JPS647510Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテープ編集を行うことができるように
２つの録音、再生の装置を内蔵したテープレコー
ダに関するものである。

従来、音楽等を録音したテープをダビングする
場合には、２つのテープ走行メカニズムを同一筐
体に内蔵したテープレコーダが用いられている
が、音楽等の曲間にナレーシヨン等を録音する時
は、メカニズムを停止し、マイク入力をオンにし
たり他の録音入力を切換えたり繁雑な操作を必要
とするものであつた。またナレーシヨン等が終了
して次の曲をダビングする操作においてもマイク
入力や他の他入をオフしたりメカニズムを停止か
ら作動状態にする必要があつた。

本考案はこのような従来の欠点に鑑み、マイク
ロホンの作動スイツチを操作することのみにより
曲間にナレーシヨンを入れながらテープ編集を継
続して行なうことができるテープレコーダを提供
するものである。

以下、本考案の一実施例について図面とともに
説明する。図において、再生側メカニズム１には
音楽等のプログラムソースが録音されたテープ２
が装着されており、録音側メカニズム３には未録
音テープ４が装着してある。第２図は通常のテー
プダビング状態を示しメカニズム１の再生出力端
子からメカニズム３の録音入力端子へ接続されて
いる。マイクロホンの作動スイツチ５をオンにす
ると内蔵マイクロホン６が動作状態になる。これ
と同時にスイツチ５を連動したメカニズム一時停
止スイツチ７が作動し再生側メカニズム１が一時
停止状態となる。この状態においてテープ４へは
内蔵マイクロホン６からメツセージ等を録音する
事が可能である。次にスイツチ５をオフに戻すと
録音側メカニズム３の入力信号はマイク６より、
再生側メカニズム１の出力信号へ切換えられ、同
時に上記スイツチ５を連動したメカニズム一時停
止スイツチ７がオフとなり、再生側メカニズム１
の一時停止が解除され再生動作が再開される。こ
れにより再びテープ２からテープ４へテープ２の
プログラムソースがダビングされる。なお、再生
側メカニズム１には再生増幅回路、録音側メカニ
ズム３には録音発振回路等がそれぞれ含まれてい
る。またメカニズム１をスイツチ５をオンにする
ことで停止状態にし、スイツチ５をオフにするこ
とで再生状態にするようにしても同様である。

以上のように、本考案のテープレコーダは１つ
のスイツチの操作でもつて簡単にプログラムソー
スの曲間に曲名等のナレーシヨンを挿入してダビ
ングできるようにしたもので、簡単にして随意の
テープ編集が可能である。したがつて従来のよう
なダビング中に曲名等のナレーシヨンを録音する
ための繁雑な操作、例えば再生側のメカニズムを
一時停止して再生側メカニズムからの入力をマイ
ク入力に切換えたのちマイクロホンからメツセー
ジ等を録音し、そのメツセージ録音が終つたのち
録音入力を再生側メカニズムの出力に切換えて再
生側メカニズムの一時停止を解除し再びテープダ
ビングを行なうといつたわずらわしい操作は必要
でなくなり繁雑な接作による録音ミスを完全に除
去することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例におけるテープレコ
ーダの正面図、第２図は同テープレコーダのブロ
ツク図である。 １……再生側メカニズム、２……録音済テー
プ、３……録音側メカニズム、４……未録音テー
プ、５……マイクロホン作動スイツチ、６……内
蔵マイクロホン、７……一時停止スイツチ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 録音、再生動作を行なう第１、第２、２つの
   装置を内蔵したテープレコーダにおいて、第１
   の装置からの再生信号を第２の装置に録音して
   いる状態でマイクロホンの作動スイツチをオン
   にすることにより、第１の装置の再生を中止し
   て上記マイクロホンからの信号を第２の装置の
   録音入力とするように構成したテープレコー
   ダ。 (2) マイクロホンの作動スイツチをオフにする
   と、第１の装置の再生動作が再開されるように
   構成した実用新案登録請求の範囲第１項記載の
   テープレコーダ。