JPH0990914A - 液晶駆動方法 - Google Patents

液晶駆動方法

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JPH0990914A
JPH0990914A JP26636695A JP26636695A JPH0990914A JP H0990914 A JPH0990914 A JP H0990914A JP 26636695 A JP26636695 A JP 26636695A JP 26636695 A JP26636695 A JP 26636695A JP H0990914 A JPH0990914 A JP H0990914A
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signal
liquid crystal
drive
driving
driving method
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JP26636695A
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Koji Yamagishi
浩二 山岸
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、MLS液晶駆動方法にPWM階調
制御方式を採用して、中間階調表示を可能とするととも
に、応答性能を向上させる液晶駆動方法を提供すること
である。 【解決手段】 PWM回路14は、ラッチ回路13から
入力されるIHAT駆動データXOD0,XOD1,E
D0,ED1を、ドライバコントローラ2から入力され
るラッチクロック信号CL1の周期内で、入力PWM信
号発生用クロック信号P0,P1によりパラレル−シリ
アル変換を行い、デコーダ15では、そのパラレル−シ
リアル変換された奇数ライン及び偶数ラインの各シリア
ルデータを、フィールド反転信号CF1,CF2とのE
X−ORを取ることでEX−OR信号C1,C2として
デコードし、そのデコードデータをレベルシフタ16で
レベルシフトしてコントロール信号を生成して、電圧選
択スイッチ17で電圧V1,V2,V3を選択してセグ
メント駆動信号Y1を生成して単純マトリクスLCD6
のセグメント電極を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶駆動方法に係
り、詳細には、複数の走査電極線を選択グループに分け
て駆動制御するMLS液晶駆動方法において、中間階調
を制御する液晶駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のTN(Twisted Nematic )、ST
N(super twisted nematic )型液晶表示装置において
は、コントラスト比の低下と応答速度の減少を抑制する
液晶駆動方法として、複数の走査線を同時に選択するM
LS(Mltiple Line Selection)液晶駆動方法が提案さ
れている。このMLS液晶駆動方法において利用される
階調制御方法としては、フレーム間引き法があり、この
フレーム間引き法では、1フィールド毎の表示データを
ON,OFF(1,0)の2値で制御することを前提と
している。
【0003】このフレーム間引き法に基づいて階調制御
を行うMLS液晶駆動方法において、2ライン同時選択
する場合の駆動波形例を図6に示す。この図6におい
て、X1〜X4はコモン駆動波形であり、X1,X2及
びX3,X4は、それぞれ選択ライン電位がWalsh
関数に基づいて決定されており、選択タイミングは2ラ
イン同時となっている。ここで、X1にOFF(0)、
X2にON(1)及びX3にON(1)、X4にON
(1)を表示させる場合を考えると、セグメント駆動波
形は図中のYnに示すようになる。
【0004】この図6において、コモン駆動波形に示す
フィールド前半及び後半の各一選択期間内に対応するセ
グメント駆動波形Ynは、V1,V2,V3のどれか一
