JPS644198B2 - - Google Patents

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JPS644198B2
JPS644198B2 JP12905783A JP12905783A JPS644198B2 JP S644198 B2 JPS644198 B2 JP S644198B2 JP 12905783 A JP12905783 A JP 12905783A JP 12905783 A JP12905783 A JP 12905783A JP S644198 B2 JPS644198 B2 JP S644198B2
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JP
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signal
scanning
display
voltage
polarity
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JP12905783A
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Hiroaki Ideno
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Mitsubishi Electric Corp
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【発明の詳細な説明】 この発明は複数の走査信号線と複数の表示信号
線とが交差配列され、各交差点に表示画素を形成
した液晶表示装置の各画素を時分割駆動する駆動
方法およびその装置に係り、表示面の大面積化、
表示画素数の増加に伴つて従来の駆動方法では発
生しやすい表示ムラを改善するためのものであ
る。
従来この種の駆動方法として、第1図〜第12
図に示すものがあつた。第1図〜第3図は駆動方
法の原理を示すもので、第1図においてX1,X
2,X3はそれぞれ表示信号線、Y1,Y2,Y
3はそれぞれ走査信号線、表示信号線と走査信号
線の交点になる白丸は選択画素、黒丸は非選択画
素、eX1,eX2等はそれぞれの信号線に印加さ
れる電圧波形、VOは基準電圧、VY+VOは走査
電圧、VO+VXは非選択電圧、VO−VXは選択
電圧である。第2図は選択画素に印加される選択
電圧波形の例で、走査信号線Y1と表示信号線X
1の交点の表示画素に印加される駆動電圧波形で
ある。第3図は非選択画素に印加される非選択電
圧波形の例で、走査信号線Y1と表示信号線X2
の交点の表示画素に印加される駆動電圧波形であ
る。
次に動作について説明する。走査の第1ステー
ジでは、走査信号線Y1に走査電圧VO+VYが
現れ、走査信号線Y2,Y3はともに基準電圧
VOのままである。これは走査信号線Y1が選択
されたことを意味する。走査信号線Y1上の表示
画素のうち、表示信号線X1との交点にあるもの
が選択画素、表示信号線X2,X3の交点にある
ものが非選択画素であるから、表示信号線X1に
は選択電圧VO−VXを与え、表示信号線X2,
X3には非選択電圧VO+VXを与える。各表示
画素には走査信号線の電圧と表示信号線の電圧と
の差が印加されるので、信号線X1とY1の交点
には電圧VY+VXが、信号線X2とY1及びX
3とY1の交点には電圧VY−VXが印加される。
またこの時、走査信号線Y2,Y3の電圧はVO
であるので、該信号線Y2,Y3上の表示画素に
は、VXもしくは−VXの電圧が印加される。走
査の第2ステージでは、走査信号線Y2に走査電
圧が現れ、上記の動作を該信号線Y2について行
い、以下各ステージで各走査線について同様の動
作を繰返して1走査周期を完了する。
ここで重要なのは、液晶の電圧応答は印加電圧
の極性には依存せず、その絶対値のみに依存する
ということで、上記のように1走査周期の間に表
示画素に印加される電圧は、走査電圧が当該表示
画素の存在する走査信号線上にある時は、表示画
素ならVY+VX、非選択画素ならVY−VXとな
り、その他の期間は|VX|となつて、平均的に
選択画素の印加される電圧が非選択画素に印加さ
れる電圧より高くなつて表示が現れるわけであ
る。第2図は1走査周期の間のeY1とeX1の差
を表したもので、信号線X1とY1の交点に上記
のような選択電圧波形が印加される様子を示して
