JPS644701B2 - - Google Patents

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JPS644701B2
JPS644701B2 JP56169095A JP16909581A JPS644701B2 JP S644701 B2 JPS644701 B2 JP S644701B2 JP 56169095 A JP56169095 A JP 56169095A JP 16909581 A JP16909581 A JP 16909581A JP S644701 B2 JPS644701 B2 JP S644701B2
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JP
Japan
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signal
circuit
level
comparison
antennas
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JP56169095A
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English (en)
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JPS5869136A (ja
Inventor
Takeshi Torii
Harunori Murakami
Hajime Murakami
Yoshiro Okamoto
Kazuo Takayama
Tsukasa Senba
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd, Nippon Sheet Glass Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Denso Ten Ltd
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Publication of JPS5869136A publication Critical patent/JPS5869136A/ja
Publication of JPS644701B2 publication Critical patent/JPS644701B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/08Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station
    • H04B7/0802Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station using antenna selection
    • H04B7/0805Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station using antenna selection with single receiver and antenna switching
    • H04B7/0814Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station using antenna selection with single receiver and antenna switching based on current reception conditions, e.g. switching to different antenna when signal level is below threshold

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ダイバーシチアンテナを備えた受信
機に関する。
このような受信機は、たとえば自動車に搭載さ
れて用いられており、複数本のアンテナのうち、
或るアンテナによる入力信号のレベルが低下した
ときに他のアンテナからの信号を切換えて受信
し、これによつて無線信号の電界強度の強弱のあ
る場所においても安定した受信を可能にしてい
る。先行技術では、複数のアンテナを切換える必
要なしに無線信号を受信しているという状態にお
