JPH09326154A - ディスク装置及びそのローディング方法 - Google Patents

ディスク装置及びそのローディング方法

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JPH09326154A
JPH09326154A JP14312896A JP14312896A JPH09326154A JP H09326154 A JPH09326154 A JP H09326154A JP 14312896 A JP14312896 A JP 14312896A JP 14312896 A JP14312896 A JP 14312896A JP H09326154 A JPH09326154 A JP H09326154A
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JP
Japan
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clamper
disc
disk
turntable
tray
Prior art date
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Application number
JP14312896A
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English (en)
Inventor
Makoto Nakazawa
真 中澤
Yoshiisa Nitsuta
良功 新田
Harumi Horiuchi
春美 堀内
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置を小型にすると共に、ローディングが行
われるディスクのチャッキングミスを防止する。 【解決手段】 支軸66,68A,68B,70の軸線
L2,L3,L4をCDトレイ14の軸心OP1と停止
位置に位置する載置部88の軸心OP2とを結ぶ直線L
1に対し平行にし、クランパ62が回転して載置面88
A,88Bに載置された選択ディスクCDと平行になる
ようにした。従って、初めからクランパ62を斜めとし
た場合に比べディスク装置Sの高さを低くすることがで
き、ディスク装置Sが小型となる。ピックアップ装置に
連動して選択ディスクCDに対するターンテーブル及び
クランパ62とのチャッキング又はその解離動作が行わ
れる。従って、チャッキングとローディングとが連続し
て行われる選択ディスクCDのチャッキングミスが防止
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、複数の
コンパクトディスクの中から任意のものを選択して再生
等するのに適用して好適なディスク装置及びそのローデ
ィング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク装置の中には、例えば同時に複
数のコンパクトディスク(以下、単に「ディスク」とい
う)CDをそれぞれ別々に載置させて任意のディスクC
Dを選択再生させるもの(「CDオートチェンジャー」
ともいう)がある。また、上記ディスク装置には、装置
全体の小型化を図るために、回転トレイのディスク載置
面を周方向に沿って傾斜させ、各ディスクが順次重複す
るように構成されているものがある。
【0003】ディスク載置面に載置されたディスクを再
生するためには、ユーザが選択した選択ディスクをター
ンテーブルとクランパとでチャッキングする必要があ
る。この場合において、ディスク載置面を傾斜させたデ
ィスク装置では、一部が重複するディスク同士が干渉し
ないように選択ディスクをチャッキングしながらローデ
ィングを行うようにすることも考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、斜めに配さ
れた選択ディスクをチャッキングさせる構成にした場
合、ターンテーブル及びクランパを選択ディスクに対応
させて傾斜させることが考えられる。しかし、クランパ
を初めから傾斜させると装置本体を高くしなければなら
ず、装置が大型となる。
【0005】また、トレイに配されたディスクをターン
テーブルで昇降させるのみであればチャッキングの失敗
(チャッキングミス)を考える必要はないが、ターンテ
ーブルとクランパを移動(昇降及びスライド)させる構
成では両者が同期しないとチャッキングミスが生じるお
それがある。即ち、チャッキング時にクランパがターン
テーブルとかみ合わずに選択ディスクに衝突して選択デ
ィスクを傷つけるおそれがある。
【0006】そこで、本発明は上記事実を考慮し、装置
を小型にすると共に、ローディングが行われるディスク
のチャッキングミスを防止するディスク装置及びそのロ
ーディング方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
ディスク装置は、複数のディスクの中から任意のものを
選択再生等するディスク装置であって、前記複数のディ
スクの水平位置から傾斜させた姿勢で隣接するディスク
同士の一部が重複するように形成された載置面を形成
し、前記複数のディスクのうち選択された選択ディスク
を停止位置まで回転させるトレイと、前記選択ディスク
を載置して回転するターンテーブルと、前記選択ディス
クを前記ターンテーブルとでチャッキングするクランパ
と、前記トレイの軸心と停止位置に位置する前記載置面
の軸心とを結ぶ直線に対し平行になるように配するとと
もに、前記クランパを前記載置面に載置された前記選択
ディスクと平行になるようにする支軸とを有し、前記タ
ーンテーブルによって前記選択ディスクを隣接するディ
スクに干渉しない位置まで上昇させると共に、前記支軸
を中心にして前記クランパを回転させて前記選択ディス
クをチャッキングした後に、傾斜した姿勢を略保持させ
た状態で前記選択ディスクを再生等を行う位置まで引出
すことを特徴とする。
【0008】本発明の請求項1に係るディスク装置で
は、ターンテーブルによって選択ディスクを隣接するデ
ィスクに干渉しない位置まで上昇させる。また、支軸を
中心にしてクランパを回転させて選択ディスクをチャッ
キングさせる。この後、傾斜した姿勢を略保持させた状
態で選択ディスクを再生等を行う位置まで引出す。
【0009】本発明の請求項2に係るディスク装置のロ
ーディング方法は、複数のディスクの中から任意のもの
を選択再生等するために、隣接するディスク同士の一部
が重複するように水平位置から傾斜した姿勢で回転する
トレイに配置されたディスクのうち、選択された選択デ
ィスクを再生等の位置まで回転させた後、ターンテーブ
ルによって前記選択ディスクを隣接するディスクに干渉
しない位置まで上昇させると共に、前記選択ディスクを
前記ターンテーブルとでチャッキングするクランパを前
記トレイの軸心と停止位置に配される前記選択ディスク
の軸心とを結ぶ直線に対し平行になるように軸支する支
軸を中心にして回転させて前記選択ディスクをチャッキ
ングした後に、傾斜した姿勢を略保持させた状態で前記
選択ディスクを再生等を行う位置まで引出すことを特徴
とする。
【0010】本発明の請求項2に係るディスク装置のロ
ーディング方法では、選択された選択ディスクを再生等
の位置まで回転させる。ターンテーブルによって選択デ
ィスクを隣接するディスクに干渉しない位置まで上昇さ
せる。また、クランパを支軸を中心にして回転させ選択
ディスクをターンテーブルとでチャッキングする。この
チャッキング後に、傾斜した姿勢を略保持させた状態で
