JP4976937B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は調理室内に投入された調理物を蒸気で加熱するスチーム調理を行うことが可能な加熱調理器に関する。
上記加熱調理器には給水ポンプからスチームケース内に水を注入し、スチームケース内で水を加熱することに基づいてスチームを生成する構成のものがある。このスチームケースは調理室内に開口する噴出口を有するものであり、スチームケース内で生成されたスチームは噴出口を通して調理室内に蒸気圧で供給される。この加熱調理器には調理室内を沸点以下の温度帯域にコントロールし、調理室内に投入された調理物を沸点以下の温度のスチームで加熱する構成のものがある。この沸点以下の温度のスチームで調理された野菜は加熱不足であり、温野菜として食するには適さない。
特開平9−4849号公報 特開平7−293889号公報
従来の加熱調理器の場合、沸点以下の温度のスチームで調理された野菜を温野菜として食するには使用者が操作子を操作することに基づいて調理条件を新たに入力し、新たな調理条件で野菜を再び加熱する必要がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、沸点以下の温度でスチーム調理された野菜を温野菜として食することに適した状態に調理条件を新たに入力することなく加熱することが可能な加熱調理器を提供することを目的とするものである。
請求項1と請求項2と請求項3のそれぞれに記載の加熱調理器は、調理物が投入される調理室と、前記調理室内にマイクロ波を照射するマグネトロンと、前記調理室内を加熱する電気的なヒータと、前記調理室内に蒸気を供給する蒸気供給機構と、前記調理室内の温度を検出する庫内温度センサと、前記マグネトロンと前記ヒータと前記蒸気供給機構のそれぞれを運転制御する調理制御手段を備え、前記調理制御手段は前記調理室内に投入された調理物を蒸気で加熱するための第1の調理条件を設定する第1の調理条件設定処理と、前記調理室内に投入された調理物をマイクロ波で加熱するための第2の調理条件を設定する第2の調理条件設定処理を行うことが可能なものであって、第1の調理条件を設定したときには前記蒸気供給機構を運転して前記調理室内に蒸気を供給すると共に前記庫内温度センサからの出力信号に基づいて前記蒸気供給機構または前記ヒータの運転状態を制御することで前記調理室内を水の沸点以下の温度帯域に維持しながら前記調理室内に投入された調理物を加熱する第1の調理工程を第1の調理条件の設定結果に応じて実行し、第2の調理条件を設定したときには前記マグネトロンから前記調理室内にマイクロ波を照射することに基づいて前記調理室内に投入された調理物を温める第2の調理工程を第2の調理条件の設定結果に応じて実行するものであって、第2の調理工程を第1の調理工程の実行中または停止時または停止後に開始することが可能なものである。
請求項1に記載の加熱調理器は、前記調理制御手段は第2の調理条件として第2の調理工程の所要時間を前記調理室内に投入された調理物のビタミンCの含有量が生の状態に比べて高くなるように予め決められた値に設定するところに特徴を有する。
請求項2に記載の加熱調理器は、前記調理室内の蒸気を前記調理室の外部に排出するものであって電気的な駆動源を有する排気装置を備え、前記調理制御手段は第1の調理工程を停止した後に前記排気装置の駆動源を運転開始することに基づいて前記調理室内の蒸気を前記調理室の外部に排気する排気処理を開始するものであって排気処理を停止した後に第2の調理工程を開始するところに特徴を有する。
請求項3に記載の加熱調理器は、前記蒸気供給機構は水を貯留する給水タンクと前記給水タンクの内部から外部に水を汲出すものであってポンプモータを駆動源として動作する給水ポンプと前記給水ポンプから水が注入される蒸気生成部と前記蒸気生成部を加熱することに基づいて前記給水ポンプから前記蒸気生成部に注入された水を蒸発させ前記調理室に蒸気を供給する加熱源と前記蒸気生成部の温度を検出する生成部温度センサから構成され、使用者が操作することが可能な操作子と、前記調理室内に投入された調理物を加熱調理するための調理メニューを予め決められた複数の選択肢のうちから選択するものであって調理メニューとして前記操作子の操作内容に応じたものを選択する調理メニュー選択手段を備え、前記調理制御手段は前記マグネトロンと前記ポンプモータと前記加熱源のうち調理メニューの選択結果に応じたものを駆動制御することに基づいて前記調理室内に投入された調理物を調理メニューの選択結果に応じた態様で加熱をするものであって、予め決められた特定の調理メニューが選択された場合には前記第1の調理条件設定処理と前記第2の調理条件設定処理と前記蒸気生成部が水を蒸発させるための温度帯になるように前記生成部温度センサからの出力信号に基づいて前記加熱源を駆動制御する処理と前記ポンプモータを駆動することに基づいて前記給水ポンプから前記蒸気生成部に水を注入して前記蒸気生成部から前記加熱室に蒸気を供給する処理と前記庫内温度センサからの出力信号が水の沸点以下の温度帯域に収束するように前記ポンプモータの運転状態を制御する処理とを第1の調理条件の設定結果に応じて実行する前記第1の調理工程と、第2の調理条件の設定結果に応じて実行する前記第2の調理工程とを行い、第1の調理条件として前記ポンプモータの運転状況を制御する為の温度帯域及び第1の調理工程の所要時間を前記調理室内に投入された調理物のビタミンCが生の状態に比べて増量するように予め決められた値に設定し、第2の調理条件として第2の調理工程の所要時間を前記調理室内に投入された調理物のビタミンCの含有量が生の状態に比べて高くなるように予め決められた値に設定するところに特徴を有する。
請求項1と請求項2と請求項3のそれぞれに記載の加熱調理器によれば、第1の調理工程用の第1の調理条件および第2の調理工程用の第2の調理条件のそれぞれが設定され、調理室内を水の沸点以下の温度帯域に維持しながら調理室内に投入された調理物を蒸気で加熱する第1の調理工程および調理室内にマイクロ波を照射することに基づいて調理室内に投入された調理物を温める第2の調理工程のそれぞれが調理条件の設定結果で行われる。このため、水の沸点以下の温度でスチーム調理された野菜を温野菜として食することに適した状態に調理条件を新たに入力することなく加熱することができる。
[実施例1]
図1の外箱1は前面が開口する四角箱状をなすものであり、左側板と右側板と底板と天板と後板を有している。この外箱1の内部には、図2に示すように、内箱2が固定されている。この内箱2は前面が開口する四角箱状をなすものであり、左側板と右側板と底板と天板と後板を有している。この内箱2の内部空間は前面が開口する調理室3として機能するものであり、調理室3には前面を通して調理物が出し入れされる。
外箱1には、図1に示すように、扉4が下端部の水平な軸を中心に回動可能に装着されており、扉4は調理室3の前面を閉鎖する垂直な閉鎖位置(図1参照)および調理室3の前面を開放する水平な開放位置(図2参照)相互間で軸を中心に回動操作可能にされている。外箱1には扉スイッチ5(図5参照)が装着されている。この扉スイッチ5は自己復帰形のプッシュスイッチからなるものであり、扉4の閉鎖状態では扉スイッチ5の操作子が扉4によって押込み位置に操作されることに基づいて扉スイッチ5がオンされ、扉4の開放状態では扉スイッチ5の操作子が非操作位置に突出することに基づいて扉スイッチ5がオフされる。
内箱2の左側板および内箱2の右側板のそれぞれには、図2に示すように、前後方向へ延びるレール状の上角皿支え6が形成されている。これら両上角皿支え6は、図3に示すように、左右方向に相互に対向配置されたものであり、両上角皿支え6には共通の角皿7が着脱可能に載置される。内箱2の左側板および内箱2の右側板のそれぞれには、図2に示すように、前後方向へ延びるレール状の下角皿支え8が形成されている。これら両下角皿支え8は、図3に示すように、左右方向に相互に対向配置されたものであり、両下角皿支え8には共通の角皿7が着脱可能に載置される。即ち、調理室3は2枚の角皿7が上下方向に相互に間隔を置いて着脱可能に装着されるものである。
内箱2の後板には、図4に示すように、調理室3の外部に位置してファンケーシング9が固定されており、ファンケーシング9の内部には循環ファン10が収納されている。この循環ファン10は軸方向から空気を吸込んで径方向へ吐出する遠心形のものであり、循環ファン10にはファンモータ11の回転軸が連結されている。このファンモータ11は外箱1の後板および内箱2の後板相互間の空間部に静止状態で配置されたものであり、循環ファン10はファンモータ11の回転軸が回転することに基づいて回転軸と一体的に回転する。
