JPWO2003092396A1 - 体脂肪低下用油脂組成物、及びそれを含有する食品 - Google Patents
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Abstract
本発明の体脂肪低下用油脂組成物は、2位の脂肪酸が炭素数16〜18の一価不飽和脂肪酸であり、1位及び3位の脂肪酸が炭素数8〜10の飽和脂肪酸であるトリグリセリドを含有する。本発明の体脂肪低下用油脂組成物は、それを含有する食品を食した場合に体脂肪低下効果を奏する。
Description
技術分野
本発明は、体脂肪低下作用を有する油脂組成物及びそれを含有する食品に関する。更に詳細には、トリグリセリド分子の1位、2位、3位の位置に特定の脂肪酸が結合したトリグリセリドを有効成分とする体脂肪低下用油脂組成物及びそれを含有する食品に関する。
背景技術
肥満とは、体脂肪が過剰に蓄積した状態のことをいい、糖尿病や高血圧症等の代謝異常や高血圧、虚血性心疾患等の循環器疾患を始めとして、多くの疾病の原因となることはよく知られている。厚生省が行っている国民栄養調査の結果によれば、成人の7人に1人は肥満者であることから、肥満は欧米だけでなく我が国においても身近な問題である。食事中に含まれる脂肪は、体脂肪の蓄積と最も関係の深い栄養素の1つであり、過剰な脂肪の摂取は肥満をもたらす可能性がある。しかも、近年、我が国の食生活においては脂質の摂取量が増大しており、上記のような疾病の原因となる脂質の摂取量の増大は重要な問題である。脂肪には独特の旨味があり、極端に脂肪を減らした食事は満足度の低いものとなりやすい。また、揚げ物や炒め物調理を行う際、食用油は熱媒体として必要不可欠である。
脂肪は、上述したように、その旨味や熱媒体として必要なものであるが、体脂肪の蓄積と関連があり、摂取量の増大が問題となっている。このような状況を打開するため、いわゆる脂肪代替品が開発されている。しかし、これらの中には、安全性、物性、調理適性、風味の点から見て十分満足できるものはない状況である。例えば、脂肪代替品としてショ糖脂肪酸エステルが開発されており、ショ糖脂肪酸エステルは消化管で吸収されず糞便中に排泄されることから、低カロリー油として使用できる旨が開示されている(米国特許第3600186号明細書)。米国内においては、塩味スナック菓子を対象に使用が許可され、ショ糖脂肪酸エステルを使用したポテトチップがすでに市販されている。しかし、ショ糖脂肪酸エステルを使用した商品には、「腹部痙攣や軟便を引き起こす可能性があること」、「脂溶性ビタミンの吸収を阻害すること」を表示することが義務付けられている。
また、蛋白質および炭水化物のエネルギー密度は、脂肪の半分以下であることから、蛋白質や炭水化物に脂肪様の物性や風味が出るように加工することによって、低カロリーの脂肪代替品を提供し得ることが知られている(栄養学レビュー、第4巻、第4号、23〜33頁、1996年)。上記脂肪代替品を利用することにより、低カロリー化したアイスクリーム、ベーカリー製品、ケーキ等を作ることが可能である。しかし、タンパク質および炭水化物に脂肪様の物性や風味が出るように加工したものは、熱に対する耐性が乏しくフライや炒め物の熱媒体として使用することはできないなどの欠点がある。
特表平4−501812号公報には、長鎖脂肪酸と短鎖脂肪酸から構成されるトリグリセリドにより、低カロリー油脂が提供でき得ることが開示されている。しかし、短鎖脂肪酸からなるトリグリセリドは特有の臭いを有していることから、利用可能な調理品が限られてしまい、汎用性のある食用油としては適していない。
また、中鎖脂肪酸はエネルギー化されやすいことから体脂肪蓄積が少ないことが知られている(J.Lipid Res.37、708−726(1996))。従って、中鎖脂肪酸から構成されるトリグリセリドを脂肪代替品として用いることも考えられる。しかし、中鎖脂肪酸から構成されるトリグリセリドは本来安全性の高いものであるが、一度に多量に摂取した場合、下痢、吐き気、腹痛、胸焼け、食欲不振などの症状を起こすことが報告されており、食用として用いることは適当でない。
特開平4−300826号公報、特開平8−60180号公報および特開平10−176181号公報には、ジグリセリドを有効成分とする体脂肪蓄積が少ない油脂組成物が開示されている。しかし、ジグリセリドを豊富に含む油脂組成物の安全性は、完全に証明されているわけではなく、食用として用いることには問題がある。また、高濃度のジグリセリドを低コストで製造することは難しく、経済的見地から汎用的に使用しにくいという欠点がある。
さらに特開平8−269478号公報には、ジグリセリドおよびトリグリセリドからなる油脂組成物成分中、分子内に中鎖脂肪酸残基を2つ含有するトリグリセリドを31質量%以上含む体脂肪蓄積の少ない油脂組成物が開示されている。この発明もまたジグリセリドを有効成分とするため、前記特開平4−300826号公報、特開平8−60180号公報および特開平10−176181号公報と同様の問題を抱えている。また、特開平8−269478号公報に開示された油脂組成物は多量の中鎖脂肪酸を含むため発煙点が低く、泡立ちが著しいことからフライ調理に適さないなどの欠点がある。
さらに、トリグリセリドの構造に特徴を有する体脂肪抑制用油脂が、特開2000−309794号公報や特開2001−186845号公報に開示されている。しかしながら、理由は不明であるが、これらの油脂は一般的に普及しておらず、現状を改善するに至っていない状況にある。
