JP3229720B2 - 液晶表示パネルの駆動制御装置 - Google Patents

液晶表示パネルの駆動制御装置

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JP3229720B2 JP18645193A JP18645193A JP3229720B2 JP 3229720 B2 JP3229720 B2 JP 3229720B2 JP 18645193 A JP18645193 A JP 18645193A JP 18645193 A JP18645193 A JP 18645193A JP 3229720 B2 JP3229720 B2 JP 3229720B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単純マトリクス型の液
晶表示パネルの駆動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】単純マトリクス型液晶表示パネルの駆動
には、一般に線順次・交流化反転駆動によるマルチプレ
ックス駆動法が採用されている。単純マトリクス型パネ
ルは、アクティブマトリクス型パネルのように各画素が
独立してはいないため、線順次走査によって選択される
選択画素(表示画素)以外の非選択画素(非表示画素)
にも電圧が印加され、画素ごとに印加される電圧実効値
に差が生じる。1つの走査電極Xの選択時間と1つのフ
レーム周期との比は、デューティ比と呼ばれる。マルチ
プレックス駆動では、電極のオンオフに関与する波形
は、デューティ比によって定まる一定時間しか印加され
ず、残りの大部分の時間は表示のオンオフとは無関係な
波形が印加される。このため、非選択画素(以下、「オ
フ画素」ということもある)に印加される電圧実効値が
変化し、表示むらやコントラスト比が低下するといった
不具合が生じる。
【0003】このような不具合を解消してパネルの視認
性を向上させるために、選択画素(以下、「オン画素」
ということもある)と非選択画素とに印加される電圧の
実効値を、表示内容とは無関係にそれぞれ一定化する電
圧平均化法が用いられていることは公知である。電圧平
均化法とは、走査電極と信号電極とに、それぞれ表1に
示されるレベルの選択電圧または非選択電圧と、オン信
号またはオフ信号とを印加して、オン画素とオフ画素に
印加される駆動電圧Vx(x,y)(on/off)の
レベルを表1に示されている値に保つものである。この
ときのオン画素とオフ画素とに印加される駆動電圧の実
効値はよく知られているように、 V(x,y)(on) = Vop/a・〔(a2+N−1)/N〕1/2 …(1) V(x,y)(off) = Vop/a・〔(a2−2)2+N−1)/N〕1/2 …(2) で表される。ここにNは走査電極数であり、1/aはバ
イアス比と呼ばれ駆動にあたって動作電圧Vopのレベ
ルとともに予め設定される正の定数である。(x,y)
は画素のマトリクス座標である。なお以下の説明では、
画素に印加される上記の駆動電圧V(x,y)(on)
をオン電圧、V(x,y)(off)をオフ電圧という
こともある。
【0004】
【表1】
【0005】表1で各電極ともタイミングによって2つ
のレベルがあるのは、交流化反転駆動であることを示
し、記号↑↓はレベルが反転される波形であることを示
す。従来技術では通常1フレームごとに交流化反転駆動
を行わせている。
【0006】図1は、単純マトリクス型液晶表示パネル
(以下、「パネル」ということがある)11の構造を模
式的に示す図である。図1では説明簡便化のため、8本
の走査電極X1〜X8と4本の信号電極Y1〜Y4とが
示されている。走査電極X1〜X8(総称するときは参
照符Xを用いる)は、個別に走査電極駆動回路12に接
続され、走査クロック信号CPに同期した線順次走査に
よって、前記表1に示される選択電圧Vx1(on)〜
Vx8(on)または非選択電圧Vx1(off)〜V
x8(off)が順次印加される。一方、信号電極Y1
〜Y4(総称するときは参照符Yを用いる)は、個別に
信号電極駆動回路13に接続され、選択された走査電極
X上の画像表示データに基づいて、オン信号Vy1(o
n)〜Vy4(on)またはオフ信号Vy1(off)
〜Vy4(off)が、図示しない電源回路を介して供
給され、個別に印加される。
【0007】走査電極駆動回路(以下、「X駆動回路」
という)12と、信号電極駆動回路(以下、「Y駆動回
路」という)13の交流化反転動作を制御するために、
交流化反転信号発生回路1から、交流化反転信号Mが図
示しない他の制御信号とともにX駆動回路12とY駆動
回路13とに入力される。
【0008】従来技術による交流化反転信号発生回路1
aの回路構成を図5のブロック図に示す。図5におい
て、カウンタ21は、走査クロック信号CPのクロック
パルスを走査電極数N(ここではN=8)だけカウント
するごとに走査開始信号S11を導出し、フレーム切換
のタイミングを図示しない制御部に報知すると同時に、
1/2分周回路22からは走査開始信号S11の2倍周
期のフレームごとに反転する交流化反転信号M11が出
力される。
