JPS645400Y2 - - Google Patents
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- JPS645400Y2 JPS645400Y2 JP15256580U JP15256580U JPS645400Y2 JP S645400 Y2 JPS645400 Y2 JP S645400Y2 JP 15256580 U JP15256580 U JP 15256580U JP 15256580 U JP15256580 U JP 15256580U JP S645400 Y2 JPS645400 Y2 JP S645400Y2
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 19
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 4
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000000295 complement effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
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- Superheterodyne Receivers (AREA)
- Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Description
本考案はプログラマブルデバイダに係り、動作
上限周波数を高めた同デバイダに関する。 一般にプログラマブルデバイダはその動作上限
周波数が単純なデバイダのそれの1/2〜1/3程度で
ある。これはプログラマブルデバイダを構成する
場合、フイードバツク(帰還)ループの動作速度
が影響し、誤動作速度が低下してしまう。 そこで前記フイードバツクループの負担を軽減
すれば、前記欠点は除去できる。これを実現した
ものがパルススワローカウンタと称せられるもの
である。 斯るパルススワローカウンタは1/N,1/
〈N+1〉に分周数(Nは整数)が切換えられる
前置分周器の出力をプログラマブルデバイダで分
周し、該プログラマブルデバイダの出力により、
1/N及び1/〈N+1〉の分周数を制御するも
のであり、プログラマブルデバイダの動作周波数
の上限をA〔Hz〕とすれば、システムとしてはA
×N〔Hz〕の周波数で動作可能となる。 ここで、パルススワローカウンタの原理につい
て述べる。1/M分周をするカウンタの入力周波
数oscと出力周波数rの関係は、 osc=Mr− (1)式 である。Mは整数であるから、(1)式は osc=m1+10m2 +102m3…10q-1mq)fr…(2)式 (m1,m2……mqは1位桁、2位桁…q位行の
数字)で表わされる。更に、(2)式は、 osc=N(1/Nm1+10/Nm2 +102/Nm3……10/Nq-1mq)r…(3)式 と表わされる。(3)式に於いて、10/Nm2+102/Nm3… …10/Nq-1mq=MNとすると(3)式は osc=(m1+NMN)r =(NMN+m1+Nm1−Nm1)r ={(MN−m1)N+m1(N+1)}r ……(4)式 となる。即ち、(4)式の意味することは、1/N分
周をMN−m1回行い、更に、1/(N+1)分周
をm1回行うことにより、1/M分周が行えると
いうことである。 第1図は、上記(4)式を実現するパルススワロー
カウンタの一例であり、1は入力端子、2は1/
Nと1/(N+1)の分周が切換えられるデバイ
ダ、3,4は各々第1及び第2プログラマブルカ
ウンタ、5は論理回路、6は出力端子、7は切換
信号端子である。ここで、第1及び第2プログラ
マブルカウンタ3,4は、デバイダ2の1/Nと
1/(N+1)分周出力により同時に計数を行う
ものであり、第1プログラマブルカウンタ3には
(4)式のm1がプリセツトされ、第2プログラマブ
ルカウンタ4には(4)式のMNがプリセツトされる。
即ち、第1プログラマブルカウンタ3が1/(N
+1)分周出力をm1回計数したとき、(同時に第
2プログラマブルカウンタ4もm1計数する。)、
デバイダ2が1/N分周に切換えられ、以後第2
プログラマブルカウンタが41/N分周出力をMN
−m1回計数する。 例えば、N=10として、182を分周したい場合
には、 m1=2……1/11を2回計数 MN=180/10=18……1/11を2回+1/10を16回
計数 となり、第1プログラマブルカウンタ3を2、第
2プログラマブルカウンタ4を18にプリセツトす
れば良い。 N=10としたときの分周数とプログラマブルデ
ータを表1に示す。
上限周波数を高めた同デバイダに関する。 一般にプログラマブルデバイダはその動作上限
周波数が単純なデバイダのそれの1/2〜1/3程度で
ある。これはプログラマブルデバイダを構成する
場合、フイードバツク(帰還)ループの動作速度
が影響し、誤動作速度が低下してしまう。 そこで前記フイードバツクループの負担を軽減
すれば、前記欠点は除去できる。これを実現した
ものがパルススワローカウンタと称せられるもの
である。 斯るパルススワローカウンタは1/N,1/
〈N+1〉に分周数(Nは整数)が切換えられる
前置分周器の出力をプログラマブルデバイダで分
周し、該プログラマブルデバイダの出力により、
1/N及び1/〈N+1〉の分周数を制御するも
のであり、プログラマブルデバイダの動作周波数
の上限をA〔Hz〕とすれば、システムとしてはA
×N〔Hz〕の周波数で動作可能となる。 ここで、パルススワローカウンタの原理につい