つの電位が設定されており、そのフィールド前半、後半
それぞれ2つの選択期間に設定される選択データの電位
V0,V2,V4と図中のセグメント駆動波形Ynの電
位V1,V2,V3との間の電位差によって、図中に示
すX1,X2及びX3,X4に対応する各表示データが
決定されている。さらに、その2つの選択期間の電位差
によって決定される表示データの組み合せは、X1,X
2の同時選択期間の表示データは、(0,0),(1,
0),(0,1),(1,1)の4通りのみである。な
お、図6において、V0:コモン選択電位正側,V2:
コモン非選択電位及びセグメント駆動電位中間(GN
D),V1:セグメント駆動電位正側,V3:セグメン
ト駆動電位負側,V4:コモン選択電位負側である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のフレーム間引き法に基づいて階調制御を行う
MLS液晶駆動方法にあっては、上記図6に示したよう
に、1選択期間内のコモン駆動波形はON,OFF
(1,0)の2値のみで制御され、その1選択期間内に
対応するセグメント駆動波形Ynは、V1,V2,V3
のどれか一つの電位が設定されるだけであったため、1
選択期間内にセグメント駆動波形電位が変化するPWM
(パルス幅変調)方式には対応しておらず、動画等の中
間調を表示しようとする場合には、上記従来のフレーム
間引き法に基づいて階調制御を行うMLS液晶駆動方法
では表現する階調数が少なく採用することができなかっ
た。
【0006】本発明の課題は、MLS液晶駆動方法にP
WM階調制御方式を採用して、中間階調表示を可能とす
るとともに、応答性能を向上させる液晶駆動方法を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の液
晶駆動方法は、液晶表示パネルに直交して設けられる複
数の走査電極線を選択駆動する走査側駆動信号を所定の
関数に基づいて生成する走査線駆動回路と、信号電極線
を駆動する信号線駆動回路とによって、複数の走査電極
線を同時に選択駆動制御して、走査電極線と信号電極線
の各交点に設けられる液晶表示素子を駆動制御する液晶
駆動方法において、前記信号線駆動回路は、前記走査電
極線を駆動する走査期間を設定階調数に応じて分割して
複数の分割区間を設定し、この分割期間毎に入力表示デ
ータから前記設定階調数に応じたシリアルデータを生成
し、このシリアルデータと、当該分割区間内で反転駆動
を制御する反転駆動信号との演算結果に基づいて前記設
定階調数に応じた複数の信号電極電位を選択して前記信
号電極駆動信号を生成して前記各信号電極線を駆動する
ことを特徴としている。
【0008】この請求項1記載の発明の液晶駆動方法に
よれば、液晶表示パネルに直交して設けられる複数の走
査電極線を選択駆動する走査側駆動信号を所定の関数に
基づいて生成する走査線駆動回路と、信号電極線を駆動
する信号線駆動回路とによって、複数の走査電極線を同
時に選択駆動制御して、走査電極線と信号電極線の各交
点に設けられる液晶表示素子を駆動制御する液晶駆動方
法において、前記信号線駆動回路では、前記走査電極線
を駆動する走査期間が設定階調数に応じて分割されて複
数の分割区間が設定され、この分割期間毎に入力表示デ
ータから前記設定階調数に応じたシリアルデータが生成
され、このシリアルデータと、当該分割区間内で反転駆
動を制御する反転駆動信号との演算結果に基づいて前記
設定階調数に応じた複数の信号電極電位が選択されて前
記信号電極駆動信号が生成されて前記各信号電極線が駆
動される。
【0009】また、請求項2に記載する発明の液晶駆動
方法のように、前記信号線駆動回路は、前記走査電極線
を駆動する1フィールド期間を前半と後半に分割して前
記分割期間を設定することが有効である。この請求項2
記載の発明の液晶駆動方法によれば、前記信号線駆動回
路では、前記走査電極線を駆動する1フィールド期間を
前半と後半に分割して前記分割期間が設定される。
【0010】さらに、請求項3に記載する発明の液晶駆
