JPS643651B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS643651B2
JPS643651B2 JP1441584A JP1441584A JPS643651B2 JP S643651 B2 JPS643651 B2 JP S643651B2 JP 1441584 A JP1441584 A JP 1441584A JP 1441584 A JP1441584 A JP 1441584A JP S643651 B2 JPS643651 B2 JP S643651B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molding
melamine
polyamide resin
melamine cyanurate
polyamide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1441584A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59145126A (ja
Inventor
Takahiro Oomura
Yukinori Murakami
Ryoji Hidaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Corp filed Critical Mitsubishi Kasei Corp
Priority to JP1441584A priority Critical patent/JPS59145126A/ja
Publication of JPS59145126A publication Critical patent/JPS59145126A/ja
Publication of JPS643651B2 publication Critical patent/JPS643651B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/0001Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor characterised by the choice of material

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は難燃性ポリアミド射出成形品の製造方
法に関するものである。詳しくは、本発明は外観
良好ですぐれた難燃性を有するポリアミド射出成
形品を製造する方法に関するものである。 難燃性ポリアミドを用いた成形品としては、従
来メラミンを含有するもの(特公昭49−1714号)、
シアヌル酸を含有するもの(特開昭50−105744
号)あるいはメラミンとシアヌル酸の両者を含有
するもの(特開昭51−54655号)などが知られて
いるが、メラミンを含有するものにおいては、ポ
リアミド樹脂100部に対しメラミンを十数部ある
いはそれ以上添加しないと充分な難燃効果を得る
ことができない。また、成形時にメラミンが昇華
して金型等に付着するいわゆるプレートアウトの
現象が著しく、離型不良や成形品の汚染が起ると
か、成形品を長期間保存しておくと、メラミンま
たはその分解物が表面に浮き出してくるいわゆる
ブルーミングの現象があつて、外観を損なう等の
不都合がある。シアヌル酸を含有するものにおい
ては、メラミンの場合に比して少ない添加量で難
燃効果が期待できるが、成形品の機械的性質の低
下が見られ、かつブルーミングが著しい欠点があ
る。また、メラミンとシアヌル酸の両者を含有す
るものにおいては、充分な難燃効果を得るために
はポリアミド樹脂100部に対し、メラミン:シア
ヌル酸1:1モル混合物十数部あるいはそれ以上
を添加する必要があり、プレートアウトおよびブ
ルーミング共に充分満足し得るものではなかつ
た。 本発明者らは、上記のような欠点のないポリア
ミド射出成形品を得るべく鋭意研究を重ねた結
果、特定の化合物を用い、特定の方法で成形を行
なうことによつて目的を達成し得ることを知得し
本発明を完成した。 すなわち、本発明は成形品外観及び難燃性を有
するポリアミド射出成形品を提供することを目的
とするものであり、その要旨とするところは、シ
アヌル酸メラミンを含有するポリアミド樹脂を射
出成形して難燃性ポリアミド射出成形品を製造す
る方法において、射出成形に先立ち、シアヌル酸
メラミンを2重量%以上含有するポリアミド樹脂