内箱2の後板には、図2に示すように、吸気口12が形成されている。この吸気口12は内箱2の後板を厚さ方向に貫通する複数の貫通孔の集合体を称するものであり、循環ファン10の中央部に対向配置されている。この吸気口12は、図4に示すように、両角皿7のそれぞれが調理室3内に装着された状態で両角皿7相互間に位置するようにレイアウトされたものであり、吸気口12の外周部には、図2に示すように、吸気口12を取囲む円環状の排気口13が形成されている。この排気口13は内箱2の後板を厚さ方向に貫通する複数の貫通孔の集合体を称するものであり、循環ファン10の回転状態では、図4に矢印で示すように、調理室3内の空気が吸気口12からファンケーシング9内に吸引され、ファンケーシング9内から排気口13を通して調理室3内に排気される。
ファンケーシング9の内部には、図2に示すように、ヒータに相当する円環状の庫外ヒータ14が固定されている。この庫外ヒータ14は循環ファン10がファンケーシング9内に吸引した空気をファンケーシング9内で加熱することに基づいて排気口13から調理室3内に排気される空気を熱風化するものであり、両角皿7のそれぞれが調理室3内に装着された状態でファンモータ11および庫外ヒータ14の双方が運転されたときには、図4に矢印で示すように、上段の角皿7の下面に沿って前から後へ流れる熱風と上段の角皿7の上面に沿って後から前へ流れる熱風と下段の角皿7の上面に沿って前から後へ流れる熱風と下段の角皿7の下面に沿って後から前へ流れる熱風のそれぞれが生成され、両角皿7上に載置された両調理物のそれぞれが上下両側から加熱される。この熱風を利用した調理をオーブン調理と称する。
外箱1の底板および内箱2の底板相互間の空間部には、図4に示すように、前後方向へ延びる導波管15が静止状態で配置されており、導波管15の後端部にはマグネトロン16が接続されている。このマグネトロン16は外箱1の右側板および内箱2の右側板相互間の空間部に静止状態で配置されたものであり、マグネトロン16の運転時にはマグネトロン16から導波管15内にマイクロ波が照射される。この導波管15の前端部にはマイクロ波の照射口が形成されており、導波管15の照射口は内箱2の底板に下方から対向配置されている。この底板のうち照射口に対向する部分はマイクロ波を透過可能な耐熱ガラスから構成されたものであり、マグネトロン16から導波管15内に照射されたマイクロ波は導波管15の照射口から内箱2の底板の一部を通して調理室3内に照射される。この導波管15の内部には回転アンテナが収納されており、回転アンテナはアンテナモータ17(図5参照)の回転軸に連結されている。このアンテナモータ17は外箱1の底板および内箱2の底板相互間の空間部に静止状態で配置されたものであり、回転アンテナを回転操作することに基づいて調理室3内に照射されるマイクロ波を導波管15内で撹拌する。このマイクロ波を利用した調理をレンジ調理と称する。
外箱1の底板および内箱2の底板相互間の空間部には、図4に示すように、給水タンク18が着脱可能に収納されている。この給水タンク18は水を貯留するものであり、給水タンク18には、図3に示すように、給水ポンプ19の吸水口が接続されている。この給水ポンプ19は給水タンク18の内部の水を給水タンク18の外部に汲出すアウトポンプからなるものであり、ポンプモータ20(図5参照)を駆動源として動作する。この給水ポンプ19の排水口には、図3に示すように、中空状をなすアルミダイキャスト製のスチームケース21(蒸気生成部に相当)が接続されている。このスチームケース21は外箱1の左側板および内箱2の左側板相互間の空間部に静止状態で配置されたものであり、給水ポンプ19が給水タンク18内から汲出した水は給水ポンプ19の吐出圧でスチームケース21の内部に注入される。
スチームケース21の上端部には、図3に示すように、肉厚の内部に位置して加熱源に相当する上スチームヒータ22が鋳込まれ、スチームケース21の下端部には肉厚の内部に位置して下スチームヒータ23が鋳込まれている。これら上スチームヒータ22および下スチームヒータ23のそれぞれは給水ポンプ19からスチームケース21内に注入された水が蒸発するようにスチームケース21を昇温させるものであり、前後方向へ直線的に延びる棒状をなしている。この上スチームヒータ22の定格出力は900Wに設定され、下スチームヒータ23の定格出力は300Wに設定されており、上スチームヒータ22および下スチームヒータ23は相互に異なる発熱量で運転可能にされている。この上スチームヒータ22は加熱源に相当するものである。
スチームケース21には、図3に示すように、前後方向に相互に一列に並ぶ複数のパイプ24が固定されており、複数のパイプ24のそれぞれの先端部は内箱2の左側板を貫通して調理室3内に突出している。これら複数のパイプ24のそれぞれは上角皿支え6および下角皿支え8相互間に配置されたものであり、スチームケース21内で生成された蒸気は複数のパイプ24のそれぞれを通して調理室3内に蒸気圧で噴出する。これら複数のパイプ24のそれぞれは噴出口に相当するものであり、複数のパイプ24の先端部には共通のカバー25が被せられている。このカバー25は複数のパイプ24のそれぞれから蒸気が噴出することを許容するものであり、複数のパイプ24のそれぞれの先端部を使用者から視覚的に認識不能に覆っている。給水タンク18と給水ポンプ19とポンプモータ20とスチームケース21と上スチームヒータ22と下スチームヒータ23と複数のパイプ24は調理室3内に蒸気を供給する蒸気供給機構を構成するものであり、蒸気を利用した調理をスチーム調理と称する。
扉4には、図1に示すように、横長な操作パネル26が固定されており、操作パネル26にはダイアル27が操作可能に装着されている。このダイアル27は調理モード選択用の操作子および調理メニュー選択用の操作子のそれぞれに相当するものであり、軸28を中心に回転操作可能にされている。この軸28は扉4の閉鎖状態で前後方向へ延びるものであり、ダイアル27は軸28に沿って前方の非操作位置および後方の押込み位置相互間でスライド可能にされている。このダイアル27にはエンコーダ29(図5参照)の操作子および確定スイッチ30(図5参照)の操作子のそれぞれが連結されており、エンコーダ29はダイアル27の回転量が予め決められた単位角度に到達する毎に1個のパルス信号を出力する。確定スイッチ30は自己復帰形のプッシュスイッチからなるものであり、ダイアル27が非操作位置に停止している状態でオフされ、ダイアル27が非操作位置から押込み位置にスライド操作されることに基づいてオンされる。
操作パネル26には、図1に示すように、スタートスイッチ31および取消しスイッチ32が装着されている。スタートスイッチ31は加熱調理を調理メニューの選択結果に応じた内容で開始するためのものであり、操作子に相当する。取消しスイッチ32は加熱調理の開始前に調理メニューの選択結果を取消す場合および加熱調理の開始後に加熱調理を途中停止する場合のそれぞれで操作されるものであり、スタートスイッチ31および取消しスイッチ32のそれぞれは自己復帰形のプッシュスイッチから構成されている。操作パネル26には表示器33が装着されている。この表示器33は液晶表示器からなるものであり、表示器33には使用者に調理手順を報知するためのガイドメッセージが表示される。
外箱1の右側板および内箱2の右側板相互間の空間部には、図5に示すように、マイクロコンピュータを主体に構成された制御回路34が静止状態で配置されている。この制御回路34はCPUとROMとRAMを有するものであり、扉スイッチ5とエンコーダ29と確定スイッチ30とスタートスイッチ31と取消しスイッチ32のそれぞれは制御回路34に接続されている。この制御回路34は調理メニュー選択手段と調理制御手段と記録手段のそれぞれに相当するものであり、制御回路34にはモータ駆動回路35およびヒータ駆動回路36が接続されている。モータ駆動回路35はファンモータ11に駆動電源を印加するものであり、制御回路34はモータ駆動回路35をオンすることに基づいてファンモータ11を一定方向へ一定速度で運転し、モータ駆動回路35をオフすることに基づいてファンモータ11を運転停止する。ヒータ駆動回路36は庫外ヒータ14に駆動電源を印加するものであり、制御回路34はヒータ駆動回路36をオンオフ制御することに基づいて庫外ヒータ14の発熱量をコントロールする。
制御回路34には、図5に示すように、マグネトロン駆動回路37およびモータ駆動回路38が接続されている。マグネトロン駆動回路37はマグネトロン16に駆動電源を印加するものであり、制御回路34はマグネトロン駆動回路37をオンオフ制御することに基づいてマグネトロン16の出力をコントロールする。モータ駆動回路38はアンテナモータ17に駆動電源を印加するものであり、制御回路34はモータ駆動回路38をオンすることに基づいてアンテナモータ17を一定方向へ一定速度で運転し、モータ駆動回路38をオフすることに基づいてアンテナモータ17を運転停止する。
