JPH05298418A - 放射線画像表示装置 - Google Patents

放射線画像表示装置

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JPH05298418A
JPH05298418A JP4103165A JP10316592A JPH05298418A JP H05298418 A JPH05298418 A JP H05298418A JP 4103165 A JP4103165 A JP 4103165A JP 10316592 A JP10316592 A JP 10316592A JP H05298418 A JPH05298418 A JP H05298418A
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JP4103165A
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Takasuke Haraki
貴祐 原木
Nobushiro Shimura
孚城 志村
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、放射線画像を構成する多数の画素の
それぞれに対応する画素データを所定の第1のデータ量
子数を有するディジタル値として記憶しておき、この画
素データを読み出して上記第1のデータ量子数よりも小
さい第2のデータ量子数の表示分解能を有する表示部に
表示する放射線画像表示装置に関し、特定領域の表示に
関し表示分解能を向上させる機能を備える。 【構成】表示部に表示された放射線画像中の、各画素デ
ータの最上位ビットもしくは各画素データの最上位ビッ
ト側の複数ビットが零である部分領域を指定する指定手
段と、指定された前記部分領域について、前記第1のデ
ータ量子数の各画素データのうち零である最上位ビット
もしくは零である最上位側の複数ビットを除く次の上位
ビットから下位ビット側に向かって前記第2のデータ量
子数分のデータを取り出してこの取り出したデータに基
づく部分画像を表示するデータ選択手段とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CRT等に放射線画像
を表示する放射線画像表示装置に関し、詳細には、放射
線画像を構成する多数の画素のそれぞれに対応する画素
データを所定の第1のデータ量子数を有するディジタル
値として記憶しておき、この画素データを読み出して上
記第1のデータ量子数よりも小さい第2のデータ量子数
の表示分解能を有する表示部に表示する放射線画像表示
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、X線画像等の放射線画像が病
気診断用等に多用されている。例えばX線画像を例にと
ると、被写体を透過したX線を蛍光体層(蛍光スクリー
ン)に照射し、これによりX線を可視光に変換し、この
可視光を銀塩フィルムに照射して潜像を形成し、これを
現像することによりX線画像を得、このようにして得ら
れたX線画像が病気診断等に用いられている(以下、
「S/F法」と呼ぶ)。このようにして得られたX線フ
ィルムは枚数が増えてくると保管のために広いスペース
が必要となり、また、同一被写体(例えば患者)の病気
等の時間変化を観察する場合比較のためのX線フィルム
を取り出す手間が大変であるという問題がある。このた
め、近年では上記のように銀塩フィルム上に得られたX
線画像をいわゆるフィルムリーダにより光電的に読み取
って画像信号を得、この画像信号に画像処理を施すこと
により、鮮鋭度、ダイナミックレンジ、粒状性等画質を
定める種々の画像性能や病気診断のための診断性能の改
善が図られた後、高画質,高診断性能の再生画像を得る
システムも用いられてきている。
【0003】図5は、フィルムリーダの構成例を示した
図である。X線画像が記録され現像された後のX線フィ
ルムが、搬送経路1に沿って搬送ローラ2により搬送さ
れる。このX線フィルムは、搬送されながらレーザ走査
系3から射出されたレーザビーム7により図5の紙面に
垂直な方向に繰り返し走査され、これによりこのX線フ
ィルムが2次元的にラスター走査される。このレーザビ
ーム7はX線フィルムに記録されたX線画像の各画素毎
の濃度に応じた減衰を受けてこのX線フィルムを透過
し、受光素子アレイ5で受光され、これによりX線画像
を担持する画像信号が生成される。尚、X線画像が印画
紙に記録されている場合は、この印画紙を照射したレー
ザビーム7の反射光が受光素子4で受光され画像信号に
変換される。
【0004】一方、上記銀塩フィルムを用いるシステム
に代わり、蓄積性蛍光体(輝尽蛍光体)を用いるシステ
