JPS649837B2 - - Google Patents
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- JPS649837B2 JPS649837B2 JP59015932A JP1593284A JPS649837B2 JP S649837 B2 JPS649837 B2 JP S649837B2 JP 59015932 A JP59015932 A JP 59015932A JP 1593284 A JP1593284 A JP 1593284A JP S649837 B2 JPS649837 B2 JP S649837B2
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- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 17
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- 101150104728 GPR88 gene Proteins 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P7/00—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors
- H02P7/06—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current
- H02P7/18—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power
- H02P7/24—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices
- H02P7/28—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices using semiconductor devices
- H02P7/285—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices using semiconductor devices controlling armature supply only
- H02P7/288—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices using semiconductor devices controlling armature supply only using variable impedance
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Motor And Converter Starters (AREA)
- Control Of Direct Current Motors (AREA)
- Control Of Stepping Motors (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明はバイポーラ駆動をするステツプモータ
や直流モータ等のモータ駆動回路に関する。
や直流モータ等のモータ駆動回路に関する。
近年フロツピーデイスク装置やプリンタ装置等
に用いられているステツプモータは、装置全体の
小型化に伴ない小型で駆動力の大きいものが求め
られている。ステツプモータの駆動方式には、固
定子巻線に流れる励磁電流の方向が一定のユニポ
ーラ駆動方式と、励磁電流の方向が正および負の
2方向であるバイポーラ駆動方式があるが、近年
は、モータ巻線を有効に用い小型化が可能なバイ
ポーラ駆動方式が多く用いられている。
に用いられているステツプモータは、装置全体の
小型化に伴ない小型で駆動力の大きいものが求め
られている。ステツプモータの駆動方式には、固
定子巻線に流れる励磁電流の方向が一定のユニポ
ーラ駆動方式と、励磁電流の方向が正および負の
2方向であるバイポーラ駆動方式があるが、近年
は、モータ巻線を有効に用い小型化が可能なバイ
ポーラ駆動方式が多く用いられている。
第1図にバイポーラ駆動方式の従来のモータ駆
動回路を示す。第1図ではひとつのモータ巻線
Loに対する回路だけを示してある。モータ巻線
の数に応じて同様の回路がさらに必要となる。モ
ータ巻線Loの両端にそれぞれトランジスタQ1
とQ2およびトランジスタQ3とQ4が接続され
