JPS648525B2 - - Google Patents

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JPS648525B2
JPS648525B2 JP12457584A JP12457584A JPS648525B2 JP S648525 B2 JPS648525 B2 JP S648525B2 JP 12457584 A JP12457584 A JP 12457584A JP 12457584 A JP12457584 A JP 12457584A JP S648525 B2 JPS648525 B2 JP S648525B2
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JP
Japan
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current
voltage
pulse
switching
current transformer
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JP12457584A
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JPS614416A (ja
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Shigeo Abe
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EASTERN STEEL
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EASTERN STEEL
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Publication date
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  • Protection Of Static Devices (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスイツチング電源装置を過電流から保
護するための過電流検出回路に関する。
〔従来の技術〕
直流−直流変換電源装置として、従来から第2
図に示されているようなスイツチング電源装置が
用いられている。すなわち、スイツチングトラン
ジスタ1と、このトランジスタ1のコレクタに1
次側コイルの一端が接続されたスイツチングトラ
ンス2を備えている。そしてスイツチングトラン
ス2の1次側コイルの他端とトランジスタ1のエ
ミツタとの間に直流電源3を接続して、トランジ
スタ1のベースにドライブ回路4からパルス信号
を印加すると、直流電源3からの直流入力電圧に
対応してスイツチングトランス2の1次側コイル
を流れる直流電流がトランジスタ1によりスイツ
チングされたパルス電流Iを発生し、これにより
スイツチングトランス2の2次側コイルにパルス
電圧が誘起される。このパルス電圧は整流・平滑
回路5で整流かつ平滑され、出力端子6から所望
の直流電圧が取り出されるようになされている。
一方、出力端子6に得られる直流出力電圧は、
出力電圧検出回路7によつて監視され、その変動
が検出されればこの出力電圧検出回路7に出力が
発生して制御回路8に印加され、制御回路8は、
ドライブ回路4からトランジスタ1のベースに与
えられるパルス信号の周波数およびデユーテイを
変化させることにより、直流出力電圧を安定化し
ている。
さらに、第2図に示されているスイツチング電
源装置には、出力端短絡等によつてスイツチング
トランス2およびスイツチングトランジスタ1に
過大な電流が流れるのを防止するために、保護回
路が設けられており、そのための過電流検出回路
9を備えている。
ところで、この過電流検出に関し、低電力のス
イツチング電源においては、一般に流れる電流も
少ないため、保護すべき部品を流れる電流の通路
に抵抗を挿入して、これにより過電流を検出して
いるが、大電力のスイツチング電源では、流れる
電流も多いため、高価な大電力用抵抗を必要とす
るのみでなく、電流通路への抵抗の挿入は電源全
体の変換効率を低下させ、スイツチング電源の特
長である高効率を損う不都合がある。また制御回
路8が一般にスイツチングトランス2の2次側回
路に接続されているため、過電流に対する保護の
対象がスイツチングトランス2の1次側にある場
合、その1次側で検出された電流値をあらわす電
圧を2次側まで伝えなければならないが、このこ
とは1次・2次間の絶縁性を低めることになり、
世界各国の安全規格で定められている1次・2次
間の絶縁性に関する規格を満足しないことにもな
つた。
そこで従来より過電流検出回路9に、第2図に
示すように、1次・2次間の絶縁性が高く、かつ
挿入損失も少ないカレントトランス10が用いら
れるようになつた。第2図においては、カレント
トランス10の1次側コイルが、スイツチングト
ランジスタ1のコレクタとスイツチングトランス
2の1次側コイルとの間に挿入され、カレントト
ランス10の2次側コイルにダイオードD1とコ
