JPH11184436A - 液晶表示装置の駆動方法 - Google Patents

液晶表示装置の駆動方法

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JPH11184436A
JPH11184436A JP35270597A JP35270597A JPH11184436A JP H11184436 A JPH11184436 A JP H11184436A JP 35270597 A JP35270597 A JP 35270597A JP 35270597 A JP35270597 A JP 35270597A JP H11184436 A JPH11184436 A JP H11184436A
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JP
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liquid crystal
signal line
line driving
waveform
display
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JP35270597A
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English (en)
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Kazuhiro Nakanishi
一浩 中西
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶パネルのクロストークを低減し、表示の
高品質化を図ること。 【解決手段】 信号線波形のPWM制御により、液晶セ
ルの白表示、中間調表示、黒表示を行う。駆動波形なま
りの均一化により、クロストークを低減し、表示の高品
質化をはかる。1H期間に信号線波形の変化点の回数が
階調に応じて異なると、各画素の印加電圧の実効値に差
異が生じる。この対策として、信号線波形12,13,
14に示すように、階調に関わらず1H期間において、
信号線波形の変化点の回数を同じにする。また交流化反
転時の駆動波形の切り換わりを同一方向にして、歪みの
影響の差を無くす。こうすると液晶パネルの表示むらが
少なくなり、表示の高品質化が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネルの表示
むらを少なくする液晶表示装置の駆動方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】まず、液晶パネルが単純マトリクス方式
の液晶表示装置について説明する。図19は従来例の液
晶表示装置の構成図である。本図に示す液晶パネル19
4において、信号線電極191と走査線電極192がマ
トリクス状に配置され、信号線電極191と走査線電極
192の交点を画素193としている。
【0003】この液晶パネル194は、信号線駆動回路
195と走査線駆動回路196とにより駆動される。ま
た信号線駆動回路195と走査線駆動回路196は液晶
駆動制御回路197により制御される。画素193に印
加される電圧波形は、信号線電極191と走査線電極1
92との電位差により決定される。この電位差を液晶駆
動電圧と呼ぶと、液晶パネル194内の液晶セルは液晶
駆動電圧の実効値に応答し、その値によって光学的性質
が変化する。
【0004】ここで、説明の前準備として本願での用語
の定義をしておく。本願では、輝度レベルが白(100
%)と黒(0%)に対し、0%を超えて100%未満の
輝度レベル(濃度又は輝度値)を中間調と表現する。ま
た、階調を表現する場合は0%〜100%の輝度値を用
いる。
【0005】次に、従来の液晶表示装置の駆動方法につ
いて説明する。図20は従来の液晶表示装置の駆動方法
を示す信号波形図である。図20において、201を走
査線波形とし、選択の場合Hレベルとし、非選択の場合
をLレベルとする。202は白表示の場合の信号線波形
であり、Lレベルとする。203は中間調表示の場合の
信号線波形であり、その輝度レベルに応じてH及びLレ
ベルの比率が変化する。204は黒表示の場合の信号線
波形であり、Hレベルとする。また破線で示す205は
Hレベル電位を示し、206はLレベル電位を示す。
【0006】図20に示すように、従来の液晶表示装置
の駆動方法では、信号線波形のパルス幅変調で階調表示
を行う場合には、液晶パネルのダイナミックレンジを最
大限とるために、白表示の場合はLレベルに固定し、黒
表示の場合はHレベルに固定する。また中間調表示の場
合は、その輝度(階調)に合わせて信号線波形のパルス
幅の割合を変化させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カラー
STNモジュールなど、単純マトリクスで構成した液晶
パネルは、抵抗成分や静電容量成分を有する分布定数回
路で表すことができる。このような液晶パネルを駆動す
る際には、表示パターンなどにより分布定数回路上に現
れる微積分歪みが各部で異なることにより、クロストー
クと呼ばれる表示むらが発生する。
【0008】前記のような方法では、白表示や黒表示で
は電圧レベルが固定であるのに対し、中間調ではH/L
の切り替えが発生する。このため、表示パターンによっ
