JPWO2003083743A1 - 予約送金方法 - Google Patents

予約送金方法

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Abstract

オンラインバンキングサーバ13上で実行される予約送金プログラム1323は、ユーザが入力した情報に従って、ホスト15に対して、所定送金日に所定額を所定送金先口座へ送金することを内容とする送金予約レコードのデータベース153への格納を依頼するとともに、そのユーザの銀行口座についての口座残高レコード中の引出し可能残高から、当該所定金額を減額する。そして、所定送金日になると、ホスト15上の予約送金管理プログラム1522が、データベース153に格納されている送金予約レコードに従って、所定額を所定送金先口座へ送金する。

Description

技術分野
本発明は、契約に伴う預託金を実際に送金する前に金融機関銀行がこの預託金を預かる予約送金方法,及び、金融機関のシステムにおいて預託金を管理するための予約送金管理プログラムに関する。
背景技術
ネットワークや郵便や電話を介してユーザとサービス提供者又は商品販売者とがサービス提供又は商品売買についての取引を行う際に、その取引の対象であるサービスや商品が即事に引き渡され得ない事情がある場合(例えば、そのサービスの実施日時が将来における特定日である場合、商品の在庫が切れている場合、商品が施工中である場合)には、本契約の締結と履行との間に期間を設ける場合がある。そして、契約の締結に際しては、サービス提供者又は商品販売者がユーザに対して預託金を仮払いを要求し、ユーザの支払能力に関する信用保証とすることが、一般的である。そして、上述したようにユーザとサービス提供者又は商品販売者とがネットワークや郵便や電話を介して取引する場合には、通常、預託金の仮払いは、ユーザの銀行口座からサービス提供者又は商品販売者の銀行口座への送金によって実行される。例えば、旅行ツアーの場合には、その契約の締結はユーザが旅行業者の銀行口座に料金の一部或いは全部を送金することが条件となり、最低催行人数が揃う等、ツアー実施の条件が満たされた時に、本契約が履行可能になり、ユーザは残金を旅行業者の銀行口座に送金することになる。
しかしながら、このように本契約履行前に金銭を実際にサービス提供者又は商品販売者の銀行口座に送金してしまうと、様々な不都合が生じてしまう。
不都合の一つが、サービス提供や商品販売が不可能になった場合には預託金がユーザの口座に戻されることになるので、結果として、送金が無駄に2度行われてしまい、銀行に対する送金手数料が無駄に二重に発生してしまう事である。例えば、上記旅行ツアーの場合には、ツアー実施の条件が満たされなかった場合には、旅行業者の銀行口座からユーザの銀行口座へ、預託金が返却のために送金される。この場合、結果として無駄だった2度の送金のための送金手数料は、一般的に、ユーザの負担となっていた。
不都合の二つ目が、本来、本契約が解除される場合には、契約が最初からなかったものとみなされるにも拘わらず、上記預託金が一時的にサービス提供者又は商品販売者の口座に入金されていることにより、この預託金に対する金利が無権利のサービス提供者又は商品販売者の銀行口座についてしまう事である。
だからといって、預託金の支払いを法令等によって禁止してしまうと、ユーザの安易なサービス提供や商品購入の申し込みや安易なキャンセルを助長してしまう結果となるので、サービス提供者及び商品販売者に過度の負担を強いることになる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その課題は、契約の締結から履行までの間は、ユーザの銀行口座からサービス提供者又は商品販売者の銀行口座への預託金の送金を停止することによって、上記不都合を回避するとともに、その間においては、その預託金相当額をユーザの銀行口座内にて凍結し、指定期間経過後にサービス提供者及び商品販売者の銀行口座へ預託金を送金することによって、ユーザの支払い能力の信用保証とすることができる送金予約方法,及び、銀行システムのホストにおいて上記送金予約方法を実施可能とする送金予約管理プログラムの提供である。
発明の開示
上記課題を解決するために案出された本発明による予約送金方法によると、個々の口座を管理するために、少なくとも、その識別情報,その残高、及びこの残高のうち名義人が引き出し得る金額を示す引出し可能残高からなる口座残高レコードを、ディスク装置に格納しておき、各口座の名義人からの要求に応じて、その口座から金銭を引き出す毎に、その口座についての口座残高レコードにおける残高及び引出し可能残高からその金額を減額し、その口座に金銭を預け入れる毎に、その口座についての口座残高レコードにおける残高及び引出し可能残高にその金額を増額する。その上で、送金希望者からの要求に応じて、送金元口座の識別情報,送金予定日,送金額,及び、送金先口座の識別情報からなる送金予約レコードをディスク装置に保存するとともに、その送金元口座についての前記口座残高レコードにおける前記引出し可能残高から前記送金額を減額する予約処理を処理装置が実行し、処理当日が送金予定日である送金予約レコードに基づいて、その送金先口座へその送金額を送金するために、その送金元口座についての前記口座残高レコードにおける前記残高から前記送金額を減額する送金処理を処理装置が実行する。なお、予約処理を実行する処理装置と送金処理を実行する処理装置とは、共通の処理装置であっても良いし、別々の処理装置であっても良い。さらに、予約処理及び送金処理の夫々を実行する処理装置が、物理的に単一の処理装置であっても良いし、物理的に分散して存在する複数の処理装置であっても良い。
また、本発明による予約送金管理プログラムは、個々の口座を管理するための、少なくとも、その識別情報,その残高、及びこの残高のうち名義人が引き出し得る金額を示す引出し可能残高からなる口座残高レコードを格納しているディスク装置に接続されているコンピュータに対して、送金希望者からの要求に応じて、送金元口座の識別情報,送金予定日,送金額,及び、送金先口座の識別情報からなる送金予約レコードをディスク装置に保存するとともに、その送金元口座についての前記口座残高レコードにおける前記引出し可能残高から前記送金額を減額する予約処理と、処理当日が送金予定日である送金予約レコードに基づいて、その送金先口座へその送金額を送金するために、その送金元口座についての前記口座残高レコードにおける前記残高から前記送金額を減額する送金処理とを実行させる。なお、プログラムに従って予約処理を実行するコンピュータと、プログラムに従って送金処理を実行するコンピュータとは、同一のコンピュータであっても良いし、別々のコンピュータであっても良い。さらに、予約処理及び送金処理の夫々を実行するコンピュータが、物理的に単一のプロセッサからなっても良いし、物理的に分散して存在する複数のプロセッサからなっても良い。
