JPH0681252B2 - シェーディングの補正装置 - Google Patents

シェーディングの補正装置

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JPH0681252B2
JPH0681252B2 JP62245340A JP24534087A JPH0681252B2 JP H0681252 B2 JPH0681252 B2 JP H0681252B2 JP 62245340 A JP62245340 A JP 62245340A JP 24534087 A JP24534087 A JP 24534087A JP H0681252 B2 JPH0681252 B2 JP H0681252B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は画像走査読取装置のシューディングの補正装置
に関し、一層詳細には、画像情報が記録された被走査体
を光ビームにより走査して画像情報を有する光を得、こ
の画像情報を有する光を光電変換素子を用いて光電的に
検出して得た画像信号を予め作成してあるシェーディン
グ補正データを用いて補正演算することによりシューデ
ィングの補正を行うよう構成したシューディングの補正
装置に関する。
[発明の背景] 従来より画像情報が記録された被走査体をガルバノメー
タミラーや回転多面鏡、ホログラムスキャナ等の光偏向
手段によって一次元方向に偏向された光ビームにより主
走査し、この被走査体を前記主走査方向と略直交する方
向に移動して副走査を行い、被走査体を二次元的に走査
し、画像情報を有する光を得、この光を光電的に検出し
て画像信号を得る画像走査読取装置が広汎に使用されて
いる。
前記の画像走査読取装置において、画像情報を有する光
を光電的に検出する光電変換素子として、例えば、特開
昭第62−16666号に示される如き受光面が主走査線に沿
って延在する長尺なフォトマルチプライヤを掲げること
が出来る。
ところが、この長尺なフォトマルチプライヤの感度は製
造上の理由等によりその光電面に沿って感度の偏差が存
在するため、特に、正確な画像情報が必要とされる医療
分野等に用いられる画像情報の読み取りに対してはその
感度偏差を補正する必要がある。さらに、前記画像走査
読取装置においては光ビームを主走査方向に偏向する光
偏向器の反射面の反射率にむらがある場合、さらにま
た、光偏向器の偏向速度のばらつきにより光ビームの走
査速度にむらが存在する場合、あるいは記録担体からの
光を効率よくフォトマルチプライヤの受光面に導くため
に設けられる光ガイドの光伝達むらがある等の場合に、
読み取った画像信号が被走査体の主走査方向に沿って変
化してしまう。このような各種の偏差に起因する光検出
効率の部分的な低下、所謂、シェーディングが生じる
と、正しい再生画像を得ることが困難となる問題が生じ
る。
そこで、シェーディング補正データを予め作成し、記憶
手段に格納しておき、読み取った画像信号をこの予め作
成したシェーディング補正データを用いて補正すること
によってフォトマルチプライヤ、光偏向器あるいは光ガ
イド等のシェーディングを補正することが一般的に知ら
れている。
ところで、通常、被走査体に記録されている画像情報の
サイズが異なる場合、結果として再生される画像の大き
さを、その整理等の都合から一定の大きさとすべき要請
がある。この場合、再生画像の大きさを同一にするた
め、すなわち、再生画像の画素数を同一とするため、前
記被走査体に記録されている画像情報を連続的な画像信
号として読み取った後、サンプリング処理により離散的
な画像信号とする(画素分解する)際のサンプリングピ
ッチを変更している。つまり、小さい被走査体の読取の
場合には細かいピッチのサンプリング処理により読み取
り、大きい被走査体の読取の場合には粗いピッチのサン
プリング処理により画像の読み取りを行うことにより再
生画像の大きさが同一になるようにしている。
然しながら、この場合、前記シェーディング補正データ
の読み出しを、サンプリング信号としての同期信号と同
一の信号で読み出す方式とすると、そのままでは、シェ
ーディング補正データと画像信号とが対応しなくなり、
すなわち、所定の画像信号がそれに対応するシェーディ
ング補正データにより補正されなくなり、再生画像とし
て正しくシェーディングを取り除いた画像が得られなく
なるという問題が生ずる。
このような問題を解決するため、複数のサンプリング信
号に対応して、夫々シェーディング補正データを作成し
ておくことも考えられるが、シェーディング補正データ
の作成に時間がかかると共に、シェーディング補正デー
タを格納しておく記憶手段の容量を大きくしなければな
らないという欠点がある。