選択ディスクを再生等を行う位置まで引出す。
【0011】本発明の請求項3に係るディスク装置は、
複数のディスクの中から任意のものを選択再生等するデ
ィスク装置であって、前記複数のディスクの水平位置か
ら傾斜させた姿勢で隣接するディスク同士の一部が重複
するように形成された載置面を形成し、前記複数のディ
スクのうち選択された選択ディスクを停止位置まで回転
させるトレイと、前記載置面からチャッキング位置まで
移動された前記選択ディスクを載置して回転させるター
ンテーブルと、前記選択ディスクを前記ターンテーブル
とでチャッキングするクランパと、前記トレイの軸心と
停止位置に位置する前記載置面の軸心とを結ぶ直線に対
し平行になるように配するとともに、前記クランパを前
記載置面に載置された前記選択ディスクと平行になるよ
うに軸支する支軸と、前記クランパと前記ターンテーブ
ルとを連結させて前記クランパの回転軸と前記ターンテ
ーブルの回転軸とが一致する状態で移動させる連結手段
とを有し、前記連結手段によって前記クランパと前記タ
ーンテーブルとが同期して前記選択ディスクを載置面位
置とチャッキング位置との間で移動し、チャッキング又
はその解離動作をさせることを特徴とする。
【0012】本発明の請求項3に係るディスク装置で
は、連結手段によってクランパとターンテーブルとが同
期して選択ディスクを載置面位置とチャッキング位置と
の間で移動させる。従って、チャッキング又はその解離
動作が同期して行われる。
【0013】本発明の請求項4に係るディスク装置は、
ディスクを再生等するディスク装置であって、前記ディ
スクを載置して回転するターンテーブルと、前記ディス
クを前記ターンテーブルとでチャッキングするクランパ
と、前記クランパを保持するクランパ保持体と、前記ク
ランパに一体的に取り付けられ前記クランパ保持体に保
持されたマグネットとを有し、前記クランパ保持体に磁
性体を配置し、前記ディスク装置の停止時に前記磁性体
と前記マグネットが吸着することにより前記クランパと
前記ターンテーブルを離間させた状態で位置保持するこ
とを特徴とする。
【0014】本発明の請求項5に係るディスク装置は、
請求項4のディスク装置において前記クランパは少なく
とも上下方向に回動可能に保持され、前記クランパは前
記ディスク装置の停止時には上方向に位置し、前記ディ
スク装置の再生時には下方向に回動した状態になされる
ことを特徴とする。
【0015】本発明の請求項4及び請求項5に係るディ
スク装置では、ディスク装置の停止状態でクランパが上
側に回動した状態にあっては、クランパと一体的に取り
付けられたマグネットに、クランパ保持体に配置された
マグネットに吸着する鉄板等が吸着することによりクラ
ンパを停止位置に位置保持する。
【0016】請求項6に係るディスク装置は、ディスク
を再生等するディスク装置であって、前記ディスクを載
置して回転するターンテーブルと、前記ディスクを前記
ターンテーブルとでチャッキングするクランパと、前記
クランパを保持するとともに少なくとも前後方向にスラ
イドすることにより前記ディスク装置を停止状態と再生
状態とに移行させるクランパ保持体とを有し、前記クラ
ンパ保持体の一部にに凸部あるいは凹部を形成し、前記
クランパ保持体がスライドして前記ディスク装置が再生
状態にあるときに前記クランパ保持体の凸部あるいは凹
部に係合可能な凹部あるいは凸部を設けたことを特徴と
する。
【0017】本発明の請求項7に係るディスク装置は、
請求項6 記載のディスク装置において前記クランパ保持
体の凸部あるいは凹部に係合可能な凹部あるいは凸部
は、前記クランパ保持体が取り付けられたキャビネット
に形成されることを特徴とする。
【0018】請求項6及び請求項7に係るディスク装置
では、前後方向にスライド可能なクランパ保持体が再生
状態にある、即ちクランパ保持体が最も後退した位置に
あるとき、クランパ保持体に設けられた凸部(あるいは
凹部)が、このクランパ保持体が取り付けられたキャビ
ネットに形成された凹部(あるいは凸部)に係合して、
再生中にクランパ保持体及びおよびクランパ保持体に保
持されたクランパががたつくのを防止する。
【0019】
【発明の実施の形態】図1はトレイ12の収納状態の要
部を示すディスク装置Sの停止状態を示す平面図であ
り、図4はその断面を右側からみた状態の要部を示す断
面図である。なお、図1ではディスクCDを破線で示
し、図4ではディスクCDを実線で示す。また、各図面
中矢印Fは前側、矢印Bは後側、矢印Rは右側、矢印L
は左側を示す。
【0020】図1において、キャビネット10の平面形
状は略正方形となっており、その上面にはトレイ12が
前後方向にスライド可能に配置されている。トレイ12
には、ディスクCDを複数(本例では5枚)載置させる
CDトレイ14が回転可能に配置されている。
【0021】(全体の駆動機構の構成の説明)図2及び
図20に示すように、ディスク装置Sのキャビネット1
0には、駆動系としてのギヤ列、レバー列が配置されて
いる。以下、これらの駆動系を構成するギヤ、レバーに
ついて説明する。なお、図2は再生状態における駆動系
を示す図であり、図20は図2の右側が拡大した平面図
である。
【0022】モータ16のモータプーリ18とプーリ2
0との間には、ベルト22が巻き掛けられている。この
ベルト22を介してプーリ20にモータプーリ18の回
転が伝達される。
【0023】プーリ20の後側には、下側にプーリ20
の小径ギヤ20Aと噛み合う大径ギヤ24Aおよび上側
に小径ギヤ24Bを一体形成したアイドラ24がギヤレ
バー26の一端側に軸支されている。ギヤレバー26
は、プーリ20と同じ支軸26Aに回転可能に軸支され
ている。ギヤレバー26には、その他端側にカムレバー
28の図示しないピンと係合する長孔(図示省略)が形
成されている。
【0024】ギヤレバー26の前側には、回転可能なカ
ムレバー28が配置されており、カムレバー28の後端
下向きに形成された図示しないピンがギヤレバー26の
長孔に挿入されている。また、カムレバー28の前端に
は上側に突出する操作子28Aが形成されており、操作
子28Aはトレイ12のカム12Z(図1の破線参照)
に係合可能となっている。動作については後に詳述する
が、このカムレバー28はカム12Zに係合してギヤレ
バー26が回動しようとするのを阻止し、トレイ12の
オープン・クローズを行うためのものである。
【0025】ピニオン30は、下部に下部ギヤ30Aが
上部に上部ギヤ30Bが一体的に形成されており、キャ
ビネット10に軸支されている。アイドラ24が図示し
ない長孔の右端に位置するときに小径ギヤ24Bが下部
ギヤ30Aに噛み合い可能になされており、上部ギヤ3
0Bはトレイ12に形成されたラック12A(図1の破
線参照)に常に噛み合っている。
【0026】図2において、モータ16が反時計方向
(図面中「CCW」として示す)に回転すると、その回
転力がモータプーリ18、プーリ20を介してアイドラ
24に伝達され、アイドラ24が時計方向(図面中「C
W」として示す)に回転してピニオン30を反時計方向
に回転させようとする。しかし、ピニオン30が回転を
開始するために要する力よりもギヤレバー26、カムレ
バー28が回転する力の方が小さいため、ピニオン30
は回転されずに停止したままである。従って、ピニオン
30の下部ギヤ30Aによりアイドラ24の小径ギヤ2
4Bが駆動されてアイドラ24が反時計方向に回転さ
れ、ギヤレバー26が反時計方向に、カムレバー28が
時計方向に回転される。
【0027】ギヤレバー26が反時計方向に回転する
と、アイドラ24の大径ギヤ26Aは、キャビネット1