て電圧レベルのH/Lの切り替わり回数が異なる。この
H/Lの切り替わりに際して、波形なまりや歪みが発生
する。パルス数すなわちH/Lの切り替わり回数の差に
より、波形のなまりや歪みの量に差が発生し、その結果
クロストークが発生するという課題を有していた。
【0009】図21に波形なまりを加味した走査線波形
と信号線波形を示す。本図において、211は走査線波
形を示す。また212は白表示時の信号線波形、213
は中間調表示時の信号線波形、214は黒表示時の信号
線波形である。なお215はHレベルの電位、216は
Lレベルの電位である。いずれの場合も選択と非選択の
切換わりタイミングは1H単位である。
【0010】一方、液晶セルに直流成分が印加され続け
ると、液晶セルが物理的に1つの状態を記憶してしま
い、「焼き付き」という現象を引き起こす恐れがある。
このため液晶駆動電圧を交流化する必要がある。このた
め、ある周期で走査線波形と信号線波形の極性を反転さ
せて交流化を行う。この交流化反転時において、信号線
波形がパターンによりH→Lに変化したり、L→Hに変
化する。このため、歪みの影響を受けた走査線波形と、
なまりのある信号線波形の差である液晶駆動電圧(画素
印加電圧ともいう)の実効値にばらつきが発生する。そ
の結果、信号線電極毎のパターンによって輝度が変動
し、クロストークが発生するという課題を有していた。
【0011】次に、図22に交流化反転時の画素印加電
圧の実効値を斜線部で示す。本図において、221は交
流化反転信号であり、例えば13H毎にレベルを反転さ
せる。図22は交流化反転信号221がHレベルからL
レベルに変化する前後の1Hにおける各波形を示してい
る。222は白表示時の信号線波形、223は中間調表
示時の信号線波形、224は黒表示時の信号線波形であ
る。また、225は選択モードにおいて歪みの生じた走
査線波形を示している。このとき、226の白表示時の
画素印加電圧波形、227の中間調表示時の画素印加電
圧波形の実効値は低下し、228の黒表示時の画素印加
電圧波形の実効値は増加する。
【0012】このように黒表示のときだけ、歪みの影響
により実効値が増大し、信号線電極の液晶セルは部分的
に明るくなる。一方、白表示や中間調表示のときには実
効値が減少し、信号線電極の液晶セルは部分的に暗くな
る。液晶セルは画素印加電圧の実効値に対して応答して
いるため、実効値の差は輝度の差となって現れる。この
ため、信号線電極によって表示パターンが異なると、表
示むらの原因となるクロストークが発生する。
【0013】本願の請求項1,2,3記載の発明は、こ
のような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、
白表示や黒表示でも、中間調表示と同一のパルス数、即
ち同一のH/Lの切り替わり回数となるような駆動波形
を与えることにより、クロストークの少ない液晶表示装
置の駆動方法を実現することを目的とする。
【0014】また、請求項4,5,6記載の発明は、上
記の目的に加えて、交流化反転時に信号線波形がパター
ンや階調にかかわらず、すべて同一方向に切り替わるよ
うな駆動波形を与えることにより、クロストークを少な
くして液晶表示の高品質化をはかることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1記載の発
明は、液晶セルを挟んで複数の信号線と走査線とをマト
リクス状に配置した液晶パネルと、前記信号線に信号線
駆動電圧を印加する信号線駆動回路と、前記走査線に走
査線駆動電圧を印加する走査線駆動回路と、前記信号線
駆動回路と前記走査線駆動回路の動作タイミングを制御
する駆動制御回路と、を具備する液晶表示装置の駆動方
法であって、前記信号線駆動回路の出力をパルス幅変調
することにより前記液晶セルの白〜黒の階調を制御し、
前記液晶セルの白又は黒の表示においても前記走査線の
選択期間中に信号線駆動電圧としてパルスを発生させる
ことを特徴とするものである。
【0016】このような駆動方法によれば、白表示、黒
表示時においても、中間調表示と同様に波形なまりが発
生し、その結果、各信号電極における波形のなまりが均
一化される。
【0017】本願の請求項2記載の発明は、液晶セルを
挟んで複数の信号線と走査線とをマトリクス状に配置し
た液晶パネルと、前記信号線に信号線駆動電圧を印加す
る信号線駆動回路と、前記走査線に走査線駆動電圧を印
加する走査線駆動回路と、前記信号線駆動回路と前記走
査線駆動回路の動作タイミングを制御する駆動制御回路
と、を具備する液晶表示装置の駆動方法であって、前記
信号線駆動回路の出力をパルス幅変調することにより前
記液晶セルの白〜黒の階調を制御し、走査線選択期間中
の信号線駆動電圧として、前記液晶セルの白・中間調・
黒のいずれの表示においても、出力パルスの数を同一に
設定することを特徴とするものである。
【0018】このような駆動方法によれば、白表示、黒
表示、中間調表示で同様の波形なまりが発生し、その結
果、各信号電極における波形のなまりが均一化される。
【0019】本願の請求項3記載の発明は、液晶セルを
挟んで複数の信号線と走査線とをマトリクス状に配置し
た液晶パネルと、前記信号線に信号線駆動電圧を印加す
る信号線駆動回路と、前記走査線に走査線駆動電圧を印
加する走査線駆動回路と、前記信号線駆動回路と前記走
査線駆動回路の動作タイミングを制御する駆動制御回路
