JPS643884Y2 - - Google Patents

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JPS643884Y2
JPS643884Y2 JP1982081018U JP8101882U JPS643884Y2 JP S643884 Y2 JPS643884 Y2 JP S643884Y2 JP 1982081018 U JP1982081018 U JP 1982081018U JP 8101882 U JP8101882 U JP 8101882U JP S643884 Y2 JPS643884 Y2 JP S643884Y2
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JP
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valve
inlet
flow
space
flow rate
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JP1982081018U
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JPS58182076U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は1個の電磁弁で3つの流量計量状態
の作動を行なう多段作動電磁弁に関するものであ
る。
従来、流量の計量状態が3つの場合(例えば第
1状態が最大流量、第2状態が中間流量、第3状
態が最小流量)、第1図に示されるように電磁弁
が少なくとも2個必要となる。第1図の電磁弁1
の全開時の流量Q1、電磁弁2の全開時の流量Q
2、かつQ1はQ2より大とする。第1状態を電
磁弁1,2ともに全開とすると、出力流量Q=
Q1+Q2となり最大流量となる。第2状態を電磁
弁1が全閉、電磁弁2が全開とするとQ=Q2と
なり中間流量となる。第3状態を電磁弁1,2と
もに全閉とするとQ=0となり最小流量となる。
このように2個の電磁弁を使用すると、流量特性
を3つの状態に変化させることができる。しかし
ながらこの構成ではコストがかかり、また、スペ
ースをとるので好ましくない。
実公昭56−28740号公報の三位置停止ソレノイ
ドは、2個のコイルを複合することにより2段作
動(三位置停止)を実現させている。しかしなが
ら、この位置制御ソレノイドで流量制御を行なう
場合、穴径0.5Φ相当の流量を確保するためには
非常に高い精度でストローク管理をする必要があ
り、このようなソレノイドを量産するのは困難で
ある。
この考案は上記の問題を解消するため、1個の
電磁弁で2個の電磁コイルを有し、これを選択的
に通電させ、外側および内側流入口を開閉制御す
ることによつて、容易に3つの流量状態の制御を
行なう多段作動電磁弁を提供することを目的とす
る。
以下この考案を実施例の図面にもとづいて説明
する。第2図にこの考案による多段作動電磁弁1
1を示す。図中12,20はケーシングであり、
ケース12およびバルブ・ハウジング20からな
つている。強磁性体製の筒状のケース12の前後
部隔壁13,14内側にそれぞれ同軸に筒状の第
1固定鉄心15、第2固定鉄心16が設けられて
いる。第1固定鉄心15は前部隔壁13の中心部
開口の周縁から延び出した形状をなしている。第
1および第2固定鉄心15,16の外周には、第
1電磁コイル17、第2電磁コイル18が巻装さ
れ、ケース12後端に設けられたターミナル19
に結線されている。なお、第1電磁コイル17と
第2電磁コイル18との間には、第1補助磁極4
0および第2補助磁極41が設けられている。2
0はほぼ筒状のバルブ・ハウジングであり、ケー
ス12と同軸で基部を前部隔壁13に固定され、
先端隔壁の中心部には流体を導入する外側流入口
21、側壁には少なくとも1個の外側流出口22
を有している。バルブ・ハウジング20および第
1固定鉄心15の内孔には、筒状の第1開閉弁2
3が軸方向に摺動可能に挿入されている。第1開
閉弁23の先端隔壁外側には環状のゴム材からな
る第1弁子24が固着され、同じく先端隔壁中心
部には、前記外側流入口21より開口面積の小さ
い内側流入口25が設けられている。第1開閉弁
23の前部側壁には少なくとも1個の内側流出口
26が設けられている。第1開閉弁23の後部は
第1固定鉄心15の後端面より後方に突出してお
り、外周に第1可動鉄心27が固着されている。
第1固定鉄心15と第1可動鉄心27の外周の凹
部には圧縮ばね28が挿入され、第1可動鉄心2
7をストツパ29に当接するまで付勢しており、
第1固定鉄心15と第1可動鉄心27の対向して
