JPWO2003009147A1 - 業務データ交換システム、データ交換装置、業務データ交換方法、プログラム、および、記録媒体 - Google Patents

業務データ交換システム、データ交換装置、業務データ交換方法、プログラム、および、記録媒体 Download PDF

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Abstract

本発明にかかるシステムは、複数の業務システム500と、業務システム間で通信される通信データを交換するデータ交換装置100とを、ネットワーク300を介して通信可能に接続して構成されている。利用者がクライアント装置200を用いてデータを入力すると、該入力データは業務サーバ装置400に送信されて登録される。また、業務サーバ装置400は、当該入力データをデータ交換装置100に対しても送信する。データ交換装置100は、受信したデータを登録する。

Description

技術分野
本発明は、業務データ交換システム、データ交換装置、業務データ交換方法、プログラム、および、記録媒体に関し、特に、異なる企業等の業務システムがインターネット等のオープンなネットワークを介して通信データを送受信するための業務データ交換システム、データ交換装置、業務データ交換方法、プログラム、および、記録媒体に関する。
背景技術
従来、複数の企業の業務システム間で通信データを送受信する場合には、通信データの互換性は考慮されていないため、人的作業による重複作業が多く発生していた。例えば、受発注業務においては、自社での帳票発行作業と相手先企業への受発注作業とは別に行っていた。
また、従来、データの互換性を含めたデータ交換技術として、日本チェーンストア協会手順や、全銀協手順などが利用されてきたが、最新の通信技術、特にインターネットに代表されるオープンな通信技術への対応が十分にできていないため、各企業はWeb対応の業務システムを独自に構築し、各業務システムを相互に利用した企業間取引を独自に推進するのが一般的である。
しかしながら、従来のインターネットのWebを用いた受発注等の業務システムにおいては、相互の操作性やデータ互換性において考慮されたものは少なく、実際には、ひとつの企業内で完結するシステムとなっているため、取引先の企業が多い場合には、その数だけ業務システムの数を覚え、手入力をしなければならないというシステム構造上の基本的問題点を有していた。
すなわち、第13図に概念的に示すように、企業間でのWebを利用したデータ転送やデータ登録は、各業務システムのプラットフォームの多様性や、各企業の固有のフォーマットの仕様等のために互換性のないものになっているので、情報を登録しようとする企業は、独自のWebを構築している相手先の企業の業務システムに合わせて、それぞれ異なるWeb画面に情報を登録する必要があるという問題点を有していた。
また、自社の業務システムに登録している情報を、再度、Webを構築している企業のフォーマット等に合わせて手入力する必要があるという問題点を有していた。
このように、従来のシステム等は数々の問題点を有しており、その結果、業務システムの利用者および管理者のいずれにとっても、利便性が悪く、また、使用効率が悪いものであった。
なお、これまで説明した従来の技術および発明が解決しようとする課題は、Webを使用する業務システムに限られず、複数の業務システム間で通信データを送受信する全てのシステムにおいて、同様に考えることができる。
従って、本発明は、異なる企業等の業務システムがインターネット等のオープンなネットワークを介して通信データを送受信する際に、既に出来上がっている各業務システムのワークフローに変更を加えることなくデータ共有を円滑に行うことのできる、業務データ交換システム、データ交換装置、業務データ交換方法、プログラム、および、記録媒体を提供することを目的としている。
発明の開示
本発明にかかる業務データ交換システムは、複数の業務システムと、上記業務システム間で通信される通信データを交換するデータ交換装置とを、ネットワークを介して通信可能に接続して構成された業務データ交換システムであって、上記データ交換装置は、上記通信データの送信元の上記業務システムに関する送信元情報と上記通信データの送信先の上記業務システムに関する送信先情報を含む上記通信データを受信する受信手段と、上記受信手段にて受信した上記通信データの上記送信元情報および上記送信先情報に基づいて、上記通信データのデータ送受信プロトコルおよびデータフォーマットを解析する解析手段とを備えたことを特徴とする。
このシステムによれば、通信データの送信元の業務システムに関する送信元情報と通信データの送信先の業務システムに関する送信先情報を含む通信データを受信し、受信した通信データの送信元情報および送信先情報に基づいて、通信データのデータ送受信プロトコルおよびデータフォーマットを解析するので、複数のデータフォーマットやプロトコルが混在する複数の業務システムにおいて通信データを送受信する場合であっても、適合する形式を臨機応変に選択することができるようになる。
また、本発明にかかる業務データ交換システムは、上記に記載の業務データ交換システムにおいて、上記データ交換装置は、上記送信先情報に指定された上記業務システムのデータフォーマットに適用するように、上記解析手段にて解析された当該通信データを成型する成型手段をさらに備えたことを特徴とする。
このシステムによれば、送信先情報に指定された業務システムのデータフォーマットに適用するように、解析された通信データを成型するので、複数のデータフォーマットが混在する複数の業務システムにおいて通信データを送受信する場合であっても、適合するデータ形式を自動的に選択することができるようになる。
また、本発明にかかる業務データ交換システムは、上記に記載の業務データ交換システムにおいて、上記データ交換装置は、上記成型手段にて成型された成型通信データを、上記送信先情報にて指定された上記業務システムに対して送信する送信手段をさらに備えたことを特徴とする。
このシステムによれば、成型された成型通信データを、送信先情報にて指定された業務システムに対して送信するので、各業務システムに適合するデータフォーマットにて自動的に受け取ることができるようになる。
また、本発明にかかる業務データ交換システムは、上記に記載の業務データ交換システムにおいて、上記送信手段は、上記送信先情報にて指定された上記業務システムに対応するデータ送受信プロトコルにより送信することを特徴とする。
このシステムによれば、送信先情報にて指定された業務システムに対応するデータ送受信プロトコルにより送信するので、各業務システムに適合するプロトコルを自動的に選択して通信データを送信することができるようになる。
また、本発明にかかる業務データ交換システムは、上記に記載の業務データ交換システムにおいて、上記データ送受信プロトコルは、HTTPプロトコルであり、上記成型通信データを受信した上記業務システムは、Webブラウザ上に上記成型通信データを表示可能にすることを特徴とする。
このシステムによれば、データ送受信プロトコルは、HTTPプロトコルであり、成型通信データを受信した業務システムは、Webブラウザ上に成型通信データを表示可能にするので、データ交換装置はあたかも利用者同士がブラウザを用いてデータを送受信しているかのように、相互の業務システムのプロトコルとフォーマットに適合したデータ交換を行うことができるようになる。
また、本発明はデータ交換装置に関するものであり、本発明にかかるデータ交換装置は、複数の業務システムにネットワークを介して通信可能に接続して構成され、上記業務システム間で通信される通信データを交換するデータ交換装置であって、上記通信データの送信元の上記業務装置に関する送信元情報と上記通信データの送信先の上記業務装置に関する送信先情報を含む上記通信データを受信する受信手段と、上記受信手段にて受信した上記通信データの上記送信元情報および上記送信先情報に基づいて、上記通信データのデータ送受信プロトコルおよびデータフォーマットを解析する解析手段とを備えたことを特徴とする。
この装置によれば、通信データの送信元の業務装置に関する送信元情報と通信データの送信先の業務装置に関する送信先情報を含む通信データを受信し、受信した通信データの送信元情報および送信先情報に基づいて、通信データのデータ送受信プロトコルおよびデータフォーマットを解析するので、複数のデータフォーマットやプロトコルが混在する複数の業務装置において通信データを送受信する場合であっても、適合する形式を臨機応変に選択することができるようになる。
また、本発明にかかるデータ交換装置は、上記に記載のデータ交換装置において、上記送信先情報に指定された上記業務装置のデータフォーマットに適用するように、上記解析手段にて解析された当該通信データを成型する成型手段をさらに備えたことを特徴とする。
この装置によれば、送信先情報に指定された業務装置のデータフォーマットに適用するように、解析された通信データを成型するので、複数のデータフォーマットが混在する複数の業務装置において通信データを送受信する場合であっても、適合するデータ形式を自動的に選択することができるようになる。
また、本発明にかかるデータ交換装置は、上記に記載のデータ交換装置において、上記成型手段にて成型された成型通信データを、上記送信先情報にて指定された上記業務装置に対して送信する送信手段をさらに備えたことを特徴とする。
この装置によれば、成型された成型通信データを、送信先情報にて指定された業務装置に対して送信するので、各業務装置に適合するデータフォーマットにて自動的に受け取ることができるようになる。
また、本発明にかかるデータ交換装置は、上記に記載のデータ交換装置において、上記送信手段は、上記送信先情報にて指定された上記業務装置に対応するデータ送受信プロトコルにより送信することを特徴とする。