0に形成されたギヤ32に噛み合い、そのまま反時計方
向に回転してギヤレバー26が図示しないストッパに当
接してその回転が停止されると共に、図20に示すよう
にアイドラ24の小径ギヤ26Bがカムギヤ34のギヤ
34Aに噛み合って、このカムギヤ34を反時計方向に
回転させる。
【0028】また、この状態でモータ16が時計方向に
回転すると、アイドラ24が反時計方向に回転してカム
ギヤ34を時計方向に回転しようとするが、カムギヤ3
4を回転させる力よりもギヤレバー26を回転させる力
の方が小さいため、カムギヤ34は停止したままであ
る。そのため、アイドラ24の小径ギヤ26Bがカムギ
ヤ34のギヤ34Aに駆動されて、アイドラ24が時計
方向に回転し、上述と反対にギヤ32を経てピニオン3
0に位置し、ギヤレバー26が図示しないストッパに当
接してその回転が停止されるとアイドラ24の小径ギヤ
24Bにより、ピニオン30を時計方向に回転させる。
【0029】図3はカムギヤ34の構成を示す図であ
り、図3(A)はその平面図、図3(B)は底面図であ
る。カムギヤ34は円盤状に形成されており、その外周
面にはギヤ34Aが形成されている。図20に示すよう
に、アイドラ24が左端に位置するとき、このギヤ34
Aがアイドラ24の小径ギヤ26Bと噛み合って回転可
能になされている。
【0030】図3(A)に示すように、カムギヤ34の
上面には、カムギヤ34の略外周に沿ったカム部40A
と、カム部40Aの両端から若干膨らみながらカムギヤ
34の中心である筒部34Dに向かって形成されたカム
部40B、カム部40Cからなる略ハート状のカム40
が形成されており、このカム40に図20に示すジョイ
ントレバー36のピン36Bが係合(挿入)してジョイ
ントレバー36の動きが制限される。
【0031】図3(B)に示すように、カムギヤ34の
下面には、筒部34D付近からカムギヤ34の外周に向
けて略楕円弧形状をなすカム部42Aと、カムギヤ34
の筒部34Dとほぼ同心円の円弧を描くカム部42B及
びこれらカム部42A,42Bを結ぶカム部42Cから
なるカム42が形成されており、このカム42に図4に
示す操作レバー50のピン50Bが係合(挿入)して操
作レバー50の動きが制限される。
【0032】図20に示すように、カムギヤ34はキャ
ビネット10に形成された支軸44に挿入されて回転可
能に取り付けられる。
【0033】ここで、カムギヤ34によって制御される
レバー等について説明する。図2に示すように、カムギ
ヤ34の上側には平面形状が略三角のジョイントレバー
36がその一つの頂角が前側に向かうように配され、前
後方向にスライド可能に配置されている。ジョイントレ
バー36の略中央には長孔36Aが前後方向に沿って形
成されており、この長孔36Aの前側にはピン36Bが
下方に向かって突設され、このピン36Bがカムギヤ3
4のカム40に挿入される。
【0034】ジョイントレバー36の前側には前後方向
に沿った長孔36Cが形成されており、この長孔36C
にキャビネット10に形成された支軸45が挿入されて
いる。そして、長孔36Cに支軸45が挿入された状態
で、支軸45の頂部にビス等の締結手段を締結したり、
支軸45の頂部をバネ性のあるフック形状としていわゆ
るパッチン止めとするなどして、ジョイントレバー36
の前後方向のスライドを阻害することがないようにして
上方向への抜け止めが施されている。
【0035】また、ジョイントレバー36の後端両側に
はフック36D,36Eがそれぞれ形成されており、こ
のフック36D,36Eにコ字状の切欠が形成され、板
カム46,48の前側のフック46A,48Aが引っ掛
けられてこれらが連結される。
【0036】図4に示すように、カムギヤ34の下側に
は操作レバー50が配置され、この操作レバー50は前
後方向にスライド可能になされている。操作レバー50
の上面には上方に突出するピン50Bが形成され、この
ピン50Bがカムギヤ34のカム42に挿入される。
【0037】図20に示すように、操作レバー50の左
後端には操作部50Aが突設されている。この操作部5
0Aは、図4に示すように、その側面形状が略U字状を
なしている(従って、上部が開口されている)。
【0038】(ピックアップ装置52及びその駆動機構
についての説明)図20に示すように、ピックアップ装
置52は、ピックアップ54,ピックアップ54をスラ
イドさせるモータ98(図10参照),対物レンズ5
6,ターンテーブル58及びターンテーブル58を回転
させるスピンドルモータ100(図10参照)を備えて
いる。
【0039】ピックアップ装置52の左前側には係合部
52Cが形成され、ここに操作レバー50の操作部50
Aが挿入され、ピックアップ装置52が操作レバー50
に連結される(図4参照)。図20に示すように、ピッ
クアップ装置52の側面下部には、左右にそれぞれ2つ
ずつ外側に向けて突設されたピン52A,52Bが形成
される。また、図4に示すように、ピックアップ装置5
2には、その右側面の一部が上に向けて突出しており、
この上端にピン52Dが外側に向けて形成されている。
【0040】図20に示すように、ピックアップ装置5
2が配置されるキャビネット10の左右内側には、板カ
ム46,48が取り付けられる。板カム46,48は側
面形状が略長方形をしており、この板カム46,48の
上部には、一対のフック46A,48Aが互いに外側を
向くように突設されている。フック46A,48Aは、
キャビネット10の取付面10A,10Bに引っ掛けら
れて前後方向にスライド可能に取り付けられる。
【0041】なお、図5には右側の板カム48が示され
ており、左側の板カム46はこれと左右対称形状である
ので、説明を省略する。板カム48には、その前側及び
後側に同一形状の一対のカム47が形成されている。カ
ム47は、下部47Aと,上下方向の中間よりも若干上
側に設けられた中間部47Bと上部47C,及びそれぞ
れを結ぶ傾斜部47D,47Eからなる。図4に示すよ
うに、カム47にはピックアップ装置52のピン52B
がそれぞれ挿入される。
【0042】(クランパ保持体60についての説明)図
4及び図6〜図8に基づき、クランパ保持体60の構成
について説明する。なお、図4はクランパ保持体60と
ピックアップ装置52との連結状態の要部を示す断面
図,図6はクランパ保持体60の構成を示す平面図であ
る。
【0043】図6に示すようなトップパネル10Cは、
キャビネット10の後端に立設された図示しない支持部
にネジ等の締結部材(図示省略)で締結されている。ト
ップパネル10Cにはクランパ62を配置するための通
し孔10Dが開口されていると共に、この通し孔10D
の両側にガイド面76,78,及び80が形成されてい
る。このガイド面76,78,及び80にクランパ保持
体60の支軸66,左端68A,右端68Bを有する支
軸68が支持,ガイドされる。即ち、ガイド部76,7
8に沿ってクランパ保持体60が前後方向にスライドす
る。
【0044】図4に示すように、クランパ保持体60は
ピックアップ装置52のターンテーブル58よりも若干
前側に配置されており、このクランパ保持体60の停止
位置(図1及び図4に示す位置)には金属製のストッパ
プレート72がクランパ62のマグネット64に対向す
るように配置されている。ストッパプレート72(図6
及び図8参照)は、装置Sの停止状態においては、クラ
ンパ62に配置されたマグネット64を吸着してクラン
パ62を所定位置に確実に停止させる。
【0045】クランパ保持体60には平面形状が環状の
クランパ62が軸70で回動可能に支持されている。ク
ランパ62にはマグネット64が取り付けられており、
