JP2940927B2 - 画像記録方法および装置 - Google Patents

画像記録方法および装置

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JP2940927B2
JP2940927B2 JP1050713A JP5071389A JP2940927B2 JP 2940927 B2 JP2940927 B2 JP 2940927B2 JP 1050713 A JP1050713 A JP 1050713A JP 5071389 A JP5071389 A JP 5071389A JP 2940927 B2 JP2940927 B2 JP 2940927B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は画像記録方法および装置に関し、一層詳細に
は、印刷製版用スキャナーやファクシミリ等の画像走査
記録装置において画像信号に対しシャープネス強調処理
等の画像処理を効果的に行うことの出来る画像記録方法
および装置に関する。
[発明の背景] 例えば、印刷、製版の分野において作業工程の合理
化、画像品質の向上等を目的として原稿に担持された画
像情報を電気的に処理しフイルム原版を作製する画像走
査記録装置が広範に用いられている。
この装置は画像読取部と画像記録部とから基本的に構
成されており、前記画像読取部では副走査搬送される原
稿に担持された画像情報がレーザ光によって主走査され
電気信号に変換される。次に、画像読取部で光電変換さ
れた画像情報は製版条件に応じて所定の範囲処理が施さ
れた後、画像記録部において再び光信号に変換されフイ
ルム等の感光材料からなる記録担体上に記録される。な
お、前記記録担体は所定の現像装置によって現像処理さ
れ、フイルム原版として印刷等に供される。
ところで、このような画像走査記録装置では、原稿画
像が写真等の連続階調画像である場合、画像の輪郭を鮮
鋭化するシャープネス強調処理が施される。この場合、
シャープネス強調処理は、例えば、第1図に示すように
して行われる。すなわち、原稿画像から得られたシャー
プネス強調前の画像信号Sの周囲よりn×n個の画像信
号を取り出し、これらを加算平均することによってアン
シャープ信号Uを作成する。次に、画像信号Sと前記ア
ンシャープ信号Uとの差信号を求め、この差信号に所定
の係数(シャープネスパラメータK)を乗算し前記画像
信号Sに加算する。この結果、 S=S+K・(S−U) …(1) で定義されるシャープネス強調処理の施された画像信号
が得られる。
一方、写真等の連続階調画像にはシャープネス強調処
理が施された後、さらに、網点画像形成処理が施され
る。すなわち、画像信号は所定の網点信号に基づいてオ
ンオフ信号に変換される。次いで、前記オンオフ信号に
より記録担体上に所望のサイズの網点からなる網点画像
が形成される。
ここで、網点画像形成処理において設定される網点サ
イズを大きくする場合、例えば、新聞用途等において粗
網(網線数64〜85線/インチ)を用いる場合、前述した
シャープネス強調処理におけるアンシャープ信号Uを作
成するために選択したn×nの画素で構成される画像マ
スクサイズが前記網点サイズによる画像に対して小さく
なる。この場合、シャープネス強調処理によって輪郭の
鮮鋭化される度合いが小さくなる。すなわち、画像の鮮
鋭化が十分に達成出来なくなってしまう。
従って、網点サイズを大きく設定する場合には、シャ
ープネス強調処理を施す際にアンシャープ信号Uを作成
するための画素数を予め大きく設定しておく必要があ
る。然しながら、前記画素数を大きく設定すると、シャ
ープネス強調処理を行うため画像信号を一時的に格納す
るメモリ容量が増大するという不都合が生じる。
[発明の目的] 本発明は前記の不都合を克服するためになされたもの
であって、原稿画像から画像情報を読み取るためのサン
プリングピッチを所定の値より大きく設定することによ
り、メモリ容量を増大させることなく画像信号のシャー
プネス強調処理を効果的に行うことの出来る画像記録方
法および装置を提供することを目的とする。
[目的を達成するための手段] 前記の目的を達成するために、本発明は、原稿を主走
査方向に所定のサンプリングピッチで読み取ると共に副