本発明の目的は、安全性や効果が高いだけでなく、実生活で活用可能な体脂肪低下作用を有する新規組成物、及びそれを含有する体脂肪低下用食品を提供することにある。
発明の開示
本発明者らは、鋭意検討した結果、特定のトリグリセリドを含有する油脂組成物が上記目的を達成し得るという知見を得た。
本発明は上記知見に基づいてなされたものであり、2位の脂肪酸が炭素数16〜18の一価不飽和脂肪酸であり、1位及び3位の脂肪酸が炭素数8〜10の飽和脂肪酸であるトリグリセリド(a)を含有する、体脂肪低下用油脂組成物を提供するものである。
また、本発明は、トリグリセリドを含有する体脂肪低下用油脂組成物であって、トリグリセリドを構成する脂肪酸の33〜90質量%がオレイン酸であり、6〜64質量%がカプリル酸であり、構成脂肪酸中のオレイン酸の35〜80質量%がトリグリセリドの2位に結合し、構成脂肪酸中のカプリル酸の65〜95質量%がトリグリセリドの1位又は3位に結合していることを特徴とする、体脂肪低下用油脂組成物を提供するものである。
また、本発明は、トリグリセリドを含有する体脂肪低下用油脂組成物であって、トリグリセリドの組成が、トリグリセリドの2位にオレイン酸が結合し、1位及び3位にカプリル酸が結合してなるモノオレイン酸ジカプリル酸グリセリド(b);10〜20質量%、トリグリセリドの2位にオレイン酸が結合し、1位及び3位にオレイン酸又はカプリル酸が結合してなるモノカプリル酸ジオレイン酸トリグリセリド(c);49〜59質量%、及びトリグリセリドの1位、2位及び3位にオレイン酸が結合したトリオレイン酸トリグリセリド(d);30〜40質量%である、体脂肪低下用油脂組成物を提供するものである。
また、本発明は上記本発明の体脂肪低下用油脂組成物を含有する食品を提供するものである。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の体脂肪低下用油脂組成物について説明する。
本発明の第1の実施の形態にかかる体脂肪低下用油脂組成物は、2位の脂肪酸が炭素数16〜18の一価不飽和脂肪酸であり、1位及び3位の脂肪酸が炭素数8〜10の飽和脂肪酸であるトリグリセリド(a)を含有する。
本明細書において、「体脂肪」とは、体内の脂肪のすべてを意味するものとし、例えば皮下脂肪や内臓脂肪と一般に呼ばれるものである。体脂肪の測定法としては、例えば水中体重法、体内40K測定法、空気置換法、生体インピーダンス法、CTスキャン法等が挙げられる。
また、近年普及している体脂肪計、皮脂厚計、近赤外線法等を用いて家庭内で測定することができる。さらに、簡易的な指標として、BMI、カウプ指数、ローレル指数、ブローカ指数も使用される場合がある。本明細書において、「体脂肪低下」作用とは、体脂肪を低下させる効果のことである。体脂肪を低下させる効果の確認に関して測定する方法については特に限定はされないが、例えば上記に述べた測定方法により、その効果を確認することができる。
本発明の体脂肪低下用油脂組成物において含有されるトリグリセリド(a)は、2位の脂肪酸が炭素数16〜18の一価不飽和脂肪酸であり、1位及び3位の脂肪酸が炭素数8〜10の飽和脂肪酸である。2位の脂肪酸は、炭素数16〜18の一価不飽和脂肪酸であり、二重結合を1個有する脂肪酸のことを意味し、例えば、パルミトオレイン酸、オレイン酸、ペトロセリン酸、エライジン酸、パクセン酸等が挙げられる。この他にも慣用名はないが、二重結合の位置や結合様式(cis構造、trans構造)の異なる一価不飽和脂肪酸も含まれる。さらに、リシノール酸、Densipolic酸などに代表される一価不飽和ヒドロキシ酸、Vernolic酸などに代表される一価不飽和エポキシ酸、加えて一価不飽和ケト酸も含まれる。上記の中でもオレイン酸が好ましい。
トリグリセリド(a)において、1位及び3位の脂肪酸は炭素数8〜10の飽和脂肪酸であり、炭素数8〜10の二重結合を有しない脂肪酸すべてのことを意味する。このような脂肪酸としては例えば、カプリル酸、カプリン酸を始めとして、飽和モノヒドロオキシ酸、飽和ポリヒドロキシ酸、ポリイン酸等が挙げられる。上記の中でもカプリル酸が好ましい。
本発明の第1の実施の形態にかかる体脂肪低下用油脂組成物においては、上記トリグリセリド(a)の含有量は、好ましくは全組成物中5〜25質量%である。トリグリセリド(a)の含有量が5質量%未満であると、十分な効果が得られず、25質量%を越えると、風味的に劣ってしまう場合がある。
本発明の第1の実施の形態にかかる体脂肪低下用油脂組成物は、他のトリグリセリドを含有したものでもよく、体脂肪低下用油脂組成物の全トリグリセリドの構成脂肪酸の33〜90質量%が炭素数16〜18の一価不飽和脂肪酸であることが好ましく、6〜64質量%が炭素数8〜10の飽和脂肪酸であることが好ましい。
本発明の第1の実施の形態にかかる体脂肪低下用油脂組成物においては、全構成脂肪酸中の炭素数16〜18の一価不飽和脂肪酸の35〜80質量%がトリグリセリドの2位に結合し、全構成脂肪酸中の炭素数8〜10の飽和脂肪酸の65〜95質量%がトリグリセリドの1位又は3位に結合していることが好ましい。
本発明の第1の実施の形態にかかる体脂肪低下用油脂組成物においては、全トリグリセリドの合計量は、好ましくは50〜100質量%であり、更に好ましくは85〜99.9質量%である。トリグリセリドの合計量が50質量%未満であると、多量に摂取しないと、本発明の効果である体脂肪低下効果が得られない。
