてくる“前ノー
ドch ID”,“設定方法情報”,“PTB受信期待値情
報”とが、一致すると仮定して説明する。
【0170】次に、X.C.設定判定部22Wは、X.
C.情報D.B.部24に保持されている内容とパス経
路情報解析部21Wから送られてくる“前ノードch I
D”,“設定方法情報”,“PTB受信期待値情報”の
一致が確認できると、パス経路情報解析部21Wに設定
(即ち、解除)可能の通知と検出されたチャンネル(♯
X2;EAST側のチャンネル)を送信する(ステップ
S106のYESルートからステップS107)。
【0171】次に、パス経路情報解析部21Wは、パス
経路情報編集部25Eに設定可能(即ち、解除可能)の
通知と検出されたチャンネル(♯X2;EAST側のチ
ャンネル)と受信した時点のパス経路情報(図11参
照)を送信する(ステップS108)。そして、パス経
路情報編集部25Eは、受信したパス経路情報(図11
参照)中の“前ノードch ID”を検出された接続チャン
ネル(♯X2)に変更し(ステップS109;図12参
照)、変更されたパス経路情報をパス経路情報挿入部3
Eへ送信する(ステップS110)。
【0172】ここで、パス経路情報挿入/抽出部3E
が、前記(2−1)の伝送装置10−Cのパス経路情報
挿入/抽出部3Eと同様の処理(図42中のステップQ
1〜Q3)を行ない、MST4E(図16参照)は、パ
ス経路情報(図12参照)を搭載したMSOHをSDH
フレームに搭載した後に、EAST側の伝送路へ送出す
る(パス経路情報は、伝送装置10−Bへ向けて送信さ
れる)。
【0173】他方、伝送装置10−Bが伝送装置10−
Cから送られくるSDHフレームをWEST側で受信す
ると、伝送装置10−BのMST部4W(図16参照)
は、MSOHを終端する。ここで、パス経路情報挿入/
抽出部3Wが、前記(2−1)の伝送装置10−Bのパ
ス経路情報挿入/抽出部3Wと同様の処理(図41に示
ステップP1〜P3)を行ない、パス経路情報(図12
参照)は、パス経路設定機能部2中のパス経路情報解析
部21Wに送信される。
【0174】次に、パス経路情報解析部21Wは、前記
の伝送装置10−Cのパス経路情報解析部21Wと同様
に、パス経路情報(図12参照)を受信すると(図19
中のステップS1)、受信したパス経路情報の解析をス
タートする(図19中のステップS2)。また、パス経
路情報解析部21Wは、パス経路情報(図12参照)中
の“Command ”,“Response”であることから、“発信
局ID”が自局であるか否かを判断する(ステップS3
のYESルートからステップS4且つステップS4のN
Oルートから図25中のステップS76)。
【0175】ここで、パス経路情報(図12参照)中の
“発信局ID”がA局を示しているので、伝送装置10
−B(B局)のパス経路情報解析部21Wは、さらに、
“終端局ID”が自局(B局)を示しているかを判断し
(図25に示すステップS76のNOルートからステッ
プS90)、“終端局ID”がB局(自局)を示してい
るので、“終端局A/D ch ID”,“前ノードch ID”,
“設定方法情報”,“PTB受信期待値情報”を確認
後、X.C.設定判定部22Wに送信する(ステップS
90のYESルートからステップS91)。
【0176】その後、X.C.設定判定部22Wは、設
定判定の処理をスタートし(ステップS92)、パス経
路情報解析部21Wから受信した“終端局A/D ch ID
”,“前ノードch ID ”,“設定方法情報”,“PT
B受信期待値情報”がX.C.情報D.B.部24に保
持されている内容と一致するかを確認する(ステップS
93)。ここで、X.C.情報D.B.部24に保持さ
れている内容とパス経路情報解析部21Wから送られて
くる“終端局A/D ch ID”,“前ノードch ID”,“設定
方法情報”,“PTB受信期待値情報”とが一致すると
仮定して説明する。
【0177】X.C.設定判定部22Wは、X.C.情
報D.B.部24に保持されている内容とパス経路情報
解析部21Wから送られてくる“終端局A/D ch ID ”,
“前ノードch ID ”,“設定方法情報”,“PTB受信
期待値情報”の一致が確認できると、パス経路情報解析
部21Wに設定(即ち、解除)可能である事を通知を送
信する(ステップS93のYESルートからステップS
94)。
【0178】そして、パス経路情報解析部21Wは、W
EST側のパス経路情報編集部25Wに設定可能の通
知,受信した時点でのパス経路情報(図12参照)を送
信し(ステップS95)、これを受信したパス経路情報
編集部25Wは、受信したパス経路情報(図12参照)
中の“Command ” を“Response”に変更し、“コマン
ド情報結果”を“O.K.”と書き込む(ステップS9
6)。
【0179】また、X.C.設定変更指示部26は、パ
ス経路情報解析部21Wから送られてくる“前ノードch
ID ”を基に、既存のクロスコネクト設定(即ち、解
除)を可能にさせ、PTB受信期待値設定変更指示部2
7は、パス経路情報解析部21Wから送られてくる“P
TB受信期待値情報”を基に、既存のPTB受信期待値
情報を初期値に変更し(ステップS97)、パス経路情
報編集部25Wは、変更されたパス経路情報(図13参
照)をWEST側のパス経路情報挿入部3Wに送信する
(ステップS98)。
【0180】ここで、パス経路情報挿入/抽出部3W
が、前記(2−1)の伝送装置10−Bのパス経路情報
挿入/抽出部3Wと同様の処理(図42中のステップQ
1〜Q3)を行なって、MST4W(図16参照)は、
パス経路情報(図13参照)を搭載したMSOHをSD
Hフレームに搭載した後に、WEST側の伝送路へ送出
する(パス経路情報は、伝送装置10−Cへ送り返され
る)。
【0181】次に、伝送装置10−Cが伝送装置10−
Bから送り返されてくるSDHフレームをEAST側で
受信すると、伝送装置10−CのMST部4E(図16
参照)は、MSOHを終端する。ここで、EAST側の
パス経路情報挿入/抽出部3Eが、前記(2−1)の伝
送装置10−Cのパス経路情報挿入/抽出部3Eと同様
の処理(図41に示ステップP1〜P3)を行なって、
パス経路情報(図13参照)は、パス経路設定機能部2
中のパス経路情報解析部21Eに送信される。
【0182】次に、パス経路情報解析部21Eは、パス
経路情報(図13参照)を受信すると(図19中のステ
ップS1)、受信したパス経路情報の解析をスタートす
る(図19中のステップS2)。また、パス経路情報解
析部21Eは、パス経路情報(図13参照)中のコマン
ド情報が“Command ” であるかを判断し(ステップS
3)、“Response”であることから、“設定情報”が
“Set ” であるかを判断する(ステップS3のNOル
ートから図23中のステップS48)。
【0183】さらに、パス経路情報解析部21Eは、
“Remove”であることから“発信局ID”が自局(C
局)を示すIDであるかを判断する(図23に示すステ
ップS48のNOルートから図26に示すステップS1
11)。ここで、パス経路情報解析部21Eは、パス経
路情報(図13参照)中の“A(発信局ID)”を基
に、自局(C局)に該当しないと判断し、“コマンド情
報結果”が“O.K.”であるかを判断する(図26に示す
ステップS111のNOルートからステップS12
1)。
【0184】“コマンド情報結果”が“O.K.”であるこ
とから、パス経路情報解析部21Eは、パス経路情報
(図13参照)中の“前ノードch ID(♯X2)”を確認
した後に、X.C.設定判定部22Eに“♯X2(前ノ
ードch ID )”を送信する(ステップS121のYES
ルートからステップS122)。次に、X.C.設定判
定部22Eは、EAST側のチャンネル(♯X2;前ノ
ードch ID )を基に、X.C.情報D.B.部24に保
持されているクロスコネクト情報を参照して、WEST
側のチャンネル(♯X1)を検出する(ステップS12
3)。
【0185】その後、X.C.設定判定部22Eは、W
EST側のチャンネル(♯X1)を検出した後、検出し
たWEST側のチャンネル(♯X1)をX.C.情報編
集部23Eに送信する(ステップS124)。次に、
X.C.情報編集部23Eは、X.C.情報D.B.部
24に保持されているクロスコネクト設定(解除の対象
の回線に関する情報)の編集(即ち、登録削除)を行な
い(ステップS125)、編集終了後、X.C.設定判
定部22Eに編集終了の通知を行なう(ステップS12
6)。
【0186】そして、X.C.設定判定部22Eは、パ
ス経路情報解析部21Eに設定(即ち、解除)終了の通
知,検出されたチャンネル(♯X1;WEST側のチャ
ンネル)を送信し(ステップS127)、パス経路情報
解析部21Eは、パス経路情報編集部25WにX.C.
設定(即ち、解除)終了の通知,受信したパス経路情報
(図13参照)を送信する(ステップS128)。
【0187】次に、パス経路情報編集部25Wは、パス
経路情報(図13参照)中の“前ノードch ID ”の欄
に、検出されたWEST側のチャンネルID(♯X1)
を記入する(図27中のステップS129)。また、
X.C.設定変更指示部26は、パス経路情報解析部2
1Eから送られてくる“前ノードch ID ”を基に、既存
のクロスコネクト設定(即ち、解除)を可能にさせ、P
TB受信期待値設定変更指示部27は、パス経路情報解
析部21Eから送られてくる“PTB受信期待値情報”
を基に、既存のPTB受信期待値情報を初期値に変更し
(ステップS130)、パス経路情報編集部25Wは、
変更されたパス経路情報(図14参照)をWEST側の
パス経路情報挿入部3Wに送信する(ステップS13
1)。
【0188】ここで、パス経路情報挿入/抽出部3Wが
前記(2−1)の伝送装置10−Cのパス経路情報挿入
/抽出部3Wと同様の処理(図42中のステップQ1〜
Q3)を行ない、MST4W(図16参照)は、パス経
路情報(図14参照)を搭載したMSOHをSDHフレ
ームに搭載した後に、WEST側の伝送路へ送出する
(パス経路情報は、伝送装置10−Aへ送り返され
る)。
【0189】次に、伝送装置10−Aが伝送装置10−
Cから送られてくるSDHフレームをEAST側で受信
すると、伝送装置10−AのMST部4E(図16参
照)は、MSOHを終端する。ここで、EAST側のパ
ス経路情報挿入/抽出部3Eが前記(2−1)の伝送装
置のパス経路情報挿入/抽出部3Eと同様の処理(図4
1に示すステップP1〜P3)を行ない、パス経路情報
(図14参照)は、パス経路設定機能部2中のパス経路
情報解析部21Eに送信される。
【0190】そして、パス経路情報解析部21Eは、伝
送装置10−Cのパス経路情報解析部21Eと同様に、
パス経路情報(図14参照)を受信すると(図19中の
ステップS1)、受信したパス経路情報の解析をスター
トする(図19中のステップS2)。パス経路情報(図
14参照)の“コマンド情報”,“設定情報”が“Resp
onse”,“Remove”であることから、“発信局ID”が
自局を示すものかを判断する(図19に示すステップS
3のNOルートから図23中のステップS48且つステ
ップ48のNOルートから図26に示すステップS11
1)。
【0191】ここで、パス経路情報(図14参照)中の
“発信局ID”が自局(A局)を示すことから、パス経
路情報解析部21Eは、“コマンド情報結果”が“O.