て述べる。1/M分周をするカウンタの入力周波
数oscと出力周波数rの関係は、 osc=Mr− (1)式 である。Mは整数であるから、(1)式は osc=m1+10m2 +102m3…10q-1mq)fr…(2)式 (m1,m2……mqは1位桁、2位桁…q位行の
数字)で表わされる。更に、(2)式は、 osc=N(1/Nm1+10/Nm2 +102/Nm3……10/Nq-1mq)r…(3)式 と表わされる。(3)式に於いて、10/Nm2+102/Nm3… …10/Nq-1mq=MNとすると(3)式は osc=(m1+NMN)r =(NMN+m1+Nm1−Nm1)r ={(MN−m1)N+m1(N+1)}r ……(4)式 となる。即ち、(4)式の意味することは、1/N分
周をMN−m1回行い、更に、1/(N+1)分周
をm1回行うことにより、1/M分周が行えると
いうことである。 第1図は、上記(4)式を実現するパルススワロー
カウンタの一例であり、1は入力端子、2は1/
Nと1/(N+1)の分周が切換えられるデバイ
ダ、3,4は各々第1及び第2プログラマブルカ
ウンタ、5は論理回路、6は出力端子、7は切換
信号端子である。ここで、第1及び第2プログラ
マブルカウンタ3,4は、デバイダ2の1/Nと
1/(N+1)分周出力により同時に計数を行う
ものであり、第1プログラマブルカウンタ3には
(4)式のm1がプリセツトされ、第2プログラマブ
ルカウンタ4には(4)式のMNがプリセツトされる。
即ち、第1プログラマブルカウンタ3が1/(N
+1)分周出力をm1回計数したとき、(同時に第
2プログラマブルカウンタ4もm1計数する。)、
デバイダ2が1/N分周に切換えられ、以後第2
プログラマブルカウンタが41/N分周出力をMN
−m1回計数する。 例えば、N=10として、182を分周したい場合
には、 m1=2……1/11を2回計数 MN=180/10=18……1/11を2回+1/10を16回
計数 となり、第1プログラマブルカウンタ3を2、第
2プログラマブルカウンタ4を18にプリセツトす
れば良い。 N=10としたときの分周数とプログラマブルデ
ータを表1に示す。
【表】
次にN=4の場合、同様に182を分周したとき、
m1=2……1/5を2回
MNを180/4=45……1/5を2回+1/4を43回即ち
第1プログラマブルカウンタ3を2、第2プログ
ラマブルカウンタ4を45(P1=2,P2=45)にプ
リセツトする。 このときの分周数とプログラムデータを表2に
示す。
第1プログラマブルカウンタ3を2、第2プログ
ラマブルカウンタ4を45(P1=2,P2=45)にプ
リセツトする。 このときの分周数とプログラムデータを表2に
示す。
【表】
以下本考案の一実施例を示す第2図について、
第3図イ〜ニのタイミングチヤートを用いて説明
する。 第2図において、8,1,8,2,8,3…は
各々プログラムデータ入力P1,P2,…がインバ
ータ9,1,9,2,9,3…を介して加えられ
るフリツプフロツプ、10はデイレイドフリツプ
フロツプ、11はNORゲート、12はインバー
タ、13はNANDゲート14及びNORゲート1
5より成る第1の検出回路、16はNORゲート
17及びNANDゲート18より成る第2の検出
回路、19はデイレイタイプのフリツプフロツプ
20,21,22より成るシフトレジスタ、23
はANDゲート24、NORゲート25及びフリツ
プフロツプ26,27,28より成る前置分周
器、29はR−Sタイプのフリツプフロツプ、3
0はNORゲート、31はインバータ、32はク
ロツク信号入力端子を示す。ここで前置分周器2
3の分周数が1/N=1/4,(1/(N+1)=1/
5)の場合について述べる。 () ラインが“1”のとき、(第3図イ) (i) 前置分周器23のフリツプフロツプの出力
QA,QB及びQCがQA=QB=QC=“0”の場
合、このときは前置分周器23のフリツプフロ
ツプ26に対する入力DA=“1”となる。 従つてDB=QA=“0”,DC=QB=0であ
る。() 以下(ii)〜(vii)について、DA,DB及びDCは変
化直前の状態を示す。 (ii) DA=“1”,DB=QA=“0”,DC=QB=
“0”の場合にクロツクが印加されると、 QA=DB=“1”QB=DC=“0”となる。
() (iii) DA=“1”,DB=QA=“1”,DC=QB=
“0”の場合にクロツクが印加されると、 QA=“1”,QB=“1”,QC=“1”となる。
() (iv) DA=“0”(QB=“1”)、DB=QA=“1” DC=QB=“1”の場合にクロツクが印加さ
れると、 QA=“0”,QB=“1”,QC=“1”となる。
() (v) DA=“0”(QB=“1”)、DB=QA=“0” DC=QB=“1”の場合にクロツクが印加さ
れると、 QA=“0”,QB=“0”,QC=“1”となる。
() (vi) DA=“0”(QC=“1”のため)、DB=QA
=“0”,DC=QB=“0”の場合にクロツクが
印加されると、 QA=“0”,QB=“0”QC=“0”となる。
() (vii) DA=“1”(QB=QC=“0”)、DB=QA=
“0”,DC=QB=“0”の場合にクロツクが印
加されると、 QA=“1”,QB=QC=“0”となる。() 以上により5進(1/5分周)動作を行い、こ
の模様をタイミングチヤート第3図イにて各点
波形を示す。 () ラインが“0”のとき(第3図ロ) (i) QA=“1”,QB=QC=“0”の場合、この
場合DA=“1”(QB=0であるから)DB=
QA=“1”,DC=QB=“0”となる。() 以下(ii)〜(vi)についてDA,DB及びDCは変化
