JPWO2002049028A1 - ディスク支持装置、ディスク保持装置及びディスク装置 - Google Patents

ディスク支持装置、ディスク保持装置及びディスク装置 Download PDF

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松本 幸雄
石原 明
藤田 昇
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増田 裕明
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Abstract

平面におけるスペースを小さくすると共に、簡易かつ安価にする。複数の支持部44を、頂部46を頂点として傾斜するように構成する。即ち、トレイ26が略三角錐(立体)形状となっているので、従来例のターンテーブルの平面における面積よりも狭くなり、そのため平面におけるスペースを小さくできる。従って、トレイ26の平面における面積が従来のターンテーブルよりも狭くなるので、複数のディスクを省スペースのトレイ26に配置することができる。また、トレイ20の支持部44を扉に対応して平行になるように配置する場合には、従来のようなトレイをスライドさせるスライド機構が不要となる。即ち、トレイ26の回転駆動手段のみで所望のディスクを着脱できるので、ステレオ装置に配置される機構が簡易になると共に、安価になる。

Description

技術分野
本発明は、例えばコンポーネントステレオ装置などの音響機器に装備されるディスクプレーヤ等に適用して好適なディスク支持装置、ディスク保持装置及びディスク装置に関する。
また、本発明は、例えば複数枚のコンパクトディスクなどを載置するトレイを回転可能に配置するディスクチェンジャーに適用して好適なディスク装置に関する。
さらに、本発明は、例えばコンパクトディスクなどを載置するトレイを移動可能に配置するディスク装置に関する。
また、本発明は、例えばコンパクトディスクなどを載置するターンテーブルを備えるディスク装置に関する。
さらに、本発明は、例えばコンパクトディスクなどに記録されている情報を再生などするディスク装置に適用して好適なディスク保持装置に関する。
背景技術
図74に示すように、ディスクチェンジャー490は、ディスク10を載置する載置部が複数(図74の例では、3箇所)形成された平板状のターンテーブル492と,このターンテーブル492を回転可能に配置するトレイ494を備える。即ち、ディスクチェンジャー490には、ターンテーブル492を回転させる回転機構,およびトレイ494をスライドさせるスライド機構が配置されている。
そして、上記スライド機構により、トレイ494は、ベース496に対しスライドし、かつ図示しない装置本体の扉から引き出されまたは引き戻される。即ち、図示しないイジェクト釦を操作すると、トレイ494は装置本体の扉から引き出され、または引き戻される。
また、トレイ494が装置本体の扉から引き出された状態においては、トレイ494の前部に位置するターンテーブル492の載置部が開放されるように構成されている。なお、ターンテーブル492の載置部には、12cmのディスク10,または8cmのディスク(図示省略)の外形に対応する凹部がそれぞれ形成されている。また、ディスク10は、クランパ保持部493に設けられた図示しないクランパと,このクランパに対向してターンテーブル492下方に配置されたディスク再製装置の図示しないターンテーブルとで挟持され再生される。
ユーザは、図示しないイジェクト釦の操作で開放された載置部に、ディスクを載置させ、イジェクト釦を再び操作することにより、トレイ494は、装置本体内に引き戻され、図示しないプレイ釦などを操作することによって再生などが行われる。
ところで、図74に示すディスクチェンジャー490ではターンテーブル492を回転させる回転機構,およびトレイ494をスライドさせるスライド機構が設けられているので、ディスクチェンジャー490に配置される機構が複雑になると共に、高価となる。
また、ディスクチェンジャー490ではディスクをターンテーブル492に対し平面状に複数並べる状態で配置するので、トレイ494の平面における面積が広く、そのため広いスペースを必要とする。
一方、図75に示すように、ディスクプレーヤ80は、12cmのディスク10または8cmのディスク(図示省略)を載置する同心円状の載置部83Aおよび83Bが形成された平板状の載置テーブル82と,この載置テーブル82に対して昇降可能に配置されるターンテーブル84と,このターンテーブル84に対向して配置されるリング状のクランパ90と,載置テーブル82を移動可能に配置する図示しない第1の移動手段を備える。また、載置部83A,83Bが載置テーブル82に複数設けられる場合、ディスク装置80はディスクチェンジャーとして機能する。
ターンテーブル84は、ディスク10を載置する部分に金属製のリング部85Aと,ディスク10の孔の内周径部より若干小径の外径となっている胴部85Bを備える。なお、胴部85Bの先端は先細り状となっている。また、ターンテーブル84には、モータ86のモータ軸87が固定されており、モータ86が駆動することによってターンテーブル84が回転する。
載置テーブル82の載置部83Aは12cmのディスク10の外形に対応する凹状となっており、載置部83Bは8cmのディスクの外形に対応する凹状となっている。また、載置部83A(および83B)には、その中心にターンテーブル84を挿通させる挿通孔82Aが形成されている。この挿通孔82Aは、ターンテーブル84のリング部85Aの直径よりも若干だけ径大となっている。
そのため、ターンテーブル84は、所定位置に停止する載置テーブル82に対して昇降し、その際挿通孔82Aを通過する。即ち、ターンテーブル84は、ディスク10を、載置部83Aから持ち上げたり,あるいは載置部83Aへ再び載置させる。
クランパ90は、支持体94に対し回動可能に取付けられていると共に、リング状のマグネット92を備えている。なお、クランパ90には図示しない孔が形成されており、この孔はターンテーブル84の胴部85Bの形状に対応している。そして、ターンテーブル84とクランパ90(マグネット92を含む)とは、胴部85Bが図示しない孔に挿入される状態において、マグネット92が金属製のターンテーブル84のリング部85Aを磁力で吸着することによって、ディスク10をターンテーブル84に対し挟持(チャックキング)する。
ところで、図75に示すディスク装置80では、ディスク10を載置部83Aに載置させた状態において、ターンテーブル84を上昇させることによってディスク10をチャックキングさせていた。そして、載置部83Aに対するディスク10の載置状態が適切でない場合すなわちディスク10が載置部83Aに対しズレた状態で載置される場合では、ディスク10をチャックキングできないという不都合が生ずる。また、このようにディスク10を載置部83Aにただ置いておく構成では、ディスクが常に水平状態になるようディスク装置を構成する必要がある。
また、ディスク装置80では、載置テーブル82に12cmのディスク10または8cmのディスクを載置する載置部83A(または83B)をそれぞれ同心円状に形成する必要がある。さらに、ディスクの平面形状をハート形などに変形させたいわゆる変形ディスクを、載置テーブル82の載置部83Aに対して適正に載置させるには、載置部の形状を変形ディスクの外形に対応させる必要があるが、載置部の形状をそれらの変形ディスクのすべてに対応させることは困難である。
即ち、変形ディスクなどのすべてのディスクを載置部83Aまたは83Bに適正に載置させチャックキングさせることが困難であり、そのためすべてのディスクに対するチャックキングが円滑かつ確実にできないという不都合が生ずる。
さらに、載置テーブル82にターンテーブルを取付け、このターンテーブルに対して接続可能とするモータを配置させる場合には、モータの接続部がターンテーブルの接続部に対し所定の位置に確実に位置決めする必要がある。一方、ターンテーブルに装着されるディスクのディスク面と,ピックアップとの距離にバラツキが生じると、焦点距離がズレることにより、フォーカスサーボ制御が適正に機能しない事態が生じる。
即ち、ディスク面とピックアップとの距離は非常に厳密であり、その許容範囲は基準値に対し例えばプラス・マイナス0.1mmの誤差である。また、ターンテーブルの回転中に、その回転中心が径方向にズレる(ぶれる)と、トラッキングサーボ制御が適正に機能しない事態が生じる。上記のように、フォーカスサーボまたはトラッキングサーボの制御が適正に機能しない場合には、再生処理ができない事態となる。
また、従来のディスクチェンジャーは、ディスクを載置するターンテーブルが複数配置されるトレイと,このトレイを回転させるために連結されたトレイ用モータと,ターンテーブルに載置されたディスクのデータを再生するピックアップと,ターンテーブルに接続されるスピンドルモータのスピンドルと,スピンドルモータおよびピックアップを配置したシャーシと,スピンドルがトレイのターンテーブルに接続するようにシャーシを移動させるシャーシ用モータを備える。
そして、ターンテーブルに載置された任意のディスクを再生する場合には、ディスクチェンジを行った後に、スピンドルとターンテーブルとを連結させる必要がある。即ち、任意のディスクを載置したターンテーブルがシャーシのスピンドルに対応するようにトレイをトレイ用モータを介して回転させ、その後スピンドルがトレイのターンテーブルに接続するようにシャーシをシャーシ用モータを介して移動(上昇)させる。
ところで、従来のディスクチェンジャーでは、トレイの回転動作と,シャーシの移動(昇降)動作を、別々のモータ即ちトレイ用モータおよびシャーシ用モータによって行っていた。そのため、従来のディスクチェンジャーでは、2個のモータが必要であったので、その駆動経路を形成するギヤなども別々に必要となる。従って、従来のディスクチェンジャーでは、部品点数が増えるので、構成が複雑となると共に、高価となる。
さらに、上述したように、従来のディスクチェンジャーの中には、ディスクを載置するターンテーブルが複数配置されるトレイと,ターンテーブルに載置されたディスクのデータを再生するピックアップと,ターンテーブルに接続されるスピンドルモータのスピンドルと,スピンドルモータおよびピックアップを配置したシャーシを備えるタイプがある。
即ち、上記タイプのディスクチェンジャーは、トレイに回転可能に配置されたターンテーブルと,シャーシに配置されたスピンドルモータのスピンドルとが分離可能な構成となっている。そのため、ターンテーブルとスピンドルとが接続させていない状態(ディスクチェンジモードなど)では、たとえばターンテーブルの底面がトレイの上面に当接している。
一方、ターンテーブルとスピンドルとが接続されている状態(プレイモードなど)では、ターンテーブルの回転に支障が生じないようにするため、たとえばスピンドルでターンテーブルをトレイから浮上がらせ、ターンテーブルとトレイとが当接しない状態に保持している。
そして、ターンテーブルに載置された任意のディスクを再生する場合には、ディスクチェンジを行った後に、スピンドルとターンテーブルとを連結させる必要がある。即ち、任意のディスクを載置したターンテーブルがシャーシのスピンドルに対応するようにトレイを回転させ、その後スピンドルがトレイのターンテーブルに接続するようにシャーシを移動(上昇)させる。
ところで、上記従来のディスクチェンジャーではトレイに配置されたターンテーブルと,シャーシに配置されたスピンドルモータのスピンドルとが分離可能な構成となっているので、ターンテーブルをトレイから離間させる(浮上がらせる)ためにはターンテーブルとトレイとの間に隙間(遊び)が必要である。
即ち、ターンテーブルとスピンドルとが接続されていない状態たとえばトレイが回転しているディスクチェンジ時あるいはディスク装置の持ち運び時などにおいては、ターンテーブルとトレイとの遊びにより、いわゆるガタツキ音が発生している。
また、上記従来のディスクチェンジャーにおいて、スピンドルとターンテーブルとが連結する連結モードでは、シャーシは装置本体に対して操作レバーのみで支持していた。即ち、上記連結モードにおいて、例えばディスクをターンテーブルに着脱する際には、不用意な荷重がトレイに加わり不安定な状態になるおそれがある。この場合には、ディスクをターンテーブルに着脱する作業が困難になる。
さらに、上記従来のディスクチェンジャーにおいて、トレイが隅角部を有する例えば平面形状が四角形などの場合には、トレイが回転するため、トレイに配置されたターンテーブルと,パネルの開口部との隙間を広くする必要がある。即ち、この場合、ユーザは開口部から離れた位置にあるターンテーブルまで手を伸ばす必要があるので、ディスクをターンテーブルに着脱する作業が困難になる。
一方、従来のディスク装置の中には、ディスクをターンテーブルの載置面上に位置決めする係止部材(ボール,コイルスプリングなど)を、ターンテーブルに設けるタイプがある。そして、ディスクをターンテーブルの載置面上に位置決め(装着)するには、ディスクは係止部材を通過する必要がある。
ところで、ディスクがターンテーブルに完全に装着されていないと、ディスクに記録されている情報を再生することができない。また、トレイが回転するタイプのディスクチェンジャーにおいて、ディスクがトレイに配置されたターンテーブルに完全に装着されていないと、トレイの回転中にディスクが遠心力によってターンテーブルから飛ばされるおそれがある。
また、図59に示すように、ディスクチェンジャー300として、ディスク10を載置するターンテーブル302が配置される支持部305を複数備え、かつ平面形状が三角形の隅角部304Aを有するトレイ304を備えるタイプのものが考えられる。そして、このディスクチェンジャー300は、トレイ304を回転可能に配置している。
ところで、図59に示すディスクチェンジャー300においては、図60に示すように、トレイ304が回転しディスクチェンジする際に、トレイ304の隅角部304Aが、図60の1点鎖線から突出する。即ち、ディスクチェンジャー300は、そのベース301の左右方向の長さにおいて、長さLCの2倍必要となる。即ち、ベース301の左右方向の長さは、トレイ304の最大半径LAの2倍,すなわちトレイ304の回転中心PAから隅角部304Aの先端までの距離(トレイ304の最大半径)LAの2倍必要である。
また、従来、ディスクをターンテーブルに保持するディスク保持装置としては、ボールチャック機構をターンテーブルの胴部に設けていた。即ち、図76および図77に示すように、ボールチャック機構は、ボール474と,ボール474の一部をターンテーブル470の胴部471から突出させるコイルバネ476を備えていた。
図77に示すディスク10をターンテーブル470に装着する際には、ボール474がディスク10の内周径部によって押圧されるので、ディスク10がボール474を通過してターンテーブル470の載置部472上に載置される。ディスク10が載置部472上に載置されると、ボール474がコイルバネ476の付勢力によって押し出される。即ち、ボール474は、ディスク10に当接しかつ載置部472側に押し付けるので、ディスク10がターンテーブル470に確実に保持(セット)される。
ところで、図76および図77に示すボールチャック機構では、ディスク10をターンテーブル470から取外す場合、ディスク10をボール474に加えられるコイルバネ476の付勢力に抗して強制的に載置部472の胴部471から抜き取っていた。
即ち、ボール474で係止されたディスク10をターンテーブル470から無理に取外す際には、ディスク10が破損し易いので、取外し時のディスク10の取扱いを慎重にする必要がある。
この解決手段としては、コイルバネ476の付勢力を弱くすることが考えられる。しかし、この場合、装置本体に衝撃などが加わると、ディスク10が簡単に胴部471から外れるおそれがある。
発明の開示
そこで、本発明は、平面におけるスペースを小さくすると共に、簡易かつ安価なディスク支持装置を得ることを目的とする。
また、本発明は、ディスクのターンテーブルに対する位置決め及びターンテーブルの位置決めを円滑かつ確実にするディスク保持装置及びディスク装置を得ることを目的とする。
さらに、本発明は、ターンテーブルを複数配置したトレイの回転と,情報処理手段を配置したホルダの移動を共通の駆動経路を介して行うディスク装置を提供するものである。
また、本発明は、ターンテーブルとトレイとの遊びによるガタツキを防止するディスク装置を提供するものである。
さらに、本発明は、ディスクをターンテーブルに着脱する作業性を良好にするディスク装置を提供するものである。
さらに、本発明は、ディスクがターンテーブルに適正に装着されていることを検出し得るディスク装置を提供するものである。
また、本発明は、平面形状が三角形のトレイを備える装置本体を小型化するディスク装置を提供するものである。
さらに、本発明は、例えば係止手段を付勢する付勢手段の付勢力が弱く設定されている場合でも、ディスクをターンテーブル上に確実に保持し得るディスク保持装置を提供するものである。
また、本発明は、ターンテーブルと,第1の駆動手段とが接続可能なタイプのディスク保持装置において、第1の駆動手段とターンテーブルとの位置決めを円滑かつ確実にするディスク保持装置を提供するものである。
請求項第1項に記載のディスク支持装置は、ディスクが保持されるとともにそのディスクを回転支持する第1の保持手段と、前記第1の保持手段を同心状に複数支持する支持手段とを有し、前記支持手段が前記同心を通る軸を中心として回動可能に構成されることを特徴としている。
請求項第1項に記載のディスク支持装置によれば、支持手段に同心状に複数支持された第1の保持手段がディスクを保持するとともに回転支持するので、ディスクを水平方向に対して斜めに装着したり,垂直方向に装着することが可能となる。この場合には、ディスク支持装置の平面における面積を狭くでき、そのため平面におけるスペースを小さくできる。
請求項第3項に記載のディスク支持装置では、前記第1の保持手段は、前記ディスクを再生する再生手段に設けられたディスク駆動手段に接続あるいは開放されるよう構成され、前記支持手段は、前記保持されるディスクの再生可能状態において、それぞれのディスク面が前記軸上の所定点を頂点として含む多角錐状の面を構成するよう前記第1の保持手段を支持するよう構成されたことを特徴とする。
請求項第3項に記載のディスク支持装置によれば、再生可能状態において、ディスク面が軸上の所定点を頂点として含む多角錐状の面を構成するよう第1の保持手段を支持するよう構成されたので、ディスク支持装置の平面における面積を狭くでき、そのため平面におけるスペースを小さくできる。即ち、請求項第3項に記載のディスク支持装置によれば、ディスク支持装置の平面における面積が従来のターンテーブルよりも狭くなるので、複数のディスクを省スペースのディスク支持装置に配置することができる。
請求項第5項に記載のディスク支持装置では、前記支持手段は、前記係止部から前記支持部の開放端部までの距離が前記ディスクの半径より短く構成されたことを特徴とする。請求項第5項に記載のディスク支持装置によれば、係止部から支持部の開放端部までの距離がディスクの半径より短く構成されたので、支持部の大きさを従来例のターンテーブルの載置部の大きさよりも小さくできる。
請求項第6項に記載のディスク保持装置では、ディスクを回転可能に保持するターンテーブルと、前記ターンテーブルを回転駆動させる第1の駆動手段と、前記第1の駆動手段と前記ターンテーブルとを接続可能とする接続手段とを有し、前記接続手段は、前記ターンテーブルと前記第1の駆動手段とを自己保持することを特徴とする。
請求項第7項に記載のディスク装置では、ディスクを回転可能に保持するターンテーブルと、前記ターンテーブルを回転駆動させると共に、前記ターンテーブルと接続及び開放可能なディスク駆動手段と、前記ターンテーブルと前記第1の駆動手段を接続する接続手段と、前記ターンテーブルを、前記ターンテーブルと前記第1の駆動手段を接続する位置とその他の位置との間で移動させる第1の移動手段と、を有することを特徴とする。
請求項第6項または第7項に記載のディスク保持装置またはディスク装置においては、ディスクをターンテーブルに保持させる。接続手段は、第1の駆動手段とターンテーブルとを接続する。この接続状態において、接続手段がターンテーブルと第1の駆動手段とを自己保持する。ここで、「自己保持」とは、第1の駆動手段とターンテーブルの両者を磁力などで強固に密着させた状態で保持する概念である。即ち、請求項第6項または第7項に記載の発明によれば、接続手段がターンテーブルと第1の駆動手段とを自己保持するので、ターンテーブルと第1の駆動手段の接続を円滑かつ確実にする。
そして、上記接続状態において、第1の駆動手段が駆動し、ターンテーブルを回転させる。そのため、ターンテーブルに保持されるディスクは、回転する。また、接続手段は、第1の駆動手段とターンテーブルとの接続を開放する。
請求項第6項または第7項に記載のディスク保持装置またはディスク装置によれば、たとえば第1の移動手段によってターンテーブルを、ターンテーブルと第1の駆動手段を接続する位置とその他の位置との間で移動させる構成のディスク装置などであっても、ディスクが予めターンテーブルに回転可能に保持されるので、ターンテーブルに対してズレることがなく、従来のようなディスクのチャックキングのミスがなくなる。また、請求項第6項または第7項に記載の発明によれば、ディスクを予めターンテーブルに回転可能に保持するので、変形ディスクなどであってもターンテーブルに円滑かつ確実に位置決めできる。
請求項第8項に記載のディスク保持装置では、第1の接続部を備えると共に、ディスクを回転可能に保持するターンテーブルと、前記第1の接続部と接続する第2の接続部を備えると共に、前記ターンテーブルを回転駆動させる第1の駆動手段と、前記接続部同士を接続させることにより、前記第1の駆動手段と前記ターンテーブルとを接続させる接続手段と、前記接続部同士を接続させた状態において、前記第1の接続部または前記第2の接続部を位置決めする第1の位置決め手段と、を有することを特徴とする。