と、を具備する液晶表示装置の駆動方法であって、前記
信号線駆動回路の出力をパルス幅変調することにより前
記液晶セルの白〜黒の階調を制御し、走査線選択期間中
の信号線駆動電圧として、前記液晶セルの白・中間調・
黒のいずれの表示においても、出力パルスの数を1つに
設定することを特徴とするものである。
【0020】このような駆動方法によれば、白表示、黒
表示、中間調表示で同様の波形なまりが発生し、その結
果、各信号電極における波形のなまりが均一化される。
【0021】本願の請求項4記載の発明は、液晶セルを
挟んで複数の信号線と走査線とをマトリクス状に配置し
た液晶パネルと、前記信号線に信号線駆動電圧を印加す
る信号線駆動回路と、前記走査線に走査線駆動電圧を印
加する走査線駆動回路と、前記信号線駆動回路と前記走
査線駆動回路の動作タイミングを制御する駆動制御回路
と、を具備する液晶表示装置の駆動方法であって、前記
信号線駆動回路の出力をパルス幅変調することにより前
記液晶セルの白〜黒の階調を制御し、交流化反転時に反
転前の信号線駆動電圧のレベルがすべての階調で同一と
なるよう制御することを特徴とするものである。
【0022】このような駆動方法によれば、走査線電極
に影響する歪みに対し、画素印加電圧の実効値の変動が
均一化される。
【0023】本願の請求項5記載の発明は、液晶セルを
挟んで複数の信号線と走査線とをマトリクス状に配置し
た液晶パネルと、前記信号線に信号線駆動電圧を印加す
る信号線駆動回路と、前記走査線に走査線駆動電圧を印
加する走査線駆動回路と、前記信号線駆動回路と前記走
査線駆動回路の動作タイミングを制御する駆動制御回路
と、を具備する液晶表示装置の駆動方法であって、前記
信号線駆動回路の出力をパルス幅変調することにより前
記液晶セルの白〜黒の階調を制御し、走査線選択期間中
の信号線駆動電圧として、前記液晶セルの白・中間調・
黒のいずれの表示においても、出力パルスの数を同一に
設定し、かつ交流化反転時に反転前の信号線駆動電圧の
レベルがすべての階調で同一となるよう制御することを
特徴とするものである。
【0024】このような駆動方法によれば、白表示、黒
表示、中間調表示で同様のなまりが発生し、その結果、
各信号電極における波形なまりが均一化される、また、
走査線電極に影響する歪みに対し、画素印加電圧の実効
値の変動が均一化される。
【0025】本願の請求項6記載の発明は、液晶セルを
挟んで複数の信号線と走査線とをマトリクス状に配置し
た液晶パネルと、前記信号線に信号線駆動電圧を印加す
る信号線駆動回路と、前記走査線に走査線駆動電圧を印
加する走査線駆動回路と、前記信号線駆動回路と前記走
査線駆動回路の動作タイミングを制御する駆動制御回路
と、を具備する液晶表示装置の駆動方法であって、前記
信号線駆動回路の出力をパルス幅変調することにより前
記液晶セルの白〜黒の階調を制御し、走査線選択期間中
の信号線駆動電圧として、前記液晶セルの白・中間調・
黒のいずれの表示においても、出力パルスの数を1つに
設定し、かつ交流化反転時に反転前の信号線駆動電圧の
レベルがすべての階調で同一となるよう制御することを
特徴とするものである。
【0026】このような駆動方法によれば、白表示、黒
表示、中間調表示で同様の波形なまりが発生し、その結
果、各信号電極における波形なまりが均一化される、ま
た、走査線電極に影響する歪みに対し、画素印加電圧の
実効値の変動が均一化される。
【0027】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の実施の
形態1における液晶表示装置の駆動方法について図面を
参照しつつ説明する。図1は本実施の形態の液晶表示装
置の構成図であり、従来例と同一の部分は同一の名称を
付けて詳細な説明は省略する。この液晶表示装置は、液
晶駆動制御回路1、走査線駆動回路2、信号線駆動回路
3、液晶パネル4を含んで構成される。液晶パネル4に
は、走査線駆動回路2に接続された走査線電極5と、信
号線駆動回路3に接続された信号線電極6とが直交して
配置される。
【0028】走査線駆動回路2はn本の走査線電極5の
内、特定の走査線電極を順次選択し、走査線信号(パル
ス)を出力する回路である。信号線駆動回路3はm本の
信号線電極6に対して画素データに対応した信号線信号
を一斉に与える回路である。m個の画素データは夫々の
走査線電極5毎(1H毎)に入れ換えられる。上記の信
号線信号は画素の階調によって変化し、1Hを周期とす
るパルス幅制御(PWM)された波形である。液晶駆動
制御回路1は、走査線駆動回路2及び信号線駆動回路3
に対して出力信号のタイミングを制御すると共に、交流
化反転信号を生成し、走査線駆動回路2及び信号線駆動
回路3の出力信号の極性を反転する制御も行う。この交
流化反転の周期は素数をkとすると、k×H(例えば1
3H)に設定される。
【0029】このように構成された液晶表示装置の駆動
方法について説明する。この実施の形態では階調表示方
法として、信号線波形に対してパルス幅変調による駆動
をするものである。図2はこの駆動方法を示す波形図で
ある。本図において、11は走査線波形を示し、選択の
場合Hレベルとし、非選択の場合をLレベルとする。1
2は白表示の場合の信号線波形、13は中間調表示の場
合の信号線波形、14は黒表示の場合の信号線波形であ
る。また、15は水平同期期間1サイクル(1H)の開
始位置、16は水平同期期間1サイクルの終了位置を示
