JPS643756Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS643756Y2
JPS643756Y2 JP1982074819U JP7481982U JPS643756Y2 JP S643756 Y2 JPS643756 Y2 JP S643756Y2 JP 1982074819 U JP1982074819 U JP 1982074819U JP 7481982 U JP7481982 U JP 7481982U JP S643756 Y2 JPS643756 Y2 JP S643756Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inorganic fiber
panel
plate
inorganic
binder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982074819U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58176097U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7481982U priority Critical patent/JPS58176097U/ja
Priority to KR1019830002175A priority patent/KR870001942B1/ko
Publication of JPS58176097U publication Critical patent/JPS58176097U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS643756Y2 publication Critical patent/JPS643756Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は船舶用間仕切壁パネルに関し、特に船
舶の居住区域に用いるに適したものに関する。
(従来の技術) 一般に、タンカー、貨客船その他種々の船舶の
居住区域に用いる間仕切壁パネルは、一般の建築
における間仕切壁パネルと異なり、安全上耐火性
が要求されるとともに、又、近年、エンジン音等
の騒音を遮断して居住性を向上されるため、高い
遮音性が要求されるようになりつつある。しか
も、船舶の場合、海上での揺れに対して机、棚等
の備品を壁や床に溶接、ビス止め等で固定する必
要があり、更には建造費のコストダウンを図るべ
く建造工期の短縮化の面で施工性に優れているこ
とが必要である。
そのため、従来、このような船舶用間仕切壁パ
ネルとしては、例えば第7図に示す如く、ケイ酸
カルシウム板あるいは無機質繊維板等を基板a1
し、該基板a1両面に化粧鋼板a2を貼着したパネル
aが用いられており、該パネルa,aをH型のジ
ヨイナーb等で連結接合して間仕切壁が構築され
ていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の間仕切壁パネルaの
場合、基板a1の厚さを増さなければ遮音性が十分
でなく構造上自ずと限界がある。また、接合部構
造も上記の如きジヨイナーbを使用するため、該
ジヨイナーbを通じて音や熱が伝わり易い。特
に、船舶で問題となる床を伝わる振動がジヨイナ
ーbを介してパネルaに伝わり、パネルa全体を
振動させることで大きな騒音を発生する。さら
に、このようなジヨイナーbでは施工性に劣ると
いう問題を有しており、上記諸性能、諸要求を満
足する船舶用間仕切壁パネルの開発が強く望まれ
ていた。
本考案はかかる従来の問題点に鑑みてなされた
もので、中空状パネルとするとともに、該パネル
の両側端面の桟材を利用して簡単な構造の係合部
材によつて簡易に接合できかつ床伝播音を遮断で
きる係合用凹条溝を設けることにより、優れた耐
火性および備品類の固定機能は勿論のこと、遮音
性および施工性にも優れた新規な船舶用間仕切壁
パネルの提供を目的とするものである。
(課題を解決するための手段) この目的の達成のため、本考案の構成は、ロツ
クウール又はスラツグウールを結合剤を用いて成
形した比重0.5未満の無機質繊維板状材の表面に、
両側端部に直角度より若干小なる鋭角でもつて折
曲げられた折曲部を有する化粧鋼板等の金属板が
該各折曲部を該板状材側端面に当接せしめて接着
されてなる両面の面材と、該両面材の裏面間にお
いて両側端部および該両側端部間に適宜間隔をあ
けて介装接着され、ロツクウール又はスラツグウ
ールを結合剤を用いて成形した比重0.5未満の無
機質繊維棒状材よりなる複数の桟材とで中空状パ
