JPS644751B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS644751B2
JPS644751B2 JP59254044A JP25404484A JPS644751B2 JP S644751 B2 JPS644751 B2 JP S644751B2 JP 59254044 A JP59254044 A JP 59254044A JP 25404484 A JP25404484 A JP 25404484A JP S644751 B2 JPS644751 B2 JP S644751B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
actinidia
vitamin
tea
leaves
steaming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP59254044A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61132164A (ja
Inventor
Tsunetomo Matsuzawa
Yoshihiko Amano
Masako Yokoyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Naganoken Nosonkogyo Research Institute
Original Assignee
Naganoken Nosonkogyo Research Institute
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Naganoken Nosonkogyo Research Institute filed Critical Naganoken Nosonkogyo Research Institute
Priority to JP59254044A priority Critical patent/JPS61132164A/ja
Publication of JPS61132164A publication Critical patent/JPS61132164A/ja
Publication of JPS644751B2 publication Critical patent/JPS644751B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Tea And Coffee (AREA)
  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は新規なマタタビ茶の製法に関するもの
である。 本発明の製法によつて得られるマタタビ茶は緑
茶様の風味、香気を有する飲料として有用であ
る。マタタビ茶はビタミンCを特異的に多量に含
有するのでビタミンCの補給飲料に適し、また、
カルシウム、カリウムも多量に含んでいるのでア
ルカリ食品としても有用である。 (従来の技術) マタタビは、従来、虫のついた果実は生薬の木
天蓼として利用され、また虫のつかない若い果実
は、塩漬け、アルコール漬けなど食品として利用
されている。しかしながら、その葉を利用した食
品は末だ報告がない。 (問題を解決するための手段) 本発明者等はマタタビ葉を原料とした新規な食
品を開発すべく鋭意研究した結果、本発明を完成
した。 本発明は、マタタビ科(Actinidiaceae)に属
するビタミンC前駆物質含有植物の葉を水蒸気で
蒸し、揉捻し、乾燥することを特徴とするマタタ
ビ茶の製法からなる。 マタタビ科に属するビタミンC前駆物質含有植
物の例としては、マタタビ(Actinidia
polygama Maxim)、サルナシ(Actinidia
arguta Panch)等があげられる。 マタタビは日本全土の山地に自生する雌雄雑居
性の落葉蔓性の木本である。その葉身は互生する
葉柄につき、やや多様性を示すがほぼ卵円形で鋭
先、基部は丸いかややとがり、へりは細鋸歯状で
ある。 本発明の製法は、緑茶と同様の製法によつて好
適に実施される。即ち、原料生葉を必要により細
切し、水蒸気で蒸熱し、数回揉捻し、次いで乾燥
することによつて所望のマタタビ茶が得られる。
蒸熱の温度および時間は臨界的ではないが80〜
110℃で5〜120秒間が適当であり、特に90〜100
℃で10〜30秒間が好ましい。揉捻は30〜40分間行
ない、乾燥は熱風またはバーナーを用いて100℃
前後で20〜30分間行なう。 本発明の製法によつて得られるマタタビ茶は、
緑茶と同様の外観を有し、緑茶と同様に湯で煎じ
て飲用される。マタタビ茶を常法により粉末化し
て他の食品に混じて飲食することもできる。 本発明の製法によつて得られるマタタビ茶はビ
タミンCを特異的に多量に含有することに特長を
有する。マタタビ原料葉のビタミンC含量は10〜
50mg%で多いものでも150mg%程度であるが、マ
タタビ茶においては100mg%以上に達する。これ
は原料葉に含まれていたビタミンC前駆物質が蒸
熱処理によつてビタミンCに変換されるためと思
われる。緑茶製造工程での蒸熱処理の目的は、茶
葉の酸化酵素の作用を停止させ、緑色を保持させ
るとともにビタミンCの破壊酵素を失活させ、ビ
タミンCの減を防ぐためであり、蒸熱の条件は
100℃で30〜40秒位が適当とされている。本発明