いて、反射波を直接波との時間差によつて生じる
位相歪であるマルチパス歪が生じたときには、ア
ンテナの切換え動作が行なわれない。したがつて
マルチパス歪の発生時において良好な受信を行な
うことができない。
本発明の目的は、アンテナによる入力信号のレ
ベルが低下したときはもちろん、マルチパス歪が
発生したときにおいてもアンテナからの信号を切
換えて受信し、これによつて無線信号の良好な受
信を可能にしたダイバーシチアンテナを備えた受
信機を提供することである。
本発明は、複数のアンテナと、 受信回路と、 切換え信号入力により前記複数のアンテナの1
つの前記受信回路を順次切換え接続する切換えス
イツチと、 受信回路への入力信号のレベルを検出するレベ
ル検出回路と、 前記切換えスイツチの切換え頻度に応じた信号
を出力する比較信号発生回路と、 前記レベル検出回路出力信号と前記比較信号発
生回路出力信号を比較し、受信回路への入力信号
のレベルが該比較信号発生回路出力信号に対応す
るレベルより低い時に切換え信号を出力する第1
比較回路と、 マルチパス歪の発生を検出するマルチパス歪検
出回路と、 前記レベル検出回路出力信号と所定の基準信号
とを比較し、受信回路への入力信号のレベルが該
基準信号に対応するレベルより低い時に切換え禁
止信号を出力する第2比較回路と、 前記マルチパス歪検出回路出力信号と前記第2
比較回路からの切換え禁止信号を入力し、マルチ
パス歪が検出され、かつ受信回路への入力信号の
レベルが前記基準信号に対応するレベルより高い
時に切換え信号を出力する論理回路とを有するこ
とを特徴とするダイバーシチアンテナを備えた受
信機である。
第1図は、本発明の一実施例のブロツク図であ
る。この受信機は自動車に搭載されおり、その自
動車のリアガラス1(後述の第6図参照)には、
後述するアンテナ10と曇止めのための加熱用導
電線条として兼用されるアンテナ18とが、備え
られる。アンテナ10,18からの入力信号は、
切換えスイツチ41を介して周波数変調受信のた
めのフロントエンド回路42に与えられる。フロ
ントエンド回路42からの出力は、中間周波増幅
および検波を行なう回路43に与えられる。中間
周波増幅検波回路43からの中間周波数信号は、
ライン44から高域遮断フイルタ45およびノイ
ズブランカ46を経てマルチプレクサ47に与え
られる。マルチプレクサ47は、入力される信号
にステレオ放送であることを表わす19KHzのステ
レオパイロツト信号が含まれているときそのステ
レオパイロツト信号を検出してステレオ音声信号
を増幅回路48,49に与え、ステレオパイロツ
ト信号がないときモノラル信号を増幅回路48,
49に与える。増幅回路48,49からの音声信
号は、スピーカ50,51に与えられる。
高域遮断フイルタ45は、ライン52からの制
御信号に応答し、ライン52がハイレベルである
ときライン44からの信号に含まれているステレ
オパイロツト信号および高域周波数成分を除去し
てノイズブランカ46に与える。
ノイズブランカ46は、内燃機関点火時のイグ
ニツシヨンノイズやワイパーモータ作動時のノイ
ズなどのように、比較的電界強度の強いパルス性
ノイズがアンテナ10,18から混入したとき、
希望信号の再生を一時中断する働きをし、これに
よつて明瞭度が向上される。
中間周波増幅検波回路43は、ミユーテイング
機能を有しており、ミユーテイング制御端子Aと
ミユーテイング端子Bとを備える。ミユーテイン
グ制御端子Aは、アンテナ10,18からの入力
信号のレベルが弱く、したがつてその回路43に
おける受信検出レベルが低いときに、高いレベル
の電圧をライン53に導出する。このライン53
からの信号は、ミユーテイング端子Bに入力され
る。ミユーテイング端子Bに高いレベルの電圧が
与えられると、ミユーテイングすなわち局間ノイ
ズの除去が行なわれる。アンテナ10,18から
の入力信号のレベルが強く、受信検出レベルが高
いときには、ミユーテイング制御端子Aからの電
圧は低く、ミユーテイング動作を停止している。
第2図を参照すると、第1図に示された受信機
の特性を示すグラフが示される。第2図1は、ア
ンテナ10,18からの入力信号のレベルと、ラ
イン44に導出される信号のS/N比との関係が
示される。アンテナ10,18からの入力信号の
レベルがH1で示されるように小さいときには、
S/N比は小さく、アンテナ10,18からの入
力信号レベルが高い値H2になるにつれてS/N
比は向上する。アンテナ10,18からの入力信
