JPWO2002052878A1 - 無線通信装置、親通信装置、親子通信装置、及び無線通信システム - Google Patents

無線通信装置、親通信装置、親子通信装置、及び無線通信システム Download PDF

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Abstract

本発明は、親通信装置から制御委譲を受けた子通信装置について、発信元電話装置からの発呼に基づいて、当該発信元電話装置とホスト局を介した通信を行うものであり、ホスト局3が提供する無線電話回線を利用するための固有の親IDが設定された親通信装置1と、親通信装置1からの制御委譲を受けて、親通信装置1の無線電話回線を利用した通信を行う1台以上の子通信装置2とを有し、子通信装置2は、親ID及び親通信装置1が認識可能な子IDが記憶される記憶手段と、ホスト局3を介して親通信装置1の無線電話回線を利用した通信を行うための無線通信手段と、無線呼出システムのページャ信号を受信するページャ信号受信手段と、ページャ信号受信手段で受信した所定のページャ信号に基づいて無線通信手段を制御する制御手段と、を備える。

Description

技術分野
本発明は、無線通信装置、親通信装置、親子通信装置、及び無線通信システムに関し、詳しくは、親通信装置から1台以上の子通信装置に制御委譲を行った後に、不特定の発信元電話装置からの発信でいずれかの子通信装置を指定して、当該子通信装置と発信元電話装置との間でホスト局を介した通信を行うための無線通信装置、親通信装置、親子通信装置、及び無線通信システムに関する。
背景技術
固定電話、移動体通信電話等の発展はめざましく、近い将来には相当数の電子機器(例えばテレビ受信機、各種カメラなど)に対して固定電話回線或いは移動体通信電話回線を利用した通信機能が付加されるものと予想される。ここで、各種電子機器に通信機能が付加されることを想定した場合に、電子機器1台毎に異なる電話回線を設定するとなると、ユーザ及びホスト局が管理する電話番号等のIDの乱立、ユーザの負担する電話回線の基本料金の肥大化、等の様々な問題が生じるため、複数の電子機器について共通の電話回線を使用できるようなシステムを構築する必要がある。
また、次世代の移動体通信システムであるIMT−2000では、所謂マルチコールと呼ばれる機能、すなわち、一つの移動体通信電話回線により当該電話回線に付与された通信速度の範囲内において複数の移動体通信装置が同時に通信を行うことができる機能を付加することが予想されている。この場合にも、上述したIDの乱立等の問題を回避するシステムとすることが要請される。
すなわち、移動体通信システムでは、移動体通信に割り当てられた周波数帯域が有限である以上、個々の移動体通信装置に割り当てられる電話番号資源も有限であり、各電子機器ごとに固有のIDを割り当てるようにすると、電話番号資源が容易に枯渇し、一方では不稼動の電話番号が急激に増加することが予想される。従って、次世代の移動体通信システムでは、個々の移動体通信装置に電話番号を割り当てることに対しては消極的にならざるを得ず、これが、一つのIDに対する基本料金の増額の要因となる虞がある。
従来は、複数の電子機器について共通の電話回線を使用するために、固定電話回線の場合には、例えば、ISDN回線のように複数の通信処理を同時に処理できる回線を引き、ローカルエリアネットワーク(LAN)を構築して、通信機能を有するパーソナルコンピュータやファクシミリ装置等をLANに接続することによって、上述の問題を回避していた。
複数の電子機器について共通の電話回線を使用しようとする場合であって、各電子機器が所在場所を変えない場合には、上述のようにLANを構築することで対応可能である。しかしながら、当該電子機器が携帯電話機、デジタルカメラ、ビデオカメラ、その他の携帯性を有し移動を前提とする移動体通信装置である場合には、或いは、所在場所が変わらない場合でもLANを構築することが比較的困難な場所に設置されているものである場合には、LANによる対応が困難となる。
さらに、最近では、ブルーツース(日経エレクトロニクス2000年1月17日号p37−44参照)等により、複数の電子機器間で無線信号を介したデータの送受信を行うことも提案されているが、この場合であっても、ブルーツースによる電波の送受信範囲が近距離内に制限されるという問題があった。また、移動体通信電話回線を介して大容量のデータ送受信を行う場合には、ホスト局と移動体通信電話回線による電波での通信を行う携帯電話機等の電子機器が、さらにブルーツースを介して他の電子機器にも電波でデータを送信する処理を行うことから、当該携帯電話機等における電力消費量の問題が生じる虞もあった。
出願人は、このような問題に対処するために、先に「電話回線の制御委譲システム」(特願2000−122791号)を提案した。この制御委譲システムでは、ホスト局が提供する電話回線を利用するための固有の電話番号等の親端末IDを有する親通信装置と、親端末IDを基に生成されホスト局(ホストコンピュータ)が認識可能な子端末IDが設定され、当該子端末IDを使用して親通信装置の電話回線を利用する1台以上の子通信装置を用いることとしている。
この制御委譲システムは、親端末IDを基に生成された子端末IDを使用して子通信装置が電話回線を利用すること、子端末IDを受信したホストコンピュータが当該子端末IDと親端末IDとの対応関係等について認証を行うこと、親通信装置との距離が離れた場合でも子通信装置が親通信装置の電話回線を利用して単独で発信(発呼)することが可能であること、各端末機が親通信装置のホストコンピュータから予め割り当てられた通信速度の範囲内で同時に通信できること(マルチコールに適用可能)、親通信装置が子通信装置に委譲する制御の内容(例えば使用する通信速度や、発信専用、受信専用など)を指定できること、等の点で、親機と1台以上の子機とを用いて同一の電話回線をいずれか1台が利用する従来の親子電話とは全く異なる新たなシステムとなっている。
この制御委譲システムによれば、親端末のIDに基づく電話回線を使用する通信機能が複数の子通信装置に付加され、親通信装置の通信手段で電話回線を使用する制御を複数の子通信装置に委譲した状態となるため、本来親通信装置で行うべき通信を子通信装置で代行する等の処理が可能となる。
この制御委譲システムでは、制御委譲された子通信装置の通信機能のうちの、発信機能(発呼)については、親通信装置の通信速度の範囲内で各子通信装置が例えば親通信装置の電話番号に枝番を付加して生成した子端末IDを使用して通信を確立することにより、複数の子通信装置がそれぞれ共通の電話回線を使用しながら発信を行うことが可能となり、上述の問題が解決される。
具体的には、固有のID(電話番号等)を有していない子通信装置が、親通信装置の親端末ID(例えば「090−1234−5678」)を基に生成された子端末ID(例えば「090−1234−5678−01」)を使用して発信を行い、ホスト局を介した各種通信を行うことが可能となる。すなわち、制御委譲が完了して子端末IDが設定された各子通信装置は、直接ホスト局を介した各種通信を行うことが可能となるため、親通信装置を介在させる必要がなくなり、親通信装置及び他の子通信装置に対して近距離内にある必要もなくなる。従って、この制御委譲システムによれば、電子機器間の位置関係の問題が解消され、さらには親通信装置の電力消費の問題についても解消されることになる。
一方、制御委譲された子通信装置の通信機能のうちの着信機能については、例えば、子端末IDや当該子端末IDと親端末IDとの対応関係を予めホスト局に登録しておき、発呼側の電話機等で発呼時に子通信装置のIDを指定することにより、発呼側と被呼側の子通信装置とで、ホスト局を介した双方向の通信を確立することが可能となる。
ところで、制御委譲システムにおいて無線信号による移動体通信電話回線を使用する場合には、ホスト局側で位置登録を行う関係で、子端末IDが設定された子通信装置の数が多くなった場合に、以下のような問題が生じることが予想される。
すなわち、親通信装置から制御委譲を受け、子端末IDが設定された子通信装置の数が多くなった場合に、これら各通信装置を携帯する各ユーザが相互に離れた場所に移動すると、位置登録についてのホスト局側の処理負担が膨大となり、対処できなくなる虞がある、という問題があった。