請求項第8項に記載のディスク保持装置においては、ディスクをターンテーブルに保持させる。接続手段は第1の駆動手段とターンテーブルとを接続し、また第1の位置決め手段は第1の接続部および第2の接続部を接続させた状態において、第1の接続部または第2の接続部を位置決めする。そして、上記接続状態において、第1の駆動手段が駆動し、ターンテーブルを回転させる。そのため、ターンテーブルに保持されるディスクは、回転する。また、接続手段は、第1の駆動手段とターンテーブルとの接続を開放する。
請求項第8項に記載のディスク保持装置によれば、第1の位置決め手段が接続部を例えば一の方向(後述する第1実施形態中の「基準面」など)へ付勢させることにより、第1の駆動手段とターンテーブルとの径方向の位置合わせが行われ、そのため第1の駆動手段の回転時におけるターンテーブルの回転ぶれが防止される。
また、請求項第8項に記載のディスク保持装置によれば、ディスク装置に配置されるピックアップと,ターンテーブルに装着されるディスクとの距離およびターンテーブルの回転中心が常に一定となるので、フォーカスサーボおよびトラッキングサーボの制御が適正に機能する。
さらに、請求項第9項に記載のディスク装置によれば、第1の移動手段によってターンテーブルを、ターンテーブルと第1の駆動手段を接続する位置とその他の位置との間で移動させる構成のディスク装置などであっても、ディスクが予めターンテーブルに回転可能に保持されるので、ターンテーブルに対してズレることがなく、従来のようなディスクのチャックキングのミスがなくなる。また、請求項第9項に記載のディスク装置によれば、ディスクを予めターンテーブルに回転可能に保持するので、変形ディスクなどであってもターンテーブルに円滑かつ確実に位置決めできる。
請求項第10項のディスク装置では、回転可能に配置され、ディスクを載置するターンテーブルが複数の支持部に対応してそれぞれ配置されるトレイと、前記ターンテーブルに接続する接続手段を備えると共に、前記接続手段が前記ターンテーブルに対して接続するように移動可能に配置され、前記ディスクに対する情報処理を行う情報処理手段を配置するホルダと、前記トレイの回転と、前記ホルダの移動を共通の駆動経路を介して行う第2の駆動手段と、を有することを特徴とする。
請求項第10項のディスク装置においては、単一の第2の駆動手段が、トレイの回転と,ホルダの移動を、共通の駆動経路を介して行う。即ち、請求項第10項のディスク装置によれば、共通の第2の駆動手段および駆動経路を介してトレイの回転およびホルダの移動がそれぞれ行われるので、従来のディスクチェンジャーに比べて部品点数が減り、そのため構成が簡易になると共に、安価になる。
請求項第11項のディスク装置では、回転可能に配置され、ディスクを載置するターンテーブルが複数の支持部に対応してそれぞれ配置されるトレイと、前記ターンテーブルに接続する接続手段を備えると共に、前記接続手段が前記ターンテーブルに対して接続するように移動可能に配置され、前記ディスクに対する情報処理を行う情報処理手段と、前記接続手段が前記ターンテーブルに接続されていない未接続モードにおいて、前記ターンテーブルを所定の位置にロックするロック手段と、を有することを特徴とする。
請求項第11項のディスク装置においては、接続手段がターンテーブルに接続されていない未接続モードにおいて、ロック手段がターンテーブルを所定の位置にロックする。一方、接続手段がターンテーブルに接続されている接続モードにおいては、ロック手段がターンテーブルから離間し、ターンテーブルがトレイから浮上がり、回転可能な状態となる。
請求項第11項のディスク装置によれば、未接続モードにおいて、ロック手段がターンテーブルを所定の位置にロックするので、ターンテーブルとスピンドルとが接続されていない状態たとえばトレイが回転しているディスクチェンジ時あるいはディスク装置の持ち運び時などにおいても、ターンテーブルとトレイとの遊びによるガタツキ即ちガタツキ音の発生が防止される。
請求項第12項のディスク装置では、移動可能に配置され、ディスクを載置するターンテーブルが配置されるトレイと、前記ターンテーブルに接続する接続手段を備えると共に、前記接続手段が前記ターンテーブルに対して接続するように移動可能に配置され、前記ディスクに対する情報処理を行う情報処理手段と、前記接続手段が前記ターンテーブルに接続する接続完了状態において、前記情報処理手段を前記接続完了状態に位置決めする第3の位置決め手段と、を有することを特徴とする。
請求項第12項のディスク装置においては、接続手段がターンテーブルに接続する接続完了状態において、第3の位置決め手段が情報処理手段を接続完了状態に位置決めする。即ち、請求項第12項のディスク装置によれば、接続完了状態において、第3の位置決め手段が情報処理手段を接続完了状態に位置決めするので、ディスクをターンテーブルに着脱する際に、不用意な荷重がトレイに加わっても、トレイが確実に支持される。従って、請求項第12項のディスク装置によれば、接続完了状態でのトレイが、第3の位置決め手段によって確実に支持されるので、ディスクをターンテーブルに着脱する作業性が良好になる。
請求項第13項のディスク装置では、ディスクを載置するターンテーブルが配置されると共に、隅角部を有するトレイと、前記トレイを回転可能に支持する装置本体と、前記ディスクを前記ターンテーブルに対し着脱するための開口部を有するパネルと、前記ディスクが前記ターンテーブルに対し着脱する際に、前記装置本体を、前記トレイが前記パネルに近接するように移動させる第2の移動手段と、を有することを特徴とする。
第2の移動手段は、ディスクをターンテーブルに対し着脱する際すなわちトレイを回転させた後(例えば、ディスクチェンジ後)、装置本体をトレイがパネルに近接するように移動させる。即ち、請求項第13項のディスク装置によれば、ディスクチェンジ後、第2の移動手段が装置本体をトレイがパネルに近接するように移動させるので、ターンテーブルと,パネルの開口部との隙間が、従来よりも狭くなる。従って、請求項第13項のディスク装置によれば、ターンテーブルと,パネルの開口部との隙間が、従来よりも狭くなるので、ディスクをターンテーブルに着脱する作業性が良好になる。
請求項第14項のディスク装置では、ディスクを載置する載置面を備えるターンテーブルと、前記ターンテーブルに配置され、前記ディスクを前記載置面に保持する第2の保持手段と、前記ディスクが前記第2の保持手段上に位置する状態において、前記ディスクが前記載置面に対し傾斜していることを検出する検出手段と、を有することを特徴とする。
ディスクがターンテーブルに適正に装着されていない場合すなわち第2の保持手段上に位置する場合、検出手段は、ディスクがターンテーブルの載置面に対し傾斜していることを検出する。一方、ディスクがターンテーブルに適正に装着されている場合、検出手段は、ディスクが第2の保持手段によってターンテーブルの載置面上に平行状態で載置(適正に装着)されていることを検出する。
従って、請求項第14項のディスク装置によれば、ディスクがターンテーブルに適正に装着されていないことを検出手段が検出するので、たとえばディスクチェンジャーにおいて、トレイの回転中にディスクが遠心力によってターンテーブルから飛ばされることが防止される。
請求項第15項に記載のディスク装置では、ディスクを載置するターンテーブルが配置される支持部を複数備え、かつ平面形状が三角形の隅角部を有するトレイと、前記トレイを回転可能に支持する装置本体と、前記トレイの回転時において、前記トレイを、前記支持部が前記装置本体の正面に位置する初期位置から前記隅角部が突出する突出方向とは反対方向へスライドさせるスライド手段と、を有することを特徴とする。
スライド手段は、トレイの回転時において、トレイを、支持部が装置本体の正面に位置する初期位置から隅角部が突出する突出方向とは反対方向へスライドさせる。即ち、請求項第15項に記載のディスク装置によれば、トレイの回転時において、トレイを、トレイの隅角部が装置本体から突出しないようにスライドさせるので、装置本体を従来よりも小型化することができる。
請求項第16項に記載のディスク保持装置では、ディスクを載置する載置部、および前記ディスクの中心孔を嵌め込む装着部を備えるターンテーブルと、前記ターンテーブルに配置され、径方向に移動して前記ディスクを前記装着部に係止する係止手段と、前記ターンテーブルに配置され、前記係止手段を前記装着部外方へ付勢する付勢手段と、前記ターンテーブルに移動可能に配置されると共に、前記係止手段が前記装着部内方へ移動するのを規制する規制手段と、前記ターンテーブルに対し移動可能に配置されると共に、この移動に連動する前記規制手段を前記係止手段から退避させる解除手段と、を有することを特徴とする。
ディスクがターンテーブルに載置されると、係止手段が、ディスクに当接してディスクをターンテーブル上に保持する。ディスクをターンテーブルから取外す場合には、解除手段を移動させる。解除手段が移動すると、係止手段が装着部内方へ移動可能となり、ディスクが載置部から取外し可能となる。そして、ディスクを、ターンテーブルから取外す。
一方、係止手段と規制手段とが対向する状態(たとえば、ストップモードなど)において、例えばディスクに対し外部から不用意な力(荷重)などが加わった場合、係止手段の位置が規制手段によって規制されるので、係止手段がディスクをターンテーブルに保持する。
即ち、請求項第16項に記載のディスク保持装置によれば、たとえば装置本体などに衝撃が加わっても、係止手段と規制手段とが当接するので、ディスクが簡単にターンテーブルから外れることがなくなり、ディスクをターンテーブル上に確実に保持できる。
請求項第18項に記載のディスク保持装置では、第3の接続部を備えると共に、ディスクを回転可能に保持するターンテーブルと、前記ターンテーブルに対して連結可能に配置されると共に、前記第3の接続部に接続する第4の接続部を備え、かつ前記ターンテーブルを回転駆動させる第1の駆動手段と、前記接続部同士を接続させた状態において、前記第3の接続部および前記第4の接続部を位置決めする第2の位置決め手段と、を有することを特徴とする。
第2の位置決め手段は、第3の接続部および第4の接続部を接続させた状態において、第3の接続部または第4の接続部を位置決めする。上記接続状態において、第1の駆動手段が駆動し、ターンテーブルを回転させる。そのため、ターンテーブルに保持されるディスクは、回転する。
請求項第18項に記載のディスク保持装置においては、第1の駆動手段をターンテーブルに対して接続可能にする構成でも、ターンテーブルの第3の接続部と第1の駆動手段の第4の接続部との間に第2の位置決め手段を設けたので、この第2の位置決め手段によって第3の接続部と第4の接続部とが強固に連結され固定されることにより、ターンテーブルが振動に強くなる。
また、請求項第18項に記載のディスク保持装置によれば、第3の接続部および第4の接続部を位置決めする第2の位置決め手段を設けたので、第1の駆動手段とターンテーブルとの径方向の位置合わせが行われ、そのため第1の駆動手段の回転時におけるターンテーブルの回転ぶれが防止される。
さらに、請求項第18項に記載のディスク保持装置によれば、ディスク装置に配置されるピックアップと,ターンテーブルに装着されるディスクとの距離およびターンテーブルの回転中心が常に一定となるので、フォーカスサーボおよびトラッキングサーボの制御が適正に機能する。
発明を実施するための最良の形態
(第1実施形態)
以下、図1乃至図6に基づいて、本発明の第1実施形態であるディスク支持装置、ディスク保持装置及びディスク装置について説明する。本実施形態のディスク装置は、コンポーネントステレオ装置に組み込まれるディスクチェンジャーとしての例である。
なお、図1はコンポーネントステレオ装置内に配置されるディスクチェンジャーと扉との位置関係を示す概略図、図2は図1に示すディスクチェンジャーの要部の全体斜視図、図3は図2に示すターンテーブルの平面図、図4は図3に示すターンテーブルの断面図、図5は図3に示すターンテーブルの支持部の正面図である。
(コンポーネントステレオ装置の全体構成)
図1に示すように、コンポーネントステレオ装置(以下、単に「ステレオ装置」という)のキャビネット12にはディスクチェンジャー20が内蔵されていると共に、キャビネット12の一部を構成するフロントパネルには略矩形の開口部13がディスクチェンジャー20に対向して形成されている。また、ステレオ装置には、扉14が開口部13に対応してスライド可能に配置されている。
なお、ステレオ装置には扉14の開閉を行うための図示しない開閉釦が配置されており、開閉釦を操作することによって扉14がスライドし開口部13が開放または閉止される。また、ステレオ装置には、図示しないチューナ,テープレコーダなどが内蔵されている。
(ディスクチェンジャーの構成)
図2に示すように、ディスクチェンジャー20は、フレーム22に配置されるディスク駆動ユニット24と,複数のディスクを支持するトレイ26を備える。ディスク駆動ユニット24は、そのベース28に取付けられる支軸30が、フレーム22に立設される一対の軸受32に挿通され、軸受32を介してフレーム22に連結されている。また、支軸32の一端には、第1の駆動手段であるモータ34が連結されている。そして、ベース28は、モータ34が回転することにより、支軸30を中心にして回転する。
さらに、ディスク駆動ユニット24には、ピックアップ36がスライド可能に配置されていると共に、トレイ26に配置されたターンテーブル42を回転駆動させる第1の駆動手段としてのモータ38(図6参照)が配置されている。即ち、図6に示すように、モータ38のモータ軸39には接続手段を構成するリング部材40が固定されており、そしてリング部材40が所定位置に位置決めされているトレイ26のターンテーブル42に対して接続または離間する(図6Aおよび図6B参照)。
リング部材40の先端にはモータ軸39の直径よりも径大な頭部40Aが形成されており、この頭部40Aの先端は先細り状となっている。また、リング部材40の頭部40A側には接続手段を構成するマグネット部材41が固定されており、このマグネット部材41はリング部材40と同心となっている。
図2に示すように、トレイ26は、12cmのディスク10(図13参照)または8cmのディスク11(図14参照)などのディスクを保持したターンテーブル42を支持する板状の支持部44が複数(本実施形態では、3枚)設けられかつ一体形成されている。複数の支持部44は、トレイ26の回転中心となるスピンドル50の軸心P2(図4参照)すなわち回転中心が頂点P1となるように傾斜している。即ち、トレイ26は、略三角錐形状となっており、これらの側面を形成する部位が支持部44となっている。
なお、トレイ26の回転中心部となる頂部46はフラット状となっており、そのためトレイ26は截頭多角錐形状となっている。そして、図4に示すように、トレイ26は、その頂部46の中心にスピンドル50の先端が取付けられている。また、トレイ26は、その一面の支持部44が開口部13に対応し、その開口部13からディスク10を取り出しあるいは装着可能になるよう配置されている。
スピンドル50の基端にはトレイ26を回転駆動させるモータ52が取付けられており、モータ52が回転することによってトレイ26は頂点P1(スピンドル50の軸心P2)を中心にして回転する。なお、ステレオ装置には、各支持部44に対応する図示しない選択キーがそれぞれ配置されている。即ち、各支持部44には固有の識別子(識別番号)が予め付されており、これらの識別番号に対応する選択キーを操作することによってトレイ26がスピンドル50を中心にして回転し選択された支持部44が図1に示す扉14(開口部13)に対向する。
図2および図6に示すように、各支持部44には、合成樹脂製のターンテーブル42が、ディスク駆動ユニット24に配置されるリング部材40に対応して配置されている。図3および図5に示すように、ターンテーブル42は、12cmのディスク10あるいは8cmのディスク11などのディスクを載置させる載置部42Aと,ディスク10(または11など)の孔の内周径部より若干小径の外径となっている胴部42Bを備える。
また、ターンテーブル42には、その胴部42Bにディスク10を回転可能に保持する保持手段であるボールチャック機構が配置されている。図6に示すように、ボールチャック機構は、その構成部品であるボール54の一部をターンテーブル42から突出させる例えば図示しないコイルバネなどがターンテーブル42内に配置されている。そのため、ボール54がディスク10の内周径部によって押圧されると、ディスク10はボール54を通過して載置部42A上に載置される。
ディスク10が載置部42A上に載置されると、ボール54が図示しないコイルバネの付勢力によって図6に示すように押し出される。即ち、ボール54は、ディスク10に当接しかつ載置部42A側に押し付けるので、ディスク10がターンテーブル42に確実に保持される。
さらに、図6Aおよび図6Bに示すように、ターンテーブル42には、載置部42Aと同一直径の基部42Cと,この基部42Cと載置部42Aを連結される連結部42Dが一体形成されている。ターンテーブル42は、支持部44を載置部42Aと基部42Cとで挟持し、連結部42Dが支持部44に設けられた通孔45に挿通されることにより、回転可能に支持されている。ターンテーブル42には、その基部42Cに接続手段である金属製のリング部材43が固定されている。また、ターンテーブル42およびリング部材43には図6の破線に示すような孔56が形成されており、この孔56はリング部材40の頭部40Aの形状に対応している。
そのため、図6Bに示すように、ターンテーブル42とリング部材40(マグネット41を含む)とは、頭部40Aが孔56に挿入される状態において、マグネット部材41が金属製のリング部材43を磁力で吸着することによって確実に接続される。
即ち、図2に示すベース28をフレーム22に対し回動し、リング部材40を対応する支持部44に対し離間、近接させることにより、リング部材40を、図6Aに示すように対応するターンテーブル42から離間し,または図6Bに示すようにターンテーブル42に接続する。
そして、リング部材40がターンテーブル42から離間する状態(図6Aに示す状態)において、トレイ26はモータ52(図4参照)によって回転可能であると共に、所望の支持部44は扉14(図1参照)に対応して停止する。また、ディスクチェンジャー20は、図2に示すようなトレイ26の停止状態において、マグネット部材41がリング部材43に接続されるターンテーブル42の回転可能状態(図6Bに示す状態)となる。
このターンテーブル42の回転可能状態において、ターンテーブル42がモータ38によって回転すると共に、図2に示すピックアップ36がディスク10または11に記録されているデータの再生処理を行う。
図5に示すように、支持部44は、12cmのディスク10をターンテーブル42に載置させた場合にディスク10の略半分程度が対向するように設定されている。即ち、本実施形態において、平板形状の支持部44は、ターンテーブル42を支持するだけで良いので、トレイ26の大きさを、図75に示す従来例の載置テーブル82の載置部の大きさよりも小さくできる。
なお、この第1実施形態は、請求項4に対応するものであり、係止部としての通孔45から支持部44の開放端部までの距離がディスク10の半径より短くなるように構成されている。
また、図13に示すように、トレイ26は、12cmのディスク10が支持部44にそれぞれ支持される状態において、ディスク10同士が重複(オーバーラップ)しないようになっている。即ち、本実施形態においては、12cmのディスク10を3箇所の支持部44にそれぞれ載置しても、3枚のディスク10同士がオーバーラップしないので、ユーザは開口部13を介して迅速かつ容易にディスク10を装着できる。
引続き、本実施形態の作用について説明する。図1に示すように、ディスク10をディスクチェンジャー20のトレイ26に装着するには、まず、図示しない選択キーを操作して所望の支持部44を開口部13に対向させる。そして、図示しない開閉釦を操作することにより、扉14をスライドさせて開口部13を開放させる。
開放された開口部13には所望の支持部44が対応しているので、この支持部44のターンテーブル42にディスク10を装着させる。即ち、ディスク10は、ボールチャック機構(ボール54など)を有するターンテーブル42により支持部44に対し回転可能に保持される。
本実施形態においては、トレイ26が略三角錐(立体)形状となっているので、従来例のターンテーブル492(図74参照)の平面における面積よりも狭くなり、そのため平面におけるスペースを小さくできる。即ち、本実施形態によれば、トレイ26の平面における面積が図74に示される従来例のターンテーブル492よりも狭くなるので、複数のディスク10または11を省スペースのトレイ26に配置することができる。
また、ディスク10または11を保持するターンテーブル42は支持部44に対し固定されておらず、ディスク駆動ユニット24が支持部44のターンテーブル42から離間する図6Aに示す待機状態におけるディスク10または11は支持部44のような角錐面を形成しない。
一方、ディスク駆動ユニット24に配置されたマグネット部材41がターンテーブル42のリング部材43に接続される再生可能状態(図6Bに示す状態)においては、その対応するディスク10または11は支持部44と平行になる多角錐面を形成する。
また、トレイ26の支持部44を開口13に対応して平行になるように配置す場合には、トレイ26の回転軸P2を適宜傾斜させればよく、ディスク装着あるいはディスク取り出しのため、従来例のようなトレイ494(図74参照)をスライドさせるスライド機構が不要となる。即ち、本実施形態によれば、トレイ26の回転駆動手段のみで所望のディスク10または11を着脱できるので、ステレオ装置に配置される機構が簡易になると共に、安価になる。
さらに、本実施形態によれば、ターンテーブル42にボール54などを含むボールチャック機構が配置されているので、図1に示すように垂直方向または水平あるいは斜め方向に配置されるディスク10または11であっても、ターンテーブル42によりトレイ26にそれぞれ確実に保持される。よって、ディスク装置に対しディスクがどのような方向であっても、ディスク装置内外に対し保持可能となる。
