JP2002230247A - 業務プロセス管理システム、サーバ装置、社外連携サーバ装置、業務プロセス管理方法、および、プログラム - Google Patents

業務プロセス管理システム、サーバ装置、社外連携サーバ装置、業務プロセス管理方法、および、プログラム

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JP2002230247A
JP2002230247A JP2001027498A JP2001027498A JP2002230247A JP 2002230247 A JP2002230247 A JP 2002230247A JP 2001027498 A JP2001027498 A JP 2001027498A JP 2001027498 A JP2001027498 A JP 2001027498A JP 2002230247 A JP2002230247 A JP 2002230247A
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JP2001027498A
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Osamu Takizawa
修 滝沢
Shunichiro Koiso
俊一郎 小磯
Midori Sudo
みどり 須藤
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • G06Q10/063Operations research, analysis or management
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転送データ量に制限がなく多量のデータの送
信ができ、また、簡易なしくみで各業務プロセスにおけ
るワークフローを企業間で統合的に管理することができ
るシステム等を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明にかかるシステムは、社内の各部
門の社内用クライアント装置200にネットワークを介
して接続された技術情報交換サーバ装置100と、社外
の各部門の取引先用クライアント装置250にネットワ
ーク300を介して接続された社外連携サーバ装置15
0とを通信可能に接続して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、業務プロセス管理
システム、サーバ装置、社外連携サーバ装置、業務プロ
セス管理方法、サーバ装置に業務プロセス管理方法を実
行させるプログラム、および、社外連携サーバ装置に業
務プロセス管理方法を実行させるプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子データ交換(EDI;E
lectronic Data Interchang
e)等を用いて、企業対企業(B2B)の商取引や決済
処理などの情報を、ネットワークを介して交換する企業
間業務システムが存在する。従来の企業間業務システム
は、取引先企業とオンラインで接続し、受発注や決済な
どの処理を電子的に行うことができるシステムである。
ここで、EDIには、伝票形式に当たるビジネス・プロ
トコルと、これを転送する通信プロトコルがあるが、業
界ごとに標準があり、例えば、金融業界では全銀協手
順、流通業界ではJCA手順、製造業界ではEIAJ標
準などが利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
EDIを用いた企業間業務システムにおいては、転送デ
ータ量に制限があり多量のデータの送信には向かず、ま
た、簡易なしくみで各業務プロセスにおけるワークフロ
ーを企業間で統合的に管理することができないというシ
ステム構造上の基本的問題点を有していた。以下、この
問題点の内容について、一層具体的に説明する。
【0004】従来の企業間業務システムにおいては、部
門間/企業間にまたがる業務プロセスにおける技術情報
の交換方式は、通常大容量のデータ送信を伴うためED
Iを用いることができず、紙ベースか、FDやMOの媒
体ベースで行っているが、複数部門を経由する場合、何
処の部門で停滞しているのか把握できないため、電話や
FAX等で確認する必要があった。そのため、依頼元が
依頼先の作業状況を把握する手段は電話等となるため、
リアルタイムに把握ができないという問題点がある。
【0005】また、業務プロセスの依頼先においては、
業務プロセス全体のワークフローの進捗状況がわからな
いため、事前にいつ頃に依頼情報が来るのかを把握でき
ず、依頼されてからアクションを起こすことになり、手
番の短縮ができないという問題点がある。また、任意の
作業から複数に分岐し並列処理できないため、業務によ
っては対応できない場合があるという問題点がある。
【0006】また、業務プロセスの依頼先において、業
務プロセス全体のワークフローの進捗状況を把握するた
めには、依頼先からワークフローを管理するメインシス
テムにログインしなければならない。この場合に、各依
頼先にまでプロセス進捗情報等を参照させると、ワーク
フローの各ステージに関連付けされた情報をすべて共有
してしまう恐れがあるため、参照させたくない部門や企
業にまで情報が流出してしまう恐れがあるという問題点
がある。
【0007】また、従来のEDIを用いた企業間業務シ
ステムにおいては、転送データ量に制限があり多量のデ
ータの送信には向かないため、伝票のみ電子で送付さ
れ、技術情報は後から紙や記録媒体等で送付される。従
って、伝票をリアルタイムで受信できたとしても見積り
処理等を行うためには技術情報の到着を待つ必要があ
り、全体の処理時間がかかってしまうという問題点があ
る。
【0008】また、従来のEDIを用いた企業間業務シ
ステムにおいては、1社で複数のユーザ(部門)が利用
できないため、取引先内でデータ共有が困難であるいう
問題点がある。
【0009】また、従来のEDIを用いた企業間業務シ
ステムのワークフローを生成するツールの多くは、プラ
ンの雛型を作成するために、高度な知識を有するものが
多く、また、設計業務の多くは、作業の出戻り(棄
却)、作業を飛ばす(ジャンプ)等が多く発生するが、
従来のワークフローを生成するツールでは、このような
複雑なプランには対応できないという問題点がある。ま
た、従来のワークフローツールは、独自にカレンダー設
定ができないため、納期設定が曖昧なものとなる。ま
た、従来のワークフローツールは、フローに関連付けし
た伝票や帳票や資料等の版数管理を行うことができない
という問題点がある。また、従来のワークフローツール
は、フローに関連付けした伝票や帳票や資料等をシステ
ム内で圧縮しないため、利用者が独自に行う必要がある
という問題点がある。また、ワークフローツールは、各
ステージの作業に対して納期設定ができないという問題
点がある。
【0010】また、技術情報を紙や記録媒体等で送付す
るかわりに、電子メール(E−Mail)を用いる方法
もあるが、電子メールでは確実に送信先に届いたか把握
できず、また、技術情報の多くが大容量のために送信が
困難である。また、電子メールでの技術情報送付は、セ
キュリティ上の問題がある。
【0011】また、従来のEDIを用いた企業間業務シ
ステムにおいて、各業務における承認者は、印刷された
物以外のデータについての情報参照が困難であり、エビ
デンスの確保ができていないという問題点がある。ま
た、承認印、調査印、担当印の押印がすべて有効な場
合、上位の押印をしても下位の押印が完了していないと
承認処理が完結できないため、作業性が悪いという問題
点がある。
【0012】このように、従来のシステム等は数々の問
題点を有しており、その結果、システムの利用者および
管理者のいずれにとっても、利便性が悪く、また、業務
効率が悪いものであった。本発明は前記問題点に鑑みて
なされたもので、転送データ量に制限がなく多量のデー
タの送信ができ、また、簡易なしくみで各業務プロセス
におけるワークフローを企業間で統合的に管理すること
ができる、業務プロセス管理システム、サーバ装置、社
外連携サーバ装置、業務プロセス管理方法、および、プ
ログラムを提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、請求項1に記載の業務プロセス管理システム
は、社内の各部門のクライアント装置(実施の形態にお
ける社内用クライアント装置200)にネットワークを
介して接続されたサーバ装置(実施の形態における技術
情報交換サーバ装置100)と、社外の各部門のクライ
アント装置(実施の形態における取引先用クライアント
装置250)にネットワークを介して接続された社外連
携サーバ装置(実施の形態における社外連携サーバ装置
150)とを通信可能に接続して構成された業務プロセ
ス管理システムであって、前記サーバ装置は、前記業務
プロセスに対応する管理番号を格納する管理番号格納手
段と、前記管理番号格納手段にて格納された前記管理番
号の前記業務プロセスに対応するワークフローを管理す
るためのプロセス情報を格納するプロセス情報格納手段
と、前記ワークフローを構成するステージにおいて作成
される技術情報を格納する技術情報格納手段と、前記プ
ロセス情報格納手段にて格納された前記プロセス情報、
および、前記技術情報格納手段にて格納された前記技術
情報を、前記社外連携サーバ装置に対して送信する送信
手段とを備え、前記社外連携サーバ装置は、前記サーバ
装置から受信した前記プロセス情報、および、前記技術
情報を前記サーバ装置用の送信フォルダに格納する送信
フォルダ格納手段と、前記送信フォルダ格納手段にて格
納された前記送信フォルダを、前記社外の各部門のクラ
イアント装置用の受信フォルダに格納する受信フォルダ
格納手段と、前記社外の各部門のクライアント装置に対
して、所定の条件に従って前記受信フォルダへのアクセ
スを許容するアクセス許容手段とを備えたことを特徴と
する。
【0014】このシステムによれば、サーバ装置は、業
務プロセスに対応する管理番号を格納するので、管理番
号を一括管理することができ、管理番号により、業務プ
ロセスで作成される請求帳票や資料等をそれぞれ関連付
けることができるようになる。
【0015】また、サーバ装置は、格納された管理番号
の業務プロセスに対応するワークフローを管理するため
のプロセス情報を格納するので、管理番号に業務プロセ
スが関連付けて管理することができる。また、ワークフ
ローに関する情報を部門間/企業間で共有できるため、
何処の部門または作業で停滞しているのか容易に把握で
き、作業遅延が減少する。また、依頼先の作業状況まで
容易に把握できるため、作業遅延が減少する。また、依
頼先は事前に依頼情報を把握できるため、作業の手番の
短縮を図ることができる。
【0016】また、サーバ装置は、ワークフローを構成
するステージにおいて作成される技術情報を格納するの
で、帳票や資料等の技術情報を管理番号とセットにして
管理することができるため、別の利用者から技術情報を
参照することが容易になる。また、ワークフローに関連
した技術情報を格納する際に、技術情報の版数管理を行
うことも容易にできるようになる。また、セキュリティ
上の問題から技術情報毎を、その作成したステージに固
有の情報とするか、または、他のステージで共有の情報
とするかを管理することも容易にできるようになる。
【0017】また、サーバ装置は、プロセス情報、およ
び、技術情報を、社外連携サーバ装置に対して送信する
ので、社外の利用者はプロセス情報、および、技術情報
をセットにして参照することができるようになる。ま
た、社外の利用者は必要な情報を同時に受け取れるの
で、作業遅延が減少する。
【0018】また、社外連携サーバ装置は、サーバ装置
から受信したプロセス情報、および、技術情報をサーバ
装置用の送信フォルダに格納し、格納された送信フォル
ダを、社外の各部門のクライアント装置用の受信フォル
ダに格納し、社外の各部門のクライアント装置に対し
て、所定の条件に従って受信フォルダへのアクセスを許
容するので、既存のシステムに影響を与えることなく、
社外連携サーバ装置の機能により、安全に技術情報等を
送信することができるようになる。また取引先でも複数
の利用者(部門)が利用できるため、取引先内でのデー
タ共有が容易に行うことができる。
【0019】また、請求項2に記載の業務プロセス管理