直前の状態をQA,QB及びQCは変化直後の状
態を各々示す。 (ii) DA=“1”,DB=QA=“1”,DC=QB=
“0”の場合にクロツクが印加されると、 QA=QB=“1”,QC=“0”となる。() (iii) DA=“0”(QB=“1”)、DB=QA=“1”、 DC=QB=“1”の場合にクロツクが印加さ
れると、 QA=“0”,QB=QC=“1”となる。() (iv) DA=“0”(QB=“1”)、DB=QA=“0”,
DC=QB=“1”の場合にクロツクが印加され
ると、 QA=QB=“0”,QC=“1”となる。() (v) DA=“1”(QB=“0”となりQCのフイー
ドバツクのループはないため)、DB=QA=
“0”,DC=QB=“0”の場合にクロツクが印
加されると、 QA=“1”,QB=QC=“0”となる。() (vi) DA=“1”,DB=QA=“1”,DC=QB=
“0”の場合にクロツクが印加されると、 QA=QB=“1”,QC=“0”となる。() 以上により4進(1/4分周)動作を行い、この
模様をタイミングチヤート第2図ロにて、各点波
形を示す。 上述の説明から明らかなようにラインが
“1”のときは1/5分周となり、ラインが“0”
のときは1/4分周となる。また、1/5分周と1/4分
周の切換えは、Qcの立ち下がり時に実行される。
即ち、前置分周器23のフリツプフロツプ26の
入力DAに印加される信号は、ANDゲート24及
びNORゲート25によつて作られ、論理式A =・C+B で表わされる。この式からラインの変化が入
力DAに影響を与えるタイミング、即ち、1/4分周
と1/5分周を切換えるタイミングは、QC=“1”,
QB=“0”の状態でクロツクINが入力されたとき
であることがわかる。従つて、第3図イ及びロに
よれば、QC=“1”及びQB=“0”となるのは、
QCが立ち下がるタイミングからクロツクINの1
周期前までの期間である。それ以外の期間では、
ラインの信号変化は、DAに何ら影響を与えな
い。よつて、QCの立ち下がり時にラインの信
号が確定していれば、前のQCの立ち下がり以降
いつでもラインの信号を変化することができ
る。即ち、第3図ハのタイミングチヤートに示さ
れる斜線部分の如く、QCの一周期分の許容デイ
レイがある。 また、第2図に於いて、フリツプフロツプ8,
1,8,2は、第1図に示された第1プログラマ
ブルカウンタ3に対応し、前置分周器23の出力
QCをm1個計数する。フリツプフロツプ8,3,
8,4…8,14は、第1図に示された第2プロ
グラマブルカウンタ4に対応し、出力QCをMN個
計数する。これらフリツプフロツプ8,1,8,
2、及び8,3…8,14はバイナリーのアツプ
カウンタを構成しているため、計数値m1を与え
るP1,P2及び計数値MNを与えるP3,P4…P14の
プログラムデータは各々インバータ9,1,9,
2及び9,3,9,4…9,14により反転さ
れ、計数値m1及びMNの補数がプリセツトされ
る。第1の検出回路13は、フリツプフロツプ
8,1,8,2の内容が共に“1”、即ち、m1を
計数したことを検出するもので、その出力Rは、
フリツプフロツプ29及びシフトレジスタ19を
介して前置分周器23の分周比を1/5から1/
4に切換えるように作用する。また、第2の検出
回路16は、フリツプフロツプ8,4が“0”、
フリツプフロツプ8,3,8,5…8,14が
“1”となつたこと、即ち、すべてのフリツプフ
ロツプ8,3,8,4…8,14が“1”となる
2個前の状態、更に言い変えれば、MN−2個の
計数をしたことを検出するもので、その出力S
は、フリツプフロツプ29及びシフトレジスタ1
9を介して前置分周器23の分周比を1/4から
1/5に切換えるように作用すると共に、フリツ
プフロツプ10を介してプリセツト信号QMFを作
成する。ここで、第2の検出回路16がMN−2
を検出するようにしているのは、フリツプフロツ
プ8,1,8,2,8,3…8,14のプリセツ
ト完了に出力QCが2クロツク分必要となるから
であり、プリセツト完了したときに計数値がMN
となるようにしてある。また、フリツプフロツプ
29及びシフトレジスタ19を使用する目的は、
前置分周器23の分周比が、プリセツト動作中は
1/4となり、プリセツト完了後に1/5となるように
ラインの変化を遅延することである。この点に
ついては、次の動作説明で明らかになる。またシ
フトレジスタ19のフリツプフロツプ21,20
のセツト端子S2,S3には各々制御信号S2,S3が印
加され、フリツプフロツプ22,21,20の出
力Q1,Q2,Q3はNORゲート30の入力に印加さ
れており、前記制御信号によつて、プログラムデ
ータP1,P2…P14を変えることなく、分周比を変
えることができる。次に、第2図の実施例に於い
て、クロツクINを1/42分周する場合の動作を第
3図ニを参照して説明する。 本実施例では、前述した,3式及び,4式のN
が4であるから、1/42分周する場合には、m1=
2,MN=10となる。従つて、P1,P2のプリセツト
データを2,P3,P4…P14のプリセツトデータを
10とすれば良い。このとき、P1,P2,P3,P4…
P14を1つのデータとしてみた場合、P3,P4…P14
は、上位桁方向に2ビツトシフトした形となる。
即ち、バイナリーデータでは、上位桁に1ビツト
シフトすることは、2を乗ずることであるから、
P3,P4…P14の桁で表わされるのは10×4とな
り、P1,P2,P3…P14は2+10×4=42となる。
この数字42は、分周数42に一致している。これ
は,3式に於いて、m1及びMNを求める際に分周