このように構成された本発明によると、送金希望者の要求に応じて送金予約レコードがディスク装置に保存される前においては、その送金希望者が名義人である送金元口座についての口座残高レコードにおける残高と引出可能残高とは、同額であり、その口座から金銭を引き出す毎に、その金額分一緒に減額され、その口座に金銭を預け入れる毎に、その金額分一緒に増額される。これに対して、送金希望者の要求に応じて送金予約レコードがディスク装置に保存された後においては、その送金希望者が名義人である送金元口座についての口座残高レコードにおける引出可能残高から、その送金予約レコードにおける送金額が減額される。以後、その送金希望者が名義人である送金元口座からは、送金可能残高分しか金銭を引き出すことができない。即ち、送金予約レコードにおける送金額のみが残高に残っている場合には、その口座の名義人であっても、その金銭を引き出すことができない。その後、予約送金レコードにおける送金予定日になると、その送金元口座についての口座残高レコードの残高から送金額が減額され、その送金額を送金先口座へ送金するための処理が実行される。このように、本発明によれば、予約処理実行時から送金処理実行時までの間は、実際には送金がなされないので、もしその送金に対応する契約が破棄されても、送金先口座から送金元口座へ金銭を払い戻す必要はないので、無駄な二度の送金を行う不合理がなくなるとともに、その間の送金額に対する金利が送金先口座に付く不合理もなくなる。しかも、送金額として確保されている金銭は、予約処理実行時から送金処理実行時までの間は送金希望者であっても自己の口座から引き出すことができず、送金予定日における送金先口座への送金のために保存されるので、この送金希望者の信用保証にもなる。
本発明において、前記送金予約レコードにおける送金先口座の名義人からの要求に応じてのみ、その送金予約レコードを無効にするとともに、その送金予約レコードにおける前記送金元口座の識別情報に対応した前記口座残高レコードにおける前記引出し可能残高に、前記送金予約レコードにおける前記送金額を増額するキャンセル処理を処理装置が実行するよにしても良い。そのようにすれば、送金希望者が勝手に送金予約をキャンセルすることができなくなるので、送金希望者の信用保証としての機能が更に高まる。なお、ここで送金予約レコードを無効にするとは、送金予約レコード自体を消去してしまうことも含む概念である。
また、本発明において、前記予約処理時に、前記処理装置が、前記送金先口座の名義人宛に前記送金予約レコードの内容を通知しても良い。そのようにすれば、送金先口座の名義人は送金希望者による送金予約があった事を確実に知ることができるので、送金希望者の信用保証としての機能が更に高まる。この通知の方法としては、送金先口座の名義人宛に文書の送付又は電子メールにてなされても良いし、送金先口座の名義人からの要求に応じて、表示装置又はウェッブ画面にその内容を表示することによってなされても良い。なお、処理装置が送金予約レコードの内容を通知しない場合には、送金希望者が自ら通知を行うことになるが、信用保証としての機能を高めるためには、処理装置が送金予約レコードの内容を証明する証明書を発行することが望ましい。
また、何れかの前記送金予約レコードにおける送金元口座と送金先口座とは、同一の金融機関に開設されていても良いし、別個の金融機関において夫々開設されていても良い。その場合、送金予約レコードの内容は、送金元口座が開設されている銀行のシステムを構成する処理装置から、送金先口座が開設されている銀行のシステムへ通知され、このシステムから送金先口座の名義人に通知されても良い。
発明を実施するための最良の形態
以下、図面に基づいて、本発明を実施するための形態を説明する。
実施形態1
本発明の第1実施形態は、ユーザが銀行口座を開設している銀行システムを改良するのみで実施可能な例である。
(システム構成)
第1図は、第1実施形態による銀行間送金システムの構造を示すブロック図である。この第1図に示されるように、この銀行間送信システムは、複数の銀行システム(第1図においては、A銀行システム1及びB銀行システム2のみ図示)の間が銀行間ネットワーク(専用線からなるネットワーク)3を介して接続されてなるシステムである。第1図において、A銀行システム1は、本発明による予約送信方法を実施するための改良がなされているとともにユーザの銀行口座が開設されている銀行システムである。なお、送金先であるサービス提供者又は商品販売者の銀行口座は、A銀行システム1にあっても良いし、B銀行システムにあっても良い。
後述する予約送金方法実施のためのソフトウェア(予約送金プログラム,送金キャンセルプログラム,予約送金管理プログラム,送金予約レコード,口座残高レコード中の引き出し可能残高欄)がA銀行システムに備えられている点を除き、各銀行システム1,2は、同じハードウェア構成及びソフトウェア構成を有している。従って、以下、銀行システムの構成の説明は、A銀行システム1についてのみ行い、B銀行システム2については、上記相違点を除いた共通部分の説明を援用する。
A銀行システム1は、LAN(local area network)及びWAN(wide area network)からなる銀行内ネットワーク10を介して互いに接続された複数台のATM(automatic teller maehine)11(第1図においては1台のみ図示),複数台の窓口装置12(第1図においては1台のみ図示),1台のオンラインバンキングサーバ13,1台の銀行間ネットワークゲートウェイ14,及び、1台のホスト15から、構成されている。
ホスト15は、A銀行システム1を運営するA銀行の各支店において開設された銀行口座の原本としてのデータ(第7図に示す口座残高レコードや口座名義人の住所,氏名,電話番号,電子メールアドレス等の個人情報を含むデータ)を管理するコンピュータである。
また、銀行間ネットワークゲートウェイ14は、銀行内ネットワーク19と銀行間ネットワーク3とのゲートウェイとなる通信装置であり、銀行間ネットワーク3を介して他銀行のシステム(B銀行システム2等)との間で、送金等に関する電文の送受を司る。
ATM11は、銀行やその出張所に設置されている自動取引装置であり、利用者(上述したユーザ,及び、サービス提供者又は商品販売者の担当者を含む)がが操作することによって、A銀行との間での取引(入金,引き出し,通常送金,予約送金,等)を可能にする装置である。
窓口装置12は、銀行の窓口担当行員によって操作され、ホスト15へ利用者の口座の残金を問い合わせたり、ホスト15へ取引の内容を通知するための装置である。
オンラインバンキングサーバ13は、インターネット4を介して利用者端末5との間で通信(HTTP[hyper text transfer protocol]に従ったリクエスト受信及びレスポンス送信,SMTP[simple mail transfer protocol]及びPOP[post office protocol]に従った電子メール送受信)を行う。
以下、これら各装置の詳細な構成を説明する。
ホスト15は、互いにバスを介して接続されたLANカード150,CPU151,ハードディスク152及びデータベース153を、主要な構成として備えている。LANカード150は、銀行内ネットワーク10との間のインタフェースである。また、CPU151は、ハードディスク152内に格納された各プログラムを読み出して、これら各プログラムに従った処理を実行する処理装置としてのコンピュータである。
データベース153は、上記銀行口座の原本データを格納するとともに、各ATM11や各窓口装置12やオンラインバンキングサーバ13によって依頼された予約送金の内容を記録したデータ(第8図に示す送金予約レコード)を格納しているディスク装置である。上記銀行口座の原本データに含まれる口座残高レコードは、第7図に示されるように、その銀行口座の識別情報である口座番号,その銀行口座の名義人を識別するための顧客コード,その銀行口座の種別(普通,当座,等),その銀行口座の残高に加え、その残高のうち名義人が自由に引き出すことが可能な金額を示す引出し可能残高を、記録している。また、送金予約レコードは、第8図に示すように、送金予約を識別するためのシリアル番号である送金オーダ,予約された送金予定日,送金元口座番号(送金元口座の識別情報),送金先銀行口座を識別するための送金先識別情報(銀行番号+支店番号+口座番号),予約された送金額,送金手数料,及び、送信先口座の名義人の電子メールアドレスを、記録している。