一般に、移動体通信システムでは、ホスト局の構成として、ホストコンピュータを備えた一の中央制御局と、中央制御局に接続され通信用の無線信号(電波)の送受信を行う複数の基地局とが設けられ、各基地局でそれぞれ一定のエリア内に存在する各携帯電話機の位置を監視して、各携帯電話機の位置情報を中央制御局に送信して、この位置情報に基づいて中央制御局が登録(エリア登録)している。
そして、通常の携帯電話機(PHSやPDA等も含む)は、各基地局の内のいずれか1の基地局を介して通信を行うために、当該携帯電話機の所在エリア内の基地局で受信可能な、当該携帯電話機のID(電話番号情報)を含む微弱な電波(以下、位置登録用無線信号という)を発信している。ここで、不特定の電話機(以下、発信元電話装置という。)と携帯電話機とで通話を行う場合には、中央制御局は、当該携帯電話機の所在エリアの基地局を介して、いずれかの電話機からの発信(発呼)に基づいて通信を接続する制御を行う。
従って、このような移動体通信電話回線のシステムに対して、本出願人が先に提案した制御委譲システムを適用すると、制御委譲された多数の子通信装置が、互いに異なるエリアから同時に親端末IDに基づく相互に異なる子端末IDを使用して位置登録用無線信号を発信した場合に、各基地局を統括する中央制御局側の処理負担が膨大となり、対応できなくなる虞があった。
このような問題に対しては、各子通信装置を携帯する各ユーザが自主的に当該通信装置の主電源をオフにして、通常は位置登録用無線信号の発信をさせないこととし、必要のある場合にだけ主電源をオンとすれば対処可能であるが、今度は各子通信装置で前記発信元電話装置からの発呼を受信することができなくなる、という着信に関する問題が生じることになる。
また、先に提案した制御委譲システムでは、ホスト局側で親端末IDと子端末IDとの対応関係を登録し、子通信装置の行う通信に関して認証の処理を行わなければならないことから、親通信装置と各子通信装置だけで完結するものではなく、ホスト局側で種々の処理を行う必要があった。
発明の開示
本発明の目的は、親通信装置から制御委譲を受けて子IDが設定された子通信装置が、多数存在し、かつ、親通信装置又は他の子通信装置から離れた場所に移動した場合でも、発信元電話装置からの発呼に基づいて、当該発信元電話装置とホスト局を介した通信を行うことが可能な子通信装置としての無線通信装置、親通信装置、親子通信装置、及び無線通信システムを提供することにある。
本発明に係る無線通信装置の第1の構成は、ホスト局が提供する無線電話回線を利用するための固有の親IDが設定された親通信装置からの制御委譲を受けて、前記親通信装置の無線電話回線を利用した通信を行う無線通信装置であって、親ID及び親通信装置が認識可能な子IDが記憶される記憶手段と、ホスト局を介して親通信装置の無線電話回線を利用した通信を行うための無線通信手段と、無線呼出システムのページャ信号を受信するページャ信号受信手段と、ページャ信号受信手段で受信した所定のページャ信号に基づいて無線通信手段を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明に係る無線通信装置の第2の構成は、第1の構成において、制御手段は、通常は無線通信手段の電源をオフとし、ページャ信号をページャ信号受信手段で受信すると、発信元電話番号へ発信すべき発信命令を含むか否かについて判定し、含まないと判定した場合には無線通信手段の電源オフを維持する制御を行うことを特徴とする。
本発明に係る無線通信装置の第3の構成は、第2の構成において、制御手段は、発信元電話番号へ発信すべき発信命令を含むと判定した場合には、無線通信手段の電源を投入する制御を行うことを特徴とする。
本発明に係る無線通信装置の第4の構成は、第3の構成において、制御手段は、無線通信手段の電源の投入後に、親IDを用いて発信元電話番号の発信元電話装置宛に発信するように無線通信手段を制御することを特徴とする。
本発明に係る無線通信装置の第5の構成は、第1乃至第4のいずれか1の構成において、制御手段は、発信元電話装置の発信元電話番号を含むページャ信号をページャ信号受信手段で受信すると、当該発信元電話番号の発信元電話装置に電話をかけるべき旨をユーザに通知するための制御を行うことを特徴とする。
本発明に係る無線通信装置の第6の構成は、第1乃至第5のいずれか1の構成において、制御委譲の際に、親通信装置が生成した子IDを受信するとともに、親通信装置に対する各種信号の送受信を行うための送受信手段を有し、制御手段は、送受信手段で子IDを受信すると、当該子IDを記憶手段に格納するように記憶手段を制御することを特徴とする。
本発明に係る無線通信装置の第7の構成は、第6の構成において、記憶手段には、ページャ信号受信手段で受信するページャ信号についてのページャIDが記憶され、制御手段は、制御委譲の際に、ページャIDを読み出して親通信装置に送信するように、記憶手段及び送受信手段を制御することを特徴とする。
本発明に係る親通信装置の第1の構成は、ホスト局が提供する無線電話回線を利用するための固有の親IDが設定され、前記第1乃至第7のいずれか1の構成を備えた無線通信装置のn台(nは1以上)を子通信装置として、親IDを基に生成された子IDを各子通信装置に付与して、各子通信装置に対する制御委譲を行う親通信装置であって、親IDをホスト局に送信してホスト局を介した無線通信を行うための無線通信手段と、無線通信手段を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、発信元電話装置との通信中に発信元電話装置から発信された、発信元電話装置の発信元電話番号を示す信号と、制御委譲したいずれかの子通信装置を指定する信号と、を無線通信手段で受信すると、発信元電話装置との通信を切断して、当該発信元電話番号及び当該発信元電話番号へ発信すべき発信命令を含むページャ信号が子通信装置のページャ信号受信手段で受信されるように無線通信手段を制御することを特徴とする。
本発明に係る親通信装置の第2の構成は、第1の構成において、制御委譲した各子通信装置のページャIDを記憶する記憶手段を有し、制御手段は、記憶手段からページャIDを読み出して、発信元電話番号及び当該発信元電話番号へ発信すべき発信命令を含むページャ信号が子通信装置のページャ信号受信手段で受信されるように、当該子通信装置のページャID宛に発信するように無線通信手段を制御することを特徴とする。
本発明に係る親通信装置の第3の構成は、第2の構成において、制御委譲の際に、各子通信装置からページャIDを受信するとともに、各子通信装置に対する各種信号の送受信を行うための送受信手段を有し、制御手段は、各子通信装置から受信した各ページャIDを記憶手段に記憶するとともに、制御を委譲する子通信装置の数だけ子IDを生成して、制御を委譲しようとする各子通信装置に対して個別に各子IDを送信するように前記送受信手段を制御することを特徴とする。
本発明に係る親子通信装置の第1の構成は、ホスト局が提供する無線電話回線を利用するための固有の親IDが設定された親通信装置と、親通信装置からの制御委譲を受けて、親通信装置の無線電話回線を利用した通信を行う1台以上の子通信装置とを有し、親通信装置は、親IDをホスト局に送信してホスト局を介した無線通信を行うための無線通信手段と、無線通信手段を制御する制御手段と、を備え、子通信装置は、親ID及び親通信装置が認識可能な子IDが記憶される記憶手段と、ホスト局を介して親通信装置の無線電話回線を利用した通信を行うための無線通信手段と、無線呼出システムのページャ信号を受信するページャ信号受信手段と、前記ページャ信号受信手段で受信した所定のページャ信号に基づいて前記無線通信手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る親子通信装置の第2の構成は、第1の構成において、子通信装置の制御手段は、通常は無線通信手段の電源をオフとし、ページャ信号をページャ信号受信手段で受信すると、発信元電話番号へ発信すべき発信命令を含むか否かについて判定し、含まないと判定した場合には無線通信手段の電源オフを維持する制御を行うことを特徴とする。
本発明に係る親子通信装置の第3の構成は、第2の構成において、子通信装置の制御手段は、発信元電話番号へ発信すべき発信命令を含むと判定した場合には、無線通信手段の電源を投入する制御を行うことを特徴とする。