システムは、請求項1に記載の業務プロセス管理システ
ムにおいて、前記サーバ装置は、前記技術情報に対する
電子的な押印を行う電子押印手段と、前記押印手段によ
り押印された後に、前記ワークフローを進行するワーク
フロー進行手段とをさらに備えたことを特徴とする。
【0020】このシステムによれば、サーバ装置は、技
術情報に対する電子的な押印を行い、押印された後にワ
ークフローを進行するので、発注伝票や回答票等の各種
の帳票等に対する承認処理を迅速に行うことが可能とな
り、ワークフローの進行が促進される。また、送付など
の承認者は伝票/帳票以外の技術情報も容易に参照可能
となり、また、エビデンスの確保が確実に行える。ま
た、上位の押印処理を行うと、下位の押印処理が不要と
することができるため、作業性が向上する。
【0021】また、請求項3に記載の業務プロセス管理
システムは、請求項1に記載の業務プロセス管理システ
ムにおいて、前記サーバ装置は、前記業務プロセスに対
応する雛型のワークフローを格納する雛型ワークフロー
格納手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0022】このシステムによれば、サーバ装置は、業
務プロセスに対応する雛型のワークフローを格納するの
で、利用者は、雛型の一覧より部門と作業等を選択する
のみでワークフローを作成することが可能となり、ワー
クフローの作成に専門知識が不要となる。
【0023】また、請求項4に記載の業務プロセス管理
システムは、請求項3に記載の業務プロセス管理システ
ムにおいて、前記サーバ装置は、前記雛型ワークフロー
格納手段により格納された前記雛型のワークフローを変
更するワークフロー変更手段、をさらに備えたことを特
徴とする。
【0024】このシステムによれば、サーバ装置は、格
納された雛型のワークフローを変更することができるの
で、例えば、ワークフローにおいて作業の出戻り(棄
却)や、作業を飛ばす(ジャンプ)等を付加することが
でき、あらゆる業務プロセスのワークフローにも対応で
きるようになる。また、任意の作業から複数に分岐して
並列処理を行うようにワークフローを設定できるため、
あらゆる業務プロセスのワークフローにも対応できるよ
うになる。また、雛型のワークフローの納期等を変更す
ることにより、独自にスケジュールの設定ができるた
め、確実な納期設定等が可能になる。また、ワークフロ
ーの各ステージの各作業単位で細かく納期設定等をする
ことにより、木目細かな納期管理を行うことができるよ
うになる。
【0025】また、請求項5に記載の業務プロセス管理
システムは、請求項1に記載の業務プロセス管理システ
ムにおいて、前記サーバ装置は、前記技術情報を、前記
社外の各部門のクライアント装置から受信した暗号鍵を
用いて暗号化する暗号化手段をさらに備え、前記送信手
段は、前記暗号化手段にて暗号化された前記技術情報
を、前記社外連携サーバ装置に対して送信することを特
徴とする。
【0026】このシステムによれば、サーバ装置は、技
術情報を、社外の各部門のクライアント装置から受信し
た暗号鍵を用いて暗号化し、暗号化された技術情報を、
社外連携サーバ装置に対して送信するので、システムが
自動で暗号化して送信し、受信側では自動で復号化する
ことができるため、セキュリティを保証することができ
る。
【0027】また、本発明はサーバ装置に関するもので
あり、請求項6に記載のサーバ装置は、社内の各部門の
クライアント装置にネットワークを介して接続されたサ
ーバ装置と、社外の各部門のクライアント装置にネット
ワークを介して接続された社外連携サーバ装置とを通信
可能に接続して構成された業務プロセス管理システムの
サーバ装置であって、前記業務プロセスに対応する管理
番号を格納する管理番号格納手段と、前記管理番号格納
手段にて格納された前記管理番号の前記業務プロセスに
対応するワークフローを管理するためのプロセス情報を
格納するプロセス情報格納手段と、前記ワークフローを
構成するステージにおいて作成される技術情報を格納す
る技術情報格納手段と、前記プロセス情報格納手段にて
格納された前記プロセス情報、および、前記技術情報格
納手段にて格納された前記技術情報を、前記社外連携サ
ーバ装置に対して送信する送信手段とを備えたことを特
徴とする。
【0028】このサーバ装置によれば、業務プロセスに
対応する管理番号を格納するので、管理番号を一括管理
することができ、管理番号により、業務プロセスで作成
される請求帳票や資料等をそれぞれ関連付けることがで
きるようになる。
【0029】また、格納された管理番号の業務プロセス
に対応するワークフローを管理するためのプロセス情報
を格納するので、管理番号に業務プロセスが関連付けて
管理することができる。また、ワークフローに関する情
報を部門間/企業間で共有できるため、何処の部門また
は作業で停滞しているのか容易に把握でき、作業遅延が
減少する。また、依頼先の作業状況まで容易に把握でき
るため、作業遅延が減少する。また、依頼先は事前に依
頼情報を把握できるため、作業の手番の短縮を図ること
ができる。
【0030】また、ワークフローを構成するステージに
おいて作成される技術情報を格納するので、帳票や資料
等の技術情報を管理番号とセットにして管理することが
できるため、別の利用者から技術情報を参照することが
容易になる。また、ワークフローに関連した技術情報を
格納する際に、技術情報の版数管理を行うことも容易に
できるようになる。また、セキュリティ上の問題から技
術情報毎を、その作成したステージに固有の情報とする
か、または、他のステージで共有の情報とするかを管理
することも容易にできるようになる。
【0031】また、プロセス情報、および、技術情報
を、社外連携サーバ装置に対して送信するので、社外の
利用者はプロセス情報、および、技術情報をセットにし
て参照することができるようになる。また、社外の利用
者は必要な情報を同時に受け取れるので、作業遅延が減
少する。
【0032】また、本発明は社外連携サーバ装置に関す
るものであり、請求項7に記載の社外連携サーバ装置
は、社内の各部門のクライアント装置にネットワークを
介して接続されたサーバ装置と、社外の各部門のクライ
アント装置にネットワークを介して接続された社外連携
サーバ装置とを通信可能に接続して構成された業務プロ
セス管理システムの社外連携サーバ装置であって、前記
業務プロセスに対応するワークフローを管理するための
プロセス情報、および、前記ワークフローを構成するス
テージにおいて作成される技術情報を、前記サーバ装置
から受信する受信手段と、前記受信手段にて受信した前
記プロセス情報、および、前記技術情報を前記サーバ装
置用の送信フォルダに格納する送信フォルダ格納手段
と、前記送信フォルダ格納手段にて格納された前記送信
フォルダを、前記社外の各部門のクライアント装置用の
受信フォルダに格納する受信フォルダ格納手段と、前記
社外の各部門のクライアント装置に対して、所定の条件
に従って前記受信フォルダへのアクセスを許容するアク
セス許容手段とを備えたことを特徴とする。
【0033】この社外連携サーバ装置によれば、サーバ
装置から受信したプロセス情報、および、技術情報をサ
ーバ装置用の送信フォルダに格納し、格納された送信フ
ォルダを、社外の各部門のクライアント装置用の受信フ
ォルダに格納し、社外の各部門のクライアント装置に対
して、所定の条件に従って受信フォルダへのアクセスを
許容するので、既存のシステムに影響を与えることな
く、社外連携サーバ装置の機能により、安全に技術情報
等を送信することができるようになる。また取引先でも
複数の利用者(部門)が利用できるため、取引先内での
データ共有が容易に行うことができる。
【0034】また、本発明は業務プロセス管理方法に関
するものであり、請求項8に記載の業務プロセス管理方
法は、社内の各部門のクライアント装置にネットワーク
を介して接続されたサーバ装置と、社外の各部門のクラ
イアント装置にネットワークを介して接続された社外連
携サーバ装置とを通信可能に接続して構成された業務プ
ロセス管理システムを用いた業務プロセス管理方法であ
って、前記業務プロセスに対応する管理番号を格納する
管理番号格納ステップと、前記管理番号格納ステップに
て格納された前記管理番号の前記業務プロセスに対応す
るワークフローを管理するためのプロセス情報を格納す
るプロセス情報格納ステップと、前記ワークフローを構
成するステージにおいて作成される技術情報を格納する
技術情報格納ステップと、前記プロセス情報格納ステッ
プにて格納された前記プロセス情報、および、前記技術
情報格納ステップにて格納された前記技術情報を、前記
社外連携サーバ装置に対して送信する送信ステップと、
前記サーバ装置から受信した前記プロセス情報、およ
び、前記技術情報を前記サーバ装置用の送信フォルダに
格納する送信フォルダ格納ステップと、前記送信フォル
ダ格納ステップにて格納された前記送信フォルダを、前
記社外の各部門のクライアント装置用の受信フォルダに
格納する受信フォルダ格納ステップと前記社外の各部門
のクライアント装置に対して、所定の条件に従って前記
受信フォルダへのアクセスを許容するアクセス許容ステ
ップとを含むことを特徴とする。
【0035】この業務プロセス管理方法によれば、業務
プロセスに対応する管理番号を格納するので、管理番号
を一括管理することができ、管理番号により、業務プロ
セスで作成される請求帳票や資料等をそれぞれ関連付け
ることができるようになる。
【0036】また、格納された管理番号の業務プロセス
に対応するワークフローを管理するためのプロセス情報
を格納するので、管理番号に業務プロセスが関連付けて
管理することができる。また、ワークフローに関する情
報を部門間/企業間で共有できるため、何処の部門また
は作業で停滞しているのか容易に把握でき、作業遅延が
減少する。また、依頼先の作業状況まで容易に把握でき
るため、作業遅延が減少する。また、依頼先は事前に依
頼情報を把握できるため、作業の手番の短縮を図ること
ができる。
【0037】また、ワークフローを構成するステージに
おいて作成される技術情報を格納するので、帳票や資料
等の技術情報を管理番号とセットにして管理することが
できるため、別の利用者から技術情報を参照することが
容易になる。また、ワークフローに関連した技術情報を
格納する際に、技術情報の版数管理を行うことも容易に
できるようになる。また、セキュリティ上の問題から技
術情報毎を、その作成したステージに固有の情報とする
か、または、他のステージで共有の情報とするかを管理
することも容易にできるようになる。
【0038】また、プロセス情報、および、技術情報
を、社外連携サーバ装置に対して送信するので、社外の
利用者はプロセス情報、および、技術情報をセットにし
て参照することができるようになる。また、社外の利用
者は必要な情報を同時に受け取れるので、作業遅延が減
少する。
【0039】また、サーバ装置から受信したプロセス情
報、および、技術情報をサーバ装置用の送信フォルダに
格納し、格納された送信フォルダを、社外の各部門のク
ライアント装置用の受信フォルダに格納し、社外の各部
門のクライアント装置に対して、所定の条件に従って受
信フォルダへのアクセスを許容するので、既存のシステ
ムに影響を与えることなく、社外連携サーバ装置の機能
により、安全に技術情報等を送信することができるよう
になる。また取引先でも複数の利用者(部門)が利用で
きるため、取引先内でのデータ共有が容易に行うことが
できる。
【0040】また、本発明はサーバ装置に業務プロセス
管理方法を実行させるプログラムに関するものであり、
請求項9に記載のプログラムは、社内の各部門のクライ
アント装置にネットワークを介して接続されたサーバ装
置と、社外の各部門のクライアント装置にネットワーク
を介して接続された社外連携サーバ装置とを通信可能に
接続して構成された業務プロセス管理システムのサーバ
装置に業務プロセス管理方法を実行させるプログラムで
あって、前記業務プロセスに対応する管理番号を格納す
る管理番号格納ステップと、前記管理番号格納ステップ
にて格納された前記管理番号の前記業務プロセスに対応
するワークフローを管理するためのプロセス情報を格納
するプロセス情報格納ステップと、前記ワークフローを
構成するステージにおいて作成される技術情報を格納す
る技術情報格納ステップと、前記プロセス情報格納ステ
ップにて格納された前記プロセス情報、および、前記技
