JPS6229735Y2 - - Google Patents

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JPS6229735Y2
JPS6229735Y2 JP2933783U JP2933783U JPS6229735Y2 JP S6229735 Y2 JPS6229735 Y2 JP S6229735Y2 JP 2933783 U JP2933783 U JP 2933783U JP 2933783 U JP2933783 U JP 2933783U JP S6229735 Y2 JPS6229735 Y2 JP S6229735Y2
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Japan
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poppet
main poppet
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valve
main
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JP2933783U
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JPS59133877U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、油圧パワーユニツトをはじめ、各種
の油圧機器類に組み込んで使用できるコーンシー
ト形パイロツト操作方式による油圧電磁弁に関す
るものである。
(ロ) 従来技術 通常、この種の油圧電磁弁は、内部に弁体着座
部を有する筒状の弁箱内に有底円筒状のメインポ
ペツトをスライド自在に収容して、このメインポ
ペツトをソレノイドおよびスプリング等によつて
進退駆動されるパイロツトポペツトによつて、前
記弁体着座部に着座せしめるとともに、メインポ
ペツトの底部に設けた該メインポペツト内部とア
ウトレツト側とを連通するオリフイスを前記パイ
ロツトポペツトのコーンシート状の先端部で閉塞
するようにしたものであつて、開動作時はパイロ
ツトポペツトがソレノイドに吸引されて後退する
ため、このパイロツトポペツトの後退によつてオ
リフイスが開きパイロツト油が流れる。この時メ
インポペツトの前後に生じる圧力差によつて、メ
インポペツトを弁体着座部から後退させるように
したものである。
ところで、従来のこの種の油圧電磁弁では、メ
インポペツトが静止している場合は、このメイン
ポペツトの表面に作用する圧力分布が平均化して
いるが、作動時にはこの圧力分布が乱れて、バル
ブシートの内壁部に押しつけられるため、メイン
ポペツトの摺動抵抗が増大して、作動時間が長く
なる欠点がある。
このような欠点を改善するために、ソレノイド
の励磁力を強くしたり、スプリングを強くする等
の手段が考えられるが、ソレノイドが大型化する
ため、消費電力も大きく、発熱量も増大するとと
もに、コストアツプになる欠点があつた。
(ハ) 目 的 本考案は、このような事情に着目してなされた
もので、大型化や消費電力の増大を招くことなし
にメインポペツトの作動速度を高め、それによつ
て、応答性を良好なものにすることができるよう
にした油圧電磁弁を提供するものである。
(ニ) 構 成 本考案は、前記目的を達成するために、前述し
たメインポペツトの外周に、該メインポペツトの
内部側とインレツト連通口側とを連通させる螺旋
溝を設けたものである。
(ホ) 実施例 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
第1図は油圧電磁弁の断面図を示し、図中右側
に弁部本体1および左側にソレノイド部2を設け
ている。
弁部本体1は、ボデイ3の口金部4内周に円筒
状の弁箱5を螺合し、この弁箱5を前記口金部4
が螺合する基体6で囲繞している。また、弁箱5
の内部に弁体着座部7を設け、この弁体着座部7
を挟んで両側にインレツト連通口8およびアウト
レツト連通口9を設けて、それぞれ前記基体6の
インレツト部10およびアウトレツト部11に連
通させている。また、前記弁箱5内に該弁箱5の
弁体着座部7に着座する有底円筒状のメインポペ
ツト12を、テーパ状に加工した底部先端を弁体
着座部7側に向けてスライド自在に挿入してい
る。このメインポペツト12はその底部先端中央
部に該メインポペツト12の内部とアウトレツト
連通口9側とを連通するオリフイス13を設ける
とともに、このメインポペツト12の外周に、第
2図に示すように螺旋溝14を設け、この螺旋溝
14を介して弁箱5のインレツト連通口8側とメ
インポペツト12の内部側を連通させている。
一方、ソレノイド部2はコイル15とこのコイ
ル15の励磁によつて磁化される鉄心16と、こ
の鉄心16によつて吸引されるパイロツトポペツ
ト17と、このパイロツトポペツト17および鉄
心16間に介在し、コイル15の非励磁時にパイ
ロツトポペツト17を弁部本体1側に弾性偏位せ
しめるスプリング18等から構成され、前記パイ
ロツトポペツト17の細径な棒状部17aを前記
メインポペツト12内に挿入して、この棒状部1
7aの先端に形成されるコーンシート状の先尖部
17bを、メインポペツト12のオリフイス13
内に嵌合させるようにしている。つまり、コイル
15の非励磁時に、パイロツトポペツト17を介
してメインポペツト12を弁箱5の弁体着座部7
側に押圧するとともに、前記先尖部17bでオリ
フイス13を閉塞するようにしている。
尚、図中19…は適所に介挿した液封用の0リ
ングである。
次いで、この装置の作動を説明する。コイル1
5の非励磁状態では、第1図に示すように、パイ
ロツトポペツト17がスプリング18の弾性偏位
力によつて、図において右側に前進し、このパイ
ロツトポペツト17に押圧されて、メインポペツ
ト12が弁箱5の弁体着座部7に着座するととも
に、パイロツトポペツト17の尖頭部17bによ
つてメインポペツト12のオリフイス13を閉塞
した状態にある。また、インレツト部10側の圧
油の一部は弁箱5のインレツト連通口8およびメ
インポペツト12外周部に形成した螺旋溝14を