そして、トレイ26の停止状態(図1に示す状態)において、図2に示すモータ34が回転することにより、ベース28は支軸30を中心にして開口部13に対向する支持部44側へ回転する。そのため、ベース28に配置されるモータ38(図6A参照)が支持部44へ向かって移動するので、モータ38に連結されたリング部材40およびマグネット部材41がターンテーブル42のリング部材43に接続される(図6B参照)。
即ち、図6Bに示すように、ターンテーブル42とリング部材40とは、頭部40Aが孔56に挿入される状態において、マグネット部材41が金属製のリング部材43を磁力によって吸着し接続する。この接続状態において、マグネット部材41およびリング部材43がターンテーブル42とリング部材40とを自己保持する。
ここで、「自己保持」とは、第1の駆動手段の一部を構成するリング部材40とターンテーブル42の両者を磁力で強固に密着させた状態で保持するものである。即ち、本実施形態によれば、マグネット部材41とリング部材43との面同士が磁力によって自己保持された状態で接続するので、ターンテーブル42とリング部材40の接続が円滑かつ確実になると共に、モータ38とターンテーブル42との軸方向の位置合わせが円滑かつ確実になる。
そして、このターンテーブル42の回転可能状態において、モータ38が駆動することにより、ターンテーブル42は回転する。そのため、ディスク10に記録されているデータは、ピックアップ36によって再生される。
また、ディスクチェンジする場合には、図2に示すように、ベース28を開口部13に対向する支持部44から離間する方向へ向かって回転させる。即ち、図6Bに示すモータ38が支持部44から離間する方向へ向かって移動するので、リング部材40のマグネット部材41はターンテーブル42のリング部材43から離間しマグネット部材41とリング部材43との接続が解除される(図6A参照)。
そのため、図2に示すスピンドル50が回転することにより、図1に示すように、トレイ26は回転可能となり、選択された支持部44が開口部13に対向する位置で停止する。この停止状態において、ディスク10をターンテーブル42に装着させる。そして、上述したように、図2に示すモータ34を回転させることにより、マグネット部材41とリング部材43とを接続させ、ターンテーブル42を回転可能状態とさせる。
本実施形態においては、ディスク10(または11)を予めターンテーブル42に回転可能に保持するので、ディスク10がターンテーブル42に対してズレることがない。即ち、本実施形態によれば、従来のようなディスク10に対するチャックキングが不要となるので、従来のようなディスクのチャックキングのミスがなくなる。
なお、本実施形態においては、図14に示すような8cmのディスク11,ディスクの形状をハート形などに変形させたいわゆる変形ディスク,またはラベルなどを貼付したCD−Rなどを各支持部44に載置する場合でも、従来のように特別な機構(クランパまたは8cmのディスクの外形に対応する凹形状を載置部に設けるなど)が不要となる。
また、本実施形態によれば、ターンテーブル42にボールチャックのようなディスク保持可能な機構が配置されているので、ステレオ装置すなわちディスクチェンジ20に対する衝撃や傾きなどによるディスク載置部からのディスクの飛出しを防止する飛出し防止機構が不要となる。
さらに、本実施形態においては、扉14を透明あるいは半透明などに成形することによってトレイ20を視認できるようにすれば、ディスクチェンジを行う際のトレイ20の回転状態を認識できる。即ち、本実施形態によれば、回転するトレイ20が非常にユニークな動作をするので、見た目が良好になると共に、ユーザの満足度を高めることができる。
図7に示す接続機構は、図6に示す接続機構の他の変形例である。なお、図7に示す例において、図6に示す例と同一部分については、同一符号を付す。また、図7の例には、ボール54の一部をターンテーブル42から突出させるコイルバネ55が、図示されている。
また、図7に示すように、モータ軸39は、円柱状となっており、その先端部39Aが先細り状のテーパとなっている。また、リング部材40は、モータ軸39の略中間に位置しており、そのターンテーブル42に対向する対向部に接続手段の一部を構成するリング状のマグネット部材41が固定されており、このマグネット部材41はリング部材40と同心となっている。
さらに、載置部42Aには、溝42Cが載置部42Aの外周面に沿って形成されている。支持部44には載置部42Aの溝42Cに対応する部位に通孔45が形成されており、この通孔45に載置部42Aの溝42Cが回転可能に嵌め込まれている。
即ち、ターンテーブル42は、その溝42Cを支持部44の通孔45に嵌め込むことにより、支持部44に対し回転可能に支持されている。ターンテーブル42には、その載置部42Aのリング部材40に対応する面に接続手段である金属製のリング部材43が固定されている。
また、ターンテーブル42には図7及び図8に示すような孔56が形成されており、この孔56にモータ軸39が挿入される。図7に示すように、孔56は、そのリング部材43側の端部に形成された真円状のガイド部56Aと,このガイド部56Aに連続して形成される第1の位置決め手段の一部を構成する基準部56Bとを備える。
ガイド部56Aはモータ軸39の略2倍の直径を有し、基準部56Bはモータ軸39とガイド部56Aとの略中間の直径となっている。また、ガイド部56の基準部56B側はテーパ状となっており、モータ軸39が孔56の基準部56Bに挿入される際のガイドとなる。
図8に示すように、基準部56Bには、その周壁に直線状の一対の基準面56CがV字状に形成されている。即ち、基準部56Bは、基準面56Cが交わる交点P3からV字状に分かれ、ガイド部56Aと同心円状の円弧面56Dが連続している。基準面56Cの角度θ1は、モータ軸39が基準面56Cに接触した状態において、モータ軸39と基準部56Bとの軸心P4(図8B参照)が同一となるように設定されている。
ターンテーブル42には、その基準面56Cに対向する部位に取付部56Eが円弧面56Dに連続して形成されている。この取付部56Eには、第1の位置決め手段の一部を構成する板バネ57が配置されている。板バネ57は、その基部57Aがターンテーブル42の胴部42Bの外面に図示しない固定手段(例えば、ビスなど)で固定されている。
板バネ57の自由端側には、略V字状に折曲げられた折曲部57Bが形成されている。また、板バネ57は、その折曲部57Bが、基準部56B内に位置するように取付けられている。そして、図7Bおよび図8Bに示すように、板バネ57は、モータ軸39が基準部56Bに挿入され折曲部57Bがモータ軸39と接触する状態において、モータ軸39を基準面56C側に付勢する。
また、ターンテーブル42とモータ38とは、モータ軸39が孔56に挿入される状態において、マグネット部材41が金属製のリング部材43を磁力で吸着することによって接続される。即ち、図2に示すベース28をフレーム22に対し回動し、リング部材40を対応する支持部44に対し離間、近接させることにより、リング部材40を、図7Aに示すように対応するターンテーブル42から離間し,または図7Bに示すようにターンテーブル42に接続する。
この接続状態においては、板バネ57がモータ軸39を基準面56Cへ付勢させることにより、モータ軸39の外周面と基準面56Cとで、モータ軸39とターンテーブル42の軸心P4を合わせ芯出しする。また、モータ38とターンテーブル42との軸方向の距離は、マグネット部材41とリング部材43との面同士が接続することによって位置合わせが行われる。
即ち、図7の例においては、ベース28に配置されるモータ38が支軸30を中心にして所定位置に停止する支持部44側へ回転するので、図7Bに示すように、モータ軸39の先端部39Aがターンテーブル42のガイド部56Aにガイドされながら基準部56Bへと移動する。そして、モータ軸39が板バネ57の折曲部57Bに当接すると、板バネ57はモータ軸39を基準面56C側へ付勢させる。
そのため、図8Bに示すように、モータ軸39は、各基準面56Cに対してそれぞれ接触した状態となるので、モータ軸39と基準部56Bとの軸心P4が同一となる。そのため、本実施形態によれば、板バネ57がモータ軸39を基準面56Cへ付勢させることによってモータ軸39の外周面と基準面56Cとで、モータ軸39とターンテーブル42の軸心P4を合わせ芯出しするので、円滑かつ確実にモータ軸39とターンテーブル42との径方向の位置合わせができると共に、モータ軸39の回転時におけるターンテーブル42の回転ぶれが防止できる。
また、モータ軸39が孔56内に所定長さ挿入されると、マグネット部材41がリング部材43に接触し、そのためマグネット部材41は金属製のリング部材43を磁力で吸着接続する。この接続状態において、マグネット部材41およびリング部材43がターンテーブル42とリング部材40とを自己保持する。
従って、本実施形態によれば、ディスク駆動ユニット24に配置されるピックアップ36と,ターンテーブル42に装着されるディスク10との距離L1(図7B参照)およびターンテーブル42の回転中心が常に一定となるので、フォーカスサーボおよびトラッキングサーボの制御が適正に機能する。
そして、ターンテーブル42の回転可能状態(図7Bに示す状態)において、モータ38が駆動することにより、ターンテーブル42は回転する。そのため、ディスク10に記録されているデータは、ピックアップ36によって再生される。
図9および図10に基づき、図7に示す第1の位置決め手段(孔56,板バネ57などで構成される手段)を変形した実施形態について説明する。本実施形態は、図7に示す板バネ57の代わりに、合成樹脂製のターンテーブル42の一部に弾性部48を設ける例である。本実施形態において、図7に示す実施形態と同一部分については、同一符号を付す。
図9Aに示すように、ターンテーブル42には、その基準面56Cに対向する部位に合成樹脂で成形される弾性部48が一体形成されていると共に、弾性部48の基準部56Bの反対側には円弧部49が形成されている。また、基準部56Bは、その平面形状がモータ軸39の円弧よりも小さくなっており、そのためモータ軸39が基準部56B内に挿入される際にモータ軸39が弾性部48に対向するように設定されている。
そして、図7に示すモータ38がターンテーブル42側へ移動することにより、図9Bの想像線に示すように、モータ軸39の先端部39Aのテーパ部分は、基準面56Cおよび弾性部48に接触する。さらに、図10Bに示すように、モータ軸39が移動することにより、弾性部48は、モータ軸39で円弧部49側へ押圧される。
本実施形態においては、弾性部48がモータ軸39で円弧部49側へ押圧されることにより、基準部56Bがモータ軸39によって変形する。そして、モータ軸39は、基準部56Bに挿入された状態において、弾性部48によって基準面56C側へ付勢される。
従って、本実施形態によれば、モータ軸39の外周面と基準面56Cとで、モータ軸39とターンテーブル42の軸心P4を合わせ芯出しするので、円滑かつ確実にモータ軸39とターンテーブル42との径方向の位置合わせができる。なお、その他の構成および作用効果は図7に示す実施形態と同様であるので、詳細説明は省略する。
また、図11に基づき、図9に示す第1の位置決め手段の一部を構成する基準面の平面形状を変形した実施形態について説明する。本実施形態において、図9に示す実施形態と同一部分については、同一符号を付す。
図11Aに示すように、本実施形態における基準面74は、円弧状となっており、かつ円弧部49の円弧面と対称形状となっている。そして、図11Bに示すように、モータ軸39が基準部56B内に挿入され弾性部48によって基準面74側へ向かって付勢されると、モータ軸39は、基準面74の頂点74Aと,頂点74Aに対応する弾性部48の部分とに接触する。
即ち、モータ軸39は、基準部56Bに挿入された状態において、弾性部48によって基準面74の頂点74A側へ付勢される。従って、本実施形態によれば、モータ軸39の外周面と基準面74とで、モータ軸39とターンテーブル42の軸心P4(図11B参照)を合わせ芯出しするので、円滑かつ確実にモータ軸39とターンテーブル42との径方向の位置合わせができる。なお、その他の構成および作用効果は図7に示す実施形態と同様であるので、詳細説明は省略する。
さらに、図12に基づき、図7に示す第1の位置決め手段の一部を構成する板バネおよび基準面を変形した実施形態について説明する。本実施形態において、図6に示す実施形態と同一部分については、同一符号を付す。
図12Aに示すように、本実施形態における板バネ76は、V字状に折曲形成されており、その中央部76Aを中心にして折曲げられる場合に板バネ76の端部76B同士が近づくように設定されている。本実施形態における孔78は、その平面形状が略矢じり状となっている。
ターンテーブル42には、板バネ76の端部76Bに対応する孔78の部分に当接部79がV字状に形成されている。板バネ76および当接部79は、モータ軸39を孔78内に挿入させた状態において、モータ軸39と孔78との軸心P4(図12B参照)が同心となるように設定されている。
また、当接部79は孔78の軸方向における両端にそれぞれ形成されており、板バネ76は一対の当接部79によって孔78の軸方向に沿う移動が規制される。そのため、図12Bに示すように、モータ軸39が孔78内に挿入され板バネ76を当接部79の交点79A側へ向かって弾性変形させると、板バネ76は、当接部79に沿って折曲げられる。
そのため、モータ軸39は、孔78に挿入された状態において、板バネ76が孔78の板バネ76に対応する側壁78Aへ向かって付勢される。そして、モータ軸39は、板バネ76の2点と,孔78の側壁78Aの1点とに接触し、モータ軸39と孔78との軸心P4が同心となる。即ち、本実施形態は、孔78に対するモータ軸39の位置決めを板バネ76で行うようにした例である。
本実施形態によれば、板バネ76と孔78の板バネ76に対応する側壁78Aとで、モータ軸39とターンテーブル42の軸心P4を合わせ芯出しするので、円滑かつ確実にモータ軸39とターンテーブル42との径方向の位置合わせができる。なお、その他の構成および作用効果は図7に示す実施形態と同様であるので、詳細説明は省略する。
図15に基づいて、第1実施形態に係る他の変形例について説明する。なお、本実施形態において、図1に示す実施形態と同一部分については、同一符号を付す。本実施形態のステレオ装置は、そのキャビネット12の上面に開口部13および扉14を設け、この扉14に対応するようにディスクチェンジャー20を配置する例である。
なお、本実施形態の扉14は、支軸59を中心にして回転するように構成されている。その他の構成および作用効果は図1に示す実施形態と同様であるので、詳細説明は省略する。
また、図16に基づいて、第1実施形態に係るさらに他の変形例について説明する。本実施形態は、図1および図15の構成を組み合わせるものであり、キャビネット12の前面および上面に開口部13および扉14をそれぞれ設ける例である。なお、本実施形態において、図1および図15に示す実施形態と同一部分については、同一符号を付す。
ディスクチェンジャー20の支持部44は、扉14に対応するようにそれぞれ配置されている。即ち、本実施形態では、ディスクチェンジャー20の支持部44の内、2箇所の支持部44が直角になるように設定されている。その他の構成は図1および図5に示す実施形態と同様であるので、詳細説明は省略する。
本実施形態においては、ディスク10を着脱可能とする扉14が2箇所に設けられるので、一方の支持部44に配置されたディスク10の再生中に、他方の支持部44に対しディスク10を着脱することができる。その他の作用効果は図1に示す実施形態と同様であるので、詳細説明は省略する。
さらに、図17に基づいて、本発明のさらに他の実施形態について説明する。なお、本実施形態において、図1に示す実施形態と同一部分については、同一符号を付す。
本実施形態は、ディスク10(または11)のチャッキング機構をターンテーブル60とクランパ62(図17Aの想像線参照)とでディスク10を挟持する例である。即ち、本実施形態のターンテーブル60は、ボールチャック機構を備えていない。そして、図17Aに示すように、ディスク10は、ターンテーブル60とクランパ62とによって挟持される。
本実施形態において、トレイ64の支持部66の広さは図1に示す例よりも広くなっていると共に、支持部66の先端には12cmのディスク10に対応する部位に引掛片68がそれぞれ形成されている(図17B参照)。引掛片68はターンテーブル60に支持されたディスク10がトレイ64の回転時に脱落しないようにするものである。このような構成では、ディスクはターンテーブル60と引掛片68により、傾斜状態でもトレイ64に保持可能となる。
また、クランパ62は、開口部13に対向する部位に移動可能に配置されている。なお、ディスクチェンジャー58では、ターンテーブル60がリング部材40と接続された状態(ディスク回転可能状態)で図17Aに示すようにディスクを引掛片68から浮くような状態にさせる。さらに、引掛片68は、8cmのディスク11をターンテーブル60に支持できるように形成されている。その他の構成は図1に示す実施形態と同様であるので、詳細説明は省略する。
図17に示す実施形態においては、引掛片68によってターンテーブル60に支持されたディスク10がトレイ64の回転時に脱落するのが防止されるので、ディスク10がターンテーブル60およびクランパ62によって挟持され、ディスク10の再生が行われる。
この形態は、ミニディスクのようなカートリッジに収納されたディスクを保持するのに適する。カートリッジを支持部66に設けた保持部によって支え、カートリッジに収納されたディスクをターンテーブルに保持することにより、前述と同様の作用効果が得られる。その他の作用効果は図1に示す実施形態と同様であるので、詳細説明は省略する。
また、図18に基づいて、第1実施形態に係るさらに他の変形例について説明する。本実施形態は、図17に示す実施形態の支持部44に関する構成を変更した例である。なお、本実施形態において、図17に示す実施形態と同一部分については、同一符号を付す。
本実施形態は、図17に示す実施形態の支持部44の形状および支持部44に対する引掛片68の位置を変更するものであり、1枚の支持部44に一対の引掛片68を設けるものである。即ち、支持部44は、その通孔45(図6参照)から支持部44の開放端部までの距離が12cmのディスク10の半径より短くなるように構成されている。
また、図18Bに示すように、引掛片68は、支持部44の開放端部のコーナにそれぞれ形成されている。即ち、本実施形態は、請求項5に対応するものである。なお、その他の構成は図17に示す実施形態と同様であるので、詳細説明は省略する。
図18に示す実施形態によれば、通孔45(図6参照)から支持部44の開放端部までの距離がディスク10の半径より短くなるように構成されているので、支持部44の大きさを図74に示す従来例のターンテーブル492の載置部の大きさよりも小さくできる。その他の作用効果は図17に示す実施形態と同様であるので、詳細説明は省略する。
(第2実施形態)
以下、図19乃至図49に基づいて、本発明の第2実施形態であるディスク装置について説明する。本実施形態のディスク装置は、コンポーネントステレオ装置に組み込まれるディスクチェンジャーとしての例である。
なお、図19はコンポーネントステレオ装置内に配置されるディスクチェンジャーの平面図、図20は図19に示すトレイを破断した状態のディスクチェンジャーの側面図、図21は図20に示すトレイの駆動経路を説明する説明図、図22は図21に示す駆動経路の平面図、図23は図21に示すトレイの底面図である。
(コンポーネントステレオ装置の全体構成)
コンポーネントステレオ装置(以下、単に「ステレオ装置」という)のキャビネット112(図20の想像線参照)には図19に示すようなディスクチェンジャー120が内蔵されていると共に、図20に示すように、キャビネット112の一部を構成するフロントパネルには略矩形の開口部113がディスクチェンジャー120に対向して形成されている。また、ステレオ装置には、扉114が開口部113に対応してスライド可能に配置されている。
なお、ステレオ装置には扉114の開閉を行うための図示しない開閉釦が配置されており、開閉釦を操作することによって扉114がスライドし開口部113が開放または閉止される。また、ステレオ装置には、図示しないチューナ,テープレコーダなどが内蔵されている。
(ディスクチェンジャーの全体構成)
図19および図20に示すように、ディスクチェンジャー120は、フレーム122に配置されるホルダとしてのディスク駆動ユニット124と,複数のディスク10(図19参照)を支持するトレイ126を備える。ディスク駆動ユニット124は、そのベース129に配置される支軸130が、フレーム122に立設される一対の軸受132に挿通され、軸受132を介してフレーム122に連結されている。
即ち、ディスク駆動ユニット124(ベース129)はフレーム122に対し支軸130を中心に回転(傾動)し、トレイ126はフレーム122から立設された支柱123に対し回転可能に支持されている。
トレイ126は、略三角錐形状となっており、これらの側面を形成する部位が支持部128となっている。即ち、トレイ126には、複数(本実施形態では、3箇所)の支持部128が一体形成されている。また、各支持部128には、12cmのディスク10(図19参照)または8cmのディスク(図示省略)などのディスクを保持するターンテーブル180が回転可能に配置されている。
各支持部128は、トレイ126の回転中心となる軸心P6(図20参照)すなわち回転中心が頂点P5(図19参照)となるように傾斜している。なお、トレイ126の回転中心部となる頂部126Aはフラット状となっており、そのためトレイ126は截頭多角錐形状となっている。