コンピュータ可読媒体としてのハードディスク152が格納している各種プログラムには、図示せぬオペレーティングシステムプログラムの他、口座管理プログラム1521や、予約送金管理プログラム1522が、含まれている。この口座管理プログラム1522は、データベース153内に格納されている銀行口座の原本データを管理(新規契約に伴う作成、解約に伴う抹消,各取引に伴う残高の増額及び減額)する既存のプログラムである。予約送金プログラムは、ATM11,窓口装置12又はオンラインバンキングサーバ13からの依頼に応じて、送金予約レコードをデータベース153に登録するとともに口座残高レコードの引出し可能残高を更新したり、データベース153に登録されている各送金予約レコードの内容を応答したり、送金予約をキャンセルするための処理を行ったり、処理当日が送金予定日となっている予約送金を実行するためのプログラムである。
オンラインバンキングサーバ13は、バスBを介して互いに接続されているLANカード130,CPU1[central processing unit]31,ハードディスク132及び通信装置133から、構成されている。通信装置133は、インターネットNが構築されている回線(場合によってはインターネットバックボーン)とのインターフェースをなす通信装置であり、インターネット4を介してアクセスしてくる利用者端末5との間での通信を司る。この利用者端末5は、インターネット接続機能を有する通常のパーソナルコンピュータであり、市販のブラウザプログラム51及びメーラプログラム52を実行している。
LANカード150は、銀行内ネットワーク10との間のインタフェースである。また、CPU131は、ハードディスク132内に格納された各プログラムを読み出して、これら各プログラムに従った処理を実行する。
ハードディスク132は、CPU131によって実行される各種プログラム及びデータを格納している。ハードディスク132に格納されているデータには、第5図に示す送金予約操作画面を利用者端末5上のブラウザ51に表示させるためのHTML[hyper text markup language]データや、第6図の送金保証書の内容を表す電子署名付きテキストデータが、含まれている。また、ハードディスク132に格納されているプログラムには、図示せぬオペレーティングシステムプログラム,WWW[world wide web]サーバ1321及びメール送信プログラム1325の他、このWWWサーバ1321によって起動される(WWWサーバ1321が受信したHTTPリクエストメッセージに含まれるURLによって起動が指定される)CGI[common gateway interface]プログラム又はサーブレットであるオンラインバンキングプログラム1322,予約送金プログラム1323及び送金キャンセルプログラム1324が、含まれている。
WWWサーバ1321は、一般的なウェッブサーバプログラムであり、利用者端末5上のブラウザ51から送信されて来たHTTPリクエストメッセージに指定されたURLに対応したHTMLデータを応答し、また、URLが何れかのCGIプログラム又はサーブレットを指定している場合には、そのCGI又はサーブレットを起動して、HTTPリクエストメッセージに含まれるパラメータによって指定された処理を実行させる。
オンラインバンキングプログラム1322は、利用者端末5のブラウザ51に各種操作画面を表示させるためのHTMLデータを送信するとともに、この操作画面上に入力された操作内容に従って、ホスト15に対して取引の実行を依頼する既存のプログラムである。
予約送金プログラム1323は、利用者端末5のブラウザ51に第5図に示す送金予約操作画面を表示させるためのHTMLデータを送信するとともに、この送金予約操作画面上に入力された操作内容に従って、送金予約レコードの新規登録をホスト15へ送信するためのプログラムである。
送金キャンセルプログラム1324は、ホスト15によって管理されている何れかの送金予約レコードにおける送金先からの要求(HTTPリクエストメッセージ,電子メール又は文書による要求)に応じて、その予約送金のキャンセルをホスト15に依頼するためのプログラムである。
メール送信プログラム132は、予約送金プログラム1323,送金キャンセルプログラム1324,及び、ホスト15上の予約送金管理プログラム1522からの要求に応じて、要求された内容を含む電子メールを要求された電子メールアドレス宛に送信するためのプログラムである。
ATM11は、バスBを介して互いに接続されているLANカード110,CPU111,ハードディスク112,表示パネル,入力装置114,現金入出金装置115,及び、プリンタ116からなる既存のハードウェア構成を、有している。LANカード110は、銀行内ネットワーク10との間のインタフェースである。また、CPU131は、ハードディスク112内に格納された各プログラムを読み出して、これら各プログラムに従った処理を実行する。表示パネル113は、CPU111による制御に従って、各種操作画面(第5図に示す送金予約操作画面等)を表示するための液晶表示パネルである。入力装置114は、表示パネル113上に被せられた透明なタッチパネルを含み、このタッチパネルに入力された情報を解釈してCPU111に入力する。現金入出力装置115は、CPU111による制御に従って、利用者によって投入された現金を受け入れたり、引き出しの指示をされた現金を吐き出す。プリンタ116は、CPU111による制御に従って、このATM11によってなされた取引の記録を利用者の銀行通帳に印刷したり、取引の記録をロール紙上に印刷する。なお、本発明による送金予約を実行するための改良として、このプリンタ116には、第6図に示す送金保証書をロール紙上に印刷する機能が追加されている。
ハードディスク112に格納されている各種プログラムには、ATM11の既存の機能を実現させるための既存の制御プログラムの他、上記予約送金プログラム1323及び送金キャンセルプログラム1324と同等の処理をCPU111に実行させるためのプログラムが、含まれている。但し、ATM11において実行される各プログラムは、表示パネル113上に表示される図示せぬメニュー画面において選択されることによって起動される。また、各画面は、ハードディスク112に格納されているイメージデータに基づいて表示パネル113に表示される。
(処理内容)
続いて、本発明の第1実施形態において、予約送信方法を実施するためにA銀行システム1に追加されたオンラインバンキングサーバ13内の予約送金プログラム1323及び送金キャンセルプログラム1324,並びに、ホスト15内の予約送金管理プログラム1522による処理内容を、第2図乃至第4図の各フローチャートに基づいて、順に説明する。
<予約送金プログラム>
オンラインバンキングサーバ13内の予約送金プログラム1323は、利用者端末5のブラウザ51からのHTTPリクエストメッセージが自身のURLを指定するものであった場合に、起動される。そして、起動後最初のS001では、予約送金プログラム1323(を実行するCPU131)は、送信予約システムの説明画面をブラウザ51を表示させるためのHTMLデータを、利用者端末5へ送信する。