この装置によれば、送信先情報にて指定された業務装置に対応するデータ送受信プロトコルにより送信するので、各業務装置に適合するプロトコルを自動的に選択して通信データを送信することができるようになる。
また、本発明にかかるデータ交換装置は、上記に記載のデータ交換装置において、上記データ送受信プロトコルは、HTTPプロトコルであり、上記成型通信データを受信した上記業務装置は、Webブラウザ上に上記成型通信データを表示可能にすることを特徴とする。
この装置によれば、データ送受信プロトコルは、HTTPプロトコルであり、成型通信データを受信した業務装置は、Webブラウザ上に成型通信データを表示可能にするので、データ交換装置はあたかも利用者同士がブラウザを用いてデータを送受信しているかのように、相互の業務装置のプロトコルとフォーマットに適合したデータ交換を行うことができるようになる。
また、本発明は業務データ交換方法に関するものであり、本発明にかかる業務データ交換方法は、複数の業務方法と、上記業務方法間で通信される通信データを交換するデータ交換装置とを、ネットワークを介して通信可能に接続して構成された業務データ交換方法であって、上記通信データの送信元の上記業務方法に関する送信元情報と上記通信データの送信先の上記業務方法に関する送信先情報を含む上記通信データを受信する受信手順と、上記受信手順にて受信した上記通信データの上記送信元情報および上記送信先情報に基づいて、上記通信データのデータ送受信プロトコルおよびデータフォーマットを解析する解析手順とを含むことを特徴とする。
この方法によれば、通信データの送信元の業務方法に関する送信元情報と通信データの送信先の業務方法に関する送信先情報を含む通信データを受信し、受信した通信データの送信元情報および送信先情報に基づいて、通信データのデータ送受信プロトコルおよびデータフォーマットを解析するので、複数のデータフォーマットやプロトコルが混在する複数の業務方法において通信データを送受信する場合であっても、適合する形式を臨機応変に選択することができるようになる。
また、本発明にかかる業務データ交換方法は、上記に記載の業務データ交換方法において、上記送信先情報に指定された上記業務方法のデータフォーマットに適用するように、上記解析手順にて解析された当該通信データを成型する成型手順をさらに含むことを特徴とする。
この方法によれば、送信先情報に指定された業務方法のデータフォーマットに適用するように、解析された通信データを成型するので、複数のデータフォーマットが混在する複数の業務方法において通信データを送受信する場合であっても、適合するデータ形式を自動的に選択することができるようになる。
また、本発明にかかる業務データ交換方法は、上記に記載の業務データ交換方法において、上記成型手順にて成型された成型通信データを、上記送信先情報にて指定された上記業務方法に対して送信する送信手順をさらに含むことを特徴とする。
この方法によれば、成型された成型通信データを、送信先情報にて指定された業務方法に対して送信するので、各業務方法に適合するデータフォーマットにて自動的に受け取ることができるようになる。
また、本発明にかかる業務データ交換方法は、上記に記載の業務データ交換方法において、上記送信手順は、上記送信先情報にて指定された上記業務方法に対応するデータ送受信プロトコルにより送信することを特徴とする。
この方法によれば、送信先情報にて指定された業務方法に対応するデータ送受信プロトコルにより送信するので、各業務方法に適合するプロトコルを自動的に選択して通信データを送信することができるようになる。
また、本発明にかかる業務データ交換方法は、上記に記載の業務データ交換方法において、上記データ送受信プロトコルは、HTTPプロトコルであり、上記成型通信データを受信した上記業務方法は、Webブラウザ上に上記成型通信データを表示可能にすることを特徴とする。
この方法によれば、データ送受信プロトコルは、HTTPプロトコルであり、成型通信データを受信した業務方法は、Webブラウザ上に成型通信データを表示可能にするので、データ交換装置はあたかも利用者同士がブラウザを用いてデータを送受信しているかのように、相互の業務方法のプロトコルとフォーマットに適合したデータ交換を行うことができるようになる。
また、本発明はプログラムに関するものであり、本発明にかかるプログラムは、複数の業務システムにネットワークを介して通信可能に接続して構成され、上記業務システム間で通信される通信データを交換するデータ交換装置を用いて実行されるデータ交換方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、上記通信データの送信元の上記業務装置に関する送信元情報と上記通信データの送信先の上記業務装置に関する送信先情報を含む上記通信データを受信する受信手順と、上記受信手順にて受信した上記通信データの上記送信元情報および上記送信先情報に基づいて、上記通信データのデータ送受信プロトコルおよびデータフォーマットを解析する解析手順とを含むことを特徴とする。
このプログラムによれば、通信データの送信元の業務装置に関する送信元情報と通信データの送信先の業務装置に関する送信先情報を含む通信データを受信し、受信した通信データの送信元情報および送信先情報に基づいて、通信データのデータ送受信プロトコルおよびデータフォーマットを解析するので、複数のデータフォーマットやプロトコルが混在する複数の業務装置において通信データを送受信する場合であっても、適合する形式を臨機応変に選択することができるようになる。
また、本発明にかかるプログラムは、上記に記載のプログラムにおいて、上記送信先情報に指定された上記業務装置のデータフォーマットに適用するように、上記解析手順にて解析された当該通信データを成型する成型手順をさらに含むことを特徴とする。
このプログラムによれば、送信先情報に指定された業務装置のデータフォーマットに適用するように、解析された通信データを成型するので、複数のデータフォーマットが混在する複数の業務装置において通信データを送受信する場合であっても、適合するデータ形式を自動的に選択することができるようになる。
また、本発明にかかるプログラムは、上記に記載のプログラムにおいて、上記成型手順にて成型された成型通信データを、上記送信先情報にて指定された上記業務装置に対して送信する送信手順をさらに含むことを特徴とする。
このプログラムによれば、成型された成型通信データを、送信先情報にて指定された業務装置に対して送信するので、各業務装置に適合するデータフォーマットにて自動的に受け取ることができるようになる。
また、本発明にかかるプログラムは、上記に記載のプログラムにおいて、上記送信手順は、上記送信先情報にて指定された上記業務装置に対応するデータ送受信プロトコルにより送信することを特徴とする。
このプログラムによれば、送信先情報にて指定された業務装置に対応するデータ送受信プロトコルにより送信するので、各業務装置に適合するプロトコルを自動的に選択して通信データを送信することができるようになる。
また、本発明にかかるプログラムは、上記に記載のプログラムにおいて、上記データ送受信プロトコルは、HTTPプロトコルであり、上記成型通信データを受信した上記業務装置は、Webブラウザ上に上記成型通信データを表示可能にすることを特徴とする。
このプログラムによれば、データ送受信プロトコルは、HTTPプロトコルであり、成型通信データを受信した業務装置は、Webブラウザ上に成型通信データを表示可能にするので、データ交換装置はあたかも利用者同士がブラウザを用いてデータを送受信しているかのように、相互の業務装置のプロトコルとフォーマットに適合したデータ交換を行うことができるようになる。
また、本発明は記録媒体に関するものであり、本発明にかかる記録媒体は、上記に記載されたプログラムを記録したことを特徴とする。
この記録媒体によれば、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータに読み取らせて実行することによって、上記に記載されたプログラムにより実行される業務データ交換方法をコンピュータを利用して実現することができ、これら各方法と同様の効果を得ることができる。
発明を実施するための最良の形態
以下に、本発明にかかる業務データ交換システム、データ交換装置、業務データ交換方法、プログラム、および、記録媒体の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
特に、以下の実施の形態においては、本発明を、Webを使用する業務システムに適用した例について説明するが、この場合に限られず、複数の業務システム間で通信データを送受信する全てのシステムにおいて、同様に適用することができる。
(本システムの概要)
以下、本システムの概要について説明し、その後、本システムの構成および処理等について詳細に説明する。第1図は本システムの全体構成の一例を示すブロック図であり、該システム構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。
本システムは、概略的に、複数の業務システム500と、業務システム間で通信される通信データを交換するデータ交換装置100とを、ネットワーク300を介して通信可能に接続して構成されている。
第1図に示す例においては、企業Aの業務システム500が、データ交換装置100と専用線等を介して接続されており、企業Aの社内システムを構成している。また、企業B〜企業Dの業務システム500が、ネットワーク300を介してデータ交換装置100に接続されている。
ここで、企業Aの業務システム500は、企業内の受発注処理等を司る機能を有する業務サーバ装置400と、企業内の各部署の利用者のクライアント装置200とから構成されている。また、他の企業B〜Dの業務システム500もそれぞれ同様の構成を備える。
