JP2005345685A - 液晶表示装置ならびにその駆動回路および駆動方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】消費電力を低減するとともに画質の劣化を抑制することができる液晶表示装置の駆動回路およびその駆動方法を提供する。
【解決手段】表示制御回路は、所定のタイミングで極性が反転する極性反転信号POLを出力する。その極性反転信号POLに基づいて、駆動用映像信号Vsと共通電極信号Vcomとが生成される。極性反転信号POLの波形は、従来のフレーム期間に相当するサブフレーム期間毎に切り換えられる。第1のサブフレーム期間SF1から第4のサブフレーム期間SF4までをブロックフレームBFとして、液晶表示装置の動作中、ブロックフレームBFが繰り返される。このブロックフレームBF中、第1のサブフレーム期間SF1と第2のサブフレーム期間SF2とで3H反転駆動が行われ、第3のサブフレーム期間SF3と第4のサブフレーム期間SF4とで2H反転駆動が行われる。
【選択図】図3
【解決手段】表示制御回路は、所定のタイミングで極性が反転する極性反転信号POLを出力する。その極性反転信号POLに基づいて、駆動用映像信号Vsと共通電極信号Vcomとが生成される。極性反転信号POLの波形は、従来のフレーム期間に相当するサブフレーム期間毎に切り換えられる。第1のサブフレーム期間SF1から第4のサブフレーム期間SF4までをブロックフレームBFとして、液晶表示装置の動作中、ブロックフレームBFが繰り返される。このブロックフレームBF中、第1のサブフレーム期間SF1と第2のサブフレーム期間SF2とで3H反転駆動が行われ、第3のサブフレーム期間SF3と第4のサブフレーム期間SF4とで2H反転駆動が行われる。
【選択図】図3
Description
本発明は、液晶表示装置の駆動回路および駆動方法に関し、特に、駆動方式として複数ライン反転方式が採用された液晶表示装置において画質劣化の抑制や消費電力の低減を実現するための駆動回路および駆動方法に関する。
近年、スイッチング素子としてTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)を備えるアクティブマトリクス型液晶表示装置が知られている。この液晶表示装置は、互いに対向する2枚の絶縁性の基板から構成される液晶パネルを備えている。液晶パネルの一方の基板には、走査信号線(ゲートバスライン)と映像信号線(ソースバスライン)とが格子状に設けられ、走査信号線と映像信号線との交差点近傍にTFTが設けられている。TFTは、走査信号線から分岐しているゲート電極、映像信号線から分岐しているソース電極、およびドレイン電極とから構成される。ドレイン電極は、画像を形成するために基板上にマトリクス状に配置された画素電極と接続されている。また、液晶パネルの他方の基板には、液晶層を介して画素電極との間に電圧を印加するための電極(以下「共通電極」という)が設けられており、画素電極と共通電極と液晶層とによって個々の画素が形成されている(なお、このようにひとつの画素が形成されている領域のことを便宜上「画素形成部」という)。そして、各TFTのゲート電極が走査信号線からアクティブな走査信号(ゲート信号)を受けたときに当該TFTのソース電極が映像信号線から受ける映像信号(ソース信号)に基づいて、画素形成部に電圧が印加される。これにより液晶が駆動され、画面上に所望の画像が表示される。
ところで、液晶には、直流電圧が加わり続けると劣化するという性質がある。このため、液晶表示装置では、液晶層には交流電圧が印加される。この液晶層への交流電圧の印加は、各画素形成部に印加する電圧(以下、画素形成部に印加する電圧を「画素電圧」という)の極性を1フレーム期間毎に反転させることによって、すなわち、共通電極の電圧を基準とした場合のソース電極の電圧(映像信号電圧)の極性を1フレーム期間毎に反転させることによって実現されている。また、画素電圧の極性を1フレーム期間毎に反転させるだけでは良好な表示品位が得られないので、ライン反転駆動と呼ばれる駆動方式やドット反転駆動と呼ばれる駆動方式が採用されている。なお、1フレーム期間とは、液晶表示装置の全ての画素形成部に電圧を印加し、1画面分の画像を画面上に表示するための期間である。
ライン反転駆動とは、画素電圧の極性を1フレーム期間毎かつ所定本数の走査信号線毎に反転させる駆動方式である。例えば、画素電圧の極性を1フレーム期間毎かつ2走査信号線毎に反転させる駆動方式は、2H反転駆動(2ライン反転駆動)と呼ばれている。一方、ドット反転駆動とは、画素電圧の極性を1フレーム期間毎に反転させ、かつ、1フレーム期間内において横(水平)方向に隣接する画素間の極性をも反転させる駆動方式である。画素電圧の極性を所定本数の走査信号線毎に反転させる駆動方式はドット反転駆動にも適用され、例えば、画素電圧の極性を2走査信号線毎に反転させるドット反転駆動は「2Hドット反転駆動(2ラインドット反転駆動)」と呼ばれている。これら各駆動方式によって、画素形成部の画素電圧の極性の空間的、時間的変化は以下の例のように異なるものとなる。なお、画素電圧の極性を所定本数の走査信号線毎に反転させるときの所定本数を便宜上「反転周期本数」という。例えば、2H反転駆動の場合、反転周期本数は「2」である。
図12から図15は、各駆動方式が採用されている液晶表示装置において、連続する3フレーム期間(順に、「mフレーム目」、「(m+1)フレーム目」、「(m+2)フレーム目」とする。)における画素形成部の画素電圧の極性の空間的、時間的変化を示している。なお、説明の便宜上、1行目から6行目までの走査信号線GL1〜GL6と1列目から5列目までの映像信号線SL1〜SL5との交差点に対応して設けられた画素形成部についてのみ示している。ライン反転駆動の場合には、例えば、2H反転駆動における画素電圧の極性の変化は図12に示すようなものとなり、3H反転駆動における画素電圧の極性の変化は図13に示すようなものとなる。ドット反転駆動の場合には、例えば、1Hドット反転駆動における画素電圧の極性の変化は図14に示すようなものとなり、2Hドット反転駆動における画素電圧の極性の変化は図15に示すようなものとなる。
図12から図15に示したように、ライン反転駆動やドット反転駆動の場合には、画素電圧の極性の空間的、時間的変化は規則的なものとなる。その規則的な極性の変化は画質劣化の原因となっている。このため、4フレーム期間毎に1H反転駆動と2H反転駆動とを切り換える駆動方式が採用されている液晶表示装置や、図16に示すように極性をプラスにする走査信号線を1フレーム期間毎に1本ずつずらす2H反転駆動が採用されている液晶表示装置もある。
特開平5−29916号公報
特開平11−282434号公報
特開2002−149117号公報
ところが、上述のような駆動方式を採用した場合、画素電圧の極性の反転する周期を短くするために駆動回路の駆動周波数を高くする必要がある。このため、消費電力が大きくなっており、また、不要輻射も生じている。さらに、上述したような画素電圧の極性の規則的な変化に起因する画質劣化を抑制するという課題もある。