走査することで得られる画像信号にシャープネス強調等
の所望の画像信号処理を施した後、当該画像信号に基づ
き記録担体上を走査して画像を記録再生する画像記録方
法において、 記録再生時の網点サイズに応じ、主走査方向のサンプ
リングピッチを所定のサンプリングピッチのR倍(Rは
正整数)として前記原稿から画像情報を読み取ると共
に、副走査方向には少なくともR番目の走査ライン毎に
画像情報を読み取ることで画像信号を得た後、前記画像
信号に対してシャープネス強調処理等の所望の画像信号
処理を施し、次いで、当該画像信号処理の施された画像
信号を前記記録担体に記録再生する際、主走査方向およ
び副走査方向の双方に対して、当該処理後の前記画像信
号をR回ずつ繰り返し取り出して記録再生することを特
徴とする。
また、本発明は、原稿を主走査方向に所定のサンプリ
ングピッチで読み取ると共に副走査することで得られる
画像信号にシャープネス強調等の所望の画像信号処理を
施した後、当該画像信号に基づき記録担体上を走査して
画像を記録再生する画像記録方法において、 記録再生時の網点サイズに応じた主走査方向のサンプ
リング信号を設定するサンプリング信号設定手段と、 原稿を走査することで得られる画像情報を前記サンプ
リング信号に基づいて画像信号に変換する信号変換手段
と、 前記画像信号を走査ライン毎に保持する複数の記憶手
段と、 前記複数の記憶手段を走査ライン毎に切り換えて前記
信号変換手段に接続する切換手段と、 前記切換手段に対する切換信号を設定する切換信号設
定手段と、 前記複数の記憶手段からの画像信号に対してシャープ
ネス強調処理等の所定の画像処理を施す画像信号処理手
段とを備え、 前記サンプリング信号設定手段において設定された所
定のサンプリングピッチのR倍(Rの正整数)のサンプ
リング信号と、切換信号設定手段において設定されたR
本の走査ライン毎に出力される所定の切換信号とに基づ
き画像信号を得、前記画像信号処理手段において所定の
画像処理を行うことを特徴とする。
[実施態様] 次に、本発明に係る画像記録方法および装置について
好適な実施態様を挙げ、添付の図面を参照しながら以下
詳細に説明する。
第2図は本実施態様に係る画像記録装置の構成ブロッ
ク図である。この装置はレーザ光学系10、画像読取部1
2、画像記録部14および制御部16とから基本的に構成さ
れる。
レーザ光学系10は画像情報の読取記録を行うAr+レー
ザビームB1(以下、レーザビームB1と称する)を出力す
るレーザ光源18と、S偏光光であるHe−Neレーザビーム
B2(以下、レーザビームB2と称する)を出力レーザ光源
20とを有する。レーザ光源18より出力されたレーザビー
ムB1は偏光ビームスプリッタ22によってP偏光成分とS
偏光成分とに分離され光変調器24およびハーフミラー26
に導かれる。この場合、光変調器24は、例えば、画像信
号に基づきドライバ28によって駆動される音響光学変調
器(AOM)で構成される。
光変調器24を通過したレーザビームB1は全反射ミラー
30によって反射された後、ハームミラー32に導かれる。
一方、レーザ光源20より出力されたレーザビームB2はハ
ーフミラー26を介して前記ハーフミラー32に導かれる。
ハーフミラー32を透過しあるいはこのハーフミラー32に
よって反射されたレーザビームB1、B2は1/2波長板34を
介してガルバノメータミラー36に導かれる。この場合、
ガルバノメータミラー36はドライバ38によって矢印A方
向に高速で振動しており、前記レーザビームB1、B2を図
面と直交する方向に偏向する作用をなす。
ガルバノメータミラー36によって偏向されたレーザビ
ームB1、B2は偏光ビームスプリッタ40、ハーフミラー42
および全反射ミラー44からなるビーム分割器46に導かれ
る。この場合、偏光ビームスプリッタ40およびハーフミ
ラー42はレーザビームB1、B2のP偏光成分のみを全反射
ミラー48および画像読取部12へと導く。また、偏光ビー
ムスプリッタ40および全反射ミラー44はレーザビームB1
のS偏光成分のみを画像記録部14へと導く。なお、画像
記録部14には矢印C方向に一定の速度で副走査搬送され
る記録担体としてのフイルムFが装填される。
レーザビームB1、B2のP偏光成分はレーザビームB1
B2の走査方向に沿って等間隔に形成されたスリットを有