ている。これらトランジスタQ1とQ2およびQ
3とQ4は直列接続され、電源Vccと接地間に挿
入されている。トランジスタQ1とQ4のベース
には、それぞれドライバDR1とDR2を介して
入力信号φ1が入力され、トランジスタQ2とQ
4のベースには、それぞれドライバDR3とDR
4を介して、入力信号φ1を反転した入力信号
1が入力される。
動回路を示す。第1図ではひとつのモータ巻線
Loに対する回路だけを示してある。モータ巻線
の数に応じて同様の回路がさらに必要となる。モ
ータ巻線Loの両端にそれぞれトランジスタQ1
とQ2およびトランジスタQ3とQ4が接続され
ている。これらトランジスタQ1とQ2およびQ
3とQ4は直列接続され、電源Vccと接地間に挿
入されている。トランジスタQ1とQ4のベース
には、それぞれドライバDR1とDR2を介して
入力信号φ1が入力され、トランジスタQ2とQ
4のベースには、それぞれドライバDR3とDR
4を介して、入力信号φ1を反転した入力信号
1が入力される。
入力信号φ1がHレベルの場合、入力信号1
はLレベルであり、トランジスタQ1とQ4がオ
ンし、トランジスタQ2とQ3がオフする。した
がつてモータ巻線Loに右向きの電流iL1が流れる。
逆に入力信号φ1がLレベルの場合、入力信号
1はHレベルであり、トランジスタQ1とQ4が
オフし、トランジスタQ2とQ3がオンする。し
たがつてモータ巻線Loに逆向きの電流iL2が流れ
る。このように入力信号φ1,1によりモータ
巻線Loへ流れる電流の向きが反対になるバイポ
ーラ駆動が可能である。
はLレベルであり、トランジスタQ1とQ4がオ
ンし、トランジスタQ2とQ3がオフする。した
がつてモータ巻線Loに右向きの電流iL1が流れる。
逆に入力信号φ1がLレベルの場合、入力信号
1はHレベルであり、トランジスタQ1とQ4が
オフし、トランジスタQ2とQ3がオンする。し
たがつてモータ巻線Loに逆向きの電流iL2が流れ
る。このように入力信号φ1,1によりモータ
巻線Loへ流れる電流の向きが反対になるバイポ
ーラ駆動が可能である。
しかしながらトランジスタは、オンからオフに
変化する場合の蓄積時間tstrgが、オフからオンに
変化する場合よりもかなり大きい。このため、第
2図に示すように入力信号φ1がLレベルからH
レベルに変化するときに、トランジスタQ2とQ
4がオンからオフに変化するのが蓄積時間tstrgだ
け遅れ、トランジスタQ1とQ2およびQ3とQ
4が同時にオンとなる時間が存在し、電源Vccか
ら接地への貫通電流isが流れるという問題があつ
た。この貫通電流isは外部素子により制限されな
いため、極めて大きな値となり、トランジスタQ
1,Q2,Q3,Q4が破壊されるおそれがあつ
た。またトランジスタQ1,Q2,Q3,Q4が
破壊されなくとも、パルス状の貫通電流isにより
回路が誤動作するおそれがあつた。
変化する場合の蓄積時間tstrgが、オフからオンに
変化する場合よりもかなり大きい。このため、第
2図に示すように入力信号φ1がLレベルからH
レベルに変化するときに、トランジスタQ2とQ
4がオンからオフに変化するのが蓄積時間tstrgだ
け遅れ、トランジスタQ1とQ2およびQ3とQ
4が同時にオンとなる時間が存在し、電源Vccか
ら接地への貫通電流isが流れるという問題があつ
た。この貫通電流isは外部素子により制限されな
いため、極めて大きな値となり、トランジスタQ
1,Q2,Q3,Q4が破壊されるおそれがあつ
た。またトランジスタQ1,Q2,Q3,Q4が
破壊されなくとも、パルス状の貫通電流isにより
回路が誤動作するおそれがあつた。
このため従来は第3図に示す制御回路1によ
り、第4図に示すようなタイミングで入力信号φ
1,1′を制御し貫通電流isの発生を防止して
いた。すなわち、入力信号φ1の立下りより入力
信号1の立上りをほぼ蓄積時間tstrgだけ遅ら
せ、入力信号φ1の立上りより入力信号1の立
下りをほぼ蓄積時間tstrgだけ遅らせるようにし
て、トランジスタQ1とQ2およびQ3とQ4が
同時にはオンしないようにし、貫通電流isの発生
を防止していた。
り、第4図に示すようなタイミングで入力信号φ
1,1′を制御し貫通電流isの発生を防止して
いた。すなわち、入力信号φ1の立下りより入力
信号1の立上りをほぼ蓄積時間tstrgだけ遅ら
せ、入力信号φ1の立上りより入力信号1の立
下りをほぼ蓄積時間tstrgだけ遅らせるようにし
て、トランジスタQ1とQ2およびQ3とQ4が
同時にはオンしないようにし、貫通電流isの発生
を防止していた。