再生位置ではこのマグネット64がターンテーブル58
を吸着することによってディスクCDをクランパ62と
ターンテーブル58とで挟持(チャッキング)する。
【0046】図1の想像線に示すように、クランパ保持
体60は、その支軸66,68,及び70がトレイ12
のスライド方向(図1では矢印F又は矢印Bの方向)に
対して斜めになるように配置されている。即ち、CDト
レイ14の軸心OP1と停止位置に位置する載置面88
A,88B(又は選択ディスクCD)の軸心OP2とを
結ぶ直線L1と支軸66〜70の軸線L2〜L4とが平
行となっている。
【0047】図15に示すように、ターンテーブル58
とクランパ62とのチャッキング時では、CDトレイ1
4の載置面88A,88Bの傾きとクランパ62の傾き
とが平行となっている。即ち、載置面88A,88Bの
延長線L5,L5’とクランパ62の支軸66と支軸6
8とを結ぶ直線L6とが平行となっている。また、チャ
ッキング時において、クランパ62は、ディスクCDを
ターンテーブル58とでチャッキングすることより、タ
ーンテーブル58と同様の傾きを示し、直線L7が延長
線L5(L5’)及び直線L6に対し平行になってい
る。
【0048】図6に示すように支軸66は、連結手段と
してのスライダ74に取付けられており、クランパ保持
体60を回転可能に支持する。即ち、クランパ保持体6
0は、支軸68に対して回転自在となっている。
【0049】スライダ74には、その右後側にL字状の
連結部74A(図4の想像線参照)が下方に向かって延
設されている。図6に示すように、連結部74Aに対応
するトップパネル10Cの部位には前後方向に沿った長
孔10Gが形成されており、長孔10Gに沿って連結部
74Aがスライドする。
【0050】連結部74Aには、その側面に図4の想像
線に示す長孔74Bが形成されており、長孔74Bは上
下方向に沿って形成された一対の直線部74C,74D
と,直線部74C,74Dとの間に形成された斜部74
Eとが連続して形成されている。直線部74Cは上部前
側に位置し、直線部74Dは下部後側に位置しており、
そのため斜部74Eは前側上部から後側下部に向かって
傾斜している。そして、長孔74Bにピックアップ装置
52のピン52Dが挿入され、ピックアップ装置52が
クランパ保持体60に連結される。
【0051】図6に示すように、トップパネル10Cに
は突部10Hが形成されており、この突部10Hに対応
するスライダ74の部位には切欠74Fが形成されてい
る。そして、図18に示すように、ローディング完了後
(スライダ74がトップパネル10Cの最後端に位置)
においては、突部10Hが切欠74Fに嵌合し、クラン
パ62がガタついてクランパ保持体60に接触するなど
して音飛びを発生するようなことを防止するために、ク
ランパ保持体60の左右方向のガタつきを防止する。
【0052】図7(A)は図6のX−X’で切断したと
きの部分断面図であり、図7(B)は図6のY−Y’で
切断したときの部分断面図である。図7においては、ク
ランパ保持体60及び支軸66,68A,68Bを想像
線で示している。
【0053】図6及び図7(A)に示すように、支軸6
8A又は68Bは、トップパネル10Cに形成されたガ
イド面76,78と係合し、ガイド面76又は78に沿
って移動しクランパ保持体60の回転(傾き)を制限す
る。即ち、ガイド面76は、図15に示すように、クラ
ンパ保持体60が支軸66と支軸68との直線L6とC
Dトレイ12の載置面の延長線L5(L5’)とが平行
になるようにするものである。
【0054】図6に示すように、ガイド面76及び78
は左右対称となっており、その前端の上水平部76A,
78Aから下向きに傾斜した傾斜部76B,78Bを経
て下水平部76C,78Cが連続している。上水平部7
6A,78Aと下水平部76C,78Cとの段差によっ
てクランパ保持体60の支軸76C,78Cの上下方向
の移動が制限されてクランパ保持体60が支軸66を中
心に回転する。
【0055】ガイド面80は水平な天井板をなしてお
り、支軸66の上方向の移動が制限される。
【0056】図6に示すように、クランパ保持体60の
前側には平面形状が二股状の受け部60Aが形成されて
おり、この軸受け60Aにクランパ62を回転可能とす
る支軸70が軸支されている。
【0057】クランパ62には、一対の係合片62A,
62Bが支軸70と直交する方向に向かって突設されて
いる。係合片62Aと対向するトップパネル10Cはク
ランパ保持体60が最前端に位置する場合にクランパ6
2の時計方向への回転(図4参照)を制限するストッパ
を成しており、係合片62Bと対向するクランパ保持体
60の部位にはクランパ62の反時計方向への所定以上
の回転を制限するストッパ60B(図6参照)及び時計
方向への所定以上の回転を制限するストッパ60Cが形
成されている。
【0058】なお、ピックアップ装置52が上後側に位
置する再生位置(図17参照)においてピックアップ装
置52と当接する位置に再生スイッチ94(図10参
照)が、ピックアップ装置52が下前側に位置する停止
位置(図4参照)においてピックアップ装置52と当接
する位置にダウンスイッチ96(図10参照)が図示し
ない回路基盤等に配置される。このようなスイッチは、
一つのスイッチを兼用するようにしても良い。
【0059】(トレイ12及びCDトレイ14について
の説明)図1に示すように、トレイ12は、キャビネッ
ト10に載置されて前後方向にスライド可能にされ、図
示しないストッパによってキャビネット10から外れな
いようにスライド量が規制されている。
【0060】トレイ12にはCDトレイ14を載置させ
る略環状で凹状の載置面12Bが形成されており、この
載置面12Bの左後側にはCDトレイ14を回転させる
ためのモータ99(図10参照)や図示しない駆動ギヤ
等が配置されている。このモータ99が回転することに
よりトレイ14が正逆方向に駆動される。
【0061】図1の破線に示すように、トレイ12の下
面には、その右下側に前後方向に沿ってラック12Aが
形成されており、このラック12Aが図20に示すピニ
オン30と噛み合い、ピニオン30が駆動されることに
よりトレイ12が前後方向に移動する。
【0062】また、図1の破線に示すように、トレイ1
2の下面には、ラック12Aとほぼ並行にカム部12Z
が形成され、このカム部12Zに図20示すカムレバー
28の操作子28Aが係合可能となっている。
【0063】カム部12Zには、前後方向に沿った直線
部12Wとその前側に直線部12Wに連続した逃げ部1
2Yが形成されている。動作の説明で詳述するが、トレ
イ12のクローズ状態ではこの逃げ部12Yにカムレバ
ー28の操作子28Aが位置するように設定されてお
り、このときにはカムレバー28は自由に回転すること
ができ、直線部12Wに操作子28Aが位置するときに
は、カムレバー28は反時計方向に回転された位置のま
ま、その回転が阻止されている。
【0064】トレイ12には、その載置面12Bの中心
に支軸82が突設されている。キャビネット10には、
トレイ12のオープン状態において押圧されるオープン
スイッチ84(図10参照)及び、トレイ12のクロー
ズ状態において押圧されるクローズスイッチ86(図1
0参照)が配置される。
【0065】そして、図1のようにトレイ12がクロー
ズ位置に来ると、クローズスイッチ86が押圧されてオ
ンになり、トレイ12のクローズ状態が検出される。こ
のようなスイッチは、トレイ12のオープン状態あるい
はクローズ状態において当接する位置の何れかに配置し
てもよく、オープン及びクローズ状態でオン又はオフに
