JP2007303817A - 加熱調理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒータの使用個数を最小限にした蒸気加熱が可能な加熱調理装置を提供する。
【解決手段】加熱ヒータ13にて加熱室2内に収容された被加熱物を加熱するヒータ加熱状態と、蒸気発生器7からの蒸気を加熱ヒータ13で加熱しながら加熱管11を通して加熱室2に吐出し加熱室2内の被加熱物を加熱する蒸気加熱状態とを取ることができるようにした加熱調理装置であって、冷凍した食品に対し、蒸気加熱状態で解凍を行った後、ヒータ加熱状態に切替えて加熱調理を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は高温の蒸気による加熱機能と高温の空気による加熱機能を備えた加熱調理装置に関するものである。
従来のこの種の加熱調理装置は、図6に示すように、調理装置本体31に形成した加熱室32の底面に被加熱物34を載置する網体又は皿体で形成される被加熱物載置台33を着脱自在に設け、他方、加熱室32の一方側壁外面と調理装置本体31の側壁内面との間において、その底部に水容器36と蒸気発生用ヒータ37で構成される蒸気発生器35を備えるとともに該蒸気発生器35の上方にこの蒸気発生器35で発生した蒸気を更に加熱して過熱蒸気とする蒸気過熱ヒータ38を備え、該蒸気過熱ヒータ38を備え、該蒸気過熱ヒータ38で過熱した蒸気を加熱室32の一方側壁面に設けた蒸気吐出口39より送風ファン40の駆動によって加熱室32内に吐出する構成となっている。
そして、このような構成において、水容器36内の水を蒸気発生用ヒータ37で加熱して蒸気を発生させ、この発生した蒸気を送風ファン40の駆動によって上方に導くとともに途中蒸気加熱ヒータ38で加熱して100°C以上の高温の過熱蒸気として蒸気吐出口39より加熱室32に吐出することによって、被加熱物載置台33上の被加熱物34を加熱調理することになっている。
この過熱調理の課程において、加熱室32内の余分な蒸気は加熱室32の他方側壁面に設けた排気口41より外部に排気される。
また、従来の加熱調理装置では蒸気による加熱調理機能の他、加熱室32の天井部に設けた遠赤外線ヒータ42によって被加熱物34をヒータ加熱することができるとともに、この遠赤外線ヒータ42にて加熱室32内に蒸気吐出口39より吐出供給された蒸気を更に加熱して、更に高温の蒸気にして被加熱物34に供給することができる。
特開平9−4849号公報
従来の高温の蒸気による過熱蒸気による加熱機能を備えた加熱調理装置では、上記構成を備えていることから、熱源となるヒータとして、蒸気発生用ヒータ37、蒸気過熱ヒータ38及び遠赤外線ヒータ42の3個のヒータ手段を必要とし、その設置コストが高くなるとともに調理装置の小型化を阻止し、しかも、ヒータを多用することから消費電力が多くなって使用者の経済的負担が増大するとの問題点を有していた。
本発明は上記従来の問題点に鑑みて発明されたものであり、本発明では、加熱調理装置本体内に加熱室を形成するとともに上記加熱調理装置本体内において該加熱室外に蒸気発生器と、該蒸気発生器に水を供給する給水タンクとを備え、かつ、上記加熱室内には上記蒸気発生器で発生した蒸気を加熱室内に導く加熱管を設けるとともに該加熱管に加熱ヒータを設け、上記加熱ヒータにて上記加熱室内に収容された被加熱物を加熱するヒータ加熱状態と、上記蒸気発生器からの蒸気を上記加熱ヒータで加熱しながら上記加熱管を通して加熱室に吐出し加熱室内の被加熱物を加熱する蒸気加熱状態とを取ることができるようにした加熱調理装置であって、冷凍した食品に対し、上記蒸気加熱状態で解凍を行った後、上記ヒータ加熱状態に切替えて加熱調理を行う加熱調理装置を提供するものである。
この構成によれば、従来の蒸気過熱ヒータと遠赤外線ヒータの2つの役割を1つの加熱ヒータに実行させることができ、構造が簡単で、原価安な加熱調理装置を提供できる。