このシステムは、概略的に、以下の基本的特徴を有する。
まず、第2図に示すように、A社の社内の業務システムにおいて利用者がクライアント装置200を用いてデータを入力すると、該入力データは業務サーバ装置400に送信されて登録される。また、業務サーバ装置400は、当該入力データをデータ交換装置100に対しても送信する。データ交換装置100は、受信したデータを登録する。
ついで、第3図に示すように、データ交換装置100は、登録されたデータを解析して、そのデータが送信される宛先の企業の業務システムを選定し、その業務システムに適合するデータフォーマットを準備する。
そして、その準備が完了すると、データ交換装置100は、第4図に示すように、データを宛先の業務システムに適合するデータフォーマットに従って成型して、宛先毎に成型通信データを作成する。
ついで、第5図に示すように、データ交換装置100は、宛先の業務システムに合わせて、自動的に認証や、メニュー選択や、データ入力や、データ送信等を行う。すなわち、宛先の業務システムが適用される送受信プロトコルに従って、成型通信データを送信する。
これにより、宛先の業務システムからは、ユーザが通常のブラウザを介してデータを入力し送信する場合と同様に、データ交換装置100から自社のデータフォーマットに適合する通信データを受信することができる。また、通信データの送受信中にエラーが発生しても、データ交換装置100は、エラーメッセージを自動的に解読して正常な処理を行うことができる。
(システム構成)
以下、このような基本的特徴を具現化するための、本システムの構成について説明する。
(システム構成−データ交換装置100)
まず、データ交換装置100の構成について説明する。
第6図は、本発明が適用されるデータ交換装置100の構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。第6図においてデータ交換装置100は、概略的に、データ交換装置100の全体を統括的に制御するCPU等の制御部102、通信回線等に接続されるルータ等の通信装置(図示せず)に接続される通信制御インターフェース部104、および、各種のデータベース等(受信データファイル106a〜通信ログファイル106d)を格納する記憶部106を備えて構成されており、これら各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。さらに、このデータ交換装置100は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、ネットワーク300に通信可能に接続されている。
記憶部106に格納される各種のデータベース(受信データファイル106a〜通信ログファイル106d)は、固定ディスク装置等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラムやテーブルやファイルやデータベースやウェブページ用ファイル等を格納する。
これら記憶部106の各構成要素のうち、受信データファイル106aは、業務システムから受信した通信データを格納する受信データ格納手段である。第9図は、受信データファイル106aに格納される情報の一例を示す図である。
この受信データファイル106aに格納される情報は、第9図に示すように、各通信データを一意に識別するための通信データID、通信データの送信元の業務システムに関する送信元情報、通信データの送信先の業務システムに関する送信先情報、および、各通信データのコンテンツを相互に関連付けて構成されている。
ここで、送信元情報および送信先情報は、各業務システムの業務サーバ装置400のIPアドレスやドメインネーム等に関する情報であってもよい。
また、通信データのコンテンツには、画像データ、テキストファイル、音声ファイル、動画ファイル等が含まれてもよい。
また、送受信パターンファイル106bは、送受信で使用する全てのデータ送受信プロトコルやデータフォーマットに関する情報等を格納する送受信パターン格納手段である。第10図は、送受信パターンファイル106bに格納される情報の一例を示す図である。
この送受信パターンファイル106bに格納される情報は、第10図に示すように、業務システムを一意に識別するための業務システムID、使用するデータ送受信プロトコルおよびデータフォーマット等を相互に関連付けて構成されている。
また、成型済データファイル106cは、送信先の業務システムに適合するデータフォーマット等に成型された成型済通信データを格納する成型済通信データ格納手段である。第11図は、成型済データファイル106cに格納される情報の一例を示す図である。
この成型済データファイル106cに格納される情報は、第11図に示すように、成型済通信データを一意に識別するための成型済通信データID、通信データID、および、各成型済通信データのコンテンツを相互に関連付けて構成されている。
ここで、成型済通信データのコンテンツには、画像データ、テキストファイル、音声ファイル、動画ファイル等が含まれてもよい。
また、通信ログファイル106dは、データ交換装置100において送信される通信データの履歴に関するログ情報を格納する通信ログ格納手段である。第12図は、通信ログファイル106dに格納される情報の一例を示す図である。
この通信ログファイル106dに格納される情報は、第12図に示すように、通信データID、送受信日時、送受信結果、エラー処理の結果等を相互に関連付けて構成されている。
また、その他の情報として、データ交換装置100の記憶部106には、ウェブサイトを業務システム500に提供するための各種のWebデータやCGIプログラム等が記録されている。
このWebデータとしては、後述する各種のWebページを表示するためのデータ等があり、これらデータは、例えば、HTMLやXMLにて記述されたテキストファイルとして形成されている。また、これらのWebデータを作成するための部品用のファイルや作業用のファイルやその他一時的なファイル等も記憶部106に記憶される。
この他、必要に応じて、業務システム500に送信するための音声をWAVE形式やAIFF形式の如き音声ファイルで格納したり、静止画や動画をJPEG形式やMPEG2形式の如き画像ファイルで格納したりすることができる。
また、第6図において、通信制御インターフェース部104は、データ交換装置100と業務サーバ装置400(またはルータ等の通信装置)との間における通信制御を行う。すなわち、通信制御インターフェース部104は、他の端末と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。
また、第6図において、制御部102は、OS(Operating System)等の制御プログラム、各種の処理手順等を規定したプログラム、および所要データを格納するための内部メモリを有し、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部102は、機能概念的に、受信部102a、解析部102b、成型部102c、送信部102d、および、状態監視部102eを備えて構成されている。
このうち、受信部102aは、通信データの送信元の業務システムに関する送信元情報と通信データの送信先の業務システムに関する送信先情報を含む通信データを受信する受信手段である。また、解析部102bは、受信手段にて受信した通信データの送信元情報および送信先情報に基づいて、通信データのデータ送受信プロトコルおよびデータフォーマットを解析する解析手段である。また、成型部102cは、送信先情報に指定された業務システムのデータフォーマットに適用するように、解析手段にて解析された通信データを成型する成型手段である。また、送信部102dは、成型手段にて成型された成型通信データを、送信先情報にて指定された業務システムに対して送信する送信手段である。また、状態監視部102eは、通信データの送受信時のエラーを監視し、エラーが発生した場合には自動修復や、送信元及び送信先の業務システムに対してエラーメッセージを送信する状態監視手段である。なお、これら各部によって行なわれる処理の詳細については、後述する。
(システム構成−クライアント装置200)
次に、クライアント装置200の構成について説明する。第7図は、本発明が適用されるクライアント装置200の構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。この第7図に示すように、クライアント装置200は、概略的には、制御部210、ROM220、HD230、RAM240、入力装置250、出力装置260、入出力制御IF270、および、通信制御IF280を備えて構成されており、これら各部がバスを介してデータ通信可能に接続されている。
このクライアント装置200の制御部210は、Webブラウザ211および電子メーラ212を備えて構成されている。このうち、Webブラウザ211は、基本的には、Webデータを解釈して、後述するモニタ261に表示させる表示制御(ブラウズ処理)を行うものである。また、電子メーラ212は、所定の通信規約(例えば、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol))に従って、電子メールの送受信を行う。
また、入力装置250としては、キーボード、マウス、および、マイク等を用いることができる。また、後述するモニタ261も、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現する。
また、出力装置260としては、モニタ(家庭用テレビを含む)261、および、プリンタ262が設けられている。この他、出力装置260としては、スピーカ等を用いることができる。出力装置260は、通信制御IF280を介して受信された情報を出力する出力手段である。
