JPWO2004016175A1 - 画像入力装置 - Google Patents
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Abstract
放射線画像情報が記録された記録部材(4)から放射線画像を検出する検出手段(10)を備え、検出した放射線画像を読み取る画像入力装置であって、画像上のムラまたは撮影感度を補正するための複数の補正値を、複数の検出領域幅に対応させて作成する手段(17)と、作成された複数の補正値を記憶する手段(17)と、作成された複数の補正値の中から、画像読み取り時に最適な補正値を選択する手段(13)と、を備える。
Description
本発明は、主に医療分野で使用される放射線画像情報を入力するための画像入力装置及び画像入力方法に関するものである。
病気診断等のために放射線発生装置から被写体に放射線を照射し、被写体を透過した放射線による放射線画像を読み取り画像情報を入力するようにした画像入力装置が公知である。かかる画像入力装置には、放射線画像情報を蓄積した輝尽性蛍光体プレートにレーザー光を走査して発生した輝尽光を集光しフォトマルチプライヤ(以下PMTという場合がある)で光電変換して電気信号に変えるシステム(CRタイプ)、及び、被写体を通過して照射されるX線エネルギーをX線透過画像として再構成するための電気信号に変換する機能を有し画像診断のために必要な人体の部分を十分に覆う面積の平面をもつ平板状のX線画像平面検出器(X線フラットパネルディテクタ)から構成したシステム(FPDタイプ)がある。
例えばCRタイプの画像入力装置においては、レーザー光を走査時の光学系のムラや光電変換を行うPMTによる撮影感度ムラが発生してしまうため、それらを補正する必要がある。従来より、このような補正は、画像入力装置生産時に作成された補正値を用いて行っている。一般に、光学系のムラ除去などの観点からの補正値作成(キャリブレーション)は、大きなカセッテサイズ等に合わせて行われ、大きなサイズで得た補正値を用いて大きいサイズから小さいサイズの補正を行う。このような補正値は、例えば補正係数の一つであるサンプリングピッチの違いごとに複数作成されることはあるが、他の補正係数(サイズ等)は一つにまとめられているため、例えば、ユーザー先で小さいサイズでしか読み込まない場合であっても、補正値を作成する際、最大サイズでキャリブレーションを行う必要がある。
例えばCRタイプの画像入力装置においては、レーザー光を走査時の光学系のムラや光電変換を行うPMTによる撮影感度ムラが発生してしまうため、それらを補正する必要がある。従来より、このような補正は、画像入力装置生産時に作成された補正値を用いて行っている。一般に、光学系のムラ除去などの観点からの補正値作成(キャリブレーション)は、大きなカセッテサイズ等に合わせて行われ、大きなサイズで得た補正値を用いて大きいサイズから小さいサイズの補正を行う。このような補正値は、例えば補正係数の一つであるサンプリングピッチの違いごとに複数作成されることはあるが、他の補正係数(サイズ等)は一つにまとめられているため、例えば、ユーザー先で小さいサイズでしか読み込まない場合であっても、補正値を作成する際、最大サイズでキャリブレーションを行う必要がある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、運用しやすいよう様々なサイズ(検出領域)で補正値作成が出来るよう、かつ様々な種類のプレート(記録部材)が存在してもそれに適応した補正ができるような画像入力装置及び画像入力方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一側面によれば、本発明の画像入力装置は、放射線画像情報が記録された記録部材から放射線画像を検出する検出手段を備え、前記検出した放射線画像を読み取る画像入力装置であって、画像上のムラまたは撮影感度を補正するための複数の補正値を、複数の検出領域幅に対応させて作成する手段と、前記作成された複数の補正値を記憶する手段と、前記作成された複数の補正値の中から、画像読み取り時に最適な補正値を選択する手段と、を備え、前記最適な補正値を使用して画像を読み取る。
本発明の画像入力装置によれば、例えば、検出領域幅が小さい場合のみ使用する場合であっても、大きな検出領域幅の補正値を作る必要があり、このため大きな検出領域幅を持つプレート(記録部材)などを用意する必要が必ずあった従来とは異なり、小さな検出領域幅しか使用しない場合は、その小さいな検出領域幅に対応した補正値だけ作成すればよく、容易に運用することができる。
本明細書における「最適な補正値を選択する」とは、画像読み取り(作成)時の記録部材及び補正時の記録部材の検出領域幅が同等以上である場合の補正値、または、画像上のムラや撮影感度の補正値を作成した記録部材と画像読み取り時の記録部材とが同等品である場合の補正値、あるいは同等品がない場合、記録部材の作成日時、組成等の情報が近いものから補正値を選択することを意味する。
好ましくは、前記複数の補正値は、複数の補正係数ごとに作成され、前記記憶する手段に記憶される。また、前記複数の検出領域幅に対応して作成された補正値において、前記画像上のムラの補正に関して、所定の領域以下の検出領域幅の画像補正については、該当する補正値を用いて補正を行うことが好ましい。さらに、前記作成された補正値において、画像読み取り時に前記所定の領域以上の検出領域幅の画像が入力された場合、前記所定の領域以下の領域幅の補正値を選択せず、別の補正値を検索する機能をさらに備えることが好ましい。
また、この画像入力装置において、前記最適な補正値が無かった場合に無条件で使用する補正値を別途記憶する手段をさらに備えてもよい。また、前記画像上のムラの補正において、前記複数の補正値の作成に要した検出領域幅以上の領域幅を持つ画像が検出された場合において、前記領域外において左右/上下境界線上の補正値と同じ値を左右/上下方向に拡張させる(伸ばす)ようにしてもよい。これにより、領域外の部分の補正値が無いことにより濃度差が生じることが低減され、急激な濃度変動を伴うことなく補正を行うことができる。但し、拡張させた補正値は予測推定された補正値のため、あえて使用しない場合もあり、その場合は上記無条件で補正可能な補正値を有する機能を用いて補正することが好ましい。
さらに、使用する領域幅の範囲以上の補正値をあらかじめ作成して前記記憶する手段に記憶し、その補正値を用いて複数の領域幅を有する画像に対して、補正を行うようにしてもよい。
この画像入力装置において、前記記憶する手段は、画像情報を記録し、前記検出手段により前記記録された画像が検出される記録部材に関する情報を含むバージョンデータを複数記憶し、前記バージョンデータに対応させて前記補正値を各々格納し、前記選択する手段は、該当するバージョンデータに基づいて最適な補正値を選択することが好ましい。前記該当するバージョンデータが無い場合は、近傍のバージョンデータに基づいて選択した補正値を使用して画像を読み取ってもよく、または、近傍の古いバージョンデータに基づいて選択した補正値から使用して画像を読み取ってもよい。