しかも、本発明では、蒸気発生器からの蒸気を加熱管で加熱室の適所に導くことができ、蒸気を有効に加熱室内に吐出することができる。
又、本発明では、加熱モードが蒸気加熱状態である場合における蒸気の温度を100℃以上の過熱蒸気として使用することができる加熱調理装置を提供しているので、高温加熱が可能となり、良好な調理を実行できる加熱調理装置とすることができる。
又、本発明では、上記加熱室に温度検出器を設け、該温度検出器の検出する温度が所定の温度になったとき、上記蒸気加熱状態から上記ヒータ加熱状態へ切り替えるようにした加熱調理装置を提供するものである。
この構成によれば、温度検出器の検出する温度によって、蒸気加熱状態からヒータ加熱状態へ切り替えることができるので、被加熱物が冷凍食品である場合に適した加熱調理装置とすることができる。
又、本発明では、上記加熱室に湿度検出器を設け、該湿度検出器の検出する湿度が所定の湿度になったとき、上記蒸気加熱状態から上記ヒータ加熱状態へ切り替えるようにした加熱調理装置を提供するものである。
この構成によれば、湿度検出器の検出する湿度によって、蒸気加熱状態からヒータ加熱状態へ切り替えることができるので、被加熱物が冷凍食品である場合に適した加熱調理装置とすることができる。
以上説明したように本発明によると、従来の蒸気加熱ヒータと遠赤外線ヒータの2つの役割を1つの加熱ヒータにて実行させることができ、構造が簡単で、廉価な加熱調理装置を提供できる。しかも、蒸気発生器からの蒸気を加熱管で加熱室の適所に導くことができ、蒸気を有効に加熱室内に吐出して、各種加熱モードに適した加熱動作を実現できる。
以下、本発明の実施態様を図に従って詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施態様に係る加熱調理装置の正面断面図であり、この図において、符号1で示すものは、内部に加熱室2を備えた筺体からなる調理装置本体であり、図示しない開閉扉によって加熱室2を開閉できる構成となっている。
3は、この加熱室2内の底面において、加熱室2の側壁内面に設けた指示桟2a上に着脱自在に設置された被加熱物載置台であり、本実施態様では皿状に形成した網体にて構成されている。
4は、加熱室2の奥壁中央部に設けられた循環ファンであり、図示しない駆動モータで回転駆動されるようになっている。
5は、加熱室2の一方側壁外面と調理装置本体1の一方側壁内面との間に形成された機器室であり、該機器室5内には、図に示すように給水タンク6と、この給水タンク6内の水を蒸気発生器7に導く給水ポンプ8を備えている。
この蒸気発生器7は給水ポンプ8から給水される水を受ける水容器9と該水容器9内の水を加熱して蒸気を発生させる蒸気発生用ヒータ10とから構成されている。
11は、加熱室2内の上部に天井壁面に沿って左右に配置されたガラス管などからなる加熱管であり、その一端に下方に向けた噴出口11aを備えるとともに他方端部を加熱室2の一方側壁面を通して機器室5に導き、その先端部に切替弁12を備えている。
この切替弁12は、加熱管11を完全に閉塞し蒸気も空気も加熱管11に供給しない第1の状態と、蒸気発生器7からの蒸気を加熱管11に供給する第2の状態と、更に外部空気を加熱管11に供給する第3の状態とに選択的に切り替えることができるようになっている。
13は、加熱管11の外周面に捲設された第1の加熱ヒータであり、加熱室2内の空気を加熱したり、加熱管11内を通過する空気や蒸気を加熱するものである。
14は、機器室5内に設置された高周波加熱用のマグネトロンであり、これより発生した電磁波を導波管15を通して加熱室2内に導くようになっている。
16及び17は、加熱室2の側壁内面に設けた温度検出器及び湿度検出器であり、また18は圧力調整器である。
19は、機器室5内に設けられた制御回路であり、循環ファン4の駆動モータ、給水ポンプ8、蒸気発生用ヒータ10、切替弁12、第1の加熱ヒータ13、マグネトロン14、温度検出器16、湿度検出器17及び圧力調整器18をそれぞれ制御するようになっている。20は、加熱室2の底部に設けられた第2の加熱ヒータである。