そして、図19に示すように、トレイ126は、その頂部126Aの中心に支軸123Aが取付けられ、そのため頂点P5(支軸123Aの軸心P6)を中心にして回転する。また、図20に示すように、トレイ126は、その一面の支持部128(即ち、ディスク駆動ユニット124に対向する支持部128)が開口部113に対応し、その開口部113からディスク10を取り出しあるいは装着可能になるよう配置されている。
なお、ステレオ装置には、各支持部128に対応する図示しない選択キーがそれぞれ配置されている。即ち、各支持部128には固有の識別子(識別番号)が予め付されており、これらの識別番号に対応する選択キーを操作することによってトレイ126がスピンドル183を中心にして回転し選択された支持部128が扉114(開口部113)に対向する。
(ディスク駆動ユニット124およびトレイ126の駆動構成)
以下、ディスク駆動ユニット124およびトレイ126の駆動構成について、図20乃至図23に基づいて説明する。図20および図21に示すように、フレーム122には、第2の駆動手段の一部を構成するモータ134が配置されている。モータ134のモータ軸135にはウォームギヤ136が固定されており、ウォームギヤ136に噛み合うウォームギヤ部138Aを形成したギヤ138はフレーム122に回転可能に配置されている。
ギヤ138には、ウォームギヤ部138Aの上部に、ウォームギヤ部138Aよりも小径な小ギヤ部138Bが一体形成されている。小ギヤ部138Bに噛み合う下ギヤ部141Aを形成したカムギヤ140はフレーム122に回転可能に配置されている。図24〜図26に示すように、カムギヤ140は、略円柱形状となっており、下ギヤ部141Aと,上ギヤ部141Bと,カム部142と,カム溝143と,一対のピン144Aおよび144Bが形成されている。
下ギヤ部141Aはカムギヤ140の下部に形成され、上ギヤ部141Bはカムギヤ140の上部に形成され、カム部142は下ギヤ部141A側に形成され、カム溝143は下ギヤ部141Aと上ギヤ部141Bとの間に形成され、ピン144A,144Bは上ギヤ部141B側に形成されている。なお、カム部142,カム溝143などの具体的な構成は、後述する。
上ギヤ部141Bに噛み合う小ギヤ部148Aを形成したギヤ148は、支柱123上に取付けられた支持ベース146に回転可能に配置されている。ギヤ148には、小ギヤ部148Aの上部に、小ギヤ部148Aよりも大径な大ギヤ部148Bが一体形成されている。図22に示すように、大ギヤ部148Bに噛み合う駆動ギヤ150は、支持ベース146に回転可能に配置されている。
そして、図20および図21に示すように、駆動ギヤ150は、トレイ126に形成された内歯127Aに噛み合う。即ち、モータ134が駆動すると、駆動経路を形成するウォームギヤ136,ギヤ138,カムギヤ140,ギヤ148,および駆動ギヤ150を介してトレイ126が、支柱123に立設された支軸123Aを中心軸として回転する。
なお、内歯127Aとカムギヤ140の上ギヤ部141Bのギヤ比は、3(内歯127A):1(上ギヤ部141B)となっている。即ち、欠歯部127B間の内歯127A部分と,上ギヤ部141Bのギヤ比とは、1:1となっている。そのため、カムギヤ140が3回転すると、トレイ126は1回転する。
図23に示すように、トレイ126には、その駆動ギヤ150に対応する部位に、内歯127Aおよび欠歯部127Bを備えるギヤ部127が形成されている。内歯127Aは100°の角範囲に亘って形成されており、欠歯部127Bは20°の角範囲に亘って形成されている。また、内歯127Aおよび欠歯部127Bは、交互に配置されている。これらの内歯127Aおよび欠歯部127Bは、トレイ126を所定の位置まで回転させると共に、所定の位置でトレイ126の回転を停止させるためのものである。
即ち、図30,図31,および図32に示すように、トレイ126は、駆動ギヤ150が内歯127Aに対応し噛み合っている場合、回転する。一方、図28,図34,および図35に示すように、トレイ126は、駆動ギヤ150が欠歯部127Bに対応(すなわち、内歯127Aから離間)している場合、回転しない。
また、図23に示すように、トレイ126のギヤ部127の外側には、カムギヤ140のピン144Aおよび144Bに対向するような脚部126Bが、下方へ向かって突設されている。脚部126Bは、駆動ギヤ150に対し内歯127Aまたは欠歯部127Bへ強制的に移行させるための手段であり、120°の角範囲をもってそれぞれ配置されている。そして、本実施形態では、カムギヤ140の回転中において、ピン144Aまたは144Bが脚部126Bに当接することにより、駆動ギヤ150に対し内歯127Aまたは欠歯部127Bから若干だけ回転させるように構成されている。
さらに、トレイ126には、そのギヤ部127の内側に、トレイ126の回転位置を検出するための係合突部154A,154B,および154Cが、120°の角範囲をもってそれぞれ形成されている。図22に示すように、係合突部154A,154B,および154Cに対応する支持ベース146上には、一対のスイッチ156,157が配置されている。
スイッチ156および157には、操作子156Aおよび157Aがスライド可能に配置されている。そして、スイッチ156または157は、操作子156Aまたは157Aが押圧されることにより、オン信号が制御手段である図示しないマイコンに出力するように構成されている。
一方、係合突部154Aは、スイッチ156および157の操作子156Aおよび157Aの両者が対向するような周方向形状となっている。係合突部154Bは、スイッチ156の操作子156Aのみが対向するような周方向形状となっている。係合突部154Cは、スイッチ157の操作子157Aのみが対向するような周方向形状となっている。
そして、図示しないマイコンは、これらのスイッチ156または157の検出信号(オン信号)に基づき、トレイ126の回転位置を判断する。また、支持ベース146には、トレイ126のストップモードにおける所定の停止位置(即ち、支持部128に配置されたターンテーブル180がディスク駆動ユニット124に配置されたスピンドルモータ182のスピンドル183に対向する位置)に位置することを検出する図示しないスイッチなどの停止位置センサーが、配置されている。なお、ターンテーブル180およびスピンドル183は、接続手段の一部をそれぞれ構成するものである。
また、カムギヤ140には、上記停止位置センサーに対応する部位に、図示しない検出部が形成されている。そして、この検出部の位置は、トレイ126が上記停止位置に位置する場合に、上記停止位置センサーがオンになるように設定されている。
なお、本発明において、トレイ126の回転位置および上記停止位置の有無を検出する構成は、任意に変更し得る。例えば、本発明では、カムギヤ140とトレイ126の内歯127Aとの比を1:1にすると共に、カムギヤ140に対してのみ位置検出を行うように変更し得る。この場合には、上記スイッチ156,157のみで、トレイ126(支持部128)の回転位置および上記停止位置が検出し得るように構成できる。
次に、ディスク駆動ユニット124の駆動経路について、説明する。ディスク駆動ユニット124は、カムギヤ140のカム溝143に基づき、昇降動作をする。即ち、ディスク駆動ユニット124とカムギヤ140との間には、図20および図39に示すような操作レバー152がフレーム122の側壁122A(図39の想像線参照)に対し回転可能に配置されている。
操作レバー152の略中央にはピン受部152Aが形成され、このピン受部152Aに側壁122Aから突設されたピン122B(図20の参照)が挿入されている。即ち、操作レバー152は、ピン122Bを中心にして回転する。操作レバー152の基端側(カムギヤ140側)には係合ピン152Bが突設され、この係合ピン152Bはカムギヤ140のカム溝143内に挿入されている。
そのため、カムギヤ140が第2の駆動手段および駆動経路の一部を構成するモータ134およびギヤ138を介して回転すると、係合ピン152Bがカム溝143のカム形状に沿って昇降するので、操作レバー152はピン122Bを中心にして回転する。なお、図20および図37に示すように、ピン122Bは、ディスクチェンジャ120の上下方向において、カム溝143に形成される上下位置の略中間に対応する位置に配置されている。
一方、操作レバー152の先端側(ディスク駆動ユニット124側)には長孔152Cが形成され、長孔152Cは操作レバー152の略長手方向に沿う直線に対して下向きに傾斜している。操作レバー152は、その長孔152C内にディスク駆動ユニット124から突設された係合ピン124Aが挿入され、ディスク駆動ユニット124に連結される。そのため、操作レバー152が回転すると、ディスク駆動ユニット124は、支軸130を中心にして回転(傾動)する。
また、ディスク駆動ユニット124は、カムギヤ140のカム部142に基づき作動する位置決めレバー(位置決め手段)160により、位置決めされる。即ち、ディスク駆動ユニット124とカムギヤ140との間には、図20および図39に示すような位置決めレバー160がフレーム122の側壁122A(図39の想像線参照)に対し回転可能に配置されている。
なお、図39に示すように、位置決めレバー160は、フレーム122上に配置される連結杆161を介して左右一対形成されている。即ち、位置決めレバー160は、ディスク駆動ユニット124の両側面を支持する構成となっており、そのためディスク駆動ユニット124を確実に支持できるようにしたものである。
位置決めレバー160の前側にはピン162が内側へ向かって突設され、このピン162がフレーム122に形成されたピン受部122Cに挿入されている。即ち、位置決めレバー160は、ピン162を中心にして回転する。位置決めレバー160の基端側(カムギヤ140側)には係合ピン163が突設され、この係合ピン163はカムギヤ140のカム部142に当接するように配置されている。
即ち、図20に示すように、フレーム122には、係合ピン163を常に上方(カム部142側)へ付勢するつるまきコイルスプリング166が配置されている。そのため、カムギヤ140が第2の駆動手段および駆動経路の一部を構成するモータ134およびギヤ138を介して回転すると、係合ピン163がカム部142のカム形状に沿って昇降するので、位置決めレバー160はピン162を中心にして回転する。
一方、位置決めレバー160の先端側(ディスク駆動ユニット124側)にはピン受部164が凹設され、ピン受部164はディスク駆動ユニット124の側面から突設された位置決めピン124Bが挿入されるように設定されている(図37参照)。即ち、図20の位置にある位置決めレバー160がピン162を中心に回転すると、図37に示すように、ピン受部164が、上昇したディスク駆動ユニット124の位置決めピン124Bに対応し挿入される。
そのため、本実施形態において、ディスク駆動ユニット124は、その位置決めピン124Bが位置決めレバー160のピン受部164に挿入されることにより、確実に位置決めする。即ち、本実施形態においては、スピンドルモータ182のスピンドル183がターンテーブル180に接続する接続完了状態(図37に示す状態)において、位置決めレバー160がディスク駆動ユニット124を接続完了状態に位置決めする。
従って、本実施形態によれば、接続完了状態において、位置決めレバー160がディスク駆動ユニット124を接続完了状態に位置決めするので、図19に示すディスク10をターンテーブル180に対して着脱する際に、不用意な荷重がトレイ126に加わっても、トレイ126が確実に支持される。即ち、本実施形態によれば、接続完了状態でのトレイ126が、位置決めレバー160によって確実に支持されるので、ディスク10をターンテーブル180に着脱する作業性が良好になる。
次に、図27に基づき、カム溝143のカム形状について説明する。なお、図27において、カムギヤ140の始点を0°とし、カムギヤ140の外周面を一周した後(即ち、終点)が360°として説明する。即ち、ディスクチェンジ操作が行われると、カムギヤ140は、反時計方向へ回転し、始点側から終点側へ向かうように設定されている。
また、カム溝143のカム形状において、カム溝143がカムギヤ140の上側に位置する場合にはディスク駆動ユニット124を操作レバー152を介して下降させる形状となっている。一方、カム溝143がカムギヤ140の下側に位置する場合には、ディスク駆動ユニット124を操作レバー152を介して上昇させる形状となっている。
図27に示すように、カム溝143は、第1カム部143A,第2カム部143B,第3カム部143C,および第4カム部143Dが形成されている。第1カム部143Aは0°〜10°および295°〜360°のカム領域(75°の角範囲)K1であり、第2カム部143Bは10°〜80°のカム領域(70°の角範囲)K2であり、第3カム部143Cは80°〜225°のカム領域(145°の角範囲)K3であり、第4カム部143Dは225°〜295°のカム領域(70°の角範囲)K4である。
そして、カム領域K3においては、ディスク駆動ユニット124を操作レバー152を介して下降させる状態(待機モード)にすると共に、トレイ126を回転させる回転モード(ディスクチェンジモード)となっている。一方、カム領域K1,K2,およびK4を全て含むカム領域K5は、トレイ126の回転を停止させ、ディスク駆動ユニット124を昇降する昇降モード(チャッキングモード)となっている。
そして、第1カム部143Aでは係合ピン152B(図37参照)を下降させるので、図37に示すように、操作レバー152は、反時計方向(図37の矢印方向)へ回転する。一方、第3カム部143Cでは係合ピン152B(図20参照)を上昇させるので、図20に示すように、操作レバー152は、時計方向(図20の矢印方向)へ回転する。
また、第2カム部143Bは第1カム部143Aから第3カム部143Cへ向かって上り傾斜をなし、第4カム部143Dは第3カム部143Cから第1カム部143Aへ向かって下り傾斜をなしている。即ち、第2カム部143Bおよび第4カム部143Dは、係合ピン152Bを第1カム部143Aおよび第3カム部143Cへそれぞれ移行させるものである。
一方、カム部142は、第1カム面142Aは0°〜10°および295°〜360°のカム領域(75°の角範囲)K6であり、第2カム面142Bは10°〜295°のカム領域(285°の角範囲)K7である。なお、第1カム面142Aにおける直線部分は、320°〜345°の範囲である。また、第1カム面142Aの上記直線部分の前後は、上り傾斜または下り傾斜をなしている。
そして、第2カム面142Bでは係合ピン163(図37参照)を上昇させるので、図37に示すように、位置決めレバー160は、時計方向(図37の矢印方向)へ回転する。一方、第1カム面142Aでは係合ピン163(図20参照)を下降させるので、図20に示すように、位置決めレバー160は、反時計方向(図20の矢印方向)へ回転する。
ところで、ディスクチェンジャー120におけるストップモードまたはプレイモードでは、操作レバー152および位置決めレバー160が、図37に示す位置となる。即ち、図27に示すカムギヤ140のカム部142およびカム溝143の位置は、係合ピン152Bおよび163が、330°の位置(図27では、「ST」として示す)に対応する位置である。
なお、カムギヤ140のST位置に対応するディスクチェンジャー120の状態は、ディスクチェンジャー120における初期位置に対応し、ディスク駆動ユニット124のスピンドル183が支持部128のターンテーブル180に連結しているストップモードである。
そのため、図37に示すストップモードまたはプレイモードでは、操作レバー152の係合ピン152Bがカム領域K1に位置しディスク駆動ユニット124を上昇させ、スピンドルモータ182のスピンドル183をターンテーブル180に連結させている。また、ストップモードまたはプレイモードでは、位置決めレバー160の係合ピン163がカム領域K6に位置し、位置決めレバー160のピン受部164がディスク駆動ユニット124の位置決めピン124Bを支持している。
即ち、位置決めレバー160は、ディスク駆動ユニット124を確実に支持することにより、ストップモードまたはプレイモードの状態に保持している。なお、ストップモードでは、ディスクチェンジャー120の各構成要素が初期状態(カムギヤ140のST位置に対応する状態)となる。即ち、ユーザがプレイモード中に図示しないストップキーを操作した場合において、カムギヤ140の図示しない検出部が、停止位置センサー(図示省略)をオンにすると、図示しないマイコンがディスクチェンジャー120の各構成要素を初期位置の状態で停止させる。
以下、カムギヤ140のカム部142(カム面142A,142B)およびカム溝143(カム部143A〜143D)に対応するディスクチェンジャー120の状態について、説明する。なお、図27中の目盛(角度0°〜360°)に対応するように付した図番号(図28〜図35)は、各カム部142およびカム溝143に対応する駆動経路(カムギヤ140,ギヤ148,駆動ギヤ150,およびトレイ126のギヤ部127)の状態を示すものである。
(カムギヤ140に対応するレバー152および160の動作状態の説明)
係合ピン163がカムギヤ140のST位置からカム領域K7に位置すると、位置決めレバー160が図20に示すように反時計方向へ回転し、ピン受部164が位置決めピン124Bから離間する。即ち、カム領域K7に対応する状態では、位置決めレバー160が、ディスク駆動ユニット124の支持(ロック)を解除する。
そして、係合ピン152Bがカムギヤ140のカム領域K2に沿って移動すると、係合ピン152Bが上昇するので、操作レバー152は時計方向へ回転する。そのため、ディスク駆動ユニット124は、支軸130を中心にして反時計方向へ回転するので、徐々に降下する。
次に、係合ピン152Bがカムギヤ140のカム領域K3に位置すると、図20に示すように、スピンドル183が支持部128のターンテーブル180から離間する状態となる。即ち、ディスクチェンジモードに移行し、トレイ126が回転し得る状態となる。
カムギヤ140がさらに回転し、係合ピン152Bがカム領域K4に沿って移動すると、係合ピン152Bが下降するので、操作レバー152は反時計方向へ回転する。そのため、ディスク駆動ユニット124は、支軸130を中心にして時計方向へ回転するので、徐々に上昇する。
そして、係合ピン152Bがカムギヤ140のカム領域K1に位置すると、図37に示すように、スピンドル183が支持部128のターンテーブル180に接続する状態となる。即ち、プレイモードに移行し、ターンテーブル180が回転し得る状態となる。
(カムギヤ140に対応する駆動経路の動作状態の説明)
次に、図28〜図35に基づき、各カム部142およびカム溝143に対応する駆動経路(カムギヤ140,ギヤ148,駆動ギヤ150,およびトレイ126のギヤ部127)の状態について説明する。なお、図28は図27中の目盛の角度70°に対応した状態を示し、図29は図27中の目盛の角度80°に対応した状態を示し、図30は図27中の目盛の角度90°に対応した状態を示し、図31は図27中の目盛の角度110°に対応した状態を示す。
また、図32は図27中の目盛の角度220°に対応した状態を示し、図33は図27中の目盛の角度230°に対応した状態を示し、図34は図27中の目盛の角度240°に対応した状態を示し、図35は図27中の目盛の角度260°に対応した状態を示す。
図28に示す状態では、駆動ギヤ150がトレイ126の欠歯部127Bに対応し、トレイ126の回転が停止した状態となっていると共に、カムギヤ140のピン144Aが対向するトレイ126の脚部126Bに当接する。さらにカムギヤ140が回転すると、図29に示すように、ピン144Aが脚部126Bを押圧し、トレイ126を反時計方向へ付勢させる。そのため、図29に示す状態では、駆動ギヤ150がトレイ126の内歯127Aに噛み合う状態となる。
即ち、図30に示すように、駆動ギヤ150がトレイ126の内歯127Aに噛み合い、トレイ126を反時計方向へ回転駆動させる。そのため、図30に示す状態では、脚部126Bがピン144Aから離間する状態となる。そして、図31に示すように、トレイ126は、噛み合った駆動ギヤ150とトレイ126の内歯127Aとにより、反時計方向へさらに回転する。
図27中の目盛の角度220°に対応する状態(カム領域K3が終了する直前の状態)では,図32に示すように、反時計方向から移行するトレイ126の脚部126Bが、カムギヤ140のピン144Bに対向する。なお、図32に示す状態では、駆動ギヤ150がトレイ126の内歯127Aから欠歯部127Bへと移行する状態となる。
カムギヤ140がさらに回転すると、図33に示すように、トレイ126の脚部126Bがカムギヤ140のピン144Bに近接すると共に、駆動ギヤ150がトレイ126の欠歯部127Bに対応する状態となる。そして、図33に示す状態において、トレイ126の回転スピードおよびカムギヤ140の回転スピードではトレイ126の回転スピードの方がカムギヤ140の回転スピードよりも速い即ち両者にはスピード差があるので、脚部126Bがピン144Bに当接すると、トレイ126の回転に対してブレーキ(抵抗)をかけることになり、トレイ126を停止し位置決めする。
そして、図34に示す状態になると、上述したように上記トレイ126の回転が強制的に停止させられるので、駆動ギヤ150がトレイ126の欠歯部127Bに対向して内歯127Aに噛み合わない状態となる。図34に示すように、カムギヤ140が反時計方向へ回転するので、ピン144Bは脚部126Bから離間する。なお、図35に示す状態では、カムギヤ140の回転によってピン144Bが脚部126Bからさらに離間する。
本実施形態においては、上述したように、単一の第2の駆動手段であるモータ134が、トレイ126の回転と,ホルダであるディスク駆動ユニット124の移動(傾動)を、共通の駆動経路(モータ軸135,ウォームギヤ136,ギヤ138,およびカムギヤ140)を介して行う。即ち、本実施形態によれば、共通のモータ134ならびにモータ軸135,ウォームギヤ136,ギヤ138,およびカムギヤ140を介してトレイ126の回転およびディスク駆動ユニット124の傾動がそれぞれ行われるので、従来のディスクチェンジャーに比べて部品点数が減り、そのため構成が簡易になると共に、安価になる。