ンデンサC1とよりなる整流回路が接続され、こ
の整流回路の出力電圧を誤差増幅回路11に印加
し、過電流が検出されれば誤差増幅回路11の出
力が制御回路8に与えられ、これによりスイツチ
ングトランジスタ1およびスイツチングトランス
2の1次側コイルを流れるパルス電流が減少する
ようにトランジスタ1が制御される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、第2図に示されている従来の過
電流検出回路9においても、以下に述べるような
問題点を有する。すなわち、カレントトランス1
0の1次側コイルを流れるパルス電流Iの波高値
が一定であつても、スイツチング電源の入力直流
電圧の変化によりパルス電流Iのデユーテイが変
化すると、過電流検出回路9の整流回路の出力電
圧が変動し、したがつて過電流検出回路9の動作
点が設定値よりずれることである。
いま、カレントトランス10の1次側コイルに
第3図aに示すようなパルス電流Iが流れている
場合、このパルス電流Iの各周期のうちの電流流
通時間をt1、非流通時間をt2とすると、そのデユ
ーテイdは下記の(1)式であらわされる。
d=t1/t1+t2 ……(1) 一般にt1は2〜10μsec、t2は10〜30μsec.程度に
選ばれており、このようなパルス電流Iがカレン
トトランス10の1次側コイルに流れると、その
2次側コイルの両端には、第3図bに示すよう
に、パルス電流Iに対応する波形を有しかつパル
ス電流Iの波高値に対応したp−p値を有するパ
ルス電圧Vが誘起される。このパルス電圧Vはパ
ルス電流Iの電流流通時に対応する正の電圧分v1
と、非流通時に対応する負の電圧分v2とを含み、
電圧v1、v2は下記の(2)式の関係を有する。
v1=t2/t1v2 ……(2) したがつて(1)、(2)式より v1=(d/1−1)v2 ……(3) 電圧v1とデユーテイdとの関係は第4図に示さ
れている。
ところで、第2図に示されたスイツチング電源
装置において、入力直流電圧が10%変化すると、
一般にパルス電流Iのデユーテイdが10%程度の
変化を受けるように制御されている。したがつ
て、デユーテイdを0.3として、入力直流電圧が
10%高くなつた場合の電圧v1、v2をそれぞれv1′、
v2′とすると、 v1=(1/0.3−1)v2=2.33v2 v1′=(1/0.3×1.1−1)v2′=2.03v2′ ここでv1+v2=v1′+v2′(パルス電流Iの波高値
一定)であるから、v1′/v1=0.957となり、約4
%の変動を生じることになる。したがつて、過電
流検出回路9のダイオードD1とコンデンサC1
よりなる整流回路によつて、第4図のようにデユ
ーテイdの変化によつて変動する電圧v1を検出し
た場合、過電流検出回路9の動作に誤差を生じる
ことになる。
したがつて、上述した従来のスイツチング電源
装置においては、若干の過電流が流れることを考
慮して保護すべき部品、例えばスイツチングトラ
ンスおよびスイツチングトランジスタ等の耐力を
必要以上に大きくとらざるを得なかつたため、ス
イツチング電源装置の価格を上昇させる一因とな
つていた。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明者は、パルス電流のデユーテイd
の変化に影響されることなく、保護すべき部分を
流れるパルス電流の変動を正確に検出するには、
如何なる手段を用いればよいかにつき種々考察し
た結果、カレントトランスの1次側コイルを流れ
るパルス電流の波高値が一定の場合、カレントト
ランスの2次側コイルに誘起されるパルス電圧の
p−p値がパルス電流のデユーテイdの変化に関
係なく一定であることに着目して本発明に想到し
た。
すなわち、本発明は、カレントトランスの1次
側コイルを流れるパルス電流の各周期のうちの電
流流通時および非流通時にそれぞれ対応してカレ
ントトランスの2次側コイルに誘起される互いに
逆方向の電流をそれぞれ整流しかつこれにより得
られる第1および第2の直流電圧を加算する手段
をカレントトランスの2次側コイルに接続し、こ
の整流・加算手段より得られる電圧に基づいて制
御回路を動作させるようにしたものである。
〔作用〕
このようにカレントトランスの2次側コイルに
誘起される互いに逆方向の電流をそれぞれ整流し
かつこれにより得られる第1および第2の直流電
圧を加算する手段を設けることにより、カレント
トランスの2次側コイルに誘起されるパルス電圧
のp−p値が検出されることになる。
〔実施例〕
第1図は本発明による過電流検出回路を備えた
スイツチング電源装置を示し、その過電流検出回
路が備えている整流回路を除いては第2図に示さ
れた装置と同一の構成を有している。このため、
第1図においては、第2図との対応部分に同一の
符号が付してあり、対応部分の詳細な説明は省略
するが、第1図の装置における過電流検出回路9
は、その整流回路が2個のダイオードD1および
D2と、2個のコンデンサC1およびC2とによつて
構成されている。すなわち、ダイオードD1のア
ノードとダイオードD2のカソードが接続され、
その接続点Aとカレントトランス10の2次側コ
イルの一端との間にコンデンサC2が接続されて
いる。またダイオードD1のカソードにコンデン
