JPH0419618Y2 - - Google Patents

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JPH0419618Y2
JPH0419618Y2 JP9478184U JP9478184U JPH0419618Y2 JP H0419618 Y2 JPH0419618 Y2 JP H0419618Y2 JP 9478184 U JP9478184 U JP 9478184U JP 9478184 U JP9478184 U JP 9478184U JP H0419618 Y2 JPH0419618 Y2 JP H0419618Y2
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gear arm
tension
tape
balance gear
arm
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は新規なテープ走行装置におけるテンレ
ギアーム支持機構に関する。詳しくは、ビデオテ
ープレコーダー(以下、「VTR」と言う。)等の
テープを走行させる装置において、走行するテー
プに所定のテンシヨンを与えるためのテンレギア
ームを支持する機構に関するものであり、テンレ
ギアームのスラスト方向の荷重をこれが回動自在
に支持される支持軸の頂点で受けるようにするこ
とによりテンレギアームの回動動作における負荷
を略ゼロとすることができるようにし、これによ
つて、テープのテンシヨン調節を精度良く行なう
ことができるようにし、しかも、テンレギアーム
の支持軸に対する軸方向の位置調整を行なうこと
ができるようにした新規なテー8のテンシヨンが
高められた場合は、テープテンシヨンによるテン
レギピン7に加えられた引張力の方が引張りスプ
リング30によるテンレギアーム2に加えられた
回動力より優るようになるので、テンレギアーム
2は第2図における時計回わり方向へ回動せしめ
られる。これによつて、前記したように、ブレー
キバンド35によるS側リール台32に対するブ
レーキ力が弱められるので、S側リール台及びS
リールの回転抵抗が小さくされる。従つて、磁気
テープ38のテンシヨンが低くされるようにな
る。、また、逆に、磁気テープ38のテンシヨン
が低くされた場プ走行装置におけるテンレギアー
ム支持機構を提供しようとするものである。
背景技術とその問題点 例えば、VTRのテープ走行装置においては、
再生(FWD)モード時及び録画(REC)モード
時に磁気テープが常に一定のテンシヨンを保つて
走行されることが必要である。このため、VTR
のテープ走行装置においては、一般に、走行中の
磁気テープに所定のテンシヨンを与え、かつ、テ
ープのテンシヨンが変化されたときはテープテン
シヨンを自動的に調節するテープテンシヨン調節
手段が設けられている。
このテープテンシヨン調節手段は、シヤーシ部
に回動自在に支持され、かつ、その揺動端に磁気
テープが巻き付けられるテンレギピンが立設され
たテンレギアームと、一端が該テンレギアームに
連結され他端がシヤーシ部等に固定され中間部が
供給側リール台(以下、「S側リール台」と言
う。)のブレーキドラムの外周面に半周程度巻き
付けられたブレーキバンドと、上記テンレギアー
ムを常時反S側リール台側へ向けて回動付勢する
弾発手段等から成る。そして、磁気テープはその
一部が上記テンレギピンによつてテープ走行方向
と略直交する方向へ向けて引張られた状態とされ
ることにより、所定の適正な値のテンシヨンを与
えられるようになる。そして、テンレギアームは
走行するテープのテンシヨンが変化されなけれ
ば、上記弾発手段により加えられた回動力とテー
プテンシヨンによりテンレギピンに加えられた引
張力とが均り合つた位置に保持されるようにな
る。
ところが、実際の磁気テープの走行において
は、磁気テープのテンシヨンは様々な原因によつ
て常に微妙に変化され、あるいは時に大きく変化
されるものである。そこで、テープテンシヨンが
高められた場合は、テンレギアームの回動力より
もテープテンシヨンによる引張力が優るようにな
るためテンレギアームはS側リール台へ向けて回
動され、逆にテープテンシヨンが低くなつた場合
は、テープテンシヨンによる引張力よりもテンレ
ギアームの回動力の方が優るようになるためテン
レギアームは反S側リール台側へ向けて回動され