ネルに形成されており、上記側端部の桟材各々に
は係合部材が係合可能な外向きに開口する係合用
凹状溝が形成されてなる。
(作用) このことにより、本考案では、面材の材質性能
に加えて、係合部材を介して接合部を通る音、熱
等が係合用凹条溝が形成された側端部の桟材で遮
断される。又、パネルの中空部によつて優れた耐
火性、遮音性を保有するとともに、中空状パネル
の軽量化と併せて係合用凹条溝による簡易な接合
構造によつて施工性を向上させることができる。
さらに、上記金属板は化粧鋼板が化粧性の点で
好ましく、また、折曲部の折曲角は直角度より若
干小なる鋭角であるので、運搬時等における折曲
部の変形を有効に防止し無機質繊維板状材との密
着をよくする。さらに、無機質繊維板状材および
無機質繊維棒状材が、ロツクウール又はスラツグ
ウールを結合剤を用いて成形した比重0.5未満の
ものであるので、エンジン等の固体伝播による振
動を有効に吸収するので遮音性の向上を一層図れ
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図は、本考案の第1実施例である船舶用間
仕切壁パネルAを示し、1,1は両面の面材であ
つて、該面材1は、ロツクウール又はスラツグウ
ールを結合剤を用いて成形した無機質繊維板状材
2の表面に、両端部に該端部を折曲した折曲部3
aを有する金属板3が該折曲部3aを無機質繊維
板状材2の側端面に当接させて接着されてなるも
のである。
上記無機質繊維板状材2は、遮音性の面から比
重0.5未満、厚さ数mm以上のものが好ましく、柔
軟性のあるマツト状のものも板状材2として用い
ることができる。又、該板状材2の材料である無
機質繊維は上記したロツクウール、スラツグウー
ルが耐火性の面で特に優れており好ましい。
また、上記金属板3は、塩化ビニル樹脂化粧鋼
板、塗装鋼板等の化粧金属板を用いるのが施工現
場での化粧仕上げを必要としない点で望ましい。
また、このような金属板3は、室内備品を固着さ
す必要上、厚さ0.5mm以上のものが好ましい。
さらに、上記金属板3の折曲部3aの折曲角
は、第2図に拡大して示す如く直角度より若干小
なる鋭角に形成されていることが望ましい。この
理由は、施工時等の運搬、取付作業時にパネルA
が湾曲した際、折曲部3aの折曲角が不可逆的に
拡大して無機質繊維板状材2の側端面から折曲部
3aが突出し、施工性並びに施工外観を損うのを
未然に防ぐことができるためである。
4および5は、面材1,1の裏面間において両
側端部および該両側端部間に適宜間隔をあけて介
装接着された無機質繊維棒状材からなる桟材であ
つて、側端部の桟材4は、後述の係合部材7が係
合可能な外向きに開口する係合用凹条溝4aを有
している。中間部に位置する桟材5は角柱状形状
を有しており、該桟材5の間隔は中央部で広く、
側端部側で狭くなるように設定され、側端部の強
度を確保するようにしている。このような桟材
4,5は、一方の面材で生じた振動波を他面に伝
えることなく、また床振動をパネルに伝えること
なく吸収する為に前述の無機質繊維板状材2と同
様な比重、繊維からなるものが用いられる。
また、上記桟材4,5は、図示の如く2枚ない
し複数枚の無機質繊維材を貼合した構成を有して
いてもよい。又、前記板状材2の方も複数枚の無
機質繊維材を貼合したものであつてもよい。桟材
4,5は比較的剛性のある比重が約0.3以上の無
機質繊維棒状材を用いた場合には、その繊維の配
向はパネル面に対し垂直、平行いずれかの配向方
向でもよいが、マツト状等低比重に形成されかつ
外力を受けて繊維の配向と直角方向に変形し易い
棒状材を用いた場合には、パネルAに適度な剛性
を付与するために、パネル面に対し垂直な方向に
繊維が配向するように用いるのが好ましい。
そして、上記面材1,1の裏面間に桟材4,5
が中空部6を形成するように配されて本考案の船
舶用間仕切壁パネルAが構成されている。
従つて、上記船舶用間仕切壁パネルAは、その
側端部桟材4に設けた係合用凹条溝4aに例え
ば、第3図に示す如く金属製中空角柱状の係合部
材7を嵌合することにより順次接合されて所定の
間仕切壁を施工性よく簡単に構築できる。
さらに、上記係合部材7を介して又は直接伝わ
る床振動は無機質繊維棒状材よりなる桟材4,5
によつてパネルAに伝わるのが遮断され、床伝播
音の遮音に有効である。
また、表面材が金属板3からなるので、ビス止
め等により備品の固定が可能である。しかも、上
記の如く金属製中空角柱状係合部材7を嵌入して
順次接合施工した場合には、この係合部材7に備
品をビス止め等で強固に固定できるという船舶用
に要求される備品固定機能を十分に満足できる。
さらに、上記パネルAは、耐火性は勿論のこ
と、音の反射性に優れた金属板3と音の吸収性に