本発明の第2の実施の形態にかかる体脂肪低下用組成物はトリグリセリドを含有するものであり、トリグリセリドを構成する脂肪酸の33〜90質量%がオレイン酸であり、6〜64質量%がカプリル酸であり、構成脂肪酸中のオレイン酸の35〜80質量%がトリグリセリドの2位に結合し、構成脂肪酸中のカプリル酸の65〜95質量%がトリグリセリドの1位又は3位に結合していることを特徴とする。
本発明の第2の実施の形態にかかる体脂肪低下用油脂組成物においては、全トリグリセリドの含有量は、好ましくは50〜100質量%であり、更に好ましくは85〜99.9質量%である。トリグリセリドの合計量が50質量%未満であると、多量に摂取しないと、本発明の効果である体脂肪低下効果が得られない。
本発明の第3の実施の形態にかかる体脂肪低下用油脂組成物は、トリグリセリドを含有する体脂肪低下用油脂組成物であって、トリグリセリドの組成が、トリグリセリドの2位にオレイン酸が結合し、1位及び3位にカプリル酸が結合してなるモノオレイン酸ジカプリル酸グリセリド(b);10〜20質量%、トリグリセリドの2位にオレイン酸が結合し、1位及び3位にオレイン酸又はカプリル酸が結合してなるモノカプリル酸ジオレイン酸トリグリセリド(c);49〜59質量%、及びトリグリセリドの1位、2位及び3位にオレイン酸が結合したトリオレイン酸トリグリセリド(d);30〜40質量%である。
本発明の第3の実施の形態にかかる体脂肪低下用油脂組成物は、上記トリグリセリド(b)、(c)及び(d)の混合物であり、それぞれの配合割合は、トリグリセリド(b)10〜20質量部に対し、トリグリセリド(c)が49〜59質量部であり、トリグリセリド(d)が30〜40質量部である。配合割合が上記範囲を外れると、強力な体脂肪低下効果を得ることができない。
本発明の第3の実施の形態にかかる体脂肪低下用油脂組成物においては、全トリグリセリドを構成する脂肪酸の60〜90質量%がオレイン酸であることが好ましい。オレイン酸含有量が上記範囲外であると強力な体脂肪低下効果を得ることができない場合があるので、上記範囲内とすることが好ましい。
本発明の第3の実施の形態にかかる体脂肪低下用油脂組成物においては、全トリグリセリドの合計量は、好ましくは50〜100質量%であり、更に好ましくは85〜99.9質量%である。トリグリセリドの合計量が50質量%未満であると、多量に摂取しないと、本発明の効果である体脂肪低下効果が得られない
本発明の体脂肪低下用油脂組成物は、菜種油、コーン油、紅花油、大豆油等の、一般に市販されている食用油と同等又はそれ以上の風味を有している。本発明の体脂肪低下用油脂組成物は、炒め物、揚げ物、マリネなどの調理に使用することができることはもちろんのこと、油脂含有食品にも使用可能である。調理品の種類によって風味の特性は異なるが、素材の味を生かしたさっぱりとした料理を作ることが可能である。また、フライ調理時における油のハネ度合いおよび泡立ち度は、通常の食用油と同等又はそれ以下である。
本発明の体脂肪低下用油脂組成物は、そのままで用いてもよく、又は調理用油脂組成物に通常用いられる添加剤を配合して、調理用油脂組成物として使用してもよい。上記添加剤としては、例えば保存安定性向上、酸化安定性向上、熱安定性向上、低温下での結晶化抑制等を目的としたポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ビタミンE、アスコルビン酸脂肪酸エステル、リグナン、コエンザイムQ、リン脂質、オリザノール、ジアシルグリセロール等、成人病予防作用、生活習慣病予防作用、生体内酸化抑制作用、肥満症予防作用を期待したビタミンE、アスコルビン酸脂肪酸エステル、リグナン、コエンザイムQ、リン脂質、オリザノール、脂肪酸、モノアシルグリセロール、グリセリン等が挙げられる。また、他の食用油、たとえば、例えば大豆油、菜種油、高オレイン酸菜種油、コーン油、ゴマ油、ゴマサラダ油、シソ油、亜麻仁油、落花生油、紅花油、高オレイン酸紅花油、ひまわり油、高オレイン酸ひまわり油、綿実油、ブドウ種油、マカデミアナッツ油、ヘーゼルナッツ油、カボチャ種子油、クルミ油、椿油、茶実油、エゴマ油、ボラージ油、オリーブ油、米糠油、小麦胚芽油、パーム油、パーム核油、ヤシ油、カカオ脂、牛脂、ラード、鶏脂、乳脂、魚油、アザラシ油、藻類油、品質改良によって低飽和化されたこれらの油脂およびこれらの水素添加油脂、分別油脂等と配合して使用することもできる。
本発明の体脂肪低下用油脂組成物にジアシルグリセロール等の添加剤を含有させる場合、その含有量は9.9質量%以下であることが好ましく、4.9質量%以下であることが更に好ましく、2.9質量%以下であることが最も好ましい。ジアシルグリセロール等の添加剤の含有量が9.9質量%を越えると調理適性上好ましくない。なお、本発明の体脂肪低下用油脂組成物を製造する際に、ジアシルグリセロールが副生成物として混入してくる場合がある。従って、ジアシルグリセロール等を添加する場合、副生成物として含まれる量を考慮し、全体として9.9質量%以下にすることが好ましく、4.9質量%以下にすることが更に好ましく、2.9質量%以下にすることが最も好ましい。
本発明の体脂肪低下用油脂組成物の摂取量としては、上述したトリグリセリドの摂取量が、1日あたり好ましくは1〜60gであり、更に好ましくは2〜30gであり、最も好ましくは5〜20gである。また、1回の食事につき、好ましくは0.5〜30gであり、更に好ましくは1〜20gであり、最も好ましくは5〜16gである。