【0009】再び図1を参照して、ハッチングが付けら
れている8個の画素(x4,y2),(x4,y3),
(x5,y3),(x6,y2),(x6,y3),
(x7,y3),(x8,y2),(x8,y3)をオ
ン画素に想定し、それ以外の画素はオフ画素に想定す
る。このときすべてのオフ画素には、前述の電圧平均化
法によって、式(2)で電極数N=8と置いて求められ
るオフ電圧 V(x,y)(off) = Vop/a・〔(a2 +7)/8〕1/2 …(3) が印加されている。
【0010】次に従来技術によるパネル11の駆動制御
方法に基づく各部の動作を、図1のパネル図と、図6の
波形図とを参照しつつ説明する。図6において図1に対
応する箇所には同一の語句と参照符を付し、図6の右端
には前掲表1に示されている電圧レベルが記入されてい
る。
【0011】図6(1)〜(3)には、走査クロック信
号CP、走査開始信号S11、交流化反転信号(以下
「反転信号」という)M11が、この順で示されてい
る。走査クロック信号CPの8クロック分がパネル4の
1つのフレーム周期に相当し、フレームの終了時刻t
2,t3,…ごとに走査開始信号S11が出力され、こ
れに同期してフレームごとに反転する反転信号M11が
出力される。
【0012】図6(4)〜(6)には、走査電極X1,
X2,X3に印加される選択電圧と非選択電圧の波形が
この順に示されている。各走査電極X1〜X3には、自
己が選択される期間、すなわち走査クロック信号CPの
1〜3クロックの各クロック期間において、レベルVo
pまたは0Vの選択電圧Vx1(on),Vx2(o
n),Vx3(on)がそれぞれ個別に印加され、上記
以外の4〜8クロックの期間ではレベル(1/a)Vo
pまたはレベル(1−1/a)Vopの非選択電圧Vx
1(off),Vx2(off),Vx3(off)が
印加される。前記レベルはいずれも0Vを基準としてい
る。1フレームの終了時刻t2で、走査開始信号S11
が出力され、反転信号M11の極性が反転してフレーム
が切換わり、走査電極Xと信号電極Yとに印加される波
形が反転し、前回フレームと同一タイミング、同一レベ
ルで線順次走査が続行される。以後の時刻におけるタイ
ミングについても同様である。
【0013】図6(7)〜(9)には、信号電極Y1,
Y2,Y3に印加されるオン信号とオフ信号の波形がこ
の順に示されている。図1を参照すれば、信号電極Y1
にはオン画素が含まれていないので、時刻t1,t2,
t3,…でフレームが切換わるごとに、レベルが(2/
a)Vopと(1−2/a)Vopのオフ信号Vy1
(off)が交互に印加される。
【0014】次の信号電極Y2には、オン画素(x4,
y2),(x6,y2),(x8,y2)が含まれてい
るので、走査電極X4,X6,X8が選択されるタイミ
ング、すなわち走査クロック信号CPの4,6,8クロ
ックの各クロック期間では、レベルが0VまたはVop
のオン信号Vy2(on)が、その他の期間ではレベル
が(2/a)Vopまたは(1−2/a)Vopのオフ
信号Vy2(off)が、フレーム切換時に交互に印加
される。
【0015】その次の信号電極Y3には、オン画素(x
4,y3),(x5,y3),(x6,y3),(x
7,y3),(x8,y3)が連続して含まれているの
で、走査電極X4〜X8が選択されるタイミング、すな
わち走査クロック信号CPの4〜8クロックの期間で
は、レベルが0VまたはVopのオン信号Vy3(o
n)が、その他の期間ではレベルが(2/a)Vopま
たは(1−2/a)Vopのオフ信号Vy3(off)
が、フレーム切換時に交互に印加されることになる。
【0016】図6(10)〜(12)には、画素(x
2,y1〜y3)に印加される駆動電圧の波形V(x
2,y1〜y3)(off)がこの順に例示されてい
る。図1を参照すれば、これらはいずれもオフ画素であ
るから、走査電極X1〜X3に印加される選択/非選択
電圧と、信号電極Y1〜Y3に印加されるオン/オフ信
号のレベル変化に対応して、レベルが±(1−2/a)
Vopまたは±(1/a)Vopのオフ電圧が印加され
る。これらのオフ電圧の実効値は、いずれも電圧平均化
法によって等しくされている。
【0017】従来技術ではこのように、パネル11に印
加される電圧の実効値を等化することによって視認性の
向上が図られているが、しかしながら前述のような駆動
制御方法では、図6(11)に示されるように、オフ画
素(x2,y2)の電圧切換回数(スイッチング回数)
が、図6(10),(12)に示されている他のオフ画
素(x2,y1),(x2,y3)に比べて格段に多く
なる。これは図6(8)に示されているように、信号電
極Y2のフレーム周期内のオンオフ回数が、他の信号電
極Y1,Y3よりも多く、しかも同一フレーム期間内で
同じレベルでオンオフされることによるものである。図
示の波形が完全な方形波であれば実効値に差は生じない
けれども、そのようなことは望み得ず、実際には駆動信
号の歪みなどによって、スイッチング回数の多い図6
(11)の波形の実効値は、図6(10),(12)に
示される他のオフ画素の波形の実効値に比べて低くなる
という不具合が生じる。
【0018】特に単純X−Yマトリクス型液晶表示パネ