す。
【0030】また、17は白表示の場合の信号線波形の
パルス開始位置、18は中間調表示の場合の信号線波形
のパルス開始位置、19は黒表示の場合の信号線波形の
パルス開始位置である。また、20は白表示の場合の信
号線波形のパルス終了位置、21は中間調表示の場合の
信号線波形のパルス終了位置、22は黒表示の場合の信
号線波形のパルス終了位置である。
【0031】また、23は白表示の場合の信号線波形の
パルス幅、24は中間調表示の場合の信号線波形のパル
ス幅、25は黒表示の場合の信号線波形のパルス幅であ
る。なお、中間調表示の場合の信号線波形のパルス幅2
4は、階調値により可変であるが、ここでは任意の階調
を代表して図示している。
【0032】この実施の形態では従来例と異なり、白表
示や黒表示でも信号線波形をパルス状の波形としてい
る。パルスの開始位置と終了位置の少なくとも一方を水
平同期期間よりも内側に設定する。つまりパルスの開始
位置17,18,19は水平同期1サイクルの開始位置
15よりも遅く、またはパルスの終了位置20,21,
22は水平同期1サイクルの終了位置16よりも早くす
るようにしている。一方を水平同期期間よりも内側にし
た場合、他方は水平同期信号のH/Lの切り換わりタイ
ミングと一致させる。その上で、白表示の場合は信号線
駆動波形のパルス幅を23のように広くし、黒表示の場
合は信号線駆動波形のパルス幅を25のように狭くし、
中間調表示の場合には、24のようにパルス幅を23〜
22の間の幅を持つように設定する。
【0033】図2では、白表示の場合の信号線波形のパ
ルス開始位置17、中間調表示の場合の信号線波形のパ
ルス開始位置18、黒表示の場合の信号線波形のパルス
開始位置19が夫々同じ位置になるように設定したが、
同じ位置に限定する必要はない。周囲の関係を正しく満
たしていれば、任意の位置でよい。
【0034】また図3に示すように、(a)の波形を正
パルスと呼び、(b)の波形を逆パルスと呼ぶ。図2の
信号線波形は逆パルスであるが、正パルスでもよい。信
号線波形を正パルスにしたときの例を図4に示す。図4
において、31は走査線波形、32は白表示時の信号線
波形、33は中間調表示時の信号線波形、34は黒表示
時の信号線波形である。正パルスにしても画素印加電圧
の実効値は同一である。
【0035】図5は、図2の信号線波形に対して波形な
まりを加味した波形図である。図5において、41は走
査線波形、42は白表示時の信号線波形、43は中間調
表示時の信号線波形、44は黒表示時の信号線波形であ
る。この図からも判るように、白表示、中間調表示、黒
表示のいづれの階調表示時も、1サイクル期間中のなま
りの発生回数は、H→L、L→Hの2回である。
【0036】図21に示すように、従来例の駆動方法で
は、白表示と黒表示時に波形なまりがなく、中間調表示
時にのみ波形なまりが発生する。この場合は、中間調表
示時の際に画素印加電圧の実効値の低下により、該当信
号電極に位置する液晶セルの輝度のみが低下するのに対
し、本実施の形態の駆動方法では、どの信号電極に位置
する液晶セルの輝度も一様に低下する。このため、液晶
パネルの表示むらが低減される。
【0037】以上のように本実施の形態によれば、白表
示及び黒表示の際にも正パルス又は逆パルスを発生させ
ることができる。また白表示及び黒表示でパルスを発生
させることにより、白及び黒を含むすべての階調におい
て、同等の信号線波形の波形なまりを意図的に付加する
ことができる。同等の波形なまりが発生するということ
は、信号線毎の階調を含むパターンによる波形なまりの
総計は、階調値に依存しないで同等になるということで
ある。その結果、信号線毎の印加電圧実効値の変動が低
減され、表示むらが低減される。なお、1H期間に挿入
するパルス数を複数にしても、同様の効果が得られる。
【0038】(実施の形態2)次に本発明の実施の形態
2における液晶表示装置の駆動方法について図面を参照
しつつ説明する。本実施の形態は交流化反転信号の反転
時のクロストークを防止することを目的としている。図
6は本実施の形態の液晶表示装置の構成図であり、実施
の形態1と同一の部分は同一の名称を付けて詳細な説明
は省略する。この液晶表示装置は、液晶駆動制御回路6
1、走査線駆動回路62、信号線駆動回路63、液晶パ
ネル64を含んで構成される。液晶パネル64には、走
査線駆動回路62に接続された走査線電極65と、信号
線駆動回路63に接続された信号線電極66とが直交し
て配置される。
【0039】走査線駆動回路62はn本の走査線電極6
5の内、特定の走査線電極を順次選択し、走査線信号
(パルス)を出力する回路である。信号線駆動回路63
はm本の信号線電極66に対して画素データに対応した
信号線信号を一斉に与える回路である。m個の画素デー
タは夫々の走査線電極5毎(1H毎)に入れ換えられ
る。上記の信号線信号は画素の階調によって変化し、1
Hを周期とするパルス幅制御(PWM)された波形であ
る。液晶駆動制御回路61は、走査線駆動回路62及び
信号線駆動回路63に対して出力信号のタイミングを制
御すると共に、交流化反転信号を生成し、走査線駆動回
路62及び信号線駆動回路63の出力信号の極性を反転
する制御も行う。この交流化反転の周期は素数をkとす
ると、k×H(例えば13H)に設定される。
【0040】このように構成された液晶表示装置の駆動
方法について説明する。いま、階調表示手段として、信