動方のように、前記信号線駆動回路は、前記シリアルデ
ータと、前記反転駆動信号との排他的論理和に基づいて
階調数に応じた複数の電圧値を選択して前記信号電極駆
動信号を生成することが有効である。この請求項3記載
の発明の液晶駆動方法によれば、前記信号線駆動回路
は、前記シリアルデータと、前記反転駆動信号との排他
的論理和に基づいて前記設定階調数に応じた複数の電圧
値が選択されて前記信号電極駆動信号が生成される。
【0011】したがって、MLS液晶駆動方法において
PWM階調制御方法を適用して中間階調を表示すること
ができるとともに、応答性能を向上させて動画等の高速
応答を必要とする画像表示にも対応することができる。
その結果、単純マトリクスLCDを利用する液晶表示装
置の表示応答性能を高速化して高画質化することがで
き、入力画像種類の対応範囲を拡大することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して本発
明の実施の形態を詳細に説明する。図1〜図5は、本発
明を適用した液晶表示装置の一実施の形態を示す図であ
る。まず、構成を説明する。図1は、本実施の形態の液
晶表示装置1の要部ブロック構成を示す図である。この
図1において、液晶表示装置1は、ドライバコントロー
ラ2、フレームメモリ3、コモンドライバ4、セグメン
トドライバ5、単純マトリクスLCD6及びLCD電圧
発生器7により構成されている。
【0013】ドライバコントローラ2は、コモンドライ
バ4を制御するコモンコントロール信号aをコモンドラ
イバ4に出力するとともに、セグメントドライバ5を制
御するセグメントコントロール信号bをセグメントドラ
イバ5に出力し、また、フレームメモリ3を制御するフ
レームメモリコントロール信号d及び表示データD0,
D1をフレームメモリ3に出力する。
【0014】フレームメモリ3は、ドライバコントロー
ラ2から入力されるフレームメモリコントロール信号d
により、ドライバコントローラ2から入力される表示デ
ータD0,D1を順次蓄積するとともに、その蓄積した
表示データD0,D1によりセグメントを1フィールド
期間でフィールド前半、後半で2回繰り返し駆動するI
HAT駆動波形を生成するためのIHAT駆動データX
OD0,XOD1,ED0,ED1を生成してセグメン
トドライバ5に出力する。
【0015】コモンドライバ4は、ドライバコントロー
ラ2から入力されるコモンコントロール信号a及びLC
D電圧発生器7から入力されるコモン駆動設定電圧V
0,V2,V4によりコモン駆動信号Xm(m=1〜
m)を生成して単純マトリクスLCD6のコモン電極を
駆動する。セグメントドライバ5は、図2に示すよう
に、シフトレジスタ11、ラッチ回路12、13、PW
M回路14、デコーダ15、レベルシフタ16及び電圧
選択スイッチ17により構成されている。
【0016】シフトレジスタ11は、ドライバコントロ
ーラ2からセグメントコントロール信号bとして入力さ
れるシフトクロック信号CL2によりスタート信号ST
を順次n段シフトしてラッチクロック信号STn(n=
1〜n)としてラッチ回路12に出力する。ラッチ回路
12は、4ビットラッチであり、シフトレジスタ11か
ら入力されるラッチクロック信号STnのラッチタイミ
ングによりフレームメモリ3から入力されるIHAT駆
動データXOD0,XOD1,ED0,ED1(但し、
XOは、Oバーを示す)を順次4ビットラッチしてラッ
チ回路13に出力する。
【0017】ラッチ回路13は、ドライバコントローラ
2からセグメントコントロール信号bとして入力される
ラッチクロック信号CL1のラッチタイミングによりラ
ッチ回路12から入力されるIHAT駆動データXOD
0,XOD1,ED0,ED1を順次4ビットラッチし
てPWM回路14に出力する。
【0018】PWM回路14は、ラッチ回路13から4
ビットパラレルで入力されるIHAT駆動データXOD
0,XOD1,ED0,ED1を、ドライバコントロー
ラ2からセグメントコントロール信号bとして入力され
るラッチクロック信号CL1の周期内で、入力されるP