する基準格子板50に導かれる。基準格子板50の背面部に
は長手方向に沿って円柱状の集光バー52が配設され、ま
た、前記集光バー52の端部には光電変換手段であるフォ
トマルチプライヤ54が配設される。この場合、フォトマ
ルチプライヤ54は前記スリットおよび集光バー52を介し
て導かれたレーザビームB1、B2を電気信号に変換し、増
幅器56を介して制御部16に導く。
画像読取部12は画像情報を担持した原稿Gを矢印D方
向に副走査搬送する搬送手段58を有する。なお、搬送手
段58はフイルムFに記録再生される画像情報の記録倍率
に対応して搬送速度を変化させることが可能に構成され
る。ビーム分割器46から導かれるレーザビームB1、B2
原稿Gによる反射光は光ファイバ等によって構成される
光ガイド60を介して光電変換手段であるフォトマルチプ
ライヤ62に導かれ電気信号に変換される。この場合、フ
ォトマルチプライヤ62によって光電変換された画像情報
は増幅器64を介して制御部16に供給される。
一方、制御部16はI/Oインタフェース66、前置信号処
理回路68、ラインメモリ回路70、シャープネス処理回路
72および網点画像形成回路74を有し、これらはマイクロ
プロセッサ等からなるCPU76によって制御される。
I/Oインタフェース66はCPU76からの制御信号に基づき
ドライバ38に対しガルバノメータミラー36の駆動信号を
出力すると共に、増幅器56を介して供給される格子信号
を前記各回路68、70、72および74にタイミング信号とし
て供給する。前置信号処理回路68は増幅器64より供給さ
れる画像信号に対し階調変調、シェーディング補正等の
信号処理を行う。ラインメモリ回路70はシャープネス強
調処理のための複数のラインメモリで構成され、前記前
置信号処理回路68において処理された画像信号を保持す
る。シャープネス処理回路72はラインメモリ回路70に保
持された画像信号に対して輪郭鮮鋭化のためのシャープ
ネス強調処理を行う。また、網点画像形成回路74はシャ
ープネス処理回路72において処理された画像信号を網点
信号に基づいて所望の網点サイズからなるオンオフ信号
に変換しドライバ28に供給する。
ここで、ラインメモリ回路70および画像信号処理手段
としてのシャープネス処理回路72を中心とした制御部16
の一層詳細な構成を第3図に示す。すなわち、制御部16
は分周比が1/Rでサンプリング信号設定手段としてのCPU
76からのイネーブル信号によって能動化される3つの1/
R分周器78a乃至78cを有する。1/R分周器78aにはレーザ
ビームB1、B2による原稿Gの主走査毎にレーザ光学系10
より生成されるライン同期信号が入力する。1/R分周器7
8aによって分周された前記ライン同期信号は切換信号設
定手段としてのカウンタ80によってカウントされ切換信
号として切換手段である切換器82およびシャープネス処
理回路72に供給される。この場合、切換器82はラインメ
モリ回路70を構成する記憶手段としてのn個のラインメ
モリ84a乃至84nを前記切換信号に基づいて順次切り換え
るスイッチである。なお、ランインメモリ84a乃至84nに
は原稿Gの画像情報が主走査線毎にn組格納される。ま
た、制御部16は増幅器56を介して供給される格子信号を
1/5に分周する1/5分周器86を有し、この1/5分周器86に
よって分周された格子信号はPLL逓倍器88によってM逓
倍される。なお、MはフイルムFに記録される画像情報
の記録倍率(%)であり、CPU76から供給される。PLL逓
倍器88によってM逓倍された信号は1/2の分周比を有す
る1/2分周器90によってさらに分周され1/R分周器78bに
供給される。この場合、1/R分周器78bの出力は増幅器64
からの画像信号をデジタル信号に変換する信号変換手段
としてのA/D変換器92およびランインメモリ回路70の書
込アドレス生成器94に夫々供給される。格子信号は、さ
らに、PLL逓倍器96に供給され、このPLL逓倍器96によっ
て10逓倍され1/R分周器78cに供給される。この場合、1/
R分周器78cの出力はラインメモリ回路70の読出アドレス
生成器98、シャープネス処理回路72および網点画像形成
回路74に夫々供給される。
本実施態様に係る画像記録装置は基本的には以上のよ