なるような、一つのスイッチを兼用するようにしても良
い。
【0066】次に、CDトレイ14について説明する。
図1に示すように、CDトレイ14は略円盤状をなして
おり、その中心には筒部14Dが形成され、この筒部1
4Dがトレイ12の支軸82に挿入されて回転可能にな
されている。
【0067】CDトレイ14の上面にはディスクCDを
載置するディスク載置部88が本実施形態では等間隔で
5個凹設されている。これらのディスク載置部88に
は、同一中心をもって12cmのディスクCDを載置す
る載置面88Aと、この載置面88Aよりも深く形成さ
れた8cmのディスクCDを載置する載置面88Bが一
体的に凹設されている(図9参照)。なお、図15に示
すように、載置面88Aの延長線L5と載置面88Bの
延長線L5’とは平行となっている。
【0068】図9に示すように、載置面88A,88B
には、ディスクCDの側面が当接する壁部88C,88
Dがそれぞれ載置面88A,88Bに連続して一体的に
形成されている。図1に示すように、壁部88C,88
Dは円弧状をなし、内周側に位置する円弧先端には、隣
接する壁部88C,88Dの壁部88C,88Dが連続
して形成されている。
【0069】なお、載置部88には、図示しないがディ
スクの番号を示す載置番号が付されている。
【0070】以下、ピックアップ装置16と対向する位
置にある載置部88を例にして説明する。
【0071】ディスク載置部88は後側から前側に向け
て下り勾配に傾斜され(図9参照)、さらに左側から右
側に掛けて下り勾配に傾斜されている。また、ディスク
載置部88には、ピックアップ54による再生ができる
ように、ピックアップ54に対向する位置に切欠88E
が形成されている。
【0072】なお、載置面88Aが傾斜して構成されて
いるので、ここにディスクCDを載置すると、図1に示
すように隣接するディスクCD同士は平面で見て重なる
ように見えるが、図9に示すように側面から見ると上下
方向に隙間をもって配置される。
【0073】図1に示すように、ディスク載置面88の
外周側には、センサ90(図10参照)に対応する部位
に通し孔14Cが形成されている。CDトレイ14が回
転してセンサ90上を通し孔14Cが横切る際に、セン
サ90に反射光があるか否かによって載置面88にディ
スクCDが載置されているか否かが判断される。
【0074】CDトレイ14には、ディスク載置部88
の外周に図示しない側壁が形成されており、これらの側
壁にはスリット(図示省略)が形成されている。スリッ
トの数は、センサ92(図10参照)によってカウント
される。本実施形態では、スリットの数はディスク載置
部88に付された載置番号に対応しており、載置番号
「1」ではスリット数「6」、載置番号「2」〜「5」
ではスリット数が「2」〜「5」となっている。
【0075】図10に示すセンサ92は発光素子92A
と受光素子92Bを有し、発光素子92Aが受光素子9
2Bに対向し、CDトレイ14が回転するときに側壁が
これらセンサ92の間を横切るように配置されている。
【0076】図1に示すように、CDトレイ14はトレ
イ12がクローズされた状態では、ディスク載置部88
のいずれか一つが前面側にあり、ピックアップ装置52
と載置面88の一つがほぼ平行になるように回転され
る。 (ディスク装置Sの制御系の説明)図10に本実施形態
のディスク装置Sの制御系の一例を示す。
【0077】マイコン100には、CDトレイ14のデ
ィスク載置部88(図1参照)にディスクCDが載置さ
れているか否かを検出するセンサ90、CDトレイの回
転位置を検出するセンサ92、サーボ制御回路102、
信号処理系104、RFアンプ106、キー操作部10
8、トレイ12のオープン状態を検出するオープンスイ
ッチ84、トレイ12のクローズ状態を検出するクロー
ズスイッチ86、及びピックアップ装置52(図2参
照)が再生位置にあることを検出する再生スイッチ9
4、ピックアップ装置52が最も下の位置にあることを
検出するダウンスイッチ96がそれぞれ接続されてい
る。
【0078】サーボ制御回路102には、トレイ12を
移動させるモータ16、ターンテーブル58(図2参
照)を駆動するためのスピンドルモータ110、CDト
レイ14を回転させるモータ99、ピックアップ54を
送る送りモータ98、RFアンプ106がそれぞれ接続
される。
【0079】図2に示すターンテーブル58がスピンド
ルモータ110によって駆動され、ディスクCDが回転
される。ピックアップ54の図示しない半導体レーザか
らのレーザ光が選択ディスクCDへ発光されてこの反射
光がピックアップ54に供給される。ピックアップ54
からの出力はRFアンプ106に供給される。なお、図
示しないがレーザ光の光出力が常に一定になるように、
フォトダイオードの駆動電流を制御するためのAPC回
路が半導体レーザに接続されている。
【0080】ピックアップ54からの出力は、RFアン
プ106を経て信号処理系104及びD/Aコンバータ
112を介してデジタルオーディオ信号がアナログオー
ディオ信号に変換されてアンプ114に供給される。ア
ンプ114ではD/Aコンバータ112より供給される
アナログオーディオ信号を増幅してスピーカ116に供
給し、これがスピーカ116から音声として出力され
る。
【0081】また、RFアンプ106からのフォーカス
エラー信号及びトラッキングエラー信号がサーボ制御回
路102に供給され、サーボ制御回路102によりピッ
クアップ54のトラッキングサーボ及びフォーカスサー
ボを行う。さらにサーボ制御回路102は、スピンドル
モータ110の回転を制御すると共に、送りモータ98
を制御して対物レンズ56(図20参照)を所定位置に
移動させる。このサーボ制御回路102の動作は、シス
テムコントローラを構成するマイコン100によって制
御される。
【0082】なお、キー操作部108には、オープン・
クローズキーが含まれており、トレイ12がオープン状
態でこのキーが操作されたときにはトレイ12をクロー
ズさせ、クローズ状態で操作されたときにはオープンさ
せるようにしている。このように本実施形態では、オー
プンキーとクローズキーを併用した一つのキーを用いる
が、別々に設けるようにしてもよい。また、キー操作部
108には、ディスクチェンジ(クローズ状態でCDト
レイ14を回転させて選択CDを変更すること)を指示
するためのディスクチェンジキーも含まれている。クロ
ーズ(オープン)状態からオープン・クローズキーが操
作されてトレイ12がオープン(クローズ)するときに
は、マイコン100により、ピックアップ装置52によ
るチャッキング状態を解除して、CDトレイ14がクロ
ーズ状態の位置からオープン状態の位置に(オープン状
態の位置からクローズ状態の位置に)回転させながらト
レイ12がオープンするように制御される。
【0083】なお、トレイ12がオープンしているとき
には、オープン・クローズキー以外にも、次に再生した
いディスクCDの載置番号を直接指定するためのダイレ
クトキーや、ディスクCDの載置番号を順次若い番号の
ものから大きいものに送って再生したいディスクCDを
選択するためのスキップキー等の操作によっても、トレ
イ12をクローズさせることができる。
【0084】本実施形態のディスク装置Sにおいては、
停止状態でトレイ12がオープンしているとき、手など
によってトレイ12がクローズ方向(図1では矢印B方
向)に押されたときには、所定距離トレイ12がクロー
ズ方向に移動されると、オープンスイッチ84がオンか
らオフに変化する。この変化を検出して、モータ99の