本発明に係る親子通信装置の第4の構成は、第3の構成において、子通信装置の制御手段は、無線通信手段の電源の投入後に、親IDを用いて発信元電話番号の発信元電話装置宛に発信するように無線通信手段を制御することを特徴とする。
本発明に係る親子通信装置の第5の構成は、第1乃至第4のいずれか1の構成において、子通信装置の制御手段は、発信元電話装置の発信元電話番号を含むページャ信号をページャ信号受信手段で受信すると、当該発信元電話番号の発信元電話装置に電話をかけるべき旨をユーザに通知するための制御を行うことを特徴とする。
本発明に係る親子通信装置の第6の構成は、第1乃至第5のいずれか1の構成において、各子通信装置は、制御委譲の際に、親通信装置が生成した子IDを受信するとともに、親通信装置に対する各種信号の送受信を行うための送受信手段を有し、各子通信装置の制御手段は、送受信手段で子IDを受信すると、当該子IDを記憶手段に格納するように記憶手段を制御することを特徴とする。
本発明に係る親子通信装置の第7の構成は、第6の構成において、各子通信装置の記憶手段には、ページャ信号受信手段で受信するページャ信号についてのページャIDが記憶され、各子通信装置の制御手段は、制御委譲の際に、ページャIDを読み出して親通信装置に送信するように、記憶手段及び送受信手段を制御することを特徴とする。
本発明に係る親子通信装置の第8の構成は、第1乃至第7のいずれか1の構成において、親通信装置は、制御委譲した各子通信装置のページャIDを記憶する記憶手段を有し、親通信装置の制御手段は、記憶手段からページャIDを読み出して、発信元電話番号及び当該発信元電話番号へ発信すべき発信命令を含むページャ信号が子通信装置のページャ信号受信手段で受信されるように、当該子通信装置のページャID宛に発信するように無線通信手段を制御することを特徴とする。
本発明に係る親子通信装置の第9の構成は、第8の構成において、親通信装置は、制御委譲の際に、各子通信装置からページャIDを受信するとともに、各子通信装置に対する各種信号の送受信を行うための送受信手段を有し、親通信装置の制御手段は、各子通信装置から受信した各ページャIDを記憶手段に記憶するとともに、制御を委譲する子通信装置の数だけ子IDを生成して、制御を委譲しようとする各子通信装置に対して個別に各子IDを送信するように送受信手段を制御することを特徴とする。
本発明に係る親子通信装置の第10の構成は、第1乃至第9のいずれか1の構成において、親通信装置の制御手段は、発信元電話装置との通信中に発信元電話装置から発信された、発信元電話装置の発信元電話番号を示す信号と、制御委譲したいずれかの子通信装置を指定する信号と、を無線通信手段で受信すると、発信元電話装置との通信を切断して、当該発信元電話番号へ発信すべき発信命令を含むページャ信号が子通信装置のページャ信号受信手段で受信されるように無線通信手段を制御することを特徴とする。
本発明に係る親子通信装置の第11の構成は、第1乃至第10のいずれか1の構成において、子通信装置のページャ信号受信手段は、発信元電話装置から発信された、発信元電話装置の発信元電話番号及び当該発信元電話番号へ発信すべき発信命令を含むページャ信号を受信することを特徴とする。
本発明に係る無線通信システムの第1の構成は、無線電話回線を利用するための固有の親IDが設定された親通信装置と、親通信装置からの制御委譲を受けて、親通信装置の無線電話回線を利用した通信を行う1台以上の子通信装置と、無線電話回線を利用した通信の制御及び無線呼出システムのページャ信号の送信制御を行うホスト局と、を備え、親通信装置は、親IDをホスト局に送信してホスト局を介した無線通信を行うための無線通信手段と、無線通信手段を制御する制御手段と、を備え、子通信装置は、親ID及び親通信装置が認識可能な子IDが記憶される記憶手段と、ホスト局を介して親通信装置の無線電話回線を利用した通信を行うための無線通信手段と、無線呼出システムのページャ信号を受信するページャ信号受信手段と、ページャ信号受信手段で受信した所定のページャ信号に基づいて無線通信手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る無線通信システムの第2の構成は、第1の構成において、ホスト局は、無線電話回線を利用した無線信号の送受信を行うとともに、親通信装置の無線通信手段又は、各子通信装置の無線通信手段から発信される無線信号を受信して位置登録を行うための複数の無線信号送受信手段を有することを特徴とする。
発明を実施するための最良の形態
本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(全体概要)
図1に本発明を適用した通信システムの概念図を示す。
本実施の形態の通信システムでは、親通信装置1から子IDを取得して制御委譲を受けた状態の複数の子通信装置2(2A,2B,・・・2n)のいずれかの子通信装置(例えば子通信装置2A)に対して、不特定の発信元電話機100が発信(発呼)した場合に、発信元電話機100からの発呼をホスト局3経由で一旦親通信装置1で受けて、当該発呼の旨を子通信装置2Aに送信し、さらに子通信装置2Aからホスト局3経由で発信元電話機100に発信することで、発信元電話機100と指定された子通信装置との間でホスト局3を介した双方向通信ができるようにしたものである。
ここで、親通信装置1は、移動体通信用の電話回線(以下、移動体通信回線という。)についての固有のID(電話番号)が設定され、このID(以下、親IDという)についてはホスト局3で登録、管理される。一方、各子通信装置2は、移動体通信回線についての固有のIDについては有しておらず、ページャ信号を受信するための固有のID(ページャID)が設定されており、このページャIDについてはホスト局3で登録、管理される。
(親通信装置の概略構成)
親通信装置1は、携帯電話機としての機能を備えた携帯電話機本体10と、各子通信装置2A〜2nに対する各種信号の送受信を行うための応答器4とを有している。この親通信装置1は、応答器4を介して各子通信装置2A〜2nに対する無線信号の送受信を行う機能と、親IDに基づく移動体通信回線によりホスト局3と無線信号の送受信を行う機能を有している。
親通信装置1の携帯電話機本体10は、移動体通信回線を使用するための親ID(電話番号)が設定されており、図1に示すように、ホスト局3との間で無線通信を行う無線通信手段のアンテナ13aが装置本体(筐体)の上部に配置され、装置前面には、上から、スピーカ等の音声出力部17、液晶パネル等からなる表示部15、電話番号や各種コマンドを入力するための多数のキースイッチからなる操作入力部12、マイク等の音声入力部16が、それぞれ配置されている。親通信装置1の他の構成部分については図2を参照して後述する。
この実施の形態では、図1に示すように、携帯電話機本体10の上部に応答器4が一体に設けられた構成となっているが、この配置に限られないことは勿論であり、さらには、携帯電話機本体10に対して応答器4を着脱可能とする構成であっても良い。
(子通信装置の概略構成)
一方、各子通信装置2a〜2nは、それぞれ、携帯電話機本体20と、親通信装置1に対する各種信号の送受信を行うための質問器5とを有している。各子通信装置2a〜2nは、質問器5を介して親通信装置1に対して無線信号の送受信を行う機能と、ホスト局3から送信されるページャ信号を受信する機能と、親通信装置1からの制御委譲を受けることを条件に、親通信装置1の親IDに基づく移動体通信回線によりホスト局3と無線信号の送受信を行う機能を有している。
各子通信装置2の携帯電話機本体20は、外観上は親通信装置1と同様であり、図1に示すように、ホスト局3との間で無線通信を行う無線通信手段のアンテナ23aが装置本体(筐体)の上部に配置され、装置前面には、上から、スピーカ等の音声出力部27、液晶パネル等からなる表示部25、電話番号や各種コマンドを入力するための多数のキースイッチからなる操作入力部22、マイク等の音声入力部26が、それぞれ配置されている。子通信装置2の他の構成部分については図2を参照して後述する。