ルに使用される液晶素子がポジティブ型の場合には、一
般に実効電圧が低いほど、駆動周波数が高いほど、電圧
無印加の状態に近付いて透過率が高くなり、コントラス
ト比が低下することが知られている。図6の波形図を参
照すれば、図6(11)に示されているオフ画素(x
2,y2)は、他の図6(10),(12)に示されて
いるオフ画素(x2,y1),(x2,y3)に比べて
透過率が高くなってしまう。このような現象はクロスト
ークとよばれ、単純マトリクス型液晶表示パネルの画質
を劣化させる重大な要因である。前述の駆動制御方法で
は、オフ画素に印加されるオフ電圧の実効値に差が生じ
ることは避けられず、したがってパネルの視認性の改善
向上には一定の限度が存在することになる。
【0019】このような不具合の解消のために、交流化
反転駆動を、図7に示される交流化反転信号発生回路1
bを用いて、フレーム周期とは非同期で行わせる、非同
期型交流化反転駆動法が提案されている。図7の交流化
反転信号発生回路1bでは、カウンタ23によって走査
開始信号S11とは無関係な反転信号M12が生成され
る。カウンタ23はたとえば3進カウンタであり、走査
クロック信号CPの3パルスごとのタイミングで反転信
号M12が導出される。したがって非同期化の名のとお
り、フレーム期間中、あるいは2つのフレーム期間にま
たがって反転駆動が実行されることになる。なお反転タ
イミングは3クロック以外のカウント数を用いてもよ
い。
【0020】図8は、非同期型交流化反転駆動法による
各部の波形を示す波形図である。ここでは前掲図1と前
掲図4に対応する箇所には同一の語句と参照符を用い、
図8(1)〜(12)の配列と、時間軸および電圧軸の
スケールは図5と同一にとっている。図8で示される従
来技術が図5と異なるのは、交流化反転信号M12の反
転タイミングが、図8(3)に示されるように、走査ク
ロック信号CPの3クロックごとに置かれ、交流化反転
周期Gはフレーム周期Fとは非同期で、かつ短縮(G<
F)されていることである。このため図8(8)に示さ
れているように、信号電極Y2のオンオフは、一部が反
転後の期間に繰り込まれることになり、同一レベルでオ
ンオフされることが避けられる。これは図8(8)の波
形をVopの1/2のレベルLで折り返せば理解される
であろう。
【0021】このように、非同期交流化反転信号M12
を用いて反転駆動を行う結果、図8(10)〜(12)
に示されるように、同じフレーム周期Fの期間内で、各
画素に印加されるオフ電圧V(x2,y1〜y3)(o
ff)のスイッチング回数の差が少なくなる。すなわち
各画素のスイッチング回数が平均化され、これによって
フレーム周期Fの期間内におけるオフ電圧の実効値が同
一化され、視認性が改善されることになる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前述の非
同期型交流化反転駆動法では、図8(10)〜(12)
に示されているように、オフ電圧の波形は、パネルに表
示される画像のパターン、交流化反転周期G、デューテ
ィ比などの関係で複雑に変化し、組み合わせによっては
完全な交流にならない場合が生じる。とくに図1に示さ
れる画素(x2,y3)のように、同じ信号電極Y3の
上にオン画素が連続して存在する場合に、駆動電圧波形
の非対称が生じやすく、この場合にはオフ電圧の実効値
は同じ走査電極X2の上の他のオフ画素(x2,y1)
(x2,y3)よりも高くなる。このため透過率は他の
オフ画素(x2,y1)(x2,y3)よりも低くな
り、したがってはじめに述べた従来技術と同様に、この
場合にも視認性の改善向上には限度があることになる。
【0023】本発明の目的は、これらの従来技術のもつ
問題点を解消し、各画素のオフ電圧の実効値を、入力さ
れる画像データとは無関係に均一化して、クロストーク
のない、高画質、高視認性の表示を実現するための液晶
表示パネルの駆動制御装置を提供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)複数の
走査電極Xと複数の信号電極Yとが交差し、その交差す
る部分に画素が形成される単純マトリクス型液晶表示パ
ネルと、 (b)走査電極Xの線順次走査毎に、各フレーム周期に
8つの走査クロック信号CPを発生する走査クロック信
号発生源と、 (c)走査クロック信号CPに応答して、各フレーム周
期毎に極性が変化する奇偶フレーム弁別信号O/Eを発
生する奇偶フレーム弁別信号発生源2,3と、 (d)奇偶フレーム弁別信号O/Eに応答して、2つの
フレーム毎に極性が変化する2フレーム信号Fを発生す
る2フレーム信号発生源4と、 (e)走査クロック信号CPに応答して、各フレーム周
期内で3つの走査クロック信号CP毎に、極性が変化す
るパルス反転信号Hを発生するパルス反転信号発生源
5,6と、 (f)2フレーム信号Fと、パルス反転信号Hとが与え
られるEX−ORゲート7と、 (g)走査クロック信号CPとEX−ORゲート7の出
力Jとに応答し、EX−ORゲート7の出力Jを反転す
るとともに、1フレーム周期遅延された信号Kを出力す
るシリアルイン・シリアルアウトのシフトレジスタによ