また、通信制御IF280は、クライアント装置200とネットワーク300(またはルータ等の通信装置)との間における通信制御を行う。この通信制御IF280は、業務サーバ装置400から送信された情報を受信する受信手段である。
このように構成されたクライアント装置200は、モデム、TA、ルータ等の通信装置と電話回線を介して、あるいは、専用線を介して、ネットワーク300に接続されており、所定の通信規約(たとえば、TCP/IPインターネットプロトコル)に従って業務サーバ装置400にアクセスすることができる。
(システム構成−ネットワーク300)
次に、ネットワーク300の構成について説明する。ネットワーク300は、データ交換装置100とクライアント装置200とを相互に接続する機能を有し、例えば、インターネットや専用線やイントラネットや企業内LAN等である。
(システム構成−業務サーバ装置400)
次に、業務サーバ装置400の構成について説明する。業務サーバ装置400は、ネットワーク300を介して、データ交換装置100とクライアント装置200と相互に接続され、利用者に対して社内および社外の受発注等の各業務処理を行うウェブサイトを提供する機能を有する。
ここで、業務サーバ装置400は、WEBサーバやASPサーバ等として構成してもよく、そのハードウェア構成は、一般に市販されるワークステーション、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置およびその付属装置により構成してもよい。
また、以下に説明する業務サーバ装置400の各機能は、業務サーバ装置400のハードウェア構成中のCPU、ディスク装置、メモリ装置、入力装置、出力装置、通信制御装置等およびそれらを制御するプログラム等により実現される。
(システムの処理)
次に、このように構成された本システムを用いて行なわれる本方法としてのデータ交換処理の詳細について第8図を参照して説明する。
第8図は、本実施形態における本システムのデータ交換処理の一例を示すフローチャートである。
まず、クライアント装置200は、業務サーバ装置400の提供する業務システムウェブサイトのアドレス(URL等)を利用者がWebブラウザ211の表示される画面上で入力装置250を介して指定することにより、社内のLANやイントラネット等を介して、業務サーバ装置400に接続する。
具体的には、利用者が、クライアント装置200のWebブラウザ211を起動し、このWebブラウザ211の所定の入力欄に、業務システムの業務サーバ装置400に対応する所定のURLを入力する。そして、利用者が、このWebブラウザ211の画面更新を指示すると、Webブラウザ211は、このURLを通信制御IF280を介して所定の通信規約にて送信し、このURLに基づくルーティングによって業務サーバ装置400に対するWebページの送信要求を行う。
ついで、業務サーバ装置400は、クライアント装置200からの送信の有無を監視しており、送信を受けると、この送信の内容を解析し、その結果に応じて当該制御部102内の各部に処理を移す。ここで、データ交換装置100からクライアント装置200へデータ送信を行う際のクライアント装置200の特定は、クライアント装置200から送信要求と共に送信されたIPアドレスを用いて行う。
なお、このように利用者からWebページの送信要求があった場合には、利用者に利用者IDおよびパスワードの入力を求め、当該利用者IDおよびパスワードに基づいて認証可否を判断し、認証可の場合にのみWebページを閲覧させてもよい(以下においても同様であるためその詳細を省略する)。
このクライアント装置200は、業務サーバ装置400からのWebデータを通信制御IF280を介して受信し、このデータをWebブラウザ211にて解釈することにより、モニタ261に受発注等の業務用Webページを表示する。以下、クライアント装置200から業務サーバ装置400への画面要求と、業務サーバ装置400からクライアント装置200へのWebデータの送信、および、クライアント装置200におけるWebページの表示はほぼ同様に行われるものとし、以下ではその詳細を省略する。
そして、利用者がクライアント装置200の入力装置250を介してデータを入力すると、入力されたデータが業務サーバ装置400に送信される。業務サーバ装置400は、入力されたデータを格納した後、該入力データに送信元の上記業務システムに関する送信元情報、および、送信先の業務システムに関する送信先情報を付加して通信データを作成して、該通信データをデータ交換装置100に対して送信する(ステップSA−1)。
そして、データ交換装置100は、受信部102aの処理により、業務サーバ装置400から通信データを受信すると(ステップSA−2)、該通信データを受信データファイル106aに登録する。
そして、データ交換装置100は、解析部102bの処理により、通信データの送信元情報を参照して、当該通信データが自社の業務システムから送信されたものか、または、他社の業務システムから送信されたものかを判定する(ステップSA−3)。
ステップSA−3において、他社の業務システムから送信されたと判定された場合には、データ交換装置100は、解析部102bの処理により、受信データファイル106aに登録された通信データをメモリ上に展開して、通信データの送信元情報および送信先情報に基づいて送受信パターンファイル106bにアクセスして、通信データのデータ送受信プロトコルおよびデータフォーマットを解析する(ステップSA−4)。
すなわち、データ交換装置100は、解析部102bの処理により、送信先情報に基づいて送受信パターンファイル106bにアクセスして、送信先の企業の業務システムを選定し、その業務システムに適合するデータフォーマットおよびデータ送受信プロトコルを抽出する(ステップSA−5)。
そして、データ交換装置100は、成型部102cの処理により、送信先の業務システムに適合するデータフォーマットに基づいて通信データを加工することにより成型して、成型済通信データを作成し、成型済データファイル106cに格納する(ステップSA−6)。
一方、ステップSA−3において、自社の業務システムから送信されたと判定された場合には、データ交換装置100は、送信部102dの処理により、受信データファイル106aに登録された通信データの送信先情報に基づいて送受信パターンファイル106bにアクセスして、通信データのデータ送受信プロトコルを取得し、当該データ送受信プロトコルを用いて送信先の業務サーバ装置400とコネクション(接続)を確立する(ステップSA−7)。
そして、データ交換装置100は、送信部102dの処理により、成型済データファイル106cに格納された成型済通信データを参照し、当該成型済通信データを送信先の業務サーバ装置400に対して、当該データ送受信プロトコルを用いて送信する(ステップSA−8)。すなわち、データ交換装置100は、送信先の業務サーバ装置400に対して擬似的なWebブラウザとなり、成型済通信データを送信する。
そして、データ交換装置100は、送信部102dの処理により、全ての成型済通信データを送信したかを判定し(ステップSA−9)、送信した場合には、状態監視部102eの処理により、送信先の業務サーバ装置400とのコネクション(接続)を切断した後、送信日時、送信可否およびエラー処理の可否等を通信ログとして通信ログファイル106dに格納する(ステップSA−10)。これにて、データ交換処理が終了する。
(他の実施の形態)
さて、これまで本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した実施の形態以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて実施されてよいものである。
また、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行なわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行なわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、データ交換装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、データ交換装置100の各サーバが備える処理機能、特に制御部にて行なわれる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現することができ、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現することも可能である。なお、プログラムは、後述する記録媒体に記録されており、必要に応じてデータ交換装置100に機械的に読み取られる。
また、データ交換装置100は、さらなる構成要素として、マウス等の各種ポインティングデバイスやキーボードやイメージスキャナやデジタイザ等から成る入力装置(図示せず)、入力データのモニタに用いる表示装置(図示せず)、システムクロックを発生させるクロック発生部(図示せず)、および、各種処理結果その他のデータを出力するプリンタ等の出力装置(図示せず)を備えてもよく、また、入力装置、表示装置および出力装置は、それぞれ入出力インターフェースを介して制御部102に接続されてもよい。
記憶部に格納される各種のデータベース(受信データファイル106a〜通信ログファイル106d)は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラムやテーブルやファイルやデータベースやウェブページ用ファイル等を格納する。