サC1の一端が接続され、コンデンサC1の他端お
よびダイオードD2のアノードがカレントトラン
ス10の2次側コイルの他端に接続されている。
整流出力はコンデンサC1の両端から取り出され
る。
以上の構成において、いまカレントトランス1
0の2次側コイルに第3図bに示されている負の
電圧v2が誘起される非流通時間t2においては、ダ
イオードD2からコンデンサC2に向う充電電流が
流れ、コンデンサC2は電圧v2に充電される。次に
正の電圧v1が誘起される電流流通時間t1において
は、ダイオードD1からコンデンサC1に向う充電
電流が流れ、コンデンサC1はこの充電電流によ
る電圧v1と、コンデンサC2に充電されていた電圧
v2とを加算した電圧v1+v2に充電される。この電
圧v1+v2はコンデンサC1の両端から取り出されて
誤差増幅回路11に印加され、この誤差増幅回路
11の出力が制御回路8に与えられる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、カレン
トトランス10の2次側コイルに誘起されるパル
ス電圧のp−p値を、きわめて簡単な構成によつ
て検出することができる。このパルス電圧のp−
p値は、カレントトランス10の1次側コイルに
流れるパルス電流Iの波高値に対応し、パルス電
流Iのデユーテイdの変化に影響されることがな
いから、スイツチング電源の直流入力電圧の変動
によつてデユーテイdが変化しても、過電流とし
て設定した電流のポイントがずれることはなく、
したがつてあらかじめ設定した値の過電流が正確
に検出できる。そのため保護すべき部品に設定値
以上の電流が流れるおそれがなくなるから、それ
ら部品の耐力を小さくできるのみでなく、スイツ
チング電源の設計が容易になり、かつその調整・
検査に要する時間を短縮できるから、スイツチン
グ電源装置を安価に製作できる利点がある。
また、本発明によれば、第3図aに示すような
一方向に流れるパルス電流のみでなく、反対方向
に交互に流れるパルス電流に対し、その一方の方
向もしくは双方の方向の電流に過電流が発生した
場合でもこれを検出することができる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による過電流検出回路を備えた
スイツチング電源装置のブロツク図、第2図は従
来の過電流検出回路を備えたスイツチング電源装
置のブロツク図、第3図aはカレントトランスの
1次側コイルを流れるパルス電流の波形図、第3
図bはカレントトランスの2次側コイルに誘起さ
れるパルス電圧の波形図、第4図はパルス電流の
デユーテイとカレントトランスの2次側コイルに
誘起される正の電圧との関係を示すグラフであ
る。 図中、1はスイツチングトランジスタ、2はス
イツチングトランス、4はドライブ回路、8は制
御回路、9は過電流検出回路、10はカレントト
ランス、11は誤差増幅回路をそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 直流入力電圧に対応して流れる直流電流をス
    イツチング回路によりスイツチングして得られる
    パルス電流に基づいてパルス電圧を発生し、この
    パルス電圧を直流電圧に変換して取り出しうるよ
    うになされたスイツチング電源装置のための過電
    流検出回路であつて、前記スイツチング時に発生
    しうる過電流の通路内に1次側が接続されたカレ
    ントトランスを具備し、このカレントトランスの
    1次側に前記パルス電流を流し、これにより前記
    カレントトランスの2次側に誘起されるパルス電
    流を整流して直流電圧を得、この直流電圧に基づ
    いて前記スイツチング回路を制御するようになさ
    れた過電流検出回路において、 前記カレントトランスの1次側を流れるパルス
    電流の各周期のうちの電流流通時および非流通時
    にそれぞれ対応して前記カレントトランスの2次
    側に誘起される互いに逆方向の電流をそれぞれ整
    流しかつこれにより得られる第1および第2の直
    流電圧を加算する手段を前記カレントトランスの
    2次側に接続し、前記整流・加算手段より得られ
    る電圧に基づいて前記スイツチング回路を制御す
    るようにしたことを特徴とするスイツチング電源
    装置のための過電流検出回路。
JP12457584A 1984-06-19 1984-06-19 スイツチング電源装置のための過電流検出回路 Granted JPS614416A (ja)

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JPS614416A JPS614416A (ja) 1986-01-10
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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2513741Y2 (ja) * 1987-12-22 1996-10-09 菊水電子工業 株式会社 スイッチング電源の過電流検出回路
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