本発明の加熱調理装置は上記のように構成されるものであり、被加熱物載置台3上に載置する食品の種類に応じてその動作を順次説明する。
(1)トースタ加熱
調理すべき食品が常温に置かれていた単なる食パンであり、この食パンに通常のトースタ加熱を施す場合には、被加熱物載置台3に食パンを載置した上で、図示しない操作パネルのメニュー選択手段にて「通常トースタ加熱」を選択し加熱ボタン又は加熱キーを操作することによって、例えば、図2のフローチャートに示すステップS1乃至S8で食パンへの焙焼加熱が実行される。
即ち、操作パネルのメニュー選択手段にて「通常トースタ加熱」を選択(ステップS1)すると、制御回路19が選択されたメニューを認識(ステップS2)して通常トースタ加熱モードを設定する(ステップS3)。
このモード設定が行われた後、制御回路19は加熱ボタン又は加熱キー(図示せず)の操作を待つ状態(S4)となり、そして、この待機状態において、加熱ボタンが操作されると、制御回路19は、切替弁12を第1の状態に切り替えて加熱管11を完全に閉塞し外部空気や蒸気が加熱管11に流入するのを阻止する状態に設定する(ステップS5)とともに各ヒータについては第1の加熱ヒータ13にのみ電力が供給される状態とする。
その結果、第1の加熱ヒータ13のみが動作して食パンを焙焼加熱することになる(ステップS6)。
そして、この焙焼加熱の間、食パンの焙焼具合を温度検出器16で加熱室2内の温度を検知することで判断する(ステップS7)。この焙焼具合は、加熱ボタンをONした直後よりカウントを開始する予め設定した焙焼時間で判断しても良い。
このヒータによる焙焼加熱の結果、適度に食パンが焙焼されると、加熱ヒータ13への電力供給が停止され焙焼加熱を終了する(ステップS8)。
(2)冷凍食パンのトースタ加熱
食パンが冷凍保存されていた場合には、被加熱物載置台3上に冷凍食パンを載置した上で、図示しない操作パネルのメニュー選択手段にて「冷凍食パンのトースタ加熱」を選択し、加熱ボタン又は加熱キーを操作することによって、例えば、図3のフローチャートに示すステップK1〜K17で冷凍食パンの焙焼加熱が実行される。
即ち、操作パネルのメニュー選択手段にて「冷凍食パンのトースタ加熱」を選択(ステップK1)すると、制御回路19が選択されたメニューを認識(ステップK2)して調理モードを冷凍食パンのトースタ加熱モードに設定する(ステップK3)。
このモード設定が行われた後、制御回路19は加熱ボタンまたは加熱キー(図示せず)の操作を待つ状態(K4)となり、加熱ボタンが操作されると、動作して給水タンク6内の水の有無を判断(ステップK5)する。
給水タンク6内に水が有るのを確認すると、制御回路19は、給水ポンプ8を駆動して給水タンク6の水を蒸気発生器7に供給するとともに該蒸気発生器7内の蒸気発生用ヒータ10に通電して蒸気発生器7内の水を加熱し蒸気を発生させる(ステップK7)。
一方、蒸気発生用ヒータ10への通電の直後切替弁12を第2の状態に切り替えるとともに第1の加熱ヒータ13及び循環ファン4用の駆動モータに通電する(ステップK8、K9、K10)。
このように切替弁12が第2の状態に設定されるとともに循環ファン4の駆動モータが駆動することによって、循環ファン4が回転し、蒸気発生器7で発生した蒸気が切替弁12、加熱管11を経て噴出口11aより加熱室2内に吐出される。
このとき、この加熱室2内に吐出される蒸気は、その前段において加熱管11内を通過する際、第1の加熱ヒータ13によって二次加熱されて過熱蒸気となっており、加熱室2内全体の温度を上昇させて被加熱物載置台3上の冷凍食パンを解凍する。
この解凍動作の間、温度検出器16と湿度検出器17によって、冷凍食パンの解凍具合を検知し、それらの検出結果が予め定めた所定の温度、湿度になると制御回路19は“解凍済み”と判断(ステップK11)して、切替弁12を第3の状態に切り替えるとともに第2の加熱ヒータ20をONにする(ステップK12、K13)。