そこで、本発明では、消費電力を低減するとともに画質の劣化を抑制することができる液晶表示装置の駆動回路およびその駆動方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、表示すべき画像を表わす複数の映像信号をそれぞれ伝達するための複数の映像信号線と、前記複数の映像信号線と交差する複数の走査信号線と、前記複数の映像信号線と前記複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数のスイッチ素子と、前記複数のスイッチ素子にそれぞれ接続された複数の画素電極と、前記複数の画素電極と対向して設けられた共通電極と、前記映像信号を前記複数の映像信号線に供給する映像信号線駆動回路と、前記複数の走査信号線を選択的に駆動する走査信号線駆動回路と、前記共通電極を駆動する共通電極駆動回路とを備え、前記画素電極と前記共通電極とを含む画素形成部に印加される電圧の極性が各映像信号線につき所定本数の走査信号線毎に反転する表示装置の駆動回路であって、
前記電圧の極性を決定する極性決定手段を備え、
前記極性決定手段は、連続する所定数のフレーム期間を1ブロックフレーム期間としてグループ化することにより得られる各ブロックフレーム期間に、前記所定本数として予め決められた2種類以上の反転周期本数のそれぞれに基づいて前記電圧の極性が反転するフレーム期間が含まれるように、前記電圧の極性を決定し、
前記反転周期本数は、2以上の自然数であることを特徴とする。
前記電圧の極性を決定する極性決定手段を備え、
前記極性決定手段は、連続する所定数のフレーム期間を1ブロックフレーム期間としてグループ化することにより得られる各ブロックフレーム期間に、前記所定本数として予め決められた2種類以上の反転周期本数のそれぞれに基づいて前記電圧の極性が反転するフレーム期間が含まれるように、前記電圧の極性を決定し、
前記反転周期本数は、2以上の自然数であることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
前記極性決定手段は、前記電圧の極性を決定するための極性反転信号を生成し、
前記映像信号線駆動回路は、前記極性反転信号に基づいて前記映像信号を前記複数の映像信号線に供給し、
前記共通電極駆動回路は、前記極性反転信号に基づいて前記共通電極を駆動することを特徴とする。
前記極性決定手段は、前記電圧の極性を決定するための極性反転信号を生成し、
前記映像信号線駆動回路は、前記極性反転信号に基づいて前記映像信号を前記複数の映像信号線に供給し、
前記共通電極駆動回路は、前記極性反転信号に基づいて前記共通電極を駆動することを特徴とする。
第3の発明は、表示すべき画像を表わす複数の映像信号をそれぞれ伝達するための複数の映像信号線と、前記複数の映像信号線と交差する複数の走査信号線と、前記複数の映像信号線と前記複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数のスイッチ素子と、前記複数のスイッチ素子にそれぞれ接続された複数の画素電極と、前記複数の画素電極と対向して設けられた共通電極と、前記映像信号を前記複数の映像信号線に供給する映像信号線駆動回路と、前記複数の走査信号線を選択的に駆動する走査信号線駆動回路とを備え、前記画素電極と前記共通電極とを含む画素形成部に印加される電圧の極性が各映像信号線につき所定本数の走査信号線毎に反転するとともに各走査信号線につき映像信号線1本毎に反転する表示装置の駆動回路であって、
前記電圧の極性を決定する極性決定手段を備え、
前記極性決定手段は、連続する所定数のフレーム期間を1ブロックフレーム期間としてグループ化することにより得られる各ブロックフレーム期間に、前記所定本数として予め決められた2種類以上の反転周期本数のそれぞれに基づいて前記電圧の極性が反転するフレーム期間が含まれるように、前記電圧の極性を決定し、
前記反転周期本数は、2以上の自然数であることを特徴とする。
前記電圧の極性を決定する極性決定手段を備え、
前記極性決定手段は、連続する所定数のフレーム期間を1ブロックフレーム期間としてグループ化することにより得られる各ブロックフレーム期間に、前記所定本数として予め決められた2種類以上の反転周期本数のそれぞれに基づいて前記電圧の極性が反転するフレーム期間が含まれるように、前記電圧の極性を決定し、
前記反転周期本数は、2以上の自然数であることを特徴とする。
第4の発明は、第3の発明において、
前記極性決定手段は、前記電圧の極性を決定するための極性反転信号を生成し、
前記映像信号線駆動回路は、前記極性反転信号に基づいて前記映像信号を前記複数の映像信号線に供給することを特徴とする。
前記極性決定手段は、前記電圧の極性を決定するための極性反転信号を生成し、
前記映像信号線駆動回路は、前記極性反転信号に基づいて前記映像信号を前記複数の映像信号線に供給することを特徴とする。
第5の発明は、第1から第4の発明において、
前記極性決定手段は、前記ブロックフレーム期間において各画素形成部に印加される前記電圧の極性が正になるフレーム期間の数と負になるフレーム期間の数とが同じになるように前記電圧の極性を決定することを特徴とする。
前記極性決定手段は、前記ブロックフレーム期間において各画素形成部に印加される前記電圧の極性が正になるフレーム期間の数と負になるフレーム期間の数とが同じになるように前記電圧の極性を決定することを特徴とする。
第6の発明は、第1から第5の発明において、
前記極性決定手段は、前記複数の走査信号線のうち前記反転周期本数に基づいて正の極性の電圧が印加される前記画素形成部に接続された走査信号線であって前記反転周期本数の1本目に対応する走査信号線が前記フレーム期間毎に異なるように前記電圧の極性を決定することを特徴とする。
前記極性決定手段は、前記複数の走査信号線のうち前記反転周期本数に基づいて正の極性の電圧が印加される前記画素形成部に接続された走査信号線であって前記反転周期本数の1本目に対応する走査信号線が前記フレーム期間毎に異なるように前記電圧の極性を決定することを特徴とする。
第7の発明は、第1から第6までの発明のいずれかの駆動回路を備えていることを特徴とする液晶表示装置である。
第8の発明は、表示すべき画像を表わす複数の映像信号をそれぞれ伝達するための複数の映像信号線と、前記複数の映像信号線と交差する複数の走査信号線と、前記複数の映像信号線と前記複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数のスイッチ素子と、前記複数のスイッチ素子にそれぞれ接続された複数の画素電極と、前記複数の画素電極と対向して設けられた共通電極と、前記映像信号を前記複数の映像信号線に供給する映像信号線駆動回路と、前記複数の走査信号線を選択的に駆動する走査信号線駆動回路と、前記共通電極を駆動する共通電極駆動回路とを備え、前記画素電極と前記共通電極とを含む画素形成部に印加される電圧の極性が各映像信号線につき所定本数の走査信号線毎に反転する表示装置の駆動方法であって、
連続する所定数のフレーム期間を1ブロックフレーム期間としてグループ化することにより得られる各ブロックフレーム期間に、前記所定本数として予め決められた2種類以上の反転周期本数のそれぞれに基づいて前記電圧の極性が反転するフレーム期間が含まれるように、前記電圧の極性を決定する極性決定ステップを含み、
前記反転周期本数は、2以上の自然数であることを特徴とする。
連続する所定数のフレーム期間を1ブロックフレーム期間としてグループ化することにより得られる各ブロックフレーム期間に、前記所定本数として予め決められた2種類以上の反転周期本数のそれぞれに基づいて前記電圧の極性が反転するフレーム期間が含まれるように、前記電圧の極性を決定する極性決定ステップを含み、
前記反転周期本数は、2以上の自然数であることを特徴とする。