(トレイ126とディスク駆動ユニット124との位置決め構造)
まず、ストッパレバー170に関する構成について、説明する。図20および図3に示すように、支持ベース146には、断面形状略ヘ字状のストッパレバー170が回転可能に配置されている。即ち、ストッパレバー170には略中央にピン170Aが左右両端から突設されており、一方支持ベース146にはピン170Aに対応する部位に軸受部147Aが形成されている。そして、ピン170Aが軸受部147Aに支持されることにより、ストッパレバー170はピン170Aを中心にして回転する。
図22に示すように、ストッパレバー170の基端側(上端側)には、平面形状略V字状の係合部171Aが形成されている。図36に示すように、係合部171Aは、トレイ126の環状体168の外周面168Aに当接するように配置されている。図23に示すように、環状体168はギヤ部127の内側に位置していると共に、環状体168には凹部169がギヤ部127の欠歯部127Bに対応して形成されている。
即ち、凹部169は120°の角範囲をもってそれぞれ配置され、図28および図37に示すように、凹部169内に係合部171Aが嵌め込まれる。なお、図23に示すように、凹部169には、その周方向に沿う両端にテーパ部169Bが形成されている。テーパ部169Bは、係合部171Aが凹部169内に円滑に移動させるためのものである。
図22に示すように、ストッパレバー170には、引掛部170Bが、ピン170Aと係合部171との間に配置されている。そして、ストッパレバー170の引掛部170Bにはコイルスプリング172の一端が引掛けられており、コイルスプリング172の他端は支持ベース146上に配置された引掛部147Bに引掛けられている。
そのため、図20に示すように、ストッパレバー170は、コイルスプリング172の付勢力により、常に反時計方向側へ付勢されている。即ち、コイルスプリング172は、ストッパレバー170の係合部171Aを、常にトレイ126の環状体168の外周面168Aに付勢(当接)させるためのものである。
図38に示すように、ストッパレバー170の先端側(下端側)には、側面形状略ノ字状の舌部171Bが形成されている。一方、ディスク駆動ユニット124の後面には、平面形状略コ字状の係止部124Cが、舌部171Bに対応する部位に形成されている。
そして、図37に示すように、トレイ126の凹部169内にストッパレバー170の係合部171Aが嵌め込まれ、ストッパレバー170が反時計方向へ回転した状態で、かつディスク駆動ユニット124が上昇し、スピンドルモータ182のスピンドル183をターンテーブル180に連結した連結状態(図37に示す状態)において、舌部171Bが係止部124C内に挿入され、ストッパレバー170がディスク駆動ユニット124を位置決めする。
即ち、カムギヤ140に連動するトレイ126,およびディスク駆動ユニット124などは、ストッパレバー170が反時計方向へ回転し、ディスク駆動ユニット124が上昇する直前に、舌部171Bの先端が係止部124Cに対向するように設定されている。そして、ディスク駆動ユニット124が上昇すると、舌部171Bが対向する係止部124C内に挿入される。
次に、係止ピン125Aに関する構成について、説明する。図38に示すように、略円柱状の係止ピン125Aはディスク駆動ユニット124の側板上面に配置され、図20に示すように、係止ピン125Aに対応するトレイ126にはストッパ部174が形成されている。なお、図28の想像線に示すように、ストッパ部174は、トレイ126の外周縁に対し凹設するように形成されている。
そして、トレイ126の支持部128がキャビネット112の開口部113に対応する所定位置に停止する場合において、ディスク駆動ユニット124が支軸130を中心に回転すると、係止ピン125Aがストッパ部174に嵌め込まれ、ディスク駆動ユニット124がトレイ126を位置決めし、トレイ126の回転を防止する。
即ち、本実施形態においては、スピンドルモータ182のスピンドル183をターンテーブル180に連結するプレイモードまたはストップモードにおいて、ディスク駆動ユニット124と,トレイ126の支持部128とを、ストッパレバー170および係止ピン125Aなどの構成により、確実に位置決めする。
(ディスク装着に関する検出構造)
図19および図48に示すように、トレイ126の各支持部128に回転可能に配置されるターンテーブル180は、12cmのディスク10あるいは8cmのディスク(図示省略)などのディスクを載置させる載置部180Aと,ディスク10の孔の内周径部より若干小径の外径となっている胴部180Bを備える。
ターンテーブル180には、その胴部180Bにディスク10を回転可能に保持する保持手段であるチャック機構が配置されている。図48に示すように、チャック機構は、その構成部品である複数個(例えば、3個)の係止爪190と,係止爪190を常に胴部180Bの外方へ付勢する図示しないバネを備える。係止爪190は、胴部180Bに回転可能に配置されると共に、120°の角範囲をもってそれぞれ配置される。これらの係止爪190は、各支持部128に配置されたターンテーブル14に対し、それぞれ配置されている。
そして、係止爪190がディスク10の内周径部によって押圧されると、ディスク10は係止爪190を通過して載置部180A上に載置される。一方、ディスク10が載置部180A上に載置されると、係止爪190が図示しないバネの付勢力によって図48に示すように押し出される。即ち、係止爪190は、ディスク10に当接しかつ載置部180A側に押し付けるので、ディスク10がターンテーブル180に確実に保持される。
なお、ターンテーブル14には、その胴部180Bの上部にスライド可能に配置されたイジェクトボタン192を備える。そして、イジェクトボタン192を操作すると、係止爪190が胴部180B内に移動し、そのためディスク10をターンテーブル14上から容易に取外すことができる。
さらに、胴部180Bに対する複数の係止爪190は、その内の少なくとも1個の係止爪190が、他の係止爪190の側部190A(胴部180Bから外方へ突出する部位)における載置部180Aに対する高さ位置を、変更している。即ち、本実施形態では、各係止爪190における側部190Aの載置部180Aに対する高さ位置が、少なくとも1箇所高く或いは低くなるように構成している。そのため、図49に示すように、ディスク10が各係止爪190の側部190A上に位置する場合、ディスク10は、ターンテーブル180の載置部180Aの載置面180Dに対し傾斜する。
また、図47に示すように、ディスクチェンジャー120には、一対の発光手段である赤外線LED194と,反射板196と,受光手段であるフォトトランジスタ198が配置されている。検出手段は上記赤外線LED194,反射板196,およびフォトトランジスタ198で構成され、検出手段によって検出された情報は図示しないマイコンに供給される。そして、ディスク10がターンテーブル180に適正に装着されているか否かは、マイコン(図示省略)が、上記検出手段の情報に基づいて判断する。
即ち、赤外線LED194およびフォトトランジスタ198は、図示しないマイコンに接続されている。そして、ディスクチェンジャー120は、マイコン(図示省略)からの操作信号によって赤外線LED194が発光し、反射板196から受光したフォトトランジスタ198の検出信号がマイコンに供給されるように設定されている。
さらに、赤外線LED194,反射板196,およびフォトトランジスタ198は、図47の1点鎖線に示すように、赤外線LED194の赤外線または反射板196からの反射光線がターンテーブル180に干渉しないような位置に配置されている。なお、赤外線LED194,反射板196,およびフォトトランジスタ198を一対設けたのは、ディスク10のどのような傾斜にも対応するためであり、これによって検出範囲を拡大できる。
図48に示すように、ディスク10がターンテーブル180に適正に載置されている場合すなわち載置面180D上に平行状態で載置されている場合、赤外線LED194の赤外線および反射板196からの反射光線は、ディスク10で遮断することがなく、上記反射光線はフォトトランジスタ198に供給される。即ち、マイコンは、ディスク10がターンテーブル180に適正に載置されていると判断する。
一方、図49に示すように、ディスク10がターンテーブル180に適正に載置されていない場合すなわちディスク10が各係止爪190の側部190A上に位置する場合、赤外線LED194の赤外線および反射板196からの反射光線は、ディスク10に遮断され、上記反射光線はフォトトランジスタ198に供給されない。即ち、マイコンは、ディスク10が載置面180Dに対し傾斜し、適正にターンテーブル180に載置されていないと判断する。
そして、マイコンがディスク10の装着を適正でないと判断した場合には、プレイモードにおけるターンテーブル180の回転またはディスクチェンジモードによるトレイ126の回転を禁止し、図示しない表示手段(ディスプレイなど)または警告手段(スピーカからの音声など)においてディスク10の装着が適正でないことを表示または警告する。
(ターンテーブル180のチャッキング機構に関する構成)
図38に示すように、ディスク駆動ユニット124上には、情報処理手段としてのピックアップ装置176が搭載されている。ピックアップ装置176には、対物レンズ179を備えるピックアップ178がスライド可能に配置されている。また、ピックアップ装置176には、トレイ126に配置されたターンテーブル180を回転駆動させるスピンドルモータ182(図48参照)が配置されている。
即ち、図48に示すスピンドルモータ182のスピンドル183には接続手段を構成するリング部材184が固定されており、そしてリング部材184が所定位置に位置決めされているトレイ126のターンテーブル180に対して接続または離間する(図20および図37参照)。
図40に示すように、リング部材184には、そのターンテーブル180に対向する対向部に接続手段の一部を構成するリング状のマグネット部材185が固定されており、このマグネット部材185はリング部材184と同心となっている。また、図42Aに示すように、リング部材184には挿通部184Aが配置されており、挿通部184Aの先端はテーパ状となっている。
図20および図40に示すように、各支持部128には、合成樹脂製のターンテーブル180が、ディスク駆動ユニット124に配置されるスピンドル183に対応して配置されている。即ち、カムギヤ140に連動するトレイ126,およびディスク駆動ユニット124などは、トレイ126が所定位置に停止する場合において、支持部128のターンテーブル180と,スピンドル183とが連結するように設定されている。
図40に示すように、ターンテーブル180には、溝180Cがターンテーブル180の外周面に沿って形成されている。支持部128にはターンテーブル180の溝180Cに対応する部位に通孔128Aが形成されており、この通孔128Aに溝180C部分が嵌め込まれている。
即ち、ターンテーブル180は、その溝180Cを支持部128の通孔128Aに嵌め込むことにより、支持部128に対し回転可能に支持されている。ターンテーブル180には、その載置部180Aのリング部材184に対応する面側に接続部180Eが形成されている。接続部180Eは、通孔128Aの円径よりも径大となっている。また、接続部180Eには、マグネット部材185に対応する部位に、接続手段である金属製のリング部材181が固定されている。
ターンテーブル180には図42Aに示すような孔186が形成されており、この孔186にスピンドル183が挿入される。図42Aに示すように、孔186には、リング部材184の挿通部184Aよりも若干だけ径大な孔部186Aと,スピンドル183よりも若干だけ径大な孔部186Bと,孔部186Aおよび186Bを連続的に連通させるテーパ部186Cが形成されている。
テーパ部186Cは、孔186に挿入されたスピンドル183の先端をガイドする。なお、ターンテーブル180には、その孔部186Bに対応する部位に、略V字状に折曲げられた折曲部(図示省略)が形成された図示しない板バネが配置されている。そして、板バネは、スピンドル183が孔部186Bに挿入され図示しない折曲部がスピンドル183と接触する状態において、スピンドル183を孔部186B周壁に付勢する。
図40および図42Aに示すように、ターンテーブル180とスピンドルモータ182とは、スピンドル183が孔186に挿入される状態において、マグネット部材185が金属製のリング部材181を磁力で吸着することによって接続される。即ち、図45に示すディスク駆動ユニット124が支軸130を中心にして反時計方向(図45の矢印参照)へ回転すると、リング部材184がターンテーブル180から離間する(図40参照)。一方、図40に示すディスク駆動ユニット124が支軸130を中心にして時計方向(図40の矢印参照)へ回転すると、リング部材184がターンテーブル180に接続する(図45参照)。
この接続状態においては、図示しない板バネがスピンドル183を孔部186Bの周壁へ付勢することにより、スピンドル183の外周面と孔部186Bの周壁とで、スピンドル183とターンテーブル180の軸心P7を合わせ芯出しする。また、スピンドルモータ182とターンテーブル180との軸方向の距離は、マグネット部材185とリング部材181との面同士が接続することによって位置合わせが行われる。
一方、リング部材184がターンテーブル180から離間する状態(図20に示す状態)において、トレイ126が支軸123Aを中心に回転することにより、所望の支持部128は扉114(図20参照)に対応して停止する。また、ディスクチェンジャー120は、図37に示すようなトレイ126の停止状態において、マグネット部材185がリング部材181に接続されターンテーブル180の回転可能状態(図44に示す状態)となる。
なお、上記回転可能状態では、図44に示すように、スピンドルモータ182のリング部材184がターンテーブル180を支持部128から浮き上がるように設定している。即ち、上記回転可能状態では、ターンテーブル180の回転に支障が生じないようにするため、ターンテーブル180と支持部128とが接触しないように設定されている。
そして、ターンテーブル180の回転可能状態において、ターンテーブル180がスピンドルモータ182によって回転すると共に、図38に示すピックアップ178がディスク10(図19参照)に記録されているデータの再生処理を行う。
(支持部128に対するターンテーブル180のロック構成)
図40〜図46に基づき、支持部128に対するターンテーブル180のロック手段の構成について説明する。支持部128の裏面側には、ロック手段を構成する挟持部材200が、ターンテーブル180の溝180Cに対応するように配置されている。挟持部材200は、略板状となっており、図41に示すように、支点部201を中心にして回転する一対の挟持部202を備える。なお、支点部201は、支持部128に固定されている。
挟持部202間には、常に一対の挟持部202を挟み込む方向(即ち、挟持部202がターンテーブル180の溝180Cへそれぞれ向かう方向)へ付勢するコイルスプリング206が配置されている。そのため、図41に示すように、挟持部202の当接部203は、コイルスプリング206の付勢力によってターンテーブル180の溝180Cを挟み込み、溝180C周壁に当接する。
即ち、接続手段の一部を構成するリング部材184のマグネット部材185が、ターンテーブル180のリング部材181に接続されていない未接続モードにおいて、ターンテーブル180は、その自重によって支持部128上に載置される状態(図40,図42参照)になる。そして、図42Aに示すように、ターンテーブル180,支持部128,挟持部202などは、未接続モードにおいて、当接部203がターンテーブル180の溝180C部分に嵌まり込み可能に設定されている。
各挟持部202には、挟持部202間を開かせるための係入部204が形成されている。係入部204は挟持部202の支点部201側に位置し、これによって当接部203間の開放角度が広くなるように設定している。一方、ディスク駆動ユニット124には、係入ピン125Bが、係入部204に対応する部位に配置されている。なお、係入ピン125Bの先端には、先細り状のテーパ部125Cが形成されている。
そして、図20に示すように、ディスク駆動ユニット124が支軸130を中心にして時計方向(図20の矢印参照)へ回転すると、図40に示すように、スピンドル183の先端がターンテーブル180の孔部186A内に挿入される。さらに、ディスク駆動ユニット124が回転すると、図42Aに示すように、スピンドル183の先端は孔部186B内に若干だけ挿入されると共に、図42Bに示すように、係入ピン125Bのテーパ部125Cが挟持部202の係入部204に若干だけ入り込む。
即ち、係入ピン125Bのテーパ部125Cが係入部204に若干だけ入り込むので、挟持部202は、コイルスプリング206(図41参照)の付勢力に抗して若干だけ開く。そのため、図42Aの想像線に示すように、挟持部202は、その当接部203がターンテーブル180の溝180C周壁に当接する状態から若干だけ離間する。
なお、挟持部202間を開く(すなわち、当接部203間を離間させる)タイミングは、係入ピン125Bが係入部204に入り込むタイミングであるので、係入ピン125Bの長さ(高さ)によって調整(設定)される。また、図42に示す状態では、図示しない板バネの折曲部がスピンドル183に当接していない。
ディスク駆動ユニット124がさらに回転すると、図43Aに示すように、スピンドル183の先端は孔部186B内にさらに挿入されると共に、図43Bに示すように、係入ピン125Bが挟持部202の係入部204に係入ピン125Bの直径分まで入り込む。そのため、図43Aに示すように、当接部203間は、ターンテーブル180のリング部材181の外周面付近まで離間する。
そして、図43に示す状態では、図示しない板バネのスピンドル183に当接する。即ち、挟持部材200の当接部203は、板バネの折曲部(図示省略)がスピンドル183に当接しスピンドル183を位置決めするまで、支持部128に対するターンテーブル180の位置を位置決めする。
さらに、ディスク駆動ユニット124が回転すると、図44Aに示すように、スピンドル183の孔部186B内への挿入が完了すると共に、図44Bに示すように、係入ピン125Bの係入部204への入り込みが完了する。即ち、図44Aおよび図46に示すように、当接部203間は、ターンテーブル180のリング部材181から離間する。
また、図44および図45に示す状態では、接続手段の一部を構成するリング部材184のマグネット部材185と,ターンテーブル180のリング部材181とが接続する接続モードとなり、支持部128に対するターンテーブル180のロックが解除される。さらに、上記接続モードでは、ターンテーブル180が、スピンドルモータ182のリング部材184によって押上げられ支持部128から浮き上がり、回転可能状態となる。一方、上記接続モードからマグネット部材185がリング部材181に接続されていない未接続モードへ移行する場合は、上記動作とは逆の動作により、挟持部材200がターンテーブル180を支持部128に対して位置決めする。
従って、本実施形態によれば、上記未接続モードにおいて、挟持部材200がターンテーブル180を所定の位置に位置決めするので、ターンテーブル180とスピンドル183とが接続されていない状態たとえばトレイ126が回転しているディスクチェンジ時あるいはディスク装置の持ち運び時などにおいても、ターンテーブル180と支持部128との遊びによるガタツキ即ちガタツキ音の発生が防止される。
(本実施形態の作用)
引続き、本実施形態の作用について説明する。まず、ストップモードは、図37に示すように、ディスク駆動ユニット124が上昇し、スピンドルモータ182のスピンドル183がターンテーブル180に連結している。また、位置決めレバー160は、そのピン受部164がディスク駆動ユニット124の位置決めピン124Bを支持することにより、ディスク駆動ユニット124を確実に支持している。
そして、ストップモードにおいて、ディスク10を支持部128のターンテーブル180に装着するには、図示しない開閉釦を操作することにより、扉114をスライドさせて開口部113を開放させる。開放された開口部113には支持部128が対応して停止しているので、この支持部128のターンテーブル180にディスク10を装着する。
本実施形態においては、ストップモードすなわちスピンドルモータ182のスピンドル183がターンテーブル180に接続する接続完了状態において、位置決めレバー160がディスク駆動ユニット124を接続完了状態に位置決めするので、図19に示すディスク10をターンテーブル180に対して着脱する際に、不用意な荷重がトレイ126に加わっても、トレイ126が確実に支持される。即ち、本実施形態によれば、接続完了状態でのトレイ126が、位置決めレバー160によって確実に支持されるので、ディスク10をターンテーブル180に着脱する作業性が良好になる。
また、ディスク10をターンテーブル180に装着した場合には、図示しないマイコンが、図47〜図49に示す赤外線LED194の赤外線および反射板196からの反射光線により、ディスク10がターンテーブル180に適正に載置されているか否かを判断する。
図49に示すように、例えばディスク10が各係止爪190の側部190A上に位置する場合には、赤外線LED194の赤外線および反射板196からの反射光線が、ディスク10に遮断され、上記反射光線はフォトトランジスタ198に供給されないので、マイコンはディスク10がターンテーブル180に適正に載置されていないと判断する。
そして、マイコンがディスク10の装着を適正でないと判断した場合には、プレイモードにおけるターンテーブル180の回転あるいは後述するディスクチェンジモードによるトレイ126の回転を禁止し、図示しない表示手段または警告手段においてディスク10の装着が適正でないことを表示または警告する。