K.”であるかを判断する(図26に示すステップS11
1のYESルートからステップS112)。“コマンド
情報結果”が“O.K.”であることから、パス経路情報解
析部21Wは、“発信局A/D ch ID(♯X1)”をX.
C.設定判定部22Eに送信する(ステップS112の
YESルートからステップS113)。
【0192】次に、X.C.設定判定部22Eが受信し
たチャンネル(♯X1;発信局A/Dch ID )をX.C.
情報編集部23Eに送信し(ステップS114)、X.
C.情報編集部23Eは、受信したチャンネル(♯X
1;発信局A/D ch ID )を基に、X.C.情報D.B.
部24に保持されているクロスコネクト情報(解除する
対象の回線に関する情報)の編集(この場合、登録削
除)を行ない(ステップS115)、編集終了後、X.
C.設定判定部22Eに編集終了の通知を行なう(ステ
ップS116)。
【0193】そして、X.C.設定判定部22Eは、設
定(即ち、解除)終了の通知をパス経路情報解析部21
Eに通知する(ステップS117)。また、X.C.設
定変更指示部26は、パス経路情報解析部21Eから送
られてくる“前ノードch ID ”を基に、既存のクロスコ
ネクト設定(即ち、解除)を可能にさせ、PTB受信期
待値設定変更指示部27は、パス経路情報解析部21E
から送られてくる“PTB受信期待値情報”を基に、既
存のPTB受信期待値情報を初期値に変更し(図28に
示すステップS118)、パス経路情報解析部21E
は、外部パス経路情報インタフェース部1にクロスコネ
クト設定(即ち、解除の設定)完了の通知,受信したパ
ス経路情報(図14参照)を送信する(ステップS11
9)。
【0194】ここで、外部パス経路情報インタフェース
部1が前記(2−1)の伝送装置10−Aの外部パス経
路情報インタフェース部1と同様の処理(図18に示す
ステップT1,T2,T6)を行なって、パス経路情報
(図9参照)は、出力装置12に送信される。そして、
出力装置12は、他の伝送装置10−B,10−Cを含
めて既存の回線の設定(即ち、回線の解除設定)するこ
とができた事を、外部の保守者に知らせることができ
る。
【0195】以上、詳述したように、本実施形態に係る
伝送装置10−Aによれば、パス経路設定機能部2が、
外部パス経路情報インタフェース部1から送られてくる
パス経路情報を基に、伝送装置10−Cとの回線を自ら
捕捉して回線設定(即ち、既存回線の解除の設定)を行
なうとともに、パス経路情報挿入/抽出部3EとMST
4Eとが、少なくともパス経路設定機能部2にて捕捉さ
れた回線を示す“前ノードch ID”を伝送装置10−C
へ向けて送信する。
【0196】従って、伝送装置10−Aでは、外部から
の指示(パス経路情報)を基に、伝送装置10−Cとの
間で設定されている回線を捕捉することができ、伝送装
置10−Cでも、伝送装置10−Aから送られてくる
“前ノードch ID ”を基に、回線捕捉処理を行なうの
で、伝送装置10−Aは、他の伝送装置10−Cを含め
て一括した回線設定(即ち、既存回線の解除の設定)に
寄与する。
【0197】また、本実施形態に係る伝送装置10−C
も、伝送装置10−Aと同様に、パス経路設定機能部2
が、パス経路情報挿入/抽出部3WとMST4Wとで受
信された“前ノードch ID ”を基に、伝送装置10−B
との間の回線を自ら捕捉できるとともに、パス経路情報
挿入/抽出部3WとMST4Wとが、少なくともパス経
路設定機能部2にて捕捉された回線を示す“前ノードch
ID ”を伝送装置10−Bへ送信する。
【0198】従って、伝送装置10−Cでは、外部から
の指示を受けた伝送装置10−Aから送られてくる“前
ノードch ID ”を基に、回線捕捉処理を行なえるので、
伝送装置10−Cは、他の伝送装置10−Bを含めて一
括した回線設定(即ち、既存の回線解除)に寄与する。
さらに、本実施形態に係る伝送装置10−Aのパス経路
設定機能部2が、パス経路情報解析部21WとX.C.
設定判定部22WとX.C.情報編集部23WとX.
C.情報D.B.部24とパス経路情報編集部25Eと
X.C.設定変更指示部26とPTB受信期待値変更指
示部27とをそなえて構成されているので、確実に伝送
装置10−Cとの間の既存の回線を捕捉することがで
き、また、パス経路情報挿入/抽出部3EとMST4E
とを経由して、“前ノードch ID ”を送信することがで
き、伝送装置10−Aは、確実に他の伝送装置10−C
を含めて一括した回線設定(即ち、既存の回線解除)に
寄与する。
【0199】伝送装置10−Cも同様に、パス経路設定
機能部2に、パス経路情報解析部21WとX.C.設定
判定部22WとX.C.情報編集部23WとX.C.情
報D.B.部24とパス経路情報編集部25Eとをそな
えて構成されているので、伝送装置10−Cが確実に伝
送装置10−Bとの間の既存の回線を捕捉できるととも
に、また、パス経路情報挿入/抽出部3EとMST4E
とで伝送装置10−Bへ向けて“前ノードch ID ”を送
信できるので、伝送装置10−Cは、確実に他の伝送装
置10−Bを含めて一括した回線設定(即ち、既存の回
線解除)に寄与する。
【0200】さらに、本実施形態に係る伝送装置10−
Aが、外部から送られてくるパス経路情報中のパスの導
通確認用の“パストレースバイト受信期待値情報”を保
持するとともに、パス経路情報挿入/抽出部3EとMS
T4Eとが伝送装置10−Cへ向けて送信するので、伝
送装置10−Aは、他の伝送装置10−Cを含めて一括
した“パストレースバイト受信期待値情報”の設定(即
ち、解除)に寄与する。
【0201】また、本実施形態に係る伝送装置10−C
が、伝送装置10−Aから送られてくるパス経路情報中
のパスの導通確認用の“パストレースバイト受信確認情
報”を保持するとともに、パス経路情報挿入/抽出部3
EとMST4Eとが伝送装置10−Bへ向けて送信する
ので、伝送装置10−Cは、他の伝送装置10−Aを含
めて一括した“パストレースバイト受信期待値情報”の
設定(即ち、解除)に寄与する。
【0202】または、本実施形態に係る伝送装置10−
Bによれば、パス経路情報挿入/抽出部3EとMST4
Eとが、パス経路情報編集部25Wにて編集されたパス
経路情報(“Response”,“O.K.”)を伝送装置10−C
へ向けて送り返すので、例えば、伝送装置10−A,1
0−Cがパス経路情報(“Response”,“O.K.”)を受信
せずに、パス経路情報(“Command ”,“Remove”)で
指定される既存の回線を即時に解除する場合に比べて、
誤った指示で指定される既存の回線に対して発生するエ
ラー(不具合)を回避できるため、伝送装置10−B
は、ネットワーク全体での回線設定(即ち、既存の回線
解除)の効率化に寄与する。
【0203】さらに、本実施形態に係る伝送装置10−
A,10−Cによれば、X.C.設定変更指示部26
が、パス経路情報挿入/抽出部3EとMST4Eとで受
信された“N.G.”,“Response”を基に、既存の回線を
解除する事を確定させることで、例えば、パス経路情報
(“Response”,“O.K.”)を受信せずに、パス経路情報
(“Command ”,“Remove”)で指定される既存の回線
を即時に解除する場合に比べて、誤った指示で指定され
る既存の回線に対して発生するエラー(不具合)を回避
できるため、伝送装置10−A,10−Cは、ネットワ
ーク全体での回線設定(即ち、既存の回線解除)の効率
化に寄与する。
【0204】(2−3)回線設定中にエラーが発生した
場合 (2−3a)新規に回線設定を行なう場合 (2−3a−1)終端局でエラーが発生した場合の説明 なお、前記(2−1)で説明した新規に回線を設定する
場合であって、パス経路情報が伝送装置10−Aから伝
送装置10−Bへ伝送し、終端局としての伝送装置10
−B内でエラーが発生した時の処理動作から説明する。
【0205】終端局である伝送装置10−BのX.C.