バージョンデータとしては、例えば、CRタイプにおいて記録部材としてプレートを用いている場合、そのプレートのバージョン番号であってもよく、また、FPDタイプにおいて記録部材としてディテクタを用いている場合、そのディテクタのバージョン番号であってもよい。これにより、そのバージョン番号をキーにして、その補正値がどのような素性か(どのような条件で作成されたか等)を調査し、合う補正値の場合はその補正値を使用し、合わない補正値の場合は近傍の別の補正値で合うものを探すことが可能になる。
好ましくは、前記補正値が存在しない場合、または、近傍に該当するバージョンデータに対応する補正値が無い場合に無条件で使用する補正値を別途記憶する手段をさらに備え、該当するバージョンデータが無い場合、前記無条件で使用する補正値を用いて画像を読み取る。
前記該当する補正値がなく、前記無条件で使用する補正値を使用した場合には、前記無条件で使用する補正値を使用したことを警告する機能をさらに備えてもよい。警告する機能としては、具体的には、無条件で使用する補正値を使用時に警告音や警告表示をする機能などが挙げられる。
また、この画像入力装置において、前記複数の補正値を記憶する手段が限界に達した時、もしくは記憶する個数を制限した時に、古い補正値から順に削除する手段をさらに備えてもよい。この場合、前記削除する手段は、無条件で使用する補正値については削除しないことが好ましい。
また、前記複数持つ補正値を選択する際に、予めもしくは、画像読み取り時に、ネットワークもしくは情報入力装置によって、与えられた条件によって選択する機能をさらに備えてもよい。
前記最適な補正値としては、バージョンデータ、検出領域幅(カセッテサイズ等)、画像のサンプリングピッチ、主走査/副走査各々の読み取り速度違い時、使用したX線管球のデータの一部、もしくは全部を保有することが好ましい。この場合、前記バージョンデータをキーとして検出領域幅、画像のサンプリングピッチ、主走査/副走査各々の読み取り速度違い時や使用したX線管球のデータの一部、もしくは全部を前記記憶する手段に記憶し、バージョンデータを補正値選択時の検索キーと使用することがより好ましい。
また、この画像入力装置は、画像1面分のムラ補正値を有してもよく、使用されるX線管球毎に補正値を複数記憶し、該当するX線管球を使用する場合に対応する補正値を選択してもよい。この場合、該当するX線管球の情報は、ネットワーク経由で受信するようにしてもよい。
これにより、補正値のレベル毎の管理も可能となり、完全な2次元の補正を行うべく画像1面分の補正値を持つ場合や、間引きして持つレベルの補正値、レーザー走査方向の光学系起因のムラのみを取り除くレベルの補正値など、取得したい画像の精度にあわせて補正値を選択することが可能となる。
上記目的を達成するため、本発明の一側面によれば、本発明の画像入力装置は、放射線画像情報が記録された記録部材から放射線画像を検出する検出手段を備え、前記検出した放射線画像を読み取る画像入力装置であって、画像上のムラまたは撮影感度を補正するための複数の補正値を、複数の検出領域幅に対応させて作成する手段と、前記作成された複数の補正値を記憶する手段と、前記作成された複数の補正値の中から、画像読み取り時に最適な補正値を選択する手段と、を備え、前記最適な補正値を使用して画像を読み取る。
本発明の画像入力装置によれば、例えば、検出領域幅が小さい場合のみ使用する場合であっても、大きな検出領域幅の補正値を作る必要があり、このため大きな検出領域幅を持つプレート(記録部材)などを用意する必要が必ずあった従来とは異なり、小さな検出領域幅しか使用しない場合は、その小さいな検出領域幅に対応した補正値だけ作成すればよく、容易に運用することができる。
本明細書における「最適な補正値を選択する」とは、画像読み取り(作成)時の記録部材及び補正時の記録部材の検出領域幅が同等以上である場合の補正値、または、画像上のムラや撮影感度の補正値を作成した記録部材と画像読み取り時の記録部材とが同等品である場合の補正値、あるいは同等品がない場合、記録部材の作成日時、組成等の情報が近いものから補正値を選択することを意味する。
好ましくは、前記複数の補正値は、複数の補正係数ごとに作成され、前記記憶する手段に記憶される。また、前記複数の検出領域幅に対応して作成された補正値において、前記画像上のムラの補正に関して、所定の領域以下の検出領域幅の画像補正については、該当する補正値を用いて補正を行うことが好ましい。さらに、前記作成された補正値において、画像読み取り時に前記所定の領域以上の検出領域幅の画像が入力された場合、前記所定の領域以下の領域幅の補正値を選択せず、別の補正値を検索する機能をさらに備えることが好ましい。
また、この画像入力装置において、前記最適な補正値が無かった場合に無条件で使用する補正値を別途記憶する手段をさらに備えてもよい。また、前記画像上のムラの補正において、前記複数の補正値の作成に要した検出領域幅以上の領域幅を持つ画像が検出された場合において、前記領域外において左右/上下境界線上の補正値と同じ値を左右/上下方向に拡張させる(伸ばす)ようにしてもよい。これにより、領域外の部分の補正値が無いことにより濃度差が生じることが低減され、急激な濃度変動を伴うことなく補正を行うことができる。但し、拡張させた補正値は予測推定された補正値のため、あえて使用しない場合もあり、その場合は上記無条件で補正可能な補正値を有する機能を用いて補正することが好ましい。
さらに、使用する領域幅の範囲以上の補正値をあらかじめ作成して前記記憶する手段に記憶し、その補正値を用いて複数の領域幅を有する画像に対して、補正を行うようにしてもよい。
この画像入力装置において、前記記憶する手段は、画像情報を記録し、前記検出手段により前記記録された画像が検出される記録部材に関する情報を含むバージョンデータを複数記憶し、前記バージョンデータに対応させて前記補正値を各々格納し、前記選択する手段は、該当するバージョンデータに基づいて最適な補正値を選択することが好ましい。前記該当するバージョンデータが無い場合は、近傍のバージョンデータに基づいて選択した補正値を使用して画像を読み取ってもよく、または、近傍の古いバージョンデータに基づいて選択した補正値から使用して画像を読み取ってもよい。
バージョンデータとしては、例えば、CRタイプにおいて記録部材としてプレートを用いている場合、そのプレートのバージョン番号であってもよく、また、FPDタイプにおいて記録部材としてディテクタを用いている場合、そのディテクタのバージョン番号であってもよい。これにより、そのバージョン番号をキーにして、その補正値がどのような素性か(どのような条件で作成されたか等)を調査し、合う補正値の場合はその補正値を使用し、合わない補正値の場合は近傍の別の補正値で合うものを探すことが可能になる。
好ましくは、前記補正値が存在しない場合、または、近傍に該当するバージョンデータに対応する補正値が無い場合に無条件で使用する補正値を別途記憶する手段をさらに備え、該当するバージョンデータが無い場合、前記無条件で使用する補正値を用いて画像を読み取る。