また、データ交換装置100は、既知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション等の情報処理端末等の情報処理装置にプリンタやモニタやイメージスキャナ等の周辺装置を接続し、該情報処理装置に本発明の方法を実現させるソフトウェア(プログラム、データ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
さらに、データ交換装置100の分散・統合の具合的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷等に応じた任意の単位で、機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、各データベースを独立したデータベース装置として独立に構成してもよく、また、処理の一部をCGI(Common Gateway Interface)を用いて実現してもよい。
また、クライアント装置200は、既知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション、家庭用ゲーム装置、インターネットTV、PHS端末、携帯端末、移動体通信端末またはPDA等の情報処理端末等の情報処理装置にプリンタやモニタやイメージスキャナ等の周辺装置を必要に応じて接続し、該情報処理装置にウェブ情報のブラウジング機能や電子メール機能を実現させるソフトウェア(プログラム、データ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
このクライアント装置200の制御部は、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現することができる。すなわち、ROMまたはHDには、OS(Operating System)と協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
しかしながら、このコンピュータプログラムは、クライアント装置200に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記録されてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。このあるいは、各制御部の全部または任意の一部を、ワイヤードロジック等によるハードウェアとして実現することも可能である。
また、本発明にかかるプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、フロッピーディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM、EEPROM、CD−ROM、MO、DVD等の任意の「可搬用の物理媒体」や、各種コンピュータシステムに内蔵されるROM、RAM、HD等の任意の「固定用の物理媒体」、あるいは、LAN、WAN、インターネットに代表されるネットワークを介してプログラムを送信する場合の通信回線や搬送波のように、短期にプログラムを保持する「通信媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードやバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OS(Operating System)に代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施の形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成、読み取り手順、あるいは、読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
また、ネットワーク300は、データ交換装置100とクライアント装置200とを相互に接続する機能を有し、例えば、インターネットや、イントラネットや、LAN(有線/無線の双方を含む)や、VANや、パソコン通信網や、公衆電話網(アナログ/デジタルの双方を含む)や、専用回線網(アナログ/デジタルの双方を含む)や、CATV網や、IMT2000方式、GSM方式またはPDC/PDC−P方式等の携帯回線交換網/携帯パケット交換網や、無線呼出網や、Bluetooth等の局所無線網や、PHS網や、CS、BSまたはISDB等の衛星通信網等のうちいずれかを含んでもよい。すなわち、本システムは、有線・無線を問わず任意のネットワークを介して、各種データを送受信することができる。
以上詳細に説明したように、本発明によれば、通信データの送信元の業務システムに関する送信元情報と通信データの送信先の業務システムに関する送信先情報を含む通信データを受信し、受信した通信データの送信元情報および送信先情報に基づいて、通信データのデータ送受信プロトコルおよびデータフォーマットを解析するので、複数のデータフォーマットやプロトコルが混在する複数の業務システムにおいて通信データを送受信する場合であっても、適合する形式を臨機応変に選択することができる業務データ交換システム、データ交換装置、業務データ交換方法、プログラム、および、記録媒体を提供することができる。
また、本発明によれば、送信先情報に指定された業務システムのデータフォーマットに適用するように、解析された通信データを成型するので、複数のデータフォーマットが混在する複数の業務システムにおいて通信データを送受信する場合であっても、適合するデータ形式を自動的に選択することができる業務データ交換システム、データ交換装置、業務データ交換方法、プログラム、および、記録媒体を提供することができる。
また、本発明によれば、成型された成型通信データを、送信先情報にて指定された業務システムに対して送信するので、各業務システムに適合するデータフォーマットにて自動的に受け取ることができる業務データ交換システム、データ交換装置、業務データ交換方法、プログラム、および、記録媒体を提供することができる。
また、本発明によれば、送信先情報にて指定された業務システムに対応するデータ送受信プロトコルにより送信するので、各業務システムに適合するプロトコルを自動的に選択して通信データを送信することができる業務データ交換システム、データ交換装置、業務データ交換方法、プログラム、および、記録媒体を提供することができる。
さらに、本発明によれば、データ送受信プロトコルは、HTTPプロトコルであり、成型通信データを受信した業務システムは、Webブラウザ上に成型通信データを表示可能にするので、データ交換装置はあたかも利用者同士がブラウザを用いてデータを送受信しているかのように、相互の業務システムのプロトコルとフォーマットに適合したデータ交換を行うことができる業務データ交換システム、データ交換装置、業務データ交換方法、プログラム、および、記録媒体を提供することができる。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明にかかる業務データ交換システム、データ交換装置、業務データ交換方法、プログラム、および、記録媒体は、異なる企業等の業務システムがインターネット等のオープンなネットワークを介して通信データを送受信する場合に有用であり、特に、異なる企業等の業務システムがインターネット等のオープンなネットワークを介して通信データを送受信する際に、既に出来上がっている各業務システムのワークフローに変更を加えることなくデータ共有を円滑に行う場合に適している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本システムの全体構成の一例を示すブロック図であり、第2図は、本システムの基本的特徴を説明する概念図であり、第3図は、本システムの基本的特徴を説明する概念図であり、第4図は、本システムの基本的特徴を説明する概念図であり、第5図は、本システムの基本的特徴を説明する概念図であり、第6図は、本発明が適用されるデータ交換装置100の構成の一例を示すブロック図であり、第7図は、本発明が適用されるクライアント装置200の構成の一例を示すブロック図であり、第8図は、本実施形態における本システムのデータ交換処理の一例を示すフローチャートであり、第9図は、受信データファイル106aに格納される情報の一例を示す図であり、第10図は、送受信パターンファイル106bに格納される情報の一例を示す図であり、第11図は、成型済データファイル106cに格納される情報の一例を示す図であり、第12図は、通信ログファイル106dに格納される情報の一例を示す図であり、第13図は、従来技術における複数の企業の業務システム間の通信データの送受信を示す概念図である。
【0003】
上記通信データを受信する受信手段と、上記受信手段にて受信した上記通信データの上記送信元情報および上記送信先情報に基づいて、上記通信データのデータ送受信プロトコルおよびデータフォーマットを解析する解析手段と、上記解析手段にて解析された上記通信データを、上記送信先情報に指定された上記業務システムの上記データフォーマットに適用するように成型する成型手段と、上記成型手段にて成型された成型通信データを、上記送信先情報にて指定された上記業務システムに対して、当該業務システムに対応する上記データ送受信プロトコルにより送信する送信手段と、上記受信手段による上記通信データの受信および/または上記送信手段による上記成型通信データの送信のエラーを監視し、当該エラーが発生した場合、上記通信データおよび/または上記成型通信データを修復、および/または、上記業務システムに対して当該エラーを通知する状態監視手段とを備えたことを特徴とする。