号レベルがH2よりもさらに充分に大きいときに
は、、S/N比は良好であり、ほぼ一定値である。
第2図2は、アンテナ10,18からの入力信
号のレベルと中間周波増幅検波回路43のミユー
テイング制御端子Aからの出力レベルとの関係を
示す。アンテナ入力信号のレベルが大きくなるに
つれて、ミユーテイング制御端子Aからの電圧は
低下する。アンテナ10,18からの入力信号の
レベルが低い値H1であるときには、ライン53
には高い電圧V1が導出され、アンテナ入力信号
のレベルが高い値H2になると電圧は参照符V2で
示されるように低い値になる。
切換えスイツチ41は、トグルフリツプフロツ
プ54からの出力Q,をライン55,56を介
して受信する。この切換えスイツチ41は、フリ
ツプフロツプ54の出力端子Qがハイレベルであ
るとき、アンテナ10からの信号をフロントエン
ド回路42に与え、もう1つの出力がハイレベ
ルであるとき、アンテナ18からの信号をフロン
トエンド回路42に与える。フリツプフロツプ5
4はライン57からのパルスを受信するたび毎
に、出力Q,のレベルを交互に変える。
ライン56を介するフリツプフロツプ54から
の出力は、微分回路58に与えられる。この微
分回路58は、コンデンサ59とダイオード6
0,61とを有し、単極性のパルスを積分回路6
2に与える。積分回路62は、コンデンサ63と
そのコンデンサ63の放電のための抵抗64とを
含み、その積分出力は比較回路65の一方の入力
に与えられる。比較回路65の他方の入力にはラ
イン53を介するミユーテイング制御端子Aから
の信号が与えられる。
比較回路65は、積分回路62からの出力がラ
イン53の信号のレベル末端であるときにハイレ
ベルの信号を導出し、積分回路62からの出力が
ライン53の信号のレベル以上であるときにロー
レベルの信号を導出する。比較回路65からの出
力は、ANDゲート66の一方の入力に与えられ
る。
ライン53からの信号はまた、比較回路67の
一方の入力に与えられる。比較回路67の他方の
入力には予め定めた電圧V3が与えられる。比較
回路67はライン53の電圧が予め定めた電圧
V3未満であるときにローレベルの信号を導出し、
V3以上であるときにハイレベルの信号を導出す
る。比較回路67からの信号は、ANDゲート6
6の他方の入力に与えられているとともに、反転
回路68を介してANDゲート69の一方の入力
に与えられる。
ANDゲート66,69からの出力は、ORゲー
ト70を介してANDゲート71の一方の入力に
与えられる。ANDゲート71の他方の入力には、
たとえば100KHz程度の周波数を有するクロツク
発生回路72からのクロツクパルスが与えられ
る。ANDゲート71からの出力は、ライン57
を介して、フリツプフロツプ54に与えられる。
ライン44を介する中間周波増幅検波回路43
からの信号は、バンドパスフイルタ73に与えら
れる。このバンドパスフイルタ73はステレオパ
イロツト信号を選択的に取出して振幅検波回路7
4に与える。振幅検波回路74からの信号は、縦
続接続されたもう1つの振幅検波回路75に与え
られる。振幅検波回路75からの出力は、比較回
路76の一方の入力に与えられる。比較回路76
の他方の入力には、予め定めた電圧V4が与えら
れる。比較回路76からの出力は、ライン52を
介して高域遮断フイルタ45に与えられるととも
に、ライン77を介してANDゲート69の他方
の入力に与えられる。
アンテナ10,18からの入力信号が小さく、
したがつて中間周波増幅検波回路43のミユーテ
イング制御端子Aからの信号が予め定めた電圧
V3以上であるときには、比較回路67はハイレ
ベルの信号を導出している。このような弱電界強
度において、ミユーテイング制御素子Aからライ
ン53を介する信号が積分回路62の出力以上に
なつたとき、比較回路65はハイレベルの信号を
導出する。そのためANDゲート66からのハイ
レベルの信号はORゲート70からANDゲート7
1に与えられる。クロツク発生回路72は第3図
1で示されるパルスを導出している。ANDゲー
ト66からのハイレベルの信号は、ORゲート7
0を介してANDゲート71の前述のように与え
られることによつて、ANDゲート71からライ
ン57には第3図2で示されるパルスが導出され
る。そのためフリツプフロツプ54はライン57
を介するパルス受信のたびごとにその安定状態を
変え、これによつて微分回路58からは第3図3
で示される単極性の微分パルスが得られる。積分
