JPS643650Y2 - - Google Patents

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JPS643650Y2
JPS643650Y2 JP8702385U JP8702385U JPS643650Y2 JP S643650 Y2 JPS643650 Y2 JP S643650Y2 JP 8702385 U JP8702385 U JP 8702385U JP 8702385 U JP8702385 U JP 8702385U JP S643650 Y2 JPS643650 Y2 JP S643650Y2
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JP
Japan
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socket
nut
tightening
bolt
socket part
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JP8702385U
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JPS61201768U (ja
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、主として各種生産ラインにおけるナ
ツトあるいはボルトヘツドの自動締付装置に使用
するソケツトレンチ用のソケツトに関するもので
ある。
(従来の技術) 従来より、ナツトあるいはボルトヘツド(以下
単に「ナツト等」を略称する)の自動締付装置に
使用される例えばエアーソケツトレンチ用のソケ
ツトは、その一部を外観斜視図で表わした第7図
で示すような構成になつている。この第7図から
明らかなようにナツト等が嵌合されるソケツト部
12の端面14は、その円周方向に関して平坦に
連続する形状となつている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のように構成したソケツトを用いてナツト
等の自動締付作業を行なう場合に、上記ソケツト
部12とナツト等(図示しない)との相互の中心
線が少しでもずれていると、ソケツト部12にお
ける端面14の一部がナツト等の一部に乗り上げ
て互いに干渉し、ソケツトはこの状態のままで回
転することとなる。この結果はナツト等の締付不
足やその損傷等を招くこととなる。また、ナツト
等に対するソケツト部12の適正な嵌合状態が得
られるまでに時間がかかるため、生産ラインとし
てのサイクルタイムオーバーが生じ、極端な場合
にはラインの停止を余儀なくされるといつた問題
もある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記の問題点を解決するために次の
ように構成している。
すなわち、実施例に対応する第1図で示すよう
に、ナツトあるいはボルトヘツドに嵌合させるソ
ケツト部2の端面4を、その円周方向に沿つて一
定の範囲で切欠いている。そして、この切欠かれ
た部分とその他の部分との二箇所の境界部位のう
ち、ボルトナツト締付け時におけるソケツト部2
の回転方向に関して先行する側の境界部位にほぼ
垂直な立ち上がりの段差部4aを形成している。
(作用) 上記の構成によれば、ナツト等の締付けに際し
てこのナツト等とソケツト部2との相互の中心が
多少ずれていても、ソケツト部2の回転に伴つて
その端面4に形成されている段差部4aがナツト
等の外周面の一部に当ると、ソケツト部2の回転
力によつてナツト等にはこれをその中心方向へ押
込む力が作用する。その反力としてソケツト部2
はナツト等の外方向に向けて突き放されるような
作用を受けると同時にその回転力により、同ソケ
ツト部2はナツト等の外周に回り込むような動作
をする。この結果、ソケツト部2はナツト等に対
して自動的に整合してその締付け作業を行うこと
が可能となる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的
に説明する。
生産ラインの自動締付装置に使用されるエアー
ソケツトレンチ用のソケツトを表わした第1図〜
第3図において、ソケツト本体1の一方端部には
後述する例えば六角ナツト(あるいはボルトヘツ
ド)6の外周に嵌合させうるソケツト部2が一体
に形成されている。また、このソケツト本体1の
他端には自動締付装置における後述のナツトラン
ナー8等に対し、トルク伝達可能に結合するため
のドライブ部3が形成されている。
上記ソケツト部2の端面4はその約半周にわた
つて第2図で示す寸法tだけ切欠かれている。こ
れによつて、この寸法tだけ切欠かれた部分とそ
の他の部分との境界部位には、急な立上りをもつ
段差部4aと緩やかに連なる傾斜部4bとが形成
されている。なお、この段差部4aは第3図の矢
印Pで示すソケツト部2の回転方向に関して前記
の傾斜部4bよりも先行する側に位置している。
また、この段差部4aには同じくソケツト部2の
回転方向に関して外周側が先行するように角度α
をもたせてもよい。
上記のように構成したソケツトを、第4図で示
すように例えば所定の生産ラインにおける自動締
付装置のナツトランナー8に取付け、ワーク側の
スタツドボルト7に仮締めされているナツト6を
自動締付する場合について説明する。まず、上記
のナツトランナー8がスタツドボルト7に仮締め
されているナツト6に向つて前進することで、ソ
ケツト本体1のソケツト部2がナツト6の外周に