第9の発明は、表示すべき画像を表わす複数の映像信号をそれぞれ伝達するための複数の映像信号線と、前記複数の映像信号線と交差する複数の走査信号線と、前記複数の映像信号線と前記複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数のスイッチ素子と、前記複数のスイッチ素子にそれぞれ接続された複数の画素電極と、前記複数の画素電極と対向して設けられた共通電極と、前記映像信号を前記複数の映像信号線に供給する映像信号線駆動回路と、前記複数の走査信号線を選択的に駆動する走査信号線駆動回路とを備え、前記画素電極と前記共通電極とを含む画素形成部に印加される電圧の極性が各映像信号線につき所定本数の走査信号線毎に反転するとともに各走査信号線につき映像信号線1本毎に反転する表示装置の駆動方法であって、
連続する所定数のフレーム期間を1ブロックフレーム期間としてグループ化することにより得られる各ブロックフレーム期間に、前記所定本数として予め決められた2種類以上の反転周期本数のそれぞれに基づいて前記電圧の極性が反転するフレーム期間が含まれるように、前記電圧の極性を決定する極性決定ステップを含み、
前記反転周期本数は、2以上の自然数であることを特徴とする。
連続する所定数のフレーム期間を1ブロックフレーム期間としてグループ化することにより得られる各ブロックフレーム期間に、前記所定本数として予め決められた2種類以上の反転周期本数のそれぞれに基づいて前記電圧の極性が反転するフレーム期間が含まれるように、前記電圧の極性を決定する極性決定ステップを含み、
前記反転周期本数は、2以上の自然数であることを特徴とする。
第10の発明は、第8の発明および第9の発明において、
前記極性決定ステップでは、前記ブロックフレーム期間において各画素形成部に印加される前記電圧の極性が正になるフレーム期間の数と負になるフレーム期間の数とが同じになるように前記電圧の極性が決定されることを特徴とする。
前記極性決定ステップでは、前記ブロックフレーム期間において各画素形成部に印加される前記電圧の極性が正になるフレーム期間の数と負になるフレーム期間の数とが同じになるように前記電圧の極性が決定されることを特徴とする。
第11の発明は、第8から第10の発明において、
前記極性決定ステップでは、前記複数の走査信号線のうち前記反転周期本数に基づいて正の極性の電圧が印加される前記画素形成部に接続された走査信号線であって前記反転周期本数の1本目に対応する走査信号線が前記フレーム期間毎に異なるように前記電圧の極性が決定されることを特徴とする。
前記極性決定ステップでは、前記複数の走査信号線のうち前記反転周期本数に基づいて正の極性の電圧が印加される前記画素形成部に接続された走査信号線であって前記反転周期本数の1本目に対応する走査信号線が前記フレーム期間毎に異なるように前記電圧の極性が決定されることを特徴とする。
上記第1の発明によれば、ライン反転駆動が採用された表示装置の駆動回路において、各ブロックフレーム期間には、2種類以上の反転周期本数のそれぞれに基づいて画素電圧の極性が反転するフレーム期間が含まれる。反転周期本数は2以上の自然数であり、各ブロックフレーム期間において、例えば3H反転駆動が行われるフレーム期間と2H反転駆動が行われるフレーム期間とが交互に繰り返される。このため、従来より行われている1H反転駆動、2H反転駆動、1H反転駆動と2H反転駆動とを組み合わせた駆動等の駆動方式よりも画素電圧の極性の反転する周期が長くなる。これにより、駆動回路の駆動周波数が低減されるので、液晶の交流駆動に起因する消費電力の増加の抑制や不要輻射の低減が可能となる。また、画素電圧の極性の時間的変化が従来よりも複雑なものとなる。これにより、画素電圧の極性の規則的な変化に起因する画質の劣化が抑制される。
上記第2の発明によれば、映像信号線駆動回路と共通電極駆動回路とが極性決定手段によって生成された極性反転信号に基づいて動作することにより、上記第1の発明と同様の効果を奏する駆動回路が実現される。
上記第3の発明によれば、ドット反転駆動が採用された表示装置の駆動回路において、各ブロックフレーム期間には、2種類以上の反転周期本数のそれぞれに基づいて画素電圧の極性が反転するフレーム期間が含まれる。これにより、画質の劣化を効果的に抑制しつつ、上記第1の発明と同様の効果を奏するドット反転駆動方式の表示装置の駆動回路が実現される。
上記第4の発明によれば、映像信号線駆動回路が極性決定手段によって生成された極性反転信号に基づいて動作することにより、上記第3の発明と同様の効果を奏するドット反転駆動方式の表示装置の駆動回路が実現される。
上記第5の発明によれば、各画素形成部に正の極性の電圧が印加される期間の長さと負の極性の電圧が印加される期間の長さとが同じになる。これにより、液晶の劣化を抑止しつつ、上記第1から第4の発明と同様の効果を奏する駆動回路が実現される。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
<1 第1の実施形態>
<1.1 全体の構成および動作>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置の全体構成を示すブロック図である。この液晶表示装置は、表示制御回路200と映像信号線駆動回路400と走査信号線駆動回路300と液晶パネル500とを備えている。液晶パネル500の内部には、複数の走査信号線GL1〜GLmと複数の映像信号線SL1〜SLnとが互いに格子状に設けられており、その複数の走査信号線と映像信号線との交差点にそれぞれ対応してTFT等のスイッチ素子51が設けられている。スイッチ素子51は画素電極52に接続され、画素電極52と対向して共通電極53が設けられている。画素電極52と共通電極53との間には液晶層があり、画素電極52と共通電極53と液晶層等とによってひとつの画素形成部が構成されている。画素形成部には画素容量が形成されており、画素容量には画素値を示す電圧が保持される。走査信号線GL1〜GLmは走査信号線駆動回路300と接続され、 映像信号線SL1〜SLnは映像信号線駆動回路400と接続されている。なお、本説明では、m本の走査信号線とn本の映像信号線とが設けられているものとする。また、本実施形態では、駆動方式にはライン反転駆動が採用されている。
<1.1 全体の構成および動作>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置の全体構成を示すブロック図である。この液晶表示装置は、表示制御回路200と映像信号線駆動回路400と走査信号線駆動回路300と液晶パネル500とを備えている。液晶パネル500の内部には、複数の走査信号線GL1〜GLmと複数の映像信号線SL1〜SLnとが互いに格子状に設けられており、その複数の走査信号線と映像信号線との交差点にそれぞれ対応してTFT等のスイッチ素子51が設けられている。スイッチ素子51は画素電極52に接続され、画素電極52と対向して共通電極53が設けられている。画素電極52と共通電極53との間には液晶層があり、画素電極52と共通電極53と液晶層等とによってひとつの画素形成部が構成されている。画素形成部には画素容量が形成されており、画素容量には画素値を示す電圧が保持される。走査信号線GL1〜GLmは走査信号線駆動回路300と接続され、 映像信号線SL1〜SLnは映像信号線駆動回路400と接続されている。なお、本説明では、m本の走査信号線とn本の映像信号線とが設けられているものとする。また、本実施形態では、駆動方式にはライン反転駆動が採用されている。