回路62は、微分回路58からのパルスを積分し
て、比較回路65に第3図4で示される波形を有
する出力を与える。フリツプフロツプ54が安定
状態をくり返し変えることによつて、積分回路6
2の出力は段階的に上昇していき、ついにはミユ
ーテイング制御端子Aからライン53を介する信
号のレベル78以上になる。そのため比較回路65
の出力が第3図5で示されるようにローレベルに
なり、応じてANDゲート71のAND条件が成立
しなくなり、フリツプフロツプ54にはパルスが
与えられなくなる。このようにして電圧V1に対
応したアンテナ10,18からの入力信号のレベ
ルが低い弱電界強度において切換えスイツチ41
の切換え動作がくり返して行なわれたときには、
その切換え動作の繰返しが停止されることにな
る。したがつて、切換えスイツチ41の切換え動
作の継続によつてS/N比がいつそう悪化するこ
とが防がれる。積分回路62の出力は、コンデン
サ63と抵抗64とによつて定まる時定数に依存
して低下されることになる。したがつてその時定
数に依存した時間だけ切換えスイツチ41の切換
え動作の継続が停止される。
アンテナ10,18からの入力信号のレベルが
大きく、ミユーテイング制御端子Aからライン5
3を介する信号のレベルが電圧V3未満であると
きには、比較回路67の出力はローレベルであ
る。このようないわば中電界〜強電界強度におい
てステレオ放送が受信されており、しかもマルチ
パス歪が発生していないときを想定する。このと
きには、バンドパスフイルタ73からは第4図1
で示されるように振幅が一定のステレオパイロツ
ト信号が導出される。振幅検波回路74は、ステ
レオパイロツト信号の振幅に対応したレベルを有
する第4図2で示される一定のレベルの信号を導
出する。もう1つの振幅検波回路75は、振幅振
波回路74からの出力が一定であるので、予め定
めた電圧V4未満のローレベルの信号を第4図3
のように導出している。したがつて比較回路76
の出力は第4図4のようにローレベルであり、こ
れによつて高域遮断フイルタ45はライン44か
らの信号を高域遮断することなくノイズブランカ
46を経てマルチプレクサ47に与える。そのた
めマルチプレクサ47は、ステレオパイロツト信
号に応答して音声信号を導出し、ステレオ放送が
聞こえる。この比較回路76からの出力がローレ
ベルであることによつて、ANDゲート69から
の出力はローレベルのままであり、ANDゲート
71の出力はローレベルである。こうして安定し
たステレオ放送の受信状態が維持される。
アンテナ10,18からの入力信号のレベルが
大きい前述の中電界強度〜強電界強度において、
ステレオ放送が受信されており、この状態でマル
チパス歪が生じたときを想定する。マルチパス歪
が生じると、バンドパスフイルタ73から導出さ
れるステレオパイロツト信号の振幅は第5図1の
ように変化する。振幅検波回路74は、第5図2
で示す波形を有する信号を導出する。そのため振
幅検波回路75は電圧V4以上のレベルを有する
第5図3の信号を導出する。そのため比較回路7
6は、第5図4のようにハイレベルの信号をライ
ン52,77に与える。高域遮断フイルタ45
は、ステレオパイロツト信号がノイズブランカ4
6を経てマルチプレクサ47に与えられることを
阻止し、これによつてマルチプレクサ47の左右
分離動作が行なわれず、モノラル信号が得られ
る。したがつてS/N比が向上されることにな
る。またライン77がハイレベルになることによ
つて、ANDゲート69はORゲート70を介して
ANDゲート71にハイレベルの信号を導出する。
そのためフリツプフロツプ54には、クロツク発
生回路72のパルスがANDゲート71およびラ
イン57を介して与えられる。こうしてフリツプ
フロツプ54の安定状態が切換わり、切換えスイ
ツチ41の切換え動作が行なわれる。マルチパス
歪が生じなくなると、ライン77がローレベルと
なり、切換えスイツチ41の切換え動作が停止す
る。
第6図を参照して、自動車のリアガラス1に
は、前述のようにアンテナ10,18が埋めらて
いる。アンテナ18は、曇止めのヒータとしての
働きを兼ねており、バツテリ3からスイツチ4を
介して母線5,6,7を経て加熱電流が供給され
る。この線条2を高周波帯域において接地点から
浮かすために、その一対の給電源にラジオ周波数
帯域で極めて高インピーダンスを示す高周波チヨ
ークコイル8が挿入されている。また給電線に乗
るノイズが受信信号に混入しないように、バツテ
リ3の出力ラインと接地点との間にはデカツプリ