このシステムによれば、通信データの送信元の業務システムに関する送信元情報と通信データの送信先の業務システムに関する送信先情報を含む通信データを受信し、受信した通信データの送信元情報および送信先情報に基づいて、通信データのデータ送受信プロトコルおよびデータフォーマットを解析し、解析された通信データを、送信先情報に指定された業務システムのデータフォーマットに適用するように成型し、成型された成型通信データを、送信先情報にて指定された業務システムに対して、当該業務システムに対応するデータ送受信プロトコルにより送信し、通信データの受信および/または成型通信データの送信のエラーを監視し、当該エラーが発生した場合、通信データおよび/または成型通信データを修復、および/または、業務システムに対して当該エラーを通知するので、複数のデータフォーマットやプロトコルが混在する複数の業務システムにおいて通信データを送受信する場合であっても、適合する形式を臨機応変に選択することができるようになる。
また、このシステムによれば、送信先情報に指定された業務システムのデータフォーマットに適用するように、解析された通信データを成型するので、複数の
【0004】
データフォーマットが混在する複数の業務システムにおいて通信データを送受信する場合であっても、適合するデータ形式を自動的に選択することができるようになる。
また、このシステムによれば、成型された成型通信データを、送信先情報にて指定された業務システムに対して送信するので、各業務システムに適合するデータフォーマットにて自動的に受け取ることができるようになる。
また、このシステムによれば、送信先情報にて指定された業務システムに対応するデータ送受信プロトコルにより送信するので、各業務システムに適合するプロトコルを自動的に選択して通信データを送信することができるようになる。
また、このシステムによれば、通信データの受信および/または成型通信データの送信のエラーを監視し、当該エラーが発生した場合、通信データおよび/または成型通信データを修復、および/または、業務システムに対して当該エラーを通知するので、エラーメッセージを自動的に解読して正常な処理を行うことができるようになる。
また、本発明にかかる業務データ交換システムは、上記に記載の業務データ交換システムにおいて、上記データ送受信プロトコルは、HTTPプロトコルであり、上記成型通信データを受信した上記業務システムは、Webブラウザ上に上記成型通信データを表示可能にすることを特徴とする。
このシステムによれば、データ送受信プロトコルは、HTTPプロトコルであり、成型通信データを受信した業務システムは、Webブラウザ上に成型通信データを表示可能にするので、データ交換装置はあたかも利用者同士がブラウザを用いてデータを送受信しているかのように、相互の業務システムのプロトコルとフォーマットに適合したデータ交換を行うことができるようになる。
また、本発明はデータ交換装置に関するものであり、本発明にかかるデータ交換装置は、複数の業務システムにネットワークを介して通信可能に接続して構成され、上記業務システム間で通信される通信データを交換するデータ交換装置であって、上記通信データの送信元の上記業務システムに関する送信元情報と上記
【0005】
通信データの送信先の上記業務システムに関する送信先情報を含む上記通信データを受信する受信手段と、上記受信手段にて受信した上記通信データの上記送信元情報および上記送信先情報に基づいて、上記通信データのデータ送受信プロトコルおよびデータフォーマットを解析する解析手段と、上記解析手段にて解析された上記通信データを、上記送信先情報に指定された上記業務システムの上記データフォーマットに適用するように成型する成型手段と、上記成型手段にて成型された成型通信データを、上記送信先情報にて指定された上記業務システムに対して、当該業務システムに対応する上記データ送受信プロトコルにより送信する送信手段と、上記受信手段による上記通信データの受信および/または上記送信手段による上記成型通信データの送信のエラーを監視し、当該エラーが発生した場合、上記通信データおよび/または上記成型通信データを修復、および/または、上記業務システムに対して当該エラーを通知する状態監視手段とを備えたことを特徴とする。
この装置によれば、通信データの送信元の業務システムに関する送信元情報と通信データの送信先の業務システムに関する送信先情報を含む通信データを受信し、受信した通信データの送信元情報および送信先情報に基づいて、通信データのデータ送受信プロトコルおよびデータフォーマットを解析し、解析された通信データを、送信先情報に指定された業務システムのデータフォーマットに適用するように成型し、成型された成型通信データを、送信先情報にて指定された業務システムに対して、当該業務システムに対応するデータ送受信プロトコルにより送信し、通信データの受信および/または成型通信データの送信のエラーを監視し、当該エラーが発生した場合、通信データおよび/または成型通信データを修復、および/または、業務システムに対して当該エラーを通知するので、複数のデータフォーマットやプロトコルが混在する複数の業務システムにおいて通信データを送受信する場合であっても、適合する形式を臨機応変に選択することができるようになる。
また、この装置によれば、送信先情報に指定された業務システムのデータフォ
【0006】
ーマットに適用するように、解析された通信データを成型するので、複数のデータフォーマットが混在する複数の業務システムにおいて通信データを送受信する場合であっても、適合するデータ形式を自動的に選択することができるようになる。
また、この装置によれば、成型された成型通信データを、送信先情報にて指定された業務システムに対して送信するので、各業務システムに適合するデータフォーマットにて自動的に受け取ることができるようになる。
また、この装置によれば、送信先情報にて指定された業務システムに対応するデータ送受信プロトコルにより送信するので、各業務システムに適合するプロトコルを自動的に選択して通信データを送信することができるようになる。
また、この装置によれば、通信データの受信および/または成型通信データの送信のエラーを監視し、当該エラーが発生した場合、通信データおよび/または成型通信データを修復、および/または、業務システムに対して当該エラーを通知するので、エラーメッセージを自動的に解読して正常な処理を行うことができるようになる。
また、本発明にかかるデータ交換装置は、上記に記載のデータ交換装置において、上記データ送受信プロトコルは、HTTPプロトコルであり、上記成型通信データを受信した上記業務システムは、Webブラウザ上に上記成型通信データを表示可能にすることを特徴とする。
この装置によれば、データ送受信プロトコルは、HTTPプロトコルであり、成型通信データを受信した業務システムは、Webブラウザ上に成型通信データを表示可能にするので、データ交換装置はあたかも利用者同士がブラウザを用いてデータを送受信しているかのように、相互の業務システムのプロトコルとフォーマットに適合したデータ交換を行うことができるようになる。
また、本発明は業務データ交換方法に関するものであり、本発明にかかる業務データ交換方法は、複数の業務システムと、上記業務システム間で通信される通信データを交換するデータ交換装置とを、ネットワークを介して通信可能に接続
【0007】
して構成された業務データ交換システムを用いて実行される業務データ交換方法であって、上記通信データの送信元の上記業務システムに関する送信元情報と上記通信データの送信先の上記業務システムに関する送信先情報を含む上記通信データを受信する受信手順と、上記受信手順にて受信した上記通信データの上記送信元情報および上記送信先情報に基づいて、上記通信データのデータ送受信プロトコルおよびデータフォーマットを解析する解析手順と、上記解析手順にて解析された上記通信データを、上記送信先情報に指定された上記業務システムの上記データフォーマットに適用するように成型する成型手順と、上記成型手順にて成型された成型通信データを、上記送信先情報にて指定された上記業務システムに対して、当該業務システムに対応する上記データ送受信プロトコルにより送信する送信手順と、上記受信手順による上記通信データの受信および/または上記送信手順による上記成型通信データの送信のエラーを監視し、当該エラーが発生した場合、上記通信データおよび/または上記成型通信データを修復、および/または、上記業務システムに対して当該エラーを通知する状態監視手順とを含むことを特徴とする。
この方法によれば、通信データの送信元の業務システムに関する送信元情報と通信データの送信先の業務システムに関する送信先情報を含む通信データを受信し、受信した通信データの送信元情報および送信先情報に基づいて、通信データのデータ送受信プロトコルおよびデータフォーマットを解析し、解析された通信データを、送信先情報に指定された業務システムのデータフォーマットに適用するように成型し、成型された成型通信データを、送信先情報にて指定された業務システムに対して、当該業務システムに対応するデータ送受信プロトコルにより送信し、通信データの受信および/または成型通信データの送信のエラーを監視し、当該エラーが発生した場合、通信データおよび/または成型通信データを修復、および/または、業務システムに対して当該エラーを通知するので、複数のデータフォーマットやプロトコルが混在する複数の業務システムにおいて通信データを送受信する場合であっても、適合する形式を臨機応変に選択することがで
【0008】
きるようになる。
また、この方法によれば、送信先情報に指定された業務システムのデータフォーマットに適用するように、解析された通信データを成型するので、複数のデータフォーマットが混在する複数の業務システムにおいて通信データを送受信する場合であっても、適合するデータ形式を自動的に選択することができるようになる。
また、この方法によれば、成型された成型通信データを、送信先情報にて指定された業務システムに対して送信するので、各業務システムに適合するデータフォーマットにて自動的に受け取ることができるようになる。
また、この方法によれば、送信先情報にて指定された業務システムに対応するデータ送受信プロトコルにより送信するので、各業務システムに適合するプロトコルを自動的に選択して通信データを送信することができるようになる。