術情報格納ステップにて格納された前記技術情報を、前
記社外連携サーバ装置に対して送信する送信ステップと
を含むことを特徴とする
【0041】このプログラムによれば、業務プロセスに
対応する管理番号を格納するので、管理番号を一括管理
することができ、管理番号により、業務プロセスで作成
される請求帳票や資料等をそれぞれ関連付けることがで
きるようになる。
【0042】また、格納された管理番号の業務プロセス
に対応するワークフローを管理するためのプロセス情報
を格納するので、管理番号に業務プロセスが関連付けて
管理することができる。また、ワークフローに関する情
報を部門間/企業間で共有できるため、何処の部門また
は作業で停滞しているのか容易に把握でき、作業遅延が
減少する。また、依頼先の作業状況まで容易に把握でき
るため、作業遅延が減少する。また、依頼先は事前に依
頼情報を把握できるため、作業の手番の短縮を図ること
ができる。
【0043】また、ワークフローを構成するステージに
おいて作成される技術情報を格納するので、帳票や資料
等の技術情報を管理番号とセットにして管理することが
できるため、別の利用者から技術情報を参照することが
容易になる。また、ワークフローに関連した技術情報を
格納する際に、技術情報の版数管理を行うことも容易に
できるようになる。また、セキュリティ上の問題から技
術情報毎を、その作成したステージに固有の情報とする
か、または、他のステージで共有の情報とするかを管理
することも容易にできるようになる。
【0044】また、プロセス情報、および、技術情報
を、社外連携サーバ装置に対して送信するので、社外の
利用者はプロセス情報、および、技術情報をセットにし
て参照することができるようになる。また、社外の利用
者は必要な情報を同時に受け取れるので、作業遅延が減
少する。
【0045】また、本発明は社外連携サーバ装置に業務
プロセス管理方法を実行させるプログラムに関するもの
であり、請求項10に記載のプログラムは、社内の各部
門のクライアント装置にネットワークを介して接続され
たサーバ装置と、社外の各部門のクライアント装置にネ
ットワークを介して接続された社外連携サーバ装置とを
通信可能に接続して構成された業務プロセス管理システ
ムの社外連携サーバ装置に業務プロセス管理方法を実行
させるプログラムであって、前記業務プロセスに対応す
るワークフローを管理するためのプロセス情報、およ
び、前記ワークフローを構成するステージにおいて作成
される技術情報を、前記サーバ装置から受信する受信ス
テップと、前記受信ステップにて受信した前記プロセス
情報、および、前記技術情報を前記サーバ装置用の送信
フォルダに格納する送信フォルダ格納ステップと、前記
送信フォルダ格納ステップにて格納された前記送信フォ
ルダを、前記社外の各部門のクライアント装置用の受信
フォルダに格納する受信フォルダ格納ステップと、前記
社外の各部門のクライアント装置に対して、所定の条件
に従って前記受信フォルダへのアクセスを許容するアク
セス許容ステップとを含めたことを特徴とする。
【0046】このプログラムによれば、サーバ装置から
受信したプロセス情報、および、技術情報をサーバ装置
用の送信フォルダに格納し、格納された送信フォルダ
を、社外の各部門のクライアント装置用の受信フォルダ
に格納し、社外の各部門のクライアント装置に対して、
所定の条件に従って受信フォルダへのアクセスを許容す
るので、既存のシステムに影響を与えることなく、社外
連携サーバ装置の機能により、安全に技術情報等を送信
することができるようになる。また取引先でも複数の利
用者(部門)が利用できるため、取引先内でのデータ共
有が容易に行うことができる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下に、本発明にかかる業務プロ
セス管理システム、サーバ装置、社外連携サーバ装置、
業務プロセス管理方法、サーバ装置に業務プロセス管理
方法を実行させるプログラム、および、社外連携サーバ
装置に業務プロセス管理方法を実行させるプログラムの
実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、こ
の実施の形態によりこの発明が限定されるものではな
い。
【0048】(本システムの概要)以下、本システムの
概要について説明し、その後、本システムの構成および
処理等について詳細に説明する。図1は本システムの全
体構成の一例を示すブロック図であり、該システム構成
のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示してい
る。図1に示すように、本システムは、概略的に、技術
情報交換サーバ装置100、社外連携サーバ装置15
0、および、技術情報交換サーバ装置100にネットワ
ーク300を介して通信可能に接続される社内用クライ
アント装置200により構成される社内システムと、社
外の取引先用クライアント装置250とが、ネットワー
ク300を介して通信可能に接続して構成されている。
【0049】このシステムは、概略的に、以下の基本的
特徴を有する。社内用クライアント装置200は社内の
各部門に配置されており、ネットワーク300を介して
技術情報交換サーバ装置100に接続されている。ま
た、取引先用クライアント装置250は社外の取引先の
各部門に配置されており、ネットワーク300を介して
社外連携サーバ装置150に接続されている。ここで、
社外連携サーバ装置150は、社内と社外の連携機能を
有しており、一般にはファイアーウォールサーバとして
構成してもよい。技術情報交換サーバ装置100は、社
内用クライアント装置200または取引先用クライアン
ト装置250により実行される各業務プロセスのワーク
フローを管理するための「プロセス情報」と、プロセス
を構成するステージにおいて作成される「技術情報」
を、統括的に管理する機能を有する。
【0050】本システムにより実行される業務プロセス
のワークフローは、1つ、または、複数のステージから
構成される。
【0051】ここで、「ステージ」は、社内の社内用ク
ライアント装置200の利用者、または、社外の取引先
用クライアント装置250の利用者により実行される業
務処理の単位である。すなわち、「業務プロセス」は業
務処理(ステージ)の集合体であり、通常、一連の業務
処理が連続的に実行されることにより所定の目的を達成
することができるものである。
【0052】利用者は、各ステージにおいて、帳票や資
料等の「技術情報」を作成するが、前のステージで作成
された技術情報は後のステージの利用者が使用すること
ができる。すなわち、技術情報交換サーバ装置100の
機能により、各ステージの技術情報は他のステージにお
いても共有することができる。
【0053】ここで、ステージの実行順序を規定したも
のを「ワークフロー」という。
【0054】「プロセス情報」は、ワークフローを管理
するための情報であり、例えば、ステージ数、各ステー
ジを実行する利用者に関する利用者情報(ID、パスワ
ード等)、各ステージの納期の日時、各ステージの作業
完了日時、各ステージで作成される帳票や資料等の技術
情報に関する情報、および、現在のステージ番号等の情
報であり、技術情報交換サーバ装置100のプロセスD
Bに記録される。
【0055】(システム構成)以下、このような基本的
特徴を具現化するための、本システムの構成について説
明する。
【0056】(システム構成―技術情報交換サーバ装置
100)まず、技術情報交換サーバ装置100の構成に
ついて説明する。技術情報交換サーバ装置100は、シ
ステムの管理者が各種のマスタ情報等を管理するマスタ
管理処理、および、各業務プロセスのワークフローを管
理するワークフロー処理を実行する機能を有する(各処
理の詳細は後述する)。技術情報交換サーバ装置100
は、概略的に、技術情報交換サーバ装置100の全体を
統括的に制御するCPU等の制御部、通信回線等に接続
されるルータ等の通信装置(図示せず)に接続される、
現在の日時を判断するためのシステムクロックを発生さ
せる機能を有するシステムクロック部、および、各種の
データベース等を格納する記憶部等を備えて構成されて
おり、これら各部は任意の通信路を介して通信可能に接
続されている。さらに、このサーバ装置は、ルータ等の
通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を
介して、ネットワーク300および社外連携サーバ装置
150に通信可能に接続されている。
【0057】記憶部に格納される各種のデータベース
は、固定ディスク装置等のストレージ手段であり、各種
処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラムやテ
ーブルやファイルやデータベースやウェブページ用ファ
イル等を格納する。ここで、技術情報交換サーバ装置1
00の記憶部は、プロセスの管理番号に関する情報を格
納する管理番号DB、ワークフローの雛型プランを管理
するための雛型プランDB、プロセスのワークフローを
管理するためのプロセス管理DB、プロセスを構成する
ステージを管理するためのステージDB、各プロセスで
作成される帳票を管理するための帳票DB、各プロセス
で作成される資料を管理するための資料DB、帳票の雛
型を格納するための帳票雛型ファイル、および、各プロ
セスで作成された帳票や資料を格納するためのバルクデ
ータファイル等を記憶する。また、その他の情報とし
て、技術情報交換サーバ装置100の記憶部には、ウェ
ブサイトを社内用クライアント装置200に提供するた
めの各種のWebデータやCGIプログラム等が記録さ
れている。
【0058】また、制御部は、OS(Operatin
g System)等の制御プログラム、各種の処理手
順等を規定したプログラム、および所要データを格納す
るための内部メモリを有し、これらのプログラム等によ
り、種々の処理を実行するための情報処理を行う。
【0059】(システム構成―社外連携サーバ装置15
0)まず、社外連携サーバ装置150の構成について説
明する。社外連携サーバ装置150は、社内システムと
取引先用クライアント装置250との情報の連携を安全
に図る機能を有する。社外連携サーバ装置150は、概
略的に、社外連携サーバ装置150の全体を統括的に制
御するCPU等の制御部、通信回線等に接続されるルー
タ等の通信装置(図示せず)に接続される、現在の日時
を判断するためのシステムクロックを発生させる機能を
有するシステムクロック部、および、社内と社外で情報
の交換を行うためのフォルダ等を有する記憶部を備えて
構成されており、これら各部は任意の通信路を介して通
信可能に接続されている。さらに、このサーバ装置は、
ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の
通信回線を介して、ネットワーク300および技術情報
交換サーバ装置100に通信可能に接続されている。
【0060】社外連携サーバ装置150の記憶部に格納
されるフォルダは、送信元から送信先に安全にファイル
を送信するための記憶領域である。詳細は後述する。ま
た、記憶部は、各種のデータベースは、固定ディスク装
置等のストレージ手段であり、フォルダの他、各種処理
やウェブサイト提供に用いる各種のプログラムやテーブ
ルやファイルやデータベースやウェブページ用ファイル
等を格納する。また、その他の情報として、社外連携サ
ーバ装置150の記憶部には、ウェブサイトを取引先用
クライアント装置250に提供するための各種のWeb
データやCGIプログラム等が記録されている。
【0061】また、社外連携サーバ装置150の制御部
は、OS(Operating System)等の制
御プログラム、各種の処理手順等を規定したプログラ
ム、および所要データを格納するための内部メモリを有
し、これらのプログラム等により、種々の処理を実行す
るための情報処理を行う。
【0062】(システム構成−社内用クライアント装置
200および取引先用クライアント装置250)次に、
社内用クライアント装置200および取引先用クライア
ント装置250の構成について説明する。社内用クライ
アント装置200および取引先用クライアント装置25
0は、概略的には、制御部、ROM、RAM、HD、入
力装置、出力装置、入出力制御IF、および、通信制御
IFを備えて構成されており、これら各部がバスを介し
てデータ通信可能に接続されている。