前記該当する補正値がなく、前記無条件で使用する補正値を使用した場合には、前記無条件で使用する補正値を使用したことを警告する機能をさらに備えてもよい。警告する機能としては、具体的には、無条件で使用する補正値を使用時に警告音や警告表示をする機能などが挙げられる。
また、この画像入力装置において、前記複数の補正値を記憶する手段が限界に達した時、もしくは記憶する個数を制限した時に、古い補正値から順に削除する手段をさらに備えてもよい。この場合、前記削除する手段は、無条件で使用する補正値については削除しないことが好ましい。
また、前記複数持つ補正値を選択する際に、予めもしくは、画像読み取り時に、ネットワークもしくは情報入力装置によって、与えられた条件によって選択する機能をさらに備えてもよい。
前記最適な補正値としては、バージョンデータ、検出領域幅(カセッテサイズ等)、画像のサンプリングピッチ、主走査/副走査各々の読み取り速度違い時、使用したX線管球のデータの一部、もしくは全部を保有することが好ましい。この場合、前記バージョンデータをキーとして検出領域幅、画像のサンプリングピッチ、主走査/副走査各々の読み取り速度違い時や使用したX線管球のデータの一部、もしくは全部を前記記憶する手段に記憶し、バージョンデータを補正値選択時の検索キーと使用することがより好ましい。
また、この画像入力装置は、画像1面分のムラ補正値を有してもよく、使用されるX線管球毎に補正値を複数記憶し、該当するX線管球を使用する場合に対応する補正値を選択してもよい。この場合、該当するX線管球の情報は、ネットワーク経由で受信するようにしてもよい。
これにより、補正値のレベル毎の管理も可能となり、完全な2次元の補正を行うべく画像1面分の補正値を持つ場合や、間引きして持つレベルの補正値、レーザー走査方向の光学系起因のムラのみを取り除くレベルの補正値など、取得したい画像の精度にあわせて補正値を選択することが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態による放射線画像入力装置を示す概略図であり、
図2は、ムラ補正値の格納構造を示す図であり、
図3は、感度補正値の格納構造を示す図であり、
図4は、補正値テーブルの構造イメージを示す図であり、
図5は、ムラ補正選択手法の一例を示すフローチャートであり、
図6は、ムラ補正選択手法の他の例を示すフローチャートである。
図2は、ムラ補正値の格納構造を示す図であり、
図3は、感度補正値の格納構造を示す図であり、
図4は、補正値テーブルの構造イメージを示す図であり、
図5は、ムラ補正選択手法の一例を示すフローチャートであり、
図6は、ムラ補正選択手法の他の例を示すフローチャートである。
以下、本発明による実施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態による放射線画像入力装置の概略図である。図1の放射線画像入力装置50は、記録媒体として輝尽性蛍光体プレート4に記録された放射線画像を読み取ることで放射線画像の情報を入力するCRタイプの放射線画像入力装置であり、図1に示す形式を持つ。
図1の入力装置(画像入力装置)3は、放射線画像を照射するとこの放射線エネルギーの一部が蓄積され、その後、可視光やレーザー光等の励起光を照射すると蓄積された放射線エネルギーに応じて輝尽発光を示す輝尽性蛍光体を利用して、支持体上に蓄積性蛍光体を積層してなるシート状の輝尽性蛍光体プレート(記録部材)4に、放射線発生装置30から照射された放射線による人体等の被写体Mの放射線画像情報を一旦蓄積し記録したものに、レーザー光を走査して順次輝尽発光させ、この輝尽発光光を光電読み取り部20により光電的に順次読み取って画像信号を得るものである。そして、入力装置3では、この画像信号読み取り後の輝尽性蛍光体プレート4に消去光を照射して、このプレートに残留する放射線エネルギーを放出させ、次の撮影に備える。放射線発生装置30は、被写体Mに管球から放射線を照射する放射線照射部31と放射線照射部31を制御する制御部32を備える。
入力装置3は、被写体の放射線画像情報を記録する輝尽性蛍光体プレート4と、輝尽性蛍光体プレート4に対する励起光としてのレーザー光を発生するレーザーダイオード等からなるレーザー光源部6と、レーザー光源部6を駆動するためのレーザー駆動回路5と、レーザー光源部6からのレーザー光を輝尽性蛍光体プレート4上に走査させるための光学系7と、励起レーザー光により励起された輝尽発光を集光し、光電変換して画像信号を得る光電読み取り部20とを有する。
光電読み取り部20は、励起レーザー光により励起された輝尽発光を集光する集光体8と、集光体8により集光された光を光電変換し検出器(検出手段)として機能するフォトマルチプライヤ(PMT)10と、フォトマルチプライヤ10に電圧を加える高圧電源10aと、フォトマルチプライヤ10からの電流信号を対数電圧変換をする電流電圧変換部11と、この電流電圧変換部11からアナログ信号をA/D変換するA/D変換部12と、この変換されたデジタル信号について、各種の補正を行う補正部13とを有し、読み取った放射線画像デーのデジタル信号をコントローラ18に転送する。補正部13は、補正データ等を格納するメモリを有し、各種補正の一つとして補正データを用いて光学系7・集光体8起因の濃度むらを補正できる。またフォトマルチプライヤ(PMT)の感度むらを補正すべく、高圧電源10aを調整するオフセット値を感度むら補正として値を確認する事ができ、感度むらを補正できる。
入力装置3は、さらに、画像信号読み取り後の輝尽性蛍光体プレートに残留する放射線エネルギーを放出させるために、消去光を照射するハロゲンランプ14と、このハロゲンランプ14を駆動するドライバ15とを有する。また、入力装置3は、レーザー駆動回路5、高圧電源10a、電流電圧変換部11、A/D変換部12、補正部13、ドライバ15をそれぞれ制御する制御部17を有する。また入力装置3のレーザー光源部6、光学系7、集光体8、フォトマルチプライヤ10、及びハロゲンランプ14が入力装置3に固定され、図示しない副走査ユニットとしてプレート4を搬送する機構により、レーザー走査方向と垂直な副走査方向にプレート4が移動する。この副走査ユニットは、画像読み取り時に移動することにより副走査し読み取りし、更に移動する間にハロゲンランプが発光する事で、輝尽性蛍光体プレート4に残留する放射線画像情報を消去する。このようにして輝尽性蛍光体プレート4に記録された放射線画像が自動的に読み取られ、情報入力が行われるとともに、読み取り後の残像が消去され、次の放射線撮影を行う事ができる。
コントローラ18は、パソコン本体部25と、キーボード26と、モニタ表示部並びにタッチパネルモニタ入力部27とを有し、入力装置3から受信した放射線画像データのデジタル信号を一旦メモリ上に記憶し、画像処理し、キーボード26からの操作入力に応じて、モニタ表示部27への表示と画像処理を制御し、画像処理された放射線画像データを外部に出力する。
次に、補正値を作る作業(キャリブレーション)について説明する。キャリブレーション時に必要なデータ(補正係数)として、カセッテサイズ(例えば半切、大角、大四切、四切、六切等)、プレートバージョン(PV)、画像採取サンプリングピッチ、プレート種別(通常プレートとマンモグラフィー用など)がある。