または第5図に示すように入力信号φ1,
1,φ2,2の信号線に低抗RとコンデンサC
を付加して、信号の立上りを遅延させ、貫通電流
isの発生を防止するという方法も採られていた。
1,φ2,2の信号線に低抗RとコンデンサC
を付加して、信号の立上りを遅延させ、貫通電流
isの発生を防止するという方法も採られていた。
しかしながらこのような従来の方法によれば、
入力信号φ1,1′,φ2,2′の制御が複雑
であつたり、追加部品が必要であり、また制御回
路1とモータ駆動回路2との間に相数の2倍の信
号線が必要であるという問題があつた。
入力信号φ1,1′,φ2,2′の制御が複雑
であつたり、追加部品が必要であり、また制御回
路1とモータ駆動回路2との間に相数の2倍の信
号線が必要であるという問題があつた。
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、
タイミング調整をおこなわない入力信号と反転信
号でも貫通電流を生ずることのないモータ駆動回
路を提供することを目的とする。
タイミング調整をおこなわない入力信号と反転信
号でも貫通電流を生ずることのないモータ駆動回
路を提供することを目的とする。
この目的を達成するために本発明によるモータ
駆動回路は、モータ巻線への励磁電流を流す各ト
ランジスタのベースにそれぞれ補助トランジスタ
を接続し、各補助トランジスタのベースには、自
己が接続されているトランジスタのベースとは反
転した信号を入力することにより、励磁電流の方
向反転時の貫通電流の発生を防止している。
駆動回路は、モータ巻線への励磁電流を流す各ト
ランジスタのベースにそれぞれ補助トランジスタ
を接続し、各補助トランジスタのベースには、自
己が接続されているトランジスタのベースとは反
転した信号を入力することにより、励磁電流の方
向反転時の貫通電流の発生を防止している。
本発明の一実施例によるモータ駆動回路を第6
図に示す。第6図はひとつのモータ巻線に対する
回路であり、モータ巻線の数に対応する数の回路
が必要である。電源Vccと接地間に、直列接続さ
れたトランジスタQ1とQ2からなるトランジス
タ列と、直列接続されたトランジスタQ3とQ4
からなるトランジスタ列とが挿入されている。モ
ータ巻線Loの両端は、これらトランジスタ列の
接続中点、すなわちトランジスタQ1のエミツタ
とトランジスタQ2のコレクタの接続点と、トラ
ンジスタQ3のエミツタとトランジスタQ4のコ
レクタの接続点とに接続されている。トランジス
タQ1とQ4のベースには、それぞれドライバ
DR1とDR4を介して入力信号φ1が入力され、
トランジスタQ2とQ3のベースにはそれぞれド
ライバDR2とDR3を介して、入力信号φ1を
反転した反転信号1が入力されている。
図に示す。第6図はひとつのモータ巻線に対する
回路であり、モータ巻線の数に対応する数の回路
が必要である。電源Vccと接地間に、直列接続さ
れたトランジスタQ1とQ2からなるトランジス
タ列と、直列接続されたトランジスタQ3とQ4
からなるトランジスタ列とが挿入されている。モ
ータ巻線Loの両端は、これらトランジスタ列の
接続中点、すなわちトランジスタQ1のエミツタ
とトランジスタQ2のコレクタの接続点と、トラ
ンジスタQ3のエミツタとトランジスタQ4のコ
レクタの接続点とに接続されている。トランジス
タQ1とQ4のベースには、それぞれドライバ
DR1とDR4を介して入力信号φ1が入力され、
トランジスタQ2とQ3のベースにはそれぞれド
ライバDR2とDR3を介して、入力信号φ1を
反転した反転信号1が入力されている。
本実施例はさらに、各トランジスタQ1,Q
2,Q3,Q4に補助トランジスタQ5,Q6,
Q7,Q8が設けられている点に特徴がある。こ
れら補助トランジスタQ5,Q6,Q7,Q8は
トランジスタQ1,Q2,Q3,Q4がオフから
オンに変化するのを遅らせるために設けられてい
る。トランジスタQ1のベースには補助トランジ
スタQ5のコレクタが接続され、補助トランジス
タQ5のエミツタは接地されている。また補助ト
ランジスタQ5のベースには、トランジスタQ1
のベースに入力している入力信号φ1の反転信号
φ1が入力されている。同様にトランジスタQ2
のベースにも、エミツタが接地された補助トラン
ジスタQ6が接続されており、この補助トランジ
スタQ6のベースには、入力信号φ1が入力され
ている。トランジスタQ3とQ4のベースにもそ
れぞれ補助トランジスタQ7とQ8のコレクタが
接続されている。これら補助トランジスタQ7と
Q8のベースにも、自己が接続されたトランジス