即ち、本実施形態によれば、ディスク10がターンテーブル180に適正に装着されていないことを、検出手段を構成する赤外線LED194,反射板196,およびフォトトランジスタ198が検出するので、プレイモードにおけるターンテーブル180の回転またはディスクチェンジモードによるトレイ126の回転を禁止できる。従って、本実施形態によれば、トレイ126の回転中などにディスク10が遠心力によってターンテーブル180から飛ばされることが防止されるので、ディスク10がトレイ126から落下しない。
なお、ディスク10がターンテーブル180に適正に載置されている場合には、反射板196からの反射光線が、ディスク10で遮断することがなく、フォトトランジスタ198に供給されるので、マイコンはディスク10がターンテーブル180に適正に載置されていると判断する。この場合、マイコンは、プレイキーあるいはディスクチェンジ用の選択キーの操作信号に基づき、スピンドルモータ182あるいはモータ134などを駆動させる。
プレイモードにおいては、スピンドルモータ182が回転し、かつアップピック178がスライドすることによるディスク10のデータの読み取り処理をしている動作以外、ストップモードと同じ状態で維持されている。そして、プレイモードにおいて、ターンテーブル180が回転すると共に、アップピック178がスライドするので、ディスク10に記録されているデータはピックアップ178によって再生処理される。なお、指定した再生処理(プレイモード)が終了すると、図37に示す待機モード(ストップモード)となる。
(ディスクチェンジにおける動作)
まず、ディスクチェンジする場合には、図示しないディスクチェンジ用の選択キーを操作して所望の支持部128を開口部113に対向させる。即ち、図示しないマイコンは、図37に示すモータ134を駆動させることにより、カムギヤ140のカム部142およびカム溝143を介して操作レバー152および位置決めレバー160を回転させる。
そのため、位置決めレバー160のピン受部164がディスク駆動ユニット124の位置決めピン124Bから離間し、操作レバー152によってディスク駆動ユニット124が支軸130を中心にして反時計方向へ回転する。即ち、図20に示すように、リング部材184のマグネット部材185はターンテーブル180のリング部材181から離間しマグネット部材185とリング部材181との接続が解除される(図40参照)。
また、図40に示すように、係入ピン125Bが挟持部材200の係入部204から離間するので、図42Aの想像線に示すように、当接部203がターンテーブル180の溝部180C周壁に当接し、挟持部材200がターンテーブル180を支持部128に対して位置決めする。
即ち、本実施形態によれば、図41に示す未接続モードにおいて、挟持部材200がターンテーブル180を所定の位置に位置決めするので、トレイ126が回転するディスクチェンジ時あるいはディスク装置の持ち運び時などにおいても、ターンテーブル180と支持部128との遊びによるガタツキ即ちガタツキ音の発生が防止される。
ところで、トレイ126は、モータ134,カムギヤ140,ギヤ148,駆動ギヤ150,およびトレイ126のギヤ部127などの駆動経路を介することにより、選択された支持部128が、開口部113に対向する位置で停止する(図28〜図35における上述した構成での説明部分参照)。この停止状態において、図示しないマイコンは、図20に示すモータ134を駆動させることにより、カムギヤ140のカム部142およびカム溝143を介して操作レバー152および位置決めレバー160を回転させる。
即ち、操作レバー152によってディスク駆動ユニット124が支軸130を中心にして時計方向へ回転すると共に、位置決めレバー160のピン受部164がディスク駆動ユニット124の位置決めピン124Bに挿入される。
即ち、本実施形態によれば、スピンドルモータ182のスピンドル183をターンテーブル180に連結するストップモード(またはプレイモード)において、ディスク駆動ユニット124と,トレイ126の支持部128とを、ストッパレバー170および係止ピン125Aなどの構成により、確実に位置決めする。
本実施形態において、図20に示すトレイ126は、モータ134の駆動力が、カムギヤ140,ギヤ148,駆動ギヤ150,およびトレイ126のギヤ部127などの駆動経路を介して回転する。一方、上述したディスク駆動ユニット124の昇降動作も、共通の駆動経路(モータ軸135,ウォームギヤ136,ギヤ138,およびカムギヤ140)を介して行われる。
即ち、本実施形態によれば、共通のモータ134ならびにモータ軸135,ウォームギヤ136,ギヤ138,およびカムギヤ140を介してトレイ126の回転およびディスク駆動ユニット124の傾動がそれぞれ行われるので、従来のディスクチェンジャーに比べて部品点数が減り、そのため構成が簡易になると共に、安価になる。
(第3実施形態)
第3実施形態の構成を、図50〜図52に基づいて説明する。本実施形態は、図19および図20に示すディスクチェンジャー120全体をキャビネット112に対し傾動させる例である。なお、本実施形態において、第2実施形態と同一部分については、同一符号を付す。また、図50および図51に示すディスクチェンジャー120は、第3実施形態のディスクチェンジャー120の要部のみを示す。
図50および図51に示すように、本実施形態では、図19および図20に示すディスクチェンジャー120全体を、回転可能に支持する支持装置210が設けられている。支持装置210の前側には、ディスクチェンジャー120の支軸130を軸支する軸受部212が、左右両端に一対形成されている。従って、ディスクチェンジャー120の前部は、支軸130を中心にして回転する。
一方、支持装置210の後側には、板状のカム板214が、前後方向に沿って立設されている。図51に示すように、カム板214には、前側から後側へ向かって上り傾斜状のカム溝215が形成されている。また、カムギヤ140のカム溝143と,カム板214のカム溝215との間には、移動手段の一部を構成する傾動レバー216が、連結されている。なお、図52に示すように、板状の傾動レバー216は、その側面形状が略L字状となっている。
即ち、傾動レバー216の基端にはカム板214のカム溝215内に挿入される係合ピン217が形成されていると共に、傾動レバー216の先端にはカムギヤ140のカム溝143内に挿入される係合ピン218が形成されている。また、傾動レバー216の角部216Aには、フレーム122の側壁220から突設された支点ピン222が軸支されている。
そのため、傾動レバー216は、係合ピン218がカム溝143の規制を受けて昇降するので、支点ピン222を中心に回転する。そして、トレイ126を回転させる際すなわちディスクチェンジする際には、図51に示すように、係合ピン218がカム溝143のカム部143Cに位置するので、支点ピン222を中心にして時計方向(図51の矢印参照)へ回転すると共に、傾動レバー216の係合ピン217がカム溝215の前側へ移動する。
即ち、傾動レバー216は、ディスクチェンジャー120を支軸130を中心にして時計方向(図51の矢印参照)へ回転させる。従って、本実施形態においては、閉止状態の扉114に対向する支持部128が離間する状態となるので、トレイ126が支軸123Aを中心に回転しても、トレイ126がパネルであるキャビネット112(扉114を含む)に干渉しない。なお、図51および図52に示すキャビネット112には開口部が図示されていないが、本実施形態のキャビネット112にも図20と同様の開口部が形成されている。
一方、本実施形態では、係合ピン218がカム溝143のカム部143Aに位置すると、図52および図51の想像線に示すように、傾動レバー216は、ディスクチェンジャー120を支軸130を中心にして反時計方向(図52の矢印参照)へ回転させる。即ち、本実施形態においては、ディスク10をターンテーブル180に対し着脱する際すなわちトレイ126を回転させた後(例えば、ディスクチェンジ後)、閉止状態の扉114に対向する支持部128が、閉止状態の扉114に近接するように傾動する。従って、本実施形態によれば、ターンテーブル180と,キャビネット112との隙間が、従来よりも狭くなるので、ディスク10をターンテーブル180に着脱する作業性が良好になる。
さらに、本実施形態では、ディスク駆動ユニット124を移動させるカムギヤ140のカム溝143を利用して、ディスクチェンジャー120全体をキャビネット112に近接または離間させる構成としたので、ディスクチェンジのタイミングに同期させることができる。
なお、その他の構成および作用効果は第2実施形態と同様であるので、詳細説明は省略する。また、本発明において、ディスクチェンジャー全体をキャビネットに近接または離間させる構成は、図示しないセンサーなどにより、別体の駆動手段(モータ,作動杆など)を用いるように変更しても良い。
(第4実施形態)
第4実施形態の構成を、図53〜図58に基づいて説明する。本実施形態は、図19および図20に示すディスクチェンジャー120全体をキャビネット112に対し左右方向へスライドさせる例である。なお、本実施形態において、第2実施形態と同一部分については、同一符号を付す。また、図53〜図56に示すディスクチェンジャー120は、第4実施形態のディスクチェンジャー120の要部のみを示す。
図53および図54に示すように、本実施形態では、図19および図20に示すディスクチェンジャー120全体を、左右にスライド可能に支持する支持装置230が設けられている。支持装置230の前側には、ディスクチェンジャー120の支軸130を軸支する軸受部232が、左右両端に一対形成されている。従って、ディスクチェンジャー120全体は、支軸130の軸心に沿って左右にスライドする。なお、図57および図58に示すように、軸受部232は、ディスクチェンジャー120の軸受132に当接するストッパとして機能する。
一方、図54に示すように、支持装置230の後側には、スライド手段であるスライド装置234が配置されている。スライド装置234は、支持装置230の基板231から立設されたピン231A,ピン231Aに連結されるカム装置236,カム装置236をフレーム122に回転可能に支持する筒状の支持部128,カム装置236のギヤ237に噛み合う間欠ギヤ242を備える。なお、支持部240はフレーム122に形成され、間欠ギヤ242はカムギヤ140に形成される。
カム装置236は、ギヤ237,カム板238,ギヤ237およびカム板238を連結する連結シャフト239を備える。カム板238には、図56に示すような楕円状のカム溝238Aが形成されている。そして、基板231のピン231Aは、カム板238のカム溝238Aに挿入されている。そのため、カム装置236が回転すると、フレーム122に搭載されたディスクチェンジャー120は、支軸130にガイドされ左右方向へスライドする。
図55に示すように、カムギヤ140に形成された間欠ギヤ242と,ギヤ237とのギヤ比は、1:1の関係となっている。そのため、カムギヤ140が1回転すると、ギヤ237(カム板238)は1回転する。即ち、トレイ126は、3分の1回転(120°回転)するので、隣接する各支持部が正面に順次移動する。なお、カム装置236は、支持部240を中心にして回転する。
引続き、図56〜図58に基づき、本実施形態の作用について説明する。図56は、トレイ126の支持部128がディスクチェンジャー120の正面すなわち支軸130に対向する位置状態(初期位置,即ちストップモードまたはプレイモード)を示す。この初期位置では、ディスクチェンジャー120が、支軸130の略中央に位置しており、軸受132が軸受部232に当接していない。
そして、カムギヤ140が回転すると、トレイ126が回転すると共に、図57に示すように、カム板238(図57ではカム溝238Aのみを示す)が90°回転し、ディスクチェンジャー120(フレーム122)は、支軸130にガイドされ左方向(図57の矢印参照)へスライドする。さらに、カムギヤ140が回転すると、図58に示すように、カム板238(図58ではカム溝238Aのみを示す)が180°回転し、ディスクチェンジャー120(フレーム122)は、支軸130にガイドされ右方向(図58の矢印参照)へスライドする。
カムギヤ140がさらに回転することによってカム板238が90°回転すると、図56に示す初期位置に復帰する。即ち、トレイ126は、3分の1回転(120°回転)し、隣接する支持部128が正面に移動する。
本実施形態では、カムギヤ140と,このカムギヤ140に連動するカム装置236とにより、トレイ126の回転時において、トレイ126を、支持部128が装置本体の正面に位置する初期位置から隅角部が突出する突出方向とは反対方向へスライドさせる(図57および図58参照)。即ち、本実施形態によれば、ディスクチェンジャー120を支持装置230(基板231)に対し左右方向へスライドさせるので、装置本体であるディスクチェンジャー120を従来よりも小型化(例えば、基板231の左右方向の長さを、図59に示す距離LAおよびLBを加算した長さ程度に)できる。
さらに、本実施形態によれば、カムギヤ140と,カム装置236とを連結させる構成としたので、ディスクチェンジのタイミングに同期させることができる。即ち、本実施形態によれば、トレイ126が3分の1回転(120°回転)し、隣接する支持部128が正面に移動する際に、ディスクチェンジャー120を左右方向へスライドさせることができる。
なお、本実施形態では、トレイ126の回転と,ディスクチェンジャー120の左右方向の移動(スライド)とが相俟ったユニークな動作となるので、例えば扉を視認可能な透明材料などで成形した場合、ユーザの趣味感を満足させることができる。また、その他の構成および作用効果は第2実施形態と同様であるので、詳細説明は省略する。
さらに、請求項15において、ディスクチェンジャー全体を支持装置に対して移動(スライド)させる構成は、図示しないセンサーなどにより、別体の駆動手段(モータ,作動杆など)を用いるように変更しても良い。また、本発明においては、上記第2〜第4の実施形態を、任意に組合わせ変更し得る。
(第5実施形態)
以下、図61乃至図65に基づいて、本発明の第5実施形態であるディスク保持装置について説明する。図61は本実施形態のディスク保持装置の平面図、図62は図61の62−62線の断面図である。なお、図61は、図62に示すされるイジェクトボタン426およびロック部材428が配置されていない状態の平面図となっている。
(ターンテーブルを回転させる回転構成)
プラスチックなどの合成樹脂で成形されたターンテーブル414には、図62に示すように、ディスク10の中心孔10Aを嵌め込む略円筒状の装着部415と,ディスク10を載置する平板状の載置部416と,第1の駆動手段であるスピンドルモータ440を連結する連結部417が一体形成されている。なお、装着部415の上部外周にはテーパ面が形成されており、装着部415の直径はディスク10の中心孔10Aよりも若干だけ径小となっている。
連結部417は、載置部416に連続して形成され、連結部417の下部417Aと載置部416との間に挿通部417Bが形成されている。この挿通部417Bは、下部417Aよりも若干だけ径小となっている。また、挿通部417Bには載置部416から挿通部417Bに向かって先細り状のテーパ部417Cが形成されている。さらに、連結部417の下部417Aには、リング状の金属板432が取付けられている。
ターンテーブル414の挿通部417Bは、トレイ434の孔435に挿通されている。孔435は、テーパ部417Cの最大直径と略同一の直径となっている。そして、スピンドルモータ440をターンテーブル414に連結させた連結状態(図64に示す状態で、プレイモードまたはストップモードに対応する)では、図64に示すように、スピンドルモータ440がターンテーブル414をトレイ434から浮き上がるように設定されている。
即ち、この連結状態では、ターンテーブル414の回転に支障が生じないようにするため、ターンテーブル414とトレイ434とが接触しないように設定されている。そして、スピンドルモータ440が回転すると、スピンドル20を介しターンテーブル414が回転する。
なお、本実施形態のトレイ434は、複数(例えば、3枚)の支持部436が配置されており、これらの支持部436にターンテーブル414がそれぞれ配置されている。また、トレイ434は、各支持部436を傾斜させることによって略三角錐の形状をなし、かつ回転可能となっている。さらに、スピンドルモータ440は、所定の位置の1箇所にのみ配置されている。
ターンテーブル414の中心には挿通孔418が形成されており、この挿通孔418にスピンドルモータ440のスピンドル441が挿通される。また、連結部417には、挿通孔418に連続する連結凹部419が形成されている。この連結凹部419は挿通孔418よりも径大となっており、連結凹部419の挿通孔418側には挿通孔418に向かって先細り状のテーパ部419Aが形成されている。
スピンドル441の略中央には連結部材442が配置されており、この連結部材442の先端に形成された連結部443はターンテーブル414の連結凹部419の形状に略対応する形状になっている。また、連結部443の最大直径は、連結凹部419の孔径の最大直径よりも若干だけ径小となっている。即ち、連結部443が連結凹部419内に挿入できるように設定されていると共に、この挿入の途中で連結部443が連結凹部419の内壁に引っ掛からないように設定されている。
連結部443には、その連結部417に配置された金属板432に対応する部位に、リング状のマグネット444が取付けられている。そして、図64に示すように、スピンドルモータ440をターンテーブル414に連結させた連結状態では、マグネット444がその磁力によって金属板432を吸着させ、連結部材442とターンテーブル414とが一体的に結合する。
また、図64に示すように、スピンドルモータ440をターンテーブル414に連結させた連結状態において、スピンドル441の先端441Aが後述するロック部材428に当接し、ロック部材428を押上げ後述するフックレバー422から離間させる解除状態となるように設定されている。
即ち、本実施形態では、スピンドル441がロック部材428を解除状態にさせる解除手段または連結部分となっている。なお、解除手段または連結部分は、スピンドル441の他に、別途新たにスピンドルモータ440に設けるようにしても良い。
そして、スピンドルモータ440は図示しないベースに取付けられており、このベースが移動することによってスピンドル441がターンテーブル414の連結凹部419および挿通孔418に対し挿入されまたは引抜かれる。
(ディスク保持装置の構成)
図62に示すように、ディスク保持装置412は、係止手段であるフックレバー422と,付勢手段である反転バネ424と,イジェクトボタン426と,規制手段であるロック部材428と,イジェクトボタン426およびロック部材428の間に配置されるコイルスプリング430を備える。そして、ディスク保持装置412は、ターンテーブル414に配置されている。
フックレバー422は、板状となっており、ロック部422Aおよび押出部422Bが形成されている。フックレバー422は、ロック部422Aと押出部422Bとの間に挿通されたピン450を介してターンテーブル414に回転可能に取付けられている。
そして、図61に示すように、ターンテーブル414には、フックレバー422のロック部422Aまたは押出部422Bを開放させる孔414Aが、装着部415および載置部416に連続して複数箇所(本実施形態では、3箇所)に形成されている。これらの孔414Aは、所望の角間隔(本実施形態では、120度の角間隔)をもって配置されている。
図62または図65に示すように、ロック部422Aまたは押出部422Bは、孔414Aから突出するように設定されている。
即ち、ディスク10をターンテーブル414に位置決めする場合には、孔414Aから突出するロック部422Aのロック面423Dが、ディスク10を載置面416A側へ押さえつけるように設定されている。また、図65に示すように、ディスク10をターンテーブル414から押出す場合には、孔414Aから突出する押出部422Bが、ディスク10を載置面416Aから離間させる方向へ押圧するように設定されている。
反転バネ424は、略平板状の取付部424A,および取付部424Aに連続して形成されるバネ部425を備える。なお、反転バネ424は、単一の部品として形成されている。取付部424Aは、装着部415のベース415B上に取付けられていると共に、挿通孔418に対応する部位に、切欠424B(図61参照)が形成されている。即ち、図64および図65に示すように、スピンドル441の先端441Aは、挿通孔418および切欠424Bを挿通し、ロック部材428に当接する。
バネ部425は各フックレバー422に対応してそれぞれ配置され(図61参照)、図62に示すように、バネ部425の略中央には傾斜部425Aが形成されている。なお、傾斜部425Aの形状は、断面略V字状の他に、例えば円弧状としても良い。ここで、傾斜部425Aの形状を、断面略V字状としたのは、クリック感をだすためである。
傾斜部425Aの配置位置はフックレバー422のピン450に略対応しており、バネ部425はロック部422Bの当接面423A〜423Cに当接するように設定されている。即ち、バネ部425の傾斜部425Aがロック部422Bの当接面423Aに当接する第1当接状態(図62〜図64参照)において、傾斜部425Aと当接面423Aとの当接位置が、ピン450の中心位置よりも高いので、バネ部425はフックレバー422を時計方向(図62〜図64中の矢印方向)へ付勢させる。
一方、バネ部425の傾斜部425Aがロック部422Bの当接面423Aに当接する第2当接状態(図65の実線に示す状態)において、傾斜部425Aと当接面423Bとの当接位置が、ピン450の中心位置よりも低いので、バネ部425はフックレバー422を反時計方向(図65中の矢印方向)へ付勢させる。