回転を開始させてCDトレイ14の回転を開始すると共
にモータ16を回転させて電気的なクローズ動作が行わ
れる。
【0085】以下、本実施形態におけるディスク装置S
のピックアップ装置52、トレイ12等の駆動系を含む
全体の主な動作について説明する。
【0086】(停止状態でのクローズ状態の説明)図1
に示す停止状態でのクローズ状態では、図3に示すカム
ギヤ34はカム部40Aがピックアップ装置52側に回
転した状態にあり、ジョイントレバー36のピン36B
がカム部40Bと40Cとの略中間に位置しており、ジ
ョイントレバー36は最も後退している。操作レバー5
0のピン50Bはカムギヤ34のカム部42Bに位置
し、操作レバー50が最も前進したところにある。
【0087】図1に示すように、トレイ12のカム部1
2Zの逃げ部12Yにカムレバー28の操作子28Aが
位置されており、カムレバー28は自由に回転すること
ができる。従って、ギヤレバー26もモータ16の回転
方向に応じて回動可能になされている。本実施形態の場
合には、ギヤレバー26が時計方向に回転し、カムレバ
ー28が反時計方向に回転しており、アイドラ24がピ
ニオン30に噛み合って、トレイ12を移動可能にして
いる。
【0088】停止状態でのクローズ状態ではジョイント
レバー36が後退位置にあるので、板カム46,48も
後退した位置にあり、図4に示すように、ピックアップ
装置52のピン52Bは板カム48のカム47の下部4
7Aにあり、ピックアップ装置52は下側に下がった停
止位置にある。
【0089】また、ピックアップ装置52が下側にある
ので、そのピン52Dはクランパ保持体60の長孔74
Bの直線部74Cにある。さらに、図6及び図7に示す
ように、クランパ保持体60の支軸66,68A,68
Bはガイド面76〜80の最前端に位置する。即ち、支
軸68A,68Bはトップパネル10Cのガイド面7
6,78の上水平部76A,78Aに位置しており、図
4及び図8に示すようにクランパ62はトップパネル1
0Cと略面一の状態で保持されている(クランパ62は
キャビネット10に対して平行となっている)。そのた
め、初めからクランパ62を斜めに配する場合に比べデ
ィスク装置Sの高さを低くすることができる。
【0090】(停止状態から再生状態に移行する場合の
説明)図4及び図6〜図8に示す停止位置から図17〜
図19に示す再生位置に移行する場合について説明す
る。
【0091】停止状態から図2に示すモータ16を反時
計方向に回転させると、操作子28Aが逃げ部12Yに
位置しているためカムレバー28およびギヤレバー26
は自由に回転可能な状態となり、アイドラ24の回転に
よりギヤレバー26は反時計方向に回動される。
【0092】そして、アイドラ24がキャビネット10
に形成されたギヤ32を経てカムギヤ34に噛み合う。
このとき、カムレバー28の操作子34Dは、逃げ部1
2Yの左側に位置される。
【0093】モータ16がさらに反時計方向に回転する
と、アイドラ24によりカムギヤ34が時計方向に回転
される。すると、ジョイントレバー36のピン36Bが
カムギヤ34のカム部40Cと40Aとの間に移動され
ることにより、ジョイントレバー36が前進する。
【0094】ジョイントレバー36に連結された板カム
46,48はジョイントレバー36と共に前進し、その
ためピックアップ装置52のピン52Bがカム47の傾
斜部47D(図11参照)に差し掛かり、ピックアップ
装置52が少しずつ上昇を開始する。ピックアップ装置
52が上昇を開始するとダウンスイッチ96(図10参
照)はオフになる。
【0095】また、図12〜14に示すように、クラン
パ保持体60の支軸68A,68Bはガイド面76,7
8に沿って後退される。そのため、、支軸68A,68
Bは傾斜部76B,78Bに沿って下降し始め、クラン
パ保持体60が支軸66を中心に反時計方向(図13で
はCCW)へ回転し、クランパ62が選択ディスクCD
(ターンテーブル58)の同一の傾斜状態になる。
【0096】モータ16がさらに反時計方向に回転して
カムギヤ34を時計方向に回転させると、ピン36Bが
カム部40A側に位置し、ジョイントレバー36は最も
前進した状態になる。なお、ピン36Bがカム部40A
に位置する間は、ジョイントレバー36は移動しない。
【0097】ジョイントレバー36に連結された板カム
46,48も前進し、図15に示すように、カム47の
傾斜部47Dから中間部47Bに差し掛かり、ピックア
ップ装置52も急激に上昇する。ピックアップ装置52
のターンテーブル58はディスク載置部88の載置面8
8Aよりも若干上に位置するまで上昇され、図15及び
図16に示すように、支軸70を中心に回転するクラン
パ62とターンテーブル58とで選択ディスクCDをチ
ャッキングする。
【0098】この状態では図15に示すように選択ディ
スクCDがディスク載置部88から離間しターンテーブ
ル58に保持されている。このときの選択ディスクの高
さは、他のディスクCDと干渉しない程度に設定されて
いる。
【0099】図示しないが、ピックアップ装置52がさ
らに後退すると、ピン52Aがカム47の傾斜部47E
に沿って移動するが、この傾斜部47Eは上に向かって
緩やかに傾斜しているので、ピックアップ装置52はこ
の傾斜部47E及び操作レバー50の操作部50Aにガ
イドされて、少しずつ上昇しながら後退を開始する。そ
の後、ピン52Bが傾斜部47Eに移動されるに従って
ピン52Bは傾斜部74Eに沿って再び上昇する。
【0100】さらに、カムギヤ34がさらに反時計方向
に回転されると、操作レバー50のピン50Bがカム部
42Aの略中間に移動され、操作レバー50は最も後退
した位置にスライドされる。即ち、図20及び図4に示
すように、操作部50Aと係合部52Cとにより操作レ
バー50とピックアップ装置52とが連結されているた
め、操作レバー50の後退によりピックアップ装置52
も後退する。
【0101】そのため、図17に示すように、ピックア
ップ装置52のピン52Bは傾斜部47Eから上部47
C及び操作部52Cにガイドされて上昇しつつ後退し、
選択ディスクCDを図15に示す傾斜状態に保持したま
まで、再生状態となる。この再生状態では、支軸66,
68A,68Bがガイド面76〜80の最後端に位置
し、図18に示すように、スライダ74の切欠74Fが
トップパネル10Cの突部10Hと嵌合しクランパ保持
体60の左右方向のガタつきが防止される。
【0102】なお、板カム46,48の前後方向の一対
のカム47は対称となっており、かつ、トップパネル1
0Cのガイド面76,78の下水平部76C,78Cに
位置した支軸68A,68B及びガイド面80に位置し
た支軸66は同一の高さとなっているため、図17に示
すように、ピックアップ装置52は略水平状態(再生状
態)で維持される。この再生状態では、再生スイッチ9
4がオンになるように操作される。
【0103】本実施形態では、ピックアップ装置52が
移動すると、ピックアップ装置52のピン52Dがスラ
イダ74の連結部74Aの長孔74Bに挿入されスライ
ダ74を介してクランパ保持体60とピックアップ装置
52とが連結されているので、ピックアップ装置52上
のターンテーブル58の移動に伴ってクランパ62が移
動する。
【0104】即ち、ピックアップ装置52及びクランパ
保持体60は、ターンテーブル58とクランパ62とが
同期して選択ディスクCDを配する載置面88A(又は
88B)の載置面位置(図4に示す位置)と,選択ディ
スクCDをターンテーブル58とクランパ62とで挟持
するチャッキング位置(図15に示す位置)との間を移