設定判定部22Wは、受信したパス経路情報(図7参
照)中の“終端局A/D ch ID(♯X1)”が既に使用され
ている(空きなし)ことを確認すると、設定不可の通知
をパス経路情報解析部21Wに送信する(図19中のス
テップS25のNOルートから図29に示すステップS
34)。
【0206】次に、パス経路情報解析部21Wは、WE
ST側のパス経路情報編集部25Wに設定不可能の通知
と受信した時点でのパス経路情報(図7参照)を送信す
る(ステップS35)。ここで、パス経路情報編集部2
5Wは、受信したパス経路情報(図7参照)中の“Comm
and ”を“Response”に変更するとともに、“コマンド
情報結果”に“N.G.”を書き込み(ステップS36)、
変更したパス経路情報(図35参照)をパス経路情報挿
入部3Wに送信する(ステップS37)。
【0207】ここで、パス経路情報挿入/抽出部3W
は、パス経路設定機能部2中のパス経路情報編集部25
Wからパス経路情報(図35参照)を受信すると(図4
2中のステップQ1)、SDHフレームのMSOH中に
パス経路情報のヘッダフラグを挿入し(ステップQ
2)、ヘッダフラグ(図35中の“H.F.”)に続く
パス経路情報をMSOH中に挿入する(ステップQ
3)。
【0208】そして、MST4W(図16参照)が、こ
のパス経路情報を搭載したMSOHをSDHフレームに
搭載した後に、WEST側の伝送路へ送出する(パス経
路情報は、伝送装置10−Cへ送り返される)。一方、
伝送装置10−Cが伝送装置10−Bから送り返されて
くるSDHフレームをEAST側で受信すると、伝送装
置10−CのMST部4E(図16参照)は、MSOH
を終端する。ここで、EAST側のパス経路情報挿入/
抽出部3Eが前記(2−1)の伝送装置10−Cのパス
経路情報挿入/抽出部3Eと同様の処理(図41に示ス
テップP1〜P3)を行なって、パス経路情報(図35
参照)は、パス経路設定機能部2中のパス経路情報解析
部21Eに送信される。
【0209】次に、パス経路情報解析部21Eは、パス
経路情報(図35参照)を受信すると(図19中のステ
ップS1)、受信したパス経路情報の解析をスタートす
る(図19中のステップS2)。また、パス経路情報解
析部21Eは、パス経路情報(図35参照)中のコマン
ド情報が“Command ” であるかを判断し(ステップS
3)、“Response”であることから、設定情報が“Set
” であるかを判断する(ステップS3のNOルートか
ら図23中のステップS48)。
【0210】更に、パス経路情報解析部21Eは、“Se
t ” であることから“発信局ID”が自局(C局)を
示すIDであるかを判断する(ステップS48のYES
ルートからステップS49)。ここで、パス経路情報解
析部21Eは、パス経路情報(図35参照)中の“A
(発信局ID)”を基に、自局(C局)に該当しないと
判断し、“コマンド情報結果”が“O.K.”であるかを判
断する(ステップS49のNOルートからステップS5
9)。
【0211】パス経路情報(図35参照)中の“コマン
ド情報結果”が“N.G.”であることから、パス経路情報
解析部21Eは、パス経路情報(図35参照)中の“前
ノードch ID ”を確認した後に、X.C.設定判定部2
2Eに“♯X2(前ノードchID)”を送信する(ステッ
プS59のNOルートからステップS67)。次に、
X.C.設定判定部22Eは、EAST側のチャンネル
(♯X2;前ノードch ID )を基に、X.C.情報D.
B.部24に保持されているクロスコネクト情報を参照
して、WEST側のチャンネル(♯X1)を検出する
(ステップS68)。
【0212】そして、X.C.設定判定部22Eは、W
EST側のチャンネル(♯X1)を検出した後、検出し
たWEST側のチャンネル(♯X1)をX.C.情報編
集部23Eに送信する(ステップS69)。次に、X.
C.情報編集部23Eは、X.C.情報D.B.部24
の編集(登録の削除)を行なう(ステップS70)。
【0213】具体的には、X.C.情報編集部23E
は、検出されたWEST側のチャンネル(♯X1)を基
に、X.C.情報D.B.部24に保持されている設定
不可能の回線に関わるクロスコネクト情報を削除する。
そして、X.C.情報編集部23EがX.C.設定判定
部22Eに編集終了の通知を行ない(ステップS7
1)、X.C.設定判定部22Eも、仮設定しているク
ロスコネクト設定の解除が終了した事と検出された接続
チャンネル〔WEST側のチャンネル(♯X1)〕をパ
ス経路情報解析部21Eに送信する(ステップS7
2)。
【0214】パス経路情報解析部21Eは、WEST側
のパス経路情報編集部25Wに仮設定解除の終了の通
知,検出された接続チャンネル〔WEST側のチャンネ
ル(♯X1)〕,受信した時点のパス経路情報(図35
参照)を送信する(ステップS73)。パス経路情報編
集部25Eは、受信したパス経路情報(図35参照)中
の“前ノードch ID ”に検出された接続チャンネル〔W
EST側のチャンネル(♯X1)〕を書き込む(図30
に示すステップS74)。
【0215】そして、パス経路情報編集部25Eは、変
更されたパス経路情報(図36参照)をWEST側のパ
ス経路情報挿入部3Wに送信する(ステップS75)。
ここで、パス経路情報挿入/抽出部3Wが前記(2−
1)の伝送装置10−Cのパス経路情報挿入/抽出部3
Wと同様の処理(図42中のステップQ1〜Q3)を行
なって、MST4W(図16参照)は、パス経路情報
(図36参照)を搭載したMSOHをSDHフレームに
搭載した後に、WEST側の伝送路へ送出する(パス経
路情報は、伝送装置10−Aへ送り返される)。
【0216】次に、伝送装置10−Aが伝送装置10−
Cから送られてくるSDHフレームをEAST側で受信
すると、伝送装置10−AのMST部4E(図16参
照)は、MSOHを終端する。ここで、EAST側のパ
ス経路情報挿入/抽出部3Eが前記(2−1)の伝送装
置10−Aのパス経路情報挿入/抽出部3Eと同様の処
理(図41に示ステップP1〜P3)を行なって、パス
経路情報(図36参照)は、パス経路設定機能部2中の
パス経路情報解析部21Eに送信される。
【0217】そして、パス経路情報解析部21Eは、伝
送装置10−Cのパス経路情報解析部21Eと同様に、
パス経路情報(図36参照)を受信すると(図19中の
ステップS1)、受信したパス経路情報の解析をスター
トする(図19中のステップS2)。パス経路情報(図
36参照)の“コマンド情報”,“設定情報”が“Resp
onse”,“Set ”であることから、“発信局ID”が自
局(A局)を示すものかを判断する(図19に示すステ
ップS3のNOルートから図23中のステップS48且
つステップ48のYESルートからステップS49)。
【0218】ここで、パス経路情報(図36参照)中の
“発信局ID”が自局(A局)を示すことから、パス経
路情報解析部21Eは、“コマンド情報結果”が“O.
K.”であるかを判断する(ステップS49のYESルー
トからステップS50)。“コマンド情報結果”が“N.
G.”であることから、パス経路情報解析部21Eは、
“発信局A/D ch ID ”をX.C.設定判定部22Eに送
信する(ステップS50のNOルートからステップS5
3)。
【0219】そして、X.C.設定判定部22Eは、受
信した発信局のADD/DROP側のチャンネル(♯X
1)をX.C.情報編集部23Eに送信し(ステップS
54)、それを受信したX.C.情報編集部23Eは、
X.C.情報D.B.部24の編集(登録の削除)を行
なう(ステップS55)。具体的には、X.C.情報編
集部23Eは、受信した発信局のADD/DROP側の
チャンネル(♯X1)を基に、X.C.情報D.B.部
24に保持されている設定不可能の回線に関わるクロス
コネクト情報を削除する。
【0220】次に、X.C.情報編集部23EがX.
C.設定判定部22Eに編集終了の通知を行ない(ステ
ップS56)、X.C.設定判定部22Eも、仮設定し
ているクロスコネクト設定の解除が終了した通知をパス
経路情報解析部21Eに送信する(ステップS57)。
また、パス経路情報解析部21Eは、外部パス経路情報
インタフェース部1にクロスコネクト設定が終了した通
知と受信したパス経路情報(図36参照)とを送信する
(ステップS58)。
【0221】ここで、外部パス経路情報インタフェース
部1が前記(2−1)の外部パス経路情報インタフェー
ス部1と同様の処理(図18に示すステップT1,T
2,T6)を行なって、パス経路情報(図36参照)
は、出力装置12に送信される。そして、出力装置12
は、他の伝送装置10−B,10−Cを含めて新規に回
線を設定することができなかった事を、外部の保守者に
知らせることができる。
【0222】以上、詳述したように、本実施形態に係る
伝送装置10−Bによれば、パス経路情報挿入/抽出部
3EとMST4Eとが、パス経路情報編集部25Wにて
編集されたパス経路情報(“Response”,“N.G.”)を伝
送装置10−Cへ向けて送り返すので、例えば、伝送装
置10−A,10−Cがクロスコネクト設定を確定した
後に設定したチャンネルの運用信号を送出することで、
確定前に運用信号を送出したが、他の伝送装置10−
C,10−Bで新規の回線設定を行なえない事により生
ずる運用信号の消滅を回避できるので、伝送装置10−
Bは、運用信号の確保に貢献できる。
【0223】そして、伝送装置10−A,10−Cによ
れば、X.C.設定変更指示部26が、パス経路情報挿
入/抽出部3EとMST4Eとで受信された“O.K.”,
“Response”を基に、新規に設定したクロスコネクト情
報(クロスコネクト設定、パストレースバイト受信期待
値情報)を確定させる。伝送装置10−A,10−C
は、伝送装置10−Bで新規に回線設定できないことに
より、自装置でのクロスコネクト設定を解除することと
し、例えば、クロスコネクト設定を確定した後に設定し
たチャンネルの運用信号を送出することで、確定前に運
用信号を送出したが、他の伝送装置10−C,10−B
で新規の回線設定を行なえない事により生ずる運用信号
の消滅を回避できるので、運用信号の確保に貢献でき
る。
【0224】(2−3a−2)中継局でエラーを検出し
た場合の説明 また、上記では、終端局としての伝送装置10−Bが、
ADD/DROP側のチャンネル(♯X1)の空きを検
出できない場合を前提にしたが、以下、中継局としての
伝送装置10−Cが、伝送装置10−Bとの間の回線を
捕捉できない場合も同様であり、その場合について説明
する。
【0225】ここで、前記(2−1)で説明した新規に
回線を設定する場合であって、パス経路情報が伝送装置
10−Aからパス経路情報(図6参照)受信した中継局
としての伝送装置10−C内での処理動作に着目する。
伝送装置10−CのX.C.設定判定部22Wは、受信
したパス経路情報(図6参照)中の“前ノードch ID(♯
X1;EAST側のチャンネル)”に接続される空きチ
ャンネルが無いことを確認すると、設定不可の通知をパ
ス経路情報解析部21Wに送信する(図19中のステッ
プS40のNOルートから図29に示すステップS3
4)。
【0226】次に、パス経路情報解析部21Wは、WE
ST側のパス経路情報編集部25Wに設定不可能の通知
と受信した時点でのパス経路情報(図6参照)を送信す
る(ステップS35)。ここで、パス経路情報編集部2
5Wは、受信したパス経路情報(図6参照)中の“Comm
and ” を“Response”に変更するとともに、“コマン
ド情報結果”に“N.G.”を書き込み(ステップS3
6)、変更したパス経路情報(図36に示すパス経路情
報と同じ)をパス経路情報編集部25Wに送信する(ス
テップS37)。
【0227】ここで、パス経路情報挿入/抽出部3W
は、パス経路設定機能部2中のパス経路情報編集部25
Wからパス経路情報(図36参照)を受信すると(図4
2中のステップQ1)、SDHフレーム中にパス経路情
報のヘッダフラグを挿入し(ステップQ2)、ヘッダフ
ラグ(図36中の“H.F.”) に続くパス経路情報を
MSOH中に挿入する(ステップQ3)。
【0228】そして、MST4W(図16参照)が、こ
のパス経路情報を搭載したMSOHをSDHフレームに
搭載した後に、WEST側の伝送路へ送出する(パス経
路情報は、伝送装置10−Aへ送り返される)。次に、
伝送装置10−Cから送り返されてくるパス経路情報
(図36参照)を受信する伝送装置10−Aの動作は、
前記(2−3a−1)で説明した動作と同様であるの
で、詳細な説明は省略する。
【0229】以上、詳述したように、本実施形態に係る
伝送装置10−Cによれば、パス経路情報挿入/抽出部
3EとMST4Eとが、パス経路情報編集部25Wにて
編集されたパス経路情報(“Response”,“N.G.”)を伝
送装置10−Aへ向けて送り返すので、例えば、伝送装
置10−Aが、クロスコネクト設定を確定した後に設定
したチャンネルの運用信号を送出することで、確定前に
運用信号を送出したが、伝送装置10−Cで新規の回線
設定を行なえないことにより生ずる運用信号の消滅を回
避できるので、伝送装置10−Cは運用信号の確保に貢
献できる。
【0230】そして、伝送装置10−Aによれば、X.