なお、第2当接状態では、フックレバー422の当接面423Cが、バネ部425の接続部425Bに当接する。即ち、反転バネ424は、フックレバー422のバネ部425に当接する位置により、フックレバー422の付勢方向を変更するように設定されている。
略円板状のロック部材428は、ベース415Bのベース面415Cから突設された複数(本実施形態では、2個)のガイド部415Dに沿ってスライド可能に配置されている。即ち、ロック部材428は、ターンテーブル414の軸心に沿ってスライドするように設定されている。
図62に示すように、ロック部材428のロック面(外周面)429は、第1当接状態において、フックレバー422の当接面423Cに対向するように、設定されている。そして、ロック面429とフックレバー422の当接面423Cとの間には、クリアランス(隙間および遊び)が若干できるように設定されている。
また、ロック部材428はコイルスプリング430によってベース面415C側へ付勢され、一方、イジェクトボタン426はコイルスプリング430によって装着部415から突出する方向へ付勢されている。
イジェクトポタン426は、ターンテーブル414の軸心に沿ってスライド可能に配置されている。なお、イジェクトボタン426には、ターンテーブル414から抜けるのを規制する図示しないストッパが配置されていると共に、図65の実線に示すように、フックレバー422を反時計方向へ強制的に回転させる図示しない押圧部が配置されている。即ち、上記押圧部は、フックレバー422の当接部423C付近を押圧することにより、フックレバー422を回転させる。
引続き、本実施形態の作用について説明する。まず、任意のディスク10をターンテーブル414に装着する場合について、説明する。この場合、ストップモード(図65に示す状態)において、ディスク10を所望の支持部436のターンテーブル414に載置させる。
ストップモードでは、図65に示すように、ターンテーブル414の連結部417と,スピンドル441の連結部材442とが連結された連結状態となっている。そのため、スピンドル441の先端441Aはロック部材428をベース面415Cから押上げ、ロック部材428のロック面429をフックレバー422から離間させ、ロック解除状態としている。
そして、上記連結状態において、フックレバー422が、図65の実線または想像線に示すような状態となっているので、ディスク10がフックレバー422のロック部422Aまたは押出部422Bに当接することによってフックレバー422を回転させる。
即ち、図64に示すように、ロック面423Dが、装置部415の外周面415Aから突出する状態になると共に、ディスク10を載置面416A側(図62では下側)に押し付けるので、装着状態のディスク10はターンテーブル470の載置面416A上に保持される。なお、図64に示す状態では、プレイモードとなっており、ターンテーブル414が支持部436から浮上がっている。
そして、ディスクチェンジする場合すなわちディスク10をターンテーブル470に装着した状態においてトレイ434を回転させる際には、連結部材442が連結部417から離間する。即ち、図62に示すように、スピンドル441の先端441Aが挿通孔418から抜け出るので、ロック部材428はコイルスプリング430の付勢力によってベース面415C側に付勢され、ベース面415Cに当接する。
そのため、この状態(すなわち、スピンドル441の連結部材442がターンテーブル414に連結されたストップモードまたはプレイモード)では、ロック部材428のロック面429がフックレバー422の当接面423Cに対向し、フックレバー422の不用意な回転を規制するロック状態となる。なお、図示しないが、スピンドル441がターンテーブル414から完全に離間した状態において、トレイ434は回転する。
一方、図62に示す状態において、ディスク10に対し外部から不用意な力(荷重)などが加わると、図63に示すように、フックレバー422の当接面423Cがロック部材428のロック面429に当接し、フックレバー422のロック面423Dをディスク10に対向する状態に保持する。
即ち、本実施形態によれば、たとえばディスク装置の装置本体などに衝撃が加わっても、ディスク10が簡単にターンテーブル414から外れることがなくなり、ディスク10をターンテーブル414上に確実に保持できる。特に、本実施形態のように支持部436を傾斜させたトレイ434で、かつトレイ434を回転させる構成では、ターンテーブル414に装着されたディスク10が、ターンテーブル414から落下するのを防止することが必須である。
なお、ストップモード(図65に示す状態)において、図65に示すように、イジェクトボタン426を押圧すると、フックレバー422が反時計方向へ強制的に回転し、押出部422Bがディスク10を載置面416Aから押出す。即ち、これにより、ディスク10がターンテーブル414から容易に取外しできる。
なお、上記実施形態ではスピンドル441を請求項第16項に係る解除手段とした例であるが、請求項第16項に係る発明ではターンテーブルの上部に配置するボタンなどを解除手段としても良い。即ち、請求項第17項に係る発明では、ターンテーブルとスピンドルモータとを連結可能した装置の他に、スピンドルをターンテーブルに固定するタイプなどにも、同様に適用できる。この場合、ボタンの操作に連動して、フックレバーでディスクをターンテーブルから押出させるようにしても良い。同様に、ディスクの着脱時のみに規制手段を係止手段から退避させるように構成しても良い。
(第6実施形態)
以下、図66乃至図72に基づいて、本発明の第6実施形態であるディスク保持装置について説明する。なお、図66は本実施形態のディスク保持装置の要部を示す断面図、図67および図68は図66に示すカラーの斜視図である。
(ディスク保持装置の構成)
図66に示すように、ディスク保持装置512は、トレイ534の支持部536に配置されたターンテーブル514と,第1の駆動手段であるスピンドルモータ540を備える。なお、本実施形態のディスク保持装置512は、スピンドルモータ540を、ターンテーブル514に対して接続可能にするタイプの装置である。
ターンテーブル514には、ディスク10の中心孔10Aを嵌め込む略円筒状の装着部515と,ディスク10を載置する平板状の載置部516と,スピンドルモータ540を連結する第3の接続部としての連結部517が一体形成されている。なお、装着部515の上部外周にはテーパ面515Aが形成されており、装着部515の外周面515Bの直径はディスク10の中心孔10Aよりも若干だけ径小となっている。
連結部517は、載置部516に連続して形成され、連結部517の下部517Aと載置部516との間に挿通部517Bが形成されている。この挿通部517Bは、下部517Aよりも径小となっている。また、挿通部517Bには載置部516から挿通部517Bに向かって先細り状のテーパ部517Cが形成されている。さらに、連結部517の下部517Aには、リング状の金属板532が取付けられている。
ターンテーブル514の挿通部517Bは、トレイ534の孔535に挿通されている。孔535は、テーパ部517Cの最大直径と略同一の直径となっている。そして、スピンドルモータ540をターンテーブル514に連結させた連結状態(図71に示す状態で、プレイモードまたはストップモードに対応する)では、図71に示すように、スピンドルモータ540がターンテーブル514をトレイ534から浮き上がるように設定されている。
即ち、この連結状態では、ターンテーブル514の回転に支障が生じないようにするため、ターンテーブル514とトレイ534とが接触しないように設定されている。そして、スピンドルモータ540が回転すると、スピンドル20を介しターンテーブル514が回転する。
なお、本実施形態のトレイ534は、複数(例えば、3枚)の支持部536が配置されており、これらの支持部536にターンテーブル514がそれぞれ配置されている。また、トレイ534は、各支持部536を傾斜させることによって略三角錐の形状をなし、かつ回転可能となっている。さらに、スピンドルモータ540は、所定の位置の1箇所にのみ配置されている。
連結部517には挿通孔518が装着部515の内側でかつ装着部515に対応する位置に形成されており、この挿通孔518にスピンドルモータ540の第4の接続部であるスピンドル541が挿通される。また、連結部517には、挿通孔518に連続する連結凹部519が形成されている。この連結凹部519は挿通孔518よりも径大となっており、連結凹部519の挿通孔518側には挿通孔518に向かって先細り状のテーパ部519Aが形成されている。
スピンドル541の略中央には連結部材542が固定されており、この連結部材542はリング状でかつ断面略T形状となっている。連結部材542には、その連結部517に配置された金属板532に対応する部位に、リング状のマグネット544が取付けられている。
そして、図71および図72に示すように、スピンドルモータ540をターンテーブル514に連結させた連結状態では、マグネット544がその磁力によって金属板532を吸着し、連結部材542とターンテーブル514とが一体的に結合する。
なお、ターンテーブル514には、装着部515に回転可能に配置されたフックレバー522と,フックレバー522を常に装着部515の外方へ付勢するバネ524と,装着部515の上部にスライド可能に配置されたイジェクトボタン526と,イジェクトボタン526および連結部517の上面517Dに配置されるコイルスプリング530と,想像線で示す押出レバー528を備える。
押出レバー528は、載置部515に形成された長孔516A内に配置され、イジェクトボタン526の操作に連動して長孔516Aから突出するように構成されている。なお、フックレバー522および押出レバー528は、所望の角間隔(本実施形態では、120度の角間隔)をもって配置されている。
そして、図66,図70および図71に示すように、ディスク10をターンテーブル514に位置決めする場合には、フックレバー522が、装着部515Aの外周面から突出すると共に、ディスク10を載置面516A側へ押さつけるように設定されている。また、図72に示すように、ディスク10をターンテーブル514から押出す場合には、長孔516Aから突出する押出レバー528(想像線で示す)が、ディスク10を載置面516Bから離間させる方向へ押圧するように設定されている。
なお、イジェクトボタン526には、ターンテーブル514から抜けるのを規制するストッパ527が配置されている。また、イジェクトボタン526はコイルスプリング530によって装着部515から突出する方向へ付勢されていると共に、イジェクトボタン526の操作時にバネ524が内側に移動するように構成されている。
(第2の位置決め手段に関する構成)
図66に示すように、スピンドル541には、第2の位置決め手段であるカラー546が、スピンドル541の軸心に沿って移動可能に配置されている。カラー546は、軟質の合成樹脂で成形されており、略截頭円錐形状の頭部547と,この頭部547から延出した複数本(本実施形態では、3本)の脚部548を備える。なお、脚部548は、所望の角間隔(本実施形態では、120度の角間隔)をもって配置されている。
脚部548の先端には、外方に突出する矢じり状のフック549が形成されている。そして、フック549は、カラー546をスピンドル541および連結部材542に装着した状態において、連結部材542の下面542Aに対向する。即ち、フック549は、カラー546が連結部材542から抜けるのを規制するためのものである。
図66〜図69に示すように、カラー546の頭部547にはスピンドル541の直径と略同一の孔547Aが軸方向に沿って形成されており、カラー546は孔547Aの軸心を中心にして対称形状となっている。そして、カラー546をスピンドル541に装着する場合、スピンドル541をカラー546の孔547Aに挿入する。
図67および図68に示すように、頭部547には、その先端付近から他端までの範囲でかつ軸方向に沿うスリット547Bが、複数本(本実施形態では、3本)形成されている。なお、スリット547Bは、所望の角間隔(本実施形態では、120度の角間隔)をもって配置されていると共に、脚部548の中間に位置するように形成されている。
図69Aに示すように、頭部547の先端付近のスリット547Bは、その径方向において、頭部547の外周面から孔547Aの手前までの範囲で形成されている。一方、図69Bに示すように、頭部547の他端付近のスリット547Bは、その径方向において、頭部547の外周面から孔547Aまで連続して形成されている。
また、頭部547の外周面には、他端に向かって末広がりとなるような円弧状の切欠547Cが所定間隔をもって形成されている。なお、切欠547Cは、頭部547の先端には形成されていない。さらに、図66に示すように、頭部547には、その内周面にリング状の溝547Dが、所定の間隔をもって2箇所に形成されている。
そして、頭部547に形成されたスリット547A,切欠547B,および溝547Cは、図70および図71に示すように、頭部547がターンテーブル514の連続凹部519内に挿入された場合に、頭部547が弾性変形してカラー546の外周面と連続凹部519の内周面とを密着させるものである。
なお、カラー546の頭部547は、ターンテーブル514の連結凹部519の形状に略対応する形状になっている。即ち、頭部547が連結凹部519内に挿入できるように設定されていると共に、この挿入の途中で頭部547が連結凹部519の内壁に引っ掛からないように設定されている。
図66に示すように、カラー546の頭部547と連結部材542との間には、スピンドル541に挿通されたコイルスプリング550が、配置されている。また、連結部材542には、カラー546の脚部548に対応する部位に、軸方向に沿った溝542Bがそれぞれ形成されている。
そして、カラー546は、脚部548の先端が溝542B内に嵌まり込むことにより、スピンドル541および連結部材542に取付けられる。また、カラー546は、コイルスプリング550の付勢力により、常にスピンドル541の先端541A側へ付勢されている。
ここで、コイルスプリング550の付勢力は、マグネット544がその磁力によって金属板532を吸着させ連結部材542をターンテーブル514に一体的に結合させる場合における、上記マグネット544の磁力よりも弱くなるように設定されている。即ち、ターンテーブル514と連結部材542(即ちスピンドルモータ540)との結合状態(図71および図72に示す状態)において、コイルスプリング550の付勢力に抗し、マグネット544と金属板532との磁力による結合が、ターンテーブル514および連結部材542の結合状態を保持できるようになっている。
なお、上述したように、カラー546は、フック549によって連結部材542から抜けるのが規制される。また、スピンドルモータ540は図示しないベースに取付けられており、このベースが移動することによってスピンドル541がターンテーブル514の連結凹部519および挿通孔518に対し挿入されまたは引抜かれる。
引続き、本実施形態の作用について説明する。まず、プレイモードにする動作すなわち図66に示す分離状態から図71に示す結合状態(ストップモードまたはプレイモード)にする動作について、説明する。なお、図66に示すように、フックレバー522が、装置部515の外周面515Aから突出する状態になると共に、ディスク10を載置面516A側(図66では下側)に押し付けるので、装着状態のディスク10はターンテーブル70の載置面516A上に保持される。
ターンテーブル514から離間しているスピンドルモータ540は、所定位置に停止しているターンテーブル514の連結凹部519へ向かって移動する。スピンドルモータ540が連結凹部519側へ移動すると、スピンドル541およびカラー546は連結凹部519内に挿入し、図70に示すように、カラー546の外周面が連結凹部519の内壁に当接する。
さらに、スピンドルモータ540が連結凹部519側へ移動すると、図71に示すように、スピンドル541に配置された連結部材542およびカラー546と,ターンテーブル514の連結部517とが連結された連結状態となる。即ち、マグネット544の磁力によって金属板532が吸着され連結部材542と連結部517とは連結すると共に、コイルスプリング550の付勢力によってカラー546の外周面が連結凹部519の内壁に押圧される。
カラー546の外周面が連結凹部519の内壁に押圧されると、頭部547に形成されたスリット547A,切欠547B,および溝547Cにより、頭部547が弾性変形してカラー546の外周面と連続凹部519の内周面とをより強く密着させる。即ち、本実施形態においては、カラー546とターンテーブル514とを密着させることにより、カラー546およびターンテーブル514を一体化して剛体にさせると共に、スピンドル541の先端541Aとターンテーブル514の挿通孔518とのガタを除去する。
本実施形態によれば、コイルスプリング550がカラー546を連結凹部519側へ付勢して密着させるので、スピンドル541の先端541Aとターンテーブル514の挿通孔518とのガタを防止する。即ち、本実施形態によれば、スピンドルモータ540をターンテーブル514に対して接続可能にする構成でも、ターンテーブル514の連結部517とスピンドルモータ540の連結部材542との間に第2の位置決め手段であるカラー546を設けたので、緩衝材としての機能をもあわせもつカラー546によって連結部517と連結部材542とが強固に連結され固定されることにより、ターンテーブル514が振動に強くなる。
さらに、本実施形態によれば、図71に示すように、マグネット544の力により、連結部517の下部517Aと,連結部材542の上面542Cが強固に連結され、かつ固定されるので、ターンテーブル514が振動に強くなる。
また、本実施形態によれば、カラー546をターンテーブル514の連結部517とスピンドル541の連結部材542との間に設けたので、ターンテーブル514とスピンドル541との径方向の位置合わせが行われ、そのため第1の駆動手段の回転時におけるターンテーブルの回転ぶれが防止される。
さらに、本実施形態によれば、図示しないディスク装置に配置されるピックアップ(図示省略)と,ターンテーブル514に装着されるディスク10との距離およびターンテーブル514の回転中心が常に一定となるので、フォーカスサーボおよびトラッキングサーボの制御が適正に機能する。
なお、コイルスプリング550の付勢力によってカラー546が連結凹部519の内壁に密着した後は、カラー546はコイルスプリング550の付勢力に抗してスピンドルモータ540側へ移動する。即ち、カラー546は、スピンドル541に対しその軸方向に沿ってスライドすると共に、コイルスプリング550の付勢力によってカラー546が連結凹部519の内壁に密着した状態に保持される。また、カラー546がスピンドル541に沿ってスライドする際、カラー546の脚部548は、連結部材542の溝542Bに沿ってスライドし逃げる。
次に、ストップモード(図72に示す状態)において、図72に示すように、イジェクトボタン526を押圧すると、フックレバー522が時計方向へ回転すると共に、図72の想像線に示す押出レバー528がディスク10を載置面516Aから押出す。即ち、これにより、ディスク10がターンテーブル514から容易に取外しできる。また、図72に示す状態(プレイモードまたはストップモード)では、ターンテーブル514が支持部536から浮上がっている。
なお、上記各実施形態ではトレイ26の形状を略三角錐形状とした例であるが、トレイの形状は任意に変更でき、例えば略4角錐,略5角錐,多角面を形成する角柱などの形状に変更できる。そして、ディスク支持装置を略4角錐,略5角錐などにした場合には、支持部が4箇所または5箇所となるので、省スペースのトレイ26に多数のディスク(4枚以上のディスク)を配置させることができる。さらに、扉14,ターンテーブル42,ターンテーブル42を駆動させるモータ38,トレイ26を駆動させるモータ52などの構成は、任意に変更できる。
また、請求項第1項においては、トレイ26の形状を、従来の回転テーブル492と同様に平面形状などに変更できる。以下、図73に基づき、トレイを平面形状とした変形例について説明する。本実施形態は、第1の移動手段の一部を構成する載置テーブル70をディスク装置のキャビネット72に対してスライドさせ、板状の載置テーブル70をキャビネット72から引き出しまたは引き戻すように構成した例である。なお、本実施形態において、図2に示す実施形態と同一部分については、同一符号を付す。
載置テーブル70には円状の凹部71が形成されており、この凹部71の中心にはターンテーブル42が回転可能に配置されている。このターンテーブル42の構成は図6に示す例と同様であり、その胴部42Bにボール54を含むボールチャック機構を備える。そして、図示しないディスクを、凹部71内に挿入し、ボールチャック機構を介して胴部42Bに装着する。
また、キャビネット72内には、載置テーブル70がキャビネット72内に引き戻された場合に、ターンテーブル42に対応する部位に図6に示すリング部材40を取付固定したモータ38が移動可能に配置されている。そして、図6Bに示すように、モータ38が移動することによってリング部材40がターンテーブル42のリング部材43に接続され、モータ38が回転することによってターンテーブル42を回転させる。
さらに、キャビネット72内には、載置テーブル70がキャビネット72内に引き戻されターンテーブル42とモータ38を接続可能とする位置と,載置テーブル70がキャビネット72から引き出され載置テーブル70の凹部71にディスクを挿入または取外し可能とする位置との間で移動させる第1の移動手段の一部を構成する図示しないスライド機構が配置されている。
本実施形態においては、キャビネット72の載置を、図73に示すように水平方向とする場合の他に、垂直方向とすることもできる。その他の作用効果は図2に示す実施形態と同様であるので、詳細説明は省略する。