制御回路34には、図5に示すように、モータ駆動回路39とヒータ駆動回路40とヒータ駆動回路41が接続されている。モータ駆動回路39はポンプモータ20に駆動電源を印加するものであり、制御回路34はモータ駆動回路39をオンすることに基づいてポンプモータ20を一定方向へ一定速度で運転し、モータ駆動回路39をオフすることに基づいてポンプモータ20を運転停止する。ヒータ駆動回路40は上スチームヒータ22に駆動電源を印加するものであり、制御回路34はヒータ駆動回路40をオンオフ制御することに基づいて上スチームヒータ22の発熱量をコントロールする。ヒータ駆動回路41は下スチームヒータ23に駆動電源を印加するものであり、制御回路34はヒータ駆動回路41をオンオフ制御することに基づいて下スチームヒータ23の発熱量をコントロールする。
制御回路34には、図5に示すように、LCD駆動回路42およびブザー駆動回路43が接続されている。LCD駆動回路42は表示器33に駆動電源を印加するものであり、制御回路34はLCD駆動回路42を駆動制御することに基づいて表示器33の表示内容をコントロールする。ブザー駆動回路43は報知器に相当するブザー44に駆動電源を印加するものである。このブザー44は外箱1の右側板および内箱2の右側板相互間の空間部に収納されたものであり、制御回路34は加熱調理の終了時および加熱調理の中断時のそれぞれにブザー駆動回路43を駆動することに基づいてブザー44から報知音を出力する。
制御回路34には、図5に示すように、庫内温度センサ45と食品温度センサ46とスチーム温度センサ47(生成部温度センサに相当)が接続されている。庫内温度センサ45は調理室3内に配置されたサーミスタからなるものであり、制御回路34は庫内温度センサ45から出力される庫内温度信号に基づいて調理室3内の温度である庫内温度を検出する。食品温度センサ46は調理室3の底面の全域が検出領域に設定された赤外線温度センサからなるものであり、制御回路34は食品温度センサ46から出力される赤外線信号に基づいて調理物の表面温度である食品温度を検出する。スチーム温度センサ47はスチームケース21内に配置されたサーミスタからなるものであり、制御回路34はスチーム温度センサ47から出力されるスチーム温度信号に基づいてスチームケース21内の温度であるケース温度を検出する。このスチーム温度センサ47はケース温度センサに相当するものである。
制御回路34のROMには、図6の(a)に示すように、調理モードデータが予め記録されている。この調理モードデータは表示器33に調理モードを選択するための調理モード選択画面を表示するための表示データであり、調理モードデータには「レンジ」と「オーブン」と「高温スチーム」と「低温スチーム」が設定されている。制御回路34のROMには、図6の(b)に示すように、調理メニューデータが予め記録されている。この調理メニューデータは表示器33に調理メニューを選択するための調理メニュー選択画面を表示するための表示データであり、調理モード「レンジ」に調理メニュー「牛乳のあたため」および「熱燗」のそれぞれを割付け、調理モード「オーブン」に調理メニュー「アップルパイ」および「ケーキ」のそれぞれを割付け、調理モード「高温スチーム」に調理メニュー「鶏の丸焼き」および「ハンバーグ」のそれぞれを割付け、調理モード「低温スチーム」に調理メニュー「春菊のお浸し」および「小松菜と帆立の中華煮」のそれぞれを割付けることで設定されている。制御回路34のROMには、図7に示すように、調理ガイドデータが予め記録されている。この調理ガイドデータは表示器33に調理方法を表示するための表示データであり、低温スチーム用の調理メニュー「春菊のお浸し」および「小松菜と帆立の中華煮」のそれぞれに対して設定されている。
制御回路34のROMには、図8に示すように、低温スチーム処理データが予め記録されている。この低温スチーム処理データは調理物を調理モード「低温スチーム」で調理するための調理条件であり、特定の調理メニュー「春菊のお浸し」および「小松菜と帆立の中華煮」のそれぞれに調理温度taと限度温度tbと給水時間Taとスチーム調理時間Tbとレンジ調理時間Tcの5者を割付けることから設定されている。調理温度ta1は春菊のビタミンCの含有量を生の状態に比べて増加させるための温度であり、調理温度ta2は小松菜のビタミンCの含有量を生の状態に比べて増加させるための温度である。これら調理温度ta1およびta2のそれぞれは生の食材に相互に異なる複数の調理温度でビタミン増量処理を施すことに基づいて測定された実験値であり、ビタミン増量処理とは水蒸気を含む40℃程度の環境に食材を継続的に晒す処理を称する。
一般的に生物は生体活動により強い酸化作用(毒性)を持つ過酸化物(ラジカル)を発生することが知られており、特に野菜は過酸化物を消すために還元力が強いビタミンCを発生すると考えられている。即ち、野菜は厳しい環境ストレスに晒されたときには環境ストレスに対抗するために酸素の働きを活性化させ、抗酸化物質であるビタミンCを多く生成して自己を守ろうとする性質を有しており、野菜にビタミン増量処理を施すことに基づいて野菜が含有するビタミンCを増量させることができる。
図9は生の春菊に相互に異なる複数の調理温度でビタミン増量処理を施した実験結果を示している。この実験結果はビタミン増量処理を開始する前の生の春菊のビタミンCの含有量を100%としてビタミン増量処理を停止した後のビタミンCの含有量をプロットしたものであり、調理時間は複数の調理温度のそれぞれで相互に同一の10分に設定されている。このビタミンCの含有量はビタミンC測定器を用いて測定されたものであり、春菊のビタミンCの含有量は調理温度43℃で最大になり、調理温度36.8℃で100%を下回る。図8の調理温度ta1およびta2のそれぞれは食材のビタミンCの含有量が最大になる極大値であり、図8の限度温度tb1およびtb2のそれぞれはビタミンCの含有量が100%を下回る境界値である。これら限度温度tb1およびtb2のそれぞれも生の食材に相互に異なる複数の調理温度でビタミン増量処理を施した実験結果から得られたものであり、同一の食材の調理温度に比べて低く設定されている。
図8の給水時間Ta1およびTa2のそれぞれはポンプモータ20の運転時間であり、スチームケース21に対する水の注入量は給水時間に応じて設定される。スチーム調理時間Tb1およびTb2のそれぞれはビタミン増量処理の所要時間であり、図10の破線は100gの春菊にビタミン増量処理を施した場合のビタミンCの含有量および経過時間の相関関係を実験的に示している。この実験結果によれば春菊のビタミンCの含有量は「10分」で極大になり、「10分」が経過した後には時間が進行することに応じて低下する。スチーム調理時間Tb1およびTb2のそれぞれは生の食材にビタミン増量処理を施した実験結果から得られたものであり、食材のビタミンCの含有量が極大となる時間に設定されている。
図8のレンジ調理時間Tc1およびTc2のそれぞれは温め処理の所要時間である。この温め処理はビタミン増量処理が施された低温度の食材を温野菜として食することができるように温める処理であり、食材に一定出力600Wのマイクロ波を照射することで行われる。図10の実線は100gの春菊にビタミン増量処理および温め処理を順に施した実験結果を示しており、春菊のビタミンCの含有量は温め処理が進行することに応じて低下する。レンジ調理時間Tc1およびTc2のそれぞれは生の食材にビタミン増量処理および温め処理を順に施した実験結果から得られたものであり、食材のビタミンCの含有量がビタミン増量処理を開始する前の生の状態に比べて高い値に存在する時間に設定されている。
制御回路34のROMには制御プログラムが予め記録されており、制御回路34のCPUはファンモータ11と庫外ヒータ14とマグネトロン16とアンテナモータ17とポンプモータ20と上スチームヒータ22と下スチームヒータ23のそれぞれを制御プログラムに基づいて駆動制御することで調理室3内に投入された調理物を加熱調理する。以下、制御プログラムの詳細を説明する。
制御回路34のCPUは電源が投入されると、図11のステップS1でRAMの調理モードカウンタNaを「0」にリセットし、ステップS2でRAMの調理メニューカウンタNbを「0」にリセットする。これら調理モードカウンタNaおよび調理メニューカウンタNbのそれぞれはエンコーダ29から出力されるパルス信号に基づいてダイアル27の操作量を計測するためのものであり、CPUはステップS2で調理メニューカウンタNbをリセットしたときにはステップS3へ移行し、ROMの調理モードデータに基づいて表示器33に調理モード選択画面を表示する。この調理モード選択画面は文字「レンジ」と文字「オーブン」と文字「高温スチーム」と文字「低温スチーム」が上下方向に4段に配列されたものであり、ステップS3では文字「レンジ」が白色の色彩で表示され、文字「レンジ」の残りの文字「オーブン」と文字「高温スチーム」と文字「低温スチーム」のそれぞれが黒色の色彩で表示される。