いる。第3図は同じく1走査周期の間のeY1と
eX2の差を表したもので、非選択電圧波形が信
号線X2とY1の交点に印加される様子を示して
いる。
以上が液晶の時分割駆動の原理の説明である
が、単に上記の動作を繰返したのでは、第2図、
第3図からも明らかなように、印加電圧を時間平
均すると零にならず直流成分が残留する。ところ
が液晶を直流で駆動すると寿命に重大な影響を与
え、表示品質を低下させるため、実用上はさらに
工夫が必要である。
以下残留直流成分を除去するための従来の方法
を2種類説明する。
第4図は表示画素マトリクスと表示パターンの
例で、X1,X2,…,Xi,…,Xnは表示信号
線、Y1,Y2,…,Yj,…,Ymは走査信号
線、白丸は選択画素、黒丸は非選択画素である。
表示信号線X(i−1)上の表示画素は選択画素
と非選択画素とが交互に並んでおり、表示信号線
Xi上の表示画素は全て選択画素、表示信号線X
(i+1)上の表示画素は全て非選択画素となつ
ている。
第5図〜第7図は、第4図の表示パターンを表
示する時の第1の実用的な従来の方法による駆動
波形の例である。第5図a,b,cはそれぞれ走
査信号線Y1,Y2,Y3に印加される走査信号
電圧eY1,eY2,eY3の波形であり、第6図
a,b,cはそれぞれ表示信号線X(i−1),
Xi,X(i+1)に印加される表示信号線eX(i
−1),eXi,eX(i+1)の波形である。第7図
a,b,cは走査信号電圧と表示信号電圧との差
として表示画素に印加される駆動電圧波形の例
で、eY1−eX(i−1),eY1−eXi,eY1−
eX(i+1)なる電圧がそれぞれの対応する信号
線の交点に位置する表示画素に印加される。同図
a,bのeY1−eX(i−1)とeY1−eXiは選
択電圧波形、同図cのeY1−eX(i+1)は非
選択電圧波形である。第5図〜第7図において、
τは1ステージ、すなわち1走査選択期間を表わ
し、T1及びT2は信号線数mとτとの積、すな
わち1走査周期を表わす。図中、走査周期T1の
期間では電位V5が第1図における基準電圧VO
に対応し、V1が走査電圧VY+VOに、V4が
非選択電圧VO+VXに、V6が選択電圧VO−
VXにそれぞれ対応している。走査周期T2の期
間ではV2が第1図における基準電位VOに対応
し、V6が走査電圧VY+VOに、V3が非選択
電圧VO+VXに、V1が選択電圧VO−VXにそ
れぞれ対応する。すなわち、T1期間とT2期間
では基準電位に対するすべての電圧の極性が反転
している。このようにすると、第7図の各駆動電
圧波形を見て明らかなように、2走査周期すなわ
ちT1+T2の期間で液晶に印加される電圧が完
全に交流信号となり、液晶の表示品質の低下を防
ぐことができる。
交流信号で駆動するための第2の実用的な従来
の方法は第8図〜第10図に示すものである。第
8図a,b,cはそれぞれ走査信号電圧eY1,
eY2,eY3の波形であり、第9図a,b,cは
それぞれ表示信号電圧eX(i−1),eXi,eX(i
+1)の波形である。第10図a,b,cは走査
信号電圧と表示信号電圧との差として表示画素に
印加される駆動電圧波形の例で、第7図と同様、
同図a,bのeY1−eX(i−1)とeY1−eXi
は選択電圧波形、同図cのeY1−eX(i+1)
は非選択電圧波形である。τは1ステージ、すな
わち1走査線選択期間を表わし、Tが1走査周期
を表わす点も第5図〜第7図と同様である。前記
の第1の従来の方法が2走査周期で交流駆動を完
了するのに対し、第2の従来の方法では1ステー
ジ内で交流駆動を完了している。すなわち第8図
において、各ステージの前半では電位V5が第1
図の基準電位VOに、V1が走査電圧VO+VYに
対応し、後半では極性を反転してV2が基準電位
VOとなり、V6が走査電圧VO+VYとなる。第
9図の表示信号電圧も同様で、各ステージの前半
ではV5がVOに、V4が非選択電圧VO+VX
に、V6が選択電圧VO−VXに対応し、後半で
は極性反転してV2がVOに、V3が非選択電圧
VO+VXに、V1が選択電圧VO−VXに対応し
ている。
第11図は従来の方法を実現するための回路
で、1が表示画素、Y1,Y2,…が走査信号
線、X1,X2,…が表示信号線、2が走査信号
線Y1,Y2,…を駆動するY駆動回路、3が表
示信号線X1,X2,…を駆動するX駆動回路、
4がY駆動回路2とX駆動回路3を制御する制御
回路、5は制御回路4からX駆動回路3へ表示デ