また、この方法によれば、通信データの受信および/または成型通信データの送信のエラーを監視し、当該エラーが発生した場合、通信データおよび/または成型通信データを修復、および/または、業務システムに対して当該エラーを通知するので、エラーメッセージを自動的に解読して正常な処理を行うことができるようになる。
また、本発明にかかる業務データ交換方法は、上記に記載の業務データ交換方法において、上記データ送受信プロトコルは、HTTPプロトコルであり、上記成型通信データを受信した上記業務システムは、Webブラウザ上に上記成型通信データを表示可能にすることを特徴とする。
この方法によれば、データ送受信プロトコルは、HTTPプロトコルであり、成型通信データを受信した業務システムは、Webブラウザ上に成型通信データを表示可能にするので、データ交換装置はあたかも利用者同士がブラウザを用いてデータを送受信しているかのように、相互の業務システムのプロトコルとフォーマットに適合したデータ交換を行うことができるようになる。
また、本発明はプログラムに関するものであり、本発明にかかるプログラムは、
【0009】
複数の業務システムにネットワークを介して通信可能に接続して構成され、上記業務システム間で通信される通信データを交換するデータ交換装置を用いて実行されるデータ交換方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、上記通信データの送信元の上記業務システムに関する送信元情報と上記通信データの送信先の上記業務システムに関する送信先情報を含む上記通信データを受信する受信手順と、上記受信手順にて受信した上記通信データの上記送信元情報および上記送信先情報に基づいて、上記通信データのデータ送受信プロトコルおよびデータフォーマットを解析する解析手順と、上記解析手順にて解析された上記通信データを、上記送信先情報に指定された上記業務システムの上記データフォーマットに適用するように成型する成型手順と、上記成型手順にて成型された成型通信データを、上記送信先情報にて指定された上記業務システムに対して、当該業務システムに対応する上記データ送受信プロトコルにより送信する送信手順と、上記受信手順による上記通信データの受信および/または上記送信手順による上記成型通信データの送信のエラーを監視し、当該エラーが発生した場合、上記通信データおよび/または上記成型通信データを修復、および/または、上記業務システムに対して当該エラーを通知する状態監視手順とを含むことを特徴とする。
このプログラムによれば、通信データの送信元の業務システムに関する送信元情報と通信データの送信先の業務システムに関する送信先情報を含む通信データを受信し、受信した通信データの送信元情報および送信先情報に基づいて、通信データのデータ送受信プロトコルおよびデータフォーマットを解析し、解析された通信データを、送信先情報に指定された業務システムのデータフォーマットに適用するように成型し、成型された成型通信データを、送信先情報にて指定された業務システムに対して、当該業務システムに対応するデータ送受信プロトコルにより送信し、通信データの受信および/または成型通信データの送信のエラーを監視し、当該エラーが発生した場合、通信データおよび/または成型通信データを修復、および/または、業務システムに対して当該エラーを通知するので、複数のデータフォーマットやプロトコルが混在する複数の業務システムにおいて通信データを送受信する場合であっても、適合する形式を臨機応変に選択することができるようになる。
また、このプログラムによれば、送信先情報に指定された業務システムのデータフォーマットに適用するように、解析された通信データを成型するので、複数のデータフォーマットが混在する複数の業務システムにおいて通信データを送受信する場合であっても、適合するデータ形式を自動的に選択することができるようになる。
また、このプログラムによれば、成型された成型通信データを、送信先情報にて指定された業務システムに対して送信するので、各業務システムに適合するデータフォーマットにて自動的に受け取ることができるようになる。
また、このプログラムによれば、送信先情報にて指定された業務システムに対応するデータ送受信プロトコルにより送信するので、各業務システムに適合するプロトコルを自動的に選択して通信データを送信することができるようになる。
また、このプログラムによれば、通信データの受信および/または成型通信データの送信のエラーを監視し、当該エラーが発生した場合、通信データおよび/または成型通信データを修復、および/または、業務システムに対して当該エラーを通知するので、エラーメッセージを自動的に解読して正常な処理を行うことができるようになる。
また、本発明にかかるプログラムは、上記に記載のプログラムにおいて、上記データ送受信プロトコルは、HTTPプロトコルであり、上記成型通信データを受信した上記業務システムは、Webブラウザ上に上記成型通信データを表示可能にすることを特徴とする。
このプログラムによれば、データ送受信プロトコルは、HTTPプロトコルであり、成型通信データを受信した業務システムは、Webブラウザ上に成型通信データを表示可能にするので、データ交換装置はあたかも利用者同士がブラウザを用いてデータを送受信しているかのように、相互の業務システムのプロトコルとフォーマットに適合したデータ交換を行うことができるようになる。
また、本発明は記録媒体に関するものであり、本発明にかかる記録媒体は、上記に記載されたプログラムを記録したことを特徴とする。
この記録媒体によれば、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータに読み取らせて実行することによって、上記に記載されたプログラムにより実行される業務データ交換方法をコンピュータを利用して実現することができ、これら各方法と同様の効果を得ることができる。
図面の簡単な説明
第1図は、本システムの全体構成の一例を示すブロック図であり、第2図は、本システムの基本的特徴を説明する概念図であり、第3図は、本システムの基本的特徴を説明する概念図であり、第4図は、本システムの基本的特徴を説明する概念図であり、第5図は、本システムの基本的特徴を説明する概念図であり、第6図は、本発明が適用されるデータ交換装置100の構成の一例を示すブロック図であり、第7図は、本発明が適用されるクライアント装置200の構成の一例を示すブロック図であり、第8図は、本実施形態における本システムのデータ交
【0023】
テムに関する送信元情報と通信データの送信先の業務システムに関する送信先情報を含む通信データを受信し、受信した通信データの送信元情報および送信先情報に基づいて、通信データのデータ送受信プロトコルおよびデータフォーマットを解析し、解析された通信データを、送信先情報に指定された業務システムのデータフォーマットに適用するように成型し、成型された成型通信データを、送信先情報にて指定された業務システムに対して、当該業務システムに対応するデータ送受信プロトコルにより送信し、通信データの受信および/または成型通信データの送信のエラーを監視し、当該エラーが発生した場合、通信データおよび/または成型通信データを修復、および/または、業務システムに対して当該エラーを通知するので、複数のデータフォーマットやプロトコルが混在する複数の業務システムにおいて通信データを送受信する場合であっても、適合する形式を臨機応変に選択することができる業務データ交換システム、データ交換装置、業務データ交換方法、プログラム、および、記録媒体を提供することができる。
また、本発明によれば、送信先情報に指定された業務システムのデータフォーマットに適用するように、解析された通信データを成型するので、複数のデータフォーマットが混在する複数の業務システムにおいて通信データを送受信する場合であっても、適合するデータ形式を自動的に選択することができる業務データ交換システム、データ交換装置、業務データ交換方法、プログラム、および、記録媒体を提供することができる。
また、本発明によれば、成型された成型通信データを、送信先情報にて指定された業務システムに対して送信するので、各業務システムに適合するデータフォーマットにて自動的に受け取ることができる業務データ交換システム、データ交換装置、業務データ交換方法、プログラム、および、記録媒体を提供することができる。
また、本発明によれば、送信先情報にて指定された業務システムに対応するデータ送受信プロトコルにより送信するので、各業務システムに適合するプロトコルを自動的に選択して通信データを送信することができる業務データ交換システ
【0024】
ム、データ交換装置、業務データ交換方法、プログラム、および、記録媒体を提供することができる。
また、本発明によれば、通信データの受信および/または成型通信データの送信のエラーを監視し、当該エラーが発生した場合、通信データおよび/または成型通信データを修復、および/または、業務システムに対して当該エラーを通知するので、エラーメッセージを自動的に解読して正常な処理を行うことができる業務データ交換システム、データ交換装置、業務データ交換方法、プログラム、および、記録媒体を提供することができる。