さらに、上記体脂肪低下用油脂組成物を食用油、マヨネーズ、マヨネーズ類似食品、マーガリン、ドレッシング、飲料、乳化飲料、流動食、パン、アイスクリーム、菓子、ゼラチンカプセル、フライ食品又はファットスプレットに含有させることにより体脂肪低下効果を有する食品を得ることができる。これらの食品中の体脂肪低下用油脂組成物含量は、上述のトリグリセリドの含量として、食品中に好ましくは0.1〜99質量%であり、更に好ましくは1〜80質量%であり、最も好ましくは10〜77質量%である。また、これらの食品には、通常食品に添加するために用いられる食品添加物類、例えば乳化剤、抗酸化剤、着色剤、香料、防腐剤等の添加剤を添加してもよい。この場合、添加剤の添加量は、通常に用いられる量でよい。
また、これらの食品の製造法は通常の方法で良く、特に制限はない。
本発明の体脂肪低下用油脂組成物に含有されるトリグリセリドの製造方法に特に制限はなく、どのような方法によって製造されたものであってもよい。製造方法としては、例えば酵素法、化学的合成法、天然油脂からの抽出法、油糧種子遺伝子組み替え等により製造する方法が挙げられる。上記の中でも酵素法で製造することが好ましい。
本発明の体脂肪低下用油脂組成物に含有されるトリグリセリドを酵素法によって製造する場合は、例えば一価不飽和脂肪酸からなるトリグリセリドと中鎖脂肪酸を酵素で反応させることによって実施することができる。この場合、トリグリセリドの由来は、特に限定されるものではなく、合成されたトリグリセリド、又は大豆油、菜種油、高オレイン酸菜種油、コーン油、ゴマ油、ゴマサラダ油、シソ油、亜麻仁油、落花生油、紅花油、高オレイン酸紅花油、ひまわり油、高オレイン酸ひまわり油等の天然由来のトリグリセリドを用いることができる。用いられる酵素は、トリグリセリドの1位及び3位を選択的に反応する酵素であれば特に制限なく使用することができ、このような酵素としては、例えばリパーゼ、エステラーゼ等が挙げられる。また、酵素の形態についても特に限定されるものではなく、固定化したものであっても、粉末のものであっても使用することが可能である。酵素反応終了後に未反応の脂肪酸を除去する方法については、特に限定されないが、例えば蒸留、吸着除去、アルカリ除去等があげられる。酵素反応終了後、必要に応じて精製を行う。精製はどのような方法で行っても良いが、通常の脱酸処理、脱色処理、脱臭処理等が挙げられる。
実施例
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。なお、本発明の範囲は、かかる実施例に限定されないことはいうまでもない。
実施例1(油脂の調製)
ココナッツ油を油脂調製物1とした。
トリカプリリン250g及びトリオレイン750gを混合し、油脂調製物2とした。
トリオレイン40kgに対し、カプリル酸60kgを加え、リポザイムIM60を5kg加え、反応混合物を得た。次いで、反応混合物を50℃の温度で20時間反応させた。20時間反応させた後、蒸留により未反応の脂肪酸を除去し、更に分子蒸留により分画し、油脂調製物3を得た。
油脂調製物1〜3の脂肪酸組成の分析結果を表1に示す。
表中に記載したトリグリセリド分子種における「8」はカプリル酸、「O」はオレイン酸を表わす。例えば、8O8は、トリグリセリド分子の2位にオレイン酸が結合し、1位及び3位のカプリル酸が結合したトリグリセリドのことを意味する。
実施例2(体脂肪低下効果評価試試験)
ウィスター系雄ラットを6匹用いて試験を行った。6匹のラットに市販の固形飼料を1週間投与して環境に順応させた。なお、6匹のラットの体重は145gであった。環境に順応させた後、6匹のラットを試験区▲1▼、▲2▼及び▲3▼に分け(各試験区2匹ずつ)、それぞれの試験区毎に表2に示す食餌を2週間投与した。食餌を2週間投与した後、ラットを解剖して内臓脂肪を摘出して脂肪重量を測定した。表3に、脂肪組織重量(2匹の平均値)を示す。
表3の結果から明らかなように、試験区▲3▼においては、試験区▲1▼及び▲2▼に比較して脂肪組織重量は低い値を示した。このことより、試験区▲3▼で用いた油脂調製物は体脂肪低下効果を有することがわかる。
以上詳述した通り、本発明の体脂肪低下用油脂組成物は特定のトリグリセリドを含んでなり、体脂肪低下効果を示すものであり、この体脂肪低下用油脂組成物は安全性が高く、かつ実生活において活用可能なものである。
本発明は、体脂肪低下作用を有する油脂組成物及びそれを含有する食品に関する。更に詳細には、トリグリセリド分子の1位、2位、3位の位置に特定の脂肪酸が結合したトリグリセリドを有効成分とする体脂肪低下用油脂組成物及びそれを含有する食品に関する。
背景技術
肥満とは、体脂肪が過剰に蓄積した状態のことをいい、糖尿病や高血圧症等の代謝異常や高血圧、虚血性心疾患等の循環器疾患を始めとして、多くの疾病の原因となることはよく知られている。厚生省が行っている国民栄養調査の結果によれば、成人の7人に1人は肥満者であることから、肥満は欧米だけでなく我が国においても身近な問題である。食事中に含まれる脂肪は、体脂肪の蓄積と最も関係の深い栄養素の1つであり、過剰な脂肪の摂取は肥満をもたらす可能性がある。しかも、近年、我が国の食生活においては脂質の摂取量が増大しており、上記のような疾病の原因となる脂質の摂取量の増大は重要な問題である。脂肪には独特の旨味があり、極端に脂肪を減らした食事は満足度の低いものとなりやすい。また、揚げ物や炒め物調理を行う際、食用油は熱媒体として必要不可欠である。