って実現される反転遅延手段8と、 (h)奇偶フレーム弁別信号O/Eに応答して、奇数フ
レームと偶数フレーム毎に、EX−ORゲート7の出力
Jと反転遅延手段8の出力Kとを、選択的に切換え、奇
数フレームo1,o3,o5,o7では、EX−ORゲ
ート7の出力Jを導出し、偶数フレームe2,e4,e
6では、反転遅延手段8の出力Jを導出することによっ
て、交流化反転信号Mを生成して導出する選択手段9
と、 (i)交流化反転信号Mに応答し、1フレーム期間の8
つの各走査クロック信号CPにそれぞれ対応する走査電
極X1〜X8には、交流化反転信号Mがローレベルの期
間では、Vopであり、交流化反転信号Mがハイレベル
の期間では、0Vである選択電圧Vx(on)を印加
し、交流化反転信号Mはローレベルの期間では、1/a
をバイアス比とするとき、(1/a)Vopであり、交
流化反転信号Mがハイレベルの期間では、(1−1/
a)Vopである非選択電圧Vx(off)を印加し、
各走査電極X1〜X8に印加される波形は、奇数フレー
ムと偶数フレームで互いに反転する波形となっており、
各信号電極Y1〜Y3には、走査電極X1〜X8との交
差部分に存在する表示画素を形成する走査電極が選択さ
れる期間、オン信号Vy(on)を印加し、表示画素を
形成しない走査電極が選択される期間、オフ信号Vy
(off)を印加し、オン信号Vy(on)は、交流化
反転信号Mがローレベルの期間では、0Vであり、交流
化反転信号Mがハイレベルの期間では、Vopであり、
オフ信号Vy(off)は、交流化反転信号Mがローレ
ベルの期間では、(2/a)Vopであり、交流化反転
信号Mがハイレベルの期間では、(1−2/a)Vop
であり、各信号電極Y1〜Y3に印加される波形は、奇
数フレームと偶数フレームで互いに反転する波形となっ
ている電圧発生手段とを含むことを特徴とする液晶表示
パネルの駆動制御装置である。
【0025】
【作用】本発明に従えば、複数の走査電極と複数の信号
電極とによって形成されている単純マトリクス型液晶表
示パネルの駆動制御装置であって、線順次走査によって
予め定める周期ごとに順次選択される走査電極と複数の
信号電極とが交差する部分に形成される画素に、画像デ
ータに基づいて駆動電圧を印加して当該表示パネルを駆
動するにあたって、走査クロック信号CPは、各フレー
ム周期に8つ、発生され、前記駆動電圧の波形を、各フ
レーム内で予め定める3つの走査クロック信号CPが与
えられる走査電極数ごとに反転させるとともに、1つの
奇数フレームとそれに続く偶数フレームとで前記駆動電
圧の波形を互いに反転させる。これによって前記走査電
極と前記複数の信号電極との間に印加されるすべての駆
動電圧の波形が完全に正負対称な交流波形に形成され、
これにともなって前記すべての駆動電圧の周波数ならび
にその実効電圧値が均一化され、画素の透過率がほぼ等
しくなって表示される画像の視認性が向上する。特に本
発明では、交流化反転信号Mを生成するにあたり、各フ
レーム周期に8つの走査クロックCPを発生し、走査ク
ロック信号CPを用いて奇偶フレーム弁別信号O/Eを
発生することによって、2フレーム信号Fを発生し、さ
らに前述の走査クロック信号CPの3つ毎に、極性が変
化するパルス反転信号Hを発生し、2フレーム信号Fと
パルス反転信号HとをEX−ORゲート7に与え、この
EX−ORゲート7の出力Jと、そのEX−ORゲート
7の出力Jを反転した信号Kとを、奇数および偶数の各
フレーム毎に選択的に切換えて、交流化反転信号Mを生
成し、これによって走査電極Xと信号電極Yとに与えら
れる電圧信号Vx,Vyを作成するようにしたので、単
純マトリクス型液晶表示パネルの走査電極Xと信号電極
Yとが交差する部分の画素に印加される電圧の変化を上
述のように3つの走査クロック信号CP毎に行ってスイ
ッチング回数をできるだけ少なくし、各画素に与えられ
る電圧の歪みなどを抑制することができるようになり、
このことは特に単純マトリクス型液晶表示パネルの画質
を向上させるために重要なことであり、しかも画素に
は、本発明によって、ほぼ完全な交流が与えられ、視認
性の改善向上が図られることになる。
【0026】
【実施例】図1は、単純マトリクス型液晶表示パネルと
その駆動回路の構成を模式的に示すブロック図である。
図1に示される単純マトリクス型液晶表示パネル(以下
「パネル」と略称する)11では説明簡便化のため、8
本の走査電極X1〜X8と4本の信号電極Y1〜Y4と
が示されている。走査電極X1〜X8(総称するときは
参照符Xを用いる)は、個別に走査電極駆動回路12に
接続され、走査クロック信号CPに同期した線順次走査
によって、前記表1に示される選択電圧Vx1(on)
〜Vx8(on)または非選択電圧Vx1(off)〜
Vx8(off)が順次印加される。
【0027】一方、信号電極Y1〜Y4(総称するとき
は参照符Yを用いる)は、個別に信号電極駆動回路13
に接続され、選択された走査電極X上の画像表示データ
に基づいて、オン信号Vy1(on)〜Vy4(on)
またはオフ信号Vy1(off)〜Vy4(off)
が、図示しない電源回路を介して供給され、個別に印加
される。
【0028】1つの走査電極Xが選択されて選択電圧V