るようになる。そして、テンレギアームがS側リ
ール台側へ回動されたときは前記ブレーキバンド
によるS側リール台に対するブレーキ力が弱めら
れるのでS側リール台及びこれと一体的に回転さ
れる供給側テープリール(以下、「Sリール」と
言う。)の回転抵抗が小さくされるため、これに
よつて磁気テープのテンシヨンが低くされるよう
になる。また、テンレギアームが反S側リール台
側へ回動されたときは上記したと逆の作用により
磁気テープのテンシヨンが高められるようにな
る。
前記したテープテンシヨン調節手段によるテー
プテンシヨンの調節はこのようにして行なわれる
ものである。
従つて、テンレギアームはテープテンシヨンの
変化を敏感に感知して僅かな変化に対しても微細
に回動れるような状態で支持されている必要があ
る。
ところが、従来のテンレギアーム支持機構によ
ると、テンレギアームの回動動作における負荷が
大きかつたため、テープテンシヨンの微妙な変化
に対応して微細に回動することができないといつ
た問題点があつた。
第4図は従来のテンレギアーム支持機構の一例
aを示すものである。図面において、bはシヤー
シ部cから立設された支持軸であり、該支持軸b
の上端部には螺軸部dが形成されている。eはテ
ンレギアームであり、その一端部には磁気テープ
fが巻き付けられるテンレギピンgが設けられ、
また、他端部には垂直方向に貫通された挿通孔h
が形成されている。iは支持軸bの下部に外嵌さ
れたコイルスプリングであり、j及びkはスラス
ト受けワツシヤー、lはナツトである。しかし
て、テンレギアームeの挿通孔hに支持軸bが挿
通されると共に、支持軸bの螺軸部dにナツトl
が螺合され、テンレギアームeの下面とコイルス
プリングiの上端面との間にワツシヤーjが、ま
た、テンレギアームeの上面とナツトlとの間に
ワツシヤーkが配置される。これによつて、テン
レギアームeはコイルスプリングiによつて下方
から押し上げられるようにして支持されている。
しかして、ナツトlをねじ込み方向に回転すれ
ばテンレギアームeがコイルスプリングiを圧縮
するようにして下方へ変位され、また、ナツトl
をねじ戻し方向へ回転すればテンレギアームeが
コイルスプリングiの弾発力によつて上方へ変位
されるようになる。これによつて、テンレギアー
ムeの支持軸bに対するその軸方向における位置
が調整される。尚、このようにしてテンレギアー
ムeの位置を調整するのは、テンレギピンgの磁
気テープfが巻き付けられるべき部分が磁気テー
プfが通る高さと同じ高さに来るようにするため
である。
第4図に示したテンレギアーム支持機構aは上
記したように構成されているので、テンレギアー
ムeを支持軸bに回動自在に支持せしめる手段、
テンレギアームeの位置調整を行なう手段及びテ
ンレギアームeのスラスト方向の荷重を受けるた
めの手段が比較的少ない部材によつて簡単に構成
することができるといつた利点がある。
しかしながら、このようなテンレギアーム支持
機構aによると、特に、テンレギアームeがコイ
ルスプリングiによつてナツトlに押圧せしめら
れているのでテンレギアームeはその回動動作に
おいて大きな負荷を受ける状態となつている。即
ち、テンレギアームeは回動しようとするスラス
トワツシヤーj及びkとの間、又は、スラストワ
ツシヤーj及びkを介してナツトl及びコイルス
プリングiとの間に大きな摺動抵抗を生ずるよう
になるので、その回動動作は極めて鈍いものとな
る。
このように、テンレギアームeの回動動作自体
に大きな負荷がかかつていると、テンレギピンg
に加えられるテープテンシヨンに微妙な変化が生
じてもテンレギアームeはそれに敏感に応じて微
細に回動することは困難である。
従つて、テープテンシヨンを精度良く調節する
ことができないといつた問題かある。
また、ナツトlは、前記したようにしてテンレ
ギアームeの位置調整を行なつた後に支持軸bの
螺軸部dとの間に固着溶剤を注入されることによ
つて支持軸bに固着されることになるが、場合に
よつてはその固着溶剤が支持軸bを伝わつてテン
レギアームeの挿通孔h内に入つたり、あるいは
溶剤の乾燥した粉等が塵埃となつて挿通孔h内に
入り込む場合がある。このような事態になると、
テンレギアームeはその回動動作が益々重くなる
ので、テープのテンシヨン調節の精度は更に低下
するようになる。
考案の目的 そこで、本考案は上記した問題点に鑑み為され
たものであり、テンレギアームのスラスト方向の