タQ3とQ4のベースに入力する信号を反転した
信号が入力されている。これら補助トランジスタ
Q5,Q6,Q7,Q8の蓄積時間はトランジス
タQ1,Q2,Q3,Q4の蓄積時間と同等また
はそれ以上であることが必要である。より正確に
は、補助トランジスタQ5はトランジスタQ2以
上の蓄積時間を有し、補助トランジスタQ6はト
ランジスタQ1以上の蓄積時間を有し、補助トラ
ンジスタQ7はトランジスタQ4以上の蓄積時間
を有し、補助トランジスタQ8はトランジスタQ
3以上の蓄積時間を有している。
2,Q3,Q4に補助トランジスタQ5,Q6,
Q7,Q8が設けられている点に特徴がある。こ
れら補助トランジスタQ5,Q6,Q7,Q8は
トランジスタQ1,Q2,Q3,Q4がオフから
オンに変化するのを遅らせるために設けられてい
る。トランジスタQ1のベースには補助トランジ
スタQ5のコレクタが接続され、補助トランジス
タQ5のエミツタは接地されている。また補助ト
ランジスタQ5のベースには、トランジスタQ1
のベースに入力している入力信号φ1の反転信号
φ1が入力されている。同様にトランジスタQ2
のベースにも、エミツタが接地された補助トラン
ジスタQ6が接続されており、この補助トランジ
スタQ6のベースには、入力信号φ1が入力され
ている。トランジスタQ3とQ4のベースにもそ
れぞれ補助トランジスタQ7とQ8のコレクタが
接続されている。これら補助トランジスタQ7と
Q8のベースにも、自己が接続されたトランジス
タQ3とQ4のベースに入力する信号を反転した
信号が入力されている。これら補助トランジスタ
Q5,Q6,Q7,Q8の蓄積時間はトランジス
タQ1,Q2,Q3,Q4の蓄積時間と同等また
はそれ以上であることが必要である。より正確に
は、補助トランジスタQ5はトランジスタQ2以
上の蓄積時間を有し、補助トランジスタQ6はト
ランジスタQ1以上の蓄積時間を有し、補助トラ
ンジスタQ7はトランジスタQ4以上の蓄積時間
を有し、補助トランジスタQ8はトランジスタQ
3以上の蓄積時間を有している。
次に第7図を用いて動作を説明する。入力信号
φ1がHレベルであると、反転信号1はLレベ
ルであり、トランジスタQ1とQ4がオンし、ト
ランジスタQ2とQ3がオフする。したがつてモ
ータ巻線Loに右向きの電流iL1が流れる。逆に入
力信号φ1がLレベルであると、反転信号1が
HレベルでありトランジスタQ1とQ4がオフ
し、トランジスタQ2とQ3がオフする。したが
つてモータ巻線Loに左向きの電流iL1が流れる。
φ1がHレベルであると、反転信号1はLレベ
ルであり、トランジスタQ1とQ4がオンし、ト
ランジスタQ2とQ3がオフする。したがつてモ
ータ巻線Loに右向きの電流iL1が流れる。逆に入
力信号φ1がLレベルであると、反転信号1が
HレベルでありトランジスタQ1とQ4がオフ
し、トランジスタQ2とQ3がオフする。したが
つてモータ巻線Loに左向きの電流iL1が流れる。
今、時刻T1で入力信号φ1がHレベルからL
レベルに変化すると、同時に反転信号1もLレ
ベルからHレベルに変化する。トランジスタQ1
は、ベースへの入力信号φ1がHレベルからLレ
ベルに変化しても蓄積時間TD1の間はすぐにオ
フにならずオンのままである。これに対しトラン
ジスタQ2は直ちにオフからオンに変化しようと
する。ところがこのトランジスタQ2のベースに
は補助トランジスタQ6が接続されており、補助
トランジスタQ6はその蓄積時間TD6の間オン
であるので、トランジスタQ2のベースの電位が
Hレベルにならず、トランジスタQ2は直ちにオ
ンせず、補助トランジスタQ6の蓄積時間TD6
後はじめてオンする。TD6≧TD1であるから、
トランジスタQ1とQ2とが同時にオンになるこ
とはなく、貫通電流は流れない。
レベルに変化すると、同時に反転信号1もLレ
ベルからHレベルに変化する。トランジスタQ1
は、ベースへの入力信号φ1がHレベルからLレ
ベルに変化しても蓄積時間TD1の間はすぐにオ
フにならずオンのままである。これに対しトラン
ジスタQ2は直ちにオフからオンに変化しようと
する。ところがこのトランジスタQ2のベースに
は補助トランジスタQ6が接続されており、補助
トランジスタQ6はその蓄積時間TD6の間オン
であるので、トランジスタQ2のベースの電位が
Hレベルにならず、トランジスタQ2は直ちにオ
ンせず、補助トランジスタQ6の蓄積時間TD6
後はじめてオンする。TD6≧TD1であるから、
トランジスタQ1とQ2とが同時にオンになるこ
とはなく、貫通電流は流れない。
時刻T2で入力信号φ1がLレベルからHレベ