C.設定変更指示部26が、パス経路情報挿入/抽出部
3EとMST4Eとで受信された“O.K.”,“Respons
e”を基に、新規に設定したクロスコネクト情報(クロ
スコネクト設定、パストレースバイト受信期待値情報)
を確定させる。伝送装置10−Aは、伝送装置10−C
で新規に回線設定できないことにより、自装置でのクロ
スコネクト設定を解除することとし、例えば、クロスネ
クト設定を確定した後に設定したチャンネルの運用信号
を送出することで、確定前に運用信号を送出したが、伝
送装置10−Cで新規の回線設定を行なえない事により
生ずる運用信号の消滅を回避できるので、運用信号の確
保に貢献できる。
【0231】(2−3a−3)発信局でエラーを検出し
た場合の説明 また、上記では、終端局としての伝送装置10−Bが、
ADD/DROP側のチャンネル(♯X1)の空きを検
出できない場合を前提にしたが、以下、発信局としての
伝送装置10−Aが、装置外部から入力されるパス経路
情報により指定されるADD/DROP側のチャンネル
が既に使用されている場合の装置内部の処理動作につい
て説明する。
【0232】ここで、前記(2−1)で説明した新規に
回線を設定する場合であって、パス経路情報(図5参
照)が装置外部から伝送装置10−Aへ入力された後の
伝送装置10−A内での処理動作に着目する。発信局で
ある伝送装置10−AのX.C.設定判定部22Wは、
受信したパス経路情報(図5参照)中の“発信局A/D ch
ID(♯X1)”が既に使用されている(空きなし)こと
を確認すると、設定不可の通知をパス経路情報解析部2
1Wに送信する(図19中のステップS8のNOルート
から図31に示すステップS17)。
【0233】次に、パス経路情報解析部21Wは、WE
ST側のパス経路情報編集部25Wに設定不可能の通知
と受信した時点でのパス経路情報(図5参照)を送信す
る(図31に示すステップS18)。WEST側のパス
経路情報編集部25Wは、受信したパス経路情報(図5
参照)中の“Command (コマンド情報)”を“Respons
e”に変更し、“コマンド情報結果”に“N.G.”を書き
込み(ステップS19)、その後、編集したパス経路情
報(図37参照)をパス経路情報解析部21Wに送り返
す(ステップS20)。
【0234】パス経路情報解析部21Wは、受信したパ
ス経路情報(図37参照)を外部パス経路情報インタフ
ェース部1に送信する(ステップS21)。その後の外
部パス経路情報インタフェース部1における処理動作
は、前記(2−1)で説明した動作と同様であるので、
詳細な説明は省略する(図18に示すステップT1,T
2,T6)。
【0235】また、前記では伝送装置10−AのX.
C.設定判定部22Wが、受信したパス経路情報(図5
参照)中の“発信局A/D ch ID(♯X1)”に接続される
EAST側の空きチャンネルを検出できないときも、前
記と同様の処理(図19中のステップS9のNOルート
から図31に示すステップS17,S18,S19,S
20,S21,図18に示すステップT1,T2,T
6)が行なわれる。
【0236】以上、詳述したように、本実施形態に係る
伝送装置10−Aによれば、パス経路情報解析部21W
が、外部パス経路情報インタフェース部1へ向けて、パ
ス経路情報編集部25Wにて編集されたパス経路情報
(“Response”,“N.G.”)を送り返すので、他の伝送装
置10−B,10−Cを含めて、既存の回線に対する設
定を行なえないことを、装置外部の保守者に通知できる
ので、誤った回線設定を容易に回避でき、装置外部の保
守者も、即座にその事を知ることができるので、それに
対する処置を早期に行なえ得る。
【0237】(2−3b)既存の回線を解除する回線設
定を行なう場合 (2−3b−1)終端局でエラーを検出した場合の説明 なお、前記(2−2)で説明した既存の回線を設定(即
ち、既存の回線解除)する場合であって、伝送装置10
−Cからパス経路情報(図12参照)を受信した終端局
としての伝送装置10−B内での処理動作から説明す
る。
【0238】終端局である伝送装置10−BのX.C.
設定判定部22Wは、パス経路情報解析部21Wから受
信(図25に示すステップS91)した“終端局A/D ch
ID”,“前ノードch ID ”,“設定方法情報”,“P
TB受信期待値情報”がX.C.情報D.B.部24に
保持されている内容と一致しないことを確認すると、パ
ス経路情報解析部21Wに設定(即ち、解除)不可の通
知をする(図25に示すステップS93のNOルートか
ら図32に示すステップS99)。
【0239】パス経路情報解析部21Wは、WEST側
のパス経路情報編集部25Wに設定不可能の通知及び受
信した時点のパス経路情報(図12参照)を送信する
(ステップS100)。そして、パス経路情報編集部2
5Wは、受信したパス経路情報(図12参照)中の“コ
マンド情報”を“Response”に変更し、“コマンド情報
結果”に“N.G.”を記入し(ステップS101)、変更
されたパス経路情報(図38参照)をWEST側のパス
経路情報挿入部3Wに送信する(ステップS102)。
【0240】ここで、パス経路情報挿入/抽出部3Wで
は、前記と同様の処理が行なわれて(図42に示すステ
ップQ1〜Q3)、MST4W(図16参照)が、この
パス経路情報(図38参照)を搭載したMSOHをSD
Hフレームに搭載した後に、WEST側の伝送路へ送出
する(パス経路情報は、伝送装置10−Cへ送り返され
る)。
【0241】一方、伝送装置10−Cが伝送装置10−
Bから送り返されてくるSDHフレームをEAST側で
受信して、前記と同様のMSOHの終端等を行ない(ス
テップP1〜P3)、パス経路情報解析部21Eは、パ
ス経路情報(図38参照)を受信すると(図19中のス
テップS1)、受信したパス経路情報の解析をスタート
する(図19中のステップS2)。
【0242】また、パス経路情報解析部21Eは、パス
経路情報(図38参照)中のコマンド情報が“Command
” であるかを判断し(ステップS3)、“Response”
であることから、設定情報が“Set ” であるかを判断
する(図19中のステップS3のNOルートから図23
中のステップS48)。また、パス経路情報解析部21
Eは、“Remove”であることから“発信局ID”が自局
(C局)を示すIDであるかを判断する(ステップS4
8のNOルートから図26に示すステップS111)。
【0243】ここで、パス経路情報解析部21Eは、パ
ス経路情報(図38参照)中の“A(発信局ID)”を
基に、自局(C局)に該当しないと判断し、“コマンド
情報結果”が“O.K.”であるかを判断する(図26中の
ステップS111のNOルートからステップS12
1)。パス経路情報(図38参照)中の“コマンド情報
結果”が“N.G.”であることから、パス経路情報解析部
21Eは、パス経路情報(図38参照)中の“前ノード
ch ID ”を確認した後に、X.C.設定判定部22Eに
“♯X2(前ノードchID)”を送信する(ステップS1
21のNOルートからステップS132)。
【0244】次に、X.C.設定判定部22Eは、EA
ST側のチャンネル(♯X2;前ノードch ID )を基
に、X.C.情報D.B.部24に保持されているクロ
スコネクト情報を参照して、WEST側のチャンネル
(♯X1)を検出する(ステップS133)。そして、
X.C.設定判定部22Eは、WEST側のチャンネル
(♯X1)を検出した後、検出したWEST側のチャン
ネル(♯X1)をパス経路情報解析部21Eに送信する
と(ステップS134)、それを受信したパス経路情報
解析部21Eは、仮設定解除終了の通知,検出された接
続チャンネル〔WEST側のチャンネル(♯X1)〕,
受信した時点のパス経路情報(図38参照)をパス経路
情報編集部25Wに送信する(ステップS135)。
【0245】それらを受信したパス経路情報編集部25
Wは、受信したパス経路情報(図38参照)中の“前ノ
ードch ID ”を検出された接続チャンネル〔WEST側
のチャンネル(♯X1)〕に変更し(図33に示すステ
ップS136)、変更されたパス経路情報(図39参
照)をWEST側のパス経路情報挿入部3Wに送信する
(ステップS137)。
【0246】ここで、パス経路情報挿入/抽出部3Wで
は、前記と同様の処理が行なわれて(図42に示すステ
ップQ1〜Q3)、MST4W(図16参照)が、この
パス経路情報(図39参照)を搭載したMSOHをSD
Hフレームに搭載した後に、WEST側の伝送路へ送出
する(パス経路情報は、伝送装置10−Aへ送り返され
る)。
【0247】他方、伝送装置10−Aが伝送装置10−
Cから送り返されてくるSDHフレームをEAST側で
受信して、前記と同様のMSOHの終端等を行ない(ス
テップP1〜P3)、パス経路情報解析部21Eが、パ
ス経路情報(図39参照)を受信すると(図19中のス
テップS1)、受信したパス経路情報の解析をスタート
する(図19中のステップS2)。
【0248】また、パス経路情報解析部21Eは、パス
経路情報(図39参照)中のコマンド情報が“Command
” であるかを判断し(ステップS3)、“Response”
であることから、設定情報が“Set ” であるかを判断
する(図19中のステップS3のNOルートから図23
中のステップS48)。さらに、パス経路情報解析部2
1Eは、“Remove”であることから“発信局ID”が自
局(C局)を示すIDであるかを判断する(ステップS
48のNOルートから図26に示すステップS11
1)。
【0249】ここで、パス経路情報解析部21Eは、パ
ス経路情報(図39参照)中の“A(発信局ID)”を
基に、自局(A局)に該当することから、“コマンド情
報結果”が“O.K.”であるかを判断する(図26中のス
テップS111のYESルートからステップS11
2)。そして、パス経路情報(図39参照)中の“コマ
ンド情報結果”が“N.G.”であることから、パス経路情
報解析部21Eは、外部パス経路情報インタフェース部
1に受信したパス経路情報(図39参照)を送信する
(ステップS112のNOルートからステップS12
0)。
【0250】ここで、外部パス経路情報インタフェース
部1が前記と同様の処理(図18に示すステップT1,
T2,T6)を行ない、出力装置12は、他の伝送装置
10−B,10−Cを含めて既存の回線を解除できなか
った事を外部の保守者に知らせることができる。即ち、
保守者は、出力装置12に表示されたパス経路情報(図
39)を見ることで、入力したパス経路情報に誤りがあ
った事を知り得る。
【0251】このように、本実施形態に係る伝送装置1
0−Bによれば、パス経路情報挿入/抽出部3WとMS
T4Wとが、パス経路情報編集部25Wにて編集された
パス経路情報(“Response”,“N.G.”)を伝送装置10
−Cへ向けて送り返すので、例えば、伝送装置10−
A,10−Cがパス経路情報(“Response”,“O.