CPUはステップS3で表示器33に調理モード選択画面を表示すると、ステップS4でエンコーダ29からのパルス信号の有無を判断する。ここでエンコーダ29からのパルス信号が有ることを判断したときにはステップS5へ移行し、ROMに予め記録された単位値を調理モードカウンタNaに加算する。そして、ステップS6へ移行し、文字「レンジ」と文字「オーブン」と文字「高温スチーム」と文字「低温スチーム」のうち調理モードカウンタNaの加算結果に応じた1つの文字を白色の色彩で表示し、残りの3つの文字のそれぞれを黒色の色彩で表示する。即ち、調理モード選択画面の表示状態でダイアル27が回動操作されたときには文字「レンジ」〜文字「低温スチーム」のうちダイアル27の操作量に応じた1つの文字が白色の色彩で表示され、残りの3つの文字のそれぞれが黒色の色彩で表示される。
CPUはステップS4でエンコーダ29からのパルス信号が無いことを判断すると、ステップS7で確定スイッチ30からのオン信号の有無を判断する。ここで確定スイッチ30からのオン信号が有ることを判断したときにはステップS8へ移行し、調理モードカウンタNaの現在の計測結果に応じた調理モードをRAMの調理モード確定領域に記録することで調理モードを確定する。例えば文字「高温スチーム」が白色の色彩で表示されている状態でダイアル27が非操作位置から押込み位置に操作されたときには調理モード「高温スチーム」が調理モード確定領域に記録され、文字「低温スチーム」が白色の色彩で表示されている状態でダイアル27が非操作位置から押込み位置に操作されたときには調理モード「低温スチーム」が調理モード確定領域に記録される。
CPUはステップS8で調理モードを確定すると、ステップS9でROMの調理メニューデータから調理モードの確定結果に応じた調理メニューを検出し、表示器33に調理メニューの検出結果に基づいて調理メニュー選択画面を表示する。この調理メニュー選択画面は調理モードの選択結果に応じた複数の調理メニューが文字で上下方向に複数段に配列されたものであり、ステップS9では複数の調理メニューのうち予め決められた1つが白色の色彩で表示され、残りが黒色の色彩で表示される。例えば調理モード「低温スチーム」の確定状態では調理メニュー「春菊のお浸し」および「小松菜と帆立の中華煮」が選択され、予め決められた調理メニュー「春菊のお浸し」が上段に白色の色彩で表示され、残りの調理メニュー「小松菜と帆立の中華煮」が下段に黒色の色彩で表示される。
CPUはステップS9で調理メニュー選択画面を表示すると、ステップS10でエンコーダ29からのパルス信号の有無を判断する。ここでエンコーダ29からのパルス信号が有ることを判断したときにはステップS11へ移行し、調理メニューカウンタNbに単位値を加算する。そして、ステップS12へ移行し、表示器33に表示している複数の調理メニューのうち調理メニューカウンタNbの加算結果に応じた1つの文字を白色の色彩で表示し、残りの文字を黒色の色彩で表示する。即ち、調理メニュー選択画面の表示状態でダイアル27が回動操作されたときには複数の調理メニューのうちダイアル27の操作量に応じた1つの文字が白色の色彩で表示され、残りの文字が黒色の色彩で表示される。例えば「低温スチーム」用の調理メニュー「春菊のお浸し」および「小松菜と帆立の中華煮」が表示された状態ではダイアル27が回動操作されることに基づいて「春菊のお浸し」の色彩および「小松菜と帆立の中華煮」の色彩が交互に白色に切換わる。
CPUはステップS10でエンコーダ29からのパルス信号が無いことを判断すると、ステップS13で確定スイッチ30からのオン信号の有無を判断する。ここで確定スイッチ30からのオン信号が有ることを判断したときにはステップS14へ移行し、調理メニューカウンタNbの現在の計測結果に応じた調理メニューをRAMの調理メニュー確定領域に記録することで調理メニューを確定する。即ち、調理メニュー選択画面の表示状態でダイアル27が非操作位置から押込み位置に操作されたときには白色で表示されている調理メニューが調理メニュー確定領域に記録され、調理メニューが白色で表示されているもので確定する。
CPUはステップS14で調理メニューを確定すると、ステップS15でスタートスイッチ31からのオン信号の有無を判断する。ここでスタートスイッチ31からのオン信号が有ることを判断したときにはステップS16へ移行し、RAMの調理メニュー確定領域から調理メニューの記録結果を検出する。そして、ステップS17で調理メニューの検出結果に応じた調理プログラムをROMから検出し、ステップS18で調理プログラムの検出結果に応じた処理を実行する。
1.調理メニュー「牛乳のあたため」および「熱燗」について
CPUはレンジ用の調理メニュー「牛乳のあたため」および「熱燗」のそれぞれが選択されたときには共通のレンジ処理を実行する。このレンジ処理はマグネトロン16の出力および調理物の仕上り温度のそれぞれを調理メニューの選択結果に応じて設定し、マグネトロン16を設定結果に応じた出力で運転することに基づいてマグネトロン16から導波管15を通して調理室3内にマイクロ波を照射するものであり、マグネトロン16の運転時にはアンテナモータ17が一定方向へ一定速度で継続的に回転操作される。CPUはマグネトロン16の運転時には食品温度センサ46から出力される食品温度信号を仕上り温度の設定結果と比較しており、食品温度信号の検出結果が仕上り温度の設定結果に到達したことを判断したときにはマグネトロン16およびアンテナモータ17のそれぞれを運転停止することに基づいて加熱調理を終える。
2.調理メニュー「アップルパイ」および「ケーキ」について
CPUはオーブン用の調理メニュー「アップルパイ」および「ケーキ」のそれぞれが選択されたときには共通のオーブン処理を実行する。このオーブン処理は調理温度および仕上り温度のそれぞれを調理メニューの選択結果に応じて設定し、ファンモータ11および庫外ヒータ14のそれぞれを運転するものである。この庫外ヒータ14は庫内温度センサ45から出力される庫内温度信号が調理温度の設定結果に収束するようにオンオフ制御されるものであり、庫外ヒータ14の運転時にはファンモータ11が一定方向へ一定速度で継続的に運転される。CPUは庫外ヒータ14の運転時には食品温度センサ46から出力される食品温度信号を仕上り温度の設定結果と比較しており、食品温度信号の検出結果が仕上り温度の設定結果に到達したことを判断したときにはファンモータ11および庫外ヒータ14のそれぞれを運転停止することに基づいて加熱調理を終える。
3.調理メニュー「鶏の丸焼き」および「ハンバーグ」について
CPUは高温スチーム用の調理メニュー「鶏の丸焼き」および「ハンバーグ」のそれぞれが選択されたときには共通の高温スチーム処理を実行する。図12は高温スチーム処理の詳細を示すものであり、CPUはステップS21で扉スイッチ5からのオン信号の有無を判断する。ここで扉スイッチ5からオン信号が出力されていることを判断したときにはステップS22へ移行し、RAMのフラグF1およびRAMのフラグF2のそれぞれをオフ状態にリセットする。そして、ステップS23で給水時間を設定し、ステップS24で調理温度を設定し、ステップS25で仕上り温度を設定する。これら給水時間〜仕上り温度のそれぞれはROMに予め記録された複数の選択肢のうちから調理メニューの選択結果に応じたものを選択することで設定されるものであり、CPUはステップS25で仕上り温度を設定したときにはステップS26へ移行する。
CPUはステップS26へ移行すると、ファンモータ11を一定方向へ一定速度で運転開始する。そして、ステップS27へ移行し、庫外ヒータ14をROMに予め記録された運転パターンで運転開始する。この運転パターンはフィードバック制御を行うことなく庫外ヒータ14に駆動電源を印加するものであり、調理室3内はファンモータ11および庫外ヒータ14のそれぞれが運転されることに基づいて熱風で加熱される。
CPUはステップS27で庫外ヒータ14を運転開始すると、ステップS28で庫内温度センサ45から出力される庫内温度信号をROMに予め記録された予熱温度と比較する。この予熱温度は高温スチーム用の全ての調理温度のいずれよりも低い一定値(例えば100℃)に設定されたものであり、CPUはステップS28で庫内温度信号の検出結果が予熱温度に到達したことを判断したときにはステップS29で上スチームヒータ22をROMに予め記録された運転パターンで運転開始し、ステップS30で下スチームヒータ23をROMに予め記録された運転パターンで運転開始する。これら両運転パターンのそれぞれはフィードバック制御を行うことなく駆動電源を印加するものであり、スチームケース21は上スチームヒータ22および下スチームヒータ23のそれぞれが運転パターンに応じて運転されることに基づいて昇温する。