【0063】この社内用クライアント装置200および
取引先用クライアント装置250の制御部は、Webブ
ラウザおよび電子メーラを備えて構成されている。この
うち、Webブラウザは、基本的には、Webデータを
解釈して、後述するモニタに表示させる表示制御(ブラ
ウズ処理)を行うものである。また、電子メーラは、所
定の通信規約(例えば、SMTP(Simple Ma
il Transfer Protocol))に従っ
て、電子メールの送受信を行う。
【0064】また、入力装置としては、キーボード、マ
ウス、および、マイク等を用いることができる。また、
後述するモニタも、マウスと協働してポインティングデ
ィバイス機能を実現する。
【0065】また、出力装置としては、モニタ(家庭用
テレビを含む)の他、スピーカを用いることができる
(なお、以下においては出力装置をモニタとして記載す
る)。
【0066】また、通信制御IFは、社内用クライアン
ト装置200および取引先用クライアント装置250と
ネットワーク300(またはルータ等の通信装置)との
間における通信制御を行う。この通信制御IFは、ネッ
トワーク300との通信手段である。
【0067】このように構成された社内用クライアント
装置200および取引先用クライアント装置250は、
モデム、TA、ルータ等の通信装置と電話回線を介し
て、あるいは、専用線を介して、インターネットに接続
されており、所定の通信規約(例えば、TCP/IPイ
ンターネットプロトコル)に従って技術情報交換サーバ
装置100または社外連携サーバ装置150にアクセス
することができる。
【0068】(システム構成−ネットワーク300)次
に、ネットワーク300の構成について説明する。ネッ
トワークは、技術情報交換サーバ装置100と社内用ク
ライアント装置200とを、または、社外連携サーバ装
置150と取引先用クライアント装置250とを相互に
接続する機能を有し、例えば、社内LAN、イントラネ
ット、または、インターネット等である。
【0069】(システムの処理)次に、このように構成
された本実施の形態における本システムの処理の一例に
ついて、以下に図2〜図12を参照して詳細に説明す
る。
【0070】(技術情報交換処理)次に、このように構
成された本システムを用いて行なわれる本方法としての
技術情報交換処理について図2および図7を参照して説
明する。図2は、本システムの技術情報交換処理の概要
を示すイメージ図である。
【0071】まず、社内用クライアント装置200は、
技術情報交換サーバ装置100の提供するウェブサイト
のアドレス(URL等)を利用者がブラウザソフトウェ
ア等の画面上で入力装置等を介して指定することによ
り、ネットワーク300を介して、技術情報交換サーバ
装置100に接続する。なお、ウェブサイト等への接続
方法や閲覧方法等については、従来の技術を用いて実現
することができるため詳細な説明は省略する。
【0072】そして、社内用クライアント装置200
は、技術情報交換サーバ装置100に接続して、マスタ
管理処理として、ワークフローの基本情報の登録(社内
用クライアント装置200または取引先用クライアント
装置250の利用者が所属する利用部門に関する利用部
門情報や利用者情報の登録を行う)、および、雛型の業
務プロセスのワークフローで用いられるステージや作成
する技術情報(帳票や資料等)に関する設定内容の登録
を行う。
【0073】次に、業務プロセスを実行する社内用クラ
イアント装置200の利用者は、ワークフロー処理を行
う。ここで、図7は本システムのワークフロー処理の概
要を示すイメージ図である。まず、利用者は、社内用ク
ライアント装置200のモニタに表示されるプロセス一
覧画面より、処理を行うプロセスを選択すると、そのプ
ロセスに対応するワークフローを表示するワークフロー
画面が社内用クライアント装置200のモニタに表示さ
れる(図7における)。ここで、既に完了したステー
ジは黒で、また、未完了のステージは白で表示される。
また、利用者の所属する部門が担当するステージは、楕
円で囲まれて表示される。
【0074】ついで、社内用クライアント装置200の
利用者は、ワークフロー画面から処理するステージ(楕
円で囲まれたステージ)を選択すると、技術情報交換サ
ーバ装置100から作成する帳票等の雛型が送付され
る。利用者は雛型に基づいて、帳票や資料等の技術情報
を作成する(図7における)。
【0075】ついで、社内用クライアント装置200の
利用者は、帳票等の作成が完了すると、社内用クライア
ント装置200のモニタには帳票押印画面が表示される
(図7における)。ここで、利用者は電子的に押印等
を行うと、その情報が技術情報交換サーバ装置100に
対して送信される。
【0076】技術情報交換サーバ装置100は、該ステ
ージの処理が完了すると、プロセス管理DBに作業完了
日等の登録を行い、ワークフローを進行する(図7にお
ける)。
【0077】ついで、次のステージが、社外の取引先用
クライアント装置250の利用者が所属する部門により
実行されるステージがある場合には、技術情報交換サー
バ装置100は、プロセス情報ファイルに格納した情報
から通信制御情報ファイルを作成する(図7における
)。また、帳票、資料等の技術情報を圧縮し、暗号化
する(図7における)。
【0078】そして、技術情報交換サーバ装置100
は、作成した通信制御情報ファイルおよび圧縮・暗号化
した技術情報のファイルを1ファイルにアーカイブする
(図7における)。
【0079】そして、アーカイブファイルを社外連携サ
ーバ装置150に送信する(図7における)。
【0080】再び図2に戻り、技術情報交換サーバ装置
100は、送信した旨を電子メールで取引先用クライア
ント装置250に対して送信する。
【0081】社外連携サーバ装置150は、技術情報交
換サーバ装置100から受信したアーカイブファイルを
送信元の親フォルダ配下の送信フォルダに格納する。
【0082】ついで、社外連携サーバ装置150は、送
信フォルダに格納されたアーカイブファイルを送信先の
親フォルダ配下の受信フォルダにコピーする。
【0083】取引先用クライアント装置250は、技術
情報交換サーバ装置100から受信した電子メールによ
り、自分の部門が担当するステージに関する情報が受信
フォルダに格納されていることを知ると、パスワードを
用いて社外連携サーバ装置150の受信フォルダにアク
セスしてアーカイブファイルを取得する。
【0084】取引先用クライアント装置250は、アー
カイブファイルの解凍を実行して保存し、また、帳票、
資料等の作成を行い、押印を行う。
【0085】ついで、取引先用クライアント装置250
は、ワークフローを進行させると、上述した方法によ
り、アーカイブファイルを作成し、社外連携サーバ装置
150に送信する。
【0086】社外連携サーバ装置150は、受信したア
ーカイブファイルを送信先の親フォルダ配下の送信フォ
ルダに格納する。
【0087】社外連携サーバ装置150は、格納したア
ーカイブファイルを送信元の親フォルダ配下の受信フォ
ルダにコピーする。
【0088】技術情報交換サーバ装置100は、社外連
携サーバ装置150の送信元の親フォルダ配下の受信フ
ォルダに格納されたアーカイブファイルを取得し、格納
する。これにて、技術情報交換処理が終了する。
【0089】(社内用クライアント装置200のワーク
フロー処理)ここで、上述した社内用クライアント装置
200のワークフロー処理の詳細について図3、図8、
および、図9を参照して説明する。図3は、本実施形態
における本システムの社内用クライアント装置200の
ワークフロー処理の一例を示すイメージ図であり、ま
た、図8は、本実施形態における本システムの社内用ク
ライアント装置200のワークフロー処理の一例を示す
フローチャートである。
【0090】まず、社内用クライアント装置200の利
用者は、社内用クライアント装置200のモニタに表示
されるプロセスの管理番号の発行画面を見ながら、プロ
セスの管理番号の採番を行うために、希望する管理番号
が既に登録されているかチェックするために管理番号D
Bを検索する(図3における)。
【0091】ここで、該当の管理番号がすでに管理番号
DBに登録されている場合にはその旨を通知し、一方、
登録されていない場合には登録を行う(図3における
)。
【0092】ついで、社内用クライアント装置200の
利用者は、社内用クライアント装置200のモニタに表
示されるプロセスのプラン更新画面を見ながら、付与し
た管理番号について新規プロセスプランの生成を選択す
ると、技術情報交換サーバ装置100は、管理番号DB
を参照して、管理番号が登録済みであるかチェックする
(図3における)。
【0093】そして、技術情報交換サーバ装置100
は、プロセスのワークフローの雛型を格納した雛型プラ
ンDBにアクセスして、雛型を社内用クライアント装置
200に対して送信する(図3における)。
【0094】ついで、社内用クライアント装置200の
利用者は、社内用クライアント装置200のモニタに表
示されるプロセスの雛形プランを見ながら、ワークフロ
ーのチェックする。すなわち、雛形のワークフローのう
ち、必要ではないステージや、追加するステージ等があ
る場合や、使用する帳票や資料に追加、削除がある場合
等には、カスタマイズを行った後、その情報をプロセス
管理DB、ステージDB、帳票DB、および、資料DB
に格納する(図3における)。
【0095】また、社内用クライアント装置200の利
用者は、作成したプロセスのワークフローについて、各
ステージ毎に納期を設定して、プロセス管理DBに登録
する(図3における)。
【0096】そして、社内用クライアント装置200の
利用者は、登録内容をモニタで確認して、登録内容が正
しければ、登録内容について確定を行う(図3における
、ステップSA−1)。
【0097】ついで、技術情報交換サーバ装置100は
プロセス管理DBを参照して、利用者の社内用クライア
ント装置200のモニタに表示されるワークフロー画面
を生成し、社内用クライアント装置200に送信する。
これにより、社内用クライアント装置200のモニタに
はワークフロー画面が表示させる(図3における)。
【0098】社内用クライアント装置200の利用者
は、社内用クライアント装置200のモニタに表示され
るワークフロー画面を見ながら、自己の担当するステー
ジを実行すると、技術情報交換サーバ装置100は該当
のステージで用いる帳票を帳票DBにアクセスして抽出
し、その帳票の雛型を帳票雛型ファイルから抽出して社
内用クライアント装置200に対して送信する。
【0099】社内用クライアント装置200の利用者
は、受信した帳票の雛型に基づいて、帳票を作成する
(図3における、ステップSA−2)。
【0100】ついで、社内用クライアント装置200の
利用者は、作成した帳票に電子的に押印すると、その押
印情報が技術情報交換サーバ装置100に対して送信さ
れる。技術情報交換サーバ装置100は受信した押印情
報を帳票DBに登録する(図3における○10、ステップ
SA−3)。
【0101】ついで、社内用クライアント装置200の
利用者は、技術情報等の資料を作成する。その際に、本
ステージに固有の資料であって、他のステージでは使用
しないものと、他のステージで共有する資料とを分けて
管理する。例えば、図3に示すように、資料作成画面に
おいて、固有の資料の場合には「固有」チェックボック
スにマウスでクリックし、また、共有の資料の場合に
は、「共有」チェックボックスにマウスでクリックして
共有するステージ名を入力する。
【0102】作成された資料は技術情報交換サーバ装置
100に送信されて、バルクデータファイル、または、
紙やFD等の記録媒体等のそれぞれの格納先に格納され
る(図3における○11、ステップSA−4)
【0103】すべての技術情報の作成が終了すると、作
成した伝票、帳票、送付票等に承認印が電子的に付加さ
れた後(ステップSA−5)、技術情報交換サーバ装置
100に送信される。技術情報交換サーバ装置100
は、プロセス管理DBに作業完了日を記憶してワークフ
ローを進行する(ステップSA−6)。これにて、社内
用クライアント装置200のワークフロー処理が終了す
る。
【0104】ついで、次のステージが、社内の利用者の
社内用クライアント装置200により実行される場合の
処理の一例を図9のフローチャートを参照して説明す
る。
【0105】図3において上述したように、社内用クラ