xが印加され、同時に1つの信号電極Y3にオン信号V
yが印加されると、交点の画素がオン画素となり、他の
画素はすべてオフ画素となる。図1ではハッチングを付
した画素(x4,y2),(x4,y3),(x5,y
3),…をオン画素として例示している。他はすべてオ
フ画素である。なお以下の説明で、1本の走査電極Xを
1ラインと呼ぶことがある。
【0029】走査電極駆動回路(以下、「X駆動回路」
という)12と、信号電極駆動回路(以下「Y駆動回
路」という)13の交流化反転駆動動作を制御するため
に、交流化反転信号発生回路1から、交流化反転信号M
が図示しない他の制御信号とともにX駆動回路12とY
駆動回路13とに入力される。
【0030】本発明において注目すべきは、交流化反転
信号(以下「反転信号」という)Mの反転タイミング
を、予め定める走査電極数、すなわちライン数nと、フ
レーム周期とで設定するようにしていることである。し
たがって反転信号Mは、走査クロック信号CPのnパル
ス目に反転し、かつフレーム周期ごとに反転する信号で
あり、たとえば図2に示される交流化反転信号発生回路
1で生成される。次に本実施例に使用される交流化反転
信号発生回路1の構成と動作とを、図2のブロック図
と、図3の各部の動作を示す波形図とを参照しつつ説明
する。
【0031】図2に例示されている交流化反転信号発生
回路1は、2個のカウンタ2,5と3個の分周回路3,
4,6と、EX−ORゲート7と、シフトレジスタ回路
などで実現される遅延回路8と、2回路アナログスイッ
チなどで実現される選択回路9とを含んで構成されてい
る。図3(1)に示される走査クロック信号CPは、第
1カウンタ2と、第2カウンタ5と、遅延回路8とに入
力される。
【0032】第1カウンタ2によって走査電極数N(こ
こではN=8である)ごとに走査開始信号Sを出力し、
次段の第1分周回路3でフレームごとに反転する奇数偶
数フレーム弁別信号(以下「奇偶フレーム信号」とい
う)O/Eが生成される。図3(2)に走査開始信号S
の波形を示し、図3(3)に奇偶フレーム信号O/Eの
波形を示す。奇偶フレーム信号O/Eは、後述する選択
回路9にタイミング信号として入力されるとともに、第
2分周回路4によって、図3(4)に示されている2倍
周期の2フレーム信号Fが生成され、EX−ORゲート
7の一方入力に入力される。なお、走査開始信号Sは、
図示しない他の制御回路に対するフレーム切換報知信号
としても使用される。
【0033】第2カウンタ5に入力される走査クロック
信号CPは、予め定めるライン数nに等しいカウント
(ここではn=3にセットされている)ごとに、図3
(5)に示されるパルスGを出力し、第3分周回路6に
よって図3(6)に示される前記パルスGごとに反転す
る信号Hが生成される。信号Hは、次段のEX−ORゲ
ート7によって前記2フレーム信号Fとの排他論理和が
とられ、図3(7)に示される信号Jが、遅延回路8と
選択回路9とに対して出力される。
【0034】遅延回路8は、たとえばシリアルイン・シ
リアルアウトのシフトレジスタによって実現され、クロ
ック端子CKに走査クロック信号CPが入力され、デー
タ端子Dに前記信号Jが入力され、出力端子・バーQ
(8)から信号Kが順次的に出力される。したがって信
号Kは図3(8)にも示されているように、信号Jの反
転波形であってかつ走査クロック信号CPの8クロック
分すなわち1フレーム分遅延された信号である。換言す
ると、遅延回路8は、走査クロック信号CPに応答し、
その走査クロック信号CPの8つ分にわたる信号Jをス
トアして1フレーム周期、すなわち8つの走査クロック
信号CP分の信号Jを反転するとともに遅延して、信号
Kを作成、出力し、この遅延回路8は、反転遅延手段を
構成する。説明の便宜上、前記信号Jは奇数フレームご
とに番号o1,o3,o5,…を付し、信号Kは偶数フ
レームごとに番号e2,e4,e6,…を付す。
【0035】信号Jと信号Kとは、たとえば2回路アナ
ログスッチ回路などで実現される選択回路9のデータ端
子A,Bに個別に入力され、選択回路9のセレクト端子
Cには前記奇偶フレーム信号O/Eが与えられる。これ
によって選択回路9は1フレームごとに、すなわち奇数
フレームと偶数フレームごとに、入力される信号JとK
とを選択的に切換え、出力端子Dからは奇数フレームで
は、奇数番号が付されている信号J(o1),J(o
3),…と、偶数フレームでは、偶数番号が付されてい
る信号K(e2),K(e4),…とが、図3(9)に
示されているように、奇数フレームとそれに続く偶数フ
レームとで互いに反転する波形の交流化反転信号Mとし
て出力される。本発明ではこのように、各フレーム内で
予め定められるライン数n(=3)ごとに反転し、かつ
奇数フレームとそれに続く偶数フレームとで互いに反転
する波形の交流化反転信号Mを用いて走査電極Xと信号
電極Yとを駆動するのである。
【0036】図4は、本発明の駆動制御方法による駆動
制御信号の波形を示す波形図である。図4において前掲
図1〜図3に対応するものには同一の参照符を付してあ
る。図4(1)〜(3)には、走査クロック信号CP
と、奇偶フレーム信号O/Eと、交流化反転信号Mとが
この順に示されている。これら3つの信号は、いずれも