K.”)を受信せずに、パス経路情報(“Command ”,“R
emove”)で指定される既存の回線を即時に解除する場
合に比べて、誤った指示で指定される既存の回線に対し
て発生するエラー(不具合)を回避できるため、伝送装
置10−Bは、ネットワーク全体での回線設定(即ち、
既存の回線解除)の効率化に貢献できる。
【0252】さらに、伝送装置10−A,10−Cによ
れば、X.C.設定変更指示部26が、パス経路情報挿
入/抽出部3EとMST4Eとで受信された“O.K.”,
“Response”を基に、既存の回線を解除する事を確定さ
せることで、例えば、パス経路情報(“Response”,
“O.K.”)を受信せずに、パス経路情報(“Command”,
“Remove”)で指定される既存の回線を即時に解除する
場合に比べて、誤った指示で指定される既存の回線に対
して発生するエラー(不具合)を回避できるため、伝送
装置10−A,10−Cは、ネットワーク全体での回線
設定(即ち、既存の回線解除)の効率化に貢献できる。
【0253】(2−3b−2)中継局でエラーを検出し
た場合の説明 また、上記では、終端局としての伝送装置10−Bが、
受信したパス経路情報(図12参照)中の“終端局A/D
ch ID”,“前ノードch ID”,“設定方法情報”,“P
TB受信期待値情報”をX.C.情報D.B.部24に
保持している内容との一致を確認できない場合を前提に
したが、以下、中継局としての伝送装置10−Cが、伝
送装置10−Aから受信したパス経路情報(図11参
照)中の“前ノードch ID ”,“設定方法情報”,“P
TB受信期待値情報”をX.C.情報D.B.部24に
保持している内容との一致を確認できない場合も同様で
あり、その場合について説明する。
【0254】ここで、前記(2−2)で説明した既存の
回線を設定(即ち、解除)する場合であって、伝送装置
10−Aからパス経路情報(図11参照)を受信した中
継局としての伝送装置10−C内での処理動作に着目す
る。伝送装置10−CのX.C.設定判定部22Wは、
受信したパス経路情報(図6参照)中の“前ノードch I
D ”,“設定方法情報”,“PTB受信期待値情報”を
X.C.情報D.B.部24に保持している内容との一
致を確認できないと、前記(2−3b−1)の終端局と
しての伝送装置10−Bと同様の処理が行なわれ(図2
5のステップS106のNOルートから図32のステッ
プS99〜S102)るが、その詳細な説明は省略す
る。
【0255】なお、この場合、伝送装置10−Cから伝
送装置10−Aへ、パス経路情報(図39参照)が送信
される。また、伝送装置10−Aにおける処理は、前記
(2−3b−1)で説明した伝送装置10−Aの処理
(特に、図26に示すステップS112のNOルートか
らステップS120)と同じであるため、その説明も省
略する。
【0256】このように、本実施形態に係る伝送装置1
0−Cによれば、パス経路情報挿入/抽出部3EとMS
T4Eとが、パス経路情報編集部25Wにて編集された
パス経路情報(“Response”,“N.G.”)を伝送装置10
−Aへ向けて送り返すので、例えば、伝送装置10−A
がパス経路情報(“Response”,“O.K.”)を受信せず
に、パス経路情報(“Command ”,“Remove”)で指定
される既存の回線を即時に解除する場合に比べて、誤っ
た指示で指定される既存の回線に対して発生するエラー
(不具合)を回避できるため、伝送装置10−Cは、ネ
ットワーク全体での回線設定(即ち、既存の回線解除)
の効率化に貢献できる。
【0257】また、本実施形態に係る伝送装置10−A
によれば、X.C.設定変更指示部26が、パス経路情
報挿入/抽出部3EとMST4Eとで受信された“O.
K.”,“Response”を基に、既存の回線を解除する事を
確定させることで、例えば、パス経路情報(“Respons
e”,“O.K.”)を受信せずに、パス経路情報(“Comman
d”,“Remove”)で指定される既存の回線を即時に解
除する場合に比べて、誤った指示で指定される既存の回
線に対して発生するエラー(不具合)を回避できるた
め、伝送装置10−A,10−Cは、ネットワーク全体
での回線設定(即ち、既存の回線解除)の効率化に貢献
できる。
【0258】(2−3b−3)発信局でエラーを検出し
た場合の説明 また、上記では、終端局としての伝送装置10−Bが、
受信したパス経路情報(図12参照)中の“終端局A/D
ch ID”,“前ノードch ID”,“設定方法情報”,“P
TB受信期待値情報”をX.C.情報D.B.部24に
保持している内容との一致を確認できない場合を前提に
したが、以下、発信局としての伝送装置10−Aが、伝
送装置10−Aから受信したパス経路情報(図10参
照)中の“発信局A/D ch ID ”,“設定方法情報”,
“PTB受信期待値情報”とX.C.情報D.B.部2
4に保持している内容との一致を確認できない場合も同
様であり、その場合について説明する。
【0259】ここで、前記(2−2)で説明した既存の
回線を設定(即ち、既存の回線解除)する場合であっ
て、装置外部からパス経路情報(図10参照)を受信し
た発信局としての伝送装置10−A内での処理動作に着
目する。伝送装置10−AのX.C.設定判定部22W
は、受信したパス経路情報(図10参照)中の“発信局
A/D ch ID ”,“設定方法情報”,“PTB受信期待値
情報”をX.C.情報D.B.部24に保持している内
容との一致を確認できないと、パス経路情報解析部21
Wに設定(即ち、既存の回線解除)不可の通知を送信す
る(図25に示すステップS80のNOルートから図3
4に示すステップS85)。
【0260】次に、パス経路情報解析部21Wは、パス
経路情報編集部25Wに設定不可能の通知,受信した時
点のパス経路情報(図10参照)を送信し(図34に示
すステップS86)、それを受信したパス経路情報編集
部25Wは、パス経路情報(図10参照)中の“コマン
ド情報”を“Response”に変更し、“コマンド情報”に
“N.G.”を書き込み(ステップS87)。編集が終了す
ると、パス経路情報解析部21Wは、変更されたパス経
路情報(図40参照)をパス経路情報解析部21Wに送
信する(ステップS88)。
【0261】そして、パス経路情報解析部21Wが、外
部パス経路情報インタフェース部1にパス経路情報(図
40参照)を送信する(ステップS89)。ここで、外
部パス経路情報インタフェース部1が前記と同様の処理
(図18に示すステップT1,T2,T6)を行ない、
出力装置12は、既存の回線を解除できなかった事を外
部の保守者に知らせることができる。
【0262】即ち、保守者は、出力装置12に表示され
たパス経路情報(図40)を見ることで、入力したパス
経路情報に誤りがあった事を知り得る。以上、詳述した
ように、本実施形態に係る伝送装置10−Aによれば、
パス経路情報解析部21Wが、外部パス経路情報インタ
フェース部1へ向けて、パス経路情報編集部25Wにて
編集されたパス経路情報(“Response”,“N.G.”)を送
り返すので、他の伝送装置10−B,10−Cを含め
て、既存の回線に対する設定(即ち、既存の回線解除)
を行なえないことを、装置外部の保守者に通知できるの
で、誤った回線設定(即ち、既存の回線解除)を容易に
回避でき、装置外部の保守者も、即座にその事を知るこ
とができるので、それに対する処置を早期に行なえ得
る。
【0263】以上(1)〜(2−3b−3)で詳述した
ように、本実施形態に係るネットワーク10によれば、
伝送装置10−A、パス経路設定機能部2により捕捉し
た“前ノードch ID ”を伝送装置10−Cへ送信し、伝
送装置10−Cが、伝送装置10−Aから送られてくる
“ 前ノードch ID”を基に、パス経路設定機能部2にて
回線捕捉処理を行なうので、伝送装置10−Aと伝送装
置10−Cでの回線の設定を伝送装置10−Aを操作す
るのみで、個々の伝送装置10−A,10−C毎に外部
から回線の設定を行なう必要がないため(ネットワーク
全体で一括した回線設定若しくは解除設定を行なえ
る)、ネットワーク運用上の経済性も向上する。
【0264】さらに、伝送装置10−Cが、パス経路設
定機能部2の回線捕捉処理により捕捉した回線を示す
“ 前ノードch ID”を伝送装置10−Bへ送信し、伝送
装置10−Bが、伝送装置10−Cから送られてくる
“ 前ノードch ID”を基に、パス経路設定機能部2にて
回線捕捉処理を行なうので、複数の伝送装置間で回線を
設定する際に、複数の伝送装置間で順次に捕捉情報が伝
送されることで、各伝送装置で自ら回線の設定を行なえ
て、さらにネットワーク運用上の経済性も向上する。
【0265】また、ネットワーク全体としての回線の管
理運用も容易になり得る。 (3)その他 上記に詳述したネットワーク10の説明等では、新規に
回線を設定を行なう場合や既存の回線を解除する場合
に、“Response”や“コマンド情報結果(O.K.或いはN.