うに構成されるものであり、次にその作用並びに効果に
ついて説明する。
そこで、第2図に基づき画像記録装置における画像情
報の読取動作および記録動作について概略的に説明す
る。
先ず、レーザ光源18より出力されたAr+レーザビームB
1は偏光ビームスプリッタ22によってS偏光成分とP偏
光成分とに分割され、S偏光成分のみがハーフミラー26
に導かれる。一方、レーザ光源20からはS偏光成分のみ
を持つHe−NeレーザビームB2が出力される。このレーザ
ビームB2はハーフミラー26において前記レーザビームB1
のS偏光成分と合成されてハーフミラー32に導かれる。
ハーフミラー32によって反射されたレーザビームB1、B2
のS偏光成分は1/2波長板34によってP偏光光に反転さ
れた後、ガルバノメータミラー36に入射する。ガルバノ
メータミラー36はCPU76からの指令に基づきI/Oインタフ
ェース66より出力される駆動信号に基づきドライバ38を
介して矢印A方向に高速で振動している。従って、前記
レーザビームB1、B2はガルバノメータミラー36によって
偏向されビーム分割器46に導かれる。
ビーム分割器46の偏光ビームスプリッタ40に入射した
レーザビームB1、B2のP偏光成分は当該偏光ビームスプ
リッタ40およびハーフミラー42を透過した後、全反射ミ
ラー48によって反射され基準格子板50に導かれる。この
場合、レーザビームB1、B2は基準格子板50を通過するこ
とでパルス状の光信号に変換されて集光バー52に入射し
た後、フォトマルチプライヤ54により電気信号として格
子信号に変換され増幅器56を介してI/Oインタフェース6
6に供給される。一方、ハーフミラー42によって反射さ
れたレーザビームB1、B2のP偏光成分はガルバノメータ
ミラー36の振動作用により原稿G上を主走査方向(第2
図に直交する方向)に走査する。この場合、原稿Gは搬
送手段58によって副走査方向(矢印D方向)に後述する
記録倍率に対応した所定の速度で搬送されている。従っ
て、原稿Gに担持された画像情報はレーザビームB1、B2
によって二次元的に走査され、反射光として光ガイド60
を介してフォトマルチプライヤ62に導かれる。フォトマ
ルチプライヤ62は前記画像情報を電気信号に変換し、増
幅器64を介して制御部16に供給する。
制御部16に供給された前記画像信号はCPU76の制御に
基づき、先ず、前置信号処理回路68において階調変換、
シューディング補正等の信号処理が施される。次いで、
この画像信号はラインメモリ回路70に転送され主走査線
毎に保持された後、シャープネス処理回路72に供給され
後述するシャープネス強調処理が施される。そして、シ
ャープネス強調処理の施された画像信号は網点画像形成
回路74において網点信号に基づき所望の網点サイズから
なるオンオフ信号に変換された後、ドライバ28に供給さ
れる。
ドライバ28は前記オンオフ信号に基づいて光変調器24
を制御する。この場合、光変調器24には偏光ビームスプ
リッタ22を透過したレーザビームB1のP偏光成分が入射
しており、このP偏光成分はドライバ28によって制御さ
れる光変調器24により画像情報に応じたパルス光に変換
され全反射ミラー30を介してハーフミラー32に導かれ
る。次に、ハーフミラー32を透過したレーザビームB1
P偏光成分は1/2波長板34によってS偏光光に反転され
た後、ガルバノメータミラー36を介してビーム分割器46
に導入される。この場合、ビーム分割器46を構成する偏
光ビームスプリッタ40はレーザビームB1のS偏光成分の
みを反射し全反射ミラー44を介して画像記録部14に導
く。従ってレーザビームB1は画像記録部14において矢印
C方向に一定速度で副走査搬送されるフイルムF上を主
走査方向(第2図に直交する方向)に走査することで二
次元的な画像を記録する。
次に、第3図に基づき本実施態様に係る画像記録方法
について説明する。
先ず、CPU76により1/R分周器78a乃至78cを非能動状態
に設定し、フイルムFに対する記録画像の倍率Mを100
%(等倍)とした場合のシャープネス強調処理について
説明する。
レーザ光学系10は原稿Gを主走査する毎にパルス信号
としてのライン同期信号を生成し、これを1/R分周器78a
に供給する。この場合、1/R分周器78aは前記ライン同期