表示制御回路200は、画像情報を示す画像データDvおよびタイミングを取るための表示制御データDcをこの液晶表示装置の外部の信号源から受け取り、画像データDvに基づいて画像信号Daを出力する。また、表示制御回路200は、表示制御データDcに基づいて、極性反転信号POLと、映像信号線駆動回路400を制御するためのクロック信号CK、スタートパルス信号SP、およびロード信号LDと、走査信号線駆動回路300を制御するための水平同期信号Hsyn、垂直同期信号Vsynとを出力する。なお、この表示制御回路200によって極性決定手段が実現されている。
映像信号線駆動回路400には、液晶パネル500に表示すべき画像を表すデータが画像信号Daとして供給されると共に、タイミングを示す信号としてクロック信号CK、スタートパルス信号SP、ロード信号LD、および極性反転信号POLが供給される。映像信号線駆動回路400は、これらの信号CK、SP、LD、POLに基づき、液晶パネル500を駆動するための映像信号(以下「駆動用映像信号」ともいう)を生成し、これを液晶パネル500の各映像信号線に印加する。
走査信号線駆動回路300は、水平同期信号Hsynおよび垂直同期信号Vsynに基づき、液晶パネル500における走査信号線を1水平走査期間ずつ順次に選択するために各走査信号線に印加すべき走査信号を生成し、全走査信号線のそれぞれを順に選択するためのアクティブな走査信号の各走査信号線への印加を1垂直走査期間を周期として繰り返す。
表示制御回路200から出力された極性反転信号POLはインバータ700にも入力され、インバータ700でその極性が反転される。その極性の反転後の極性反転信号(以下、「反転後極性反転信号」という。)POLrは、インバータ700から出力され、共通電極駆動回路600に入力される。共通電極駆動回路600は、反転後極性反転信号POLrに基づいて所定の電圧レベルの共通電極信号Vcomを出力する。このとき、共通電極信号Vcomの極性は、反転後極性反転信号POLrの極性と同じになる。すなわち、共通電極信号Vcomの極性は、極性反転信号POLの極性とは逆の極性となる。
以上のように、走査信号線駆動回路300から走査信号が、映像信号線駆動回路400から駆動用映像信号が、共通電極駆動回路600から共通電極信号Vcomがそれぞれ出力されることにより、外部から受け取った画像データDvの表す画像が液晶パネル500に表示される。
<1.2 映像信号線駆動回路>
図2は、本実施形態に係る映像信号線駆動回路400の詳細な構成を示すブロック図である。映像信号線駆動回路400には、シフトレジスタ41と、各映像信号線に対応して設けられたD/A(Digital−to−Analog)変換器42と、ラッチ回路43とが含まれている。シフトレジスタ41は、スタートパルス信号SPとクロック信号CKとを受け取り、そのスタートパルス信号SPに含まれる1つのパルスをクロック信号CKに応じて入力端から出力端へと順次転送する。また、この転送に応じて、サンプリングパルスがD/A変換器42に順次入力される。D/A変換器42は、サンプリングパルスを受け取ると、そのときにD/A変換器42に入力されている画像信号Daと極性反転信号POLとに基づいて、内部画像信号Dを出力する。このとき、出力される内部画像信号Dの極性は極性反転信号POLの極性と同じになる。D/A変換器42から出力された内部画像信号Dはラッチ回路43に入力され、ラッチ回路43内で保持される。ラッチ回路43は、表示制御回路200から出力されるロード信号LDを受け取り、そのロード信号LDのパルスのタイミングに応じて、内部画像信号Dを駆動用映像信号として出力する。
図2は、本実施形態に係る映像信号線駆動回路400の詳細な構成を示すブロック図である。映像信号線駆動回路400には、シフトレジスタ41と、各映像信号線に対応して設けられたD/A(Digital−to−Analog)変換器42と、ラッチ回路43とが含まれている。シフトレジスタ41は、スタートパルス信号SPとクロック信号CKとを受け取り、そのスタートパルス信号SPに含まれる1つのパルスをクロック信号CKに応じて入力端から出力端へと順次転送する。また、この転送に応じて、サンプリングパルスがD/A変換器42に順次入力される。D/A変換器42は、サンプリングパルスを受け取ると、そのときにD/A変換器42に入力されている画像信号Daと極性反転信号POLとに基づいて、内部画像信号Dを出力する。このとき、出力される内部画像信号Dの極性は極性反転信号POLの極性と同じになる。D/A変換器42から出力された内部画像信号Dはラッチ回路43に入力され、ラッチ回路43内で保持される。ラッチ回路43は、表示制御回路200から出力されるロード信号LDを受け取り、そのロード信号LDのパルスのタイミングに応じて、内部画像信号Dを駆動用映像信号として出力する。
以上のように、共通電極信号Vcomは共通電極駆動回路600で、駆動用映像信号は映像信号線駆動回路400でそれぞれ生成され、共通電極信号Vcomの極性も駆動用映像信号の極性も極性反転信号POLの極性に基づいたものとなる。また、各画素形成部の画素電圧の極性は、画素形成部が接続されている走査信号線が選択されているときの共通電極信号Vcomおよび駆動用映像信号の極性によって決定される。したがって、画素形成部の画素電圧の極性の空間的、時間的変化は極性反転信号POLの極性の時間的変化に応じたものとなる。本実施形態では、画素形成部の画素電圧の極性について所望の変化が得られるように、所定のタイミングで極性が反転する極性反転信号POLが表示制御回路200から出力される。
<1.3 駆動方法>
次に、図3および図4を参照しつつ、本実施形態に係る液晶表示装置の駆動方法について説明する。図3は、本実施形態における駆動方法について説明するための信号波形図である。図3(a)、(b)、(c)は、それぞれ、表示制御回路200から出力される極性反転信号POL、映像信号線駆動回路400から出力される駆動用映像信号Vs、共通電極駆動回路600から出力される共通電極信号Vcomの波形を示している。本実施形態では、従来のフレーム期間に相当するサブフレーム期間毎に極性反転信号POLの波形(時間的変化)が切り換えられる。サブフレーム期間は、「第1のサブフレーム期間SF1、第2のサブフレーム期間SF2、第3のサブフレーム期間SF3、第4のサブフレーム期間SF4」の順に切り換えられる。そして、この液晶表示装置の動作中、これら第1のサブフレーム期間SF1から第4のサブフレーム期間SF4までの期間(以下、便宜上「ブロックフレーム」という。)BFが繰り返される。なお、以下の説明において、各信号の極性および画素電圧の極性は次のように示す。極性反転信号POLについては、ハイレベル(Hレベル)のときを正極性、ローレベル(Lレベル)のときを負極性とする。駆動用映像信号Vsと共通電極信号Vcomについては、それらの共通する基準電位Vbよりも電位が高いときを正極性、それらの共通する基準電位Vbよりも電位が低いときを負極性とする。画素電圧については、駆動用映像信号Vsの示す電位が共通電極信号Vcomの示す電位よりも高いときを正極性、駆動用映像信号Vsの示す電位が共通電極信号Vcomの示す電位よりも低いときを負極性とする。
