JPS646688Y2 - - Google Patents

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JPS646688Y2
JPS646688Y2 JP1982199171U JP19917182U JPS646688Y2 JP S646688 Y2 JPS646688 Y2 JP S646688Y2 JP 1982199171 U JP1982199171 U JP 1982199171U JP 19917182 U JP19917182 U JP 19917182U JP S646688 Y2 JPS646688 Y2 JP S646688Y2
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light
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JP1982199171U
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【考案の詳細な説明】 本考案は、コンバイン等における脱穀機に係
り、詳しくは揺動板上の籾流量を検出する装置に
関する。
一般に、揺動板は常に動いているため、揺動板
上の籾流量を検出するには、揺動板と一体的にセ
ンサを設置する必要がある。しかし、従来、籾流
量検出センサとして受圧センサを用いているた
め、揺動板の振動によりセンサ受圧部が籾の慣性
を受けてオンしてしまうような誤作動が生じ、結
局、にぶい感度のセンサしか用いることができ
ず、精度が極めて低いものになつていた。また、
センサを取付けるため、揺動体上にブラケツトを
立設する必要があり、このため、ブラケツトにわ
ら屑等が引つ掛かり、揺動板上の籾の流れを阻害
することがあつた。
そこで、本考案は、揺動板上に、該揺動板の幅
方向を仕切る仕切板を設置し、かつ該仕切板に、
受光素子及び発光素子を設置し、これら両素子の
間を通過する籾に遮られて受光素子の受ける光量
が変化することに基づき籾流量を検出し、もつて
上述欠点を解消した脱穀機における籾流量検出装
置を提供することを目的とするものである。
以下、図面に沿つて、本考案による実施例につ
いて説明する。
自動脱穀機1は、第1図に示すように、扱胴2
及びフイードチエーン3を有しており、扱胴2の
下方は受網5になつていると共に、該扱胴2に並
列して処理胴6を有する処理室7が配設されてい
る。更に、受網5の下方には揺動板9が配置され
ており、かつ該揺動板9の後流側はクリンプ網1
0になつている。また、処理室7はオーガを介し
てストローラツク11に開口しており、更にスト
ローラツク11の下方にはチヤフシーブ12が配
置されている。一方、脱穀機1の下方一側にはと
うみ13が設置されており、該とうみ13からの
風は揺動板9のクリンプ網10から上方に抜ける
と共に、隔壁14により分岐されてチヤフシーブ
12に案内されている。更に、クリンプ網10の
下方には1番ラセン15が配置されており、また
チヤフシーブ12の下方には2番口ラセン16が
配置され、2番口ラセン16はスロワー17によ
り処理物を揺動板9上に還流する。更に、脱穀機
1の後端には3番口19が配設されており、該3
番口19近傍には横断流フアンよりなる吸引フア
ン20が設置されている。そして、第2図に示す
ように、吸引フアン20はベルト21を介して無
段変速プーリ22により駆動されており、該プー
リ22は斜面カム23によりその有効径が変化さ
れ、かつ該カム23はロツド25を介して、変速
操作モータ26の出力軸に固設されたアーム27
に連結している。なお、第2図中、30,31は
プーリ22の操作範囲を規制する上限及び下限用
のリミツトスイツチである。
一方、第3図及び第4図に示すように、揺動板
9上には、籾が揺動体の幅方向に均一に分散する
ように、所定間隔に複数個の仕切板32,32が
固設されている。そして、一方の仕切板32には
CdS素子等からなる受光素子33a,33bが高
さを相違して2段に設置されており、また他方の
仕切板32には受光素子33a,33bとそれぞ
れ対応するように、LED等の発光素子35a,
35bが高さを相違して2段に設置されている。
なお、第3図鎖線に示すように、受光素子又は発
光素子のいずれか一方を仕切板32に設置し、他
方を揺動板9の側壁9aに設置してもよい。
そして、第5図に示すように、受光素子33a
及び33bは信号変換器36に出力し、更に該信
号変換器36はそれぞれ常閉スイツチ30,31
を介して上方及び下方コンパレータ37,39に
出力する。上方コンパレータ37はそのマイナス
側入力が基準電圧設定抵抗40に接続され、変換
器36からのプラス側入力が設定基準値より大き
いと出力して、リレー41に通電して接点41a
をオンする。また、下方コンパレータ39はその
プラス側入力が基準電圧設定抵抗42に接続さ
れ、変換器36からのマイナス側入力が設定基準
値より小さいと出力して、リレー43に通電して
接点43aを切換える。なお、図中、26は変速
操作モータ、45はバツテリー、46はメインス
イツチである。
本実施例は以上のような構成よりなるので、フ
イードチエーン3により移送された穀稈は扱胴2
により脱穀されるが、この際穀粒と一緒にわら屑
及び長わら等が発生する。そして、受網5から漏
下しない長わら等は処理室7において処理されて
ストローラツク11に排出され、長わらは吸引フ
アン20により吸引されて機外に排出され、また
ストローラツク11から漏下した穂切れ等はチヤ
フシーブ12により選別され、一部が2番口ラセ
ン16及びスロワー17により揺動板9上に還流
される。一方、受網5から漏下した籾M及び小さ
なわら屑は、所定ストロークで振動している揺動
板9にて層状選別されながら前方へ移送され、ク
リンプ網10にてとうみ13及び吸引フアン20
の風により選別される。これにより、籾Mはクリ
ンプ網10から漏下し、1番口ラセン15により
集められ、またわら屑はとうみ13及び吸引フア