G.)”を基に、回線の設定の確定を行なうようになって
いるが、これらの“Response”や“コマンド情報結果
(O.K.或いはN.G.)”を受信せずに、各伝送装置10−
A〜10−Cが回線の設定の確定を行なうように構成す
ることもできる。
【0266】そのような伝送装置をそなえたネットワー
クにおいても、複数の伝送装置の回線の設定をその複数
の伝送装置内の一個の伝送装置に指示(パス経路情報)
を与えるだけで、個々の伝送装置毎に外部から回線の設
定を行なわずに、他の伝送装置に対する回線設定も一括
して行なえて、ネットワーク運用上の経済性も向上す
る。
【0267】なお、この場合の伝送装置は、伝送装置1
0−A〜10−BのX.C.設定変更指示部26とPT
B受信期待値設定変更指示部27をそなえていなくても
よい。また、上記に詳述したネットワーク10の説明等
では、3個の伝送装置を設ける場合を前提にしたが、本
発明は、これに限らず伝送装置10−AのWEST側や
伝送装置10−BのEAST側に図1に示さない他の伝
送装置が設けられてもよい。
【0268】そして、他の伝送装置〔伝送装置10−A
〜10−Cと同一若しくは同様の構成(図16及び図1
7参照)〕と伝送装置10−A〜10−Cとの間の回線
をも、一つの伝送装置に外部から指示を与えるだけで、
複数の伝送装置での回線の設定を煩雑な処理(伝送装置
個別に外部設定)を省けて、ネットワーク運用上の経済
性を向上できる。
【0269】一方、上記ネットワークの説明等におい
て、伝送装置10−Aを第1の伝送装置,伝送装置10
−Cを第2の伝送装置,伝送装置10−Bを第3の伝送
装置として説明してきたが、伝送装置10−Bが第1の
伝送装置及び伝送装置10−Aが第3の伝送装置になり
得て、また、伝送装置10−Cが第1の伝送装置にもな
り得る。そのような場合の詳細な説明は、上記ネットワ
ークの説明等の記載と同様であるため、省略する。
【0270】並びに、上記の説明の既存の回線解除の場
合において、X.C.情報編集部23W又はX.C.情
報編集部23Eにて解除対象のクロスコネクト情報を削
除した後に、X.C.設定変更指示部26が読み出し書
き込み回路8bに解除対象のチャンネルの情報を与える
ことで、読み出し書き込み回路8bが、回線設定情報メ
モリ8aに保持されている解除対象のクロスコネクト設
定を削除するようになているが、読み出し書き込み回路
8bが、X.C.情報D.B.部24に保持されている
クロスコネクト情報を読み出して回線設定情報メモリ8
aに保持されている解除対象のクロスコネクト設定を削
除した後に、X.C.情報編集部23W又はX.C.情
報編集部23Eにて解除対象のクロスコネクト情報を
X.C.情報D.B.部24から削除するように構成し
てもよい。
【0271】この場合、既存のPTB受信期待値メモリ
6に保持されているパストレースバイト受信期待値が削
除された後に、X.C.情報編集部23W又はX.C.
情報編集部23Eが解除対象のクロスコネクト情報を削
除するようになっている。その他、上記詳述した以外
に、本発明は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で様々の形
態で実施できる。
【0272】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載のネ
ットワークによれば、第1の伝送装置が、第1の捕捉処
理部の捕捉処理により捕捉した回線を示す捕捉情報を第
2の伝送装置へ送信し、第2の伝送装置が、第1の伝送
装置から送られてくる捕捉情報を基に、第2の回線捕捉
処理部にて回線捕捉処理を行なうので、第1の伝送装置
と第2の伝送装置での回線設定若しくは解除設定を第1
の伝送装置に指示与えるだけで、個々の伝送装置毎に外
部から回線設定や解除設定を行なう必要がないため(ネ
ットワーク全体で一括した回線設定若しくは解除設定を
行なえる)、ネットワーク運用上の経済性も向上する利
点がある。
【0273】さらに、請求項2記載のネットワークによ
れば、第2の伝送装置が、第2の捕捉処理部の回線捕捉
処理により捕捉した回線を示す捕捉情報を第3の伝送装
置へ送信し、第3の伝送装置が、第2の伝送装置から送
られてくる捕捉情報を基に、第3の回線捕捉処理部にて
回線捕捉処理を行なうので、複数の伝送装置間で回線を
設定する際に、複数の伝送装置間で順次に捕捉情報が伝
送されることで、各伝送装置で自ら回線の設定を行なえ
て、さらにネットワーク運用上の経済性も向上する利点
がある。
【0274】一方、請求項3記載の回線設定方法によれ
ば、第1の伝送装置が、外部からの回線設定や解除設定
の指示を基に、第2の伝送装置との間の回線設定若しく
は解除設定のための捕捉処理を行なって、少なくとも捕
捉処理にて捕捉された回線を示す捕捉情報を第2の伝送
装置へ向けて送信する一方で、第2の伝送装置が、捕捉
情報を受信すると、回線捕捉処理を行なうので、第1の
伝送装置と第2の伝送装置での回線設定若しくは解除設
定を第1の伝送装置を操作するのみで、個々の伝送装置
毎に外部から回線設定若しくは解除設定を行なう必要が
ないため(ネットワーク全体で一括した回線設定若しく
は解除設定を行なえる)、ネットワーク運用上の経済性
も向上する利点がある。
【0275】さらに、請求項4記載の回線設定方法によ
れば、第2の伝送装置が第3の伝送装置との間の回線を
設定する場合には、第2の伝送装置が回線捕捉処理によ
り捕捉した回線を示す情報を第3の伝送装置へ送信する
一方で、第3の伝送装置が、第2の伝送装置から送られ
てくる捕捉情報を基に回線捕捉処理を行なうので、複数
の伝送装置間で回線を設定する際に、複数の伝送装置間
で順次に捕捉情報が伝送されることで、各伝送装置で自
らの設定を行なえて、さらにネットワーク運用上の経済
性も向上する利点がある。
【0276】さらに、請求項5記載の回線設定方法によ
れば、第2の伝送装置が、第3の伝送装置との間の回線
の設定に際し、回線捕捉処理により回線を捕捉すること
ができないときは、少なくとも捕捉不能情報と受信した
捕捉情報と応答情報を第1の伝送装置へ送り返すととも
に、第1の伝送装置が、第2の伝送装置から捕捉不能情
報と捕捉情報と応答情報とを受信すると、捕捉した回線
の設定を不成立として取り扱うので、回線の効率化を図
れる。
【0277】さらに、請求項6記載の回線設定方法によ
れば、捕捉情報を受信する第2の伝送装置が終端局であ
る場合、第2の伝送装置が、受信した捕捉情報と応答情
報と許容情報とを第1の伝送装置へ向けて送り返し、第
1の伝送装置が、折り返して送られてくる捕捉情報と応
答情報と許容情報とを受信すると、捕捉した回線を設定
すべき回線として確定させることで、例えば、第1の伝
送装置が回線設定を確定した後に設定した回線の運用信
号を送出することで、確定前に運用信号を送出したが、
第2の伝送装置で回線設定を行なえない事により生ずる
運用信号の消滅を回避できるので、運用信号の確保に貢
献できる。
【0278】他方、請求項7記載の伝送装置によれば、
第1の捕捉処理部が、インタフェース部から送られてく
る指示を基に、第2の伝送装置との回線を自ら捕捉して
回線設定を行なうとともに、第1の送信部が、少なくと
も第1の捕捉処理部にて捕捉された回線を示す捕捉情報
を第2の伝送装置へ向けて送信する。従って、第1の伝
送装置では、外部からの指示を基に、第2の伝送装置と
の間で設定すべき回線を捕捉することができ、第2の伝
送装置でも、第1の伝送装置から送られてくる捕捉情報
を基に、回線捕捉処理を行なえるので、第1の伝送装置
は、第2の伝送装置を含めて一括した回線設定若しくは
解除設定に寄与する。
【0279】さらに、請求項8記載の伝送装置によれ
ば、第1の捕捉処理部に、第1のデータベース部と、第
1の解析部と、第1の判断部と、第1のクロスコネクト
情報編集部と、第1の回線情報編集部とをそなえて構成
されているので、第1の伝送装置が、確実に第2の伝送
装置との間の空き回線を捕捉することができ、また、第
2の伝送装置へ向けて捕捉情報を送信することができる
ため、第1の伝送装置は、確実に第2の伝送装置を含め
て一括した回線設定若しくは解除設定に寄与する。
【0280】並びに、請求項9記載の伝送装置によれ
ば、第2の捕捉処理部が、第1の捕捉情報受信部にて受
信された捕捉情報を基に、第3の伝送装置との回線を自
ら捕捉することにより回線を設定するとともに、第2の
送信部が、少なくとも第2の捕捉処理部にて捕捉された
回線を示す捕捉情報を第3の伝送装置へ向けて送信す
る。
【0281】従って、第2の伝送装置では、外部からの
指示を受けた第1の伝送装置から送られてくる捕捉情報
を基に、回線捕捉処理を行なえて、第2の伝送装置は、
第3の伝送装置を含めて一括した回線設定若しくは解除
設定に寄与する。さらに、請求項10記載の伝送装置に
よれば、第2の捕捉処理部に、第2のデータベース部
と、第2の解析部と、第2の判断部と、第2のクロスコ
ネクト情報編集部と、第2の回線情報編集部とをそなえ
て構成されているので、確実に第3の伝送装置との間の
空き回線を捕捉でき、また、第3の伝送装置へ向けて捕
捉情報を送信することができるため、第2の伝送装置
は、確実に第3の伝送装置を含めて一括した回線設定若
しくは解除設定に寄与する。
【0282】また、請求項11記載の回線設定方法によ
れば、第1の伝送装置が、外部から回線設定の指示が受
信されると、第2の伝送装置との間の空き回線の捕捉・
設定処理を行なって、少なくとも捕捉・設定処理にて捕
捉・設定された回線を示す設定回線情報を第2の伝送装
置へ向けて送信する一方で、第2の伝送装置が、設定回
線情報を受信すると、設定回線情報に基づいて空き回線
の捕捉・設定処理を行なうので、第1の伝送装置と第2
の伝送装置での回線設定を第1の伝送装置を操作するの
みで、個々の伝送装置毎に外部から回線設定を行なう必
要がないため(ネットワーク全体で一括した回線設定を
行なえる)、ネットワーク運用上の経済性も向上する利
点がある。
【0283】さらに、請求項12記載の回線設定方法に
よれば、第1の伝送装置が、外部から回線解除の指示が
受信されると、第2の伝送装置との間において捕捉・設
定処理により捕捉・設定済みの解除対象の回線の捕捉・
解除処理を行なって、少なくとも捕捉・解除処理にて捕
捉・解除された回線を示す解除回線情報を第2の伝送装
置へ向けて送信する一方で、第2の伝送装置が、解除回
線情報を受信すると、解除回線情報に基づいて回線捕捉
・解除処理を行なうので、第1の伝送装置と第2の伝送
装置での解除設定を第1の伝送装置を操作するのみで、
個々の伝送装置毎に外部から解除設定を行なう必要がな
いため(ネットワーク全体で一括した解除設定を行なえ
る)、ネットワーク運用上の経済性も向上する利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るSDHネットワークを
示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係るパス経路情報例を示す