次に、図3および図4を参照しつつ、本実施形態に係る液晶表示装置の駆動方法について説明する。図3は、本実施形態における駆動方法について説明するための信号波形図である。図3(a)、(b)、(c)は、それぞれ、表示制御回路200から出力される極性反転信号POL、映像信号線駆動回路400から出力される駆動用映像信号Vs、共通電極駆動回路600から出力される共通電極信号Vcomの波形を示している。本実施形態では、従来のフレーム期間に相当するサブフレーム期間毎に極性反転信号POLの波形(時間的変化)が切り換えられる。サブフレーム期間は、「第1のサブフレーム期間SF1、第2のサブフレーム期間SF2、第3のサブフレーム期間SF3、第4のサブフレーム期間SF4」の順に切り換えられる。そして、この液晶表示装置の動作中、これら第1のサブフレーム期間SF1から第4のサブフレーム期間SF4までの期間(以下、便宜上「ブロックフレーム」という。)BFが繰り返される。なお、以下の説明において、各信号の極性および画素電圧の極性は次のように示す。極性反転信号POLについては、ハイレベル(Hレベル)のときを正極性、ローレベル(Lレベル)のときを負極性とする。駆動用映像信号Vsと共通電極信号Vcomについては、それらの共通する基準電位Vbよりも電位が高いときを正極性、それらの共通する基準電位Vbよりも電位が低いときを負極性とする。画素電圧については、駆動用映像信号Vsの示す電位が共通電極信号Vcomの示す電位よりも高いときを正極性、駆動用映像信号Vsの示す電位が共通電極信号Vcomの示す電位よりも低いときを負極性とする。
まず、極性反転信号POLの極性の時間的変化について図3(a)を参照しつつ説明する。第1のサブフレーム期間SF1には、最初の3水平走査期間中の極性を正として3水平走査期間毎に極性が反転する。第2のサブフレーム期間SF2には、最初の3水平走査期間中の極性を負として3水平走査期間毎に極性が反転する。第3のサブフレーム期間SF3には、最初の2水平走査期間中の極性を正として2水平走査期間毎に極性が反転する。第4のサブフレーム期間SF4には、最初の2水平走査期間中の極性を負として2水平走査期間毎に極性が反転する。
次に、図3(b)および(c)を参照しつつ、駆動用映像信号Vsおよび共通電極信号Vcomの極性の変化について説明する。上述したとおり、駆動用映像信号Vsは、映像信号線駆動回路400で生成され、その極性は極性反転信号POLの極性と同じになる。一方、共通電極信号Vcomは、共通電極駆動回路600で生成され、その極性は極性反転信号POLの極性とは逆になる。このため、駆動用映像信号Vsおよび共通電極信号Vcomの波形はそれぞれ図3(b)および(c)に示すようなものとなる。このように、駆動用映像信号Vsと共通電極信号Vcomとは、その極性が互いに逆になる。そして、駆動用映像信号Vsの極性が正かつ共通電極信号Vcomの極性が負のときに走査信号線駆動回路300によって選択された走査信号線に接続された画素形成部の画素電圧の極性は正となる。一方、駆動用映像信号Vsの極性が負かつ共通電極信号Vcomの極性が正のときに走査信号線駆動回路300によって選択された走査信号線に接続された画素形成部の画素電圧の極性は負となる。
次に、図4を参照しつつ、本実施形態における画素形成部の画素電圧の極性の空間的、時間的変化について説明する。なお、説明の便宜上、1行目から8行目までの走査信号線GL1〜GL8と1列目から5列目までの映像信号線SL1〜SL5との交差点に対応して設けられている画素形成部についてのみ示している。図4(a)〜(d)は、ブロックフレームBF中の第1から第4のサブフレーム期間SF1〜SF4における各画素形成部の画素電圧の極性を示している。第1のサブフレーム期間SF1には、各走査信号線に接続された画素形成部の画素電圧の極性は、1行目から垂直方向に順に(1行目の走査信号線に接続された画素形成部から垂直方向に順に)「+、+、+、−、−、−、+、+、+、−、−、−、・・・」となる。第2のサブフレーム期間SF2には、その極性は1行目から垂直方向に順に「−、−、−、+、+、+、−、−、−、+、+、+、・・・」となる。第3のサブフレーム期間SF3には、その極性は1行目から垂直方向に順に「+、+、−、−、+、+、−、−、・・・」となる。第4のサブフレーム期間SF4には、その極性は1行目から垂直方向に順に「−、−、+、+、−、−、+、+、・・・」となる。図4(e)は、図4(a)〜(d)に示すサブフレーム期間SF1〜SF4を含むブロックフレームの次のブロックフレームBF中の第1のサブフレーム期間SF1における各画素形成部の画素電圧の極性を示している。図4(e)に示すように、画素電圧の極性は1行目から垂直方向に順に「+、+、+、−、−、−、+、+、+、−、−、−、・・・」となる。これは図4(a)に示すものと同じである。
図4(a)および(b)に示すように、第1のサブフレーム期間SF1と第2のサブフレーム期間SF2とで、従来の3H反転駆動が行われている。また、図4(c)および(d)に示すように、第3のサブフレーム期間SF3と第4のサブフレーム期間SF4とで、従来の2H反転駆動が行われている。そして、第4のサブフレーム期間SF4が終了すると、再度第1のサブフレーム期間SF1となっている。このように、第1のサブフレーム期間SF1から第4のサブフレーム期間SF4までをブロックフレームBFとして、そのブロックフレームBFが繰り返される。これにより、液晶表示装置の動作中、3H反転駆動と2H反転駆動とが交互に繰り返される。
<1.4 効果>
以上説明したように、本実施形態では、3H反転駆動と2H反転駆動とが交互に繰り返される。このため、従来より行われている1H反転駆動、2H反転駆動、1H反転駆動と2H反転駆動とを組み合わせた駆動等の駆動方式よりも画素電圧の極性の反転する周期が長くなる。これにより、駆動回路の駆動周波数が低減されるので液晶の交流駆動に起因する消費電力の増加を抑制することができる。また、駆動回路の駆動周波数が低くなるので、不要輻射が低減される。このため、不要輻射を低減するための部品等が不要となり、コスト削減や装置の薄型化、軽量化が実現される。さらに、画素電圧の極性の時間的変化が従来よりも複雑なものとなるので、画素電圧の極性の規則的な変化に起因する画質の劣化が抑制される。
以上説明したように、本実施形態では、3H反転駆動と2H反転駆動とが交互に繰り返される。このため、従来より行われている1H反転駆動、2H反転駆動、1H反転駆動と2H反転駆動とを組み合わせた駆動等の駆動方式よりも画素電圧の極性の反転する周期が長くなる。これにより、駆動回路の駆動周波数が低減されるので液晶の交流駆動に起因する消費電力の増加を抑制することができる。また、駆動回路の駆動周波数が低くなるので、不要輻射が低減される。このため、不要輻射を低減するための部品等が不要となり、コスト削減や装置の薄型化、軽量化が実現される。さらに、画素電圧の極性の時間的変化が従来よりも複雑なものとなるので、画素電圧の極性の規則的な変化に起因する画質の劣化が抑制される。
<1.5 変形例>
<1.5.1 変形例1>
上記実施形態では反転周期本数は「3」と「2」であったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、反転周期本数が「2」と「4」である例について説明する。図5は、上記実施形態の変形例に係る液晶表示装置における画素形成部の画素電圧の極性の空間的、時間的変化を示している。本変形例においても、ブロックフレームBFには第1から第4のサブフレーム期間SF1〜SF4が含まれている。そして、図5(a)および(b)に示すように、第1のサブフレーム期間SF1と第2のサブフレーム期間SF2とで、従来の2H反転駆動が行われている。また、図5(c)および(d)に示すように、第3のサブフレーム期間SF3と第4のサブフレーム期間SF4とで、従来の4H反転駆動が行われている。
<1.5.1 変形例1>