を加熱下に溶融混合押出してペレツトとすること
によつてシアヌル酸メラミンがポリアミド樹脂中
に均一に分散された成形用ペレツトを得、該成形
用ペレツトを用いて射出成形することを特徴とす
る成形時のプレートアウト現象や成形品のブルー
ミングが改善された難燃性ポリアミド射出成形品
の製造方法に存する。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明において使用されるポリアミド樹脂とし
ては、3員環以上のラクタム、重合可能なω−ア
ミノ酸、二塩基酸とジアミンなどの重縮合によつ
て得られるポリアミドを用いることができる。具
体的には、ε−カプロラクタム、アミノカプロン
酸、エナントラクタム、7−アミノヘプタン酸、
11−アミノウンデカン酸、9−アミノノナン酸、
α−ピロリドン、α−ピペリドンなどの重合体、
ヘキサメチレンジアミン、ノナメチレンジアミ
ン、ウンデカメチレンジアミン、ドデカメチレン
ジアミン、メタキシリレンジアミンなどのジアミ
ンと、テレフタル酸、イソフタル酸、アジピン
酸、セバチン酸、ドデカン二塩基酸、グルタール
酸などのジカルボン酸と重縮合せしめて得られる
重合体またはこれらの共重合体、例えば、ナイロ
ン4、6、7、8、11、12、6・6、6・9、
6・10、6・11、6・12、6T、6/6・6、
6/12、6/6Tなどがあげられる。 これらポリアミド樹脂は2種以上併用してもよ
いし、その他の樹脂、例えばポリエステル、ポリ
オレフイン、ポリテトラフルオロエチレン、
ABS、AS、エチレン−酢酸ビニル共重合体など
を含有していてもよい。 本発明で使用するシアヌル酸メラミンは、シア
ヌル酸とメラミンとの等モル反応物であつて、例
えばシアヌル酸の水溶液とメラミンの水溶液とを
混合し、90〜100℃程度の温度で撹拌下反応させ、
生成した沈澱を過することによつて得ることが
できる。このものは、白色の固体であつて微粉末
に粉砕して使用する。もちろん市販品をそのまま
またはこれを粉砕して使用することもできる。ま
た、シアヌル酸メラミン中のアミノ基または水酸
基のいくつかが、他の置換基で置換されていても
よい。 ポリアミド樹脂に上記シアヌル酸メラミンを添
加する時点は任意であるが、最終の射出成形に先
立ちシアヌル酸メラミンを含有するポリアミド樹
脂を加熱下に溶融混合押出して一旦ペレツト化す
るのが肝要である。 これによりシアヌル酸メラミンがポリアミド樹
脂中に均一に分散された成形用ペレツトが得られ
る。 得られたペレツトは直接成形に供しても良い
し、シアヌル酸メラミンを所定量以上含有させた
マスターペレツトとし、これを希釈用ポリアミド
樹脂と混合して用いるような方法も適用できる。 最終成形品を得るに当つては、前記ペレツトを
用いて、通常用いられる種々の射出成形機によつ
て射出成形すればよい。射出成形条件はポリアミ
ド樹脂やシアヌル酸メラミンを極端に劣化させた
り、分散させたりする温度条件等を選ぶことな
く、通常の射出成形条件下に成形を行なえば良
い。 シアヌル酸メラミンは、ポリアミド樹脂中に2
重量%以上、好ましくは3重量%以上、より好ま
しくは3〜20重量%、とくに好ましくは3〜15重
量%含有されていることが良好な難燃効果及びプ
レートアウト現象、ブルーミング現象の防止効果
を奏する上で望ましい。 ポリアミド樹脂中のシアヌル酸メラミンがあま
り少ないと難燃効果が期待できなくなり、逆にあ
まりに多いと機械的性質に悪影響を及ぼすように
なつて好ましくない。 また、ポリアミド樹脂に顔料、染料、ガラス繊
維などの繊維状充填剤、安定剤、帯電防止剤その
他の周知の添加剤を併用添加してもさしつかえな
い。 本発明の成形方法によつて得られる成形品は、
以下に述べるような特徴がある。 (1) 難燃性がすぐれている。 (2) 高温あるいは多湿の条件下でもブルーミング
が起らず、長期間にわたつて成形品の表面状態
が良く外観もすぐれており、精密部品等に安心
して使用できる。 (3) プレートアウトがないので成形時の条件設定
が容易で、離型不良や汚染等による不良品発生
がない。 (4) 非ハロゲン系難燃性であるので毒性や金属腐
蝕などの必配がない。 以下、実施例によつて本発明を具体的に説明す
るが、本発明はその要旨をこえない限り以下の実
施例に限定されるものではない。 なお、実施例中燃焼性は5″×1/2″×1/16″の試
験片をUL−94に規定されている垂直燃焼試験に
よつて測定した結果であり、アイゾツト衝撃強度
はASTMに従つて1/2″幅ノツチ付き試験片につ
