JP2530223B2 - 放射線撮影の補正方法 - Google Patents

放射線撮影の補正方法

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、医療等に用いられる放射線撮影装置による
放射線撮影に際しての補正方法に関する。
<従来の技術> 従来、放射線撮影装置においては、放射線源から放射
線(一般にはX線)を被写体(人体)に照射して、被写
体の背後に設けられた撮像面にて撮像・記録する。
しかし、例えば胸部X線撮影において、被写体は非常
に大きな解剖学的厚み変動(すなわちX線吸収差)を有
し、従って非常に大きなX線減衰変動を示す。その結
果、これらの検査を示す画像は、下記の理由で、ダイナ
ミックレンジが極めて大きいため、そのままでは、その
一部分については適当な撮像・記録がなされるものの、
ほとんどの部分は適当な撮像・記録がなされないことと
なる。それゆえ、X線情報の著しい損失(診断価値の低
下)を生じる。
胸部X線撮影における被写体透過後のX線強度のヒス
トグラムは肺野部から縦隅部にかけての広い範囲にわた
っている。この被写体透過後のX線強度の範囲、あるい
はX線強度に対応する信号値(アナログ、デジタルを問
わず)の範囲を、ここではX線強度又は画像信号のダイ
ナミックレンジと呼ぶ。胸部撮影では一般に肺野部の関
心度が最も高いので、肺野部を透過したX線量がフィル
ムの階調曲線の傾きの大きい範囲になるように撮影条件
を設定する。従って、肺野部よりもX線透過量の少ない
縦隅部分は階調曲線の傾きの小さい部分にならざるを得
ず、コントラストが低くなってしまう。従って、X線吸
収の高い部分(低濃度部)から低い部分(高濃度部)ま
で、全体を良好なコントラストでフィルム上に抽出する
ことは困難である。
そこで、被写体に放射線を照射して撮影を行ったとき
に、これにより得た2次元撮影画像情報に基づいて2次
元補正データを作成し、2次元撮影画像情報を2次元補
正データを用いてダイナミックレンジを圧縮するように
補正することが行われている。
また、予め被写体に放射線を照射して、第1の2次元
撮影画像情報を得、この第1の2次元画像情報に持づい
て2次元補正データを作成し、しかる後、同一の被写体
に放射線を照射して、第2の2次元撮影画像情報を得る
ようにし、この際に2次元補正データを用いてダイナミ
ックレンジを圧縮するように補正すること等も行われて
いる(特開昭63−189043号公報参照)。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、このような従来の補正方法にあって
は、画像のすべての画素についてそれぞれ補正データを
作成して、2次元補正データとしているので、データ数
が著しく多くなり、演算速度の遅れ,保存用のメモリの
大容量化,画像転送時間の長期化等を生じているという
問題点があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、ダイナミ
ックレンジ圧縮のための補正機能をほとんど損なうこと
なく、補正データ数を減少可能にして、演算速度の短縮
等を図ることができるようにすることを目的とする。
<課題を解決するための手段> このため、本発明は、第1の方法として、以下のステ
ップからなる放射線撮影の補正方法を提供する。
被写体に放射線を照射して、2次元撮影画像情報を
得るステップ この2次元撮影画像情報のうち画像のX方向の特定
ライン上の画像情報又はY方向の特定ライン上の画像情
報に基づいて画像情報のダイナミックレンジを圧縮する
方向に画像のX方向又はY方向の少なくとも一方に対す
るダイナミックレンジ圧縮用補正データを作成するステ
ップ 前記2次元撮影画像情報を前記補正データを用いて
補正するステップ また、第2の方法として、以下のステップからなる放
射線撮影の補正方法を提供する。
被写体に放射線を照射して、第1の2次元撮影画像
情報を得るステップ この第1の2次元撮影画像情報のうち画像のX方向
の特定ライン上の画像情報又はY方向の特定ライン上の
画像情報に基づいて画像情報のダイナミックレンジを圧
縮する方向に画像のX方向又はY方向の少なくとも一方
に対するダイナミックレンジ圧縮用補正データを作成す
るステップ 同一の被写体に放射線を照射して、第2の2次元撮
影画像情報を得るステップ この第2の2次元撮影画像情報を前記補正データを
用いて補正するステップ また、第3の方法として、以下のステップからなる放