富んだ無機質繊維板状材2とからなる面材1,1
を、無機質繊維棒状材からなる桟材4,5を介し
て中空パネル状に形成されたものであるので、音
による金属板3の振動を無機質繊維板状材2が吸
収し、又更に金属板3と上記板状材2からなる振
動を桟材4,5が吸収して格別の遮音性が付与さ
れてなるものである。又、軽くて施工性が良くし
かも第3図の如く係合部材7を用いて間仕切壁を
構築しても、金属製の係合部材7が表面の金属板
3と接しないように構成されるので、接合部から
の音や熱の伝播も有効に低減できるものである。
第4図、第5図、第6図は他の実施例である船
舶用間仕切壁パネルB,C,Dを示し、第4図の
船舶用間仕切壁パネルBは、桟材5を2分割し、
その中間に間隙を設けたものである。第5図の船
舶用間仕切壁パネルCは、桟材5を一方の面材1
裏面に、相対する他方の面材1とは接触しないよ
うに間隙を設けて互い違いに接着したものであ
り、いずれも遮音性が更に向上するように構成し
たものであり、その他の構成および効果は、上記
実施例の船舶用間仕切壁パネルAと同じである。
又、第6図の船舶用間仕切壁パネルDは、無機質
繊維板状材(面材1)裏面に水ガラス、コロイダ
ルシリカ等無機質結合剤成分又は該結合剤成分を
含む塗材からなる緻密な無機質硬化層8を設けた
ものである。このような硬化層8は、桟材4,
5、面材1を緻密な高比重な層とすることでパネ
ルの耐火性、遮音性を一層向上させることができ
るとともに、該硬化層8の硬化によつて桟材4,
5の面材1への接着を兼ねることができるもので
ある。
(考案の効果) 以上の如く、本考案によれば、金属板と無機質
繊維棒状材とからなる両面の面材と、この両面材
間に介在される無機質繊維板状材よりなる桟材に
よつて形成される中空状パネルの中空部との相乗
効果によつて耐火性、遮音性を著しく向上でき
る。特に船舶において問題となる床振動がパネル
に伝わるのを上記桟材で遮断でき、騒音低減化に
有効である。さらに、中空状パネルにより軽量化
と側端部の桟材に設けた係合用凹条溝による簡易
な接合構造とによつて施工性を著しく向上でき、
また、面材表面の金属板により備品等の固定を可
能とするものであり、よつて船舶用間仕切壁パネ
ルとしての諸性能および諸要求を十分に満足でき
るものを提供できる。
加えて、上記金属板を化粧鋼板で構成すれば、
化粧仕上げが不要となる。また、該金属板端部の
折曲部の折曲角を直角度より若干小なる鋭角にし
たことにより、運搬等のパネルの湾曲に伴う無機
質繊維板状材側端面からの折曲部の突出や剥離を
防止して両者の接着性を十分に確保できる。さら
に、上記無機質繊維板状材および無機質繊維棒状
材は、ロツクウール又はスラツグウールを結合剤
を用いて成形した比重0.5未満のものであるので、
遮音性を一層向上でき有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の実施例を例示し、第
1図は第1実施例のパネルを示す横断面図、第2
図は面材の金属板の折曲部を示す拡大図、第3図
は同パネルの施工状態を示す横断面図、第4図、
第5図および第6図はそれぞれ第2実施例、第3
実施例および第4実施例のパネルを示す要部横断
面図である。第7図は従来例のパネルを示す横断
面図である。 1……面材、2……無機質繊維板状材、3……
金属板、3a……折曲部、4,5……桟材、4a
……係合用凹条溝、6……中空部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ロツクウール又はスラツグウールを結合剤を
    用いて成形した比重0.5未満の無機質繊維板状
    材の表面に、両側端部に直角度より若干小なる
    鋭角でもつて折曲げられた折曲部を有する化粧
    鋼板等の金属板が該各折曲部を該板状材側端面
    に当接せしめて接着されてなる両面の面材と、
    該両面材の裏面間において両側端部および該両
    側端部間に適宜間隔をあけて介装接着され、ロ
    ツクウール又はスラツグウールを結合剤を用い
    て成形した比重0.5未満の無機質繊維棒状材よ
    りなる複数の桟材とで中空状パネルに形成され
    ており、上記側端部の桟材各々には係合部材が
    係合可能な外向きに開口する係合用凹状溝が形
    成されてなる船舶用間仕切壁パネル。 (2) 無機質繊維板状材裏面に、無機質結合剤成分
    又は該結合剤成分を含む塗材からなる無機質硬
    化層が設けられてなる実用新案登録請求の範囲
    第(1)項記載の船舶用間仕切壁パネル。