数MをN=4で割つたからである。 次に動作を順次説明する。 S2=S3=“0”の場合 (i) 今、第2の検出回路16によつて検出が為さ
れる直前の状態にあるとする。この状態では、
フリツプフロツプ8,3,8,4は“0”,8,
5〜8,14は“1”、信号S,QMF、分周出
力DIV−OUT、及び第1の検出回路13の出
力Rも“0”であり、また、フリツプフロツプ
29はリセツト、シフトレジスタ19の各出力
Q1,Q2,Q3は“0”、ラインも“0”となつ
ている。従つて、前置分周器23は1/4分周と
なつている。 この状態に於いて、出力QCが印加(QCの立
ち下がり…第3図ニのの時点)されると、フ
リツプフロツプ8,3が“1”となり、第2の
検出回路16で検出が行われ、出力S=“1”
となる。出力S=“1”は、フリツプフロツプ
29をセツトしてその出力QSを“1”とする
と共に、NORゲート11及びインバータ12
を介して、分周出力DIV−OUTを“1”とす
る。また、NORゲート11の出力(分周出力
DIV−OUTの反転信号)は第1の検出回路1
3の動作を禁止する。これは、フリツプフロツ
プ29のセツト信号とリセツト信号が同時に
“1”となるのを防ぐためである。 (ii) 第3図ニのの時点−出力QCにより、S=
“1”の印加されたフリツプフロツプ10の出
力QMFは“1”となり、フリツプフロツプ8,
1,8,2,8,3…8,14のプリセツト制
御端子PEに“1”が印加される。従つて、フ
リツプフロツプ8,1,8,2,8,3…8,
14には、プログラムデータP1,P2,…P14
(42)の補数がプリセツト入力Jを介してプリ
セツトされる。同時に、第2の検出回路16の
出力Sは“0”となる。一方、シフトレジスタ
19は、フリツプフロツプ29の出力QS=
“1”を1ビツトシフトし、その出力Q1を
“1”とする。 (iii) 第3図ニのの時点−出力S=“0”の印加
されていたフリツプフロツプ10の出力QMFは
“0”となり、フリツプフロツプ8,1,8,
2,8,3…8,14のプリセツトが完了す
る。また、出力QMF=“0”となることにより、
分周出力DIV=OUTは“0”となる。一方、
シフトレジスタ19は、フリツプフロツプ29
の出力QS=“1”を更に1ビツトシフトするた
め、出力Q2=“1”,Q1=“1”となる。 以上、(i),(ii),(iii)から明らかな如く、プログ
ラムデータP1,P2…P14をプリセツトするため
に、1/4分周された出力QCが2個必要となる。
即ち、プリセツト期間中でも1/4分周が2個計
数されたことになる。もし、プリセツト期間中
の分周比が1/5であると、1/5分周を計数す
るための計数値m1に関係なく1/5分周が計数さ
れてしまうため、シフトレジスタ19によつて
ラインが“1”になるタイミングを遅延して
いるのである。 (iv) 第3図ニのの時点−この時の出力QCによ
り、フリツプフロツプ8,1,8,2及び8,
3,8,4…8,14の計数が開始され、各々
“1”カウントアツプする。また、シフトレジ
スタ19はフリツプフロツプ29の出力QS=
“1”を更にシフトするため、出力Q1=“1”,
Q2=“1”、Q3=“1”となり、出力Q1=“1”
及びQ3=“1”によりラインは“1”とな
る。ライン=“1”により、前置分周器23
の分周比は1/4から1/5に切換えられるの
であるが、ライン=“1”となつた時点は、
シフトレジスタ19を構成する素子等の遅延が
あるため、第3図ニのに於ける出力QCの立
ち下がりより後になり、前置分周器23が1/5
分周を行うのは、次に分周サイクルとなる。従
つて、ライン=“1”となるタイミングは、
次の出力QCの立ち下がりまでの期間、即ち、
斜線で示された許容デイレイの範囲内で許され
る。 (v) 第3図ニのの時点−フリツプフロツプ8,
1,8,2は、出力QCを2個計数した状態で
あり、共に“1”となる。従つて、第1の検出
回路13の出力Rは“1”となる。R=“1”
によりフリツプフロツプ29はリセツトされ、
その出力QSは“0”となるが、出力QS=“0”
は前述と同様にシフトレジスタ19によつて遅
延される。 (vi) 第3図ニのの時点−出力QCを計数するこ
とにより、フリツプフロツプ8,1,8,2
は、計数内容が+1進むため、第1の検出回路
13の出力Rは“0”となる。また、シフトレ
ジスタ19はフリツプフロツプ29の出力QS
=“0”を1ビツトシフトするため、出力Q1=
“0”となる。出力Q1=“0”となることによ
り、ラインは“0”になる。ライン=“0”
となるタイミングは、前述と同様に次の出力
QCの立ち下がりまでの許容デイレイの範囲内
にあり、前置分周器23が1/4分周となるのは、
次の分周サイクルとなる。従つて、1/5分周の
回数は、フリツプフロツプ8,1,8,2で計
数されたm1=2回となる。 (vii) 第3図ニのの時点−シフトレジスタ19は
出力QS=“0”を1ビツトシフトするため、出
力Q1=“0”,Q2=“0”となる。 (vii) 第3図ホのの時点−シフトレジスタ19の
シフトが更に進み出力Q1=“0”,Q2=“0”,
Q3=“0”となる。 (ix) 第3図ニのの時点−フリツプフロツプ8,
1,8,2は、出力QCを計数し続けているた
め、前回の時点から4個計数したの時点で
再び第1の検出回路13の出力Rが“1”とな
るが、フリツプフロツプ29はすでにリセツト
状態にあるため、出力R=“1”は無関係のも
のとなる。 (x) 第3図ニのの時点−第1の検出回路13の
出力Rが“0”となる。 () 第3図ニのの時点−このときの出力
QCは、フリツプフロツプ8,3,8,4…8,
14に計数値P3,P4…P14=10がプリセツト