上記実施形態では反転周期本数は「3」と「2」であったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、反転周期本数が「2」と「4」である例について説明する。図5は、上記実施形態の変形例に係る液晶表示装置における画素形成部の画素電圧の極性の空間的、時間的変化を示している。本変形例においても、ブロックフレームBFには第1から第4のサブフレーム期間SF1〜SF4が含まれている。そして、図5(a)および(b)に示すように、第1のサブフレーム期間SF1と第2のサブフレーム期間SF2とで、従来の2H反転駆動が行われている。また、図5(c)および(d)に示すように、第3のサブフレーム期間SF3と第4のサブフレーム期間SF4とで、従来の4H反転駆動が行われている。
本変形例においても、上記実施形態と同様、従来よりも画素電圧の極性の変化する周期が長くなり、その極性の変化の規則性も複雑なものとなる。これにより、消費電力の低減、不要輻射の低減、画質劣化の抑制が実現される。
<1.5.2 変形例2>
上記実施形態および上記変形例においてはブロックフレームBFに含まれるサブフレーム期間は4期間であったが、本発明はこれに限定されるものではない。以下、ブロックフレームBFに含まれるサブフレーム期間が6期間である例について図6を参照しつつ説明する。本変形例においては、ブロックフレームBFには第1から第6のサブフレーム期間SF1〜SF6が含まれている。図6(a)〜(f)はブロックフレームBF中の第1から第6のサブフレーム期間SF1〜SF6における各画素形成部の画素電圧の極性を示している。図6(g)は、図6(a)〜(f)に示すサブフレーム期間SF1〜SF6を含むブロックフレームの次のブロックフレームBF中の第1のサブフレーム期間SF1における各画素形成部の画素電圧の極性を示している。
上記実施形態および上記変形例においてはブロックフレームBFに含まれるサブフレーム期間は4期間であったが、本発明はこれに限定されるものではない。以下、ブロックフレームBFに含まれるサブフレーム期間が6期間である例について図6を参照しつつ説明する。本変形例においては、ブロックフレームBFには第1から第6のサブフレーム期間SF1〜SF6が含まれている。図6(a)〜(f)はブロックフレームBF中の第1から第6のサブフレーム期間SF1〜SF6における各画素形成部の画素電圧の極性を示している。図6(g)は、図6(a)〜(f)に示すサブフレーム期間SF1〜SF6を含むブロックフレームの次のブロックフレームBF中の第1のサブフレーム期間SF1における各画素形成部の画素電圧の極性を示している。
図6(a)および(b)に示すように、第1のサブフレーム期間SF1と第2のサブフレーム期間SF2とで、従来の2H反転駆動が行われている。また、図6(c)および(d)に示すように、第3のサブフレーム期間SF3と第4のサブフレーム期間SF4とで、従来の3H反転駆動が行われている。さらに、図6(e)および(f)に示すように、第5のサブフレーム期間SF5と第6のサブフレーム期間SF6とで、従来の4H反転駆動が行われている。
以上のように、ブロックフレームBFに含まれるサブフレーム期間は4期間に限定されるものではない。また、2種類の駆動方式の組み合わせに限定されるものではない。ブロックフレームBFに含まれるサブフレーム期間が6期間以上のものであってもよいし、3種類以上の駆動方式の組み合わせであってもよい。
<1.5.3 変形例3>
図7は、上記実施形態のさらに別の変形例に係る液晶表示装置における画素形成部の画素電圧の極性の空間的、時間的変化を示す図である。本変形例においては、ブロックフレームBFには第1から第10のサブフレーム期間SF1〜SF10が含まれている。図7(a)〜(j)はブロックフレームBF中の第1から第10のサブフレーム期間SF1〜SF10における各画素形成部の画素電圧の極性を示し、図7(k)は図7(a)〜(j)に示すサブフレーム期間SF1〜SF10を含むブロックフレームBFの次のブロックフレームBF中の第1のサブフレーム期間SF1における各画素形成部の画素電圧の極性を示している。
図7は、上記実施形態のさらに別の変形例に係る液晶表示装置における画素形成部の画素電圧の極性の空間的、時間的変化を示す図である。本変形例においては、ブロックフレームBFには第1から第10のサブフレーム期間SF1〜SF10が含まれている。図7(a)〜(j)はブロックフレームBF中の第1から第10のサブフレーム期間SF1〜SF10における各画素形成部の画素電圧の極性を示し、図7(k)は図7(a)〜(j)に示すサブフレーム期間SF1〜SF10を含むブロックフレームBFの次のブロックフレームBF中の第1のサブフレーム期間SF1における各画素形成部の画素電圧の極性を示している。
図7(a)〜(d)に示すように、第1から第4のサブフレーム期間SF1〜SF4には、極性をプラスにする走査信号線をサブフレーム期間毎に1本ずつずらす2H反転駆動が行われている。また、図7(e)〜(j)に示すように、第5から第10のサブフレーム期間SF5〜SF10には、極性をプラスにする走査信号線をサブフレーム期間毎に1本ずつずらす3H反転駆動が行われている。なお、極性をプラスにする走査信号線について、サブフレーム期間毎にずらす本数は1本に限定されるものではなく、2本以上であってもよい。
上記変形例のように画素形成部の画素電圧の極性を変化させることにより、上記第1の実施形態と同様であるところの2H反転駆動と3H反転駆動との組み合わせであっても、極性の空間的、時間的変化をより複雑なものとすることができる。
<2 第2の実施形態>
<2.1 全体の構成および動作>
図8は、本発明の第2の実施形態に係る液晶表示装置の全体構成を示すブロック図である。図9は、本実施形態における映像信号線駆動回路400の詳細な構成を示すブロック図である。なお、第1の実施形態と同様の構成のものについては同一の参照符号を付し、説明を省略する。本実施形態では、第1の実施形態とは異なり、駆動方式にはドット反転駆動が採用されている。
<2.1 全体の構成および動作>
図8は、本発明の第2の実施形態に係る液晶表示装置の全体構成を示すブロック図である。図9は、本実施形態における映像信号線駆動回路400の詳細な構成を示すブロック図である。なお、第1の実施形態と同様の構成のものについては同一の参照符号を付し、説明を省略する。本実施形態では、第1の実施形態とは異なり、駆動方式にはドット反転駆動が採用されている。
本実施形態に係る液晶表示装置には、第1の実施形態とは異なり、図1に示している共通電極駆動回路600やインバータ700は設けられていない。表示制御回路200が一定の電圧レベルを示す共通電極信号Vcomを出力し、その共通電極信号Vcomが共通電極に供給される。このため、共通電極の電位は一定に固定される。また、映像信号線駆動回路400には、図9に示すようにインバータ44が設けられている。より詳しくは、隣接する2つのD/A変換器42に入力される極性反転信号POLの極性が逆になるようにインバータ44が設けられている。
<2.2 駆動方法>
次に、図10および図11を参照しつつ、本実施形態に係る液晶表示装置の駆動方法について説明する。図10は、本実施形態における駆動方法について説明するための信号波形図である。図10(a)、(b)、(c)は、それぞれ、表示制御回路200から出力される極性反転信号POL、映像信号線駆動回路400から奇数列目の映像信号線に供給される駆動用映像信号Vs1、映像信号線駆動回路400から偶数列目の映像信号線に供給される駆動用映像信号Vs2の波形を示している。図10に示すように、本実施形態においても、ブロックフレームBFには第1から第4のサブフレーム期間SF1〜SF4が含まれており、液晶表示装置の動作中、このブロックフレームBFが繰り返される。また、極性反転信号POLの波形はサブフレーム期間毎に切り換えられる。