図である。
【図3】本発明の実施形態に係るパストレースバイト受
信期待値情報の16マルチフレーム(16バイトのマル
チフレーム)の構造例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態に係るパス経路情報のペイロ
ードに搭載されるデータ構成を示す図である。
【図5】本発明の実施形態に係るパス経路情報例を示す
図である。
【図6】本発明の実施形態に係るパス経路情報例を示す
図である。
【図7】本発明の実施形態に係るパス経路情報例を示す
図である。
【図8】本発明の実施形態に係るパス経路情報例を示す
図である。
【図9】本発明の実施形態に係るパス経路情報例を示す
図である。
【図10】本発明の実施形態に係るパス経路情報例を示
す図である。
【図11】本発明の実施形態に係るパス経路情報例を示
す図である。
【図12】本発明の実施形態に係るパス経路情報例を示
す図である。
【図13】本発明の実施形態に係るパス経路情報例を示
す図である。
【図14】本発明の実施形態に係るパス経路情報例を示
す図である。
【図15】本発明の実施形態に係るパス経路情報例を示
す図である。
【図16】本発明の実施形態に係る伝送装置の機能ブロ
ック図である。
【図17】本発明の実施形態に係るパス経路設定機能部
を示すブロック図である。
【図18】本発明の実施形態に係る外部パス経路情報イ
ンタフェース部の処理を説明するためのフローチャート
である。
【図19】本発明の実施形態に係るパス経路設定機能部
の処理を説明するためのフローチャートである。
【図20】本発明の実施形態に係るパス経路設定機能部
の処理を説明するためのフローチャートである。
【図21】本発明の実施形態に係るパス経路設定機能部
にの処理を説明するためのフローチャートである。
【図22】本発明の実施形態に係るパス経路設定機能部
にの処理を説明するためのフローチャートである。
【図23】本発明の実施形態に係るパス経路設定機能部
にの処理を説明するためのフローチャートである。
【図24】本発明の実施形態に係るパス経路設定機能部
にの処理を説明するためのフローチャートである。
【図25】本発明の実施形態に係るパス経路設定機能部
にの処理を説明するためのフローチャートである。
【図26】本発明の実施形態に係るパス経路設定機能部
にの処理を説明するためのフローチャートである。
【図27】本発明の実施形態に係るパス経路設定機能部
にの処理を説明するためのフローチャートである。
【図28】本発明の実施形態に係るパス経路設定機能部
にの処理を説明するためのフローチャートである。
【図29】本発明の実施形態に係るパス経路設定機能部
にの処理を説明するためのフローチャートである。
【図30】本発明の実施形態に係るパス経路設定機能部
にの処理を説明するためのフローチャートである。
【図31】本発明の実施形態に係るパス経路設定機能部
にの処理を説明するためのフローチャートである。
【図32】本発明の実施形態に係るパス経路設定機能部
にの処理を説明するためのフローチャートである。
【図33】本発明の実施形態に係るパス経路設定機能部
にの処理を説明するためのフローチャートである。
【図34】本発明の実施形態に係るパス経路設定機能部
にの処理を説明するためのフローチャートである。
【図35】本発明の実施形態に係るパス経路情報例を示
す図である。
【図36】本発明の実施形態に係るパス経路情報例を示
す図である。
【図37】本発明の実施形態に係るパス経路情報例を示
す図である。
【図38】本発明の実施形態に係るパス経路情報例を示
す図である。
【図39】本発明の実施形態に係るパス経路情報例を示
す図である。
【図40】本発明の実施形態に係るパス経路情報例を示
す図である。
【図41】本発明の実施形態に係るパス経路情報挿入/
抽出部における抽出処理を説明するためのフローチャー
トである。
【図42】本発明の実施形態に係るパス経路情報挿入/
抽出部における挿入処理を説明するためのフローチャー
トである。
【図43】本発明の実施形態に係るX.C.情報変更指
示部の処理を説明するためのブロック図である。
【図44】本発明の実施形態に係るPTB受信期待値設
定変更指示部の処理を説明するためのブロック図であ
る。
【図45】SDHネットワークの一例を模式的に示す図
である。
【図46】本発明の実施形態にかかるPTB受信期待値
情報を説明するための図である。
【符号の説明】
1 外部パス経路情報インタフェース部(インタフェー
ス部) 2 外部パス経路情報インタフェース部(第1の捕捉処
理部,第2の捕捉処理部,第3の捕捉処理部) 3W,3E パス経路情報挿入/抽出部(第1の送信
部,第2の送信部) 4W,4E MST(第1の送信部,第2の送信部) 5W,5E MSA 6 PTB受信期待値メモリ 6a,8a 読み出し書き込み回路 7 POM 7a PTBモニタ 8 クロスコネクト部 8a 回線設定情報メモリ 11 外部入力装置 12 出力装置 21W,21E パス経路情報解析部(第1の解析部,
第2の解析部) 22W,22E X.C.設定判定部(第1の判断部,
第2の判断部) 23W,23E X.C.編集部(第1のクロスコネク
ト情報編集部,第2のクロスコネクト情報編集部) 24 X.C.情報D.B.部 25W,25E パス経路情報編集部(第1の回線情報
編集部,第2の回線情報編集部) 26 X.C.設定変更指示部 27 PTB受信期待値設定変更指示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塩 禎也 大阪府大阪市中央区城見2丁目2番6号 富士通関西ディジタル・テクノロジ株式会 社内 (72)発明者 浅井 利章 大阪府大阪市中央区城見2丁目2番6号 富士通関西ディジタル・テクノロジ株式会 社内 (72)発明者 松尾 浩之 大阪府大阪市中央区城見2丁目2番6号 富士通関西ディジタル・テクノロジ株式会 社内 (72)発明者 竹口 恒次 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5K028 LL02 RR01 RR02 SS24

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の伝送装置をそなえるとともに、該
    伝送装置間で接続される複数の回線を用いて信号の送受
    信を行なうネットワークにおいて、 外部から回線設定若しくは回線解除の指示を受ける該ネ
    ットワーク上の第1の伝送装置が、 該指示を受信するインタフェース部と、 該インタフェース部にて該指示として回線設定が受信さ
    れると、第2の伝送装置との間の空き回線の捕捉処理を
    行なう一方、該指示として回線解除が受信されると、第
    2の伝送装置との間の解除対象の回線の捕捉処理を行な
    う第1の捕捉処理部と、 少なくとも該第1の捕捉処理部にて捕捉された回線を示
    す捕捉情報を該第2の伝送装置へ向けて送信する第1の
    送信部とをそなえて構成されるとともに、 該第2の伝送装置が、 該捕捉情報を受信する第1の捕捉情報受信部と、 該第1の捕捉情報受信部にて受信された該捕捉情報を基
    に、回線捕捉処理を行なう第2の捕捉処理部とをそなえ
    て構成されていることを特徴とする、ネットワーク。
  2. 【請求項2】 該第2の伝送装置が、第3の伝送装置と
    の間の回線設定若しくは解除設定を行なう場合には、 該第2の伝送装置に、該第2の捕捉処理部により捕捉さ
    れた回線を示す捕捉情報を該第3の伝送装置へ送信する
    第2の送信部が付加されているとともに、 該第3の伝送装置が、 該第2の伝送装置から送られてくる該捕捉情報を受信す
    る第2の捕捉情報受信部と、 該第2の捕捉情報受信部にて受信された該捕捉情報を基
    に、回線捕捉処理を行なう第3の捕捉処理部とをそなえ
    て構成されていることを特徴とする、請求項1記載のネ
    ットワーク。
  3. 【請求項3】 複数の伝送装置間で接続される複数の回
    線を用いて信号の送受信を行なうネットワークでの回線
    の設定を行なう回線設定方法であって、 第1の伝送装置が、 外部から回線設定の指示が受信されると、第2の伝送装
    置との間の空き回線の捕捉処理を行なう一方、回線解除
    の指示が受信されると、第2の伝送装置との間の解除対
    象の回線の捕捉処理を行なって、 少なくとも該捕捉処理にて捕捉された回線を示す捕捉情
    報を該第2の伝送装置へ向けて送信する一方で、 該第2の伝送装置が、 該捕捉情報を受信すると、回線捕捉処理を行なうように
    構成されていることを特徴とする、回線設定方法。
  4. 【請求項4】 該第2の伝送装置が第3の伝送装置との
    間の回線設定若しくは回線解除を行なう場合には、 該第2の伝送装置が、 回線設定として、第3の伝送装置との間の空き回線の捕
    捉処理を行なう一方、回線解除として、第3の伝送装置
    との間の解除対象の回線の捕捉処理を行なって、捕捉し
    た回線を示す捕捉情報を該第3の伝送装置へ送信する一
    方で、 該第3の伝送装置が、 該第2の伝送装置から送られてくる該捕捉情報を基に、
    回線捕捉処理を行なうことを特徴とする、請求項3記載
    の回線設定方法。
  5. 【請求項5】 該第2の伝送装置が、 該第3の伝送装置との間の回線設定若しくは回線解除を
    行なう際に、該捕捉処理により回線を捕捉することがで
    きないときは、少なくとも回線設定に対する応答を示す
    応答情報と回線を捕捉できないことを示す捕捉不能情報
    と受信した該捕捉情報とを該第1の伝送装置へ送り返す
    とともに、 該第1の伝送装置が、少なくとも該第2の伝送装置から
    該応答情報と該捕捉不能情報と該捕捉情報とを受信する
    と、捕捉した回線の設定を不成立として取り扱うことを
    特徴とする、請求項4記載の回線設定方法。
  6. 【請求項6】 該捕捉情報を受信する該第2の伝送装置
    が終端局である場合、 該第2の伝送装置が、少なくとも受信した該捕捉情報と
    ともに回線設定に対する応答を示す応答情報と回線設定
    の確定を許容する旨の許容情報と受信した該捕捉情報と
    を該第1の伝送装置へ向けて送り返し、 該第1の伝送装置が、 少なくとも折り返して送られてくる該捕捉情報と該応答
    情報と該許容情報とを受信すると、捕捉した回線を設定
    すべき回線として確定させることを特徴とする、請求項
    3記載の回線設定方法。
  7. 【請求項7】 複数の伝送装置をそなえるとともに、該
    伝送装置間で接続される複数の回線を用いて信号を送受
    信するネットワークの第1の伝送装置であって、 外部から回線設定若しくは回線解除の指示を受信するイ
    ンタフェース部と、 該インタフェース部にて該指示として回線設定が受信さ
