JP4976989B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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Description
これに対して、食材の温度がマイナス温度の場合にマイクロ波を照射し、食材温度がプラスに転じたらマイクロ波の照射と調理室内への蒸気の導入を行って食材を解凍する加熱調理器に関する従来技術があった(例えば、特許文献2参照)。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、短時間で食材を斑なく解凍できる加熱調理器を提供することを目的とするものである。
図1乃至図6に基づき、実施形態1による加熱調理器について説明する。尚、説明中における加熱調理器の『左方』あるいは『右方』とは、図1における左方または右方を示しており、また、扉4側を前方とし、循環ファン9側を後方とする。図1の外箱1は前面が開口する四角箱状をなすものであり、左側板と右側板と底板と天板と後板を有している。この外箱1の内部には、図2に示すように、内箱2が固定されている。この内箱2は前面が開口する四角箱状をなすものであり、左側板と右側板と底板と天板と後板を有している。この内箱2の内部空間は前面が開口する調理室3として機能するものであり、調理室3には前面を通して調理物が収容される。
内箱2の左側板および内箱2の右側板のそれぞれには、図1に示すように、前後方向へ延びるレール状の上角皿支え5が形成されている。これら両上角皿支え5は、左右方向に相互に対向配置されたものであり、両上角皿支え5には共通の角皿(図示せず)が着脱可能に載置される。内箱2の左側板および内箱2の右側板のそれぞれには、図2に示すように、前後方向へ延びるレール状の下角皿支え7が形成されている。これら両下角皿支え7は、図1に示すように、左右方向に相互に対向配置されたものであり、両下角皿支え7には前述の角皿が着脱可能に載置される。即ち、調理室3は2枚の角皿が上下方向に相互に間隔を置いて着脱可能に装着されるものである。
また、内箱2の後板の右方上端部および天板の右方後端部に跨るように、上述したものと同様の仕切り板29がはめ込まれた排気口30が形成されている(図1示)。外気ファン24、外気ファンモータ25および空気ダクト26は包括的に外気導入装置(本発明の外気供給手段に該当する)を形成する。
モータ駆動回路35はファンモータ10に駆動電源を印加するものであり、制御回路34はモータ駆動回路35をオンすることによりファンモータ10を一定方向へ一定速度で運転し、モータ駆動回路35をオフすることによりファンモータ10の運転を停止する。ヒータ駆動回路38は庫外ヒータ13に駆動電源を印加するものであり、制御回路34はヒータ駆動回路38をオンオフ制御することにより庫外ヒータ13の発熱量をコントロールする。
制御回路34のROMには、複数の解凍モード(図5示)を含んだ各種の調理メニューモードデータが予め記録されている。ユーザはこれらの調理メニューモードの中から所望する解凍モードを選択して、入力部33を操作することにより制御回路34に対して入力する。
最初に、ユーザは調理室3内に調理物(以下、解凍物と言う)である例えば解凍前の肉を載置する。その次に、ユーザが入力部33を操作して複数の調理メニューモード(本発明の調理メニューに該当し、以下解凍モードと言う)中から、解凍物の種類および全解凍か半解凍かといった解凍方法に基づき所望の解凍モードを選択すると、制御回路34はマグネトロン駆動回路41を介してマグネトロン15を駆動する(図7(a)において上段に示す)。これにより、マイクロ波が内箱2の底板から調理室3内の解凍物に照射されレンジによる解凍が実行される(第1工程)。マグネトロン15の出力は、選択された解凍モードによって設定することができる。
第1工程から第2工程へ遷移させる時点は、ユーザにより入力された解凍モードと、食品温度センサ31により検出された解凍物の温度に基づき決定される。上述したように、第1工程中において食品温度センサ31は調理物上の複数個所の温度を検出しており、制御回路34は解凍時における解凍物上の最高温度と最低温度とを認識することができる。制御回路34は図5に示したテーブルに従い、入力された解凍モードと解凍物の最高温度および最低温度に基づいて、第1工程を終了させて第2工程へ遷移させる時点を設定する。
また、解凍物上の温度斑の大きさに応じて第2工程の継続時間を長く設定するため、解凍物の温度斑を第2工程により解消し、解凍物の過加熱および解凍不足を防ぐことができる。
また、庫内温度センサ32は、調理室3内において外気口27から外気が吹出される方向にある箇所とは異なる位置に設けられているため、庫内温度センサ32に外気が直接に当らず庫内温度センサ32は調理室3内の雰囲気温度を精度よく検出でき、蒸気の噴出量を変化させることによる調理室3内の温度制御が正確に行える。
また、外気を吹出す外気口27は蒸気を供給する導入口であるパイプ22よりも上方に設けられたため、調理室3内の空気よりも低温である外気が下方へ沈下して、調理室3内に均一に行き渡って調理室3内の温度を均一化できる。