ータを送る表示データ線、6は制御回路4からY
駆動回路2へ走査データを送る走査データ線、7
はクロツク線、8はストローブ線、9はストロー
ブ線8の信号周波数を1/(2×m)に分周する
分周回路、10はストローブ線8の信号をデユー
テイ比50%の方形波に整形する波形整形回路、1
1は分周回路9の出力と波形整形回路10の出力
とを選択するスイツチ、12はスイツチ11から
の信号をY駆動回路2、X駆動回路3へ供給する
極性信号線である。第12図a〜dはこれらの信
号線に流れる信号のうち重要なものを図示したも
ので、CLOCKはクロツク線7、STROBEはス
トローブ線8、POLE1は分周回路9の出力、
POLE2は波形整形回路10の出力の電圧波形で
ある。
このような回路構成において、Y駆動回路2、
X駆動回路3にはシフトレジスタが内蔵されてお
り、CLOCKにしたがつて表示データと走査デー
タとがそれぞれ駆動回路2,3に送り込まれ、1
ステージ分のデータが並んだ時点でSTROBEが
発生し、次のSTROBEまで両駆動回路2,3の
シフトレジスタ内に上記データを保持する。Y駆
動回路2とX駆動回路3は保持されたデータをも
とに、極性信号線12上のデータが“1”なら正
極性、“0”なら負極性で走査電圧、選択電圧、
非選択電圧を発生する。STROBEパルス間隔τ
が第5図〜第10図における1走査線選択時間τ
に相当する。今、分周回路9の周期は走査線mの
2倍に分周されているので、その出力POLE1を
極性信号として用いると、2走査周期で交流駆動
を完了する第1の従来の方法が実現できる。一
方、波形整形回路10の周期はτと一致してい
て、“1”と“0”とが等間隔で現れるため、そ
の出力POLE2を極性信号として用いると、1ス
テージで交流駆動を完了する第2の従来の方法が
実現できることとなる。
従来の液晶表示装置の駆動方法は以上のようで
あるが、表示面積が大形化、走査線数の増加に伴
い種々の問題が生じている。その原因は第11図
の表示画素1が電気的には容量性負荷であるこ
と、走査信号線Y1,Y2,…と表示信号線X
1,X2,…とが理想的な導体でなく、有限の電
気抵抗を持つていることにある。したがつてY駆
動回路2とX駆動回路3から見ると、抵抗と容量
とが直列につながつた負荷を駆動することにな
り、このような負荷を交流駆動すると、容量の部
分すなわち表示画素1に実際に印加される電圧は
駆動信号の周波数に依存し、周波数が高いほどそ
の印加電圧が低くなることはよく知られた事実で
ある。表示面積の大形化は必然的に信号線の抵抗
の増加をもたらし、上記の周波数依存性の影響が
大きくなる。一方、走査周期Tは人間の目にちら
つきを感じさせないよう一定の時間以下に保つ必
要があり、走査線数の増加に反比例して1走査線
選択時間τは短くなり、駆動信号の周波数成分を
高い方へ押し上げる結果となる。また原理から明
らかなように、選択電圧と非選択電圧との差はそ
の表示画素の存在する走査線が選択されている期
間のみに現れ、他の期間にはない。したがつて実
効値的には上記の差は走査線数が増加する程小さ
くなることも当然である。
これらの事を前提に、まず第1の従来の方法に
ついて考えると、第7図から明らかなように、表
示パターンによつて駆動信号の周波数成分が大き
く違う事がわかる。具体的には、第4図のX(i
−1)のように表示パターンの空間周波数の高い
列上の表示画素では駆動信号の周波数成分が高
く、前述の容量と抵抗との影響により大きな電圧
降下を生じ、Xi,X(i+1)のように表示パタ
ーンの空間周波数の低い列上の表示画素では電圧
降下が小さい。このような印加電圧の差が表示パ
ターンの濃淡の差となつて現れ、表示品質に重大
な欠陥をもたらす。
次に第2の従来の方法では、第10図から明ら
かなように、駆動信号の中で極性信号の周波数が
支配的で、表示パターンの空間周波数の寄与は比
較的少ない。したがつて第1の従来の方法のよう
な表示パターンの違いによる電圧の差は出にくい
が、周波数成分が全般的に高くなるため、選択電
圧と非選択電圧との差が出にくくなり(なぜなら
両者の差は駆動周波数成分の高域に現れるから)、
走査線数の多い程不利になり、実現実用されてい
る液晶表示パネルの最大級のものでは、許容でき
ない程の表示のクロストークを生じる。
これらの現象を避けるには信号線の抵抗値を下
げれば良いが、信号線は現実には透明導電膜で形
成されており、この抵抗値を大きく下げるのは、
技術的、コスト的に容易なことではない。