ングコンデンサ9が挿入されている。アンテナ1
8の上方にアンテナ10が配置されている。
アンテナ10は、主アンテナ12と、補助アン
テナ13とから成る。主アンテナ12は、1本の
直線を折り曲げたごとくに互いに結合された上下
3段の平行な線条12a,12b,12cから成
る。補助アンテナ13は、主アンテナ12の上方
および下方にに配置された単一本の線条13a,
13bから成る。線条13bは、ヒータとして線
条2から誘導される受信波を線条12c側に伝達
してアンテナの指向特性を改善するために付設さ
れ、リアガラス1の中心線1a上において電気的
に整合された状態で線条12cと結合されてい
る。上方の線条13aは、無指向特性を得るため
に付設され、連結線条14を介して線条12bの
中心線より外れたチユーニングポイントにおいて
結合されている。線条13a,12aは所定長さ
にわたつて近接対向しており、両者の間の誘導に
よつてまた指向特性の改善が図られている。一つ
の好ましい実施形態では、線条13aの水平長さ
は600mm、連結線条14の水平長さは350mm、線条
13bの水平長さは700mmであり、線条12b,
12cの結合部の窓枠からの距離は30mmであり、
線条13a,12aの対向長さは100mmである。
アンテナ10からの信号は給電点15から切換え
スイツチ41に与えられる。
アンテナ18からの信号は、下側の線条12b
の水平方向の中点から位相整合および補助アンテ
ナとしての機能を有する導電線条パターン32を
通つて給電点19に導出され、ここから切換えス
イツチ41に供給される。
第7図は、第6図のアンテナ10,18を用い
た場合における受信点移動に伴なう入力信号のレ
ベルの変動を示すグラフである。第7図の横軸は
自動車の走行距離を示し、縦軸はアンテナ10,
18を介する入力信号のレベルを示す。1点鎖線
で示すラインjはアンテナ10の受信レベルを示
し、破線で示されるラインkはアンテナ18の受
信レベルを示している。第1図示の実施例では、
アンテナ10,18からの入力信号のレベルが
H2以上であるときには、いずれか一方のアンテ
ナ10,18からの信号が切換えスイツチ41を
介して受信されており、入力信号レベルがH2未
満になると前述のようにフリツプフロツプ54の
動作に従つて切換えスイツチ41が切換え動作を
行なうことになる。
第8図は、第6図に示されたアンテナ10,1
8の指向特性を示すグラフであり、実線で示され
るラインmはアンテナ10の受信レベルを示し、
破線で示されるラインnはアンテナ18の受信レ
ベルを示している。第8図から判るように両アン
テナ10,18の指向特性はほぼ均一であるので
切換えスイツチ41の切換え動作によつて相互に
補完し得る受信信号を得ることができる。方位角
によつては両アンテナ10,18からの入力信号
の平均値が相違する場合も生ずるけれども、この
場合においては高い入力信号を導出しているアン
テナ10または18からの入力信号が選択され得
る。
第9図は、本発明の他の実施例のアンテナ1
0,18を示す。この実施例では、アンテナ10
では、前述の実施例と同様であり、アンテナ18
における線条32は省略されており、母線5から
直線に受信出力を得ている。母線5および給電点
15からの信号は、切換えスイツチ41を介して
受信される。インピーダンス整合用のコイル23
は、母線5と給電点15との間に接合されてお
り、アンテナ10,18からの出力はこのコイル
23において混合され、その中間タツプから振幅
変調受信信号として図示しない振幅変調受信回路
に与えられる。
本発明の実施例として、アンテナ10,18の
ほかに、さらに多くのアンテナを設け、順次的に
循環して切換えるように構成してもよい。またア
ンテナ10,18は他の構成を有するアンテナで
あつてもよい。
以上のように本発明によれば、レベル検出回路
によつて、受信回路への入力信号のレベルを検出
し、比較信号発生回路によつて切換えスイツチの
切換え頻度に応じた信号を出力し、第1比較回路
では、レベル検出回路出力信号と比較信号発生回
路出力信号とを比較し、受信回路への入力信号の
レベルが比較信号発生回路出力信号に対応するレ
ベルより低い時に、すなわち切換え頻度が小さ
く、しかも受信回路への入力信号のレベルが小さ
い状態で、切換え信号が出力される。この切換え
信号によつて切換えスイツチは、複数のアンテナ
の1つと受信回路とを切換え接続する。これによ
つて受信回路への入力信号のレベルが比較信号発