ムが利用され始めている。この輝尽蛍光体を用いるシス
テムとは、輝尽蛍光体をシート状もしくはパネル状に形
成した輝尽蛍光体パネル(シートを含む)に被写体を透
過したX線を照射して該輝尽蛍光体パネルにX線画像を
蓄積記録し、その後このX線画像を光電的に読み取って
画像信号を得、該画像信号に画像処理を施した後再生画
像を得るシステムであり、このシステムの基本的な方式
としては、米国特許公報第3,859,527号に記載
されている。ここで輝尽蛍光体とは、X線、α線、β
線、γ線等の放射線が照射されると、その放射線のエネ
ルギーの一部をしばらくの間あるいは長時間内部に蓄積
し、その間に赤外光、可視光、紫外光等の励起光が照射
されると蓄積されたエネルギーを輝尽発光光として放出
する蛍光体をいい、その蛍光体の種類によりエネルギー
を蓄積し易い放射線の種類、輝尽発光光を放出し易い励
起光の波長、放出される輝尽発光光の波長はそれぞれ異
なっている。
【0005】図6は、輝尽蛍光体パネルを用いたシステ
ムの一構成例を示した図である。この図6に示したシス
テムは、撮影機と読取機が別々に構成されている例であ
る。撮影機10では撮影台14の前に立った被写体12
にX線発生部11で発生されたX線13が照射され、こ
の被写体12を透過したX線13が撮影台14に備えら
れた輝尽蛍光体パネル15に照射され、これによりこの
輝尽蛍光体パネル15に被写体12のX線画像が蓄積記
録される。
【0006】このようにして撮影が行われた後、撮影台
14から輝尽蛍光体パネル15が取り出され、読取機2
0のパネル挿入部21にセットされる。この場合、輝尽
蛍光体パネル15はマガジンあるいはカセッテ内に収納
されていてもよい。このパネル挿入部21にセットされ
た輝尽蛍光体パネル15は、マガジンあるいはカセッテ
に収納されていた場合はそのマガジンあるいはカセッテ
から取り出された後、搬送経路22に沿って搬送され、
読取部23においてこの輝尽蛍光体パネル15に蓄積記
録されたX線画像の読取りが行われ、画像信号が生成さ
れる。この読取部23の構成については後述する。この
読取部23で生成された画像信号は、信号伝達経路24
を経由して画像処理部25に入力され、この画像処理部
25において周波数強調処理等の適切な画像処理が施さ
れ、さらに信号伝達経路26を経由して画像表示部27
に入力され、例えばCRTディスプレイ画面上に被写体
12のX線画像が表示される。尚、画像を表示する画像
表示部27に代えて、もしくはこの画像表示部27とと
もに、図示しないレーザプリンタ等の画像記録装置を備
え、例えば銀塩フィルム上にX線画像を再生記録し、こ
れを現像処理してハードコピーとしてのX線画像を得る
ようにしてもよい。
【0007】また、読取部23で読取りの行われた輝尽
蛍光体パネル15は、搬送経路28に沿って消去部29
に搬送される。この消去部29では、輝尽蛍光体パネル
15に消去光が照射され、これによりこの輝尽蛍光体パ
ネル15に残存しているエネルギー(残像)の消去が行
われる。この残像の消去の行われた輝尽蛍光体パネル1
5は搬送経路30に沿ってパネル取出部31に搬送さ
れ、この読取機20から取り出されて撮影機10にセッ
トされ再使用される。
【0008】図7は、輝尽蛍光体パネルを用いた他のシ
ステム構成例を示した図である。この図において、図6
に示したシステムの各構成要素と対応する構成要素に
は、図6に付した番号と同一の番号を付し、相違点のみ
説明する。この図7に示したシステムには、図6に示し
たシステムにおける撮影機10のうちの撮影台14と読
取機40とが一体的に構成された立位型撮像装置40が
備えられている。輝尽蛍光体パネル15は、撮影部31
に配置されて撮影が行われ、搬送経路22に沿って読取
部23に搬送されて読取りが行われ、搬送経路28に沿
って消去部29に搬送されて消去が行われ、さらに搬送
経路30に沿って再度撮影部31にセットされ、次の撮
影に再使用される。
【0009】この輝尽蛍光体を用いたシステムは、この
輝尽蛍光体に照射される放射線のエネルギーと励起光の
照射により放出される輝尽発光光の光量とが広いエネル
ギー範囲に亘って比例することが認められており、また
励起光の光量によりこの比率を代えることができ、した
がって、放射線露光量の変動に影響されない放射線画像
を得ることができ、撮影ミスを減少させることができ
る。また人体のX線画像を得るシステムにおいてはX線
撮影における人体の被爆線量を低減化することもでき
る。
【0010】またフィルムリーダを用いるシステム、お
よび輝尽蛍光体を用いるシステムではいずれもディジタ
ルの画像信号が得られるため、保管のためのスペースが
少なくて済み、また検索が容易であるという特色を有