本発明はかかる点に鑑み、駆動周波数成分が極
端に高くならず、表示パターンの空間周波数成分
の寄与が少なく、選択電圧と非選択電圧との差を
保つて充分な表示コントラストを維持しつつ濃淡
のムラの少ない表示を得ることができる液晶表示
装置の駆動方法及びその装置を提供することを目
的としている。
以下、本発明の一実施例を図について説明す
る。
第13図〜第15図に本出願の第1の発明の一
実施例による電圧波形を示す。第13図a,b,
cはそれぞれ第4図の表示パターンを表示するた
めに、走査信号線Y1,Y2,Y3に印加する走
査信号波形eY1,eY2,eY3を示し、第14図
a,b,cはそれぞれ表示信号線X(i−1),
Xi,X(i+1)に印加する表示信号波形を示し
ている。本発明の特徴は、従来の方法が1走査周
期Tもしくは1走査選択時間τの半分で信号の極
性を反転するのに対し、本発明では1走査周期T
に満たないステージ数l毎に極性反転を行う点で
あり、第13図〜第15図はl=3に対応する。
図中、最初の3ステージでは電位V5が第1図
における基準電位VOに対応し、以下対応関係を
記すと、V1が走査電圧VO+VY、V4が非選
択電圧VO+VX、V6が選択電圧VO−VXとな
る。次の3ステージでは電位V2が基準電位VO
となり、V6が走査電圧VO+VY、V3が非選
択電圧VO+VX、V1が選択電圧VO−VXに対
応する。その後3ステージ毎に極性反転を繰返
す。このようにすると、表示画素に印加される駆
動電圧波形は第15図a,b,cのようになり、
表示パターンの空間周波数の大きく違う列上の電
圧波形(例えば同図a,bのeY1−eX(i−1)
とeY1−eXi)を比較しても、大きな周波数成分
の違いがないことがわかる。さらに1走査線選択
期間τの間に1回信号が反転する第2の従来の方
法と比べて、全体に低い周波数成分で駆動される
ことも明らかである。
次に液晶表示装置の駆動方法における基本的な
条件となる直流成分の除去という点について説明
する。
第16図は走査信号線数8本の液晶表示装置に
おいて、3ステージ毎に駆動信号の極性を反転す
る場合の走査信号電圧の極性が各走査周期(フレ
ーム)において正負いずれになるかを図示したも
のである。図に示すように各走査信号線において
24ステージすなわち3フレームを周期として同じ
信号時系列を繰返し、正極性の走査信号の数と、
負極性の走査信号の数とが一致しないことがわか
る。例えば第1行では正極性が2に対し負極性が
1の割合である。
一般に走査信号線数をm、反転ステージ数をl
とし、mとlとの最小公倍数をL.C.M.(m、l)
とすると、L.C.M.(m、l)のステージ数を周期
として信号時系列が繰返されるがL.C.M.(m、
l)÷lが偶然ならば、前記信号時系列中で偶数
回、信号の極性が反転し、信号時系列の始まりは
常に同一極性となる。さらにL.C.M.(m、l)÷
lが偶数ならば、L.C.M.(m、l)のうち2のべ
き乗の素因数はすべてmの中に含まれる事になる
から、L.C.M.(m、l)÷mは必ず奇数になる。
したがつて前記信号時系列の周期をフレーム数で
表現すると必ず奇数になる。このように、奇数フ
レームを周期として繰返す信号時系列中では、正
極性を取るフレームと負極性を取るフレームの数
が一致せず、直流成分が残留することになる。
ここで、L.C.M.(m、l)÷lが偶数になると
いうのは特殊な条件のようであるが、走査信号線
数mは通常の液晶表示装置では外部回路との整合
性から2のべき乗の数とする事が多く、この場合
には必ず上記の条件を満たすこととなり、直流残
留分のため前述のように液晶寿命が低下し、この
ままでは実用不可能であるということになる。
これを解決する1つの方法は、lステージ毎に
反転する前記第1の極性信号を、L.C.M.(m、
l)のステージ数毎に反転する第2の極性信号に
従つてさらに反転して第3の極性信号を生成し、
この第3の極性信号に従つて実際の駆動信号の極
性反転を行う方法である。第17図はm=8、l
=3の場合のこの方法による走査信号の極性を図
示したもので、図中( )内が第1の極性信号の
極性、< >内が第2の極性信号の極性、他が実
際の走査信号の極性、即ち第3の極性信号の極性
を示すものである。前述のように第1の極性信号
の時系列は、各走査信号線に対しL.C.M.(m、
l)のステージを周期として繰返すから、これを
上記第2の極性信号に従つて反転すれば、1つの
時系列周期毎に必ず逆極性の駆動信号が得られ、