この実施の形態では、図1に示すように、携帯電話機本体20の上部に質問器5が一体に設けられた構成となっているが、この配置に限定されないことは勿論であり、また、携帯電話機本体20に対して質問器5を着脱可能とする構成であっても良く、さらには、後述するように、質問器5を設けずに予め子IDが設定されている構成としても良い。
(ホスト局の概要)
次に、図3を参照してホスト局3の概要について説明する。
ホスト局3は、移動体通信回線についての交換等の移動体通信システムについての各種制御を行うセルラー制御局部31と、ページャ機(ポケットベル)の無線呼出し等の無線呼出システムについての各種制御を行う無線呼出制御局部32とを有し、かつ、公衆網に接続された中央制御局30と、セルラー制御局部31に接続された複数のセルラー基地局33,34,35と、無線呼出制御局部32に接続された無線呼出基地局36とを有している。なお、説明の便宜のため、図3ではセルラー基地局を3つだけ、無線呼出基地局については1つだけ抽出して示している。
ホスト局3の中央制御局30は、移動体通信システムのセルラー制御局部31と無線呼出システムの無線呼出制御局部32とを統括し、公衆網による固定通信(有線)と移動体通信(無線)の双方の回線についての交換制御を行う。
各セルラー基地局33〜35は、セルラー制御局部31の制御に基づいて、移動体通信電話回線による通信を行うための無線信号(電波)を所定エリア(セル)内に送信する。一方、無線呼出基地局36は、無線呼出制御局部32の制御に基づいて、ページャ機能を有する端末装置がページャ信号を受信できるように、所定エリアの範囲内で到達する無線信号(電波)を送信する。なお、無線呼出基地局36の電波到達可能エリアは、1のセルラー基地局のそれよりも広くなっている。
セルラー制御局部31には、親通信装置1を含む各種携帯電話機の電話番号が登録される。また、セルラー制御局部31は、各電話番号についての移動体通信回線使用時の制御や課金についての管理等を行う。
無線呼出制御局部32は、各ページャ機の呼出電話番号(ページャID)を登録しており、種々の発信元電話装置から所定ページャID宛へメッセージ情報等を含む各種信号を受信すると、無線呼出基地局36から当該ページャIDを有するポケットベル等のページャ機に対する呼び出し信号(ページャ信号)を送信する制御を行うことにより、メッセージ情報等を含む各種信号をページャ機に転送するようになっている。
(親通信装置の回路構成)
次に、図2のブロック図を参照して、親通信装置1及び各子通信装置2の回路構成について説明する。図2に示すように、親通信装置1の携帯電話機本体10は、この親通信装置1全体を制御する制御部11と、図1で説明した操作入力部12と、ホスト局3と通信を行う無線通信手段としての送受信部13と、図1で説明した表示部15、音声入力部16、及び音声出力部17と、親通信装置1全体を振動させるバイブレータ18と、後述する各種の情報が格納されるメモリ19とを備えている。
携帯電話機本体10の制御部11は、各種制御プログラム及び操作入力部12による入力操作に基づいて、送受信部13、表示部15、音声出力部17、バイブレータ18、及びメモリ19を制御する。また、携帯電話機本体10の制御部11は、後述する応答器4と接続され、応答器4から入力した信号に基づいて各部を制御する。
携帯電話機本体10の送受信部13は、設定された親IDに基づく移動体通信回線を使用してホスト局3を介した移動体通信を行うため、各種無線信号の送受信を行う。
携帯電話機本体10では、主電源が投入された状態において、送受信部13から位置登録のための微弱の電波(位置登録用無線信号)を発信する。この位置登録用無線信号がいずれかのセルラー基地局(33〜35)で受信されると、親通信装置1の所在位置がセルラー制御局部31により登録されることになる。
また、携帯電話機本体10では、操作入力部12による入力操作に基づいて、通信対象となる被呼側の電話機の電話番号が入力されると、制御部11の制御により、当該電話番号が表示部15に表示され、送受信部13及びアンテナ13aを介して、被呼側電話機との回線接続を要求するための無線信号(接続信号)が送信される。
なお、上述したホスト局3では、親通信装置1から送信されたこの接続信号をいずれかのセルラー基地局(33〜35)で受信して、セルラー制御局部31により被呼側の電話機との接続を図る処理を行う。
そして、被呼側の電話機と回線が接続されると、携帯電話機本体10では、制御部11の制御により、被呼側の電話機からの声音が音声出力部17から声音として出力され、これに対する発信(発呼)側のユーザの発する声音が音声入力部16を通して電気信号に変換され、送受信部13で所定処理が施され、アンテナ13a及びホスト局3を介して被呼側の電話機に通話のための無線信号として送信される。
一方、携帯電話機本体10では、発呼側となる相手側の電話機からホスト局3を介して送信された回線接続のための無線信号(接続信号)をアンテナ13aを介して送受信部13で受信すると、制御部11の制御により、着信音が音声出力部17から出力され、又は操作入力部12の入力操作に基づく設定状態に応じてバイブレータ18が振動し、被呼側となる親通信装置1のユーザにより操作入力部12の所定のキーが操作されると、発信側と回線が接続される処理が行われ、上述と同様に、相手側の電話機との通話が可能な状態となる。
携帯電話機本体10の操作入力部12は、この他にも、応答器4を介して子通信装置2の質問器5との通信を行う場合の各種設定を行う際にも操作される。
親通信装置1のメモリ19は、書き込み不能記憶領域(ROM)と書き込み可能な記憶領域(RAM)とを有しており、本実施の形態では、主電源がオフの状態でもRAM内のデータが消滅しない不揮発性領域となっている。
メモリ19のROMには、当該親通信装置1の移動体通信回線に関する親ID(例えば電話番号「090−1234−5678」)の情報が記憶されている。そして、親通信装置1が移動体通信回線により通信を確立する際には、当該親IDを送信部13からホスト局3側に送信することにより、ホスト局3のセルラー制御局部31に登録された電話番号情報との照合が行われて、親IDの認証が行われる。
また、メモリ19のROMには、応答器4を介して各子通信装置2と通信を行う際に所定の信号の送受信を行うための制御プログラムが記憶されている。
一方、メモリ19のRAMには、各子通信装置2と通信を行う際の各子通信装置2から送信された各種情報を格納する領域や、後述する発信元電話機100の電話番号が記憶される領域や、制御部11の作業領域などが確保される。
親通信装置1の応答器4は、子通信装置2の質問器5とデータの送受信を行うものであり、非接触型RFIDチップを備えている。親通信装置1では、子通信装置2との通信時に、前記制御プログラムに基づいて制御部11が子IDを生成するとともに、メモリ19から親IDを読み出して、子ID及び親IDを制御信号とともに応答器4に供給することにより、応答器4からこれら各IDの情報が無線信号の形態で出力される。なお、無線信号の形態としては、電波や赤外線等が使用可能である。
さらに、親通信装置1の応答器4は、子ID及び制御内容情報を送信するに先立って、制御部11の制御に基づいて、子通信装置2の質問器5との接続を確立するための接続信号を出力するようになっており、この処理については後述する。
(子通信装置の回路構成)
次に、子通信装置2の回路構成について説明する。図2に示すように、子通信装置2の携帯電話機本体20は、この子通信装置2全体を制御する制御部21と、図1で説明した操作入力部22と、移動体通信の電話回線を利用してホスト局3を介した無線通信を行う無線通信手段としての送受信部23と、ホスト局3からのページャ信号を受信するページャ信号受信部24と、図1で説明した表示部25、音声入力部26、及び音声出力部27と、子通信装置2全体を振動させるバイブレータ28と、後述する各種の情報が格納されるメモリ29とを有している。また、子通信装置2の質問器5は、制御部21と接続され、親通信装置1の応答器4との間で制御委譲のための通信を行う。
携帯電話機本体20の制御部21は、各種制御プログラム及び操作入力部22による入力操作に基づいて、送受信部23、ページャ信号受信部24、表示部25、音声出力部27、バイブレータ28、及びメモリ29を制御する。また、制御部21は、後述する質問器5と接続され、質問器5から入力した信号に基づいて各部を制御する。