本実施形態は、例えば洋菓子を解凍するために、ユーザが図5に示した洋菓子解凍モードを選択した場合の制御回路34による加熱調理器の制御方法に関するものである。本実施形態における第1工程時の制御方法については実施形態1の場合と同様であるため、説明は省略する。第1工程が終了すると、制御回路34はマグネトロン15の作動を停止させ、代わって蒸気を調理室3内に噴出させるとともに、調理室3内への外気の導入を実行して第2工程を開始させる(図7(b)において中段および下段に示す)。これにより、解凍物への加熱が継続され解凍が進行する。
そこでこういう場合に、図10に示すように、第2工程の途中で調理室3への蒸気の噴出を停止させ外気の導入のみを行うことにより、蒸気による解凍促進効果を弱め、解凍物の各部位の温度が均一化されるように解凍物内の熱伝導による加熱を待って温度斑をなくすことができる(図10において、蒸気の噴出を停止させてから解凍時間の終了までの間に、解凍物内部における温度の伝導が進行する)。これにより、結果的に解凍時間は長くなるが、ドリップが発生したり、解凍物が変性するほどの長時間の遅延が発生することはなく、食材の解凍仕上がりに影響を与えるものではない。このような不均一な厚みを有する食材のための解凍モードを設定して、ユーザが当該解凍モードを選択可能にすることにより、本制御方法を実行することができる。
また、解凍斑の大きくなりやすい食材を解凍する場合にも、第2工程の途中で調理室3への蒸気の噴出を停止させ外気の導入のみを行うことにより、解凍終了時における温度斑をなくすことができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
また、解凍物の最高温度の部位と最低温度の部位の双方が遷移設定温度以上となった場合に、第1工程から第2工程に切り換えるようにしてもよい。
また、第2工程の継続時間を決定するための基準としている解凍物の最高温度と最低温度との差も、特に図6に示した値に限定されるものではなく、状況に応じて適宜変更可能である。
Claims (6)
- 調理物が収容される調理室と、
前記調理室内にマイクロ波を照射するマイクロ波照射手段と、
前記調理室内に形成された導入口から、前記調理室内に蒸気を供給する蒸気供給手段と、
前記調理室内の前記導入口の前方に外気を吹出す外気供給手段と、
前記マイクロ波照射手段、前記蒸気供給手段および前記外気供給手段のそれぞれの作動を制御する制御手段と、
調理中の調理物上の複数個所の温度を検出可能な調理物温度検出手段と、を備え、
前記制御手段は、前記マイクロ波照射手段を作動させることにより調理物を加熱する第1工程を実行した後、前記マイクロ波照射手段の作動を停止させるとともに、前記蒸気供給手段および前記外気供給手段をともに作動させて前記調理物を加熱する第2工程を実行することにより、前記調理物を解凍し、
前記制御手段は、前記調理物温度検出手段による検出結果に基づき、調理物上の温度斑の大きさに応じて前記第2工程の継続時間を長く設定することを特徴とする加熱調理器。 - 調理物が収容される調理室と、
前記調理室内にマイクロ波を照射するマイクロ波照射手段と、
前記調理室内に形成された導入口から、前記調理室内に蒸気を供給する蒸気供給手段と、
前記調理室内の前記導入口の前方に外気を吹出す外気供給手段と、
前記マイクロ波照射手段、前記蒸気供給手段および前記外気供給手段のそれぞれの作動を制御する制御手段と、
ユーザが選択した調理メニューを前記制御手段に対して入力可能な入力手段と、
調理中の調理物上の複数箇所の温度を検出可能な調理物温度検出手段と、を備え、
前記制御手段は、前記マイクロ波照射手段を作動させることにより調理物を加熱する第1工程を実行した後、前記マイクロ波照射手段の作動を停止させるとともに、前記蒸気供給手段および前記外気供給手段をともに作動させて前記調理物を加熱する第2工程を実行することにより、前記調理物を解凍し、
前記制御手段は、前記入力手段により入力された調理メニューと、前記調理物温度検出手段により検出された調理物の最高温度および最低温度に基づき、前記第1工程から前記第2工程へ遷移させる時点を決定することを特徴とする加熱調理器。 - ユーザが選択した調理メニューを前記制御手段に対して入力可能な入力手段を備え、
前記制御手段は、前記入力手段により入力された調理メニューに基づき、前記第2工程中において前記蒸気供給手段の作動を停止させる時間帯を設けることを特徴とする請求項1または2記載の加熱調理器。 - 前記調理室内の温度を検出する調理室内温度検出手段を備え、
前記制御手段は、前記調理室内温度検出手段による検出結果に基づき、前記調理室内の温度が調理物としての肉が変性しない温度以下になるように前記蒸気供給手段の作動を制御することを特徴とする請求項1または2記載の加熱調理器。 - 前記調理室内温度検出手段は、前記調理室内において前記外気供給手段によって外気が吹出される方向上にある箇所とは異なる位置に設けられたことを特徴とする請求項4記載の加熱調理器。
- 前記外気供給手段は前記調理室内に形成され外気を吹出す外気口を有し、該外気口は前記蒸気供給手段の前記導入口よりも上方に設けられたことを特徴とする請求項1または2記載の加熱調理器。
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