介してメインポペツト12の内部に達し、インレ
ツト部10側とアウトレツト部11側の圧力差に
よつて、メインポペツト12を弁体着座部7によ
り密着させた状態にある。次いで、コイル15を
励磁すると、パイロツトポペツト17が、図にお
いて左側に後退し、まずパイロツトポペツト17
の尖頭部17bによつて閉塞されていたメインポ
ペツト12のオリフイス13が開くためパイロツ
ト油が流れることにより、その瞬間にメインポペ
ツト12内部の圧力が低下するとメインポペツト
12の前後に圧力差が生じることによつてメイン
ポペツト12も左側に後退すると同時にインレツ
ト部10側から弁部本体内部20に螺旋溝14を
介して油が流入する。なお螺旋溝は絞り機能を備
えメインポペツトに前後の圧力差を保障するもの
である。さらにメインポペツト12が後退する際
螺旋溝を流通する油によつて、バルブシート5内
を同心軸上に浮いた状態で移動し、メインポペツ
ト12は速やかに左側に後退して、弁体着座部7
が全開状態となり、インレツト部10側の油がア
ウトレツト部11側に流通する。次に、コイル1
5の通電を遮断すると、パイロツトポペツト17
がスプリング18の偏位力によつて再び右側に前
進するため、このパイロツトポペツト17に押圧
されたメインポペツト12が弁箱5の弁体着座部
7に着座して、油の流通が遮断される訳である
が、そのメインポペツト12の移動時に、外周部
に設けた螺旋溝14内を流通する油によつて、該
メインポペツト12がその後退時と同様に、バル
ブシート5内を同心軸上に浮いた状態で移動する
ためメインポペツト12は速やかに復帰して弁体
着座部7を閉じることになる。
従つて、ここではメインポペツト12の外周に
螺旋溝14を設けたことにより、この螺旋溝14
内を流通する油によつて、メインポペツト12が
バルブシート5から均一に浮いた状態で移動する
ため、摩擦抵抗が著しく減少して、バルブの開閉
動作に要する時間が大幅に短縮され応答性の速い
油圧電磁弁を得ることができる。
また、従来の絞り孔のように、メインポペツト
12の外周の一部に透孔状のものを設けるのでは
なく、メインポペツト12の外周に沿つて長く設
けるものであるため、絞り溝としての精度の確保
が容易であり、コストダウンにも大きく寄与する
ものである。
(ハ) 効 果 本考案は、以上のような構成であるから、大型
化や消費電力の増大を招くことなしにメインポペ
ツトの作動速度を有効に高めることができ、高い
応答性を確保することができる油圧電磁弁を提供
できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は同実施例におけるメインポペツトの側面図で
ある。 1……弁部本体、2……ソレノイド部、5……
弁箱、7……弁体着座部、8……インレツト連通
口、9……アウトレツト連通口、12……メイン
ポペツト、13……オリフイス、14……螺旋
溝、17……パイロツトポペツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に弁体着座部を有し、この弁体着座部の両
    側にそれぞれインレツト連通口とアウトレツト連
    通口とが形成される筒状の弁箱内に、前記弁体着
    座部に着座する有底筒状のメインポペツトをスラ
    イド自在に収容して、このメインポペツトをソレ
    ノイドおよびスプリング等に付勢されて進退駆動
    されるパイロツトポペツトによつて弁体着座部側
    に押圧するとともに、前記メインポペツトの底部
    に設けた該メインポペツト内部とアウトレツト連
    通口側とを連通するオリフイスを、メインポペツ
    ト内に挿入されるパイロツトポペツトの先端部で
    閉塞するようにした油圧電磁弁において、前記メ
    インポペツト外周にこのメインポペツトの内部側
    とインレツト連通口側とを連通する螺旋溝を設け
    たことを特徴とする油圧電磁弁。
JP2933783U 1983-02-28 1983-02-28 油圧電磁弁 Granted JPS59133877U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2933783U JPS59133877U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 油圧電磁弁

Applications Claiming Priority (1)

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JP2933783U JPS59133877U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 油圧電磁弁

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Publication Number Publication Date
JPS59133877U JPS59133877U (ja) 1984-09-07
JPS6229735Y2 true JPS6229735Y2 (ja) 1987-07-30

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ID=30160195

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JP2933783U Granted JPS59133877U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 油圧電磁弁

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JPS61228178A (ja) * 1985-04-03 1986-10-11 Kyowa Eng Kk バルブ

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JPS59133877U (ja) 1984-09-07

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