いる端面間には一定の空隙S1ができている。第
1開閉弁23の内孔には、棒状の第2開閉弁30
が軸方向に摺動可能に挿入されている。第2開閉
弁30の先端にはゴム材からなる第2弁子31が
固着されている。第2開閉弁30の後部は第1開
閉弁23の後端すなわち第1可動鉄心27の後端
面より後方に突出しており、さらに前記ストツパ
29の中心部開口を摺動可能に貫通して、後端部
は第2固定鉄心16の内孔に部分的に挿入されて
いる。第2固定鉄心16の前端とストツパ29の
後端間に位置する第2開閉弁30の後部外周に第
2可動鉄心32が固着されている。第2固定鉄心
16の内孔には圧縮ばね33が挿入され、第2可
動鉄心32をストツパ29に当接するまで付勢し
ており、第2固定鉄心16と第2可動鉄心32の
対向している端面間には一定の空隙S2ができて
いる。34および35はそれぞれ第1および第2
開閉弁の摺動を円滑にするガイド部材で、バル
ブ・ハウジング20および第1開閉弁23の各内
孔の適当な区間に設けられている。なお外側流入
口21および内側流入口25には交換装着可能な
ジエツトを挿入する構成としてもよい。
上記のように構成された電磁弁11の作動を説
明する。
(1) 最大流量状態 第1および第2電磁コイル17,18をともに
非通電にすると、第1および第2開閉弁23,3
0は第2図の状態となる。すなわち圧縮ばね2
8,33がそれぞれ第1および第2可動鉄心2
7,32をストツパ29の前面および後面に当接
するまで押し、第1開閉弁23は後退して第1弁
子24が外側流入口21を開き、第2開閉弁30
は前進して第2弁子31が内側流入口25を閉じ
る。(外側流入口21の開口面積またはジエツト
面積に対して、第1弁子24が後退してできる流
路面積が十分大きくなるように第1開閉弁のスト
ロークおよび外径が設定されている。外側流入口
21で計量された最大流量の流体はバルブ・ハウ
ジング20内に流入して、直接外側流出口22か
ら送り出される。
(2) 中間流量状態 第1および第2電磁コイル17,18にともに
通電すると、第3図の状態となる。すなわち第1
および第2固定鉄心15,16がそれぞれ圧縮ば
ね28,33に抗して第1および第2可動鉄心2
7,32を吸引する。そうすると第1開閉弁23
が前進して環状の第1弁子24が外側流入口21
の開口周囲に密着して、外側流入口21から流入
する流体が直接バルブ・ハウジング20内に流入
するのを遮断する。一方第2開閉弁30は後退し
て第2弁子31が内側流入口25を開くので、流
体は内側流入口25を通つて第1開閉弁23の内
孔に流入する。流入した流体は内側流出口26か
らバルブ・ハウジング20の内孔に送り込まれ、
さらに外側流出口22を通つて外部に出る。こう
して外側流入口21より小さく設定された内側流
入口25によつて計量される中間流量の流れが確
保される。
なお、内側流入口25の開口面積またはジエツ
ト面積に対して、第2弁子31が後退してできる
流路面積が十分大きくなるように第2開閉弁のス
トロークおよび外径は設定されている。また、第
1および第2補助磁極40,41は第1および第
2電磁コイル17,18の吸引動作を確実にさせ
ている。
(3) 最小流量状態(零流量状態) 第1電磁コイル17に通電し、第2電磁コイル
を非通電にすると、第4図の状態となる。すなわ
ち、第1開閉弁23は前進して外側流入口21を
閉じ、第2開閉弁30は内側流入口25を閉じ、
電磁弁11の流量は零となる。なお、第1補助磁
極40は第1電磁コイル17による吸引動作を確
実にさせる。以上説明したように、第1および第
2電磁コイル17,18の通電、非通電のスイツ
チングによつて、1個の電磁弁11で3つの流量
状態の制御がなされる。すなわち、両電磁コイル
17,18の非通電状態により、内側流入口25
を閉止し、外側流入口21で計量された流体を直
接外側流出口22へ流すことにより最大流量状態
を実現させている。また、両電磁コイル17,1
8の通電状態により外側流入口21から直接外側
流出口22へ至る経路を閉止し、外側流入口21
より小さな開口面積を有する内側流入口25を開
口させることによつて流体が外側流入口21→内
側流入口25→内側流出口26→外側流出口22
の経路を流すことによつて中間流量状態を実現さ
せている。さらに、第1電磁コイル17のみを通
電状態にさせて外側流入口21および内側流入口
25を閉止することにより零流量状態を実現させ
ている。
外側流入口21および内側流入口25をそれぞ
れ開口する第1および第2開閉弁23,30のス
トロークは、それぞれの開閉弁23,30が後退
してできる流路面積が十分となるように設定され
ている。また、第1電磁コイル17と第2電磁コ
イル18の間には、それぞれの開閉弁23,30
が確実に吸引動作できるように第1および第2補