(実際には10の補数)されてから8個目のパル
スであり、フリツプフロツプ8,3,8,4…
8,14の計数は、すべて“1”となる2個手
前の状態になる。従つて、の時点と同様に出
力S=“1”となり、分周出力DIV−OUTも
“1”となる。 以降は、前述した(i),(ii),(iii)と同じ動作を行
い、1/4分周された出力QCの2個分のプリセツト
期間を経て、再び、m1=2,MN=10の計数値が
プリセツトされると共に、分周出力DIV−OUT
が“0”になる。 以上(i)〜()の動作から、分周出力DIV−
OUTの一周期間には1/4分周が8回、1/5分周が
2回となり、クロツクINの周波数をプリセツト
データP1,P2…P14で設定した1/42に分周するこ
とができる。 次にS2=“0”,S3=“1”の場合(第3図ホ)、 S3=“1”となるため、フリツプフロツプ20
の出力Q3は“1”に固定され、このため、ライ
ンはフリツプフロツプ22の出力Q1とフリツ
プフロツプ21の出力Q2とのAND出力と一致
し、S2=S3=0の場合に対し、ラインCの“1”
の期間が1パルス分(1Φ)だけ長くなる。従つ
て、全体の分周中での1/5分周が1回増え、1/4分
周が1回減る。このため、分周数は5×3+4×
7=43となる。 次にS2=S3=“1”の場合(第3図ヘ)S2=S3
=“1”のためフリツプフロツプ21及び20の
出力Q2,Q3は共に“1”に固定され、このため
ラインはフリツプフロツプ22の出力Q1にの
み依存しS2=S3=“0”の場合に対し、ライン
の“1”の期間が2パルス分(2Φ)だけ長くな
る。従つて、全体の分周中での1/5分周が2回増
え、1/4分周が2回減る。このため、5×4+4
×6=44となる。 尚、第3図ニ,ホ,ヘに於いて、前置分周器2
3の出力QCは、1/4分周と1/5分周の場合でパル
ス幅が異なるはずであるが、説明の便宜上、同一
パルス幅で記載すると共に、対応する分周数を記
載した。 本実施例においては、セツト端子を有するフリ
ツプフロツプをシフトレジスタを構成するフリツ
プフロツプ群の一部に使用したが、リセツト端子
を有するフリツプフロツプを使用しても同様の効
果を得ることができる。又、各フリツプフロツプ
のセツト端子に各々独立したセツト入力信号を印
加したが、各セツト端子に共通のセツト入力信号
を印加してもよい。 上述の如く、本考案によるプログラマブルデバ
イダは、プリセツトされるプログラムデータが同
一であつても、シフトレジスタを構成するフリツ
プフロツプの一部あるいは全ての出力を固定する
ことにより分周数を変更することができる。
第3図イ〜ニのタイミングチヤートを用いて説明
する。 第2図において、8,1,8,2,8,3…は
各々プログラムデータ入力P1,P2,…がインバ
ータ9,1,9,2,9,3…を介して加えられ
るフリツプフロツプ、10はデイレイドフリツプ
フロツプ、11はNORゲート、12はインバー
タ、13はNANDゲート14及びNORゲート1
5より成る第1の検出回路、16はNORゲート
17及びNANDゲート18より成る第2の検出
回路、19はデイレイタイプのフリツプフロツプ
20,21,22より成るシフトレジスタ、23
はANDゲート24、NORゲート25及びフリツ
プフロツプ26,27,28より成る前置分周
器、29はR−Sタイプのフリツプフロツプ、3
0はNORゲート、31はインバータ、32はク
ロツク信号入力端子を示す。ここで前置分周器2
3の分周数が1/N=1/4,(1/(N+1)=1/
5)の場合について述べる。 () ラインが“1”のとき、(第3図イ) (i) 前置分周器23のフリツプフロツプの出力
QA,QB及びQCがQA=QB=QC=“0”の場
合、このときは前置分周器23のフリツプフロ
ツプ26に対する入力DA=“1”となる。 従つてDB=QA=“0”,DC=QB=0であ
る。() 以下(ii)〜(vii)について、DA,DB及びDCは変
化直前の状態を示す。 (ii) DA=“1”,DB=QA=“0”,DC=QB=
“0”の場合にクロツクが印加されると、 QA=DB=“1”QB=DC=“0”となる。
() (iii) DA=“1”,DB=QA=“1”,DC=QB=
“0”の場合にクロツクが印加されると、 QA=“1”,QB=“1”,QC=“1”となる。
() (iv) DA=“0”(QB=“1”)、DB=QA=“1” DC=QB=“1”の場合にクロツクが印加さ
れると、 QA=“0”,QB=“1”,QC=“1”となる。
() (v) DA=“0”(QB=“1”)、DB=QA=“0” DC=QB=“1”の場合にクロツクが印加さ
れると、 QA=“0”,QB=“0”,QC=“1”となる。
() (vi) DA=“0”(QC=“1”のため)、DB=QA
=“0”,DC=QB=“0”の場合にクロツクが
印加されると、 QA=“0”,QB=“0”QC=“0”となる。
() (vii) DA=“1”(QB=QC=“0”)、DB=QA=
“0”,DC=QB=“0”の場合にクロツクが印
加されると、 QA=“1”,QB=QC=“0”となる。() 以上により5進(1/5分周)動作を行い、こ
の模様をタイミングチヤート第3図イにて各点
波形を示す。 () ラインが“0”のとき(第3図ロ) (i) QA=“1”,QB=QC=“0”の場合、この
場合DA=“1”(QB=0であるから)DB=
QA=“1”,DC=QB=“0”となる。() 以下(ii)〜(vi)についてDA,DB及びDCは変化
直前の状態をQA,QB及びQCは変化直後の状
態を各々示す。 (ii) DA=“1”,DB=QA=“1”,DC=QB=