それぞれプレートバージョンやサンプリングピッチにあった補正値の格納テーブルを入力装置3側の補正部13に格納する。ここでは最大10テーブル(一般撮影用の高精細と通常と、マンモグラフィー撮影用の高精細の合計30テーブル)を格納する。10テーブルを超えた場合は、古いデータ(すなわち、プレートバージョンの番号が小さいもの)に対して上書き処理を行う。但し、各10テーブルのうち、画像入力装置生産時基準のデータ1個(無条件で使用する補正値)については上書き不可とする。
ムラ補正値のテーブル構造について図2に示し、感度補正値に関するテーブル構造について図3に示す。感度補正値に関しては、図3に示すプレートバージョン内で例えば、高感度、標準感度、低感度の3種類の感度補正データが存在する。
ここで、プレートバージョンは、プレートの情報をまとめたもので、プレートの作成日時や組成等に応じてプレートに付される番号であり、作成日時または組成が近いプレートごとに「000〜299」、「300〜499」、「500」のそれぞれに振り分けられる(図3、図4参照)。
次に、生産時のムラ補正値作成方法(キャリブレーション)と、ユーザー元における追加補正値作成方法の扱い方の違いについて説明する。
生産時に作成した補正値のうち少なくとも1個のデータは無条件で使用する補正値となるため、最大サイズのカセッテ(ここでは必ず一般撮影用は半切サイズ)でキャリブレーションを行う。プレートのバージョンは厭わない。マンモグラフィーについても同様に最大サイズで行う。その時に生産時専用のプレートバージョンが補正データには割り付られる。
ユーザー元で行われるキャリブレーションは、現地で使用する可能性のあるカセッテの、最大サイズのプレートでキャリブレーションを行う。プレートバージョンはプレート毎に持つ値である。感度キャリブレーションについても同様で、生産時と現地ユーザー元でのプレートバージョンの振り分け方は上述したムラ補正時と同じである。ここで、プレート毎に持つプレートバージョンは、例えばプレート作成のロット間の差で割り振られたりする数値で、カセッテ表面などにバーコード印字などしてあり、バーコードリーダーにて、情報吸い上げを行う。
感度補正に関して画像読み取り時に補正値を選択する方法、運用方法について説明する。
例えば、キャリブレーション時と画像読み取り時のカセッテ種別及びサンプリングピッチ同一の場合、下のバージョン(すなわち、小さい番号のプレートバージョン)の補正値を探しに行く。下になければ上(すなわち、大きい番号のプレートバージョン)の補正値を探す。プレートバージョンとそれぞれ収納されたデータの構造の一例を図3に示す。またその運用時のテーブル構造例について図4に示す。ここで、下、上に該当するものがなければ(すなわち、近傍のプレートバージョンがなければ)、図4の運用例を用いる場合、プレートバージョン500(マンモグラフィーの場合900)の生産時作成の補正値を使用する。
次に、ムラ補正に関して画像読み取り時に補正値を選択する方法、運用方法について図5を参照して説明する。
例えば、キャリブレーション時と画像読み取り時のサンプリングピッチが同一の場合でカセッテサイズが補正値(すなわち、キャリブレーション時)の方が大きいサイズを使用していた場合で、該当しないプレートバージョンが画像入力装置に挿入された場合(ステップS11;No)、下のバージョンの補正値を探しに行く。下になければ上を探す。すなわち、近傍のプレートバージョンを探す(ステップS12)。それでもなければ、補正値検索を終了し(ステップS13;Yes)、500(マンモグラフィーの場合900)の生産時作成の補正値を使用する(ステップS18)。プレートバージョンとそれぞれ収納されたデータ構造の一例を図2に示す。またその運用時のテーブル構造について図4に示す。
また、サンプリングピッチ同一でカセッテサイズが異なる場合で、同一プレートバージョンの補正値がある(ステップS11;Yes)、あるいは上述のステップS12において近傍のプレートバージョンがない(ステップS13;No)時は、「挿入カセッテ>キャリブレーション時のカセッテサイズ」の関係であれば(ステップS14;No)、下のプレートバージョンの補正値を探しに行き、「挿入カセッテ<キャリブレーション時のカセッテサイズ」を満たす補正値を作成したプレートバージョンが見つかるまで探す。「挿入カセッテ<キャリブレーション時のカセッテサイズ」を満たす補正値が見つかったら、そのプレートバージョンの補正値を使用する(ステップS17)。一方、見つからない場合、下になければ上を探す(ステップS15)。それでもなければ、補正値検索を終了し(ステップS16;Yes)、500(マンモの場合900)の生産時作成の補正値を使用する(ステップS18)。
次に、画像入力装置が図2に示すムラ補正データ構造を備え、新素材のプレート等が作成された場合等について図6を参照して説明する。図2において、プレートバージョンの範囲が「300〜499」が新素材のプレート等が作成された時に用いるリザーブ領域である。
まず、挿入されたカセッテのプレートバージョンの範囲が「000〜299」である場合(ステップS21;「000〜299」)で同一のプレートバージョンの補正値がある場合(ステップS22;Yes)は、その補正値を使用する(ステップS23)。プレートバージョンが異なっていても(ステップS22;No)、下や上の近傍の補正値を検索(ステップS24)し、補正値が「000〜299」のプレートバージョンの範囲内であり(ステップS25;Yes)、かつ同一プレートバージョンの補正値がある場合(ステップS26;Yes)は、その補正値を使用する(ステップS27)。そして、同一プレートバージョンの補正値がない場合(ステップS26;No)は、見つかるまで探す。一方、補正値が「000〜299」のプレートバージョンの範囲内でない場合(ステップS25;No)は、補正値検索を終了し、生産時の補正値を使用する(ステップS28)。
次に、新素材のプレートが挿入された場合、またはプレートバージョンの範囲が「000〜299」でない場合は、補正値検索にリザーブ領域を使用する(ステップS21;「300〜499」)。同一のプレートバージョンの補正値がある場合(ステップS29;Yes)は、その補正値を使用する(ステップS30)。プレートバージョンが異なっていても(ステップS29;No)、下や上の近傍の補正値を検索(ステップS31)し、補正値が「300〜499」のプレートバージョンの範囲内であり(ステップS32;Yes)、かつ同一プレートバージョンの補正値がある場合(ステップS33;Yes)は、その補正値を使用する(ステップS34)。同一プレートバージョンの補正値がない場合(ステップS33;No)は、見つかるまで探す。一方、補正値が「300〜499」のプレートバージョンの範囲内でない場合(ステップS32;No)は、補正値検索を終了し、生産時の補正値を使用する(ステップS35)。
具体的には、例えば、プレートバージョンが「129」の画像を読み取る時に、該当する補正値が「000〜299」の範囲に存在せず、「300〜499」の例えば「341」のプレートバージョンにのみ存在する場合、図6に示すように(ステップS25参照)、この「341」の補正値は使用せずに生産時の補正値「500」を本実施形態では使用する。
