JPH0116389Y2 - - Google Patents

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JPH0116389Y2
JPH0116389Y2 JP13949882U JP13949882U JPH0116389Y2 JP H0116389 Y2 JPH0116389 Y2 JP H0116389Y2 JP 13949882 U JP13949882 U JP 13949882U JP 13949882 U JP13949882 U JP 13949882U JP H0116389 Y2 JPH0116389 Y2 JP H0116389Y2
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oscillation
transistor
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thyristor
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はDC−DCコンバータに係り、特にトラ
ンス2次巻線の短絡や、過負荷時に発振用トラン
ジスタの発振を停止せしめるようにしたDC−DC
コンバータに関する。
従来から堤案実施されているDC−DCコンバー
タにおいては、前記の如き2次巻線の短絡又は過
負荷等の異常時における保護手段として、一次回
路にヒユーズを使用していた。しかし、巻線の部
分短絡等の場合には該ヒユーズが充分動作でき
ず、そのため発振用トランジスタが発熱しプリン
ト基板が発煙する等の危険があつた。又これらの
危険を防止するためヒユーズとは別の復帰形の保
護回路を設けたものもあるが、DC−DCコンバー
タの負荷状態により周波数が変動して誤動作を招
く等の欠点を有していた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、発
振トランジスタの発振周波数の変動及び過電流の
双方の信号を検知し、その信号で安全かつ確実に
該発振トランジスタの発振を停止せしめることに
より上記欠点を除去したDC−DCコンバータを提
供することを目的としており、さらに本考案は前
記ヒユーズを必要としないDC−DCコンバータを
提供することをも目的としている。
以下本考案の実施例につき図面に従つて説明す
る。
第1図は本考案に係るDC−DCコンバータの実
施例を示す回路図である。本回路図はDC入力を
1個のトランスTと1個の発振用トランジスタQ
3を使用して、AC出力及び正負のDC出力(+
DC,−DC)に変換する回路を示している。
即ち、DC入力の正(+)側共通線をトランス
Tの1次巻線L1の一端に接続し、他端を発振用
トランジスタQ3のコレクタ端子に、同トランジ
スタQ3のエミツタ端子をDC入力の負(−)側
共通線にそれぞれ接続して一次回路を構成してい
る。
トランスTの出力巻線(2次巻線)は、AC出
力用の巻線L2と中間タップをCOM端子(直流
出力の共通端子)とする正負DC出力用の巻線L
3とから構成される場合を示しており、COM端
子は前記一次回路のDC入力負(−)側共通線に
接続することにより回路の基準レベルを形成して
いる。そして巻線L3の一端はダイオードD4を
介して正の出力端子(+DC)に、また、他端は
ダイオードD5を介して負の出力端子(−DC)
に、それぞれ接続されており、出力端子(+DC)
とCOM端子間および出力端子(−DC)とCOM
端子間には、それぞれコンデンサC2およびC3
が接続されている。又、負の出力端子(−DC)
は図の向きに接続されたツエナーダイオードZD
を介して、前記発振トランジスタQ3のベース端
子の接続され、同端子と入力DCの正(+)側共
通線間に接続されている抵抗R5と共に、発振用
トランジスタQ3ベース端子のバイアス電位を設
定している。同ベース端子には出力巻線L3に設
けられたタツプl1から抵抗R8とコンデンサC
4の直列回路を介して、正帰還がかけられてお
り、これにより発振が持続されるいわゆるブロツ
キング発振回路を構成している。
次に本考案に係る発振周波数の変動と過電流の