“0”の場合にクロツクが印加されると、 QA=QB=“1”,QC=“0”となる。() (iii) DA=“0”(QB=“1”)、DB=QA=“1”、 DC=QB=“1”の場合にクロツクが印加さ
れると、 QA=“0”,QB=QC=“1”となる。() (iv) DA=“0”(QB=“1”)、DB=QA=“0”,
DC=QB=“1”の場合にクロツクが印加され
ると、 QA=QB=“0”,QC=“1”となる。() (v) DA=“1”(QB=“0”となりQCのフイー
ドバツクのループはないため)、DB=QA=
“0”,DC=QB=“0”の場合にクロツクが印
加されると、 QA=“1”,QB=QC=“0”となる。() (vi) DA=“1”,DB=QA=“1”,DC=QB=
“0”の場合にクロツクが印加されると、 QA=QB=“1”,QC=“0”となる。() 以上により4進(1/4分周)動作を行い、この
模様をタイミングチヤート第2図ロにて、各点波
形を示す。 上述の説明から明らかなようにラインが
“1”のときは1/5分周となり、ラインが“0”
のときは1/4分周となる。また、1/5分周と1/4分
周の切換えは、Qcの立ち下がり時に実行される。
即ち、前置分周器23のフリツプフロツプ26の
入力DAに印加される信号は、ANDゲート24及
びNORゲート25によつて作られ、論理式A =・C+B で表わされる。この式からラインの変化が入
力DAに影響を与えるタイミング、即ち、1/4分周
と1/5分周を切換えるタイミングは、QC=“1”,
QB=“0”の状態でクロツクINが入力されたとき
であることがわかる。従つて、第3図イ及びロに
よれば、QC=“1”及びQB=“0”となるのは、
QCが立ち下がるタイミングからクロツクINの1
周期前までの期間である。それ以外の期間では、
ラインの信号変化は、DAに何ら影響を与えな
い。よつて、QCの立ち下がり時にラインの信
号が確定していれば、前のQCの立ち下がり以降
いつでもラインの信号を変化することができ
る。即ち、第3図ハのタイミングチヤートに示さ
れる斜線部分の如く、QCの一周期分の許容デイ
レイがある。 また、第2図に於いて、フリツプフロツプ8,
1,8,2は、第1図に示された第1プログラマ
ブルカウンタ3に対応し、前置分周器23の出力
QCをm1個計数する。フリツプフロツプ8,3,
8,4…8,14は、第1図に示された第2プロ
グラマブルカウンタ4に対応し、出力QCをMN個
計数する。これらフリツプフロツプ8,1,8,
2、及び8,3…8,14はバイナリーのアツプ
カウンタを構成しているため、計数値m1を与え
るP1,P2及び計数値MNを与えるP3,P4…P14の
プログラムデータは各々インバータ9,1,9,
2及び9,3,9,4…9,14により反転さ
れ、計数値m1及びMNの補数がプリセツトされ
る。第1の検出回路13は、フリツプフロツプ
8,1,8,2の内容が共に“1”、即ち、m1を
計数したことを検出するもので、その出力Rは、
フリツプフロツプ29及びシフトレジスタ19を
介して前置分周器23の分周比を1/5から1/
4に切換えるように作用する。また、第2の検出
回路16は、フリツプフロツプ8,4が“0”、
フリツプフロツプ8,3,8,5…8,14が
“1”となつたこと、即ち、すべてのフリツプフ
ロツプ8,3,8,4…8,14が“1”となる
2個前の状態、更に言い変えれば、MN−2個の
計数をしたことを検出するもので、その出力S
は、フリツプフロツプ29及びシフトレジスタ1
9を介して前置分周器23の分周比を1/4から
1/5に切換えるように作用すると共に、フリツ
プフロツプ10を介してプリセツト信号QMFを作
成する。ここで、第2の検出回路16がMN−2
を検出するようにしているのは、フリツプフロツ
プ8,1,8,2,8,3…8,14のプリセツ
ト完了に出力QCが2クロツク分必要となるから
であり、プリセツト完了したときに計数値がMN
となるようにしてある。また、フリツプフロツプ
29及びシフトレジスタ19を使用する目的は、
前置分周器23の分周比が、プリセツト動作中は
1/4となり、プリセツト完了後に1/5となるように
ラインの変化を遅延することである。この点に
ついては、次の動作説明で明らかになる。またシ
フトレジスタ19のフリツプフロツプ21,20
のセツト端子S2,S3には各々制御信号S2,S3が印
加され、フリツプフロツプ22,21,20の出
力Q1,Q2,Q3はNORゲート30の入力に印加さ
れており、前記制御信号によつて、プログラムデ
ータP1,P2…P14を変えることなく、分周比を変
えることができる。次に、第2図の実施例に於い
て、クロツクINを1/42分周する場合の動作を第
3図ニを参照して説明する。 本実施例では、前述した,3式及び,4式のN
が4であるから、1/42分周する場合には、m1=
2,MN=10となる。従つて、P1,P2のプリセツト
データを2,P3,P4…P14のプリセツトデータを
10とすれば良い。このとき、P1,P2,P3,P4…
P14を1つのデータとしてみた場合、P3,P4…P14
は、上位桁方向に2ビツトシフトした形となる。
即ち、バイナリーデータでは、上位桁に1ビツト
シフトすることは、2を乗ずることであるから、
P3,P4…P14の桁で表わされるのは10×4とな
り、P1,P2,P3…P14は2+10×4=42となる。
この数字42は、分周数42に一致している。これ
は,3式に於いて、m1及びMNを求める際に分周
数MをN=4で割つたからである。 次に動作を順次説明する。 S2=S3=“0”の場合 (i) 今、第2の検出回路16によつて検出が為さ
れる直前の状態にあるとする。この状態では、
フリツプフロツプ8,3,8,4は“0”,8,