し、さらに画像処理が可能であるという特色を有する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ここで、S/F法の場
合、輝尽蛍光体を用いたシステムの場合のいずれにおい
ても放射線画像を読み取ることにより得られた電気信号
はA/D変換器により各画素に1つずつ画素データが対
応するようにディジタル化されるが、このディジタル化
の際、量子化誤差を少くするために高い分解能でディジ
タル化される。そ後このディジタルの画素データに基づ
く画像を表示するわけであるが、表示装置自体が持って
いる表示分解能はディジタル化の際の分解能に比べて小
さい場合が多い。
【0012】図8は、画像メモリ上のデータと表示装置
上のデータとの関係を模式的に示した図である。画像メ
モリ31には、データ量子数が、図に示すように例えば
12ビットの各画素データが記憶されており、この画素
データを読出して表示装置32に送り表示装置32では
この画素データに基づく画像が表示されるが、この表示
装置32の表示分解能が、図2に示すように例えば10
ビットである場合、画像メモリ31から読出された12
ビットの各画素データの下位2ビットが切り捨てられ、
表示装置32の能力に合わせた上位側のビットのみに基
づく画像が表示される。この下位ビット切り捨ては表示
装置32の表示分解能が低い限り止むを得ない処理であ
る。
【0013】ここで、表示された画像のうちある特定領
域を再表示(例えば拡大して表示)することを考える。
この特定領域では画素データの画素値がヒストグラムが
偏っている場合がある。従来はこの特定領域を表示する
場合もそのままの輝度値で表示したり、もしくはその特
定領域について階調処理を施してヒストグラムが低輝度
から高輝度まで分布するように変換して表示していた。
しかしながら、このような表示においても、画像メモリ
31から読出された画像データの下位ビット側が切り捨
てられる状況は同じであり、この切り捨てられた下位ビ
ット側がもつ微妙な輝度(濃度)差は表現されないまま
となってしまっていた。
【0014】本発明は、上記事情に鑑み、特定領域の表
示に関し表示分解能を向上させる機能を備えた放射線画
像表示装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の放射線画像表示装置は、放射線画像を構成する多数
の画素のそれぞれに対応する画素データを所定の第1の
データ量子数を有するディジタル値として記憶する記憶
部と、該記憶部から読み出された画素データに基づいて
放射線画像を可視画像として表示する、上記第1のデー
タ量子数よりも小さい第2のデータ量子数の表示分解能
を有するする表示部とを備えた放射線画像表示装置にお
いて、 (1)上記表示部に表示された放射線画像中の、各画素
データの最上位ビットもしくは各画素データの最上位ビ
ット側の複数ビットが零である部分領域を指定する指定
手段 (2)指定された部分領域について、上記第1のデータ
量子数の各画素データのうち零である最上位ビットもし
くは零である最上位側の複数ビットを除く次の上位ビッ
トから下位ビット側に向かって上記第2のデータ量子数
分のデータを取り出してこの取り出したデータに基づく
部分画像を表示するデータ選択手段 を具備することを特徴とするものである。
【0016】ここで、上記指定手段を、表示部に表示さ
れた放射線画像中の所定の画素を指示するための入力手
段と、該入力手段から指示された所定の画素を含み該画
素を取り巻く部分領域を抽出する抽出手段とを具備する
構成とすることが好ましい。または、上記指定手段を、
少なくとも最上位ビットが零で表現される画素値を入力
するための入力手段と、該入力手段から入力された画素
値以下の画素データを有する画素からなる部分領域を抽
出する抽出手段とを具備する構成としてもよい。
【0017】
【作用】以上のように構成された本発明について、図面
を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の特徴を説
明するための概念図である。記憶部42から読み出した
画素データは図中Bで示すように第1のデータ量子数を
もったデータであり、1枚の画像中の特定領域について
はその各画素データは最上位ビット、もしくは最上位ビ
ットを含む最上位ビット側の複数ビットが零で表現され
る。
【0018】この記憶部42から読み出した画素データ
の下位ビット側を無条件に切り捨てて表示部41に表示
すると、特定領域以外の領域に対応する画素データは、
図中Aで示すように最上位ビットまで有効なデータであ
るが、特定領域内に対応する画素データは図中Cで示す
ように最上位ビットあるいは最上位ビット側の複数ビッ
トが零で表現されるデータとなる。そこでこのような場