イアント装置200の利用者は、担当のステージで作成
する帳票、伝票、資料を作成して、電子的に押印し、技
術情報交換サーバ装置100に送信する(ステップSB
−1)。
【0106】技術情報交換サーバ装置100は、受信し
た情報を対応するデータベースおよびファイルにそれぞ
れ格納し、プロセス管理DBにアクセスして作業完了日
を記録してワークフローを進行する(ステップSB−
2)。
【0107】(社外の取引先用クライアント装置250
のワークフロー処理)ついで、業務プロセスの次のステ
ージが、社外の取引先の利用者の取引先用クライアント
装置250により実行される場合について、図4〜図
6、および、図10を参照して詳細に説明する。
【0108】図4は、社外に対して業務プロセスのステ
ージを委託する場合の技術情報交換サーバ装置100の
処理の概要を示すイメージ図である。技術情報交換サー
バ装置100は、技術情報交換サーバ装置100に格納
する各データベースを参照することができない社外の取
引先用クライアント装置250でステージを実行する場
合には、そのステージで実行される処理に関連する各種
のDBおよびファイルを収集し、社外連携サーバ装置1
50に送信する。
【0109】まず、技術情報交換サーバ装置100は、
プロセス管理DBで管理するワークフローを進行させて
(図4における)、プロセス管理DBの作業完了日等
の更新を行うと(図4における)、次の取引先用クラ
イアント装置250で実行されるステージで必要となる
各種のDB(例えば、プロセス管理DB、帳票DB、資
料DB)を参照して、そこから次のステージに必要な情
報を抽出して通信制御情報ファイルを生成する(図4に
おける)。
【0110】ついで、技術情報交換サーバ装置100
は、次のステージに関連付けれている帳票、資料を帳票
DBおよび資料DBを参照して抽出し、その帳票、資料
が格納されたバルクデータファイルにアクセスして取得
する。
【0111】ついで、技術情報交換サーバ装置100
は、取得した帳票、資料のデータを、送信する取引先用
クライアント装置250の暗号キーで暗号化する(図4
における)。ここで、暗号化は、周知の公開鍵方式の
暗号化技術、または、秘密鍵方式の暗号化技術等を用い
ることができる。
【0112】ついで、技術情報交換サーバ装置100
は、生成した通信制御情報ファイル、および、暗号化し
た帳票、資料等のファイルを1ファイルにアーカイブす
る(図4における)。
【0113】ついで、技術情報交換サーバ装置100
は、生成したアーカイブファイルを固定長、または、可
変長の分割ファイルに分割し、社外連携サーバ装置15
0に送信する(図4における)。
【0114】ついで、技術情報交換サーバ装置100
は、電子メール通知設定DBを参照して送信先の取引先
用クライアント装置250の利用者の電子メールアドレ
スを取得し、該利用者に対して電子メールを送信して、
アーカイブファイルを社外連携サーバ装置150に格納
した旨を通知する(図4における)。
【0115】図5は、社外連携サーバ装置150におい
て実行されるメール振り分け処理の処理概要を示すイメ
ージ図である。社外連携サーバ装置150は、社内の各
社内用クライアント装置200の送信フォルダ、およ
び、社外の各取引先用クライアント装置250の送信フ
ォルダを参照し、送信ファイルがある場合は、送信先の
受信フォルダに移動する。
【0116】まず、社外連携サーバ装置150はシステ
ムクロックから供給される時間により一定のタイマを設
定し、タイマ時間が満了するたびに送信フォルダを検索
し、送信ファイルが存在する場合には、送信先の受信フ
ォルダにコピーする(図5における)。
【0117】ついで、技術情報交換サーバ装置100
は、送信元の送信フォルダのファイルを、再送処理時の
バックアップとして送信データ退避フォルダに移動する
(図5における)。これにて、社外連携サーバ装置1
50において実行されるメール振り分け処理は完了す
る。
【0118】図6は、取引先用クライアント装置250
において実行される社外連携サーバ装置150からのフ
ァイルの受信処理の概要を示すイメージ図である。
【0119】まず、取引先用クライアント装置250の
利用者は、技術情報交換サーバ装置100から送信され
た電子メールによる通知を受けて、社外システムを起動
する(図6における)。
【0120】そして、取引先用クライアント装置250
の社外システムにおいて、利用者が受信を指示すると、
社外連携サーバ装置150にダイアルアップ接続または
インターネット接続を行う。そして、取引先用クライア
ント装置250の社外システムは、社外連携サーバ装置
150の受信フォルダにパスワード等を入力してアクセ
スして、ファイルを取得する。(図6における)。こ
こで、受信処理中に処理が失敗した場合には、失敗した
データのみを受信処理を自動的に再実行する。
【0121】そして、取引先用クライアント装置250
は、受信処理が完了すると、受信した通信制御情報ファ
イルの情報を、プロセス情報ファイルに追記し、また、
帳票データ、および、資料データを解凍後、取引先用ク
ライアント装置250の記憶部に格納した復号鍵で復号
して、プロセスに関連付け去れたフォルダに保存する
(図6における)。
【0122】そして、取引先用クライアント装置250
の社外システムは、受信が正常に完了したことを送信元
に通知するファイルを生成し、社外連携サーバ装置15
0に送信する(図6における)。これにて、取引先用
クライアント装置250において実行される社外連携サ
ーバ装置150からのファイルの受信処理は完了する。
【0123】次に、取引先用クライアント装置250の
利用者が実行する業務プロセスの各ステージの処理を図
10のフローチャートを参照して説明する。
【0124】まず、取引先用クライアント装置250の
利用者の担当部門は、上述したように、フロー進捗通知
メールを受信して、ワークフロー情報を社外連携サーバ
装置150から受信する(ステップSC−1)。
【0125】ついで、受信したワークフロー情報の伝
票、帳票、送付票等を確認して、問題がなければ電子的
に受領印を押印して、社外連携サーバ装置150に送付
する。ここで、内容に問題がある場合には、依頼元に対
して受信したワークフロー情報を返却して処理を完了す
る(ステップSC−2)。
【0126】ついで、担当する業務プロセスの各ステー
ジの処理に応じて、帳票、資料等を作成した後、回答票
を作成して、社外連携サーバ装置150に送信する(ス
テップSC−3)。これにて、取引先用クライアント装
置250の利用者が実行する業務プロセスの各ステージ
の処理が完了する。
【0127】(他の実施の形態)さて、これまで本発明
の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した
実施の形態以外にも、前記特許請求の範囲に記載した技
術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて
実施されてよいものである。
【0128】また、実施形態において説明した各処理の
うち、自動的に行なわれるものとして説明した処理の全
部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手
動的に行なわれるものとして説明した処理の全部または
一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この
他、前記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、
具体的名称、各種の登録データや検索条件等のパラメー
タを含む情報、画面例、データベース構成については、
特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0129】また、技術情報交換サーバ装置100また
は社外連携サーバ装置150に関して、図示の各構成要
素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の
如く構成されていることを要しない。例えば、技術情報
交換サーバ装置100または社外連携サーバ装置150
の各サーバが備える処理機能、特に制御部にて行なわれ
る各処理機能については、その全部または任意の一部
を、CPU(Central ProcessingU
nit)および当該CPUにて解釈実行されるプログラ
ムにて実現することができ、あるいは、ワイヤードロジ
ックによるハードウェアとして実現することも可能であ
る。なお、プログラムは、図示しない本記録媒体に記録
されており、必要に応じて技術情報交換サーバ装置10
0または社外連携サーバ装置150に機械的に読み取ら
れる。
【0130】また、技術情報交換サーバ装置100また
は社外連携サーバ装置150は、さらなる構成要素とし
て、マウス等の各種ポインティングデバイスやキーボー
ドやイメージスキャナやデジタイザ等から成る入力装置
(図示せず)、入力データのモニタに用いる表示装置
(図示せず)、および、各種処理結果その他のデータを
出力するプリンタ等の出力装置(図示せず)を備えても
よく、また、入力装置、表示装置および出力装置は、そ
れぞれ入出力インタフェースを介して制御部に接続され
てもよい。
【0131】記憶部に格納される各種のデータベース
は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等
の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、光ディス
ク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト
提供に用いる各種のプログラムやテーブルやファイルや
データベースやウェブページ用ファイル等を格納する。
【0132】また、技術情報交換サーバ装置100また
は社外連携サーバ装置150は、既知のパーソナルコン
ピュータ、ワークステーション等の情報処理端末等の情
報処理装置にプリンタやモニタやイメージスキャナ等の
周辺装置を接続し、該情報処理装置に本発明の方法を実
現させるソフトウェア(プログラム、データ等を含む)
を実装することにより実現してもよい。
【0133】さらに、技術情報交換サーバ装置100ま
たは社外連携サーバ装置150の分散・統合の具合的形
態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各
種の負荷等に応じた任意の単位で、機能的または物理的
に分散・統合して構成することができる。例えば、各デ
ータベースを独立したデータベース装置として独立に構
成してもよく、また、処理の一部をCGI(Commo
n GatewayInterface)を用いて実現
してもよい。
【0134】また、社内用クライアント装置200また
は取引先用クライアント装置250は、既知のパーソナ
ルコンピュータ、ワークステーション、家庭用ゲーム装
置、インターネットTV、PHS端末、携帯端末、移動
体通信端末またはPDA等の情報処理端末等の情報処理
装置にプリンタやモニタやイメージスキャナ等の周辺装
置を必要に応じて接続し、該情報処理装置にウェブ情報
のブラウジング機能や電子メール機能を実現させるソフ
トウェア(プログラム、データ等を含む)を実装するこ
とにより実現してもよい。
【0135】この社内用クライアント装置200または
取引先用クライアント装置250の制御部は、その全部
または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈
実行されるプログラムにて実現することができる。すな
わち、ROMまたはHDには、OS(Operatin
g System)と協働してCPUに命令を与え、各
種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録され
ている。このコンピュータプログラムは、RAMにロー
ドされることによって実行され、CPUと協働して制御
部を構成する。しかしながら、このコンピュータプログ
ラムは、社内用クライアント装置200または取引先用
クライアント装置250に対して任意のネットワークを
介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに
記録されてもよく、必要に応じてその全部または一部を
ダウンロードすることも可能である。このあるいは、各
