JPS646695Y2 - - Google Patents

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JPS646695Y2
JPS646695Y2 JP1983045289U JP4528983U JPS646695Y2 JP S646695 Y2 JPS646695 Y2 JP S646695Y2 JP 1983045289 U JP1983045289 U JP 1983045289U JP 4528983 U JP4528983 U JP 4528983U JP S646695 Y2 JPS646695 Y2 JP S646695Y2
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JP
Japan
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blade
tip
cutting blade
fixed
fixed blade
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JP1983045289U
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JPS59150244U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は高枝切鋏に関する。
従来の高枝切鋏は、例えば実開昭58−18458号
に開示されたように、切断刃の柄部に、これを上
下揺動させる引紐を直接に引掛けていた。揺動中
心となる固定刃と切断刃との枢着軸から刃先まで
の距離よりも柄部先端までの長さを大きくすれば
てこの原理で大きな切断力が得られるのである
が、構造上からてこの長さ比を増加させるうえで
限度があり切断力の不足する場合もあつた。また
切断刃自体を引紐で強く引張つたとき、横引き状
態であれば切断刃に横方向のこぜが発生するとい
う欠点もあつた。そのためスムーズな切断作業が
やりにくく、切断刃に無理が掛つて刃先が切損す
ることもあつた。
本考案は従来のこのような問題点を解決するこ
とを目的とし、そこで本考案の特徴とする処は、
下部が固定部材にてポールに固着される倒立略J
字状の固定刃と、該固定刃に重合して交叉状に該
固定刃の枝係合部上端部近傍の軸にて柄部基端が
枢支される切断刃と、一端が上記固定部材に固着
されると共に他端側からの引張り操作にて該切断
刃を閉方向に揺動させる引紐と、を備えた高枝切
鋏であつて;上記固定刃の枝係合部を倒立略V字
状とし、かつ、該係合部上端部と略同一高さ位置
であつて該係合部上端部から上記軸よりさらに隔
離した位置に設けられた枢軸を介して、中途部に
長孔が貫設してなる揺動アームの基端を上記固定
刃に揺動自在に枢結すると共に、該揺動アームの
先端に、上記引紐が掛けられる滑車を、軸を介し
て揺動自在に付設し、さらに、上記切断刃の柄部
先端に取付けられる摺動突出体を、上記揺動アー
ムの長孔に摺動自在に嵌合させると共に、上記固
定刃の先端と揺動アームの先端とを相互に接近す
る方向に引張り上記切断刃を開方向に揺動させる
弾発部材を、該固定刃の先端と該揺動アームの先
端との間に介装した点にある。
以下、図示の実施例に基づき本考案を説明す
る。
第1図乃至第4図に示すように、1は倒立略J
字状に彎曲した固定刃であり、具体的には一枚の
鋼板をプレスで打抜いて形成され、該固定刃1の
下端には、ポール2の上端が挿入される固定部材
3が固着されている。この固定部材3は一部に開
口部を有する円形横断面を有し、該開口部の一対
の突片部4,4をボルト・ナツト結合5,5等で
締付けることにより、挿入されたポール2の上端
を固着する。このポール2は十分に長大で、所望
により伸縮調整自在な内筒と外筒とからなるもの
が使用される。そして高所の木の枝6にこの固定
刃1の枝6係合部1aを引掛けるようになつてい
るが、この係合部1aは図例の如く倒立略V字状
としている。
7は、該固定刃1に重合して交叉状に軸8にて
枢支された切断刃である。この切断刃7は三ケ月
型又はブーメラン型に似た形状で、凸状に弯曲し
た刃先9を有する刃部と、該刃部の基部から連設
される柄部23と、からなり、柄部23の基端を
ボルト・ナツト結合にて枝6係合部1a上端部近
傍の軸8にて、固定刃1に枢支する。
10は揺動アームであつて、該アーム10は、
基端11が別の枢軸12にて固定刃1に上下揺動
自在に枢支される。上記係合部1a上端部と略同
一高さ位置であつて該係合部1a上端部から上記
枢軸8よりさらに隔離した位置に、枢支される。
そして該揺動アーム10の先端13には引紐14
を掛ける滑車15が軸16にて枢着される。第1
図ではアーム10の先端13の一部を右側方に突
出して滑車15の軸16廻りの首振り(揺動)を
容易としている。
引紐14の一端は、固定部材3に固着し、いつ
たん上方にもつていて滑車15に掛けてから下方
に反転し、図外の紐14下端を作業者が手で握つ
て引掛ればアーム10は下方に揺動するのであ
る。ここで、17は該アーム10を上方に弾発付
勢する弾発部材で、アーム10先端部13の後頭
部位をやや突出して係止孔18を設け、他方、固
定刃1の外周縁の一部を角型にやや突出して突部
19とし、これに係止孔20を設け、両係止孔1
8,20にコイルスプリング等の弾発部材17を
引張方向に弾発するように引掛けてなる。つま
り、この弾発部材17により固定刃1の先端と揺
動アーム10の先端とは相互に接近する方向に引
張られている。従つて引紐14下端から作業者が
手を離したり力を弱めると、この弾発力にて、ア
ーム10は上方に揺動復元する。
しかして、該アーム10の中途部には長孔21
が貫設されている。22は、切断刃7の柄部23
の先端に取付けられた摺動突出体で、該摺動突出
体22は、アーム10の上記長孔21に摺動自在
に嵌合するもので、柄部23から突出状に固着さ
れている。突出体22の長孔21への嵌合によつ
て、切断刃7の柄部23と揺動アーム10とは、
連動連結されて、第4図の仮想線と実線の間を上
下揺動し、もつて、切断刃7の刃先9と、固定刃
1にて木の枝6が切断される。
しかして、第4図に於て、仮想線の状態は刃
1,7が最も開いた状態を示し第1図に相当す
る。また第4図の実線の状態は刃1,7が引紐1
4の引張り操作にて最も下方に揺動した状態を示
す。ここにおいて、直接に木の枝を切断する切断
刃7の揺動角度(θ)よりも、これを揺動作動さ
せるアーム10の揺動角度(β)の方が大きく設
定されているから、仮に、本考案とは異なり(従