検出及びその信号に基ずく発振停止のための回路
の構成及び動作につき説明する。
発振周波数の検出は、発振用トランジスタQ3
のコレクタと入力DCの負(−)側共通線間に挿
入されたコンデンサC1と抵抗R7の直列回路で
成る微分回路の中間点の微分波形電圧をダイオ
ードD3及びコンデンサC5で整流・平滑するこ
とにより行つており、又過電流の検出は発振用ト
ランジスタQ3のエミツタ端子と入力DCの負
(−)側共通線間に抵抗R6を挿入し、その両端
間の電圧を(第1図の点の電圧を)ダイオード
D2とコンデンサC5で整流・平滑することによ
り行つている。両検出信号は、2つのダイオード
D2,D3によりオア(OR)回路として接続さ
れているため、両方の信号が存在する場合は勿論
のこと一方の信号のみが存在する場合にも検出信
号として出力されることになる。前記検出信号に
基ずき発振用トランジスタQ3の発振を停止せし
める回路はサイリスタSCR、トランジスタQ1,
Q2で構成される。即ち、発振用トランジスタQ
3のベース端子は、トランジスタQ2のコレクタ
及びエミツタを介して負(−)側共通線に接続さ
れ、同トランジスタQ2のベース端子は分割直列
抵抗R4,R3を介して入力DCの正(+)側共
通線に接続されている。該分割抵抗R4,R3の
中間点は他のトランジスタQ1のコレクタ、エミ
ツタを介して入力DC負(−)側共通線に接続さ
れ、トランジスタQ1のベースは中間点をサイリ
スタSCRのアノードAに接続したダイオードD
1と抵抗R1の直列回路で入力DC正(+)側共
通線に接続されている。サイリスタSCRのカソ
ードKは直接、ゲートGはバイアス抵抗R2を介
してそれぞれ入力DC負(−)側共通線に接続さ
れる。前記した過負荷及び周波数変動時の検出信
号はサイリスタSCRのゲートGに接続されて構
成される。
上記構成でなる保護回路の定常状態における動
作を説明する。即ち、定常状態においては、サイ
リスタSCRがオフ状態になる様検出回路の抵抗
R6,R7を設定されている。サイリスタSCR
がオフ状態の場合にはトランジスタQ1のベース
には入力DCの正(+)側共通線よりオン状態に
なるのに充分なベース電流が供給され、トランジ
スタQ1はオン状態となる。その場合、トランジ
スタQ2に接続された分割抵抗R3,R4の中間
点の電位は入力DC負(−)側共通線にほぼ等し
い電位まで引下げられるためトランジスタQ2は
オフ状態となり、発振用トランジスタQ3は保護
回路に関係なく正常な発振動作を継続する。正常
動作時の発振用トランジスタのコレクタ電位
VCE、点点の電位VS1,VS2の波形の一例を第
2図に示す。同図において横軸は時間(任意目
盛)縦軸は電圧(任意目盛)を表わしている。
次に出力巻線の内比較的電圧変動率の高い巻線
例えば第1図においてAC巻線が短絡したような
異常時の動作について説明する。この場合発振用
トランジスタQ3の発振周波数は異常に上昇す
る。何故ならば、磁性材料で結合された複数のコ
イルがある場合、一方のコイルを短絡すると他方
のコイルのインダクタンスが極端に小さくなる。
従つて、DC−DCコンバータに用いられるトラン
スにおいても、2次巻線のコイルが短絡すると1
次巻線のインダクタンスが減少し、結果として自
励発振の周波数が極端に高くなる。なお、この場
合エミツタ電流はあまり増大しない。その場合の
各部の電圧波形VCE,VS1,VS2を第3図に示す。
発振周波数の上昇によりトランジスタQ3のコレ
クタ損失が増大し、発熱するが、コレクタ端子よ
り検出する周波数検出信号が増大しサイリスタ
SCRがオン状態になり、ベース電位が引下げら
れることからトランジスタQ1がオフ状態とな
る。その場合トランジスタQ2はベースに抵抗R
3,R4を介して入力DCの正(+)側共通線よ
り電流が供給されるためオン状態に変化し、発振
用トランジスタの発振が停止されることにより異
常事態を回避する。尚この場合一旦入力DC電源
を切り、短絡部を修理し電源を再投入すればサイ
リスタSCRの電流が保持電流以下となるためコ
ンバータは正常に復帰する。同様に、直流を出力
する2次巻線L3が短絡した場合にも、発振用ト
ランジスタの発振が停止する。