の製法においては、蒸熱の目的は緑茶の場合と異
なり、ビタミンCの生成増加にあり、100℃で15
秒程度蒸熱した場合にビタミンCが最も多くな
る。乾燥は100℃で15〜20分間熱風により行うの
が好ましくこの場合のビタミンCの損失は約20%
である。このような事実は現在までに報告がなく
全く新規な知見である。 本発明の製法によるマタタビ茶がビタミンCを
多量に含有することを示すため含有量の測定結果
を緑茶と比較して表1および表2に示す。表1お
よび表2から本発明の製法によるマタタビ茶が緑
茶より約10倍量のビタミンCを含有しており、そ
れに相当する量のビタミンCが摂取されることが
明らかである。
【表】
【表】 このように、本発明の製法によつて得られるマ
タタビ茶はビタミンCの補給食品として有用であ
る。さらに、後に示すように、本発明のマタタビ
茶はカルシウム、カリウムを多量に含んでいるの
でアルカリ食品としても優れている。 次に実施例を示して本発明の方法をさらに具体
的に説明する。 実施例 1 山採りした新鮮なマタタビ生葉をカツターを用
いて1cm2前後に細切した後、90℃と100℃とでそ
れぞれ5、10、15、30、60、120秒間蒸熱した。
次いで蒸熱した葉を揉み、100℃で20分間熱風乾
燥してマタタビ茶を得た。各製品中のビタミンC
量を第1図に示す。第1図から明らかなように、
100℃15秒間の蒸熱でビタミンC量が最大となり、
生葉の約20倍量にもなつている。 さらに、マタタビ原料葉、蒸熱葉、乾燥葉にお
けるビタミンC量の変化を表3に示す。表3から
マタタビ原料葉に比較して蒸熱葉は20倍以上、乾
燥葉は実に70倍以上のビタミンCを含有している
ことが明らかである。
【表】 蒸熱葉は原料葉を100℃で15秒間蒸熱して得ら
れた葉であり、乾燥葉は、この蒸熱葉をさらに
100℃で20分間熱風乾燥したものである。 実施例 2 実施例1で得たマタタビ茶をウイレー式粉砕機
(池田理化(株))を用い、32メツシユのふるいを通
る粉末とした。かくして得られたマタタビ茶粉末
と緑茶との一般成分を比較した。結果を表4に示
す。表4から明らかなように、マタタビ茶は、緑
茶に比較してカルシウム、カリウムを極めて豊富
に含んでおり、優れたアルカリ食品といえる。
【表】
【表】 以上の試験において、ビタミンC量の測定は高
速液体クロマト法によつた。ビタミンCの確認試
験は呈色反応、インドフエノール法、薄層クロマ
トグラフ法により実施し、ビタミンCそのもので
あることを確認した。
【図面の簡単な説明】
図は蒸熱時間とマタタビ茶中のビタミンC含量
との関係を示すグラフである。図において曲線1
は100℃で、曲線2は90℃でそれぞれ蒸熱した場
合を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 マタタビ科(Actinidiaceae)に属するビタ
    ミンC前駆物質含有植物の葉を水蒸気で蒸し、揉
    捻し、乾燥することを特徴とするマタタビ茶の製
    法。 2 マタタビ科に属するビタミンC前駆物質含有
    植物がマタタビ(Actinidia polygama Maxim)
    である特許請求の範囲第1項記載のマタタビ茶の
    製法。
JP59254044A 1984-12-03 1984-12-03 マタタビ茶の製法 Granted JPS61132164A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59254044A JPS61132164A (ja) 1984-12-03 1984-12-03 マタタビ茶の製法

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JP59254044A JPS61132164A (ja) 1984-12-03 1984-12-03 マタタビ茶の製法

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Publication Number Publication Date
JPS61132164A JPS61132164A (ja) 1986-06-19
JPS644751B2 true JPS644751B2 (ja) 1989-01-26

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ID=17259452

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0732272A (ja) * 1993-07-19 1995-02-03 Matsuo Hoshi 作業台とこの作業台を使用したカッターテーブル

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CN101156660A (zh) * 2006-10-03 2008-04-09 株式会社东芝 加热烹调器和增加维生素c的烹调方法
JP4976937B2 (ja) * 2007-07-03 2012-07-18 株式会社東芝 加熱調理器
JP6096546B2 (ja) * 2013-03-21 2017-03-15 浦添市 桑茶の製造方法

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