射線撮影の補正方法を提供する。
被写体に放射線を照射して、第1の2次元撮影画像
情報を得るステップ この第1の2次元撮影画像情報のうち画像のX方向
の特定ライン上の画像情報又はY方向の特定ライン上の
画像情報に基づいて画像情報がダイナミックレンジを圧
縮する方向に画像のX方向又はY方向の少なくとも一方
に対するダイナミックレンジ圧縮用補正データを作成す
るステップ 同一の被写体に前記補正データに基づいて放射線強
度を変調しつつ放射線を照射して、第2の2次元撮影画
像情報を得るステップ また、第4の方法として、以下のステップからなる放
射線撮影の補正方法を提供する。
被写体に放射線を照射して、第1の2次元撮影画像
情報を得るステップ この第1の2次元撮影画像情報のうち画像のX方向
の特定ライン上の画像情報又はY方向の特定ライン上の
画像情報に基づいて画像情報のダイナミックレンジを圧
縮する方向に画像のX方向又はY方向の少なくとも一方
に対するダイナミックレンジ圧縮用補正データを作成す
るステップ 同一の被写体に放射線を照射して、被写体の背後の
蓄積型放射線画像変換パネルに、第2の2次元撮影画像
情報を蓄積させるステップ 前記補正データに基づいて読取り条件を変調しつ
つ、前記蓄積型放射線画像変換パネルから第2の2次元
撮影画像情報を読取るステップ <作用> 第1〜第4のいずれの方法においても共通するのは、
被写体に放射線を照射して、2次元撮影画像情報を得、
これに基づいて画像のX方向又はY方向の少なくとも一
方に対するダイナミックレンジ圧縮用補正データを作成
する。
すなわち、補正データをX方向及び/又はY方向のみ
として、補正データ数を減少し、また、これらの代表デ
ータにより補正することで補正機能を維持するのであ
る。
尚、第1の方法においては、撮影は1回行い、これに
より得られた2次元撮影画像情報により補正データを作
成すると共に、それを補正する。
第2の方法においては、2回の撮影で行い、1回目の
撮影で補正データを作成し、2回目の撮影で得られた2
次元撮影画像情報を補正する。
第3の方法においては、2回の撮影で行い、1回目の
撮影で補正データを作成し、2回目の撮影の際に放射線
強度を変調することにより補正する。
第4の方法においては、2回の撮影で行い、1回目の
撮影で補正データを作成し、2回目の撮影で蓄積型放射
線画像変換パネルに得られた2次元撮影画像情報の読取
り時に読取り情報を変調することにより補正する。
<実施例> 以下に本発明の第1〜第4の方法の実施例を説明す
る。但し、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の
例に限定されるものではない。
第1の方法の実施例 これは下記のステップ〜よりなる。
被写体に放射線を照射して、2次元撮影画像情報を
得る。
この2次元撮影画像情報に基づいて、画像のX方向
に対する第1のダイミックレンジ圧縮用補正データ、又
は、X方向に垂直なY方向に対する第2のダイナミック
レンジ圧縮用補正データの少なくとも一方を作成する。
前記2次元撮影画像情報を前記第1の補正データ又
は第2の補正データの少なくとも一方を用いて補正す
る。
次に各ステップについて説明する。
ステップでは、被写体に放射線を照射して、2次元
撮影画像情報を得るが、その方法としては各種の方法を
採用し得る。
例えば、第3図(I)に示すように、放射線源1から
被写体2に放射線を照射する際、被写体2の背後に例え
ばイオンチャンバ式のラインディテクタ3を設け、この
ラインディテクタ3をスキャンして、被写体2の各部の
撮影画像情報(放射線透過量情報)を得、かかる2次元
撮影画像情報をメモリ6に記憶させる。この場合、同図
(II)の如く放射線源1として放射線ファンビーム発生
装置を用いたときは、これより発するファンビームと同
期(連動)してラインディテクタ3をスキャンする如く
してもよい。尚、ラインディテクタ3としては、イオチ
ャンバ式に限るこなく、半導体を用いたもの、蛍光体を
用いて光に変換する方式のものでもよい。
また、第3図(III)に示すように、ラインディテク
タ3に代えてイメージインテシファイヤ4を用い、これ
で被写体2の画像情報を増幅してテレビカメラ5で撮影
し、かかる2次元撮影画像情報(放射線透過量情報)を
メモリ6に記憶させるようにしもよい。
また、第3図(IV)に示すように、放射線画像を蓄積
記録する蓄積型放射線画像変換パネル(例えば輝尽性蛍