次に直流を出力する2次巻線L3に流れる負荷
電流が過電流になつた場合について説明する。こ
の場合には発振周波数は下がる。即ち、自励発振
回路では負荷が大きくなるほど発振周波数が低く
なる。何故ならば、負荷が大きくなるほど励磁が
深くなり、発振用トランジスタQ3の導通時間
TONが長くなるので、ダイオードD4とD5を通
じてトランスの2次側にエネルギーを伝達する
(消磁する)時間TOFFも長くなる。その結果、一
回の自励発振周期が長くなるので、発振周波数が
下がることになる。そして、発振用トランジスタ
Q3のエミツタ電流が増大する。こんどはダイオ
ードD2を通じて検出信号がサイリスタSCRの
ゲートGに入力され、該サイリスタSCRがオン
状態になり、上記と同様の働きにより発振を停止
し、回路を保護することになる。同様に、交流を
出力する2次巻線L2に流れる電流が過電流にな
つた場合にも、発振用トランジスタQ3の発振が
停止する。
更に、無負荷或ひは微少負荷時には、発振周波
数が相当高くなるがエミツタ電流が極端に下るた
め、サイリスタSCRのゲート電位はオン状態に
なるまでは上らない。従つて保護回路の誤動作は
起らない。
以上の説明で明らかなように、本考案の周波数
及び電流の両方を検出して保護回路を働かせる構
成のDC−DCコンバータを提供するものであるた
め、従来のDC−DCコンバータに比較し保護動作
が安定、確実であり、保護用の電流ヒユーズが省
略できると共に、自動復帰形であるためサービス
が不要であるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るDC−DCコンバータの回
路図、第2図は正常動作時における電圧波形及び
第3図は電圧変動率の高い巻線が短絡した場合の
電圧波形を示す。 SCR:サイリスタ、Q1:第1のトランジス
タ、Q2:第2のトランジスタ、Q3:発振用ト
ランジスタ、L1:1次巻線、D4,D5:ダイ
オード、L2,L3:2次巻線、T:トランス、
G:ゲート、C1:コンデンサ、R6,R7:抵
抗、D1:トランジスタQ1のオン/オフレベル
をシフトするために付加されたダイオード、D
2:サイリスタSCRのゲート抵抗、C2,D4,
C3,D5:それぞれコンバータ出力正負(+
DC,−DC)の直流電圧を作るための、整流ダイ
オード及び平滑コンデンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サイリスタと、このサイリスタの後段に順次接
    続された第1のトランジスタ、第2のトランジス
    タおよび発振用トランジスタと、この発振用トラ
    ンジスタのコレクタ回路に接続され前記発振用ト
    ランジスタとともに発振回路を形成する1次巻線
    と整流器を介してDC電圧を出力する2次巻線と
    を有するトランスと、前記サイリスタ、第1と第
    2のトランジスタ、発振用トランジスタおよびト
    ランスに電圧を供給するDC入力とを有するDC−
    DCコンバータであつて、前記2次巻線の短絡時
    に生じる前記発振回路の発振周波数の増大或いは
    前記2次巻線の過負荷時に生じる発振用トランジ
    スタの過電流を検出し、その検出信号を前記サイ
    リスタのゲートに導くことによつて、順次、前記
    サイリスタ、第1のトランジスタおよび第2のト
    ランジスタを介して前記発振用トランジスタの導
    通の停止を行うことにより前記発振回路の発振を
    停止せしめ、且つ前記発振回路の発振周波数の増
    大の検出は、前記発振用トランジスタのコレクタ
    とDC入力の負側共通線間に挿入したコンデンサ
    と抵抗の直列回路でなる微分回路の中間点の微分
    波形を整流平滑することにより行い、また前記発
    振用トランジスタの過電流の検出は、前記発振用
    トランジスタのエミツタ端子とDC入力の負側共
    通線間に挿入した抵抗の両端間の電圧を整流平滑
    することにより行うことを特徴とするDC−DCコ
    ンバータ。
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