CPUはステップS30で下スチームヒータ23を運転開始すると、ステップS31でフラグF1の設定状態を検出する。ここでフラグF1がオフ状態にリセットされていることを判断したときにはステップS32へ移行し、スチーム温度センサ47から出力されるケース温度信号をROMに予め記録された蒸発温度と比較する。この蒸発温度はスチームケース21内に注入された水を瞬時に蒸発させる一定値(例えば120℃)に設定されたものであり、CPUはケース温度信号の検出結果が蒸発温度に到達したことを判断したときにはステップS33でスチームケース21の温度制御を開始する。この温度制御はケース温度信号の検出結果が蒸発温度に収束するように上スチームヒータ22および下スチームヒータ23の両者を同時にオンオフするものであり、CPUはステップS33でスチームケース21の温度制御を開始したときにはステップS34でフラグF1をオン状態にセットする。
CPUはステップS31でフラグF1がオン状態にセットされていることを判断またはステップS32でケース温度信号の検出結果が蒸発温度に到達していないことを判断すると、ステップS35でフラグF2の設定状態を判断する。ここでフラグF2がオフ状態にリセットされていることを判断したときにはステップS36へ移行し、庫内温度センサ45から出力される庫内温度信号を調理温度の設定結果と比較する。この高温スチーム用の全ての調理温度のそれぞれは水の沸点である100℃より高く設定されたものであり、CPUは庫内温度信号の検出結果が調理温度の設定結果に到達したことを判断したときにはステップS37へ移行し、庫外ヒータ14のフィードバック制御を開始する。このフィードバック制御は庫内温度信号の検出結果が調理温度の設定結果に収束するように庫外ヒータ14をオンオフするものであり、CPUはステップS37で庫外ヒータ14のフィードバック制御を開始したときにはステップS38でフラグF2をオン状態にセットする。
CPUは庫外ヒータ14のフィードバック制御と上スチームヒータ22のフィードバック制御と下スチームヒータ23のフィードバック制御のそれぞれを開始すると、ステップS39でフラグF1およびフラグF2のそれぞれがオン状態にセットされていることを判断する。この場合にはステップS40へ移行し、ポンプモータ20を運転開始する。このポンプモータ20の運転はポンプモータ20を給水時間の設定結果だけ運転した後にROMに予め記録された一定のインターバル時間だけ運転停止する動作を繰返すものであり、CPUはステップS40でポンプモータ20を運転開始したときにはステップS41へ移行する。このポンプモータ20の運転状態では給水ポンプ19からスチームケース21内に一定量の水が一定の時間間隔で断続的に注入され、スチームケース21の内面に接触することに基づいて瞬時に蒸発する。この蒸気はスチームケース21内から調理室3内に蒸気圧で噴出し、循環ファン10が生成する空気流に乗って調理室3内を循環する。この蒸気は庫外ヒータ14によって加熱されることに基づいて100℃を上回る過熱蒸気になり、調理室3内の調理物を加熱する。
CPUはステップS41へ移行すると、食品温度センサ46から出力される食品温度信号を仕上り温度の設定結果と比較する。ここで食品温度信号の検出結果が仕上り温度の設定結果に到達したことを判断したときにはステップS42へ移行し、ファンモータ11と庫外ヒータ14とポンプモータ20と上スチームヒータ22と下スチームヒータ23のそれぞれを運転停止することに基づいて加熱調理を終える。
4.調理メニュー「春菊のお浸し」および「小松菜と帆立の中華煮」について
CPUは低温スチーム用の調理メニュー「春菊のお浸し」および「小松菜と帆立の中華煮」のそれぞれが選択されたときには共通の低温スチーム処理を実行する。これら調理メニュー「春菊のお浸し」および「小松菜と帆立の中華煮」のそれぞれは特定の調理メニューに相当するものであり、図13および図14のそれぞれは低温スチーム処理の詳細を示すものである。この低温スチーム処理は調理室3内を蒸気を含む40℃程度の庫内温度に維持するスチーム調理および調理室3内にマイクロ波を照射するレンジ調理を順に行うものであり、スチーム調理は第1の調理工程に相当し、レンジ調理は第2の調理工程に相当する。なお、このスチーム調理は、調理室内の環境が飽和蒸気の状態にすることが好ましい。
CPUは図13のステップS51で扉スイッチ5からのオン信号の有無を判断する。ここで扉スイッチ5からオン信号が出力されていることを判断したときにはステップS52へ移行し、RAMのフラグF0をオフ状態にリセットする。
CPUはステップS52でフラグF0をリセットすると、ステップS53で給水時間Taを設定し、ステップS54でスチーム調理時間Tbを設定し、ステップS55でレンジ調理時間Tcを設定する。次にステップS56で調理温度taを設定し、ステップS57で限度温度tbを設定する。これら給水時間Ta〜限度温度tbのそれぞれはROMの低温スチーム処理データから調理メニューの選択結果に応じたものを選択することで設定されるものであり、CPUはステップS57で限度温度tbを設定したときにはステップS58へ移行する。これら給水時間Taとスチーム調理時間Tbと調理温度taと限度温度tbのそれぞれは第1の調理条件に相当するものであり、レンジ調理時間Tcは第2の調理条件に相当するものである。
CPUはステップS58へ移行すると、上スチームヒータ22をROMに予め記録された予熱用の運転パターンで運転開始する。そして、ステップS59へ移行し、下スチームヒータ23をROMに予め記録された予熱用の運転パターンで運転開始する。これら予熱用の両運転パターンのそれぞれは対象物にフィードバック制御を行うことなく駆動電源を印加するものであり、スチームケース21は上スチームヒータ22および下スチームヒータ23のそれぞれが予熱用の運転パターンで発熱することに基づいて加熱される。
CPUはステップS59で下スチームヒータ23を運転開始すると、ステップS60でスチーム温度センサ47から出力されるケース温度信号を蒸発温度(例えば120℃)と比較する。ここでケース温度信号の検出結果が蒸発温度に到達したことを判断したときにはステップS61へ移行し、定格出力が小さな下スチームヒータ23を運転停止する。そして、ステップS62へ移行し、定格出力が大きな上スチームヒータ22のフィードバック制御を開始する。このフィードバック制御はケース温度信号の検出結果が蒸発温度に収束するように上スチームヒータ22をオンオフ制御するものであり、スチームケース21は蒸発温度に到達するまでは上スチームヒータ22および下スチームヒータ23の双方を用いて加熱され、蒸発温度に到達した後には上スチームヒータ22を主体に用いて蒸発温度に維持される。
CPUはステップS62で上スチームヒータ22のフィードバック制御を開始すると、ステップS63でポンプモータ20を運転開始する。このポンプモータ20の運転はポンプモータ20を給水時間Taの設定結果だけ運転した後にROMに予め記録された一定のインターバル時間だけ運転停止する動作を繰返すものであり、ポンプモータ20の運転状態では給水ポンプ19からスチームケース21内に一定量の水が一定の時間間隔で断続的に注入されることにより瞬時に蒸発し、スチームケース21内から調理室3内に蒸気が蒸気圧で噴出する。
CPUはステップS63でポンプモータ20を運転開始すると、ステップS64でファンモータ11を一定方向へ一定速度で運転開始し、ステップS65で庫外ヒータ14を運転開始する。この庫外ヒータ14はROMに予め記録された運転パターンで運転されるものであり、庫外ヒータ14にはフィードバック制御が行われることなく駆動電源が印加される。これらファンモータ11および庫外ヒータ14のそれぞれの運転状態では調理室3内の空気が蒸気と共に加熱され、調理室3内が昇温する。
CPUはステップS65で庫外ヒータ14を運転開始すると、ステップS66で庫内温度センサ45から出力される庫内温度信号を調理温度taの設定結果と比較する。ここで庫内温度信号の検出結果が調理温度taの設定結果に到達したことを判断したときにはステップS67へ移行し、庫外ヒータ14を運転停止することに基づいてスチーム調理処理を開始する。この庫外ヒータ14の運転停止状態では調理室3内にファンモータ11の運転状態で蒸気が断続的に注入され、蒸気が空気流に乗って調理室3内を循環する。
CPUはステップS67で庫外ヒータ14を運転停止すると、ステップS68でタイマTを「0」にリセットし、ステップS69でタイマTの計測値をスチーム調理時間Tbの設定結果と比較する。このタイマTはCPUが予め決められた一定の時間間隔で定期的に起動するタイマ割込み処理で単位値ずつ加算するものであり、調理室3内が調理温度taに昇温したことを基準とする経過時間を示している。
CPUはステップS69でタイマTの計測値がスチーム調理時間Tbの設定結果に到達していないことを判断すると、ステップS70で庫内温度センサ45から出力される庫内温度信号を調理温度taの設定結果と比較する。ここで「庫内温度信号≧調理温度ta+Δt(例えば2℃)」を判断したときにはステップS71へ移行し、ポンプモータ20の断続運転を停止することに基づいてスチームケース21に対する給水動作を中断する。このΔtはROMに予め記録された定数であり、ポンプモータ20の断続運転が停止した状態ではスチームケース21から調理室3への蒸気の注入動作が中断することに基づいて調理室3内の温度が下降する。