助磁極40,41が設けられている。さらに、流
量は第1及び第2開閉弁23,30のストローク
ではなく外側および内側流入口21,25もしく
はそれら流入口にジエツトを装着した場合にはジ
エツト部において計量される。
従つて、従来のように上記のような流量の制御
を開閉弁の位置制御による非常に高精度なストロ
ーク管理で実現させる必要がなくなるうえに、極
めて精度の高い流量制御が実現される。
この考案は以上説明したように、1個の電磁弁
に2個の電磁コイルと2個の開閉弁とを設け、選
択的に通電することによつて、流量を計量する外
側流入口から直接外側流出口へ至る経路および外
側流入口から流量を計量する内側流入口を経て外
側流出口へ至る経路を開閉制御することによつ
て、3つの流量状態の作動を可能にする効果があ
り、コストを低減し、装着スペースを小さくでき
る効果がある。また流量管理をジエツトで行なう
ことにより、極めて精度の高い流量制御が実現さ
れる効果がある。
なお、この多段作動電磁弁を自動車の気化器に
適用して、ブリード・エア流量の多段制御によ
り、すなわち上記の最大流量状態でランオン防
止、中間流量状態で減速燃料カツト、零流量状態
で通常走行の各作動を行なわせるなどの用途があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電磁弁の説明図である。第2図
はこの考案による一実施例の縦断面図、第3図お
よび第4図は同じ実施例の作動説明図である。 15,16……第1、第2固定鉄心、17,1
8……第1、第2電磁コイル、21……外側流入
口、23,30……第1、第2開閉弁、25……
内側流入口、27,32……第1、第2可動鉄
心、28,33……圧縮ばね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 先端隔壁に外側流入口、側壁に外側流出口を
    有する筒状のケーシングと、 前記ケーシング内に摺動可能に挿入され、ば
    ねおよび電磁コイルにより前記外側流入口を開
    閉し、先端隔壁に前記外側流入口よりも流路断
    面積が小さい内側流入口、側壁に内側流出口を
    有する筒状の第1開閉弁と、 前記第1開閉弁内に摺動可能に挿入され、ば
    ねおよび電磁コイルにより前記内側流入口を開
    閉する第2開閉弁とからなる多段作動電磁弁で
    あつて、 前記第1開閉弁の外周面と前記ケーシングの
    内周面との間には、第1空間が設けられ、前記
    第1開閉弁により前記外側流入口が開けば前記
    外側流入口から前記第1空間を経て前記外側流
    出口へ至る流路が形成され、この流路における
    流路断面積は前記外側流入口において最小とな
    るように前記第1開閉弁の外径および開弁時の
    ストロークが設定され、 前記第2開閉弁の外周面と前記第1開閉弁の
    内周面との間には第2空間が設けられ、前記内
    側流入口が開けば前記内側流入口から前記第2
    空間を経て前記外側流出口へ至る流路が形成さ
    れ、この流路における流路断面積は前記内側流
    入口において最小であるように前記第2開閉弁
    の外径および開弁時のストロークが設定されて
    いることを特徴とする多段作動電磁弁。 (2) 前記外側および内側流入口には流量計量を管
    理するジエツトを設けた実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の多段作動電磁弁。
JP8101882U 1982-05-31 1982-05-31 多段作動電磁弁 Granted JPS58182076U (ja)

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JP8101882U JPS58182076U (ja) 1982-05-31 1982-05-31 多段作動電磁弁

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JPS58182076U JPS58182076U (ja) 1983-12-05
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5939249Y2 (ja) * 1979-06-08 1984-11-01 シ−・ケ−・デイコントロ−ルズ株式会社 複動電磁弁

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JPS58182076U (ja) 1983-12-05

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