5〜8,14は“1”、信号S,QMF、分周出
力DIV−OUT、及び第1の検出回路13の出
力Rも“0”であり、また、フリツプフロツプ
29はリセツト、シフトレジスタ19の各出力
Q1,Q2,Q3は“0”、ラインも“0”となつ
ている。従つて、前置分周器23は1/4分周と
なつている。 この状態に於いて、出力QCが印加(QCの立
ち下がり…第3図ニのの時点)されると、フ
リツプフロツプ8,3が“1”となり、第2の
検出回路16で検出が行われ、出力S=“1”
となる。出力S=“1”は、フリツプフロツプ
29をセツトしてその出力QSを“1”とする
と共に、NORゲート11及びインバータ12
を介して、分周出力DIV−OUTを“1”とす
る。また、NORゲート11の出力(分周出力
DIV−OUTの反転信号)は第1の検出回路1
3の動作を禁止する。これは、フリツプフロツ
プ29のセツト信号とリセツト信号が同時に
“1”となるのを防ぐためである。 (ii) 第3図ニのの時点−出力QCにより、S=
“1”の印加されたフリツプフロツプ10の出
力QMFは“1”となり、フリツプフロツプ8,
1,8,2,8,3…8,14のプリセツト制
御端子PEに“1”が印加される。従つて、フ
リツプフロツプ8,1,8,2,8,3…8,
14には、プログラムデータP1,P2,…P14
(42)の補数がプリセツト入力Jを介してプリ
セツトされる。同時に、第2の検出回路16の
出力Sは“0”となる。一方、シフトレジスタ
19は、フリツプフロツプ29の出力QS=
“1”を1ビツトシフトし、その出力Q1を
“1”とする。 (iii) 第3図ニのの時点−出力S=“0”の印加
されていたフリツプフロツプ10の出力QMFは
“0”となり、フリツプフロツプ8,1,8,
2,8,3…8,14のプリセツトが完了す
る。また、出力QMF=“0”となることにより、
分周出力DIV=OUTは“0”となる。一方、
シフトレジスタ19は、フリツプフロツプ29
の出力QS=“1”を更に1ビツトシフトするた
め、出力Q2=“1”,Q1=“1”となる。 以上、(i),(ii),(iii)から明らかな如く、プログ
ラムデータP1,P2…P14をプリセツトするため
に、1/4分周された出力QCが2個必要となる。
即ち、プリセツト期間中でも1/4分周が2個計
数されたことになる。もし、プリセツト期間中
の分周比が1/5であると、1/5分周を計数す
るための計数値m1に関係なく1/5分周が計数さ
れてしまうため、シフトレジスタ19によつて
ラインが“1”になるタイミングを遅延して
いるのである。 (iv) 第3図ニのの時点−この時の出力QCによ
り、フリツプフロツプ8,1,8,2及び8,
3,8,4…8,14の計数が開始され、各々
“1”カウントアツプする。また、シフトレジ
スタ19はフリツプフロツプ29の出力QS=
“1”を更にシフトするため、出力Q1=“1”,
Q2=“1”、Q3=“1”となり、出力Q1=“1”
及びQ3=“1”によりラインは“1”とな
る。ライン=“1”により、前置分周器23
の分周比は1/4から1/5に切換えられるの
であるが、ライン=“1”となつた時点は、
シフトレジスタ19を構成する素子等の遅延が
あるため、第3図ニのに於ける出力QCの立
ち下がりより後になり、前置分周器23が1/5
分周を行うのは、次に分周サイクルとなる。従
つて、ライン=“1”となるタイミングは、
次の出力QCの立ち下がりまでの期間、即ち、
斜線で示された許容デイレイの範囲内で許され
る。 (v) 第3図ニのの時点−フリツプフロツプ8,
1,8,2は、出力QCを2個計数した状態で
あり、共に“1”となる。従つて、第1の検出
回路13の出力Rは“1”となる。R=“1”
によりフリツプフロツプ29はリセツトされ、
その出力QSは“0”となるが、出力QS=“0”
は前述と同様にシフトレジスタ19によつて遅
延される。 (vi) 第3図ニのの時点−出力QCを計数するこ
とにより、フリツプフロツプ8,1,8,2
は、計数内容が+1進むため、第1の検出回路
13の出力Rは“0”となる。また、シフトレ
ジスタ19はフリツプフロツプ29の出力QS
=“0”を1ビツトシフトするため、出力Q1=
“0”となる。出力Q1=“0”となることによ
り、ラインは“0”になる。ライン=“0”
となるタイミングは、前述と同様に次の出力
QCの立ち下がりまでの許容デイレイの範囲内
にあり、前置分周器23が1/4分周となるのは、
次の分周サイクルとなる。従つて、1/5分周の
回数は、フリツプフロツプ8,1,8,2で計
数されたm1=2回となる。 (vii) 第3図ニのの時点−シフトレジスタ19は
出力QS=“0”を1ビツトシフトするため、出
力Q1=“0”,Q2=“0”となる。 (vii) 第3図ホのの時点−シフトレジスタ19の
シフトが更に進み出力Q1=“0”,Q2=“0”,
Q3=“0”となる。 (ix) 第3図ニのの時点−フリツプフロツプ8,
1,8,2は、出力QCを計数し続けているた
め、前回の時点から4個計数したの時点で
再び第1の検出回路13の出力Rが“1”とな
るが、フリツプフロツプ29はすでにリセツト
状態にあるため、出力R=“1”は無関係のも
のとなる。 (x) 第3図ニのの時点−第1の検出回路13の
出力Rが“0”となる。 () 第3図ニのの時点−このときの出力
QCは、フリツプフロツプ8,3,8,4…8,
14に計数値P3,P4…P14=10がプリセツト
(実際には10の補数)されてから8個目のパル
スであり、フリツプフロツプ8,3,8,4…
8,14の計数は、すべて“1”となる2個手
前の状態になる。従つて、の時点と同様に出