[発明の目的] 本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、大小異なる画像情報が記録された被走査体を光
ビームにより走査し、画像情報を有する光を得、この画
像情報を有する光を光電変換素子を用いて光電的に検出
して得た画像信号を、予め、作成してあるシェーディン
グ補正データを用いて補正する際、前記被走査体の大き
さに応じてサンプリング処理のサンプリングピッチが変
更されても、これに対応して複数のシェーディング補正
データを用意する必要がなく、唯1種類のシェーディン
グ補正データによりシェーディング補正を可能とするシ
ューディングの補正装置を提供することを目的とする。
[目的を達成するための手段] 前記の目的を達成するために、本発明は、画像情報が記
録された被走査体を走査光学系を介して光ビームにより
走査し、画像情報を有する光を得、この画像情報を有す
る光を読み取り光学系を介して光電変換素子により光電
的に検出し画像信号を得ることにより、画像情報の読み
取りを行う画像走査読取装置に用いられるシューディン
グの補正装置であって、上記光ビームの走査に同期した
基準クロック(例えば、第3図aのグリッドクロック
SG)を発生する基準クロック発生手段と、上記基準クロ
ックの周波数をn逓倍したリードクロック(例えば、第
3図eのリードクロックでn=4)と、上記基準クロッ
クの周波数を上記画像情報のサイズに応じてm(m≧
n)逓倍したサンプリングクロック〔例えば、第3図b
のサンプリングクロックではm=4、第3図cのサンプ
リングクロックではm=8/1.5(回路構成上は基準クロ
ックの周波数を2倍してから9で割ればよい。)、第3
図dのサンプリングクロックではm=8〕とを発生する
クロック発生手段と、基準となる被走査体に係るシェー
ディング補正データが格納されている記憶手段とを有
し、上記光電変換素子により光電的に検出された画像信
号に対して、上記リードクロックにより上記記憶手段か
ら読み出した上記シェーディング補正データに対応した
補正信号を演算処理するとともに、上記サンプリングク
ロックによりサンプリングすることで、1個のシェーデ
ィング補正データで、m/n個のシェーディング補正後の
画像データを得る〔第3図eと第3図bとの関係では1
個のシェーディング補正データ(リードクロックの1周
期に対応する。)で1個のシェーディング補正後の画像
データが得られ、第3図eと第3図dとの関係では1個
のシェーディング補正データで2個のシェーディング補
正後の画像データが得られ、第3図eと第3図dとの関
係では1個のシェーディング補正データで1.33(8周期
/6周期)個のシェーディング補正後の画像データが得ら
れる。〕ことを特徴とする。
[実施態様] 次に、本発明に係るシューディングの補正装置について
好適な実施態様を挙げ、添付の図面を参照しながら以下
詳細に説明する。
第1図は本発明に係るシューディングの補正装置を組み
込む画像走査読取装置2の概略構成を示す。当該画像走
査読取装置2は画像情報の記録された被走査体、例え
ば、副走査方向(矢印A方向)に搬送される蓄積性蛍光
体シートSを光ビームLaにより走査するレーザ走査部4
と、前記光ビームLaによる走査で得られた画像情報を有
する光を光電変換する画像読取部6と、光ビームLbの走
査位置を検出し始点検出信号と同期信号を生成する同期
信号発生部8と、所定のクロック信号によって予め格納
されたシューディングデータを発生するルックアップテ
ーブル10と、前記画像読取部6からの出力信号を前記同
期信号発生部8からの同期信号によりデジタル化して画
像メモリに蓄積する信号処理部12と信号処理部12からの
出力信号を必要に応じて可視像として表示するCRT等の
表示手段14とから基本的に構成される。なお、蓄積性蛍
光体とは放射線(X線、α線、β線、γ線、電子線およ
び紫外線等)を照射するとこの放射線エネルギの一部を
蓄積し、後に可視光等の励起光を照射することにより蓄
積されたエネルギに応じて輝尽発光光を生じる蛍光体を
いい、また、蓄積性蛍光体シートとは当該蓄積性蛍光体
からなる層を有するシートをいう。
そこで、前記レーザ走査部4のレーザ光源16から発せら
れた光ビームLはビームエキスパンダ18を通過して所望
の太さのビーム径に形成された後、矢印B方向に揺動動
作して光を反射するガルバノメータミラー20に入射して
反射偏向される。このように光ビームLを反射偏向する
光偏向器としては、このガルバノメータミラー20の他に
前記した回転多面鏡やホログラムスキャナ、さらにはAO
D(音響光学光偏向器等が使用可能である。
前記ガルバノメータミラー20の作用により反射偏向され
た光ビームLは光路上に配設されたfθレンズ等の走査
レンズ22を通過した後、光路上に走査方向に延在して配
設されたハーフミラー24に入射する。このハーフミラー