携帯電話機本体20の送受信部23は、親通信装置1の親IDを用いて、親IDに基づく移動体通信回線を使用してホスト局3を介した移動体通信を行うため、上述した位置登録用無線信号を含む各種無線信号の送受信を行う。
但し、子通信装置2においては、主電源が投入された状態であっても通常は送受信部23には電源が供給されないように制御部21により制御されており、通常は位置登録用無線信号も発信されない。そして、後述のようにページャ信号受信部24で所定の信号を受信した場合に、制御部21により送受信部23の電源を投入する制御を行うようになっている。
ページャ信号受信部24は、ホスト局3の無線呼出基地局36から送信されるページャ信号を受信するものである。ここでは、消費電力の低減のために、ページャ信号受信部24には間欠的に電源が投入されるように制御部21で制御されることにより、ページャ信号について間欠受信を行うようになっている。
なお、子通信装置2のページャ機能については、ページャ信号受信部24に送信機能がないため、通常のページャシステムと同様に、子通信装置2のユーザが無線呼出基地局36のページャ信号送信可能エリアを移動する際に、公衆電話等を用いてユーザが移動したいエリアについての位置登録を行えば良い。すなわち、ユーザがエリアを移動する際には、例えば不図示の公衆電話電話機で登録代表番号を呼び出し、当該子通信装置2の呼び出し電話番号(ページャID)、移動したいエリアの番号を入力して、ホスト局3の無線呼出制御局部32に移送先のエリア情報を記憶させるようにすれば良い。
子通信装置2のメモリ29は、親通信装置1のメモリ19と同様に、書き込み不能記憶領域(ROM)と書き込み可能な記憶領域(RAM)とを有しており、RAMについては主電源がオフの状態でもデータが消滅しない不揮発性領域となっている。
メモリ29のROMには、当該子通信装置2のページャ機能に関する呼出電話番号(ページャID)が記憶されている。また、メモリ29のROMには、質問器5を介して親通信装置1と通信を行う際に所定の信号の送受信を行うための制御プログラムが記憶されている。
一方、メモリ29のRAMには、親通信装置1と通信を行う際の親通信装置1から送信された各種情報を格納する領域や、制御部21の作業領域などが確保される。
子通信装置2の質問器5は、親通信装置1の応答器4と通信可能な非接触型RFIDチップを備えている。
なお、本実施の形態では、親通信装置1と子通信装置2との間でそれぞれ非接触型RFIDチップを用いて無線通信を行うこととしているが、親通信装置1と子通信装置2とをケーブルで接続して有線での通信を行う構成や、或いはブルーツース等の他の無線通信手段により通信を行う構成としてもよい。
(親通信装置から子通信装置への制御の委譲)
次に、親通信装置1から各子通信装置2に対して行う制御委譲について、図4のフローチャートを参照して説明する。なお、図4は、親通信装置1と複数の子通信装置2A,2B,・・・2nとの間で行われる処理を説明するためのフローチャートである。
本実施の形態では、まず、親通信装置1の応答器4を子通信装置2A〜2nの各質問器5に対して所定距離内に近づけ、親通信装置1のユーザにより操作入力部12の所定のキースイッチが押される。このとき、親通信装置1における応答器4から接続信号が送信され、子通信装置2A〜2nは、この接続信号を各質問器5で受信する(ステップS1)。
次のステップS2で、子通信装置2A〜2nの各制御部21は、親通信装置1に確認信号を送信するように各質問器5を制御する。この確認信号は、当該子通信装置2固有の子端末情報が含まれ、各子通信装置2A〜2n毎にそれぞれ異なった信号とする。ここで、当該子通信装置2固有の子端末情報とは、本実施の形態では、各子通信装置2A〜2nがそれぞれページャ機能についての独自の呼出電話番号(ページャID)を有していることから、少なくともそのページャIDについての情報を含める。その他に、例えば、各子通信装置2の製品番号についての情報、各子通信装置2のユーザについての情報などを子端末情報に含めても良い。
親通信装置1の制御部11は、各子通信装置2A〜2nからの確認信号を応答器4で受信すると、ステップS3で、各ページャIDを抽出してメモリ19に一時記憶するとともに、表示部15を制御して、各子通信装置2A〜2nの一覧を表示して、制御の委譲対象となる子通信装置を操作入力部12の操作で選択するよう親通信装置のユーザに促す表示を行う。各子通信装置2A〜2nの一覧表示にあたっては、各ページャIDやその他の子端末情報についての表示を行えば良い。そして、親通信装置1の制御部11は、ステップS4に移行して、操作入力部12の入力操作により子通信装置の選択が行われたか否かを監視する。
操作入力部12の入力操作により子通信装置の選択が行われると、親通信装置1の制御部11は、選択された子通信装置の数の分だけ、子IDを生成(発行)する(ステップS5)。本実施の形態では、この子IDは、親通信装置1により発行されたものであることを親通信装置1の制御局11が認識でき、かつ、複数の子通信装置のそれぞれを識別するため相互に異なるIDとする。
この実施の形態では、子IDとして、親通信装置1の親ID(電話番号)に所定の符号を付加して、各子通信装置毎に異なった電話番号となるようなIDを発行することとしている。具体的には、1台目の子通信装置2Aに対しては「01」、2台目の子通信装置2Bに対しては「02」・・・のように子IDを生成して各子通信装置に割り当てる。
次に、親通信装置1の制御部11は、生成した子ID及び親IDを各子通信装置2に対して個別に送信するように、応答器4を制御し(ステップS6)、続いて、制御委譲した各子通信装置2について、各ページャIDと発行した子IDとを対応付けてメモリ19のRAMに記憶する(ステップS7)。なお、ステップS7の処理については、子IDの発行後かつ送信前に行っても良い。また、ここでは子IDと親IDとを同時に送信しているが、それぞれ別個に送信しても良い。
各子通信装置2A〜2nは、親通信装置1からの子IDと親IDとを含んだ信号を質問器5で受信すると、制御部11が子ID及び親IDを抽出して、メモリ29のRAMに記憶する(ステップS8)。なお、この場合でも、各子通信装置2A〜2nの各送受信部23の電源はオフのままである。
本実施の形態では、親通信装置1から複数の子通信装置2にこのような制御委譲を行うことにより、各子通信装置2A〜2n側で移動体通信回線を使用するための固有の電話番号を設定する必要がなくなり、新たな電話番号の使用権についての基本料金を支払う負担から解消され、また、移動体通信回線についての電話番号資源の節約が図られることになる。
また、本実施の形態では、親通信装置1の応答器4と子通信装置2の質問器5とで送受信されデータの量が少ないので、応答器4及び質問器5の双方を、簡易なインタフェースを用いて構成することが可能となる。
さらに、本実施の形態では、通常は子通信装置2A〜2nの各送受信部23の電源がオフになり携帯電話機能を不使用状態にしているので、通常は各子通信装置2A〜2nにおける送受信部23からの位置登録用無線信号の発信が行われることなく、各子通信装置2A〜2nが制御委譲後にそれぞれ親通信装置1から離れた別の地点に移動した場合であっても、ホスト局3の中央制御局30側で位置登録の処理負担の増大化等の不都合を回避できる。したがって、各子通信装置2A〜2nを携帯するユーザが、それぞれ親通信装置1から離れた別の地点に移動しても不都合は生じない。
なお、ページャ信号受信部24の電源は常にオンとなっていることから、各子通信装置2A〜2nでは、常にページャ機能がオンでありそれぞれのページャ信号受信部24でページャ信号を受信できる状態となっている。
(制御委譲後の各子通信装置の動作)
次に、このような制御委譲が行われた後の各子通信装置2の動作について、図5のフローチャートを参照して説明する。なお、ここでは子通信装置2Aの動作のみについて説明するが、他の子通信装置2B〜2nの動作も同様である。
子通信装置2Aは、上述のように常にページャ機能がオンになっていることから、ページャ信号受信部24がページャ信号を受信したか否かについて制御部21で監視して(ステップS21)、ページャ信号受信部24でページャ信号を受信すると、ユーザを呼び出すための呼出音又は振動を発するように制御部21が音声出力部27又はバイブレータ28を制御する(ステップS22)。