脂肪は、上述したように、その旨味や熱媒体として必要なものであるが、体脂肪の蓄積と関連があり、摂取量の増大が問題となっている。このような状況を打開するため、いわゆる脂肪代替品が開発されている。しかし、これらの中には、安全性、物性、調理適性、風味の点から見て十分満足できるものはない状況である。例えば、脂肪代替品としてショ糖脂肪酸エステルが開発されており、ショ糖脂肪酸エステルは消化管で吸収されず糞便中に排泄されることから、低カロリー油として使用できる旨が開示されている(米国特許第3600186号明細書)。米国内においては、塩味スナック菓子を対象に使用が許可され、ショ糖脂肪酸エステルを使用したポテトチップがすでに市販されている。しかし、ショ糖脂肪酸エステルを使用した商品には、「腹部痙攣や軟便を引き起こす可能性があること」、「脂溶性ビタミンの吸収を阻害すること」を表示することが義務付けられている。
また、蛋白質および炭水化物のエネルギー密度は、脂肪の半分以下であることから、蛋白質や炭水化物に脂肪様の物性や風味が出るように加工することによって、低カロリーの脂肪代替品を提供し得ることが知られている(栄養学レビュー、第4巻、第4号、23〜33頁、1996年)。上記脂肪代替品を利用することにより、低カロリー化したアイスクリーム、ベーカリー製品、ケーキ等を作ることが可能である。しかし、タンパク質および炭水化物に脂肪様の物性や風味が出るように加工したものは、熱に対する耐性が乏しくフライや炒め物の熱媒体として使用することはできないなどの欠点がある。
特表平4−501812号公報には、長鎖脂肪酸と短鎖脂肪酸から構成されるトリグリセリドにより、低カロリー油脂が提供でき得ることが開示されている。しかし、短鎖脂肪酸からなるトリグリセリドは特有の臭いを有していることから、利用可能な調理品が限られてしまい、汎用性のある食用油としては適していない。
また、中鎖脂肪酸はエネルギー化されやすいことから体脂肪蓄積が少ないことが知られている(J.Lipid Res.37、708−726(1996))。従って、中鎖脂肪酸から構成されるトリグリセリドを脂肪代替品として用いることも考えられる。しかし、中鎖脂肪酸から構成されるトリグリセリドは本来安全性の高いものであるが、一度に多量に摂取した場合、下痢、吐き気、腹痛、胸焼け、食欲不振などの症状を起こすことが報告されており、食用として用いることは適当でない。
特開平4−300826号公報、特開平8−60180号公報および特開平10−176181号公報には、ジグリセリドを有効成分とする体脂肪蓄積が少ない油脂組成物が開示されている。しかし、ジグリセリドを豊富に含む油脂組成物の安全性は、完全に証明されているわけではなく、食用として用いることには問題がある。また、高濃度のジグリセリドを低コストで製造することは難しく、経済的見地から汎用的に使用しにくいという欠点がある。
さらに特開平8−269478号公報には、ジグリセリドおよびトリグリセリドからなる油脂組成物成分中、分子内に中鎖脂肪酸残基を2つ含有するトリグリセリドを31質量%以上含む体脂肪蓄積の少ない油脂組成物が開示されている。この発明もまたジグリセリドを有効成分とするため、前記特開平4−300826号公報、特開平8−60180号公報および特開平10−176181号公報と同様の問題を抱えている。また、特開平8−269478号公報に開示された油脂組成物は多量の中鎖脂肪酸を含むため発煙点が低く、泡立ちが著しいことからフライ調理に適さないなどの欠点がある。
さらに、トリグリセリドの構造に特徴を有する体脂肪抑制用油脂が、特開2000−309794号公報や特開2001−186845号公報に開示されている。しかしながら、理由は不明であるが、これらの油脂は一般的に普及しておらず、現状を改善するに至っていない状況にある。
本発明の目的は、安全性や効果が高いだけでなく、実生活で活用可能な体脂肪低下作用を有する新規組成物、及びそれを含有する体脂肪低下用食品を提供することにある。
発明の開示
本発明者らは、鋭意検討した結果、特定のトリグリセリドを含有する油脂組成物が上記目的を達成し得るという知見を得た。
本発明は上記知見に基づいてなされたものであり、2位の脂肪酸が炭素数16〜18の一価不飽和脂肪酸であり、1位及び3位の脂肪酸が炭素数8〜10の飽和脂肪酸であるトリグリセリド(a)を含有する、体脂肪低下用油脂組成物を提供するものである。
また、本発明は、トリグリセリドを含有する体脂肪低下用油脂組成物であって、トリグリセリドを構成する脂肪酸の33〜90質量%がオレイン酸であり、6〜64質量%がカプリル酸であり、構成脂肪酸中のオレイン酸の35〜80質量%がトリグリセリドの2位に結合し、構成脂肪酸中のカプリル酸の65〜95質量%がトリグリセリドの1位又は3位に結合していることを特徴とする、体脂肪低下用油脂組成物を提供するものである。
また、本発明は、トリグリセリドを含有する体脂肪低下用油脂組成物であって、トリグリセリドの組成が、トリグリセリドの2位にオレイン酸が結合し、1位及び3位にカプリル酸が結合してなるモノオレイン酸ジカプリル酸グリセリド(b);10〜20質量%、トリグリセリドの2位にオレイン酸が結合し、1位及び3位にオレイン酸又はカプリル酸が結合してなるモノカプリル酸ジオレイン酸トリグリセリド(c);49〜59質量%、及びトリグリセリドの1位、2位及び3位にオレイン酸が結合したトリオレイン酸トリグリセリド(d);30〜40質量%である、体脂肪低下用油脂組成物を提供するものである。
また、本発明は上記本発明の体脂肪低下用油脂組成物を含有する食品を提供するものである。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の体脂肪低下用油脂組成物について説明する。
本発明の第1の実施の形態にかかる体脂肪低下用油脂組成物は、2位の脂肪酸が炭素数16〜18の一価不飽和脂肪酸であり、1位及び3位の脂肪酸が炭素数8〜10の飽和脂肪酸であるトリグリセリド(a)を含有する。