荷重をこれが回動自在に支持される支持軸の頂点
で受けるようにすることによりテンレギアームの
回動動作における負荷を略ゼロとすることができ
るようにし、これによつて、テープのテンシヨン
調節を精度良く行なうことができるようにし、し
かも、テンレギアームの支持軸に対する軸方向の
位置調整を行なうことができるようにした新規な
テープ走行装置におけるテンレギアーム支持機構
を提供することを目的とする。
考案の概要 本考案テープ走行装置におけるテンレギアーム
支持機構は、上記した目的を達成するために、走
行するテープに所定のテンシヨンを与えるテンレ
ギアームにシヤーシ部から立設された支持軸を挿
通し、上記テンレギアームと該テンレギアームの
スラスト方向の荷重を受けるスラスト受け部材と
を互いの間の間隔を調整する調整手段を介して連
結すると共に、上記スラスト受け部材の一部を前
記支持軸の頂点に接触させるようにしたことを特
徴とする。
実施例 以下に、テープ走行装置におけるテンレギアー
ム支持機構の詳細を添附部面に示した実施例に従
つて説明する。
図面において、1はテンレギアーム支持機構で
ある。
2はテンレギアームである。テンレギアーム2
は合成樹脂により形成され、上方から見た形状に
おいて全体として略「く」の字状に屈曲するよう
に形成されている。3はテンレギアーム2のアー
ム部であり、4はアーム部3の基端側に一体に形
成された連結部であり、また、5は該連結部4を
介してアーム部3と一体に形成された支持部であ
る。該支持部5の連結部4側の下面には下方へ向
けて突出するようにボス部6が一体に形成されて
いる。
7はテンレギアーム2のアーム部3の先端部に
配置されたテンレギピンである。テンレギピン7
はアーム部3から垂直に立設された軸8の下部に
圧入状に外嵌されたスリーブ9と、該軸8の上端
部に圧入状に外嵌されたキヤツプ10と、上記ス
リーブ9とキヤツプ10との間に配置され、か
つ、軸8に回転自在に外嵌されたローラー11と
から成る。尚、ローラー11には後述する磁気テ
ープが巻き付けられるようにされている。
12は前記ボス部6と支持部5のアーム部3側
の部分を垂直方向に貫通するように形成された挿
通孔である。
13は支持部5の略中央部に形成された案内孔
であり、14は支持部5の後部に形成された孔で
ある。そして、上記後側の孔14の下端部は稍大
径に形成されている。
15はスラスト受け部材である。該スラスト受
け部材15は略小判形の板状に形成されており、
その下面の前側の部分に浅い凹部が形成されてい
る。16(第1図参照)はスラスト受け部材15
の下面のうち前端に寄つた位置に形成された小さ
な凹部であり、該凹部16は略円錐状に形成され
ている。17はスラスト受け部材15の後端に寄
つた位置に形成された挿通孔であり、また、18
はスラスト受け部材15の略中央部に形成された
取付孔である。尚、上記した凹部16、挿通孔1
7及び取付孔18は、前記テンレギアーム2の支
持部5に形成された挿通孔12、案内孔13及び
孔14とそれぞれ同軸上に位置するように形成さ
れている。19はスラスト受け部材15の後端部
に形成された突部であり、該突部19はスラスト
受け部材15の後端部を下方から上方へ向つて打
ち出すようにして形成されている。
20は金属スリーブであり、下端部にフランジ
部が形成されている。そして、金属スリーブ20
の内周面はその下方部が上方部よりも稍小径に形
成され、かつ、螺溝21が形成されている。しか
して、金属スリーブ20は前記テンレギアーム2
の支持部5に形成された後側の孔14に下方から
圧入状に挿入され固定される。尚、金属スリーブ
20はこのようにして孔14に挿入された状態に
おいて、そのフランジ部が孔14の下端の開口
部、即ち、大径に形成された部分に配置されるよ
うになるため、これによつて孔14からの上方へ
の抜け止めが為される。
22は調整軸である。該調整軸22は略ねじ状
に形成されており、その外周面のうち軸方向にお
ける下部に螺溝23が形成されている。24は調
整軸22の上端部に形成された頭部であり、その
上面にドライバーの先端部が係合される係合溝が
形成されている。
25はガイド軸であり、該ガイド軸25の上端
に寄つた部分は大径に形成されている。
しかして、ガイド軸25はその大径に形成され
た部分から上方の部分がスラスト受け部材15の
中央部に形成された取付孔18に挿通されると共
に、該取付孔18から上方へ突出した部分がカシ
メられることによりスラスト受け部材25に一体