光体)7を用い、その放射線画像を放射線画像読取装置
20により読取るようにしてもよい。
前記放射線画像変換パネル7に用いられる輝尽性蛍光
体としては、例えば下記のi)〜vi)に示すようなもの
等が挙げられる。
i)特開昭55−12143号公報に記載されている一般式 (Ba1-X-YMgXCaY)FX:eEu2+ で示されるアルカリ土類弗化ハロゲン化物蛍光体 ii)特開昭55−12144号公報に記載されている一般式 LnOX:xA で示される蛍光体 iii)特開昭55−12145号公報に記載されている一般式 (Ba1-XMgII X)FX:yA で示される蛍光体 iv)特開昭55−84389号公報に記載されている一般式 BaFX:xCe,yA で示される蛍光体 v)特開昭55−160078号公報に記載されている一般式 MIIFX・xA:yLn で示される希土類元素付活2価金属フルオロハライド蛍
光体 vi)特開昭61−72087号公報に記載されている一般式 MIX・aMIIX′・bMIIIX″:cA で示されるアルカリハラロイド蛍光体 第4図は放射線画像読取装置20の一例を示している。
図において、励起光発生用の光源(例えば半導体レー
ザ)21はドライバ回路(レーザドライバ)22によって駆
動される。この光源21より発生したビームは単色光フィ
ルタ23,スプリットミラー24,ビーム整形光学系25及びミ
ラー26を経て偏向器27に達する。この偏向器27は偏向器
ドライバ28によって駆動されるガルバノミラーを備え、
前記ビームを走査領域内に一定角度で偏向する。偏向さ
れたビームはfθレンズ29によって走査線上で一定速度
となるよう調整され、ミラー30を経て画像情報が蓄積記
録された変換パネル7上を矢印aの方向に走査する。変
換パネル7は同時に適当な手段で副走査方向(矢印b方
向)に移動し、全面が走査される。前記ビームにて走査
され、変換パネル7から発生する輝尽発光は集光器32で
集光され、輝尽発光の波長領域のみを通すフィルタ33を
通って光電子増倍管34に至り、アナログ電気信号(画像
信号)に変換される。
前記光電子増倍管34には電源35より高電圧が供給さ
れ、光電子増倍管34から電流として出力された画像信号
は電流−電圧変換増幅器36を通って電圧増幅され、さら
に発光強度信号に変換するLog変換器37,サンプルホール
ド回路38を通った後、A/D変換器39によってデジタル信
号に変換され、メモリ40に格納される。このメモリ40は
デジタル演算等を行うCPU41に接続され、該CPU41は、イ
ンターフェイス42を介して、外部の機器、例えばデータ
を保存加工するための大型コンピュータ,ミニコンピュ
ータ,画像を出力するCRT表示装置,各種ハードコピー
作成装置等に連結することができ、かつ、メモリ40に蓄
えられたデータの演算・転送を行うようになっている。
ステップでは、2次元撮影画像情報に基づいて、画
像のX方向に対する第1のダイナミックレンジ圧縮用補
正データ、又は、X方向に垂直なY方向に対する第2の
ダイナミックレンジ圧縮用補正データの少なくとも一方
を作成するが、これら補正データの作成方法の一例を第
1図及び第2図を参照して説明する。
第1図は、ステップで得た2次元撮影画像情報を示
している。X方向にM画素、Y方向にN画素が存在する
ものとする。
図中のS(x,y)は座標(x,y)での放射線強度の信号
値である。尚、この値はリニア値でもLog変換後の値で
もよいが、Log変換後の値であることが好ましい。
ここで、予め定めたY=y1上でのプロフィルPy1=S
(x,y1)を読込む。また、予め定めたX=x1上でのプロ
フィルPx1=S(x1,y)を読込む。尚、y1,x1の選定は任
意である。
第2図(I)は、プロフィルPy1=S(x,y1)の詳細
である。すなわち、Y=y1上での放射線強度を示したも
ので、X方法の放射線強度分布となる。尚、図中のSxは
基準値である。
補正データは、A(x)=F(Sx,Py1)とし、基準値
SxとPy1との関数とする。
具体的には、例えば、 i)Sx>Py1の場合 F(Sx,Py1)=Sx−Py1 ii)Sx≦Py1の場合 F(Sx,Py1)=0 とする。
但し、補正データを得る式としては画像情報のダイナ
ミックレンジを圧縮できるものあればよく、上記の式以