このように、新素材のプレートや特別な補正を行う必要のあるプレートの補正のために、プレートバージョンのリザーブ領域を予め設けておくことにより新素材のプレートの補正や特別な補正を容易に行うことが可能となる。
本実施形態によれば、例えば、カセッテを使用するCRタイプの画像入力装置において、補正係数の一つであるカセッテの大きさ(検出領域幅)が、半切/大四つ/大角/四切/六切/マンモサイズなど複数ある場合に、検出装置(プレート)を使用するユーザー元で例えば四切しか使用しない場合も現在までは、必ず大きいサイズの半切サイズで補正値作成(キャリブレーション)をせざるを得なかった。
しかし、本発明の実施形態では、それぞれ補正値をサイズ毎に作成するため、使用する四切カセッテでの補正値作成を行うだけでよく、わざわざ半切サイズのカセッテを用意する必要がなくなり、最適な補正値作成を行うことができる。もちろん、本発明はここに記載の使用形態に限定されず、CRタイプの専用機、FPDタイプなどにも同様に適用可能である。
また、この画像入力装置において、例えばカセッテサイズ(検出領域幅)の四切で補正値を作成した場合、それより小サイズのカセッテ(ここでは六切)については、この四切で作成した補正値を使用して画像形成を行ってもよい。
また、この画像入力装置において、画像作成(画像読み取り)時にその四切以上のサイズのカセッテが選択された場合、例えば、半切サイズの時は、この四切サイズで作成した補正値を使用しないことが望ましい。この時に他に、例えばプレートの輝度違いなどで別に半切で補正値を作成していた場合は、その補正値を使用するよう選択手段をもたせて、補正するようにしてもよい。
さらに、この画像入力装置において、小サイズで補正値を作成したとしても、例えば感度補正値のようにカセッテサイズによらない補正データ(補正値)の場合は、どのサイズで補正値を作成しても問題なく半切から六切までの各種サイズの画像形成(画像読み取り)時に補正値として使用する事が可能である。
この画像入力装置において、例えば補正値で最適な値がなかった場合に使用するための補正値、無条件で使用可能な補正値を別途記憶する手段を持ち、予め(例えば、生産時)その補正値を作成することにより、例えばユーザー元において四切で補正を行い、半切の画像を読み取る場合にこの無条件で使用できる補正値を使用し画像形成を行わせることができる。
この無条件で使用可能な補正値は、サイズでなら半切、もしくは入力画像装置規格外の大きな領域を補正できる補正専用の読み取りサイズを用意するなど、とにかく大きな領域幅の補正データ、感度ならある平均感度を出力するプレートを用いて補正値を作成したデータなど、必ず全範囲をカバーできる補正値であることが望ましい。カバーできない場合は、それぞれ個別に作成する(例えばプレートの種別が異なり、大きく輝度が異なるため同じ感度補正値が持てない場合等)ようにし、その無条件で使用する補正値に関しては、消去されないようにすることが望ましい。例えば、製品出荷時の補正時にこの無条件で使用できる補正値を作り、その後上書き、もしくは消去禁止にし、ユーザー元で補正値作成を行う場合は、様々なカセッテサイズや、プレートで自由に補正ができるように運用することができる。
また、本実施形態のようなCRタイプを用いる場合、例えばプレートのロットや品種改良等、それぞれの場合にバージョン番号(バージョンデータ)を付け、それぞれのバージョンで例えばカセッテサイズ、サンプリングピッチ、プレート種別(通常プレートや、高感度プレート、マンモ専用プレート等)のいずれで補正値を形成したか分かるテーブルを持ち、補正値と一緒に記憶されている。
画像読み取り時、その読み取り画像のバージョン番号を、例えば、手入力はもちろん、プレート又はカセッテ上に記載してあるバーコードからバーコード入力、ICチップを使用したリモート入力、ネットワークからプレートのバージョン番号を送信してもらうなどし、該当バージョン番号から補正値を選択する。その場合に、上述してある通り、例えば大角サイズ画像の読み取りを行う場合、入力されたプレート番号の補正値データ情報から、該当のプレート番号の補正値データが引き出される。但しここでこの補正値データが例えば四切のみで補正を行っていた場合、大角読み取りではこの補正値は使用できない。この場合近傍のプレート番号で、大角以上の補正値を持つプレート番号の検索を行う。更にこの場合、古い実績のある方のデータから先に検索するようにしてもよい。
ここで上述の実施形態ではサイズで検索したが、例えばサンプリングピッチ違いや、プレート種別違い、読み取り速度違い、使用するX線管球違い等で、検索することもできる。もちろん全ての条件が揃わなくても、サイズ最優先にする機能などを組み合わせることも可能である。X線管球情報等は、ネットワークなどからどの管球で撮影したか等を受信することが可能である。
さらに、近傍のプレート番号の補正値で合うものを探したが、該当する補正値が発見できなかった場合は、上述してある無条件で使用できる補正データを使用することが可能である。この無条件で使用できる補正データの素性は、前述した内容と同じである。
さらに、該当する補正値が無い場合は、補正しないでコントローラ18等に画像を出力(入力)することも可能である。この場合、補正しないで出力したという警告音、警告表示をすることにより、ユーザーに注意を促すようにしてもよい。
さらに、複数の補正値、例えばここでは、プレートのバージョン番号毎に補正値を持たせているが、例えば全部で10個補正値を格納できる場合に、全部補正値が埋まった場合は、古い方から補正値を上書きしていくことができる。また無条件で使用する補正値については、この上書き機能から外され、上書きされない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、係る実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることはいうまでもない。
図1の入力装置(画像入力装置)3は、放射線画像を照射するとこの放射線エネルギーの一部が蓄積され、その後、可視光やレーザー光等の励起光を照射すると蓄積された放射線エネルギーに応じて輝尽発光を示す輝尽性蛍光体を利用して、支持体上に蓄積性蛍光体を積層してなるシート状の輝尽性蛍光体プレート(記録部材)4に、放射線発生装置30から照射された放射線による人体等の被写体Mの放射線画像情報を一旦蓄積し記録したものに、レーザー光を走査して順次輝尽発光させ、この輝尽発光光を光電読み取り部20により光電的に順次読み取って画像信号を得るものである。そして、入力装置3では、この画像信号読み取り後の輝尽性蛍光体プレート4に消去光を照射して、このプレートに残留する放射線エネルギーを放出させ、次の撮影に備える。放射線発生装置30は、被写体Mに管球から放射線を照射する放射線照射部31と放射線照射部31を制御する制御部32を備える。