号線波形に対してパルス幅変調を行うものとする。図7
は、この駆動方法を示す波形図である。
【0041】図7において、71は走査線波形、72は
交流化反転信号、73は白表示の場合の信号線波形、7
4は中間調表示の場合の信号線波形、75は黒表示の場
合の信号線波形である。また、77は水平同期期間1サ
イクルの開始位置、78は水平同期期間1サイクルの終
了位置である。また、79は白表示の場合の信号線波形
のパルス開始位置、80は中間調表示の場合の信号線波
形のパルス開始位置である。
【0042】また、81は白表示の場合の信号線波形の
パルス終了位置、82は中間調表示の場合の信号線波形
のパルス終了位置である。また、83は白表示の場合の
信号線駆動波形のパルス幅、84は中間調表示の場合の
信号線波形のパルス幅である。なお、中間調表示の場合
の信号線波形のパルス幅84は、階調値により可変であ
るが、特定の階調を代表して図示している。
【0043】黒表示時は従来例と同様にHレベルに固定
し、中間調表示と白表示の場合のパルスの開始位置と終
了位置を夫々水平同期期間よりも内側に設定している。
つまり、パルスの開始位置は水平同期1サイクルの開始
位置77よりも遅く、かつ、パルスの終了位置は水平同
期1サイクルの終了位置78よりも早くなるように設定
している。
【0044】図8は、白表示、中間表示、黒表示におけ
る夫々の走査電極への波形歪みを示した図である。本図
において、85は交流化反転信号、86は白表示時の走
査線歪み、87は中間調表示時の走査線歪み、88は黒
表示時の走査線歪みである。全ての階調で同一方向の歪
みが発生することがわかる。
【0045】図9は画素印加電圧の実効値を斜線で示し
た説明図である。本図において、91は交流化反転信
号、92は白表示時の信号線波形、93は中間調表示時
の信号線波形、94は黒表示時の信号線波形である。走
査電極への歪み波形95は図示のようにスパイク状にな
り、このときの白表示時の画素印加電圧波形は96にな
り、中間調表示時の画素印加波形は97になり、黒表示
時の画素印加波形は98のようになる。
【0046】以上の白表示、中間調表示、黒表示を比較
すると、歪みの影響によりいずれも実効値が同様に増加
している。このため、信号線電極毎に輝度の変化が同程
度に影響するため、クロストークを抑えることができ
る。
【0047】交流化反転信号により、信号線波形が反転
する場合、すべての階調で電圧レベルがH→L又はL→
Hと同一方向に切り換わるため、走査電極には同一方向
への歪みが発生する。このとき、信号電極でも同一方向
のなまりが発生しているので、画素印加電圧の実効値は
信号線毎に差がでなくなる。このため、クロストークが
低減される。
【0048】また、図7の例以外にも図10のような場
合も考えられる。即ち、白表示時は従来例と同様にLレ
ベルに固定し、中間調表示と黒表示の場合のパルスの開
始位置と終了位置を夫々水平同期期間よりも内側に設定
する。つまり、パルスの開始位置が水平同期開始よりも
遅く、かつパルスの終了位置が水平同期終了よりも早く
なるようにした場合も、同様の効果が得られることが容
易に推測できる。
【0049】図10において、101は走査線波形、1
02は交流化反転信号、103は白表示時の信号線波
形、104は中間調表示時の信号線波形、105は黒表
示時の信号線波形である。
【0050】以上のように本実施の形態によれば、交流
化反転時にすべての信号線波形が同じ方向(H→L又は
L→H)に切り替わるため、階調やパターンによって画
素印加電圧の実効値が変動することを防ぐことができ
る。その結果、液晶パネルのクロストークを低減するこ
とができる。
【0051】(実施の形態3)次に本発明の実施の形態
3における液晶表示装置の駆動方法について図面を参照
しつつ説明する。図11は本実施の形態の液晶表示装置
の構成図であり、実施の形態1と同一の部分は同一の名
称を付けて詳細な説明は省略する。この液晶表示装置
は、液晶駆動制御回路111、走査線駆動回路112、
信号線駆動回路113、液晶パネル114を含んで構成
される。液晶パネル114には、走査線駆動回路112
に接続された走査線電極115と、信号線駆動回路11
3に接続された信号線電極116とが直交して配置され
る。
【0052】走査線駆動回路112はn本の走査線電極
115の内、特定の走査線電極を順次選択し、走査線信
号(パルス)を出力する回路である。信号線駆動回路1
13はm本の信号線電極116に対して画素データに対
応した信号線信号を一斉に与える回路である。m個の画
素データは夫々の走査線電極5毎(1H毎)に入れ換え
られる。上記の信号線信号は画素の階調によって変化
し、1Hを周期とするパルス幅制御(PWM)された波
形である。液晶駆動制御回路111は、走査線駆動回路
112及び信号線駆動回路113に対して出力信号のタ
イミングを制御すると共に、交流化反転信号を生成し、
走査線駆動回路112及び信号線駆動回路113の出力
信号の極性を反転する制御も行う。この交流化反転の周
期は素数をkとすると、k×H(例えば13H)に設定
される。
【0053】このように構成された液晶表示装置の駆動
方法について説明する。いま、中間調表示方法として、
信号線駆動信号に対してパルス幅変調を行う。図12は
この駆動方法を示す図である。本図において、121は
走査線波形、122は白表示の場合の信号線波形、12
3は中間調表示の場合の信号線波形、124は黒表示の