外には、例えば、 i)Sx>Py1の場合 F(Sx,Py1)=a(Sx−Py1) aは定数 ii)Sx≦Py1の場合 F(Sx,Py1)=0 としてもよく、あるいは、 i)Sx>Py1の場合 F(Sx,Py1)=min(a(Sx−Py1),b) a,bは定数で、bは補正データの上限 ii)Sx≦Py1の場合 F(Sx,Py1)=0 としてもよい。もちろん、これらに限られるものでない
ことは言うまでもない。
第2図(II)は、これにより得た補正データA(x)
を示したもので、これがX方向の補正データとなり、第
1の補正データとなる。
第2図(III)は、プロフィルPx1=S(x1,y)の詳細
である。すなわち、X=x1上での放射線強度を示したも
ので、Y方向の放射線強度分布となる。尚、図中のSyは
基準値である。
補正データは、B(y)=F(Sy,Px1)とし、基準値
SyとPx1との関数とする。
具体的には、例えば、 i)Sy>Px1の場合 F(Sy,Px1)=Sy−Px1 ii)Sy≦Px1の場合 F(Sy,Px1)=0 とする。これについても各種の式を用いうる。
第2図(IV)は、これにより得た補正データB(y)
を示したもので、これがY方向の補正データとなり、第
2の補正データとなる。
尚、これら補正データの作成にあっては、例えば第1
の補正データの作成の場合、1ラインのプロフィルPy1
の代わりに、複数ライン分の平均プロフィル(次式Py参
照)を使用することが望ましい。1ラインのみのデータ
から第1の補正データを作成すると、パルス状ノイズが
混入していたときに、補正データの値が実際の値と大き
く相違することになり、好ましくないからである。
第2の補正データの作成の場合も、1ラインのみでな
く複数ライン分の平均プロフィルを使用することが望ま
しい。
また、補正データA(x),B(y)は複数画素ごとに
決定してもよい。
また、ダイナミックレンジを圧縮する際に全ての空間
周波数領域で補正すると必要な画像情報も失われてしま
うので、0.2p/mm以下、好ましくは0.1p/mm以下の周
波数領域のみで補正することが必要である。低周波領域
のみ補正するためには、X方向又はY方向のプロフィル
内で隣接画素の平均をとることが好ましい。
基準値Sx,Syの決め方としては、例えば一定領域内で
のヒストグラムを作成し、その最大値及び/又は最小値
及び/又は平均値に基づいて決定する方法が考えられ
る。
このように、ステップで、X方向、Y方向に対する
補正データA(x),B(y)を作成するところが、本発
明のポイントである。
画像全体の補正データを作成した場合に比べてデータ
数が著しく少なくなる(2000×2000画素であれば、1/10
00)から、後述する補正を行う場合に、演算速度の短
縮,保存時のメモリの節約,画像転送時間の短縮が可能
となり、それでいて、全面補正に近い効果が得られる。
ステップでは、ステップで得た2次元撮影画像情
報をステップで得た補正データにより補正するが、こ
れは次のように行う。
すなわち、2次元撮影画像情報の座標(x,y)のデー
タに対して対応する補正データA(x)又はB(y)の
少なくとも一方を用いて補正する。
具体的には、補正後の座標(x,y)での信号値をS′
(x,y)とすると、例えば次式により、補正する。
S′(x,y)=S(x,y)+G(A(x),B(y) ここで、G(A(x),B(y))は、例えば次式の如
く、A(x),B(y)のうち大きい方とする。
G(A(x),B(y))=max(A(x),B(y)) 又は、 i)A(x)+B(y)<Cの場合 G(A(x),B(y))=A(x)+B(y) ii)A(x)+B(y)≧Cの場合 G(A(x),B(y))=C とする。尚、Cは一定値である。
かかる補正に際しても、各種の式を用いうることは言
うまでもない。
これによりダイナミックレンジが圧縮された2次元撮
影画像情報S′(x,y)を得ることができる。
第2の方法の実施例 これは下記のステップ〜よりなる。
被写体に放射線を照射して、第1の2次元撮影画像
情報を得る。
この第1の2次元撮影画像情報に基づいて、画像の
X方向に対する第1のダイナミックレンジ圧縮用補正デ
ータ、又は、X方向に垂直なY方向に対する第2のダイ
ナミックレンジ圧縮用補正データの少なくとも一方を作
成する。
同一の被写体に放射線を照射して、第2の2次元撮
影画像情報を得る。
この第2の2次元撮影画像情報を前記第1の補正デ
ータ又は第2の補正データの少なくとも一方を用いて補
正する。
次に各ステップについて説明する。
ステップ,については、第1の方法と同様に実施
する。但し、ステップでの放射線は弱くてよいし、ラ