嵌合し上記のボルト7に対するナツト6の自動締
付が開始される。
このときの上記ソケツト部2をナツト6との関
係を、このソケツト部2の端面4側からみた第5
図のA〜Cによつて詳細にみてみると、いまソケ
ツト部2の中心線L1とナツト6の中心線L2と
が第5図のAで示すようにずれているものとする
と、ソケツト部2の端面4とナツト6とは互いの
一部Xが干渉した状態にあり、この状態でソケツ
ト部2が矢印P方向に連続回転している。このソ
ケツト部2の回転に伴い、その端面4に形成され
ている前記の段差部4aが第5図のBで示すよう
にナツト6の外周の一部に当たると、ソケツト部
2はその中心線L1がナツト6の中心線L2に整
合する方向の作用力を受ける。
すなわち、第5図のBの一部を拡大して表した
第6図からも明らかなように、前記ソケツト部2
の段差部4aがナツト6の外周面の一部に当る
と、この当接箇所にはソケツト部2の回転に伴う
力Fが作用する。そして、この力Fの分力F1は
ナツト6をその中心方向へ押込むように作用す
る。このとき、ソケツト部2は前記分力F1の反
力によつてナツト6の外方向に向けて突き放され
るような作用を受ける。しかも、ソケツト部2は
常に矢印P方向に回転しているため、その回転力
と前記の反力とにより、ナツト6の外周に回り込
むような動作をする。この結果、ソケツト部2は
ナツト6に対して自動的に整合されるのである。
上記のソケツト部2がこのような作用力を受け
つつ矢印P方向への回転を続けると、やがてその
中心線L1とナツト6の中心線L2とが第5図の
Cで示すように整合し、ソケツト部2はナツト6
の外周に嵌合してこのナツト6の締付がなされ
る。このように、ソケツト部2の中心線L1とナ
ツト6の中心線L2とがずれている場合でもこれ
を自動的に整合させて、ナツト6に対してソケツ
ト部2を早く確実に嵌合させることができる。
なお、上述した自動締付作業の例はスタツドボ
ルト7に対するナツト6の締付について説明した
が、このナツト6に代えてボルトヘツドを締付る
場合でも上記と同様の機能を果し得ることはいう
までもない。
(考案の効果) 本考案は、ナツト等の締付けに際してこのナツ
ト等とソケツト部との相互の中心が多少ずれてい
る場合、ソケツト部の回転に伴つてその端面の段
差部がナツト等の外周面の一部に当ると、ソケツ
ト部にはナツト等の外方向に向けて突き放される
ような反力が作用するとともに、その回転力によ
つて同ソケツト部はナツト等の外周に回り込むよ
うな動作をするため、このソケツト部はナツト等
に対して自動的に整合してその締付け作業を行う
ことができ、各種生産ラインの生産性の向上なら
びに品質の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図A〜Cは本考案の実施例を示
し、第1図はソケツトレンチ用ソケツトの一部を
破断して表わした外観斜視図、第2図はソケツト
の一部を表わした正面図、第3図は第2図の平面
図、第4図はソケツトを自動締付装置に用いた状
態を表わした正面図、第5図のA〜Cはナツト等
に対するソケツト部の自動調芯機能を表わすため
にこのナツト等とソケツト部との関係をソケツト
部の端面側からみたそれぞれの平面図、第6図は
第5図のBの一部を拡大して表した平面図であ
る。第7図は従来のソケツトレンチ用ソケツトの
一部を表わした外観斜視図である。 2……ソケツト部、4……ソケツト部の端面、
4a……端面の段差部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ナツトあるいはボルトヘツドに嵌合させるソケ
    ツト部の端面を、その円周方向に沿つて一定の範
    囲で切欠き、この切欠かれた部分とその他の部分
    との二箇所の境界部位のうち、ボルトナツト締付
    け時におけるソケツト部の回転方向に関して先行
    する側の境界部位にほぼ垂直な立ち上がりの段差
    部を形成したソケツトレンチ用のソケツト。
JP8702385U 1985-06-10 1985-06-10 Expired JPS643650Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8702385U JPS643650Y2 (ja) 1985-06-10 1985-06-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8702385U JPS643650Y2 (ja) 1985-06-10 1985-06-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61201768U JPS61201768U (ja) 1986-12-18
JPS643650Y2 true JPS643650Y2 (ja) 1989-01-31

Family

ID=30638861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8702385U Expired JPS643650Y2 (ja) 1985-06-10 1985-06-10

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS643650Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61201768U (ja) 1986-12-18

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