WM信号発生用クロック信号P0(下位ビット),P1
(上位ビット)によりパラレル−シリアル変換してデコ
ーダ15に出力する。デコーダ15は、PWM回路14
から入力されるシリアルデータを、ドライバコントロー
ラ2からセグメントコントロール信号bとして入力され
るフィールド反転信号CF1(奇数ライン),CF2
(偶数ライン)に応じて1フィールド期間の前半及び後
半で反転し、そのフィールド反転シリアルデータをレベ
ルシフタ16に出力する。
【0019】レベルシフタ16は、デコーダ15からフ
ィールド前半、後半で反転して入力されるシリアルデー
タに対応して電位を選択するコントロール信号を生成し
て電圧選択スイッチ17に出力する。電圧選択スイッチ
17は、レベルシフタ16から入力されるコントロール
信号により、LCD電圧発生器7から入力される電圧V
1,V2,V3を選択してセグメント駆動信号Yn(n
=1〜n)を生成して単純マトリクスLCD6のセグメ
ント電極を駆動する。
【0020】ここで、図2において破線で囲むセグメン
ト駆動信号Y1を生成する部分20の内部回路構成を図
3に示して説明する。図3において、図中PWM回路1
4の入力段のOR−AND−NORラッチ回路部分は通
常のPWM回路を構成し、ラッチ回路13は入力される
IHAT駆動データXOD0,XOD1,ED0,ED
1を、ドライバコントローラ2から入力されるラッチク
ロック信号CL1の周期内で、入力されるPWM信号発
生用クロック信号P0,P1によりパラレル−シリアル
変換を行っている。図中のCF1は奇数ライン(X1,
X3,X5,…,Xm−1)、CF2は偶数ライン(X
2,X4,X6,…,Xm)のそれぞれフィールド反転
信号であり、その反転周期はWalsh関数によって決
定され、同時にコモン側の選択電位もWalsh関数に
よって決定されている。
【0021】そして、デコーダ15は、PWM回路14
によりパラレル−シリアル変換された奇数ライン及び偶
数ラインの各シリアルデータを、そのフィールド反転信
号CF1,CF2とのEX−ORを取ることでEX−O
R信号C1,C2とし、このEX−OR信号C1,C2
をデコードし、そのデコードデータをレベルシフタ16
でレベルシフトしてコントロール信号を生成して、電圧
選択スイッチ17で電圧V1,V2,V3を選択してセ
グメント駆動信号Y1を生成して単純マトリクスLCD
6のセグメント電極を駆動する。
【0022】次に、本実施の形態の動作を説明する。ま
ず、本実施の形態の液晶表示装置1において、上記コモ
ン側の1フィールド期間内の前半、後半でPWM階調制
御を行うに際して、その各フィールド内で設定するコモ
ンデータの設定数を3つとした場合、奇数ラインと偶数
ラインとでON/OFFデータ数の組み合せを変更する
ことにより16種類、すなわち16階調の表示を行うこ
とができる。
【0023】この奇数ラインと偶数ラインにおける各フ
ィールド毎のデータの組み合せ例を表1に示す。
【0024】
【表1】 この表1において、(C)及び(D)に示す奇数ライン
と偶数ラインの各データ組み合せに対して、フィールド
前半の奇数ラインデータ(A)と偶数ラインデータ
(B)、フィールド後半の奇数ラインデータ(A)と偶
数ラインデータ(B)とのEX−ORを取った結果を、
(E)及び(F)として示し、その(E)+(F)の結
果を(G)として示している。また、(G)の数値0,
1,2は、それぞれ電圧V1,V2,V3に対応してお
り、表1の各設定データは後述するセグメント駆動信号
が生成される第1フィールドに対応している。
【0025】次に、本実施の形態の液晶表示装置1にお
いて、PWM階調制御方式で4階調表示(0〜3階調)
を2ライン同時選択で4階調表示を行う場合、この表1
の*1及び*2で示すデータの組み合せに対応して、図
2及び図3のセグメントドライバ5によりセグメント駆
動信号が生成される際の動作を図4に示す各部信号のタ
イミングチャートを参照して説明する。
【0026】図2のセグメントドライバ5において、ド
ライバコントローラ2からセグメントコントロール信号
