JPS647480Y2 - - Google Patents

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JPS647480Y2
JPS647480Y2 JP10832679U JP10832679U JPS647480Y2 JP S647480 Y2 JPS647480 Y2 JP S647480Y2 JP 10832679 U JP10832679 U JP 10832679U JP 10832679 U JP10832679 U JP 10832679U JP S647480 Y2 JPS647480 Y2 JP S647480Y2
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JP
Japan
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rotating member
reel
bearing body
cylindrical bearing
spring receiving
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JP10832679U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はテープレコーダのバツクテンシヨン装
置に係り、特に安定したバツクテンシヨン制動力
を付与しえ、且つ調整操作によつて制動力を最適
の値に自由に設定しうるよう構成したテープレコ
ーダのバツクテンシヨン装置を提供することを目
的とする。
テープレコーダにおける従来のバツクテンシヨ
ン装置は、第1図に示すように、巻取側リール台
1の外周面にフエルト材2を押付け、こゝで発生
する制動摩擦力によりテープにバツクテンシヨン
を付与する構成としてある。フエルト材2は、軸
3に軸支されたL字状レバー4の一腕部に固着し
てあり、スプリング5の引張力により、リール台
1の外周側面に圧接している。こゝで、スプリン
グ5の引張力を可変することにより、フエルト材
2のリール台1への圧接力が可変されてこゝでの
摩擦力が変化してテープに対するバツクテンシヨ
ンが最適値に設定される。
上記の装置では、バツクテンシヨン調整機能を
有するが、次に述べる種々の欠点を有している。
フエルト材2が付与する圧力が、リール台軸
受部に対しては側圧となり、軸受部の機能に悪
影響を与える。
フエルト材2はリール台1の外周の一部に接
触しつゝその全周に亘つて接触するが、その接
触状態がリール台全周に亘つて均一とはなりが
たい。この接触状態の不均一性がバツクテンシ
ヨン制動力に影響してこれが不安定となり、ワ
ウ・フラツタが現れる。
L字状レバー4及びスプリング5等を配設す
るためにリール台1の周囲に特別の空間を必要
とする。
本考案は上記諸欠点を除去したものであり、以
上図面と共にその一実施例について説明する。
第2図は本考案になるバツクテンシヨン装置を
適用した供給側リールデイスク組立体の一実施例
を示す。リール軸10はその略中央部を一対の軸
受11a及び11bにより回転可能に且つ軸方向
摺動可能に支持されている。一対の軸受11a,
11bは、リールホルダシヤーシ12に固定され
た円筒軸受体13の上下端に挿入保持されてい
る。この円筒軸受体13の外周面にはネジ部13
aが螺設してあり、このネジ部13aに本考案の
要部をなす調整ナツト14が螺合している。
リール軸10の上部には、断面多角形状のリー
ル台(上側の回転部材)15、及び駆動爪止め部
材16が嵌着してある。駆動爪部材17はリール
台15に嵌合しており、リールスプリング18に
より上方へ付勢されている。
リール軸10の中央下部にはカウンタプーリ
(下側の回転部材)19、最下端部にはばね受け
用プーリ20が夫々嵌合固定してある。カウンタ
プーリ19とばね受け用プーリ20との間には、
リールギヤ21とプーリ22とがリール軸10に
遊嵌して設けてある。リールギヤ21とプーリ2
2とは、コイルばね23の弾撥力により円環状フ
エルト材24を介して圧接している。プーリ22
とばね受け用プーリ20とは、凹凸係合機構25
を介して一体回転する。また、リールギヤ21は
テフロン(登録商標)ワツシヤ26を介してカウ
ンタプーリ19に圧接している。
27は本考案の要部をなすバツクテンシヨン付
勢用コイルばねであり、調整ナツト14の上面
と、リール台15の下側の位置でリール軸10に
遊嵌している環状ばね受け部材28との間に、円
筒軸受体13を囲繞して、介挿してある。
29及び30はテフロン(登録商標)ワツシヤ
であり、リール軸10に嵌合している。前者はリ
ール台15の下面とばね受け部材28との間に介
挿してあり、後者は円筒軸受体13の下面とカウ
ンタプーリ19の上面との間に介挿してある。
コイルばね27の弾撥力により、リール軸10
は上方向への変位力を付勢され、プーリ19がテ
フロン(登録商標)ワツシヤ30を介して円筒軸
受体13の下端面に圧接されて第1の制動力付与
部31を形成し、またばね受け部材28がテフロ
ン(登録商標)ワツシヤ29を介してリール台1
5の下端面に圧接して第2の制動力付与部32を
形成する。
テープレコーダが記録又は再生モードとされる
と、テープ走行に応じてリール台15にリールハ
ブを介して回転力が付与され、リール台15が、
リール軸10及びプーリ19等と一体回転する。
この回転時に、上記第1及び第2の制動力付与部
31,32に回転に抗する制動力が生ずる。即ち
第1の制動力付与部31については、プーリ19
が固定側の軸受体13に対して摺動摩擦を伴つて
回転し、第2の制動力付与部32については、リ
ール台15が固定側のばね受け部材28に対して
摺動摩擦を伴つて回転する。この摺動摩擦によ
り、リール台15に回転負荷が生じ、この回転負
荷によつて、供給側リールデイスク組立体より引
き出されるテープにバツクテンシヨンが付与され
る。
こゝで、リール軸10の高さ位置はプーリ19
が軸受体13に当接する位置に定められているた
め、調整ナツト14を回転調整してリール軸線方
向に上下動させることにより、コイルばね27の
弾撥力が可変され、第1及び第2の制動力付与部
31,32での圧接力が可変される。これにより