また、上記各実施形態の接続手段はモータ38に連結されるリング部材40およびマグネット部材41ならびにターンテーブル42に連結されるリング部材43とした例であるが、上記各実施形態の接続手段はターンテーブルとモータとを自己保持して接続させる構成であれば、任意に変更できる。
本発明の接続部は、上記各実施形態の構成(リング部材40,ターンテーブル42の孔56などの構成)と逆になるようにしても良く、例えばリング部材40に孔を設けると共に、この孔に対応する突部をターンテーブルに設け、かつ孔に設けられる板バネ,基準面などによって突部を位置決めするように構成しても良い。
本発明に係るディスクは、いわゆるミニディスク,コンパクトディスク,デシタルビデオディスク(DVD)などを含む概念である。また、本発明のディスク装置は、コンポーネントステレオ装置以外の電子機器例えばディスク装置を備えたパーソナルコンピュータなどにも、同様に適用できる。さらに、本発明に係るディスク保持装置が適用されるディスク装置は、ディスクチェンジャー,携帯用ディスクプレーヤなどであっても、同様に適用できる。
発明の効果
以上説明したように、請求項第1項のディスク支持装置によれば、支持手段に同心状に複数支持された第1の保持手段がディスクを保持するとともに回転支持するので、ディスクを水平方向に対して斜めに装着したり,垂直方向に装着することが可能となる。この場合には、ディスク支持装置の平面における面積を狭くでき、そのため平面におけるスペースを小さくできる。
請求項第3項のディスク支持装置によれば、再生可能状態において、ディスク面が軸上の所定点を頂点として含む多角錐状の面を構成するよう第1の保持手段を支持するよう構成されたので、ディスク支持装置の平面における面積を狭くでき、そのため平面におけるスペースを小さくできる。即ち、請求項第3項のディスク支持装置によれば、ディスク支持装置の平面における面積が従来のターンテーブルよりも狭くなるので、複数のディスクを省スペースのディスク支持装置に配置することができる。
請求項第6項または第7項のディスク保持装置またはディスク装置によれば、接続手段がターンテーブルと第1の駆動手段とを自己保持するので、ターンテーブルと第1の駆動手段の接続を円滑かつ確実にする。
また、請求項第6項または第7項のディスク保持装置またはディスク装置によれば、たとえば第1の移動手段によってターンテーブルを、ターンテーブルと第1の駆動手段を接続する位置とその他の位置との間で移動させる構成のディスク装置などであっても、ディスクが予めターンテーブルに回転可能に保持されるので、ターンテーブルに対してズレることがなく、従来のようなディスクのチャックキングのミスがなくなる。
さらに、請求項第6項または第7項のディスク保持装置またはディスク装置によれば、ディスクを予めターンテーブルに回転可能に保持するので、変形ディスクなどであってもターンテーブルに円滑かつ確実に位置決めできる。
請求項第8項または第9項のディスク保持装置またはディスク装置によれば、接続手段は第1の駆動手段とターンテーブルとを接続し、また第1の位置決め手段は第1の接続部および第2の接続部を接続させた状態において、第1の接続部または第2の接続部を位置決めするので、ターンテーブルの位置決めが円滑かつ確実となる。
従って、請求項第8項または第9項のディスク保持装置またはディスク装置によれば、ディスク装置に配置されるピックアップと,ターンテーブルに装着されるディスクとの距離およびターンテーブルの回転中心が常に一定となるので、フォーカスサーボおよびトラッキングサーボの制御が適正に機能する。
請求項第10項のディスク装置によれば、共通の第2の駆動手段および駆動経路を介してトレイの回転およびホルダの移動がそれぞれ行われるので、従来のディスクチェンジャーに比べて部品点数が減り、そのため構成が簡易になると共に、安価になる。
請求項第11項のディスク装置によれば、未接続モードにおいて、ロック手段がターンテーブルを所定の位置にロックするので、ターンテーブルとスピンドルとが接続されていない状態たとえばトレイが回転しているディスクチェンジ時あるいはディスク装置の持ち運び時などにおいても、ターンテーブルとトレイとの遊びによるガタツキ即ちガタツキ音の発生が防止される。
請求項第12項のディスク装置によれば、接続完了状態において、第3の位置決め手段が情報処理手段を接続完了状態に位置決めするので、ディスクをターンテーブルに着脱する際に、不用意な荷重がトレイに加わっても、トレイが確実に支持される。従って、請求項第12項のディスク装置によれば、接続完了状態でのトレイが、第3の位置決め手段によって確実に支持されるので、ディスクをターンテーブルに着脱する作業性が良好になる。
請求項第13項のディスク装置によれば、ディスクチェンジ後、第2の移動手段が装置本体をトレイがパネルに近接するように移動させるので、ターンテーブルと,パネルの開口部との隙間が、従来よりも狭くなる。従って、請求項第13項のディスク装置によれば、ターンテーブルと,パネルの開口部との隙間が、従来よりも狭くなるので、ディスクをターンテーブルに着脱する作業性が良好になる。
請求項第14項のディスク装置によれば、ディスクがターンテーブルに適正に装着されていないことを検出手段が検出するので、たとえばディスクチェンジャーにおいて、トレイの回転中にディスクが遠心力によってターンテーブルから飛ばされることが防止される。
請求項第15項のディスク装置によれば、トレイの回転時において、トレイを、トレイの隅角部が装置本体から突出しないようにスライドさせるので、装置本体を従来よりも小型化することができる。
請求項第16項のディスク保持装置によれば、たとえば装置本体などに衝撃が加わっても、係止手段と規制手段とが当接するので、ディスクが簡単にターンテーブルから外れることがなくなり、ディスクをターンテーブル上に確実に保持できる。
請求項第18項のディスク保持装置によれば、第3の接続部および第4の接続部を位置決めする第2の位置決め手段を設けたので、第1の駆動手段とターンテーブルとの径方向の位置合わせが行われ、そのため第1の駆動手段の回転時におけるターンテーブルの回転ぶれが防止される。
また、請求項第18項のディスク保持装置によれば、ディスク装置に配置されるピックアップと,ターンテーブルに装着されるディスクとの距離およびターンテーブルの回転中心が常に一定となるので、フォーカスサーボおよびトラッキングサーボの制御が適正に機能する。
【図面の簡単な説明】
図1は、第1実施形態に係るコンポーネントステレオ装置内に配置されるディスクチェンジャーと扉との位置関係を示す概略図である。
図2は、図1に示すディスクチェンジャーの要部の全体斜視図である。
図3は、図2に示すターンテーブルの平面図である。
図4は、図3に示すターンテーブルの断面図である。
図5は、図3に示すターンテーブルの支持部の正面図である。
図6Aは図2に示すターンテーブルに関する要部の断面図、図6Bは図6Aに示すターンテーブルにリング部材が接続した状態の断面図である。
図7Aは図6に示す接続機構の他の変形例の要部を示す断面図、図7Bは図7Aに示すターンテーブルにリング部材が接続した状態の断面図である。
図8Aは図7に示す孔にモータ軸が挿入される前の状態を示す図、図8Bは孔にモータ軸が挿入された後の状態を示す図である。
図9Aは図8に示す接続機構の他の変形例の要部を示す平面図、図9Bは図9Aの9B−9B線の断面図である。
図10Aは図9Aに示すターンテーブルの孔にモータ軸が挿入された状態における平面図、図10Bは図10Aの10B−10B線の断面図である。
図11Aは図8に示す接続機構のさらに他の変形例の要部を示す平面図、図11Bは図11Aに示す孔にモータ軸が挿入された状態の平面図である。
図12Aは図8に示す接続機構のさらに他の変形例の要部を示す平面図、図12Bは図12Aに示す孔にモータ軸が挿入された状態の平面図である。
図13は、図2に示すディスクチェンジャーの支持部に12cmのディスクを配置した状態の斜視図である。
図14は、図2に示すディスクチェンジャーの支持部に8cmのディスクを配置した状態の斜視図である。
図15は、第1実施形態の他の変形例に係るコンポーネントステレオ装置の要部を示す概略図である。
図16は、第1実施形態のさらに他の変形例に係るコンポーネントステレオ装置の要部を示す概略図である。
図17Aは第1実施形態に係るさらに他の変形例のディスクチェンジャーの要部を示すコンポーネントステレオ装置の概略図、図17Bは図17Aに示すディスクチェンジャーの要部を示す斜視図である。
図18Aは第1実施形態に係るさらに他の変形例のディスクチェンジャーの要部を示すコンポーネントステレオ装置の概略図、図18Bは図18Aに示すディスクチェンジャーの要部を示す斜視図である。
図19は、本発明の第2実施形態に係るコンポーネントステレオ装置内に配置されるディスクチェンジャーの平面図である。
図20は、図19に示すトレイを破断した状態のディスクチェンジャーの側面図である。
図21は、図20に示すトレイの駆動経路を説明する説明図である。
図22は、図21に示す駆動経路の平面図ある。
図23は、図21に示すトレイの底面図である。
図24は、図20に示すカムギヤの平面図である。
図25は、図24の25−25線の断面図である。
図26は、図24の26−26線の断面図である。
図27は、図20に示すカムギヤのカム部およびカム溝を展開した展開図である。
図28は、図20に示すトレイを回転駆動させる駆動経路に関する説明図である。
図29は、図28に示すトレイを若干だけ回転駆動した状態の説明図である。
図30は、図29に示すトレイを若干だけ回転駆動した状態の説明図である。
図31は、図30に示すトレイを若干だけ回転駆動した状態の説明図である。
図32は、図31に示すトレイを若干だけ回転駆動した状態の説明図である。
図33は、図32に示すトレイを若干だけ回転駆動した状態の説明図である。
図34は、図33に示すトレイを若干だけ回転駆動した状態の説明図である。
図35は、図34に示すトレイを若干だけ回転駆動した状態の説明図である。
図36は、図3に示すカムギヤが回転した状態での説明図である。
図37は、図20に示すディスク駆動ユニットが上昇した状態の側面図である。
図38は、図20に示すディスク駆動ユニットに関する斜視図である。
図39は、図20に示す操作レバーおよび位置決めレバーに関する斜視図である。
図40は、図20に示すディスク駆動ユニットが回転し、スピンドルの先端がターンテーブルの孔部に若干だけ挿入された状態を示す説明図である。
図41は、図40に示す状態の正面図である。
図42Aは図40に示すスピンドルがさらにターンテーブルの孔部に挿入された状態を示す断面図、図42Bは図42Aにおける挟持部と係合ピンとの位置関係を示す図である。
図43Aは図42Aに示すスピンドルがさらにターンテーブルの孔部に挿入された状態を示す断面図、図43Bは図43Aにおける挟持部と係合ピンとの位置関係を示す図である。
図44Aは図43Aに示すスピンドルがさらにターンテーブルの孔部に挿入された状態を示す断面図、図44Bは図44Aにおける挟持部と係合ピンとの位置関係を示す図である。
図45は、図40に示すディスク駆動ユニットが回転し、スピンドルとターンテーブルとの連結が完了した状態を示す説明図である。
図46は、図45に示す状態の正面図である。
図47は、第2実施形態に係るディスク装着に関する検出構造を示す説明図である。
図48は、図47に示す検出構造においてディスクが適正に載置された状態の説明図である。
図49は、図47に示す検出構造においてディスクが適正に載置されていない状態の説明図である。
図50は、本発明の第3実施形態に係るディスクチェンジャーの要部を示す平面図である。
図51は、図50に示すディスクチェンジャーの要部を示す断面図である。
図52は、図51に示すディスクチェンジャーが傾動した状態の断面図である。
図53は、本発明の第4実施形態に係るディスクチェンジャーの要部を示す平面図である。
図54は、図53に示すディスクチェンジャーの要部を示す断面図である。
図55Aは図54に示す駆動ギヤ部分を拡大した図、図55Bは図55Aに示すギヤの噛み合い関係を示す図である。
図56は、図53に示すディスクチェンジャーを概略した平面図である。
図57は、図56に示すディスクチェンジャーを左側へスライドした平面図である。
図58は、図57に示すディスクチェンジャーを右側へスライドした平面図である。
図59は、ディスクチェンジャーにおけるトレイ形状を略三角錐形状とした場合の平面図である。
図60は、図59に示すトレイが回転した場合の突出状態を説明する説明図である。
図61は、本発明の第5実施形態に係るディスク保持装置の平面図である。
図62は、図61の62−62線の断面図である。
図63は、図62に示すフックレバーおよびロック部材が当接した状態の断面図である。
図64は、図62に示すターンテーブルとスピンドルの連結部材が連結し、かつターンテーブルを支持部から持ち上げたプレイモードまたはストップモードの状態の断面図ある。
図65は、図64に示すイジェクトボタンを押圧した状態の断面図である。
図66は、本発明の第5実施形態に係るディスク保持装置の要部を示す断面図である。
図67は、図66に示すカラーの斜視図である。
図68は、図66に示すカラーの斜視図である。
図69Aは図67の69A−69A線の断面図、図69Bは図67の69B−69B線の断面図ある。
図70は、図66に示すカラーがターンテーブルの連結凹部に当接した状態の断面図である。
図71は、図66に示すターンテーブルとスピンドルの連結部材が結合した結合状態の断面図である。
図72は、イジェクトボタンが押圧された状態の断面図である。
図73は、第1実施形態を変形させたディスク装置の要部を示す斜視図である。
図74は、従来例に係るディスクチェンジャーの要部を示す斜視図である。
図75は、従来例に係るディスクプレーヤの要部を示す断面図である。
図76は、従来例に係るターンテーブルの要部を示す平面図である。
図77は、図76に示すターンテーブルの断面図である。

Claims (18)

  1. ディスクが保持されるとともにそのディスクを回転支持する第1の保持手段と、
    前記第1の保持手段を同心状に複数支持する支持手段とを有し、
    前記支持手段が前記同心を通る軸を中心として回動可能に構成されることを特徴とするディスク支持装置。
  2. 前記軸を垂直方向に対し傾斜させたことを特徴とする請求項1に記載のディスク支持装置。
  3. 前記第1の保持手段は、前記ディスクを再生する再生手段に設けられたディスク駆動手段に接続あるいは開放されるよう構成され、
    前記支持手段は、前記保持されるディスクの再生可能状態において、それぞれのディスク面が前記軸上の所定点を頂点として含む多角錐状の面を構成するよう前記第1の保持手段を支持するよう構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載のディスク支持装置。
  4. 前記支持手段は、複数の平板状の支持部と、その平板部に設けられ前記第1の保持手段を回動可能に係止する係止部で構成されるとともに、その支持部がそれぞれ構成する面が前記軸上の他の所定点を頂点として含む多角錐状の面を構成することを特徴とする請求項1,2,または3に記載のディスク支持装置。
  5. 前記支持手段は、前記係止部から前記支持部の開放端部までの距離が前記ディスクの半径より短く構成されたことを特徴とする請求項1,2,3,または4に記載のディスク支持装置。
  6. ディスクを回転可能に保持するターンテーブルと、
    前記ターンテーブルを回転駆動させる第1の駆動手段と、
    前記第1の駆動手段と前記ターンテーブルとを接続可能とする接続手段とを有し、
    前記接続手段は、前記ターンテーブルと前記第1の駆動手段とを自己保持することを特徴とするディスク保持装置。
  7. ディスクを回転可能に保持するターンテーブルと、
    前記ターンテーブルを回転駆動させると共に、前記ターンテーブルと接続及び開放可能なディスク駆動手段と、
    前記ターンテーブルと前記第1の駆動手段を接続する接続手段と、
    前記ターンテーブルを、前記ターンテーブルと前記第1の駆動手段を接続する位置とその他の位置との間で移動させる第1の移動手段と、
    を有することを特徴とするディスク装置。
  8. 第1の接続部を備えると共に、ディスクを回転可能に保持するターンテーブルと、
    前記第1の接続部と接続する第2の接続部を備えると共に、前記ターンテーブルを回転駆動させる第1の駆動手段と、
    前記接続部同士を接続させることにより、前記第1の駆動手段と前記ターンテーブルとを接続させる接続手段と、
    前記接続部同士を接続させた状態において、前記第1の接続部または前記第2の接続部を位置決めする第1の位置決め手段と、
    を有することを特徴とするディスク保持装置。
  9. 第1の接続部を備えると共に、ディスクを回転可能に保持するターンテーブルと、
    前記第1の接続部と接続する第2の接続部を備えると共に、前記ターンテーブルを回転駆動させる第1の駆動手段と、
    前記接続部同士を接続させることにより、前記第1の駆動手段と前記ターンテーブルとを接続させる接続手段と、
    前記接続部同士を接続させた状態において、前記第1の接続部または前記第2の接続部を位置決めする第1の位置決め手段と、
    前記ターンテーブルを、前記ターンテーブルと前記第1の駆動手段を接続する位置とその他の位置との間で移動させる第1の移動手段と、
    を有することを特徴とするディスク装置。
  10. 回転可能に配置され、ディスクを載置するターンテーブルが複数の支持部に対応してそれぞれ配置されるトレイと、
    前記ターンテーブルに接続する接続手段を備えると共に、前記接続手段が前記ターンテーブルに対して接続するように移動可能に配置され、前記ディスクに対する情報処理を行う情報処理手段を配置するホルダと、
    前記トレイの回転と、前記ホルダの移動を共通の駆動経路を介して行う第2の駆動手段と、
    を有することを特徴とするディスク装置。
  11. 回転可能に配置され、ディスクを載置するターンテーブルが複数の支持部に対応してそれぞれ配置されるトレイと、
    前記ターンテーブルに接続する接続手段を備えると共に、前記接続手段が前記ターンテーブルに対して接続するように移動可能に配置され、前記ディスクに対する情報処理を行う情報処理手段と、
    前記接続手段が前記ターンテーブルに接続されていない未接続モードにおいて、前記ターンテーブルを所定の位置にロックするロック手段と、
    を有することを特徴とするディスク装置。
  12. 移動可能に配置され、ディスクを載置するターンテーブルが配置されるトレイと、
    前記ターンテーブルに接続する接続手段を備えると共に、前記接続手段が前記ターンテーブルに対して接続するように移動可能に配置され、前記ディスクに対する情報処理を行う情報処理手段と、
    前記接続手段が前記ターンテーブルに接続する接続完了状態において、前記情報処理手段を前記接続完了状態に位置決めする第3の位置決め手段と、
    を有することを特徴とするディスク装置。
  13. ディスクを載置するターンテーブルが配置されると共に、隅角部を有するトレイと、
    前記トレイを回転可能に支持する装置本体と、
    前記ディスクを前記ターンテーブルに対し着脱するための開口部を有するパネルと、
    前記ディスクが前記ターンテーブルに対し着脱する際に、前記装置本体を、前記トレイが前記パネルに近接するように移動させる第2の移動手段と、
    を有することを特徴とするディスク装置。
  14. ディスクを載置する載置面を備えるターンテーブルと、
    前記ターンテーブルに配置され、前記ディスクを前記載置面に保持する第2の保持手段と、
    前記ディスクが前記第2の保持手段上に位置する状態において、前記ディスクが前記載置面に対し傾斜していることを検出する検出手段と、
    を有することを特徴とするディスク装置。
  15. ディスクを載置するターンテーブルが配置される支持部を複数備え、かつ平面形状が三角形の隅角部を有するトレイと、
    前記トレイを回転可能に支持する装置本体と、
    前記トレイの回転時において、前記トレイを、前記支持部が前記装置本体の正面に位置する初期位置から前記隅角部が突出する突出方向とは反対方向へスライドさせるスライド手段と、
    を有することを特徴とするディスク装置。
  16. ディスクを載置する載置部、および前記ディスクの中心孔を嵌め込む装着部を備えるターンテーブルと、
    前記ターンテーブルに配置され、径方向に移動して前記ディスクを前記装着部に係止する係止手段と、
    前記ターンテーブルに配置され、前記係止手段を前記装着部外方へ付勢する付勢手段と、
    前記ターンテーブルに移動可能に配置されると共に、前記係止手段が前記装着部内方へ移動するのを規制する規制手段と、
    前記ターンテーブルに対し移動可能に配置されると共に、この移動に連動する前記規制手段を前記係止手段から退避させる解除手段と、
    を有することを特徴とするディスク保持装置。
  17. 前記ターンテーブルに連結可能に配置され、かつ前記ターンテーブルを回転駆動させる第1の駆動手段を設け、
    前記解除手段を前記第1の駆動手段の連結部分とし、前記第1の駆動手段が前記ターンテーブルに連結された連結状態において前記連結部分が前記規制手段を移動させ前記係止手段の規制を解除させることを特徴とする請求項16に記載のディスク保持装置。
  18. 第3の接続部を備えると共に、ディスクを回転可能に保持するターンテーブルと、
    前記ターンテーブルに対して連結可能に配置されると共に、前記第3の接続部に接続する第4の接続部を備え、かつ前記ターンテーブルを回転駆動させる第1の駆動手段と、
    前記接続部同士を接続させた状態において、前記第3の接続部および前記第4の接続部を位置決めする第2の位置決め手段と、
    を有することを特徴とするディスク保持装置。
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