bとして入力されるシフトクロック信号CL2によりシ
フトレジスタ11では、スタート信号STが順次n段シ
フトされてラッチクロック信号STn(n=1〜n)と
してラッチ回路12に出力される。
【0027】次いで、ラッチ回路12では、シフトレジ
スタ11から入力されるラッチクロック信号STnのラ
ッチタイミングによりフレームメモリ3から入力される
IHAT駆動データXOD0,XOD1,ED0,ED
1が順次4ビットラッチされてラッチ回路13に出力さ
れる。ラッチ回路13では、ドライバコントローラ2か
らセグメントコントロール信号bとして入力されるラッ
チクロック信号CL1のラッチタイミングによりラッチ
回路12から入力されるIHAT駆動データXOD0,
XOD1,ED0,ED1が順次4ビットラッチされて
PWM回路14に出力される。
【0028】そして、図3においてPWM回路14で
は、ラッチ回路13から入力されるIHAT駆動データ
XOD0,XOD1,ED0,ED1が、そのOR−A
ND−NORラッチ回路構成によりドライバコントロー
ラ2から入力される図4(c)のラッチクロック信号C
L1の周期内で、入力される図4(e)、(f)のPW
M信号発生用クロック信号P0,P1によりパラレル−
シリアル変換が行われて、シリアルデータがデコーダ1
5に出力される。
【0029】次いで、デコーダ15では、PWM回路1
4から入力されるシリアルデータが、ドライバコントロ
ーラ2から入力される図4(a)、(b)のフィールド
反転信号CF1,CF2とのEX−ORが取られること
で、図4(g)、(h)に示す第1フィールド前半のE
X−OR信号C1,C2が生成されるとともに、図4
(j)、(k)に示す第1フィールド後半のEX−OR
信号C1,C2が生成され、この各EX−OR信号C
1,C2が順次デコードされ、その各デコードデータが
レベルシフタ16に出力される。
【0030】次いで、レベルシフタ16では、デコーダ
15から入力されるデコードデータがレベルシフトされ
てコントロール信号が生成され、そのコントロール信号
が電圧選択スイッチ17に出力される。そして、電圧選
択スイッチ17では、レベルシフタ16から入力される
コントロール信号により、電圧V1,V2,V3が選択
されて図4(i)に示す第1フィールド前半のセグメン
ト駆動信号Y1と、図4(l)に示す第1フィールド後
半のセグメント駆動信号Y1が生成されて単純マトリク
スLCD6のセグメント電極が駆動される。また、図4
において、第2フィールドに対しても上記と同様にフィ
ールド前半と後半で同図(m)、(n)に示すようにセ
グメント駆動信号Y1が生成されて単純マトリクスLC
D6のセグメント電極が駆動される。
【0031】次に、この図4に示したセグメント駆動信
号Y1とコモン駆動信号X1〜X4との対応関係を図5
に示す。この図5において、セグメント駆動信号Y1
は、フィールド前半と後半で分割して選択電位V1〜V
3を設定し、コモン駆動信号X1〜X4は、それぞれ0
〜3の各階調表示とした場合を示しており、0はOF
F、3は表示ON、1,2は中間調表示である。
【0032】この図5において、各階調表示における実
効電圧値を計算すると、以下の〜の式(1)〜式
(5)に示すようになる。
【0033】X1−Y1(0階調)
【0034】
【数1】 ここで、│V0│=│V4│,│V1│=│V3│ V1=(1/a)V0 (a=√m/2:最適バイアス)
【0035】
【数2】 X2−Y1(1階調) 同様に
【0036】
【数3】 X3−Y1(2階調)
【0037】
【数4】 X4−Y1(3階調)
【0038】
【数5】 そして、m=240とすると、 V3rms/V0rms≒1.0668(最大動作マージン) V0rms:V1rms:V2rms:V3rms =1:1.0227:1.0450:1.0668 となり、それぞれほぼ等間隔の動作電圧マージンとな
る。
【0039】また、図4に示したように、第1フィール
ドと第2フィールドでセグメント駆動信号Y1の極性が
反転しているため、DC成分が残ることはない。また、