場合の信号線波形である。また、125は水平同期期間
1サイクルの開始位置、126は水平同期期間1サイク
ルの終了位置である。
【0054】また、127は白表示の場合の信号線波形
のパルス開始位置、128は中間調表示の場合の信号線
波形のパルス開始位置、129は黒表示の場合の信号線
波形のパルス開始位置である。また、130は白表示の
場合の信号線波形のパルス終了位置、131は中間調表
示の場合の信号線波形のパルス終了位置、132は黒表
示の場合の信号線波形のパルス終了位置である。
【0055】また、133は白表示の場合の信号線波形
のパルス幅、134は中間調表示の場合の信号線波形の
パルス幅、135は黒表示の場合の信号線波形のパルス
幅である。なお、中間調表示の場合の信号線駆動波形の
パルス幅134は、階調値により可変であるが、特定の
階調を代表して図示している。
【0056】ここでは、白表示、黒表示でもパルス状の
波形となるように設定している。即ち、白表示では従来
の白表示、つまりLレベル固定に近いパルス、黒表示で
は従来の黒表示、つまりHレベル固定に近いパルスを出
力するようにする。パルスの開始位置と終了位置の両方
を水平同期期間よりも内側に設定する。つまりパルスの
開始位置を水平同期開始よりも遅く、かつパルスの終了
位置を水平同期終了よりも早くするようにしている。
【0057】図12では、白表示の場合の信号線波形の
パルス開始位置127、中間調表示の場合の信号線波形
のパルス開始位置128、黒表示の場合の信号線波形の
パルス開始位置129が夫々同じ位置になるように図示
しているが、同じ位置であることに限定する必要はな
い。周囲の関係を正しく満たしていれば、任意の位置で
よい。
【0058】また、図13に示すように(a)の波形を
正パルスと呼び、(b)の波形を逆パルスと呼ぶ。本発
明の駆動方法でのパルスは正パルスでも逆パルスでもよ
く、正パルスにしたときの例を図14に示す。図14に
おいて、141は走査線波形、142は白表示時の信号
線波形、143は中間調表示時の信号線波形、144は
黒表示時の信号線波形である。正パルスにしても画素印
加電圧の実効値は等しい。
【0059】図15は、図12の信号線波形に波形なま
りを加味した図である。図15において、151は走査
線波形、152は白表示時の信号線波形、153は中間
調表示時の信号線波形、154は黒表示時の信号線波形
である。図15からもわかるように、白表示、中間調表
示、黒表示、いづれの階調表示時も1サイクル期間中の
波形なまりの発生数は2つで同じである。
【0060】従来例の図21の駆動方法では、白表示や
黒表示時に波形なまりがなく、中間調表示時には波形な
まりが発生する。このため、画素印加電圧の実効値の低
下により、中間調表示時の際には信号電極ラインの輝度
が全体的に低下した。これに対して本実施の形態の駆動
方法では、白表示及び黒表示ともに中間調表示と同様の
波形なまりが発生する。このため、表示するパターンに
かかわらず、画素印加電圧の実効値の低下が同様に生じ
るため、どの信号電極ラインも同様に輝度が低下する。
その結果、液晶パネルのクロストークが低減される。
【0061】次に、このように駆動したときの交流化反
転時の歪みについて説明する。図16は交流化反転時の
駆動の様子を示す波形図である。図16において、16
1は走査線波形、162は交流化反転信号、163は白
表示時の信号線波形、164は中間調表示時の信号線波
形、165は黒表示時の信号線波形である。
【0062】図17は白表示、中間表示、黒表示におけ
る夫々の走査電極への波形歪みを示した説明図である。
図17において、171は交流化反転信号、172は白
表示時の走査線歪み、173は中間調表示時の走査線歪
み、174は黒表示時の走査線歪みである。
【0063】図18は画素印加電圧の実効値を示す波形
図である。図18において、181は交流化反転信号、
182は白表示時の信号線波形、183は中間調表示時
の信号線波形、184は黒表示時の信号線波形である。
走査電極への歪み波形は185のようになり、このとき
の白表示時の画素印加電圧の波形は186、中間調表示
時の画素印加電圧の波形は187、黒表示時の画素印加
電圧の波形は188のようになる。
【0064】図18において斜線部分は実効値を示す
が、白表示、中間調表示、黒表示を比較すると、歪みの
影響によりいずれも実効値が同様に増加する。このた
め、信号線電極毎に輝度の変化が同程度に影響するた
め、液晶パネルのクロストークを抑えることができる。
【0065】交流化反転信号により信号線波形が反転す
る場合、すべての階調で電圧レベルがH→L又はL→H
のように同一方向に切り換わるため、走査電極には同一
方向への歪みが発生する。このとき、信号電極でも同一
方向の波形なまりが発生しているので、画素印加電圧の
実効値は信号線毎に差がでなくなる。このためクロスト
ークが低減される。
【0066】また、図12の例以外にも、図14のよう
に正パルスとした場合も同様の効果が得られることが容
易に推測できる。
【0067】以上のように、本実施の形態によれば、白
表示および黒表示の際にもパルス、正パルスまたは逆パ
ルスを発生させることができる。白表示および黒表示で
パルスを発生させることにより、白、黒を含むすべての
階調において、同等の信号線駆動信号の波形なまりが発
生する。同等の波形なまりが発生するということは、信
号線毎の階調を含むパターンによる波形のなまりの総計