生回路出力信号に対応するレベル以上になつた
時、第1比較回路からは切換え信号が出力されな
くなり、大きなレベルを有する入力信号が得られ
るアンテナと受信回路とが切換えスイツチを介し
て接続された状態に保たれ、良好な受信状態を得
ることができる。
切換えスイツチの切換え頻度が大きくなると、
受信回路への入力信号のレベルが比較信号発生回
路出力信号に対応するレベル以上となり、切換え
信号が第1比較回路から出力されなくなり、切換
えスイツチの切換え接続動作が停止される。これ
によつて切換えスイツチが切換え動作を継続する
ことによるS/N比の悪化が防がれる。
また本発明では、レベル検出回路出力信号と所
定の基準信号とを、第2比較回路において比較
し、受信回路への入力信号のレベルが基準信号に
対応するレベルより低い切換え禁止信号を出力
し、論理回路では、マルチパス歪検出回路出力信
号と第2比較回路からの切換え禁止信号とに応答
して、マルチパス歪が検出されかつ受信回路への
入力信号のレベルが基準信号に対応するレベルよ
りも高い時に、切換え信号を出力して切換えスイ
ツチによる複数のアンテナの1つと受信回路との
切換え接続を行い、マルチパス歪が検出されなく
なると、論理回路からは切換え信号が出力されな
くなり、こうしてマルチパス歪が生じていない受
信状態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のブロツク図、第2
図は第1図に示された受信回路の動作を説明する
ためのグラフ、第3図はアンテナ10,18から
の入力信号のレベルが小さいときにおける第1図
の実施例の動作を説明するための波形図、第4図
および第5図はマルチパス歪発生時における動作
を説明するための波形図、第6図はアンテナ1
0,18が埋め込まれたリアガラス1の正面図、
第7図はアンテナ10,18によつて受信された
入力信号のレベルを示すグラフ、第8図はアンテ
ナ10,18の指向特性を示すグラフ、第9図は
本発明の他の実施例のアンテナ10,18が埋め
込まれたリアガラス1の正面図である。 10,18……アンテナ、41……切換えスイ
ツチ、42……フロントエンド回路、43……中
間周波増幅検波回路、45……高域遮断フイル
タ、46……ノイズブランカ、47……マルチプ
レクサ、48,49……増幅回路、50,51…
…スピーカ、54……フリツプフロツプ、58…
…微分回路、62……積分回路、65,67,7
6……比較回路、72……クロツク発生回路、7
3……バンドパスフイルタ、74,75……振幅
検波回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数のアンテナと、 受信回路と、 切換え信号入力により前記複数のアンテナの1
    つと前記受信回路を順次切換え接続する切換えス
    イツチと、 受信回路への入力信号のレベルを検出するレベ
    ル検出回路と、 前記切換えスイツチの切換え頻度に応じた信号
    を出力する比較信号発生回路と、 前記レベル検出回路出力信号と前記比較信号発
    生回路出力信号を比較し、受信回路への入力信号
    のレベルが該比較信号発生回路出力信号に対応す
    るレベルより低い時に切換え信号を出力する第1
    比較回路と、 マルチパス歪の発生を検出するマルチパス歪検
    出回路と、 前記レベル検出回路出力信号と所定の基準信号
    とを比較し、受信回路への入力信号のレベルが該
    基準信号に対応するレベルより低い時に切換え禁
    止信号を出力する第2比較回路と、 前記マルチパス歪検出回路出力信号と前記第2
    比較回路からの切換え禁止信号を入力し、マルチ
    パス歪が検出され、かつ受信回路への入力信号の
    レベルが前記基準信号に対応するレベルより高い
    時に切換え信号を出力する論理回路とを有するこ
    とを特徴とするダイバーシチアンテナを備えた受
    信機。
JP56169095A 1981-10-21 1981-10-21 ダイバ−シチアンテナを備えた受信機 Granted JPS5869136A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56169095A JPS5869136A (ja) 1981-10-21 1981-10-21 ダイバ−シチアンテナを備えた受信機

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