信号を分周することなくカウンタ80に供給する。カウン
タ80は前記ライン同期信号をカウントしそのカウント数
に基づいて切換器82を順次切換制御することで前置信号
処理回路68と所望のランインメモリ84a乃至84nとを接続
する。
一方、基準格子板50によって得られた格子信号は1/5
分周器86およびPLL逓倍器96に供給される。ここで、原
稿Gより1画素を読み取るためのサンプリング周波数を
fとした場合の格子信号を前記サンプリング周波数fの
1/10となるように設定しておく。従って、1/5分周器86
によって分周された格子信号はf/50の周波数を有する信
号としてPLL逓倍器88に供給され、このPLL逓倍器88にお
いてCPU76より供給される倍率=100(%)で100逓倍さ
れ2fの周波数からなる信号として1/2分周器90に供給さ
れる。1/2分周器90は前記信号をさらに周波数fの信号
に分周器78bに供給する。この場合、1/R分周器78bはCPU
76によって非能動状態とされているため、A/D変換器9
2、前置信号処理回路68および書込アドレス生成器94に
はサンプリング周波数fからなるサンプリング信号が供
給される。
この結果、A/D変換器92はレーザビームB1、B2によっ
て原稿Gより得られる画像信号を、 となるサンプリングピッチTSで読み込み、前置信号処理
回路68に供給する。前置信号処理回路68はこの画像信号
に対して階調変換、シェーディング補正等を行った後、
切換器82を介して画像信号をサンプリングピッチTSのサ
ンプリング信号に基づいて所定のラインメモリ84a乃至8
4nに転送する。
ここで、原稿Gは搬送手段58によって副走査方向(矢
印D方向)に一定の速度vで搬送されている。また、ラ
インメモリ84a乃至84nはライン同期信号に基づきレーザ
ビームB1、B2が原稿G上を主走査する毎に切換器82によ
って切り換えられている。従って、各ラインメモリ84a
乃至84nにはn本の主走査線に対応した画像信号が夫々
格納される。
一方、PLL逓倍器96に供給された格子信号はこのPLL逓
倍器96によって10逓倍され周波数fの信号として1/R分
周器78cに供給される。この場合、1/R分周器78cは非能
動状態とされているため、 となる読出ピッチTRの読出信号が読出アドレス生成器9
8、シャープネス処理回路72および網点画像形成回路74
に供給される。従って、シャープネス処理回路72は前記
読出信号に基づいてラインメモリ84a乃至84nに格納され
た画像信号を順次読み出す。この場合、シャープネス処
理回路72はラインメモリ84a乃至84nから得られるn×n
個の画像信号を用いてアンシャープ信号を生成し、この
アンシャープ信号から(1)式に基づき所定の画像信号
のシャープネス強調処理を行う。次いで、シャープネス
強調処理の施された画像信号は網点画像形成回路74に転
送され網点信号に基づいて所望の網点サイズからなるオ
ンオフ信号に変換された後、ドライバ28に供給される。
この場合、ドライバ28は光変調器24をオンオフ信号に
基づいて駆動する。一方、画像記録部14におけるフイル
ムFは原稿Gと等しい一定の速度vで矢印C方向に副走
査搬送されている。従って、レーザ光源18より出力され
たレーザビームB1は前記光変調器24、ガルバノメータミ
ラー36およびビーム分割器46を介してフイルムF上に原
稿Gと等倍の画像を記録する。
次に、フイルムFに対する記録画像の倍率をM(≠10
0%)に設定した場合、CPU76はPLL逓倍器88に倍率Mを
設定する。これによって、A/D変換器92、前置信号処理
回路68および書込アドレス生成器94には(2)式に対応
してサンプリングピッチTSが100a/Mとなるサンプリング
信号が供給される。
一方、搬送手段58は原稿Gを副走査方向(矢印D方
向)に倍率Mに応じた速度100v/Mで搬送する。従って、
ラインメモリ84a乃至84nには原稿Gより倍率倍率Mに応
じて取り出される画像情報が格納される。
また、読出アドレス生成器98、シャープネス処理回路
72および網点画像形成回路74には(3)式と同じ読出ピ
ッチTR=aからなるサンプリング信号が供給されてお
り、画像信号はこのサンプリング信号に基づきラインメ
モリ84a乃至84nより取り出され、所定のシャープネス強
調処理および網点処理が施されてドライバ28に供給され