第1及び第2の制動力付与部31及び32での摺
動摩擦力が可変され、テープバツクテンシヨンが
最適の値(少なくとも2grcm程度)に設定され
る。この調整作業は供給側リールデイスク組立体
がテープレコーダに組込まれ、テープレコーダが
略完成した状態で行なわれる。調整後は調整ナツ
ト14の螺合部にネジロツク剤を付着させ、調整
ナツト14を固定する。
また、第1及び第2の制動力付与部31及び3
2は、各部が角度360゜ろ範囲に亘つて、即ち全面
に亘つて同時に安定に圧接しており、更にこの部
分に油が付着してある。このため、この部分で生
ずる摺動摩擦力はリール軸10の一回転に亘つて
一定に保たれ、変動しない。これにより、テープ
に付与されるバツクテンシヨンも変動することな
く常に一定となり、従来例の場合のようにワウ・
フラツタが生ずることもない。
更には、コイルばね27はリール軸10に軸方
向変位力を付与するものであり、このコイルばね
27の作用よつて軸受11a,11bが悪影響を
受けることはない。また、更には、コイルばね2
7、ばね受け部材28等は、リール軸10と同軸
的に設けてあり、これらの部材の配設に際してリ
ールデイスク組立体の周囲に特別の空間を用意す
る必要はない。
なお、巻戻しモード時には、リールギヤ21が
駆動ギヤ(図示せず)により駆動される。リール
ギヤ21の回転はフエルト材24を介してプーリ
22に摩擦伝達される。プーリ22の回転に応じ
て、凹凸係合機構25を介してばね受け用プーリ
20及びリール軸10がプーリ22と一体回転
し、テープ巻戻し動作が行なわれる。
また、第2図中、33はテープレコーダのシヤ
ーシ、34はカセツト装着部底板である。テープ
レコーダ完成後、即ちテープレコーダ使用中にお
いても、底板34を外せば調整ナツト14は調整
可能となり、必要に応じてテープレコーダ使用中
でのテープバツクテンシヨン再設定修理が可能と
なる。
また、上記実施例において、テフロン(登録商
標)ワツシヤ29,30を取り除いた構成とする
こともできる。この場合には、第1の制動力付与
部31はプーリ19が直接に軸受体13の下端面
に圧接する構成となり、第2の制動力付与部32
はばね受け部材28が直接にリール台15の下端
面に圧接する構成となる。
上述の如く、本考案になるテープレコーダのバ
ツクテンシヨン装置によれば、ばね受け部材と上
側の回転部材、及び下側の回転部材と筒状軸受部
材とが常時全面的に圧接することにより上下の回
転部材の回転中での摺動摩擦を一定に保つことが
出来、これによりワウ・フラツタの発生を効果的
に防止出来、しかも、調整ナツトはリール軸が回
転しても回転せずに停止したままであり、操作可
能であるため、調整の度毎にリール軸を停止させ
る必要はなく、実際にテープを走行させている状
態においてテープのバツクテンシヨンを調整出
来、然してバツクテンシヨンの調整を作業性良く
行なうことが出来しかもバツクテンシヨンを最適
値に調整出来、また調整ナツトはリール軸の軸受
である筒状軸受体自体の外周面のネジ部と螺合し
ているため、調整ナツトを螺合させるための部材
を別途設ける必要はなく、然して少ない部品点数
で構成出来、しかも調整ナツトは筒状軸受体の高
さ範囲内に収まり、調整ナツトのための特別の軸
方向のスペースは必要でなく、軸方向法を短くし
て構成出来るという特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のバツクテンシヨン装置の1例の
平面図、第2図は本考案になるテープレコーダの
バツクテンシヨン装置の一実施例(供給側リール
デイスク組立体に適用した実施例)の縦断面図で
ある。 10……リール軸、11a,11b……軸受、
13……円筒軸受体、13a……ネジ部、14…
…調整ナツト、15……リール台、19……カウ
ンタプーリ、27……バツクテンシヨン付勢用コ
イルばね、28……ばね受け部材、29,30…
…テフロン(登録商標)ワツシヤ、31,32…
…制動力付与部、33……シヤーシ、34……カ
セツト装着部底板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 リール軸10に固定されこれと一体回転する上
    側の回転部材15及び下側の回転部材19と、 シヤーシ12に固定してあり、上記上側回転部
    材と下側回転部材との間で上記リール軸を回転可
    能に支持し、外周にネジ部13aが螺設された筒
    状軸受体13と、 該筒状軸受体の該ネジ部に螺合している調整ナ
    ツト14と、 上記上側回転部材の下側の位置で上記リール軸
    に遊嵌しているばね受け部材28と、 該ばね受け部材が上記上側回転部材に圧接し、
    上記下側回転部材が上記筒状軸受体に圧接すべく
    上記ばね受け部材28と上記調整ナツト14との
    間に設けたコイルばね27とよりなり、 上記調整ナツトを回動操作することにより、上
    記コイルばねの弾撥力が調整され、上記ばね受け
    部材の上記上側回転部材への圧接力及び上記下側
    回転部材の上記筒状軸受体への圧接力が可変され
    る構成のテープレコーダのバツクテンシヨン装
    置。
JP10832679U 1979-08-06 1979-08-06 Expired JPS647480Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10832679U JPS647480Y2 (ja) 1979-08-06 1979-08-06

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JP10832679U JPS647480Y2 (ja) 1979-08-06 1979-08-06

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Publication Number Publication Date
JPS5625355U JPS5625355U (ja) 1981-03-07
JPS647480Y2 true JPS647480Y2 (ja) 1989-02-28

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