力S=“1”となり、分周出力DIV−OUTも
“1”となる。 以降は、前述した(i),(ii),(iii)と同じ動作を行
い、1/4分周された出力QCの2個分のプリセツト
期間を経て、再び、m1=2,MN=10の計数値が
プリセツトされると共に、分周出力DIV−OUT
が“0”になる。 以上(i)〜()の動作から、分周出力DIV−
OUTの一周期間には1/4分周が8回、1/5分周が
2回となり、クロツクINの周波数をプリセツト
データP1,P2…P14で設定した1/42に分周するこ
とができる。 次にS2=“0”,S3=“1”の場合(第3図ホ)、 S3=“1”となるため、フリツプフロツプ20
の出力Q3は“1”に固定され、このため、ライ
ンはフリツプフロツプ22の出力Q1とフリツ
プフロツプ21の出力Q2とのAND出力と一致
し、S2=S3=0の場合に対し、ラインCの“1”
の期間が1パルス分(1Φ)だけ長くなる。従つ
て、全体の分周中での1/5分周が1回増え、1/4分
周が1回減る。このため、分周数は5×3+4×
7=43となる。 次にS2=S3=“1”の場合(第3図ヘ)S2=S3
=“1”のためフリツプフロツプ21及び20の
出力Q2,Q3は共に“1”に固定され、このため
ラインはフリツプフロツプ22の出力Q1にの
み依存しS2=S3=“0”の場合に対し、ライン
の“1”の期間が2パルス分(2Φ)だけ長くな
る。従つて、全体の分周中での1/5分周が2回増
え、1/4分周が2回減る。このため、5×4+4
×6=44となる。 尚、第3図ニ,ホ,ヘに於いて、前置分周器2
3の出力QCは、1/4分周と1/5分周の場合でパル
ス幅が異なるはずであるが、説明の便宜上、同一
パルス幅で記載すると共に、対応する分周数を記
載した。 本実施例においては、セツト端子を有するフリ
ツプフロツプをシフトレジスタを構成するフリツ
プフロツプ群の一部に使用したが、リセツト端子
を有するフリツプフロツプを使用しても同様の効
果を得ることができる。又、各フリツプフロツプ
のセツト端子に各々独立したセツト入力信号を印
加したが、各セツト端子に共通のセツト入力信号
を印加してもよい。 上述の如く、本考案によるプログラマブルデバ
イダは、プリセツトされるプログラムデータが同
一であつても、シフトレジスタを構成するフリツ
プフロツプの一部あるいは全ての出力を固定する
ことにより分周数を変更することができる。
第1図はパルススワローカウンタによるプログ
ラマブルデバイダの一例を示すブロツク図、第2
図は本考案のプログラマブルデバイダの実施回路
例、第3図イ〜ヘは第2図におけるタイミングチ
ヤートを示す。 8,1,8,14……フリツプフロツプ、13
……第1の検出回路、16……第2の検出回路、
19……シフトレジスタ、23……前置分周器。
ラマブルデバイダの一例を示すブロツク図、第2
図は本考案のプログラマブルデバイダの実施回路
例、第3図イ〜ヘは第2図におけるタイミングチ
ヤートを示す。 8,1,8,14……フリツプフロツプ、13
……第1の検出回路、16……第2の検出回路、
19……シフトレジスタ、23……前置分周器。
Claims (1)
- 分周数がNと(N+1)に切換え可能な前置分
周器と、該前置分周器の出力を分周するプリセツ
ト可能な第1及び第2のプログラマブルデバイダ
と、該第1及び第2のプログラマブルデバイダの
状態を検出する第1及び第2の検出回路と、前記
前置分周器の出力をクロツクとしかつ前記第1及
び第2の検出回路の出力により入力が決定される
シフトレジスタとを備え、前記シフトレジスタの
内容によつて前記前置分周器の分周数を切換える
プログラマブルデバイダにおいて、前記シフトレ
ジスタを構成する少なくとも1つのフリツプフロ
ツプがセツト又はリセツト端子を有し、該セツト
又はリセツト端子に制御信号を印加することによ
つて、前記前置分周器の分周数の切換えを制御す
ることを特徴とするプログラマブルデバイダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15256580U JPS645400Y2 (ja) | 1980-10-24 | 1980-10-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15256580U JPS645400Y2 (ja) | 1980-10-24 | 1980-10-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5774559U JPS5774559U (ja) | 1982-05-08 |
JPS645400Y2 true JPS645400Y2 (ja) | 1989-02-10 |
Family
ID=29511866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15256580U Expired JPS645400Y2 (ja) | 1980-10-24 | 1980-10-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS645400Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-10-24 JP JP15256580U patent/JPS645400Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5774559U (ja) | 1982-05-08 |
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