る。
また、フイルムFは副走査方向(矢印C方向)に一定
の速度vで搬送される。従って、フイルムF上には原稿
Gに対してM/100倍の画像が記録されることになる。
次に、原稿Gの画像読取部における搬送速度をvと
し、フイルムF上に記録される画像の倍率Mを100%と
し、原稿Gを読み取るサンプリングピッチTS倍に粗くし
た場合、所謂、粗網処理を行う場合について説明する。
この場合、1/R分周器78a乃至78cはCPU76からのイネーブ
ル信号に基づき、例えば、1/2の分周比を有した能動状
態となるように設定する。
そこで、レーザ光学系10からのライン同期信号は1/R
分周器78aによって1/2に分周されカウンタ80に供給され
る。この場合、カウンタ80は前述した場合の1/2の周波
数の切換信号で切換器82を順次切り換えていく。
また、格子信号は1/5分周器86、PLL逓倍器88および1/
2分周器90によって変倍された後、1/R分周器78bによっ
てさらに1/2に分周されf/2の周波数からなるサンプリン
グ信号としてA/D変換器92、前置信号処理回路68および
書込アドレス生成器94に供給される。この場合、前記サ
ンプリング信号のサンプリングピッチTS となり、(2)式のサンプリングピッチTSに対して2倍
のピッチ2aに設定される。
従って、原稿Gからは前述した場合(1/R分周器78a乃
至78cを非能動状態とした場合)に対して1画素おきに
画像情報が読み出され各ラインメモリ84a乃至84nに格納
される。また、各ラインメモリ84a乃至84nは1/2分周さ
れたライン同期信号に基づいて切換器82により順次切り
換えられるため、結果的には副走査方向に対して1ライ
ンおきに画像信号が格納されることになる。
一方、格子信号はPLL逓倍器96によって10逓倍された
後、1/R分周器78cにより1/2に分周され読出アドレス生
成器98、シャープネス処理回路72および網点画像形成回
路74に読出信号として供給される。この場合、読出信号
の読出ピッチTR となり、(3)式の場合の読出ピッチTRの2倍のピッチ
2aに設定される。
従って、シャープネス処理回路72は原稿Gの主走査方
向および副走査方向に対して夫々2倍の領域の画像信号
に基づいてアンシャープ信号を生成した後、(1)式に
基づいて画像信号のシャープネス強調処理を行い網点画
像形成回路74に供給する。この場合、シャープネス処理
回路では2n×2n個の画素に基づいて画像信号のシャープ
ネス強調処理を施した場合と略同等の効果が得られる。
その結果、網点画像形成回路74では広範囲の画像情報に
基づいてシャープネス強調処理を施された画像信号に対
して網点形成処理を施すことになるため、網点サイズを
大きく設定した場合であっても画像の鮮鋭度が劣化する
ことなに好適なオンオフ信号がドライバ28に供給され
る。
この場合、フイルムFは一定の速度vで副走査搬送さ
れている。ここで、この粗網処理では原稿Gの主走査方
向の読み込みのサンプリングピッチTS および読出ピッ
チTR を2倍のピッチ2aに設定しているため、フイルム
Fの主走査方向に対して同じ画像信号が2度ずつ繰り返
して網点処理され露光されることになる。また、原稿G
の副走査方向においては1ラインおきに画像情報が読み
込まれるため、フイルムFの副走査方向に対しても同じ
画像信号が2度ずつ繰り返して転送されることになる。
従って、フイルムF上には主走査方向および副走査方向
に同じ画素の情報が2度ずつ繰り返されてなる画像が形
成される。
なお、ラインメモリ84a乃至84nは1/2に分周されたラ
イン同期信号に基づいて順次切り換えられているため、
各ラインメモリ84a乃至84nにはレーザビームB1、B2によ
る原稿Gの主走査に対して夫々2度ずつ画像信号が記録
されていることになる。そこで、シャープネス処理回路
72において画像信号Sを作成する際、例えば、1度目
にラインメモリ84a乃至84nに格納された画像信号に基づ
いて第1のアンシャープ信号Uを求め、この第1アンシ
ャープ信号Uを用いて第1の画像信号Sを作成する。
次いで、2度目にラインメモリ84a乃至84目に格納され
た画像信号に基づいて第2のアンショープ信号Uを求
め、この第2アンシャープ信号Uを用いて第2の画像信
号Sを作成する。そして、これらの画像信号Sを網