次のS002では、予約送金プログラム1323は、第5図に示す送金予約操作画面をブラウザ51に表示させるためのHTMLデータを、利用者端末5へ送信する。なお、この送金予約操作画面には、送金予約の依頼者の氏名,電話番号及び口座番号を夫々入力するための「氏名」欄161,「電話番号」欄162及び「口座番号」欄163と、依頼者の口座の種類を選択するためのオプションボタン164,送金先の銀行名,支店名,口座番号,口座名義及び電子メールアドレスを夫々入力するための「銀行名」欄165,「支店名」欄166,「口座番号」欄167,「送金先名称」欄168及び「送金保証書送付先」欄169と、送金先口座の種類を選択するためのオプションボタン170と、送金額を入力するための「送金額」欄171と、送金予定日を入力するための「送金日」欄172と、「確認」ボタン173とが、含まれている。更に、この送金予約操作画面には、「一度予約された送金は依頼者からの変更・取消ができません。」との警告文が掲示されている。なお、「確認」ボタン173は、送金予約操作画面における全ての欄に必要な情報が入力された時にのみ操作可能となっている。そして、利用者端末5の操作者が、送金予約操作画面における全ての欄に必要な情報を入力した状態で「確認」ボタン173をクリックすると、ブラウザ51は、各欄に入力された内容を引数とするHTTPリクエストメッセージを、予約送金プログラム1323へ送信して来る。すると、予約送金プログラム1323は、処理をS003へ進める。
S003では、予約送金プログラム1323は、S002にて受信したHTTPリクエストメッセージに含まれる依頼者の口座番号に対応した口座残高レコードにおける引出可能残高を、ホスト15に問い合わせる。そして、この問い合わせに対する応答をホスト15から受信すると、予約送金プログラム1323は、処理をS004へ進める。
S004では、予約送金プログラム1323は、ホスト15から応答された引出可能残高が、S002にて受信したHTTPリクエストメッセージに含まれる送金額以上であるか否かをチェックする。そして、引出可能残高が送金額未満である場合には、予約送金プログラム1323は、送金不可能であるとして、S005において、「残高不足」の旨をブラウザに表示させるためのHTMLデータを、利用者端末5へ送信する。この場合、利用者端末5の操作者は、ブラウザ51の枠上の「戻る」ボタン(図示略)をクリックすることによって、送金予約操作画面を再表示させる。それにより、処理がS002に戻る。
これに対して、引出可能残高が送金額以上である場合には、予約送金プログラム1323は、S006において、S002にて受信したHTTPリクエストメッセージに含まれていた予約送金の内容を列挙した確認画面をブラウザ51に表示させるためのHTMLデータを生成し、利用者端末5へ送信する。
次のS007では、予約送金プログラム1323は、S002にて受信したHTTPリクエストメッセージに含まれる送金先の電子メールアドレス宛に第6図に示す内容の送金保証書の電子署名付きテキストファイルを添付した電子メールを送信することを、メール送信プログラム1225に依頼する。
次のS008では、S002にて受信したHTTPリクエストメッセージに含まれていた情報をホスト15へ通知し、送金予約レコードの格納,及び、依頼者の銀行口座についての口座残金レコードにおける引出可能残高の更新を、依頼する。S008を完了すると、予約送金プログラム1323は、全ての処理を終了する。
なお、ATM11内において実行されている予約送金プログラム1323に相当するプログラムは、図示せぬメニュー画面において予約送金が選択されたときに、起動する。ATM11内において実行されている予約送金プログラム1323に相当するプログラムによると、上記第2図の処理は、以下のように変更される。即ち、S001,S002,S005及びS006での画面表示は、CPU111が表示パネル113上に直接表示することによりなされる。また、S002での情報取得は、入力装置114に入力された情報を取得することによりなされる。さらに、S007では、オンラインバンキングサーバ13に対して送金保証書を添付した電子メールの送信を依頼するか、送金保証書をプリンタ116にて印刷する。
<送金キャンセルプログラム>
送金予約のキャンセルは、送金先口座の名義人がどの銀行に銀行口座を開設しているか否かに拘わらず、送金先口座の名義人が送金依頼者の銀行口座が開設されている銀行に対してキャンセルを申請することによって、なされる。
オンラインバンキングサーバ13内の送金キャンセルプログラム1324は、送金先口座の名義人が操作する利用者端末5からのHTTPリクエストメッセージが自身のURLを指定するものであった場合に、起動される。そして、起動後最初のS101では、送金キャンセルプログラム1324は、認証処理を実行する。例えば、送金キャンセルプログラム1324は、上記送金保証書が電子署名付きのテキストデータとして送金先口座の名義人へ電子メールによって直接送信されている場合には、予約送金プログラム1323は、その送金保証書の送信を求める。また、送金保証書が印刷された場合には、送金キャンセルプログラム1324は、送金保証書に記載された情報(送金先口座が開設されている銀行名,支店名,口座の種類,口座番号,依頼者名)と送金先口座の暗証番号の入力を求め、入力された暗証番号が送金先口座のものであるか否かを送金先口座が開設されている銀行に問い合わせる。
S101での認証結果が肯定であった場合に事項されるS102では、送金キャンセルプログラム1324は、S101にて得られた情報に対応する送金予約レコードを、ホスト15に問い合わせる。
次のS103では、送金キャンセルプログラム1324は、S102にてホスト15から応答された送金予約レコードに含まれる送金先電子メールアドレス宛に、送金キャンセルを通知する電子メールを送信する。
次のS104では、送金キャンセルプログラム1324は、S102にてホスト15から応答された送金予約レコードに係る送金予約のキャンセルを依頼する。S104を完了すると、送金キャンセルプログラム1324は、全ての処理を終了する。
なお、ATM11内において実行されている送金キャンセルプログラム1324に相当するプログラムは、図示せぬメニュー画面において送金キャンセルが選択されたときに、起動する。ATM11内において実行されている予約送金プログラム1323に相当するプログラムによると、上記第3図の処理は、以下のように変更される。即ち、S101での認証処理は、入力装置114に入力された情報に基づいてなされる。また、S103では、オンラインバンキングサーバ13に対して送金キャンセルを通知する電子メールの送信を依頼する。
<予約送金管理プログラム>
予約送金管理プログラム1522は、常時実行されており、S201において、所定のイベントが発生するのを待っている。そして、ATM11又はオンラインバンキングサーバ13の予約送金プログラム1323から引出可能残高を問い合わされると(S003)、予約送金管理プログラム1522は、S202において、問い合わされた銀行口座についての口座残高レコード中の引出し可能残高をデータベース153から読み出して、問合せ元の予約送金プログラム1323へ応答する。S202の完了後、予約送金管理プログラム1522は、処理をS201に戻す。
また、ATM11又はオンラインバンキングサーバ13の予約送金プログラム1323から送金予約レコードの格納及び引出し可能残高の更新を依頼されると(S008)、予約送金管理プログラム1522は、処理をS201からS203へ進め、予約送金プログラム1323から受け取った情報(送金予約操作画面に入力された情報)を編集することにより新たな送金予約レコードを生成して、データベース153に格納する。また、予約送金管理プログラム1522は、依頼者の銀行口座についての口座残高レコードにおける引出し可能残高から、送金額及び手数料に相当する額を、減額する(予約処理に相当)。S203の完了後、予約送金管理プログラム1522は、処理をS201に戻す。