さらに、本発明によれば、データ送受信プロトコルは、HTTPプロトコルであり、成型通信データを受信した業務システムは、Webブラウザ上に成型通信データを表示可能にするので、データ交換装置はあたかも利用者同士がブラウザを用いてデータを送受信しているかのように、相互の業務システムのプロトコルとフォーマットに適合したデータ交換を行うことができる業務データ交換システム、データ交換装置、業務データ交換方法、プログラム、および、記録媒体を提供することができる。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明にかかる業務データ交換システム、データ交換装置、業務データ交換方法、プログラム、および、記録媒体は、異なる企業等の業務システムがインターネット等のオープンなネットワークを介して通信データを送受信する場合に有用であり、特に、異なる企業等の業務システムがインターネット等のオープンなネットワークを介して通信データを送受信する際に、既に出来上がっている各業務システムのワークフローに変更を加えることなくデータ共有を円滑に行う場合に適している。

Claims (25)

  1. 複数の業務システムと、上記業務システム間で通信される通信データを交換するデータ交換装置とを、ネットワークを介して通信可能に接続して構成された業務データ交換システムであって、
    上記データ交換装置は、
    上記通信データの送信元の上記業務システムに関する送信元情報と上記通信データの送信先の上記業務システムに関する送信先情報を含む上記通信データを受信する受信手段と、
    上記受信手段にて受信した上記通信データの上記送信元情報および上記送信先情報に基づいて、上記通信データのデータ送受信プロトコルおよびデータフォーマットを解析する解析手段と、
    を備えたことを特徴とする業務データ交換システム。
  2. 上記データ交換装置は、
    上記送信先情報に指定された上記業務システムのデータフォーマットに適用するように、上記解析手段にて解析された当該通信データを成型する成型手段、
    をさらに備えたことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の業務データ交換システム。
  3. 上記データ交換装置は、
    上記成型手段にて成型された成型通信データを、上記送信先情報にて指定された上記業務システムに対して送信する送信手段、
    をさらに備えたことを特徴とする請求の範囲第2項に記載の業務データ交換システム。
  4. 上記送信手段は、
    上記送信先情報にて指定された上記業務システムに対応するデータ送受信プロトコルにより送信すること、
    を特徴とする請求の範囲第3項に記載の業務データ交換システム。
  5. 上記データ送受信プロトコルは、HTTPプロトコルであり、
    上記成型通信データを受信した上記業務システムは、Webブラウザ上に上記成型通信データを表示可能にすること、
    を特徴とする請求の範囲第4項に記載の業務データ交換システム。
  6. 複数の業務システムにネットワークを介して通信可能に接続して構成され、上記業務システム間で通信される通信データを交換するデータ交換装置であって、
    上記通信データの送信元の上記業務システムに関する送信元情報と上記通信データの送信先の上記業務システムに関する送信先情報を含む上記通信データを受信する受信手段と、
    上記受信手段にて受信した上記通信データの上記送信元情報および上記送信先情報に基づいて、上記通信データのデータ送受信プロトコルおよびデータフォーマットを解析する解析手段と、
    を備えたことを特徴とするデータ交換装置。
  7. 上記送信先情報に指定された上記業務システムのデータフォーマットに適用するように、上記解析手段にて解析された当該通信データを成型する成型手段、
    をさらに備えたことを特徴とする請求の範囲第6項に記載のデータ交換装置。
  8. 上記成型手段にて成型された成型通信データを、上記送信先情報にて指定された上記業務システムに対して送信する送信手段、
    をさらに備えたことを特徴とする請求の範囲第7項に記載のデータ交換装置。
  9. 上記送信手段は、
    上記送信先情報にて指定された上記業務システムに対応するデータ送受信プロトコルにより送信すること、
    を特徴とする請求の範囲第8項に記載のデータ交換装置。
  10. 上記データ送受信プロトコルは、HTTPプロトコルであり、
    上記成型通信データを受信した上記業務システムは、Webブラウザ上に上記成型通信データを表示可能にすること、
    を特徴とする請求の範囲第9項に記載のデータ交換装置。
  11. 複数の業務システムと、上記業務システム間で通信される通信データを交換するデータ交換装置とを、ネットワークを介して通信可能に接続して構成された業務データ交換システムを用いて実行される業務データ交換方法であって、
    上記通信データの送信元の上記業務システムに関する送信元情報と上記通信データの送信先の上記業務システムに関する送信先情報を含む上記通信データを受信する受信手順と、
    上記受信手順にて受信した上記通信データの上記送信元情報および上記送信先情報に基づいて、上記通信データのデータ送受信プロトコルおよびデータフォーマットを解析する解析手順と、
    を含むことを特徴とする業務データ交換方法。
  12. 上記送信先情報に指定された上記業務システムのデータフォーマットに適用するように、上記解析手順にて解析された当該通信データを成型する成型手順、
    をさらに含むことを特徴とする請求の範囲第11項に記載の業務データ交換方法。
  13. 上記成型手順にて成型された成型通信データを、上記送信先情報にて指定された上記業務システムに対して送信する送信手順、
    をさらに含むことを特徴とする請求の範囲第12項に記載の業務データ交換方法。
  14. 上記送信手順は、
    上記送信先情報にて指定された上記業務システムに対応するデータ送受信プロトコルにより送信すること、
    を特徴とする請求の範囲第13項に記載の業務データ交換方法。
  15. 上記データ送受信プロトコルは、HTTPプロトコルであり、
    上記成型通信データを受信した上記業務システムは、Webブラウザ上に上記成型通信データを表示可能にすること、
    を特徴とする請求の範囲第14項に記載の業務データ交換方法。
  16. 複数の業務システムにネットワークを介して通信可能に接続して構成され、上記業務システム間で通信される通信データを交換するデータ交換装置を用いて実行されるデータ交換方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    上記通信データの送信元の上記業務システムに関する送信元情報と上記通信データの送信先の上記業務システムに関する送信先情報を含む上記通信データを受信する受信手順と、
    上記受信手順にて受信した上記通信データの上記送信元情報および上記送信先情報に基づいて、上記通信データのデータ送受信プロトコルおよびデータフォーマットを解析する解析手順と、
    を含むことを特徴とするプログラム。
  17. 上記送信先情報に指定された上記業務システムのデータフォーマットに適用するように、上記解析手順にて解析された当該通信データを成型する成型手順、
    をさらに含むことを特徴とする請求の範囲第16項に記載のプログラム。
  18. 上記成型手順にて成型された成型通信データを、上記送信先情報にて指定された上記業務システムに対して送信する送信手順、
    をさらに含むことを特徴とする請求の範囲第17項に記載のプログラム。
  19. 上記送信手順は、
    上記送信先情報にて指定された上記業務システムに対応するデータ送受信プロトコルにより送信すること、
    を特徴とする請求の範囲第18項に記載のプログラム。
  20. 上記データ送受信プロトコルは、HTTPプロトコルであり、
    上記成型通信データを受信した上記業務システムは、Webブラウザ上に上記成型通信データを表示可能にすること、
    を特徴とする請求の範囲第19項に記載のプログラム。
  21. 複数の業務システムにネットワークを介して通信可能に接続して構成され、上記業務システム間で通信される通信データを交換するデータ交換装置を用いて実行されるデータ交換方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    上記通信データの送信元の上記業務システムに関する送信元情報と上記通信データの送信先の上記業務システムに関する送信先情報を含む上記通信データを受信する受信手順と、
    上記受信手順にて受信した上記通信データの上記送信元情報および上記送信先情報に基づいて、上記通信データのデータ送受信プロトコルおよびデータフォーマットを解析する解析手順と、
    を含むことを特徴とするプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  22. 上記送信先情報に指定された上記業務システムのデータフォーマットに適用するように、上記解析手順にて解析された当該通信データを成型する成型手順、
    をさらに含むことを特徴とする請求の範囲第21項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  23. 上記成型手順にて成型された成型通信データを、上記送信先情報にて指定された上記業務システムに対して送信する送信手順、
    をさらに含むことを特徴とする請求の範囲第22項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  24. 上記送信手順は、
    上記送信先情報にて指定された上記業務システムに対応するデータ送受信プロトコルにより送信すること、
    を特徴とする請求の範囲第23項に記載のプログラム。
  25. 上記データ送受信プロトコルは、HTTPプロトコルであり、
    上記成型通信データを受信した上記業務システムは、Webブラウザ上に上記成型通信データを表示可能にすること、
    を特徴とする請求の範囲第24項に記載のプログラム。
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