CPUはステップS70で「庫内温度信号≧調理温度ta+Δt」ではないことを判断すると、ステップS72で庫内温度信号の検出結果を調理温度taおよび限度温度tbのそれぞれの設定結果と比較する。ここで「限度温度tb≦庫内温度信号≦調理温度ta−Δt」であることを判断したときにはステップS73へ移行し、フラグF0の設定状態を判断する。このフラグF0がオフ状態にリセットされていることを判断したときにはステップS74へ移行し、ポンプモータ20の運転を再開する。このポンプモータ20の運転再開はポンプモータ20を給水時間Taの設定結果だけ運転した後にROMに予め記録された一定のインターバル時間だけ運転停止するステップS63と同一条件で行われるものであり、調理室3内は庫外ヒータ14を運転することなく調理室3内に蒸気を循環させることに基づいて調理温度taの設定結果を含む温度帯域「ta−Δt〜ta+Δt」に維持される。
CPUは庫内温度信号の検出結果が限度温度tb未満に下降すると、ステップS72で「限度温度tb≦庫内温度信号≦調理温度ta−Δt」ではないことを判断する。この場合にはステップS80へ移行し、庫外ヒータ14をROMに予め記録された運転パターンで運転開始する。この庫外ヒータ14の運転はフィードバック制御を行うことなく駆動電源を印加するものであり、CPUはステップS80で庫外ヒータ14を運転開始したときにはステップS81へ移行し、定格出力が大きな上スチームヒータ22を運転停止する。そして、ステップS82へ移行し、定格出力が小さな下スチームヒータ23を運転開始する。この下スチームヒータ23の運転はスチーム温度センサ47から出力されるケース温度信号が蒸発温度に収束するように行われるものであり、CPUはステップS82で下スチームヒータ23のフィードバック制御を開始したときにはステップS83へ移行する。
CPUはステップS83へ移行すると、給水時間Taの設定結果からROMに予め記録された補正値ΔTを減算することに基づいて給水時間Taを補正する。そして、ステップS84へ移行し、フラグF0をオン状態にセットする。即ち、調理室3の庫内温度がビタミンCを増量させることが不能な限度温度tb未満に下降したときには定格出力が大きな上スチームヒータ22が運転停止し、定格出力が小さな下スチームヒータ23が単独運転され、庫内温度が限度温度tb未満に下降していない通常状態に比べて小量の水が給水ポンプ19からスチームケース21内に注入されることに基づいてスチームケース21内から調理室3内に少量の蒸気が注入される。この状態では庫外ヒータ14が運転されており、スチームケース21内から調理室3内に注入された蒸気が庫外ヒータ14によって加熱されることに基づいて調理室3内の温度が現在値から上昇する。
CPUは調理室3内の温度が限度温度tbの設定結果を上回ると、ステップS72で「限度温度tb≦庫内温度信号≦調理温度ta−Δt」であることを判断する。そして、ステップS73でフラグF0がオン状態にセットされていることを判断し、ステップS75で給水時間Taの減算結果に補正時間ΔTを加算することに基づいて給水時間Taを初期の設定結果に復帰させる。次にステップS76で庫外ヒータ14を運転停止し、ステップS77で定格出力が小さな下スチームヒータ23を運転停止し、ステップS78で定格出力が大きな上スチームヒータ22を運転開始する。この上スチームヒータ22はスチーム温度センサ47から出力されるケース温度信号が蒸発温度に収束するようにフィードバック制御されるものであり、CPUはステップS78で上スチームヒータ22のフィードバック制御を開始したときにはステップS79へ移行し、フラグF0をオフ状態にリセットする。即ち、調理室3の庫内温度が限度温度tb以上の通常状態に復帰したときには庫外ヒータ14を運転することなく調理室3内に蒸気を循環させることに基づいて庫内温度が温度帯域「調理温度ta−Δt〜調理温度ta+Δt」に維持される。
CPUはステップS69でタイマTの計測値がスチーム調理時間Tbの設定結果に到達したことを判断すると、図14のステップS85でファンモータ11と庫外ヒータ14とポンプモータ20と上スチームヒータ22と下スチームヒータ23のそれぞれを運転停止することに基づいてスチーム調理処理を終える。そして、ステップS86でブザー44をROMに予め記録された鳴動時間(例えば3秒)だけ鳴動することに基づいて使用者にスチーム調理処理が終了したことを報知し、ステップS87へ移行する。
CPUはステップS87へ移行すると、ROMの調理ガイドデータから調理メニューの設定結果に応じた調理ガイドを検出する。そして、ステップS88へ移行し、調理ガイドの検出結果を表示器33に表示する。この調理ガイドは、図7に示すように、スチーム調理処理が終了した後の調理物の取扱い方法を使用者に告知するものであり、CPUは図14のステップS88で調理ガイドを表示したときにはステップS89へ移行する。
CPUはステップS89へ移行すると、扉スイッチ5がオフされることを待つ。ここで扉スイッチ5がオフされたことを判断したときにはステップS90へ移行し、扉スイッチ5がオンされることを待つ。即ち、使用者が扉4を閉鎖状態から開放状態に操作し、調理室3内から調理物を取出して調理ガイドに応じた処理を調理物に加え、調理物を調理室3内に戻して扉4を開放状態から閉鎖状態に操作したときにはCPUは扉スイッチ5のオフおよび扉スイッチ5のオンを順に判断し、ステップS89およびステップS90からステップS91へ移行する。
CPUはステップS91へ移行すると、スタートスイッチ31がオンされることを待つ。ここでスタートスイッチ31がオンされたことを判断したときにはステップS92へ移行し、タイマTを「0」にリセットする。そして、ステップS93へ移行し、マグネトロン16を運転開始することに基づいて温め調理処理を開始する。このマグネトロン16の運転はROMに予め記録された一定の出力600Wで行われるものであり、CPUはステップS93でマグネトロン16を運転開始したときにはステップS94へ移行し、タイマTの計測値をレンジ調理時間Tcの設定結果と比較する。ここでタイマTの計測値がレンジ調理時間Tcの設定結果に到達したことを判断したときにはステップS95へ移行し、マグネトロン16を運転停止することに基づいて温め調理処理を終える。尚、ステップS68〜ステップS85は第1の調理工程に相当するものであり、ステップS92〜ステップS95は第2の調理工程に相当するものである。
5.取消し処理
CPUは取消しスイッチ32が操作されたときには取消し処理を起動する。この取消し処理はメイン処理とレンジ処理とオーブン処理と高温スチーム処理と低温スチーム処理とタイマ割込み処理のそれぞれに比べて優先順位が高く設定されたものであり、取消しスイッチ32が操作されたときにはメイン処理〜タイマ割込み処理のいずれが実行されているときであっても現在実行中の処理が途中停止し、取消し処理が起動する。
CPUは取消し処理を起動すると、RAMの全ての設定結果をクリアしてポインタを初期値にリセットする。この初期値は図11のステップS1を実行するためのものであり、例えば取消しスイッチ32が図14のステップS89で扉4の開放を待つ待機中と図14のステップS90で扉4の閉鎖を待つ待機中と図14のステップS91でスタートスイッチ30の操作を待つ待機中のそれぞれに操作されたときにはマグネトロン16を駆動する温め調理処理が実行されずに低温スチーム処理が途中停止する。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
特定の調理メニュー「春菊のお浸し」および「小松菜と帆立の中華煮」のそれぞれが選択されたときには給水時間Taとスチーム調理時間Tbとレンジ調理時間Tcと調理温度taと限度温度tbのそれぞれを自動的に設定し、スチーム調理を給水時間Taとスチーム調理時間Tbと調理温度taと限度温度tbのそれぞれの設定結果に基づいて実行し、温め調理をレンジ調理時間Tcの設定結果に基づいて実行した。このため、スチーム調理された野菜を温野菜として食することに適した状態に調理条件を新たに入力することなく加熱することができる。特定の調理メニュー「春菊のお浸し」および「小松菜と帆立の中華煮」のそれぞれが選択されたときにはスチーム調理が停止した後で温め調理を開始した。このため、スチーム調理中に扉4に付着した結露水が温め調理中にマイクロ波によって加熱されるので、温め調理時にマイクロ波が調理室3の内部から外部に漏れる虞れを軽減することができる。
特定の調理メニュー「春菊のお浸し」および「小松菜と帆立の中華煮」のそれぞれが選択されたときにはスチーム調理用の調理条件として調理物のビタミンCの増加率が極大となる極大値taを含んで予め決められた温度帯域「ta−Δt〜ta+Δt」を設定し、庫内温度センサ45からの出力信号が温度帯域「ta−Δt〜ta+Δt」に収束するようにポンプモータ20の運転状態を制御したので、野菜のビタミンCの含有量をスチーム調理で大幅に高めることができる。