前記図3において示されているものであり、時間軸とレ
ベル軸も同じスケールにとってある。なお走査クロック
信号CPの8クロックごとに記されている記号f1,f
2,f3,…は、フレーム番号を示し、ここでは図1に
も示されているように走査電極X1〜X8、すなわち8
クロックで1フレームが形成されており、デューティ比
は1/8である。
【0037】図4(4)〜(6)には、図1に示される
パネル11の走査電極X1〜X3に印加される駆動電圧
である選択電圧Vx(on)と非選択電圧Vx(of
f)の波形がこの順で示されている。図1を参照すれ
ば、上記3本の走査電極X1〜X3上には表示画素(オ
ン画素)が存在しないから、各フレーム期間f1,f
2,f3,…とも、走査クロック信号CPの最初の1ク
ロック目では走査電極X1、次の2クロック目では走査
電極X2、その次の3クロック目では走査電極X3にレ
ベルが0VまたはVopの選択電圧Vx(on)がそれ
ぞれ印加され、その他の期間では、レベルが(1/a)
Vopまたは(1−1/a)Vopの非選択電圧Vx
(off)が印加されることになる。
【0038】前記選択電圧Vx(on)のレベルは、図
4(3)に示される交流化反転信号Mがローレベルの期
間ではVopであり、交流化反転信号Mがハイレベルの
期間では反転して0Vである。また非選択電圧Vx(o
ff)のレベルは、交流化反転信号Mがローレベルの期
間では(1/a)Vopであり、交流化反転信号Mがハ
イレベルの期間では反転して(1−1/a)Vopであ
る。図4(4)〜(6)からも明らかなように、各走査
電極Xに印加される波形はいずれも、奇数フレームとそ
れに続く偶数フレーム(たとえばf1−f2,f3−f
4,f5−f6,…)で互いに反転する波形となってい
る。
【0039】図4(7)〜(9)には、パネル11の信
号電極Y1〜Y3に印加されるオン信号Vy(on)と
オフ信号Vy(off)の波形がこの順で示されてい
る。図1を参照すれば、信号電極Y1上にはオン画素は
存在せず、信号電極Y2は走査電極X4,X6,X8の
交差部分にオン画素が形成され、信号電極Y3は走査電
極X4〜X8との交差部分にオン画素が形成されてい
る。
【0040】したがって信号電極Y1にはフレーム全期
間中同一レベルの、ただし交流化反転信号Mと同期して
レベルが反転するオフ信号Vy1(off)が印加され
る。また信号電極Y2には、走査電極X4,X6,X8
が選択される期間、すなわち4クロック目と、6クロッ
ク目と、8クロック目とにオン信号Vy2(on)が印
加され、その他の期間ではオフ信号Vy2(off)が
印加される。さらに信号電極Y3には、走査電極X1〜
X3が選択される期間はオフ信号Vy3(off)が印
加され、走査電極X4〜X8が選択される期間はオン信
号Vy3(on)が印加される。
【0041】ここで前記オン信号Vy(on)のレベル
は、交流化反転信号Mがローレベルの期間では0Vであ
り、交流化反転信号Mがハイレベルの期間ではVopで
ある。またオフ信号Vy(off)のレベルは、前記交
流化反転信号Mがローレベルの期間では(2/a)Vo
pで、交流化反転信号Mがハイレベルの期間では(1−
2/a)Vopである。図4(7)〜(9)からも明ら
かなように、各信号電極Yに印加される波形も、前述の
走査電極Xに印加される波形と同じように、いずれも奇
数フレームとそれに続く偶数フレームとで、たがいに反
転する波形となっている。
【0042】図4(10)〜(12)には、走査電極X
2と信号電極Y1,Y2,Y3とが交差する部分に形成
される画素(x2,y1),(x2,y2),(x2,
y3)に印加される駆動電圧V(x,y)の波形がこの
順で例示されている。図1を参照すれば、これらの画素
はいずれも非表示画素(オフ画素)であり、図4(1
1)に示される画素(x2,y2)を例にとると、印加
される駆動電圧V(x2,y2)は、図4(5)に示さ
れる選択電圧または非選択電圧Vx2(on/off)
と、図4(8)に示されるオン信号またはオフ信号Vy
2(on/off)との差電圧となり、以下のような波
形となる。
【0043】1フレーム(f1)の1クロック目は、走
査電極X2と信号電極Y2はともに非選択であり、交流
化反転信号Mがローレベルであるとき、駆動電圧V(x
2,y2)は、 (1/a)Vop−(2/a)Vop=−(1/a)Vop …(4) である。2クロック目は、走査電極X2が選択されるか
ら、 Vop−(1−2/a)Vop=(2/a)Vop …(5) である。3クロック目は、走査電極X2と信号電極Y2
はともに非選択だから、 (1/a)Vop−(2/a)Vop=−(1/a)Vop …(6) である。4クロック目は、信号電極Y2が選択され、交
流化反転信号Mは反転してハイレベルとなるから、 (1−1/a)Vop−Vop=−(1/a)Vop …(7) である。5クロック目は、ともに非選択だから、 (1−1/a)Vop−(1−2/a)Vop=(1/a)Vop …(8) である。6クロック目は、信号電極Y2が選択されるか
ら、 (1−1/a)Vop−Vop=−(1/a)Vop …(9) である。7クロック目は、ともに非選択であり、交流化