続いて、制御部21は、受信したページャ信号から発信元の電話番号や発信元からのメッセージ等の発信元に関する各種情報を抽出して(ステップS23)、これら各種情報をメモリ29のRAMに記憶する(ステップS24)とともに、表示部25で表示する(ステップS25)ようにこれら各部を制御する。
さらに、制御部21は、受信したページャ信号に、携帯電話機能の制御に関する命令(発信元電話番号に発信すべき発信命令)が含まれているか否かについて判定し(ステップS26)、含まれていない場合には通常の単なるページャ呼出であるとして、携帯電話機能のオフを維持したまま処理を終了してステップS21に戻り、含まれている場合には親通信装置1の移動体通信回線を利用した発信を行うために、送受信部23に電源を投入して携帯電話機能をオンにして(ステップS27)、操作入力部22の所定ボタンが押されるのを待つ状態になる(ステップS28)。
これにより、送受信部23から親IDに基づく位置登録用信号が発信され、当該子通信装置2の位置するエリアのセルラー基地局(33〜35)によって当該位置登録用信号が受信され、セルラー制御局部31により位置登録の処理が行われる。なお、この時点で、図7で後述するステップS63との関係で、セルラー制御局部31の位置登録は、親通信装置1の所在場所から子通信装置2Aの所在場所に変更されることとなる。
そして、操作入力部22の所定ボタンが押されると、子通信装置2Aの制御部21は、メモリ29のRAMから発信元電話番号の情報と、親ID(例えば「090−1234−5678」)の情報を読み出して、これら各情報を含む発信信号を送信するように送受信部23を制御する(ステップS29)。これにより、当該子通信装置2Aの位置するエリアのセルラー基地局(33〜35)によってこの発信信号が受信され、ホスト局3の中央制御局30により、親IDに基づく移動体通信回線で発信元の電話装置と子通信装置2Aとが接続され、双方向の通信(通話)が可能な状態となる。
そして、子通信装置2の制御部21は、送受信部23の状態を監視して当該通信が終了するまで待機し(ステップS30)、操作入力部22の通話終了ボタンが押される等により通信が終了した場合には、送受信部23の電源を遮断して、再び携帯電話機能をオフにするように送受信部23を制御し(ステップS31)、一連の処理を終了してステップS21に戻る。
このように、本実施の形態では、制御委譲を受けた各子通信装置2が、親IDを使用してホスト局3を介した無線通信を行うので、ホスト局3による子IDの認証等の各種処理が不要となる。また、各子通信装置2A〜2nのユーザが誰であろうとも、電話料金やサービス料金についての課金が親通信装置1のユーザに対して課されることになる。
さらに、本実施の形態では、制御委譲を受けた各子通信装置2は、ページャ信号をページャ信号受信手段で受信すると、発信元電話番号へ発信すべき発信命令を含むか否かについて制御部21により判定され、含まない場合には通常のページャ信号として送受信部23の電源オフが維持されるので、ページャ専用機としての機能も有しており、この場合には公衆電話等から発信元電話番号へ電話すれば良い。
(発信元電話機と子通信装置とで通信を行う場合)
次に、親通信装置1により制御の委譲を受けて子IDが設定され、既に親通信装置1及び他の子通信装置2B〜2nと離れた状態にある子通信装置2Aが、不特定の電話装置(発信元電話機100)からの発呼を受信して通話を行うための発信元電話機側及び親通信装置1側の処理等について、図6及び図7を参照して説明する。ここで、図6は発信元電話機のユーザが行う操作等を説明する流れ図、図7は制御委譲後の親通信装置1の処理を説明するフローチャートである。
まず、発信者によって発信元電話機100の操作入力部(図示せず)の入力操作が行われ、ここでは、親通信装置1の電話番号がキー入力されることにより、ホスト局3を介して親通信装置1との間で通信を確立するための接続信号の送受信が行われる(ステップS41)。そして、この接続信号の送受信の際には、発信元電話機100の電話番号の情報がホスト局3を介して送受信部31で受信され、親通信装置1の制御部11は、この発信元電話番号の情報をメモリ19のRAMに記憶する(ステップS51)。接続信号の送信後において、発信者は、発信元電話機100の受話器の音(呼出音)を聞いて、親通信装置1が応答状態となるのを待つ(ステップS42)。
親通信装置1の制御部11は、発信元電話機100の発信に基づくホスト局3からの接続信号を送受信部13で受信すると、通常の呼出音(着信音)を鳴らすように音声出力部17を制御し(ステップS52)、操作入力部12を監視してユーザの応答操作を待つ(ステップS53)とともに、呼出音が所定回数を超えたか否かについて監視して(ステップS54)、所定回数内で応答操作がされた場合には、上述のように発信側と回線が接続される応答の処理が行われ(ステップS55)、発信元電話機100の発信者との通話が可能な状態となるとともに、後述するステップS57に移行する。一方、呼出音が所定回数を超えても応答がない場合には、自動応答をして留守番電話処理を実行する(ステップS56)とともに、ステップS57に移行する。
この留守番電話の処理では、各子通信装置2A〜2nのユーザと子IDとの対応関係を発信元電話機100にメッセージとして流すようにしても良い。例えば、「○○宛の発信の場合には#の後に01を、○○宛の発信の場合には#の後に02を、・・・」というようなメッセージを流せば良い。
親通信装置1が応答した状態又は自動応答による留守番電話状態となると、発信者が発信元電話機100の不図示の操作入力部を操作することによって、いずれかの子通信装置を指定するための信号が、ホスト局3を介して発信元電話機100から親通信装置1へと送信される(ステップS43)。
この例では、発信元電話機100のユーザは、子通信装置を指定するための信号を親通信装置1に送信するための操作として、操作入力部の「#」マークキーを押下した後に、親通信装置1が該当する子通信装置2Aに付与した子ID「01」を指定するための「0」キー及び「1」キーを押下することとする。
親通信装置1の制御部11は、応答後の発信元電話機100との接続中においては、発信元から「#」マークを示す信号を受信したか否かについて監視し(ステップS57)、この信号を受信すると、いずれかの子通信装置の子IDを示す信号を受信したか否かについて監視し(ステップS58)、この信号を受信すると、メモリ19に記憶した子IDとの照合を行って、発信元電話機100が通信を求めている子通信装置2を特定して(ステップS59)、さらに、特定した子通信装置(この場合は子通信装置2A)の子IDとステップS51でメモリ19に記憶した発信元電話番号との関連付けを行って(ステップS60)、発信元電話機との回線を切断する処理を行う(ステップS61)。
なお、親通信装置1の留守番電話の処理については、発信元電話機との回線を切断する前に、例えば「これから呼出を行いますので、通話を切ってしばらくお待ちください」等の音声メッセージを流したり、発信元電話機が指定した子通信装置2AのページャIDを発信元電話機のユーザに知らせるようにしても良い。
そして、発信元電話機100との回線を切断すると、親通信装置1の制御部11は、特定した子通信装置2AのページャIDを抽出して当該ページャID宛に発信するように送受信部13を制御し、この際に、発信元電話番号の情報と、発信元電話番号へ電話をかける旨の発信命令(例えば「#TEL to 03−1234−5678」など)とをページャ信号として生成し、当該ページャ信号を送受信部13からホスト局3に送信する処理を行う(ステップS62)。これにより、当該ページャ信号をホスト局3を経由してページャ信号受信部24で受信した子通信装置2Aでは、図5で上述のように、ステップS21以下の処理が行われて、ステップS29の処理により発信元電話機100に対して発信し、ホスト局3を介して発信元電話機100と通信を行うことが可能になる。
親通信装置1の制御部11は、ページャ信号の送信後には、所定の時間だけ送受信部13の電源を遮断して一時的に携帯電話機能をオフにする制御を行う(ステップS63)。これにより、上述したステップS29での子通信装置2Aの位置登録及び発信元端末装置への発信が円滑に行われ、ホスト局3の中央制御局30側での位置登録処理の混乱の不都合を回避できる。