特定の調理メニュー「春菊のお浸し」および「小松菜と帆立の中華煮」のそれぞれが選択されたときにはスチーム調理用の調理条件として調理物のビタミンCの増加率が極大となるように予め決められたスチーム調理時間Tbを設定し、スチーム調理をスチーム調理時間Tbの設定結果に応じて実行したので、この点からも野菜のビタミンCの含有量をスチーム調理処理で大幅に高めることができる。特定の調理メニュー「春菊のお浸し」および「小松菜と帆立の中華煮」のそれぞれが選択されたときには温め調理用の調理条件として調理物のビタミンCの含有量が生の状態に比べて高くなるように予め決められたレンジ調理時間Tcを設定し、温め調理をレンジ調理時間Tcの設定結果に応じて実行したので、生の状態に比べてビタミンCの含有量が高められた野菜を温野菜として食することに適した状態に加熱することができる。
スチーム調理処理が停止したときには温め調理を開始する前にブザー44を鳴らすことに基づいてスチーム調理が停止したことを使用者に報知した。このため、使用者がブザー44の鳴動音からスチーム調理が停止したことを認識し、調理室3内から調理物を取出して調理物に下ごしらえを施すことができるので、調理物がスチーム調理されたままの状態で温められることなく放置されることを防止できる。スチーム調理が停止した後にスタートスイッチ31が操作されることに基づいて温め調理を開始したので、使用者が調理室3内から調理物を取出して調理物に下ごしらえを施す操作を自らのペースで行った後に温め調理を自らのペースで開始することができる。特定の調理メニュー「春菊のお浸し」および「小松菜と帆立の中華煮」のうちからダイアル27の操作内容に応じたものを選択し、調理メニューの選択結果に応じた調理ガイドを表示器33に表示したので、調理メニュー「春菊のお浸し」および「小松菜と帆立の中華煮」のそれぞれを説明書等の書面をわざわざ調べることなく作ることができる。
上記実施例1においては、制御回路34のCPUが図14のステップS90で扉スイッチ5からのオン信号を検出したときにはスタートスイッチ31からのオン信号を待つことなくステップS92でタイマTを「0」にリセットし、ステップS93で温め調理処理を開始する構成としても良い。
[実施例2]
図15は制御回路34のCPUが図14の低温スチーム処理に換えて実行する低温スチーム処理を示すものであり、CPUは図13のステップS69でタイマTの計測値がスチーム調理時間Tbの設定結果に到達したことを判断したときには図15のステップS85へ移行し、スチーム調理処理を停止する。そして、ステップS86でブザー44を鳴動し、ステップS92でタイマTをリセットし、ステップS93でマグネトロン16を運転開始する。
上記実施例2によれば次の効果を奏する。
スチーム調理が停止したときには温め調理とは別の加熱調理を行うことなく温め調理を自動的に開始したので、調理物のビタミンCの含有量が増加したまま温め調理に移行することができる。しかも、スチーム調理中に調理室3内に注入された蒸気が調理室3内に留められたまま温め調理が開始されるので、調理物が温め調理されることに基づいて乾燥することを防止できる。
上記実施例2においては、スチーム調理の実行中にマグネトロン16を運転開始することに基づいて温め調理を開始しても良い。
上記実施例2においては、スチーム調理が停止することと同時にマグネトロン16を運転開始することに基づいて温め調理を開始しても良い。
[実施例3]
内箱2の左側板および内箱2の後板のそれぞれには、図16に示すように、複数の貫通孔からなる蒸気排出口51が形成されている。これら両蒸気排出口51のそれぞれはファンケーシング9の内部とは異なる部分に開口するものであり、内箱2の排気口13から調理室3内に排出された風の一部は両蒸気排出口51のそれぞれから内箱2および外箱1相互間の空間部を通して外箱1の外部に排出される。
図17は制御回路34のCPUが図14の低温スチーム処理に換えて実行する低温スチーム処理を示すものであり、CPUはステップS91でスタートスイッチ31がオンされたことを判断したときにはステップS96へ移行し、タイマTを「0」にリセットする。そして、ステップS97でファンモータ11を一定方向へ一定速度で運転開始し、ステップS98でタイマTの計測値をROMに予め記録された排気時間(例えば30秒)と比較する。このファンモータ11の運転時には扉4の閉鎖状態で循環ファン10が回転するので、調理室3内に蒸気が残っているときには蒸気が両蒸気排出口51のそれぞれが外箱1の外部に排出される。これら循環ファン10とファンモータ11と両蒸気排出口51は排気装置を構成するものであり、ファンモータ11は排気装置の駆動源に相当する。
CPUはステップS98でタイマTの計測値が排気時間に到達したことを判断すると、ステップS99でファンモータ11を運転停止することに基づいて蒸気の排出処理を終える。そして、ステップS92でタイマTを「0」にリセットし、ステップS93でマグネトロン16を出力600Wで運転開始し、タイマTの計測値がレンジ調理時間Tcの設定結果に到達するまで調理室3内にマイクロ波を照射する。
上記実施例3によれば次の効果を奏する。
スチーム調理を停止した後にファンモータ11を運転開始することに基づいて調理室3内に残る蒸気を調理室3の外部に強制的に排気する排気処理を開始し、排気処理を停止した後に温め調理を開始したので、調理物が調理室3内に残る蒸気の影響でべたつくことを抑えることができる。
上記実施例3においては、制御回路34のCPUが図17のステップS90で扉スイッチ5からのオン信号を検出したときにはスタートスイッチ31からのオン信号を待つことなくステップS96でタイマTを「0」にリセットし、ステップS97でファンモータ11の運転を開始する構成としても良い。
上記実施例3においては、調理室3内から蒸気を排出するためのファンモータ11の運転時間を調理メニューの設定結果に応じて可変する構成としても良い。
上記実施例3においては、両蒸気排出口51のそれぞれに対して蒸気排出口51を閉鎖する閉鎖状態および蒸気排出口51を開放する開放状態相互間で移動可能な板状のダンパを設け、両ダンパのそれぞれを共通の電気的な駆動源に連結しても良い。この構成の場合、スチーム調理処理中および温め調理処理中のそれぞれにはダンパを閉鎖状態に操作することに基づいて両蒸気排出口51のそれぞれを閉鎖し、排気処理中にはダンパを開放状態に操作することに基づいて両蒸気排出口51のそれぞれを開放すると良い。
上記実施例1〜3のそれぞれにおいては、低温スチーム処理データの調理温度taを 水の沸点以下の温度であってビタミンCが増量する温度に設定しても良い。例えば春菊の場合には、図9に示すように、調理温度「37℃〜47℃」の範囲内でビタミンCが増量するので、調理温度ta1を「37℃〜47℃」の範囲内で設定し、調理メニュー「春菊のお浸し」が選択された場合には春菊のビタミンCが増量する温度帯域「ta−Δt〜ta+Δt」に庫内温度センサ45からの出力信号が収束するようにポンプモータ20の運転状態を制御する。この構成の場合、野菜がスチーム調理されることに基づいて野菜のビタミンCが増量し、野菜が温め調理されることに基づいて温められるので、ビタミンCが増量された生に近い状態の野菜を温野菜として食することに適した状態に調理条件を新たに入力することなく加熱できる。
上記実施例1〜3のそれぞれにおいては、スチーム調理が停止したときには温め調理が開始される前に表示器33に「スチーム調理が停止しました」等のメッセージを表示しても良い。
上記実施例1〜3のそれぞれにおいては、スチーム調理が停止した状態でダイアル27が非操作位置から押込み位置に操作されることに基づいて温め調理を開始する構成としても良い。
上記実施例1〜3のそれぞれにおいては、調理モードを選択するための専用の操作子および調理メニューを選択するための専用の操作子のそれぞれを設けても良い。
上記実施例1〜3のそれぞれにおいては、速度制御可能なポンプモータ20を用いても良い。この構成の場合、特定の調理メニュー「春菊のお浸し」および「小松菜と帆立の中華煮」のそれぞれが選択されたときには庫内温度センサ45から出力される庫内温度信号が調理温度taの設定結果に応じた温度帯域に収束するようにポンプモータ20の回転速度を制御しても良い。即ち、スチーム調理処理でポンプモータ20を連続的に運転する構成としても良い。
上記実施例1〜3のそれぞれにおいては、特定の調理メニュー「春菊のお浸し」および「小松菜と帆立の中華煮」のそれぞれが選択されたときには庫内温度センサ45から出力される庫内温度信号が調理温度taの設定結果に応じた温度帯域に収束するように庫外ヒータ14をオンオフ制御しても良い。
上記実施例1〜3のそれぞれにおいては、蒸気供給機構は、スチームヒータは1つで構成されていても良い。