は同等になるということである。その結果、信号線毎の
印加電圧の実効値の変動が低減され、クロストークが低
減する。また、交流化反転時に全ての信号線波形が同じ
方向(H→L又はL→H)に切り替わるため、階調やパ
ターンによって画素印加電圧の実効値が変動することを
防ぐことができる。その結果、液晶パネルのクロストー
クを低減することができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本願の請求項1,
2,3記載の発明によれば、白、中間調、黒のいずれの
表示階調においても、その選択期間中のパルス数を一定
とすることにより、いずれの表示階調においても信号線
駆動波形のなまり量が均一になるため、各信号線での液
晶印加実行電圧値の波形なまり起因のむらが均一化さ
れ、縦クロストークの表示むらを低減することができ
る。
【0069】また請求項4,5,6記載の発明によれ
ば、上記の効果に加えて、交流化反転時に信号線駆動波
形を同一レベルとすることにより、歪みによる信号液晶
印加実効電圧の差を低く抑えることができ、クロストー
クを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における液晶表示装置の
構成図である。
【図2】実施の形態1における駆動波形のタイミング図
(その1)である。
【図3】信号線波形の極性を示す波形図である。
【図4】実施の形態1における駆動波形のタイミング図
(その2)である。
【図5】実施の形態1の駆動波形において、波形なまり
を加味した波形図である。
【図6】本発明の実施の形態2における液晶表示装置の
構成図である。
【図7】実施の形態2における駆動波形のタイミング図
(その1)である。
【図8】実施の形態2の駆動波形において、交流化反転
信号による波形歪みを示すタイミング図である。
【図9】実施の形態2の駆動波形において、画素印加電
圧の実効値を示す波形図である。
【図10】実施の形態2における駆動波形のタイミング
図(その2)である。
【図11】本発明の実施の形態3における液晶表示装置
の構成図である。
【図12】実施の形態3における駆動波形のタイミング
図(その1)である。
【図13】信号線波形の極性を示す波形図である。
【図14】実施の形態3における駆動波形のタイミング
図(その2)である。
【図15】実施の形態3の駆動波形において、波形なま
りを加味した波形図である。
【図16】実施の形態3の駆動波形において、交流化反
転時の様子を示すタイミング図である。
【図17】実施の形態3の駆動波形において、交流化反
転信号による波形歪みを示すタイミング図である。
【図18】実施の形態3の駆動波形において、画素印加
電圧の実効値を示す波形図である。
【図19】従来例の液晶表示装置の構成図である。
【図20】従来例の液晶表示装置における駆動波形のタ
イミング図である。
【図21】従来の駆動波形において、波形なまりを加味
した駆動波形図である。
【図22】従来の駆動波形において、画素印加電圧の実
効値を示す波形図である。
【符号の説明】
1,61,111 液晶駆動制御回路 2,62,112 走査線駆動回路 3,63,113 信号線駆動回路 4,64,114 液晶パネル 5,65,115,192 走査線電極 6,66,116,191 信号線電極 11,31,41,71,101,121,141,1
51,161 走査線波形 12,32,42,73,92,103,122,14
2,152,163,182 白表示時の信号線波形 13,33,43,74,93,104,123,14
3,153,164,183 中間調表示時の信号線波
形 14,34,44,75,94,105,124,14
4,154,165,184 黒表示時の信号線波形 15,77,125 水平同期1サイクルの開始位置 16,78,126 水平同期1サイクルの終了位置 17,79,127 白表示時の信号線波形のパルス開
始位置 18,80,128 中間調表示時の信号線波形のパル
ス開始位置 19,129 黒表示時の信号線波形のパルス開始位置 20,81,130 白表示時の信号線波形のパルス終
了位置 21,82,131 中間調表示時の信号線波形のパル
ス終了位置 22,132 黒表示時の信号線波形のパルス終了位置 23,83,133 白表示時の信号線波形のパルス幅 24,84,134 中間調表示時の信号線波形のパル
ス幅 25,135 黒表示時の信号線波形のパルス幅 72,85,91,102,162,171,181
交流化反転信号 76 Lレベルを示す補助線 86,172 白表示時の走査線歪み波形 87 白表示時の走査線歪み波形 88 白表示時の走査線歪み波形 95,185 走査線ひずみ波形 96,186 白表示時の画素印加電圧波形 97,187 中間調表示時の画素印加電圧波形 98,188 黒表示時の画素印加電圧波形 173 中間調表示時の走査線歪み波形 174 黒表示時の走査線歪み波形

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶セルを挟んで複数の信号線と走査線
    とをマトリクス状に配置した液晶パネルと、 前記信号線に信号線駆動電圧を印加する信号線駆動回路
    と、 前記走査線に走査線駆動電圧を印加する走査線駆動回路
    と、 前記信号線駆動回路と前記走査線駆動回路の動作タイミ
    ングを制御する駆動制御回路と、を具備する液晶表示装