き測定した結果である。またブルーミング性は
JIS C5023に規定された「電子部品の耐湿性試験
方法」に従い、プログラム広帯域恒温恒湿槽(エ
タツクエンジニヤリング社製)中、40℃−95%
RHの状態で500時間放置した結果を示す。 実施例 1 ナイロン6の94部にシアヌル酸メラミンの粉末
(三和ケミカル社製)6部を添加混合し、40mmφ
ベント式押出機を用いて2.5mmφ×2.5mmのペレツ
トを調製した。 このペレツトを用い5″×1/2″×1/6″の燃焼試験
用試験片、1/2″幅ノツチ付衝撃試験用試験片およ
び30mmφ×3mの耐湿試験用試験片を加熱放射出
成形した。本成形において連続成形30シヨツト後
に金型面を肉眼観察したが、プレートアウトは全
く認められなかつた。 更に、連続成形を100シヨツトまで行なつたが、
金型面にプレートアウトは全く認められなかつ
た。 上記各試験片の試験結果は後記表1に示す通り
であつた。 比較例 1〜3 実施例1におけるシアヌル酸メラミンの代りに
メラミン粉末6部、シアヌル酸粉末6部またはメ
ラミン:シアヌル酸が1:1モル比の混合物の粉
末6部をそれぞれ用い、他は全く同様にして成形
を行なつたところ、メラミンおよびメラミン・シ
アヌル酸混合物を用いた場合は、連続成形10シヨ
ツト目からプレートアウトが認められ、金型面へ
白色粉末が付着し始めた。 これらの成形品の試験結果を併せて下記表1に
示す。
【表】 表1において〇は無し、×は有り、××は著しい
ことを示す(下記の表2も同様)。 実施例 2 ナイロン6 87.5部にシアヌル酸メラミン粉末
12.5部を添加混合し、実施例1におけると同様に
して成形を行なつた。本成形において連続成形30
シヨツト後もプレートアウトは全く認められなか
つた。 更に、連続成形を100シヨツトまで行なつたが、
金型面にプレートアウトは全く認められなかつ
た。 成形品の試験結果は後記表2に示す通りであつ
た。 比較例 4〜5 実施例2におけるシアヌル酸メラミンの代り
に、メラミン粉末12.5部またはメラミン:シアヌ
ル酸1:1モル比の混合物の粉末12.5部を用い、
他は全く同様にして成形を行なつたところ、連続
成形10シヨツト目からプレートアウトが認めら
れ、金型面へ白色粉末が付着し始めた。 これらの成形品の試験結果を併せて下記表2に
示す。
【表】 参考写真1として添付した写真は、表2のブル
ーミングの程度を示すものであり、それぞれAは
実施例2、Bは比較例4およびCは比較例5の耐
湿試験(40℃、95%RH)後の写真である。この
写真から、本発明のシアヌル酸メラミンを添加し
た組成物はブルーミングが発生せず、メラミン・
シアヌル酸混合物を添加した組成物はブルーミン
グが著しいことが明らかである。 比較例 6 ナイロン6の96.5部に、メラミン3.0部、シア
ヌル酸0.5部および少量のカーボンブラツクを添
加混合し、実施例1におけると同様にしてペレツ
トを調製した。 このペレツトを用いASTM D638に規定する
ダンペル型引張試験片を成形した。成形直後およ
び、40℃−95%RHの状態で60時間、120時間お
よび500時間放置後の各成形品の表面状態(ブル
ーミング性)を調べた。測定方法は東京電色
(株)の色差計TC55D型を用いL値を測定した。
結果を下記表3に示す。
【表】 参考写真2として添付した写真は、表3のブル
ーミングの程度を示すものである。シアヌル酸が
微量(0.5%)含まれていてもブルーミングが顕
著に増加することが明らかである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 シアヌル酸メラミンを含有するポリアミド樹
    脂を射出成形して難燃性ポリアミド射出成形品を
    製造する方法において、射出成形に先立ち、シア
    ヌル酸メラミンを2重量%以上含有するポリアミ
    ド樹脂を加熱下に溶融混合押出してペレツトする
    ことによつてシアヌル酸メラミンがポリアミド樹
    脂中に均一に分散された成形用ペレツトを得、該
    成形用ペレツトを用いて射出成形することを特徴
    とする成形時のプレートアウト現象や成形品のブ
    ルーミングが改善された難燃性ポリアミド射出成
    形品の製造方法。
JP1441584A 1984-01-31 1984-01-31 難燃性ポリアミド射出成形品の製造方法 Granted JPS59145126A (ja)

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