動する。また、操作レバー50の後退により、ピックア
ップ装置52及びクランパ保持体60は、チャッキング
位置からローディング終了位置(図17に示す位置)と
の間を移動する。
【0105】従って、本実施形態によれば、ピックアッ
プ装置52に連動して選択ディスクCDに対するターン
テーブル58及びクランパ62とのチャッキング又はそ
の解離動作が行われるので、載置面88A(又は88
B)に傾斜して配されたチャッキングとローディングと
が連続して行われる選択ディスクCDのチャッキングミ
スが防止される。
【0106】なお、再生状態から停止状態に移行すると
きには、モータ52をさらに反時計方向に回転させ、カ
ムギヤ34を一周させれば元の停止状態に戻る。
【0107】(停止状態からトレイ12をオープンまた
はクローズさせる動作の説明)停止状態では、オープン
スイッチ84がオフ、クローズスイッチ86がオンに、
再生スイッチ94がオフ、ダウンスイッチ96がオンに
なっている。
【0108】停止状態からモータ16を時計方向に回転
すると、その回転がアイドラ24を介してピニオン40
に伝達され、ピニオン40は時計方向に回転される。
【0109】なお、アイドラ24によってピニオン40
が時計方向に回転されているとき、カムレバー28はそ
の回転力により常に反時計方向に付勢され、操作子28
Aが逃げ部12Yに入り込むことがない。
【0110】ピニオン40はラック12Aと常時噛み合
っており、このラック12Aが駆動されてトレイ12が
前進し、クローズスイッチ86がオフになる。さらに、
モータ16を時計方向に回転させることによりトレイ1
2が前進し、オープン状態になされる。この前進を終え
るとオープンスイッチ84がオンになり、このオン信号
によりモータ16の回転を停止させる。
【0111】この状態から図10に示すキー操作部10
8の操作によってトレイ12をクローズさせるときに
は、モータ16を反時計方向に回転させる。また、手で
トレイ12をクローズ方向に押し込んだ場合、その押圧
によりトレイ12が後退し、オープンスイッチ84がオ
フになる。このオフになったことをマイコン100が検
出しモータ16を反時計方向に回転させる。
【0112】モータ16の回転によりギヤレバー26は
反時計方向に回転する力を受けるが、カムレバー28の
操作子28Aがカム部12Wの直線部12Zに当接する
ことによりその回転が阻止されて、ギヤレバー26が時
計方向に回転した位置に保持され、アイドラ24、ピニ
オン30、ラック12Aの噛み合いは外れない。そのた
め、トレイ12は後方向に駆動されて後退する。そし
て、クローズスイッチ86がオンになることにより、ク
ローズ状態が検出されモータ16を停止させる。
【0113】モータ16が回転を開始するとほぼ同時
に、図10に示すモータ99が回転を開始し、CDトレ
イ14が回転されて選択ディスクCDをピックアップ装
置52に対向する位置にまで回転させた後、モータ99
を停止させる。
【0114】本実施形態によれば、支軸66,68,7
0の軸線L2,L3,L4をCDトレイ14の軸心OP
1と停止位置に位置する載置面88A,88Bの軸心O
P2とを結ぶ直線L1に対し平行にすると共に、クラン
パ62が回転して載置面88A,88Bに載置された選
択ディスクCDと平行になるようにしたので、初めから
クランパ62を斜めとした場合に比べディスク装置Sの
高さを低くすることができ、ディスク装置が小型とな
る。なお、停止位置に位置するクランパ62がトップパ
ネル10Cと面一となっているので、ディスクチェンジ
時においても、クランパ62がCDトレイ14に載置さ
れたディスクCDと衝突することがない。
【0115】また、本実施形態では、ピックアップ装置
52が移動すると、ピックアップ装置52のピン52D
がクランパ保持体60の連結部48Bの長孔48Cに挿
入されピックアップ装置52とクランパ保持体60とが
連結されているので、ピックアップ装置52上のターン
テーブル58の移動に伴ってクランパ62が移動する。
【0116】即ち、本実施形態おいては、ピックアップ
装置52及びクランパ保持体60は、ターンテーブル5
8とクランパ62とが同期して選択ディスクCDを配す
る載置面88A(又は88B)の載置面位置と,選択デ
ィスクCDをターンテーブル58とクランパ62とで挟
持するチャッキング位置との間を移動する。
【0117】従って、本実施形態によれば、ピックアッ
プ装置52に連動して選択ディスクCDに対するターン
テーブル58及びクランパ62とのチャッキング又はそ
の解離動作が行われるので、チャッキングとローディン
グとが連続して行われる選択ディスクCDのチャッキン
グミスが防止される。
【0118】なお、本発明のディスク装置Sのピックア
ップ装置52は、光学式のもの以外でも、例えば静電式
のものであっても同様に適用することができる。また、
ディスク載置部88に形成される載置面は、5枚以外で
もよい。
【0119】さらに、本実施形態では図17に示す再生
状態において、選択ディスクCDが隣接するディスクC
Dとその一部が重複するようになっているが、選択ディ
スクCDを隣接するディスクCDと重複しないようにし
てCDトレイ14を引出すように構成してもよい。この
場合、さらに選択ディスクCDがCDトレイ14と衝突
しないようにすれば、選択ディスクCDを再生状態にし
たままでCDトレイ14を引出し他のディスクを交換又
は新たに載せることができる。
【0120】
【発明の効果】請求項1,2記載の発明によれば、支軸
をトレイの軸心と停止位置に位置する載置面の軸心とを
結ぶ直線に対し平行にすると共に、クランパが回転して
載置面に載置された選択ディスクと平行になるようにし
たので、初めからクランパを斜めとした場合に比べディ
スク装置の高さを低くすることができ、ディスク装置が
小型となる。
【0121】また、請求項3記載の発明によれば、連結
手段によってクランパとターンテーブルとが同期して選
択ディスクを載置面位置とチャッキング位置との間で移
動し、チャッキング又はその解離動作が行われるので、
傾斜して配置されたディスク或いはローディングが行わ
れるディスクのチャッキングミスを防止する。
【0122】請求項4、5記載の発明によれば、ばね等
を用いることなく停止時にクランパをターンテーブルか
ら十分に離間した位置に保持できる。また、ディスクを
チャッキング状態から停止状態に移動させる際に、クラ
ンパが前進、上昇してストッパプレートに近づくと、マ
グネットの吸着力によりクランパがさらに上昇する方向
に力を受けるので、確実にアンローディングすることが
できる。
【0123】請求項6、7記載の発明によれば、再生時
にクランパのがたつきを防止することができるので、音
飛びなどが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスク装置を示す平面図であ
る。
【図2】図1の一部を破断し、ピックアップ装置及びト
レイの駆動機構を示す平面図である。
【図3】図2のカムギヤを示す図であり、(A)はその
平面図,(B)は底面図である。
【図4】図2に示すピックアップ装置とクランパとの状
態(トレイ収納状態)の要部を示す断面図である。
【図5】図2に示す板カムを示す図であり、(A)はそ
の正面図,(B)は左側面図である。
【図6】図4のクランパ保持体の状態を示す平面図であ
る。
【図7】図6の断面図であり、(A)はX−X’線の断
面図,(B)はY−Y’線の断面図である。
【図8】図6の8−8線の断面図である。
【図9】図2に示すCDトレイにディスクが載置された
状態を示す概略断面図である。
【図10】図1に示すディスク装置のブロック図であ