24は入射した光ビームLの中、走査に必要な量の光ビー
ムを走査用光ビームLaとして反射し、残りの光ビームを
同期用光ビームLbとして透過させる。前記ハーフミラー
24により反射された走査用光ビームLaは光路上に配設さ
れた蓄積性蛍光体シートS上で収束し蓄積性蛍光体シー
トS上を主走査方向(矢印C方向)に走査する。
前記画像読取部6は光ビームLaによって励起された蓄積
性蛍光体シートSから発せられる輝尽発光光を光電変換
すべく主走査方向にその本体が延在する長尺なフォトマ
ルチプライヤ28と、この輝尽発光光をフォトマルチプラ
イヤ28の受光面に導く光ガイド26とを含む。この場合、
フォトマルチプライヤ28における光ビームLaの受光面は
蓄積性蛍光体シートSに近接してその主走査方向に沿っ
て配置されている。そして、フォトマルチプライヤ28の
高電圧入力端子には指定読取感度に基づいて高電圧が出
力される高圧発生器30の出力信号が導入される。フォト
マルチプライヤ28の光電変換後の出力電気信号は前記信
号処理部12の中、ログアンプ32を介して加算器34の一方
の入力端子に導入される。当該加算器34の他方の入力端
子には後述する補正信号が導入され、この加算器34の出
力信号はA/D変換器36の信号入力端子に導入される。
一方、同期信号発生部8は前記ハーフミラー24を通過し
た光ビームLbを透過させる透過部38aおよびこの光ビー
ムLbを反射させる反射部38bが前記光ビームLbの走査方
向に沿って交互に配設されてなるグリッド38と、前記グ
リッド38の後方に沿って配設される円柱状の光ガイド40
と、前記光ガイド40の両端部に設けられグリッド38から
透過した光ビームLbを検出する光センサ42a、42bと、当
該光センサ42a、42bから出力されるグリッドクロックSG
に基づいて始点検出信号を含むサンプリングクロックSS
およびルックアップテーブル読出用のリードクロックSR
を発生する同期信号発生器44とから構成される。なお、
この場合、前記グリッド38の先頭部には蓄積性蛍光体シ
ートSの有効走査位置の始点を検出するために幅広の透
過部(図示せず)が形成されているものとする。
前記同期信号発生器44から発生するクロック信号の中、
サンプリングクロックSSはA/D変換器36の同期信号入力
端子に導入される。一方、リードクロックSRはシェーデ
ィング補正データが格納されたルックアップテーブル10
に導入され、当該ルックアップテーブル10に格納されて
いるシェーディング補正データは指定読取感度並びにリ
ードクロックSRに基づいて読み出されD/A変換器46を通
じて前記加算器34の他方の入力端子に導入される。な
お、この場合D/A変換器46と加算器34の間にローパスフ
ィルタを挿入してD/A変換後の信号を、より平滑化する
構成としてもよい。
前記加算器34の出力信号はサンプリングクロックSS毎に
A/D変換され、A/D変換器36からの出力デジタル信号は画
像処理器48によって階調処理、周波数処理等の処理が施
された後、画像メモリ50に記憶される。次いで、画像メ
モリ50に記憶された画像信号に基づきD/A変換器52を介
してCRT等の表示装置14に必要に応じて再現画像が可視
像として形成される。
第2図は第1図に示す同期信号発生器44の概略構成を示
すブロック図である。当該同期信号発生器44は基本的に
周波数シンセサイザの構成とされる。第2図において、
位相比較器53の一方の入力端子にグリッドクロックSG
導入され、位相比較器53の出力信号はローパスフィルタ
55を介して電圧制御発振器54の入力端子に導入される。
電圧制御発振器54の出力信号は第1のデバイダ56を介し
てリードクロックSRとして出力されると共に第2のデバ
イダ58に導入される。第2デバイダ58の一方の出力信号
は前記位相比較器53の他方の入力端子に導入され、第2
デバイダ58の他方の出力信号はサンプリングクロックSS
として前記A/D変換器36の同期信号入力端子に導入され
る。なお、第2デバイダ58には蓄積性蛍光体シートSの
読取領域、例えば、大角、六切り、四切り等の読取領域
に応じてその分周比が切換可能なスイッチ60が配設され
る。
本発明に係るシェーディングの補正装置を組み込む画像
走査読取装置は基本的には以上のように構成されるもの
であり、次にその作用並びに効果について説明する。
先ず、ルックアップテーブル10に格納されるシェーディ
ング補正データの生成について説明する。この場合、全
面が一様に曝射された基準となる蓄積性蛍光体シートS0
を準備し、当該蓄積性蛍光体シートS0の輝尽発光光を読
み取るフォトマルチプライヤ28に所定の高電圧、例え
ば、500V、600V、700Vの電圧を印加して夫々の電圧毎に
シェーディングデータを得ればよい。すなわち、第1図