インディテクタ3又はテレビカメラ5等の空間分解能は
低くてもよい。
ステップでは、同一の被写体の画像を得るが、その
方法としては、第1の方法のステップの説明であげた
ようなものが考えられる。但し、ステップとは同じ
方法でも、異なる方法でもよい。
ステップでは、第1の方法のステップと同様の補
正を行う。
第3の方法の実施例 これは下記のステップ〜よりなる。
被写体に放射線を照射して、第1の2次元撮影画像
情報を得る。
この第1の2次元撮影画像情報に基づいて、画像の
X方向に対する第1のダイナミックレンジ圧縮用補正デ
ータ、又は、X方向に垂直なY方向に対する第2のダイ
ナミックレンジ圧縮用補正データの少なくとも一方を作
成する。
同一の被写体に前記第1の補正データ又は第2の補
正データの少なくとも一方に基づいて放射線強度を変調
しつつ放射線を照射して、ダイナミックレンジが圧縮さ
れた第2の2次元撮影画像情報を得る。
次に各ステップについて説明する。
ステップ,については、第1の方法と同様に実施
する。但し、この場合もステップでの放射線は弱くて
よいし、ラインディテクタ3又はテレビカメラ5等の空
間分解能は低くてもよい。
ステップでは、同一の被写体の画像を得るが、その
方法としては、第1の方法のステップの説明であげた
ようなものが考えられる。
この撮影の際に、被写体への放射線強度を変調する。
すなわち、放射線強度の変調を行いうるシステムとし、
強度変調の制御信号として、ステップで作成した補正
データを用いる。
詳しくは、第5図に示すように、放射線源1からの放
射線を被写体2を通して撮像面である例えば蓄積型放射
線画像変換パネル7に照射する場合に、放射線源1と被
写体2との間に放射線強度変調手段として位置強度変調
器8を介装し、この位置強度変調器8を前記メモリ6又
は40に接続された制御装置9により制御し、前記補正デ
ータに基づいて放射線強度を圧縮するように制御する。
ここに示す位置強度変調器8の構造としては、特に問
わないが、例えば放射線吸収物質よりなるブレードを多
数枚集合させてなり、前記制御装置9によりファンビー
ム路上に出し入れするようにしたものでよい。
第4の方法の実施例 これは下記のステップ〜よりなる。
被写体に放射線を照射して、第1の2次元撮影画像
情報を得る。
この第1の2次元撮影画像情報に基づいて、画像の
X方に対する第1のダイナミックレンジ圧縮用補正デー
タ、又は、X方向に垂直なY方向に対する第2のダイナ
ミックレンジ圧縮用補正データの少なくとも一方を作成
する。
同一の被写体に放射線を照射して、その背後の蓄積
型放射線画像変換パネルに、第2の2次元撮影画像情報
を得る。
この蓄積型放射線画像変換パネルからの第2の2次
元撮影画像情報の読取り時に前記第1の補正データ又は
第2の補正データの少なくとも一方を用いて読取り条件
を変調し、画像情報のダイナミックレンジを圧縮する。
次に各ステップについて説明する。
ステップ,については、第1の方法と同様に実施
する。但し、この場合もステップでの放射線は弱くて
よいし、ラインディテクタ3又はテレビカメラ5等の空
間分解能は低くてもよい。
ステップでは、同一の被写体の画像を得るが、蓄積
型放射線画像変換パネルに蓄積記録する。
ステップでは放射線画像変換パネルに蓄積記録され
た放射線画像情報を第4図に示した放射線画像読取装置
20により励起光で読取って電気信号とする。
このステップでの画像情報の読取りの際、前記第1
の補正データ又は第2の補正データの少なくとも一方を
用いて、画像情報のダイナミックレンジを圧縮する。
すなわち、第4図のシステムで画像を読取る際に、ス
テップでの補正データをもとにして、CPU41により、
レーザドライバ22,光電子増倍管電源35又は電流−電圧
増幅器36等を制御して、励起光強度,光電子倍増管の電
圧又はアンプのゲインなどの読取り条件を変調して、ダ
イナミックレンジを圧縮する。
尚、第1の方法又は第2の方法のように電気信号に対
して補正を行うのが望ましいが、第3の方法又は第4の
方法のように撮影時の放射線強度あるいは読取り時の励
起光強度等を変調してもよいのである。
また、以上では、補正データを一例としたが、第6図
に示すように、複数列(Py1,Py2,Py3,Px1,Px2,Px3)用
意し、領域ごとに補正データを用いてもよい。これによ
り、より正確な補正が可能になるが、データ列数を多く
しすぎると、メモリ節約のメリットがなくなるので、各