反転信号Mが反転してローレベルとなるから、 (1/a)Vop−(2/a)Vop=−(1/a)Vop …(10) である。8クロック目は、信号電極Y2が選択されるか
ら、 (1/a)Vop−0=(1/a)Vop …(11) である。
【0044】走査電極Xに印加される選択/非選択電圧
Vx(on/off)と、信号電極Yに印加されるオン
/オフ信号Vy(on/off)とは、いずれも0Vレ
ベルを基準とするレベルであり、画素をコンデンサと考
えれば対向電極で形成される画素に印加される駆動電圧
V(x,y)は、これら2つの差電圧となる。2フレー
ムf2以下も同様であり、このようにして図4(1
0),(11),(12)に示されているように、3個
のオフ画素(x2,y1),(x2,y2),(x2,
y3)に印加される駆動電圧V(x,y)が求められ
る。
【0045】本発明による駆動制御装置では、このよう
に、予め定めるライン数n(=3)ごとに反転し、かつ
奇数フレームとそれに続く偶数フレームで互いに反転す
る波形の交流化反転信号Mを用いるため、各画素に印加
される駆動電圧の波形は、図4(10),(11),
(12)からも明らかなように、奇数フレームとそれに
続く偶数フレームとで波形が反転し、2フレームの1/
2周期ごとに波形が反転する完全な正負対称交流波形と
なる。
【0046】さらに画素に印加される駆動電圧の交番回
数すなわちスイッチング回数は、全サイクルを通じて各
画素とも平均化されており、たとえば従来例である図6
(10)〜(12)の駆動電圧波形のように、画素によ
って(換言すれば表示パターンによって)、スイッチン
グ回数がまちまちとなり、このためオフ画素に印加され
る電圧の実効値にばらつきが発生し、その結果表示むら
が生じるというような不具合は解消されるのである。す
なわち本発明による駆動制御方法によれば、各画素に印
加される駆動電圧の波形は、表示パターンとは無関係
に、実効値と駆動周波数とがほぼ等しい、完全な正負対
称交流波形となるため、透過率が高くなることが防止さ
れ、電圧平均化法の長所が生かされた、クロストークの
少ない、視認性が向上された高画質の液晶表示パネルが
実現されるのである。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明による液晶表示パ
ネルの駆動制御装置は、予め定める周期の線順次走査に
よって順次選択される走査電極と、複数の信号電極とが
交差する部分に形成される画素に駆動電圧を印加して、
当該表示パネルを駆動するにあたって、予め定める走査
電極数ごとに反転するとともに、1つの奇数フレームと
それに続く偶数フレームとで互いに反転する駆動電圧波
形を生成し、これによって走査電極と信号電極とを駆動
させるようにしたので、前記走査電極と前記複数の信号
電極との間に印加されるすべての駆動電圧の波形は完全
に正負対称な交流波形に形成される。したがって前記す
べての駆動電圧の周波数ならびにその実効電圧値が均一
化され、画素の透過率がほぼ等しくなってクロストーク
の発生が防止されるなど、高画質の液晶表示パネルが実
現される産業上の効果が大きいものである。また本発明
によれば、各フレーム周期に8つの走査クロック信号C
Pを発生し、この走査クロック信号CPに基づき、奇偶
フレーム弁別信号O/Eを発生し、この奇偶フレーム弁
別信号O/Eによって2フレーム信号Fを発生し、さら
に各フレーム内で3つの走査クロック信号CP毎に極性
が反転するパルス反転信号Hを発生し、こうして2フレ
ーム信号Fとパルス反転信号HとをEX−ORゲート7
に与えるとともに、そのEX−ORゲート7の出力Jを
反転して1フレーム分遅延した信号Kを作成し、EX−
ORゲート7の出力Jと反転出力Kとを、奇数フレーム
と偶数フレーム毎に選択的に切換えて交流化反転信号M
を生成するようにしたので、走査電極Xと信号電極Yと
の交差する部分の画素に、与えられる電圧のスイッチン
グ回数をできるだけ低減し、しかも完全に交流化された
電圧が与えられることになり、このことは特に、単純マ
トリクス型液晶表示パネルの画質の向上を図るために重
要である。また本発明では、各フレーム周期に8つの走
査クロック信号CPが発生され、パルス反転信号Hは、
各フレーム周期内で、8の約数とは異なる3つの走査ク
ロック信号CPごとに極性が変化するように構成され、
これによってEX−ORゲート7の出力Jと、その出力
Jに対応する反転遅延手段8の出力Kとは、順次的に隣
接する奇数フレーム期間内における各走査クロック信号
CPに対応する走査電極Xに印加される電圧が周期的に
異なることになり、このことは偶数フレーム期間に関し
ても同様である。したがって走査電極Xと信号電極Yと
の交差する部分の画素の液晶に印加される電圧が、一対
の奇偶フレーム期間において完全に交流化された電圧で
あるだけでなく、順次的な対を成す奇偶フレーム期間に
おいても、周期的に変化することになり、このことによ
って液晶をさらに長寿命化することができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】単純マトリクス型液晶表示パネルの構造を模式
的に示す図である。
【図2】本発明の駆動制御方法に用いられる交流化反転