制御部の全部または任意の一部を、ワイヤードロジック
等によるハードウェアとして実現することも可能であ
る。
【0136】また、「コンピュータ読み取り可能な記録
媒体」とは、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気
ディスク、ROM、EPROM、EEPROM、CD−
ROM、MO、DVD等の任意の「可搬用の物理媒体」
や、各種コンピュータシステムに内蔵されるROM、R
AM、HD等の任意の「固定用の物理媒体」、あるい
は、LAN、WAN、インターネットに代表されるネッ
トワークを介してプログラムを送信する場合の通信回線
や搬送波のように、短期にプログラムを保持する「通信
媒体」を含むものとする。
【0137】また、「プログラム」とは、任意の言語や
記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソース
コードやバイナリコード等の形式を問わない。なお、
「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限
られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成
されるものや、OS(Operating Syste
m)に代表される別個のプログラムと協働してその機能
を達成するものをも含む。なお、実施の形態に示した各
装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成、
読み取り手順、あるいは、読み取り後のインストール手
順等については、周知の構成や手順を用いることができ
る。
【0138】また、ネットワーク300は、技術情報交
換サーバ装置100または社外連携サーバ装置150
と、社内用クライアント装置200または取引先用クラ
イアント装置250とを相互に接続する機能を有し、例
えば、インターネットや、イントラネットや、LAN
(有線/無線の双方を含む)や、VANや、パソコン通
信網や、公衆電話網(アナログ/デジタルの双方を含
む)や、専用回線網(アナログ/デジタルの双方を含
む)や、CATV網や、IMT社内用クライアント装置
200または取引先用クライアント装置2500方式、
GSM方式またはPDC/PDC―P方式等の携帯回線
交換網/携帯パケット交換網や、無線呼出網や、Blu
etooth等の局所無線網や、PHS網や、CS、B
SまたはISDB等の衛星通信網等のうちいずれかを含
んでもよい。すなわち、本システムは、有線・無線を問
わず任意のネットワークを介して、各種データを送受信
することができる。
【0139】(付記1) 社内の各部門のクライアント
装置にネットワークを介して接続されたサーバ装置と、
社外の各部門のクライアント装置にネットワークを介し
て接続された社外連携サーバ装置とを通信可能に接続し
て構成された業務プロセス管理システムであって、前記
サーバ装置は、前記業務プロセスに対応する管理番号を
格納する管理番号格納手段と、前記管理番号格納手段に
て格納された前記管理番号の前記業務プロセスに対応す
るワークフローを管理するためのプロセス情報を格納す
るプロセス情報格納手段と、前記ワークフローを構成す
るステージにおいて作成される技術情報を格納する技術
情報格納手段と、前記プロセス情報格納手段にて格納さ
れた前記プロセス情報、および、前記技術情報格納手段
にて格納された前記技術情報を、前記社外連携サーバ装
置に対して送信する送信手段と、を備え、前記社外連携
サーバ装置は、前記サーバ装置から受信した前記プロセ
ス情報、および、前記技術情報を前記サーバ装置用の送
信フォルダに格納する送信フォルダ格納手段と、前記送
信フォルダ格納手段にて格納された前記送信フォルダ
を、前記社外の各部門のクライアント装置用の受信フォ
ルダに格納する受信フォルダ格納手段と、前記社外の各
部門のクライアント装置に対して、所定の条件に従って
前記受信フォルダへのアクセスを許容するアクセス許容
手段と、を備えたことを特徴とする業務プロセス管理シ
ステム。
【0140】(付記2) 付記1に記載の業務プロセス
管理システムにおいて、前記サーバ装置は、前記技術情
報に対する電子的な押印を行う電子押印手段と、前記押
印手段により押印された後に、前記ワークフローを進行
するワークフロー進行手段と、をさらに備えたことを特
徴とする業務プロセス管理システム。
【0141】(付記3) 付記1に記載の業務プロセス
管理システムにおいて、前記サーバ装置は、前記業務プ
ロセスに対応する雛型のワークフローを格納する雛型ワ
ークフロー格納手段、をさらに備えたことを特徴とする
業務プロセス管理システム。
【0142】(付記4) 付記3に記載の業務プロセス
管理システムにおいて、前記サーバ装置は、前記雛型ワ
ークフロー格納手段により格納された前記雛型のワーク
フローを変更するワークフロー変更手段、をさらに備え
たことを特徴とする業務プロセス管理システム。
【0143】(付記5) 付記1に記載の業務プロセス
管理システムにおいて、前記サーバ装置は、前記技術情
報を、前記社外の各部門のクライアント装置から受信し
た暗号鍵を用いて暗号化する暗号化手段をさらに備え、
前記送信手段は、前記暗号化手段にて暗号化された前記
技術情報を、前記社外連携サーバ装置に対して送信する
ことを特徴とする業務プロセス管理システム。
【0144】(付記6) 付記1に記載の業務プロセス
管理システムにおいて、前記サーバ装置は、前記技術情
報を圧縮する圧縮手段と、前記圧縮手段にて圧縮した前
記技術情報を分割する分割手段と、をさらに備え、前記
送信手段は、前記分割手段にて分割された前記技術情報
を、前記社外連携サーバ装置に対して送信することを特
徴とする業務プロセス管理システム。
【0145】(付記7) 社内の各部門のクライアント
装置にネットワークを介して接続されたサーバ装置と、
社外の各部門のクライアント装置にネットワークを介し
て接続された社外連携サーバ装置とを通信可能に接続し
て構成された業務プロセス管理システムのサーバ装置で
あって、前記業務プロセスに対応する管理番号を格納す
る管理番号格納手段と、前記管理番号格納手段にて格納
された前記管理番号の前記業務プロセスに対応するワー
クフローを管理するためのプロセス情報を格納するプロ
セス情報格納手段と、前記ワークフローを構成するステ
ージにおいて作成される技術情報を格納する技術情報格
納手段と、前記プロセス情報格納手段にて格納された前
記プロセス情報、および、前記技術情報格納手段にて格
納された前記技術情報を、前記社外連携サーバ装置に対
して送信する送信手段と、を備えたことを特徴とするサ
ーバ装置。
【0146】(付記8) 付記7に記載のサーバ装置に
おいて、前記技術情報に対する電子的な押印を行う電子
押印手段と、前記押印手段により押印された後に、前記
ワークフローを進行するワークフロー進行手段と、をさ
らに備えたことを特徴とするサーバ装置。
【0147】(付記9) 付記7に記載のサーバ装置に
おいて、前記業務プロセスに対応する雛型のワークフロ
ーを格納する雛型ワークフロー格納手段、をさらに備え
たことを特徴とするサーバ装置。
【0148】(付記10) 付記9に記載のサーバ装置
において、前記雛型ワークフロー格納手段により格納さ
れた前記雛型のワークフローを変更するワークフロー変
更手段、をさらに備えたことを特徴とするサーバ装置。
【0149】(付記11) 付記7に記載のサーバ装置
において、前記技術情報を、前記社外の各部門のクライ
アント装置から受信した暗号鍵を用いて暗号化する暗号
化手段をさらに備え、前記送信手段は、前記暗号化手段
にて暗号化された前記技術情報を、前記社外連携サーバ
装置に対して送信することを特徴とするサーバ装置。
【0150】(付記12) 付記7に記載のサーバ装置
において、前記技術情報を圧縮する圧縮手段と、前記圧
縮手段にて圧縮した前記技術情報を分割する分割手段
と、をさらに備え、前記送信手段は、前記分割手段にて
分割された前記技術情報を、前記社外連携サーバ装置に
対して送信することを特徴とするサーバ装置。
【0151】(付記13) 社内の各部門のクライアン
ト装置にネットワークを介して接続されたサーバ装置
と、社外の各部門のクライアント装置にネットワークを
介して接続された社外連携サーバ装置とを通信可能に接
続して構成された業務プロセス管理システムの社外連携
サーバ装置であって、前記業務プロセスに対応するワー
クフローを管理するためのプロセス情報、および、前記
ワークフローを構成するステージにおいて作成される技
術情報を、前記サーバ装置から受信する受信手段と、前
記受信手段にて受信した前記プロセス情報、および、前
記技術情報を前記サーバ装置用の送信フォルダに格納す
る送信フォルダ格納手段と、前記送信フォルダ格納手段
にて格納された前記送信フォルダを、前記社外の各部門
のクライアント装置用の受信フォルダに格納する受信フ
ォルダ格納手段と、前記社外の各部門のクライアント装
置に対して、所定の条件に従って前記受信フォルダへの
アクセスを許容するアクセス許容手段と、を備えたこと
を特徴とする社外連携サーバ装置。
【0152】(付記14) 社内の各部門のクライアン
ト装置にネットワークを介して接続されたサーバ装置
と、社外の各部門のクライアント装置にネットワークを
介して接続された社外連携サーバ装置とを通信可能に接
続して構成された業務プロセス管理システムを用いた業
務プロセス管理方法であって、前記業務プロセスに対応
する管理番号を格納する管理番号格納ステップと、前記
管理番号格納ステップにて格納された前記管理番号の前
記業務プロセスに対応するワークフローを管理するため
のプロセス情報を格納するプロセス情報格納ステップ
と、前記ワークフローを構成するステージにおいて作成
される技術情報を格納する技術情報格納ステップと、前
記プロセス情報格納ステップにて格納された前記プロセ
ス情報、および、前記技術情報格納ステップにて格納さ
れた前記技術情報を、前記社外連携サーバ装置に対して
送信する送信ステップと、前記サーバ装置から受信した
前記プロセス情報、および、前記技術情報を前記サーバ
装置用の送信フォルダに格納する送信フォルダ格納ステ
ップと、前記送信フォルダ格納ステップにて格納された
前記送信フォルダを、前記社外の各部門のクライアント
装置用の受信フォルダに格納する受信フォルダ格納ステ
ップと、前記社外の各部門のクライアント装置に対し
て、所定の条件に従って前記受信フォルダへのアクセス
を許容するアクセス許容ステップと、を含むことを特徴
とする業務プロセス管理方法。
【0153】(付記15) 付記14に記載の業務プロ
セス管理方法において、前記技術情報に対する電子的な
押印を行う電子押印ステップと、前記押印ステップによ
り押印された後に、前記ワークフローを進行するワーク
フロー進行ステップと、をさらに含むことを特徴とする
業務プロセス管理方法。
【0154】(付記16) 付記14に記載の業務プロ
セス管理方法において、前記業務プロセスに対応する雛
型のワークフローを格納する雛型ワークフロー格納ステ
ップ、をさらに含むことを特徴とする業務プロセス管理
方法。
【0155】(付記17) 付記16に記載の業務プロ
セス管理方法において、前記雛型ワークフロー格納ステ
ップにより格納された前記雛型のワークフローを変更す
るワークフロー変更ステップ、をさらに含むことを特徴
とする業務プロセス管理方法。
【0156】(付記18) 付記14に記載の業務プロ
セス管理方法において、前記技術情報を、前記社外の各
部門のクライアント装置から受信した暗号鍵を用いて暗
号化する暗号化ステップをさらに含み、前記送信ステッ
プは、前記暗号化ステップにて暗号化された前記技術情
報を、前記社外連携サーバ装置に対して送信することを
特徴とする業務プロセス管理方法。
【0157】(付記19) 付記14に記載の業務プロ
セス管理方法において、前記技術情報を圧縮する圧縮ス
テップと、前記圧縮ステップにて圧縮した前記技術情報
を分割する分割ステップと、をさらに含み、前記送信ス
テップは、前記分割ステップにて分割された前記技術情
報を、前記社外連携サーバ装置に対して送信することを
特徴とする業務プロセス管理方法。
【0158】(付記20) 社内の各部門のクライアン
ト装置にネットワークを介して接続されたサーバ装置
と、社外の各部門のクライアント装置にネットワークを
介して接続された社外連携サーバ装置とを通信可能に接