において、X線等が均等に曝射された基準蓄積性蛍光体
シートS0は図示しない搬送機構によって副走査方向に搬
送される。一方、前記基準蓄積性蛍光体シートS0の表面
にレーザ光源16から射出される光ビームLaが主走査方向
に照射され、前記基準蓄積性蛍光体シートS0に記録され
た一様な画像情報が輝尽発光光として取り出される。こ
の輝尽発光光は基準蓄積性蛍光体シートS0の主走査方向
に配設された光ガイド26を介してフォトマルチプライヤ
28に入射し、電気信号に変換される。そして、フォトマ
ルチプライヤ28からの出力信号がログアンプ32を介して
加算器34の一方の入力端子に導入される。この場合、加
算器34の他方の入力端子には零信号が導入されているの
で当該画像信号は加算器34をそのまま通過してA/D変換
器36の信号入力端子に導入される。
一方、ハーフミラー24を通過した光ビームLbは同期信号
発生部8を構成するグリッド38に入射する。次いで、前
記光ビームLbはガルバノメータミラー20の揺動動作によ
り矢印D方向に走査され、グリッド38の一端部から他端
部へと移動する。この場合、グリッド38の透過部38aを
透過する光ビームLbが光ガイド40に入射する。そして、
光ビームLbは光ガイド40の光ビームLbの入射側と反対側
に形成されている拡散帯(図示せず)により種々の異な
る方向に拡散されて、光ガイド40内を全反射を繰り返し
て光センサ42a、42bに到達し光電変換され、グリッドク
ロックSGが生成される。
ここで、グリッドクロックSGは、例えば、第3図aに示
すように、そのピッチが800μmに設定されて発生す
る。なお、このグリッドクロックSGの図示しない先頭部
には前記グリッド38の開始点部分に存在する幅広な透過
部38aによって位相変調されたグリッドクロックが存在
するものとする。従って、A/D変換器36はこの位相変調
部に係る幅広のパルスを主走査線上の有効走査開始域と
して画像信号を取り込むことが可能である。この場合、
電圧制御発振器54の出力周波数が位相比較器53に入力し
た信号、すなわち、グリッドクロックSGの、例えば、24
逓倍された周波数の信号とし、第2デバイダ58の夫々の
分周比を読取サイズ、例えば、大角用、四切り角、六切
り角に対応して4、6、8のように決定すれば、サンプ
リングクロックSSはグリッドクロックSGに対して4倍、
6倍または8倍の周波数逓倍された出力信号が得られる
(第3図b、c、d参照)。なお、シューディング補正
用のリードクロックSRは第1デバイダ56の分周比を4と
して第3図eのように発生される。そこで、ルックアッ
プテーブル10への格納データ(シューディング補正デー
タ)を生成するために読取用のサンプリングロックSS
リードクロックSRと同一周期の大角用読取サンプリング
クロックSS1(第2デバイダ58の分周比=4)に設定す
る。そして、この大角用読取サンプリングクロックSS1
の夫々のクロックパルス毎に前記A/D変換器36に入力し
た画像信号がA/D変換されて画像メモリ50にデータが蓄
えられる。この場合、画像メモリ50に蓄積されたデータ
は、例えば、第4図の実線に示すように、フォトマルチ
プライヤ28に印加される高電圧500V、600V、700V毎に図
示のデータDS1、DS2、DS3が得られるものとする。第4
図に示す特性曲線の横軸はフォトマルチプライヤ28の受
光面、すなわち、主走査方向Cに沿った受光面に対応
し、縦軸は感度の偏差、すなわち、シェーディングであ
り、従って、データDS1乃至DS3はシェーディングデータ
となる。当該シェーディングデータDS1乃至DS3には画像
走査読取装置2を構成するフォトマルチプライヤ28、ガ
ルバノメータミラー20および光ガイド26等の光学系全て
の特性が含まれる。そこで、ルックアップテーブル10に
格納すべきシェーディング補正データは、第4図に点線
で示すように、図示されたシェーディングデータDS1
至DS3を夫々逆転したシェーディング補正データDI1乃至
DI3とする。すなわち、シェーディングデータDS1乃至DS
3とシェーディング補正データDI1乃至DI3の夫々の加算
値は偏差のない一定値となるように変換して格納する。
次に、実際に、画像情報の記録された蓄積性蛍光体シー
トSを前記画像走査読取装置に設定し、所定の高電圧を
フォトマルチプライヤ28に印加して画像を読み取る。こ
の場合、高電圧は指定読取感度に基づいて設定され、従
って、ルックアップテーブル10に格納された前記所定の
高電圧に係るシェーディング補正データDI1乃至DI3
中、例えば、DI1が選択され、そのデータがリードクロ
ックSR毎に読み出される。そして、リードクロックSR
に読み出されたシェーディング補正データDI1とフォト
マルチプライヤ28の出力信号とが加算器34により加算さ