座標軸方向の画素数の1/100以下が好ましい。
<発明の効果> 以上説明したように本発明によれば、補正データをX
方向及び/又はY方向のみとして、補正データ数を減少
するが、これらの代表データにより補正することで全面
補正に近い補正機能を維持することができる。従って、
補正データ数の減少により、演算速度の高速化,保存用
のメモリの小容量化あるいは節約,画像転送時間の短縮
化等を達成することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図(I)〜(IV)は補正データの作成方
法の一例を示す図、第3図(I)〜(IV)は2次元撮影
画像情報を得る手段を示す図、第4図は蓄積型放射線画
像変換パネルを用いる場合の画像読取装置の構成図、第
5図は放射線強度変調方法を示す図、第6図は補正デー
タを複数列とした例を示す図である。 1……放射線源、2……被写体、3……ランイディテク
タ、4……イメージインテンシファイヤ、5……テレビ
カメラ、6……メモリ、7……蓄積型放射線画像変換パ
ネル、8……位置強度変調器、9……制御装置、20……
画像読取装置

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体に放射線を照射して、2次元撮影画
    像情報を得るステップと、 この2次元撮影画像情報のうち画像のX方向の特定ライ
    ン上の画像情報又はY方向の特定ライン上の画像情報に
    基づいて画像情報のダイナミックレンジを圧縮する方向
    に画像のX方向又はY方向の少なくとも一方に対するダ
    イナミックレンジ圧縮用補正データを作成するステップ
    と、 前記2次元撮影画像情報を前記ダイナミックレンジ圧縮
    用補正データを用いてダイナミックレンジを圧縮するよ
    うに補正するステップと、 からなる放射線撮影の補正方法。
  2. 【請求項2】被写体に放射線を照射して、第1の2次元
    撮影画像情報を得るステップと、 この第1の2次元撮影画像情報のうち画像のX方向の特
    定ライン上の画像情報又はY方向の特定ライン上の画像
    情報に基づいて画像情報のダイナミックレンジを圧縮す
    る方向に画像のX方向又はY方向の少なくとも一方に対
    するダイナミックレンジ圧縮用補正データを作成するス
    テップと、 同一の被写体に放射線を照射して、第2の2次元撮影画
    像情報を得るステップと、 この第2の2次元撮影画像情報を前記ダイナミックレン
    ジ圧縮用補正データを用いてダイナミックレンジを圧縮
    するように補正するステップと、 からなる放射線撮影の補正方法。
  3. 【請求項3】被写体に放射線を照射して、第1の2次元
    撮影画像情報を得るステップと、 この第1の2次元撮影画像情報のうち画像のX方向の特
    定ライン上の画像情報又はY方向の特定ライン上の画像
    情報に基づいて画像情報のダイナミックレンジを圧縮す
    る方向に画像のX方向又はY方向の少なくとも一方に対
    するダイミナックレンジ圧縮用補正データを作成するス
    テップと、 同一の被写体に前記ダイナミックレンジ圧縮用補正デー
    タに基づいてダイナミックレンジを圧縮するように放射
    線強度を変調しつつ放射線を照射して、第2の2次元撮
    影画像情報を得るステップと、 からなる放射線撮影の補正方法。
  4. 【請求項4】被写体に放射線を照射して、第1の2次元
    撮影画像情報を得るステップと、 この第1の2次元撮影画像情報のうち画像のX方向の特
    定ライン上の画像情報又はY方向の特定ライン上の画像
    情報に基づいて画像情報のダイナミックレンジを圧縮す
    る方向に画像のX方向又はY方向の少なくとも一方に対
    するダイナミックレンジ圧縮用補正データを作成するス
    テップと、 同一の被写体に放射線を照射して、被写体の背後の蓄積
    型放射線画像変換パネルに、第2の2次元撮影画像情報
    を蓄積させるステップと、 前記ダイナミックレンジ圧縮用補正データに基づいてダ
    イナミックレンジを圧縮するように読取り条件を変調し
    つつ、前記蓄積型放射線画像変換パネルから第2の2次
    元撮影画像情報を読取るステップと、 からなる放射線撮影の補正方法。
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