また、ATM11又はオンラインバンキングサーバ13の送金キャンセルプログラム1324から送金予約レコードを問い合わされると(S102)、予約送金管理プログラム1522は、処理をS201からS204へ進め、問い合わされた銀行口座についての口座残高レコードをデータベース153から読み出して、問合せ元の送金キャンセルプログラム1324へ応答する。S204の完了後、予約送金管理プログラム1522は、処理をS201に戻す。
また、ATM11又はオンラインバンキングサーバ13の送金キャンセルプログラム1324から送金予約のキャンセルを依頼されると(S103)、予約送金管理プログラム1522は、処理をS201からS205へ進め、依頼された送金予約レコード中の口座番号に対応する口座残高レコードにおける引出し可能残高に、依頼された送金予約に係る送金額及び手数料を加算する。次のS206では、予約送金管理プログラム1522は、依頼された送金予約に係る送金予約レコードをハードディスク15から消去する(キャンセル処理に相当)。S206を完了すると、予約送金管理プログラム1522は、処理をS201に戻す。
また、予約送金管理プログラム1522は、所定のバッヂ処理タイミング(各営業日における営業開始時刻直前)になると、処理をS201からS207へ進め、送信予定日が処理当日となっている全ての送金予約レコードをデータベース15から抽出する。次のS208では、予約送金管理プログラム1522は、S207にて抽出した各送金予約レコードについて、その送金予約レコード中の口座番号と一致する口座番号を有する口座残高レコード中の残高から、その送金予約レコード中の送金額及び手数料に相当する額を、減額する(送金処理に相当)。そして、予約送金管理プログラム1522は、その送金予約レコード中の送金先識別情報が示す銀行口座へ、送金額に記載された金額を送金するための処理を実行する。具体的には、送金先識別情報が自銀行内の銀行口座を示している場合には、送金先口座についての口座残高レコード中の残高に、送金額に記載された金額を加算する。これに対して、送金先識別情報が他銀行内の銀行口座を示している場合には、その金額を送金するための電文を、送信先銀行のホスト15へ送金する。S208を完了すると、予約送金管理プログラム1522は、処理をS201へ戻す。
(予約送金の手順)
以下、上記したように構成された本実施形態による銀行間送金システムを用いた予約送金の手順を、第7図乃至第12図を参照して、具体的な例に則して説明する。なお、この例においては、受注生産品についての商品売買契約が購入希望者と商品販売者との間で締結されるものとする。そして、購入希望者の銀行口座は銀行Aに開設され、商品販売者の銀行口座は銀行Bに開設されているものとする。
第12図のシーケンス図に示すように、購入希望者が契約先である商品販売者に対して、消費購入の申し込みを行う(▲1▼)。すると、商品販売者は、購入契約書を購入希望者に送付し、購入希望者は、この購入契約書の内容を確認する(▲2▼)。この購入契約書には、代金の一部の預託が契約成立の条件である旨が記載されている。そこで、購入希望者は、銀行AのATM11を操作して、若しくは、利用者端末5を操作してオンラインバンキングサーバ13にアクセスして、送金予約の依頼を行う(▲3▼,S001,S002)。なお、送金予約の日時は11月9日であり、その時点での購入希望者の銀行口座についての口座残高レコードは、第7図に示す通りであるとする。
予約の依頼を受けた銀行AのATM11又はオンラインバンキングサーバ13は、送金保証書を電子メールにて商品販売者へ送信し(S007)、これにより、商品販売者は代金の一部の預託を確認する(▲4▼)。なお、送金保証書がATM11のプリンタ116から印刷される場合には、購入希望者がこの送金保証書を商品販売者へ郵送する。また、銀行Aのホスト15は、第8図に示す内容の送金予約レコードをデータベース153に登録するとともに、購入希望者の銀行口座についての口座残金レコードの引出し可能残高から、送金額:¥220,000−及び手数料:¥420−を減額する(S008,S203)。すると、その時点での購入希望者の銀行口座についての口座残高レコードは、第9図に示す通りとなる。
その後、不可抗力に因り送金予定日までに商品引き渡しが不可能になった場合には、商品販売者は、銀行AのATM11を操作して、若しくは、利用者端末5を操作してオンラインバンキングサーバ13にアクセスして、送金キャンセルを申し入れる(▲5▼,S101)。すると、銀行Aのオンラインバンキングサーバ13は、商品購入者へ、送金キャンセルを電子メールにて通知する(▲6▼,S103)。同時に、消費販売者は、購入希望者に対して、契約解除通知を郵送する(▲7▼)。これにより、購入希望者は、契約解除を確認することができる。また、銀行Aのホスト15は、購入希望者の銀行口座についての口座残金レコードの引出し可能残高に送金額:¥220,000−及び手数料:¥420−を加額するとともに(S205)、その送金予約についての送金予約レコードをデータベース153から消去する(S206)。
また、送金予定日にまでに商品が引渡可能となった場合には、商品販売者は、本契約の履行(残金の請求及び商品の引き渡し)を、購入希望者に通知する(▲8▼)。これを受けた販売希望者は、通常の送金手続きに従って商品販売者の銀行口座への残金の送金を銀行Aに依頼する(▲9▼)。その後、送金予定日になると、銀行Aのホスト15は、
Figure 2003083743
により、商品販売者は、商品についての代金全額が自己の銀行口座に送金されたことを確認することができる。送金直前における購入希望者の銀行口座についての口座残高レコードが第10図に示す通りであるとすると、第8図の送金予約レコードに従った送金後においては、その口座残高レコードの内容は、第11図に示す通りとなる。
本契約の履行を通知された購入希望者が契約を破棄した場合にも、購入希望者自身は予約送金をキャンセルすることができないので、送金予定日になると、銀行Aのホスト15は、送金予約レコードに従って、予約された送金を実施する((11))。これにより、商品販売者は、預託金を回収できたことを確認することができる。
実施形態2
本発明の第2実施形態は、ユーザが銀行口座を開設している銀行システム及びサービス提供者又は商品販売者が銀行口座を開設している銀行システムの双方を改良することによって実施可能な例である。本第2実施形態は、予約送金プログラム1323,送金キャンセルプログラム1324及び予約送金管理プログラム1522による処理内容が異なり、且つ、A銀行システム及びB銀行システムが同じ構成要素を備えている点を除き、上述した第1実施形態と同じ構成を有している。
(処理内容)
本発明の第2実施形態において、予約送信方法を実施するために各銀行システム1,2に追加されたオンラインバンキングサーバ13内の予約送金プログラム1323及び送金キャンセルプログラム1324,並びに、ホスト15内の予約送金管理プログラム1522による処理内容を、第13図乃至第15図の各フローチャートに基づいて、順に説明する。
<予約送金プログラム>
オンラインバンキングサーバ13内の予約送金プログラム1323は、利用者端末5のブラウザ51からのHTTPリクエストメッセージが自身のURLを指定するものであった場合に、起動される。そして、起動後S301乃至S306では、上述した第1実施形態についての第2図におけるS001乃至S006と同じ処理を実行する。