合において、この特定領域が指定された場合に、この特
定領域内の画素データについては、記憶部42から読み
出した画素データのうち、零で表現される最上位ビッ
ト、もしくは零で表現される最上位ビット側からの複数
ビットを切り捨て、その次の上位ビットから下位ビット
側に向かってデータを切り出し、この特定領域について
はこの切り出したデータに基づく画像を表示する。この
場合に画像全体を表示しておいて特定領域内だけ上記の
ようにして切り出したデータに基づく画像に置き換えて
もよく、特定領域のみを例えば拡大して表示する場合に
上記のような操作を行ってもよい。
【0019】このように、上記本発明の放射線画像表示
装置は、各画素データの最上位ビット、もしくは最上位
ビット側の複数ビットが零である部分領域を設定して、
この部分領域については、各画素データの零である最上
位ビット、もしくは零である最上位ビット側の複数ビッ
トを捨ててその分下位ビット側のデータを生かして表示
するようにしたため、その部分領域について、下位ビッ
ト側がもつ微妙な輝度差まで表現された、高い表示分解
能の画像を表示することができる。
【0020】ここで、その部分領域を抽出するにあた
り、関心のある部分領域に含まれる所定の画素を指定
し、これによりこの指定された画素を取り巻く部分領域
を自動的に定めるようにしてもよく、画素値を入力して
その画素値以下の画素データを有する画素からなる領域
を上記部分領域として自動的に定めるようにしてもよ
い。この画素値を入力するに際しては、例えばキーボー
ド等から画素値自身を入力する方法であってもよいが、
例えば後述する実施例に示すように、画像中の所定の一
列に並んだ画素の画素値のプロファイルを表示し、その
プロファイル上で閾値を定め、この定めた閾値を上記画
素値とする入力方法であってもよい。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。こ
こでは人体の胸部X線画像を例として説明する。図2
は、本発明の一実施例に係る放射線画像表示装置の特徴
部分の構成ブロック図である。
【0022】画像メモリ71には、胸部X線画像が、そ
の各画素に対応する多数の画素データの形で記憶され
る。この画像メモリ71の記憶分解能は、各画素データ
につきAビットである。この画像メモリ71に記憶され
た画素データは、ホストコンピュータ74の制御によ
り、フレームバッファ72にデータ転送される。このフ
レームバッファ72は各画素データにつきBビット(B
<A)の分解能を有するバッファメモリであり、CRT
73にはフレームバッファ72に格納された画素データ
に基づく画像が表示される。
【0023】またホストコンピュータ74にはマウス7
5が接続されている。このマウス75を操作することに
よりCRT73上に表示された画像の特定部分の設定が
行われ、これによりホストコンピュータ74にその特定
領域のX−Y座標が与えられる。次に上記構成の放射線
画像表示装置の動作について説明する。
【0024】まず胸部X線画像を表わす画素データを画
像メモリ71からフレームバッファ72に転送する。こ
のとき画像メモリ71から読み出された各画素データの
下位(A−B)ビットが切り捨てられる。フレームバッ
ファ72に転送されたデータはCRT73に表示され
る。操作者はマウス75を使い、CRT73に表示され
た画像から任意の領域を抽出する。この領域はあらかじ
め円や矩形などの特定の領域に定めておいてもいいし、
操作者が任意に適当な範囲を抽出できるようにしてもよ
い。ホストコンピュータ74は抽出された特定領域の画
素データを分析する。前述したように、抽出された特定
領域内の画素データの上位ビット側が0である場合はホ
ストコンピュータ74はこの特定領域内のデータを画像
メモリ71からフレームバッファ72に再転送する。こ
の時の転送データはMSB側にデータがシフトされ、そ
の分切り捨てられていた下位ビット側のデータがLSB
側に入る。
【0025】次に特定領域を抽出する方法の一例につい
て説明する。図3,図4は特定領域の抽出方法の説明図
である。先ず、前述のようにCRT73に、図3(a)
に示すような胸部X線画像が表示されている状態におい
て、マウス75を操作して図に矢印で示すようにして画
像上の点(ここでは心臓部の略中央)を指定する。この
指示が行われるとこの点を含む横1ラインの輝度分布が
図3(b)のようにCRT73に表示される。
【0026】この輝度分布が表示されると、さらにマウ
ス75を操作して所定の閾値Sを定める。この閾値Sは
最上位ビットが零で表現されるような値である。この閾
値Sが指定されることにより、図4(a)に示すよう
に、最初に指定された点(図3(a)の矢印)の周囲