本明細書において、「体脂肪」とは、体内の脂肪のすべてを意味するものとし、例えば皮下脂肪や内臓脂肪と一般に呼ばれるものである。体脂肪の測定法としては、例えば水中体重法、体内40K測定法、空気置換法、生体インピーダンス法、CTスキャン法等が挙げられる。
また、近年普及している体脂肪計、皮脂厚計、近赤外線法等を用いて家庭内で測定することができる。さらに、簡易的な指標として、BMI、カウプ指数、ローレル指数、ブローカ指数も使用される場合がある。本明細書において、「体脂肪低下」作用とは、体脂肪を低下させる効果のことである。体脂肪を低下させる効果の確認に関して測定する方法については特に限定はされないが、例えば上記に述べた測定方法により、その効果を確認することができる。
本発明の体脂肪低下用油脂組成物において含有されるトリグリセリド(a)は、2位の脂肪酸が炭素数16〜18の一価不飽和脂肪酸であり、1位及び3位の脂肪酸が炭素数8〜10の飽和脂肪酸である。2位の脂肪酸は、炭素数16〜18の一価不飽和脂肪酸であり、二重結合を1個有する脂肪酸のことを意味し、例えば、パルミトオレイン酸、オレイン酸、ペトロセリン酸、エライジン酸、パクセン酸等が挙げられる。この他にも慣用名はないが、二重結合の位置や結合様式(cis構造、trans構造)の異なる一価不飽和脂肪酸も含まれる。さらに、リシノール酸、Densipolic酸などに代表される一価不飽和ヒドロキシ酸、Vernolic酸などに代表される一価不飽和エポキシ酸、加えて一価不飽和ケト酸も含まれる。上記の中でもオレイン酸が好ましい。
トリグリセリド(a)において、1位及び3位の脂肪酸は炭素数8〜10の飽和脂肪酸であり、炭素数8〜10の二重結合を有しない脂肪酸すべてのことを意味する。このような脂肪酸としては例えば、カプリル酸、カプリン酸を始めとして、飽和モノヒドロオキシ酸、飽和ポリヒドロキシ酸、ポリイン酸等が挙げられる。上記の中でもカプリル酸が好ましい。
本発明の第1の実施の形態にかかる体脂肪低下用油脂組成物においては、上記トリグリセリド(a)の含有量は、好ましくは全組成物中5〜25質量%である。トリグリセリド(a)の含有量が5質量%未満であると、十分な効果が得られず、25質量%を越えると、風味的に劣ってしまう場合がある。
本発明の第1の実施の形態にかかる体脂肪低下用油脂組成物は、他のトリグリセリドを含有したものでもよく、体脂肪低下用油脂組成物の全トリグリセリドの構成脂肪酸の33〜90質量%が炭素数16〜18の一価不飽和脂肪酸であることが好ましく、6〜64質量%が炭素数8〜10の飽和脂肪酸であることが好ましい。
本発明の第1の実施の形態にかかる体脂肪低下用油脂組成物においては、全構成脂肪酸中の炭素数16〜18の一価不飽和脂肪酸の35〜80質量%がトリグリセリドの2位に結合し、全構成脂肪酸中の炭素数8〜10の飽和脂肪酸の65〜95質量%がトリグリセリドの1位又は3位に結合していることが好ましい。
本発明の第1の実施の形態にかかる体脂肪低下用油脂組成物においては、全トリグリセリドの合計量は、好ましくは50〜100質量%であり、更に好ましくは85〜99.9質量%である。トリグリセリドの合計量が50質量%未満であると、多量に摂取しないと、本発明の効果である体脂肪低下効果が得られない。
本発明の第2の実施の形態にかかる体脂肪低下用組成物はトリグリセリドを含有するものであり、トリグリセリドを構成する脂肪酸の33〜90質量%がオレイン酸であり、6〜64質量%がカプリル酸であり、構成脂肪酸中のオレイン酸の35〜80質量%がトリグリセリドの2位に結合し、構成脂肪酸中のカプリル酸の65〜95質量%がトリグリセリドの1位又は3位に結合していることを特徴とする。
本発明の第2の実施の形態にかかる体脂肪低下用油脂組成物においては、全トリグリセリドの含有量は、好ましくは50〜100質量%であり、更に好ましくは85〜99.9質量%である。トリグリセリドの合計量が50質量%未満であると、多量に摂取しないと、本発明の効果である体脂肪低下効果が得られない。
本発明の第3の実施の形態にかかる体脂肪低下用油脂組成物は、トリグリセリドを含有する体脂肪低下用油脂組成物であって、トリグリセリドの組成が、トリグリセリドの2位にオレイン酸が結合し、1位及び3位にカプリル酸が結合してなるモノオレイン酸ジカプリル酸グリセリド(b);10〜20質量%、トリグリセリドの2位にオレイン酸が結合し、1位及び3位にオレイン酸又はカプリル酸が結合してなるモノカプリル酸ジオレイン酸トリグリセリド(c);49〜59質量%、及びトリグリセリドの1位、2位及び3位にオレイン酸が結合したトリオレイン酸トリグリセリド(d);30〜40質量%である。
本発明の第3の実施の形態にかかる体脂肪低下用油脂組成物は、上記トリグリセリド(b)、(c)及び(d)の混合物であり、それぞれの配合割合は、トリグリセリド(b)10〜20質量部に対し、トリグリセリド(c)が49〜59質量部であり、トリグリセリド(d)が30〜40質量部である。配合割合が上記範囲を外れると、強力な体脂肪低下効果を得ることができない。
本発明の第3の実施の形態にかかる体脂肪低下用油脂組成物においては、全トリグリセリドを構成する脂肪酸の60〜90質量%がオレイン酸であることが好ましい。オレイン酸含有量が上記範囲外であると強力な体脂肪低下効果を得ることができない場合があるので、上記範囲内とすることが好ましい。