れシェーディングが補正される。加算器34からのシェー
ディングの補正された画像データは適当な読取サンプリ
ングクロックSS、すなわち、大角用読取サンプリングク
ロックSS1、四切り用読取サンプリングクロックSS2また
は六切り用読取サンプリングクロックSS3等のいずれか
が選択されてA/D変換処理され、当該A/D変換処理された
データは画像処理器48によって周波数処理、階調処理等
が行われ画像メモリ50に記録される。画像メモリ50に記
録された画像情報はD/A変換器52を介して必要に応じてC
RT等の表示装置14に可視像として表示される。この場
合、表示装置14に表示された画像はシューディング特性
が除去されているので蓄積性蛍光体シートSに記録され
た画像を再生することが出来る。
以上のように、本実施態様によれば、画像情報が記録さ
れた被走査体を光ビームにより走査し画像情報を有する
光を光電変換素子を用いて光電的に検出し画像信号の読
み取りを行う際、階調処理、周波数処理等の画像処理を
行う前に前記画像信号に対して予め作成したシェーディ
ングについての補正データに基づいて補正している。こ
のため、シェーディングを確実に除去して被走査体に記
録された画像を忠実に再現出来る。しかも、被走査体の
大きさ毎に補正データを用意することなしに唯1種類の
補正データにより補正が可能となり、シェーディング補
正用データを格納するメモリの容量を可及的に少なく出
来る。その上、サンプリングクロックとリードクロック
を同一の周波数シンセサイザを用いて発生させる回路方
式としているため、回路を構成する部品数を極めて少な
くすることの出来る効果も奏する。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、画像情報のサイズが異
なっても1種類のシューディング補正データに基づい
て、1個のシューディング補正データでm/n個のシュー
ディング補正後の画像データが得られ、結果として、シ
ューディング補正データを格納する記憶手段の容量を少
なくできるという効果を達成することができる。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明した
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並び
に設計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るシェーディングの補正装置を組み
込む画像走査読取装置の概略構成図、 第2図は本発明に係るシェーディングの補正装置に用い
られる同期信号発生器の電気回路ブロック図、 第3図は第2図に示す同期信号発生器に入出力するクロ
ック信号の説明図、 第4図は本発明に係るシェーディング補正装置に用いら
れるシェーディング補正データの説明図である。 2……画像走査読取装置、4……レーザ走査部 6……画像読取部、8……同期信号発生部 10……ルックアップテーブル 12……画像処理部、14……表示装置 28……フォトマルチプライヤ 38……グリッド L、La、Lb……光ビーム S……蓄積性蛍光体シート S0……基準蓄積性蛍光体シート SG……グリッドクロック SS……サンプリングクロック SR……リードクロック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像情報が記録された被走査体を走査光学
    系を介して光ビームにより走査し、画像情報を有する光
    を得、この画像情報を有する光を読取光学系を介して光
    電変換素子により光電的に検出し画像信号を得ることに
    より、画像情報の読み取りを行う画像走査読取装置に用
    いられるシェーディングの補正装置であって、 上記光ビームの走査に同期した基準クロックを発生する
    基準クロック発生手段と、 上記基準クロックの周波数をn逓倍したリードクロック
    と、上記基準クロックの周波数を上記画像情報のサイズ
    に応じてm(m≧n)逓倍したサンプリングクロックと
    を発生するクロック発生手段と、 基準となる被走査体に係るシェーディング補正データが
    格納されている記憶手段とを有し、 上記光電変換素子により光電的に検出された画像信号に
    対して、上記リードクロックにより上記記憶手段から読
    み出した上記シェーディング補正データに対応した補正
    信号を演算処理するとともに、上記サンプリングクロッ
    クによりサンプリングすることで、1個のシェーディン
    グ補正データで、m/n個のシェーディング補正後の画像
    データを得ることを特徴とするシェーディングの補正装
    置。
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