ルに変化する場合も同様である。トランジスタQ
2は、ベースへの反転信号1がHレベルからL
レベルに変化してもすぐにはオフにならず、蓄積
時間TD2の間はオンのままである。一方トラン
ジスタQ1はオフからオンへの変化であるためベ
ースがLレベルからHレベルに変化すれば直ちに
オンになる。ところがトランジスタQ1のベース
に接続された補助トランジスタQ5が時刻T2後
もその蓄積時間TD5の間オンであるため、入力
信号φ1がLレベルからHレベルに変化している
にもかかわらず、トランジスタQ1のベースの電
位は上がらず、蓄積時間TD5の後はじめてオン
する。TD5≧TD1であるためトランジスタQ1
とQ2とが同時にオンになることなく、貫通電流
は流れない。
ルに変化する場合も同様である。トランジスタQ
2は、ベースへの反転信号1がHレベルからL
レベルに変化してもすぐにはオフにならず、蓄積
時間TD2の間はオンのままである。一方トラン
ジスタQ1はオフからオンへの変化であるためベ
ースがLレベルからHレベルに変化すれば直ちに
オンになる。ところがトランジスタQ1のベース
に接続された補助トランジスタQ5が時刻T2後
もその蓄積時間TD5の間オンであるため、入力
信号φ1がLレベルからHレベルに変化している
にもかかわらず、トランジスタQ1のベースの電
位は上がらず、蓄積時間TD5の後はじめてオン
する。TD5≧TD1であるためトランジスタQ1
とQ2とが同時にオンになることなく、貫通電流
は流れない。
トランジスタQ3とQ4についても、補助トラ
ンジスタQ7とQ8が設けられているので、同時
にオンすることはなく、貫通電流は流れない。
ンジスタQ7とQ8が設けられているので、同時
にオンすることはなく、貫通電流は流れない。
このように本実施例によれば、入力信号φ1と
φ1のタイミング調整をおこなわなくとも貫通電
流が流れることはない。
φ1のタイミング調整をおこなわなくとも貫通電
流が流れることはない。
本発明の他の実施例によるモータ駆動回路を第
8図に示す。先の実施例とほとんど同じである
が、インバータINVを用いてモータ駆動回路側
で反転信号1を生成している点が異なつてい
る。特にタイミング調整をおこなう必要がないの
で、このような構成が可能である。したがつてモ
ータ駆動回路としては入力信号φ1だけが入力す
ればよいので、2相の場合には、第9図に示すよ
うに制御回路1とモータ駆動回路2との間の信号
線を相数の2本だけに半減することができる。
8図に示す。先の実施例とほとんど同じである
が、インバータINVを用いてモータ駆動回路側
で反転信号1を生成している点が異なつてい
る。特にタイミング調整をおこなう必要がないの
で、このような構成が可能である。したがつてモ
ータ駆動回路としては入力信号φ1だけが入力す
ればよいので、2相の場合には、第9図に示すよ
うに制御回路1とモータ駆動回路2との間の信号
線を相数の2本だけに半減することができる。
先の実施例では2相であつたが、もつと多相の
モータでも同様である。また励磁電流を流すため
のトランジスタ列は電源側と接地側はそれぞれひ
とつのトランジスタで構成されているが、2つ以
上のトランジスタで構成してもよい。複数のトラ
ンジスタを並列に設ければ大きな励磁電流を流す
ことができる。補助トランジスタについても、先
の実施例のひとつの補助トランジスタのかわりに
複数のトランジスタで構成してもよい。また先の
実施例ではnpnトランジスタで構成したが、pnp
トランジスタで構成してもよい。
モータでも同様である。また励磁電流を流すため
のトランジスタ列は電源側と接地側はそれぞれひ
とつのトランジスタで構成されているが、2つ以
上のトランジスタで構成してもよい。複数のトラ
ンジスタを並列に設ければ大きな励磁電流を流す
ことができる。補助トランジスタについても、先
の実施例のひとつの補助トランジスタのかわりに
複数のトランジスタで構成してもよい。また先の
実施例ではnpnトランジスタで構成したが、pnp
トランジスタで構成してもよい。
さらに本発明のモータ駆動回路は、バイポーラ
駆動方式であれば、ステツプモータ以外の直流モ
ータ等の駆動回路として利用できる。
駆動方式であれば、ステツプモータ以外の直流モ
ータ等の駆動回路として利用できる。
以上の通り本発明によれば、第1のトランジス
タ列及び第2のトランジスタ列のそれぞれにおい
てその電源側及び接地側トランジスタのうちの一
方のトランジスタがターンオフするとき、他方に
接続された補助トランジスタのターンオフの遅れ
をもつて該他方のトランジスタのターンオンを遅