本発明の第3の実施の形態にかかる体脂肪低下用油脂組成物においては、全トリグリセリドの合計量は、好ましくは50〜100質量%であり、更に好ましくは85〜99.9質量%である。トリグリセリドの合計量が50質量%未満であると、多量に摂取しないと、本発明の効果である体脂肪低下効果が得られない
本発明の体脂肪低下用油脂組成物は、菜種油、コーン油、紅花油、大豆油等の、一般に市販されている食用油と同等又はそれ以上の風味を有している。本発明の体脂肪低下用油脂組成物は、炒め物、揚げ物、マリネなどの調理に使用することができることはもちろんのこと、油脂含有食品にも使用可能である。調理品の種類によって風味の特性は異なるが、素材の味を生かしたさっぱりとした料理を作ることが可能である。また、フライ調理時における油のハネ度合いおよび泡立ち度は、通常の食用油と同等又はそれ以下である。
本発明の体脂肪低下用油脂組成物は、そのままで用いてもよく、又は調理用油脂組成物に通常用いられる添加剤を配合して、調理用油脂組成物として使用してもよい。上記添加剤としては、例えば保存安定性向上、酸化安定性向上、熱安定性向上、低温下での結晶化抑制等を目的としたポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ビタミンE、アスコルビン酸脂肪酸エステル、リグナン、コエンザイムQ、リン脂質、オリザノール、ジアシルグリセロール等、成人病予防作用、生活習慣病予防作用、生体内酸化抑制作用、肥満症予防作用を期待したビタミンE、アスコルビン酸脂肪酸エステル、リグナン、コエンザイムQ、リン脂質、オリザノール、脂肪酸、モノアシルグリセロール、グリセリン等が挙げられる。また、他の食用油、たとえば、例えば大豆油、菜種油、高オレイン酸菜種油、コーン油、ゴマ油、ゴマサラダ油、シソ油、亜麻仁油、落花生油、紅花油、高オレイン酸紅花油、ひまわり油、高オレイン酸ひまわり油、綿実油、ブドウ種油、マカデミアナッツ油、ヘーゼルナッツ油、カボチャ種子油、クルミ油、椿油、茶実油、エゴマ油、ボラージ油、オリーブ油、米糠油、小麦胚芽油、パーム油、パーム核油、ヤシ油、カカオ脂、牛脂、ラード、鶏脂、乳脂、魚油、アザラシ油、藻類油、品質改良によって低飽和化されたこれらの油脂およびこれらの水素添加油脂、分別油脂等と配合して使用することもできる。
本発明の体脂肪低下用油脂組成物にジアシルグリセロール等の添加剤を含有させる場合、その含有量は9.9質量%以下であることが好ましく、4.9質量%以下であることが更に好ましく、2.9質量%以下であることが最も好ましい。ジアシルグリセロール等の添加剤の含有量が9.9質量%を越えると調理適性上好ましくない。なお、本発明の体脂肪低下用油脂組成物を製造する際に、ジアシルグリセロールが副生成物として混入してくる場合がある。従って、ジアシルグリセロール等を添加する場合、副生成物として含まれる量を考慮し、全体として9.9質量%以下にすることが好ましく、4.9質量%以下にすることが更に好ましく、2.9質量%以下にすることが最も好ましい。
本発明の体脂肪低下用油脂組成物の摂取量としては、上述したトリグリセリドの摂取量が、1日あたり好ましくは1〜60gであり、更に好ましくは2〜30gであり、最も好ましくは5〜20gである。また、1回の食事につき、好ましくは0.5〜30gであり、更に好ましくは1〜20gであり、最も好ましくは5〜16gである。
さらに、上記体脂肪低下用油脂組成物を食用油、マヨネーズ、マヨネーズ類似食品、マーガリン、ドレッシング、飲料、乳化飲料、流動食、パン、アイスクリーム、菓子、ゼラチンカプセル、フライ食品又はファットスプレットに含有させることにより体脂肪低下効果を有する食品を得ることができる。これらの食品中の体脂肪低下用油脂組成物含量は、上述のトリグリセリドの含量として、食品中に好ましくは0.1〜99質量%であり、更に好ましくは1〜80質量%であり、最も好ましくは10〜77質量%である。また、これらの食品には、通常食品に添加するために用いられる食品添加物類、例えば乳化剤、抗酸化剤、着色剤、香料、防腐剤等の添加剤を添加してもよい。この場合、添加剤の添加量は、通常に用いられる量でよい。
また、これらの食品の製造法は通常の方法で良く、特に制限はない。
本発明の体脂肪低下用油脂組成物に含有されるトリグリセリドの製造方法に特に制限はなく、どのような方法によって製造されたものであってもよい。製造方法としては、例えば酵素法、化学的合成法、天然油脂からの抽出法、油糧種子遺伝子組み替え等により製造する方法が挙げられる。上記の中でも酵素法で製造することが好ましい。
本発明の体脂肪低下用油脂組成物に含有されるトリグリセリドを酵素法によって製造する場合は、例えば一価不飽和脂肪酸からなるトリグリセリドと中鎖脂肪酸を酵素で反応させることによって実施することができる。この場合、トリグリセリドの由来は、特に限定されるものではなく、合成されたトリグリセリド、又は大豆油、菜種油、高オレイン酸菜種油、コーン油、ゴマ油、ゴマサラダ油、シソ油、亜麻仁油、落花生油、紅花油、高オレイン酸紅花油、ひまわり油、高オレイン酸ひまわり油等の天然由来のトリグリセリドを用いることができる。用いられる酵素は、トリグリセリドの1位及び3位を選択的に反応する酵素であれば特に制限なく使用することができ、このような酵素としては、例えばリパーゼ、エステラーゼ等が挙げられる。また、酵素の形態についても特に限定されるものではなく、固定化したものであっても、粉末のものであっても使用することが可能である。酵素反応終了後に未反応の脂肪酸を除去する方法については、特に限定されないが、例えば蒸留、吸着除去、アルカリ除去等があげられる。酵素反応終了後、必要に応じて精製を行う。精製はどのような方法で行っても良いが、通常の脱酸処理、脱色処理、脱臭処理等が挙げられる。