信号発生回路の構成を示すブロック図である。
【図3】図2図示の交流化反転信号発生回路の各部の動
作を示す波形図である。
【図4】本発明の駆動制御方法による各部の動作を示す
波形図である。
【図5】従来技術による駆動制御方法に用いられる交流
化反転信号発生回路の構成を示すブロック図である。
【図6】図5図示の交流化反転信号発生回路を用いる駆
動制御方法による各部の動作を示す波形図である。
【図7】他の従来技術による駆動制御方法に用いられる
交流化反転信号発生回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】図7図示の交流化反転信号発生回路を用いる駆
動制御方法による各部の動作を示す波形図である。
【符号の説明】
1 交流化反転信号発生回路 2 走査電極駆動回路 3 信号電極駆動回路 11 単純マトリクス型液晶表示パネル CP 走査クロック信号 M 交流化反転信号 O/E 奇数/偶数フレーム判別信号 S 走査開始信号 Vx1(on)〜Vx8(on) 選択電圧 Vx1(off)〜Vx8(off) 非選択電圧 Vy1(on)〜Vy4(on) オン信号 Vy1(off)〜Vy4(off) オフ信号 V(x,y)(on) 画素に印加されるオン電圧 V(x,y)(off) 画素に印加されるオフ電圧
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/36 G02F 1/133 545 G09G 3/20 611 G09G 3/20 621

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)複数の走査電極Xと複数の信号電
    極Yとが交差し、その交差する部分に画素が形成される
    単純マトリクス型液晶表示パネルと、 (b)走査電極Xの線順次走査毎に、各フレーム周期に
    8つの走査クロック信号CPを発生する走査クロック信
    号発生源と、 (c)走査クロック信号CPに応答して、各フレーム周
    期毎に極性が変化する奇偶フレーム弁別信号O/Eを発
    生する奇偶フレーム弁別信号発生源2,3と、 (d)奇偶フレーム弁別信号O/Eに応答して、2つの
    フレーム毎に極性が変化する2フレーム信号Fを発生す
    る2フレーム信号発生源4と、 (e)走査クロック信号CPに応答して、各フレーム周
    期内で3つの走査クロック信号CP毎に、極性が変化す
    るパルス反転信号Hを発生するパルス反転信号発生源
    5,6と、 (f)2フレーム信号Fと、パルス反転信号Hとが与え
    られるEX−ORゲート7と、 (g)走査クロック信号CPとEX−ORゲート7の出
    力Jとに応答し、EX−ORゲート7の出力Jを反転す
    るとともに、1フレーム周期遅延された信号Kを出力す
    るシリアルイン・シリアルアウトのシフトレジスタによ
    って実現される反転遅延手段8と、 (h)奇偶フレーム弁別信号O/Eに応答して、奇数フ
    レームと偶数フレーム毎に、EX−ORゲート7の出力
    Jと反転遅延手段8の出力Kとを、選択的に切換え、奇
    数フレームo1,o3,o5,o7では、EX−ORゲ
    ート7の出力Jを導出し、偶数フレームe2,e4,e
    6では、反転遅延手段8の出力Jを導出することによっ
    て、交流化反転信号Mを生成して導出する選択手段9
    と、 (i)交流化反転信号Mに応答し、 1フレーム期間の8つの各走査クロック信号CPにそれ
    ぞれ対応する走査電極X1〜X8には、 交流化反転信号Mがローレベルの期間では、Vopであ
    り、交流化反転信号Mがハイレベルの期間では、0Vで
    ある選択電圧Vx(on)を印加し、 交流化反転信号Mはローレベルの期間では、1/aをバ
    イアス比とするとき、(1/a)Vopであり、交流化
    反転信号Mがハイレベルの期間では、(1−1/a)V
    opである非選択電圧Vx(off)を印加し、 各走査電極X1〜X8に印加される波形は、奇数フレー
    ムと偶数フレームで互いに反転する波形となっており、 各信号電極Y1〜Y3には、 走査電極X1〜X8との交差部分に存在する表示画素を
    形成する走査電極が選択される期間、オン信号Vy(o
    n)を印加し、表示画素を形成しない走査電極が選択さ
    れる期間、オフ信号Vy(off)を印加し、 オン信号Vy(on)は、交流化反転信号Mがローレベ
    ルの期間では、0Vであり、交流化反転信号Mがハイレ
    ベルの期間では、Vopであり、 オフ信号Vy(off)は、交流化反転信号Mがローレ
    ベルの期間では、 (2/a)Vopであり、交流化反転信号Mがハイレベ
    ルの期間では、 (1−2/a)Vopであり、 各信号電極Y1〜Y3に印加される波形は、奇数フレー
    ムと偶数フレームで互いに反転する波形となっている電
    圧発生手段とを含むことを特徴とする液晶表示パネルの
    駆動制御装置。
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