なお、発信元電話機100における図6のステップS42の処理については、発信元電話機100から親通信装置1に電話をかける際に、発信元電話機100のユーザが親通信装置1の電話番号に続いて、子通信装置を指定するための子ID「01」を含む所定キーを入力すると、親通信装置1の応答を自動的に検出して、さらに親通信装置1の応答後に自動的に「#」マークキー及び「0」及び「1」キーの押下に対応する信号を送信するような制御プログラムを発信元電話機100内に記憶しておくことにより、自動化することが可能であり、これにより発信元電話機100のユーザの手間が軽減される。
上述の実施の形態では、発信元電話機100と子通信装置2とで通信を行うために、親通信装置1を一旦経由して所謂コールバックの処理を行う例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発信元電話機100がホスト局3経由で、直接子通信装置2のページャ信号受信部24に、発信元電話電話宛に電話をかけるべき信号を送信することとしてもよい。これにより、例えば親通信装置1の主電源が切れていた場合であっても子通信装置2と発信元電話機100とでホスト局3を介した通信を確立することが可能となる。なお、この場合、発信元電話機100については、上述の親通信装置1のステップS62の処理と同等の処理を行って、発信元電話番号へ発信すべき発信命令を含むページャ信号をホスト局3に送信すれば良く、子通信装置2の処理については何ら変更する必要はない。
また、上述した実施の形態では、親通信装置と子通信装置のそれぞれに、制御委譲の際の各種信号の送受信を行うための送受信手段(応答器4、質問器5)を備えた構成としたが、これに限定されず、最初から各子通信装置2に親通信装置1で認識可能な子IDが設定された構成、例えば不図示のROMライタ等によりメモリ29のROMに子IDと親IDが書き込まれた構成として、親通信装置1から子通信装置2がいわば半永久的な制御委譲を受けた状態としても良く、この場合には前記送受信手段を省略することも可能である。
以上のように、本実施の形態によれば、制御委譲を受けた各子通信装置2が、所定のページャ信号を受信することを条件に、親IDを使用してホスト局3を介した無線通信を行うこととしたので、ホスト局3による子IDの認証等の各種処理を不要としながら、個々の子通信装置2は、親通信装置1から離れた場所にあっても、発信元電話装置の電話番号の情報を取得して、発信元電話装置に対して発信してホスト局3を介した相互通信を行うことが可能となる。
上述した実施の形態では、親通信装置1を携帯電話機に適用した例について説明したが、親通信装置1としては、パーソナルコンピュータや他の各種端末装置にも適用可能である。
また、上述した実施の形態では、子通信装置2を携帯電話機に適用した例について説明したが、子通信装置2としては、デジタルカメラ、ビデオカメラ、所謂モバイル型パソコン、その他各種の携帯型電子機器に対しても適用可能である。これにより、使用頻度の比較的低い電子機器であっても、これを子通信装置として使用することにより、移動体通信電話の新たな加入による基本料金負担を免れることができ、同時に通信事業者側でも移動体通信電話の電話番号資源の節減を図ることが可能となる。
産業上の利用可能性
本発明は、以上説明したように構成されているので、親通信装置から制御委譲を受けて子IDが設定された子通信装置が、多数存在し、かつ、親通信装置又は他の子通信装置から離れた場所に移動した場合でも、発信元電話装置からの発呼に基づいて、当該発信元電話装置とホスト局を介した通信を行うことが可能な子通信装置としての無線通信装置、親通信装置、親子通信装置、及び無線通信システムを提供することが可能となり、産業上きわめて有用である。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明を適用した通信システムの概要を説明する図である。
図2は、親通信装置及び子通信装置の回路構成を説明するブロック図である。
図3は、ホスト局の概要を説明するブロック図である。
図4は、親通信装置が複数の子通信装置にそれぞれの子IDを発行して制御を委譲するための処理の流れを説明するフローチャートである。
図5は、制御委譲後の子通信装置の処理を説明するフローチャートである。
図6は、発信元電話機のユーザが行う操作等を説明する流れ図である。
図7は、制御委譲後の親通信装置の処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 親通信装置
2 子通信装置(無線通信装置)
3 ホスト局
30 中央制御局
31 セルラー制御局部
32 無線呼出制御局部
33,34,35 セルラー基地局(無線信号送受信手段)
36 無線呼出基地局
100 発信元電話機(発信元電話装置)
10 携帯電話機本体
11 制御部
12 操作入力部
13 送受信部(無線通信手段)
15 表示部
16 音声入力部
17 音声出力部
18 バイブレータ
19 メモリ
4 応答器(送受信手段)
20 携帯電話機本体
21 制御部
22 操作入力部
23 送受信部(無線通信手段)
24 ページャ信号受信部(ページャ信号受信手段)
25 表示部
26 音声入力部
27 音声出力部
28 バイブレータ
29 メモリ
5 質問器(送受信手段)

Claims (23)

  1. ホスト局が提供する無線電話回線を利用するための固有の親IDが設定された親通信装置からの制御委譲を受けて、前記親通信装置の無線電話回線を利用した通信を行う無線通信装置であって、
    前記親ID及び前記親通信装置が認識可能な子IDが記憶される記憶手段と、
    前記ホスト局を介して前記親通信装置の無線電話回線を利用した通信を行うための無線通信手段と、
    無線呼出システムのページャ信号を受信するページャ信号受信手段と、
    前記ページャ信号受信手段で受信した所定のページャ信号に基づいて前記無線通信手段を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記制御手段は、通常は前記無線通信手段の電源をオフとし、ページャ信号を前記ページャ信号受信手段で受信すると、発信元電話番号へ発信すべき発信命令を含むか否かについて判定し、含まないと判定した場合には前記無線通信手段の電源オフを維持する制御を行うことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記制御手段は、発信元電話番号へ発信すべき発信命令を含むと判定した場合には、前記無線通信手段の電源を投入する制御を行うことを特徴とする請求項2記載の無線通信装置。
  4. 前記制御手段は、前記無線通信手段の電源の投入後に、前記親IDを用いて発信元電話番号の発信元電話装置宛に発信するように前記無線通信手段を制御することを特徴とする請求項3記載の無線通信装置。
  5. 前記制御手段は、前記発信元電話装置の発信元電話番号を含むページャ信号を前記ページャ信号受信手段で受信すると、当該発信元電話番号の発信元電話装置に電話をかけるべき旨をユーザに通知するための制御を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1記載の無線通信装置。
  6. 前記制御委譲の際に、前記親通信装置が生成した子IDを受信するとともに、前記親通信装置に対する各種信号の送受信を行うための送受信手段を有し、
    前記制御手段は、前記送受信手段で前記子IDを受信すると、当該子IDを前記記憶手段に格納するように前記記憶手段を制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1記載の無線通信装置。
  7. 前記記憶手段には、前記ページャ信号受信手段で受信するページャ信号についてのページャIDが記憶され、
    前記制御手段は、前記制御委譲の際に、前記ページャIDを読み出して前記親通信装置に送信するように、前記記憶手段及び前記送受信手段を制御することを特徴とする請求項6記載の無線通信装置。