従つて該駆動信号の直流成分を除去できることに
なる。
また上記方法を一般化すると、第1の極性信号
の時系列周期すなわちL.C.M.(m、l)のステー
ジ数の間に第2の極性信号の極性が奇数回反転す
れば良いと言える。奇数回反転するから時系列周
期毎に逆の極性がかかり、やはり直流成分が除去
できることになる。第18図はこの考えにもとづ
いて、m=8、l=3の時、第2の極性信号を1
フレーム毎に反転した時の走査信号の極性を図示
したもので、( )内が第1の極性信号、< >内
が第2の極性信号、他が実際の走査信号の極性を
表わしている。第18図の場合、第1の極性信号
は3フレームを周期とする時系列を形成してお
り、1時系列周期中で第2の極性信号は3回反転
するので直流成分除去のための条件を満たす。
第19図は本出願の第2の発明である液晶表示
装置の駆動装置の一構成例であつて、該装置は上
記本出願の第1の発明の一実施例を実現するため
のものであり、第11図の回路例における分周回
路9と波形整形回路10の代わりに(2×l)分
周回路(第1の極性信号発生回路)13と(2×
k)分周回路(第2の極性信号発生回路)14を
設け、論理ゲート(第3の極性信号発生回路)1
5によつて(2×l)分周回路13の出力と(2
×k)分周回路14の出力との排他的論理和を取
り、これを極性信号として信号線12に与えるよ
うになつている。ここでkの値は、kの奇数倍が
mとlとの最小公倍数の自然数倍と等しくなるよ
うに選ぶ。第20図a〜dは第19図の回路の信
号のうち主要なものを図示したもので、POLE−
aは(2×l)分周回路13の出力波形、POLE
−bは(2×k)分周回路14の出力波形、
POLEは論理ゲートの出力波形である。排他的論
理和とはよく知られているように、入力が一致し
ていれば“0”、一致していなければ“1”を出
力する論理で、走査信号線をl本選択する毎に反
転する信号POLE−aが、走査信号線k本毎に反
転する信号POLE−bによつてさらに反転されて
POLEとなつている。これを極性信号としてY駆
動回路2とX駆動回路3とに印加すれば本実施例
回路によつて、本出願の第1の発明による駆動方
法が実現できるのは明らかである。
なお上記実施例では、第2の極性信号はlとm
の最小公倍数のステージ数以内で反転するもので
あつたが、当該最小公倍数の整数倍の期間で反転
する信号であつても、上記実施例と同じく直流成
分除去の効果を有する。
また、本発明は液晶表示装置の駆動にとどまら
ず、交流駆動の必要な回路素子の時分割駆動にお
いて、駆動信号の周波数成分を平均化する必要が
ある際に一般的に使用でき、その実用的価値は非
常に大である。
さらに、極性信号は駆動回路中のシフトレジス
タへのSTROBE信号から生成したが、一般には
駆動回路の形式にとらわれるものではなく、制御
回路側で1走査線選択期間を認知するための信号
は当然存在するから、それを用いて極性信号を発
生するようにしてもよい。
以上のように、この発明によれば、m本の走査
信号線に対しそれより少ないl本の走査信号線を
選択する毎に反転する第1の極性信号を、mとl
の最小公倍数の自然数倍の数のステージ数の間に
奇数回反転する第2の信号に従つて反転し、これ
により作成された第3の信号で駆動信号の極性を
反転するようにしたので、駆動信号の周波数成分
が比較的低く、かつ表示パターンの空間周波数に
対する依存性が少なくなり、有限の配線抵抗を持
つ容量性負荷のマトリクス状配列の表示画素を均
一な電圧で駆動でき、表示パターンの濃度ムラが
少なくなり、しかも上記駆動信号の直流成分が除
去されて液晶寿命の低下を防止することができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は液晶表示装置の駆動方法の原理を説明
するための図、第2図は液晶表示装置の駆動方法
のうち原理的な方法により表示画素に印加される
選択電圧波形を示す図、第3図はその非選択波形
図、第4図はマトリクスに形成された表示装置の
表示パターンの一例を示す図、第5図は第1の従
来の実用的な駆動方法による走査信号波形図、第
6図はその表示信号波形図、第7図はその表示画
素に印加される選択電圧波形と非選択電圧波形を
示す図、第8図は第2の従来の実用的な駆動方法
による走査信号波形図、第9図はその表示信号波
形図、第10図はその表示画素に印加される選択
電圧波形と非選択電圧波形を示す図、第11図は
従来の実用的な駆動方法を実現するための回路