又、一方蒸気発生用ヒータ10をOFFにするとともに給水ポンプ8をOFFする(ステップK14、K15)。
この切り替え動作によって、引き続き駆動されている循環ファン4の吸引動作により切替弁12を通して外部からの空気を加熱管11に導き、そして、この加熱管を通す間に空気を第1の加熱ヒータ13で加熱して高温にした上で加熱室2内に吐出し、解凍された食パンの表面に吹き付ける。従って、食パンの表面は第1の加熱ヒータ13によるヒータ加熱と加熱管11より吐出される熱風とによって加熱される。一方、この食パンの裏面には第2の加熱ヒータ20からの熱が当てられ焦げ目が付けられる。
そして、この加熱の間、食パンの焙焼具合を加熱室2内の温度を温度検出器16で検知することで判断する(ステップK16)。この焙焼具合は、ステップK12で示される切替弁12を第3の状態に切り替えたタイミングよりカウントを開始する予め設定した加熱時間で判断しても良い。
このヒータによる焙焼加熱の結果、適度に食パンが焙焼されると、制御回路19は第1の加熱ヒータ13、第2の加熱ヒータ20及び循環ファン4の駆動モータへの電力供給を停止するとともに切替弁12を第1の状態に切り替えることにより全ての動作を終了する(ステップK17)。この加熱焙焼の結果、内部がふんわりと外部はパリッとした焼き上がりとなる。
(3)グリル加熱
次に、被加熱物が冷凍グラタン等のグリル加熱について説明する。被加熱物載置台3上にグラタンを載置した上で、図示しない操作パネルのメニュー選択手段にて「グリル加熱」を選択し、加熱ボタン又は加熱キーを操作することによって、例えば、図4のフローチャートに示すステップL1〜L18でグラタンに対するグリル加熱が実行される。
即ち、操作パネルのメニュー選択手段にて「グラタンのグリル加熱」を選択(ステップL1)すると、制御回路19が選択されたメニューを認識(ステップL2)してグラタンのグリル加熱モードを設定する(ステップL3)。
このモード設定が行われた後、制御回路19は加熱ボタン又は加熱キー(図示せず)の操作を待つ状態(L4)となる。
そして、この待機状態において、加熱ボタンが操作されると、これを認識して動作し、先ず、温度検出器16を動作させてグラタンが冷凍されていたものか否かを確認するためグラタンの表面温度を検出する(ステップL5)。
この温度検出の結果、グラタンの表面温度よりグラタンが冷凍されているものと判断すると、ステップL6に進んで、制御回路19は、第1の状態にあった切替弁12を第3の状態に切り替えるとともに循環ファン4の駆動モータ及び第1の加熱ヒータ13への通電を開始させてそれぞれを動作させる(ステップL7、L8)。
尚、ステップL5でグラタンが冷凍されているものでないと判断すると、制御回路19は、下記するステップL6〜L9の動作を実行しないで直接ステップL10に進む。
上記のように、グラタンが冷凍されていると判断された結果、循環ファン4の吸引動作により切替弁12を通して空気が加熱管11に導かれ、そして、この加熱管11を通る間に空気が第1の加熱ヒータ13で加熱されて高温の熱風になった上で加熱室2内に吐出され、グラタンの表面に吹き付けられる。
この空気加熱によって、加熱室2は温度上昇するが、この加熱室2の温度が逆転点温度である170°付近になったとき、温度検出器16でこの温度を検出(ステップL9)して制御回路19は切替弁12を第2の状態に切り替える(ステップL10)とともに給水ポンプ8及び蒸気発生用ヒータ10に通電してそれぞれを動作させる(ステップL11、L12)。
上記170℃付近の温度は、過熱蒸気調理において、逆転点温度といわれ、過熱蒸気の効果といえる凝縮熱の伝熱効果により、熱伝達率が単なる空気に比べて大きくなる。しかも、被加熱物の表面は、凝縮水により焦げにくくなり、加熱室の温度を高温化でき、調理時間を短縮できる。