    置の駆動方法であって、 前記信号線駆動回路の出力をパルス幅変調することによ
    り前記液晶セルの白〜黒の階調を制御し、前記液晶セル
    の白又は黒の表示においても前記走査線の選択期間中に
    信号線駆動電圧としてパルスを発生させることを特徴と
    する液晶表示装置の駆動方法。
  2. 【請求項2】 液晶セルを挟んで複数の信号線と走査線
    とをマトリクス状に配置した液晶パネルと、 前記信号線に信号線駆動電圧を印加する信号線駆動回路
    と、 前記走査線に走査線駆動電圧を印加する走査線駆動回路
    と、 前記信号線駆動回路と前記走査線駆動回路の動作タイミ
    ングを制御する駆動制御回路と、を具備する液晶表示装
    置の駆動方法であって、 前記信号線駆動回路の出力をパルス幅変調することによ
    り前記液晶セルの白〜黒の階調を制御し、走査線選択期
    間中の信号線駆動電圧として、前記液晶セルの白・中間
    調・黒のいずれの表示においても、出力パルスの数を同
    一に設定することを特徴とする液晶表示装置の駆動方
    法。
  3. 【請求項3】 液晶セルを挟んで複数の信号線と走査線
    とをマトリクス状に配置した液晶パネルと、 前記信号線に信号線駆動電圧を印加する信号線駆動回路
    と、 前記走査線に走査線駆動電圧を印加する走査線駆動回路
    と、 前記信号線駆動回路と前記走査線駆動回路の動作タイミ
    ングを制御する駆動制御回路と、を具備する液晶表示装
    置の駆動方法であって、 前記信号線駆動回路の出力をパルス幅変調することによ
    り前記液晶セルの白〜黒の階調を制御し、走査線選択期
    間中の信号線駆動電圧として、前記液晶セルの白・中間
    調・黒のいずれの表示においても、出力パルスの数を1
    つに設定することを特徴とする液晶表示装置の駆動方
    法。
  4. 【請求項4】 液晶セルを挟んで複数の信号線と走査線
    とをマトリクス状に配置した液晶パネルと、 前記信号線に信号線駆動電圧を印加する信号線駆動回路
    と、 前記走査線に走査線駆動電圧を印加する走査線駆動回路
    と、 前記信号線駆動回路と前記走査線駆動回路の動作タイミ
    ングを制御する駆動制御回路と、を具備する液晶表示装
    置の駆動方法であって、 前記信号線駆動回路の出力をパルス幅変調することによ
    り前記液晶セルの白〜黒の階調を制御し、交流化反転時
    に反転前の信号線駆動電圧のレベルがすべての階調で同
    一となるよう制御することを特徴とする液晶表示装置の
    駆動方法。
  5. 【請求項5】 液晶セルを挟んで複数の信号線と走査線
    とをマトリクス状に配置した液晶パネルと、 前記信号線に信号線駆動電圧を印加する信号線駆動回路
    と、 前記走査線に走査線駆動電圧を印加する走査線駆動回路
    と、 前記信号線駆動回路と前記走査線駆動回路の動作タイミ
    ングを制御する駆動制御回路と、を具備する液晶表示装
    置の駆動方法であって、 前記信号線駆動回路の出力をパルス幅変調することによ
    り前記液晶セルの白〜黒の階調を制御し、走査線選択期
    間中の信号線駆動電圧として、前記液晶セルの白・中間
    調・黒のいずれの表示においても、出力パルスの数を同
    一に設定し、かつ交流化反転時に反転前の信号線駆動電
    圧のレベルがすべての階調で同一となるよう制御するこ
    とを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
  6. 【請求項6】 液晶セルを挟んで複数の信号線と走査線
    とをマトリクス状に配置した液晶パネルと、 前記信号線に信号線駆動電圧を印加する信号線駆動回路
    と、 前記走査線に走査線駆動電圧を印加する走査線駆動回路
    と、 前記信号線駆動回路と前記走査線駆動回路の動作タイミ
    ングを制御する駆動制御回路と、を具備する液晶表示装
    置の駆動方法であって、 前記信号線駆動回路の出力をパルス幅変調することによ
    り前記液晶セルの白〜黒の階調を制御し、走査線選択期
    間中の信号線駆動電圧として、前記液晶セルの白・中間
    調・黒のいずれの表示においても、出力パルスの数を1
    つに設定し、かつ交流化反転時に反転前の信号線駆動電
    圧のレベルがすべての階調で同一となるよう制御するこ
    とを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007101600A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Epson Imaging Devices Corp 電気光学装置、電気光学装置の駆動方法、電子機器
US7342561B2 (en) 2002-06-27 2008-03-11 Sharp Kabushiki Kaisha Driving method and drive control circuit of liquid crystal display device, and liquid crystal display device including the same
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