次に、図10および図11を参照しつつ、本実施形態に係る液晶表示装置の駆動方法について説明する。図10は、本実施形態における駆動方法について説明するための信号波形図である。図10(a)、(b)、(c)は、それぞれ、表示制御回路200から出力される極性反転信号POL、映像信号線駆動回路400から奇数列目の映像信号線に供給される駆動用映像信号Vs1、映像信号線駆動回路400から偶数列目の映像信号線に供給される駆動用映像信号Vs2の波形を示している。図10に示すように、本実施形態においても、ブロックフレームBFには第1から第4のサブフレーム期間SF1〜SF4が含まれており、液晶表示装置の動作中、このブロックフレームBFが繰り返される。また、極性反転信号POLの波形はサブフレーム期間毎に切り換えられる。
図10(a)を参照しつつ、極性反転信号POLの極性の時間的変化について説明する。第1のサブフレーム期間SF1には、最初の2水平走査期間中の極性を正として2水平走査期間毎に極性が反転する。第2のサブフレーム期間SF2には、最初の2水平走査期間中の極性を負として2水平走査期間毎に極性が反転する。第3のサブフレーム期間SF3には、最初の3水平走査期間中の極性を正として3水平走査期間毎に極性が反転する。第4のサブフレーム期間SF4には、最初の3水平走査期間中の極性を負として3水平走査期間毎に極性が反転する。
次に、図10(b)および(c)を参照しつつ、駆動用映像信号Vs1、Vs2の極性の時間的変化について説明する。上述したとおり、映像信号線駆動回路400には、隣接する2つのD/A変換器42に入力される極性反転信号POLの極性が逆になるようにインバータ44が設けられている。本実施形態では、偶数列目の映像信号線に対応するA/D変換器42にのみインバータ44が接続して設けられている。このため、偶数列目の映像信号線に対応するA/D変換器42に入力される極性反転信号POLの極性は、表示制御回路200から出力される極性反転信号POLの極性とは逆の極性となる。その結果、奇数列目の映像信号線に供給される駆動用映像信号Vs1および偶数列目の映像信号線に供給される駆動用映像信号Vs2の波形は、それぞれ図10(b)、(c)に示すようなものとなる。また、共通電極信号Vcomの波形は図10(b)および(c)において点線で示すようなものであるので、共通電極の電位は固定される。これにより、駆動用映像信号の極性が正であるときに走査信号線駆動回路300によって選択された走査信号線に接続された画素形成部の画素電圧の極性は正になる。一方、駆動用映像信号Vsの極性が負であるときに走査信号線駆動回路300によって選択された走査信号線に接続された画素形成部の画素電圧の極性は負になる。
次に、図11を参照しつつ、本実施形態における画素形成部の画素電圧の極性の空間的、時間的変化について説明する。なお、説明の便宜上、1行目から8行目までの走査信号線GL1〜GL8と1列目から5列目までの映像信号線SL1〜SL5との交差点に対応して設けられている画素形成部についてのみ示している。図11(a)〜(d)は、ブロックフレームBF中の第1から第4のサブフレーム期間SF1〜SF4における各画素形成部の画素電圧の極性を示している。また、図11(e)は、図11(a)〜(d)に示すサブフレーム期間SF1〜SF4を含むブロックフレームBFの次のブロックフレームBF中の第1のサブフレーム期間SF1における各画素形成部の画素電圧の極性を示している。
まず、奇数列目の映像信号線に接続された画素形成部について説明する。第1のサブフレーム期間SF1には、各走査信号線に接続された画素形成部の画素電圧の極性は、1行目から垂直方向に順に「+、+、−、−、+、+、−、−、・・・」となる。第2のサブフレーム期間SF2には、その極性は1行目から垂直方向に順に「−、−、+、+、−、−、+、+、・・・」となる。第3のサブフレーム期間SF3には、その極性は1行目から垂直方向に順に「+、+、+、−、−、−、+、+、+、−、−、−、・・・」となる。第4のサブフレーム期間SF4には、その極性は1行目から垂直方向に順に「−、−、−、+、+、+、−、−、−、+、+、+、・・・」となる。
次に、偶数列目の映像信号線に接続された画素形成部について説明する。第1のサブフレーム期間SF1には、各走査信号線に接続された画素形成部の画素電圧の極性は、1行目から垂直方向に順に「−、−、+、+、−、−、+、+、・・・」となる。第2のサブフレーム期間SF2には、その極性は1行目から垂直方向に順に「+、+、−、−、+、+、−、−、・・・」となる。第3のサブフレーム期間SF3には、その極性は1行目から垂直方向に順に「−、−、−、+、+、+、−、−、−、+、+、+、・・・」となる。第4のサブフレーム期間SF4には、その極性は1行目から垂直方向に順に「+、+、+、−、−、−、+、+、+、−、−、−、・・・」となる。
以上のように、水平方向に隣接する2つの画素形成部の極性は、どのサブフレーム期間においても逆になっている。すなわち、ドット反転駆動による駆動が行われている。そして、図11(a)および(b)に示すように、第1のサブフレーム期間SF1と第2のサブフレーム期間SF2とで、従来の2Hドット反転駆動が行われている。また、図11(c)および(d)に示すように、第3のサブフレーム期間SF3と第4のサブフレーム期間SF4とで、従来の3Hドット反転駆動が行われている。このようにして、液晶表示装置の動作中、2Hドット反転駆動と3Hドット反転駆動とが交互に繰り返される。
<2.3 効果>
以上説明したように、本実施形態では、2Hドット反転駆動と3Hドット反転駆動とが交互に繰り返される。このため、上記第1の実施形態と同様、従来より行われている1H反転駆動、2H反転駆動、1H反転駆動と2H反転駆動とを組み合わせた駆動等の駆動方式よりも画素電圧の極性の変化する周期が長くなる。これにより、液晶の交流駆動に起因する消費電力の増加の抑制や不要輻射の低減が実現される。また、画素電圧の極性の空間的変化が上記第1の実施形態よりも更に複雑なものとなるので、画素電圧の極性の規則的な変化に起因する画質の劣化をより効果的に抑制することができる。さらに、上記第1の実施形態の変形例1から3で示した駆動方法をドット反転駆動にも適用することができ、画素電圧の極性の変化をより複雑なものにすることができる。
以上説明したように、本実施形態では、2Hドット反転駆動と3Hドット反転駆動とが交互に繰り返される。このため、上記第1の実施形態と同様、従来より行われている1H反転駆動、2H反転駆動、1H反転駆動と2H反転駆動とを組み合わせた駆動等の駆動方式よりも画素電圧の極性の変化する周期が長くなる。これにより、液晶の交流駆動に起因する消費電力の増加の抑制や不要輻射の低減が実現される。また、画素電圧の極性の空間的変化が上記第1の実施形態よりも更に複雑なものとなるので、画素電圧の極性の規則的な変化に起因する画質の劣化をより効果的に抑制することができる。さらに、上記第1の実施形態の変形例1から3で示した駆動方法をドット反転駆動にも適用することができ、画素電圧の極性の変化をより複雑なものにすることができる。
41…シフトレジスタ
42…D/A変換器
43…ラッチ回路
44、700…インバータ
200…表示制御回路
300…走査信号線駆動回路
400…映像信号線駆動回路
500…液晶パネル
600…共通電極駆動回路
POL…極性反転信号
Vcom…共通電極信号
42…D/A変換器
43…ラッチ回路