この給水ポンプ8の動作によって給水タンク6内の水は蒸気発生器7に供給され蒸気発生用ヒータ10にて加熱されて蒸気となり、切替弁12及び加熱管11を介して加熱室2に吐出供給される。この蒸気は加熱管11を通過する際、第1の加熱ヒータ11で加熱され過熱状態となって加熱室2に吐出供給される。
このようにして、蒸気が加熱室2内に供給され、その供給が進んで湿度検出器17が加熱室2内の湿度が100%付近になったことを検出すると(ステップL13)、制御回路19は、切替弁12を第31の状態に切り替えるとともに蒸気発生用ヒータ10及び給水ポンプ8への通電をOFFにする(ステップL14、L15、L16)。
その結果、加熱状態は再び空気加熱の状態となることから、循環ファン4の吸引動作で切替弁12を通して外部から吸引された空気が加熱管11に導かれ、この加熱管11を通る間に第1の加熱ヒータ13で加熱されて高温の熱風となって加熱室2内に吐出されグラタンの表面に吹き付ける。従って、グラタンの表面は第1の加熱ヒータ13によるヒータ加熱と加熱管11より吐出される熱風とによって加熱される。
そして、この加熱の間、グラタンの焼具合を加熱室2内の温度を温度検出器16で検知することで判断する(ステップL17)。このグラタンの焼具合は、ステップL13で示される切替弁12を第3の状態に設定したタイミングよりカウントを開始する予め設定した加熱時間で判断しても良い。
この加熱の結果、適度にグラタン加熱されると、制御回路19は第1の加熱ヒータ13、及び循環ファン4の駆動モータへの電力供給を停止するとともに切替弁12を第1の状態に切り替えることにより全ての動作を終了する(ステップL18)。
(4)コンベクション加熱
次に、被加熱物がローストチキン等の大きな食品で、全体を均一に焼くときに使用するモード、即ち、コンベクション加熱について説明する。
被加熱物載置台3上にローストチキンを載置した上で、図示しない操作パネルのメニュー選択手段にて「コンベクション加熱」を選択し、加熱ボタン又は加熱キーを操作することによって、例えば、図5のフローチャートに示すステップM1〜M20でローストチキンに対するコンベクション加熱が実行される。
即ち、操作パネルのメニュー選択手段にて「ローストチキンのコンベクション加熱」を選択(ステップM1)すると、制御回路19が選択されたメニューを認識してローストチキンのコンベクション加熱モードを設定する(ステップM2、M3)。
このモード設定が行われた後、制御回路19は加熱ボタン又は加熱キー(図示せず)の操作を待つ状態(M4)となり、そして、加熱ボタンが操作されると、動作して切替弁12を第3の状態に切り替えるとともに循環ファン4の駆動モータ及び第1の加熱ヒータ13に通電し動作させる(ステップM5、M6、M7)。
その結果、加熱状態は空気加熱の状態となることから、循環ファン4の吸引動作によって吸引された外部空気は、切替弁12を通して加熱管11に導かれ、そして、この加熱管11を通過する間に第1の加熱ヒータ13で加熱されて高温の熱風となった上で加熱室2内に吐出されてローストチキンの表面に吹き付けられる。
この空気加熱によって、加熱室2は温度上昇するが、この加熱室の温度が逆転点温度である170℃付近になったとき、温度検出器16でこの温度を検出(ステップM8)して制御回路19は一旦循環ファン4の駆動モータの駆動を停止(ステップM9)した後、切替弁12を第2の状態に設定するとともに給水ポンプ8及び蒸気発生用ヒータ10に通電してそれぞれを動作させる(ステップM10、M11、M12)。
この給水ポンプ8の動作によって給水タンク6内の水は蒸気発生器7に供給されて蒸気発生用ヒータ10にて加熱されて蒸気となり、切替弁12及び加熱管11を介して加熱室2に吐出供給される。この蒸気は加熱管11を通過する際、第1の加熱ヒータ13で加熱されて過熱蒸気となって加熱室2に吐出供給される。このように、蒸気が過熱蒸気となったところで、制御回路19は蒸気循環ファン4の駆動モータを再び駆動して加熱室2内の蒸気を撹拌する(ステップM13)。