実施例
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。なお、本発明の範囲は、かかる実施例に限定されないことはいうまでもない。
実施例1(油脂の調製)
ココナッツ油を油脂調製物1とした。
トリカプリリン250g及びトリオレイン750gを混合し、油脂調製物2とした。
トリオレイン40kgに対し、カプリル酸60kgを加え、リポザイムIM60を5kg加え、反応混合物を得た。次いで、反応混合物を50℃の温度で20時間反応させた。20時間反応させた後、蒸留により未反応の脂肪酸を除去し、更に分子蒸留により分画し、油脂調製物3を得た。
油脂調製物1〜3の脂肪酸組成の分析結果を表1に示す。
表中に記載したトリグリセリド分子種における「8」はカプリル酸、「O」はオレイン酸を表わす。例えば、8O8は、トリグリセリド分子の2位にオレイン酸が結合し、1位及び3位のカプリル酸が結合したトリグリセリドのことを意味する。
実施例2(体脂肪低下効果評価試試験)
ウィスター系雄ラットを6匹用いて試験を行った。6匹のラットに市販の固形飼料を1週間投与して環境に順応させた。なお、6匹のラットの体重は145gであった。環境に順応させた後、6匹のラットを試験区▲1▼、▲2▼及び▲3▼に分け(各試験区2匹ずつ)、それぞれの試験区毎に表2に示す食餌を2週間投与した。食餌を2週間投与した後、ラットを解剖して内臓脂肪を摘出して脂肪重量を測定した。表3に、脂肪組織重量(2匹の平均値)を示す。
表3の結果から明らかなように、試験区▲3▼においては、試験区▲1▼及び▲2▼に比較して脂肪組織重量は低い値を示した。このことより、試験区▲3▼で用いた油脂調製物は体脂肪低下効果を有することがわかる。
以上詳述した通り、本発明の体脂肪低下用油脂組成物は特定のトリグリセリドを含んでなり、体脂肪低下効果を示すものであり、この体脂肪低下用油脂組成物は安全性が高く、かつ実生活において活用可能なものである。
Claims (13)
- 2位の脂肪酸が炭素数16〜18の一価不飽和脂肪酸であり、1位及び3位の脂肪酸が炭素数8〜10の飽和脂肪酸であるトリグリセリド(a)を含有する、体脂肪低下用油脂組成物。
- 前記トリグリセリド(a)の含有量が、全組成物中5〜25質量%である、請求項1に記載の体脂肪低下用油脂組成物。
- 体脂肪低下用油脂組成物中の全トリグリセリドの構成脂肪酸の33〜90質量%が炭素数16〜18の一価不飽和脂肪酸であり、6〜64質量%が炭素数8〜10の飽和脂肪酸である、請求項1又は2に記載の体脂肪低下用油脂組成物。
- 全構成脂肪酸中の炭素数16〜18の一価不飽和脂肪酸の35〜80質量%がトリグリセリドの2位に結合し、全構成脂肪酸中の炭素数8〜10の飽和脂肪酸の65〜95質量%がトリグリセリドの1位又は3位に結合している、請求項1〜4のいずれか1項に記載の体脂肪低下用油脂組成物。
- 前記炭素数16〜18の一価不飽和脂肪酸がオレイン酸であり、前記炭素数8〜10の飽和脂肪酸がカプリル酸である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の体脂肪低下用油脂組成物。
- 全トリグリセリドの合計量が、油脂組成物中50〜100質量%である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の体脂肪低下用油脂組成物。
- トリグリセリドを含有する体脂肪低下用油脂組成物であって、トリグリセリドを構成する脂肪酸の33〜90質量%がオレイン酸であり、6〜64質量%がカプリル酸であり、構成脂肪酸中のオレイン酸の35〜80質量%がトリグリセリドの2位に結合し、構成脂肪酸中のカプリル酸の65〜95質量%がトリグリセリドの1位又は3位に結合していることを特徴とする、体脂肪低下用油脂組成物。
- 全トリグリセリドの合計量が、油脂組成物中50〜100質量%である、請求項7に記載の体脂肪低下用油脂組成物。
- トリグリセリドを含有する体脂肪低下用油脂組成物であって、トリグリセリドの組成が、トリグリセリドの2位にオレイン酸が結合し、1位及び3位にカプリル酸が結合してなるモノオレイン酸ジカプリル酸グリセリド(b);10〜20質量%、
トリグリセリドの2位にオレイン酸が結合し、1位及び3位にオレイン酸又はカプリル酸が結合してなるモノカプリル酸ジオレイン酸トリグリセリド(c);49〜59質量%、及び
トリグリセリドの1位、2位及び3位にオレイン酸が結合したトリオレイン酸トリグリセリド(d);30〜40質量%である、体脂肪低下用油脂組成物。 - 全トリグリセリドの構成脂肪酸の60〜90質量%がオレイン酸である、請求項9に記載の体脂肪低下用油脂組成物。
- 全トリグリセリドの合計量が、油脂組成物中50〜100質量%である、請求項9又は10に記載の体脂肪低下用油脂組成物。
- 請求項1〜11のいずれか1項に記載の体脂肪低下用油脂組成物を含有する食品。
- 食用油、マヨネーズ、マヨネーズ類似食品、マーガリン、ドレッシング、飲料、乳化飲料、流動食、パン、アイスクリーム、菓子、ゼラチンカプセル、フライ食品又はファットスプレットである、請求項12に記載の食品。
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080826 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081219 |