的に取着される。そして、ガイド軸25がテンレ
ギアーム2の支持部5に形成された案内孔13に
挿入された状態で、調整軸22はスラスト受け部
材15の後側に形成された挿通孔17に挿通され
ると共に、その螺溝23形成された部分が金属ス
リーブ20の螺溝21に螺合されることになる。
尚、26はコイルスプリングであり、ある程度
圧縮された状態で調整軸22に外嵌されると共
に、スラスト受け部材15の下面と金属スリーブ
20の中間部に形成された段部との嵌合に配置さ
れている。従つて、スラスト受け部材15はコイ
ルスプリング26の弾発力により下方から押圧さ
れた状態とされている。そして、スラスト受け部
材15の突部19はこのようにして調整軸22が
組み込まれると該調整軸22の頭部24の下方に
位置されるようになるため、この突部19が調整
軸22の頭部24の下面に当接せしられるように
なる。
しかして、スラスト受け部材15は調整軸22
及びコイルスプリング26を介してテンレギアー
ム2と一体的に連結される。そして、スラスト受
け部材15とテンレギアーム2との間の間隔は調
整軸22によつて微細に調節することができるよ
うにされている。即ち、調整軸22をねじ込み方
向に回転すれば、その頭部24がテンレギアーム
2側へ近ずくように変位されるので、スラスト受
け部材15とテンレギアーム2とはコイルスプリ
ング26を更に圧縮せしめながら互いの間隔を狭
めるようにされる。また、調整軸22をねじ戻し
方向に回転すれば、その頭部24がテンレギアー
ム2から遠ざかるように変位されるので、スラス
ト受け部材15とテンレギアーム2とはコイルス
プリング26の弾発力によつて互いの間隔を拡げ
るようにされる。尚、上記したようにしてテンレ
ギアーム2とスラスト受け部材15との間の間隔
が調整されるとき、両者はガイド軸25によつて
その移動方向を案内される。
27はその下端部がシヤーシ部28に圧入状に
固定されたテンレギアーム支持軸であり、その頂
部は略凸球面状とされている。
しかして、テンレギアーム2は上記テンレギア
ーム支持軸27に回動自在に支持されると共に、
そのスラスト方向の荷重がテンレギアーム支持軸
27の頂部で受けられるようにされている。即
ち、テンレギアーム2の挿通孔12にテンレギア
ーム支持軸27が挿通されると、テンレギアーム
支持軸27の上端部は挿通孔12から上方へ突出
され、その頂面がスラスト受け部材15の下面に
当接されるようになる。
しかして、テンレギアーム2のスラスト方向の
荷重はスラスト受け部材15とテンレギアーム支
持軸27の頂面とが接触する部分によつて受けら
れる。
尚、前記したように、スラスト受け部材15の
下面のうちテンレギアームの挿通孔12と対応す
る位置には小さな円錐状の凹部16が形成されて
いるので、テンレギアーム支持軸27の頂部はこ
の円錐状の凹部16内に位置するようにされる。
従つて、スラスト受け部材15とテンレギアーム
支持軸27の頂面との接触状態が安定的に保持さ
れる。
しかして、このようにしてテンレギアーム支持
軸27に支持されたテンレギアーム2は、シヤー
シ部28からの高さを微細に調節される。即ち、
テンレギピン7のローラー11には、後述する磁
気テープが巻き付けられて走行されるので、その
位置は精度良く調整れている必要がある。この調
整は例えば、ドライバー等の工具を用いて調整軸
22を回転せしめることによつて行なわれる。即
ち、前記したように、調整軸22をねじ込み方向
に回転すればスラスト受け部材15とテンレギア
ーム2との間の間隔が狭くされて行くので、結
局、テンレギアーム2のテンレギアーム支持軸2
7に対する軸方向における位置が上方へ変位せし
められて行くことになる。また、調整軸22をね
じ戻し方向に回転すれば、スラスト受け部材15
とテンレギアーム2との間の間隔が拡くされて行
くので、結局、テンレギアーム2のテンレギアー
ム支持軸27に対する軸方向における位置が下方
へ変位せしめられて行くことになる。
尚、このようにして、テンレギアーム2の上下
方向における位置調整が為された後は、調整軸2
2と金属スリーブ20との間に固着溶剤が注入さ
れ、それによつて、調整された状態が固定的に保
持されることになる。
尚、29は板ばね素材から成る抜け落ち防止板
であり、略スラスト受け部材15の上面の前端部
の上方に該上面と稍離間して配置されている。こ
れによつて、テンレギアーム2がテンレギアーム