次のS307では、予約送金プログラム1323は、S002にて受信したHTTPリクエストメッセージに含まれる送金先銀行名が示す銀行システムのホスト15へ、銀行間ネットワーク3を介して、第17図に示すフォーマットの送信予約電文レコードを送信する。この送信予約電文レコードは、第17図に示すように、この電文が送信予約電文であることを示す電文種別,電文送信元本支店(オンラインバンキングサーバ13,若しくは、ATM11が設置されている本店又は支店)を示す「送信元」(銀行番号+支店番号),電文を識別するためのシリアル番号である電文番号,電文送信先銀行の本支店を示す「発信先」(銀行番号+支店番号),依頼者の氏名,依頼者の電話番号,予約送金を識別するためのシリアル番号である送金オーダ,予約された送金予定日,送金先銀行口座を識別するための送金先識別情報(銀行番号+支店番号+口座番号),及び、予約された送金額から、構成されている。
次のS308では、予約送金プログラム1323は、S002にて受信したHTTPリクエストメッセージに含まれていた情報をホスト15へ通知し、送金予約レコードの格納,及び、依頼者の銀行口座についての口座残金レコードにおける引出可能残高の更新を、依頼する。S308を完了すると、予約送金プログラム1323は、全ての処理を終了する。
なお、ATM11内において実行されている予約送金プログラム1323に相当するプログラムは、図示せぬメニュー画面において予約送金が選択されたときに、起動する。ATM11内において実行されている予約送金プログラム1323に相当するプログラムによると、上記第13図の処理は、以下のように変更される。即ち、S301,S302,S305及びS306での画面表示は、CPU111が表示パネル113上に直接表示することによりなされる。また、S302での情報取得は、入力装置114に入力された情報を取得することによりなされる。
<送金キャンセルプログラム>
送金予約のキャンセルは、送金先口座の名義人が自己の銀行口座が開設されている銀行に対してキャンセルを申請することによって、なされる。
オンラインバンキングサーバ13内の送金キャンセルプログラム1324は、利用者端末5からのHTTPリクエストメッセージが自身のURLを指定するものであった場合に、起動される。そして、起動後最初のS401では、送金キャンセルプログラム1324は、認証処理を実行する。例えば、送金キャンセルプログラム1324は、利用者端末5の操作者の銀行口座の口座番号及び暗証番号の入力を求め、入力された暗証番号が入力された口座番号のものである場合に、認証がなされたものとする。
S401での認証結果が肯定であった場合に実行されるS402では、送金キャンセルプログラム1324は、S401にて認証された口座番号と一致する送金先識別情報を含む送金予約電文レコードを、自銀行システムのホスト15に問い合わせる。
次のS403では、送金キャンセルプログラム1324は、ホスト15から応答された送金予約電文レコードのうち、送金予定日が処理当日以降のものに基づいて、第16図に示す送金予約受付画面をブラウザ51に表示させるためのHTMLデータを、利用者端末5へ送信する。この送金予約操作画面には、各送金予約電文レコードの内容を示す送信予約テーブル183が含まれている。この送信予約テーブル183は、各送金予約電文レコード毎に、その送金予約電文レコードを選択するためチェックボックスが表示される「選択欄」,その送金予約電文レコードの通し番号が表示される「番号」欄,その送金予約電文レコードの「送信元」に対応した銀行名が表示される「受付金融機関」欄,その「依頼者」が表示される「依頼者」欄,その「送金額」が表示される「金額」欄,その「送金予定日」が表示される「送金日」欄,そのタイムスタンプが表示される「依頼日」欄を、備えている。更に、送金予約受付画面には、送信予約テーブル183中の全レコードの「選択欄」のチェックボックスにチェックマークを付す(全送金予約を選択する)ためにクリックされるラジオボタン184,送信予約テーブル183中の全レコードの「選択欄」のチェックボックスからチェックマークを解除する(全送金予約の選択を解除する)ためにクリックされるラジオボタン185,「選択欄」のチェックボックスにチェックマークが付されているレコードが示す送金予約をキャンセルするためにクリックされるラジオボタン187,キャンセルされた送金予約の依頼者に対してキャンセル理由を通知するためにクリックされるラジオボタン189,キャンセルされた送金予約の依頼者に対して通知されるキャンセル理由を入力するための「理由」欄190,及び、「終了」ボタン191が、含まれている。
次のS404では、送金キャンセルプログラム1324は、送信予約テーブル183の何れかのレコードの「選択」欄のチェックボックスにチェックマークが付された状態でラジオボタン187がクリックされたか否かをチェックする。そして、何れのレコードの「選択」欄のチェックボックスにもチェックマークが付されていない場合,及び、ラジオボタン187がクリックされていない場合には、送金キャンセルプログラム1324は、処理をS406へ進める。これに対して、何れかのレコードの「選択」欄のチェックボックスにチェックマークが付された状態でラジオボタン187がクリックされた場合には、送金キャンセルプログラム1324は、S405において、「選択」欄のチェックボックスにチェックマークが付されたレコードが示す送金予約に関し、自銀行システムのホスト15に対して送金予約電文レコードの消去を依頼するとともに、「受付金融機関」欄に表示されている銀行のホスト15に対して、銀行間ネットワーク3を介して、第18図に示すフォーマットの送信予約キャンセル電文レコードを送信する。この送信予約キャンセル電文レコードは、第18図に示すように、この電文が送信予約キャンセル電文であることを示す電文種別,電文送信元銀行の本支店(オンラインバンキングサーバ13,若しくは、ATM11が設置されている本店又は支店)を示す「送信元」(銀行番号+支店番号),電文を識別するためのシリアル番号である電文番号,電文送信先銀行の本支店を示す「発信先」(銀行番号+支店番号),この送金予約キャンセル電文に対応する送金予約電文の電文番号及び送金オーダを夫々示す「対応電文番号」及び「送金オーダ」,送金予約受付画面の「理由」欄190に入力されたキャンセル理由を示す「通知情報」から、構成されている。S405を完了すると、送金キャンセルプログラム1324は、処理をS406へ進める。
S406では、送金キャンセルプログラム1324は、送金予約受付画面中の「終了」ボタン191がクリックされたか否かをチェックする。そして、未だ「終了」ボタン191がクリックされてなければ、処理をS404に戻す。これに対して、「終了」ボタン191がクリックされていると、送金キャンセルプログラム1324は、全ての処理を終了する。
なお、ATM11内において実行されている送金キャンセルプログラム1324に相当するプログラムは、図示せぬメニュー画面において送金キャンセルが選択されたときに、起動する。ATM11内において実行されている予約送金プログラム1323に相当するプログラムによると、上記第14図の処理は、以下のように変更される。即ち、S101での認証処理は、入力装置114に入力された情報に基づいてなされる。また、S103では、オンラインバンキングサーバ13に対して送金キャンセルを通知する電子メールの送信を依頼する。
<予約送金管理プログラム>
予約送金管理プログラム1522は、常時実行されており、S501にて所定のイベントが発生するのを待っている。そして、自銀行システムのATM11又はオンラインバンキングサーバ13の予約送金プログラム1323から引出可能残高を問い合わされると(S303)、予約送金管理プログラム1522は、S502において、問い合わされた銀行口座についての口座残高レコード中の引出し可能残高をデータベース153から読み出して、問合せ元の予約送金プログラム1323へ応答する。S502の完了後、予約送金管理プログラム1522は、処理をS501に戻す。