点画像形成回路74を介してドライバ28に転送する。この
ようにした場合、フイルムFの副走査方向に対しては前
述したように同じ画像情報が2度ずつ繰り返して形成さ
れることがなくなり、一層良質な画像を得ることが出来
る。
次に、原稿Gを読み取るサンプリングピッチTSを2倍
に粗くすると共に記録画像の倍率をM(%)に設定した
場合について説明する。この場合、画像読取部12におけ
る原稿Gの副走査方向(矢印D方向)に対する搬送速度
は記録画像の倍率が100%の時の100/M倍に設定してお
く。また、1/R分周器78a乃至78cは、例えば、分周比1/2
で能動状態に設定しておく。
そこで、基準格子板50より得られる格子信号は1/5分
周器86によって周波数がf/50の信号に分周された後、PL
L逓倍器88によりM逓倍されMf/50の周波数の信号として
1/2分周器90に供給される。1/2分周器90は前記信号をさ
らに分周しMf/100の周波数の信号として1/R分周器78bに
供給する。従って、1/R分周器78bからはMf/200の周波数
のサンプリング信号がA/D変換器92、前置信号処理回路6
8および書込アドレス生成器94に供給される。この場
合、前記サンプリング信号のサンプリングピッチTS **
となる。一方、PLL逓倍器96に供給された格子信号はこ
のPLL逓倍器96によって10逓倍された後、1/R分周器78c
により1/2に分周され読出ピッチTR **となる読出信号として読出アドレス生成器98、シャープ
ネス処理回路72および網点画像成形回路74に供給され
る。
ここで、ラインメモリ84a乃至84nには搬送速度が100v
/Mに設定された原稿Gより(6)式のサンプリングピッ
チTS で画像情報が読み出され格納される。また、シャ
ープネス処理回路72はラインメモリ84a乃至84nに格納さ
れた画像信号を倍率Mによらない(7)式の読出ピッチ
TR **で読み出す。次いで、シャープネス処理回路72は
倍率Mに変倍された画像情報に対してシャープネス強調
処理を施す。この場合、アンシャープ信号Uは、前述し
た場合と同様に、1/R分周器78a乃至78cを非能動状態と
した場合に比較して4倍の範囲の画像情報に基づいて作
成されている。従って、盲点画像形成回路74は記録画像
の倍率変更および網点サイズの拡大に対して鮮鋭度の度
合いの劣化しないオンオフ信号を生成しドライバ28に供
給する。以下、前述した場合と同様に、副走査方向に一
定の速度vで搬送されるフイルムFに対し一定のピッチ
aで倍率がMである粗網処理の施された画像の記録が行
われる。
なお、上述した実施態様では1/R分周器78a乃至78cの
分周比を1/2に設定しているが、この分周比は記録画像
に応じて任意の分周比1/N(Nは正整数)に選択するこ
とが出来ることは勿論である。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、原稿を走査して読み
取った画像信号に対してシャープネス強調処理等の画像
処理を施した後、前記画像信号により記録担体を走査し
て記録する場合、所定のサンプリングピッチよりも大き
いサンプリングピッチで読み取りを行う一方、前記所定
のサンプリングピッチに対応する記録ピッチで記録を行
うようにしている。従って、実質的に所定のマスクサイ
ズよりも大きいマスクサイズでシャープネス強調処理等
の画像処理を行うことになり、画像処理のためのメモリ
容量を増大させることなく効果的に画像処理を行うこと
が可能となり、これによって高品質な画像を得ることが
出来る。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明し
たが、本発明はこの実施態様に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良
並びに設計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は画像信号に対するシャープネス強調処理の手順
説明図、 第2図は本発明に係る画像記録装置の一実施態様の概略
構成ブロック図、 第3図は第2図に示す画像記録装置における要部構成ブ