44、700…インバータ
200…表示制御回路
300…走査信号線駆動回路
400…映像信号線駆動回路
500…液晶パネル
600…共通電極駆動回路
POL…極性反転信号
Vcom…共通電極信号
Claims (11)
- 表示すべき画像を表わす複数の映像信号をそれぞれ伝達するための複数の映像信号線と、前記複数の映像信号線と交差する複数の走査信号線と、前記複数の映像信号線と前記複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数のスイッチ素子と、前記複数のスイッチ素子にそれぞれ接続された複数の画素電極と、前記複数の画素電極と対向して設けられた共通電極と、前記映像信号を前記複数の映像信号線に供給する映像信号線駆動回路と、前記複数の走査信号線を選択的に駆動する走査信号線駆動回路と、前記共通電極を駆動する共通電極駆動回路とを備え、前記画素電極と前記共通電極とを含む画素形成部に印加される電圧の極性が各映像信号線につき所定本数の走査信号線毎に反転する表示装置の駆動回路であって、
前記電圧の極性を決定する極性決定手段を備え、
前記極性決定手段は、連続する所定数のフレーム期間を1ブロックフレーム期間としてグループ化することにより得られる各ブロックフレーム期間に、前記所定本数として予め決められた2種類以上の反転周期本数のそれぞれに基づいて前記電圧の極性が反転するフレーム期間が含まれるように、前記電圧の極性を決定し、
前記反転周期本数は、2以上の自然数であることを特徴とする、駆動回路。 - 前記極性決定手段は、前記電圧の極性を決定するための極性反転信号を生成し、
前記映像信号線駆動回路は、前記極性反転信号に基づいて前記映像信号を前記複数の映像信号線に供給し、
前記共通電極駆動回路は、前記極性反転信号に基づいて前記共通電極を駆動することを特徴とする、請求項1に記載の駆動回路。 - 表示すべき画像を表わす複数の映像信号をそれぞれ伝達するための複数の映像信号線と、前記複数の映像信号線と交差する複数の走査信号線と、前記複数の映像信号線と前記複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数のスイッチ素子と、前記複数のスイッチ素子にそれぞれ接続された複数の画素電極と、前記複数の画素電極と対向して設けられた共通電極と、前記映像信号を前記複数の映像信号線に供給する映像信号線駆動回路と、前記複数の走査信号線を選択的に駆動する走査信号線駆動回路とを備え、前記画素電極と前記共通電極とを含む画素形成部に印加される電圧の極性が各映像信号線につき所定本数の走査信号線毎に反転するとともに各走査信号線につき映像信号線1本毎に反転する表示装置の駆動回路であって、
前記電圧の極性を決定する極性決定手段を備え、
前記極性決定手段は、連続する所定数のフレーム期間を1ブロックフレーム期間としてグループ化することにより得られる各ブロックフレーム期間に、前記所定本数として予め決められた2種類以上の反転周期本数のそれぞれに基づいて前記電圧の極性が反転するフレーム期間が含まれるように、前記電圧の極性を決定し、
前記反転周期本数は、2以上の自然数であることを特徴とする、駆動回路。 - 前記極性決定手段は、前記電圧の極性を決定するための極性反転信号を生成し、
前記映像信号線駆動回路は、前記極性反転信号に基づいて前記映像信号を前記複数の映像信号線に供給することを特徴とする、請求項3に記載の駆動回路。 - 前記極性決定手段は、前記ブロックフレーム期間において各画素形成部に印加される前記電圧の極性が正になるフレーム期間の数と負になるフレーム期間の数とが同じになるように前記電圧の極性を決定することを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項に記載の駆動回路。
- 前記極性決定手段は、前記複数の走査信号線のうち前記反転周期本数に基づいて正の極性の電圧が印加される前記画素形成部に接続された走査信号線であって前記反転周期本数の1本目に対応する走査信号線が前記フレーム期間毎に異なるように前記電圧の極性を決定することを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項に記載の駆動回路。
- 請求項1から6までのいずれか1項に記載の駆動回路を備える液晶表示装置。
- 表示すべき画像を表わす複数の映像信号をそれぞれ伝達するための複数の映像信号線と、前記複数の映像信号線と交差する複数の走査信号線と、前記複数の映像信号線と前記複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数のスイッチ素子と、前記複数のスイッチ素子にそれぞれ接続された複数の画素電極と、前記複数の画素電極と対向して設けられた共通電極と、前記映像信号を前記複数の映像信号線に供給する映像信号線駆動回路と、前記複数の走査信号線を選択的に駆動する走査信号線駆動回路と、前記共通電極を駆動する共通電極駆動回路とを備え、前記画素電極と前記共通電極とを含む画素形成部に印加される電圧の極性が各映像信号線につき所定本数の走査信号線毎に反転する表示装置の駆動方法であって、
連続する所定数のフレーム期間を1ブロックフレーム期間としてグループ化することにより得られる各ブロックフレーム期間に、前記所定本数として予め決められた2種類以上の反転周期本数のそれぞれに基づいて前記電圧の極性が反転するフレーム期間が含まれるように、前記電圧の極性を決定する極性決定ステップを含み、
前記反転周期本数は、2以上の自然数であることを特徴とする、駆動方法。 - 表示すべき画像を表わす複数の映像信号をそれぞれ伝達するための複数の映像信号線と、前記複数の映像信号線と交差する複数の走査信号線と、前記複数の映像信号線と前記複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数のスイッチ素子と、前記複数のスイッチ素子にそれぞれ接続された複数の画素電極と、前記複数の画素電極と対向して設けられた共通電極と、前記映像信号を前記複数の映像信号線に供給する映像信号線駆動回路と、前記複数の走査信号線を選択的に駆動する走査信号線駆動回路とを備え、前記画素電極と前記共通電極とを含む画素形成部に印加される電圧の極性が各映像信号線につき所定本数の走査信号線毎に反転するとともに各走査信号線につき映像信号線1本毎に反転する表示装置の駆動方法であって、
連続する所定数のフレーム期間を1ブロックフレーム期間としてグループ化することにより得られる各ブロックフレーム期間に、前記所定本数として予め決められた2種類以上の反転周期本数のそれぞれに基づいて前記電圧の極性が反転するフレーム期間が含まれるように、前記電圧の極性を決定する極性決定ステップを含み、
前記反転周期本数は、2以上の自然数であることを特徴とする、駆動方法。 - 前記極性決定ステップでは、前記ブロックフレーム期間において各画素形成部に印加される前記電圧の極性が正になるフレーム期間の数と負になるフレーム期間の数とが同じになるように前記電圧の極性が決定されることを特徴とする、請求項8または9に記載の駆動方法。
- 前記極性決定ステップでは、前記複数の走査信号線のうち前記反転周期本数に基づいて正の極性の電圧が印加される前記画素形成部に接続された走査信号線であって前記反転周期本数の1本目に対応する走査信号線が前記フレーム期間毎に異なるように前記電圧の極性が決定されることを特徴とする、請求項8から10までのいずれか1項に記載の駆動方法。
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