本実施の形態のPWM階調制御方法では、階調の重み付
けは、PWM信号発生用クロック信号P0,P1の組み
合せにより決定され、セグメント駆動信号Ynにより1
フィールド期間が階調数に分割される形となる。したが
って、本実施の形態の液晶表示装置1では、MLS液晶
駆動方法においてPWM階調制御方法を適用したため、
中間階調を表示することができるとともに、動画等の高
速応答を必要とする画像表示にも対応することができ
る。
【0040】その結果、単純マトリクスLCDを利用す
る液晶表示装置の表示応答性能を高速化して高画質化す
ることができ、入力画像種類の対応範囲を拡大すること
ができる。なお、上記実施の形態では、2ライン同時選
択で4階調表示の場合を説明したが、Mライン同時選
択、N階調表示においても同様に本発明を適用可能であ
ることは勿論である。
【0041】
【発明の効果】請求項1〜請求項3記載の発明の液晶駆
動方法によれば、MLS液晶駆動方法においてPWM階
調制御方法を適用して中間階調を表示することができる
とともに、応答性能を向上させて動画等の高速応答を必
要とする画像表示にも対応することができる。その結
果、単純マトリクスLCDを利用する液晶表示装置の表
示応答性能を高速化して高画質化することができ、入力
画像種類の対応範囲を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した液晶表示装置の要部ブロック
構成図。
【図2】図1のセグメントドライバの内部ブロック構成
を示す図。
【図3】図2のセグメント駆動信号Y1を生成する部分
の内部回路構成を示す図。
【図4】図2及び図3のセグメントドライバにおける各
部の信号のタイミングチャートの一例を示す図。
【図5】図4のセグメント駆動信号とコモン駆動信号と
の関係を示す図。
【図6】従来のフレーム間引き法に基づいて階調制御を
行うMLS液晶駆動方法において、2ライン同時選択す
る場合の駆動波形例を示す図。
【符号の説明】
1 液晶表示装置 2 ドライバコントローラ 3 フレームメモリ 4 コモンドライバ 5 セグメントドライバ 6 単純マトリクスLCD 7 LCD電圧発生器 11 シフトレジスタ 12 ラッチ回路 13 ラッチ回路 14 PWM回路 15 デコーダ 16 レベルシフタ 17 電圧選択スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶表示パネルに直交して設けられる複数
    の走査電極線を選択駆動する走査側駆動信号を所定の関
    数に基づいて生成する走査線駆動回路と、信号電極線を
    駆動する信号線駆動回路とによって、複数の走査電極線
    を同時に選択駆動制御して、走査電極線と信号電極線の
    各交点に設けられる液晶表示素子を駆動制御する液晶駆
    動方法において、 前記信号線駆動回路は、 前記走査電極線を駆動する走査期間を設定階調数に応じ
    て分割して複数の分割区間を設定し、 この分割期間毎に入力表示データから前記設定階調数に
    応じたシリアルデータを生成し、このシリアルデータ
    と、当該分割区間内で反転駆動を制御する反転駆動信号
    との演算結果に基づいて前記設定階調数に応じた複数の
    信号電極電位を選択して前記信号電極駆動信号を生成し
    て前記各信号電極線を駆動することを特徴とする液晶駆
    動方法。
  2. 【請求項2】前記信号線駆動回路は、前記走査電極線を
    駆動する1フィールド期間を前半と後半に分割して前記
    分割期間を設定することを特徴とする請求項1記載の液
    晶駆動方法。
  3. 【請求項3】前記信号線駆動回路は、前記シリアルデー
    タと、前記反転駆動信号との排他的論理和に基づいて前
    記設定階調数に応じた複数の電圧値を選択して前記信号
    電極駆動信号を生成することを特徴とする請求項1記載
    の液晶駆動方法。
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