入力装置3は、被写体の放射線画像情報を記録する輝尽性蛍光体プレート4と、輝尽性蛍光体プレート4に対する励起光としてのレーザー光を発生するレーザーダイオード等からなるレーザー光源部6と、レーザー光源部6を駆動するためのレーザー駆動回路5と、レーザー光源部6からのレーザー光を輝尽性蛍光体プレート4上に走査させるための光学系7と、励起レーザー光により励起された輝尽発光を集光し、光電変換して画像信号を得る光電読み取り部20とを有する。
光電読み取り部20は、励起レーザー光により励起された輝尽発光を集光する集光体8と、集光体8により集光された光を光電変換し検出器(検出手段)として機能するフォトマルチプライヤ(PMT)10と、フォトマルチプライヤ10に電圧を加える高圧電源10aと、フォトマルチプライヤ10からの電流信号を対数電圧変換をする電流電圧変換部11と、この電流電圧変換部11からアナログ信号をA/D変換するA/D変換部12と、この変換されたデジタル信号について、各種の補正を行う補正部13とを有し、読み取った放射線画像デーのデジタル信号をコントローラ18に転送する。補正部13は、補正データ等を格納するメモリを有し、各種補正の一つとして補正データを用いて光学系7・集光体8起因の濃度むらを補正できる。またフォトマルチプライヤ(PMT)の感度むらを補正すべく、高圧電源10aを調整するオフセット値を感度むら補正として値を確認する事ができ、感度むらを補正できる。
入力装置3は、さらに、画像信号読み取り後の輝尽性蛍光体プレートに残留する放射線エネルギーを放出させるために、消去光を照射するハロゲンランプ14と、このハロゲンランプ14を駆動するドライバ15とを有する。また、入力装置3は、レーザー駆動回路5、高圧電源10a、電流電圧変換部11、A/D変換部12、補正部13、ドライバ15をそれぞれ制御する制御部17を有する。また入力装置3のレーザー光源部6、光学系7、集光体8、フォトマルチプライヤ10、及びハロゲンランプ14が入力装置3に固定され、図示しない副走査ユニットとしてプレート4を搬送する機構により、レーザー走査方向と垂直な副走査方向にプレート4が移動する。この副走査ユニットは、画像読み取り時に移動することにより副走査し読み取りし、更に移動する間にハロゲンランプが発光する事で、輝尽性蛍光体プレート4に残留する放射線画像情報を消去する。このようにして輝尽性蛍光体プレート4に記録された放射線画像が自動的に読み取られ、情報入力が行われるとともに、読み取り後の残像が消去され、次の放射線撮影を行う事ができる。
コントローラ18は、パソコン本体部25と、キーボード26と、モニタ表示部並びにタッチパネルモニタ入力部27とを有し、入力装置3から受信した放射線画像データのデジタル信号を一旦メモリ上に記憶し、画像処理し、キーボード26からの操作入力に応じて、モニタ表示部27への表示と画像処理を制御し、画像処理された放射線画像データを外部に出力する。
次に、補正値を作る作業(キャリブレーション)について説明する。キャリブレーション時に必要なデータ(補正係数)として、カセッテサイズ(例えば半切、大角、大四切、四切、六切等)、プレートバージョン(PV)、画像採取サンプリングピッチ、プレート種別(通常プレートとマンモグラフィー用など)がある。
それぞれプレートバージョンやサンプリングピッチにあった補正値の格納テーブルを入力装置3側の補正部13に格納する。ここでは最大10テーブル(一般撮影用の高精細と通常と、マンモグラフィー撮影用の高精細の合計30テーブル)を格納する。10テーブルを超えた場合は、古いデータ(すなわち、プレートバージョンの番号が小さいもの)に対して上書き処理を行う。但し、各10テーブルのうち、画像入力装置生産時基準のデータ1個(無条件で使用する補正値)については上書き不可とする。
ムラ補正値のテーブル構造について図2に示し、感度補正値に関するテーブル構造について図3に示す。感度補正値に関しては、図3に示すプレートバージョン内で例えば、高感度、標準感度、低感度の3種類の感度補正データが存在する。
ここで、プレートバージョンは、プレートの情報をまとめたもので、プレートの作成日時や組成等に応じてプレートに付される番号であり、作成日時または組成が近いプレートごとに「000〜299」、「300〜499」、「500」のそれぞれに振り分けられる(図3、図4参照)。
次に、生産時のムラ補正値作成方法(キャリブレーション)と、ユーザー元における追加補正値作成方法の扱い方の違いについて説明する。
生産時に作成した補正値のうち少なくとも1個のデータは無条件で使用する補正値となるため、最大サイズのカセッテ(ここでは必ず一般撮影用は半切サイズ)でキャリブレーションを行う。プレートのバージョンは厭わない。マンモグラフィーについても同様に最大サイズで行う。その時に生産時専用のプレートバージョンが補正データには割り付られる。
ユーザー元で行われるキャリブレーションは、現地で使用する可能性のあるカセッテの、最大サイズのプレートでキャリブレーションを行う。プレートバージョンはプレート毎に持つ値である。感度キャリブレーションについても同様で、生産時と現地ユーザー元でのプレートバージョンの振り分け方は上述したムラ補正時と同じである。ここで、プレート毎に持つプレートバージョンは、例えばプレート作成のロット間の差で割り振られたりする数値で、カセッテ表面などにバーコード印字などしてあり、バーコードリーダーにて、情報吸い上げを行う。
感度補正に関して画像読み取り時に補正値を選択する方法、運用方法について説明する。
例えば、キャリブレーション時と画像読み取り時のカセッテ種別及びサンプリングピッチ同一の場合、下のバージョン(すなわち、小さい番号のプレートバージョン)の補正値を探しに行く。下になければ上(すなわち、大きい番号のプレートバージョン)の補正値を探す。プレートバージョンとそれぞれ収納されたデータの構造の一例を図3に示す。またその運用時のテーブル構造例について図4に示す。ここで、下、上に該当するものがなければ(すなわち、近傍のプレートバージョンがなければ)、図4の運用例を用いる場合、プレートバージョン500(マンモグラフィーの場合900)の生産時作成の補正値を使用する。
次に、ムラ補正に関して画像読み取り時に補正値を選択する方法、運用方法について図5を参照して説明する。
例えば、キャリブレーション時と画像読み取り時のサンプリングピッチが同一の場合でカセッテサイズが補正値(すなわち、キャリブレーション時)の方が大きいサイズを使用していた場合で、該当しないプレートバージョンが画像入力装置に挿入された場合(ステップS11;No)、下のバージョンの補正値を探しに行く。下になければ上を探す。すなわち、近傍のプレートバージョンを探す(ステップS12)。それでもなければ、補正値検索を終了し(ステップS13;Yes)、500(マンモグラフィーの場合900)の生産時作成の補正値を使用する(ステップS18)。プレートバージョンとそれぞれ収納されたデータ構造の一例を図2に示す。またその運用時のテーブル構造について図4に示す。