また、自銀行システムのATM11又はオンラインバンキングサーバ13の予約送金プログラム1323から送金予約レコードの格納及び引出し可能残高の更新を依頼されると(S308)、予約送金管理プログラム1522は、処理をS501からS503へ進め、予約送金プログラム1323から受け取った情報(送金予約操作画面に入力された情報)を編集することにより新たな送金予約レコードを生成して、データベース153に格納する。また、予約送金管理プログラム1522は、依頼者の銀行口座についての口座残高レコードにおける引出し可能残高から、送金額及び手数料に相当する額を、減額する(予約処理に相当)。S503の完了後、予約送金管理プログラム1522は、処理をS501に戻す。
また、他の銀行システムのATM11又はオンラインバンキングサーバ13の予約送金プログラム1323から送金予約電文レコードを受信すると(S307)、予約送金管理プログラム1522は、処理をS501からS504へ進め、受信した送金予約電文をデータベース153に格納する。S504の完了後、予約送金管理プログラム1522は、処理をS501に戻す。
また、自銀行システムのATM11又はオンラインバンキングサーバ13の送金キャンセルプログラム1324から送金予約電文レコードを問い合わされると(S402)、予約送金管理プログラム1522は、処理をS201からS205へ進め、問い合わされた銀行口座についての全送金予約電文レコードをデータベース153から読み出して、問合せ元の送金キャンセルプログラム1324へ応答する。S505の完了後、予約送金管理プログラム1522は、処理をS501に戻す。
また、自銀行システムのATM11又はオンラインバンキングサーバ13の送金キャンセルプログラム1324から送金予約電文レコードの消去を依頼されると(S405)、予約送金管理プログラム1522は、処理をS501からS506へ進め、消去を依頼された送金予約電文レコードを、データベース153から消去する。S506の完了後、予約送金管理プログラム1522は、処理をS501に戻す。
また、他の銀行システムのATM11又はオンラインバンキングサーバ13の送金キャンセルプログラム1324から送金予約キャンセル電文レコードを受信すると(S405)、予約送金管理プログラム1522は、処理をS501からS507へ進め、受信した送金予約キャンセル電文レコードに対応した送金予約レコード中の口座番号に対応する口座残高レコードにおける引出し可能残高に、依頼された送金予約に係る送金額及び手数料を加算する。次のS508では、予約送金管理プログラム1522は、その送金予約レコードをハードディスク15から消去する(キャンセル処理に相当)。次のS509では、予約送金管理プログラム1522は、消去された送金予約レコード中の口座番号の名義人の電子メールアドレス宛に送金キャンセルを通知するための電子メールを送信することを、オンラインバンキングサーバ13のメール送信プログラム1325へ依頼する。S509を完了すると、予約送金管理プログラム1522は、処理をS501へ戻す。
また、予約送金管理プログラム1522は、所定のバッヂ処理タイミング(各営業日における営業開始時刻直前)になると、処理をS501からS510へ進め、送信予定日が処理当日となっている全ての送金予約レコードをデータベース15から抽出する。次のS511では、予約送金管理プログラム1522は、S510にて抽出した各送金予約レコードについて、その送金予約レコード中の口座番号と一致する口座番号を有する口座残高レコード中の残高から、その送金予約レコード中の送金額及び手数料に相当する額を、減額する。そして、予約送金管理プログラム1522は、その送金予約レコード中の送金先識別情報が示す銀行口座へ、送金額に記載された金額を送金するための処理を実行する(送金処理に相当)。具体的には、送金先識別情報が自銀行内の銀行口座を示している場合には、送金先口座についての口座残高レコード中の残高に、送金額に記載された金額を加算する。これに対して、送金先識別情報が他銀行内の銀行口座を示している場合には、その金額を送金するための電文を、送信先銀行のホスト15へ送金する。S511を完了すると、予約送金管理プログラム1522は、処理をS501へ戻す。
(予約送金の手順)
以下、上記したように構成された本実施形態による銀行間送金システムを用いた予約送金の手順を、第17図乃至第19図を参照して、具体的な例に則して説明する。なお、この例においては、受注生産品についての商品売買契約が購入希望者と商品販売者との間で締結されるものとする。そして、購入希望者の銀行口座は銀行Aに開設され、商品販売者の銀行口座は銀行Bに開設されているものとする。
第19図のシーケンス図に示すように、購入希望者が契約先である商品販売者に対して、消費購入の申し込みを行う(▲1▼)。すると、商品販売者は、購入契約書を購入希望者に送付し、購入希望者は、この購入契約書の内容を確認する(▲2▼)。この購入契約書には、代金の一部の預託が契約成立の条件である旨が記載されている。そこで、購入希望者は、銀行AのATM11を操作して、若しくは、利用者端末5を操作してオンラインバンキングサーバ13にアクセスして、送金予約の依頼を行う(▲3▼,S301,S302)。
予約の依頼を受けた銀行AのATM11又はオンラインバンキングサーバ13は、銀行Aのホスト15へ送金予約レコードの登録依頼を行うとともに(S308)、銀行Bのホスト15へ、送金予約電文レコードを送信する(▲4▼,S307)。第17図に示す送金予約電文レコードの例は、送金予約レコードの内容が第8図に示す通りだった場合の例である。送金予約電文レコードが銀行Bのホスト15に受信されることにより、商品販売者は、銀行BのATM11を操作するか、若しくは、利用者端末5を操作してオンラインバンキングサーバ13にアクセスして送金予約受付操作画面を表示させれば、送金予約の内容を確認することができる(▲5▼)。
その後、不可抗力に因り送金予定日までに商品引き渡しが不可能になった場合には、商品販売者は、銀行AのATM11を操作するか、若しくは、利用者端末5を操作してオンラインバンキングサーバ13にアクセスして送金予約受付操作画面を表示させ、この送金予約受付操作画面上において、その契約に係る送金予約のキャンセル依頼を行う(▲6▼,S404)。すると、銀行Bのオンラインバンキングサーバ13又はATM11は、銀行Aのホスト15へその送金予約をキャンセルするための送金予約キャンセル電文レコードを送信する(S405)。第18図に示す送金予約キャンセル電文レコードの例は、送金予約電文レコードの内容が第7図に示す通りだった場合の例である。送金予約キャンセル電文レコードを受信した銀行Aのホスト15は、送金予約レコードを消去するとともに(S508)、商品購入者へ、送金キャンセルを電子メールにて通知する(▲7▼,S509)。同時に、消費販売者は、購入希望者に対して、契約解除通知を郵送する(▲8▼)。これにより、購入希望者は、契約解除を確認することができる。
また、送金予定日にまでに商品が引渡可能となった場合には、商品販売者は、本契約の履行(残金の請求及び商品の引き渡し)を、購入希望者に通知する(▲9▼)。これを受けた販売希望者は、通常の送金手続きに従って商品販売者の銀行口座への残金の送金を銀行Aに依頼
Figure 2003083743
送金予約レコードに従って、予約された送金を実施する((11))。これにより、商品販売者は、商品についての全代金が自己の銀行口座に送金されたことを確認することができる((12))。
本契約の履行を通知された購入希望者が契約を破棄した場合にも、購入希望者自身は予約送金をキャンセルすることができないので、送金予定日になると、銀行Aのホスト15は、送金予約レコードに従って、予約された送金を実施する((13))。これにより、商品販売者は、預託金を回収できたことを確認することができる((14))。