の、閾値S以下の画素値を有する特定領域が抽出され
る。この特定領域内の輝度に対応する画素データは、図
3(a)に示す対応する領域内の輝度に対応する画素デ
ータの最上位ビットが取り除かれその分最下位ビットに
それまで切り捨てられていた下位ビットが付加されたデ
ータであるため、図4(b)に示すように、この特定領
域内は、その輝度が全体としてシフトし、かつそれまで
表現されていなかった微妙な濃淡の表現された表示分解
能の高い画像となる。
【0027】尚ここでは胸部画像全体を表示したまま心
臓部(特定領域)について表示分解能を向上させるよう
にその画像が置換されたが、上記のようにして抽出され
た特定領域が画面いっぱいとなるように拡大表示しても
よいことはもちろんである。またここでは胸部X線画像
を例として説明したが、本発明は胸部X線画像を取扱う
場合に限られるものでないことはいうまでもない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の放射線画
像表示装置は、上位ビット側が零で表示される画素デー
タからなる特定領域が指定された場合に、その特定領域
について零である上位ビット側のデータを取り除き、そ
の分下位ビット側のデータを付加し、このようにして構
成された画素データに基づく画像を表示するようにした
ため、特定領域の表示分解能が向上し、その特定領域の
観察、診断が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の特徴を説明するための概念図である。
【図2】本発明の一実施例に係る放射線画像表示装置の
特徴部分の構成ブロック図である。
【図3】特定領域の抽出方法の説明図である。
【図4】特定領域の抽出方法の説明図である。
【図5】フィルムリーダの構成例を示した図である。
【図6】輝尽蛍光体パネルを用いたシステムの一構成例
を示した図である。
【図7】輝尽蛍光体パネルを用いた他のシステム構成例
を示した図である。
【図8】画像メモリ上のデータと表示装置上のデータと
の関係を模式的に示した図である。
【符号の説明】
41 表示部 42 記憶部 71 画像メモリ 72 フレームバッファ 73 CRT 74 ホストコンピュータ 75 マウス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09G 5/00 A 8121−5G 5/36 9177−5G H04N 7/18 L V

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線画像を構成する多数の画素のそれ
    ぞれに対応する画素データを所定の第1のデータ量子数
    を有するディジタル値として記憶する記憶部と、該記憶
    部から読み出された画素データに基づいて放射線画像を
    可視画像として表示する、前記第1のデータ量子数より
    も小さい第2のデータ量子数の表示分解能を有する表示
    部とを備えた放射線画像表示装置において、 前記表示部に表示された放射線画像中の、各画素データ
    の最上位ビットもしくは各画素データの最上位ビット側
    の複数ビットが零である部分領域を指定する指定手段
    と、 指定された前記部分領域について、前記第1のデータ量
    子数の各画素データのうち零である最上位ビットもしく
    は零である最上位側の複数ビットを除く次の上位ビット
    から下位ビット側に向かって前記第2のデータ量子数分
    のデータを取り出してこの取り出したデータに基づく部
    分画像を表示するデータ選択手段とを具備することを特
    徴とする放射線画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記指定手段が、前記表示部に表示され
    た放射線画像中の所定の画素を指示するための入力手段
    と、該入力手段から指示された前記所定の画素を含み該
    画素を取り巻く部分領域を抽出する抽出手段とを具備す
    ることを特徴とする請求項1記載の放射線画像表示装
    置。
  3. 【請求項3】 前記指定手段が、少なくとも最上位ビッ
    トが零で表現される画素値を入力するための入力手段
    と、該入力手段から入力された画素値以下の画素データ
    を有する画素からなる部分領域を抽出する抽出手段とを
    具備することを特徴とする請求項1記載の放射線画像表
    示装置。
JP4103165A 1992-04-22 1992-04-22 放射線画像表示装置 Withdrawn JPH05298418A (ja)

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