このようにして、蒸気が加熱室2内全体に亙って充満され、この蒸気の供給が進んで湿度検出器17が加熱室2内の湿度が100%付近になったことを検出すると(ステップM14)、制御回路19は、切替弁12を第3の状態に切り替える(ステップM15)とともに蒸気発生用ヒータ10及び給水ポンプ8への通電をOFFする(ステップM16、M17)。
その結果、加熱状態は再び空気の加熱状態となることから、循環ファン4の吸引動作で切替弁12を通して吸引された空気が加熱管11に導かれ、この加熱管11を通る間に第1の加熱ヒータ13で加熱されて高温の熱風となって加熱室2内に吐出されてローストチキンの表面に吹き付けられる。
このとき、圧力調整器18を閉じることによって(ステップM18)、加熱室2内の湿度下降を抑制することができ、循環ファン4の駆動による加熱空気の循環によりローストチキンを万遍なく内部まで均一に加熱することができる。
そして、この加熱の間、ローストチキンの焼具合を加熱室2内の温度を温度検出器16で検知することで判断する(ステップM19)。
このローストチキンの焼具合をステップM15で示される切替弁12を第3の状態に設定したタイミングよりカウントを開始する予め設定した加熱時間で判断しても良い。
この加熱の結果、適度にコンベクション加熱がなされると、制御回路19は第1の加熱ヒータ13及び循環ファン4の駆動モータへの電力供給を停止するとともに切替弁12を第1の状態に切り替えることにより全ての動作を終了する(ステップM20)。
本発明に係る加熱調理装置の実施態様を示す開扉状態の正面概略図である。 加熱調理装置において、通常トースタ加熱の動作を説明する説明図である。 加熱調理装置において、冷凍食パンのトースタ加熱の動作を説明する説明図である。 加熱調理装置において、グリル加熱モードの動作を説明する説明図である。 加熱調理装置において、コンベクション加熱モードの動作を説明する説明図である。 従来の蒸気過熱式加熱調理装置の開扉状態の正面概略図である。
符号の説明
1 加熱調理装置本体板
2 加熱室
3 被加熱物載置台
4 循環ファン
6 給水タンク
7 蒸気発生器
8 給水ポンプ
10 蒸気発生用ヒータ
12 切替弁
13 第1の加熱ヒータ
16 温度検出器
17 湿度検出器
20 第2の加熱ヒータ

Claims (4)

  1. 加熱調理装置本体内に加熱室を形成するとともに上記加熱調理装置本体内において該加熱室外に蒸気発生器と、該蒸気発生器に水を供給する給水タンクとを備え、かつ、上記加熱室内には上記蒸気発生器で発生した蒸気を加熱室内に導く加熱管を設けるとともに該加熱管に加熱ヒータを設け、上記加熱ヒータにて上記加熱室内に収容された被加熱物を加熱するヒータ加熱状態と、上記蒸気発生器からの蒸気を上記加熱ヒータで加熱しながら上記加熱管を通して加熱室に吐出し加熱室内の被加熱物を加熱する蒸気加熱状態とを取ることができるようにした加熱調理装置であって、冷凍した食品に対し、上記蒸気加熱状態で解凍を行った後、上記ヒータ加熱状態に切替えて加熱調理を行うこと特徴とする加熱調理装置。
  2. 上記蒸気加熱状態における蒸気は温度が100℃以上の過熱蒸気であることを特徴とする請求項1に記載の加熱調理装置。
  3. 上記加熱室に温度検出器を設け、該温度検出器の検出する温度が所定の温度になったとき、上記蒸気加熱状態から上記ヒータ加熱状態へ切り替えるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の加熱調理装置。
  4. 上記加熱室に湿度検出器を設け、該湿度検出器の検出する湿度が所定の湿度になったとき、上記蒸気加熱状態から上記ヒータ加熱状態へ切り替えるようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の加熱調理装置。
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