図、第12図は第11図の回路図のタイムチヤー
ト図、第13図は本出願の第1の発明の一実施例
による液晶表示装置の駆動方法の走査信号波形
図、第14図はその表示信号波形図、第15図は
その表示画素に印加される選択電圧波形と非選択
電圧波形を示す図、第16図は該駆動方法におい
て第1の極性信号のみによる走査信号の極性の一
例を示す図、第17図は該駆動方法において第1
の極性信号と第2の極性信号とから作成した第3
の極性信号による走査信号の極性を示す図、第1
8図は第17図と異なる第2の極性信号から生成
した第3の極性信号による走査信号の極性を示す
図、第19図は本出願の第2の発明の一実施例に
よる液晶表示装置の駆動装置の回路図、第20図
は第19図の回路のタイムチヤート図である。 X1,X2,…,Xi,…,Xn……表示信号
線、Y1,Y2,…,Yj,…,Ym……走査信号
線、VO+VY……走査電圧、VO+VX……非選
択電圧、VO−VX……選択電圧、τ……1走査
線選択期間(ステージ)、1……表示画素、2…
…走査信号線駆動回路、3……表示信号線駆動回
路、4……制御回路、5……表示データ線、6…
…走査データ線、13……(2×l)分周回路
(第1の極性信号発生回路)、14……(2×k)
分周回路(第2の極性信号発生回路)、15……
論理ゲート(第3の極性信号発生回路)、POLE
−a……第1の極性信号、POLE−b……第2の
極性信号、POLE……第3の極性信号。なお図中
同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数(m)本の走査信号線と複数(n)本の
    表示信号線とが交差配列され各交差点に表示画素
    を形成した液晶表示装置に対し、その走査信号線
    に順次走査電圧を印加し、走査電圧の印加されて
    いる走査信号線上の画素のうちの選択画素のある
    上記表示信号線には選択電圧を印加し、上記画素
    のうちの非選択画素のある表示信号線には非選択
    電圧を印加して所望の液晶表示を行わしめる液晶
    表示装置の駆動方法において、下記(イ)の第1の信
    号を、下記(ロ)の第2の信号に従つて変更して第3
    の信号を作成して該第3の信号に従つて上記走査
    電圧、選択電圧及び非選択電圧の極性を反転し、
    直流成分を有さない上記走査電圧、選択電圧及び
    非選択電圧を各信号線に印加するようにしたこと
    を特徴とする液晶表示装置の駆動方法。 (イ) m本の走査信号線に対しl本(ここでlは上
    記mと該mより小さい自然数lとの最小公倍数
    をlで割つた値が偶数となるような自然数であ
    る)の走査信号線を選択する毎にその極性が反
    転する信号。 (ロ) 上記mとlとの最小公倍数の自然数倍の数の
    走査信号線を選択する期間に等時間間隔で奇数
    回出現する信号。 2 複数(m)本の走査信号線と複数(n)本の
    表示信号線とが交差配列され各交差点に表示画素
    を形成した液晶表示装置を駆動する液晶表示装置
    の駆動装置において、上記液晶表示装置に所望の
    表示をさせるための走査データ及び表示データを
    発生する制御回路と、上記m本の走査信号線のう
    ちl本(ここでlは上記mと該mより小さい自然
    数lとの最小公倍数をlで割つた値が偶数となる
    ような自然数である)の走査信号線毎に反転する
    第1の信号を発生する第1の信号発生回路と、上
    記lとmとの最小公倍数の自然数倍の数の走査信
    号線を選択する期間に等時間間隔で奇数回出現す
    る第2の信号を発生する第2の信号発生回路と、
    上記第1の信号を上記第2の信号に従つて変更し
    て第3の信号を発生する第3の信号発生回路と、
    上記走査データを上記第3の信号に応じた正又は
    負の極性で上記走査信号線に走査電圧として印加
    する走査信号線駆動回路と、上記表示データを上
    記第3の信号に応じた正又は負の極性で上記表示
    信号線に選択電圧及び非選択電圧として印加する
    表示信号線駆動回路とを備え、直流成分を有さな
    い上記走査電圧、選択電圧及び非選択電圧を各信
    号線に印加するようにしことを特徴とする液晶表
    示装置の駆動装置。
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