らせることにより、電源側及び接地側トランジス
タが同時にオンになつている状態が発生しないよ
うにしたので、入力信号とその入力信号をただ反
転しただけの信号でも、入力信号の論理レベルの
変化時に貫通電流が流れることがない。このため
トランジスタが破壊されたり、パルス状の信号が
発生することがなく、回路の信頼性が向上する。
また入力信号を単に反転するだけで反転信号を得
ることができるため、制御回路との間の信号線数
を少なくすることができる。したがつて集積回路
化するときのピン数を減らすことができ、回路設
計が容易になるとともにコストダウンをはかるこ
とができる。
タ列及び第2のトランジスタ列のそれぞれにおい
てその電源側及び接地側トランジスタのうちの一
方のトランジスタがターンオフするとき、他方に
接続された補助トランジスタのターンオフの遅れ
をもつて該他方のトランジスタのターンオンを遅
らせることにより、電源側及び接地側トランジス
タが同時にオンになつている状態が発生しないよ
うにしたので、入力信号とその入力信号をただ反
転しただけの信号でも、入力信号の論理レベルの
変化時に貫通電流が流れることがない。このため
トランジスタが破壊されたり、パルス状の信号が
発生することがなく、回路の信頼性が向上する。
また入力信号を単に反転するだけで反転信号を得
ることができるため、制御回路との間の信号線数
を少なくすることができる。したがつて集積回路
化するときのピン数を減らすことができ、回路設
計が容易になるとともにコストダウンをはかるこ
とができる。
第1図、第3図、第5図は従来のモータ駆動回
路を示す図、第2図、第4図は同モータ駆動回路
のタイムチヤート、第6図は本発明の一実施例に
よるモータ駆動回路の回路図、第7図は同モータ
駆動回路のタイムチヤート、第8図は本発明の他
の実施例によるモータ駆動回路の回路図、第9図
は同モータ駆動回路のタイムチヤートである。 Q1,Q2,Q3,Q4……トランジスタ、Q
5,Q6,Q7,Q8……補助トランジスタ、
DR1,DR2,DR3,DR4……ドライバ、
INV……インバータ。
路を示す図、第2図、第4図は同モータ駆動回路
のタイムチヤート、第6図は本発明の一実施例に
よるモータ駆動回路の回路図、第7図は同モータ
駆動回路のタイムチヤート、第8図は本発明の他
の実施例によるモータ駆動回路の回路図、第9図
は同モータ駆動回路のタイムチヤートである。 Q1,Q2,Q3,Q4……トランジスタ、Q
5,Q6,Q7,Q8……補助トランジスタ、
DR1,DR2,DR3,DR4……ドライバ、
INV……インバータ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 互いに直列接続された2つのトランジスタを
それぞれ有し電源と接地間に挿入された第1およ
び第2のトランジスタ列を備え、 該第1のトランジスタ列の電源側トランジスタ
と該第1のトランジスタ列の接地側トランジスタ
との接続点にモータ巻線の一端が接続され、 前記第2のトランジスタ列の電源側トランジス
タと該第2のトランジスタ列の接地側トランジス
タとの接続点に前記モータ巻線の他端が接続さ
れ、 前記第1のトランジスタ列及び前記第2のトラ
ンジスタ列を構成するトランジスタのベースに
は、電位が第1の状態及び第2の状態になる入力
信号が供給され、 該入力信号の電位が前記第1の状態にあるとき
には、前記第1のトランジスタ列の電源側トラン
ジスタと前記第2のトランジスタ列の接地側トラ
ンジスタとがオンとなり且つ前記第2のトランジ
スタ列の電源側トランジスタと前記第1のトラン
ジスタ列の接地側トランジスタとがオフとなると
共に、前記入力信号の電位が前記第2の状態にあ
るときには、前記第2のトランジスタ列の電源側
トランジスタと前記第1のトランジスタ列の接地
側トランジスタとがオンとなり且つ前記第1のト
ランジスタ列の電源側トランジスタと前記第2の
トランジスタ列の接地側トランジスタとがオフと
なるように該入力信号の供給回路が形成され、 前記入力信号の電位を前記第1の状態と第2の
状態とに変化させることにより前記モータ巻線に
正負両方向の励磁電流を流すようになつているバ
イポーラ駆動方式のモータ駆動回路において、 第1、第2、第3及び第4の補助トランジスタ
を備え、 前記第1の補助トランジスタは、前記入力信号
が第1の状態にあるときオンとなり且つ該入力信
号が第2の状態にあるときオフとなるように該入
力信号がそのベースに与えられるとともに、出力
側の一端が前記第1のトランジスタ列の接地側ト
ランジスタのベースに接続され且つ同出力側の他