ロック図である。 10……レーザ光学系、12……画像読取部 14……画像記録部、16……制御部 18、20……レーザ光源 22……偏光ビームスプリッタ 36……ガルバノメータミラー、50……基準格子板 54、62……フォトマルチプライヤ 66……I/Oインタフェース 68……前置信号処理回路 70……ラインメモリ回路 72……シャープネス処理回路 74……網点画像形成回路、76……CPU 78a〜78c……1/R分周器、80……カウンタ 82……切換器 84a〜84n……ラインメモリ 94……書込アドレス生成器 98……読出アドレス生成器 B1、B2……レーザビーム、F……フイルム S……原稿

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を主走査方向に所定のサンプリングピ
    ッチで読み取ると共に副走査することで得られる画像信
    号にシャープネス強調等の所望の画像信号処理を施した
    後、当該画像信号に基づき記録担体上を走査して画像を
    記録再生する画像記録方法において、 記録再生時の網点サイズに応じ、主走査方向のサンプリ
    ングピッチを所定のサンプリングピッチのR倍(Rは正
    整数)として前記原稿から画像情報を読み取ると共に、
    副走査方向には少なくともR番目の走査ライン毎に画像
    情報を読み取ることで画像信号を得た後、前記画像信号
    に対してシャープネス強調処理等の所望の画像信号処理
    を施し、次いで、当該画像信号処理の施された画像信号
    を前記記録担体に記録再生する際、主走査方向および副
    走査方向の双方に対して、当該処理後の前記画像信号を
    R回ずつ繰り返し取り出して記録再生することを特徴と
    する画像記録方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方法において、原稿の走査
    ライン毎に画像情報を読み取ることで画像信号を得、前
    記画像信号に対して所望の画像信号処理を施すことで得
    られる画像信号を順次取り出すことで記録担体の副走査
    方向にR本の走査ラインを記録再生することを特徴とす
    る画像記録方法。
  3. 【請求項3】原稿を主走査方向に所定のサンプリングピ
    ッチで読み取ると共に副走査することで得られる画像信
    号にシャープネス強調等の所望の画像信号処理を施した
    後、当該画像信号に基づき記録担体上を走査して画像を
    記録再生する画像記録方法において、 記録再生時の網点サイズに応じた主走査方向のサンプリ
    ング信号を設定するサンプリング信号設定手段と、 原稿を走査することで得られる画像情報を前記サンプリ
    ング信号に基づいて画像信号に変換する信号変換手段
    と、 前記画像信号を走査ライン毎に保持する複数の記憶手段
    と、 前記複数の記憶手段を走査ライン毎に切り換えて前記信
    号変換手段に接続する切換手段と、 前記切換手段に対する切換信号を設定する切換信号設定
    手段と、 前記複数の記憶手段からの画像信号に対してシャープネ
    ス強調処理等の所定の画像処理を施す画像信号処理手段
    とを備え、 前記サンプリング信号設定手段において設定された所定
    のサンプリングピッチのR倍(Rの正整数)のサンプリ
    ング信号と、切換信号設定手段において設定されたR本
    の走査ライン毎に出力される所定の切換信号とに基づき
    画像信号を得、前記画像信号処理手段において所定の画
    像処理を行うことを特徴とする画像記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6314284A (ja) * 1986-07-03 1988-01-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空間積和演算装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6314284A (ja) * 1986-07-03 1988-01-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空間積和演算装置

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