JP7481982U 1982-05-20 1982-05-20 船舶用間仕切壁パネル Granted JPS58176097U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7481982U JPS58176097U (ja) 1982-05-20 1982-05-20 船舶用間仕切壁パネル
KR1019830002175A KR870001942B1 (ko) 1982-05-20 1983-05-18 선박용 간막이 벽 파넬 및 선박용 간막이벽 구축방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7481982U JPS58176097U (ja) 1982-05-20 1982-05-20 船舶用間仕切壁パネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58176097U JPS58176097U (ja) 1983-11-25
JPS643756Y2 true JPS643756Y2 (ja) 1989-02-01

Family

ID=30084218

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7481982U Granted JPS58176097U (ja) 1982-05-20 1982-05-20 船舶用間仕切壁パネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58176097U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0345447Y2 (ja) * 1984-12-04 1991-09-26

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS542012A (en) * 1977-06-07 1979-01-09 Seiichi Tsuda Method of delaying time sharing facsimile signal
JPS5635448U (ja) * 1979-08-28 1981-04-06

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS542012A (en) * 1977-06-07 1979-01-09 Seiichi Tsuda Method of delaying time sharing facsimile signal
JPS5635448U (ja) * 1979-08-28 1981-04-06

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58176097U (ja) 1983-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW592974B (en) Multilayered sound-insulating sandwich element and process for making the same
US20080314680A1 (en) Sound Transmission Reducing Construction Elements
JP2011504211A (ja) 強度補強用パネル
WO1987006966A1 (en) Laminated panel
JPS643756Y2 (ja)
JPH0127999Y2 (ja)
JP4881502B2 (ja) 遮音性建築パネルおよび遮音間仕切り壁構造
KR870001942B1 (ko) 선박용 간막이 벽 파넬 및 선박용 간막이벽 구축방법
JPS5936572Y2 (ja) 防音壁材
CN214169570U (zh) 隔间板结构
JPH0327129Y2 (ja)
CN211138386U (zh) 蜂窝隔音地板
RU201724U1 (ru) Самонесущая звукоизолирующая многослойная панель
JPH0723443Y2 (ja) 間仕切り壁の構造
JPS6035688A (ja) 船舶内居住区
JPH0720248Y2 (ja) 建築物の遮音構造
JPH11131779A (ja) 床構造
JPS6126486Y2 (ja)
JP2561712Y2 (ja) 耐火遮音間仕切壁
KR100377384B1 (ko) 경량 칸막이
JPS6128807Y2 (ja)
JPH03271448A (ja) 床版
JP2594469B2 (ja) 遮音間仕切り壁
JPH085204Y2 (ja) 耐火遮音パネル部材と耐火遮音壁及び耐火遮音床
JPH0135139B2 (ja)