また、サンプリングピッチ同一でカセッテサイズが異なる場合で、同一プレートバージョンの補正値がある(ステップS11;Yes)、あるいは上述のステップS12において近傍のプレートバージョンがない(ステップS13;No)時は、「挿入カセッテ>キャリブレーション時のカセッテサイズ」の関係であれば(ステップS14;No)、下のプレートバージョンの補正値を探しに行き、「挿入カセッテ<キャリブレーション時のカセッテサイズ」を満たす補正値を作成したプレートバージョンが見つかるまで探す。「挿入カセッテ<キャリブレーション時のカセッテサイズ」を満たす補正値が見つかったら、そのプレートバージョンの補正値を使用する(ステップS17)。一方、見つからない場合、下になければ上を探す(ステップS15)。それでもなければ、補正値検索を終了し(ステップS16;Yes)、500(マンモの場合900)の生産時作成の補正値を使用する(ステップS18)。
次に、画像入力装置が図2に示すムラ補正データ構造を備え、新素材のプレート等が作成された場合等について図6を参照して説明する。図2において、プレートバージョンの範囲が「300〜499」が新素材のプレート等が作成された時に用いるリザーブ領域である。
まず、挿入されたカセッテのプレートバージョンの範囲が「000〜299」である場合(ステップS21;「000〜299」)で同一のプレートバージョンの補正値がある場合(ステップS22;Yes)は、その補正値を使用する(ステップS23)。プレートバージョンが異なっていても(ステップS22;No)、下や上の近傍の補正値を検索(ステップS24)し、補正値が「000〜299」のプレートバージョンの範囲内であり(ステップS25;Yes)、かつ同一プレートバージョンの補正値がある場合(ステップS26;Yes)は、その補正値を使用する(ステップS27)。そして、同一プレートバージョンの補正値がない場合(ステップS26;No)は、見つかるまで探す。一方、補正値が「000〜299」のプレートバージョンの範囲内でない場合(ステップS25;No)は、補正値検索を終了し、生産時の補正値を使用する(ステップS28)。
次に、新素材のプレートが挿入された場合、またはプレートバージョンの範囲が「000〜299」でない場合は、補正値検索にリザーブ領域を使用する(ステップS21;「300〜499」)。同一のプレートバージョンの補正値がある場合(ステップS29;Yes)は、その補正値を使用する(ステップS30)。プレートバージョンが異なっていても(ステップS29;No)、下や上の近傍の補正値を検索(ステップS31)し、補正値が「300〜499」のプレートバージョンの範囲内であり(ステップS32;Yes)、かつ同一プレートバージョンの補正値がある場合(ステップS33;Yes)は、その補正値を使用する(ステップS34)。同一プレートバージョンの補正値がない場合(ステップS33;No)は、見つかるまで探す。一方、補正値が「300〜499」のプレートバージョンの範囲内でない場合(ステップS32;No)は、補正値検索を終了し、生産時の補正値を使用する(ステップS35)。
具体的には、例えば、プレートバージョンが「129」の画像を読み取る時に、該当する補正値が「000〜299」の範囲に存在せず、「300〜499」の例えば「341」のプレートバージョンにのみ存在する場合、図6に示すように(ステップS25参照)、この「341」の補正値は使用せずに生産時の補正値「500」を本実施形態では使用する。
このように、新素材のプレートや特別な補正を行う必要のあるプレートの補正のために、プレートバージョンのリザーブ領域を予め設けておくことにより新素材のプレートの補正や特別な補正を容易に行うことが可能となる。
本実施形態によれば、例えば、カセッテを使用するCRタイプの画像入力装置において、補正係数の一つであるカセッテの大きさ(検出領域幅)が、半切/大四つ/大角/四切/六切/マンモサイズなど複数ある場合に、検出装置(プレート)を使用するユーザー元で例えば四切しか使用しない場合も現在までは、必ず大きいサイズの半切サイズで補正値作成(キャリブレーション)をせざるを得なかった。
しかし、本発明の実施形態では、それぞれ補正値をサイズ毎に作成するため、使用する四切カセッテでの補正値作成を行うだけでよく、わざわざ半切サイズのカセッテを用意する必要がなくなり、最適な補正値作成を行うことができる。もちろん、本発明はここに記載の使用形態に限定されず、CRタイプの専用機、FPDタイプなどにも同様に適用可能である。
また、この画像入力装置において、例えばカセッテサイズ(検出領域幅)の四切で補正値を作成した場合、それより小サイズのカセッテ(ここでは六切)については、この四切で作成した補正値を使用して画像形成を行ってもよい。
また、この画像入力装置において、画像作成(画像読み取り)時にその四切以上のサイズのカセッテが選択された場合、例えば、半切サイズの時は、この四切サイズで作成した補正値を使用しないことが望ましい。この時に他に、例えばプレートの輝度違いなどで別に半切で補正値を作成していた場合は、その補正値を使用するよう選択手段をもたせて、補正するようにしてもよい。
さらに、この画像入力装置において、小サイズで補正値を作成したとしても、例えば感度補正値のようにカセッテサイズによらない補正データ(補正値)の場合は、どのサイズで補正値を作成しても問題なく半切から六切までの各種サイズの画像形成(画像読み取り)時に補正値として使用する事が可能である。
この画像入力装置において、例えば補正値で最適な値がなかった場合に使用するための補正値、無条件で使用可能な補正値を別途記憶する手段を持ち、予め(例えば、生産時)その補正値を作成することにより、例えばユーザー元において四切で補正を行い、半切の画像を読み取る場合にこの無条件で使用できる補正値を使用し画像形成を行わせることができる。
この無条件で使用可能な補正値は、サイズでなら半切、もしくは入力画像装置規格外の大きな領域を補正できる補正専用の読み取りサイズを用意するなど、とにかく大きな領域幅の補正データ、感度ならある平均感度を出力するプレートを用いて補正値を作成したデータなど、必ず全範囲をカバーできる補正値であることが望ましい。カバーできない場合は、それぞれ個別に作成する(例えばプレートの種別が異なり、大きく輝度が異なるため同じ感度補正値が持てない場合等)ようにし、その無条件で使用する補正値に関しては、消去されないようにすることが望ましい。例えば、製品出荷時の補正時にこの無条件で使用できる補正値を作り、その後上書き、もしくは消去禁止にし、ユーザー元で補正値作成を行う場合は、様々なカセッテサイズや、プレートで自由に補正ができるように運用することができる。
また、本実施形態のようなCRタイプを用いる場合、例えばプレートのロットや品種改良等、それぞれの場合にバージョン番号(バージョンデータ)を付け、それぞれのバージョンで例えばカセッテサイズ、サンプリングピッチ、プレート種別(通常プレートや、高感度プレート、マンモ専用プレート等)のいずれで補正値を形成したか分かるテーブルを持ち、補正値と一緒に記憶されている。