    れると、第2の伝送装置との間の空き回線の捕捉処理を
    行なう一方、該指示として回線解除が受信されると、第
    2の伝送装置との間の解除対象の回線の捕捉処理を行な
    う第1の捕捉処理部と、 少なくとも該第1の捕捉処理部にて捕捉された回線を示
    す捕捉情報を該第2の伝送装置へ向けて送信する第1の
    送信部とをそなえて構成されていることを特徴とする、
    伝送装置。
  8. 【請求項8】 該第1の送信部が、少なくとも該捕捉情
    報を搭載した回線設定情報を送信するように構成されて
    いるとともに、 該第1の捕捉処理部が、 回線の接続関係を示すクロスコネクト情報を保持する第
    1のデータベース部と、 該インタフェース部にて受信された該指示を解析する第
    1の解析部と、 該第1の解析部で解析された結果を基に、該第1のデー
    タベース部に保持されている該クロスコネクト情報を参
    照して、該第2の伝送装置間で捕捉すべき回線を判断す
    る第1の判断部と、 該第1の判断部にて判断された結果を基に、該第1のデ
    ータベース部に記憶されている該クロスコネクト情報を
    編集する第1のクロスコネクト情報編集部と、該第1の
    判断部にて判断された捕捉する回線を示す該捕捉情報
    を、該第2の伝送装置へ送信する該回線設定情報に含ま
    れるように編集して、該第1の送信部へ送る第1の回線
    情報編集部とをそなえて構成されていることを特徴とす
    る、請求項7記載の伝送装置。
  9. 【請求項9】 複数の伝送装置をそなえるとともに、該
    伝送装置間で接続される複数の回線を用いて信号を送受
    信するネットワークの第2の伝送装置であって、 第1の伝送装置から送られてくる捕捉情報を受信する第
    1の捕捉情報受信部と、 該第1の捕捉情報受信部にて受信された該捕捉情報を基
    に、第3の伝送装置との間の空き回線の捕捉処理を行な
    うか、第3の伝送装置との間の解除対象の回線の捕捉処
    理を行なう第2の捕捉処理部と、 少なくとも該第2の捕捉処理部にて捕捉された回線を示
    す捕捉情報を該第3の伝送装置へ向けて送信する第2の
    送信部とをそなえて構成されていることを特徴とする、
    伝送装置。
  10. 【請求項10】 該第2の送信部が、少なくとも該捕捉
    情報を搭載した回線設定情報を送信するとともに、該第
    1の捕捉情報受信部が、少なくとも捕捉情報を搭載した
    回線設定情報を受信するように構成されるとともに、 該第2の捕捉処理部が、 回線の接続関係を示すクロスコネクト情報を保持する第
    2のデータベース部と、 該第1の捕捉情報受信部において受信された該捕捉情報
    を解析する第2の解析部と、 該第2の解析部で解析された結果を基に、該第2のデー
    タベース部に保持されている該クロスコネクト情報を参
    照して、該第3の伝送装置間で捕捉すべき回線を判断す
    る第2の判断部と、 該第2の判断部にて判断された結果を基に、該第2のデ
    ータベース部に記憶されているクロスコネクト情報を編
    集する第2のクロスコネクト情報編集部と、 該第2の判断部にて判断された捕捉する回線を示す情報
    を、該第3の伝送装置へ送信する該回線設定情報に含ま
    れるように編集して、該第2の送信部へ送る第2の回線
    情報編集部とをそなえて構成されていることを特徴とす
    る、請求項9記載の伝送装置。
  11. 【請求項11】 複数の伝送装置間で信号の送受信を行
    なうネットワークでの回線の設定を行なう回線設定方法
    であって、 第1の伝送装置が、 外部から回線設定の指示が受信されると、第2の伝送装
    置との間の空き回線の捕捉・設定処理を行なって、 少なくとも該捕捉・設定処理にて捕捉・設定された回線
    を示す設定回線情報を該第2の伝送装置へ向けて送信す
    る一方で、 該第2の伝送装置が、 該設定回線情報を受信すると、該設定回線情報に基づい
    て空き回線の捕捉・設定処理を行なうことを特徴とす
    る、回線設定方法。
  12. 【請求項12】 該第1の伝送装置が、 外部から回線解除の指示が受信されると、第2の伝送装
    置との間において該捕捉・設定処理により捕捉・設定済
    みの解除対象の回線の捕捉・解除処理を行なって、 少なくとも該捕捉・解除処理にて捕捉・解除された回線
    を示す解除回線情報を該第2の伝送装置へ向けて送信す
    る一方で、 該第2の伝送装置が、 該解除回線情報を受信すると、該解除回線情報に基づい
    て回線捕捉・解除処理を行なうことを特徴とする、請求
    項11記載の回線設定方法。
JP11042405A 1999-02-19 1999-02-19 ネットワーク,回線設定方法及び伝送装置 Withdrawn JP2000244434A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11042405A JP2000244434A (ja) 1999-02-19 1999-02-19 ネットワーク,回線設定方法及び伝送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11042405A JP2000244434A (ja) 1999-02-19 1999-02-19 ネットワーク,回線設定方法及び伝送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000244434A true JP2000244434A (ja) 2000-09-08

Family

ID=12635171

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11042405A Withdrawn JP2000244434A (ja) 1999-02-19 1999-02-19 ネットワーク,回線設定方法及び伝送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000244434A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7522533B2 (en) 2003-01-20 2009-04-21 Fujitsu Limited Optical transmission apparatus having path trace function

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7522533B2 (en) 2003-01-20 2009-04-21 Fujitsu Limited Optical transmission apparatus having path trace function

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2867860B2 (ja) クロスコネクト装置
JP3374054B2 (ja) 伝送装置の同期メッセージ処理方法
JP3765971B2 (ja) リング構成方法及びそのノード装置
JP3169541B2 (ja) 同期通信システムのパス自動設定装置
JPH11261512A (ja) パス情報構築方法
JP3777008B2 (ja) 障害復旧制御方法
EP1650986A1 (en) A method of transformation between permanent connection and switched connection in optical network
EP1331760A1 (en) Node structure information management method and radio network system
EP0321907A2 (en) Duplex system of transmission lines in a loop network
JP2000216741A (ja) 同期ディジタル通信ネットワークにおけるネットワークエレメントの同期化
JPH0951332A (ja) 通信網自動回復システム
US6226270B1 (en) Method and apparatus for path trace check
US20010012141A1 (en) Optical path managing device in an optical transmission network and a method thereof
JPH07255073A (ja) クロスコネクト装置
US6646981B1 (en) Transmission apparatus and communication network capable of detecting a period of time with a line affected due to a failure of a power supply
JP2000244434A (ja) ネットワーク,回線設定方法及び伝送装置
US6535529B1 (en) Cross connect apparatus capable of reducing workload of operator
JPH03204258A (ja) 通信システム
US6545978B1 (en) Network managing method and system
US20020167896A1 (en) Methods and apparatus for configuration information recovery
JP2000196524A (ja) 故障が存在する状態で伝送用光ファイバ大洋横断ms―spリング内の低優先順位チャネルの可用度を最適化する方法および装置
JPH0918516A (ja) ネットワークシステムでのノード装置数計数方法及び端末接続テーブル作成方法
US7012934B1 (en) Method and apparatus for detecting a network timing loop
JP2000341309A (ja) Sdh伝送ネットワーク
US5796955A (en) Method for controlling the confirmation of association on an application layer of open systems interconnection between one communication equipment and a facing communication and a loop carrier system using the method

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060509