支持軸27から脱落するのが防止されるようにさ
れている。
30は引張りコイルスプリングであり、その一
端はシヤーシ部28に設けられた図示しないスプ
リング係着フツクに係着され、その他端はテンレ
ギアーム2のアーム部3に形成された係止孔31
に係着されている。従つて、テンレギアーム2
は、この引張りスプリング30の引張力によつ
て、常時、第2図における反時計回わり方向への
回動力を付勢されている。
32は供給側のリール台(以下、「S側リール
台」と言う。)であり、該S側リール台32はシ
ヤーシ部28から立設されたリール台支持軸33
に回転自在に支持されている。34はS側リール
台32の下部に一体的に形成されたブレーキドラ
ムでありる。
35はブレーキバンドであり、その一側面の両
端部を残した部分にブレーキシユー36が一体的
に取着されている。
37はバンド連結部材であり、その一端が前記
テンレギアーム2の連結部4に回動自在に連結さ
れており、その他端に上記したブレーキバンド3
5の一端部が固定されている。
しかして、ブレーキバンド35はその一端部が
バンド連結部材37を介してテンレギアーム2と
連結され、その中間部が前記S側リール台32の
ブレーキドラム34の外周面に略4分の3周程度
巻き付けられている。尚、ブレーキバンド35の
他端部はシヤーシ部28に設けられた図示しない
バンド固定部材に固定されている。
しかして、テンレギアーム2が第2図における
反時計回わり方向へ回動せしめられた場合は、ブ
レーキバンド35が反S側リール台32側へ引つ
張られるようになるため、ブレーキバンド35の
ブレーキドラム34に対する圧接力が強められる
ようになる。即ち、ブレーキバンド35によるS
側リール台32に対するブレーキ力が強められる
ようになる。逆に、テンレギアーム2が第2図に
おける時計回わり方向へ回動せしめられた場合
は、ブレーキバンド35がS側リール台32側へ
移動されるようになるため、ブレーキバンド35
のブレーキドラム34に対する圧接力が弱められ
るようになる。即ち、ブレーキバンド35による
S側リール台32に対するブレーキ力が弱められ
るようになる。
38はその一端が図示しないテープカセツトに
収納された供給側のテープリール(以下、「Sリ
ール」と言う。)に固定され、他端が巻取り側の
テープリール(以下、「Tリール」と言う。)に固
定された磁気テープである。そして、磁気テープ
38はテープカセツトがVTRに装着され、テー
プローデイング動作が開始されると、テープカセ
ツトから引き出されると共に、VTRに設けられ
た第1のテープガイドポスト39及びその他の図
示しない多数のテープガイドポストに巻き付けら
れ、かつ、図示しないヘツドと接触されながら所
定のテープパスを通るようにセツトされる。
そして、これと共に、テープローデイング動作
が開始されると、テンレギアーム2は、それまで
テンレギピン7がテープカセツトのテープ引出し
用凹部と対応する位置に配置されていた状態か
ら、略第2図に実線で示すような位置へ回動せし
められる。これによつて、磁気テープ38のSリ
ールと第1のテープガイドポスト39との間の部
分はその途中でテンレギピン7のローラー11に
巻き付けられることにより略「く」の字状のテー
プパスを通されるようになる。そして、この状態
において、磁気テープ38には、そのSリールと
第1のテープガイドポスト39との間の部分が略
テープ走行方向と直交する方向へ向けて引つ張ら
れることにより適正な値のテンシヨンが与えられ
るようになる。
しかして、磁気テープ38は再生(FWD)モ
ード時及び録画(REC)モード時において、図
示しないキヤプスタンとピンチローラとによつて
挟まれて定速で走行せしめられる磁気テープ38
のテンシヨンが何らかの原因によつて変化する
と、テンレギピン7及びテンレギアーム2がその
変化に応じて移動され、それによつて磁気テープ
38のテンシヨンを適正な値に補正することが行
なわれる。即ち、磁気テープ3合は、引張りスプ
リング30によるテンレギアーム2に加えられた
回動力の方がテープテンシヨンによるテンレギピ
ン7に加えられた引張力より優るようになるの
で、テンレギアーム2は第2図ニオケル反時計回
わり方向へ回動せしめられる。これによつて、ブ
レーキバンド35によるS側リール台32に対す
るブレーキ力が強められるので、S側リール台3
2及びSリールの回転抵抗が大きくされる。以上
のようにして、磁気テープ38のテンシヨンが自