  8. ホスト局が提供する無線電話回線を利用するための固有の親IDが設定され、請求項1乃至7のいずれか1記載の無線通信装置のn台(nは1以上)を子通信装置として、前記親IDを基に生成された子IDを各子通信装置に付与して、各子通信装置に対する制御委譲を行う親通信装置であって、
    前記親IDを前記ホスト局に送信して前記ホスト局を介した無線通信を行うための無線通信手段と、
    前記無線通信手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、発信元電話装置との通信中に前記発信元電話装置から発信された、発信元電話装置の発信元電話番号を示す信号と、制御委譲したいずれかの子通信装置を指定する信号と、を前記無線通信手段で受信すると、前記発信元電話装置との通信を切断して、当該発信元電話番号及び当該発信元電話番号へ発信すべき発信命令を含むページャ信号が前記子通信装置の前記ページャ信号受信手段で受信されるように前記無線通信手段を制御することを特徴とする親通信装置。
  9. 制御委譲した各子通信装置のページャIDを記憶する記憶手段を有し、
    前記制御手段は、前記記憶手段から前記ページャIDを読み出して、発信元電話番号及び当該発信元電話番号へ発信すべき発信命令を含むページャ信号が前記子通信装置の前記ページャ信号受信手段で受信されるように、当該子通信装置のページャID宛に発信するように前記無線通信手段を制御することを特徴とする請求項8記載の親通信装置。
  10. 前記制御委譲の際に、各子通信装置からページャIDを受信するとともに、各子通信装置に対する各種信号の送受信を行うための送受信手段を有し、
    前記制御手段は、各子通信装置から受信した各ページャIDを前記記憶手段に記憶するとともに、制御を委譲する子通信装置の数だけ子IDを生成して、制御を委譲しようとする各子通信装置に対して個別に各子IDを送信するように前記送受信手段を制御することを特徴とする請求項9記載の親通信装置。
  11. ホスト局が提供する無線電話回線を利用するための固有の親IDが設定された親通信装置と、前記親通信装置からの制御委譲を受けて、前記親通信装置の無線電話回線を利用した通信を行う1台以上の子通信装置とを有し、
    前記親通信装置は、前記親IDを前記ホスト局に送信して前記ホスト局を介した無線通信を行うための無線通信手段と、前記無線通信手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記子通信装置は、前記親ID及び前記親通信装置が認識可能な子IDが記憶される記憶手段と、前記ホスト局を介して前記親通信装置の無線電話回線を利用した通信を行うための無線通信手段と、無線呼出システムのページャ信号を受信するページャ信号受信手段と、前記ページャ信号受信手段で受信した所定のページャ信号に基づいて前記無線通信手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする親子通信装置。
  12. 前記子通信装置の前記制御手段は、通常は前記無線通信手段の電源をオフとし、ページャ信号を前記ページャ信号受信手段で受信すると、発信元電話番号へ発信すべき発信命令を含むか否かについて判定し、含まないと判定した場合には前記無線通信手段の電源オフを維持する制御を行うことを特徴とする請求項11記載の親子通信装置。
  13. 前記子通信装置の前記制御手段は、発信元電話番号へ発信すべき発信命令を含むと判定した場合には、前記無線通信手段の電源を投入する制御を行うことを特徴とする請求項12記載の親子通信装置。
  14. 前記子通信装置の前記制御手段は、前記無線通信手段の電源の投入後に、前記親IDを用いて発信元電話番号の発信元電話装置宛に発信するように前記無線通信手段を制御することを特徴とする請求項13記載の親子通信装置。
  15. 前記子通信装置の前記制御手段は、前記発信元電話装置の発信元電話番号を含むページャ信号を前記ページャ信号受信手段で受信すると、当該発信元電話番号の発信元電話装置に電話をかけるべき旨をユーザに通知するための制御を行うことを特徴とする請求項11乃至14のいずれか1記載の親子通信装置。
  16. 各子通信装置は、前記制御委譲の際に、前記親通信装置が生成した子IDを受信するとともに、前記親通信装置に対する各種信号の送受信を行うための送受信手段を有し、前記各子通信装置の前記制御手段は、前記送受信手段で前記子IDを受信すると、当該子IDを前記記憶手段に格納するように前記記憶手段を制御することを特徴とする請求項11乃至15のいずれか1記載の親子通信装置。
  17. 各子通信装置の前記記憶手段には、前記ページャ信号受信手段で受信するページャ信号についてのページャIDが記憶され、前記各子通信装置の前記制御手段は、前記制御委譲の際に、前記ページャIDを読み出して前記親通信装置に送信するように、前記記憶手段及び前記送受信手段を制御することを特徴とする請求項16記載の親子通信装置。
  18. 前記親通信装置は、制御委譲した各子通信装置のページャIDを記憶する記憶手段を有し、前記親通信装置の前記制御手段は、前記記憶手段から前記ページャIDを読み出して、発信元電話番号及び当該発信元電話番号へ発信すべき発信命令を含むページャ信号が前記子通信装置の前記ページャ信号受信手段で受信されるように、当該子通信装置のページャID宛に発信するように前記無線通信手段を制御することを特徴とする請求項11乃至17記載の親子通信装置。
  19. 前記親通信装置は、前記制御委譲の際に、各子通信装置からページャIDを受信するとともに、各子通信装置に対する各種信号の送受信を行うための送受信手段を有し、前記親通信装置の前記制御手段は、各子通信装置から受信した各ページャIDを前記記憶手段に記憶するとともに、制御を委譲する子通信装置の数だけ子IDを生成して、制御を委譲しようとする各子通信装置に対して個別に各子IDを送信するように前記送受信手段を制御することを特徴とする請求項18記載の親子通信装置。
  20. 前記親通信装置の前記制御手段は、発信元電話装置との通信中に前記発信元電話装置から発信された、発信元電話装置の発信元電話番号を示す信号と、制御委譲したいずれかの子通信装置を指定する信号と、を前記無線通信手段で受信すると、前記発信元電話装置との通信を切断して、当該発信元電話番号へ発信すべき発信命令を含むページャ信号が前記子通信装置の前記ページャ信号受信手段で受信されるように前記無線通信手段を制御することを特徴とする請求項11乃至19のいずれか1記載の親子通信装置。
  21. 前記子通信装置の前記ページャ信号受信手段は、発信元電話装置から発信された、発信元電話装置の発信元電話番号及び当該発信元電話番号へ発信すべき発信命令を含むページャ信号を受信することを特徴とする請求項11乃至20のいずれか1記載の親子通信装置。
  22. 無線電話回線を利用するための固有の親IDが設定された親通信装置と、
    前記親通信装置からの制御委譲を受けて、前記親通信装置の無線電話回線を利用した通信を行う1台以上の子通信装置と、
    前記無線電話回線を利用した通信の制御及び無線呼出システムのページャ信号の送信制御を行うホスト局と、を備え、
    前記親通信装置は、前記親IDを前記ホスト局に送信して前記ホスト局を介した無線通信を行うための無線通信手段と、前記無線通信手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記子通信装置は、前記親ID及び前記親通信装置が認識可能な子IDが記憶される記憶手段と、前記ホスト局を介して前記親通信装置の無線電話回線を利用した通信を行うための無線通信手段と、無線呼出システムのページャ信号を受信するページャ信号受信手段と、前記ページャ信号受信手段で受信した所定のページャ信号に基づいて前記無線通信手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする無線通信システム。
  23. 前記ホスト局は、前記無線電話回線を利用した無線信号の送受信を行うとともに、前記親通信装置の前記無線通信手段又は前記各子通信装置の前記無線通信手段から発信される無線信号を受信して位置登録を行うための複数の無線信号送受信手段を有することを特徴とする請求項22記載の無線通信システム。
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