来通りに)切断刃7の柄部23を同一半径まで延
伸してその先端を引紐で引張つた場合に比較し
て、引張力が小さくて済むことが明らかである。
特に注目すべきは、第5図のように摺動突出体2
2が当初長孔21の位置にあつて、てことして
のアーム10の倍力比は、A/B1であるが、その 後、実際に木の枝6を切断しはじめると、しだい
に突出体22が長孔21内を枢軸12側に近づい
て、ついに倍力比はA/B2となり、B2<B1であるか ら、著しく大きく増加し、切断刃7を揺動させる
モーメントは切断と共に増大して、楽々と木の枝
6を切断出来る。
本考案は以上述べた構成であるから、揺動アー
ム10がてこの原理で大きく倍力したモーメント
を切断刃に与えて楽に木の枝6を切断出来るよう
になつた。さらに、アーム10の長さを長く設定
した場合、アーム10自体は切断刃7とは別の枢
軸12にて枢支されているから、仮に左右にがた
ついてぐらぐらしても、切れ味を悪くすることが
ない。従つて所望のてこの倍力比が用途(木の枝
の種類・太さ)に対応して自由に得られて至便で
ある。特に、引紐14を衝撃的に引張つても、ア
ーム10を介して、切断刃7を揺動させるため
に、刃先9にこぜが発生せず、スムーズに切断が
可能で、かつ長寿命となる。また、固定刃1の枝
6係合部1aは倒立略V字状であるので、該係合
部1aの下端開口部は幅広となり、枝6を該係合
部1aに係合させる際には極めて行ないやすい。
さらに、揺動アーム10は軟鋼とし、切断刃7を
炭素焼入鋼とすることにより、アーム10は滑車
15、弾発部材17を取付けるために最適の自由
な形状に安価に製作出来ると同時に、切断刃7は
硬度を高めて切れ味を良好に保つことが出来て、
合理的である。しかも、上述のような顕著な作用
効果を有するにもかかわらず、従来のこの種の鋏
と比べても揺動アーム10及び突出体22等が増
加したのみで、部品点数はあまり増加せず、構造
も複雑なものとならない利点もある。さらに、弾
発部材17は、幅方向に配設されずに、縦方向
(長手方向)に配設されることになり、切断刃7
近傍の幅寸法が大とならず、作業中に、他の枝6
が引つ掛つて行ないにくいということがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2
図は側面図、第3図は背面図、第4図は切断完了
時の正面図、第5図は作用説明図である。 1……固定刃、7……切断刃、8……軸、10
……揺動アーム、11……基端、14……引紐、
15……滑車、17……弾発部材、21……長
孔、22……摺動突出体、23……柄部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 下部が固定部材3にてポール2に固着される倒
    立略J字状の固定刃1と、該固定刃1に重合して
    交叉状に該固定刃1の枝6係合部1a上端部近傍
    の軸8にて柄部23基端が枢支される切断刃7
    と、一端が上記固定部材3に固着されると共に他
    端側からの引張り操作にて該切断刃7を閉方向に
    揺動させる引紐14と、を備えた高枝切鋏であつ
    て、 上記固定刃1の枝6係合部1aを倒立略V字状
    とし、かつ、該係合部1a上端部と略同一高さ位
    置であつて該係合部1a上端部から上記軸8より
    さらに隔離した位置に設けられた枢軸12を介し
    て、中途部に長孔21が貫設してなる揺動アーム
    10の基端11を上記固定刃1に揺動自在に枢結
    すると共に、該揺動アーム10の先端13に、上
    記引紐14が掛けられる滑車15を、軸16を介
    して揺動自在に付設し、さらに、上記切断刃7の
    柄部23先端に取付けられる摺動突出体22を、
    上記揺動アーム10の長孔21に摺動自在に嵌合
    させると共に、上記固定刃1の先端と揺動アーム
    10の先端とを相互に接近する方向に引張り上記
    切断刃7を開方向に揺動させる弾発部材17を、
    該固定刃1の先端と該揺動アーム10の先端との
    間に介装したことを特徴とする高枝切鋏。
JP4528983U 1983-03-28 1983-03-28 高枝切鋏 Granted JPS59150244U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4528983U JPS59150244U (ja) 1983-03-28 1983-03-28 高枝切鋏

Applications Claiming Priority (1)

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JP4528983U JPS59150244U (ja) 1983-03-28 1983-03-28 高枝切鋏

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Publication Number Publication Date
JPS59150244U JPS59150244U (ja) 1984-10-08
JPS646695Y2 true JPS646695Y2 (ja) 1989-02-21

Family

ID=30175800

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JP4528983U Granted JPS59150244U (ja) 1983-03-28 1983-03-28 高枝切鋏

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JP (1) JPS59150244U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS589621A (ja) * 1981-06-26 1983-01-20 ウオリス・マニユフアクチユアリング・コ−ポレ−シヨン 複合動作式のフツクと刃を持つ刈込み装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS589621A (ja) * 1981-06-26 1983-01-20 ウオリス・マニユフアクチユアリング・コ−ポレ−シヨン 複合動作式のフツクと刃を持つ刈込み装置

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JPS59150244U (ja) 1984-10-08

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