動的に調節されることになる。
そして、上記テンレギアーム支持機構1によれ
ば、上記したテープテンシヨンの調節は極めて精
度良く実行される。何故ならば、前記したように
テンレギアーム2のスラスト方向の荷重はこれが
支持されるテンレギアーム支持軸27に対して、
その頂面とスラスト受け部材15とが点接触状態
に接触する位置で受けられるようにされているの
で、テンレギアーム2の自重及びこれを受けるた
めの構造がテンレギアーム2の回動動作における
負荷となることは殆んど無い。従つて、テンレギ
アーム2はテンレギピン7が受けるテープテンシ
ヨンの変化に敏感に反応して所定の方向へ回動せ
しめられるようになる。
しかして、磁気テープ38は常に所定の値のテ
ンシヨンを与えられた状態で走行せしめられるよ
うにされる。
尚、テンレギアーム2は、テープ早送りモード
時及びテープ巻戻しモード時において、ブレーキ
バンド35によるS側リール台32に対するブレ
ーキ力をゼロの状態とすることはできるような位
置へ移動せしめられるようにされる。
考案の効果 以上に記載したところから明らかなように、本
考案テープ走行装置におけるテンレギアーム支持
機構は、走行するテープに所定のテンシヨンを与
えるテンレギアームにシヤーシ部から立設された
支持軸を挿通し、上記テンレギアームと該テンレ
ギアームのスラスト方向の荷重を受けるスラスト
受け部材とを互いの間の間隔を調整する調整手段
を介して連結すると共に、上記スラスト受け部材
の一部を前記支持軸の頂点に接触させるようにし
たことを特徴とする。
即ち、本考案は、テンレギアームのスラスト方
向の荷重を、テンレギアームと一体的に連結され
たスラスト受け部材と支持軸の頂点とが接触する
部分において受けるようにしたものである。
従つて、テンレギアームのスラスト方向の荷重
及びこれを受けるため構造がテンレギアームの回
動動作における負荷となることは殆ど無いので、
テンレギアームはテンレギピンに加えられるテー
プテンシヨンの変化に敏感に反応して所定の方向
へ回動せしめられるようになる。
しかして、本考案によれば、テープテンシヨン
の調節を極めて精度良く行なうことができる。
そして、本考案においては、テンレギアームと
該テンレギアームのスラスト方向の荷重を受ける
スラスト受け部材とを互いの間の間隔を調整する
調整手段を介して連結したものであるから、テン
レギアームの支持軸に対する軸方向の位置調節を
容易に行なうことができる。
そして、上記実施例において示した如く、テン
レギアームが支持軸に回動自在に支持される位置
及びテンレギアームのスラスト方向の荷重が受け
られる位置とシヤーシ部からの高さを調節するた
めの調節手段が配置された位置とが同軸上に存在
しないようにすれば、調整手段に付着される固着
溶剤あるいはこれの乾燥した粉等がテンレギアー
ムの支持軸に支持された部分やスラスト受け部材
と支持軸の頂点との間の部分に入り込むような惧
れはない。従つて、上記した溶剤等によつてテン
レギアームの回動動作が鈍くなつたりすることも
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案テープ走行装置にお
けるテンレギアーム支持機構の実施の一例を示す
ものであり、第1図は第2図における−線に
沿う断面図、第2図はテープ走行装置の要部を示
す平面図、第3図はテンレギアーム支持機構を分
解して示す斜視図、第4図は従来のテンレギアー
ム支持機構の一例を一部切欠いて示す側面図であ
る。 符号の説明、1……テンレギアーム支持機構、
2……テンレギアーム、15……スラスト受け部
材、22,26……調整手段、27……支持軸、
28……シヤーシ部、38……テープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 走行するテープに所定のテンシヨンを与えるテ
    ンレギアームにシヤーシ部から立設された支持軸
    を挿通し、上記テンレギアームと該テンレギアー
    ムのスラスト方向の荷重を受けるスラスト受け部
    材とを互いの間の間隔を調整する調整手段を介し
    て連結すると共に、上記スラスト受け部材の一部
    を前記支持軸の頂点に接触させるようにしたこと
    を特徴とするテープ走行装置におけるテンレギア
    ーム支持機構。
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