産業上の利用可能性
以上のように構成された本発明の送金予約方法によると、契約締結から履行までの間は、ユーザの口座からサービス提供者又は商品販売者の口座への預託金の送金が停止されるので、サービス提供者又は商品販売者によって契約解除されたとしても無駄な二重の送金がなされることもなく、その預託金に対する金利がサービス提供者又は商品販売者の口座につくこともない。また、契約締結から履行までの間は、その預託金相当額がユーザの口座内にて凍結されるので、指定期間経過後に、確実に、サービス提供者又は商品販売者の口座へ預託金を送金することが保証されるので、ユーザの支払い能力の信用保証がなされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施形態による銀行間送金システムのブロック図である。
第2図は、予約送金プログラムによる処理を示すフローチャートである。
第3図は、送金キャンセルプログラムによる処理を示すフローチャートである。
第4図は、予約送金管理プログラムによる処理を示すフローチャートである。
第5図は、送金予約操作画面を示す図である。
第6図は、送金保証書の内容を示す図である。
第7図は、送金予約前の口座残高レコードを示す図である。
第8図は、送金予約レコードを示す図である。
第9図は、送金予約後の口座残高レコードを示す図である。
第10図は、送金直前の口座残高レコードを示す図である。
第11図は、送金直後の口座残高レコードを示す図である。
第12図は、送金予約の手続きを示すシーケンス図である。
第13図は、本発明の第2実施形態における予約送金プログラムによる処理を示すフローチャートである。
第14図は、本発明の第2実施形態における送金キャンセルプログラムによる処理を示すフローチャートである。
第15図は、本発明の第2実施形態における予約送金管理プログラムによる処理を示すフローチャートである。
第16図は、送金予約受付操作画面を示す図である。
第17図は、送金予約電文レコードを示す図である。
第18図は、送金予約キャンセル電文レコードを示す図である。
第19図は、本発明の第2実施形態における送金予約の手続きを示すシーケンス図である。

Claims (9)

  1. 個々の口座を管理するために、少なくとも、その識別情報,その残高、及びこの残高のうち名義人が引き出し得る金額を示す引出し可能残高からなる口座残高レコードを、ディスク装置に格納ておき、
    送金希望者からの要求に応じて、送金元口座の識別情報,送金予定日,送金額,及び、送金先口座の識別情報からなる送金予約レコードをディスク装置に保存するとともに、その送金元口座についての前記口座残高レコードにおける前記引出し可能残高から前記送金額を減額する予約処理を処理装置が実行し、
    処理当日が送金予定日である送金予約レコードに基づいて、その送金先口座へその送金額を送金するために、その送金元口座についての前記口座残高レコードにおける前記残高から前記送金額を減額する送金処理を処理装置が実行する
    ことを特徴とする予約送金方法。
  2. 前記送金予約レコードにおける送金先口座の名義人からの要求に応じてのみ、その送金予約レコードを無効にするとともに、その送金予約レコードにおける前記送金元口座の識別情報に対応した前記口座残高レコードにおける前記引出し可能残高に、前記送金予約レコードにおける前記送金額を増額するキャンセル処理を処理装置が実行する
    ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の予約送金方法。
  3. 何れかの前記送金予約レコードにおける送金元口座と送金先口座とが別個の金融機関において夫々開設されているとともに、前記ディスク装置及び前記処理装置は送金元口座が開設されている金融機関のシステム内に存在する
    ことを特徴とする請求の範囲第1項又は第2項記載の予約送金方法。
  4. 前記予約処理時に、前記処理装置が、前記送金先口座の名義人宛に、前記送金予約レコードの内容を通知する
    ことを特徴とする請求の範囲第1項又は第2項記載の予約送金方法。
  5. 何れかの前記送金予約レコードにおける送金元口座と送金先口座とが別個の金融機関において夫々開設されているとともに、
    前記ディスク装置及び前記処理装置は送金元口座が開設されている金融機関のシステム内に存在し、
    前記処理装置は、前記予約処理時に、前記送金先口座が開設されている金融機関宛に、前記送金予約レコードの内容を通知する
    ことを特徴とする請求の範囲第1項記載の予約送金方法。
  6. 前記送金予約レコードの内容が通知された金融機関のシステム内において、
    前記送金予約レコードの内容をディスク装置が記憶し、
    送金先口座の名義人からの要求に応じて、その送金予約レコードの内容を表示装置に表示させる処理を処理装置が実行する
    ことを特徴とする請求の範囲第5項記載の予約送金方法。
  7. 何れかの前記送金予約レコードにおける送金元口座と送金先口座とが別個の金融機関において夫々開設されているとともに、
    前記ディスク装置及び前記処理装置は送金元口座が開設されている金融機関のシステム内に存在し、
    前記処理装置は、前記予約処理時に、前記送金先口座が開設されている金融機関に、前記送金予約レコードの内容を通知し、
    前記送金予約レコードの内容が通知された金融機関のシステム内において、前記送金予約レコードの内容をディスク装置が記憶し、送金先口座の名義人からの要求に応じて、その送金予約レコードを無効にすることを前記送金元口座が開設されている金融機関に通知する処理を処理装置が実行する
    ことを特徴とする付記2記載の予約送金方法。
  8. 個々の口座を管理するための、少なくとも、その識別情報,その残高、及びこの残高のうち名義人が引き出し得る金額を示す引出し可能残高からなる口座残高レコードを格納しているディスク装置に接続されているコンピュータに対して、送金希望者からの要求に応じて、送金元口座の識別情報,送金予定日,送金額,及び、送金先口座の識別情報からなる送金予約レコードをディスク装置に保存するとともに、その送金元口座についての前記口座残高レコードにおける前記引出し可能残高から前記送金額を減額する予約処理と、
    処理当日が送金予定日である送金予約レコードに基づいて、その送金先口座へその送金額を送金するために、その送金元口座についての前記口座残高レコードにおける前記残高から前記送金額を減額する送金処理とを
    実行させる予約送金管理プログラム。
  9. 個々の口座を管理するための、少なくとも、その識別情報,その残高、及びこの残高のうち名義人が引き出し得る金額を示す引出し可能残高からなる口座残高レコードを格納しているディスク装置に接続されているコンピュータによって読み出され、
    このコンピュータに対して、
    送金希望者からの要求に応じて、送金元口座の識別情報,送金予定日,送金額,及び、送金先口座の識別情報からなる送金予約レコードをディスク装置に保存するとともに、その送金元口座についての前記口座残高レコードにおける前記引出し可能残高から前記送金額を減額する予約処理と、
    処理当日が送金予定日である送金予約レコードに基づいて、その送金先口座へその送金額を送金するために、その送金元口座についての前記口座残高レコードにおける前記残高から前記送金額を減額する送金処理とを
    実行させる予約送金管理プログラムを
    格納しているコンピュータ可読媒体。
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