続して構成された業務プロセス管理システムのサーバ装
置に業務プロセス管理方法を実行させるプログラムであ
って、前記業務プロセスに対応する管理番号を格納する
管理番号格納ステップと、前記管理番号格納ステップに
て格納された前記管理番号の前記業務プロセスに対応す
るワークフローを管理するためのプロセス情報を格納す
るプロセス情報格納ステップと、前記ワークフローを構
成するステージにおいて作成される技術情報を格納する
技術情報格納ステップと、前記プロセス情報格納ステッ
プにて格納された前記プロセス情報、および、前記技術
情報格納ステップにて格納された前記技術情報を、前記
社外連携サーバ装置に対して送信する送信ステップと、
を含むことを特徴とするプログラム。
【0159】(付記21) 付記20に記載のプログラ
ムにおいて、前記技術情報に対する電子的な押印を行う
電子押印ステップと、前記押印ステップにより押印され
た後に、前記ワークフローを進行するワークフロー進行
ステップと、をさらに含むことを特徴とするプログラ
ム。
【0160】(付記22) 付記20に記載のプログラ
ムにおいて、前記業務プロセスに対応する雛型のワーク
フローを格納する雛型ワークフロー格納ステップ、をさ
らに含むことを特徴とするプログラム。
【0161】(付記23) 付記22に記載のプログラ
ムにおいて、前記雛型ワークフロー格納ステップにより
格納された前記雛型のワークフローを変更するワークフ
ロー変更ステップ、をさらに含むことを特徴とするプロ
グラム。
【0162】(付記24) 付記20に記載のプログラ
ムにおいて、前記技術情報を、前記社外の各部門のクラ
イアント装置から受信した暗号鍵を用いて暗号化する暗
号化ステップをさらに含み、前記送信ステップは、前記
暗号化ステップにて暗号化された前記技術情報を、前記
社外連携サーバ装置に対して送信することを特徴とする
プログラム。
【0163】(付記25) 付記20に記載のプログラ
ムにおいて、前記技術情報を圧縮する圧縮ステップと、
前記圧縮ステップにて圧縮した前記技術情報を分割する
分割ステップと、をさらに含み、前記送信ステップは、
前記分割ステップにて分割された前記技術情報を、前記
社外連携サーバ装置に対して送信することを特徴とする
プログラム。
【0164】(付記26) 社内の各部門のクライアン
ト装置にネットワークを介して接続されたサーバ装置
と、社外の各部門のクライアント装置にネットワークを
介して接続された社外連携サーバ装置とを通信可能に接
続して構成された業務プロセス管理システムの社外連携
サーバ装置に業務プロセス管理方法を実行させるプログ
ラムであって、前記業務プロセスに対応するワークフロ
ーを管理するためのプロセス情報、および、前記ワーク
フローを構成するステージにおいて作成される技術情報
を、前記サーバ装置から受信する受信ステップと、前記
受信ステップにて受信した前記プロセス情報、および、
前記技術情報を前記サーバ装置用の送信フォルダに格納
する送信フォルダ格納ステップと、前記送信フォルダ格
納ステップにて格納された前記送信フォルダを、前記社
外の各部門のクライアント装置用の受信フォルダに格納
する受信フォルダ格納ステップと、前記社外の各部門の
クライアント装置に対して、所定の条件に従って前記受
信フォルダへのアクセスを許容するアクセス許容ステッ
プと、を含めたことを特徴とするプログラム。
【0165】付記6に記載の発明について述べる。この
業務プロセス管理システムによれば、サーバ装置は、技
術情報を圧縮し、圧縮した技術情報を分割し、分割され
た技術情報を、社外連携サーバ装置に対して送信するの
で、大容量データをシステムが自動圧縮し、分割送信す
るため、容易に大容量の送受信が可能である。すなわ
ち、帳票、資料等の大容量を要する技術情報をシステム
内で自動圧縮するため、利用者は圧縮作業等の不要な作
業を軽減することができる。
【0166】付記8に記載の発明について述べる。この
サーバ装置によれば、技術情報に対する電子的な押印を
行い、押印された後にワークフローを進行するので、発
注伝票や回答票等の各種の帳票等に対する承認処理を迅
速に行うことが可能となり、ワークフローの進行が促進
される。また、送付などの承認者は伝票/帳票以外の技
術情報も容易に参照可能となり、また、エビデンスの確
保が確実に行える。また、上位の押印処理を行うと、下
位の押印処理が不要とすることができるため、作業性が
向上する。
【0167】付記9に記載の発明について述べる。この
サーバ装置によれば、業務プロセスに対応する雛型のワ
ークフローを格納するので、利用者は、雛型の一覧より
部門と作業等を選択するのみでワークフローを作成する
ことが可能となり、ワークフローの作成に専門知識が不
要となる。
【0168】付記10に記載の発明について述べる。こ
のサーバ装置によれば、格納された雛型のワークフロー
を変更することができるので、例えば、ワークフローに
おいて作業の出戻り(棄却)や、作業を飛ばす(ジャン
プ)等を付加することができ、あらゆる業務プロセスの
ワークフローにも対応できるようになる。また、任意の
作業から複数に分岐して並列処理を行うようにワークフ
ローを設定できるため、あらゆる業務プロセスのワーク
フローにも対応できるようになる。また、雛型のワーク
フローの納期等を変更することにより、独白にスケジュ
ールの設定ができるため、確実な納期設定等が可能にな
る。また、ワークフローの各ステージの各作業単位で細
かく納期設定等をすることにより、木目細かな納期管理
を行うことができるようになる。
【0169】付記11に記載の発明について述べる。こ
のサーバ装置によれば、技術情報を、社外の各部門のク
ライアント装置から受信した暗号鍵を用いて暗号化し、
暗号化された技術情報を、社外連携サーバ装置に対して
送信するので、システムが自動で暗号化し送信し、受信
側では自動で復号化することができるため、セキュリテ
ィを保証することができる。
【0170】付記12に記載の発明について述べる。こ
のサーバ装置によれば、業務プロセスに対応する管理番
号を格納するので、管理番号を一括管理することがで
き、管理番号により、業務プロセスで作成される請求帳
票や資料等をそれぞれ関連付けることができるようにな
る。
【0171】付記15に記載の発明について述べる。こ
の業務プロセス管理方法によれば、技術情報に対する電
子的な押印を行い、押印された後にワークフローを進行
するので、発注伝票や回答票等の各種の帳票等に対する
承認処理を迅速に行うことが可能となり、ワークフロー
の進行が促進される。また、送付などの承認者は伝票/
帳票以外の技術情報も容易に参照可能となり、また、エ
ビデンスの確保が確実に行える。また、上位の押印処理
を行うと、下位の押印処理が不要とすることができるた
め、作業性が向上する。
【0172】付記16に記載の発明について述べる。こ
の業務プロセス管理方法によれば、業務プロセスに対応
する雛型のワークフローを格納するので、利用者は、雛
型の一覧より部門と作業等を選択するのみでワークフロ
ーを作成することが可能となり、ワークフローの作成に
専門知識が不要となる。
【0173】付記17に記載の発明について述べる。こ
の業務プロセス管理方法によれば、格納された雛型のワ
ークフローを変更することができるので、例えば、ワー
クフローにおいて作業の出戻り(棄却)や、作業を飛ば
す(ジャンプ)等を付加することができ、あらゆる業務
プロセスのワークフローにも対応できるようになる。ま
た、任意の作業から複数に分岐して並列処理を行うよう
にワークフローを設定できるため、あらゆる業務プロセ
スのワークフローにも対応できるようになる。また、雛
型のワークフローの納期等を変更することにより、独白
にスケジュールの設定ができるため、確実な納期設定等
が可能になる。また、ワークフローの各ステージの各作
業単位で細かく納期設定等をすることにより、木目細か
な納期管理を行うことができるようになる。
【0174】付記18に記載の発明について述べる。こ
の業務プロセス管理方法によれば、技術情報を、社外の
各部門のクライアント装置から受信した暗号鍵を用いて
暗号化し、暗号化された技術情報を、社外連携サーバ装
置に対して送信するので、システムが自動で暗号化し送
信し、受信側では自動で復号化することができるため、
セキュリティを保証することができる。
【0175】付記19に記載の発明について述べる。こ
の業務プロセス管理方法によれば、業務プロセスに対応
する管理番号を格納するので、管理番号を一括管理する
ことができ、管理番号により、業務プロセスで作成され
る請求帳票や資料等をそれぞれ関連付けることができる
ようになる。
【0176】付記21に記載の発明について述べる。こ
のプログラムによれば、技術情報に対する電子的な押印
を行い、押印された後にワークフローを進行するので、
発注伝票や回答票等の各種の帳票等に対する承認処理を
迅速に行うことが可能となり、ワークフローの進行が促
進される。また、送付などの承認者は伝票/帳票以外の
技術情報も容易に参照可能となり、また、エビデンスの
確保が確実に行える。また、上位の押印処理を行うと、
下位の押印処理が不要とすることができるため、作業性
が向上する。
【0177】付記22に記載の発明について述べる。こ
のプログラムによれば、業務プロセスに対応する雛型の
ワークフローを格納するので、利用者は、雛型の一覧よ
り部門と作業等を選択するのみでワークフローを作成す
ることが可能となり、ワークフローの作成に専門知識が
不要となる。
【0178】付記23に記載の発明について述べる。こ
のプログラムによれば、格納された雛型のワークフロー
を変更することができるので、例えば、ワークフローに
おいて作業の出戻り(棄却)や、作業を飛ばす(ジャン
プ)等を付加することができ、あらゆる業務プロセスの
ワークフローにも対応できるようになる。また、任意の
作業から複数に分岐して並列処理を行うようにワークフ
ローを設定できるため、あらゆる業務プロセスのワーク
フローにも対応できるようになる。また、雛型のワーク
フローの納期等を変更することにより、独白にスケジュ
ールの設定ができるため、確実な納期設定等が可能にな
る。また、ワークフローの各ステージの各作業単位で細
かく納期設定等をすることにより、木目細かな納期管理
を行うことができるようになる。
【0179】付記24に記載の発明について述べる。こ
のプログラムによれば、技術情報を、社外の各部門のク
ライアント装置から受信した暗号鍵を用いて暗号化し、
暗号化された技術情報を、社外連携サーバ装置に対して
送信するので、システムが自動で暗号化し送信し、受信
側では自動で復号化することができるため、セキュリテ
ィを保証することができる。
【0180】付記25に記載の発明について述べる。こ
のプログラムによれば、業務プロセスに対応する管理番
号を格納するので、管理番号を一括管理することがで
き、管理番号により、業務プロセスで作成される請求帳
票や資料等をそれぞれ関連付けることができるようにな
る。
【0181】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、サーバ装置は、業務プロセスに対応する管理番号
を格納するので、管理番号を一括管理することができ、
管理番号により、業務プロセスで作成される請求帳票や
資料等をそれぞれ関連付けることができるようになる。
【0182】また、サーバ装置は、格納された管理番号
の業務プロセスに対応するワークフローを管理するため
のプロセス情報を格納するので、管理番号に業務プロセ
スが関連付けて管理することができる。また、ワークフ
ローに関する情報を部門間/企業間で共有できるため、
何処の部門または作業で停滞しているのか容易に把握で
き、作業遅延が減少する。また、依頼先の作業状況まで
容易に把握できるため、作業遅延が減少する。また、依
頼先は事前に依頼情報を把握できるため、作業の手番の
短縮を図ることができる。
【0183】また、サーバ装置は、ワークフローを構成
するステージにおいて作成される技術情報を格納するの
で、帳票や資料等の技術情報を管理番号とセットにして
管理することができるため、別の利用者から技術情報を
参照することが容易になる。また、ワークフローに関連
した技術情報を格納する際に、技術情報の版数管理を行
うことも容易にできるようになる。また、セキュリティ
上の問題から技術情報毎を、その作成したステージに固
有の情報とするか、または、他のステージで共有の情報