る。
【図11】図4の板カムが前進したピックアップ装置と
クランパとの状態(ピックアップ装置上昇途中状態)を
示す断面図である。
【図12】図11のクランパ保持体の状態を示す平面図
である。
【図13】図12の断面図であり、(A)はX−X’線
の断面図,(B)はY−Y’線の断面図である。
【図14】図12の14−14線の断面図である。
【図15】図11の板カムがさらに前進したピックアッ
プ装置とクランパとの状態(チャッキング状態)を示す
断面図である。
【図16】図15の状態での図14に対応する断面図で
ある。
【図17】図15の板カムがさらに前進したピックアッ
プ装置とクランパとの状態(ローディング完了状態)を
示す断面図である。
【図18】図17のクランパ保持体の状態を示す平面図
である。
【図19】図18の断面図であり、(A)はX−X’線
の断面図,(B)はY−Y’線の断面図である。
【図20】図2の右側を拡大した平面図である。
【符号の説明】
14 CDトレイ(トレイ) 52 ピックアップ装置 52D ピン(連結手段) 58 ターンテーブル 60 クランパ保持体 62 クランパ 74 スライダ(クランパ保持体) 74B 長孔(連結手段) 66 支軸 66A,68B 支軸 70 支軸 88A,88B 載置面 OP1 CDトレイの軸心 OP2 載置面の軸心 OP3 クランパの回転軸 OP4 ターンテーブルの回転軸 L1 OP1とOP2とを結ぶ直線 L2 支軸66の軸線 L3 支軸68A,68Bの軸線 L4 支軸70の軸線 CD ディスク S ディスク装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のディスクの中から任意のものを選
    択再生等するディスク装置であって、 前記複数のディスクの水平位置から傾斜させた姿勢で隣
    接するディスク同士の一部が重複するように形成された
    載置面を形成し、前記複数のディスクのうち選択された
    選択ディスクを停止位置まで回転させるトレイと、 前記選択ディスクを載置して回転するターンテーブル
    と、 前記選択ディスクを前記ターンテーブルとでチャッキン
    グするクランパと、 前記トレイの軸心と停止位置に位置する前記載置面の軸
    心とを結ぶ直線に対し平行になるように配するととも
    に、前記クランパを前記載置面に載置された前記選択デ
    ィスクと平行になるようにする支軸とを有し、 前記ターンテーブルによって前記選択ディスクを隣接す
    るディスクに干渉しない位置まで上昇させると共に、前
    記支軸を中心にして前記クランパを回転させて前記選択
    ディスクをチャッキングした後に、傾斜した姿勢を略保
    持させた状態で前記選択ディスクを再生等を行う位置ま
    で引出すことを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 複数のディスクの中から任意のものを選
    択再生等するために、隣接するディスク同士の一部が重
    複するように水平位置から傾斜した姿勢で回転するトレ
    イに配置されたディスクのうち、選択された選択ディス
    クを再生等の位置まで回転させた後、ターンテーブルに
    よって前記選択ディスクを隣接するディスクに干渉しな
    い位置まで上昇させると共に、前記選択ディスクを前記
    ターンテーブルとでチャッキングするクランパを前記ト
    レイの軸心と停止位置に配される前記選択ディスクの軸
    心とを結ぶ直線に対し平行になるように軸支する支軸を
    中心にして回転させて前記選択ディスクをチャッキング
    した後に、傾斜した姿勢を略保持させた状態で前記選択
    ディスクを再生等を行う位置まで引出すことを特徴とす
    るディスク装置のローディング方法。
  3. 【請求項3】 複数のディスクの中から任意のものを選
    択再生等するディスク装置であって、 前記複数のディスクの水平位置から傾斜させた姿勢で隣
    接するディスク同士の一部が重複するように形成された
    載置面を形成し、前記複数のディスクのうち選択された
    選択ディスクを停止位置まで回転させるトレイと、 前記載置面からチャッキング位置まで移動された前記選
    択ディスクを載置して回転させるターンテーブルと、 前記選択ディスクを前記ターンテーブルとでチャッキン
    グするクランパと、 前記トレイの軸心と停止位置に位置する前記載置面の軸
    心とを結ぶ直線に対し平行になるように配するととも
    に、前記クランパを前記載置面に載置された前記選択デ
    ィスクと平行になるようにする支軸と、 前記クランパと前記ターンテーブルとを連結させて前記
    クランパの回転軸と前記ターンテーブルの回転軸とが一
    致する状態で移動させる連結手段とを有し、 前記連結手段によって前記クランパと前記ターンテーブ
    ルとが同期して前記選択ディスクを載置面位置とチャッ
    キング位置との間で移動し、チャッキング又はその解離
    動作をさせることを特徴とするディスク装置。
  4. 【請求項4】 ディスクを再生等するディスク装置であ
    って、 前記ディスクを載置して回転するターンテーブルと、 前記ディスクを前記ターンテーブルとでチャッキングす
    るクランパと、 前記クランパを保持するクランパ保持体と、 前記クランパに一体的に取り付けられ前記クランパ保持
    体に保持されたマグネットとを有し、 前記クランパ保持体に磁性体を配置し、 前記ディスク装置の停止時に前記磁性体と前記マグネッ
    トが吸着することにより前記クランパと前記ターンテー
    ブルを離間させた状態で位置保持することを特徴とする
    ディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記クランパは少なくとも上下方向に回
    動可能に保持され、前記クランパは前記ディスク装置の
    停止時には上方向に位置し、前記ディスク装置の再生時
    には下方向に回動した状態になされることを特徴とする
    請求項4記載のディスク装置。
  6. 【請求項6】 ディスクを再生等するディスク装置であ
    って、 前記ディスクを載置して回転するターンテーブルと、 前記ディスクを前記ターンテーブルとでチャッキングす
    るクランパと、 前記クランパを保持するとともに少なくとも前後方向に
    スライドすることにより前記ディスク装置を停止状態と
    再生状態とに移行させるクランパ保持体とを有し、 前記クランパ保持体の一部にに凸部あるいは凹部を形成
    し、 前記クランパ保持体がスライドして前記ディスク装置が
    再生状態にあるときに前記クランパ保持体の凸部あるい
    は凹部に係合可能な凹部あるいは凸部を設けたことを特
    徴とするディスク装置。
  7. 【請求項7】 前記クランパ保持体の凸部あるいは凹部
    に係合可能な凹部あるいは凸部は、前記クランパ保持体
    が取り付けられたキャビネットに形成されることを特徴
    とする請求項6記載のディスク装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6639881B2 (en) 2000-08-30 2003-10-28 Victor Company Of Japan, Limited Disc reproduction device

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