画像読み取り時、その読み取り画像のバージョン番号を、例えば、手入力はもちろん、プレート又はカセッテ上に記載してあるバーコードからバーコード入力、ICチップを使用したリモート入力、ネットワークからプレートのバージョン番号を送信してもらうなどし、該当バージョン番号から補正値を選択する。その場合に、上述してある通り、例えば大角サイズ画像の読み取りを行う場合、入力されたプレート番号の補正値データ情報から、該当のプレート番号の補正値データが引き出される。但しここでこの補正値データが例えば四切のみで補正を行っていた場合、大角読み取りではこの補正値は使用できない。この場合近傍のプレート番号で、大角以上の補正値を持つプレート番号の検索を行う。更にこの場合、古い実績のある方のデータから先に検索するようにしてもよい。
ここで上述の実施形態ではサイズで検索したが、例えばサンプリングピッチ違いや、プレート種別違い、読み取り速度違い、使用するX線管球違い等で、検索することもできる。もちろん全ての条件が揃わなくても、サイズ最優先にする機能などを組み合わせることも可能である。X線管球情報等は、ネットワークなどからどの管球で撮影したか等を受信することが可能である。
さらに、近傍のプレート番号の補正値で合うものを探したが、該当する補正値が発見できなかった場合は、上述してある無条件で使用できる補正データを使用することが可能である。この無条件で使用できる補正データの素性は、前述した内容と同じである。
さらに、該当する補正値が無い場合は、補正しないでコントローラ18等に画像を出力(入力)することも可能である。この場合、補正しないで出力したという警告音、警告表示をすることにより、ユーザーに注意を促すようにしてもよい。
さらに、複数の補正値、例えばここでは、プレートのバージョン番号毎に補正値を持たせているが、例えば全部で10個補正値を格納できる場合に、全部補正値が埋まった場合は、古い方から補正値を上書きしていくことができる。また無条件で使用する補正値については、この上書き機能から外され、上書きされない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、係る実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることはいうまでもない。
本発明によれば、補正係数や補正値を複数作成して記憶させることにより、現地で使用する検出領域幅(カセッテ)を用いて自由に補正を行うことができる。また記録部材(プレート)の種別が異なる場合においても、多数の補正値を記憶し、選択する機能を備えているため、適切な補正が可能になる。
Claims (19)
- 放射線画像情報が記録された記録部材から放射線画像を検出する検出手段を備え、前記検出した放射線画像を読み取る画像入力装置であって、
画像上のムラまたは撮影感度を補正するための複数の補正値を、複数の検出領域幅に対応させて作成する手段と、
前記作成された複数の補正値を記憶する手段と、
前記作成された複数の補正値の中から、画像読み取り時に最適な補正値を選択する手段と、を備え、
前記最適な補正値を使用して画像を読み取る画像入力装置。 - 前記複数の補正値は、複数の補正係数ごとに作成され、前記記憶する手段に記憶される請求の範囲第1項に記載の画像入力装置。
- 前記複数の検出領域幅に対応して作成された補正値において、前記画像上のムラの補正に関して、所定の領域以下の検出領域幅の画像補正については、該当する補正値を用いて補正を行う請求の範囲第1又は第2項に記載の画像入力装置。
- 前記作成された補正値において、画像読み取り時に前記所定の領域以上の検出領域幅の画像が入力された場合、前記所定の領域以下の領域幅の補正値を選択せず、別の補正値を検索する機能をさらに備える請求の範囲第3項に記載の画像入力装置。
- 前記最適な補正値が無かった場合に無条件で使用する補正値を別途記憶する手段をさらに備える請求の範囲第1〜第4項のいずれか1項に記載の画像入力装置。
- 前記画像上のムラの補正において、前記複数の補正値の作成に要した検出領域幅以上の領域幅を持つ画像が検出された場合において、前記領域外において左右/上下境界線上の補正値と同じ値を左右/上下方向に拡張させる請求の範囲第1〜第5項のいずれか1項に記載の画像入力装置。
- 使用する領域幅の範囲以上の補正値をあらかじめ作成して前記記憶する手段に記憶し、その補正値を用いて複数の領域幅を有する画像に対して、補正を行う請求の範囲第1〜第6項のいずれか1項に記載の画像入力装置。
- 前記記憶する手段は、画像情報を記録し、前記検出手段により前記記録された画像が検出される記録部材に関する情報を含むバージョンデータを複数記憶し、前記バージョンデータに対応させて前記補正値を各々格納し、前記選択する手段は、該当するバージョンデータに基づいて最適な補正値を選択する請求の範囲第1〜第7項のいずれか1項に記載の画像入力装置。
- 前記該当するバージョンデータが無い場合は、近傍のバージョンデータに基づいて選択した補正値を使用して画像を読み取る請求の範囲第8項に記載の画像入力装置。
- 前記該当するバージョンデータが無い場合、近傍の古いバージョンデータに基づいて選択した補正値から使用して画像を読み取る請求の範囲第9項に記載の画像入力装置。
- 前記補正値が存在しない場合、または、近傍に該当するバージョンデータに対応する補正値が無い場合に無条件で使用する補正値を別途記憶する手段をさらに備え、
該当するバージョンデータが無い場合、前記無条件で使用する補正値を用いて画像を読み取る請求の範囲第9又は第10項に記載の画像入力装置。 - 前記該当する補正値がなく、前記無条件で使用する補正値を使用した場合に、前記無条件で使用する補正値を使用したことを警告する機能をさらに備える請求の範囲第5又は第11項に記載の画像入力装置。
- 前記複数の補正値を記憶する手段が限界に達した時、もしくは記憶する個数を制限した時に、古い補正値から順に削除する手段をさらに備える請求の範囲第2又は第8項に記載の画像入力装置。
- 前記削除する手段は、無条件で使用する補正値については削除しない請求の範囲第13項に記載の画像入力装置。
- 前記最適な補正値を選択する際に、予めもしくは、画像読み取り時に、ネットワークもしくは情報入力装置によって、与えられた条件によって選択する機能をさらに備える請求の範囲第2、第3、第4、第7及び第10項のいずれか1項に記載の画像入力装置。
- 前記複数の補正値として、バージョンデータ、検出領域幅、画像のサンプリングピッチ、主走査/副走査各々の読み取り速度違い時、使用したX線管球のデータの一部、もしくは全部を保有する請求の範囲第1〜第15項のいずれか1項に記載の画像入力装置。
- 前記バージョンデータをキーとして領域幅情報、画像のサンプリングピッチ、主走査/副走査各々の読み取り速度違い時や使用したX線管球のデータの一部、もしくは全部を前記記憶する手段に記憶し、バージョンデータを補正値決定の選択時の検索キーと使用する請求の範囲第16項に記載の画像入力装置。
- 画像1面分のムラ補正値を有し、使用されるX線管球毎に補正値を複数記憶し、該当するX線管球を使用する場合に対応する補正値を選択する請求の範囲第17項に記載の画像入力装置。
- 該当するX線管球の情報をネットワーク経由で受信する請求の範囲第16〜第18項のいずれか1項に記載の画像入力装置。
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