とするかを管理することも容易にできるようになる。
【0184】また、サーバ装置は、プロセス情報、およ
び、技術情報を、社外連携サーバ装置に対して送信する
ので、社外の利用者はプロセス情報、および、技術情報
をセットにして参照することができるようになる。ま
た、社外の利用者は必要な情報を同時に受け取れるの
で、作業遅延が減少する。
【0185】また、社外連携サーバ装置は、サーバ装置
から受信したプロセス情報、および、技術情報をサーバ
装置用の送信フォルダに格納し、格納された送信フォル
ダを、社外の各部門のクライアント装置用の受信フォル
ダに格納し、社外の各部門のクライアント装置に対し
て、所定の条件に従って受信フォルダへのアクセスを許
容するので、既存のシステムに影響を与えることなく、
社外連携サーバ装置の機能により、安全に技術情報等を
送信することができるようになる。また取引先でも複数
の利用者(部門)が利用できるため、取引先内でのデー
タ共有が容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本システムの全体構成の一例を示すブロック図
である。
【図2】本システムの技術情報交換処理の概要を示すイ
メージ図である。
【図3】本実施形態における本システムの社内用クライ
アント装置200のワークフロー処理の一例を示すイメ
ージ図である。
【図4】社外に対して業務プロセスのステージを委託す
る場合の技術情報交換サーバ装置100の処理の概要を
示すイメージ図である。
【図5】社外連携サーバ装置150において実行される
メール振り分け処理の処理概要を示すイメージ図であ
る。
【図6】取引先用クライアント装置250において実行
される社外連携サーバ装置150からのファイルの受信
処理の概要を示すイメージ図である。
【図7】本システムのワークフロー処理の概要を示すイ
メージ図である。
【図8】本実施形態における本システムの社内用クライ
アント装置200のワークフロー処理の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図9】社外連携サーバ装置150の利用者が実行する
業務プロセスの各ステージの処理の一例を示すフローチ
ャートである。
【図10】取引先用クライアント装置250の利用者が
実行する業務プロセスの各ステージの処理の一例を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
100 技術情報交換サーバ装置 150 社外連携サーバ装置 200 社内用クライアント装置 250 取引先用クライアント装置 300 ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須藤 みどり 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 社内の各部門のクライアント装置にネッ
    トワークを介して接続されたサーバ装置と、社外の各部
    門のクライアント装置にネットワークを介して接続され
    た社外連携サーバ装置とを通信可能に接続して構成され
    た業務プロセス管理システムであって、 前記サーバ装置は、 前記業務プロセスに対応する管理番号を格納する管理番
    号格納手段と、 前記管理番号格納手段にて格納された前記管理番号の前
    記業務プロセスに対応するワークフローを管理するため
    のプロセス情報を格納するプロセス情報格納手段と、 前記ワークフローを構成するステージにおいて作成され
    る技術情報を格納する技術情報格納手段と、 前記プロセス情報格納手段にて格納された前記プロセス
    情報、および、前記技術情報格納手段にて格納された前
    記技術情報を、前記社外連携サーバ装置に対して送信す
    る送信手段と、 を備え、 前記社外連携サーバ装置は、 前記サーバ装置から受信した前記プロセス情報、およ
    び、前記技術情報を前記サーバ装置用の送信フォルダに
    格納する送信フォルダ格納手段と、 前記送信フォルダ格納手段にて格納された前記送信フォ
    ルダを、前記社外の各部門のクライアント装置用の受信
    フォルダに格納する受信フォルダ格納手段と、 前記社外の各部門のクライアント装置に対して、所定の
    条件に従って前記受信フォルダへのアクセスを許容する
    アクセス許容手段と、 を備えたことを特徴とする業務プロセス管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の業務プロセス管理シス
    テムにおいて、 前記サーバ装置は、 前記技術情報に対する電子的な押印を行う電子押印手段
    と、 前記押印手段により押印された後に、前記ワークフロー
    を進行するワークフロー進行手段と、 をさらに備えたことを特徴とする業務プロセス管理シス
    テム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の業務プロセス管理シス
    テムにおいて、 前記サーバ装置は、 前記業務プロセスに対応する雛型のワークフローを格納
    する雛型ワークフロー格納手段、 をさらに備えたことを特徴とする業務プロセス管理シス
    テム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の業務プロセス管理シス
    テムにおいて、 前記サーバ装置は、 前記雛型ワークフロー格納手段により格納された前記雛
    型のワークフローを変更するワークフロー変更手段、 をさらに備えたことを特徴とする業務プロセス管理シス
    テム。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の業務プロセス管理シス
    テムにおいて、 前記サーバ装置は、 前記技術情報を、前記社外の各部門のクライアント装置
    から受信した暗号鍵を用いて暗号化する暗号化手段をさ
    らに備え、 前記送信手段は、前記暗号化手段にて暗号化された前記
    技術情報を、前記社外連携サーバ装置に対して送信する
    ことを特徴とする業務プロセス管理システム。
  6. 【請求項6】 社内の各部門のクライアント装置にネッ
    トワークを介して接続されたサーバ装置と、社外の各部
    門のクライアント装置にネットワークを介して接続され
    た社外連携サーバ装置とを通信可能に接続して構成され
    た業務プロセス管理システムのサーバ装置であって、 前記業務プロセスに対応する管理番号を格納する管理番
    号格納手段と、 前記管理番号格納手段にて格納された前記管理番号の前
    記業務プロセスに対応するワークフローを管理するため
    のプロセス情報を格納するプロセス情報格納手段と、 前記ワークフローを構成するステージにおいて作成され
    る技術情報を格納する技術情報格納手段と、 前記プロセス情報格納手段にて格納された前記プロセス
    情報、および、前記技術情報格納手段にて格納された前
    記技術情報を、前記社外連携サーバ装置に対して送信す
    る送信手段と、 を備えたことを特徴とするサーバ装置。
  7. 【請求項7】 社内の各部門のクライアント装置にネッ
    トワークを介して接続されたサーバ装置と、社外の各部
    門のクライアント装置にネットワークを介して接続され
    た社外連携サーバ装置とを通信可能に接続して構成され
    た業務プロセス管理システムの社外連携サーバ装置であ
    って、 前記業務プロセスに対応するワークフローを管理するた
    めのプロセス情報、および、前記ワークフローを構成す
    るステージにおいて作成される技術情報を、前記サーバ
    装置から受信する受信手段と、 前記受信手段にて受信した前記プロセス情報、および、
    前記技術情報を前記サーバ装置用の送信フォルダに格納
    する送信フォルダ格納手段と、 前記送信フォルダ格納手段にて格納された前記送信フォ
    ルダを、前記社外の各部門のクライアント装置用の受信
    フォルダに格納する受信フォルダ格納手段と、 前記社外の各部門のクライアント装置に対して、所定の
    条件に従って前記受信フォルダへのアクセスを許容する
    アクセス許容手段と、 を備えたことを特徴とする社外連携サーバ装置。
  8. 【請求項8】 社内の各部門のクライアント装置にネッ
    トワークを介して接続されたサーバ装置と、社外の各部
    門のクライアント装置にネットワークを介して接続され
    た社外連携サーバ装置とを通信可能に接続して構成され
    た業務プロセス管理システムを用いた業務プロセス管理
    方法であって、 前記業務プロセスに対応する管理番号を格納する管理番
    号格納ステップと、 前記管理番号格納ステップにて格納された前記管理番号
    の前記業務プロセスに対応するワークフローを管理する
    ためのプロセス情報を格納するプロセス情報格納ステッ
    プと、 前記ワークフローを構成するステージにおいて作成され
    る技術情報を格納する技術情報格納ステップと、 前記プロセス情報格納ステップにて格納された前記プロ
    セス情報、および、前記技術情報格納ステップにて格納
    された前記技術情報を、前記社外連携サーバ装置に対し
    て送信する送信ステップと、 前記サーバ装置から受信した前記プロセス情報、およ
    び、前記技術情報を前記サーバ装置用の送信フォルダに
    格納する送信フォルダ格納ステップと、 前記送信フォルダ格納ステップにて格納された前記送信
    フォルダを、前記社外の各部門のクライアント装置用の
    受信フォルダに格納する受信フォルダ格納ステップと、 前記社外の各部門のクライアント装置に対して、所定の
    条件に従って前記受信フォルダへのアクセスを許容する
    アクセス許容ステップと、 を含むことを特徴とする業務プロセス管理方法。
  9. 【請求項9】 社内の各部門のクライアント装置にネッ
    トワークを介して接続されたサーバ装置と、社外の各部
    門のクライアント装置にネットワークを介して接続され
    た社外連携サーバ装置とを通信可能に接続して構成され
    た業務プロセス管理システムのサーバ装置に業務プロセ
    ス管理方法を実行させるプログラムであって、 前記業務プロセスに対応する管理番号を格納する管理番
    号格納ステップと、 前記管理番号格納ステップにて格納された前記管理番号
    の前記業務プロセスに対応するワークフローを管理する
    ためのプロセス情報を格納するプロセス情報格納ステッ
    プと、 前記ワークフローを構成するステージにおいて作成され
    る技術情報を格納する技術情報格納ステップと、 前記プロセス情報格納ステップにて格納された前記プロ
    セス情報、および、前記技術情報格納ステップにて格納
    された前記技術情報を、前記社外連携サーバ装置に対し
    て送信する送信ステップと、 を含むことを特徴とするプログラム。
  10. 【請求項10】 社内の各部門のクライアント装置にネ
    ットワークを介して接続されたサーバ装置と、社外の各
    部門のクライアント装置にネットワークを介して接続さ
    れた社外連携サーバ装置とを通信可能に接続して構成さ
    れた業務プロセス管理システムの社外連携サーバ装置に
    業務プロセス管理方法を実行させるプログラムであっ
    て、 前記業務プロセスに対応するワークフローを管理するた
    めのプロセス情報、および、前記ワークフローを構成す
    るステージにおいて作成される技術情報を、前記サーバ
    装置から受信する受信ステップと、 前記受信ステップにて受信した前記プロセス情報、およ
    び、前記技術情報を前記サーバ装置用の送信フォルダに
    格納する送信フォルダ格納ステップと、 前記送信フォルダ格納ステップにて格納された前記送信
    フォルダを、前記社外の各部門のクライアント装置用の
    受信フォルダに格納する受信フォルダ格納ステップと、 前記社外の各部門のクライアント装置に対して、所定の
    条件に従って前記受信フォルダへのアクセスを許容する
    アクセス許容ステップと、 を含めたことを特徴とするプログラム。
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