端が接地に接続され、該前記第1のトランジスタ
列の接地側トランジスタの蓄積時間以上の蓄積時
間を有し、 前記第2の補助トランジスタは、前記入力信号
が第1の状態にあるときオンとなり且つ該入力信
号が第2の状態にあるときオフとなるように該入
力信号がそのベースに与えられるとともに、出力
側の一端が前記第2のトランジスタ列の電源側ト
ランジスタのベースに接続され且つ同出力側の他
端が接地に接続され、該前記第2のトランジスタ
列の電源側トランジスタの蓄積時間以上の蓄積時
間を有し、 前記第3の補助トランジスタは、前記入力信号
が第2の状態にあるときオンとなり且つ該入力信
号が第1の状態にあるときオフとなるように該入
力信号がそのベースに与えられるとともに、出力
側の一端が前記第1のトランジスタ列の電源側ト
ランジスタのベースに接続され且つ同出力側の他
端が接地に接続され、該前記第1のトランジスタ
列の電源側トランジスタの蓄積時間以上の蓄積時
間を有し、 前記第4の補助トランジスタは、前記入力信号
が第2の状態にあるときオンとなり且つ該入力信
号が第1の状態にあるときオフとなるように該入
力信号がそのベースに与えられるとともに、出力
側の一端が前記第2のトランジスタ列の電源側ト
ランジスタのベースに接続され且つ同出力側の他
端が接地に接続され、該前記第2のトランジスタ
列の電源側トランジスタの蓄積時間以上の蓄積時
間を有する、 ことを特徴とするモータ駆動回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59015932A JPS60160393A (ja) | 1984-01-31 | 1984-01-31 | モ−タ駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59015932A JPS60160393A (ja) | 1984-01-31 | 1984-01-31 | モ−タ駆動回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60160393A JPS60160393A (ja) | 1985-08-21 |
JPS649837B2 true JPS649837B2 (ja) | 1989-02-20 |
Family
ID=11902543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59015932A Granted JPS60160393A (ja) | 1984-01-31 | 1984-01-31 | モ−タ駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60160393A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4705997A (en) * | 1986-02-21 | 1987-11-10 | United Technologies Automotive, Inc. | Bidirectional motor drive circuit |
JPS6477494A (en) * | 1987-09-17 | 1989-03-23 | Max Co Ltd | Load current controlling system |
US6903531B2 (en) * | 2003-09-05 | 2005-06-07 | Electronic Theatre Controls, Inc. | Circuit for driving a stepper motor and method of controlling a stepper motor driver |
JP4477952B2 (ja) | 2004-07-09 | 2010-06-09 | 株式会社ルネサステクノロジ | 半導体装置、dc/dcコンバータおよび電源システム |
JP5482815B2 (ja) * | 2011-06-01 | 2014-05-07 | 株式会社デンソー | パワーmosfetの駆動回路およびその素子値決定方法 |
-
1984
- 1984-01-31 JP JP59015932A patent/JPS60160393A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60160393A (ja) | 1985-08-21 |
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