ン20の風によつて3番口から機外に排出され
る。
そして、揺動板9による層状選別及び移送に際
して、籾M等は穀稈の供給量等により、第6図a
〜eに示すように層厚が変化し、かつ、該籾層厚
即ち揺動板9上の籾流量は、発光素子35a,3
5bからの光がそこを通過する籾Mにより遮られ
て、受光素子33a,33bが受ける光量が変化
することにより検出される。即ち、第6図aに示
すように、層厚が薄く、上下両受光素子33a,
33bが共に完全に受光する状態では出力電流が
大きく、bに示すように、層厚が増して、下受光
素子33aの受光面積が漸減するに従い出力は小
さくなり、更にcに示すように、下受光素子33
aが完全に埋つて、上受光素子33bのみが完全
に受光する状態になると更に小さくなる。そし
て、更に層厚が増すと、dに示すように、上受光
素子33bの受光面積が漸減し、ついには、eに
示すように、上受光素子33bも完全に埋没し
て、出力電流は0になる。この状態を、受光素子
33a,33bからの出力に基づく信号変換器3
6の出力電圧でみると、第7図に示すように、そ
れぞれ第6図のa〜eに対応するa〜eの籾流量
により変化する。そして、第6図cに示す籾流量
を基準として基準電圧設定抵抗40,42を設定
すると、d,eに示すように籾流量が多い場合
は、コンパレータ37のプラス側入力が基準値を
越えてリレー41を通電し、接点41aをオンし
て変速操作モータ26を所定方向に回転する。こ
れにより、アーム30及びロツド25を介して斜
面カム23を回動し、変速プーリ22をその有効
径が小さくなるように操作して、吸引フアン20
の回転を速くし、風速を大きくして選別能力を高
める。また反対に、a,bに示すように籾流量が
少い場合、コンパレータ39のマイナス側入力が
基準値を越えてリレー43を通電し、接点43a
を切換えてモータ26を逆方向に回転する。これ
により、変速プーリ22をその有効径が大きくな
るように操作し、吸引フアン20の回転を遅くし
て、選別風力を小さくする。即ち、籾流量が第6
図cに示す状態になるように、吸引フアン20の
風力従つて選別能力が自動調整される。なお、籾
流量に基づく制御は、上述した吸引フアン20の
回転速度制御に限らず、とうみ13の回転速度を
制御してもよく、更にフイードチエーン3の速度
を制御してもよい。
以上説明したように、本考案によれば、揺動板
9上に、該揺動板9の幅方向を仕切る仕切板32
を設置し、かつ該仕切板32に、受光素子33
a,33b及び発光素子35a,35bを設置し
たので、受光素子の受光面積の変化により籾流量
を検出でき、極めて簡単な構成でありながら、正
確な籾流量を検出することができ、取付けのため
のブラケツトを必要とせず、わら屑等が引つ掛つ
て籾の流れを阻害することを防止できると共に、
揺動板9の幅方向に籾を均一に分散することがで
きる。更に、受光素子33a,33b及び発光素
子35a,35bを、揺動板9に設置した仕切板
32に設けたので、前記受光素子33a,33b
と発光素子35a,35bを揺動板9と一体に振
動することができ、これにより該揺動板9上を移
送される穀粒との間で相対移動が生じることはな
く、従つて受光素子33a,33bと発光素子3
5a,35bは常に適正な位置で穀粒を検出する
ことができる。また、揺動板9の角度調整を行う
場合、受光素子33a,33b及び発光素子35
a,35bは該揺動板9と一体に移動するため、
角度調整の度にこれら受光素子33a,33b及
び発光素子35a,35bの位置調整等を行わな
くてもよく、作業を簡略化することができる。更
に、発光素子33a,33bを高さを相違して複
数個設置すると、広範囲な流量検出が可能になる
と共に、上下受光素子33a,33bの間に、出
力信号の変化のない不感帯を構成することがで
き、該出力信号を吸引フアン20等の風力制御に
用いる場合、ハンチングを防止して安定した制御
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した脱穀機を示す断面
図、第2図はその吸引フアン20の回転速度制御
装置を示す斜視図、第3図は脱穀機の縦断面図、
第4図は揺動板における受光素子及び発光素子部
分を示す斜視図、第5図は本考案に係る電気回路
図、第6図a〜eは受光素子及び発光素子部分の
それぞれ異なる状態を示す作動説明図、第7図は
各状態における出力信号の変化を示す図である。 1……脱穀機、2……扱胴、9……揺動板、2
0……吸引フアン、26……変速操作モータ、3
2……仕切板、33a,33b……受光素子、3
5a,35b……発光素子、M……籾。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 揺動板9を有する脱穀機1において、揺動板
    9上に、該揺動板9の幅方向を仕切る仕切板3
    2を設置し、かつ該仕切板32に、受光素子3
    3a,33b及び発光素子35a,35bを設
    置してなる脱穀機における籾流量検出装置。 2 受光素子33a,33bを高さを相違して複
    数個設置してなる実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の脱穀機における籾流量検出装置。
JP19917182U 1982-12-29 1982-12-29 脱穀機における籾流量検出装置 Granted JPS59105833U (ja)

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JP19917182U JPS59105833U (ja) 1982-12-29 1982-12-29 脱穀機における籾流量検出装置

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JPS59105833U JPS59105833U (ja) 1984-07-17
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