上記実施例1〜3のそれぞれにおいては、蒸気供給機構は、調理室3内に蒸気を供給できる構造であれば、特にパイプ24は無くても良く、例えば蒸気生成部に相当するスチームケースから調理室内部に直接蒸気を供給する構造でもよい。
本発明の実施例1を示す図(加熱調理器の外観を扉の閉鎖状態で示す図) 加熱調理器の外観を扉の開放状態で示す図 加熱調理器の内部構成を扉の除去状態で示す図 加熱調理器の内部構成を示す断面図 電気的構成を示すブロック図 制御回路に記録された制御データを示す図 制御回路に記録された制御データを示す図 制御回路に記録された制御データを示す図 ビタミンCの増加率および調理温度の相関関係を示す図 ビタミンCの増加率および調理時間の相関関係を示す図 制御回路のメイン処理を示すフローチャート 制御回路の高温スチーム処理を示すフローチャート 制御回路の低温スチーム処理を示すフローチャート 制御回路の低温スチーム処理を示すフローチャート 実施例2を示す図14相当図 実施例3を示す図2相当図 図14相当図
符号の説明
3は調理室、4は扉、11はファンモータ(駆動源)、14は庫外ヒータ(ヒータ)、16はマグネトロン、21はスチームケース(蒸気生成部)、22は上スチームヒータ(加熱源)、27はダイアル(操作子)、31はスタートスイッチ(操作子)、33は表示器、34は制御回路(調理メニュー選択手段,調理制御手段,記録手段)、44はブザー(報知器)、45は庫内温度センサ、47はスチーム温度センサ(生成部温度センサ)を示している。

Claims (3)

  1. 調理物が投入される調理室と、
    前記調理室内にマイクロ波を照射するマグネトロンと、
    前記調理室内を加熱する電気的なヒータと、
    前記調理室内に蒸気を供給する蒸気供給機構と、
    前記調理室内の温度を検出する庫内温度センサと、
    前記マグネトロンと前記ヒータと前記蒸気供給機構のそれぞれを運転制御する調理制御手段を備え、
    前記調理制御手段は、
    前記調理室内に投入された調理物を蒸気で加熱するための第1の調理条件を設定する第1の調理条件設定処理と、
    前記調理室内に投入された調理物をマイクロ波で加熱するための第2の調理条件を設定する第2の調理条件設定処理を行うことが可能なものであって、
    第1の調理条件を設定したときには前記蒸気供給機構を運転して前記調理室内に蒸気を供給すると共に前記庫内温度センサからの出力信号に基づいて前記蒸気供給機構または前記ヒータの運転状態を制御することで前記調理室内を水の沸点以下の温度帯域に維持しながら前記調理室内に投入された調理物を加熱する第1の調理工程を第1の調理条件の設定結果に応じて実行し、
    第2の調理条件を設定したときには前記マグネトロンから前記調理室内にマイクロ波を照射することに基づいて前記調理室内に投入された調理物を温める第2の調理工程を第2の調理条件の設定結果に応じて実行するものであって、
    第2の調理工程を第1の調理工程の実行中または停止時または停止後に開始することが可能なものであり、
    第2の調理条件として第2の調理工程の所要時間を前記調理室内に投入された調理物のビタミンCの含有量が生の状態に比べて高くなるように予め決められた値に設定することを特徴とする加熱調理器。
  2. 調理物が投入される調理室と、
    前記調理室内にマイクロ波を照射するマグネトロンと、
    前記調理室内を加熱する電気的なヒータと、
    前記調理室内に蒸気を供給する蒸気供給機構と、
    前記調理室内の温度を検出する庫内温度センサと、
    前記マグネトロンと前記ヒータと前記蒸気供給機構のそれぞれを運転制御する調理制御手段と、
    前記調理室内の蒸気を前記調理室の外部に排出するものであって、電気的な駆動源を有する排気装置を備え、
    前記調理制御手段は、
    前記調理室内に投入された調理物を蒸気で加熱するための第1の調理条件を設定する第1の調理条件設定処理と、
    前記調理室内に投入された調理物をマイクロ波で加熱するための第2の調理条件を設定する第2の調理条件設定処理を行うことが可能なものであって、
    第1の調理条件を設定したときには前記蒸気供給機構を運転して前記調理室内に蒸気を供給すると共に前記庫内温度センサからの出力信号に基づいて前記蒸気供給機構または前記ヒータの運転状態を制御することで前記調理室内を水の沸点以下の温度帯域に維持しながら前記調理室内に投入された調理物を加熱する第1の調理工程を第1の調理条件の設定結果に応じて実行し、
    第2の調理条件を設定したときには前記マグネトロンから前記調理室内にマイクロ波を照射することに基づいて前記調理室内に投入された調理物を温める第2の調理工程を第2の調理条件の設定結果に応じて実行するものであって、
    第2の調理工程を第1の調理工程の実行中または停止時または停止後に開始することが可能なものであり、
    第1の調理工程を停止した後に前記排気装置の駆動源を運転開始することに基づいて前記調理室内の蒸気を前記調理室の外部に排気する排気処理を開始するものであって排気処理を停止した後に第2の調理工程を開始することを特徴とする加熱調理器。
  3. 調理物が投入される調理室と、
    前記調理室内にマイクロ波を照射するマグネトロンと、
    前記調理室内を加熱する電気的なヒータと、
    前記調理室内に蒸気を供給するものであって、水を貯留する給水タンクと前記給水タンクの内部から外部に水を汲出すものであってポンプモータを駆動源として動作する給水ポンプと前記給水ポンプから水が注入される蒸気生成部と前記蒸気生成部を加熱することに基づいて前記給水ポンプから前記蒸気生成部に注入された水を蒸発させ前記調理室に蒸気を供給する加熱源と前記蒸気生成部の温度を検出する生成部温度センサを有する蒸気供給機構と、
    前記調理室内の温度を検出する庫内温度センサと、
    前記マグネトロンと前記ヒータと前記蒸気供給機構のそれぞれを運転制御するものであって、前記調理室内に投入された調理物を蒸気で加熱するための第1の調理条件を設定する第1の調理条件設定処理と前記調理室内に投入された調理物をマイクロ波で加熱するための第2の調理条件を設定する第2の調理条件設定処理を行うことが可能で、第1の調理条件を設定したときには前記蒸気供給機構を運転して前記調理室内に蒸気を供給すると共に前記庫内温度センサからの出力信号に基づいて前記蒸気供給機構または前記ヒータの運転状態を制御することで前記調理室内を水の沸点以下の温度帯域に維持しながら前記調理室内に投入された調理物を加熱する第1の調理工程を第1の調理条件の設定結果に応じて実行し、第2の調理条件を設定したときには前記マグネトロンから前記調理室内にマイクロ波を照射することに基づいて前記調理室内に投入された調理物を温める第2の調理工程を第2の調理条件の設定結果に応じて実行するものであって、第2の調理工程を第1の調理工程の実行中または停止時または停止後に開始することが可能な調理制御手段と、
    使用者が操作することが可能な操作子と、
    前記調理室内に投入された調理物を加熱調理するための調理メニューを予め決められた複数の選択肢のうちから選択するものであって、調理メニューとして前記操作子の操作内容に応じたものを選択する調理メニュー選択手段を備え、
    前記調理制御手段は、
    前記マグネトロンと前記ポンプモータと前記加熱源のうち調理メニューの選択結果に応じたものを駆動制御することに基づいて前記調理室内に投入された調理物を調理メニューの選択結果に応じた態様で加熱するものであって、
    予め決められた特定の調理メニューが選択された場合には、
    前記第1の調理条件設定処理と、
    前記第2の調理条件設定処理と、
    前記蒸気生成部が水を蒸発させるための温度帯になるように前記生成部温度センサからの出力信号に基づいて前記加熱源を駆動制御する処理と前記ポンプモータを駆動することに基づいて前記給水ポンプから前記蒸気生成部に水を注入して前記蒸気生成部から前記加熱室に蒸気を供給する処理と、前記庫内温度センサからの出力信号が水の沸点以下の温度帯域に収束するように前記ポンプモータの運転状態を制御する処理と、を第1の調理条件の設定結果に応じて実行する前記第1の調理工程と、
    第2の調理条件の設定結果に応じて実行する前記第2の調理工程とを行い、
    第1の調理条件として前記ポンプモータの運転状況を制御する為の温度帯域、及び第1の調理工程の所要時間を前記調理室内に投入された調理物のビタミンCが生の状態に比べて増量するように予め決められた値に設定し、
    第2の調理条件として第2の調理工程の所要時間を前記調理室内に投入された調理物のビタミンCの含有量が生の状態に比べて高くなるように予め決められた値に設定することを特徴とする加熱調理器。
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